石井館長も参戦! 吉松育美さんストーカー問題の裏でうごめく“闇の格闘技人脈”とは

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『空手超バカ一代』(文藝春秋)
 日本人初のミス・インターナショナルに選ばれた吉松育美さんが、大手芸能プロ「ケイダッシュ」幹部の谷口元一氏にストーカーまがいの脅しをかけられた騒動。これに、「K-1」でおなじみの石井教義(和義から改名)館長が参戦した。  館長は先月下旬、ZAKZAKで連載中の「石井館長の魁!人生塾」で、騒動について言及。吉松さんが昨年12月16日に東京・有楽町の外国特派員協会で会見を開き「大手芸能事務所の幹部から事務所への所属を執拗に求められ、ストーカー被害を受けている」と述べたことに対し、次のように反論した。 「(吉松さんが)優勝するとすぐ『世界大会の前に出会った』というM氏が登場し、吉松さんは突然『独立したい』と言い出したのです。理由は『世界舞台で活躍したい。そのパートナーは愛するM氏』の一点張りであります。彼女の将来を心配して考え直すように説得しましたが、彼女の決意は変わりませんでした。彼女は契約中の身。どう考えても、自分中心の身勝手な申し出ですが、所属事務所は彼女のワガママを許しました」  ここで登場するM氏とは反核活動家のマット・テイラー氏で、谷口氏とは金銭トラブルも起こしている。それを踏まえ、石井館長は「結論から申しますと、今回の件は、吉松さんのパートナーである米国人のM氏が、自身が抱えた芸能事務所幹部との金銭トラブルと、吉松さんの所属事務所からの独立問題を、なんとか正当化しようとしたことで起こったものであります。吉松さんは、この幹部から『ストーカーに遭っている』と主張されていますが、事実と異なります。彼が追いかけているのは、東京地裁での裁判で債権1000万円が確定したにも関わらず、支払わずに逃げ隠れしている債務者M氏です。彼がM氏の居所を探し回ったことが、M氏と日夜行動を共にしている吉松さんへのストーカー行為にすり替わったのです」と持論を展開した。  さらに、吉松さんに対しても「外国人記者クラブやマスコミを利用して嘘をつき、自分たちの行いを正当化しようとする行為は、世界代表の『公人』となった吉松さんの栄誉を汚すことで、許されるものではありません」と断罪している。  なぜ石井館長がここまで……とお思いの人も多いだろうが、舞台裏を知る人物いわく「今回の騒動で谷口さん側についている“ある人物”に頼まれ、擁護に回ったそうです。マット氏の後ろにいる人物とは浅からぬ因縁もあるとか。要するに、谷口さんと吉松さんは担ぎ出されただけで、2人のバックでは格闘技界でよくその名を聞くコワモテたちが代理戦争を繰り広げているんです」。  格闘技人脈の中には、その筋に精通している者も多い。 「マスコミが報じないのも谷口氏を恐れているのではなく、騒動が拡大しすぎて、次から次へと裏社会の住人が“参戦”したことにビビっているんです。報じる側も命がけ。割に合わないということでしょう」とは週刊誌記者。  全真相が表に出る日は来るのか――。

一番ダークなスポーツは野球!? 切っても切れないスポーツと闇社会

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『野球賭博と八百長はなぜ、なくなら
ないのか』
(ベストセラーズ)。
──西武ライオンズの若きエース・涌井秀章選手が、自身の所属するエージェントと裁判沙汰になっていることが報じられたが、そこで問題になっているのは、涌井とエージェントをつないだ元暴力団員の存在。比較的少なくなってきてはいるが、ほかにもコワモテとアスリートのつながりは指摘されている──。  日本中の注目を集め、莫大な年俸を稼ぐプロアスリート。彼らの活動を支えるのは、それぞれが所属するチームやスポンサー企業だが、そのほかにも公私にわたって彼らの面倒を見るグレーゾーンの後援者たちがいることはよく知られている。そして彼らが時に、裏社会の人脈につながっているケースも少なくない。  典型的なのが、ここ数年で野球賭博や八百長といったスキャンダルが立て続けに発覚した大相撲だろう。  本誌3月号でも詳しく解説しているが、もともと相撲界には食事から"女"まで、かなりの部分をタニマチに頼る「ごっつぁん体質」がはびこっており、ご祝儀などの名目で、力士の小遣いから日々の飲み食い、さらに地方興行では各部屋の宿泊所から稽古場まで、地元の有力者が面倒を見るといった構造が出来上がっている。そこには裏社会の住人たちが付け入るスキが、いくらでもあった。  一連のスキャンダルによって、こうした構造の問題点が浮き彫りになったわけだが、大相撲のスキャンダルはスポーツ界全体にも衝撃を与えており、どの競技団体も、少なくとも表面上は、タニマチを名乗る暴力団関係者などの裏社会との関係には神経質になっているようだ。 「かつてはスポーツ興行に暴力団が介在していた時代が、確かにありました。ただ現在は競技団体やチームのコンプライアンス上、簡単には許されなくなっている。選手個人も彼らと付き合うことのデメリットを理解するようになっており、『ヤクザをバックに持っても、ロクなことはない』という若い世代の選手も増えてきています」(スポーツジャーナリスト)  一時期は、裏社会とは兄弟分のような付き合いをする豪快な選手がゴロゴロいたプロ野球界も、すっかり様変わりした。 「球界入りするルーキーは、NPB(日本野球機構)の新人研修などでも口を酸っぱくして暴力団との接点を注意されるし、球界のドンこと読売ジャイアンツの渡邉恒雄や楽天イーグルスの三木谷浩史といった実質的な球団トップからも『(暴力団が集まる)怪しい会合には、絶対に顔を出すな』と厳しい通達が出ているそうです」(スポーツ紙記者)  かつては「ヤクザ以上にヤクザっぽい」といわれた江夏豊や張本勲、東尾修といったレジェンド・クラスから、コワモテが絡んだ車庫トバシ(違法に車庫を確保すること)に関係していた篠塚和典、暴力団組長との飲み会写真が流出し登板日漏洩疑惑も囁かれた桑田真澄など、裏社会との関係が報じられた選手は枚挙にいとまがない。 「ここ数年だと、2004年に発覚した元中日ドラゴンズの立浪和義が起こした女性トラブルに、現役の暴力団幹部が乗り出してきたという醜聞が目立つ程度。現役選手では、ほとんど聞かなくなりました。ただ『食肉の帝王』の異名を取ったハンナンの浅田満会長と関係があった現楽天監督の星野仙一など、監督・コーチクラスには、裏社会との接点がある人物はゴロゴロ残っています」(同) ■芸能プロが入り込む スポーツ界のユルさ  もっとも、表立っての交際がなくなっただけで、現在も裏社会との交流は形を変えて続いているとの指摘もある。 「人気球団のスター選手は、芸能プロやマネジメント会社と契約するケースが増えており、怪しげなタニマチは減っている。ただ、そのマネジメント会社や芸能プロが裏社会につながっている場合も少なくない。例えば日ハムのダルビッシュ有や阪神の金本知憲が所属するエイベックスにしても、社長の松浦勝人には暴力団員を同席させて株主を監禁・脅迫したという疑惑が報じられていますからね」(芸能プロ関係者)  その意味で、現在のプロ野球界で最も注目を集めているのが、西武ライオンズのエース・涌井秀章投手に関するスキャンダルだろう。  これは、写真週刊誌「フライデー」(講談社/11年7月15日号)が報じたもので、表面上は涌井の個人事務所が契約していたマネジメント会社「スピードエージェンシー」(「フライデー」ではイニシャル)とのトラブルだが、実際は、涌井のプライベートに食い込んでいる元暴力団組員・Kとの関係に球団側が難色を示したことがトラブルになったきっかけだという。 「スピード社も実質的にKの会社といわれていますからね。涌井も球団の手前、一応はビジネス上の関係を解消する方向で動いていますが、先日、熱愛を公表したフリーアナ・杉崎美香を紹介したのもKといわれており、今後もプライベートでの関係は続きそうです」(前出・スポーツ紙記者)  多くのスポーツ興行に絡んできたKの経歴は当特集【2】を参照してもらうとして、その人脈は水泳の金メダリスト・北島康介や、ロッテからメジャーに移籍した西岡剛選手など多岐に及んでおり、今後の動向が注目されている。  同様に注目を集めているのが、野球評論家の清原和博や日本ハムの中田翔、テニスのクルム伊達公子や格闘家の山本"KID"徳郁、プロゴルファーの加賀崎航太といった有名選手を筆頭に、バスケ、スノーボードなど50人以上の選手が所属するスポーツマネジメント会社「JSM」だ。  JSMはパチンコ・パチスロの大手販売会社「フィールズ」のスポーツマネジメント部門。フィールズのトップは、あの押尾学の庇護者としても名前の挙がった山本俊英会長である。 「山本会長は以前から、元横綱の千代の富士(現・九重親方)や、その弟子で元大関の千代大海(現・年寄佐ノ山)の後見人として知られていますが、現在のプロスポーツ界では"最大のタニマチ"といえる存在です。ただJSMは選手を抱えすぎて、ほとんど商売にはなっておらず、近いうちに金になりそうな数名の選手を残して縮小するともっぱらです。清原だけは、山本会長のポケットマネーで個人事務所を作るともいわれています」(前出・スポーツジャーナリスト)
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