「まだ紅白に出るつもりか」和田アキ子、フェス出演の“話題作り”が必死すぎ!

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 歌手の和田アキ子が、相次いでロックフェスティバルに出演する。まず、29日に宮城・仙台で開催される「ARABAKI ROCK FEST.」で、サンボマスターのステージにゲスト出演。さらに7月16日には北海道・岩見沢の「JOIN ALIVE」、8月21日に千葉・幕張の「サマーソニック」に出演する。  昨年、おととしと、氣志團が主催するフェス「氣志團万博」に出演したことがある和田だが、ここにきて立て続けに3つのロックフェスに出演するのには理由がある。 「言うまでもありませんが、紅白出場へ向けての話題作りでしょう。和田の芸能活動といえば、『アッコにおまかせ!』(TBS系)のMCぐらい。いまや彼女の本業が歌手だなんて、誰も思ってませんよね。もっとも定期的に新曲をリリースしていますが、タイアップをつけても鳴かず飛ばず。一説には“1,000枚を売るのがやっと”などといわれています。紅白のシーズンになるたびに、“ヒット曲もないのに、なぜ選ばれるのか”と批判を浴びていますからね」(スポーツ紙記者)  もはや、どう転んでもヒット曲など生み出せそうにない和田が、紅白出場のための窮余の策が音楽好きへ向けた話題作りというわけだ。 「単に世間の耳目を集めるのではなく、フェスに集まるような音楽好きの若者にアピールすることで、ヒットはしなくても音楽的なクオリティーは高いという言い訳ができますからね。そこらへんの戦略は周到です」(同)  実際、昨年11月にはアルバム『WADASOUL』(ユニバーサルミュージック)を発表したが、これは音楽制作プロダクション『onepeace』とアーティストのMatt Cabの主導によるもので、従来の和田のファンというよりも、よりマニアックな音楽ファンに向けたもの。このときはプロモーションを兼ねて、Twitterまで始めて話題作りに励んだ。 「従来の路線のまま売れない新曲を出し続けるよりも、異ジャンルのクリエーターとコラボしたほうがヒットはしないまでも話題にはなる、ということを学んだのでしょう。少なくとも音楽活動をしていることを世間にアピールできました。今回のフェス出演も、そうしたアピールの一環なわけです。歌手とは名ばかりの和田にとって、紅白出場はアイデンティティーのようなもの。特に来年は、デビュー50周年を迎える一年だけに、それまでは何がなんでも紅白の出場記録を途切れさせたくないはずです」(同)  紅白出場にかける並々ならぬ執念には恐れ入るが、50周年を迎えた暁には、一定の区切りで紅白を卒業した北島三郎や森進一のように、潔い引き際を期待したい。

鳥取「がいな音楽祭」はなぜコケた? 地方フェス開催の難しさとは

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がいな音楽祭公式サイトより
 鳥取・米子コンベンションセンターで11月1日に開催を予定していた「がいな音楽祭」が、10月28日に突然の公演延期を発表し、大きな話題となっている。同イベントには、元AKB48の板野友美やギタリストのマーティ・フリードマン、アイドルブループの仮面女子などが出演する予定だったが、開催直前まで全出演者が発表されず、スケジュールも告知されていなかったため、開催を危ぶむ声も多かった。  地方での音楽イベントが中止となったケースは、ほかにもある。2013年8月には福井・水晶浜にて開催予定だった「美浜CRYSTAL BEACH SOUND 2013」が、同年9月には愛知・蒲郡市にて開催予定だった「蒲郡ロックフェス」が相次いで中止となった。今年は、6月に沖縄・宮古島市の「ミヤコ・アイランド・ロック・フェスティバル2015」や、福岡・宗像市の神湊海水浴場で9月12・13日に開催予定だった「World Heritage Munakata2015」が中止となっている。開催中止には至らなかったものの、ももいろクローバーZが10月31日に福岡県・太宰府にて行った「男祭り」(男性限定コンサート)に対し、地元の女性団体などから抗議の声が上がったことも記憶に新しい。  地方フェスが開催直前で頓挫する理由について、イベント関係者は次のように述べている。 「地方フェスが開催中止となるケースは、大きく分けて3つあります。1つはインフラの問題を解決できず、多くの観客を動員するのが難しいと判断された場合。開催中止の理由として、伊良部大橋の開通で観光客が増加し、航空座席の準備が困難になったこと、スカイマークの那覇-宮古線撤退を挙げた宮古島市の『ミヤコ・アイランド・ロック・フェスティバル2015』のケースがこれに当たります」  しかし、同イベントは過去10回成功している上、中止のアナウンスをするのも開催の3カ月前と早く、主催者側の対応も誠意のあるものだったため、強く非難されることはなかったという。 「2つ目は、地方自治体や地元の団体との交渉がうまくいかなかった場合。音楽フェスティバルの開催は地方にとって、町おこしの一環としても注目されていますが、豊富なノウハウを蓄えたライブハウスでイベントを行うわけではないため、予想外の反発に合うこともあります。ももクロのライブはスターダストプロモーションが行っているもので、興行としてはしっかりとしていますが、今回は太宰府天満宮や太宰府市なども協力する公の記念行事だったため、男性限定ライブとしたことに対し、市民団体から『男女共同参画推進条例違反だ』との抗議が寄せられました。男性限定ライブはももクロが以前より行ってきた人気イベントだったこともあり、主催者の配慮が欠けてしまったのかもしれません」(同)  ももクロのケースは、今後の興行のあり方を考える上でも示唆に富んだものであり、ある意味ではいい前例を作ったともいえそうだ。  問題となるのは、3つ目のケースだ。 「最も非難の対象となるのは、今回の『がいな音楽祭』のように、明らかに運営能力が欠如しているにもかかわらず、イベントを開催しようとして失敗するケースです。昨今は音楽フェスティバルがブームとなっていることもあり、多くの地方で似たようなイベントが開催されていますが、そもそもイベントを成功させるのは難しいことです。ミュージシャンに出演オファーをかけるには、音楽業界や芸能界のルールを熟知し、業界内の微妙なパワーバランスを読む必要がありますし、オファー側にも相応の信頼がなくては成り立ちません。また、会場の設営や来場者に対するケアにも、膨大なノウハウが必要です。地方で開催するにはその土地の人々の了承を得る必要もありますし、そこには高度な調整能力が求められます。もちろん、音楽シーンへの造詣が深いのは当たり前で、単に有名人を寄せ集めればそれでよい、というものでもありません。明確なコンセプトがなければ、数多くのフェスが開催されている中で、音楽ファンの心をつかむのは不可能です。音楽フェスビジネスは、失敗すれば大きな損失が生まれるものなので、ブームだからといって素人が簡単に手を出すべきものではないですね」(同)  青森の『夏の魔物』や香川の『MONSTER baSH』など、そのフェスならではの特色を打ち出し、うまく成功している地方フェスもあるが、素人がこれから参入するには、その壁は高そうだ。 (文=山下祐介)

「“伝説”ウドーフェスの悪夢再び!?」海外大物出演の野外フェス「TOKYO ROCKS」に心配の声

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『TOKYO ROCKS 2013』HP
 先日発表されたMr.Childrenらが出演する野外フェス「ap bank fes」中止の報は、音楽業界にショックを与えた。日本の音楽界を支えてきた野外フェスの運営に変調が見られるとの意見も出ているが、5月にさらなる「爆弾」が炸裂する可能性があるという。 「5月11日、12日に東京・味の素スタジアムで開催予定の『TOKYO ROCKS』なる音楽イベントのチケットが、今ひとつ売れていないのです。ブラーやマイ・ブラッディ・バレンタインなど90年代の洋楽好きには大変に人気のあるバンドが出演予定ですが、『5万人収容の味の素スタジアムでは、さすがに会場が大きすぎる』との評判は当初より出ていました。しかし、運営者側はそうした危惧をはねのけ、3月16日に一般チケット販売を強行しましたが、まだ1,000枚単位でしかさばけていないそうです。このままチケットの売れ行きが伸びなければ、運営者の負債も大きくなるため、開催自体が厳しいのではないか」(レコード会社関係者)  「TOKYO ROCKS」の運営者には、TOKYO FMなど大手メディア会社も名を連ねているが、中心を担うのはプロデューサーの矢野貴志氏が率いる「FAEC」というモバイルコンテンツ会社。前身のフェス「ROCKS TOKYO」でノウハウを蓄えたものとみられるが、今回のフェス開催には「危なっかしい」との声も出ているようだ。 「海外のアーティストを招聘する場合、高額なギャランティを保証するために、運営側は中止等に備えて保険に加入するのが一般的です。天候リスクの高い興行や、運営側に実績が乏しい場合は保険料も高額に上るが、チケットが売れなくて中止になった場合は補填されないのが一般的。そうした場合は、アーティスト側へのキャンセル料支払いが問題となります」(イベント関係者)  こうした騒動を受け、音楽ファンの中には2006年に鳴物入りで開催されたものの“伝説的な不入り”に泣いた「ウドー・ミュージック・フェスティバル」の再来になるのでは、と心配する声も少なくない。また、野外フェス自体が「曲がり角」に来ているとの見方も出ている。 「中国地方最大の野外フェス『SETSTOCK』も観客動員数の低迷から昨年限りで中止になりました。エイベックスも『a-nation』の全国展開を取りやめましたし、地方のフェスは低調傾向にあります。それに代わって台頭しているのが、『テレビ朝日ドリームフェスティバル』のような放送局系のイベント。独立系のイベンターに比べて資本力があることと、音楽番組との相乗効果が見込めることから今後も増えそうですね」(前出・イベント関係者)  老舗の部類に入るフジロック、サマーソニック、ロックインジャパンフェスあたりは集客も安定しているという。ただしサマーソニックに関しては、高額の会場使用料の支払いに窮しているとの情報もある。いずれにしても、今年の夏フェスが波乱含みであることは間違いなさそうだ。 (文=道下幸恵)

「茂みの奥からガサガサと……?」夏フェスを騒がせる困ったちゃんたち

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年々、集客がキビシくなってきている
フジロック。今年はどうなる!?
 7月29日~31日、日本最大級の野外フェスティバル「フジロックフェスティバル'11」が開催される。これから9月にかけてが、いわゆる「夏フェス」シーズンだ。大自然の中で楽しく音楽を聴くというなんとも素晴らしいイベントなわけだが、毎年、主催者や運営者を困らせるオーディエンスが後を絶たないのも事実。某フェスのキャンプサイト運営者に話を聞いた。 「僕の持ち場は"キャンプのお悩み相談所"だったんですが、深夜に突然、ハイヒールにミニスカートの、フェスらしからぬ格好をした美女が現れたんです。彼女はほぼ手ぶら状態で、『わたしの泊まるテントどこ~?』と一言。そもそもキャンプサイトはテントや寝袋持参で泊まる場所なので、レンタルのキャンプ道具などは準備していないんです。深夜ということもあり、仕方がないので寝袋代わりに梱包用のエアパッキンを渡し、緊急用に建てた避難用テントに泊まってもらったんですが、さすがにあきれてしまいましたよ。また、解放感からか泥酔する輩も多く、自分のテントに知らない人が寝ていた、っていうことなんかもザラにありますね」  観客の中にはテントも立てられないようなキャンプ初心者も多く、毎年相談所では手を焼かせているようだ。だが、事件はキャンプサイトだけで起きているのではない。ステージ前でもありえない出来事と遭遇することもある。 「人気アーティストの出番で、ステージ前方は身動きが取れないほどのすし詰め状態でした。そんな中、僕の足に生温かい液体がかかる感触が! 後ろから何かかけられているようなんですが、飲み物ではなさそうだし、どうやらおしっこだったみたいで。確か、後ろにいたのは若い女の子のはずでしたが......」(フェス好きの会社員)  トイレに行きたくても人ごみから出ることもかなわず、どうしようもなく放尿してしまったのだろうか。また、伝説のロックフェス「ウッドストック」を彷彿とさせるようなラブ&ピースなエピソードも。 「フェスの会場内に流れる川で遊んでたんだけど、人がいっぱいだったからちょっと下流の方まで歩いていったんだよね。人がいなくなって、こりゃいいやって泳いでいたら、向こうの茂みがガサガサ揺れてて、なんか艶めかしい息づかいが聞こえてくる。何だろうと思ってよく見たら、男女ふたりがよろしくヤッてたんだよ! まさか人が来るとは思ってなかったんだろうね。2人と思い切り目が合っちゃって気まずいのなんの! ちなみに騎乗位でした」(某雑誌編集者)  この他、隣で踊っていた人からもらったラムネが実はいけないおクスリで、知らぬ間にバキバキにキマってしまった、などなどトンデモエピソードを挙げればキリがない。  何万人もの人が集まるからこそ、いろいろな物語も生まれる。楽しい出来事ならウェルカムだが、ケガや他人の迷惑になる行為はなにがなんでも避けたい。夏フェスを謳歌するもいいが、ハジケすぎには要注意! 
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フジロック「出演拒否」騒動の制服向上委員会 実は公式オファーなかった……

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制服向上委員会オフィシャルサイト
 7月29日~31日に新潟県の苗場で開催される「フジロックフェスティバル'11」に関してここ数日、騒動が巻き起こっていた。フジロックに出演予定だったというアイドルグループ「制服向上委員会」が反原発ソングを歌っていることを理由に出演を取り消されたというのだ。  この騒動の発端となったのは、7月20日、制服向上委員会のリーダーである橋本美香がツイッター上でつぶやいたこの発言だった。 「フジロックに出演が決定していました。ですが、フジロックのスポンサーのひとつである大手企業の反対により『ステージ上で脱原発の歌は歌えない』との事で、出演出来なくなってしまいました。心待ちにして下さったみなさまごめんなさい。そして悔しい。橋本美香」  これに対しネットでは大きな反響が起こり、当初は「フジロッ糞だな」「ロックの魂は死んだ」「スポンサーの大手企業ってどこだよ!?」「今年はフジロックに行くの自粛します」など、主にフジロックの運営側に対する批判が高まっていたのだが、他の出演者から「そのような制限は何も言われていない」との声が上がったり、そもそもフジロックの公式サイトに出演アーティストとして「制服向上委員会」の名前が出ていなかったことなどから、徐々にこの発言の真偽自体に疑問の声が寄せられるようになっていた。 「今回のフジロックでは脱原発イベント『アトミック・カフェ・フェスティバル』が開催されることが既に発表されており、そこには反原発ソング『ずっとウソだった』を自らYouTubeにアップしたことで話題となった斉藤和義らの出演も決定しています。そんな中で制服向上委員会だけが反原発ソングを理由に出演取り消しになるということは考えられないでしょう」(音楽ライター)  この騒動に対し22日、制服向上委員会の公式サイト上に謝罪文が掲載されたのだが、「関係者へのご迷惑とファンの方へ不快感を与えた事について、深くお詫び申し上げます」と抽象的な表現をするにとどまり、結局一連の騒動はなんだったのかはうやむやのままだ。  前出の音楽ライターによると、やはりフジロック側が制服向上委員会に出演オファーをしたという事実はまったくなかったようだという。ではなぜ「フジロックに出演が決定していました」との発言が飛び出したのだろうか。 「実は、今回のフジロックに出演する某バンドと制服向上委員会の事務所との間で、そのバンドの出演時間中に飛び入りで制服向上委員会をステージに上げ、反原発ソング『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』を歌わせちゃおう、という話が進んでいたようです。時期が時期だけに実現すれば話題にはなったんでしょうが、さすがに出演することになっていないアイドルを勝手にステージに上げるというのはバンド側にもリスクが大きく、最終的にバンド側との交渉が決裂して、制服向上委員会のフジロック飛び入り計画は失敗してしまったということです」(音楽ライター)  結局のところ今回の騒動は「バンド側から飛び入りを断られた」のを制服向上委員会のメンバーが「フジロックから断られた」と思い込み、ツイートしてしまったのが原因だったようだ。反原発ソングのおかげでせっかく注目度が高まっていた制服向上委員会だが、今回の過剰な売名行為とも取られかねない騒動によって、今後の活動はどうなっていくのだろうか。
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チャリティーの一方で相次ぐ海外アーティストの来日キャンセル 洋楽業界は存亡の危機

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SUMMER SONIC2011公式HPより
 海外アーティストの「日本公演」回避の動きが強まっている。ジャネット・ジャクソン、ケシャがそれぞれの来日公演を延期したほか、ニーヨの一部公演も中止。今後も、R&B/ヒップホップ系のイベント「スプリングルーヴ」をはじめ、4月半ばまでの公演の大半がキャンセルされる事態となっている。 「開催中止・延期に際しては、被災地への配慮という理由が掲げられています。しかし一番の理由は、海外アーティストの間で、放射能汚染に対する恐怖心が広がっていることでしょう。菜食主義者でもあるジャネットやケシャは環境保護活動に熱心で、放射能に対する恐れは人一番強いですからね。4月のイベント中止も、電気供給の問題もさることながら、出演予定者からのキャンセル続出が一番の理由だと伝わっています」(レコード会社関係者)  こうした背景には、福島第一原発事故の詳細が海外メディアで大々的に報道されていることもある。その結果、8月に予定されている「サマーソニック」の開催を危ぶむ声も。 「主催のクリエイティブマンプロダクションは『スプリングル―ヴ』『パンクスプリング』の中止で打撃を受けている上に、海外アーティストの日本回避の動きが止まらないのです。今年のサマソニにはレッドホットチリペッパーズやストロークスなどが出演を予定していますが、すべてのアーティストが出演するとは考えにくい。開催にこぎつけたとしても、海外勢の穴を埋めるべく、日本人中心のラインナップが組み直される可能性もあります」(前出の関係者)  一連の動きに対して「日本の洋楽市場にとって存亡の危機」と訴えるのは、ある洋楽担当プロモーターだ。 「ここ数年、『チケットが売れない』『小さい場所でしか出来ないならやっても仕方ない』などの理由で、海外アーティストの"日本飛ばし"が進んでいます。大きな会場を埋められるのはマドンナクラスのビッグアーティストだけで、中堅バンドは本国よりも数段小さな会場でやらざるを得ない状態ですからね。香港公演はあるのに東京公演がないなどのケースも増えており、今回の原発事故をきっかけに、そうした流れが強まることを危惧します」  海外ではU2やリアーナらがチャリティーCDを制作するなど、復興支援の輪が広がっている。洋楽文化の灯を消さないためにも、原発事故が収束に向かい、彼らの来日公演がスムーズに行われるよう期待したい。 (文=外場林太郎)
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「夏フェスはどうなる!?」相次ぐコンサート中止で音楽業界が迎える正念場

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『GO FES!2011』公式サイ
トより
 東北地方太平洋沖地震は音楽業界にも大きな影響を及ぼしている。小売店への流通経路確保が難しくなったことから、各社が3月後半予定だったCDを販売延期にしたほか、各種コンサート、イベントの中止も相次いだ。 「大震災直後から、電力が確保できない、交通網の混乱で客足が読めない、などの理由で、関東圏ではほとんどのコンサート興行がストップした状態です。AKB48の横浜アリーナ公演が中止となったほか、大型フェスティバルについても今週末予定だった『GO FES!』、4月に予定されていた『PUNKSPRING』『SPRINGROOVE』の中止が発表されました。現時点では、フジロックその他の夏フェスは開催予定と告知されたままですが、今後の見通しは不透明です」(イベント会社関係者)  CDの売れ行き低下と、音楽配信の伸び悩みで、コンサート興行は音楽業界で唯一の成長分野となっている。そのため、このような状況が長引くと、音楽業界自体の停滞につながりかねないとの見方も。 「近年、多くのバンドや歌手がコンサート中心に活動予定を組んでいますから、年間計画の変更は必至でしょう。また、大型イベントやフェスティバルは、各興行会社にとって経営の生命線となっています。もちろん、開催できない場合にそなえて各社は保険も掛けてはいますが、中止すれば手元資金の不足が生じかねず、海外アーティストの招へいを控えるなどの動きが広がる懸念もあります」(前出の関係者)  他方、GACKTが義援金を呼び掛ける基金「SHOW YOUR HEART」を設立するなど、ミュージシャンによる被災者支援の動きは広がっている。各レコード会社、興行会社の間では、大規模なチャリティーコンサートの開催構想も持ち上がっており、西日本を中心に開催地探しも行われている模様だ。 「今年はCDの売れ行き、コンサート動員ともに前年比割れは確実ですが、チャリティーコンサートなどの動きが広がれば、音楽界の活性化にもつながります。企画をまとめる各社のプロデューサーの手腕にかかっている面は大きいでしょう」(レーベル関係者)  ビジネス的には厳しい時期だが、社会貢献などで活動の余地が大いにある現在の音楽業界。ミュージシャンだけでなく、各社スタッフの奮起にも期待したい。 (文=端下義人)
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「サマソニも客席ガラガラ」夏フェス動員にも陰り、どうなる音楽業界

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08年のフジロック
 ここ数年、音楽業界における一大トピックとなっている夏フェス。今年も日本全国で夏フェスが開催されたが、今年は「観客動員数が例年になく落ち込んだ」との声が上がっている。 「記録的な猛暑の影響もあったのか、チケットの売れ行きが伸び悩みました。特に落ち込みがひどかったのが、4大フェスの一角に挙げられるサマーソニックです。スティービー・ワンダーやジェイZなどの海外の大物を招へいしたものの、観客席はガラガラに近い状態で、大幅な赤字を出したのではないか? との推測が流れています」(レーベル関係者)  他のフェスについても、邦楽主体のフェスは比較的堅調であったが、洋楽をメインにしたフェスでは全盛期に比べて落ち込みが目立ったようだ。 「夏フェスの代名詞とも言えるフジロックにも、かつての勢いはありません。洋楽主体のフェスを支えてきた30代を中心とするミドルエイジ層の"フェス離れ"が顕著になってきました。暑すぎるという気候条件に加え、"夏フェスに行く"というライフスタイル自体が飽きられてる面もあります」(音楽雑誌編集者)  そんな中、夏フェスを重要なプロモーションの場ととらえてきたバンドや歌手の間で、「脱・夏フェス」を模索する動きも出ているという。 「地方の夏フェスでは、収支の悪化にともない、運営関係者の中で内紛が起きたりするケースも出始めています。今後、フェスの数自体が減っていくと見られる中、大物バンドの中にはフェスへの出演を控えたり、フェスの開催時期にあえて自前の全国ツアー行う例も目立ってきました。これはフェスの出演料の相場が年々下がっており、出演しても十分な対価が得られないことも一因です」(先のレーベル関係者)  もっとも、CDの売れ行きが減少し続け、音楽ダウンロードの頭打ちが顕在化する中、新たな収益源を見つけられていないのが音楽業界の現状だ。そのため、各レコード会社やマネジメント事務所ではスタッフの人員を減らしたり、バンドの契約自体を見直すなどのリストラが進んでいるという。 「ロックバンドの場合、事務所から払われる給与が数万円ということも多く、日本全国のライブハウスを回って"日銭"を稼がなければ食べていけません。その際は帯同するマネジャーも居なくて、バンドメンバーが交代で機材車の運転手を務めるなど、わりと有名なバンドでも大変な生活を送っていますよ」(先のレーベル関係者)  小室サウンドが栄華を誇った90年代をピークに落ち込みを続ける音楽業界。頼みの「夏フェス」ブームも失速し、長いトンネルを抜けるのは当分先のようだ。 (文=山下道也)
Festival Trip Vol.3 たしかに増えすぎた感はある。 amazon_associate_logo.jpg
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オタク系ライブの方が盛り上がる!? シーズン突入間近な夏フェス、不振の原因はアーティストのせいなのか

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08年のフジロック。
──「日刊サイゾー」で話題のあの記事をただ読む以上に、さらなる知識を知りたいそんなアナタのために、話が100倍(当社比)膨らむ" プレミアム"な記事をサイゾー目線で厳選レビュー!  日々強まる日差しにひたひたと近づく夏の予感。はやる気持ちを抑えきれず学校や職場では早くも夏休みの予定が話題にあがっていることでしょう。そんな夏休みの過ごし方で近年、定番となったのが「夏フェス」。10年ほど前から日本各地でサマソニ、ロック・イン・ジャパン、フジロックにライジングサン......と、まさに音楽業界の書き入れ時といわんばかりに夏の音楽フェスティバルが乱立しまくっているのはもはや周知の事実です。  一方で、今年の3月に成り物入りでぶちあげられた春の新フェス「GO! FES」は会場がびっくりするほどガラガラだったということで話題に。読者諸氏の中には「『GO! FES』の惨状は着うた系アーティストばっかりで本当のロックファンの琴線に触れなかったのが原因。夏フェスは豪華洋楽アーティストが大挙来日するから満員御礼間違いなし!!」と思っている方も多いでしょう。しかし、今年は洋楽不振や大物招致の資金不足などの問題が山積していることは日刊サイゾーでお伝えした通り。「限りある予算で夏フェスに呼べるのなんてファンキーモンキーベイビーズぐらいしかいないよ~!」と音楽業界が四苦八苦している、かどうかはわからないが、今年の夏フェスにはますます期待できないかも......。  そんなお寒い状況の夏フェスですが、実はその衰退は以前から囁かれていたもの。「広告としてアーティストを出すだけ」「やたらと高いチケットが全然売れない」「日本の音楽フェスティバルは洋楽アーティストになめられている」──など挙げ始めたらきりがないイヤ~な噂の数々。何も知らずに大金払って行く前に、まずは夏フェスの裏側をこっそりのぞいちゃってる"プレミアム"な関連記事を一読していただくことをおススメします。ここぞとばかりに甘い汁を吸おうとする企業の影から異色の音楽フェスティバル、今元気があるディープな音楽ライブイベントまで、これを読めばあなたも、夏フェス"裏"マスターになれる!? 【日刊Pick Up記事】 「GO!FESの惨状再び......」洋楽低迷と大物不足で夏フェス界に暗雲!? 2010年5月23日付 坂道を転がり続ける夏フェスブームを一刀両断! プレミアムな記事紹介はこちら↓ 【プレミアムな関連記事】 [レベル1:フェス人気の陰りを見る] 着うたアーティストに集客力は皆無!? 音楽イベント「GO! FES」が"歴史的な不入り" 2010年3月24日付 (日刊サイゾー) 企画制作の電通さん、不人気っぷりで話題を呼ぶという広告モデルは斬新でした! [レベル2:チケットが売れない現実を知る] 「夏フェス」ブームは終焉へ ウワサされるチケット販売不振 2009年4月18日付 (日刊サイゾー) 邦楽アーティストの出演料安いんだからチケットもっと安くしてよロッキング・オンさん! [レベル3:夏フェスの弊害を認識] 「ノリだけの楽曲が量産......」夏フェス傾倒が招く音楽界の暗い未来 2009年6月20日付 (日刊サイゾー) まったり聞きたいおじさんのことも考えてあげて! [レベル4:夏フェスビジネスの実情をのぞく] フジロック、サマソニ、ライジングサン......利権と欲望が絡む夏フェス裏ガイド【1】 2009年8月号 (プレミアサイゾー) どう考えても空気が読めてないキャスティングってこういう裏があったのねー。 [レベル5:夏フェスの出演者をおさえる] 新世代破天荒バンド神聖かまってちゃん 病んだ叫びがむき出しの、危険なライブ 2010年3月号 (プレミアサイゾー) 今年のサマソニで洋楽アーティストに殴りかかったりしないかしら。 [レベル6:ついでにフェスで活躍しそうなグッズもおさえる] ロック少年の夢を叶えるギターSMASH を力の限り破壊せよ! 2010年4月号 (プレミアサイゾー) 夏フェスに行けない人はこれでうっぷん晴らしてみる? [レベル7:マイナー音楽フェスもチェック] 日本初のLGBT音楽祭 って一体何? 2009年9月号 (プレミアサイゾー) 普通のラブソングを聴いても全然響かない人へ。 [レベル8:経営戦略のひとつとしての夏フェスを学ぶ] 業界の救世主か否か!? 経営から見るエイベックス考現学 2010年1月号 (プレミアサイゾー) 落ち目のアーティストも見れる数少ないチャンスを提供してくれる貴重なフェスやってます。 [レベル9:夏フェスの代替案を探る] 新型"地下アイドル系"ライブハウス「ディア ステージ」の カオスな魅力 2009年7月号 (プレミアサイゾー) 元来ロックとはこういうカオスな空間から始まったはず......。 [レベル10:盛り上がりを見せる新しい音楽を楽しむ] ついにあのアキバ系ライブハウスからメジャーアーティストが誕生!! 2010年2月15日付 (日刊サイゾー) ダイブする時は危ないからメガネを外そう、お兄さんとの約束だよ。 プレミアサイゾー http://www.premiumcyzo.com/
ロック・フェスティバル "表"の歴史を知りたい人へ。 amazon_associate_logo.jpg

「GO!FESの惨状再び……」洋楽低迷と大物不足で夏フェス界に暗雲!?

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08年のフジロック。立錐の余地なし。
 例年、日本各地で開催され、多くの観客を集めている野外の音楽フェス(通称・夏フェス)。中でも「フジロック」「サマーソニック」「ロック・イン・ジャパン」は三大フェスともいわれ、それぞれ10万人規模の集客力を誇ってきた。  しかし、ここにきて「フジロック」「サマーソニック」ではチケットの売れ行きが伸び悩み、「邦楽ファンの取り込み」が大きな課題となっているという。 「背景にあるには、洋楽マーケットの低迷です。レディー・ガガのように一部で盛り上がるケースもありますが、中堅クラスになると、来日公演のチケット販売が深刻なほど落ち込んでいる。最近よく『この度の来日公演は、アーティスト側の都合で中止になりました』という新聞広告が出ていますが、あれは8~9割方、チケットが売れなかったための公演中止です」(チケット販売関係者)  そんな中、夏フェスの主催者側も危機感を深めている。今年のサマーソニックには、「矢沢永吉」「ファンキーモンキーベイビーズ」「つるの剛士」など、これまでとは毛色が違う邦楽アーティストが多数出演する予定だ。 「洋楽アーティストを来日させる場合、日本人アーティストとはケタが一つ違うほどの高額ギャラを支払う必要があります。しかし洋楽主体でやっているイベンターは、夏フェス以外の興行も厳しいため、資金的な体力が落ちています。今後、ますます邦楽アーティストへのシフトは続くでしょう」(前出の関係者)  邦楽アーティストが人気といっても、一部の大型フェス以外では厳しい状況が続いている。今年3月には、観客の入りがまばらだった「GO!FES」(千葉・幕張メッセ)の惨状が伝えられたが、今夏はミスチル、BUMP OF CHICKENなどの人気バンドの出演が見込めず、地方フェスを中心に、チケット販売の苦戦が予想されるという。 「邦楽フェスは、出演者の顔ぶれで集客数が大きく増減します。ファンキーモンキーベイビーズばかりが出ているようでは、各地で『GO!FES』のような閑散状態が生まれないとも限りません」(前出の関係者)  洋楽人気の低迷に加え、邦楽アーティストの人気者も不足。今年の夏フェスは大きな正念場を迎えそうだ。 (文=石山博美)
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