今月9日にスタートし話題の、歌舞伎俳優・市川海老蔵のブログ「ABKAI 市川海老蔵オフィシャルブログ」(http://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/)。開始から約20日間がたった現在、すでに更新回数は190回を超え、1日で15回更新する日もあるなど、更新頻度だけ見ると、かの有名な中川翔子の「しょこたん☆ぶろぐ」をしのぐほどだ。 その内容は、自撮りや、仕事仲間、食事の写真のほか、iPhoneで描いたと思われる謎のイラストや、カラフルな手書き文字など、“ルール無用”と言わんばかりにハイテンションで更新しており、本人のアッパーな人柄が伝わるブログとなっている。 今月22日には、自身初となるベッドシーンの撮影があったことを明かしており、「初ベットシーン いやー大変でした もう大変でした とてもドギマギしました 大勢のスタッフの前で 大変でした でも、よかっです 又、挑戦したい 男ですから」(原文ママ)と撮影直後に感想を綴っている。 これに関して、海老蔵のファンらは、12月公開予定の主演映画『利休にたずねよ』での、妻役の中谷美紀とのベッドシーンではないかと推測している。 そして、ベッドシーン以上にファンの間で話題になったのが、大量の「ゆで卵」の写真。ブログで確認できるだけでも、少なくとも半月にわたり、昼食にゆで卵5個(うち4個は黄身抜き)のみを食べていたようだ。 さらにブログを見る限り、朝食はグリーンスムージーのみ、夕食はサラダ中心、間食はヒマワリの種というストイックな食生活を続けており、この間食に関しては本人も「リスさんか」と自身にツッコミを入れるほどつらかったようだ。 この方法により、5kg以上の減量に成功。ファンの間では、前述の映画で死に向かう利休を演じるための役作りだったのではないかとウワサされている。 「ゆで卵ダイエット」といえば、20年ほど前に有名スポーツ選手が実践していたことから一時的にブームとなったが、その後あまり聞かない。卵ばかりいくつも食べることは、身体に悪影響を及ぼすのではないのだろうか。書籍『ハッピー・ラッキー 美人の秘密2』(ぜんにちパブリッシング/7月中旬発売予定)などの著者で、美容ライターのユウコ氏に聞いた。 「大量のゆで卵の写真にびっくりされた方も多いようですが、ブログを見る限り、海老蔵さんのダイエットは理想的です。卵は満腹感もあり、代謝アップを促すビタミンB群も豊富で、ダイエット中のたんぱく質補給にうってつけです」 また、海老蔵のダイエット成功のもう1つのポイントは、朝食のグリーンスムージーにあるのだとか。 「午前中は、体の不要物を外に出す時間なので、フレッシュな野菜と果物でビタミンや酵素をしっかり摂ると、デトックス効果が高まって痩せやすくなるんです。何より、海老蔵さんが最後まで頑張り抜けたのは、高いプロ意識はもちろん、完璧な栄養バランスのおかげで、体力を落とさずにいられたからでしょう」 ダイエット終了後の現在は、こけた頬を戻すためか、「朝ご飯は毎日ステーキに変わりました」(ブログより)と、一転、ヘビーな食生活を送っている海老蔵。役者魂が垣間見える彼のブログからは、“海老蔵式ゆで卵ダイエット”以外にも、学ぶべきことがたくさんあるのかもしれない。ABKAI 市川海老蔵オフィシャルブログより
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「許せない」"虐待疑惑"の今井メロ前夫がブログで猛反論! 泥仕合に……

今井メロオフィシャルブログより
トリノ五輪にも出場した元スノーボード選手の今井メロ(24)が、元夫からブログで「許せない」と痛烈に批判されている。
今井は一昨年に1歳年下の男性との結婚と出産を報告していたが、昨年1年足らずで離婚。数カ月後には新たに別の男性と結婚し、第2子を出産したことも報告された。
しかし、前夫との離婚をめぐっては長男への虐待疑惑が浮上するなど穏やかではない状況も一部で報じられており、互いの言い分はブログで公開された。
「2ケ月に満たない幼児に、どんな理由があっても手をあげてほしくなかった」
今井が明かしたのは元夫の虐待疑惑だが、これに対し元夫は「俺の方がこどものこと面倒みてた!」「おまえは嫌やてやらへんかったやんけ」、「こども施設に預けるいいだしたんはだれや?」と育児放棄があったと主張しているのだ。
今井といえば12歳で史上最年少のプロスノーボーダーに認定され、メディアの前で自作のラップを披露するなど奔放なキャラクターが思い出されるが、トリノ五輪では転倒で予選敗退。以降もパッとせず08年には水着姿を披露したセクシーDVDを発売するなどタレントへ転向した形だった。
一時は風俗店勤務や生活保護など半信半疑の近況が報じられた今井だが、元夫について語ったのは今年1月5日付のブログだ。
「今の旦那さんは瑠偉と私を、私が1番嫌う暴力から 守ってくれた」
「出産後1ヶ月満たない身体を求められる事」
「出産後は母性本能が強くなり性行為なんて考えられなかった」(原文ママ)
離婚の原因が、子どもへの暴力と出産後のセックスにあったことを赤裸々に語った。
しかし、これに対して元夫は3日後に自身のブログで「それが真実だと?」と反論を展開。
「こどもに激とばしてたんはだれやねん」
「家にこども待ってるのに気にかけてはよかえろゆうたらおまえは先にかえっててやと?」
「俺が殴ろうとしたところを救ったのが旦那? 笑わせるな 二人がいいかたちになってくれればいいとかゆうて割り込んできて裏で付き合ってゆうてた男やんけ」(原文ママ)
まるで不倫されたとも取れるような内容となっており、最後に「今井メロが許せない」と結んでいる。
実際に何があったのかは部外者には分からない。その後、泥仕合は避けた形になってはいるが、元スポーツ選手らしからぬ痴話喧嘩のような様相には批判の声も少なくない。現役時代の今井を知るスノーボード関係者も「才能があった子なのに残念。競技者としては大成しなかったが、母親としては頑張ってほしい」と話している。
現在、今井のブログでは連日のマメな更新で現夫との熱いキス写真やブランドの立ち上げなど前向きな内容が綴られている。できればその姿勢をキープしてもらいたいものだ。
(文=鈴木雅久)
人気ブログ「撲滅苦愛」が5カ月ぶりに更新 ふじこ、無事だった!

「撲滅苦愛」より
ヤンキー女子中学生・ふじこの日常を綴った人気ブログ「撲滅苦愛」(http://ameblo.jp/jyoutou/)。女子中学生チーム「撲滅苦愛」を率い、「地球上に存在する全ての男が嫌い」「アタシの機嫌を損ねた奴らは教師だろうが先輩だろうが全て撲滅してきた」と硬派なヤンキー精神あふれるふじこ。仲間が「撲滅苦愛」らしからぬ行動をとれば徹底的に説教し、ケンカを売られれば、たとえ実姉の友人でもタイマンで勝負。そのヤンチャぶりはもちろん学校でも健在で、新人教師にも怯えられる存在だ。
過去には、仮釈放されていた押尾学被告に偶然遭遇し、「あの険しい顔マジで笑えるよワラ」とコメント。今をときめくAKB48については、"AKB商法"を批判し、「金を稼ぐには、それなりのことしなきゃダメなんだよ」「48人全員ぶん殴ってやりてぇよ」と発言するなど、話題を集めていた。乱暴なモノ言いが目立つものの、ヤンキーならではの筋が通った言動や人情味あふれる一面が共感を呼び、ファンも多かった。
ブログのあまりの面白さに出版社から書籍化のオファーが来たこともあったようだが、「こんな誰でも見られるものを本にしてもしょうがない」「本にしたせいで、アタシの周りの人間が危険な目にあう可能性がある」と一蹴したエピソードも、ふじこ伝説となっていた。
そんなふじこのブログ、2009年の開設から毎月欠かさず更新されていたのだが、今年3月8日のエントリー以降、更新されなくなってしまったことから「震災の被害にあったのでは?」と、その安否が心配されていた。プロフィールには東京都出身と書かれているものの、本当は北関東の出身だったのではないか、身内に何かあったのではないか、はたまた撲滅苦愛のメンバーに何かあったのではとさまざまな憶測が飛び交っていた。卒業を間近に控えたふじことその仲間たちの、ちょっとしんみりするようなエピソードもアップされていただけに、彼女たちの"その後"を知りたがる声も多かった。
そんな中、約5カ月の沈黙を破り、ついにブログが更新された。アメンバー(承認した相手同士限定で記事や投稿が見られるサービス)限定記事のため一般の人は見られないが、7月30日、8月8日と続けて更新されており、再開されたのは間違いないようだ。
今年4月に高校に進学し、環境の変化はもちろんのこと、心境の変化もあり、ブログ熱が冷めてしまったのかもしれないが、まずはふじこの安全が確認されたということで、ネット上では安堵の声が広がっている。
はたして「撲滅苦愛」はその後どうなったのか。ふじこのブログが再び一般公開される日を楽しみに待ちたい。
「もうテレビはいらない!?」芸能人ブログに宣伝広告エントリーが増殖中

※イメージ画像
日常のささいな出来事や自分が興味深いと思ったこと、気になる記事やニュースの寸評、あるいは創作活動の場として誰もが手軽に情報を発信できるブログ。とりわけ芸能人など有名人の公式ブログは段違いのアクセス数を誇り、眞鍋かをりや中川翔子は「ブログの女王」とも呼ばれた(眞鍋のブログは現在リニューアル済)。
だが最近、その芸能人ブログにおかしな傾向が見られるようになってきた。
ある大手レンタルブログサービスで、有名人ブログを使った露骨なアフィリエイト戦略が行われているというのだ。
業界では最大手とも呼ばれるこのブログサービスを利用している有名人は多いが、そんな彼らが自分のブログページ内で特定の商品を宣伝し、広告ページへのリンクを貼り付けるというケースが頻繁に見られるようになってきている。例えば、今はママドルとしても活躍している某アイドルグループ出身の女性タレントは、あるサプリメントの効能をブログ中で頻繁に取り上げている。この際、必ずと言っていいほどその商品のリンクが記事中に貼られており、日によっては数カ所に渡って貼られている時もある。
該当のサプリメントは1カ月で使い切るタイプの袋に入っているのだが、数カ月経ってもその中身が減っている様子がなかったり、よく見ると違和感を覚える点が多くある。
また、彼女がプライベートでも仲がよいというタレントらも、ブログで同じサプリメントを宣伝し、同様にリンクを貼っている。
つい先日、BS民放各局が「通販番組が多すぎる」という視聴者からの批判を受け、7月以降、通販番組を減らしていると報道された。これにより今後、BSで通販を行っていた業者がネットに流れ込んでくることが予想される。一方のタレント側は、昨今のテレビ不況の影響で番組出演料やCMのギャラが右肩下がりになっているということもあり、ブログの宣伝広告は両社にとってオイシイ話のようだ。
ファンにとっては、好きな有名人のプライベートが垣間見られる貴重なブログ。だが、予算削減が激化するテレビに代わって、彼らの貴重な収入源になっている!?
「見本誌が遅い!!」『マキバオー』作者・つの丸が「週プレ」編集部に激怒

つの丸オフィシャルブログより
1994年から98年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)に『みどりのマキバオー』を連載し、現在は、「週刊プレイボーイ」(同)に続編である『たいようのマキバオー』を連載中の漫画家・つの丸。彼が「週プレ」見本誌の発送が遅いことについて激怒。自身のブログで次のように明かした。
「つの丸先生大激怒パート2。この間の打ち合せでも言ったんだけどね 週プレ送ってくるの遅すぎるよ! 昨晩(木曜)今週号が届いたんだよ。今朝来週号のジャンプ届いたってのに。ちなみにどちらも月曜発売。前にも『早くくれ』って言ったことがあって ここんとこわりと早くもらってたんで早めに読んで『今週号の見どころ』なんかを毎週ブログで紹介していく試みをしていたんだけど3日も4日も遅れたんじゃ紹介どころか読む気もしないよ」
同じ月曜日発売である「少年ジャンプ」と「週プレ」だが、前者は発売前に見本誌を送ってるのに対して、「週プレ」は発売後のしかも3日遅れで送ってきたことを暴露した。「週プレ」には現在、『キン肉マンII世』『彼女のカレラ My Favorite Carrera』と『たいようのマキバオー』の3作しか漫画は掲載されていないが、なぜこのように見本誌の発送は遅れてしまうのか? ある出版社の編集者は次のように明かした。
「見本誌は漫画に限らず、どんな雑誌でも発売の数日前に編集部に届きます。しかし、その発送は編集部の社員ではなく、アルバイトが担当していることが多く、管理体制は完全ではありません。特に週刊誌など、ギリギリまで校了を引っ張り発売する雑誌は、編集部の到着が発売とほぼ同じになり、そこから発送すると遅れてしまう場合があります。しかし、月曜発売の『週プレ』が木曜に届くのは、遅すぎですね」
一方で、内情を知るフリーのライターは次のように話す。
「実は集英社に限らず、大手の出版社では見本誌の発送作業を別会社に委託しており、その別会社への搬入に時間がかかるため、発送も遅れているそうですよ」
つの丸は以前にもブログで「週プレ」編集部に憤慨している。『たいようのマキバオー』のページに、「●次号、作者取材のためお休みします」と掲載されたが、休載の真相は取材ではなく、読みきり漫画執筆のためだった。つの丸は次のようにその実情を綴っていた。
「来週号はお休みなんですがなんで『取材のため』なんてウソをつくのでしょうか? 意味不明。取材のための休みなんてもらったことねえよ。泊まりとかで取材行ったら、ただスケジュールがキツくなるだけだよ。だからあんまり取材行きたくねえもん。なのになんで『取材のため』なんてウソをつくのか。こんなウソつくくらいなら本当に取材行く時に休みくれよ。ていうかこんなウソ書かれたらオレがさぼって原稿落としたみたいじゃん。来週の休みは『読み切り執筆のため』が正解です。漫画は休まず描き続けてます」
このつの丸の告発には「週プレ」の編集者から謝罪があり、ブログで激怒したことに「気の毒なことをしたね」と明かしていたつの丸。今回の、見本誌発送の遅延がさらなる騒動の火種とならないことを願いたいものだ。
たいようのマキバオー 1 ♪走れ~走れ~マキバオ~
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ソニー系列のSNSサイト「PLAYLOG」が2週間のアクセス障害 参加アーティストも大激怒!

『PLAYLOG』トップページより
ソニー・ミュージックエンタテインメントが中核となり設立された、株式会社レーベルゲートが運営する人気音楽SNSサイト・PLAYLOG。このサイトが7月16日から2週間にわたってアクセス不能となっていたことが分かった。同サイト公式サイトで17日に「PLAYLOGサービスのサーバシステムに重大な障害が発生し、現在 PLAYLOGサービスのご提供を停止させていただいております。ご利用の皆様には、長時間にわたり大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」と謝罪。だが、1週間を経ても改善されず、「サーバシステムのストレージに障害が発生しており、現在、復旧のための対応を鋭意継続しております」と釈明。30日にようやく復旧し、次のように報告した。
「長期に渡るサービスの停止はお客さまの画像データが記録されているストレージの障害により発生し、できうるかぎりの復旧に努めてまいりました。しかしながら、お客さまによっては障害の影響から一部画像が表示されない、もしくは機能が正常に動作しないといった不具合が発生する可能性がございます。(中略)サービス停止が長期に渡ってしまったのは、皆様の貴重な画像データが復旧作業中の二次障害により消失することがないよう、慎重な作業を行ったためです。本日に至るまで予断を許さない作業が続き、本日午後に復旧作業の目途が立ちました。そこからは、一刻でも早いサービスの再開に向けて作業を行ってまいりましたため、事前に皆さまへご案内を行う猶予がございませんでしたことを重ねてお詫び申し上げます」
実に2週間もの時間を経て、復旧されたPLAYLOG。今回のアクセス不能騒動について、あるインターネット関連雑誌の記者は次のように明かした。
「PLAYLOGには、ソニー・ミュージックエンタテインメント所属アーティストやそのスタッフがオフィシャルブログを開設しています。過去には氣志團、チャットモンチー、Crystal Kayらがブログを綴り、現在もPUFFYの大貫亜美、渡辺満里奈、大江千里、RHYMESTERや、YUI、郷ひろみ、真心ブラザーズらのスタッフらのブログも掲載しています。スタッフダイアリーながら、アーティスト本人のコメントや写真も頻繁に載せられているため、ファンには見逃せない内容となっています。一般のユーザーは、日記やコミュニティ機能のほか、自分がパソコン上で再生した音楽の履歴をアップロードし、自分のアカウント上に表示させる機能もあります。今回アクセス不能となったことで、mixiやTwitterなどで、PLAYLOGユーザーが状況を確認し合うという奇妙な状況が繰り広げられました。中には同サイトを見限るユーザーの書き込みも散見され、ユーザー離れが進んでいるようです」
そんな中、2週間のアクセス不能にはアーティストやその関係者も憤慨。緑川伸一のソロユニットとして知られるミドリカワ書房は次のように明かした。
「いや、長げーだろうよPLAYLOG!『潔く腹を切れ!』『暴れん坊将軍』はラスト15分さえ見れたら満足する俺さ。マツケン強すぎんだろ、つって。まるでブルース・リー。『余の顔を見忘れたか』かーっこいいー!」
独特な表現で怒りを表現したミドリカワ書房。また、RHYMESTERのスタッフも次のようにコメントしている。
「まるっと2週間のサーバー不具合でした。あのフェス、このフェス、こんなに言いたいことがたくさんあった時期に、ふざけんじゃねえぞサーバーよー」
一方、大江千里は復旧を喜び、以下のように綴った。
「こういうサービスもサーバーかコンテンツの容量かいろんなしろうとにはわからない込み入った理由できっと大変だったんだろうね。復活祝! こういうふうに文明の利器が予告なしにぱたっと途切れると、精神的「糸電話」がぷつっと切られたみたいな妙に不安な気持ちにもなるね。今後、『森のみなさん』(編註・ブログ読者)にはそういうときにも、no problem!っと笑っていられるよう、別邸のanother blogのアドレスをここに改めて紹介しときますね」
大江はPLAYLOGの不安定さに、別のブログやTwitterを使用していることを明かし、リンクを貼った。大手ブログサービスが数時間メンテナンスを行うのは通例だが、2週間ものアクセス不能はサイト自体の信頼性を削ぐ結果となったようだ。かつては多くのアーティストがブログを開設したPLAYLOGだが、西野カナ、ノースリーブス、声優でもある戸松遥、豊崎愛生らが次々に別のブログサービスに移行してしまっている状況。ユーザーのためにも、再発防止に万全を期してもらいたいものだ。
(文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
図解 サーバー 仕事で使える基本の知識 怠慢すぎ。
【関連記事】 「CMより設備投資しろ!」ソフトバンクモバイル大規模通信障害でユーザー激怒中 リストラ暴露ブログ「リストラなう」がコメントの著作権をめぐって大混乱 北川悦吏子、またもTwitterで問題発言 人気漫画ドラマ化のガセ情報に見事に釣られた?
JASRACに突撃取材!! 著作物使用料の徴収方法と分配方法の真実(後編)
■前編はこちら
――さて、巷で話されている都市伝説の真偽を教えてください。「筋肉少女帯の大槻ケンヂが自分のエッセイに自身が作詞した筋少の曲『高円寺心中』の歌詞を載せたところ、JASRACから歌詞の著作物使用料を徴収されてしまい、しかもその金額が印税としてまったく還元されなかった」というウワサがあります。2008年にこれは大槻さん自身が、雑誌「ぴあ」で単なるウワサだと否定しましたが、一般的にこのような事例はありえるのでしょうか? また、本に歌詞をどの程度引用した場合から申請が必要になるのでしょうか?
JASRAC 出版物に歌詞を載せる場合、歌詞を書いた方が自身の曲を載せたとしても、著作権の手続きを取らなければならないのは、出版の責任者である出版社になりますので、ご自身が著作物使用料の請求を受けることはありません。歌詞の「引用」などは、法律上認められています。引用の判断は、著作権法の第32条に「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」という引用の規定があります。歌詞を1行ならいい、2行ならいいという話ではなく、引用の仕方が問題で、この対応はケースバイケースにならざるを得ません。でも、丸ごと歌詞を載せる、楽譜を載せる場合は、通常の利用になるので手続きは間違いなく必要です。このような引用の問題については、個別の具体事例を法文上に盛り込むことはできませんから、裁判で争われることもあります。
――「Twitterで歌詞をつぶやいたら、著作物使用料が発生する」とニコニコ動画のニコニコ生放送でJASRACの菅原常務理事が発言されました。今後、Twitterにはどのような対応を取られるのでしょうか?
JASRAC Twitterについては現在検討中です。管理する可能性もあります。
――使用料を徴収するとしたら運営会社でしょうか? 個人でしょうか?
JASRAC どなたに手続きをお取りいただくかは、未定です。でも、個人の方にお願いするのは難しいでしょうね。
――既存のネットサービスにはどのように対応されているのでしょう?
JASRAC ネットで許諾を得ていない歌詞が掲載されている場合はJASRACで調査し、見つけたものには連絡して、契約の手続きを求めています。個人でホームページに歌詞を載せる場合は、1曲あたり1カ月150円、1年の契約で1200円で掲載することが可能です。
――JASRACは権利者のことを考えて公明正大に職務を全うされているように思えます。ですが、世間のJASRACを見る目は非常に厳しい。この点はどのようにお考えですか?
JASRAC 飲食店などの社交場の契約で、支払いを長年にわたって拒否されていた利用者の方が、法的措置になった場合に多額の金額を徴収された、という報道に対して反感を持たれてしまっているように思います。Aという店には長年支払ってもらっているのに、その隣にある店のBが拒否されては、Aとの公平性を欠くのでBを放置できません。社交場から著作物使用料を支払ってもらうのは、粘り強く交渉するしかありません。実は、JASRACの職員が著作物使用料の徴収に出向いて、危険な目にも遭うことがあります。それでも、権利者に著作物使用料を分配することが目的なので、著作物使用料の支払いを拒否している人を放って置くわけにはいきません。
――ネットユーザーというのは、YouTube、ニコニコ動画など、無料で音楽・動画を利用することに慣れています。包括契約で、ニコニコ動画やYouTubeはJASRACに支払う契約を結んでいますが、今後、Twitter、USTREAMなどさらに新たなネットサービスが台頭することは予測されます。この状況の中でJASRACはどのような対応を取っていくのでしょうか?
JASRAC ネットでの音楽配信などのビジネスが成り立たないと、今後、音楽業界は崩壊する可能性があります。JASRACのような管理事業者が著作物使用料を決める場合には、著作権等管理事業法にもとづいて、利用者団体などからあらかじめ意見を聴取するよう努めなければなりませんので、こちらで勝手に届けを出して、勝手に管理することはできません。NMRC(ネットワーク音楽著作権連絡協議会)などネットを使った新しいビジネスを行う人達と、意見交換できる窓口は常に設けているので、スピーディーに決めていきたいと考えています。そのほか、ネット配信で著作物使用料を正当に評価できる仕組みを考えないと、最終的にユーザーが不利益をこうむることになります。
――やはりもっと、JASRACの職務内容を世間に周知徹底する必要がありますね。
JASRAC ユーザーに著作権の大切さをどう理解してもらうか、広報していくかは常に模索しています。役員がニコニコ動画に出演したり、誰もが来てもらえる公開シンポジウムを開いたり、努力はしている。ほかにも、ラジオCMを流しているほか、中学生、高校生の訪問を受け入れたり、大学の講座で話もしています。若年層に向けたアプローチを今後もっと考えていこうと思っています。
* * *
作詞、作曲者が作った楽曲がテレビ、映画、カラオケなどで利用された際に、その利用者から著作物使用料を徴収し、その作家に正当に分配するJASRACの存在は、作詞、作曲者には非常に貴重な存在だ。音楽を愛する人であれば、自分が利用した音楽の著作物使用料が作詞家、作曲家に分配されるなら文句を言う人はいないだろう。だが、JASRACの著作物使用料の徴収方法などはまだまだ世間に浸透しておらず、今後もJASRACのあり方については、時代に即した制度にするべく議論が必要だ。JASRACによって、日本の音楽文化がさらに発展することを願いたいものだ。
そんな中、今回のファンキー末吉とJASRACの議論を記事にするのは、今回の取材をもって終結させようとしていた矢先、ファンキーがまたも自身のブログで激昂した。「今回の私の申し出をJASRACが断ったとしたら、お話しには行きたいが、客を入れたりネット中継されるのは勘弁してくれ、と言うならば!! そしたらワシはJASRACに出向いて行こう!! 来てくれないならワシから出向いて行くしかない!! ワシは著作権料を支払いたいのだ!!」(文章一部略)
どうやらファンキー氏、JASRACに自ら乗り込むつもりだという。JASRAC VS ファンキー末吉、第2章。事態の進捗にご期待あれ。
(文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
JASRAC概論―音楽著作権の法と管理
著作権って、大事なのよ。

【関連記事】 JASRACに激怒するファンキー末吉に突撃取材!! 著作権料徴収法と分配法への緊急提言 「ヤクザのみかじめと同じ」人気ドラマー・ファンキー末吉がJASRACに激怒! JASRACに激怒するドラマー・ファンキー末吉 料金徴収法に"公開討論会"を提言
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JASRACに突撃取材!! 著作物使用料の徴収方法と分配方法の真実(前編)
一般社団法人日本音楽著作権協会JASRAC。音楽の著作権の許諾・徴収・分配を行っている団体であることは知られているが、実際、その詳細を明確に説明できる人は僅少だろう。前回の取材で、音楽バー「Live Bar X.Y.Z.→A」への著作物使用料の徴収方法とその分配方法に疑問を呈するドラマーのファンキー末吉が「JASRACとの公開討論を望む」と発言。彼の声を直接届けるべく、日刊サイゾー記者・本城零次と編集SがJASRACを訪問し、直撃インタビューを行った。
ファンキーの意向を伝えたが、「個別の交渉を公の場で議論するのは、プライバシー、個人情報保護などの観点からも不可能」とJASRACから"公開討論"の要望は断固拒否されてしまった。だが、そこで引き下がる我々ではない。あくまで、「一般論として」という形式ではあるが、JASRACの著作権の徴収と分配の実態、さらに、都市伝説として知られる"オーケン事件"の真相、著作権制度とネット社会のあり方を2時間に及んで取材した。
――改めて読者に向けて、JASRACとはどういう団体なのか説明していただけますでしょうか?
JASRAC JASRACは、著作権等管理事業法という法律に則った音楽の著作権を管理する事業者です。ほかにも音楽の分野で12社の著作権管理事業者があり、それらは営利法人ですが、JASRACは非営利で、手数料以外はすべて権利者に分配しています。事業目的は著作権の保護、利用の円滑を図り、音楽文化の発展に寄与すること。国内の作詞者、作曲者、音楽出版者など1万5000者以上の権利者と信託契約を結んで著作権の管理を受託しているほか、JASRACの管理曲を利用する場合には、利用者にJASRACの許諾を取っていただいて、著作物使用料をお支払いいただいています。海外の管理団体、84カ国、地域、114の管理団体と相互管理契約を結んでいるので、日本でビジネスとして流通している楽曲のほとんどと言っていいかもしれません。国内で利用実績のある日本曲120万曲、外国曲149万曲計269万曲をデータベースで管理し、ホームページで公表しています。また、文化事業として、著作権の講座を複数の大学に設けているほか、新人アーティストの支援ライブなどの事業も展開。JASRACの管理事業を通じて、権利者の著作権が保護され、利用される方が、適正な料金で使えることを通じて、音楽文化が普及発展するよう事業を進めています。
――もし仮に、JASRACがなくなると、世の中にどのような影響がありますか?
JASRAC もし、JASRACがなければ、権利者1万5000者がそれぞれ著作権を管理することになり、利用者はコンサートやカラオケなどで楽曲を利用する際に、毎回、各権利者に許諾を求め、使用料を決めて、権利者と交渉することになります。これは双方にとって不都合なことで、合理的ではありません。特に、外国の団体と相互管理契約を結んでいるのは日本ではJASRACだけなので、外国曲も直接海外に許諾を得ないと使えなくなります。例えば、100曲を掲載した歌集(歌本)を作る際に、全てJASRACの管理楽曲であれば、JASRACにだけ届ければ許諾を得られますが、100曲で作詞、作曲者が違えば、200人に許諾を取ることになり、手続きが大変煩雑になります。
――ドラマーのファンキー末吉氏がマネジャーを務めている音楽バーにJASRACから著作物使用料の要求が来て、徴収方法とその分配方法に疑問を呈し、JASRACと交渉を続けています。JASRACはこの一件をどのように捉えていらっしゃいますか?
JASRAC やはり個別の交渉を公の場で議論するのは不可能です。ここで、著作物使用料の請求の現状について説明させていただければと思います。
社交場での演奏というと、カラオケ、生演奏、ディスコなどのレコード演奏があります。全国に飲食店は70万~80万店程度あり、その中で音楽を使っているかどうかをJASRACが調査して、利用形態に応じた形で著作物使用料を支払っていただいています。音楽を使っている飲食店は約20万店強。カラオケは約18万店、生演奏が約1万店、そのほか、旅館などがあります。カラオケは全店舗中90%の管理率、ライブハウスなどの生演奏の店が70%ぐらいの管理率です。カラオケは通信システムなので、全曲曲目を捕捉可能で、管理楽曲は年間トータルで40億~50億回使われて、使われた回数通りに権利者に分配されます。
――では、著作物使用料の分配についてさらに詳しく教えてください。
JASRAC 分配には、曲ごとに徴収した著作物使用料を基に行う曲別分配、演奏会や映画など年間の包括利用許諾契約を結び、全量報告を基に行うセンサス分配、それからサンプリング分配があります。現在、サンプリング分配を行っているのは、テレビなどにおけるレコード放送(テレビ番組の背景音楽としての利用)、社交場の生演奏、レンタルCD、有線放送等の4つの利用区分のみ。テレビなどにおけるレコード放送、レンタルCDは技術的に今後、どの曲が何回使われたのか、捕捉が可能になっていきます。
生演奏で利用した楽曲をすべて報告するのは、利用者(ライブハウスなどの経営者)の負担が大きく、また、曲の正確な題名、作詞、作曲者も分からない場合があり、そのためサンプリングにならざるを得ません。でも、ライブハウスなどにも曲目をJASRACに提出してもらうように要請はしてます。サンプリングのモニター店は、統計学の観点から選んだ全国800店舗(年間)で実施しています。
800店は順次変わり、地域、規模もそれぞれ異なる店を統計手法に基づきランダムに選んでいます。サンプリングは全国を対象に行っているので、効率良く実施するために統計調査を専門とする外部の社団法人に委託しています。そこでの調査結果と、ライブハウスから提出された曲目リストの報告も加味して、著作物使用料を分配しています。でも、サンプリングなのでやはり、もれてしまう可能性はあります。100%と言えないのは確か。今後はさらに、サンプリングの精度を上げることが課題ですね。
――著作物使用料を分配する際には、手数料を取っていらっしゃるんですよね?
JASRAC 手数料は、権利者に分配する段階で控除させていただいています。手数料率の平均は、一昨年度では12.1%です。この数字は、外国の著作権管理団体と比べてかなり低い数値です。JASRACは、非営利の法人であり、ほかの公益法人のように国からの補助金なども一切受けていません。
――その手数料というのは、妥当な数字だとお考えですか?
JASRAC 迅速で公正な管理を行う上で、可能な限り低い料率と考えています。ただし今後、さらに合理的な管理方法を実現することで手数料が下がることはあるでしょう。特にインターネットの楽曲の利用は数が膨大で、利用者も曲目を報告するのが煩雑なため、利用申請の簡素化を図る「一般社団法人 著作権情報集中処理機構(CDC)」という団体を作り、申請の権利処理を早くするようにしています。
(後編に続く/文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
JASRAC概論―音楽著作権の法と管理
著作権って、大事なのよ。

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JASRACに激怒するファンキー末吉に突撃取材!! 著作権料徴収法と分配法への緊急提言
爆風スランプで活躍し、LOUDNESSの二井原実、筋肉少女帯の橘高文彦らとのバンド・X.Y.Z.→Aのほか、中国でも演奏活動を行うドラマーのファンキー末吉。そんな彼がブッキングマネジャーを務める音楽バー「Live Bar X.Y.Z.→A」に社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)から著作権料の支払いを求める書類が届くが、ファンキーはJASRACの料金徴収法とその分配法に疑問を呈した。
飲食店やライブハウスの場合、面積によって著作権料を徴収する包括的利用許諾契約を取っているが、どのアーティストの楽曲を使用したかについては不明なまま料金を徴収している。JASRACはモニター店でサンプリングしたデータを元に、使用料を割り出して還元しているが、ファンキーは「X.Y.Z.→Aの曲は、それが1円も還元されていない」と主張。「いつでも著作権料はお払い出来ます。ただそれをどこに分配するのかちゃんと説明して下さい」と分配の明確化を求めて、JASRAC側と数カ月にも渡る交渉を行っている。
彼がブログに綴った「これではヤクザのみかじめと同じである」というインパクトある一文をフィーチャーしつつ、昨年11月に日刊サイゾーでその情報を報じたところ(参照記事1、2)、ネットを中心に一大センセーションを巻き起こした。そこで、現在も交渉継続中のファンキーに単独インタビューを敢行。爆風スランプの代表曲「Runner」の作曲家として莫大な印税を得るというJASRACの恩恵も享受しながら、一方、著作権料を支払う側の心境も理解する彼ならではの主張を明かしてくれた。
――アーティストでここまで明確に、JASRACにモノを申した方は史上初だと思います。それはなぜでしょうか?
ファンキー 印税をもらう側の立場で言うと、JASRACからの印税は、アーティストが売れてない時は当然ほとんどもらえないから、別に争いを起こさない。仮に争いを起こしても、もらえる額は少ない。でも売れてからは、(サンプリングの特質上)印税は事実上支払われているから争いを起こす必要がない。売れてから「もらいすぎだ」と思っても、楯突くともらえなくなる可能性があるから、もらう側はこれまで文句を言う必要がなかった。テレビやラジオで曲が流れても必ず印税が入るわけではなく、レイティング週(3カ月に1~2週間のサンプリング調査期間)だけに調査したものをJASRACが払っているという話は知っていた。
――サンプリングによって、対象外になったものはゼロになり、対象内となったものにはよりバイアスがかかって、印税額が加算されるのが現行のシステムです。さて、X.Y.Z.→Aの場合は、各地のライブハウスで演奏を行っているのに、その項目の印税が入ってこないという話ですが......。
ファンキー X.Y.Z.→Aは音楽出版も自分が管理していて、自分で印税の明細を打ち込んでいるから全部分かる。曲の利用形態には、有線ラジオ、社交場(カラオケ、生演奏、ライブハウスもここに該当)、インタラクティブ配信(iTunes、着うた)などの項目があるが、社交場からの項目の金額が一切ない。X.Y.Z.→Aは結成10年で累計300本ぐらいライブハウスでライブをしていて、毎回20曲演奏しているから、約6,000曲分の印税が1回も来ていない。多いときは年間100本ライブをやっていて、各店舗が包括契約でお金を払っているはずなのに、(印税が)ない。これはおかしい。X.Y.Z.→Aは売れてないから印税が来ないのか? でも、それでいいの? 包括契約でライブハウスからお金を取っているが、どのように配分しているのかは不明瞭。包括契約以外にも方法はあると言うが、BGMの著作権料は徴収しなかったり、それはそれで問題がある。それらを全て公の場でちゃんと説明してくれと言うと、密室じゃないとダメだと言う。こちらはちゃんと分配されるということをクリアにしてほしいだけ。
――JASRACとはどういう形で交渉を行っているのでしょうか?
ファンキー JASRACの担当者が店に来て、支払いの督促をしてくるが、必ず密室に追い込む。担当の方は人を説得するプロなんだけど、いい人で高圧的ではないし、話も聞いてくれるから、こちらが相手をイジメている気分になって辛い。だからヘトヘトになる。向こうはこの交渉が仕事で金をもらっているけど、こっちは無償で1時間犠牲にしている。JASRACはJASRACの言い分を言っているだけで、こちらは分配の仕組みのブラックボックスを明らかにしたいだけだから、話はいつも平行線になってしまう。料金徴収が難しいということは本当によく分かるんだけどね。JASRACとしてもやりようがないのも分かる。
――ファンキーさんは、中国映画『瘋狂的石頭(クレイジーストーン)』の音楽を担当されるなど、中国でも演奏活動をされています。中国の著作権事情は?
ファンキー まあ、中国は海賊版だらけですよね。中国のトップは頭いいと思う? 悪いと思う? 海賊版を本気でなくそうとしたら1週間でできると思わない? 中国はなんで海賊版だらけなのか? 国家主席が取り締まろうと思えば、取り締まることもできる。でも、それをやると海外に莫大な著作権料を支払わなければならない。だから、今は音楽CDも映画のDVDも海賊版だらけにしている。映画のDVDは100円ぐらいだから、世界で一番中国人が映画を観ている。だから今はそれを利用して若手クリエイターを育て、(彼らが成長し)中国が海外から著作権料をドーンと取れるようになってから、海賊版を取り締まるだろう。そうすれば、「アメリカさんお金をください」って莫大な額が取れる。これは笑い話なんだけど、著作権の一つの側面を象徴している。
――さて、ファンキーさんほど一時代を築いた人が、このJASRACとの闘争にどう落とし前をつけるのか、世間も注目していると思います。今後はどうしていくお考えですか?
ファンキー このケンカは見ている方は面白い。JASRACも労力をかけて損したし、僕も多大な損をした。僕はプール金よりも多大な労力を払っていると思う。この交渉は、言ってみればネットを使った"劇場戦争"。観客は、JASRACが激怒して僕をブタ箱に入れるのを見たいだけ。でも僕は分配をはっきりしてほしいだけで、JASRACの根本を変えてやろうとは思ってない。もしそれをやるなら、そのためには政治に出馬しなけりゃならない。僕もこの人(記者)が記事にしたおかげで、上げたコブシを降ろせなくなっている。JASRACから「契約してください」と言われても、納得してないからするわけにいかない。契約する条件を明確にしてください、という話をするしかない。これはもう、僕の上げたコブシではなくなっている。「明確にしろ」という、国民の声が後ろについている。そう言いながら、契約にハンコ押したら私はこの国で生きていけません。万全な解決は無理で、それは法律を変えなきゃいけない。だからJASRACとの交渉を密室ではなく、"公開討論"でやろうと。著作権の意識を国民がより深めていくためにも意義があることだと思う。
――その公開討論は、ファンキー末吉VS.JASRACではなくて、専門家のジャーナリストや一般の商店主などの論客も参加して、『朝まで生テレビ!』風にやるのはどうでしょうか?
ファンキー そうそう、それがいいね。それをやれば、僕がアンチJASRACじゃないことがよく分かると思う。JASRACを擁護する発言が意外に多いことに見た人はびっくりすると思う。ライブハウスの店長に出てもらって「1曲ずつ報告する? そんなことできるか」って一喝してもらったり、「有線放送はどうやっているんですか?」と一つ一つ解き明かしていく。そんな議論を重ねていって、包括契約の全貌が見えて、どのように分配して、手数料をいくら取っているかをJASRACの口から明らかにしてもらう。さらに別の徴収方法の問題点とかも徐々に明らかになって、出来れば時代に合った新たな徴収方法の模索が始まりさえすれば、「自分のところに還元されなくても納得しました」という風になるかも知れないし、見ている人全員に全貌が明らかになる。
――そのプロセスから明確化していくと。
ファンキー そう。そのプロセスを見せて、密室をやめればいい。例えて言えば、空気にお金をつけて、「その空気を集めてやってるんだから文句言うなよ」っていうのがJASRACの基本的な立場。それは著作権者もよく分かっている。JASRACはがんばっているけど、分配法が不透明。透明にするにはお金が掛かるけど、それは新聞広告を打つよりも意義があるんじゃなかと私は思う。自分の払った著作権料が自分には返ってこなくても、ジョン・レノンのところに行ったとか、どのアーティストのところに行ったのかがはっきり分かれば「JASRACはいい仕事をしてるな」ってなるはず。公開する場所は、USTREAMでもいいし、ニコニコ動画でもいい。雑誌や日刊サイゾーで月1でやってもいいし。それもエンタテインメントにしませんか?
* * *
遠藤真志というアーティストにカバーされた爆風スランプの「Runner」が、ダイハツ「ムーブカスタム」CMに2年間起用され、そこで得た印税額は「トータルで八王子に家が買えるぐらい」だったことも明かしてくれたファンキー。作詞家、作曲家ら著作権者からすれば、テレビ、ラジオ、カラオケなどで使用された楽曲からも印税を分配するJASRACは、非常に有益な存在と言えるだろう。だが、ひとたびその著作権使用料を支払う側となると、ファンキーが語るように使用料の計算方法、そして、包括契約の場合の分配方法には疑問が残る。事態の解決の糸口を見つけるためにも公開討論を提案するファンキー。このオファーにJASRACはどのような反応を示すのか? 完全スルーか、まさかの合意もありえるのか!? 日刊サイゾーがJASRACに質問状を送り、疑問を突きつける衝撃の2時間インタビューを敢行。その模様は近日公開予定。刮目して待て!!
(文=本城零次)
●ファンキー末吉(ふぁんきー・すえよし)
1959年7月13日生まれ、香川県出身。ドラマー。84年、サンプラザ中野、パッパラー河合、江川ほーじんと爆風スランプとしてデビュー。江川の脱退、バーベQ和佐田の加入もありながら、爆風スランプは「Runner」「リゾ・ラバ」「大きな玉ねぎの下で」「旅人よ~The Longest Journey」などをヒットさせた。1998年のバンド活動休止後は、LOUDNESSの二井原実、筋肉少女帯の橘高文彦、バーベQ和佐田とX.Y.Z.→Aを結成し、08年には全米デビューも果たしている。
JASRAC概論―音楽著作権の法と管理
話せば、分かりあえると思うよ。人間だもの。

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リストラ暴露ブログ「リストラなう」がコメントの著作権をめぐって大混乱
某出版社のリストラ事情について暴露したブログ「たぬきちの『リストラなう』日記」が炎上している。
このブログは、昨年50億円の赤字を出した出版社に勤める「たぬきち」が、会社側の提案"希望退職者の優遇措置"に挙手し、自らが退職するまでの経過を克明に綴ったもの。45歳のたぬきちの月収が59万6,820円であること、夏・冬合わせてボーナスが202万730円だったことなど、社内の金銭事情やシステムについて明け透けに書かれており、業界筋では話題になっていた他、同じ境遇の同業他社やリストラにあった人々から多くの支持を受けていた。この某出版社が光文社であることは以前の記事で紹介したとおり(参照記事)。
そんな興味津々の話題を振りまきながら、5月31日の最後の出勤日、ブログでは当日の様子が朝から詳細に綴られ、沢山の労いコメントが集まるなかフィナーレを迎えたのだが、問題が起こったのはその翌日。
"【お知らせ】"という見出しと共に書かれていたのは、このブログを7月末に書籍にするという話。その内容によると、書籍化するにあたって、投稿されたコメントも採録したいが各コメントには著作権があるので「どうしても本に載せてほしくない」という人は6月16日までに不掲載希望のコメントがほしい。その際、コメント掲載日を記入の上、同一のIPアドレスかどうか確認するため、投稿した時と同じ場所・回線から行ってほしいとのこと。
これに対し、閲覧者たちが「初めからそのつもりで書いていたのか」「こんな話だったら協力なんてできない」「出張先からコメントしたのに、同じIPアドレスなんて無茶だ。身勝手過ぎる」と、猛反発。
出版元が『電車男』や『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』など掲示板ソースから書籍化、映画化した新潮社ということもあり、「お前もお金目的か」と揶揄する声も。一方で、「全く問題ない」「楽しませてもらった」「これから頑張って」など好意的な意見も中には見られたが、炎上の主な争点は、「書籍化するにしても、こんなずさんな方法で掲載可否の確認をしていたら、投稿者から訴えられるぞ」と、今まで投稿されてきたコメントの著作権についてだ。
実は、このようなネット上にアップされたコメントに対する著作権の問題は1度裁判になったことがある。訴えられたのはサイト運営会社と光文社。ホテル・ジャンキーズ事件と呼ばれるこの裁判では、全国各地のホテルについて様々な意見が交わされた「サロン・ドゥ・ホテル・ジャンキーズ」という掲示板に書かれた内容の一部を複製・編集して、投稿者に無許可のまま書籍にしたというもの(http://www.law.co.jp/cases/hotel.htm)。
結果、原告11名に対し、書籍の総販売額から算出された著作権料110万円を基準に、掲載コメントの回数など書籍に占める割合を計上し、それぞれに分配することを命じられた。裁判所の判断では、「著作権法による保護の対象となる著作物は、"思想又は感情を創作的に表現したものである"ことが必要。"思想又は感情を表現した"とは、単なる事実をそのまま記述したような場合はこれに当たらないが、筆者の事実に対する何らかの評価、意見等が表現されていれば創作として足りる」とされている。
このような前例もあって、今回の記事をエントリーしたのかもしれない。書籍化の話はいつ頃出たのか不明だが、いずれにせよ、コメント掲載不可の場合は改めて連絡することや、「6月16日を過ぎて何の連絡もない場合は採録を許可いただいたと考えて編集・出版作業を進めていきます」といった、あまりに実務的な内容が炎上の原因になったようだ。
ちなみに、炎上について沈黙を守っていたたぬきち氏だが、6月6日、新ブログ『たぬきちの野良犬ダイアリー』にてこう述べている。
「コメント欄は過去最大規模で炎上中。すいません。拙速とのご指摘は本当に心に痛い。(中略)近々、改めてお願いのエントリーを「リストラなう」日記のほうにアップロードしたいと思っています。大変申し訳ありませんがしばしお時間をいただきたく、伏してお願い申し上げます。」
ブログコメントの著作権の所在をあまりに軽く見てしまったために起こった今回の騒動だが、たぬきち氏には誠意ある対応を求めたいものだ。
(文=征木愛造)
◆たぬきちの「リストラなう」日記
<http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/>
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
どうせなら、光文社から出したら?

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