【WORLD ORDER】「日本の現状は明らかにおかしい!」WORLD ORDERが導く新たな世界

【サイゾーpremiumより】 ──須藤元気率いる7人組のダンスパフォーマンスユニットWORLD ORDERが、ニューアルバムをリリース。タイトル『2012』に込めたメッセージとは?
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(写真/三浦太輔 go relax E more)
 須藤元気が止まらない。  格闘技界を引退した”変幻自在のトリックスター”須藤元気によって、2009年に結成された7人組のダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」。ポップなダンスミュージックと見る者を異次元に導くロボットダンスで構成される独特な世界観は、世間の注目を集め、YouTubeで公開したPVの再生数はのべ2000万超を記録。海外のイベントでもパフォーマンスを行うなど、その勢いは加速している。  そんなWORLD ORDERが、待望の2ndアルバム『2012』をリリースする。リードトラック「2012」の導入では、「つみ重ねた歴史が終わりを告げ 文明周期の記憶よみがえる……」と、いきなり”世界の終わり”を宣言し、PV撮影もメキシコの古代遺跡で敢行するなど、マヤ文明の2012年世界終末論を強く意識しているのが感じられる。さらに、神話的モチーフがちりばめられた「AQUARIUS」では、PVの舞台に京都の寺社を据え、ロボットダンスで魅せる非日常の映像世界は宗教的ですらある。  以前より傾倒していた精神世界の影響が色濃く出ている印象だが、作詞作曲を手がけた須藤元気は現代社会に何を啓示しようとしているのか? 「僕は12年を時代の転換点だととらえています。現在、個人も社会も『変わらないといけない』という潜在的な想いを抱えています。日本の年間の自殺者数が3万人。1日に約100人が自ら命を絶つ日本の現状って、明らかに何かがおかしいですよね。モノが人を幸せにする時代が終わって、目に見えない何か、例えば心地いい空気を仲間と共有したりすることが価値を持ち始めているのを感じます。物質至上主義から精神の時代へ、世界が動きだしていることを、このアルバムで伝えたいですね」  11年の東日本大震災も、アルバムの世界観に大きく影響を与えている。須藤は震災後、東北復興支援団体「Team WE ARE ALL ONE」を結成し、ボランティア活動に従事した。ひとりのファンから寄付金を託されたことと、「何かしなければ」という自分の気持ちが共鳴し、4月の段階で宮城県石巻市へ。がれき撤去作業の傍ら、家が流された人や家族と悲しみの対面をした人と直接話し、時に涙を流した。 「モノに執着することの無意味さを、あらためて痛感しました。また、制御不能な原発に依存する日本の現状にも疑問を感じました」  震災ボランティアに象徴されるように、須藤はずっとリアルな人とのつながりを大切にしてきた。それを示すように、WORLD ORDERが発足当時より情報発信の主戦場として選んできたのは、ネットの世界。PVをYouTubeで公開し、ファンの心をダイレクトにつかんでいる。 「テレビは今も巨大なメディアですが、リアルなことを伝えられるかというと疑問です。広告費などで内容が左右されるという話も聞きます。しかも、テレビだと発信先が固定化されていて、国内の音楽ファンにしか届かない。その点、ネットには国境もジャンルの壁もありません。いいものを発信すれば、世界中の人がすぐに反応してくれますからね」  目の前の世界を疑え。須藤は、自身の著書でも繰り返しそう述べてきた。既存の枠組みが大きく変わろうとしている現代で、大切なのは状況よりも「あり方」。自分のあり方次第で、世界は新しい一面を見せてくれる。「時代の転換点」で須藤が本当に伝えたいのは、そんなメッセージだという。 「世界は、いわば自分の意識を投影したもの。自分が変われば、世界は変わるんです。大切なのは言葉。人には3つの構成要素があって、それは『思考・言葉・行為』。思考は簡単に変わりませんが、言葉は明日からでも変えられます。僕も『ミュージシャンになる』と言葉にしたことで、周りの状況が変わり、自分の意識も変わりました。言葉ってエネルギーなんです。エネルギーっていうのは……」  須藤元気が止まらない。 (文/丸茂アンテナ) WORLD ORDER 須藤元気が立ち上げたパフォーマンスユニット。09年12月にiTunes先行配信で「WORLD ORDER」を発表し、10年7月に同名のアルバムでデビュー。須藤元気と6名のダンサーでつくり上げる独創的な世界観は、国内外で高く評価されている。12年3月には、640人の一般参加のダンサーと共に、ロボットダンスを踊り、大人数ロボットダンスのギネス認定記録を樹立した。
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『2012』 WORLD ORDERの2ndアルバム。未発表MVやメイキング映像も収録したBlu-ray/DVD+CDの2枚組。Blu-ray/DVDは、YouTubeで先行公開されている「2012」「MACHINE CIVILIZATION」「AQUARIUS」に加え、メンバーがホストに扮するコミカルな「CHANGE YOUR LIFE」など、全5曲。CDには未発表曲「HELLO ATLANTIS」を含む全7曲が収録されている。世界が熱視線を送る異次元のパフォーマンスを体感したい。 発売:ポニーキャニオン 価格:Blu-ray+CD/4935円(税込)DVD+CD/3990円(税込)発売日:6月20日 (衣装協力/D’URBAN、azabu tailor)
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■「サイゾーpremium」とは? 雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円読み放題! (バックナンバー含む) 【「サイゾーpremium」では他にもプレミアムなインタビューが満載!】テレビレギュラー復帰のアンタッチャブル・柴田 過激な野宿ロケに「もう辞めたい!?」「エロマンガのコレクターが民主党から立候補したり……」ラーメンズの片桐仁が語る中学生の衝動と自意識【恵比寿マスカッツ】「リーダー辞めたいなんて思わせない!」3代目リーダーへのメッセージ

【WORLD ORDER】「日本の現状は明らかにおかしい!」WORLD ORDERが導く新たな世界

【サイゾーpremiumより】 ──須藤元気率いる7人組のダンスパフォーマンスユニットWORLD ORDERが、ニューアルバムをリリース。タイトル『2012』に込めたメッセージとは?
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(写真/三浦太輔 go relax E more)
 須藤元気が止まらない。  格闘技界を引退した”変幻自在のトリックスター”須藤元気によって、2009年に結成された7人組のダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」。ポップなダンスミュージックと見る者を異次元に導くロボットダンスで構成される独特な世界観は、世間の注目を集め、YouTubeで公開したPVの再生数はのべ2000万超を記録。海外のイベントでもパフォーマンスを行うなど、その勢いは加速している。  そんなWORLD ORDERが、待望の2ndアルバム『2012』をリリースする。リードトラック「2012」の導入では、「つみ重ねた歴史が終わりを告げ 文明周期の記憶よみがえる……」と、いきなり”世界の終わり”を宣言し、PV撮影もメキシコの古代遺跡で敢行するなど、マヤ文明の2012年世界終末論を強く意識しているのが感じられる。さらに、神話的モチーフがちりばめられた「AQUARIUS」では、PVの舞台に京都の寺社を据え、ロボットダンスで魅せる非日常の映像世界は宗教的ですらある。  以前より傾倒していた精神世界の影響が色濃く出ている印象だが、作詞作曲を手がけた須藤元気は現代社会に何を啓示しようとしているのか? 「僕は12年を時代の転換点だととらえています。現在、個人も社会も『変わらないといけない』という潜在的な想いを抱えています。日本の年間の自殺者数が3万人。1日に約100人が自ら命を絶つ日本の現状って、明らかに何かがおかしいですよね。モノが人を幸せにする時代が終わって、目に見えない何か、例えば心地いい空気を仲間と共有したりすることが価値を持ち始めているのを感じます。物質至上主義から精神の時代へ、世界が動きだしていることを、このアルバムで伝えたいですね」  11年の東日本大震災も、アルバムの世界観に大きく影響を与えている。須藤は震災後、東北復興支援団体「Team WE ARE ALL ONE」を結成し、ボランティア活動に従事した。ひとりのファンから寄付金を託されたことと、「何かしなければ」という自分の気持ちが共鳴し、4月の段階で宮城県石巻市へ。がれき撤去作業の傍ら、家が流された人や家族と悲しみの対面をした人と直接話し、時に涙を流した。 「モノに執着することの無意味さを、あらためて痛感しました。また、制御不能な原発に依存する日本の現状にも疑問を感じました」  震災ボランティアに象徴されるように、須藤はずっとリアルな人とのつながりを大切にしてきた。それを示すように、WORLD ORDERが発足当時より情報発信の主戦場として選んできたのは、ネットの世界。PVをYouTubeで公開し、ファンの心をダイレクトにつかんでいる。 「テレビは今も巨大なメディアですが、リアルなことを伝えられるかというと疑問です。広告費などで内容が左右されるという話も聞きます。しかも、テレビだと発信先が固定化されていて、国内の音楽ファンにしか届かない。その点、ネットには国境もジャンルの壁もありません。いいものを発信すれば、世界中の人がすぐに反応してくれますからね」  目の前の世界を疑え。須藤は、自身の著書でも繰り返しそう述べてきた。既存の枠組みが大きく変わろうとしている現代で、大切なのは状況よりも「あり方」。自分のあり方次第で、世界は新しい一面を見せてくれる。「時代の転換点」で須藤が本当に伝えたいのは、そんなメッセージだという。 「世界は、いわば自分の意識を投影したもの。自分が変われば、世界は変わるんです。大切なのは言葉。人には3つの構成要素があって、それは『思考・言葉・行為』。思考は簡単に変わりませんが、言葉は明日からでも変えられます。僕も『ミュージシャンになる』と言葉にしたことで、周りの状況が変わり、自分の意識も変わりました。言葉ってエネルギーなんです。エネルギーっていうのは……」  須藤元気が止まらない。 (文/丸茂アンテナ) WORLD ORDER 須藤元気が立ち上げたパフォーマンスユニット。09年12月にiTunes先行配信で「WORLD ORDER」を発表し、10年7月に同名のアルバムでデビュー。須藤元気と6名のダンサーでつくり上げる独創的な世界観は、国内外で高く評価されている。12年3月には、640人の一般参加のダンサーと共に、ロボットダンスを踊り、大人数ロボットダンスのギネス認定記録を樹立した。
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『2012』 WORLD ORDERの2ndアルバム。未発表MVやメイキング映像も収録したBlu-ray/DVD+CDの2枚組。Blu-ray/DVDは、YouTubeで先行公開されている「2012」「MACHINE CIVILIZATION」「AQUARIUS」に加え、メンバーがホストに扮するコミカルな「CHANGE YOUR LIFE」など、全5曲。CDには未発表曲「HELLO ATLANTIS」を含む全7曲が収録されている。世界が熱視線を送る異次元のパフォーマンスを体感したい。 発売:ポニーキャニオン 価格:Blu-ray+CD/4935円(税込)DVD+CD/3990円(税込)発売日:6月20日 (衣装協力/D’URBAN、azabu tailor)
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【サイゾーpremiumより】 ──須藤元気率いる7人組のダンスパフォーマンスユニットWORLD ORDERが、ニューアルバムをリリース。タイトル『2012』に込めたメッセージとは?
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 須藤元気が止まらない。  格闘技界を引退した”変幻自在のトリックスター”須藤元気によって、2009年に結成された7人組のダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」。ポップなダンスミュージックと見る者を異次元に導くロボットダンスで構成される独特な世界観は、世間の注目を集め、YouTubeで公開したPVの再生数はのべ2000万超を記録。海外のイベントでもパフォーマンスを行うなど、その勢いは加速している。  そんなWORLD ORDERが、待望の2ndアルバム『2012』をリリースする。リードトラック「2012」の導入では、「つみ重ねた歴史が終わりを告げ 文明周期の記憶よみがえる……」と、いきなり”世界の終わり”を宣言し、PV撮影もメキシコの古代遺跡で敢行するなど、マヤ文明の2012年世界終末論を強く意識しているのが感じられる。さらに、神話的モチーフがちりばめられた「AQUARIUS」では、PVの舞台に京都の寺社を据え、ロボットダンスで魅せる非日常の映像世界は宗教的ですらある。  以前より傾倒していた精神世界の影響が色濃く出ている印象だが、作詞作曲を手がけた須藤元気は現代社会に何を啓示しようとしているのか? 「僕は12年を時代の転換点だととらえています。現在、個人も社会も『変わらないといけない』という潜在的な想いを抱えています。日本の年間の自殺者数が3万人。1日に約100人が自ら命を絶つ日本の現状って、明らかに何かがおかしいですよね。モノが人を幸せにする時代が終わって、目に見えない何か、例えば心地いい空気を仲間と共有したりすることが価値を持ち始めているのを感じます。物質至上主義から精神の時代へ、世界が動きだしていることを、このアルバムで伝えたいですね」  11年の東日本大震災も、アルバムの世界観に大きく影響を与えている。須藤は震災後、東北復興支援団体「Team WE ARE ALL ONE」を結成し、ボランティア活動に従事した。ひとりのファンから寄付金を託されたことと、「何かしなければ」という自分の気持ちが共鳴し、4月の段階で宮城県石巻市へ。がれき撤去作業の傍ら、家が流された人や家族と悲しみの対面をした人と直接話し、時に涙を流した。 「モノに執着することの無意味さを、あらためて痛感しました。また、制御不能な原発に依存する日本の現状にも疑問を感じました」  震災ボランティアに象徴されるように、須藤はずっとリアルな人とのつながりを大切にしてきた。それを示すように、WORLD ORDERが発足当時より情報発信の主戦場として選んできたのは、ネットの世界。PVをYouTubeで公開し、ファンの心をダイレクトにつかんでいる。 「テレビは今も巨大なメディアですが、リアルなことを伝えられるかというと疑問です。広告費などで内容が左右されるという話も聞きます。しかも、テレビだと発信先が固定化されていて、国内の音楽ファンにしか届かない。その点、ネットには国境もジャンルの壁もありません。いいものを発信すれば、世界中の人がすぐに反応してくれますからね」  目の前の世界を疑え。須藤は、自身の著書でも繰り返しそう述べてきた。既存の枠組みが大きく変わろうとしている現代で、大切なのは状況よりも「あり方」。自分のあり方次第で、世界は新しい一面を見せてくれる。「時代の転換点」で須藤が本当に伝えたいのは、そんなメッセージだという。 「世界は、いわば自分の意識を投影したもの。自分が変われば、世界は変わるんです。大切なのは言葉。人には3つの構成要素があって、それは『思考・言葉・行為』。思考は簡単に変わりませんが、言葉は明日からでも変えられます。僕も『ミュージシャンになる』と言葉にしたことで、周りの状況が変わり、自分の意識も変わりました。言葉ってエネルギーなんです。エネルギーっていうのは……」  須藤元気が止まらない。 (文/丸茂アンテナ) WORLD ORDER 須藤元気が立ち上げたパフォーマンスユニット。09年12月にiTunes先行配信で「WORLD ORDER」を発表し、10年7月に同名のアルバムでデビュー。須藤元気と6名のダンサーでつくり上げる独創的な世界観は、国内外で高く評価されている。12年3月には、640人の一般参加のダンサーと共に、ロボットダンスを踊り、大人数ロボットダンスのギネス認定記録を樹立した。
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『2012』 WORLD ORDERの2ndアルバム。未発表MVやメイキング映像も収録したBlu-ray/DVD+CDの2枚組。Blu-ray/DVDは、YouTubeで先行公開されている「2012」「MACHINE CIVILIZATION」「AQUARIUS」に加え、メンバーがホストに扮するコミカルな「CHANGE YOUR LIFE」など、全5曲。CDには未発表曲「HELLO ATLANTIS」を含む全7曲が収録されている。世界が熱視線を送る異次元のパフォーマンスを体感したい。 発売:ポニーキャニオン 価格:Blu-ray+CD/4935円(税込)DVD+CD/3990円(税込)発売日:6月20日 (衣装協力/D’URBAN、azabu tailor)
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月額525円読み放題! (バックナンバー含む) 【「サイゾーpremium」では他にもプレミアムなインタビューが満載!】テレビレギュラー復帰のアンタッチャブル・柴田 過激な野宿ロケに「もう辞めたい!?」「エロマンガのコレクターが民主党から立候補したり……」ラーメンズの片桐仁が語る中学生の衝動と自意識【恵比寿マスカッツ】「リーダー辞めたいなんて思わせない!」3代目リーダーへのメッセージ

須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」(後編)

IMG_1751_.jpg前編はこちらから ――確かに、幸せならおおらかな気持ちで他人にも優しくできますしね。口の悪い私を含めて、みんな満たされてないんだ......。しかしアイドルって基本、人に幸せを与える仕事のはずなのに、私はイラ立ちとか悪意ばかりを与えて申し訳ないな......もっとしっかりしなくては。須藤さんにも「この人、苦手だな」っていう人いますか?  いないですね、そういうエネルギーはもったいないですよ。若いころはありましたよ。でも、無駄遣いですよ。だって、イマジネーションは現実に作られてしまうわけじゃないですか? で、その人のことを考えていると、その人が実際、現実に現れてきちゃうんですよね。エネルギーの深度数が低下して物質化するので。 ――......あー、すっぴんでボサボサにスウエットでコンビニにいて「今は人に会いたくないなー」って時に同級生に会ったりしますもんね! そういうのがシンクロニシティっていうんですか?  ......(困惑しつつ)そうですね。シンクロはいろいろありますからね。 ――じゃあ、「あいつ嫌だなー」って思ってたら、その人も自分を嫌ってたりするアレも?  そういうのはバレていますからね! ――やっぱりバレてるのかぁ。まず、この「人が嫌いなくせに人からは好かれたい」みたいな性格をなんとかしなくては。もう、こういう自分のネガティブな、ぐるぐるした性格がうっとうしくて、ツラくなるんです。だから夜になると明るくて幸せそうなアイドルのブログを巡回して、「来世はこうなろう......」とか思ってます。だって、現世では困難そうで......。  やはり"気づき"は個人的な問題ですし、「こういう自分はもういい、こういう自分は嫌だ!」と決意しないと治らないですよね。だから、まずはそういう自分にどっぷり浸からないと分からないですし、痛い目を見て気づくこともあります。叡智というのは痛みを伴ってやってきて、しかも少しずつしか手に入らない。この世界っていうのは、必ず痛みを伴ってやってくるんですよ。そこで気づくんです。ある意味、人生は苦行ですよね。 ――今って、うつ病やノイローゼが本当に近くにある時代だし、私も含め、その"気づき"に行く前の苦行の段階で、「こんなに苦しすぎる人生はここでやめてしまおう」ってなってしまう人も多いと思うんですよ。須藤さんはどうやって"気づき"に行き着いたんですか?  その時に「ポン!」となるのではなく、ジワーッと、ティッシュの上に水滴を垂らすように、ジワーっと浸透していくものです。だから、これというものはなく、いつの間にか、昔の自分と変わっている。まず、人に対するリアクションが変わるんですよ。「昔だったらこう言って、こうなっていたな」と。そうすると、自分が変わってきたっていうのが分かる。 ――私、嫌なことがあったときに、一応、自分を俯瞰するようにしているんです。その渦中にいると「ワー!」ってパニックになってしまうから、自分が置かれている状況がどんなもので、どう動くべきなのか、一度俯瞰して整理する。でも、結局どうしたらいいか分からなくて、俯瞰しても「ワー!」なんですけど......。須藤さんも、そういうときに頭の上にもう一人の自分がいるのを想像して、ネガティブな感情を断ち切るんですよね。  そうですね。でも、想像するというのは、まだ頭の中のことなので少し違って、本には「第2の注意力」と書いていますけれど、もう一人の自分ができるようになってくるんです。もう一人の自分が自分の左側や、頭上にいるようになる。やはり問題があったとき、同じステージで考えると見えないですから。そこから離れないと、答えが見えない。 ――うまくできるようになるかなぁ。現状の私が二人いても、うっとうしさ2倍だし......。須藤さんは、そういう小さな迷いから解き放たれて、もうかなり満たされている状態ですよね、すごいです。  う~ん、どうですかね~。 ――仕事もあって、北海道にログハウスを建てて、奥様や可愛い猫たちと暮らしておいて、どうですかね、ですと......!?  早く隠居したくて(笑)。 ――その奥様について聞きたいんですけれど、新刊に、ノート一冊を「ありがとう」で埋めたらCMが決まったり、奥様と出会えたと書かれてましたね。私もうつ病の時にノートいっぱいに「大丈夫、大丈夫、大丈夫......」と書き殴った完全に大丈夫じゃないノートがありますけど、特に運命は運ばれてこなかったですよ! 「ありがとう」じゃなかったからですかね? 奥様とは、やっぱりかなり運命的な出会いだったんですか?  運命的というか、きっかけは、本にも書いてあるとおり、声かけて、ナンパして付き合って......。 ――須藤元気にナンパされて結婚できる人がいるんですね......何、それ! うらやましい!  いや、どうしようもないっすよ、僕は。中途半端で、適当で......。まぁ、毎日ボコボコにされていますけどね(笑)。 ――須藤元気をボコる奥様、超強い! モデルさんとか、タレントさんとか、そういう華やかな人とお付き合いしてた方だと、女性に対するハードルがかなり上がってそうで......奥様はどのような方で......?  そんなには付き合ってないですよ! ちょっと盛ってます(笑)。でも、やっぱり、自分が変わったんでしょうね。やはり、人間はその時によってぜんぜん違うじゃないですか? 例えば小明さんが高校生の時に好きだった物や人は、今とぜんぜん違うのであって、自分が変わるとフォーカスするところが変わるのであって、好みの男性のタイプなんかも......変わらないですか? ――好みの男性のタイプが定まっていなくて、多方面にわたって失敗を繰り返している次第です!  それを楽しんでいるところもあるんじゃないですか? ――うーん、でも、今までびっくりするほどモテなかったんですけど、最近になって、男性に誘われる機会が増えたんですよ。これはなぜか、と考えてみたら、誘ってくれる人って、「女全般が好きで、とにかく女ならオッケー!」っていうタイプばかりだったんです! 「君でいい」と「君がいい」は違うじゃないですか? なのに、大体、「あの人は誰でも口説くよね~」って言われてる人で、もう、「あの子もこの子もダメだったけど、コイツならイケるんじゃないかな」っていう妥協が見えて、なんか、なんか違うんです! 私も運命的に出会いたいんです......!!  小明さんの場合、きっとパーソナルスペースがちょっと狭いんですよ。 ――......はい。確かに部屋は狭いです(分かっていない)。  ......いや、アイドルでカワイイけど、「ちょっと暇だから飲みに行こうよ!」って、男子が構えずに言いやすいキャラクターだってことですよ。だから、気になる人がいたら、パーソナルスペースを広げてみてください。 ――パーソナルスペースって、どうすれば広がるんですか? 須藤さんの本にある、「いらないものを1日1個捨てていく」っていうの、私それができなくて、どんどんものがたまっていくんですよ。だからスペースが狭いんですかね(まだよく分かっていない)。  ......そうですね、とりあえず周りのものを循環させるといいかもしれないね。 ――もう一切循環させてなくて、むしろ沈殿してて、ほんと掘り返すと室内なのに地層レベルで......。  ......話を聞いていると、小明さんがそれを望んでいる感がありますよね。結構、コメントコメントがすごく自虐的で、その自虐的なキャラクターが、面白いし安心する。この世界は逆説的ですから、そうやって自虐的になればなるほど、人気が出ますよ。アハハ! ――そうかなぁ、アハハ! ......でも、口を開けば悪いことしか言わない私も、実は動物にだけは毎日「ありがとう」を言うようにしてるんですよ。  すごい! いいじゃないですか! ――飼ってる猫をかわいいな、と思うたびに、「こんな飼い主で気の毒だ」という気持ちもあって、「ありがとう! 猫、ありがとう!」と......。  はい! もう、猫族の僕としては、男どもにはキツいことをビシバシ言ってもらって構わないんで、猫にだけは優しくしてやってください! ――ビシバシ言う相手の男もいないですけどもね! 須藤さんの『Let's 猫』って本を見たときは、店頭で悶えましたよ。  ああ~、もう、ね、うれしいです! ――うちは実家に犬が1匹と猫が2匹で......。  いいですね~! ――あと、一人暮らしの部屋にも猫1匹で、うちの猫は模様が須藤さんちのプーちゃんと似てて......。  本当に? かわいいですねぇ~、名前はなんて? ――えへへ、うちは朔ちゃんっていって、アメショで......(以下、猫トークにて時間終了)。  須藤さん、本当にありがとうございました! (取材・構成=小明) ●すどう・げんき 1978年、東京都生まれ。拓殖短期大学卒業後に格闘家としてデビュー。02年から06年まで「K-1」を主戦場に活躍。現在、拓殖大学でレスリング部の監督を務 める傍ら、作家・タレント・ミュージシャンなどとして幅広い活動を続けている。09年にはダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を立ち上げ、そのPVは海外からも注目を集めている。(http://www.youtube.com/user/crnaviofficial●あかり 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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須藤元気さんの至言「僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ」(前編)

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 モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第23回のゲストは、新刊『今日が残りの人生最初の日』(講談社)を上梓された須藤元気さんです! [今回のお悩み] 「もう運命的な出会いが欲しい......」 ――すいません、バレンタインなんて大切な日に、こんな意味の分からない女の相談に乗らせてしまって!(2011年2月14日収録) これ、お荷物にならなければ......(チョコを渡す)。  わぁ! すいません、お気遣いを。 ――いえいえ、とんでもない。私、女子高だったんですけど、クラスで須藤さんの人気、すごかったんですよ。「強いしかっこいい!」って。まさかこうしてチョコを手渡しできる日が来るとは......!  いやいやいや......(困惑して)。 ――なのに、須藤さんの本には「学生時代は全然モテなかった」とか「二次元の女性が好き」って書いてあって、そんなもん絶対ウソじゃないですか!  全然、どうしようもなかったです......。女性とあまり話せなくて、初恋の子も、中1から3年間、一言も口を聞けないまま卒業の時に告白して撃沈したっていう。そりゃ一言も話さなかったら無理ですよね。 ――コンタクトゼロで告白は、むしろ勇気ありますね......。須藤さんは確か高校時代も3年間同じ女性に片思いしてフラれちゃったみたいですけど、著書によると、その後は有名になってタレントさんやモデルさんともお付き合いされてたわけじゃないですか。そういう華やかな方々とのお付き合いはどうでしたか?  楽しかったですね(笑)。それまでは、「モテたい!」と思って学生時代にナンパとかコンパもしましたけど、全然ダメでしたから(笑)。 ――割とアクティブに活動したのにダメって、何もせずにダメなことよりキツいですね?  そうなんですよ、やっぱり、空気が読めないからでしょうね。今もそんなには変わらないんですけど。本当にモテなかった反動で、「まず付き合おう!」ってなってしまって......有名になれば来る人も多いじゃないですか? それを拒まずにいたら、痛い目にもたくさん遭って(笑)。 ――お付き合いしても、フラられたことの方が多いとも書かれていましたけど、なぜなんでしょう? お世辞じゃなく、そんなふうには見えないんですが......。  そうですね、基本的に、僕オカシイですからね。う~ん、自分でも思うんですけど、頭オカシイですね。お付き合いすると分かると思います。 ――アハハ(じゃあ付き合ってくれと、のどまで出かかる)。私も基本フラれる側で、しかもその理由が「バカすぎる」とかなんですよ。  そうなんですか? でも、バカだったらライターは出来ませんから(笑)。 ――いや、正直、グラビアアイドルでデビューして、さっぱり売れませんで。流れ流れて現状なんで、そのアイドル的な冠がなかったらライターだってそうとう厳しいもんで......もう、日々ぐるぐる葛藤してますよ。  大丈夫ですよ。アイドルだけだとたくさんいますけど、そこでライターとして文章が書けるのは、それで差別化されているわけですから。 ――でも、それは完全な逃げじゃないですか......アイドルでやっていけないからライターやって、ライターでも厳しいからアイドルを捨てない、みたいな......。  逃げというか、ひとつの手法です。アイドルという主軸があるからライターとしても特殊なポジションにいる。頭が良いですよね。 ――頭が良いなんて......太字にして載せたいくらいですよ! 須藤さんは新刊の『今日が残りの人生最初の日』もそうですけど、今までもユリ・ゲラー氏と対談されてたり、『バシャール スドウゲンキ』(知的生命体バシャールとのテレパシーでの交信記録)だったり、そういう迷いから解き放たれている、崇高な印象です。  いえいえ! 僕の本なんて、ギャグみたいなものですよ(笑)! でも、人間の魅力は振り幅ですからね。僕も現役時代に本を出して、「格闘家なのに本を出した」っていう振り幅があって。まず本を出せたのも、格闘技という主軸があったからやれてたんですよ。引退してからも書いてますけどね(笑)。 ――須藤さんの本って、もっと難しい精神論が書かれてるのかと思ってたんですけれど、意外と分かりやすくてびっくりしました。私の姉も一時期スピリチュアルにハマってかなり啓蒙されたんですけれど、「ギルツとタルキムスが......」とか、とにかく用語が難解すぎて「姉が違う星の生物になった......」って感じでしたもん。このくらい分かりやすく説明してくれたら、もう少し分かり合えただろうに......。  いやいや。小明さんもそういうことに興味はあるんですか? ――私はそんなにガッツリではないんですけど、"言霊"みたいなものはあると思っていて。私はすごくネガティブな性格で、いつも、「もうダメだー!」みたいなことを思ったり口に出したりしてしまうんです。そうすると本当にどんどんダメになっちゃって、精神的にキテる時は、ある人が憎すぎて「アイツを呪い殺したい......!」と日々悶々としてたら、「あの人、入院したらしいよ」って人づてに聞いて......。偶然だとは思いつつ、「すごい! 呪いが効いた!」と喜んでいたら、そのすぐ後に自分にも悪いことが起きて......。「人を呪わば穴二つ」とは言いますが、やっぱり自分の投げたボールは返ってくるんだな、と。いつか自分の邪気で自分が死にそうで、なんかもう怖いです。  ......そうなんですか(引き気味に)。 ――そこで須藤さんの本を読んだら、「人の悪口を言いたくなったら、その真逆の褒め言葉に変えてみる」っていうのがあって、なるほどな、と。「お前を一生呪ってやる!」だったら、「お前を一生祝ってやる!」でしょ? これは愉快ですよね。  言葉を変えるのは良いですね。思考のエネルギーより言語のエネルギーの方が強いので、言葉を変えることによって思考パターンが変わりますから。言葉にするとき、一回溜める。思考というのはずっと垂れ流しで考えていますけど、言葉っていうのは一回ワンクッション置けるんですよ。その言葉を言うべきか言わないか、いったん考える訓練をすると、自然に考えてから言えるようになってきて。言葉をコントロールしていくと、思考は変わります。 ――今の私の活動は、Ustreamとかニコニコ動画とか、ネットを使ったものが多いんです。そうすると、ネットの書き込みってストレートなんですよね、いいことも、悪いことも。私はネガティブな性格上、悪いことばっかり気になっちゃうんです。須藤さんも、ネットの掲示板の書き込みに一喜一憂していた時期があるんですよね。  デビューして10年たちますけど、当時はまだネットがそこまで普及していなかったので、一つ一つの書き込みが重かったんですよね。今は誰でも書いてますから、100人いれば100人の考え方が違うので、それをすべて受け取る必要はないですよ。それに小明さんの場合は、それも愛情表現じゃないですか? ――そうなのかなぁ、もっと甘いお菓子を与えるとかの愛情表現がいいなぁ。  アハハ(笑)。関心を持たれるっていうのは、そういうことですから。書いている人に小明さんという存在が引っ掛かっているから書き込みをするのであって、引っ掛からない人の方が多いですからね。 ――ああ、そういえばデビュー当時、「2ちゃんねるというものがあって、芸能人はそこにいろんなことが書かれているらしい」って知って、「最近デビューした小明って子、いいよね」とか書いてないかなぁ、と甘い期待をして検索してみたら、自分のスレッドすらなかったっていう悲しい出来事がありました。あのころと比べてみれば、マシなんですね、現状は。  良かれ悪しかれ、こういった仕事っていうのはネットに書かれるうちが花だと思った方が。それでネガティブなものは、その人の投影なので、結局は発言者自身の心の叫びなんですよ。満たされないから人を批判して、それで満たされると思っても、結局は満たされない。書き込む人が一番嫌いなのは、自分自身なんですよね、実は。 (後編につづく/取材・構成=小明) ●すどう・げんき 1978年、東京都生まれ。拓殖短期大学卒業後に格闘家としてデビュー。02年から06年まで「K-1」を主戦場に活躍。現在、拓殖大学でレスリング部の監督を務 める傍ら、作家・タレント・ミュージシャンなどとして幅広い活動を続けている。09年にはダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を立ち上げ、そのPVは海外からも注目を集めている。(http://www.youtube.com/user/crnaviofficial●あかり 1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。 ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中
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美は肉体に宿る 須藤元気、とは。 amazon_associate_logo.jpg
小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談バックナンバー 【第22回】 オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ......」 【第21回】 Kダブシャインさんの至言「宇多丸は、Kダブをシャインさせない」 【第20回】 楳図かずおさんの至言「世界を相手にやっている人は、友達作っちゃうと危ない!」 【第19回】 キングオブコメディさんの至言「いつ辞めてもいいから、続けられるんです」 【第18回】 バカリズムさんの至言「モヤモヤは、そのまま持ち帰って立ち向かいます」 【第17回】 島田秀平さんの至言「小明さんの手相にはアブノーマル線があるんです」 【第16回】 小森純さんの至言「写真のチェックとか、自分では一切しないんです」 【第15回】 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」 【第14回】 稲川淳二さんの至言「自分の子どもを殺そうか、と思った自分が一番怖かった」 【第13回】 蝶野正洋さんの至言「自分の役割の中で、最大限に光らなきゃならない」 【第12回】 有野晋哉さんの至言「アイドルは『育ちがええねんなー』っていうのが大事です」 【第11回】  鳥居みゆきさんの至言「やりたくないこと、やらないだろうな、ってことをやるの」 【第10回】  宇多丸さんの至言「人にはだいたい『ちょうどいい』ところがあるんです」 【第9回】  桜木ピロコさんの至言「あたしいつもだいたいいやらしいことしてるもん!」 【第8回】 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」 【第7回】 ルー大柴さんの至言「ライフっていうのはマウンテンありバレーありです」 【第6回】 大堀恵さんの至言「私、いつも『アンチ上等』って思ってるんです」 【第5回】 品川祐さんの至言「なったらいいなと思ってることは、だいたい実現する」 【第4回】 福本伸行さんの至言「俺は『面白いものを作ろう』じゃなくて、作れちゃう」 【第3回】 大根仁さんの至言「ネットの書き込みなんて、バカにしていいんじゃない?」 【第2回】 杉作J太郎さんの至言「そんなことより『ファフナー』見ろ、『ファフナー』を」 【第1回】 河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」

須藤元気がほのぼのフォトエッセイ 元天才格闘家が猫から学ぶ人生哲学

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『Let's 猫』(朝日出版新聞)
 トリッキーな闘い方で人気を集めた元格闘家の須藤元気。リングを下りた彼は今、北海道へと移住し、愛猫「プーチャン」「メイチャン」、そして家族とともにログハウスで暮らしながら、なおも自分流の生き方を模索中だ。  そんな須藤が、二匹の愛猫や家族との暮らしをつづったフォトエッセイ『Let's 猫』(朝日新聞出版)を刊行、話題となっている。北海道への引越しにまつわるドタバタ劇や、妻への想い、犬派だった須藤が二匹と出会って"改心"する心の動きなど、心温まるエピソードが猫というフィルターを通してゆったりと描かれている。  2006年に現役を引退し、映画監督、俳優、タレント、講演活動、ミュージシャンなど活躍の場を広げているが、著書『風の谷のあの人と結婚する方法』(ベースボール・マガジン社)が19万部のベストセラーとなるなど、文筆業での評価も高い。今回で9冊目の著書を書き終えた自由人・須藤元気に、今の想いを聞いた。 ──今回、ネコのフォトエッセイを出そうと決めたきっかけは? 須藤元気(以下、須藤) 昨年、北海道へ移住したんですけど、日々の暮らしや想いを飾らない言葉で綴るには、猫というフィルターを通すのもおもしろいかなと思いまして。あと、まぁ、単純に「猫本」って人気あるみたいなんで売れたらいいなと(笑)。 ──「猫本」は市場で根強い人気ですからね(笑)。この本で読者に伝えたいことは? 須藤 これはもうズバリ、「猫の生き方から学ぶ哲学」。これにつきます。 ──人は猫から哲学を学べると。 須藤 学べるではなくて、学ぶべきです。学ばないとダメです(笑)。 ──でも須藤さんは、どっちかというと犬好きでしたよね。 須藤 そう。よく知ってますね。まぁ、これは自分だけの感じ方かもしれないんだけど、人間社会というのが、ある種管理された「犬社会」に思えてき。特に都会に住んでたからそう感じたのかもしれないけど。ま、犬には罪はないんですけど。で、そこに猫との出会いがあったと。そこらへんは本を読んでいただけると(笑)。 ──で、北海道へ移住を? 須藤 とりあえずピラミッド型のログハウスに住みたかったんですよ(笑)。そうなると広い土地が必要だった。それで土地探しから何からいろいろしてたら、「じゃ、北海道か」みたいな。 ──実際に猫と暮らしてみて須藤元気がもっとも影響されたことって? 須藤 いろいろあるんだけど究極を言っちゃうと、「遊びたいときに遊び、寝たいときに寝る」。これかな。うん、そうなりましたね。 ──まんま猫ですね(笑)。帯の「人生で大切なことは彼女(ネコ)たちから教わった」は実に象徴的な言葉です。それにしても、フォトエッセイの作業は楽しかったんじゃないですか。 須藤 日々の生活の一部みたいな作業でしたね。遊びの延長というか。それでいて書き綴ることで忘れていたことを確認できたり。とりあえず、嫁さんはイラストがうまいことを知りました(笑)。「ヘタウマ」なんですけどね。あと、猫を撮影してると、いい感じで寝転んでくれたり、キーボードの上を歩いてくれたり。なんかこいつ、役どころが分かってんじゃないかって思いましたよ(笑)。 ──あ、奥様のイラストは本当に素晴らしいです。本の世界観と見事にマッチして。あれ、仕事きますよ(笑)。写真はご夫婦でお撮りになったそうですが、こちらもお上手ですね。 須藤 カメラがいいんです。ライカM8。まぁ、猫のことが好きなんで、そこらへんが投影されているというのはあるのかも。もちろん、プロの方から見たらシビアなご意見もあろうかと思いますけど、これはこれでいいかなと。 ──あの、昔、リングで闘ってたんですよね......。 須藤 いやぁ、よくあんなことできたと思いますよ(笑)。もうできないですね。猫からしたら、自分のことを撮影しているこの人間が、かつて血だらけになって殴り合ってたなんて想像できないでしょうね。 (構成=浮島さとし) ●すどう・げんき 1978年、東京生まれ。高校時代にレスリングを始め、拓殖大学短期大学在学中に全日本ジュニアオリンピックで優勝。世界ジュニア選手権日本代表に。卒業後はアメリカで美術を学びながら格闘家としての武者修行も開始。帰国後プロデビューし、K-1やHERO'Sで活躍。06年現役引退。08年に母校のレスリング部監督に就任。東日本学生リーグ戦で優勝、最優秀監督賞を3回受賞。
Let's 猫 いろんな意味で、すごい人だよね。 amazon_associate_logo.jpg
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