苦戦が続くTBSの苦肉の策? ビートたけしが“犬猿の仲”石橋貴明と共演したワケ

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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  10月21日、定例となっている東京スポーツ客員編集長インタビュー取材で、約1カ月ぶりにビートたけしに会ったが、かなり疲れた様子だった。  その1カ月ほど前は、映画『アウトレイジ ビヨンド』の宣伝のために、監督・北野武として、あちこちのテレビ番組や雑誌などにゲスト出演。多忙を極めている頃に、筆者は西葛西の行きつけの京風お好み焼き屋「きん屋」という店で、「週刊実話」(日本ジャーナル出版)のH編集長と、若手記者2人と仕事の打ち合わせを兼ねて飲んでいた。スッカリできあがった頃にたけしから「本多さん、どこにいるの? 行っていい?」と電話があった。  しばらくして一人でやって来たたけしはハイテンションで、店の客や従業員にも気を使って、酔っぱらいながら『アウトレイジ ビヨンド』の見どころを盛んにアピール。ご機嫌で帰っていった。後に本人に聞いたところ「記憶がない」と言う。  毎度のことだが、監督自ら絶賛する『アウトレイジ ビヨンド』を見て納得した。西田敏行をはじめ、出演者全員の演技をベタ褒めしていただけのことはあった。筆者は映画評論家ではないので、映画については、ただ「面白かった」としか言いようがない。映画は「全員悪人 完結。」とのキャッチコピーが付けられていたが、3作目を見たいという思いに駆られたのは筆者だけだろうか。たけしは審査員長を務める「東京スポーツ映画大賞」で「来年の映画祭は、(『アウトレイジ ビヨンド』に出てくれた俳優)全員が主演男優賞だな」と言っていただけに、本人も『アウトレイジ』に対する思い入れは相当強いのだろう。今後、続編製作を発表するか否か、今から楽しみだ。  しかし、公開後の21日に会ったたけしは、なぜか疲れ切っていた。映画のプロモーションの疲れか? それとも、映画公開後、ハイテンションで連日飲み過ぎたせいなのか? ところが、どちらでもなかった。  その日、TBSでたけしととんねるずの石橋貴明の新番組『日曜ゴールデンで何やってんだテレビ』がスタートした。たけしのレギュラー番組はこれで9本目。単発・不定期番組を入れると、月30本前後の番組収録を消化することになる。これでは疲れるのは無理もない。  しかし、たけしはTBSのプロデューサーに「日曜の夜8時台は、何やっても視聴率が取れない。なんとかしてください」と言われて、今回の番組も断れなかったようだ。視聴率競争において苦戦続きのTBSの中で、たけしの『情報7days ニュースキャスター』は土曜夜の激戦区で好成績を残している。TBSが“たけし頼み”に走るのも理解できる。  たけしは昔、売れない時代を経験。「フライデー襲撃事件」後には、ニ度と芸能界の土を踏めないと覚悟したこともあったが、いまやお笑い界の頂点に立ち、映画界では“世界のキタノ”と呼ばれている。とはいっても、仕事が来るうちが華。来なくなったら、本人の意思とは関係なく、自然と引退状態に追い込まれるわけだ。  だから、来た仕事は受ける。  たけしとは比べものにならないが、フリーライターの筆者も同じだ。いや、多くの生真面目に働く日本人たちと、たけしの姿勢はなんら変わらないし、そこがたけしの絶大な支持を支えている源だろう。  年末にかけて、特番が増える。記憶がなくなるような酒の飲み方はほどほどにして、体を大切にしてほしいものだ。 (文=本多圭)

「なんだ、このヤロー!」予想のつかない劇的ラストを見逃すな!!『アウトレイジ ビヨンド』

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(C)2012『アウトレイジ ビヨンド』製作委員会
 「全員悪人」のキャッチコピーで注目を集め、大ヒットを記録した北野武監督・主演のバイオレンス映画『アウトレイジ』(10)。ヤクザ同士の壮絶な権力争いを描いた同作の続編が、10月6日公開の『アウトレイジ ビヨンド』(R15+指定)だ。  関東最大の暴力団組織・山王会は、5年前の熾烈な抗争を制し会長にのし上がった加藤(三浦友和)と、壊滅した大友組の生き残りで加藤に取り入った若頭の石原(加瀬亮)を中心に勢力を拡大。いまや国政にまで影響を及ぼすほどになり、警察は危機感を強めていた。警視庁“マル暴”の片岡(小日向文世)は、関西の巨大暴力団・花菱会に目をつけ、表面上は友好関係にある東西の組織を対立させようと画策。さらに片岡は、獄中死したと思われていた元組長の大友(ビートたけし)を仮出所させ、ヤクザ同士のつぶし合いを加速させる。  「度を超した怒り・狂気」(outrage)を強烈な残虐シーンで視覚的に表現した前作を受け、本作は一触即発の怒気を帯びた激しい言葉の応酬と、観客にじわじわと痛みを想像させる間接的な表現で「その先」(beyond)を描く。バイオレンスとエンタテインメントの融合という道を極める、北野監督流の“落とし前”がここにある。従来は善人役の多い三浦、小日向、西田敏行らも北野作品の中で見事にワルになり切っている点も見どころ。桐谷健太と新井浩文の若さ、高橋克典のクールさも男の色気を添える。  「全員悪人、完結。」がキャッチコピーの今作で、彼らが果たしてどんな結末を迎えるのか。あるいは、たけし扮する大友が復活したように、終わったと見せかけて次につながる伏線を張っているのか。予想のつかない劇的ラストを、ぜひ映画館で目撃していただきたい。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『アウトレイジ ビヨンド』作品情報 <http://eiga.com/movie/56609/>

「なんだ、このヤロー!」予想のつかない劇的ラストを見逃すな!!『アウトレイジ ビヨンド』

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(C)2012『アウトレイジ ビヨンド』製作委員会
 「全員悪人」のキャッチコピーで注目を集め、大ヒットを記録した北野武監督・主演のバイオレンス映画『アウトレイジ』(10)。ヤクザ同士の壮絶な権力争いを描いた同作の続編が、10月6日公開の『アウトレイジ ビヨンド』(R15+指定)だ。  関東最大の暴力団組織・山王会は、5年前の熾烈な抗争を制し会長にのし上がった加藤(三浦友和)と、壊滅した大友組の生き残りで加藤に取り入った若頭の石原(加瀬亮)を中心に勢力を拡大。いまや国政にまで影響を及ぼすほどになり、警察は危機感を強めていた。警視庁“マル暴”の片岡(小日向文世)は、関西の巨大暴力団・花菱会に目をつけ、表面上は友好関係にある東西の組織を対立させようと画策。さらに片岡は、獄中死したと思われていた元組長の大友(ビートたけし)を仮出所させ、ヤクザ同士のつぶし合いを加速させる。  「度を超した怒り・狂気」(outrage)を強烈な残虐シーンで視覚的に表現した前作を受け、本作は一触即発の怒気を帯びた激しい言葉の応酬と、観客にじわじわと痛みを想像させる間接的な表現で「その先」(beyond)を描く。バイオレンスとエンタテインメントの融合という道を極める、北野監督流の“落とし前”がここにある。従来は善人役の多い三浦、小日向、西田敏行らも北野作品の中で見事にワルになり切っている点も見どころ。桐谷健太と新井浩文の若さ、高橋克典のクールさも男の色気を添える。  「全員悪人、完結。」がキャッチコピーの今作で、彼らが果たしてどんな結末を迎えるのか。あるいは、たけし扮する大友が復活したように、終わったと見せかけて次につながる伏線を張っているのか。予想のつかない劇的ラストを、ぜひ映画館で目撃していただきたい。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『アウトレイジ ビヨンド』作品情報 <http://eiga.com/movie/56609/>

裏切り&結託は当たり前。今の政界にそっくり! 極道たちのバトルロワイアル『アウトレイジ ビヨンド』

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撃ってみろよ、コノヤローッ! 大友(ビートたけし)の怒声が響き渡る『アウトレイジ ビヨンド』。
いちばん悪い極悪人は誰だ?
 おのれの欲望に忠実に生きる男たちを主人公に、弱肉強食の世界を清々しいまでにクールに描いてみせた北野武監督のバイオレンスオペラ『アウトレイジ』(10)。東日本大震災の影響で撮影が延期された続編『アウトレイジ ビヨンド』だが、今回も北野監督らしい理数系的なシャープな演出が堪能できる。大企業が下請けの中小企業をいいようにコキ使う現代社会の写し鏡だった前作に対し、今回は裏社会を牛耳る二大勢力の間に新たに“第三極”が割って入り、勢力図を塗り替えていく。民主党と自民党の間で“橋下新党”が揺さぶりを掛ける日本の政界事情によく似た展開だ。  金と出世のために、裏切り、密会、結託を繰り返すヤクザたちの世界を描いた『アウトレイジ』シリーズの第2弾。前会長(北村総一朗)を亡き者にした加藤(三浦友和)が新会長に就任し、「山王会」は関東一円を支配する巨大暴力団としてますます勢力を強めていた。大友組の金庫番だったインテリヤクザの石原(加瀬亮)はそのビジネスセンスを加藤に買われて、山王会の若頭に大出世を遂げている。年功序列制から能力評価に変わったことに、古参の幹部たち(中尾彬、名高達郎、光石研)は不満タラタラ。一方、山王会が政界にまでちょっかい出すようになってきたことから、警察側はクギを刺すことになった。関西の老舗暴力団「花菱会」と衝突させ、両者を消耗させることをマル暴刑事の片岡(小日向文世)は画策する。2大勢力の間に入って火種をまき散らすジョーカー役に選ばれたのが、片岡のとっておきの切り札・大友(ビートたけし)だった。前作のラスト、獄中で刺殺されたはずの大友はどっこい生きていたという、人を喰った序盤となっている。
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山王会の若頭に異例の大出世を果たした石原(加瀬亮)だけど、キレやすい性格は相変わらず。
カルシウムが足りないよ。
 獄中の大友は仮釈放されたものの、前作で山王会に逆らった大友組は全滅している。行き場のない大友を迎えるのが、因縁のあった元村瀬組の木村(中野英雄)。大友に斬りつけられたカッターナイフの傷跡が顔に残る木村は、村瀬組を再興するために力を貸してほしいと大友に頭を下げる。組を失った木村は、死んだ舎弟の息子とその仲間(新井浩文、桐谷健太)の世話を焼く律義者だ。一度は隠遁生活を考えた大友だが、まだ老け込むには早すぎる。こうして木村が経営するバッティングセンターを根城にして、大友&木村連合軍が結成される。山王会、花菱会に比べるとあまりにも弱小グループだが、少人数ゆえの機動力を活かして裏社会でのキャスティングボートを握っていく。  たけし発案の斬新なバイオレンスシーンが目に焼き付く『アウトレイジ』シリーズ。残酷シーンの連続のような印象があるが、たけし演じる大友という男は実はガキ大将がそのまま大人になっただけに過ぎない。前作では木村の顔をカッターナイフで斬りつけ、サウナですっぽんぽん状態の村瀬(石橋蓮司)に襲いかかった。大友の振るう暴力の数々は、子どもの悪ふざけの延長だった。大使官邸で闇カジノを開いたのも、お金儲け目的というより、単に面白そうだったからやってみただけ。そもそも大友組を作ったのも、たけし軍団と同じで大勢でワイワイと騒ぎたかったからだろう。大友はただ、毎日を面白おかしく過ごすことができればよかった。お金や出世にはまるで興味がない。今回もバッティングセンターに何となく居着いてしまう姿に、大友の少年性を感じさせる。
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こちら「花菱会」の幹部たち(西田敏行、塩見三省)。会長が替わってから、
山王会のお歳暮がしょぼくなったことに腹を立てている。
 ところが現実社会は、無垢なるものに容赦ない。前作で大友が始めた闇カジノは膨大な収益を上げたことから親会社の山王会が横取りしてしまった。巨大な組織となった山王会は、その組織の巨大さを維持するために貪欲にエネルギーを欲するようになっていた。巨大組織を維持するためのエネルギーは、もちろんお金だ。山王会はもはやアウトロー集団ではなく、ひたすらお金儲けに走る集金システムと化してしまった。消費者や社員のことは考えず、利潤を上げることのみにこだわる多国籍企業と何ら変わらない。任侠の世界に憧れて、極道になっただろう大友の居場所はもうどこにもない。堅気の人間にはなれず、サラリーマン社会に背を向けてヤクザになったはずなのに。出所した大友はこう叫ぶしかない。「何だ、バカヤローッ!!」。  出所後は足を洗うつもりだった大友を、木村に引き合わせて再び裏社会に引っ張り込んだ張本人は刑事の片岡。以前は大友経由で裏社会の情報を仕入れていた片岡は、今では山王会に足繁く通うようになり、ミイラ獲りがすっかりミイラ状態。片岡本人にその自覚がないから、なおタチが悪い。学生時代からの片岡との腐れ縁で、大友は裏社会にまたズブズブと足を踏み入れるはめに陥っていく。裏切りの連続から深作欣二監督の『仁義なき戦い』シリーズと比べられることが多い北野監督の『アウトレイジ』シリーズだが、今回はどちらかというと『あなたへ』(12)で共演した高倉健の往年の代表作『昭和残侠伝』シリーズを彷彿させる。ヤクザ渡世から抜け出そうとするも、しがらみに絡めとられてしまう経緯が切ない。でも、そこは北野監督。ウェットには流れず、ドライな演出でドラマをぐいぐい押し進めていく。  今まで続編を手掛けなかった北野監督だが、コンペ部門に選出された今年のベネチア映画祭でパート3の可能性があることをほのめかすなど、シリーズ化に強い手応えを感じている。そして今回、続編を撮った理由がラストで明かされる。いちばん悪いヤツは一体誰なのか? 北野監督はその点をきっちり指弾する。前作で二枚舌を得意とした池元(國村準)を惨殺したように、いちばん許せないヤツに向かって、大友の銃口が火を噴く。ガキ大将がそのまま大人になった大友にとって、そいつの言動だけはどうしても許せなかったのだ。 (文=長野辰次) outrage_4.jpg 『アウトレイジ ビヨンド』 監督・脚本・編集/北野武 音楽/鈴木慶一 撮影/柳島克己 出演/ビートたけし、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁 R15 配給/ワーナー・ブラザーズ映画、オフィス北野 10月6日(土)より新宿バルト9&新宿ピカデリーほか全国ロードショー  (c)2012「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会  <http://wwws.warnerbros.co.jp> ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第189回] これが全米を熱狂させた“USA版バトル・ロワイアル”! 殺人リアリティーショー『ハンガー・ゲーム』 [第188回]行き詰まった人生の扉を開く鍵は“銭湯”にあり? 内田けんじ監督のオリジナル作『鍵泥棒のメソッド』 [第187回]大家族の伝統料理から超手抜きレシピまで勢ぞろい! 台所から見えてくる中東の家庭事情『イラン式料理本』 [第186回]“世界的な絶滅危惧種”である独裁者に愛の手を!? 政治ネタ&下ネタ満載コメディ『ディクテーター』 [第185回]障害者の性処理も介護の重圧も、すべて笑い飛ばせ! 男たちのバリアフリーな友情ドラマ『最強のふたり』 [第184回]人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』 [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! 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「全員悪人 完結。」と言ってはみたものの……北野武監督『アウトレイジ ビヨンド』の先に何かがある!?

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『アウトレイジ ビヨンド』公式サイトより
 いよいよ北野武監督最新作『アウトレイジ ビヨンド』が10月6日に公開される。前作『アウトレイジ』の続編で、東日本大震災の影響を鑑みて約1年遅れの完成となったが、西田敏行や三浦友和ら豪華役者陣による重厚な作品に仕上がっている。  キャッチコピーは「全員悪人 完結。」。額面通りに受け取れば、続編の製作は「ない」と言っていいだろう。  だが、事情を知る関係者は「いやいや、まだわかりませんよ。ネタバレしてしまうので言えませんが、クライマックスは、とても完結といった感じではないんです。主要キャストの何人かは生き残りますからね」と明かす。  世界に名高い“北野作品”ではあるが、興行的に大ヒットと呼べるものは2003年公開の『座頭市』までで、その後の『TAKESHIS’』(05)や『監督・ばんざい!』(07)、『アキレスと亀』(08)は興行的に苦戦を強いられた。 「だいぶ赤字で、事務所の台所事情も厳しくなったとか。そんな折、得意の暴力映画に戻した前作『アウトレイジ』がヒット。特にレンタルが好調のようです。事務所的な本音を言えば、まだまだアウトレイジシリーズを撮ってほしい。そのことはたけしさんもわかっているはずです」(映画関係者)  それを知ってか、最近の北野監督の言動にも変化が……。先日行われた「第69回ベネチア国際映画祭」の公式会見で、記者から「次回作は?」と聞かれ「3本目も撮れということになりそうなので、台本を書いておいた」と発言。同事務所の森昌行プロデューサーも慎重な言い回しながら「(続編は)今回が、どの程度の成績かによる。シリーズものでは『3』があると分かると『2』はビデオで見ちゃうから。現時点で『3』製作の意思はないという建前にしておきます」と話した。  舞台裏を知る関係者は『アウトレイジ3』の製作は既定路線であると明かした上で、次のように証言する。 「おそらく今回“わざと”出番が少なかった高橋克典さんあたりが、次作のキーマンになるでしょうね。あとは高倉健さんが出るか出ないか。健さんとは先日公開された『あなたへ』で共演しているし、その縁でオファーを出せば、OKしてくれる下地は整っているからね」  18日に行われたプレミアイベントで、北野監督は「高倉健さんの任侠映画、深作(欣二)監督の『仁義なき戦い』シリーズが日本の暴力映画の歴史をつくってきた。たぶん『アウトレイジ』は新しい時代の流れをつくる」と発言。やはり“完結”ではなく“始まり”のようだ。

北野武監督『アウトレイジ ビヨンド』クランクイン “暴力団絶縁宣言”の中野英雄も出演へ

outrage0423.jpg  東日本大震災の影響で無期延期になっていた北野武監督の『アウトレイジ』の続編『アウトレイジ ビヨンド』の制作発表が4月17日に行われた。  日本を恐怖のどん底に陥れた震災、それによる福島第一原発事故直後、北野監督は2011年4月から予定されていたパート2のクランクインを、「映画を撮っている場合じゃない。そんな気持ちになれない」と無期延期。すでに出演が決まっていた西田敏行らに撮影延期を伝えたところ、「いつまでもスケジュールを空けて待ってます」と言ってくれたことに感激していた。その後、昨年10月に東京都でも施行された「暴力団排除条例」という難題が持ち上がった。『アウトレイジ』に出演した中野英雄に暴力団との黒い交際のウワサが上っていたからだ。  10年6月に公開された『アウトレイジ』は、興業配収7億5,000万円のヒットとなった。これに気をよくした北野監督がパート2を企画。ところが前作では、ビートたけし演じる山王会の大友組長は、抗争を続ける村瀬組の若頭・木村を演じる中野に刑務所の中で刺殺されて終わっている。パート2は、実は死んだはずの大友組長は生きていたという設定にした。それだけに、大友組長を刺殺した木村を演じた中野は外せない。  Vシネマ男優のイメージが強かった中野も『アウトレイジ』で再評価されただけに、ぜひともパート2に出演したかった。彼は知人を通じて筆者に「僕は役者を続けたい。だから、これまでの暴力団との関係をウソ偽りなく話して、暴力団と絶縁する」と言ってきたので、筆者の仲介で、暴排条例施行直前に、中野は勇気を持って「週刊実話」(日本ジャーナル出版)で“暴力団絶縁宣言”をして、新たな役者人生をスタートさせた。こうした中野の姿勢を受けて、『アウトレイジ ビヨンド』にも中野の出演が決定した。  北野監督は、「新作は、西田敏行さんや神山繁さんといった演技派俳優揃い。みんな自分の演技をするから、なかなか撮影が進まない。初めからクタクタだよ」とうれしい悲鳴を上げていた。  その監督とは、制作発表の2日前に東京スポーツの連載インタビューで会った。ここでたけしは、小林幸子の事務所騒動について、こんな話をしてくれた。 「結局、小林のダンナが、事務所の社長に金を払うのがもったいなくなっちゃたんだろ? まあ身内が仕事に口を出してきて、会社を辞めさせたり独立させようとするのはよくある話だよ。身内にしてみたら、銭が惜しくなる。実は、うちのかみさんもそうなんだよ。俺は弟子たちの家の家賃の面倒を見てるけど、この間、それを『なんであの子たちの家賃を払うの、弟子なんかいらないでしょ』と、珍しく真顔で言われたよ。『どうしてお前はバカなんだ、弟子がいるから俺はここまでなれたんじゃねえか』って言ってやった。実際、そうだもの。『お笑いウルトラクイズ』とかで体を張ってゲームをやってくれたのは弟子なんだから」  たけしの言う通りだ。スターの中には、自分の一人の力で現在の地位になったと思い違いする連中が多い。周りが支えてくれるからこそ、今の自分があることを忘れてはならない。小林の騒動ではいろんな芸能人が発言しているが、たけしのコメントが一番、当を得ていた。  弟子や周りのスタッフを思いやるたけしの姿勢を再確認してうれしくなった。 (文=本多圭)

「よもや該当者全部ナシ!?」今年もたけしが大暴走! 東スポ映画祭がハチャメチャすぎる

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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  ビートたけしが審査委員長を務める第21回「東京スポーツ映画大賞」(東スポ映画祭)の受賞作が決まった。たけしこと北野武監督は昨年、『アウトレイジ2』を3月末にクランクインする予定だったが、3月11日に起こった東日本大震災と、それによる福島第一原子力発電所の事故の影響で、「とても映画を撮る心境になれない」と撮影無期延期を発表した。  さらに年末になって、東スポ映画祭の選考が迫ったころ、たけしは「震災のときにいい映画が撮れるわけがねえ」と語っていただけに、21回の東スポ映画祭は「今年は該当者なし」ということになるのではと予想された。そんな中、1月下旬に全国14の映画祭のディレクターがノミネート選考した作品をもとに審査が行われたが、開口一番、たけし審査委員長は「本当のことを言っちゃうと、昨年の映画は全部ダメ」と一言。案の定「震災時に、いい映画は撮れない」と繰り返した。  しかし、「すべての賞で該当作品・該当者なし」というのは、予定調和を嫌うたけしのネタとして面白いが、年に一度の社を挙げた一大イベントを仕切る映画祭スタッフとしては戦慄ものだ。  しかし、たけしは続けて「『冷たい熱帯魚』は、これほどくだらない映画はないという感じはある一方で、園子温監督というのは、一歩間違えばすごいことになるんじゃないかと思わせるものがある。撮り方はガサツだけど、化ける可能性がある。期待を込めて『冷たい熱帯魚』と園子温に、作品賞と監督賞をあげよう。それに、元ピン芸人がここまでやったということで、『冷たい熱帯魚』に出演したでんでんに助演男優賞をあげる」と語り、全賞該当なしという最悪(?)の事態は逃れた。  だが、やはり主演男優・女優賞や助演女優賞、新人賞や外国作品賞などは該当なし。すると、「受賞する俳優がでんでんしかいないのはさみしいから」と、なぜか時代劇で5万回切られたという俳優の福本清三さんに「"日本一の切られ役"として特別賞をあげちゃおう」(たけし)ということになった。さらに、たけしは「映画は裏方の人がいてこそ、できる。この際だから、技術スタッフを表彰しよう。それこそ、東スポ映画祭にしかできないから、東スポはエライってことになる」ということで、急遽技術スタッフ賞が新設されて、ガンアクションや音響のプロ、殺陣師など4名が選ばれた。  次に、同時開催される「第12回ビートたけしのエンターテンイメント賞」の受賞者も決定した。これは、この1年で業界を賑わせた芸能人を表彰するものだが、日本芸能大賞にはフジテレビの『THE MANNZAI』で優勝を逃した博多華丸・大吉が選ばれた。同番組の最高顧問を務めたたけしは「優勝したパンクブーブーより、華丸・大吉のほうが面白いと思ったけどね」と語っていただけに、受賞はすんなり決まった。後は地味な芸だがしっかりしているとして選ばれたダイノジ、さらに、女性ピン芸人の座を確立した友近が選ばれた。  今年は新たに、ひな壇芸人賞を新設。土田晃之、アンタッチャブルの山崎弘也が選ばれた。話題賞には高齢者に夢を与えたとして、20代の女性と再婚した加藤茶。故・立川談志さんと、北野映画の衣装を担当し、昨年、フランスでコマンドール(芸術文化勲章)を受賞した山本耀司さんが、また、特別賞に選ばれた。  カムバック賞には、芸能とは関係ないはずなのに、昨年末に仮出所した政治家の鈴木宗男が選ばれた。すると、ここまで来て、全賞の中で、女性の受賞者は友近一人しかいないということが発覚。あまりにも華がなさすぎるというので、ストリッパ―からAV女優に転向した小向美奈子。さらにもう一人、岡本夏生をカムバック賞に入れた。日本アカデミー賞などに顔を出すようなお高い女優たちは見当たらないが、ここでしか見られないハチャメチャな受賞式が期待できそうだ。授賞式は2月26日に都内ホテルで行われる。 (文=本多圭)
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【関連記事】 ・「ネタがデジタル化している」「審査員が悪すぎる」ビートたけしが『THE MANZAI』に苦言「ほかの映画祭だってインチキある」東スポ映画祭でビートたけしが大暴露!?たわわな美巨乳3連発!! ミス東スポお披露目会見で"吉本vsジャニーズ"抗争勃発!?

「ネタがデジタル化している」「審査員が悪すぎる」ビートたけしが『THE MANZAI』に苦言


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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  12月30日に放送される、年末恒例になった、ビートたけしと笑福亭鶴瓶の特別番組『たけしが鶴瓶に今年中に話しておきたい5~6個のこと 其の参』(TBS系)で、たけしがテレビで落語を初披露するという。たけしは昨年の同番組で「来年は落語をやる」と語っていたが、実際にそれを後押ししたのは、たけしが尊敬していた立川談志の死だったのかもしれない。  談志師匠の死後、筆者はたけしと食事をする機会があった。たけしは「談志さんは、すごい小心者なんだ。落語が大好きで実に細かい人なんだ。そういう人が開き直ると、切れちゃったりする。破天荒を演じることをやめられたら、"粋だね"ってなるけど、それができないから言い過ぎちゃったりする。それは神経が細かい証拠だよ」と、しみじみ語っていた。落語が大好きな談志師匠は、最後まで「(故・古今亭志ん生には)勝てなかった」とも言っていたそうだ。そんな談志師匠を敬愛していたたけしが、テレビでは初の落語を披露するというので期待したい。  さて、たけしは今年の初めに「お笑いブームは終わった」と断言していたが、そんな彼が17日に放送されたフジテレビの『THE MANZAI 2011』の大会最高顧問を務めたのは、新たな"お笑いブーム"を牽引する漫才師の出現に一縷の望みを託したにほかならない。自分が出演することで話題性を高め、新たな才能にも注目が集まればいいと思ったのだろう。  そんな中、優勝したのは吉本興業のパンクブーブーだった。食事の席で、審査には参加しなかったたけしが「パンクブーブーをはじめ、若手のネタはデジタル化している」と指摘したのが印象深かった。抽象的な表現だが、言い得て妙ではないか。言葉遊びやナンセンスなボケばかりを詰め込んで笑いを誘う、今の漫才師のネタには"味"がない。談志師匠の落語同様、そこに人間の業などから生まれる、そこはかとない笑いがないと、「0」か「1」のデジタルなネタになってしまう。たけしが高く評価していたのは、20年のキャリアを持ち、ネタや話術が練りこまれていた博多華丸・大吉の、人間が抱える日常の可笑しみを生かした"乾杯ネタ"だが、そんな彼らは最終決戦にも進めなかった。  「フジテレビの悪口を言っちゃまずいし、誰とは言わないけど、審査員が悪すぎる。思わず"お前らがここにきて、(漫才を)やってみろ"と言いたくなるよ」とも言ったが、同感である。  確かに、「さまぁ~ず」の大竹一樹や「キャイ~ン」の天野ひろゆき、それにAKB48のプロデューサー・秋元康が審査している姿を見て、「お前らに言われたくない」と思ったのは筆者だけではないだろう。もしこの番組を来年も続けるなら、フジは審査員を慎重にセレクトするべきで、笑いの量だけを評価軸にする人々(視聴者も含め)に対して、漫才の奥深さを啓蒙できるような人物を入れるべきだろう。  さて、今年は東日本大震災と福島第一原発事故が起こった直後に「映画なんか撮っている場合じゃない」と北野武監督は『アウトレイジ2』の撮影の無期延期を決めたが、同作の出演者の「いつまでもスケジュールを空けて待ってます」という言葉に北野監督は感動。当初と変わらぬキャスティングで、来年の春にはクランクインできるという情報も流れている。もし、実現すれば秋にも公開されるだろう。俳優ビートたけしとしては、高倉健さんが6年ぶりに主演する映画『あなたへ』(降旗康男監督、2012年8月公開)に出演したが、『あなたへ』が『アウトレイジ2』より前に公開されるのがたけしの出演条件だったという。今年、公開された映画が駄作ばかりだっただけに、来年の夏から秋にかけて公開される『あなたへ』と『アウトレイジ2』に期待したい。 (文=本多圭)
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家元・立川談志逝去 "師匠"の死に"弟子"ビートたけしは何思う……


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『立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ
'94~'95 第十二巻』(竹書房)
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  "落語界の風雲児"と呼ばれた立川流の家元の立川談志師匠が、21日に喉頭がんで亡くなっていたことが明らかになった。  少し前にビートたけしが「談志師匠のお見舞いに爆笑問題の太田(光)と行かなきゃな」と言っていたことを覚えている。実際にお見舞いに行ったかどうかは確認していないが、たけしは20日ごろから、『たけしアート★ビート』(NHK-BS)の海外ロケでヨーロッパに行っていたはず。そのため、どのメディアも、訃報直後にたけしコメントを発表していないが、彼自身は尊敬する師匠の死に目に会えず、さぞ悔やんでいることだろうと思う。  談志師匠は、ブラックユーモアと毒舌で独自の世界を築き上げて、落語界から異端児扱いされたこともあったが、落語の腕前を取っても師匠の右に出るもはいないと確信しているのは筆者だけではないはず。お笑い芸人としてのたけしの原点も「ブラックユーモアと毒舌」であり、それゆえ、彼は談志師匠に弟子入りまでしたのだ。談志師匠もたけしの才能を認めて、「立川錦之助」という高座名を与えている。  2010年8月に発売された「新潮45」(新潮社)では、談志師匠とたけしに爆笑の太田も加わって、歴史に残るブラックユーモア対談が実現した。この対談記事の見出し通り、「最後の大"毒"演会」になってしまったのが残念でならない。  今年の夏には、こんなことがあった。たけしが客員編集長を務める東京スポーツのインタビューで、彼に「『笑点』(日本テレビ)の司会者がタモリに代わるといううわさがあるけど、どう思う?」と振ると、開口一番「あのおやじ(司会の桂歌丸)何も面白くないもん。大喜利のネタは全部、何人もいる作家が考え出したものだし」と暴露して、「三遊亭圓楽を始め、みんなクビにした方がいいよ。もともと『笑点』に司会は立川談志さんがやっていて、若手の面白い落語家が出ていて、大喜利もハイレベルだった。ハイレベルすぎて視聴者がついていけず、視聴率が取れなかった。それを思うと、談志さんはいかにすごい落語家だったか」と絶賛していた。  たけしが訃報直後にお悔やみのコメントを求められたとしても、こうした談志師匠譲りの毒のあり、真実をついた言葉を発していたのではないか。  少し前に"落語ブーム"と呼ばれる時期があったが、そこから談志師匠のような真のスターは生まれていないし、たけし自身が実力を認めている噺家は一握りしかいない。そんな中で、最近は高座に上がることがないたけしが以前「落語をやってみたい」と語っていた。談志師匠の死を機に、師匠の意志を継いでチャレンジするのもいいかもしれない。"落語界の風雲児"の死に改めて合掌! (文=本多圭)
立川談志 ひとり会 第二期 落語ライブ'94~'95 第十二巻 絶頂期のすさまじさ。 amazon_associate_logo.jpg
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延期になっていた北野武監督『アウトレイジ2』撮影再開決定も新たな問題が発生中?

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『アウトレイジ』公式HPより
 3月11日に起きた東日本大震災を理由に無期限延期になっていた北野武監督の最新映画『アウトレイジ2』の撮影再開が決まった。  当初、今年の4月からクランクインする予定だったが、丸1年先延ばしして、来年4~6月に撮影を行い、再来年の公開を目指す。事情を知る映画関係者は「震災と原発の問題をかんがみて、たけしさんが延期を決断しましたが、徐々に"自粛モード"も和らいできたことから、再開することにしたようです。ただし、ここにきて新たな問題も出てきているんです」と語る。  その問題とは、一作目にヤクザ役で出演していた俳優の森永健司が先月22日に女性からバッグをひったくったとして窃盗容疑で逮捕されたことだ。警視庁捜査3課によると、余罪は20件以上に上るという。森永演じるヤクザは一作目で射殺されており、続編に出演することはないが、続編前の"あらすじ"には森永の出演シーンが映っているという。 「余罪20件以上の極悪人ですからね。実刑は確実。映画のキャッチコピーは『全員、悪人』でしたが、『本当に、悪人』ではシャレになりませんよ。彼の出演シーンはすべてカットでしょう」(映画スタッフ)  さらに震災が物語に与える影響も大きそうだ。現在、テレビドラマなどでは過度な爆破シーンなどは、被災者感情に考慮して控える傾向にある。当然、映画界もその風潮で「たけしさんの作品は派手な銃撃戦と思わず顔を背けてしまうほどの拷問・殺害シーンがウリ。それが震災を考慮して手直しすることになれば......。製作サイドは苦渋の決断をすることになるかもしれない」(前出の映画関係者)という。  北野ファンとしては、震災による"何でも自粛モード"に負けず、今まで通りの作品を期待したいところだ。
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