「このDVD見られたら仕事が減るかも!?」コント職人・しずる"金と女"への熱い思い

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 2011年、初めての単独ライブツアーを敢行したしずるのふたり。「コント職人って呼ばれるのは恥ずかしいんですよ」(池田)と言いながらも、『キングオブコント』で2年連続決勝進出の経験を持つ、その実力は折り紙付き。単独ライブの模様を収録したDVD『POWER×POWER』(よしもとアール・アンド・シー)も12月14日に発売される。しずるのふたりにネタ作りの秘密について聞いてみた。 ――ネタはどちらが作ってるんですか? 村上 両方ですね。それぞれがネタを作ってます。池田は池田で、自分のやりたいものがあったらそれを持ってくる。僕はそれについて細かいセリフ回しとかで意見を言うぐらいで、あとはやってみよう、という感じで。だから、責任制みたいなものがあるんですよ。お互いが相手に乗っかってやるけど、もともとのネタを書いたのはどっちかだから、っていう。 ――それぞれの作るネタに特徴のようなものはあるんでしょうか? 池田 最近ちょっと気をつけてるんですけど、僕はお金が絡むネタばっかり考えちゃうんですよ。やっぱり、お金の貸し借りでモメるっていうのは、設定としてベタじゃないですか。お金を使うのって楽なんですよね。このDVDに入っている「撮った友達×応募した友達」っていうのも、完全にお金だけの話ですからね。 村上 僕が作るのは、恋愛ネタが多いですね。池田は恋愛がない。ひとつもない。 池田 ないですね。『爆笑レッドシアター』(フジテレビ系)で、先生と生徒が恋をするっていうネタがあったんです。あれはもう気持ちいいぐらいに全部、村上が作ってたんですね。僕、恋愛が分かんないんですよ。だから書けない。僕の恋愛観が歪んでるのかもしれないですけど、「これってこうじゃない?」って言われたときに、「えっ、女ってそう思うの!?」みたいなことが多くて。 村上 だから、作業の邪魔なんですよね(笑)。自分の意見を言ってくるんですけど、結局、僕が強引にこれはこうだから、って押し切ることになる。 IMG_7405_.jpg 池田 「それって説明しないと分かんなくない?」って思うことがあるんですけど、スタッフさんもみんなも全員笑ってるんですよ。ああ、女の人がこう思うときには説明要らないんだ、っていう。僕は完全に男メインで考えちゃうんで、女の人の気持ちが分かんないんですよね。その分、お金は分かりやすいです。なくなると悔しいですから。 村上 だから、ネタ作りにも人が出ますよね。僕らはお金と女、っていうことですから。「お金好き」と「女好き」(笑)。 ――このDVDに収録されているネタも、現実的な設定のものからナンセンスなものまで、バラエティーに富んでいますね。 村上 僕らはもともと、1年目のころからいわゆる"ベタ"ができなかったんですよ。ベタを勉強するんじゃなくて、違うことを見つけようっていう考えでやっていたんです。だから、ネタを考えるときに特にこうしようっていうのがないんじゃないですかね。 ――決まった型のようなものがない、と。 村上 そうですね。ある意味、こだわりがないのかもしれません。あと、このDVDに関しては、テレビと変えたかったからこうなったのかもしれないですけどね。たぶん火事のネタ(「男×男」)とかは、テレビじゃ絶対できないと思いますし。 ――テレビでは、しずるさんなら「青春コント」とか、ひとつネタをやるとそれと同じものをずっと求められるようなところもあるんですかね。 村上 やっぱりテレビってイメージの職業ですからね。この人たちはこういうもん、っていうのがあって、新しいことをやるのってあんまり求められてないのかもしれないですよね。意外な一面を見る前に、その人の分かってる部分を1回見なきゃいけないから。もともとの僕らは、テレビには向いてないのかもしれないです。 ――初めはそういう気持ちがあったんですか? 村上 テレビでコントができるってあんまり思ってなかったですね。そしたら『爆笑レッドカーペット』(同)ができて、短いネタで何とかそこに俺らがやりそうなのを落とし込んでいったら、何十組とバーッと出てくる中で、こういうのもあるよっていうことで、見やすかったんじゃないかなと。 ――いわゆる「青春コント」は、短い尺に合わせネタとしてたまたま生まれた、と。 村上 そうそう、そうです。テレビ用みたいな感じで。 池田 だから、『ザ・スリーシアター』のスタッフさんは、結構悩んだんじゃないですかね。僕らはテレビでは青春コントとかをやっていて、ほかのネタを見てみたら「これ使えるのか!?」っていうのが多かったりして。「聞いてるのと違う!」って思ったかもしれないですね(笑)。 ――おふたりのことをテレビで見ていた人にとっては、このDVDを見ると本来の姿が分かる、っていうことなんでしょうか。 池田 そうですね。でも、テレビ関係の人が見たら、仕事が減る可能性もありますね(笑)。こういうこともやってたの、っていう。 村上 普段はもっと肉付けした、丸みを帯びたしずるとしてテレビに出ているのに、いざ(DVDを)見てみたら、骨だけでガリガリじゃねえか、って。「怖い!」って思われるかも(笑)。 (取材・文=ラリー遠田) ●しずる 池田一真(写真左)と村上純(同右)からなるお笑いコンビ。2003年結成。『キングオブコント』2009、2010決勝進出。12月14日にDVD『しずる POWER×POWER』発売予定。12月16日まで「JIMOT CM COMPETITION」応募受付中。詳しくは沖縄国際映画祭オフィシャルHPまで! http://www.oimf.jp/jp/
しずる POWER×POWER DVD 12月14日発売。 amazon_associate_logo.jpg
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