六本木の守護神・真樹日佐夫氏を偲ぶ――ネオン街で繰り広げられた“宮西無双”の真実

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真樹日佐夫氏を偲ぶその目には、
キラリと光るものが……。
(写真/江森康之)
芸能界の"ドン"は言うまでもなく、有名スポーツ選手から文化人、さらにはハリウッド俳優まで幅広い人脈を持つ"芸能界の暴れん坊"こと、Zプロモーション宮西渡社長。幼稚園中退、前科×犯、だけど曲がったコトが大嫌いな社長が芸能生活50周年を迎える今年、これまで封印してきたあんな話やこんな話を、"バチーン"と暴露しちゃうぞ!!  空風に包まれる、東洋随一の魔都・六本木――。遡ること2カ月前の1月7日、このコンクリートジャングルで1人の男が古希を迎えた。  「グラビアの女王」「Vシネの女王」「セクシー女王」など数々の“女王”の称号を得た嶋村かおりをスターに押し上げた、日刊サイゾーではおなじみすぎて説明不要の、Zプロモーション代表取締役社長・宮西渡、である。同日、六本木某所のとあるビルでは、社長を慕う関係者が集まり、盛大に古希を祝う宴が催された。 「70歳からボクシングはもちろん、アッチもやるよ~」と、相変わらず飛ばしまくる暴れん坊。  賢明な読者であれば覚えているだろう、過去、当連載において、宮西社長にまつわる数多くの武勇伝を記したことを。港区の摩天楼で行われた“リアルファイトクラブ”で、拳に吸い込まれた血量は、成人男性1人分のそれに匹敵する。古希を過ぎても鬼の血はたしかにMIYANISHIの中に息づいているのだ。  話を戻そう。  いつも以上にパワフルに会場内を闊歩していた宮西社長だが、彫りの深い端正な顔は、決して間接照明のせいではなく、深く陰っていた。それもそのはず、去る1月2日、宮西社長と長年親交のあった空手家、映画プロデューサー、そして作家といった多彩な顔を持つ真樹日佐夫氏が急性肺炎のため急逝したのだ。  古希を祝うの場は、同時に真樹日佐夫氏を偲ぶ場へと変わる。テンカウントを告げるパールのハイハットが静かに鳴り響き、ロープとマットがないながらもこの空間はリングの様相を帯びている。出席者全員が真樹氏を追悼、宮西はうつむき、ひっそりと目を潤ませた。芸能界の暴れん坊もここでは格闘技、いや人生の師の早過ぎる死を悲しんだ――。  その後、2月4日、正式に行われた「故 真樹日佐夫先生を偲ぶ会」へ出席した六本木の暴れん坊は、配布された真樹氏の遺作的著作『ああ五十年身に余る―真樹日佐夫ワル自伝』(東邦出版)の初版本を携え、同氏と大いに語らった銀座のネオン街にあるラウンジで紫煙をくゆらせている。  今回は趣向を変え、暴れん坊が敬愛してやまないカリスマアウトローの思い出を静かに聞くとしよう。 「最後に会ったのは去年の11月、1月7日に呼ぼうとしていたんだ。今まで、俺が10回頼んで1回も断られたことない。そりゃ、そうだよ~、俺と真樹先生の仲なんだから。だからさ~、俺も真樹先生が亡くなって、本当に辛かった……」  自身の誕生日会に呼びつけるという、真樹先生の優しさにつけ込んだ愚行――と見るのはまだ早い。そこには固い絆で結ばれた男同士の師弟関係が確かにあるのだ。真樹先生と暴れん坊との初邂逅は、やはり東洋屈指のミステリーゾーン、六本木だった。 「約30年前だよね、最初に会ったのは。それからだよ、付き合いが始まったのは」  偉大なる指導者・真樹日佐夫先生について話は止まらない。 「真樹先生っていう人は、ここ銀座界隈を若い衆を連れて歩いてて、サングラスかけてて、ハッキリ言って『顔』なのよ。でも俺と会うと『おう、宮ちゃんっ!!』ってそういう仲だったんだよ。飲みに連れて行ってもらったって、10円だって金払わせない。だから、俺は男として大好き。とにかく、器がデカイのよ! お金じゃないよ! もちろん! 人間だからな!!」  格闘家としてのみならず、人間としても高みに立つ真樹日佐夫先生。そんな氏は、宮西社長に並々ならぬ愛情を注いだ。もちろん、酒をたかるという愚行と邪推するのは、まだ早い。愛情のみならず、高級酒を並々とそそぐその師弟関係は、任侠における“杯”と言えば、ピンと来るだろうか……。  ご存知の通り、真樹氏といえば作家でありながら、かつては柔道の修行に励み、『あしたのジョー』『タイガーマスク』といった名作を多数手がけたマンガ原作者であり実兄の梶原一騎氏の紹介で空手を始めた人物として知られている。元極真会館本部道場師範代を経て自身の流派・世界空手道連盟真樹道場を創設。空手の腕はもとより、ストリートファイトで無敗の強さを発揮した伝説は数知れず。  そんな真樹氏の武勇伝を語り始めると、暴れん坊の血糖値もテンションも上がった」のか、自らの武勇伝も語り出す。 「銀座じゃさ、『真樹日佐夫と絶対ケンカするな!』って言われてた。だって、ただもんじゃないよ~!! おい、わかってるだろ、真樹先生がスゴイってコトは。たとえ相手が10人いても、全員のしてくるんだよ! 俺も昔は何十回も銀座でケンカしたけどな。新宿で商売している時もよくケンカしたもんだ。俺、少林寺拳法もやってたから、女2人といて、相手が3人いて、女に『ちょっと待っとけ』って、(相手を)路地に連れて行って、一番体格いい奴に(座ったまま蹴りのアクション付きで)バカーンって(蹴りを)入れて、そしたら相手もポーンって倒れちゃったりするんだよね。そういうこと何十回もやったのよ。たしかに、やられた時もあるんだよ。だけど、10回やったら9回勝つよっ!」  真樹日佐夫氏の思い出からヒートアップし、ジャブ程度どころか、どストレートに自慢をかましてくる芸能界の暴れん坊。今回は真樹日佐夫氏の追悼企画であるが、これには宮西を弟分のように可愛がっていた真樹氏も、微笑ましく思ってくれているはずだ。 「来るなと思ったら、もうすぐ行っちゃう。体ちっちゃいんだもん、俺って。体重50キロだけど、バチーンと(パンチに全体重を乗せて)行っちゃう。ボクシングもやってたから、相手グラグラしてたら、前に進んでるんだよ。(座ってシャドーボクシングしながら)フックやって、ダメだったらアッパー。少林寺1年、ボクシング1年だけど、足も上がったし、手も出てケンカしたかったもんな!!」  止まらない。 「えっ? もし、真樹先生と俺がケンカしたら? 1秒、2秒で殺されるよ!!! 俺はわかってるつもりだよ 真樹先生とケンカになったら大変、大変!! 今は、ケンカになったとしても、俺は謝っちゃう。でもさ~、今、芸能界には俺みたいなぶっ飛んだヤツがいないからね。100人いて、1人も男がいない。真樹先生、大尊敬してる。男の中の男だよ!」  首からかけた、アントニオ猪木氏からもらった赤い“闘魂マフラー”を振り乱しながらの激しいボディアクション。もちろん、ここは銀座のラウンジ。スタッフや客の注目を集める中、生ビールを補給しながらさらにディープに語り始めた……。おっと、今回の連載もテンカウントが鳴り終わったようだ。真樹日佐夫氏の思い出は、今後、当連載で頻繁に登場することだろう。  東京アンダーワールドを舞台に繰り広げられた大物芸人とのリアルファイト、裏社会の住民による六本木心中については、補給した生ビールの泡と共に、儚く次号に持ち越すとしよう。 ●なんと! Z-promotionの公式HPが公開!! Miyanishiの最新情報はコチラ! <http://www.zpromotion-music.com>
ああ五十年身に余る―真樹日佐夫ワル自伝 ワルとはこういうこと。 amazon_associate_logo.jpg
・バックナンバー 【第8回】7年ぶりの逸材発見! オレの最後の戦い「暴れん坊の"死んだらゴメ~ンね"プロジェクト」が始まった!! 【第7回】某ビジュアル系バンドのホスト化に伝説のGSシンガーが喝!「ヤルならナンバーワンのホステスにしろよ!!」 【第6回】猪木にガッツ......芸能界の暴れん坊が真の"芸能界ケンカナンバーワン"を暴露!!! 【第5回】ストリートでも暴れん坊!?  芸能界屈指のオラオラ系社長は喧嘩バカ一代!! 【第4回】ベッドの上でも暴れん坊!? 芸能界の名物社長が懐古する若き国民的女優との"禁断の恋" 【第3回】バーニングとの深すぎるカンケイ......"芸能界のドン"らと過ごした夜の銀座 【第2回】CM出演に大物タレントとの"夢"の共演......六本木&芸能界の暴れん坊、大胆告白!! 【第1回】芸能生活50年! あのアイドル復帰で暗躍した暴れん坊がギョーカイに喝!!

7年ぶりの逸材発見! オレの最後の戦い「暴れん坊の"死んだらゴメ~ンね"プロジェクト」が始まった!!

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やはり、芸能界の暴れん坊には
赤いタオルがよく似合う。(撮影=江森康之)
芸能界の"ドン"は言うまでもなく、有名スポーツ選手から文化人、さらにはハリウッド俳優まで幅広い人脈を持つ"芸能界の暴れん坊"こと、Zプロモーション宮西渡社長。幼稚園中退、前科×犯、だけど曲がったコトが大嫌いな社長が芸能生活50周年を迎える今年、これまで封印してきたあんな話やこんな話を、"バチーン"と暴露しちゃうぞ!!  「グラビアの女王」「Vシネの女王」「セクシー女王」と数々の"女王"称号を得た嶋村かおり。一世を風靡した彼女をスターダムへと押し上げたのは、賢明な日刊サイゾー読者ならもはやおなじみの、Zプロモーション代表取締役・宮西渡だ。  200誌以上の表紙を総ナメにした嶋村かおりをイチから育て上げた手腕を持つ、芸能界きっての目利きである宮西社長のカン、あるいは野生のセンサーが、久しぶりに「スイッチオン」したというのだから穏やかではない――。なんでも、嶋村の引退以来、約7年ぶりに逸材と出会ったというのだ。 「いや実はね、オレが育てた女王・嶋村かおりの引退以来、すごい潜在能力を持ったコレに出会ったのよ(小指を立てながら)。"瀬嶋ゆう"っていう名前なんだけどね、会った瞬間、オレのセンサーが『これはいける!』とバチーンと反応したのよ。芸能界50年のオレが言うんだから間違いない!」  重い空気が鼻孔をくすぐる雨の六本木。ホームタウンで寿司をつまみつつ、宮西社長のボルテージと血糖値は上昇を続ける。 「これから本気で一気に仕掛けていくよ! オレ、動き出したら一気に動くからね!! いや、オレももういいトシだからさあ(笑)。だからオレの"最後の戦い"が始まるのよ。名付けて『死んだらゴメ~ンね』プロジェクトっつーわけだ(笑)。瀬嶋とも契約する時、『オレが死んだらそこで終わり。ゴメン』という条件を告げてるよ、グワッハッハッハ~。なに!? オレのコレだって(小指を立てながら)? バカ言ってんじゃねーよ!!!!」
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瀬嶋ゆう(せじま・ゆう)。宮西
社長が"最後の女"と太鼓判を押す女性。
そのポテンシャルは"AKB48のネ申7以上"
と早くも高い評判だ。
 子どもの時間は終わりを告げる丑三つ時前の六本木。超ハイテンションで寿司店内に響き渡る声で、延々話し続けるパワーを見ると、とても「死んだらうんぬん」になるとは思えない。だが、「死んだら」は社長独特の「本気」の表現のようだ。  そんな社長がスイッチオンした瀬嶋ゆう。簡単に紹介しておこう。大阪府出身で7月7日に22歳を迎える。すでに人気番組『金曜日のスマたちへ』(TBS系)などへ出演しているが、今年4月に「第26回ミス湘南コンテスト」にエントリーしたところ「ベストフォトジェニック賞」を受賞した。同賞は、タレントの西川史子やフジテレビアナウンサーの斉藤舞子などを輩出した、いわば人気タレントへの登竜門とも言える権威あるミスコンだ。 「彼女はね、とにかく体をスポーツ選手並みに鍛えてるのよ。だからボディーの『くびれ』もすごいんだよ。何が言いたいかってーと、すでに臨戦態勢ってわけよ! 何っ!? あったりまえじゃーねーの! グラビアもやるし演技もやるし音楽だってバチーンとやっちゃうよ! すでに韓国でも撮影したし、彼女ブレイクは日本だけじゃないよ! アジアにもどんどん広がっていくから面白い展開になるよ! まあ見てなよ!!」  アジアをも掌握するその人脈は、どこから来るものなのか? 芸能界で希有な、宮西社長独自の「超アナログ仕事術」に触れてみたい。 (1)ネットは見ない......どころか使ったことがない。 (2)メールも使ったことがないし、使い方を覚える気すらない。 (3)仕事関係者との連絡は直接会って話すか、どうしても会えなければ携帯電話。  ......この仕事ぶりでアジア市場へグローバル展開を掲げる社長だが、侮ることなかれ。これだけで芸能界やマスコミ界のみならず、政財界にも太いパイプを築いてきた、まさに生身の「タフネゴシエーター」なのだ。 「いい? オレの学歴知ってる? 幼稚園中退だよ(笑)。インターネット? 何だそれ。メール? そんなもん知らねえよ(笑)。でも結局はさあ、例え相手が総理大臣でも大統領でもさ、1対1で会えば人間、絶対分かり合えるんだよ! 最近のトラブルの多くは、ネットとかメールを発端とするイザコザだろ? 直接会うか、それがダメでも電話で話せばイッパツで解決できることがほとんどなのよ!」  世の中の病巣とトラブルのほとんどを、IT化の弊害とする宮西社長。その先見すぎる明が、仕事にも生かされていることは言うまでもない。 「とにかくさあ、誰かが『この野郎』と言ってきても『殺すなら殺せ!』っていう感じだよ(笑)。命なんかまったく惜しくないよ! 嶋村かおりの時もゼロから始めて、200誌以上の表紙を飾るまで育て上げたんだ! 一人に情熱を注ぐのはものすごい精神力がいる。100%までとは言わない。でも今年中に80%まで持っていくから。『死んだらゴメ~ンね』なんだけど、でも死ななきゃ一気にいくよ!」  夜の蝶も疲れを癒やす明け方前の六本木。宮西社長はさらにヒートアップ。ついに彼の語りは超大物芸能人、政界人、財界人、そして闇の紳士たちとのバトルロイヤルへと発展......おっと、つい口が......。表の時間には似合わない、ラフロイグのクセ味によく似合う"その話"は、次回のお楽しみにしておこう。
嶋村かおり ルビー 嶋村越えに期待。 amazon_associate_logo.jpg
・バックナンバー 【第7回】 某ビジュアル系バンドのホスト化に伝説のGSシンガーが喝!「ヤルならナンバーワンのホステスにしろよ!!」 【第6回】 猪木にガッツ......芸能界の暴れん坊が真の"芸能界ケンカナンバーワン"を暴露!!! 【第5回】 ストリートでも暴れん坊!?  芸能界屈指のオラオラ系社長は喧嘩バカ一代!! 【第4回】 ベッドの上でも暴れん坊!? 芸能界の名物社長が懐古する若き国民的女優との"禁断の恋" 【第3回】 バーニングとの深すぎるカンケイ......"芸能界のドン"らと過ごした夜の銀座 【第2回】 CM出演に大物タレントとの"夢"の共演......六本木&芸能界の暴れん坊、大胆告白!! 【第1回】 芸能生活50年! あのアイドル復帰で暗躍した暴れん坊がギョーカイに喝!!

某ビジュアル系バンドのホスト化に伝説のGSシンガーが喝!「ヤルならナンバーワンのホステスにしろよ!!」

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数々の思い出とともに昔を懐かしむ暴れん坊。
(写真/江森康之)
芸能界の"ドン"は言うまでもなく、有名スポーツ選手から文化人、さらにはハリウッド俳優まで幅広い人脈を持つ"芸能界の暴れん坊"こと、Zプロモーション宮西渡社長。幼稚園中退、前科×犯、だけど曲がったコトが大嫌いな社長が芸能生活50周年を迎える今年、これまで封印してきたあんな話やこんな話を、"バチーン"と暴露しちゃうぞ!!  未曾有の音楽不況で、メジャーシーンで活躍する人気バンドですら解散やメンバーの離脱という憂き目に遭っている昨今。そんな中、かつては自身もミュージシャンとして活躍し、多くのバンドをプロデュースしてきた"芸能界の暴れん坊"こと宮西渡社長。今回は、逆境に喘ぐ"後輩"たちに喝を入れるべく、時代を超えてバンドマンの生きる道を説いてくれた――。  今年に入ってからも人気アカペラユニットの「RAG FAIR」が無期限の活動休止に入り、ロックバンド「椿屋四重奏」が解散を発表するなど、かねてからの音楽不況の影響を受けて日本の音楽シーンを取り巻く環境は厳しくなる一方だ。    だが、我らが芸能界の"ミスター暴れん坊"に言わせれば、「バンドが喰えない? 儲からないわけないだろ! 事務所やレコード会社におんぶに抱っこだからダメなんだ。甘えたことを言っているヒマがあったら、少しはオンナを見習わないと」と時代のせいにする弱腰バンドマンたちに苦言を呈する。  「だいたい、バンドなんて言うのはCDを売るだけじゃダメなんだ。俺が現役の頃は、メンバーでもあり、プロモーターでもあり、営業マンでもあり、社長でもあったわけだよ! オンナを見てみろ! 自分でメイクして、自分で体張って、自分で男選んで、自分で子ども産んで、自分で育てて......。ミュージシャンたるもの、歌が上手いのは当たり前。バンドで食っていくなら、営業力を身につけないと!!」と主食であるイカ以上に、無二の好物の女性の生き様を例に持論を展開する。  20歳の時に、ギター兼バンマスとして「宮西渡とブルーサンダース」を結成した宮西渡社長。今でいうインディーズの部類で、最初は当然知名度もなかった。  それでも、ボクシング仕込みのスピードと押しの強さ、そして天性の人を惹きつける魅力で自ら全国のキャバレーやクラブに売り込みをかけると、わずか1年ほどでインディーズバンドにして全国ツアーを展開するまでにのし上がる。  だが、当時は今と違い、携帯電話もインターネットもない時代だが......。 「そんなの関係ない! 最後は人間対人間なんだから!! 男だったら酒飲んで仲良くなって後援会を作ってもらえばいいし、女だったら喰っちまえばいい。地方に行ったら『東京では俺たち有名なんだ!』って言い張ればどうにかなるモンだよ! ある程度、金ができたらカレンダーとかポスターを作って無理やり買わせてさっ!!」  なんともムチャクチャな話に聞こえるが、宮西社長に言わせると当時のバンドマンはみんな大差のないことをやっていたそうで、「『敏いとうとハッピー&ブルース』だって『鶴岡雅義と東京ロマンチカ』だって、『森雄二とサザンクロス』だってみんな同じようなもんだよ。大手事務所に所属していても、基本的にはみんな売れるために自分たちで営業していたからね」と、往年の名グループの名前を挙げて自らの行為をごくまっとうな商売と正当化。  そして、「待っていたってチャンスは来ないし、事務所におんぶに抱っこじゃいいように利用されちゃうだけだよ」と芸能プロの社長という立場を度外視して、今を生きるバンドマンたちに警笛を鳴らす。  その一方で、最近はビジュアル系バンドマンたちがホスト化し、ファンに対して枕営業をしていることには......。 「オレもそうだし、今や大御所の歌手連中も引き語りでキャバレーやクラブなんかで営業している頃は、みんな女に喰わせてもらっていたもんだよ。犯罪をしているわけでもないし、全然問題ない! ただ、どうせなら高級クラブのナンバー1にしときなよ。イイ女は別れ際もスマートだし、こじれることもないからさ」とこちらに関してはお決まりのショートホープをくゆらせながら、これまで1,500人以上の女性を抱いてきた"漢"ならではのアドバイスを添えることも忘れない。  とは言っても、芸能界の暴れん坊には"それ"にふさわしい高級クラブのナンバー1がいた......。銀座のカリスマ......、おっと、つい口を滑らしてしまいそうだったが、それは次回のお楽しみに。暴れん坊の現役時代、そしてあの天下のバーニングプロと組んで行った全国ツアー、そして銀座の夜についてお届けしよう――。
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・バックナンバー 【第6回】 猪木にガッツ......芸能界の暴れん坊が真の"芸能界ケンカナンバーワン"を暴露!!! 【第5回】 ストリートでも暴れん坊!?  芸能界屈指のオラオラ系社長は喧嘩バカ一代!! 【第4回】 ベッドの上でも暴れん坊!? 芸能界の名物社長が懐古する若き国民的女優との"禁断の恋" 【第3回】 バーニングとの深すぎるカンケイ......"芸能界のドン"らと過ごした夜の銀座 【第2回】 CM出演に大物タレントとの"夢"の共演......六本木&芸能界の暴れん坊、大胆告白!! 【第1回】 芸能生活50年! あのアイドル復帰で暗躍した暴れん坊がギョーカイに喝!!

猪木にガッツ……芸能界の暴れん坊が真の"芸能界ケンカナンバーワン"を暴露!!!

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まるで野球のグローブのような手のひ
ら。かつて、この拳は何人の生き血を
吸ったのか......。六本木では、銃刀法
違反にすら指定されるシロモノだ。
(写真/江森康之)
芸能界の"ドン"は言うまでもなく、有名スポーツ選手から文化人、さらにはハリウッド俳優まで幅広い人脈を持つ"芸能界の暴れん坊"こと、Zプロモーション宮西渡社長。幼稚園中退、前科×犯、だけど曲がったコトが大嫌いな社長が芸能生活50周年を迎える今年、これまで封印してきたあんな話やこんな話を、"バチーン"と暴露しちゃうぞ!!  若い頃からケンカに明け暮れ、幾多の修羅場をくぐり抜け、68歳を超えたひとりの男──今も"芸能界の暴れん坊"として広く認知されているのが、泣く子も黙る芸能プロ「Zプロモーション」宮西渡社長だ。先の連載から"ワケ"あって、4カ月以上の期間が空いたが心配に及ばず、「類は友を呼ぶ」という言葉もあるように、今回は宮西社長の周りに跋扈する、剛の者たちにスポットを当ててみたい。 「俺が認めるケンカ自慢? そんなのいくらだっているよ! (アントニオ)猪木会長に、真樹(日佐夫)先生、兄貴(=JJサニー千葉)だって、普段は温厚だけど本気になったらヤバいだろ。あと、ボクシングで言ったら、やっぱり元バンタム級のチャンピオンの山上(哲也)会長とガッツ(石松)さんだろうな!」  いきなり度肝を抜かれる日本屈指のファイターがズラリ。自慢のティアドロップ越しに少年のような瞳を漂わせた宮西社長は、固く握った拳をブンブンと振り回し、ツバを飛ばしつつアツく語り掛けてくる。  伝説の空手家の真樹日佐夫氏については舌を巻く。 「真樹さんは俺にとっていろんな意味で"先生"だよ。ステゴロ(=素手でのケンカ)での武勇伝は数知れず。ケンカになったら、そりゃ恐ろしく強いよ。しかも、70歳になった今でも体を鍛えて現役を維持しているんだから、本当にスゴいよね」  一方、もはや解説の余地もない、アントニオ猪木氏と言えば日本を代表する伝説のレスラー。現役時代はプロレスのリングを飛び越えて、あの伝説のボクサーのモハメド・アリや"パキスタンの英雄"と言われた王室御用達の格闘家のアクラム・ペールワンなど、まさに異種格闘技、まさにバトルロワイヤル、他ジャンルの猛者たちと異種格闘技戦で死闘を演じたことでも知られている。  だがその一方で、昨今では格闘技術の進歩から、その最強伝説に疑問を投げ掛ける声も出ているが......。 「そんなの素人のたわごとだよ。猪木会長の本当の怖さは目を見れば分かる。あの人よりガタイの良いレスラーや技術を持っている格闘家はいくらでもいるだろうよ。でも、根性の据わり方が違うんだ。ここ一番ヤバいとなったら、躊躇なく"バチーン"とイクだろうし、勝つためには何だってやるだろう。まず負けることはないだろうね」  日本が誇るハリウッドスターの千葉氏に関しては、映画評論家顔負けの解説だ。 「普段は温厚だし、ジェントルマン。だからケンカするようなタイプじゃないけど、兄貴だって怒らせたらとんでもなく強いハズだよ。単なる俳優だと思ったら大間違い。空手は三段、少林寺(拳法)の腕前もプロ級、ヤバい、ヤバいよ!」  そして、自身の喧嘩術のルーツをボクシングに持つ宮西社長が数多いるボクサーたちの中でも特にその強さを強調するのが、ガッツ石松氏と山上哲也氏だ。  ガッツ石松氏と言えば、引退後は俳優に転身。天然トークでバラエティーなどでも活躍し、別の意味での"伝説"でも知られているが、宮西社長は大絶賛。 「ガッツさんと言えば、やっぱり池袋での一件だろ。若い衆(=実際は弟)がヤクザ者に絡まられた時、8人を1分そこらで"バチーン!"と片づけたんだからな。普通はあり得ないよ、そんなの!!」  続けて、もう1人のチャンピオン。 「山上会長も、今は温和で紳士だけど、若い頃は本当にイケイケでね。いつも1人で3~4人を相手にしていたもんだよ。真樹先生も、ガッツさんもそうだけど、何人もの相手をいっぺんにのしちゃうんだからスゴいよね。俺なんか3人が精いっぱい。今じゃ、幼稚園児に囲まれても『びえ~ん!』ってケツ出して泣いちゃうよ」  ロングピースをくゆらせて、当時の暴れん坊達との武勇伝に思いを馳せる宮西渡。今や飛ぶ鳥を落とす勢いとなった芸能プロダクションの美人社長をめぐる、ベッドの上のバトルロイヤル......いやいや、もうひとつの"剛のモノ伝説"は、また次のお楽しみとしておこう。
アントニオ猪木名勝負十番I ホントに強いんだ? amazon_associate_logo.jpg
・バックナンバー 【第5回】 ストリートでも暴れん坊!?  芸能界屈指のオラオラ系社長は喧嘩バカ一代!! 【第4回】 ベッドの上でも暴れん坊!? 芸能界の名物社長が懐古する若き国民的女優との"禁断の恋" 【第3回】 バーニングとの深すぎるカンケイ......"芸能界のドン"らと過ごした夜の銀座 【第2回】 CM出演に大物タレントとの"夢"の共演......六本木&芸能界の暴れん坊、大胆告白!! 【第1回】 芸能生活50年! あのアイドル復帰で暗躍した暴れん坊がギョーカイに喝!!

ストリートでも暴れん坊!?  芸能界屈指のオラオラ系社長は喧嘩バカ一代!!

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足技はいうに及ばず、手も早い。リーチは長めだ。
(写真/江森康之)
芸能界の"ドン"は言うまでもなく、有名スポーツ選手から文化人、さらにはハリウッド俳優まで幅広い人脈を持つ"芸能界の暴れん坊"こと、Zプロモーション宮西渡社長。幼稚園中退、前科×犯、だけど曲がったコトが大嫌いな社長が芸能生活50周年を迎える今年、これまで封印してきたあんな話やこんな話を、"バチーン"と暴露しちゃう......この連載、今回は特別編として、喧嘩に明け暮れたオラオラぶりを暴露しちゃうぞ!!  今でこそ、孫ほども歳の離れた若い記者たちにも人懐こい笑顔で気さくに接する芸能界の暴れん坊こと、Zプロモーションの宮西渡社長。だが、若い頃は超武闘派のコワモテで鳴らしていた。  その武勇伝は数知れず、街に出ればヤクザに絡まれるのも日常茶飯事だったとか。 「ケンカの思い出? ガキの頃から数えたらキリがないよ。若い時はとにかくケンカっ早かったし、ケンカっていうのはスピードが命だから。相手の目を見て、『コイツは仕掛けてくるな』と分かったら、向こうより先に"バチーン!"といかないと(笑)。オレはボクシングと少林寺(拳法)をやっていたから、スピードには自信があったしね」と、主食とも言える好物のピースをくゆらせながら、懐かしそうに振り返る。  地元の高松で少年時代を過ごした宮西社長は、強くなりたい一心で13歳の頃から少林寺拳法道場の門を叩いた。やがて、喧嘩に明け暮れる日々を送り、16歳の時、恐喝と傷害の罪で香川・善通寺にある四国少年院に入所。改心するかと思いきや、その拳にますます磨きをかけることになる。 「あそこは、四国で唯一の少年院ってことで、四国中からワルが集まってきていてさ。中に入ると、愛媛だ、高知だ、徳島だって地域ごとにグループができていて。俺の出身の高松は人数も少なくて、虐げられていたんだよ」  入所して間もなく、天性のカリスマ性を買われて「班長」という大役を命じられた宮西少年は、責任感の強さからある行動に出る。 「院内で幅を利かせていた愛媛のグループにすごく強いって評判のヤツがいてさ。うちら高松グループがまともに生活するには、コイツを潰すしかないなと。それで、そいつをトイレで待ち伏せして、入ってきたところでいきなり"バチーン!"さ。あとは個室に連れ込んで徹底的にやってやった。そしたら、翌日から『高松の宮西ってヤツは相当ヤバいらしい』って噂になって、随分と過ごしやすくなったよ」
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これまで、"凶器のギター"として何人の
生き血を吸ってきたのだろうか......。
 18歳で上京してからも、土地は違えども生活は変わらない。ディスコでは少林寺拳法仕込みの華麗なステップを披露し、キャバレーではギター片手に魂のこもった演奏を繰り広げる。若干19歳にしてバンドのリーダー兼所属事務所の社長となれば、周りの女が放っておくわけがない。モテまくりの毎日だ。盛り場で出会う男たちの嫉妬が時に暴力へと向かうこともある。 「若い頃の社長は、本当によく絡まれていたね。だって、白のスーツに白のブーツなんて格好で、ベンツ乗り回したりしているんだよ。両脇に女をはべらしてさ? そりゃ~、目立つし、喧嘩も売られるよ」とは宮西社長と40年以上の付き合いのバンド仲間のM氏。  M氏が特に印象に残っている宮西社長の喧嘩エピソードとして挙げたのが、かつて浅草にあった人気キャバレー「モデルン」での乱闘事件だ。  当時24歳だった宮西社長はM氏らメンバーを率い、「ザ・スナッキーズ」として客席から程近いステージで演奏を披露していた。そんな中、地元のヤクザと千葉から遊びに来ていたヤクザが席に着く女の奪い合いが原因で、目の前で喧嘩を始めたという。  すると、宮西社長はなんとギターを千葉のヤクザ連中目がけて投げつけると、勝手に演奏を切り上げてステージを降り、"地元勢"の加勢に乗り出したというのだ。 「ああ、あの話か。懐かしいね~。あん時は、親交のあった地元のヤクザのグループが4人しかいなくて。向こうは確か8人くらいだったかな。明らかに形勢不利だったし、ステージを邪魔されたのも癪に障ったから、つい行っちまったんだよね」と宮西氏。  さらに、当時新宿の人気スポットとして知られたパリス苑の近くで、ヤクザ3人にいきなり絡まれたこともあったとか。 「全身白づくめの格好で、女2人と楽しくデートをしていたら、いきなり3人組が『格好つけてんじゃねえよ!』ってさ。相手にしなくても良かったんだけどムカついたんで、まずは女を車に戻して。俺は少林寺(拳法)をやっていたから、足が利く。いきなり"バチーン!"と一番強そうなヤツのみぞおちに蹴りを入れて、うずくまったところで『カ○ワにするぞ、この野郎!!』って。それで終わりだよ」  喧嘩はとにかく"スピード"と"慣れ"と持論を展開する宮西社長。御歳69歳にして、手振り身振りを交えながら喧嘩のやり方を解説するその瞳は少年のように澄んでいる......おっと、あまりに濃すぎる人生故か、前回の予告とは少し話題がずれてしまった......。  そんな宮西社長の目に映ってきた芸能界、格闘技界の意外な喧嘩屋たちについては、次号のお楽しみにとっておこう。
ジ・アウトサイダー 第十一戦 ≪60-65kg級トーナメント本戦≫ この人たちと気が合いそうです。 amazon_associate_logo.jpg
・バックナンバー 【第4回】 ベッドの上でも暴れん坊!? 芸能界の名物社長が懐古する若き国民的女優との"禁断の恋" 【第3回】 バーニングとの深すぎるカンケイ......"芸能界のドン"らと過ごした夜の銀座 【第2回】 CM出演に大物タレントとの"夢"の共演......六本木&芸能界の暴れん坊、大胆告白!! 【第1回】 芸能生活50年! あのアイドル復帰で暗躍した暴れん坊がギョーカイに喝!!

ベッドの上でも暴れん坊!? 芸能界の名物社長が懐古する若き国民的女優との"禁断の恋"

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昔を懐かしみ、思わず目頭が熱くなる
暴れん坊。(写真/江森康之)
芸能界の"ドン"は言うまでもなく、有名スポーツ選手から文化人、さらにはハリウッド俳優まで幅広い人脈を持つ"芸能界の暴れん坊"こと、Zプロモーション宮西渡社長。幼稚園中退、前科×犯、だけど曲がったコトが大嫌いな社長が芸能生活50周年を迎える今年、これまで封印してきたあんな話やこんな話を、"バチーン"と暴露しちゃうぞ!  兵どもが夢の跡......浮かんでは消え、消えては浮かぶ、魑魅魍魎たちが跋扈する芸能界を、半世紀にわたって生き抜いたZプロモーションの宮西渡社長。ここまでの連載で語ってきたように、誰からも愛される天真爛漫な人柄は、芸能関係者のみならず、政界、裏社会からも不思議と多くの人望を集めてきた。その中でも、今回は宮西渡という魅力に集まった百花繚乱の蝶たちについて筆を進めよう。 「ん? 今日は女の話が聞きたいって? コレまで関係を持ったのは1,500~1,700人くらいなんじゃないかな。え、嘘じゃないよ! バカ言ってんじゃないよ!! 50~60カ国くらい訪れているからね。自分としては普通だと思っているけど、一般的にはちょっと多いって感じじゃない?」  ハッタリではない──。宮西渡のモットーは「真っすぐ」「ブレない」。それはなにも仕事だけの話でない。女性に対しても同様だ。これまで"伴侶"として連れ添った女性は3人いたが、一晩しか寝ていない女性に対しても同質の愛を注いだ。 「愛を持って愛を制す。ハハハ、愛を持って接すれば、向こうも愛を持って迎えてくれるんだよ」  "最終学歴幼稚園中退"はダテじゃない。恋愛のメソッドはシンプルだ。独自の哲学を貫き、決めゼリフは「あなたが俺の最後の女になれたらいいんじゃないの」である。  全盛期はバンド時代。もちろん、ジュンスカやユニコーン......ホコ天にもタケノコ族がいた時代ではない。半世紀近く前の話だ。18歳のときにギター1本を抱えて......というわけじゃないが、いろいろあって四国・香川県から上京し、「宮西渡とザ・スナッキーズ」としてデビューしたのが20代前半。グループ・サウンズの草創期だった。
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モテ期全盛だったという、当時の暴れん坊。
(写真/江森康之)
 身長1m73cm。人気爆発中の嵐・松潤と同じ長身からかき鳴らされるギターの腕前に、世の女性は放っておかなかった。 「週に15、6人は関係を持ったよ。当時はみんな背が低いじゃん? オレはボクシングもやっていて洗濯板みたいなボディをしてたから、脱ぐとみんなビックリしてたよ」  好きな体位は正常位。 「当然、女の子の要望によってはいろいろ試したね。×Pや△Pもしょっちゅうだったね。即興で『一夜の恋』という曲を書いたこともあったなあ」と振り返る。  当時のバンドのメンバーの証言も秀逸だ。 「宮さんは、泡の匂いしかしなかったよ」  ある営業で、ステージに上がったときのことだ。 「開始の時間が来ても、宮さんがいないんだよ。仕方ないから4人で演奏を始めていると、何食わぬ顔をしてステージに上がってきた。シャンプーの香りをプンプンさせてね。ファンの子をつまみ食いしてたんだよ」 「髪が濡れたままだし、クタクタで演奏しなぁ。そうそう、女の子の名前を間違ったこともあったよ」  そんな社長の初体験は14歳。デビューは香川・高松の赤線だ。 「瞳がパッチリしたセクシーなお姉さん。25歳くらい。着物を着ていたなあ。"香川の暴れん坊"で通ってたオレが、赤ちゃんみたいに扱われて、何もわかんないまま30分で1発だったよ」  これが百戦錬磨の社長の原点だ。当時の金額で300円。社会人の初任給が約1,000円、ラーメン1杯15円、タクシーの初乗り料金が60円という時代。もちろん、一世を風靡した女優との恋もあった──。 「彼女が16歳のときに、ダンスを教えてあげたことがきっかけだったね。小悪魔的で素敵な女だった。半年くらい付き合ったけど、仲間という感じかな。ビッグになったのは別れてからだけど、すごいうれしかったね」  国民的人気を誇りながら、晩年はひっそりと暮らし、昨年"孤独死"を遂げた大女優のR。だが訃報については、「ただただ寂しいね」とこの時ばかりは顔を伏せる。  数え切れないほどの女性と逢瀬を重ねた宮西渡。瞳を閉じると、今でも自身の体を通り過ぎていった女性ひとり1人の表情がはっきりと思い浮かぶという。 「タカったりしたことは1度もないけど、事務所を作ったときに援助をしてくれたり、困ったときに助けてくれたのは、100人はくだらないよ。たまたま『Zプロモーション』を立ち上げたときに、Zってコトで、日産のZ432をもらったりもしたね。俺なんかを一瞬でも愛し、助けてくれたことに感謝、ただ感謝だよ」と目頭を熱くする。  今や、日本全国に100台程度しかない名車に思いを馳せ、ちょっと意地悪く「最近セックスしたのはいつ?」とぶつけてみると、「ボケているから分かりません」とうそぶいた68歳。もちろん現役バリバリ。まだまだお盛んなようだが「言っとくけどな、嶋村かおりもそうだけど、自分がプロデュースした女に手を出したことはないよ」  愛を求めて、今宵も六本木の街に繰り出す。現代のいわゆる"草食系"という現代の若者に対して「いい意味で言うよ。犯罪にひっかかなければ何ふり構わずにどんどん進め。行けばわかるさ。食ったら分かるさ」と盟友のアントニオ猪木のせりふを交えてエールを送り......いやいや、つい口をすべらせてしまいそうな格闘界の赤いタオルのカリスマや古希を迎えたハリウッド俳優との回想録は、また次回の連載に譲るとしよう。
ヤリチン専門学校 ~ゼロ年代のモテ技術~ こんなの序の口。 amazon_associate_logo.jpg
・バックナンバー 【第3回】 バーニングとの深すぎるカンケイ......"芸能界のドン"らと過ごした夜の銀座 【第2回】 CM出演に大物タレントとの"夢"の共演......六本木&芸能界の暴れん坊、大胆告白!! 【第1回】 芸能生活50年! あのアイドル復帰で暗躍した暴れん坊がギョーカイに喝!!

バーニングとの深すぎるカンケイ……”芸能界のドン”らと過ごした夜の銀座

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職人の国、ドイツが世界に誇る高級車・ベンツ
を乗り回していた暴れん坊。(写真/江森康之)
 芸能界の"ドン"は言うまでもなく、有名スポーツ選手から文化人、さらにはハリウッド俳優まで幅広い人脈を持つ"芸能界の暴れん坊"こと、Zプロモーション宮西渡社長。幼稚園中退、前科×犯、だけど曲がったコトが大嫌いな社長が芸能生活50周年を迎える今年、これまで封印してきたあんな話やこんな話を、"バチーン"と暴露しちゃうぞ! 「"芸能界のドン"の話が聞きたいって? 今の俺には語る資格なんてないよ。そりゃバーニングの周防郁雄さん、元日テレのプロデューサーで研音を作った花見さん、みんな俺の大先輩だよ。本当に世話になったし、今も頭が上がらない人ばっかりさ」  ロングピースの紫煙をくゆらせながら、時折、遠い目をする宮西氏。海千山千が群れをなす芸能界に、腰を据えた生活は50年を迎え、紆余屈曲という熟語ではくくれないほど、いろいろあった──。宮西氏も芸能界の大物たちも皆、若かった。事務所が設立されたばかりの昔話だ。 「忘れもしない昭和49年。『メッツ』っていう4人組のバンドと一緒に日本中を回ったんだけど、彼らはバーニングに所属していたんだ。バックバンドは当時、俺がプロデュースした『山川登とベストセラーズ』。彼らが電車で移動して全国を縦断するのを俺はワゴン車で追っかけた。北海道から鹿児島まで巡って、ツアーは大成功だよ。あのときは楽しかったなあ」  その時の縁で、バーニングの重役がベストセラーズをテレビに紹介してくれた。人の縁、出会いがつないだ仕事。宮西氏はがむしゃらになってこなしたという。 「ベストセラーズには全部で7,000万円くらい突っ込んだ。言っとくけど、当時の金だよ。それが1億4,000万円になって返ってきたんだからびっくりしたよね。その金をまた興業にぶち込んで、また儲かっての繰り返し。ブルーサンダース、スナッキーズ、ワルノリーズ、いろんなバンドをプロデュースして、次々に当たってうなるほど金が入ってきた。俺は幼稚園中退だから学はないけど、印税の計算だけは詳しいよ (笑)」
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数々の貴重な資料は、芸能界の歴史としても貴重だ。
 100万円単位で日銭が入ってくる日々。当時の芸能プロはどこもバブルに沸いていた。 「もうね、金が余っちゃってしょうがないの。じゃあ、何か別の商売もやるかって、27歳のときに浅草で『青い部屋』っていう当時はまだ珍しいホストクラブもやった。そしたら、これがまた大当たり。ステージで内藤やす子に歌ってもらったり、志穂美悦子も来てくれたり、そりゃもう盛り上がったね。『ホストクラブ愛』の愛田観光・愛田武社長も、俺の先輩だよ!」  東京・原宿、富ヶ谷、渋谷......一等地に次々に一軒家を建てた。飲みに行くのは当然、銀座の高級クラブだ。 「ただ、俺ってこういう性格だからね。日銭が入っても、全部その日に使っちゃうんだ。クラブに行けば、誰でも呼んで、飲み食いさせて、往復のタクシー代まであげてた。今思うと、お人好しだよなっ(笑)!」  宵越しの金は持たない信条。それでも、ますます人は付いてくる。人脈が仕事を呼び、金が金を生む。 「そのうち、1,000万あったら2,000万使うとか、もうメチャクチャな生活になっちゃってね(笑)。高級クラブは行きつくしたし、海外旅行も400回は行った。現金持ち過ぎて、グアムの税関で止められたこともあったな(笑)。ほとんどの国に行っちゃったから、後にグラビアで海外ロケに行くようになってからは、わざと人が行かないようなところを選ぶようになったよ。ブルネイとかミコノス島とか、キューバは2回行った。アフリカだけはなんとなく好きじゃないから行かなかったね。ワールドカップのチケットが売れないっていうけど、俺にはよくわかるよ」  当然のごとく、方々から出資や融資、共同経営の話が舞い込むが、すべて断った。 「俺は一匹狼。誰かと組むなんてまっぴらごめんだね。酒を飲む仲間がいればいい。それは今も同じだよ。ただよ、あまりにも全部うまく行き過ぎて、絶対におかしいって思いはじめたのは2000年に入ってから。このままじゃ日本はヤバくなるって心配になったね」  後に平成維新党から参院選に出馬しようとしたのは、誰よりも日本のヤバさを感じ取っていたからだ。 「だって、幼稚園中退の俺が、何十億もの金を手にしたんだからよ。この50年で20~30億は使った。今? バカ言ってんじゃないよ。スッカラカンだよ。タバコ銭もない(笑)。でも、まったく後悔なんてしてないよ。たとえ今、死んだっていい。ケンチャナヨだ」  生まれ変わってもまた宮西渡に生まれたい。それほど痛快な人生を生きてきた。麗しき酒とバラの日々。いまでも芸能界の中心に君臨する、大物タレントや往年の大女優との......いやいや、お楽しみはまた、次回以降に譲るとしよう。
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・バックナンバー 【第二回】 CM出演に大物タレントとの"夢"の共演......六本木&芸能界の暴れん坊、大胆告白!! 【第一回】 芸能生活50年! あのアイドル復帰で暗躍した暴れん坊がギョーカイに喝!! 【関連記事】 ビートたけしも激怒する"裸の王様"島田紳助の芸能界タブー化現象 【関連記事】 バーニング周防を激怒させた北野誠が芸能界復帰へ 鶴瓶・やしきの尽力も...... 【関連記事】 新たなる"芸能界のドン"!? ケイダッシュ会長の履歴書