世襲批判しながら長男が区議選出馬の民主党・松原仁議員が“中傷ビラ”を刑事告訴「犯人は……」

matsubarajisn0406.jpg
『松原仁公式サイト』
 民主党の衆議院議員の松原仁氏が、自身を批判するビラを「敵対する陣営から大田区内へ組織的に配布された」として、田園調布署に3月23日付で被疑者不詳のまま刑事告訴状を提出、受理されたことを報告した。  訴状によると、今年2月中旬から3月中旬にかけて「松原氏の庶民と“ズレた”行動」などと書かれたビラを広く配布されたとし、うち東京大田区内の民家数軒に配布された一部事実を被害として明示。  ビラの内容は「庶民派を自称する松原氏は、昨年末の衆議院選挙の際に、安倍総理をはじめ自民党には世襲議員が大勢いて既得権にしがみついていると批判していたのです。その舌の根も乾く前に、自身の選挙区にご子息を出馬させるのはどのように説明するのでしょうか」「大臣時代に規則に抵触する可能性がある大規模なパーティーを開催したり、2つの団体の資金が不明とも報じられていました」といったもので、昨年12月に「週刊新潮」に掲載された、松原氏にとって厳しい論調の記事も転載されていた。  こうした批判の内容について、自治体役員も務める大田区民に聞いてみると「4月の区議選に、民主党新人として松原さんの長男・元氏が出馬することには、たしかに批判の声も耳にする。『安倍総理や石原三男らに対してさんざん世襲批判をしていたくせに自分の息子を出馬させるのか』と話す人がいる」という。  ただ、これについて、松原氏は「立候補は、世襲を目指したものでない」と反論。出馬は、民主党の区議会議員が党を離脱した際「有意な人材が現れなかったため、党の窮地を助けるべく勤務先を退職して立候補を目指すこととなったもの」と説明、ほか資金関連の指摘についても「問題となりうるものではない」とし、同じビラが区内に多数配布されたことを「個人への誹誇中傷」とした。  ビラの署名には「大田区選挙監視オンブズマン」と記載されているものの、差出人は不明。しかし、松原氏は選挙が近いタイミングでの行為だからか、犯人を「敵対する陣営」としている。ただ、前出の区民によると「こういうビラは過去、他の議員や候補者やに対してもときどき見られた」という。 「逆に松原さんが大臣をやっていた頃は、対立する自民党の議員に中傷ビラがまかれていましたし、昨年は“大田区議50名中43名が日朝友好関係の組織に入って、反日教育をする朝鮮学校に補助金を出している”というものや、“大田区教育委員会が税金で北朝鮮のAV監督を区民大学に派遣した”なんていう内容のものが、まるで地域新聞のように定期的にまかれていました。差出人が『大田区教育監視オンブズマン』だったり、今回と似ている気もします。少し前には、“民主党の女性議員が会議を欠席してKis-My-Ft2のコンサートに行っていた”というのもありましたよ。私の場合、こういうビラに書かれていることを鵜呑みにはしませんが、頻繁に広くまかれているのを見ると、お金のある同じ人間の犯行という感じがしますが……」  果てして犯人は検挙されるのだろうか。 (文=鈴木雅久)

“反原発活動家”と化した民主党・菅直人元首相に党内から猛反発! 「市民運動家に戻れ」の声

kannaoto0316s.jpg
熱弁をふるう菅氏
 民主党の菅直人元首相が、まるで反原発活動家と化している。もとは市民運動家であった菅元首相だが、3月8日の反原発イベント『反原発統一行動~NO NUKES DAY~』では「原発いらない!」と叫ぶデモ参加者の前で、原再稼働を容認する政府を批判。「最も安全な原発政策は、原発を持たないことです!」と演説した。  こうした活動の背景には、菅元首相と民主党との不協和音があるという声もある。民主党は、一昨年の参院選で菅元首相が無所属候補を支援したことに対し3カ月の党員資格停止処分を下したが、この際、党内には除籍(除名)処分の提案もあった。以来、党内の“菅アレルギー”は根強く、昨年12月の衆院選で東京18区から出馬した際には、内部から「菅の公認を取り消せ」という声もあったという。  4年前の首相時代、東日本大震災での対応に批判が高まり、人気が低下。2度の衆院選では比例復活での当選という苦境だった。党内では今や「菅の公認を取り消せば、党のイメージアップになる」という声が多数聞かれるが、当の菅元首相はこうした動きに態度を緩和させることなく、独自の姿勢を貫いている。  全国紙政治部記者によると「自民党の小泉(純一郎)さんは引退後に独自の活動をし始めたのに対し、菅さんは議員の立場に固執しながらやっているから、反発も当然。これにはかつての盟友・枝野幸男幹事長も“もうかばえない。市民運動家に戻られた方がいい”と周囲に漏らしていた」という。  実際、壇上に上がった菅元首相は、反原発運動家にしか見えなかった。デモでは小雨が降る曇天の中、共産党の志位和夫委員長、社民党の福島みずほ参議院議員と肩を並べて登場。菅元首相に対して一部からは「おまえが原発を止められなかったんじゃないか」というヤジも飛んだが、気にせず拳を振り上げた。「50分くらいかかる内容を、端的に5分でまとめた」という原稿は短かったが、その内容を聞いた民主党関係者は「他党と勝手な連携をしている」と、これまた憤っていた。  菅元首相は3月10日の衆院予算委員会で、安倍政権が進める原発輸出について「国内で安全が確認されていないものを外国に売り込むことを、政府が支援するのは問題」と批判したが、民主党は昨年4月、トルコなどへ原発輸出を可能にする原子力協定の国会承認で賛成している立場だ。 「その会議を菅さんは体調不良を理由に欠席し、注意処分を受けたんですが、こうやって立場の違うことをやるための布石だったことがうかがえる」(民主党関係者)  ただ、最近の民主党は前代表の海江田万里氏も選挙区で敗退。比例での復活をかけた惜敗率でも菅元首相を下回って落選しており、党内が菅元首相の反乱に対峙しても、民主党の支持率が上がるとは思えない。  活動家と化した菅元首相の“暴走”について、政治ジャーナリストの山田厚俊氏は「総理時代、原発事故の体たらくを見て、東電や経済産業省のだらしなさを身をもって知ったのは確か。理系なので“俺は原発に詳しい”という自負もある。脱原発は、自分の存在意義を見つけたという感じで、ライフワークになっているんでしょうね」と話す。  人気取りのための形ばかりの運動ではなく、本気の原発ストッパーなら一定の支持を得るだろうが、党に属しながらの“孤軍奮闘”は、ちょっと異様だ。 (文=ハイセーヤスダ)

衆院選 民主党内で「菅直人の公認を取り消せ!」の大合唱が始まった!?

kannnaoto1127.jpg
「民主党は、菅直人の公認を取り消せ~!」  民主党は11月21日、衆院選の1次公認として選挙区候補157人を発表した。その中には、東京18区から公認候補として出馬する菅直人元首相の名前も入っていた。しかし、それを見た民主党関係者の一部から、冒頭の声が飛び出している。  菅氏といえば、民主党が政権交代してわずか4カ月後、東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で小沢一郎幹事長(当時)の秘書を務めた石川知裕衆議院議員(同)などを逮捕した途端“小沢氏排除”に動き、首相の座に就くと急に消費税増税を言いだし、参院選でねじれを生んだ。  さらに、2011年3月の東日本大震災では、福島第1原発事故対応のまずさで、“戦後最悪の首相”と揶揄された御仁だ。しかも、翌12年の衆院選では、首相経験者が小選挙区から出馬しながら、比例重複の“保険”をかけ、小選挙区では負けたものの比例復活でバッジをつけた。 「菅さんの公認取り消しは最高の一手ですね。有権者に対して“民主党が変わった”と見せるためには、サプライズ候補を出すことより“サプライズ公認取り消し”がベストでしょう」  こう語るのは、西日本選出の民主党議員の政策秘書。政権与党から転落して2年。いまだ政権期間の総括ができておらず、支持率も伸び悩んだままの民主党。逆転の一手を模索する中、菅氏公認取り消しは、死中に活を求める最善手だと語る。しかし、別の民主党関係者はこう嘆く。 「現実問題として、菅さんの公認取り消しは不可能です。では、最初から菅さんを公認しない方法があったかといえば、『首相経験者は全員非公認にする』くらいしか思い浮かばない。海江田万里代表だけでなく、現執行部にできる案件ではありませんでした」  とはいえ、12月2日の公示まであとわずか。大義なき年の瀬選挙で有権者の関心は薄れ、最低投票率の更新もささやかれている。安倍晋三政権に対する「ノー」の1票の受け皿に、ぜひとも民主党の英断を期待したいものだ。 (文=朝霞唯夫)

「イメージ悪く、逆効果では?」菅直人元首相が息子に“地盤を継がせたい”発言も……

kannnaoto0813.jpg
 参院選で党の意向に反して無所属の大河原雅子氏を応援、3カ月の党員資格停止と党最高顧問の役職解任の処分を言い渡された菅直人元首相だが、周囲には「地盤を息子に継がせたい」と漏らしていたという。 「7月26日に党本部の常任幹事会で処分が言い渡されたとき、菅さんは“党はやめない”としながらも、親しい記者には“そろそろ潮時かな。源太郎が継いでくれたら”と、長男の名前を出したんですよ」(政治ジャーナリスト・小林俊之氏)  息子の菅源太郎氏は41歳、現在はシンクタンクの第一総合研究所に勤務しているが、かつて議員の秘書を経て岡山県で2度の衆院選に出馬して落選。かねてから世襲を批判していた菅元首相だが、このときは「政治家として優れた人間がたまたま息子だった」とコメントしていた。現在の勤務先も民主党関係者が代表を務める会社で、政治関連の活動を行っている。  小林氏によると「源太郎さんは父親と比べるとおとなしい性格で、中学生の頃に生徒会長になったところ、ほかの生徒たちから反発され、ショックで登校拒否に。しばらく引きこもり生活が続いたことがあったと聞きます。その後、高校進学もすぐに中退して大検を取ったり、あまり協調性があるようには見えない」という。 「ただ、父親と同じ道を進みたいという志だけは変わっていないようで、“いつか借りを返したい”と、選挙情勢も分析するシンクタンクに就職したんです。前2回は住んだこともない場所での落下傘候補だったので、次に出るとなれば父親の地盤を引き継ぐのではないかという話」(同)  一説によると、菅元首相が選対に「次の衆院選に息子が出た場合の当選確率をシミュレーションしてくれ」と調査を依頼したともいわれている。 「実際にきちんとした調査は行われていませんが、父親でさえ衆院選では小選挙区で敗退して比例復活したイメージの悪さがあるので、あからさまな源太郎さんへの引き継ぎは、かえってマイナス」(同)  ただ、菅元首相はそんな不利予測が耳に入らないのか、親しい後援者には「息子が頑張ってくれれば、私もそのうちまたお遍路の続きに出られますよ」と、のんきな笑顔を見せているという。 (文=鈴木雅久)

ワタミ過労死元社員遺族の渡邉元会長公認撤回要求、自民党は門前払い…党内で異論噴出

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 映画館の強すぎる冷房、言えば下げてくれる?設定基準は?TOHOシネさんに聞いてみた “非”国営NHKの受信料は完全に合憲でも、なぜ強制徴収は国民の理解を得られない? AKB篠田激白、卒業直前の心境と「潰すつもり」スピーチの真相、卒業に福岡選んだ理由 ■特にオススメ記事はこちら! ワタミ過労死元社員遺族の渡邉元会長公認撤回要求、自民党は門前払い…党内で異論噴出 - Business Journal(7月22日)
自民党本部前でのデモの様子
 自民党の公認を得て、昨日7月21日投開票の参議院議員選挙で当選したワタミ株式会社元会長の渡邉美樹氏。しかし、立候補を発表した5月以降、ネットを中心に渡邉氏に対する反発の声が噴出。6月28日には、渡邉氏の公認撤回を求めるデモ活動が、永田町の自民党前で実施された。  このデモに参加したのが、ワタミによって過労死に追い込まれた同社元社員・森美菜さんの両親である森豪さんと祐子さん夫妻。渡邉氏の公認取り消しを求めた要望書を自民党の国会議員に直接手渡そうと試みた。  ワタミがブラック企業と呼ばれる原因となった、2008年の社員過労死事件。被害者となった森美菜さんは、入社2カ月で月間140時間以上の残業や強制的なボランティアなどで過労状態に陥り、同年6月、自宅近くのマンションから飛び降り自殺を図った。しかし、遺族に対して同社側からの明確な謝罪の言葉はなく、渡邉氏はTwitter上で「労務管理できていなかったとの認識は、ありません」とコメント。被害者遺族からの面会要求にも答えないまま現在に至っている。  森夫妻がタクシーで到着すると、彼らを自民党敷地内に通すまいと、施設管理の責任者を名乗る男性をはじめ、警察官らが道をふさぎ、集まったマスコミ陣とともにもみ合いの状態に。「選挙の責任者を呼んでください」と言う遺族側に対し、自民党側からの「できません」という押し問答が続き、豪さんは一時相手の胸ぐらをつかむまでに感情を高ぶらせた。  このデモに当たって、森夫妻は石破茂幹事長へ提出するための要望書を用意してきた。「自民党は、若者を死ぬまで働かせ、殺す社会をつくりたいのですか? お答えください」と題されたこの要望書の中で森夫妻は、次のように抗議し、自民党に対して「渡邉氏の公認撤回」「ブラック企業対策、過労死防止対策への取り組み」を要求している。  「法律違反を重ねて利益追求をした経営者に、若者を死ぬまで働かせ、使い捨てにして利益をあげた経営者に、国会議員になる資格があるのでしょうか?」   「自民党は、渡邉会長がやった経営のように、法律を無視し、若者を死ぬまで働かせ、使い捨てにし、過労死に追いつめる社会をつくるつもりなのでしょうか」   「娘は雨の中で死んでいったんです。せめて、こんな外じゃなくて、(建物の)中で受け止めてくれませんか?」 と、声を詰まらせながら語った豪さんの言葉が届いたのか、交渉の末、森夫妻と代理人のみが、自民党敷地内に入ることが許された。しかし、国会議員などのしかるべき立場の人間との面会はかなわず、引き続き施設の管理担当者と話し合った上、10分ほどで退出。門の中には入れたものの、その実態は「門前払い」と表現して差し支えない。  遺族側は、自民党に対し事前に面会を求める連絡をしながらも、「連絡する」と言われたきり、返答はなかった。遺族らの行動が強行軍であったことは否めないものの、はたして過労死被害者遺族に対して自民党の採った一連の対応は適切なものといえるだろうか? 「ワタミ本社に行った時となんら変わりなく、落胆しています」と祐子さんは肩を落とした。  その後、民主党を訪れ、細野豪志幹事長との会談を行った森夫妻。細野氏を前に「ひとりひとりの命を大切にする社会、過労死のない社会の実現に向けて、尽力されますように、ここに要望いたします」と締めくくられる要望書を読み上げた。わずか20分あまりの会談だったものの、遺族の言葉に細野氏は耳を傾け「社会に対する問題提起として受け止めたいと思います」と要望書を受け取った。  もちろん、民主党がこの会談に応じた背景には「自民党とは異なり、労働問題に力を入れる」というイメージアップにつなぐ思惑も含まれているだろう。渡邉氏が出馬した11年の東京都知事選挙で、都議会民主党は渡邉氏を支援した。美菜さんの死が正式に過労死と認定されたのは選挙後の12年。都知事選当時は過労死と認定されていなかったとはいえ、過去の事実について細野氏からのコメントはなかった。  渡邉氏公認については、6月29日放送の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)に出演した自民党・平沢勝栄議員は、「個人的な意見」と前置きしながらも「公認をやめさせたい」と発言。安倍首相直々に立候補の要請を受けた渡邉氏だが、党内でもその擁立に対しての意見は割れていたようだ。党内の意見が割れたまま、渡邉氏の当選が確定した。 (文=萩原雄太) ■おすすめ記事 映画館の強すぎる冷房、言えば下げてくれる?設定基準は?TOHOシネさんに聞いてみた “非”国営NHKの受信料は完全に合憲でも、なぜ強制徴収は国民の理解を得られない? AKB篠田激白、卒業直前の心境と「潰すつもり」スピーチの真相、卒業に福岡選んだ理由 ドコモ、ツートップ戦略不発で高まるiPhone販売観測…崩れるメーカーとの信頼関係 電車の冷房、車両や日により違うのはなぜ?どうやって調整?東急電鉄さんに聞いてみた

薬ネット解禁は甘利大臣の力業!? 選挙直前官邸秘レポ

――ただ今無料キャンペーン中「サイゾーpremium」から、本日公開の最新号をいち早くお届け!! ■月刊サイゾー8月号ニュース 『薬ネット解禁は甘利大臣の力業!? 選挙直前官邸秘レポ』(2013年8月号「NEWS SOURCE」より) 参院選でねじれ国会解消なるか?……2012年12月26日に発足した安倍晋三内閣。株価上昇機運は弱干弱まりつつも、基本的には追い風の中で7月の参院選を迎えられそうだ。参院選直前の官邸内外の動きはいかに……!? 【座談会参加者】 A:全国紙経済部若手記者  B:全国紙政治部中堅記者 C:全国紙経済部デスク D:経済誌中堅記者
1308_az_seiji.jpg
『池上彰の 政治のニュースが面白いほどわかる本 』(中経出版)
A 安倍晋三政権の発足から半年、官邸に変化はありますか? B とりあえず、官邸記者クラブで経済部の記者を見ることが増えたっすね。安倍政権は経済政策を重視しているから、6月12日に安倍内閣としての「成長戦略」を取りまとめた産業競争力会議とか、岡素之・住友商事相談役が議長をやってる規制改革会議とか、経済関係の会議が官邸で頻繁に開かれていて、経済部の記者がしょっちゅう取材に来てる。政治部は閣僚人事や派閥抗争といった政局取材が中心だけど、安倍政権は政権基盤がしっかりしているから党内抗争がまったくなく、政治記者の仕事は開店休業状態(苦笑)。 C 確かに政治部のやつらは政策に興味がないよなぁ。安倍政権になってから政治部の記者だけでは手に負えない話題が多くて、経済部の記者を官邸に常駐させる新聞社が増えた。経済部は忙しくてたまらねえよ。 D それはそうと、安倍政権の経済運営で気になるのはやはり株価の動き【1】。日経平均株価は、野田佳彦前首相が衆院解散を表明した12年11月14日に8664円だったのが、5月23日には1万5942円までつけましたが、そこから下落に向かって6月末には1万3000円前後にまで落ち込みました。アメリカの株式市場の下落や中国経済の悪化懸念という外部要因があるけど、参院選前の安倍政権にとっては痛いですね。 A 知り合いの為替ディーラーが「市場は快感にすぐ慣れる年増女と同じ」なんてヒドイこと言ってましたけど、最初は新味のあったアベノミクスにも、欲求不満を感じ始めたのがこの時期でしたね。成長戦略にしても、6月5日に素案を発表した際に市場から「インパクト不足」と烙印を押されてしまったから、6月14日の閣議決定までに、薬のインターネット販売解禁への異論を押し切りました。 B 成長戦略の素案を発表しても株価が意に反して上がらなかったもんだから、成長戦略を仕切っている甘利明・経済再生担当大臣が相当焦ったらしいっすね。薬のネット販売に抵抗していた厚生労働省に「とにかくやれ!」と激しい剣幕だったとか。 C でも安倍政権も、最強官庁・財務省には及び腰のようだな。成長戦略でも市場や企業が最も強く求めていた法人税減税には触れず、最終案でも設備投資や研究開発の減税拡充などでお茶を濁した。これは税収減を嫌う財務省が最後まで首を縦に振らなかったからで、官邸も財務省と真っ向から戦うのはやめたんだろう。 A それでも読売新聞なんかは、6月13日付の朝刊1面で「成長戦略 投資減税を追加」と大きな見出しを付け、記事も実質的な法人減税をするような書きっぷりでした。 C 読売さんの安倍政権シフト【2】は露骨だよ。安倍首相が6月5日に成長戦略の第3弾を発表した際にも、1面トップで「民間活力の爆発」なんていう見出しを掲げていて、客観報道を是とする日本の新聞とは思えなかったよ(笑)。安倍政権の最大のサポーターと思われている産経新聞なんかは、この成長戦略第3弾について1面で「乏しい新味『4の矢』催促」なんて見出しを付けていて、むしろ読売より距離感を感じるよな。産経は安倍政権となんかあったのかと勘ぐりたくなるよ(笑)。 ■村木事務次官人事に厚労官僚は反発!? C それはそうと参院選後、安倍政権の経済運営はどうなるんだ? A とりあえず成長戦略を進めていくために税制改正論議を前倒しで始めると宣言していたり、話題になりそうな政策の弾を込める準備をしています。官僚たちは「参院選までに休みを取らないと、夏休みがなくなる」なんて焦っていますよ。 B 産業競争力会議もまた議論を再開させる予定ですが、民間議員のメンバーを入れ替えるかどうか検討しているみたいっすね。というのも、ご存じ三木谷浩史・楽天会長兼社長が「事務局に民間人を入れろ」とか「薬のネット販売解禁もできないようなら辞任する」といった発言で政府を引っかき回していて、自民党サイドからは「いつから三木谷のポチになったんだ!」と批判が激しくなる一方らしいっす。 C そうなると、三木谷を強力にプッシュしていて、麻生太郎・副総理兼財務大臣には嫌われてる竹中平蔵・慶応大学教授はどうなるんだ? B 竹中さんは、三木谷氏の陰にうまく隠れて批判を受けないようにしていますね。国家戦略特区構想にからんで4月に行った会見で記者から「競争力会議への不満は?」と問われても、「今は前に向かって動いているので評価は避けたい」と模範解答でかわしていました。 D ところで、官僚たちの安倍政権への評価はどうなんですか? B 6月に決まった幹部人事で官邸主導の強引な人事が行われたことで、かなり不満が高まってきてる。厚生労働省では、冤罪事件で有名な村木厚子社会・援護局長が事務次官に昇格して話題を呼んだけど、最初は大谷泰夫・厚生労働審議官が本命とされていたのに、女性活用を打ち出す官邸サイドが覆したとみられてる。 A 経産省でも、朝日新聞が高原一郎・資源エネルギー庁長官の事務次官昇格を報じましたが、結局は立岡恒良・官房長が昇格することになりました。朝日は完全な誤報でしたが、検討段階で官邸サイドが、原発を推進する資源エネルギー庁長官がトップになることで反原発派の反発が強まることを避けるため、早い段階で候補者リストから高原氏の名前を外したみたいです。 C 参院選をうまく乗り越えても、安倍政権には株価下落と官僚の反抗という難題が待ち受けていそうだな。 (構成/月刊サイゾー編集部) 【1】株価の動き 安倍政権は7月の参院選に勝利してねじれ国会に終止符を打つことを至上命題としており、そのために一貫して株価を上げるための政策を投入し続けてきた。というのも、無党派層は景気が良ければ政権与党を支持する傾向があるからだ。実際、報道各社の世論調査を見ても、株価がピークだった5月の調査以降は徐々に内閣支持率が下がってきている。参院選直前に成長戦略を仕上げ、そこで株価をピークに持っていって参院選に突入するという流れが安倍政権にとってのベストシナリオであったろうが……。 【2】安倍政権シフト 官邸サイドは、安倍政権に友好的な産経や読売よりも、朝日新聞を重視している模様。2月には安倍首相が朝日の木村伊量社長と会食、6月にも曽我豪政治部長からの単独インタビューを受けたりと、蜜月そのものなのだ。というのも、菅義偉官房長官が06年からの第1次安倍内閣は朝日新聞によるネガティブキャンペーンで潰されたと気にしているからだとか。実際、官僚が菅官房長官に政策を提案しても、「これだと朝日新聞に悪く書かれるだろ」と懸念を示すことが多いという。 【ただ今絶賛無料キャンペーン中「サイゾーpremium」では他にも最新号の記事を続々配信中!】音事協会長選で画策する芸能界重鎮の思惑とドンの体調不良日本IBMで横行中"恐怖の"クビ切り! 雇用規制緩和先取り!?!【月刊カルチャー時評】『進撃の巨人』──圧倒的な破壊のファンタジーから人間ドラマへ、人気作はなぜジャンルを跳躍したのか
1lineimg.jpg
「サイゾーpremium」とは?
雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円読み放題!ただ今無料キャンペーン中! (バックナンバー含む)

民主党都議、記者会見で「民主党は内紛で沈み行く船」…背景に長妻の思惑か

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 小林よしのり、AKB総選挙は“娘みたいな”大島優子から乗り替え渡辺麻友推し? 不正アプリ4カ月で700例! 審査ハードルが低いグーグルの弊害 「排水溝から髪の毛が…!」小泉、森元首相らがビビる、最恐の首相公邸幽霊体験談!! ■特にオススメ記事はこちら! 民主党都議、記者会見で「民主党は内紛で沈み行く船」…背景に長妻の思惑か - Business Journal(5月28日)
「大津ひろ子 公式サイト」より
 今年夏に迫る参議院選挙の前哨戦ともされる東京都議会議員選挙の告示が、6月14日に迫っている。橋下徹共同代表の「慰安婦」をめぐる一連の発言で、昨年の衆議院総選挙で54議席を獲得し、一気に党勢拡大した「日本維新の会」の人気は凋落。5月27日、橋下代表は日本外国特派員協会で会見を行い、騒動の発端は「メディアの誤報」にあると責任転嫁ともとれる発言を行ったが、各国記者はほとんど問題にせず、むしろ慰安婦に対する国や軍の関与や強制性の有無に質問は集中した。  しかし、橋下代表の説明に納得できる部分は少なく、むしろ女性有権者の「怒り」に火を注ぐことになったのではないか。産経新聞とFNNが合同で行った調査では、橋下氏の慰安婦発言を女性の79.3%が「不適切」だと回答し、沖縄駐留米軍の風俗業活用発言には女性の82.4%が「不適切」だと回答している。  この経緯を見た民主党議員のひとりは、こうほくそ笑んだ。 「相変わらず自民党の勢いに陰りはないのですが、維新の自滅で、我が党に復調傾向が出るかもしれない」  東京都議会の定数は127人。現在、民主党43人、自民党39人、公明党23人、共産党8名と続いており、民主党がトップだ。  ここは党内一致団結して、都議選で勝利し、引き続き都議会第一党の地位を確保する--と表看板通りにはいかないのが民主党である。橋下会見の翌日である本日28日、肝心の民主党の東京都総支部連合会(東京都連)で「女性蔑視」ともとれる内ゲバが発覚したのだった。 ●3期連続トップ当選でも非公認?  この日、東京都庁で大津ひろ子民主党都議会議員(渋谷区選出)が記者会見を開いた。  大津議員は平成15年の補欠選挙で初当選し、現在3期目。過去3回の選挙はいずれもトップ当選している。渋谷区支部長のほか、厚生委員会委員長の肩書きも持っている。  その大津議員が会見に臨んだ理由を要約すると、次のようになる。 「この1年間、色々な理由により民主党“公認”が棚上げにされた挙げ句、現職にもかかわらず“公認”を外された。その過程では、いくつもの不透明な出来事があった。現在公認再申請、推薦申請をしている。現状では、党籍は民主党にあるが、無所属で出馬せざるを得ない」  大津都議が自分の「非公認」を知ったのは、5月8日の新聞報道だったという。たまたま朝刊を全紙チェックしないまま議会に向かった都議は、控え室に入った瞬間、他議員から一斉に注がれる「憐れみの視線」を感じたという。  大津都議はその日のことをこう振り返る。 「いつもはいくつもの会派に分かれているのが、その時だけ一致団結しているような不思議な空気が流れていた」  そして、朝日新聞と毎日新聞に掲載されている自らの非公認記事を目にしたのだった。 ●長妻の不可解な行動  もちろん、予兆はあった。  2月25日、渋谷区支部常任幹事会は、大津都議の公認申請に関して採決を行い、参加者の過半数をもって可決していた。  さらに、公認候補の選定基準として区市町村議員団(7人)の3分の1以上の推薦を得る必要があったのだが、その後協議の場で2名は署名したが、5名はかたくなに署名を拒否し、お互いがお互いを「除名しろ」と罵り合う事態となる。  その上、東京7区(渋谷区、中野区)総支部長で民主党幹事長代行の長妻昭議員までも、「待った」をかけた。3月に長妻議員が、 「大津さんについては審議中。しかし、大津さんは推薦を確保していない。浜田(ひろき)さんの公認申請について審議しましょう。どうでしょう。書面は3人以上揃っているので、浜田さんで」 と提案すると、次々と手が挙がり、渋谷区支部の決定を無視する形で都連に上がったという。 「区議の浜田さんに公認が下りたので、いま議員団は6人です。つまり、この時点で私も推薦を確保したことになるのですが」と、大津都議は憤りを隠せないといった様子で語ったが、最終的に公認は浜田区議に下りた。  それにしても、なぜ長妻議員は浜田区議に肩入れしたのか?  昨年の衆議院選挙でも渋谷区での「長妻人気」は異様で、4万票をたたき出している。民主党や労組の票をのぞいた約2万票が「長妻票」と見られている。 「長妻議員の支援が得られれば、都議選の当選は確実と踏んだ浜田陣営が、大津都議の公認をひっくり返した。年内にも再度の衆議院解散総選挙があると見られている。浜田区議らはこれまで長妻議員に選挙協力は行わなかったが、今回は協力を約束したと聞いています。自らの選挙に備えて、大津都議を切り捨てたというのが本当のところではないか。正直、浜田区議には女性議員を下に見ている雰囲気もあったと思う」 と、民主党関係者は語る。民主党という政党が、かねてより女性票を取り込めなかったのは周知の事実だ。都連常任幹事会では長島昭久議員(21区)もこの大津都議非公認に異を唱え、海江田万里代表も「現職の議員を(年齢などの理由以外で)公認しないのは全国でも初のケース」と認めたが、決定が覆る様相は今のところ見えない。  大津都議は、会見をこう締めくくった。 「民主党は沈み行く船。その船の中で、今も内ゲバを繰り返している。内向きの内紛や内ゲバが国民からの信頼をさらに低下させている」  5月23日、海江田代表は「都議会で人を大事にする政治の継続」を都内3カ所で訴えたが、「人を大事にする政治」からはほど遠い騒動ではないか。歴史的な大敗から半年が過ぎたが、相も変わらず内ゲバ合戦を続ける民主党。前哨戦の都議選ですでにこの有様では、来る参議院選挙での巻き返しなど、夢のまた夢だろう。 (文=横田由美子/ジャーナリスト) 小林よしのり、AKB総選挙は“娘みたいな”大島優子から乗り替え渡辺麻友推し? 不正アプリ4カ月で700例! 審査ハードルが低いグーグルの弊害 「排水溝から髪の毛が…!」小泉、森元首相らがビビる、最恐の首相公邸幽霊体験談!! 円安トレンド長期化、1ドル120円まで上昇予測のワケ…「悪い円安」発生の可能性も ペプシ、出来の良いCMが売上減退を招くキケン?対照的なフェラーリの販売戦略

ヤクザにお願いして当選する政治家も!? 暴対法強化でも絶てない裏社会との関係

【サイゾーpremium】より ――政治家が反社会的勢力との交際を暴露されれば、一大スキャンダルとなり、閣僚が辞任に追いこまれたり、有力な議員が失脚する例は多い。一方で、これだけスキャンダルになるのだから、珍しいことなのか? と思われるが、どっこい彼らは日常的に”お付き合い”があるようだ。新政権に変わったことで、こうした不適切な関係に変化はあるのだろうか?
1302_seiji.jpg
『橋下徹のカネと黒い人脈』(宝島社)
 民主党政権末期の2012年秋、立て続けに閣僚の暴力団との交際が取り沙汰された。 「週刊新潮」(新潮社)10月18日号では、田中慶秋元法務大臣が、指定暴力団稲川会系の組長が参加する宴席であいさつしていたという証言を写真付きで紹介。続いて、「週刊文春」(文藝春秋)10月25日号では、城島光力元財務相が09年の衆院選挙の際に、稲川会系暴力団のフロント企業から応援を受けていたと報じている。  田中元法相の件に関しては、30年も前の話がなぜ今? とも思えるが、「田中氏に近い裏社会関係者が、なんらかの揺さぶりをかけるためにリークした。『こちらにはまだ手はあるぞ』という脅しでしょう」(某誌政治記者)という。  結局、田中元法相は辞任したが、政治家と裏社会の交際に関する疑惑はこれに限ったことではない。  例えば新政権の首相、安倍晋三氏に関しても、「週刊ポスト」(小学館)が10月26日号で、”山口組の金庫番”と呼ばれる人物との交際を報じている。  暴対法や、暴力団排除条例などもあり、その交際が指摘されるだけでスキャンダルとなる今、政治家が裏社会とつながることには、デメリットのほうが大きいだろう。だが、利権と複雑な人間関係が絡み合うのが政治の世界。そこで政治家と裏社会は、世間からは隠れつつも、関係を持ち続けてきた。 ■日本社会に根付く裏社会組織の歴史  歴史を見れば両者のつながりは60年代頃まで、ヤクザの葬式に政治家が花を出すなど、ある程度は公然と行われていた。  例えば、戦前の二大政党制の中では、「院外団」という裏社会とつながったフィクサー集団があり、野党議員の法案成立妨害を潰すなどしていた。もちろん戦後でも、安保などの左翼闘争の中では、右翼やそれに連なる裏社会組織が、運動を抑える役を担っていた。  日本社会や経済には、歴史的にヤクザや右翼、一部の同和、在日系反社組織など裏社会が根付いている。大物フィクサー許永中を追いかけた『許永中 日本の闇を背負い続けた男』(講談社)の著者でジャーナリストの森功氏は語る。 「山口組がなぜ大きくなったかといえば、港湾荷役をさばいていた荒くれ者を使いこなしたからです。地方行政は、彼らの”力”で、港湾荷役事業を統率していた」  現在でも裏社会は、公共事業の入札で行われるという談合の仕切り役を果たしているという。  また「ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)」と呼ばれる三バンの影響もある。 「地方行政の議員などは、不動産所有者や地域企業の社長など、その土地の有力者の場合が多い。彼らが計画した土地開発が、住民の反対運動が盛んになって、開発が進まないこともある。そこで裏社会に頼り、スムーズに進めてきたんです。彼らを使い利益を共にしてきた政治家は、暴対法が厳しくなっても、そうしたつながりをなかなか絶てないでしょう」(森氏)  また、政治家が裏社会と付き合う際に間に立つのが、児玉誉士夫や笹川良一、そして許永中など、フィクサーと呼ばれるつなぎ役。彼らは、政治家と裏社会との関係を駆使して暗躍してきた。また、こうしたパイプ役を政治家の秘書が担っている場合も多い。 「裏社会の人間は、自身の息がかかった企業や関係者を政治家の秘書として送ることも多い。政治家も、彼らの支援が欲しいので、なかなか断ることができないんです。亀井静香の秘書は、裏社会人脈と日常的に渡りあうために髪形をパンチパーマにしたり、彼らと飲み歩く姿を目撃したこともある。しかし、大物の政治家ほど、こうした人物が間に幾人も入っているので、裏社会と政治家のつながりが直接見えにくいことも多く、追及しづらい面もある」(前出記者) ■政権を離れた民主党のヤクザ交際疑惑を暴露!?  また、選挙においてもさまざまな場面で政治家は、裏社会の”お世話”になることがある。 「選挙期間中に事務局運営のボランティアを出すこともありますが、やはり大きいのは”票”でしょう。極端な話、山口組の六代目司忍組長に頭を下げれば、構成員・準構成員だけで、それなりの票が集まるわけです。市議や県議レベルならその支援で当選できるでしょう。もちろん傘下組織をすべて動かすことはめったにないだろうけど、選挙の中で、どうしても票が足りないって時には、お願いすることもある」(同)  同記者は、今回の衆院選挙でも「20軒以上の選挙事務所を回りましたが、すべてに裏社会の人物はいた。彼らは、選挙で恩を売るために入り込んでいるんです」と証言する。  では、安倍政権になって、彼らはどのような見返りを受けるのだろうか? 今回取材した人々は口を揃えて「基本的には、裏社会は政治家個人とのつながりだから、政権が変わったからといって利権が増えるというわけではない」という。  その中で森氏は「東日本大震災の復興事業は大きな利権となる可能性がある。95年の阪神淡路大震災の時にも、ヤクザを使い早急に復興を進め、結果、山口組がその利権を得た。自民党なら地方ヤクザの使い方もわかっているでしょう」と観測する。  また、安倍首相に関しては、間に複数人を介して住吉会とのつながりが噂されている。その一方、安倍氏が総理を務め大敗した07年の参議院議員選挙の際に、山口組が小沢一郎氏の支持に回ったため、安倍氏との仲は良好ではない。これを見て「住吉会の勢いが増すのでは?」という推測もあるようだ。  さらに、前出の政治記者は 「政権与党から離れたので、民主党議員の交際がさらに暴露される可能性もある。例えば、かねてから総会屋や地元裏社会との関係が指摘される仙谷由人民主党副代表ですが、支持を受けている全国建設労働組合総連合の関連で、裏社会との交際が明るみに出るかもしれません」とも話していた。  政治と裏社会の切っても切れない関係は、自民党に与党が移ってもまだ変わることはなさそうだ。  最後に森氏は、こう指摘する。 「裏社会は、違法行為を行っているからアウトロー。法律外の世界で動いており、法治国家としては認めてはいけない存在です。日本の成り立ちの中で、一定の役割を果たしてきたことは事実ですが、社会が成熟していく中で、排除されるべきもの。一方で、社会にゆがみがある状態では、裏社会に身を置く者はゼロにはならない。厳しく締め付けるのではなく、もっと彼らをどう扱っていくかの議論を進めていくべきでしょう」  政治家にとって裏社会は”必要悪”なのかもしれないが、安倍政権には、しがらみを絶ち切り、社会のゆがみを正してほしいが……。 (構成/黒崎さとし) 「サイゾーpremium」では他にも政治と裏社会のタブーに迫った記事が満載です。】"学校では教えてくれない!? 政治と裏社会のニュースを読み解くための"あいうえお"現役暴力団幹部が証言 狙い目シノギは金融と海外事業 ヤクザは自民党政権を大歓迎や!父と総連の密接交際を隠すのに必死!? 安倍内閣と北朝鮮が抱える時限爆弾
1lineimg.jpg
「サイゾーpremium」とは?
雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
月額525円読み放題! (バックナンバー含む)

「脱原発で津田大介を擁立」の声も……負けられない民主党の東京都知事選候補者は?

daisuketsuda.jpg
津田大介Twitterより
 民主党の一部議員の間で、ジャーナリストの津田大介氏に東京都知事選出馬を求める声が上がっていることが明らかになった。  石原慎太郎・東京都知事の辞職に伴う東京都知事選は、11月29日告示、12月16日投票の日程で行われる。だが、突然の辞任表明ゆえ、明確な支持を集めた上で出馬を表明している人物はまだいない。石原氏は辞職を表明した記者会見で、猪瀬直樹副知事を後継指名しているが、猪瀬副知事も出馬の意思は明確にしていない。さらに、東国原英夫前宮崎県知事や蓮舫前行政刷新担当大臣、小池百合子元防衛大臣、さらには松沢成文前神奈川県知事も出馬するのではないかと取り沙汰されているものの、はっきりしない。  そうした中、民主党の一部では、ジャーナリストの津田大介氏に出馬を要請する動きも始まっているという。津田氏をめぐっては先週末、Twitter上で都知事選出馬を求めるツイートが繰り返されたが、本人は「出ません」と返答している。果たして、どれほど真実味のある話なのか?  消息筋によれば、民主党内部では「都知事選で焦点になるのは、原発への対応。津田氏ならば“脱原発”で一致できるし、確実に票を取ることができる」と、同氏を推す声も強まっているという。  民主党は、2011年の都知事選では独自候補の擁立を断念し、外食大手「ワタミ」会長の渡邉美樹氏の支援に回った。さらに、前々回の07年の都知事選でも独自候補を立てることができず、元宮城県知事の浅野史郎氏を支援する形を取って惨敗している。  また、石原都政に批判的だった左派的な市民運動も、これまで対抗馬をまったく立てることができなかった。03年には、東京家政大学名誉教授の樋口恵子氏、07年には浅野氏の支援に回ったが、まったく対抗できなかった。11年には「市民派」の候補者は、擁立すらできない状態に追い込まれた。  このような背景の中で、名前が急浮上してきた津田氏はジャーナリストもしくはメディア・アクティビストを名乗り、Twitterを利用したリアルタイム中継を指す「Tsudaる」という言葉でも知られる人物。国の文化審議会著作権分科会において複数の小委員会で専門委員を務めたほか、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事も務め、著作権問題などへの言及、インターネットを利用した情報発信で注目を集めており、ネットユーザーを中心に若年層に対する知名度は格段に高い。  その一方で、民主党内では既存勢力からの抵抗もあり、調整は難航しているというウワサもある。いずれにしても、出馬すれば都知事選の台風の目になることは容易に予測できる。  当の本人は、こうした出馬を求める声をどう受け止めているのか。さっそく、津田氏を直撃したところ、 「(民主党から)オファーは特に来ていませんし、来たとしても出るつもりはありません」 と、述べるにとどまった。  民主党の候補者選びが、思いも寄らなかった新顔の登場になるのか。あるいは、適当な候補者でお茶を濁すのかはまだわからない。折しも11月10日(土)には、前首相で民主党最高顧問の菅直人氏がロフトプラスワンに出演し、トークライブを行うことが決まっている。もしかすると、この席で何かしらの「重大発表」があるのではないかと、期待は膨らむ。  いずれにしても、大衆の側が「この人に都知事になってほしい」と声を上げるのが、最良の方法だろう。 (取材・文=昼間たかし)

「違法ダウンロードの罰則化」議論 民主党賛成議員が党内へ圧力か

3261281648_ac8999e478_n.jpg
※イメージ画像 photo by
rodriago's photostream from Flicker.
 いまだに決着がつかない、違法ダウンロード罰則化の議論。与党・民主党内部で罰則化の賛否をめぐって調整がついていないことが、議論が停滞している原因だ。そうした中、5月25日に開催された民主党・知的財産制度改革推進議員連盟の総会で、罰則化を求める議員らがレコード業界関係者の口を借りて、政権への圧力を強めていたことがわかった。  衆議院第一議員会館で開催されたこの会合には、日本レコード協会事務局長の高杉健二氏、エイベックス・マーケティング株式会社執行役員の前田治昌氏、株式会社エムティーアイ社長の前多俊宏氏が出席。同議連に対して「違法に配信されていることを知りながら、有償の音楽・映像をダウンロードする行為に対して罰則を導入するための法律の制定」を求める要望書を提出した。また、同議連も「違法なインターネット配信からのダウンロード行為の罰則導入を求める決議(案)」をとりまとめた。  同議連は、民主党内部でもとくに著作権問題を専門的に取り扱うもの。この時期に総会を開き、罰則導入を求めたのはなぜか? 「違法ダウンロードの罰則化は、5月初旬から議論がストップしたままです。そこで、文化や教育政策について党の方針を決める民主党文部科学部門会議に、罰則化を求める立場から圧力をかける狙いがあったようです」  と、この問題に詳しい議員秘書は話す。  民主党内で違法ダウンロードの罰則化に極めて強く異議を唱えているのは、川内博史衆院議員と森ゆうこ参院議員の二人だが、この日は二人とも欠席。それに気づいた、罰則化に賛成しているとされる三宅雪子衆院議員が「今日はうるさい人はいないですね」と発言。また、出席していた菅直人前首相は「罰則化は若い人のメディアの発展を阻害する」と慎重な議論を求めたという。  自民党・公明党は6月6日に開催予定の衆議院文部科学委員会で「違法ダウンロード刑事罰化」を追加した修正案の提出を予定している。これに対して一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)は、6月4日に議員向けの反対声明を発表している。ここ1カ月あまり議論が停滞しているため報道すら目にしなくなってしまったが、民主党内部の動向次第で、ともすれば罰則化が導入されてしまう可能性もあり、予断を許さない状況だ。 (取材・文=昼間たかし)