逮捕のトヨタ女性役員が持っていた“田舎のヘロイン”「オキシコドン」の激ヤバ度

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『Julie A. Hamp | Toyota』より
 豊田章男社長が部下を信じていようがいまいが、そんなことに世間は関心がない。トヨタ自動車の常務、ジュリー・ハンプ容疑者が6月18日に麻薬取締法違反容疑で逮捕された事件は、「田舎のヘロイン」と呼ばれる薬物自体に注目が集まるなど悪影響を生んでいる。 「ヘロインと同じ効果があるなら試す価値あり」 「ハワイにいる友達に聞いたら、中毒の一歩手前な感じになるって」  ネット上で散見されるのは、ハンプ容疑者が密輸した麻薬オキシコドンの錠剤についての話だ。一部で「アメリカのAmazonで普通に買える」という誤報が流されたことで、購入しようとする動きも見られた。  ハンプ容疑者は犯罪性を否定しているが、滞在する都内ホテルに国際便で送られた小包は、中身を「ネックレス」と記載し、おもちゃのネックレスの底に39錠もの錠剤を隠すように敷き詰め、ほかにペンダントの小箱の中など、計57錠が入ったもの。常識的に見れば、麻薬を密輸するための偽装であるようにしか見えず、そこまでして入手しようとしていたことが、なお“魅惑の薬物”に感じさせてしまっている。  最近は合法の範囲で楽しめる“脱法ドラッグ”の流行で、ドラッグ愛好家が急増中。合法モノを入口に、違法な麻薬に手を出す者も後を絶たない。オキシコドンは強い痛みを抑えるために使われる医薬品で、アメリカでは広く処方されていることもあり、覚せい剤などよりずっと入手しやすい。都内のドラッグショップに聞いてみても「アングラな個人輸入業者が取り寄せを始めている」という。  ただ、このオキシコドンはその依存性から、アメリカでも乱用が社会問題化している。 「アメリカでは薬物は4段階に危険度が分けられていて、一番軽いのが“治療用だが依存に注意”というもので、一番重いものが“治療用でもなく、所持すれば逮捕”。オキシコドンは2番目に軽いランクで、“治療用だが依存性が強い”とされています。軽い症状なら服用を避けた方がいいという感じのものですけど、危ないのは、粉末状にして吸ったり、水に溶かして注射すると覚せい剤と似たような感覚に陥るらしく、常用すると病みつきになってしまうと、海外でも注意が呼びかけられています」(前出ドラッグショップ関係者)  輸入について「ヒザの痛みを和らげるため」と供述したハンプ容疑者だが、麻薬的な目的がなかったにしても、この薬の乱用で、すでにオキシコドン依存になっている可能性はあるわけだ。実際、アメリカではオキシコドン中毒者向けの緩和サプリメントが売られているほど。  トヨタはこの女性役員の登用が人事の目玉だったため火消しに躍起。今後は強力な弁護士を立てて犯罪性のなさを主張することが予測されているが、覚せい剤まがいの薬物に関心を高めさせた社会への悪影響も見てコメントすべきだろう。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)

トヨタ、TPPでスズキら軽自動車への圧力を狙う米国に協力?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) フジテレビ低迷の裏側〜実力アナ放置、企画がテレ朝に流出、年収1100万… 池田信夫「上杉隆は、自らの盗用をわかって私を名誉毀損で提訴。言論を萎縮させてる」 吉野家の誤算 最終赤字で路線修正…値下げの舞台裏と、値下げ競争再燃する業界の行方 ■特にオススメ記事はこちら! トヨタ、TPPでスズキら軽自動車への圧力を狙う米国に協力? - Business Journal(4月25日)
「スズキ HP」より
 TPP(環太平洋経済連携協定)など華々しい通商交渉の余波が、業界のタブーとされてきた軽自動車の優遇問題に及び始めた。軽自動車大手は「TPPと軽は関係ない。こじつけだ」(スズキの鈴木修会長兼社長)と反論するが、軽の優遇を問題視しかけた米政府やトヨタ自動車などの影もちらつき、軽自動車の税金を上げたい総務省も関心を示す。維持費が安く、生活の足として欠かせない軽自動車への包囲網が、再び狭まり始めたのか。  TPP交渉参加をめぐる日米協議で、たびたび報じられた「米国側は軽自動車の規格や税制を問題視している」との報道。業界や自動車メーカの渉外担当者は確認に追われ、経済産業省はそのたびに「公式にそんな話はない」(自動車課)と否定した。結局、日本側がアメリカの関税撤廃に猶予を与え、簡素な手続きで輸入できる枠を年間3000台から5000台に増やすことで日米は大筋合意。「あっけない幕切れ」(メーカーの渉外担当者)となった。  運輸省令(当時)で規格が誕生してから60年以上がたつ軽自動車。以前は安い代わり性能の劣る「我慢の車」だったが、走行性能や快適性も向上し、車種も多様化。地方在住者だけでなく、都会の需要も取り込んで市場が拡大している。今や新車の3台に1台以上が軽だ。 ●軽優遇を疑問視するトヨタら大手自動車  こうなると面白くないのが、排気量1リットル級の車を主力とするトヨタや日産、マツダなどのメーカーだ。OEM(相手先ブランドによる生産)で軽を扱ってはいるが、利益はほとんど見込めない。02年には日本自動車工業会の奥田碩会長(当時)が「(軽自動車を)優遇する時代じゃない」と発言するなど、これまでも何度か“軽優遇廃止論”が浮上した。ただ、自動車業界として仲間割れにはなんとか至らず、軽問題は業界のタブーとされてきた。  しかし今回、TPPで軽の優遇問題がメディアで報じられるにつれ、「どこかで入れ知恵している日系メーカーがいるのではないか」(軽自動車業界関係者)との疑念が出始めた。真っ先に疑われたのは国内外で屈指のロビー活動を展開するトヨタだ。公式には認めるはずもないが、同社の関係者は「日本は今も外圧に弱いから……」と、なんらかの関与をほのめかす。  国内にも意外な“伏兵”がいた。地方税を所管する総務省だ。 「軽自動車税率は20年以上変わっていない」と言い続けてきた総務省は、自動車税や自動車重量税を統合する「環境自動車税」構想の中で、10年に「軽自動車の税負担の引き上げ」を打ち出した。年間税収ベースで自動車税は1兆6000億円余りなのに対し、軽自動車税はわずか1810億円と10分の1。軽自動車市場の拡大は税収減に直結する。環境自動車税構想は業界やメディアの反発を浴びて頓挫したが、総務省はまだあきらめていない。水面下で制度案を手直ししつつ、通商交渉の行方や世論を注視している。  TPPに続き、日欧EPA(経済連携協定)の交渉も始まった。早くも「EUは軽規格を問題視している」との報道がチラホラ始まり、業界や軽メーカーは神経を尖らせている。「スズキと裁判沙汰になっているVW(フォルクスワーゲン)は格好の材料として揺さぶりに使うだろう。軽優遇が薄れれば、小型車が主力のVWにメリットもある」(業界関係者)。熾烈な駆け引きが繰り広げられる国際交渉の場に引きずり出されれば、さすがの軽も無傷ではいられないかもしれない。 (文=編集部) ■おすすめ記事 フジテレビ低迷の裏側〜実力アナ放置、企画がテレ朝に流出、年収1100万… 池田信夫「上杉隆は、自らの盗用をわかって私を名誉毀損で提訴。言論を萎縮させてる」 吉野家の誤算 最終赤字で路線修正…値下げの舞台裏と、値下げ競争再燃する業界の行方 孤独死は増え続け死に場所も不足…老人ホームよりもいい“サ高住”の問題点とは!? 日本郵便、会員サービスめぐり訴訟 グッズ発注で利権、辞職者も陳述書、組織的関与か

トヨタ、下請けへの値下げ強制の実態…協力金撤廃という朝日報道への疑念?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) あなたの仕事、時給換算すると? アマゾン、ネット通販で売上高国内トップと判明 激化する楽天との攻防 出世したけりゃヤクザに学べ?“突っ込まれる”自己演出、正しい賄賂の贈り方… ■特にオススメ記事はこちら! トヨタ、下請けへの値下げ強制の実態…協力金撤廃という朝日報道への疑念? - Business Journal(2月19日)
「トヨタ総行動」参加者が掲げる旗(筆者提供)
 去る2月11日、愛知県豊田市で、トヨタ自動車が行っている非正規労働者や下請け企業に対する不当かつ理不尽な行為への抗議行動「トヨタ総行動」が開催された。  トヨタやその系列などでは、労働者に対して賃金面や労働環境について過酷ともいえる条件を強制し、また下請け業者に対しては単価の切り下げなどを実行させることによって、自社本体の利益確保を最優先させる施策を続けている。こうした労働者や協力業者を犠牲にすることによる利益追求の方法は、関係者などから「トヨタ方式」と呼ばれ、批判の対象となっている。  トヨタはこの不況下にもかかわらず、高い収益を上げている。2012年になってからグループ主要8社で大幅な増収が報告され、13年3月期決算では、トヨタ単独で1500億円の黒字になることがほぼ確実と見られている。トヨタ単独での黒字は5年ぶりとなる。  トヨタはこれまで、円高による採算の悪化を理由に、下請け業者に対して「円高特別協力金」と呼ばれる施策を進めてきた。協力金などというものの、その実態は下請け業者に対する単価の切り下げである。  下請け企業の契約更新は、春と秋の年2回。その際、トヨタは昨年2回、下請け業者に対して1.5パーセントを上限とした単価切り下げを要求。円高特別協力金とは、それに加えて「円高を理由に、さらに1.5パーセントの単価引き下げ」を提示していたものである。これを承諾しなければ契約を打ち切られてしまう可能性が高いため、下請け業者はこのトヨタの要求を受け入れざるを得ない。 ●単価切り下げ撤回は1次下請けのみ?  だが、昨年末にひとつの動きがあった。12年12月29日付朝日新聞で、12年10月から13年3月までの期間について、円高特別協力金による単価切り下げを撤回したと報じられた。記事によれば、円安が進んだことによって収益の改善が見込めるからとの説明が添えられていた。  ところが、この単価切り下げ撤回について労組関係者が確認したところ、明確な事実関係が得られていないという。愛知県労働組合総連合会(愛労連)議長の榑松佐一氏によれば、2〜3次といった下請け業者には、この単価切り下げ撤回の通達が伝わっていない可能性があるというのだ。 「実際に業者に話を聞いてみても、『よくわかりません』『(新聞報道のことは)知りません』という声ばかりなのです。そこで、朝日新聞社に確認したところ、『(単価引き下げ撤回は)間違いない』というのです」(榑松氏)  さらに、この点についてトヨタ本社に確認したところ「肯定も否定もしなかった」(榑松氏)というから、なんとも珍妙な話である。参加者のなかには、「あくまで臆測だが、トヨタは(単価切り下げ撤回は)1次下請けなどの一部の協力企業のみにとどめて、2次や3次などその他の業者には引き続き厳しい条件を突きつけようという気なのではないか」との声も聞かれた。 「トヨタは円高になった時には、単価切り下げを末端の下請けまで徹底しました」(榑松氏)というが、円安になっても、そのことには触れようともしないらしい。円安になれば、当然ながらトヨタは莫大な利益を手にすることができる。しかし、これまでトヨタ社を支えてきた下請け業者たちに対して、利益を還元しようという姿勢はまったく見えてこない。 ●賃上げせず内部留保を蓄積  トヨタについてはこのほかにも、約14兆1600億円にも及ぶ内部留保を蓄積しながら、それに見合った労働者の賃上げにはほとんど手をつけていないという状況も指摘されている。トヨタ本社の労働組合であるトヨタ自動車労働組合(約6万3000人)も、来る春闘については、「定期昇給優先」として、ボーナス5カ月プラス30万円という要求のみで、ベースアップの要求は行わない方針だ。  こうした要求について、トヨタについて長年取材を続けているジャーナリストの林克明氏は「(トヨタ自動車労組は)完全に御用組合化しているので、そういう要求しか出さない」と説明する。  冒頭の「トヨタ総行動」の会場となったトヨタ本社にほど近い山之手公園には、当日正午過ぎには500人を超える参加者が集まっていた。13時から集会が始まり、実行委員長の榑松氏のあいさつに始まり、各労組関係者や労働者らによる活動報告や決意表明などの後、13時43分頃にデモ隊がトヨタ本社に向けてスタートした。途中、何度か雪がちらつくなどの天候の崩れがあったが、14時21分頃にデモ隊先頭がトヨタ本社ビル前に到着。参加者はトヨタに対する抗議を口々に叫んだ後、そのまま流れ解散となった。  トヨタ方式については、社会常識としても、また人道的視点からも、その問題点はあまりに多く、そして大きいと言わざるを得ない。にもかかわらず、そうした問題点を大手メディアが取り上げることはほとんど無に等しい。今回のトヨタ総行動についても、大手メディアの記者や取材陣の姿は皆無であった。 (文=橋本玉泉) ■おすすめ記事 あなたの仕事、時給換算すると? アマゾン、ネット通販で売上高国内トップと判明 激化する楽天との攻防 出世したけりゃヤクザに学べ?“突っ込まれる”自己演出、正しい賄賂の贈り方… ランニングは体に良い/悪い論争の結論、やっぱり走って損はない? 日産経営危機の“元凶”元労組リーダー死去「社内にスパイがいて悪口はタブー」

富士スピードウェイに賠償命令 F1日本GP“ずさん運営”裁判に見た、トヨタの「金儲け主義」と「責任転嫁体質」

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足止めされた一般客。右車線はレース関係車両のための優先道路だが、
トヨタ関連の招待客を乗せたバスが次々に通り抜けた。
 2007年9月末に富士スピードウェイ(以下、FSW)が開催したF1日本グランプリの運営はずさん極まりなく、「劣悪な環境の中、長時間のバス待ちを余儀なくされ、精神的苦痛を受けた等」として観客がFSWに対し、損害賠償を求め訴えていた。  13年1月24日、東京地裁はFSWの過失責任を認め、原告53名に対し賠償の支払いを命じた。  FSWが開催した07年F1日本グランプリでは「チケット&ライドシステム」と呼ばれる、各アクセスポイントから専用シャトルバスで来場する方式を取り、観客が自家用車やバイク、自転車など、ほかの交通手段による来場を基本的に禁じていた。  そのため、観客は渋滞や事故など不測の事態があっても自由に交通機関を変更することができず、指定されたシャトルバスを待つよりほかなかった。そのためシャトルバスを正常に運行し、観客をアクセスポイントからに会場まで円滑に送り届けることは、主催者FSWの義務である。ましてやシャトルバスの運行が滞り、レース開始に間に合わないなどといったことがあっては許されない。しかしFSWのずさんな計画で、その「まさか」が起きてしまったのだ。  FSWはF1開催前にリニューアル工事を行い、14万人の観客を受け入れることを決定した。これは、当時鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリの動員数と同等の観客数である。しかし、鈴鹿サーキットとFSWとでは立地が大幅に異なる。  鈴鹿サーキットは街中に存在し、電車は白子駅、平田駅、鈴鹿サーキット稲生駅が利用可能で、特に稲生駅からは徒歩30分と交通至便である。マイカー利用も多く渋滞するため、名古屋駅から近鉄を利用し白子駅まで来て、シャトルバス(有料)やタクシーを利用する観客も多い。F1ドライバーも付近の渋滞を嫌ってこの近鉄電車を利用することがあり、2012年にはアロンソやウェーバーがファンのサインに快く応じる姿がTwitterで報告されている。  一方F、SWは標高500~600mの高地に位置し、背後に1,000mクラスの峠を控えているためアクセス道路は限られる。付近に電車の駅はなく、一番近い御殿場線駿河小山駅でも7.5km、徒歩1時間40分かかる上、歩道のない峠道を歩くことになるため現実的ではない。  そのためメインの移動手段はクルマに限られるわけだが、道路インフラが貧弱なために観客3~5万人の国内レースの規模であったとしても付近道路に大渋滞が発生し、問題となっていた。そこに14万人の観客を入れようというのである。たとえサーキット場内の収容人数が鈴鹿サーキットと同等になったとしても、交通手段がなければ来場は不可能である。レースファンからは、新規にモノレールや新交通システムなどが必要ではないか、といった声が上がるほどであった。  F1開催を見据えて行われたFSWのリニューアル工事は、サーキット施設、パドック、ゲートなど場内設備への投資に終始し、交通公共機関は整備されなかった。その代わりに、交通手段はある施策を取ることにする。それが観戦チケットと交通機関をセットにした「チケット&ライドシステム」である。  マイカーでの来場や徒歩での入退場を禁止するなど、観客の交通の自由を犠牲にする代わりに、FSWが交通計画をしやすいシステムである。この導入決定時においては、レースファンもFSWの立地、アクセス道路の少なさを理解し、この「チケット&ライドシステム」の導入はやむを得ない、親会社トヨタの生産方式を見る限り信頼できるという反応であった。
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1,000円の具ナシカレー。
 07年当時、F1グランプリにはトヨタとホンダ、スーパーアグリF1が参戦、ブリヂストンがタイヤ供給するなど、日本企業の活動が華やかしき時代。30年ぶりに関東圏で行われるF1日本グランプリに首都圏を含め全国のF1ファンは注目し、都心からのアクセスが良いとFSWが喧伝したこともあり、思惑通り14万枚のチケットすべて売り切れとなった。これにより、どのアクセスポイントにどれだけの観客が来場するかFSWは把握、何台のバスを用意すればよいか正確に計画、コントロール可能となった。  それにもかかわらず、計画は破綻した。  FSWは訴訟を通じ、「想定を超える荒天のため」に場内道路の陥没事故、バス待機場の泥濘化が発生したと主張した。つまり自然災害であり、自分たちには責任がないと強弁した。しかし、陥没事故が発生した前後に大雨が降った記録はなく、霧雨程度の雨量であったことが分かっている。  FSWは外部に委託し、数年かけて詳細な交通計画を立てていた。しかしこれはFSWのゲートまでしか想定しておらず、場内導線やバス乗降場については一切の資料が存在しない、つまり検討していなかった。  開催直前に作成された資料によると、本来ショートサーキットとしている場所を急遽、東1シャトルバス乗り場として使用、アクセスに本来利用しない管理用道路を使うことが記されていた。管理用道路は狭く、勾配も急であり、リニューアル工事に合わせて整備された片側2車線、両側4車線の場内道路がきちんと設計、施工されたのに対し、設計図も存在しない上、いつ、どのような形で舗装されたかも把握されておらず、満員の乗客を乗せた大型バスが延べ2,000台も往復するだけの強度をもっているとは到底思えない、簡易的な舗装であった。案の定、その管理用道路で陥没が発生した。  FSWは裁判の中で、満員の大型バスを通すには明らかに貧弱すぎる管理用道路を「大型バスの運行に耐えうるアスファルト舗装をしている」「陥没は青天の霹靂だ」と自然災害を装ったが、裁判所には認められなかった。  また、シャトルバスの計画自体にも大きな問題があった。  14万人を乗せてひっきりなしに往復するシャトルバスが、たった2つのゲートから出入りするのである。バスが出なければ入れない。それがシャトルバスの問題点である。  本来F1関係者の出入り口を別途確保するべきところを計画せず、決勝日当日の帰路、次週韓国GPを控えたF1関係車両をFIAからの要請により、優先退場させた。優先退場の対象にはトヨタ関係者、招待客も含まれており、その間1時間45分にわたりシャトルバスの運行は止められ、バス待ち渋滞の混乱に一層拍車をかけた。  08年、FSWはバスをシャトル方式から留め置き方式に転換した。レース開始前は、バスは入場のみ、レース終了後はバスは出場のみとなるため出入りのボトルネックがなくなり、スムースな交通が実現できた留め置き方式は、より多くのバス台数が必要となるため当然コストが高くなる。そのため、07年開催時は事前検討の俎上にも上っていなかった。  雨天の想定も大きな争点となった。  FSWは高地に位置し、レース関係者、レースファンの間では、雨や霧が多く発生することがよく知られている。FSW自身も当然それを認識しているのだが、開催直後のFSW社長のインタビューや交通計画を担当したジェイコムの報告書の中で「雨を想定しなかった」と、予算の都合から雨天は想定しないで計画を立てたことを明確に記している。しかし証人尋問では翻し、FSW側証人が「雨の想定をして計画をした」と強弁したが、当然裁判所に認められることはなかった。  その結果、決勝日には元園芸場であったバス待機場が泥濘化。大型バスがぬかるみにはまってスタックし、利用できなくなるといった事態を招いた。地盤が緩い園芸場に雨が降ればどうなるのか、火を見るより明らかであるが、舗装する、養生するといった事前の対策はなんら施されなかった。  これらの怠慢により、シャトルバスの運行は破綻。暗くなり冷え込む富士山麓の山中、多くの観客が照明もなく、足元がぬかるむ中、トイレを我慢していつ乗れるか分からないシャトルバスを待つことを強いられたのである。この過酷なバス待ちは予選日の帰路、決勝日の往路、復路の3回にわたり続いた。またその間、FSWから状況の説明や案内といったものもなかった。殺気立つ観客を前に数少なかった案内スタッフは職場を放棄、どの列がどこ行きのバスか分からない状況が続き、現場は混乱を極めた。  裁判所はFSWの過失を認め、バスの待ち時間3時間を超える原告に対し、受忍限度を超えるとしてFSWに対し賠償を命じた。  しかし裁判所は、仮設スタンドの設計ミスによりコース場を走行するF1カーを見られなかったことは、FSWの配慮不足があったことは否めないと認めたものの、大規模イベントで一部が見えないことはよくあることとして受忍限度内とした。  また予選日にバス待ちの被害を受け、決勝日の観戦をあきらめた観客に対しては、レースが開催され、バスは遅延していたとはいえ運行されていたとして訴えを退けた。  全体的にはF1は国際的なカーレースであり、大規模イベントであるから、多少の混雑、交通の遅延はあることから、観客は受忍するのが相応という判断である。  判決としては、被告FSWに対し総額83万円を原告に賠償することを命じている。FSWは「裁判所の判断を尊重する」とのコメントを出している。14万人の観客を不幸と絶望の淵に追いやった責任が83万円とは、いかにも罰が軽すぎる。  多くの観客はF1レース観戦に慣れたリピーターであり、鈴鹿サーキットで開催されたF1レースではこのような混乱、訴訟が起きていないことを考え合わせると、観客の責任に帰するのは酷というものである。  この訴訟を通じて露呈したのは、FSWの怠慢、金儲け主義、責任転嫁体質である。  そもそも実質的にF1グランプリを初めて開催するにもかかわらず、売上を優先し観客数を14万人に設定、場内の出店料が高く、飲食代も当然高くなり、具のほとんどないカレーが1,000円、F1弁当に至っては1万円と高額であった。一方コスト削減のため雨天の想定をしない、誘導スタッフの数、仮設トイレの数を最小限に絞り「金儲け主義」と批判されても仕方がない。バス待ちの渋滞以外でも、ホスピタリティ、おもてなしの心は皆無だった。  レース直後は形式上謝罪したものの、責任者の辞任や降格、減給といった自主的処分は一切ない。裁判においては原告に対し信頼ならないとして全面的に争い、交通計画の破綻は悪天候のせいと責任転嫁して知らぬ存ぜぬを貫き通した。  翌08年のF1日本グランプリ開催は観客数を14万人から11万人と絞り、バスもシャトル方式から留め置き方式に変更して混乱なく運営を成功させた。ところがその直後「F1は儲からない」「F1ファンはトヨタの顧客ではなかった」として、わずか2年でF1開催から撤退した。やはり儲けるためにF1をやり、儲からないとなると放り出した格好だ。  原告の方々は、ずさんな計画・運営によるバス待ち被害が認定されたことに対し一定の評価をしているが、仮設スタンドの設計ミスによりレースを満足に見られなかったことや、決勝日に観戦をあきらめざるを得なかったことは、ずさんな計画・運営と明確な因果関係があるものとして控訴を検討している。  また2次訴訟は3月29日(金)に判決が言い渡されるが、こちらは別審理となっているため今回の判決と異なる判断となる可能性もあり、引き続き注目したい。

「ウソにウソを重ねる富士スピードウェイ」2007年F1“ずさん運営”日本GP一次訴訟が1月24日判決へ

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 2007年9月末に富士スピードウェイが開催したF1日本グランプリの運営はずさん極まりなく、「劣悪な環境の中、長時間のバス待ちを余儀なくされ、精神的苦痛を受けた等」として観客109名が富士スピードウェイ(以下、FSW)に対し、損害賠償を求め訴えていた。この判決が、13年1月24日に言い渡される。  訴えから約4年と長期間にわたって行われた訴訟がようやく結審し判決を迎えるが、なぜここまで時間がかかったのか、そしてFSWの対応はどうだったのか、あらためて振り返る。  FSWが開催した07年F1日本グランプリでは「チケット&ライドシステム」と呼ばれる、各アクセスポイントから専用シャトルバスで来場する方式を取り、観客が自家用車や徒歩など、ほかの交通手段による来場を基本的に禁じていた。  予選日から各アクセスポイントと会場を結ぶシャトルバスの運行が滞り、数万人の観客が場内に閉じ込められた。決勝日にはシャトルバスの運行は改善されるどころか、さらに悪化。十分な時間をもって各アクセスポイントに到着した観客も、会場内外の大渋滞によりバスが時間通りに到着せず、決勝スタートに間に合わない者も多く出た。  決勝レース終了後も混乱は続いた。FSWはトヨタ関係車両を優先退場させるため急遽1時間45分もシャトルバスの運行を止め、シャトルバス待ちはますます悪化した。  バス乗り場は、どこに並んでいいのか分からないほど多数の観客であふれ、スタッフによる誘導もなく混乱を極めた。運よく行列に並べたとしても足場は悪く、芝生は泥濘化、照明もなく真っ暗な中、観客は雨に打たれ凍えながら、いつ来るか知れないシャトルバスを長時間待つことを強いられた。またトイレも圧倒的に不足しており、長蛇の列ができた上に足場は汚物であふれた。さらにバス乗り場には食料や飲み物もなく、空腹にも耐えなければならなかった。  このように、劣悪な環境により精神的・肉体的苦痛を受けたとして、原告はFSWに対して債務不履行に基づく損害賠償請求を行ったのである。  これに対しFSWは全面的に争い、訴えを起こした原告各人に対しての反論を始めた。「(FSWは)知らない」「(原告の主張は)信用ならない」として原告の主張をウソ、偽り、大げさと断じたものであり、原告の心をさらに深く傷つけた。  泥仕合の様相を呈してきた裁判は、裁判所の主導により和解についての話し合いが行われた。しかし、被告であるFSWが提示した和解案は原告の受けた被害を過小評価し、和解金額を低く見積もった挙げ句に「原告全員が和解することが条件」「イベント保険が利くかどうか……」「会社内に持ち帰って検討するため時間が必要」として、最終的な和解案を決定するまでにダラダラと1年近くかけたのである。コースを走行するF1カーが見られなかったC席仮設スタンドの一部返金を即日決定したと胸を張る対応とまったく大違いであり、疑念がますます深まった。  最終的に提示された和解金額についても、低額であり、到底原告を納得させるものではなかった。  和解案を渋々了承した原告は、一次・二次合わせて135名のうち半数に満たない51名。それも裁判が長期化することで疲弊した結果であり、多くの原告は不誠実で責任逃れをするFSWの対応に怒りの声を上げた。  和解は不発に終わり、残った原告と被告FSWとの間で、裁判は最終局面を迎えた。ハイライトは証人尋問である。  証人尋問では、一次訴訟ではFSW側証人として富士スピードウェイ株式会社取締役外村之朗氏、二次訴訟では交通輸送を担当した運営会社ジェイコムの山形希望氏が証人台に立った。  シャトルバスの運行計画は十分行われたと主張する被告側に対し、原告代理人が雨の想定や直前でのルート変更の検討資料がないと追及すると、被告証人は「役員会で口頭で検討した。資料はない」といった受け答えを繰り返すにとどまり、具体的な検討を行った証拠、資料は提示されなかった。  ジェイコム山形氏が08年、FSWに提出した事後の報告書に「雨を想定した計画がなかった」と反省が明確に記載されているのを否定。雨天を想定していたと翻したが、やはり資料は存在しない。  その他、陥没した場内ルートについて、大型バスの運行に耐えられるだけの十分な舗装を行っていたかについても、あやふやな受け答えに終始し、「運悪く陥没した」「この陥没がすべての渋滞の原因」と自然災害だったかのように言い逃れようとした。  さらにこの証人尋問までの4年間、被告FSWが終始一貫して「想定外の大雨」が降ったと主張してきたのを、証人尋問後に突然転換。07年F1日本グランプリを開催する3週間前に降った大雨の影響があったかもしれないと、科学的根拠がない、と前置きしながらも、これまでまったく触れられなかった新しい主張を行った。  また、C席仮設スタンドの件についても、新しい主張が飛び出した。それまでC席仮設スタンドの一部払い戻しの告知は30日午前に決定し、来場者に案内のパンフレットを配ったとされていたが、これをフリー走行があった28日に行ったというものである。  これは決勝日30日にシャトルバスのアクセスポイントまで行ってバス待ちに並んだが、予選日29日以上の混乱を容易に予見、同行する家族、幼児の健康が心配されたため、泣く泣く決勝レースの観戦をあきらめたC席の原告証人に対しての被告代理人の質問であった。そして証人尋問の後、あらためて書面にて提出されている。  これは07年10月、YOMIURI ONLINEをはじめ各メディアで報じられた内容と異なるものである。当時の報道では「3億5,000万円払い戻し」というキャッチーなタイトルで報じられており、いかにもFSWが英断、即対応した美談のように報じられていたのだが、決勝日30日と予選が始まる前日の28日とでは大きな違いであり、28日も観戦したC席原告には、まったくの寝耳に水であった。  この被告の主張の転換を見る限り、レース開催前にC席仮設スタンドからコースがよく見えないことを把握、対応を検討してそのシナリオ通りに行ったという疑念がますます高まった。そうでなければ、3億5,000万の払い戻し金額に到底及ばない和解金額決定に時間がかかる理由に説明がつかず、この美談シナリオは当時F1に参戦していた親会社トヨタの意向もあったに違いない。  いずれにしても、フリー走行日の28日にFSWが配ったと新しく主張した払い戻しの書面は、原告はもちろんのこと、他のレース観戦者からも「見た」「受け取った」という情報は得られていない。  07年当時、メディア向けに謝罪したFSW、そして親会社のトヨタ自動車であるが、裁判は全面的に争い、そして原告をウソツキ呼ばわりして裁判を長期化させてきた。一方で自らの主張の証拠となる肝心の資料は存在しない、当初から一貫して主張してきた「想定外の悪天候」については翻す、C席仮設スタンド払い戻し決定の美談は自作自演の可能性が高まるなど、あらためて不誠実な企業態度が明らかになった。  この裁判の一次訴訟は1月24日、二次訴訟は3月29日に判決が言い渡されるが、その内容、そしてFSWの対応にあらためて注目したい。

トヨタの下請けいじめ、ヨイショ番組…すべては章男社長の面子のため

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!  スマホ版もオープンしましたので、ぜひ、ご利用ください! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 「月給7925円」過酷すぎる地下アイドルビジネスの実態 「日本企業はムキになっている」技術盗用した中国の言い分 発生確率が10億年に1回の原発大規模事故は、なぜ起こった? ■特にオススメ記事はこちら! トヨタの下請けいじめ、ヨイショ番組…すべては章男社長の面子のため - Business Journal(10月19日)
現在、豊田章男氏が社長を務めるトヨタのHPより
※前回記事はこちら 『トヨタ、周囲をイエスマンで固める「章男社長ぼんぼん経営」の実態』  最近、トヨタ自動車の下請け企業が困り果てている。豊田章男氏が社長になって業績が急回復したことを印象付けるため、部品メーカーに「円高協力金」という名の無理な値引き要請をしているのだ。トヨタの下請け企業には長年トヨタと付き合い、売上高が数百億円の大きな会社も多いが、こうした譜代の下請けメーカーの業績が悪化し始め苦しんでいる。  実は、この構図こそが、これまでのトヨタおよびトヨタ系列になかったものだ。現場を知らない左翼系の記者や評論家は「トヨタの下請けいじめ」と気安く書いてきたが、これまでのトヨタの経営方針は下請けとの共存共栄が大原則であった。  例えば、10円のコストダウンをすれば、5円ずつをトヨタと下請けで分かち合うシステムだった。そのコスト削減のための指導プロセスの厳しさゆえに、「トヨタが下請けをいじめている」といわれたが、これはいわば「愛の鞭」であって、トヨタの「特訓」についてくることができたメーカーは筋肉質になり、他メーカーからの仕事も増えて業績が向上した。  しかし、今は、指導プロセスがない一律の値引き要請である。しかも章男氏のメンツのために、である。これでは「収奪経営」といわれても仕方ない。すでにトヨタ系列の結束は綻び始めている。 ●トヨタ東北にしわ寄せ  こんなこともあった。東日本大震災直後、日産自動車のカルロス・ゴーン社長がエンジン生産の福島いわき工場を従業員激励のために訪れ、それをテレビが取り上げたが、それに嫉妬したのが章男氏だ。 「章男社長も東北工場に行っていましたが、自分が取り上げられないことに腹を立て、後で広報部員に自分が東北で陣頭指揮している写真を配らせました」(在名古屋の経済記者) 「自分がヒーローになりたい病」なのである。  以来、トヨタでは言いなりになるテレビ局と御用記者を使って、トヨタが東北復興の中心にいるような番組づくりに協力してきた。実際には「コストの高い東北で無理に生産を増やそうとしているので、その結果、下請けへの値引き要請が強まったり、外国産部品の比率が高まったりしています。トヨタの東北工場は、本当は重荷となって、あちこちにしわ寄せが行っているのが実態です」(部品メーカー役員)。  最近でも御曹司の暴走により自動車業界各社が迷惑を被った「事件」がある。3連休の初日の10月6日、日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)が中心となって「お台場学園祭」という催しを、東京・お台場の日本科学未来館などで開催した。今年は2年に1度の東京モーターショーの裏年であり、代替イベントとしてクルマ離れが進む若者に少しでも振り向いてもらおうと企画したのだが、これも章男氏の暴走から生まれたものである。 ●自動車工業会でも我田引水  ある業界関係者は、 「自工会の年間スケジュールにも入っておらず、予算すら取っていなかったのに、5月下旬に章男氏が自工会会長に就任してから、急遽やることが決まりました。実行委員会ができていますが、それは形だけで、結局、豊田章男さんが自分の趣味でトヨタのスタッフを使って開いたイベントです」 と指摘する。  実際、主催する「お台場学園祭2012実行委員会」は委員長が自工会で、表面的には委員会で合議する形を取っているが、実質的な運営はトヨタの宣伝子会社トヨタマーケティングジャパン(TMJ)とその意向を受けた電通に丸投げだった。TMJは、章男氏の肝いりプロジェクトとして宣伝部を解体、新設した会社だ。宣伝は章男氏の「直轄領」なのである。  予算化されていない突然の出費など、対応に四苦八苦したメーカーもあった。「業界団体のトップとして業界全体への配慮が欠け、トヨタの我田引水ではないか」(前出関係者)といった指摘もあった。  経営者に限らず、政治家にも3代目が多い、自民党の安倍晋三新総裁は岸信介元首相の孫で、麻生太郎元首相も吉田茂元首相の孫だ。ほかにも3代続けて政治家は多い。  3代目が悪いというわけではない。封建時代と同じように、重責を担う役職を能力に関係なく世襲していくシステムに問題がある。日本社会全体がなんとなく変な雰囲気で、活力を失い始めていることと無縁ではないだろう。消費者や有権者は、「世襲」という問題にもっと関心をもつべきではないか。 (文=井上久男/ジャーナリスト) ※前回記事はこちら 『トヨタ、周囲をイエスマンで固める「章男社長ぼんぼん経営」の実態』 ■おすすめ記事 「月給7925円」過酷すぎる地下アイドルビジネスの実態 「日本企業はムキになっている」技術盗用した中国の言い分 発生確率が10億年に1回の原発大規模事故は、なぜ起こった? 社用車で演歌を唸り、ホテルのスイートを定宿にする巨大新聞社長 社会のことは東大任せ!?なぜ京大出身の社長や官僚は少ない?

トヨタ、周囲をイエスマンで固める「章男社長ぼんぼん経営」の実態

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!  スマホ版もオープンしましたので、ぜひ、ご利用ください! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 週刊誌が「暴力団と政治家」ゴシップ祭り ! 本命は橋下徹 !? 「5期連続赤字で経営不振」ソフトバンクの買収はやっぱり危険? 「注文から7秒」王将の餃子が速攻で出てくる仕組みとは? ■特にオススメ記事はこちら! トヨタ、周囲をイエスマンで固める「章男社長ぼんぼん経営」の実態 - Business Journal(10月18日)
現在、豊田章男氏が社長を務めるトヨタのHPより。
「売り家と唐様で書く3代目」ということわざがある。  昔の人はよく言ったものだと思う。この意味は、商売で成功して大金持ちになっても、3代目ともなると、本業はそっちのけで習い事に励み、贅沢に慣れ、難しい文字は書けるが、家業は潰れて家を売る羽目になるということである。  東京地裁は10月10日、子会社から無担保で50億円を超えるお金を借りて海外でのバカラ賭博でつくった借金返済などに充てたとして特別背任容疑に問われた、大王製紙前会長の井川意高被告に対して、懲役4年(求刑・懲役6年)の実刑判決を言い渡した。裁判長は「背任の程度は大きく悪質。動機や経緯に照らして厳しい非難を免れない」と指摘した。  この事件の概要は週刊誌など多くのメディアが報じているので、詳細は省くが、井川被告は、大王製紙の創業者から数えて3代目に当たる。なんの苦労もなく育ち、祖父や父が苦労して大きくした会社に損害を与え、ブランドイメージをも大きく傷つけた。全額弁済しているが、それは自分の力で弁済したのではなく、実父らに尻拭いしてもらったものだ。ボンボンの火遊びにしては、創業家も会社も大きな「代償」を払わされてしまったということだ。  この「大王製紙のバカ息子事件」は世の中で顕在化したが、世間の人が知らないで、創業家の御曹司が会社経営をかき乱している事例は数多くある。その代表格がトヨタ自動車の豊田章男社長であろう。章男氏は、トヨタを創立した豊田喜一郎氏から数えて3代目である。 ●バカラとモータースポーツは「同罪」  今のトヨタの現状に、元役員はこう言い放った。 「大王製紙のバカ息子のバカラと同じものが、章男の『モータースポーツ』。収益が出るか否かもわからないものに、多額の資金を投入している。株主から見れば、これも立派な『背任』ではないか」  そしてこう付け加えた。  「大王製紙もトヨタも、これは結局、親子の教育の問題だ」  その意味は、能力とは関係なく、創業家というだけで大企業のトップになった「世襲」を謙虚に受け止めると同時に、継がせた親は日ごろから家庭の中でも経営者とはどうあるべきかの「帝王学」をしっかり学ばせておけということである。  章男氏の父はトヨタ名誉会長の章一郎氏。母は三井財閥の令嬢、博子さん。章一郎氏の父、喜一郎氏は終戦直後、トヨタが倒産寸前に陥り、労働争議も起きて失意のまま社長を退任してすぐに死去した。章一郎氏も「ボンボン」と言われるが、竹輪屋で働かされたこともあり、人並みの苦労はしている。筆者は、章一郎氏がトヨタの会長や経団連会長時代に取材をしたことがあるが、最初に受けた印象は「人の話をよく聞く人」だった。  トヨタOBもこう評する。 「章一郎さんは自分の影響が大きいことを知っているので、あえて発言を控えたり、考えを示したりしないことがあります。1982年にトヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売が合併して新生トヨタができる際、初代社長に章一郎さんが就任しましたが、当時のトヨタには『アンチ章一郎派』もいっぱいいて、権力を完全掌握できていなかっただけに、周囲の声に耳を傾ける癖がついたのではないでしょうか」  しかし、「生まれながらにして将軍」の章男氏は、完全な独裁者となり、聞く耳を持たない。暴走を始め、トヨタ自体が北朝鮮のような会社になりつつある。 ●IR説明会から逃避の幼稚さ  09年6月に社長就任した章男氏は、投資家が大嫌いである。社長に就任してIR説明会は1度だけしか出席していない。これには開いた口が塞がらないし、トヨタのようにニューヨークにも上場している会社のトップがIR活動をしないというのは異常なことだ。  ある証券アナリストがこう説明する。「社長になってすぐの頃、IR説明会に章男氏が来ましたが、ゴルフの事例を挙げてさまざまなことを説明するので、会場から『アナリストは忙しくてゴルフをする暇がないので、ゴルフのことを事例に出されても意味がわからない。もっと直接的に説明してください』とクレームをつけました。これに章男氏はむっとしていました」  それ以来、IR説明会に出なくなった。まるで子どもがすねているようだ。新聞やテレビ局は広告やCMをちらつかせれば屈服するケースもあるが、アナリストにはスポンサーからの圧力はかからないので、厳しい質問も出る。ヨイショしてくれない。章男氏は、それが嫌になったのであろう。  アナリストは数字に基づく合理的な説明も求めるが、その頃から章男氏は「俺は数字で会社を引っ張らない」と言い始めた。そして、「街の魚屋さんや八百屋さんのように、皆に慕われる会社になる」といった企業像を語り始めた。「世界のトヨタ」のトップとして、何と幼稚な経営目標であることか。  それでもイエスマンだらけの周囲は、章男氏のご威光を恐れて、誰も忠告をしない。まずい状況だとわかっていても、豊田家の「ご威光」にひれ伏すのみ。ご注進しようものなら、お手打ちに遭うリスクすらあるからだ。 (文=井上久男/ジャーナリスト) ■おすすめ記事 週刊誌が「暴力団と政治家」ゴシップ祭り ! 本命は橋下徹 !? 「5期連続赤字で経営不振」ソフトバンクの買収はやっぱり危険? 「注文から7秒」王将の餃子が速攻で出てくる仕組みとは? ギネス効果も!? コンドームのオカモト、上半期営業益18%増 食パンの山崎が、セブンやローソンのPB生産に積極的なワケ

東芝、日立、地方ゼネコン……東電以上の"癒着企業"はどこだ!?

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※横田氏の著書『続 トヨタの正体』
 自民党とは違う、オープンな政治をうたい政権交代を果たした民主党。だが、福島原発の事故で東電との蜜月が取りざたされている。企業と政治のつながりは今に始まったことではないが、今いちど注目すべき政権とのつながりの深い"癒着企業"を調査した。  東京電力と経済産業省との癒着が、明らかになっている。自民党政権下の62年、石原武夫元通産省次官の東電取締役就任以降、経産省OBの天下りが続き、原発の耐震基準設定の甘さや、検査逃れが見逃されてきたという。  4月には民主党・枝野幸男内閣官房長官が、電力大手への"再就職"に自粛を求める事態へと発展。経産省OBの石田徹顧問を辞任させている。そんな中、「旧自民党政権下で、政治家や官僚が享受してきた癒着構造は、変わる様子はない」と証言するのは、『トヨタの正体』(金曜日)の著者、横田一氏だ。 「民主党の某議員は、『選挙で電力会社の労組から応援を受けているので、今回のような事故が起きても"脱原発を"とは言いにくい』とこぼしており、仙谷由人内閣官房副長官などは、以前から自民党と同じように"原子力輸出"の必要性を説いていた。今回の事故について、政府全体として東電への追求が甘いことには、そうした背景があります」(横田氏)  原発廃止論や、発電と送電の分離論が浮上する中、各電力会社や原発利権にかかわる原子力プラントメーカーは、これまでの癒着関係を総動員して、東電の現行体制(地域独占)温存のため動いているという。 「電力会社ばかりに注目が集まりがちですが、原子力プラントメーカーの動きも見逃せません。例えば、日立GEニュークリア・エナジー(日立製作所の連結子会社)なども、政治力を発揮できる立場にいる。現国土交通大臣の大畠章宏氏は日立製作所出身で、かつて原子力プラントの設計・建設に従事。同社の労働組合執行役員も務めていた。政治家は、出身企業の利益に反する動きはなかなかできないもの。国民が求める脱原発、電力の自由化(発電と送電の分離)は、やすやすとは実現しないでしょう」(同)  さらに、日本最大の原子力プラントメーカー東芝の子会社であり、コンピュータソフトの開発を行う「東芝ソリューション」にも、時の政権との癒着の疑いがあったようだ。数々の企業スキャンダルを追及し続けてきた、ジャーナリストの山岡俊介氏は、次のように証言する。 「06年11月に行われた特許庁の基幹システムへの入札で、おかしな動きがありました。特許庁のデータ処理には複数のコンピュータシステムを使っており、現在、この基幹システムの統合作業が行われています。その入札で、東芝ソリューションが最低落札額の100億円を下回る、94億5000万円で受注したんです」  さらに、東芝ソリューションはシステム開発の技術力に乏しく、当初、08年春に終了予定だった統合作業が、3年以上も遅れているという。 「これには、05年10月から06年9月まで経産大臣を務めた、自民党の二階俊博衆議院議員がかかわっていたとみられます。在任中、二階氏の秘書と東芝の関係者が、銀座のクラブで頻繁に会っていたという情報があり、特許庁が設置した外部調査委員会の報告でも、4名の職員が飲食代やタクシー代の利益供与を受けたことが明らかになっています」(同)  この特許庁を舞台にした疑惑は、さらに根深い問題をはらんでいる。 「二階氏は経産大臣を二度も経験した、族議員のボス。そして、原発行政も経産省に属します。その関係性から考えると、そもそもは原発関連の癒着から、特許庁の件に発展したという見方もできます」(同) ■利権を追い求める飢えた政治家たち  前述した仙谷氏も負けてはいない。原発利権に食い込みながら、10年は尖閣諸島沖中国漁船衝突事件への不適切な対応で問責されるなど、政権内での影響力が低下しているとみられるが、"黒い噂"は絶たないという。 「今年1月、官房長官辞任の時に、仙谷氏は内閣官房に『医療イノベーション推進室』を設置しました。厚生労働省とかかわりなく医療を扱うのは異例で、官房長官を辞めたら医療関連の利権をあさろうとしたのでは、と噂されています」(週刊誌記者)  例えば、レーシック手術などで有名な「神奈川クリニック」(10年5月に破たん後、事業母体を変えて現在も営業)との癒着があったことは、業界では有名な話だという。 「08年に、神奈川クリニックが仙谷氏の資金管理団体に寄付を行い、翌09年にライバル病院の品川クリニックが、保健所から立ち入り検査を受けています。これは、仙谷氏が厚労省に圧力をかけたと考えられています。さらに、地元徳島の大塚製薬との蜜月も噂されており、利権に絡もうとする意欲がうかがえます」(同)  一方、前出の山岡氏は、利権を追い求めるのに露骨な政治家として、自民党・久間章生元防衛庁長官を挙げ、「癒着関係がハッキリと見えるのに、逮捕されず、それほど糾弾もされないのが、妙にスゴイ」という。  特に、大証2部上場の建設会社「東邦グローバルアソシエイツ」(現クレアホールディングス)との癒着疑惑は、今後話題に上るかもしれない。 「同社の年商はたった10億円ほど。ところが、14年にロシア・ソチ市で開催される冬季五輪に合わせ、同市の人工島建設に参入予定と発表し、08年2月に株価が急騰。久間がこの件に絡み、同社の社長一行とソチ市を訪ねたり、ロシアの要人と記者会見を行い"東邦は受注する資格のある立派な企業だ"と語るなど、デタラメな行動を取っています」  さらに、タイ専門の投資ファンド「APF」との関係も、山岡氏はキャッチしているという。
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「富士スピードウェイに未だ反省の色なし」2007F1日本GP訴訟経過報告

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あの悪夢から3年......。
 10月8日~10日に三重県鈴鹿サーキットにて2010年F1日本グランプリが開催された。想定を超える悪天候により予選は雨天順延したものの、晴天の日曜日に同日予選・決勝が行われ、小林可夢偉選手の大活躍により多いに盛り上がった。  この3年前、07年9月末に富士スピードウェイが開催したF1日本グランプリの運営はずさん極まりなく、「劣悪な環境の中、長時間のバス待ちを余儀なくされ、精神的苦痛を受けた」として観客109名が富士スピードウェイ(以下、FSW)に対し、損害賠償を求め訴えている。08年8月から丸2年以上に渡って続いているこの裁判の経過について改めて取材した。  FSWが開催した2007年F1日本グランプリではチケット&ライドシステムと呼ばれる、各アクセスポイントから専用シャトルバスで来場する方式を取り、観客が自家用車や徒歩など、他の交通手段による来場を基本的に禁じていた。  予選日から各アクセスポイントと会場を結ぶシャトルバスの運行が滞り、数万人の観客が場内に閉じ込められた。決勝日ではシャトルバスの運行は改善されるどころか、さらに悪化。十分な時間をもって各アクセスポイントに到着した観客も、会場内外の大渋滞によりバスが時間通りに到着せず、決勝スタートに間に合わない者も多く出た。  決勝レース終了後も混乱は続いた。FSWはトヨタ関係車両を優先退場させるため急遽1時間45分もシャトルバスの運行を止め、シャトルバス待ちはますます悪化した。  バス乗り場ではどこに並んでいいのか分からないほど多数の観客で溢れ、スタッフによる誘導もなく混乱を極めた。運よく行列に並べたとしても足場は悪く、芝生は泥濘化、照明もなく真っ暗な中、観客は雨に打たれ凍えながらいつ来るか知れないシャトルバスを長時間待つことを強いられた。またトイレも圧倒的に不足しており、長蛇の列ができた上に足場は汚物で溢れた。またバス乗り場には食料や飲み物もなく、空腹にも耐えなければならなかった。
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 このように劣悪な環境により精神的・肉体的苦痛を受けたとして、原告はFSWに対して債務不履行に基づく損害賠償請求を行っている。  各原告は全国各地からFSWへ集まったため、利用した交通機関やアクセスポイントはさまざま。そのため個別性が高く、被害もさまざまであった。そして反論は各原告について個別に行われたため、裁判は難航を極めていた。ようやく一通り陳述書・反論が出揃い、改めて進行のための協議が行われている。  FSW側はこのシャトルバス渋滞を「想定を超える悪天候のため」としているが、実際には降雨量はほとんどなかった。予選日、決勝日を通して、今年の鈴鹿サーキットでの降雨量に遙かに及ばない。もちろん鈴鹿ではこのような事態は発生していないし、十分な準備を行った08年のFSWの開催でもスムースに運行できている。  原告の主張をまとめると、以下のとおりである。 ・この原因はひとえにFSWの準備不足によるもので、特にバスルート計画のずさんさ、ボトルネックをまったく考慮していない場内バスルート計画により場内通路にて大渋滞を招いた。その結果渋滞は場外にまで達し、ますます渋滞を悪化させる悪循環に陥った。 ・雨天に対する計画・準備もまったくなされてなかった。  FSWが開示した資料によると、雨の想定はしないことになっており、そのためそもそも検討すら行っていない。また陥没が起こった場内バスルートはバスが通行するために十分な強度をもった設計・施工が行われたという資料は存在しなかった。つまり漫然と従来あった管理用通路を使用し、簡易舗装しかされてなかっためにバスの重量により路面崩壊したと考えられる。さらにバスルートはバスが往復できる十分な幅員をもっておらず、1車線分しかなかった。そのためバスを交互交通させることとなり、渋滞を作り出していた。
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陥没した道路。
 この他、実地検証不足、ピーク時間設計ミス、連絡体制の不備、バス待機場の不適切な設定、関係者専用ルートの未確保、スタッフの教育不足などずさんな計画によるものに加え、当日も臨機応変な対応を怠った。  バス待ちが悪化し、多数の観客が苦情を寄せたにも関わらず一切対応をしていない。適切な情報を出すこともなく、状況を放置した。軟弱な簡易舗装の場内バスルートは予選日午前から陥没、バスの通行に支障をきたしたがこの発見、対応が遅れた。そのため予選終了後にバスを止めて緊急工事をするなど後手後手の対応によりバス待ちに拍車をかけた。この情報を観客に知らせることもなく、観客を漫然とバス乗り場へと誘導したためバス乗り場は人であふれ、空前絶後の大混乱を引き起こした。  予選日にこのような状況に陥ったにも関わらず、決勝日に対しての対応を一切しなかった。さらに来場するであろう観客に対して、適切な情報を提供もしていない。決勝日は行きのバスから大混乱、FSW近くで大渋滞によりバスが動かなくなり、刻々と迫る決勝レース開始時間に、まだ距離があるというのにバスを降り、歩いた観客も多数いた。しかしそれでもレース開始時間に間に合わない観客も多かった。  このような状況で決勝レース後のバス待ちは改善されるどころか、さらに悪化していった。特に被告関係者の車両、いわゆるVIP車両を優先させるために1時間45分に渡ってバスの運行を止めたことは混乱に拍車をかけた。劣悪な環境下での長時間のバス待ちにより、観客の疲労と怒りは最高潮に達し、殺気立った場内では現場放棄、逃げ出すスタッフまで出たほどであった。  原告の主張に対し被告は、「知らない」「(原告の主張は)信用ならない」として全面的に争っている。  裁判は原告それぞれの事情に由来する、個別性の高い被害をどう認定するかに焦点が絞られてきている。原告によって劣悪な環境下でのバス待ちが1時間から4時間以上とばらつきがあり、またこの大混乱で泣く泣く決勝日の観戦を諦めたものもいて、どう解釈するかが今後争点となりそうだ。  改めてこの裁判をみると、FSWがコストを優先させるあまり雨天に対する準備、場内バスルートの整備、スタッフの数と教育、トイレの配置を怠ったことが浮き彫りになってきている。FSWはすでにメディアを通して謝罪をしているが、裁判では全面的に争っており、反省の色は伺えない。  07年FSWで、そして今年鈴鹿サーキットで大雨の中観戦したF1ファンに聞いてみた。  「雨? そりゃ土砂降りでしたよ。でも鈴鹿は歩いて駅までいけますし、近隣の駐車場に停めた人はそこまで歩けば車に入れる。私の場合は早めにタクシーに乗ったので白子駅までスムースに帰れました。FSWと違って、交通の選択の自由があるんです。」  「FSWの決勝レースは確かに雨でしたけど、バス待ちの混乱は予選日から始まっていましたから、雨は関係なく破綻してました。」  「鈴鹿サーキットはまったくFSWと違いますね。鈴鹿サーキットはスタッフが温かく迎えてくれました。レースが終わってからオフィシャルがメインストレートをパレードして観客に手を振るんです。その姿が本当に楽しそうで、F1が好きなんだなというのが伝わってきました。それにサーキットを退場するときにスタッフがチェッカーフラッグをふって観客を見送ってくれるんです。また来年来たい、と思わせますよね。FSWはただやっているという姿勢で、まったく気持ちがありませんでした。」  FSWは08年をもってF1開催から撤退、親会社トヨタも09年シーズン後F1から撤退している。09年以降、日本グランプリは鈴鹿サーキットで再び開催されている。
SUPER GT 2010 ROUND3 富士スピードウェイ 冗談はゲームの中だけにしてほしい。 amazon_associate_logo.jpg
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「稼げるうちに稼がせろ!?」No.1子役・加藤清史郎くんの多忙すぎる日々

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TOYOTA「こども店長」HP
 空前の子役ブームの先駆けと言えば、トヨタの"子供店長"のCMでおなじみ加藤清史郎くんだ。昨年大みそかにはNHK『紅白歌合戦』に最年少出場。CM契約本数は10本を越える勢いで、プロゴルファーの石川遼や天下の木村拓哉に勝るとも劣らない驚異のスーパー8歳児といえる。  広告業界関係者は「8歳児ということもあり、ギャラはキムタクや遼くんの半額にも満たないが、ドラマやラジオ、映画などの収入を含めると、年間1億円近く稼いでいるのでは?」と推測する。先日も来年公開予定の実写版映画『忍たま乱太郎』に主演することが発表されるなど、その勢いはとどまることを知らない。  その一方で、大人以上に働く清史郎くんの姿に芸能プロ関係者からは「もう少し仕事をセーブして子供らしく育てた方がいい」という声も聞かれる。前出の広告関係者も補足する。 「CMの現場で顔色のすぐれない清史郎を何度か見ましたね。もちろん仕事はきっちりとこなすんですが......。学校に通いながら多忙な仕事を消化するには、まだ体力が追いついていないのかもしれません」。  さらに別の広告関係者からは、こんな複雑な話も聞かれる。 「清史郎くんは偏食で、野菜が大嫌い。反対に好物は肉やカップラーメン。特にカップラーメンは3食たべることもあるそう。これでは栄養バランスが悪く、成長期には大きなマイナスですよ」  清史郎くん自身、好き嫌いをなくすことが求められるが、その半面、現在の子役人気が成長とともに低迷するケースもよくある。かつて天才子役としてメディアに登場しまくっていた須賀建太や神木隆之介が最近めっきり存在感がなくなってしまったのを見れば明らかだろう。 「人気子役はスポーツ選手並みに"寿命"が短い。だからこそ周囲は稼げるうちに稼いでおこうと考えるのかもしれない。特に子役の両親にその傾向が強い。もちろん、成長を遅くするためにカップラーメンを食べされるわけではありませんが......」(放送作家)  清史郎くんの母親は週刊誌各社の間では"うるさ型"の御人で知られ「前にうちの記事で清史郎くんの悪い話をちょこっと書いたら、もの凄い勢いで編集部に抗議電話をかけてきました」(週刊誌記者)という。ぜひとも、清史郎くんのママには息子の好き嫌いがなくなるよう"うるさく"言い続けて欲しいものだ。
こども役者 チ○毛が生えそろってからが勝負です。 amazon_associate_logo.jpg
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