血縁・地縁が崩壊した現代に是枝監督が問う! 新しい“父性像”の模索ドラマ『そして父になる』

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“新生児取り違え事件”をモチーフにした是枝裕和監督の最新作『そして父になる』。様々な父親像、母親像が登場する。
 父親を家長にした従来の家族制度は、現代社会において完全に破綻してしまっていることを『誰も知らない』(04)の中で描き出した是枝裕和監督。シリアスさを極めた『誰も知らない』の後、是枝監督自身に子どもが生まれたことも影響し、『歩いても 歩いても』(08)や『奇跡』(11)は温かみを感じさせる作風へと変わってきた。とても面倒で、形態は様々だけれど、“家族”という最小単位が機能することで社会が成り立つことが是枝作品から伝わってくる。『歩いても 歩いても』『奇跡』に続いて、家族の在り方を問い直しているのが、今年のカンヌ映画祭で審査員賞を受賞した『そして父になる』だ。崩壊した家族制度の中でもっとも存在感を失ってしまった“父親”を主軸に、是枝監督は新しい時代の新しい家族像を打ち出そうとしている。  『誰も知らない』は1988年に実際に起きた「西巣鴨四兄妹置き去り事件」をモデルにしていたが、『そして父になる』は1960年代に日本各地で多発した「新生児取り違え事件」を題材にしたもの。当時の日本は看護士の絶対数が不足しており、沐浴中に赤ちゃんが取り違えられる事故が少なくなかった。小学校など就学時の血液検査で取り違えが発覚するが、事実を知った双方の親たちはほぼ全員が血のつながりを重視して、それまで育てた子どもたちを交換するという。交換後は連絡を絶ち、取り違え事件はなかったことにしてしまうそうだ。  仕事の合間を縫って子育てに取り組んでいた是枝監督は、この事実に興味を抱いた。お腹を痛め、出産後は母乳を与える母親と違って、父親の場合は自分から意識して子どもに向き合わないと親子であることを自覚することができない。父と子がお互いに自分たちは親子であることを認め合う手段は、“血のつながり”なのか、それとも“一緒に過ごした時間”なのか。是枝監督は「取り違え事件」を現代のドラマに置き換えて、観る者に問い掛ける。
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6年間育てた我が子は、他人の子だった! 子どもへの対応を巡り、良多(福山雅治)とみどり(尾野真千子)の夫婦間に亀裂が生じる。
 『そして父になる』には対照的な2つの家族が登場する。都心のタワーマンションに住む野々宮良多(福山雅治)は大手建設会社に勤めるエリート社員。会社の元同僚で専業主婦となった妻みどり(尾野真千子)、父・良多と違っておとなしい性格の慶多(二宮慶多)との3人暮らしだ。慶多の名門私立小学校入学を控えたある日、“取り違え”の事実が明るみになる。病院側は平謝りするが、その謝罪の席に現われたもう一方の家族は群馬在住の斎木雄大(リリー・フランキー)、ゆかり(真木よう子)の夫婦。斎木家は街で小さな電器屋を営み、取り違えられた琉晴(黄升炫)はわんぱくそのもの。さらに幼い弟と妹、ゆかりの父親が同居する3世代家族だった。病院側に「なるべく早く交換したほうがいい」と促され、まず両家は子どもたちを交えた食事会を開き、さらに週末限定で子どもたちをお互いの家にお泊まりさせていくことになる。  子どもたちは最初こそ兄妹・親戚が増えたかのように大はしゃぎしていたが、やがて慶多と琉晴は自分たちはこれまで育ててくれた親元を離れて暮らさなくてはならないという驚愕の事態に気づく。6歳にして突き付けられた不条理な現実に対し、琉晴は必死に抗い、慶多は哀しみや淋しさを無言で飲み込んで新しい環境に順応しようと試みる。はたして経済的に恵まれた都心暮らしのエリート一家とビンボーだけど愛情いっぱいの大家族、どっちの生活が子どもたちにとって幸せなのだろうか?  本作の参考文献となっている『ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年』(文春文庫)が非常に面白い。1971年に沖縄の病院で起き、77年に発覚した「女児取り違え事件」を描いたノンフィクション小説で、取り違えられた少女たちの交換から成人するまでを長期間にわたって取材し続けている。取り違えは血のつながった実の子を取り戻し、その後は交流を一切断つのが一般的なのだが、沖縄で起きたこのケースは珍しい展開を見せた。育てた子どもとの絆が断ちがたく、一方の家族が育てた子のいる家のすぐ真向かいに引っ越してきたのだ。2つの家族が複合する一種の拡大家族のような形態となった。母2人、父2人で愛情4倍の素晴らしい大家族となった……と思いきや現実はかなりシビアだった。一方の母親が毎晩のように外で酒を飲んで、朝方に帰ってくるというネグレクト化していたことから、血のつながっていた子は実の家族にはなつかずに、育ての親の家に入り浸るようになっていく。子育てに力を注ぐ親のほうに、実の子も育てた子も引き寄せられてしまったという結末を迎えている。ただ血がつながっていれば黙っていても自然と親子になれる、というわけにはいかなかったのだ。
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気のいい街の電器屋・斎木雄大を演じたリリー・フランキー。公開中の『凶悪』と同じ演技トーンで、180度異なるキャラに扮している。
 本作で主人公・野々宮良多を演じるのは福山雅治。『ガリレオ』シリーズと同様にかっこいい二枚目役だ。良多は一流企業に就職し、花形部署で常にスポットライトを浴びるエリート人生を歩んできた。ところが、ルックスに恵まれ人並み以上に年収があるだけでは、流動化した家族形態の中では今まで通りに“父親”で居続けることができない。取り違え事件が発覚して以降、良多はクールさを装いつつも、次々と噴出する不測の事態にうろたえてしまう。6年間を父子として過ごしてきた慶多は親の顔色をうかがう子どもに育ってしまったのではないか。また斎木家で奔放に育てられた琉晴は「なんで?」「なんで?」を連発して、厳しくしつけようとする良多に歯向かう。だが、自分に逆らう琉晴の姿は父親(夏八木勲)のことを嫌っていた良多の子どもの頃にそっくりでもある。一方、ルックスでも年収でも良多に及ばない電器屋の雄大だが、壊れたオモチャをハンダゴテで修理するなど、子どもとのコミュニケーション能力に優れている。教育レベルの低いビンボー所帯と斎木家のことを見下していた良多は、もはや自信喪失状態だ。会社やマンションのステータスに無頓着な子どもの前では、良多のかっこよさはデパートに飾られたマネキン人形レベルのものでしかない。  結末は観る人によって、それぞれ解釈の異なるものとなっている。会社ひと筋で生きてきて、家族のことを省みる余裕のなかった良多はイチから父親になるためのスキルを学び直す。慶多と琉晴がこれからどのように育っていくかはまだ分からない。だが、ひとつ注目したいのは、良多の勤務先が大手建設会社ということだ。家族の在り方を見つめ直さざるを得なくなった良多は、これからどんな都市計画を考えるのだろうか。利便性やセキュリティー面だけを重視した集合住宅ではなく、きっと新しい時代の新しい家族像に適応できる空間づくりに着手するに違いない。 (文=長野辰次) soshitechichininaru04.jpg 『そして父になる』 監督・脚本・編集/是枝裕和 撮影/瀧本幹也 出演/福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、黄升炫、中村ゆり、高橋和也、田中哲也、井浦新、風吹ジュン、國村隼、樹木希林、夏八木勲 配給/ギャガ 9月24日(火)〜27日(木)全国先行公開、9月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー  (c)2013「そして父になる」製作委員会  <http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp

「吉高由里子は脚本に振り回された“被害者”!?」福山雅治『ガリレオ』最終回20%超えならず

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フジテレビ『ガリレオ』公式サイトより
 福山雅治主演の月9ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)が24日に最終回を迎え、視聴率19.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。これにより全話平均は19.9%となり、今期の全連ドラ中、『あまちゃん』(NHK)に続く2位となった。  最終回は、ゲスト俳優に天海祐希を迎え、原作の中でも特に人気の高い「聖女の救済」の後編を放送。物理学者の湯川学(福山)が、ヒ素による毒殺事件の謎を追うストーリーであった。  最終回放送後に視聴者の感想を見ると、相変わらず脚本に対する酷評が圧倒的。そのほかでは、「最後まで吉高がむかつく」「吉高がジャマだった」など、岸谷刑事役の吉高由里子への毒づきが目立った。 「視聴率的には大成功でしたが、吉高さんには最後まで気の毒なドラマでしたね。新人刑事の岸谷は、湯川を含め周囲の言動にいちいち嫌味を言っては盾突く“嫌われキャラ”。その役をきっちりと演じていたのですが、不快に感じた多くの視聴者が、役を飛び越え吉高さんを批判するようになったのでしょう。  そのためか、第6話ごろから急に静かに話すようになったり、準主役とは思えないほど出番が減ったりと、岸谷刑事の役柄や扱いが二転三転してしまった。脚本に振り回されながらも、吉高さんはよく最後までついていったなあという印象です」(芸能記者)  確かに、当初見どころとされていた福山と吉高の漫才のような掛け合いは、後半ではあまり見られなくなってしまった。それに伴い、物理学にしか興味のないはずの湯川が、1人で率先して事件を解決しようと動くシーンが増えたため、湯川の人間味が増し、「もはや“変人”でもなんでもない」「前シリーズとキャラ変わり過ぎ」といった声も増えてしまったようだ。  『ガリレオ』では、多くの視聴者に受け入れられなかった吉高だが、来春には連続テレビ小説『花子とアン』(NHK)でヒロインを演じるという。今度は、演技派女優としての実力が遺憾なく発揮される脚本であるよう期待したい。

出演者がかわいそう!? 福山雅治主演『ガリレオ』に「相変わらず脚本がひどい」の声

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フジテレビ『ガリレオ』公式サイトより
 初回から4週連続で20%を超えるなど、高視聴率をたたき出す一方で、「脚本がひどい」「トリックが幼稚」「原作を変え過ぎ」などと圧倒的な悪評を集めてきた福山雅治主演の『ガリレオ』(フジテレビ系)。17日に放送された第10話が、平均視聴率18.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことが分かった。  第10話と、24日放送の最終話では、原作の中でも人気の高い「聖女の救済」を前後編に分けて放送。ヒ素による毒殺事件を追って、湯川学(福山)がヒ素の仕込まれ方を暴こうとするストーリーとなっている。  この前編が放送されると、視聴者から「相変わらず脚本がひどい」「脚本がひど過ぎて、福山さんや(ゲストの)天海(祐希)さんが気の毒」という声が上がってしまった。特に多くの原作ファンたちが「またつまらなくしやがって」「原作どおりにつくり直してほしい」「原作とはまったくの別物。ガリレオを名乗らないでほしい」と怒りをあらわにしていたようだ。 「原作の『聖女の救済』は、登場人物の恋心や細かな心情が丁寧に描かれ、実にイイ話なんです。原作ファンの間でも人気が高く、以前から福山さんと柴咲(コウ)さんのコンビで、映画化も熱望されていました。  ドラマ版の脚本は、綾音(天海)と湯川が中学時代の同級生という設定が強引に加えられていたり、岸谷(吉高由里子)が捜査を湯川に丸投げしてしまったりと、全体的に大雑把な話に変えられた印象ですね。なによりこの話のキモである、綾音に恋心を抱くはずの草薙刑事(北村一輝)が出てこない。原作をテレビ用に変えるのはいいんですけど、『ガリレオ』はいつも変え方が雑なんですよ。“スタッフが原作を大事にしていない”と思われてもしょうがないですね」(テレビ誌ライター)  番組開始当初、もっとも批判が集中していた「吉高がうるさい」という声は、第6話を境に吉高が急に静かになったため収まったものの、最終回を目前にしても脚本への酷評がなくなることはなかった様子。今月29日公開の同シリーズ映画『真夏の方程式』でも、原作ファンをガッカリさせなければよいが。

「吉高由里子が出てこなくなっちゃった!」福山雅治主演『ガリレオ』の“迷走ぶり”に拍車

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フジテレビ『ガリレオ』公式サイト
 27日放送の福山雅治主演ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)第7話において、準主役であるはずの吉高由里子の出番が極端に少なかったことが話題となっている。  第7話は、福山演じる湯川が学会出席のために訪れた田舎を舞台に展開。ゲストの香椎由宇、渡部豪太と共に、神社の神主の白骨死体の謎や、烏天狗のミイラについて調査している最中、別の殺人事件が発生する。  問題の吉高の出演シーンだが、事件と関係のないくだりや、電話の場面ばかり。最後まで福山と会うこともなく、トータル出演時間は10分にも満たなかった。  吉高が演じる刑事・岸谷は、高慢ちきな性格な上、大声で嫌味ばかり言うため、初回から「ギャーギャーうるさい」と不評であった。そのためか、第6話では突然、強い口調のセリフが大幅に減少。ドラマ中盤にして「キャラ変更か?」とウワサされていた。 「開始10分たっても吉高さんが出てこなかったので、ついに降板したのかと思いました。準主役の出番がここまで極端に減るのは、前代未聞です。確かにあれだけネットに『吉高ウザイ』と書かれたら、これまで積み上げてきた女優イメージを壊されかねないですからね。強引なやり方ですが、致し方ないのかもしれません」(テレビ誌ライター)  また、このライターは第7話の脚本は「ドラマとして成立してない」と続ける。 「警察が指紋を調べればすぐに分かる事件を、数式を書いて解く必要もないし、冒頭の神主の白骨死体の謎や、烏天狗のミイラ、キーワードのように出てきた『金髪の少年』、香椎演じる女性の死んだ両親についてなど、何も明らかにならないまま終わってしまったように見えました。もし、最終回まで伏線の回収がされないとしたら、この脚本の不親切さは、『裏で何かトラブルでもあったのではないか』と心配になるレベルです」(同)  確かにネットの感想を見ても、「前半と後半のストーリーがつながってない」「エピソードが投げっぱなしで、わけが分からなかった」「ツッコミどころ多すぎ!」と、ほとんどの人が腑に落ちない様子であった。  回を追うごとに、制作サイドの“ブレ幅”が大きくなっているようにも見える『ガリレオ』。次週のゲストは人気女優の蒼井優ということもあり、評判に反して今後も注目度は高そうだ。

「吉高が急に静かになっちゃった!」福山雅治主演『ガリレオ』大台回復も“キャラ変更”に戸惑う声

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フジテレビ『ガリレオ』公式サイトより
 福山雅治主演ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)が、20日放送の第6話で平均視聴率20.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、大台まで回復した。  初回から“20%超え”の連続記録を更新していたが、第5話で17.9%まで下落し記録がストップ。高い視聴率に反し、「トリックがつまらない」「吉高がうるさくて不快」などといった酷評が多く今後が心配されていたが、数字はなんとか持ちこたえたようだ。  第6話では、新米刑事・岸谷美砂(吉高由里子)が参加した山歩きイベントで起きた殺人事件をめぐり、同作では珍しく岸谷と湯川学(福山)が協力し合い事件を解決。ゲストの夏川結衣演じる科学者が、窓の鍵部分にホログラム(立体画像を記録したフィルム)を貼り、密室に見せかけるというトリックであった。  この放送後、“明らかな変化”を訴えるドラマウォッチャーらが続出した。これまで常にイライラしながら、大きな声で湯川に嫌味ばかり言っていた岸谷が、静かになってしまったというのだ。  これまで「いい加減、静かにしてほしい」と訴えていた視聴者も、急激な変化にはどうやら戸惑いを隠せないよう。脚本家は変わっていないのに、登場人物の性格が変わってしまうことはあるのだろうか? 「吉高さんが静かになったのは、誰が見ても明らか。おそらく制作サイドが視聴者の意見を受け入れたか、もしくは、あまりにも吉高さんへの非難が集中したため、女優としてのイメージダウンを恐れた所属事務所が動いたのでしょう。とはいえ、放送中にキャラが変わるのは異例のケース。それだけこの役の評判が悪いということでしょうね」(テレビ誌ライター)  これまでも2009年のNHK大河ドラマ『天地人』で、長澤まさみが演じたキャラクターが、真田幸村の“妹”から“姉”に変更された例などがある。しかし、前出のテレビ誌ライターは、「ストーリーに関係なく設定が変わることは、視聴者を混乱させてしまうため、基本的には行わないのがルール」と話す。  さらに第6話では、これまでいがみ合ってばかりだった湯川と岸谷が、急に“男女”の関係を匂わすようなシーンも。これにはさすがに視聴者も違和感を覚えたようで、「あの色気づいたシーンは何?」「急にどうしたの?」などと戸惑いを見せた。  吉高が急に大人しくなったことが、制作サイドの意図的なものか否かは定かでないが、この変化が視聴者を戸惑わせるだけでなく、評判の改善へつながればよいが。

「トリックが……」「吉高が……」視聴率17.9%に下落した『ガリレオ』が飽きられた“2つの理由”

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フジテレビ『ガリレオ』公式サイト
 福山雅治主演ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)が、13日放送の第5話で17.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、初回から続いていた“20%超え”の連続記録をストップさせた。  初回放送時は、同シリーズのファンらが「あのガリレオが帰ってきたー!」「やっぱり福山さんかっこいい!」などと沸きに沸いていたが、第3話頃から「つまらない」という感想が出始め、第4話放送後は、「飽きた」「もう見ない」という声が急増してしまった。  ドラマウォッチャーらの反応を見ると、不評の要因は主に2つあるようだ。  1つ目は「謎解きがつまらない」「トリックにガッカリ」といったストーリー自体の問題。特に第4話では、被害者の殺され方が原作の「撲殺」から「一酸化炭素中毒」に変えられたことで、「原作を勝手に変えて、つまらなくされた」と原作ファンからも厳しい声が上がった。  また、桐谷美玲と桐谷健太がゲスト出演した第5話では、物理学とは関係のない地道な方法で犯人を特定するという結末に、「福山いなくていいじゃん」「大した話じゃなかった」と落胆する視聴者も多かった。  2つ目の要因は、吉高由里子演じる新人刑事が「ギャーギャーうるさ過ぎる」「いつもイライラしていて、見ていて不快」という意見。 「シリーズ前作(07年)で柴咲コウが演じた刑事は、湯川学(福山)を怒りながらも、女性らしい心の動きが感じられて、表情豊かでかわいげのあるキャラだったんです。だから、主人公との間に愛情が生まれていくような見方もできた。しかし今回、吉高さんが演じる刑事は、常にイライラしていて、高飛車でかわいげがない。しかも湯川との絡みがワンパターンで、これでは視聴者も飽きてしまいますね」(テレビ誌ライター)  確かに第5話の吉高を見ると、「准教授だったら、もっといいもの食べればいいのに」「そんなこと聞くために来るわけないでしょ!」「間違えを認めるのも大事ですよ」といった湯川への嫌味をはじめ、否定的なセリフが多い。  さらに福山演じる“変人ガリレオ”の異名を持つ湯川のキャラクターについても「変人さが薄れた」「普通の准教授に見える」「変人だったのは、第1話だけだった」という意見が増えており、脚本が疑問視されている。  最初は歓迎ムードだっただけに、「どんどんつまらなくなってる」と言い放たれている現状との落差がどうしても目立ってしまうが、今後、ファンを取り戻すことはできるのだろうか?

「吉高見てるとムカツク」「原作を勝手に変えないで!」4週連続20%超え『ガリレオ』の下降する評判

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フジテレビ『ガリレオ』公式サイトより
 4週連続で平均視聴率20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)超えを達成し話題のドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)。これは2008年の『ごくせん』(日本テレビ系)以来の快挙となるが、一方で視聴者の評判が急激に下がっているという。  確かに、ドラマウォッチャーらの感想を見ても、「面白い」という感想よりも、「急激につまらなくなってきた」「飽きた」というマイナスの意見が圧倒的に多く、視聴率と評判が反する不思議な現状となっている。  また、東野圭吾が手掛ける原作ファンからの評判も高くはなく、ドラマならではの脚色に難色を示す人が多いという。  特に田辺誠一がゲスト出演した第4話(6日放送分)に関して、被害者の殺され方が原作の「撲殺」から「一酸化炭素中毒」に変わっていた点などに違和感を覚えたファンが多く、「勝手に原作変えるな!」「陳腐な脚本にしないでほしかった」といった意見のほか、主演の福山雅治が事件解決の糸口を見つけた際、一心不乱に方程式を書く演出に「4話は、地面に方程式書くほどの物理じゃなかった。つーか、そもそも原作じゃ地面に方程式なんか書かないし!」と批判が相次いだ。 「視聴率の悪さに反して、評価が高いドラマは最近たくさんありましたが、ここまで反比例したような作品は珍しいですね。また、吉高由里子さんが嫌味な刑事役にハマッているせいか、『見てるとムカツク』という女性視聴者は多いようですね。ついつい毎週見てしまう要因として、『福山雅治がいるだけで画(え)が持つ』というのは大きいと思います」(テレビ誌ライター)  現在、民放ドラマで1人勝ち状態の『ガリレオ』。そろそろ天才物理学者に飽き始めた視聴者の心を引き戻す工夫が、求められているのかもしれない。

福山雅治主演『ガリレオ』最高瞬間25.3%のウラで、女優・前田敦子がかわいそうな目に……!?

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『ガリレオ』(フジテレビ系)
 4月15日にスタートした月9ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)が、初回平均22.6%、瞬間最高25.3%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好スタート。今夏公開で映画化も決まっており、前クールで最終回平均8.1%と不調に終わった剛力彩芽主演『ビブリア古書堂の事件手帖』(同)が月9に付けてしまった汚名を吹き飛ばす形となった。  『ガリレオ』(第2シーズン)は、前作から約5年半を経て復活。主演の福山雅治の隙を見せないイケメンぶりは年を重ねても健在で、このドラマをきっかけに女子中高生などの新世代ファンも急増すると言われている。  『ガリレオ』の高視聴率で沸くフジテレビだが、同社内で頭を抱えているのが、初回平均11.8%と不穏なスタートとなってしまった香取慎吾主演『幽かな彼女』の関係者だという。 「香取慎吾は近年、視聴者からの俳優としての評価がイマイチなため、正直ドラマ班からもそこまで期待されていないようです。それよりも、教師役の前田敦子効果により、余裕で15%は(視聴率を)取れると思われていたんです。前田は今回3番手とはいえ、AKB48卒業後、初の連ドラ出演ですからね。期待を裏切る結果に、局内では『(2番手の杏が演じている)幽霊役を前田が演じたら良かったんじゃないか?』なんて嫌味を言うお偉い方もいるそうですよ」(制作会社関係者)  なんともジャニーズ俳優の香取慎吾で数字を取ろうとしていない点が寂しいが、とにかく前田効果は期待ほどではなかった様子。フジ内では『幽かな彼女』に「失敗」のレッテルを貼る空気が流れているという。  かつて平均視聴率6.9%と不調で終わった『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(同)で、散々、低視聴率女優として叩かれた過去を持つ前田。『幽かな彼女』の期待が、香取でも杏でもなく3番手の前田に注がれるのはかわいそうな気もするが、今後1ケタ台にならないよう祈るばかりだ。

音楽界はSM天国!? 福山雅治S男疑惑で浮上した「愛好家の名前」

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「Beautiful life/GAME」(ユニバーサルJ)
 福山雅治が四つん這いの男を鞭打ったSMの夜――そんな衝撃的な見出しを掲載したのは、週刊文春12月13日売り号。実際の記事内容は若干トーンダウンしており、福山が今年4月にSMバーに仕事関係者と連れ立って訪れ、遊び半分で男性を鞭打ったというのが真相のようだ。ハードなSM趣味の持ち主、とは断定できない内容だった。 「43歳の今も独身を貫く福山さんには、女性とのさまざまな交際話が持ち上がっていますが、SMに関しては初めて聞きました。彼の付き合い方はあくまでもオーソドックスで、自宅で静かに過ごすスタイル。脚フェチを公言するなどの得意の下ネタは、あくまでも男性向けの“分かってる”アピールで、実際は性的に淡白なタイプでは?」(別の週刊誌記者)  どうやら、福山がSM趣味にどっぷりハマっている可能性は薄いようだ。一方、音楽界に広く目を向けると、男女問わず、かなりの数の愛好家がいるという。 「脱税問題で騒がれたGはハードな大人の玩具ユーザーで、手錠やバイブなどが事務所地下の特別ルームに完備されているそうです。大切な部分にダイヤを入れるなどの“改造”も施しているため、かなりのSと見て間違いないでしょう。あと、Sといえば、有名バンドのYから独立したY。彼の場合も自宅兼アトリエに道具類を揃えており、何人かの“奴隷”を抱えていると聞きました」(都内のSM愛好家)  もっとも「SMの王道はMにある」との言葉があるように、M男として夜な夜なSMクラブに出没するミュージシャンも少なくないようだ。 「最近子息が生まれた元アイドルのHは、鏡張りの部屋で肉体を誇示しながら、年配の女王様に鞭打たれるのが好きでしたね。有名DJのIは好奇心からか、しばしば五反田の有名女王様のもとに通っていました。いつもは奔放な言動で人気を集めるIですが、その時は押し黙って正座していたそうです。大御所系では、ギターマニアとしても知られる有名歌手のS。彼はハードなスカトロマニアで、最近体調を崩しているのはプレイの後遺症ではないかと心配しています」(六本木有名店の元女王様)  女性ミュージシャンにもSM好きは少なくないという。休業中の人気歌手Oや、近々休業に入るYなどはM女傾向が強く、特にOは「首絞めファック」の愛好家というから、ファンならずとも心配になるところ。どんな性的嗜好を持っていても個人の自由であるが、楽しみの範囲にとどめ、くれぐれも「プレイ中の事故」だけは避けてもらいたい。 (文=越谷友紀)

「スタッフとも疑似恋愛関係!?」“鼻歌でチャート1位”の福山雅治 巧みな女心掌握術

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「Beautiful life/GAME」(ユニバーサルJ)
 10月22日付のオリコン週間シングルチャートで、福山雅治のニューシングル「Beautiful life/GAME」(ユニバーサルJ)が推定売上約15万枚でトップを獲得。変わらぬ人気を証明した形だが、楽曲の内容については同業のミュージシャンから、嫉妬めいた声も聞こえてくる。 「福山さんの曲は、言ってみれば高級な鼻歌みたいなもの。今回の曲もメロディや歌詞はありきたりで、コード進行も単純ですが、あの声で歌われると多くの人が参っちゃうんですね。我々があれこれ凝って作っても、イケメンのささやき声にはかないません」(中堅作曲家)  もっとも今回の「Beautiful life」については、芸能マスコミ関係者の間で「よくぞこんな歌を出せるものだ」と苦笑する向きもあるようだ。 「福山は今年1月に、女優の吹石一恵との熱愛がスクープされました。しかし報道が出た直後に、彼は吹石との連絡を一切断ち切り、交際を強引に終えてしまった。これに対して、プロ野球元選手である吹石の父親が激怒したことも報じられましたが、今回の曲では『美しいあなたといると生まれ変われる気がする』などと歌い、一途な男を演出しています。熱愛騒動に動揺する女性ファンへのケアとも言えるが、歌う内容と行動のギャップがありすぎる」(週刊誌記者)  福山が頑なに独身を貫いている背景には、女性ファン対策に加え、脇を固める事務所アミューズの女性スタッフとの密接な関係がある、との証言もある。 「福山を発掘して育てたのは、アミューズ取締役のIさんをはじめとする、同社の女性スタッフたちです。福山は彼女たちを特に大切にしており、ファンと同様の“疑似恋愛”関係を作り上げています。今も独身を通す理由には、彼女たちへの思いもあるようですよ」(別のマネジメント関係者)  福山自身はプライベートで複数の女性と交際していると言われ、現場写真を押さえようとする各週刊誌とアミューズとの攻防戦が続いている。 「吹石一恵との熱愛をスクープした『フライデー』はアミューズの逆鱗に触れ、版元の講談社の他媒体までしばらく取材拒否を受けました。福山への取材ガードの固さはAKB48以上と言われ、アミューズに当て取材をしても怒鳴り返されるばかり。福山の私生活は、ますます神秘のベールに包まれる結果となっています」(前出の週刊誌記者)  来年早々に44歳になる福山が、誰かに対して「家族になろうよ」と言う日は来るのだろうか。 (文=浅沼俊太郎)