顔はボコボコ、お岩さん状態に……女子プロのリングで起きた禁断の“セメント事件”の後始末

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「週刊プロレス 2015年 3/11 号」ベースボール・マガジン社
 女子プロレスで凄惨な“事件”が起きた。ガチンコの喧嘩マッチ、いわゆる「セメント試合」が行われてしまったのだ。  舞台は22日に行われた女子プロ団体「スターダム」のメーンイベント「ワールド・オブ・スターダム選手権」。王者の世IV虎(よしこ)が、挑戦者の安川悪斗の放った顔面パンチに激高。馬乗りで鉄拳、掌底を繰り出し、一方的に顔面を殴打された安川は右目上が腫れ上がり、戦闘不能状態となった。美女レスラーで知られる安川の顔は原形をとどめておらず、まるで“お岩さん”のよう……。  結局、試合は安川のセコンドを務めた木村響子がタオルを投入し、世IV虎のTKO勝ちとなったが、観客からは「ちゃんとプロレスをやれ!」とブーイングが飛び、会場は大混乱となった。  都内の病院に救急搬送された安川は、頬骨と鼻骨の骨折で、手術が必要と診断された。加えて両目眼窩(か)底骨折の可能性もあり「全治は未定」(関係者)という。  安川は甲状腺の悪化、白内障の手術で長期欠場し、昨年12月に復帰したばかり。プロレス関係者は「目に持病を抱えていただけに、安川の視力が心配。失明でもしたら……」と心配する。  なぜ、ここまでの事件に発展してしまったのか? 業界関係者は「両者はもともと犬猿の中で知られ、合宿所で大ゲンカしたこともある。試合当日は王者の世IV虎が安川に敗れ、王者陥落という“ブック”があり、それに世IV虎が不満を募らせていたという情報もある。試合開始前から、こういう事態になる可能性はあった」と話す。  大会後、会見した同団体のロッシー小川代表は「プロレスの範ちゅうを超えていた。それでは(観客も)楽しめない。総合格闘技でも果たし合いでもなく、プロレスリングなんだから。お客さんに申し訳ない」と謝罪。暴走した世IV虎は王座返上ばかりか、事実上の業界追放になる可能性も出てきた。  一方で不穏な言葉を口にするのは、業界歴30年以上の格闘技関係者だ。 「このままでは世IV虎も無事では済まないよ。今回の試合で団体の顔を潰したわけだから。ジャンルは少し違うが、2009年の大みそかの総合格闘技の試合で、関節技を得意とする青木真也が相手選手の腕を故意にへし折った挙げ句、相手に向かって中指を突き立てた。勝者の美学もあったもんじゃないよ。それ以降、青木は相手選手の関係者に狙われ続け、ついには土下座して許しを請うことになった。普通なら“半殺し”にされても文句は言えない」  感情的になり、取り返しのつかないことをしてしまった世IV虎にも、相応の“報復”が待っているかもしれない――。

ファンに1,000万円を貢がせた女子プロレスラー「結婚詐欺」の疑いも!?

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 ある女子プロレスラーに、結婚詐欺疑惑が浮上中だ。都内40代の会社員男性が、美女レスラーの多数在籍するプロレス団体にハマっていたところ、知り合った20代の女子レスラーAに結婚の準備資金として総額1,000万円もの金を渡したが、結局は結婚に至らず、金も戻ってきていないという。いった、何があったのか。  「50万円から400万円まで7回に分けて渡した」という男性が貯金の大半を預けたとする女子プロレスラーAとは、2年半ほど前に別の元プロレスラーがマスターを務めるバーで出会ったという。Aのファンだった男性は興奮し、閉店まで一緒に飲み、帰り際にメールアドレスを交換。「最初は彼女の方から“試合のチケットを買ってくれ”という連絡があった」と男性。 「それまでチケットは団体の公式ホームページから買っていたんですが、彼女に“選手が手売りしなきゃいけないノルマがある”と言われ、直接買うようになったんです。そのうちに“複数枚を買えないか”と言われ“ノルマは何枚なのか”と聞くと20枚だというので、全部買い取って、不要な19枚をネットオークションで安く売りさばいたんです」  以来、男性は興行があるたびにAから20枚のチケットを購入し、会場内で顔を合わせると親しく立ち話をする関係になったという。そんな関係が、さらに密なものになったのは、約1年前。地方興行でAの宿泊先が1泊4,000円程度の格安ビジネスホテルだったことを知り「スターなんだから、もっと良い場所に泊まってほしい」と男性は1泊2万円以上する上級ホテルを用意。東京からは選手用のマイクロバスで来ていたが、帰りは男性の用意した航空券で一緒にフライトして帰ったという。  それから月1~2度のペースで食事する関係になったところ、男性は「食事の帰りに手をつないでも拒否されなかったので、思わず交際してほしいと告白した」とする。 「すると彼女は“私もあなたが好きだけど、人気商売している手前、結婚するまでは表にできない。でも結婚前提なら、結婚のための準備は一緒にできる”と言ったんです」  ただ、Aは男性の求愛を受け入れた様子だったが、手をつなぐ以上の“密着”は「結婚するまで純潔でいたい」と拒否。一方で「知り合いが持っている土地を安く譲ってもらえるから、まずはそれを購入したい」と頭金400万円を男性から受け取った。それ以降も「結婚する前に治したい体のアザの治療費」や「式場の予約費用」など、理由をつけては金を受け取っていたという。  しかし、総額1,000万円を超えた段階で男性は不審に思い「本気で結婚する気があるのか」と問い詰めたところ、Aは逆ギレ。 「“焦る人とは話したくない”などと叫ばれて口論となり、携帯に電話しても出てもらえなくなり、試合会場でも無視されました。そこで別の女子レスラーに相談したんですが、Aは妻子持ちの専門誌ライターと不倫中だという話を聞かされたんです。頭が真っ白になってAに問いかけたんですが、まともに向き合ってもらえないままなんです」(男性)  こうなると、ファン心理を悪用した結婚詐欺である可能性が出てくる。そこで当の女子レスラーに話を聞くと、大金を受け取ったことは認めたが「ファンの彼が、プロレス界で成功するように投資をしてくれたもの。結婚資金ではありません」と否定。恋愛関係については「いい人だから、これからそうなるかもしれないし、未来は分かりません」と曖昧なまま。さらに詐欺の意図はなかったかと聞いたが、すると態度は一変。ヤンキー口調で「なんだとこの野郎! 文句あんのか」と怒鳴り、一方的に電話を切られてしまった。  男性はAについての恋愛感情を捨てきれず、現時点では「騒ぎを大きくしたくない」とは言うが「騙されていたと100%分かったら、法的に対応する」としている。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)

プロレスラー南条隼人の“ストーカー殺人未遂騒動”がドロ沼化「これが演出なら……」

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南条隼人のRESTART - アメーバブログ
 プロレスラーの殺人未遂騒動に、関係者もファンもビックリだ。京都のプロレス団体「FFF」の南条隼人が、同団体の運営者から「女性ミュージシャンNINAへのストーカー行為と殺人未遂」と告発されている。  団体側が発表した内容によると、9月3日、南条隼人が、以前から既婚者であるにもかかわらず、関連会社に所属するNINAへのストーカー行為を繰り返し「嫁と離婚するから結婚してほしい」と迫り、挙げ句「おまえを殺して俺も死ぬ」と首を絞め、30カ所以上もケガをさせるなどの被害を与え「殺人未遂罪で伏見警察署に連行された」とした。さらに、会社や関係者に多額の借金があることなども列記された。  会社の公式発表にしては感情的な文面との印象もあるが、これに対して南条は「事実無根」と反論。「相手の暴力から逃れようと抵抗はしたが、自分から手出しはしていない」としており、公表された発言や借金も全否定している。  伏見署の関係者によると「男女トラブルで110番通報があって警官が駆け付けたことは事実ですが、当事者たちが酒に酔った状態で話も食い違っていたので、捜査という形にはなっていなかった」という。  事件となれば、事の真相は警察の捜査により分かることだが、南條をデビュー時から知るプロレスラー、セッド・ジニアス氏は「彼はそんな恐ろしいことをする人物には見えない」と話す。 「93年に旗揚げしたPWCという団体で、当時“牛若丸”というリングネームだった南条と出会ったんですが、彼は体重が70キロほどしかなくて、よく練習中に頭を打って倒れ、一度は救急車で病院に搬送されたこともあったんですよ。旗揚げ戦に出た時も、実は1週間前に退院したばかりで、頭痛と嘔吐に苦しんでいる状態だった。試合でも、トップロープ越しにダイブしたら足がロープに引っかかって顔面から落下し、ヒヤリとしたものです。その後は成長して活躍していますが、日ごろはおとなしくて無口という印象。私はこれが事件ではなく、プロレスを盛り上げるためのストーリーだったら……と思うんですけどね」(同)  演出だったとしても度が過ぎた話という気がするが、いずれにせよ、殺人未遂とは殺人罪にほぼ等しい重罪で、有罪となれば通常5年以上の懲役に処されるもの。刑事事件となることがなかったとしても、これだけの騒動が公になってしまった以上は何があったかのかハッキリと説明する必要があるかもしれない。 (文=ハイセーヤスダ)

前代未聞! プロレスラー真壁刀義がマイメロカフェに乱入!?「どれもうまい!」と咆哮

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 8月22日、まだ夏休みの学生たちで混雑する渋谷PARCOに、プロレスラー・真壁刀義(新日本プロレス)が現れた。同日発売になった書籍『もえプロ 女子のための“萌える”プロレスガイドブック』(パルコ)発売記念イベントの一環として、PARCOパート1・7階に開設された「マイメロディ カフェ」を訪れ、『スッキリ!』(日本テレビ系)でおなじみとなった“スイーツ真壁”の一面を存分にアピールした。  同カフェはその名の通り、サンリオの人気キャラクター・マイメロディをモチーフとしたコンセプトカフェであり、店内のインテリアからメニューまで、すべてマイメロ一色。そこに首から鎖を下げた真壁選手が入ってきたため、若い女性であふれる店内は少々異様な雰囲気になった。  
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スイーツの予感に、ごきげんでマイメロのかぶり物をする真壁選手。ちなみに、マイメロのことは知っていたそう。
 席についてまず運ばれてきたのは「マイメロディの赤ずきんロールケーキ」。「普段は手でいっちゃうけどな、今日はフォーク使ってきれいに食べるわ」と大きく一口食べ、「弾力があって、甘さと優しさが混ざり合うね!」と『スッキリ!』で鍛えた食レポを披露する。脇に添えられたラズベリーを手にとって「なんでここにコレが添えられてるかわかるか? 酸っぱさがあるからだ。甘いロールケーキを食べる合間に酸っぱいベリーを食べて、口の中をリフレッシュして、またロールケーキを食べたくさせる。スイーツを最後まで飽きさせずに食べさせるための工夫なわけ。いや、これはうまい!」と、最初のメニューからご満悦だ。
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ロールケーキと鎖という、ここにしかない食い合わせ。
 2品目は「森のマイメロディクレープ」にアタックを仕掛け、ベリー類を含む生フルーツを使用したソースに舌鼓。「ベリー・トゥ・ベリーだな、これは! スープレックス! ウマい!」と、その決め技を堪能した。続いて「マイメロディストロベリーミルク」を飲み干し、大型の相手「花咲く森のポップコーンストロベリーパフェ」と対峙する。「これは食感がいいよ。イチゴのポップコーンをかむと口の中で跳ねて、くっついてるクリームと合わさって広がるんだ。裏切らないねー、どれもうまい!」と咆哮し、その勢いのままに最後のメニュー「マイメロディが大好きな真っ赤なアーモンドパウンドケーキ」まで、全スイーツメニューを制覇した。  
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「俺らプロレスラーは体動かすから、熱くなるし腹が減るんだよね。温まった体を冷やしてくれるアイス系は大好物で、うれしいね」と、パフェ好きの理由を語る。
 実食後、「俺が子どもの頃は、今みたいにスイーツなんかなかった。街にケーキ屋さんが一軒あるかどうかで、あんまり食べさせてもらえなかったんだよ。だから、今の子どもがうらやましいと同時に、本物のスイーツが楽しめる時代だと思う」と、しみじみ語った真壁選手。その後はメイン試合として、『もえプロ 女子のための“萌える”プロレスガイドブック』著者の清野茂樹フリーアナと共にPARCOブックセンター渋谷店でサイン会と撮影会を行った。「正直、普段は全然本を読まないんだけど、この本は面白かった。対戦相手の趣味なんか、同じレスラーでも知らないもんな(笑)」と本のPRもバッチリ行い、イベントを締めくくった。なお、次回の刊行記念イベントでは、真壁選手に代わってオカダ・カズチカ選手が登場予定。吉祥寺PARCOに、金の雨が降るか!? ●書籍情報 『もえプロ 女子のための“萌える”プロレスガイドブック』著/清野茂樹 イラスト/能町みね子 <http://www.parcocard.jp/web/recommend/detail.php?id=289> ●次回イベント 8月29日「もえプロ 女子のための"萌える"プロレスガイドブック」刊行記念 オカダ・カズチカ選手 × 清野茂樹アナウンサー サイン本お渡し&撮影会(※整理券の配布は終了しています) ・会場 : B2F「パルコブックセンター」内特設会場 ・日時 : 8月29日(金)18:30~(予定) <http://www.libro.jp/blog/pbc-kichijoji/event/parco.php>

「独占市場で何千億の利益が……?」暗礁に乗り上げた“中国プロレス興行”の泥仕合

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『バッジを外せ!!リングを降りろ!!―大仁田厚参議院議員を告発する』(スリーエス)
 表舞台から姿を消しているプロレス関係者が、場外バトルを展開中だ。ベテランプロレスラーのセッド・ジニアスが、中国でのプロレス開催をめぐって元レフェリーのミスター高橋氏と対立しているのだ。  ジニアスは、鉄人のニックネームで知られた大物ルー・テーズ(故人)の弟子として知られ、大仁田厚との抗争では“台本にない場外乱闘”で負傷した被害を法廷に訴え、78万円の支払いを勝ち取ったことも話題となった。ただ、近年はその負傷が原因で試合から遠ざかっており、復帰戦を目指して特訓中。その久々の舞台にもなる可能性があったのが、約3年前、中国でのプロレス興行計画だった。  ジニアスによると、高橋氏から「やれば独占市場で何千億円もの莫大な収益が生まれる」と持ちかけられ、企画書も作ったが、途中でプランは頓挫。それまでにかかった経費の支払いを高橋氏に求めたが、返事がなかったという。 「高橋さんが1年間、中国でビジネス基盤を整備するので、その後、私に選手育成などをやってもらいたいと誘われ、収益の1割を報酬として約束もしていた。やりとりしたときの証人や証拠のメールもある。場合によっては今後、損害賠償の請求訴訟を起こす」とジニアス。  一方、プロレスの暴露本『流血の魔術 最強の演技~すべてのプロレスはショーである~』(講談社)の出版で知られ、近年リング上でその姿も見かけなくなった高橋氏は、この話を全否定。 「食事に誘われたジニアスから中国興行の話を相談されたが、経済格差もある中国で何千億円もの収益を出すなんて無理。企画書なんて頼んでもいないし、現物も見ておらず、日本語で書いてあるのかすら知らない。73万円なんてとんでもない額を請求されましたが、支払うわけがない。訴えるというならやればいい」(同)  ジニアスはこれに対し「中国でビジネスをしている私の知人にも、高橋さんは、中国人の知り合いを紹介してくれないかと相談していた。企画書は高橋さんに作ってくれと頼まれたもので、添付ファイルで送信している。高橋さんから『中国の件、うまく進むことを祈っています』と返信のメールもあるのに、なぜそんなことを言うのか?」と反論。  互いに主張が平行線をたどる中、高橋氏は「ジニアスは、私の妻にまで物事を強要するようなことを言ってきて、これは警察に相談中」というが、これもジニアスは「確かに去年6月に高橋さんの弁護士から神奈川警察に届け出たと言われましたが、その後は何もないまま」としている。  中国でのプロレス興行といえば2年前、アントニオ猪木が中国進出を発表。中国初のプロレス団体として、昨年にはプレ旗揚げ戦の興行が上海でも行われたが、その後は興行が延期になり、活動の気配がない。また、過去にはプロボクシングやK-1で中国興行を予定しながら、直前になって中止になるという騒動もあった。北京でイベント企画会社を営む李英臣氏によると「中国では行政の厳しい監視や規制があって、よほど有力者に根回しでもない限り、複雑な手続きがあって開催は困難」という。  今回のプロレス興行開催プランは実際にどちらが持ちかけた話か部外者にはさっぱり分からないが、いずれにせよ実現しないことだけは確かなようだ。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)

「んあっ!」リベンジポルノでイメージ崩壊のプロレスラー・タイチに、さらなる暴露も!?

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新日本プロレス 公式サイトより
 引退したくなるのも当然か。新日本プロレスの所属選手・タイチ(本名・牧太一郎)が不倫相手とのトラブルから、交際時の写真やLINEのやりとりまで、生々しい一部始終を公にされてしまった。タイチを知るプロレスラーによると「本人は、引退するしかないと言っていた。まだ公にされていない、さらに過激なやりとりや写真があるようで、そういうものが表に出ると外も歩けなくなる、という感じだった」という。  タイチは2002年、全日本プロレスで石狩太一のリングネームでデビュー。05年、付き人を務めていた川田利明とともに退団。その後、フリーとして活動を続け、09年に改名して新日本所属となった。妻は元女子プロレスラーのお船で、2児の父親でもある。  前出レスラーによると「不倫相手はプロレスファンの若い女性で、昨年の地方興行では一緒に行動していたこともあった」という。  この女性が破局を機にネットに晒したのは、プリクラで撮ったらしき多数のキス写真で、中には2年前の日付が入っているものもあった。さらに、交際時から破局までのLINEのやりとりも暴露され、「えっちしたい」「ちゅうしたい」「ちゃんとウンチも出しきって来てね」「●●●(女性の名前)のフェラ世界で一番きもちいいんだもん」「ううっ出る!んあっ!」など、タイチのプロレスラーとしてのイメージを崩壊させるようなものばかり。  ただ、5月26日付の破局時になると「風俗女がよ よくも偉そうにしてくれたな」「自分は金のためによ きたねぇ男相手にしてよ、しゃぶって、舐められて、心身ともにきたねぇなお前は」とタイチの態度は一変。「全ての責任とって今から引退の申し出しに会社にいきます」と引退をほのめかしつつ、女性に「嫁のことは好きとかじゃないてゆってたくせに」と言われると「もっと給料持ってこいとか言われて、てめぇと嫁の板挟み状態が続いて、どっちもぶっ壊れたわ」と、家庭崩壊を招いた話もしている。  こうした事態に、所属団体は「タイチ選手に事実関係を確認したところ、本人の一連の軽率な行動により相手方を含め、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことについて、深く反省しております」と事実関係を認めた上で「しかるべき処分を行いたい」と、なんらかの処分を行うことを示した。  しかし、この処分で事態が収束するかはわからない。前出レスラーによると「実はこの女性、タイチから話を聞いたらしく、ほかに不倫をしているプロレスラーのことも知っていて、その選手当人が自分のことも暴露されないかとヒヤヒヤしている状態」だという。そのもうひとりの不倫レスラーは「タイチより格上の人気イケメン選手で、不倫相手は複数」というから、所属団体にとっては頭が痛い話だ。 (文=和田修二)

「マグロと一緒で、泳ぎ続けないとそこで止まっちゃう」チャレンジし続ける小橋建太の折れない心

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撮影=尾藤能暢
 2013年5月11日に武藤敬司、秋山準、佐々木健介ら錚々たる顔ぶれとタッグを組み、KENTA、潮崎豪、金丸義信、マイバッハ谷口ら、現在トップを張る後輩レスラーと繰り広げた壮絶な引退試合から約1年。プロレスラー・小橋建太は、引退後も休むことなく精力的に活動を続けている。そんな中、2014年4月25日には『今日より強い自分になる』(ワニブックス)を上梓。この本は、引退試合の舞台裏や度重なるケガや肝臓がんとの闘いを綴ると同時に、その中で培った「折れない心」を、仕事と闘う世の男たちへ向けて伝授するメッセージ集でもあるのだ。 「この本を書くに当たって、最初はちょっと抵抗があるというか、ちゃんとメッセージを送れるのかなって心配もありました。でも、僕の体験談・経験談を書かせてもらっているうちに、どんな職業であろうと、共通することがあるんだなって思って。これも引退後の新しいチャレンジだと思って書き続けました」  小橋の引退後のテーマは、この“チャレンジ”である。小橋は「第2の青春」を求め、引退後から講演やテレビ出演など、休むことなく活動を続けている。その理由を「いろいろなことが試せる期間だと思って。それに、僕はマグロと一緒で、泳ぎ続けないとそこで止まっちゃうから」と言い、さまざまなジャンルへ触手を伸ばしている。  そして、6月8日には、プロレスの聖地である東京・後楽園ホールで、自身がプロデュースするプロレス興行「FortuneDream(フォーチュン・ドリーム)1」が開催される。これは、小橋自身が「この選手の試合が見たい!」と思った選手をピックアップし、団体の垣根を越えた選手たちが集結するビッグイベントだ。出場選手は、全日本プロレスからは金丸義信、鈴木鼓太郎、宮原健斗。その他大日本プロレス、ZERO1、女子プロレスラーも参戦するなど、とてつもないバラエティ感になっている。 「『FortuneDream(FD)』のテーマは“熱い試合”です! 僕が思わずリングに上がりたくなってしまうような、そんな熱い試合を繰り広げてくれる選手を集めました! 今のプロレス界は30~40代の選手が多くて、20代の若手は少ないんですけど、FDでは若手選手も呼んでいるので、自分の団体では目立つことが難しくても、FDで熱い試合をすれば名前を売るチャンスになりますから」  このように、若手に対してもチャンスを与えるというのは、引退してもなおプロレス界やファンに影響力のある小橋だからこそできること。さらには、現在の若手に対して、ちょっとした不満もあるからのようだ。 B0000574_1.jpg 「僕らが若いころは、もっと貪欲だったような気がしますけど、今の若手を見てるとギラギラしたものが少ない。自分たちはどうにかして自分の力でのし上がって、トップになってやろうと思って頑張ってたけど、今はそういうヤツはあんまりいないのかも。もっとギラギラしていいと思うんですけどね」  また、プロレス界全体に関しても「プロレス界が持つ元気、パワーが弱くなっていると思うんです。いろんな団体がありすぎて、そのパワーが分散してることもあると思います。ひとつの場所で固まったら、お客さんもそこに集中しますからね。『FD』では、プロレスラーとして有名な選手よりも、そこで熱い試合ができるレスラーを集めました」という小橋。まさにプロレス団体の枠を超えて、ひとつの場所でエネルギーを放出させようというイベントになっている。この『FD』がプロレス界の本来持っているパワーを爆発させる起爆剤となるのだろか。  さらに『FD』のもうひとつの目玉、いやメーンイベントと言ってしまってもいいかもしれないのが、小橋建太vs長州力のトークバトルだ。小橋と長州。多くのプロレスファンにとって、この2人の接点を見つけるのは難しいはずだ。それもそのはず、小橋本人ですら「長州さんとは、挨拶程度しかしたことがないんです(笑)」というくらいの関係だからだ。これまでリング内外で幾多の名言を生み、マイクパフォーマンスでも超一流の長州と、朴訥でストレートな言葉をぶつける小橋とのこの“世紀の一戦”は、どうなってしまうのだろうか!? 「盛り上がるかもしれないけど、盛り上がらないかもしれない(笑)。それも面白いかなと。長州さんとはこれまで会話もしたこともないし、当日長州さんの会場入りも早くはないだろうから、打ち合わせもできないと思います。何を話すかもリングに上がってみないとわからないですし、そもそもどういう話をするのか想像がつきません!」  現役時代は実現しなかった小橋vs長州の一戦。本人たちですらどういう展開になるのか、まったくわからないこの戦いは、引退した小橋の「第2の青春」の口火を切るバトルになりそうだ。また、今回の『FD』の成功いかんによっては、第2・3弾と続いていくかもしれないとのこと。小橋の大号令のもと、プロレス界が団体やジャンルのしがらみを越えて、ひとつのリングに集結する日が来るのかもしれない。リングを降りたとはいえ、まだまだプロレス界に必要な男・小橋建太の今後から目が離せない。 (取材・文=高橋ダイスケ) ●書籍『今日より強い自分になる』 度重なるケガ、手術とリハビリ、がんとの闘い……。なぜ、小橋建太の心は折れなかったのか? 己との戦い方から、不安に負けないための独自の発想法まで。“鉄人”と呼ばれた男の、メンタルコントロール術。 定価:1400円(税込み) 発売:ワニブックス 発売中 ●日産センチュリー証券PRESENTS 『FortuneDream 1』 開催日時:6月8日(日)開場17時00分/試合開始18時00分 会場:後楽園ホール(東京都文京区後楽1-3-61/TEL03-5800-9999) 詳細<http://www.fortune-kk.com/pages/201406dream.htm>

「北斗晶とのセット以外は……」プロレスから“干された”佐々木健介のタレント人生にも暗雲か

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「鬼嫁 エプロン」
 バラエティ番組などで人気の元レスラー・北斗晶の夫、佐々木健介が先月13日に会見を開き、突如レスラーを引退することを発表した。  健介によると、引退を決意した理由は2日前の同11日に愛弟子の中嶋勝彦に敗れたためで、引退試合は行わず。今後に関しては、3月に入っている舞台の仕事以降、まったくの未定だという。  現役時代は、北斗とともにバラエティ番組に出演するなど芸能活動も行っていたが、芸能活動に専念する意思はなさそうだとか。ソチ五輪の影響をモロに受けたか「いろんなことにチャレンジしたい。まずはスノボ入門の本を買いにいこうかと思います」とも話していたというが、もはやレスラーとしての将来性が見えなくなったようだ。 「頸椎椎間板ヘルニアに悩まされ肉体が限界に近づいていたのもあるが、どこからもお呼びがかからなくなってしまった。というのも、マネジメントを行う妻の北斗が金にうるさく、フリーで活動しているにもかかわらず、オファーをしてきた団体には高額のギャラを要求。さらに、2012年に家族で日テレ『24時間テレビ』のマラソンランナーを務めて知名度がアップしてからは、さらに北斗がギャラをつり上げるようになった。結果、“干された”というのが本当のところのようです」(プロレスライター)  長男と次男は育ち盛りだけに、それなりに稼ぐにはやはり以前からこなしている芸能活動を中心にせざるを得ないが、今後は芸能活動のオファーも減りそうだという。 「現役レスラーという付加価値に加えて、北斗とのセット売りだったからこそ商品価値があった。ところが、タレントとしてのキャラは、いまだに現役の先輩レスラーたちの天龍、長州、藤波らのほうが上。健介は、ピンのタレントとしては芸がない。プロレスの時もそうだが、不器用で観客の空気を読めるようなタイプではなかったので、生存競争が激しい芸能界で生き残るのはかなり難しいだろう」(バラエティ番組関係者)  本気でスノボに取り組んで上達すれば、まだまだ使い勝手もありそうだが……。

JYJジェジュンに絡む、おかしな詐欺師。プロレスばりの煽りでファンも大混乱

女性向けWebサイト【messy】とって出し! 全部読む
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『キム・ジェジュン 1集 -WWW (韓国盤) 』A & G MODES
 11月15、16日、元東方神起にして現JYJのメンバー、ジェジュンのソロライブが横浜スタジアムで行われました。ホッカイロも役に立たずな寒さでしたが、彼は乳首丸だしのエロス全開~! 約3時間にも及んだコンサートは超充実の内容で、ファンならずとも楽しめました。  で、コンサート終了後、彼がTwitter上でファンへの感謝をつぶやいた後に、メンションを投げた相手が今回の主人公、SY氏。なぜ、イニシャル表記かといえば、これ以上、彼へ注目が集まるのを避けるため……よい子のmessy読者はご了承くださいね。  さて、そのSY氏がJYJファンの間で急激に注目され出したのは、ジェジュン本人が8月にこうつぶやいてから。 つづきを読む

「今こそ業界をバッサリ改革すべき」“黒のカリスマ”蝶野正洋が、プロレス界の暗部に斬り込む!

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撮影=尾藤能暢
“黒のカリスマ”こと、プロレスラー・蝶野正洋。武藤敬司、橋本真也とともに「闘魂三銃士」と呼ばれ、ベビーフェイス(善玉)から「狼軍団」でヒール(悪役)ターン、以降も「nWo ジャパン」、「TEAM2000」を結成し、一大ムーブメントを築いた男。常にプロレス界をリードし、その頂点を極めたカリスマは、業界全体が衰退している今、一体どんなことを考えているのだろうか。著書『プロレスに復活はあるのか』(青志社)で、これまでタブー扱いされていた現役レスラーによる業界への苦言を呈した彼の真意とは? ――まずは、本書『プロレスに復活はあるのか』を出版しようと思ったいきさつを教えてください。 蝶野正洋(以下、蝶野) 今年9月で50歳という節目を迎えたのが理由のひとつ。それまで新日本プロレス(1984~2010年まで所属)で選手兼フロントの立場でやってきて、デビューから10~15年で(自身やプロレス界の)状態がすごく上がっていたんですけど、20年目くらいから下降してきて。それを止められたし、業界全体をもっと上昇させられたはずだという思いがあったんです。 ――2000年頃までのプロレス人気をもっと維持、上昇させる手段はあったと? 蝶野 ええ。オレがこれまで蓄えた知識や経験を、プロレス業界全体で共有したほうがいいと思ったんですよ。プロレス団体は昔から分裂を繰り返してきて、新日本プロレスも、今自分がアドバイザーとして携わっている全日本プロレスも、経営陣がもともとプロレス業界じゃない人たちになっている。新日本にいたときも、ユークスさんが経営に入って、現場のことをゼロから教えなきゃいけない状況でした。これは残して、これは切り捨てるという判断は、業界外には分かりづらいし難しいんです。それなのに業界はそのままで進んでしまって、無駄な時間があったなと感じて。ほかの団体もそうですけど、他業種からオーナーが入って来たときに、同じことを繰り返さないように注意したいんです。そうすれば業界はもっとよくなるはずです。 ――著書の中では、業界に対して苦言を呈していますが、当の業界関係者からの反響はありましたか? 蝶野 業界に古くからいる人たちからは「本当にその通りです」ってことを言われてますよ(笑)。ただ、それがわかる人たちが、どんどん業界から排除されているのが現状なので、残る人たちにも最後の投げかけになるのかもしれないですね……。新日本プロレスも、上層部はほとんど変わっていますし。 ――そんな状況の中で、特に危惧している点はなんですか? 蝶野 業界の、悪い意味でのビジネステクニックがあって、過去を見渡してもそれがトラブルの原因になってることが多いんですよ。そこはやめていくべきだと思っています。 ――悪いビジネステクニックといいますと? 蝶野 例えば、チケット販売ですね。チケット=金券(カネ)ですから、そこはしっかり管理しなくちゃいけない。ところが、今でも営業の人間が自分たちで勝手にチケットを発行して、売掛を作っては回収できないってことが多いんですよ。自分で金券を発行しているようなものですから、そこは曖昧にしないで、バッサリ改革するべきです。それを続けていると変な欲がでてくるから、そんな材料なんか持たせないほうがいい。これから業界に入ってくる新しい人たちのためにもね。 ――それが、団体が分裂したり揉めたりする原因にもなっていると? 蝶野 新しく入ってくる営業の人が、そういうのを見るのは嫌気が差すと思うんです。それに、チケットのノルマを与えられて、どっかで行き詰まってしまったときに、自分で金券を作れるというのは、なんかの間違いのきっかけになっちゃうし、やる気や正義感のある若い人たちを変な方向に持っていっちゃう可能性も大きいですから。 B8411291.jpg ――蝶野さんの目にも余る悪習だったんですね。 蝶野 みんな、言われればわかるんですけどね。営業の人間が分裂を繰り返していくうちに、根本の原因を忘れて、人同士のケンカになっちゃって。何が最初のケンカのきっかけだったのかっていったら、カネなんですよ。本にもそのことを書いているので、業界の古い人たちからの反響がしっかり来るのではないかなという感じはしてますね。 ――ところで、新日本プロレスがブシロードの子会社になってから、集客数が2~3割伸びているそうですけど、蝶野さんはどう感じていますか? 蝶野 先日、久しぶりに新日本の会場に行ったんですけど、オレたちがいた頃に少しずつ近づいている気がしますね。プロモーターと話したんですけど、全盛期の3分の1、最近ようやく2分の1くらいの集客に戻ってきたように感じます。長州(力)さん、藤波(辰爾)さんの時代はテレビのプロレス、オレたちの世代は紙=週刊誌のプロレスで、今はSNSをはじめとするITの時代。その攻め方が世間とうまくマッチングすれば、全盛期の2~3倍の集客も可能だと思います。 ――そこまで集客を伸ばすために、今プロレス業界がするべきことはなんでしょうか? 蝶野 今、プロ野球全試合で、半年間で864試合(リーグ戦のみ)ありますよね。今のプロレス団体の規模でやったら、とてもそこまでの試合数はできない。それに、例えばゴールデンウィークなら、どの団体も東京、大阪、名古屋など人が多い都市で試合をやりたがるから、そこで客の奪い合いが起きるんです。日本全国どこへ行ってもゴールデンウィークなんだから、最低でも西と東、その中でもさらに3ブロックに分かれて、それぞれが興行をしなきゃいけないんですけど。それは、業界としてスケジュールを組まなきゃいけないし、そうすると団体数も多くなきゃいけない。そこが全然発展していないので、それができる興行体制、選手体制を作らなきゃいけないんですよ。 ――それを難しくしている要因は、どこにあるんでしょうか? 蝶野 「あの団体とは一緒にやりたくない」っていう上層部同士のぶつかり合いもありますし、会場の問題もそうですね。会場となるホールや体育館は1年前に押さえて、2~3月前までキャンセルを受け付けるんですよ。だけど、それが今では大きい会場でもイベントが少なくなってきて「半年前に確定の内金を入れてください」という状態。興行は変更になることも多いから、なおさら業界全体で年間スケジュールが立てづらいんです。でも、今の業界が衰退しているときこそ、お互いが歩み寄って全体の管理ができる時期だとは思っているんですけどね。 ――今の若い選手に対して思うところはありますか? 著書の中では「怒りが足りない」とおしゃってましたけど。 蝶野 今の選手もオレらの若い頃もそうでしたけど、キレイな試合を組み立てたい、競技を見せたいっていう意識が強いんですよね。先日、全日本の解説に行って、ドリー&テリー兄弟のザ・ファンクス対淵(正信)さんと西村(修)の試合を見たんですけど、最初はザ・ファンクスの二人とも自分のいいところを見せようとしていて。もういい年なんで、それでいいと思ったんですよね。ところが、淵さんのキックがドリーの口に入って出血した途端に、ドリーの戦い方が変わったんですよ。ドリーはもう72歳なのに、カーっとなっちゃって(笑)。 ――ドリーほどの技術と経験を持っている選手でもそうなってしまうのが、プロレスなんですね。 蝶野 もうジジイなのに(笑)。現役選手には勝てないけど、相手に立ち向かっていくあの気持ちはプロだと思いましたね。闘争心に火が付いたところで初めて戦いが始まるのがプロレスなんですよ。 B8411279.jpg ――近年、蝶野さんは試合への出場を控えめにしていますけど、その怒りやフラストレーションはどこで発散しているんでしょうか? 蝶野 今は若い選手の相談に乗ったり、攻防面でのアドバイスをしたり、選手を焚きつけることで発散してます。「ここはチャンスだぞ、やってしまえ!」と(笑)。 ――蝶野さんが若い頃も、そうやって焚きつけられてたんですか? 蝶野 オレは焚きつけられた選手を仕向けられるほうだった(笑)。三銃士は好き勝手にやってたから、上の人からしてみたら押さえつけるのが大変だったって。だからマサ(斉藤)さんなんかが、(ビッグバン)ベイダー、(クラッシャー・)バンバン(・ビガロ)、(スコット・)ノートンら外人選手をけしかけてたみたいで。相手に「マサが『あいつらは若いから何やってもいいぞ!』って言ってたぞ」って聞いて、「マサさんが!? なんだとコノヤロー!」って感じで、滅茶苦茶やられては、やり返して(笑)。 ――確かに、その当時は激しい試合が多かったですね! 蝶野 ノートンなんか腕力はあるけど経験がないから、まともにやったらプロレスにならない。それでマサさんが「おいノートン、お前は力が強いんだから腕力だけでぶん殴ってこい!」なんて焚きつけてさ。武藤さんなんて、それでケガしちゃって。 ――武藤選手とノートン選手の試合はすごい試合が多かったですが、マサさんが後ろで糸を引いていたんですね! その武藤選手とは最近、やりとりはあるんですか? 蝶野 最近はないですね。武藤さんが全日本を辞める騒動のちょっと前に、彼の右腕である内田(雅之)さんを通して、「現場ではここに気をつけないと、足元をすくわれるぞ」っていうアドバイスをしたりはしてたけど、結局、現場じゃなくて上層部と揉めちゃったから、そこはノータッチでした。 ――武藤選手は独自路線、自分の思った道を突っ走る人ですよね。 蝶野 それはそれでいいと思いますよ。武藤さんの全日本は、彼をトップにキレイな縦社会が形成されていて、とてもよくまとまっていましたし。ただ、縦社会になりすぎると、下の選手がいつまでも上に行けないんですよ。オレたち三銃士は自分たちの意見を出して、その上を倒していったんですけどね。今の若い奴らは、手を上げて物を言わない。アンダーテーブルで意見交換をし合って、ヘタしたらみんなで手を上げて意見を言うような感じ。それは時代の風潮なのかもしれないけど、オレは自分から手を上げて、前に進んで行きましたから。 ――蝶野さんは本当にいろんなことをしていますよね。プロレス以外でも露出が多いですし。それもプロレス人気復活のためにやっていることですか? 蝶野 いや、そこらへんが難しいところで。(月亭)邦正をビンタするのは、プロレスにつながってないような気がしてきて(苦笑)。プロレスを知っている人は「お、蝶野が出てる」って注目してくれるけど、若い人には違ったイメージが付いちゃったみたい。それはしょうがないですけどね(笑)。まぁ、プロレスラーとして見てくれる分にはいいかなと。 ――十分、プロレスラーの強さは伝わっていると思いますよ(笑)。最後に、本には書ききれなかったこと、あえて書かなかったことってありますか? 蝶野 それはプロレス界が次のステップに移行するための方法論です。各団体、関係者には提案していますけど、それはオレのライフワークとしてこれからやろうとしていることだから。ファンにはその活動に注目してほしいし、期待していてほしいですね。 (取材・文=高橋ダイスケ) ●ちょうの・まさひろ 1963年9月17日、アメリカ・シアトル生まれ。84年10月、新日本プロレスでデビュー。海外修行から帰国後、武藤敬司、故・橋本真也とともに「闘魂三銃士」を結成、一躍看板選手へと成長を遂げた。とりわけ96年以降、一大ムーブメントとなった「now」の総帥として絶大な存在感を発揮。その後、「TEAM 2000」を結成。10年2月に、デビュー以来26年所属していた新日本プロレスを離れ、現在フリーランスとして活動中。