ソウルでイチバン面白い!? 夜遊びは彼女のマンションで「オフィステル」

officetel01.jpg
マンションの中は完全なプライベート空間。だからか、女のコはこんなセクシーなスタイルで迎えてくれた。
前号・キスバンから続く)  コーディネーターのチョ氏、その友人のピョ氏と3人で宣陵(ソルルン)駅から江南(カンナム)に続くテヘラン通り沿いを歩きつつ、ソウルのニュー風俗の話題に花を咲かせる。 「このテヘラン通り周辺は、オフィスがたくさんあります。だから、風俗店もたくさんあります。キスバンの他にも“オフィステル”という風俗があります」  韓国語なまりの優しい口調でチョ氏が言った。それこそ、記者が入りたかったソウルのニュー風俗なのだ。 「オフィステル」とは、事務所兼用のワンルームマンションのことで、それを舞台とした風俗がある。いわばマントルだ。昨年、摘発されたオフィステルには、日本やヨーロッパからの留学生の女のコもいたというニュースがあった。 「あっ、このビルは、ボクがよく行っていたオフィステルが入ってるビルです(笑)」
officetel02.jpg
小さな部屋がずらりとならぶオフィスやマンションに、最新風俗が入ってる可能性が高い。
 駅三(ヨクサム)駅近くを歩いているとき、そう言いながらチョ氏は笑った。どうやって店を探すのかというと、日本のデリヘルのように、オフィステルの検索サイトがあり、そこからそれぞれのホームページにアクセスし、電話予約するというシステムだ。ということは、ここでも言葉の壁が立ちはだかってしまったことになる。 「日本人じゃ断られるかな?」  そう嘆く記者にピョ氏が言った。 「めんどくさいけど、全部の店に電話して聞いてみるしかないです。やってみましょう」
officetel03.jpg
オフィステルの検索サイト。帰国してからわかったが、日本人用に日本語サイトを持つオフィステルもあるが、2万円以上とお値段は高めだ。
 ピョ氏はサムスン製の巨大なスマホで検索した店に電話して、日本人でも大丈夫か聞いてくれたのだ。そして数軒目に可能な店が見つかり、潜入できることになった。料金は60分15万ウォン(約1万5,000円)で、パガジ(ぼったくり)されることもなかった。  向かったのはカンナム駅近くにあるマンション。指定された部屋に行くと、迎えてくれたのは、ブスでも熟女でもないけど、超美人でもない20代半ばのフツーの女のコだ。カタコトの英語で話すと、昼間はOLをしているという。  まあ、ここまでくれば、もうそれほど多くの会話は必要ない。彼女の部屋に遊びに来たという感覚の、いわば逆デリヘルだ。その内容は、日本の風俗とは違って、もちろん最後までのカンナムスタイルだった。
officetel04.jpg
照明が暗いので、明るくしてほしいと言うと「恥ずかしい」と言われてしまった。
 しかし、このあと、楽しみにしていた、ある期待をくつがえすことがソウルの街で起きようとは、知る由もない初日の夜だった。つづく……。 (写真・文=松本雷太)

韓国“おっぱい丸出しで踊る”アウディ女 今度は街頭で「トップレスデモ」を展開中

audy02.jpg
 以前、日刊サイゾーで報じ、大反響を呼んだ、アウディ女(記事参照)。自称、韓国・アウディ社で働くディーラーで、自身の裸体をSNS上にアップしたり、クラブでおっぱい丸出しで踊るなど、その破天荒な行動が世間の注目を浴びた彼女だが、4月に入ってさらに精力的に活動を続けている。まず目を惹いたのは、「食肉反対」というスローガンを掲げながら、自分の体を肉の部位に見立てる画像をアップした騒動だ。「カルビ」「肩ロース」「お尻の肉」などと自身の体に説明を書き込み、動物愛護を訴えた。アウディ女はその後、その姿のまま韓国の山手線「地下鉄2号線」に出現し、周囲をアッと驚かせている。ほかにも「食用じゃありません! 人間の友達です。犬食反対」というスローガンを掲げながら、愛犬と思わしき白い犬とのツーショットを公開したり、またある日は「毛皮反対」を訴え、ソウルの名所・光化門の世宗大王の像の前にトップレスで出現した。
>audy03.jpg
audy05.jpg
audy06.jpg
 その数日前には、自宅で撮影したとおぼしき1枚の写真をアップ。こちらのボードには「世の中には、売買できないものがあります。性売買反対!」と書かれていた。最近では、18日に清渓川に再度登場。「AVに出演した女性も誰かの母親」というプラカードを掲げ、街頭活動にいそしんだ。
aufy09.jpg
 韓国社会では、人前で肌をさらすという行動はあまり歓迎されない。例えば、普段は放送禁止ギリギリのセクシーダンスを踊るアイドルたちでさえ、水着撮影はNGである。とても矛盾しているのだが、いずれにせよ、肌を出す女性=下品な仕事をしているという社会的通念がある。アウディ女の行動は、そんな韓国の社会的常識に冷や水を浴びせ、物議を醸しているのだ。  彼女のインスタグラムアカウントをのぞいてみると、過去に海外でヌードデモをした女性たちの写真が多数アップロードされている。彼女が行っているパフォーマンスのほとんどは、そのオマージュである。ただの目立ちたがり屋か、それとも社会運動家なのか――。アウディ女の正体はいまだ不明だが、その動向は今後さらに注目が高まりそうだ。 (取材・文=河鐘基)

「上海アダルト展」ゲストの日本人AV女優がリストラに!? 当局の締め付け強化が原因か

avout01.jpg
 4月9~12日までの4日間、毎年恒例の上海アダルト展(中国国際成人保健及び生殖健康展覧会)が開催され、今年は200以上の企業がアダルトグッズの販売や展示を行った。   アダルト展の大きな目玉企画といえば、日本人AV女優によるファンとの交流イベントだが、今年のゲストはJULIAと桜井あゆの2人のみ。昨年はJULIA、北川エリカ、北川瞳の3名が招かれており、AVファンにとっては残念な規模縮小となった。
avout02.JPG
会場で展示されていたアダルト商品。写真は中国製ダッチワイフ。見るからに粗悪だ……。
 しかし現地メディアによると、今回のアダルト展では当初、5名の日本人AV女優が招かれることになっていたという。  突然行われた“リストラ”に、中国版Twitter「微博」では、AVファンらを中心に 「年に一度の楽しみなのに……」 「運営者は事の経緯を説明すべきだ!」 と、怒りの声も上がった。
av03.jpg
削減されたAV女優の代わりに導入されたポールダンスだが、AVファンの怒りは収まらない……
 一方、「背後には中国政府の意向がある」と指摘するのは、中国在住フリーライターの吉井透氏だ。 「最近、中国のテレビ番組では、各地で開催される自動車ショーでも、露出度の高いコンパニオンの起用が禁止されるなど、政府の主導による風紀引き締めが行われている。今回のAV女優の起用に関しても、政府の指導があったと考えられます。12回を数えたアダルト展ですが、現在のようなエンタメ型の展示は、今年が最後になってしまうかもしれません……」  とはいえ、中国人男性にとって彼女たちは依然、女神のような存在だ。中国で、いまだ人気ナンバーワンAV女優の座に君臨する蒼井そらは、微博アカウントのフォロワー数が1,500万人以上。さらに、微博に開設されている日本人AV女優アカウントのフォロワーは、合計3,000万人を超えている。広告業界では、フォロワー1,000万人クラスのアカウントは、テレビ局に匹敵する情報発信力があるとされている。政府が恐れているのは、彼女たちの影響力なのかもしれない!? (文=青山大樹)

韓国で大ヒット! ドラマ『未生』に見る、“日本以上にシビア”な韓国非正規社員の実態とは

misei.jpg
『未生』
 昨年末に韓ドラ史を塗り替えた、話題のドラマがある。『未生』(2014年tvNドラマ)がそれだ。このドラマ、有料放送であるにもかかわらず、民放を含む同時間帯視聴率1位(一部年齢層を除く)を記録。囲碁の世界で天才と称され、プロの道を目指した主人公が、夢を諦め、26歳で一流貿易会社のインターンとして働くことに。貧困家庭で育った高卒の主人公が、周りにバカにされながらも必死に努力し、成長していく姿を描いている。一見するとよくあるサクセスストーリーに思えるが、既存のドラマと大きく異なるのは、出生の秘密や四角関係、記憶喪失といったような、韓ドラではおなじみの要素がまったく登場しないところにある。それだけではなく、財閥や悲劇のヒロインすら出てこない。にもかかわらず、ヒットした理由はどこにあるのだろうか?  その一番の要因は、等身大の若者を主人公に据え、韓国の厳しい“格差社会”の現実と、サラリーマンの悲哀をリアルに描いたところにあるだろう。本作は、韓国の契約社員の実情や低賃金問題、離職率の問題、セクハラ問題などがこと細かに描かれているのが特徴で、実際、韓国の非正規雇用問題は日本以上に深刻だ。昨年8月には、パートタイマーを含んだ非正規社員の数は600万人の大台を突破。6~8月の正社員の平均月収は260万4,000ウォン(約28万7,000円)だったのに対し、同時期の非正規社員の平均月収は145万3,000ウォン(約17万2,000円)にとどまっている。下請け会社の非正規雇用者を簡単に解雇したり、差別したりというのは日常茶飯事。学歴や男女差別もある。そんな理不尽な立場に立たされている契約社員の姿を、あざとい演出なしに丁寧に描くことで、視聴者の共感を呼んだのだ。  そんな『未生』フィーバーは放送終了後、4カ月以上たった現在でも続いていており、本作に対するSNSを中心にネットへの書き込みは後を絶たない。中には「サラリーマンの教科書」と絶賛する若者や、「まるで自分の会社の話のようだ」と共感する声も多い。  韓国のマスメディアも、毎日のように『未生』の話題をひっきりなしに取り上げ、ヒットの要因を分析する研究者まで出てくるほどだ。すでに、続編も製作中だという。  ただし、『未生』の大ヒットは、現代韓国の社会問題の深刻性の反映でもある。そう考えると、手放しで喜んでばかりいてはならないのかもしれないが。 (文=平松相善)

『嫌われる勇気』が韓国でもベストセラー “日本式”自己啓発本が韓国出版界を席巻するワケ

kirawareru.jpg
『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)
 日本で話題のベストセラー『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(著:岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社)が、韓国でも大ヒットしている。フロイト、ユングと並び“心理学の三大巨頭”と称される、アルフレッド・アドラーの思想を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめたこの本、去年11月に出版された韓国語版は、最近25万部を突破。現在、ベストセラー1位の座を10週連続で守り続けている。この異例の現象は「アドラーシンドローム」と呼ばれ、心理学者アルフレッド・アドラーに対する関心が非常に高まっている状況だ。  今年に入って韓国の書店に登場した、アドラー心理学に関する書籍は約10冊。中には『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎の『アドラー心理学入門』(ベストセラーズ)や『アドラー 人生を生き抜く心理学』(NHKブックス)、『困った時のアドラー心理学』(中央公論新社)や、星一郎の『アドラー博士が教える「失敗に負けない子」に育てる本』(青春出版社)などの翻訳版が多数を占めている。  近年、韓国の出版業界は、非文学や自己啓発書がベストセラー上位を独占する傾向にある。20代の青年たちを励ます『つらいから青春だ』(キム・ナンド著)や、社会現象にもなった“ヒーリング”を代表する『立ち止まれば、見えてくるもの』(恵敏著)が爆発的に売れたのは、韓国社会の厳しい状況を直接表すもの。『嫌われる勇気』の人気もまた、そのような潮流を受け継いだものと見ていいだろう。  例えば、世界的にもニュースになった大韓航空の「ナッツリターン事件」。厳しい上下関係や権力者による不当な待遇問題が明らかとなったこの事件で、韓国人は現代社会の複雑な人間関係にどううまく対処していくかを、あらためて考え始めた。また、Facebookの“いいね!”やTwitterの“RT”の数によって自分の価値が左右されると勘違いして、自分を偽る人が増えている。社会的に欠乏している「勇気」と「自由」に対する答えを求める韓国人から見ると、嫌われる勇気を持てというのはまさに目からウロコ。多くの人々が共感せざるを得ないのだ。  読者からは「今まで求めてきた“ヒーリング”が、究極の解決法にはならないと気付かされた」「もう一歩踏み出せる勇気を与えてくれた」「ジークムント・フロイトの時代は終わってほしい。これからは希望を持ちたい」といった好意的な感想が寄せられている。  最近韓国でも、日本の“さとり世代”と似たような“達観世代”が登場し、問題になりつつある。就職難、劣等感と闘う達観世代に、他人に認められたい欲望を捨てて主体的な人生を歩むように語りかけるアドラーの教えは、果たしてどのように彼らを導くか気になるところだ。 (文=イ・ハナ)

「1万2,000人買春校長」vs「セクハラ連発女性教授」!? 日韓“性”職者対決の軍配は?

6307904397_80f135124d_z.jpg
イメージ画像 Photo By Marc Smith from Flickr.
 横浜市の元公立中学校長が25年の間に未成年の少女を含む1万2,260人の女性を買春し、その様子をデジタルカメラで撮影したとして、児童ポルノ法の容疑で逮捕された。元校長は1988年から3年間のフィリピン赴任中に買春を始めて以来、長期休暇を利用して計65回の渡航を行い、買春を繰り返したという。公立中学元校長のぶっ飛んだ性事情は、世界にも大きな衝撃を与え、お隣・韓国でもこのニュースは大々的に取り上げられた。韓国ネチズンの反応もさまざまだ。 「日本はロリコン校長事件で騒々しいな」 「さすが“性”進国!」 「自慰も一生でそんなにできないと思うんだけど……」  他人ごとのように捉えている反応も多いが、実は韓国の教員による性に関する事件も負けてはいない。最近も、韓国で東大に相当する名門ソウル大学で、多数の女子学生に常習的にセクハラを行っていたA教授が罷免されている。  A教授は以前からセクハラ疑惑があり、昨年11月に調査が入って今回の処罰につながった。また、A教授はこの件とは別に、2008年から昨年7月までに9人の女子学生に対して計11回のセクハラを行ったとして、ソウル北部地方裁判所で裁判も受けている。さらに、ソウル大学はA教授が罷免されたことにより、同じくセクハラ疑惑の絶えないB教授の去就にも注目が集まっている。名門大学教授の相次ぐ性問題は、まだまだ根が深そうだ。  男性ばかりではない。4月15日には、韓国のある大学の女性教授が男子学生へのセクハラ疑惑で3カ月の停職処分を受けたことが明らかになった。その女性教授は、男子学生2人に対して数カ月にわたって、EメールやSNSを通じて性的羞恥心を与えるようなメッセージを送り、酒の席で常習的にセクハラ発言を繰り返したようだ。    女性教授は「学生たちが誤解したことであり、性的な意図はまったくなかった」と弁解しているが、「女教授がセクハラ!?」と韓国国内で大きく注目を集めてしまった以上、教職への復帰は難しいだろう。  ちなみに、韓国政府はあまりにも続く教員たちの不祥事に今後、国公立大学教授と小・中・高教員が未成年を買春したり性暴行した場合、不正の程度に関わらず罷免する制度を導入すると明らかにした。若干、手遅れな感じはいなめないが、これで韓国のセクハラ教員が激減すればいいのだが……。

【韓国・集団万引事件】被害店「処罰望まない」発言の裏に、韓国“強烈”モンスターペアレンツの存在?

8404989590_63e4e6eb27_z.jpg
イメージ画像 Photo By Seoul Guide Korea from Flickr.
 韓国・東大門のショッピングモールで、日本の高校生が集団万引した事件について、ショップの店主たちが「生徒たちの処罰を望まない」と、警察に伝えていることが明らかになった。  3月27日の午前10時ごろ、親善試合で韓国を訪れていた日本の某高校のサッカー部員たちが、ベルトや財布など700点余り、25万円相当の商品を万引した。  この事件を受け、韓国警察は4月13日に「“特殊窃盗”の容疑で同高校部員22名を調査、書類送検する予定だ」と発表した。同時に「偶発的とはいえ、被害点数が多く、団体での犯罪だけに罪は決して軽くない」とコメント。事件が社会的に大きく扱われる可能性が高まったが、そこへきて、実際に被害に遭ったショップの店主たちが、警察に処罰をしないよう申し出たというわけだ。  今回、店主たちが処罰を望まないとしたのは、生徒たちの前途を案じたため。また、事件が波紋を呼び、「韓国は怖い」という世論が日本で蔓延するのを危惧しているためだという。東大門のショップ経営者たちにとってみれば、ここ数年、日本人観光客が減っているとはいえ、大事なお得意様であることに変わりはない。謝罪や返品が済んだため、水に流そうという空気が優勢となり始めている。  この店主たちの申し出の背景には、日本の関係者の事件後の対応が大きく影響しているのかもしれない。一部韓国メディアは、同校の教員や父母の対応を好意的に伝えている。  例えば、国民日報のウェブ版は、高校で対策会議が開かれたこと、そこで教員と父母が膝を交えて議論したこと、韓国で取り調べを受けると決断したことなどを詳細に報じている。また、次のような警察関係者のコメントも紹介した。 「未成年者だし、罪を認め返品しているので、裁判までは至らないだろう。日本の父母が正直な決断をした。ウリナラ(韓国)の父母ならそうはしないはず」  というのも、韓国の親は超が付くほど過保護だとよくいわれる。子どもの行動をチェックするため学校の寄宿舎に監視カメラを設置したり、子どもが入社した際の人事が気に食わず、会社に文句を言いに行くなど、その過保護エピソードが日夜報じられている。そのような父母は、子どもの周りを旋回する“ヘリコプター父母”と揶揄されているのだが、最近ではそのワンランク上をゆく“爆撃機父母”が登場。これは、宿題も、診察の際の問診も、友達とのケンカ仲裁も、すべて子どもの代わりにやってやる親のことを指すという。  もし韓国の生徒が万引をしても、「もう一度日本へ行って謝罪してこい」と言う父母はいなかったはず。前述の警察関係者は、そんな日韓の父母の対応の違いを踏まえてコメントしたのだと思われる。  今回の万引騒動について、韓国国内ではまだまだ批判が多い。ウェブ上では「モザイク処理を外せ」「まだ盗み足りないのか」「競泳代表選手(冨田尚弥選手)といい、万引は(日本)国技」などいった書き込みが散見される。  前述の通り、韓国の当事者たちはすでに、経過を見守りながら事件拡大を防ごうとしているが……。今後、この問題がどのように解決していくか、見守りたい。 (取材・文=河鐘基)

「性行為や性器が……」韓国政府が接続遮断した“わいせつ物”19禁ウェブ漫画の過激描写とは

webtoon.jpg
「LEZHIN COMICS」より
 ウェブトゥーン(Web Toon)というものをご存じだろうか? 文字通り、「Web」と「Cartoon(漫画)」を組み合わせた造語で、ウェブ上で公開されているデジタル漫画のこと。韓国では2003年からネット上に姿を見せ始め、Daum(現Daum Kakao)、NAVER、Nateといったポータルサイトを通じて爆発的に普及。スクロールでコマ送りし、すべてがオールカラーというWebの特性を生かしたコンテンツであり、多くの作家たちがプラットホームに作品を提供したことでコンテンツのボリュームも増え、今では韓国の3~4人にひとりが読んでいるといわれるほど。映画『隠密に偉大に』、ドラマ『未生』など、映像化された作品も多い。  韓国の大手通信会社KT傘下のKT経済研究所によると、2014年度のウェブトゥーンの市場規模は2,010億ウォン(約201億円)。同経済研究所の調査によれば、12年度は1,000億ウォン(約100億円)だっただけに、わずか2年間で2倍になったことになり、18年には市場規模が8,805億ウォン(約881億円)まで拡大する見通し。1兆ウォン(約1,000億円)市場になることも夢ではないという。  そんなウェブトゥーン市場で爆発的に業績を伸ばしているのが、13年からスタートした有料サービス「LEZHIN COMICS(レジンコミックス)」だ。ポータルサイトが展開するウェブトゥーン・サービスは、ポータルサイト側が作家に原稿料を支払い、ユーザーはほぼ無料で楽しむことができるが、有料のウェブトゥーン・プラットホームとして2013年にサービスを開始したLEZHIN COMICSは、サービス開始からわずか2年で有料会員数700万人を突破。昨年の売り上げは100億ウォン(約10億円)を超えたというのだ。  そして、その急成長の原動力となったのが、韓国では「19禁(数え年で19歳以下の閲覧禁止)ウェブトゥーン」だといわれている。ポータルサイトのウェブトゥーンが「学園モノ」「恋愛ドラマ」「SFアクション」「コメディ」などをアップロードする中、LEZHIN COMICSは、『悪い情事』『若い彼女』『カラダがいいオトコ』など、タイトルを見ただけでそれとわかる成人漫画に力を注いできた。ためしにLEZHIN COMICSの売り上げランキング・ベスト10を調べみると、1位から5位までが「19禁ウェブトゥーン」なのである。  そんなLEZHIN COMICSは、韓国政府からも目を付けられている。3月26日、政府から委嘱された委員たちで構成される韓国放送通信審査委員会が「19禁表示はあるが、性行為や性器が余すところなくそっくりそのまま露出されている。わいせつ物と判断する」として、LEZHIN COMICSへの接続を遮断するという処置を断行したのだ。成人ウェブトゥーン以外のサービスも遮断されたことにユーザーたちが猛抗議したため、騒ぎは1日で終わり、その後は正常にサービスが行われているが、「19禁ウェブトゥーン」を得意とするLEZHIN COMICSは今後も何かとマークされることは間違いないだろう。  ただ、そんな邪魔が入ったとしても「19禁ウェブトゥーン」は衰退するどころか、ますます勢いを増しそうな気配だ。 「19禁ウェブトゥーンの読者層は、意外にも男女比3対7で女性が圧倒的に多い。特に20~30代の女性たちに人気で、作者も4対6と女性作家が多いです。女性作家たちは、作品作りのために日本のアダルトビデオを見て研究したりもする。そんな熱心さに、女性たちも熱くなる。この流れは止められません」(LEZHIN COMICS関係者)  さしずめ、韓国版レディスコミック隆盛時代といったところか。エッチな女子たちのおかげで、韓国のウェブトゥーン業界は、ますます勢いが増しそうな予感だ。

もはや高級ブランド品だけじゃない! “パクリ大国”韓国で、名門ソウル大学を騙る詐欺が横行中

4526373066_1562a9d1bd_z.jpg
ソウル大学(Photo By jgmarcelino from Flickr.
 日本では最近、商標法が改定となり、新たに“音”や“色”なども商標登録ができるようになった。さっそく、大幸薬品が「正露丸」のCMで流れる軽快なラッパの旋律を音商標として出願。2008年の最高裁で「正露丸」の商標が「一般的な名称」という判決が下されていたため、大幸薬品としては自社商品の商標を守るために気合が入っているのだろう。  商標の正当性に頭を悩ませているのは、韓国も同じだ。韓国では以前から商標権を侵害するパクリ問題が多く起きている。昨年2月にも、「シャネル」や「ルイ・ヴィトン」などの高級ブランド名がプリントされたペット用衣服を販売し、9億ウォン(約9,000万円)を荒稼ぎしていた業者が逮捕されている。  そんな韓国では最近、高級ブランド品にとどまらず、大学の権威を利用しようとする事例も多発している。特に問題となっているのが、日本の東京大学に相当する国内屈指の最高学府ソウル大学を名乗った詐欺だ。  先月中旬、ソウル大学側に、とある男性から「自分が買ったもやしは、本当にソウル大産なのか」という電話がかかってきた。大学側が至急、調べてみると「ソウル大が開発した」というキャッチコピーを用いたもやし業者が発見された。もちろん、ソウル大からすれば寝耳に水のこと。警告を受け、もやし業者はコピー文を撤回したが、この問題はまだまだ氷山の一角である。  中には、ソウル大学の最寄り駅に、ソウル大のロゴなどが入ったジャンパーを着せたアルバイトを立たせ、ソウル大関係者を装って健康食品を販売して摘発された業者もある。さらに、ソウル大図書館に勝手に本を寄贈して、「名門校が認めた本」としてアピールするところまであるというから驚きだ。  ソウル大学のブランドを悪用した詐欺は、商品だけではない。ある私塾では、「ソウル大キャンプ」といううたい文句で、高校生30人ほどをソウル大学に集め、学食で食事をとらせるイベントを開催。大学との密接な関係を装ったとして告訴される仰天の事件まで起きている。この塾は「大学の学食でご飯を食べることがそんなに問題なのか」と憤りながらも、以降のキャンプを中止にしている。厚顔無恥とはまさにこのことだろう。  ソウル大学はこうした大学名を無断使用した詐欺に対して、2012年から今年3月までに、なんと64件もの訴訟や警告状発送をするはめになったという。現在、ソウル大学では大学名を商標として管理するようになったが、今でも1日に最低1~2件、商品が本物かどうかの問い合わせ電話がかかっているそうだ。  さらに、ソウル大学に関するトラブルは個人レベルでも起きている。今年のソウル大学の入試では、修学能力試験の後に、ほぼ満点解答に偽造した成績表をインターネットに掲載し、カットラインの上昇を示唆して競争相手を減らそうとした20代男性が立件される事件が起こった。逮捕された男性は「どうしてもソウル大に行きたかった……」と供述するなんとも情けない話だが、ソウル大学は韓国最高峰の大学だけに、これからもブランド力を利用しようとする動きは続きそうだ。 (文・取材=慎虎俊)

「結婚しなくてもいい」女性増加で、柴咲コウ主演“三十路女子映画”が韓国でヒット中? 

418rfW6IyEL.jpg
『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(アリオラジャパン)
 4月9日から韓国で公開されている、柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ主演の邦画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(以下、『すーちゃん~』)が話題を集めている。  韓国での公開タイトルは『結婚しなくてもいいか』。益田ミリの人気4コマ漫画を原作とする本作。韓国の原作ファンからは「原作が面白かったので、映画も期待大」と公開を待ち望む反応が多かったが、試写会などでいち早く鑑賞した観客からは「女子なら誰でも共感する映画。穏やかな映画だけど、込められた意味は深い」などの絶賛の声が上がっている。  映画のあらすじは、主人公すーちゃん(柴咲)と、その友達のまいちゃん(真木)とさわ子さん(寺島)の仲良し三十路トリオ(元バイト仲間)が、仕事、恋愛、結婚といった10代や20代では感じ得なかったリアルな葛藤を前に、それぞれが思い悩みながらも前向きに生きるという、ともするとどこにでもありがちな平凡な話である。だが、日本同様、女性たちの共感を得ているのは、お隣韓国でも女性の結婚観や仕事観が変化しているからだといえるだろう。  実際、韓国の行政機関である統計庁が昨年実施した結婚に関する意識調査アンケートでは、結婚に対する国民の積極的意識の低下を表す結果が出たという。この調査は13歳以上の男女を対象に結婚にまつわるいくつかの質問を投げかけたものだが、38.9%が「結婚はしてもしなくてもどちらでもいい」と回答したという。この数字に、「結婚はしないほうがいい・してはいけない」と答えた2.0%を足すと、韓国国民の41%が「結婚は必ずするべき」とは思っていないということになるのだ。さらに付け加えると、「結婚はしてもしなくてもどちらでもいい」の男女比は男性34.4%に対して女性43.2%と、女性のほうが「結婚しなくてもいいか」と思っているようだ。  それだけに、今の韓国女性たちには『すーちゃん~』の登場人物たちの感覚がピッタリはまったのかもしれない。  面白いのは、そんな女性の動向や思惑が気になるのか、男性たちの間でも映画が好評を得ているということだ。いわゆる“女子映画”にもかかわらず、一人で劇場に足を運ぶ男性も意外に多いとか。とある映画専門サイトには、映画を鑑賞した男性ファンから映画と原作に関する問い合わせが続いているという。    自立した女性が増えるに従い、大きく変化しつつある、日本と韓国の結婚に対する意識。本作のヒットによって「結婚しなくてもいい」という価値観がさらに広がれば、両国の親たちにとっては悩みの種となりそうだ。 (文=梅田ナリフミ)