北朝鮮情勢にも影響!? 韓国軍兵士の“バカッター”で機密情報流出が止まらない!

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イメージ画像 Photo By USAG- Humphreys from Flick.
 SNSなどに自分の犯罪行為や会社の機密を公開する“バカッター”という言葉が浸透して久しい昨今。どうやら、お隣・韓国にもバカッターはいるようなのだが、その危険度は日本の比にならない。というのも、国家の安全保障に関わる事態にまで進展しているからだ。  韓国国防部が9月に提出した資料によると、韓国軍における「秘密厳守違反」の2014年度の摘発件数は、3,090件。12年は2,470件だったが、大幅に増加していたことがわかった。さらに、今年は上半期だけですでに2,189件も摘発されており、過去最多を記録するのは必至と考えられている。秘密厳守違反は多くの場合、階級の低い兵士たちの違反だ。兵士らが部隊でSNSを利用し、訓練に関する情報を流出させるケースが多いという。  より重大な「軍事機密漏洩」の摘発事例も12年の17件から、14年は25件と急増。もちろん、こちらもSNSが一般化したことが原因として考えられている。  中でも最近、韓国を震撼させたのは、北朝鮮との緊張が強まった8月末に、軍事機密が漏れていたことだ。ある現役中尉が韓国軍の地上戦術統制情報システム(ATCIS)の表示画面を携帯電話で撮影し、そこからネット上に拡散させてしまった。ATCISとは、戦場の状況をリアルタイムで共有するシステムのこと。今回流出した同システムの表示画面には、8月22日に「黄海上に北朝鮮軍のヘリコプターが出現した」「韓国軍のF-15戦闘機2機が警告射撃を行った」「北朝鮮の航空機がレーダーに識別された」といった情報が含まれていたという。ATCISには韓国軍の作戦状況がリアルタイムで表示されるだけに、その表示画面自体が軍事機密扱い。不特定多数が閲覧するネット上に公開されるなど、言語道断だ。  その後、逮捕された中尉は、携帯電話で撮影した表示画面を友人に転送したと話している。その友人が韓国の2ちゃんねると呼ばれる「イルベ」に掲載し、SNSなどによって拡散したとみられている。  ほとんどの男性が徴兵制で軍隊経験を持つだけに、ネット民たちの辛口も生々しい。「兵士たちは携帯電話を持っているだけで違反と言われるのに、幹部たちは携帯で音楽を聴いても問題ないのだから話にならない」「訓練中に兵士たちは汗をかいているのに、幹部たちは携帯でゲームやカカオトークをしているのだから、問題の原因もわかる」「兵士が軍事機密を流出させると厳罰に処されるのに、将校が軍事機密を流出させても、誰もが知っている情報だとして軽い処罰で終わる」などと、ここぞとばかりに不満を爆発させている。  ちなみに韓国軍は、今年6月に米韓が署名した対北朝鮮用の「米韓連合作戦計画5015」の内容を一部漏洩させるという不祥事も起こしている。米韓連合カーティス・スカパロッティ司令官もこれには強い不満を示しており、韓国軍の情報当局は国防部などを対象に大々的な調査に着手している。  もはや“バカッター”などと軽口を叩いてはいられない、韓国軍のずさんさ。SNSで軍事機密を漏洩させている彼らが、とても自国を守れるとは思えない。

リアルファイトに盗撮、乳児遺棄……韓国の地下鉄で巻き起こるトンデモ事件の数々

YouTubeより
 日本、特に東京近郊ではおしゃれでハイソなイメージがあるメトロ(地下鉄)。一方、韓国の地下鉄では日々さまざまな事件が起きている。その様子はカオスそのものである。その中でも特に多いのは、やはり言い争いやケンカ。動画では、おじいさんが見事なパンチで、相手をKOするシーンが出てくるが、老若男女問わず諍いがあちらこちらで起きている。  8月末には、地下鉄の駅に赤ちゃんを捨てたとして10代の女性が逮捕された。彼女は同居中の男性の浮気を疑い口論になった末、腹いせでこの男性との間にできた生後8カ月の赤ちゃんを捨てたと供述している。赤ちゃんは警察に無事保護され、父親に引き渡されたそうだ。ケンカの腹いせに夫に危害を加えるならまだしも、子どもを捨てるとは。なんともいたたまれない話である。    また同8月末には、障害者の名義を借りて、地下鉄構内の売店や自動販売機の権利を独占、荒稼ぎしていた50代男性ら6人が逮捕された。主犯格の男性は障害者団体の事務局長を名乗り、障害者に接触。障害証明書を借りて入札に参加していたという。事件発覚後、ソウルの地下鉄5号線から8号線の売店および自販機256カ所のうち、230カ所を男性らが独占していたことが明らかになった。稼いだ金額は、約1億5,000万円だったと伝えられている。彼らのほかにも、地下鉄や駅構内で不法に商売をしたとして、2013年から現在まで、1万1,000人に罰金命令が下されている。
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地下鉄7号線で許可された車内販売イベント(「navercafe」より)
 9月に入ると、地下鉄駅構内で約400人の女性を盗撮したとして、50歳の無職の男が検挙された。男は10年前に妻と離婚。寂しさと好奇心から、撮影を繰り返したと警察に自供している。好奇心はまだしも、寂しさは完全に言い訳に聞こえるのだが……。今年の夏、韓国では大きな盗撮騒動(記事参照)が相次いで起こったが、この男も盗撮事件の殿堂入りを果たしそうである。  韓国の年配者たちにとって、ソウルの地下鉄は経済発展の象徴。現在は、路線が都市全体をカバーしているため、市民の重要な交通手段になっている。その一方で、日常生活のうっぷんが噴出する場所になってしまっているようである。 (取材・文=河鐘基)

新時代に突入した「オーパルパル」その路地はまるでSF映画のよう……

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女のコたちは夏でも冬でも、このスタイルでニコニコ誘惑してくる。
前号・カラオケサロンから続く)  ひと足違いで美女の群れるカラオケサロンで一杯飲むことができなかった梨泰院をあとに、次に向ったのは、「ソウルの風俗といえばココ」と、誰もがいうアソコである。  案内してくれたピョ氏と別れ、タクシーの運ちゃんに伝えた場所は、「清凉里駅(チョンニャンニヨク)」。目指すはもちろん、オーパルパル。ここ3年ほどソウルに来てなかったので、どうなっているのか気にはなっていた。  ちなみに“清凉里のオーパルパル”とは、韓国でもっとも女のコのレベルが高いといわれるちょんの間街で、性売買特別法が施行される前までは、数といいレベルといい、壮観で圧倒的な存在感のあるちょんの間だった。  しかし、特別法施行後は、他のちょんの間同様、残っていても、女のコの数は激減し、レベルも低下の一途をたどっているという。とにかく最高だったちょんの間の現状が知りたかった。  午前0時近くに清凉里駅前でタクシーを降り、記憶と地図を頼りにオーパルパルに向って歩くと、さっそくポン引きオバちゃんが寄ってきた。ポン引きについて行っても、ろくなことがないのは重々知っているので完全無視でピンクの照明輝く路地に侵入する……。
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高架の横にあった店。今はここが人気店らしい。広めの路地なのでクルマがズラッと駐車している。
 週末の夜だけあって、照明がついている店が多いとはいえ、全体の8割ほど。が、それは見せかけだけで、女のコがいるのは、さらにその半分程度だ。  それでも、ウキウキと路地を歩いてみたが、女のコの顔を見て驚いた。前回来たときもその兆候はあったが、今回ほどひどくはなかった。それは、女のコがほぼ全員、サイボーグというか、リアルフォトショップばかりなのだ!  整い過ぎた目鼻立ちにポッテリした唇。不自然に飛び出たオッパイにくびれ過ぎたウエスト。近未来のSF映画にちょんの間が出てきたら、きっとこんなんだろう。 「これじゃヤル気も失せるわ……」  最近のちょんの間モードはローライズのようで、ペラペラの薄い生地でピチピチのロングパンツやロングスカートはどれも股上が極端に浅く、ヘアーまで見えそうだ。顔は無視して下半身だけ見ながら全ての路地を廻り、「オニサーン」と、日本語で話しかけてきた数人の女のコに料金を聞くと、 「15分 ナナマンウォン」  と、教えてくれた。料金は変わってないけど、アンタたちは変わり過ぎだよ。
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日本語で話しかけてきた女のコのうちのひとり。板野友美をフォトショにかけた感じで、お世話になった諸兄も多いのでは。
 帰り道、日本人の若い男性が数人たむろしていたので立ち話をした。すると、その中のひとりが、 「少女時代みたいなコがいるって聞いたんだけど、どこかにいました?」  夢見てやってきた若者には悪いが、オーパルパルには、少女時代ではなく、“フォトショ時代”が到来しているのだった。  続く……。
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写真右側。市場に隣接した一番端の列の建物は、取り壊されていた。
(写真・文=松本雷太)

キム・ヨナが「聞くだけで涙が出る」韓国国歌の生みの親は、“親日コンビ”だった!?

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 2015年は韓国にとって、独立70周年、日韓国交正常化50周年など、いろいろと記念すべき年なのだが、中でも今注目されているのは、韓国の国歌である「愛国歌」の誕生80周年、愛国歌を作曲した安益泰(アン・イクテ)の逝去50周年だ。  キム・ヨナほか、壇上に立つ韓国の金メダリストが「聞くだけで涙が出る」という「愛国歌」だが、実はこの歌が“親日派”によって作られたものだという証拠が出そろっていることをご存じだろうか?  作曲家・安益泰の“親日行跡”として最も有名なのは、1942年にドイツのベルリンで開催された「満洲国建国10周年記念音楽会」において、自らの指揮の下、自作の「満洲国祝典音楽」を演奏したこと。公開された当時の映像によると、コンサートホールの中央には大型の「日の丸」が掲げてあり、歌詞の内容は日本と満洲国の栄光をたたえ、ナチス・ドイツの健勝を祈るものだったという。その歌詞を手がけたのは、安の後援者として知られる在ドイツ日本国大使・江原綱一。指揮者としてヨーロッパ各国を回っていた安だが、戦後、「満洲国祝典音楽」を演奏できなくなると、すでに作曲していた「韓国幻想曲」に「満洲国祝典音楽」を挿入する方法を使った。2つの曲のメロディーが似ているのも無理はない、というのが専門家の意見である。  また、安が「君が代」を演奏したとの記録が最近になって公開され、話題を呼んでいる。52年、江原が音楽雑誌「レコード芸術」(音楽之友社)に寄稿した「安益泰君の片貌」によると、42年(正確には41年)秋、明治節の朝、日本公使館の儀式に参加した安が、「君が代」斉唱の時、白いネクタイをつけてピアノを演奏していたのだ。「君が代」は、旭日旗と共に韓国人が最も敏感に反応するもの。このニュースは、韓国人に新たな衝撃を与えている。  一方、「愛国歌」の作詞家についても、昔から論争が絶えない。公式には“作詞家未詳”となっているが、有力とされるのが、親日派で有名な尹致昊(ユン・チホ)である。彼は植民地統治時代に日本に渡り、井上馨の斡旋で学問を学び、1882年には東京大学の英語講師に英語を習った経歴を持つ。尹は「私が愛国歌を作詞した」と語り、自筆の歌詞原稿も残していることから、彼が作詞家であることはほぼ間違いがないだろう。しかし55年、韓国国史編纂委員会は「愛国歌」の作詞家を尹と結論付けようと表決を行ったが、満場一致にならず、現在までずるずると結論を引き延ばしているのだ。尹が親日活動を行ってきた影響があったと考えられている。  いずれにせよ、“韓国を愛する歌”が、“親日デュオ”の2人によって作られたという皮肉に、ネットでは「当然作り直すべきだな」「今まで親日派が作った歌を歌っていたなんて、恥ずかしい」「彼らは時代に流されただけ。仕方ない」「今さら誰が作ったとか、意味ある?」といった賛否両論が巻き起こっており、多くの韓国の歴史学者や音楽家も、「愛国歌」について問題提起しているのが現状だ。  外国人はもちろん、韓国人すら韓国の国歌=「愛国歌」だと認識しているが、韓国では法律的にきちんと国歌として認められているわけではない。やはりそこには、親日派が作った歌という“悔しさ”があるのではないだろうか。 (文=李ハナ)

「歴史上、最悪のアイデア」韓国人気男性誌の表紙に世界中から非難殺到で回収騒ぎに

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問題の表紙
「MAXIM KOREA」という韓国の男性誌をご存じだろうか? アメリカの男性誌「MAXIM」の韓国版で、20~30代の男性をターゲットにファッションや恋愛に関する情報、セクシーなグラビア写真を掲載する人気の雑誌だ。表紙もセクシーなモデルや女優が飾ることが多く、男心をくすぐると評判で、2010年から同誌が始めている「ミスMAXIMコンテスト」(記事参照)も注目度が高く、セクシーモデルの登竜門的な位置付けといえるだろう。  そんな人気雑誌が苦境に立たされている。原因は、最新刊となる9月号の表紙だ。 「女たちは悪い男が好きだろ? これが本当に悪い男だ」などと書かれた見出しとともに、タバコを吸う男性と、素足をテープで巻かれて車のトランクに押し込められた女性が写されている。誰がどう見ても、拉致、強姦、殺人をイメージさせる“攻めすぎた”表紙で、発売されるや否や集中非難を浴びる結果に。女性団体からの抗議はもちろん、雑誌の回収を求めるオンライン署名運動が行われ、9月3日の時点で10万人が署名する事態にまで発展してしまったのだ。 「MAXIM KOREA」を咎める声は韓国国内にとどまらず、海外にまで拡大。イギリスの「コスモポリタンUK」はネット上のコラムで、「どこから指摘すればいいのかわからないほど、数多くの失態を犯した表紙」と非難。「歴史上、最悪の表紙のアイデア」と酷評し、結婚した女性の53.8%が配偶者から暴力を受けているという2010年の韓国の調査結果を引用しながら、「韓国の家庭犯罪率がいかに高いかを考慮すれば、ますます衝撃的なグラビアだ」と皮肉混じりに指弾した。アメリカの「ハフィントンポスト」は、「性犯罪率を下げるために努力しなければならないのに、それを煽ってはならない。このようなグラビアが社会に及ぼす悪影響を考慮してほしい」と指摘。アメリカのMAXIM本社も「とても深刻な問題を含んでおり、強力に糾弾する」という立場を表明した。
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過去のMAXIMの表紙。
 まさに四面楚歌となった「MAXIM KOREA」は、発行当初こそ「問題ない」という態度を取ってきたものの、9月4日、ようやく9月号を回収、破棄することを決定。公式ホームページに編集長の謝罪文を掲載して、あらためて「犯罪行為を美化しようとする意図はなかった」と強調するだけでなく、「すでに発売された9月号によって得た販売利益は全額、社会に還元します。収益金のすべてを性暴力予防または女性人権団体に寄付します」と発表した。 「MAXIM KOREA」の対応が後手に回ったことが、今回の騒動が社会問題化した直接的な原因だが、彼らが発行当初から強気だったのには理由がある。それは、韓国刊行物倫理委員会が「MAXIM KOREA」の表紙と記事に“許可”を出していたからだ。  同委員会はその名の通り、書籍、雑誌、漫画などの有害性を判断する機関なのだが、今回の表紙については、「MAXIM KOREA」という雑誌の特性上、性犯罪の要素を推測できるにはできるが、性犯罪を美化したとは感じられない」と判断していた。つまりは正式なお墨付きをもらっていたわけなので、「MAXIM KOREA」だけに責任があるとは言い難いだろう。  今後の編集方針や自主規制が気になるところだが、セクシーなグラビアだけは守り続けてほしいと願う韓国人男性も少なくないはずだ。

麻薬密輸、詐欺、交通犯罪……中韓首脳蜜月の裏で、中国人が韓国でやりたい放題!

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「今日、朴大統領と私の協力によって、中韓関係は歴代最高の友好関係へと発展した」  9月2日、中国を訪れた朴槿恵大統領に、習近平国家主席が伝えた言葉だ。実際に今日の中韓は、政治、経済、文化、人的交流と幅広いジャンルにおいて協力関係を築いており、その親密性は1992年に両国が国交正常化して以降、歴代最高といえるだろう。習国家主席と握手する朴大統領の満面の笑みにも、両国の友好関係が端的に表れている。  しかし、韓国国内において、中国人に対する評価は、両首脳が思うほど友好的ではないのかもしれない。というのも、中国人の犯罪が増加傾向にあるからだ。  韓国における外国人の犯罪件数は右肩上がりで、2010年には2万2,543件だったが、14年は3万件を突破。暴力事件が約9,000件で最も多く、続いて交通犯罪が約7,000件、詐欺などの知能犯罪が約4,000件と続いている。犯罪者を国籍別に見ると、中国人が1万7,870件と圧倒的に多く、2位のベトナム人(1,943件)の10倍近い数字だ。  麻薬犯罪などの重大な犯罪も増加しており、韓国大検察庁の「2014年麻薬類犯罪白書」によれば、昨年の覚せい剤の密輸量は前年比44.6%増の42.1kgで、その半分近い20.8kgが中国から密輸されたものとのこと。中国国籍の麻薬類犯罪者は昨年だけでも125人が逮捕されており、前年比2倍増だ。  また去る8月にも、“ボイスフィッシング”を行った20代1人と30代2人の中国人が拘束されている。彼らのボイスフィッシングは、オレオレ詐欺のように指定口座に現金を振り込ませるような手口ではなく、ターゲットに何かしらの理由をつけて現金を自宅に保管させ、その住宅に押し入って現金を盗むといった手荒いもの。主犯が中国国内から指示を送り、実行犯が韓国国内で暗躍するといった仕組みだという。  交通犯罪も中国人絡みが多いことは、韓国で運転免許を取得する中国人が急増していることからも伝わってくる。12年から今年7月までに韓国で運転免許証の発給を受けた外国人のうち、全体の81.9%を占めたのが中国人だった。その数は12万7,864件。韓国は中国に比べて、運転免許の取得にかかる費用や時間が少ないため、急増しているとみられているが、犯罪に悪用される可能性があるとの指摘も少なくない。ちなみに、中国人は韓国で運転免許証を取得すれば、帰国後、筆記試験を通過するだけで中国の運転免許証に変更できるそうだ。  まさに、韓国国内でやりたい放題の中国人たち。首脳会談直後に特別会食が設けられるなどの厚遇を受けて、朴大統領の親中はますます加速しそうだが、韓国人の心情は複雑なのかもしれない。

わずか2カ月で……サッカー韓国代表“ハーフの星”カン・スイルの転落劇

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 夏の甲子園で脚光を浴びたオコエ瑠偉(東京・関東第一高校)や、世界陸上でも活躍したサニブラウン・ハキーム(東京・城西高校)など、アフリカ系ハーフアスリートの台頭が話題の日本スポーツ界だが、お隣・韓国でも話題となったハーフアスリートがいる。サッカーのカン・スイルだ。アフリカ系アメリカ人で在韓米軍出身の父と韓国人の母との間に1987年に生まれた彼は、2006年にKリーグの仁川ユナイテッドでプロデビューを飾り、今年6月に18年W杯ロシア大会予選に挑む韓国代表にも初選出されたストライカーだ。  昨今、韓国ではベトナムやフィリピンからやって来た女性との国際結婚や移住労働者の増加によって、「多文化家庭児(韓国では“混血”は差別表現に当たる)」が増えているが、いまだに純血主義を重んじる風潮から、ハーフの子どもたちが偏見や社会的差別にさらされている。そんな状況を打破しようと、韓国政府は「多文化家庭」を支援するさまざまな政策を打ち出してきたが、在韓米軍の駐屯所がある東豆川出身で、幼い頃に父がアメリカに帰国してしまったため母子家庭で苦労して育ち、小学校時代は肌が黒いだけで差別も受けたというカン・スイルの韓国代表入りは、「多文化家庭の希望」「東豆川の英雄」としてメディアで大きく取り上げられたほどだった。  ところが、今では希望どころか“汚れた英雄”に転落し、選手生命の危機に立たされている。  転落のキッカケは、初の代表合宿中に発覚したドーピング違反だ。本人は「ひげを生やすために使った養毛剤に、禁止薬物が含まれていた」と弁明したが、採取したほかのサンプルでも陽性反応が出てしまい、結局、代表を辞退。6月22日にKリーグからも15試合出場停止処分を科された。「自分のミス。とても悲しい」と語るその表情に、この頃はまだ同情の声も多かった。  しかし、7月19日には自身のTwitterでチームメイトたちと海水浴を楽しんでいる写真を公開。反省と自粛の日々を過ごしていると思っていたファンは不快感を示し、メディアも彼の言動を注視していた。  そんな中、今度は自身が運転する車で、タクシーとの衝突事故を起こしてしまう。しかも、飲酒運転で、事故直後は友人が運転していたとウソの供述をしたことが明るみになり、ファンやメディアから一斉に非難を浴びることになった。カン・スイルが所属する済州ユナイテッドもそんな世論の声を無視することができず、事故が発覚した翌8月25日にカン・スイルを「任意脱退」処分にしている。  Kリーグでは「任意脱退」処分を受けると、公式戦のピッチに立てず、年俸ももらえない。契約が終わっても、処分を下したクラブがそれを解除しなければ、ほかのクラブと契約できない。しかも、カン・スイルがこの処分を受けるのは2度目。仁川ユナイテッドに所属していた10年にチームメイトと酒を飲んだ席で一般人とケンカ沙汰になり、警察が出動する事件を起こしており、その際にも「任意脱退」処分を受けた。この時の処分が解除されて彼に手を差し伸べたクラブが済州なのだが、その済州もさすがに限界だったのだろう。「現時点では、任意脱退を解除するつもりはない」と明かしている。つまり、もはやカン・スイルの選手生命は絶体絶命なのだ。  そんな彼に同情を寄せる声は少ない。むしろ世間は「カン・スイルのせいで、多文化家庭出身者に対する誤った先入観が増幅した」「多文化家庭出身の子どもたちが差別や誤解を受ける可能性もある」と、カン・スイルを強く責め立てている。  わずか2カ月で希望の星からから一転、地獄を見たカン・スイル。再び日の目を見ることはあるのだろうか。

韓国の尾崎豊!? 教室を爆破しYouTubeに投稿した男子中学生に騒然!「僕がテロを起こしたのは……」

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犯行現場 『News 1』より
 韓国の中学生(15歳)が、自身の通う学校の教室でブタンガスを爆発させ、その動画をYouTubeに投稿した。体育の授業中だったため、教室内は無人で人命には被害はなかったが、廊下側の壁や窓が崩壊するなど校舎が大きく損傷した。事件を起こした少年は、学校を爆破した後も、周囲がパニックになっている様子を自身のナレーション入りで撮影し続けた。以下は、少年が動画に収録した音声の一部だ。 「僕がテロを起こしたのは3年7組、いや6組だったかな。いずれにせよ、煙が上がっています。現在、学校はパニックに陥っています。こうなると知っていれば、もうひとつくらいブタンガスを用意したのに……。おもしろいですね。みんな、右往左往しています。少し遠くに離れたアングルから、この場面をおさめに行ってきます」  少年の“犯行声明”で興味深いのは、彼が自身の行為を「テロ」と呼んでいる点である。また、淀みなくはっきりと、“視聴者”を意識して丁寧にしゃべる声からは、非常に頭のよさそうな子という印象を受ける。また、動画の一部に写り込んだ少年の体格はひょろっとしていて、とても暴力的な不良少年には見えない。そのギャップが異様で、事件をより一層空恐ろしいものとしている。  動画を撮影している少年はとても楽しげで、また興奮している様子だった。その動画が公開されるやいなや、韓国社会に戦慄が走った。ニュース番組などで事件の詳細を聞いた国民の多くは、中学生といえども厳罰に処すべきだと声を高めている。  ネット上には「未成年という物差しは意味をなさない。厳罰に処すべき」「あの中学生は誰かを殺そうと思っていたことは明白。サイコパスなんじゃないか」「ひょっとしたら、多くの人が死んでいた。強力な処罰が必要」などの意見があふれている。
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爆破された壁 『聯合ニュース』より
 一方、「刑罰の重さが問題ではない。彼の心の問題をケアできなければ、出てきた後にもう一度犯罪を繰り返すと思う」「事の根本は、学生たちを統制しようする教育圏の堕落」など、単純な厳罰については同意できないという意見も散見される。  事件の全容は、今後、じっくりと調査されていく見通しである。だが、韓国の一部報道には「ISなどが残虐行為をSNSにUPする手法を、少年が真似たのではないか」という説が、にわかに浮上している。日本でも今年に入って、ISを模倣し学校で飼育していたヤギを殺そうとした立川市の中学生が逮捕されている。韓国の少年もまた、模倣犯の一人だったのだろうか。  韓国・東国大警察行政学科のカク・テギョン教授は「ネットやスマホが普及したことで、写真や映像を公開し、自身の行為を見せつけることに優越感や英雄心を感じる心理が発生した。青少年は価値観が確立していないので、自身の行動がどのような否定的な結果を生むか考えることができない」と指摘している。  ちなみに、今回事件を起こした少年は誇大妄想を抱く傾向があったという続報もある。ただ、それがこの事件とどう関連しているのかは明らかにされていない。  近年韓国では、SNSから中学生の重大犯罪が露見することが少なくない。過去には、中学生が紙幣を偽造しているシーンを撮影した写真をSNSに公開し、警察が捜査に乗り出すことがあった。頭がよいのか悪いのか……。日本でもSNSを通じて犯罪を自慢する人たちが少なくないが、韓国のそれは学生を中心に深刻化しているようだ。 (取材・文=河鐘基)

かわいさあまって、生々しさ100倍?「錦江渡り鳥眺望台」

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なんかでっかい鳥さんが。
 韓国は「ゆるキャラ」ではなく「マジキャラ」の国、というのは私の持論だが、今回のスポットも、プロデュースする側は相当に本気である。  日本統治時代の家屋が保存され、観光客を集める群山(クンサン)市。北部に流れる川・錦江(クムガン)は渡り鳥の渡来地として有名であり、その岸辺に2003年に建てられたのが「錦江渡り鳥眺望台」だ。毎年秋になると「群山世界渡り鳥祭り」が開催され、家族連れから鳥を激写したいマニアまで、多くの人が訪れるとか。  鳥を眺め、鳥について学習することを目的とするこのスポット。ソウルから3時間かけて訪れてみたところ、メインとなる青い眺望台は、よくある健全な展望台・博物館という印象だ。一方、渡り鳥に関するオリジナル3D映画を上映したり、誰でも装着できる鳥のかぶり物を設置したり、展望室から見える田んぼが鳥の形に刈られていたりと、鳥への過剰な愛を感じさせる部分がちらほら。  しかし、これもまだイントロダクションだと知るのは後のことである。
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レトロな雰囲気もある展望室。
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鳥のかぶり物をかぶって自由に撮影できる。
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展望室から見える田んぼは、鳥の形に刈り取られていた。大変な労力だ。
 眺望台を下り、鳥のいる公園、卵の形をした孵化体験館などを見学した後は、入り口で見かけたでっかい鳥さんのほうへ。巨大なカモがつぶらな瞳でちょこんと座っている姿は、なかなかキュート。女子の人気を集めそうないいオブジェだなと思い近づいてみたら、なんと入り口があり、中に入れる構造となっている。早速、そちらのほうへ向かってみた。
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口から中に入れるよう。
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えっ?
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あっ……。
 外見と違って、グロい……。実はこの鳥さん、鳥の体内を紹介する「渡り鳥身体探検博物館」となっているのだ。  入り口から目前に広がる光景のうち、中心の赤い管が食道、その奥のピンクの臓器が肺。いくら鳥のすべてを伝えたいからといって、そこまでリアルにしなくても……。わざわざ口から入るという構造も、臨場感をいやに増している。
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入り口の天井部分、くちばしの裏から生々しい。
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肺の間を通って下の階へ。右下に見えるのは心臓と、胃に行く前の食べ物を蓄える臓器「そのう」。
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そのうの中のアーモンドまで忠実に再現。鳥の臓器マニアにはたまらない。
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空に浮くのは宮崎アニメの飛行船? いや、肺だ。肺のまわりについている肉塊は、酸素を貯める「気のう」という臓器(勉強になる!)。
 私が見学している間に、2人の韓国人女子が展示室に入ってきたが、肺のあたりで足を止め、急いで引き返してしまった。外観の印象だけでうかつに入ってしまうと危険だ。  内臓の導くまま奥のほうへ向かうと、腸の先に肛門が現れた。
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肛門から……
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ぷりっと外へ。
 鳥の内部をしっぽり歩いた後の外の空気はとてもさわやかで、深呼吸しながら思わず自分の内臓の動きを確認。生きているってミステリーだなと思った。そして何より、鳥へのあふれる愛を感じさせる素晴らしい博物館であった。  あと、そこら中に吊り下がる肉塊に、1カ月前、安倍首相が安保法案を解説する際に使った、肉塊のようなジオラマを連想したのは私だけではないはずだ。あの放送を目にした韓国の珍スポフリークたちも、錦江渡り鳥眺望台に思いを馳せたのでは、と想像しながらソウル行きの高速バスに乗った。 ●錦江渡り鳥眺望台 住所 群山市聖山面チョルセ路120(聖徳里411-1) 営業時間 10:00~17:00  定休日 なし 料金 大人2,000ウォン HP < http://gmbo.gunsan.go.kr> (文・写真==清水2000)

日韓関係のダークホース!?  駐韓日本大使館前焼身自殺未遂の引き金となった、パク・クネ大統領の実妹とは

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ニコニコ生放送より
 駐韓日本大使館前で、80代の老人が焼身抗議――。去る8月12日の第1,191回「水曜集会」で繰り広げられた過激なパフォーマンスは、韓国国内はもとより、日本でも衝撃をもって受け止められた。焼身自殺を図ったチェ氏はすぐに病院に運ばれたが、重度のやけどを負っており、現在も非常に危険な状態だという。事件から1週間が過ぎた19日、事件現場では、新たに警察官が配置されるなどの警戒態勢こそあったものの、第1,192回目の水曜集会が通常通りに開かれている。  現在もチェ氏の続報は絶えない。特に注目を集めているのは、彼が残した“遺書”だ。「7,000万同胞に告ぐ」というタイトルで、A4用紙8枚にわたって書かれた文書には、「日帝を打倒するのはわが民族の課題」などと、日本を強く批判する内容で埋め尽くされていたという。よほど、日本を恨んでいたのだろう。  ただ、日本に対する「積年の恨み」だけでは、80代の老人が焼身という極端な選択した理由として、若干弱い気がする。チェ氏の背中を押したきっかけがあるはずと、文書を詳しく見ていくと、彼が突発的な行動に走った理由には、ある女性の発言が関係しているようだ。 「パク・クンリョン女史の発表文に接して、これ以上は我慢ができなかった。いくら日帝時代に陸軍士官学校に入学しようと、日本政府に血書まで書いたパク・チョンヒ大統領の遺伝子を継いだ娘だとしても、“全国民に聞いてほしい”と、あのような暴言をする必要があったのか」  パク・クンリョン氏は、日本でも最近その名が知られるようになった、パク・クネ大統領の妹。彼女の「暴言」とは、7月末の訪日後、韓国メディアの前での発言と考えられている。 「韓日国交正常化がなされているのに、いまだに過去の問題を主張して反目していると、非正常に戻りますよね。それは未来志向型ではない。なぜ、首相が替わるたびに謝罪しろと主張するのか。1980年代、チョン・ドゥファン大統領が訪日したときに、天皇陛下が謝罪されたのが基本的な謝罪でしょう」 「何度も謝罪を要求するな」というクンリョン氏の主張は、慰安婦問題の解決を日韓首脳会談の前提条件としているクネ大統領とは、真逆の意見だ。そもそもクンリョン氏は、クネ大統領と犬猿の仲とされている。それは、2008年のクンリョン氏の結婚式にクネ大統領が参加しなかったという事実だけでなく、クンリョン氏の夫がクネ大統領を冒涜して警察沙汰になった過去からもわかるだろう。さらに12年、無所属で選挙に出馬するとして、姉と対立。また、13年2月のクネ氏の大統領就任式にも招待されていないにもかかわらず、押しかけてきたという情報もある。09年には、統一教会が主催する合同結婚式に参加したこともあった。  もともと「大統領の娘」「大統領の妹」として、タレント的な扱いを受けてきたクンリョン氏だったが、8月4日に放送されたニコニコ動画のインタビューに出演以降は“親日派の代表的存在”になっている。当然、韓国国内では批判の声が圧倒的に多く、“土下座謝罪”をした鳩山由紀夫元首相と比較されながら、「どちらが韓国人かわからない」などと皮肉られることも少なくない。  いずれにせよ、ひとりの老人に焼身自殺を選択させるほど、影響力を増しているパク・クンリョン氏。韓国国内政治、日韓関係のダークホースになるのかもしれない。