通常料金の10倍も! 韓国の美容整形外科で中国人をカモにしたボッタクリが横行中

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美容整形外科がずらりと並ぶ、韓国・ソウルの繁華街
 美容整形大国として知られる韓国。「美人を見たら整形を疑え」といわれるほど、若い女性の間で美容整形は当たり前のことになっているようだ。  お隣の中国でもそれはよく知られており、韓流ドラマの影響もあってか、韓国へ行って美容整形手術を受ける中国人女性が急増している。やや古い資料になるが、韓国国会保険福利委員会が発表した統計によると、2013年に韓国の美容整形外科で手術を受けた外国人は約2万4,000人に上り、そのうちの約1万6,000人、全体の3分の2を中国人が占めていたという。  実際、韓国にある多くの美容整形外科はサイトに中国語のページも用意し、病院内には中国語の通訳も置くなど、中国人患者の獲得に余念がない。  ところがつい先日、韓国で美容整形を受けた中国人たちを激怒させるような事実が発覚した。長年にわたり美容整形業界に関わっている韓国人女性・鄭さんが暴露したところによると、多くの病院で中国人患者に対するボッタクリが公然と行われているのだという。ただ、言葉の問題で、それを中国人が気づかないだけなのだ。
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中国のテレビ女優が韓国で美容整形手術を受けたところ、左右の目が非対称になり、頬もいびつに。顎も医師が勝手に細くしてしまったという
 ある美容整形外科のサイトでは、韓国語での料金表ではヒアルロン酸の注射と保湿などのセットが29万ウォン(2万8,000円)と表示されているのに対し、中国語のページでは同じものが99万ウォン(9万5,000円)と、3倍以上の料金が表示されている。  鄭さんによると、中国人患者に対する料金は少なくとも通常料金の2倍、多い時には10倍までボッタクっているのだという。これは韓国の美容整形業界の中では半ば公然の秘密となっており、また当局の監督が及んでいないため、手術の結果に関して病院と患者の間で紛糾が起こっても、患者側が満足した結果を得ることは難しいという。  偽物作りや人をだますことにかけては人後に落ちない中国人をまんまとだまして大金をかすめ取る、韓国の美容整形外科業界。あっぱれというべきか、それとも単なる“狐と狸の化かし合い”というべきか。 (文=佐久間賢三)

約半数が「アルバイト先で不当な扱い」 韓国の若者を襲う、残酷すぎるブラックバイト生活

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 韓国で、驚きの事実が発表された。23日に公表された「青少年政策研究院アルバイト実態調査」に示されたデータなのだが、なんとそのアンケートに答えた若者の半数以上が「アルバイトで賃金をもらえなかった」、または「約束した金額をもらえなかった」など、アルバイト先で不当な扱いを受けていることが明らかになったのだ。  近年、日本でもブラックバイトという言葉がはやって久しいが、韓国のそれは想像以上に真っ黒。はたから見ているだけでも、いたたまれない気持ちになる。  統計の詳細は次の通りだ。アンケート期間は昨年の7~8月。19~24歳の若者3,300人を対象に行われた。その回答者全体のうち45.3%が、過去1年の間にアルバイト先で賃金に関する不当な扱いを受けたと答えている。類型別に見ると「賃金支給が遅れた」(26.5%)、「最低賃金よりも低い時給」(23.3%)、「最初に決めた額よりも低い賃金しかもらえなかった」(13.7%)、「事前に決めたスケジュールより早く終業させられた」(12.4%)となっている。また、ほとんどが泣き寝入りを余儀なくされ、「周囲の人に相談した」もしくは「警察や国政担当部署に訴えた」という割合は17%ほどにとどまっている。  それだけではない。アルバイト先で労働契約書を作成・手渡された数は、全体の21.8%にしか満たないそうだ。62.4%はそもそも労働契約書を作ってももらえず、15.8%は作成したが本人たちが、写しをもらうことができなかったそうだ。  統計によれば、彼らがアルバイトに精を出す理由の大半は、生活や学校の授業料を稼ぐためだという。身を粉にして働いても賃金をまともにもらえないのであれば、その後の将来設計も難しく、暗惨たるものになる。  実際、今回のアンケート調査に回答した若者たちは、「アルバイトをするしかなく、自分の未来の準備をする暇がない」「アルバイトに常に時間を追われている」という設問に対して、50%以上が「はい」と答えている。  そんな状況を反映してか、韓国では若者たちだけが集まった政党「民衆聯合党」という新しい党が、今年2月に結成された。党会員数は現在、約2万4,000人。自分たちが社会で経験した不当な扱いや、苦労を解消しようという目的で結成、次回の地方選挙に90人もの候補を送り込み、議席の獲得を狙うとしている。なお、候補者のひとりであるパク・スンハ候補(男性・33歳)は、16年間にわたりバイトだけをしてきた“筋金入り”のフリーターだそうだ。  今後、韓国では搾取され続ける若者の政治的逆襲が本格的に始まるのか? 見逃せないイシューとなりそうだ。 (取材・文=河鐘基)

女子高のトイレで新生児の死体発見! “養子ブローカー”も暗躍する、韓国「新生児遺棄問題」

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イメージ画像「Thinkstock」より
 韓国の地方都市・浦項(ポハン)にある女子高のトイレで、遺棄された新生児が発見された。その後、通報を受けた救急隊員が駆けつけたが、新生児はすでに息を引き取った後だったという。現場では、新生児の胎盤と臍帯が一緒に発見された。  新生児が発見された当時、学校では全校生徒約900人が夜間の自習活動をしていた。警察は、誰かがトイレで出産後、遺棄したとみて捜査を開始。学校の入り口に設置されたCCTVの動画や、トイレに残されたトイレットペーパーなどを回収し、鑑識に回したという。韓国警察関係者は「新生児を遺棄した人物が、校内の人間か、はたまた校外の人間かはまだ明らかになっていないが、すべての可能性を考慮して捜査を続ける」としている。  韓国では児童虐待もさることながら、新生児遺棄が社会問題として浮上している。韓国には、日本の熊本市にある慈恵病院などが設置している、いわゆる「赤ちゃんポスト」のように、宗教団体が慈善活動として設置している「ベビーボックス」なるものがある。2011年にベビーボックスで保護された新生児の数は25人だったが、13年には208人まで増加しており、その後も数は増え続けているという。なお、このボックスを利用した母親の大半が「出産を親や周囲に知られたくなかった」「子育ては経済的に困難」という理由を告白している。  また、韓国では最近、新生児を買い付け、他人に転売(養子縁組)するブローカーが摘発される事件が頻発している。彼らは通称“養子ブローカー”と呼ばれている。先日拘束されたとある養子ブローカーは、育てる当てのない子を授かった女性の病院費を肩代わりしたり、金を渡し、生まれたての子どもを買い取っては転売していたという。明らかになっている手法としては、ネット上で「養子縁組の相談に乗る」といううたい文句を掲げ、妊婦に接近。その後、弱みにつけ入り、新生児を安値で買いたたくというものだ。  そう考えると、ベビーボックスで保護される新生児の数は、全体の一部にすぎないのかもしれない。女子高に残された新生児の死体の母親が学生であったとしたら、問題はいよいよ深刻と言わざるを得ない。 (取材・文=河鐘基)

フィリピン、タイで頻発!? 韓国人観光客を襲う、韓国人強盗団

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 タイ・バンコク市内で、同胞を狙った韓国人強盗犯2人が逮捕された。  犯人たちは、オンライン旅行コミュニティー上で、タイ旅行を計画していた韓国人観光客に接触。観光情報を教えるという名目で「直接会おう」と持ちかけた。実際にバンコク市内で観光客と対面した2人は、突如として凶器を持ち出し、殴る蹴るなどの暴行を加えた上、脅迫。現金や携帯電話を奪い取ったという。犯行現場となったのは、車中や観光客が予約した宿泊施設で、犯行も一度ではない。被害者の数は合計4人、被害額は100万円を超えるという。  一度目の犯行で味を占めた2人は、その後も犯行を重ねるため、車両や手錠、凶器などを周到に用意。また、犯行後、国外に逃亡する算段も立てていたという。在タイ韓国大使館は、昨年末から今年に入って数回起きた韓国人観光客襲撃事件を同一犯によるものとみて、タイ捜査当局に捜査を依頼。今回、いよいよ逮捕となったわけだ。  大使館関係者は「フィリピンなどでは、韓国人が同胞を相手に凶悪事件を起こすケースが多いが、タイでは初めて。『観光地を案内する』などの口実で知らない韓国人が近寄ってきたら、注意してください」と呼び掛けている。  海外旅行客に対して、同胞に注意しろというのは滑稽としか言いようがない。なお、タイには韓国人が多く住んでおり、韓国人街や、彼らが多く住む地域やアパートもいくつかある。ほとんどが現地の人と結婚していたり、仕事および事業のためにタイに在住しているが、中には韓国で住めなくなり、移住してきたはぐれ者もいるそうだ。現地在住の韓国人実業家は言う。 「もともと韓国で暴力団員をしていたが、犯罪を起こして逃げてきた者もいる。そこまでいかなくとも、定職がなく、タイでごくつぶしのように生活する者も少なくない。その中には、東南アジアでは何をしてもいいと勘違いしている者もいる。しかも、同胞をターゲットにするとは、堕ちるところまで堕ちた証拠。彼らには厳罰を与えるべき」  韓国人にとって“同胞は温かい”という常識は、もはや過去のものになってしまったのかもしれない。せめて、海外の人に迷惑をかけないことを願うばかりだ。 (取材・文=河鐘基)

フィリピン、タイで頻発!? 韓国人観光客を襲う、韓国人強盗団

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 タイ・バンコク市内で、同胞を狙った韓国人強盗犯2人が逮捕された。  犯人たちは、オンライン旅行コミュニティー上で、タイ旅行を計画していた韓国人観光客に接触。観光情報を教えるという名目で「直接会おう」と持ちかけた。実際にバンコク市内で観光客と対面した2人は、突如として凶器を持ち出し、殴る蹴るなどの暴行を加えた上、脅迫。現金や携帯電話を奪い取ったという。犯行現場となったのは、車中や観光客が予約した宿泊施設で、犯行も一度ではない。被害者の数は合計4人、被害額は100万円を超えるという。  一度目の犯行で味を占めた2人は、その後も犯行を重ねるため、車両や手錠、凶器などを周到に用意。また、犯行後、国外に逃亡する算段も立てていたという。在タイ韓国大使館は、昨年末から今年に入って数回起きた韓国人観光客襲撃事件を同一犯によるものとみて、タイ捜査当局に捜査を依頼。今回、いよいよ逮捕となったわけだ。  大使館関係者は「フィリピンなどでは、韓国人が同胞を相手に凶悪事件を起こすケースが多いが、タイでは初めて。『観光地を案内する』などの口実で知らない韓国人が近寄ってきたら、注意してください」と呼び掛けている。  海外旅行客に対して、同胞に注意しろというのは滑稽としか言いようがない。なお、タイには韓国人が多く住んでおり、韓国人街や、彼らが多く住む地域やアパートもいくつかある。ほとんどが現地の人と結婚していたり、仕事および事業のためにタイに在住しているが、中には韓国で住めなくなり、移住してきたはぐれ者もいるそうだ。現地在住の韓国人実業家は言う。 「もともと韓国で暴力団員をしていたが、犯罪を起こして逃げてきた者もいる。そこまでいかなくとも、定職がなく、タイでごくつぶしのように生活する者も少なくない。その中には、東南アジアでは何をしてもいいと勘違いしている者もいる。しかも、同胞をターゲットにするとは、堕ちるところまで堕ちた証拠。彼らには厳罰を与えるべき」  韓国人にとって“同胞は温かい”という常識は、もはや過去のものになってしまったのかもしれない。せめて、海外の人に迷惑をかけないことを願うばかりだ。 (取材・文=河鐘基)

「性欲大満足」!? 乙武洋匡氏の不倫騒動、貞操観念高き韓国でもイメージダウン必至か

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撮影=岡崎隆生
 今年に入り、日本ではベッキー、桂文枝、石井竜也など、著名人たちの不倫騒動が後を絶たない。3月24日にも、ベストセラー『五体不満足』(講談社)の著者・乙武洋匡氏の不倫疑惑が発覚。大変な騒ぎとなっている。  このニュースは、海を越えてお隣・韓国でも大きく報道されている。「『五体不満足』乙武洋匡の墜落、彼はいったい?」「乙武洋匡不倫、政界も“衝撃”」「『五体不満足』乙武、“五体不倫満足”」など、手の込んだキャッチを使い、各メディアで大スクープ扱いだ。  そもそも、乙武氏は韓国でも高い評価を得ていた。身体的ハンデに負けないバイタリティーや深い教養、TwitterなどSNSを通してのブラックユーモアなどは、韓国でも絶賛されていたのだ。  また、韓国版『五体不満足』も、約50万部の売り上げを誇るベストセラーになっている。日本に比べて紙媒体の販売率が低い韓国において、これは脅威の販売数である。    それだけに、今回の不倫騒動は大きな注目を集めてしまった。韓国ネット民も「乙武さん、好きだっただけに苦しい。教え子が受けた衝撃は大きいだろうな」「乙武さん、ユーモアのある方だと思っていただけにガッカリしました……」と、彼の不貞行為にショックを隠せない人が続出している。  一方、韓国の2ちゃんねる的掲示板「イルべ」では、乙武氏の不倫騒動に関するスレッドが乱立する事態となり、「五体大満足」「五妾不満足」「性欲大満足」など、彼の著作に絡めて不倫行為を揶揄する書き込みが大量に発生している。  もともと、儒教色の強い韓国は貞操観念に対する潔癖感が強く、配偶者以外と関係を持った場合は、「姦通罪」が適用されていたほどだ。好感度の高かった乙武氏のイメージダウンは、避けられないだろう。  ちなみに、「姦通罪」は昨年2月に廃止になった。その結果、最近では夫や妻の不倫相手を実名でネットにさらす行為が多発。各所で訴訟騒ぎも相次ぎ、泥沼の様相を呈している。不倫に対する嫌悪感は、日本の比ではない。  乙武氏は、失墜したイメージを回復することができるのか? 今後の展開に注目だ。

韓国映画人が集団ボイコット!? 釜山国際映画祭“露出バトル”は今年もお預けか

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釜山国際映画祭の歴史に名を刻んだオ・インヘ
 アジア最大の映画祭として、周辺国のトップスターが集う「釜山国際映画祭」の今年の開催をめぐって、韓国の映画人たちがボイコットを宣言して話題になっている。9つの映画団体からなる「釜山国際映画祭を守る汎映画関係者非常対策委員会」は3月21日、記者会見を開き「釜山市が映画祭の自立性を否定し続けるなら、今年の映画祭への参加を全面拒否する」と宣言した。  事の発端は、2014年の同映画祭で『ダイビング・ベル』を上映したことに始まる。この作品は、セウォル号沈没事故時の政府対応を批判的に描いたもので、釜山市はイ・ヨングァン組織委執行委員長に上映中止を求めていたが、イ委員長は上映に踏み切った。その後、イ委員長は釜山市から辞任を要求される。映画界から「上映への報復」との批判の声が上がる中、イ委員長は今年2月25日に開かれた組織委総会で執行委員長職を離れることになった。  要するに、自律性や表現の自由が確保されるべき映画祭に、“政治的な介入”があることに対して映画界は怒っており、それがボイコット宣言へとつながっているわけだ。  とはいえ、韓国の政治勢力が映画祭に口出ししたのは、今回が初めてではない。  例えば、12年11月の第7回ロンドン韓国映画祭。開幕作として上映が予定されていた『観相』は、ほかの作品に差し替えられている。同映画祭は、文化体育観光部(「部」は日本の「省」に相当)と映画振興委員会などが支援するイベントで、当時の開幕式にはパク・クネ大統領も参列していた。後々明らかになったのだが、『観相』の上映が取り消されたのは、同作の制作会社が収益の50%をソウル市長パク・ウォンスンが設立した「アルムダウン財団」に寄付することを決めていたからだという。パク・ウォンスン市長は民主党で、パク・クネ大統領とは政治的に対立する人物である。  また、13年にスイスで開催された韓国とスイスの国交樹立50周年映画祭の開幕作は、済州島4.3事件を題材にした『チスル』が選定されていたが、韓国大使館が猛反対。結局、韓国大使館や韓国企業は約束した支援を十分に履行せず、激怒したスイスの映画人たちが自主的にお金を集めて映画祭を行う事態になっている。  いずれにせよ、韓国の映画人たちが釜山国際映画祭をボイコットするとなれば、イベント自体が中止になる可能性もある。面白いのは、特別映画に興味のない男性たちからも、同映画祭の中止を危惧する声が上がっていること。というのも、同映画祭は、女優たちの過激な“露出バトル”が繰り広げられるイベントとしても有名だからだ。  例えば、11年には、当時無名女優だったオ・インヘがノーブラで限界ギリギリのドレス姿を披露。これが大きな話題となり、一気に知名度が上昇した彼女は、映画の主演を務めるまでになった。また、その翌年には、ペ・ソウンが背中のパックリ開いたドレスで登場、“第2のオ・インヘ”として注目の的に。いずれも同映画祭での過激な露出をきっかけに、女優としての人気を獲得したわけだ。近年、露出バトルがセーブ気味であるため、「今年こそ」と期待している男性たちも少なくない。  政治的介入に対する批判からエロ目的までを含めて、当分、話題が尽きそうにない釜山国際映画祭。果たしてどんな決着がつくのか、注視していきたい。 (文=S-KOREA<http://s-korea.jp>)

韓国映画人が集団ボイコット!? 釜山国際映画祭“露出バトル”は今年もお預けか

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釜山国際映画祭の歴史に名を刻んだオ・インヘ
 アジア最大の映画祭として、周辺国のトップスターが集う「釜山国際映画祭」の今年の開催をめぐって、韓国の映画人たちがボイコットを宣言して話題になっている。9つの映画団体からなる「釜山国際映画祭を守る汎映画関係者非常対策委員会」は3月21日、記者会見を開き「釜山市が映画祭の自立性を否定し続けるなら、今年の映画祭への参加を全面拒否する」と宣言した。  事の発端は、2014年の同映画祭で『ダイビング・ベル』を上映したことに始まる。この作品は、セウォル号沈没事故時の政府対応を批判的に描いたもので、釜山市はイ・ヨングァン組織委執行委員長に上映中止を求めていたが、イ委員長は上映に踏み切った。その後、イ委員長は釜山市から辞任を要求される。映画界から「上映への報復」との批判の声が上がる中、イ委員長は今年2月25日に開かれた組織委総会で執行委員長職を離れることになった。  要するに、自律性や表現の自由が確保されるべき映画祭に、“政治的な介入”があることに対して映画界は怒っており、それがボイコット宣言へとつながっているわけだ。  とはいえ、韓国の政治勢力が映画祭に口出ししたのは、今回が初めてではない。  例えば、12年11月の第7回ロンドン韓国映画祭。開幕作として上映が予定されていた『観相』は、ほかの作品に差し替えられている。同映画祭は、文化体育観光部(「部」は日本の「省」に相当)と映画振興委員会などが支援するイベントで、当時の開幕式にはパク・クネ大統領も参列していた。後々明らかになったのだが、『観相』の上映が取り消されたのは、同作の制作会社が収益の50%をソウル市長パク・ウォンスンが設立した「アルムダウン財団」に寄付することを決めていたからだという。パク・ウォンスン市長は民主党で、パク・クネ大統領とは政治的に対立する人物である。  また、13年にスイスで開催された韓国とスイスの国交樹立50周年映画祭の開幕作は、済州島4.3事件を題材にした『チスル』が選定されていたが、韓国大使館が猛反対。結局、韓国大使館や韓国企業は約束した支援を十分に履行せず、激怒したスイスの映画人たちが自主的にお金を集めて映画祭を行う事態になっている。  いずれにせよ、韓国の映画人たちが釜山国際映画祭をボイコットするとなれば、イベント自体が中止になる可能性もある。面白いのは、特別映画に興味のない男性たちからも、同映画祭の中止を危惧する声が上がっていること。というのも、同映画祭は、女優たちの過激な“露出バトル”が繰り広げられるイベントとしても有名だからだ。  例えば、11年には、当時無名女優だったオ・インヘがノーブラで限界ギリギリのドレス姿を披露。これが大きな話題となり、一気に知名度が上昇した彼女は、映画の主演を務めるまでになった。また、その翌年には、ペ・ソウンが背中のパックリ開いたドレスで登場、“第2のオ・インヘ”として注目の的に。いずれも同映画祭での過激な露出をきっかけに、女優としての人気を獲得したわけだ。近年、露出バトルがセーブ気味であるため、「今年こそ」と期待している男性たちも少なくない。  政治的介入に対する批判からエロ目的までを含めて、当分、話題が尽きそうにない釜山国際映画祭。果たしてどんな決着がつくのか、注視していきたい。 (文=S-KOREA<http://s-korea.jp>)

第2のMERS!? 韓国で初のジカ熱感染者が確認「昨年の悪夢が……」

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イメージ画像(Thinkstockより)
 主に蚊の媒介により感染するジカ熱。現在、ブラジルなどで拡大しているウイルスだが、韓国で初の感染者が出た。韓国の専門家らは「感染は広がらない」と口をそろえているが、MERS(中東呼吸器症候群)拡散という“前科”があるだけに、国民からは不安の声が上がっている  そもそも「ジカウイルス感染症」とは、ヤブカ属の蚊によって媒介されるジカウイルスによる感染症のこと。日本の国立感染症研究所によると「症状はデング熱に類似するが、それより軽い」というが、「過去の流行では詳細な症状の解析が少ない」とも付け加えられており、未知な部分が多いようだ。また、「ブラジルでは妊婦がジカウイルスに感染することで胎児も感染し、小頭症児が多発している」とも。実際にブラジル保健省は先週、745人の新生児がジカウイルスに感染しており、昨年10月から157人の死亡が報告されたと明らかにしている。警戒する必要がまったくない感染症とは、決していえないだろう。  そんなジカウイルスの感染者が初めて確認されたことで、韓国でも専門家らのコメントに注目が集まっている。例えば、韓国国内における拡散の可能性については、ほとんどが以下のような回答だ。 「海外患者の流入可能性は高い。重症ではない患者が全体の80%で、潜伏期間(感染から症状が現れるまでの期間は2~14日)に入国する場合、検疫で防げない可能性が高い。 しかし、拡散や土着化の可能性は低い。デング熱の場合も、毎年200件余りが報告されるにもかかわらず、国内に土着化することはなかった。国内の媒介となる蚊を監視した結果、ヤブカ属からジカウイルスは検出されなかった」(疾病管理本部免疫病センター長)  拡散しないと口をそろえる専門家らの分析に対して、ネットを中心に「信じられない」という声が多数上がっている。SNSでも「潜伏期間は2年」「キスで感染する」などとのデマが飛び交う状態だ。彼らが不信感を抱いているのは、昨年MERSの拡大を経験したからだ。  ネット民たちは「国内の蚊の感染力は弱いって、昨年のMERSのときもまったく同じことを言っていたよな」「昨年も似たようなコメントを聞いた。結果は知っているよな?」「感染力が弱いとか言わなくていいから、対応策を出せ。どうせ拡大してから対応しようと考えているんだろう」などなど、不満を述べている。  実際にMERSが拡散した当時、韓国政府や一部の専門家らはMERSの危険性をまともに予測・対応できず、秘密主義を貫いて、むしろ拡散を促すという最悪の結果をもたらした。しかも、MERSとジカウイルスには、「ワクチンや治療法が確立されていない未知の感染症」という共通点があることも見逃せない。  いずれにせよ、初の感染者が出たことで、当分はジカウイルスにおびえる日々を送りそうな韓国。主な媒介となる蚊の活動期がまだ訪れていないことだけが、不幸中の幸いか。

走行する車のサイドミラーにしがみつき……盗難車を発見した韓国人男性が執念の追跡!!

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 ボンネットに人を乗せて爆走する車。アクション映画でよく見る、手に汗握るシーンだが、日常生活ではまずお目にかかることはない。しかし、そんな映画のような事件が、韓国で相次いでいる。  3月中旬、京畿道(キョンギド)の往復4車線道路を、助手席のドアに男性がぶら下がったまま車が走行する事態が起きた。周囲は大騒ぎとなり、該当映像は多くのメディアで取り上げられた(>https://www.youtube.com/watch?v=KJ9xV4iaFBk)。  問題の車は、時速約60キロの速度で1キロほど走行。運転手が男性を振り落とそうと街路樹に突っ込んで、ようやく止まった。危機一髪の状況だったが、男性はぶつかる瞬間に飛び降りたため、膝の軽症だけで済んだ。一方、運転手は車を捨てて逃走するも、直ちに拘束された。  警察の取り調べによると、問題の車は盗難車であり、窓ガラスにしがみついていたA氏(26)は、車の“本当の持ち主”の息子だったのだ。  A氏の父親(58)の車が盗まれたのは、3月3日のこと。すぐに警察へ通報したが、事件現場には監視カメラもなく、捜査の進展は望めなかったのだ。  それから数日たった事件当日、街を歩いていたA氏は偶然にも盗まれた車を見つける。怒りに駆られた彼は、すぐに運転席に座るイ容疑者(43)に、車から降りるよう怒鳴りつけた。  ところが、A氏の迫力にのまれたイ容疑者は、車から降りるどころか急発進。一方のA氏も負けてない。彼は直ちにサイドミラーをつかむと、走行する車にしがみついた。事件後にインタビューを受けたA氏は「怖かったですが、犯人を捕らえなければという思いで……」と語っている。  この事件に対して、韓国ネット民は「たとえ車がなくても父親は暮らしていけるだろうけど、子どもを失っては生きていけない」と、無謀な行為に苦言を呈する声がある一方で、「すげぇ、映画みたい!」と、A氏の行動力を称賛する声などが上がっている。  一方、意地を貫いたのはA氏だけではない。3月5日のソウルの街中でも似たような事件が起きている。こちらの主役は、タクシー運転手のB氏(56)だ。  B氏がソウル市内の道路で乗客を降ろしていると、後方からイム容疑者(28)が運転する車が迫り、タクシーの後部バンパーに激突。しかし、イム容疑者は謝罪もなしに走り去ってしまう。それに怒ったB氏は車を追いかけ、信号で車が停止するとボンネットによじ登り、車から降りるように怒声を上げた。  しかし、イム容疑者は信号が変わると車を発進させ、B氏を乗せたまま走行。時速約30キロの速度でフラフラと1.5キロほど走るが、警察の到着と同時に観念して停車した。B氏は事件後、「ボンネットに乗れば車を止めると思った。当時はカッとなってやってしまった」と、やりすぎたことを反省している様子。イム容疑者は特殊暴行の容疑で逮捕された。  意地を貫くのは立派だが、それで自分の体を危険にさらすのもどうだろう。どちらの事件も一歩間違えたら大事故につながってしまう。感情的になりやすい韓国人のイメージ通りともいえるが……。