
『The...(ジャケットA)』(rhythm zone)
東方神起分裂騒動で係争中の韓国男性アイドルユニットJYJがまたしてもピンチだ。今月15・16日に開催を予定している"3万人コンサート"のチケットがネットオークションに大量出品され、大幅に値下げされているにもかかわらず買い手がつかないという異常事態になっているという。
「今回のコンサートは、毎年ロック・イン・ジャパン・フェスティバルが行われている国営ひたち海浜公園で開催されるとアナウンスされています。チケットは1万~1万5,000円程度と高額ですが、イス席・立ち見を合わせて3万人を動員する予定だそうです」(芸能誌記者)
だが、実際にはオフィシャルでもまだ立ち見チケットが販売されており、ネット上のオークションサイトで3,000~5,000円という破格値で出品されている物についても、ほとんど入札されずに放置されている状態だ。
東方神起の所属事務所SMエンターテインメントによる「奴隷的契約」から逃れるために新事務所C-JeSエンターテインメントを設立したとされるJYJだが、それ以降、公演の開催をめぐってはトラブルが後を絶たなかった。今年6月にはさいたまスーパーアリーナで予定されていたコンサートが直前になってキャンセルされ両国国技館に変更されるなど、不透明な動きを見せていた。
「国内大手芸能メディアはJYJの動向を一切報じない状態が続いていますし、JYJの公演も、早い段階で会場を発表してしまうと、なんらかの圧力によって公演自体が危うくなってしまう。以前、チャリティーイベントの告知が各種ネットニュースに掲載されたものの、その数時間後に削除されたこともありました。そんな経緯もあり、チケット発売のプロモーションは難しく、売り出しの対応も遅くなったりしてしまいますから、仕方ないといえば仕方ないでしょう。また、ファンの間では、コンサートをする際の協賛やスポンサーもつきにくくなっているのでは? とウワサされています」(同記者)
また、韓国ではJYJの新曲「ピエロ」の歌詞が、特定の人物=SMエンターテインメント会長のイ・スマン氏を非難していると捉えられて放送禁止となったばかりだが、日本でも同様に芸能活動の幅がせばめられていることもあって、JYJファンは現在のユンホとチャンミン2人体制の東方神起に対して恨みを抱いているものも少なくないという。
「東方神起の日本のファンクラブ「Bigeast」の赤い公式タオルは東方神起ファンの象徴のようなものなのですが、逆にJYJファンからすると、恨みの気持ちがわいてきてしまうようです。ところが、今でも5人の東方神起に戻ってほしいと思うファンはBigeastタオルをひたちなかのイベントに持っていこうとしているようなんです。それを知った過激派のJYJファンは、ひたちなかでBigeastタオルを見たら、東方神起への抗議の意味を込めて『ハサミで切り刻む!』と言っているようです。もちろん、大半のファンは『そんなことしても意味ないよ......』という意見のようですが」(ファン)
混乱が続くJYJと東方神起の関係だが、このまま問題が長引けばファン同士の関係まで"分裂"してしまいそうだ。
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「高岡蒼甫だけじゃない!」大手芸能プロ・スターダストが抱える数々の"爆弾"

『はじめまして、こんにちは。』(SDP)
自身のTwitterでフジテレビを批判して物議を醸していた俳優の高岡蒼甫が7月28日、所属していた大手芸能プロ「スターダストプロモーション」を退社したことをTwitterで発表した。
「高岡はTwitterのフォロワーからの『自主退職なのか解雇なのか』という質問に『自分からは切り出してはいません』と明かしているため、事実上のクビ。最近、同事務所をクビになったのは薬物疑惑もささやかれたエリカ様こと沢尻エリカぐらい。同事務所のH社長は稼いでさえいればプライベートにはある程度寛容だが、今回の件はよほど腹に据えかねたのだろう」(スポーツ紙デスク)
うまい具合に高岡を"やっかい払い"した同事務所。今後のフジとの関係修復を図りたいところだが、高岡のようにいつ爆発するか分からない"爆弾"を多数抱えているという。
「同事務所は早くから反バーニングを打ち出し、事実上、バーニングが音頭を取ってまとめている日本音楽事業者協会(音事協)に未加入の独立系。にもかかわらず、実力派の役者陣をそろえ、映画事業への出資や積極的な音楽事業の展開で急成長し、今や200組以上を抱える大所帯となっただけにタレントの管理が大変。それだけに、H社長はある程度"放任主義"だったのだが......」(芸能プロ幹部)
そうしているうちに、沢尻や高岡のような"問題児"が出てきた。「もともとH社長は『ヤンキーは芸能界で成功する』という持論を持っていて、いま同事務所の主力組は過去にかなり"やんちゃ"だったタレントが多い」(同幹部)というが、そんな"爆弾"の1人が柴咲コウだというのだ。
「柴咲がTwitterをやっていることはあまり知られていない。そのため、フォロワーは約3万6,000人と超有名人にしては少ないが、よくよく書き込みをみると反原発を全面的に打ち出している。震災後は東電社員の内部告発が掲載されたブログや反原発の急先鋒・河野太郎のコメント、女優の松田美由紀がつぶやいた東電批判を自分のフォロワーに広め、6月中旬には自身の言葉で"皆は増税に賛成?""リアルタイムで見られなかった『自然エネルギーに関する総理・有識者オープン懇談会』を見た"などと書き込んだ。今後、CMの仕事に影響しなければいいが」(広告代理店関係者)
また、同事務所の所属で二児のママである山口もえは、夫でIT起業家の尾関茂雄氏が今年6月に無許可でキャバクラを営業していたとして風俗営業法違反容疑で警視庁に逮捕された。結局処分保留で釈放されたものの、「尾関氏が絡んでいるとされる横領事件が公判中。被告が公判で尾関氏の名前を出しているので、今後の展開次第では離婚が避けられない」(週刊誌記者)。
さらに、最近すっかりテレビから遠ざかった俳優の市原隼人は、「一時期、常にありえないハイテンションである疑惑が浮上。テレビで使いづらくなったようだ」(同記者)という。
若手女性タレントも今後、スキャンダルが噴出する可能性が高いようで「藤井リナは市川海老蔵暴行事件の当日に同じ飲食店に居合わせ、海老蔵に暴行を加えたグループとの接点が浮上。売り出し中の大政絢は一時期、ドラマで共演したKAT-TUNの亀梨和也との交際説が浮上。NHKの朝ドラのヒロインで清純派で売っていた本仮屋ユイカは先日、写真誌で泥酔してイケメンとトイレに入る姿を報じられた」(女性誌記者)
同事務所の対マスコミ戦略は「広報担当のS氏はサンスポ・スポーツ報知とべったりだが、後はことごとくダメ」(同記者)というだけに、"敵"だらけ。今後も、どんどんきわどいスキャンダルが出てきそうだ。
「ファン800人が羽田で歓迎」のチャン・グンソク 実際は「謝礼2,000円」の応募者が100人……

実際に集まった女性が手にしていたチラシ。
「謝礼2,000円(軽食つき)」と書かれている。
27日、韓国ドラマで人気の"韓流スター"チャン・グンソクが来日。早朝6時ごろから100名ほどの女性ファンが羽田空港に集まっていた。
一見して、熱狂的なファンが来日に合わせて駆けつけたというテレビでよく見る光景。しかし、現地で実際に見てみるとどこか不自然だ。
はたから見て気付くのは集まったファンが、ガイドのような人間の指示によって集団で誘導されていること。一部は確かに熱狂的ファンに見えるが、他は楽しそうにはしているものの、熱狂的な雰囲気はない。一様にスターのグッズを手にしているのだが、各々がそれを眺めていたりして、自主的に持ってきたというより、誰かに手渡されたかのような印象を受ける。
集まった報道陣は、現れたチャンに熱狂するファンを背景に撮影をしていたが、前に乗り出すほどでもない女性ファンもいる。そのひとりに話を聞くと、なんと「アルバイトも兼ねて遊びに来た」というのだ。
都内在住の40代主婦、彼女は一枚の紙を見せてくれたのだが、そこには「韓流スター来日イベント参加者募集!」とあった。
東京駅に集合し、バスで羽田空港へ移動。イベント後、軽食をとった後に再び東京駅で解散というようなことが書いてあり、「参加資格 高校生~49歳女性のみ 複数参加歓迎 謝礼2,000円」とある。差出人はイベント企画会社のようだ。
「前に他の韓流スターの出るテレビ番組の観覧をしたんだけど、その時に住所と名前を書いてから、こういうのが定期的に封筒で届くようになったの。参加したのはこれが初めてだけど......」と主婦。
チャン・グンソクのファンではないが「韓国の有名人が見られて軽食付きで2,000円もらえるなら楽しいでしょ」と、友人を誘って2名で参加。彼女が持っていた紙の募集人数は「先着40名」だが、バス2台で「1台40人ぐらい乗れたから計80人ぐらいかしら」と主婦。バスの中でタレントについての説明を受け、持っていたグッズもここで"お土産"として受け取ったという。
「『韓国の人気スターがせっかく日本に来るから声を出して応援してあげてください!』と言われた」(主婦)
これは、動員力に自信がないための演出なのだろうか。すぐ先では民放テレビ局と思われる若い女性アナウンサーが「800人のファンが集まり......」とリポートしていた。
群がった女性ファンはどう数えても100人ほどで、首を傾げていると、報道陣に「主催者発表800人です」と言い回っている男性スタッフを発見。何とも妙な光景だったのだ。
(文=鈴木雅久)
「救済ライブの告知も掲載させない」エイベックスの徹底的なJYJ潰しが始まった!

『The...(ジャケットA)』
(rhythm zone)
未曾有の被害をもたらした東日本大震災だが、日本の芸能人のみならず、ペ・ヨンジュン、イ・ビョンホンら日本に多くのファンを抱える韓国のスターが続々と義援金を寄付している。そんな中、名乗りをあげたのが東方神起から分裂したジェジュン、ユチョン、ジュンスのユニット「JYJ」だった。
「JYJの3人は、国際救援開発機構・ワールドビジョンを通じて6億ウォン(約4,300万円)を寄付した。来月2日から始まるワールドツアーでは、日本の震災がいかに深刻な事態だったかを知らせる活動をするなど、長期的に復興を支援していくことを発表した」(スポーツ紙記者)
JYJの3人は、現在も東方神起のメンバーとして活動するユンホ、チャンミンと5人で2005年に日本でデビュー。「エイベックスに所属し、国内では完全にJ-POPアーティストの扱い。イベントなどでK-POPの歌手として扱うメディアの取材はNGだった」(同)というだけに、日本の音楽界に溶け込み、絶大な人気があった。震災の被災地にも多くのファンを抱えていただけに、日本でのチャリティーイベントもすでに決定しているという。
「6月7日に横浜アリーナでイベントを開催し、イベントの出演料と収益金の一部を被災地に送る予定。JYJの日本でのライブは昨年6月以来で、多くのファンが待ち望んでいるだけに、広く告知されればよかったのだが......」(スポーツ紙デスク)
このイベントについては主催者から各スポーツ紙にリリース送られ、23日付の各紙に記事が掲載されるはずだったが、思わぬ横槍が入ったというのだ。
「東方神起の所属レコード会社・エイベックスが各紙に『掲載を見送ってほしい』として連絡したため、各紙掲載を見送った。JYJとエイベックスと言えば、東方神起分裂後にエイベックスが日本でのマネジメント権を取得したものの、JYJの韓国の所属事務所の代表がかつて某韓流スターに対する強要罪で逮捕され実刑を受けた前科があるとして『企業倫理上問題がある』と、昨年9月に一方的にJYJの日本での活動休止を発表。それに対してJYJ側はエイベックスが契約前から代表の前科を知っていたにもかかわらず、うまく利用された、などとの批判を展開する泥仕合になっていた。2人の東方神起を猛プッシュするエイベックスとしては、連ドラにも出演するなど日本で1番人気だったジェジュンがいるJYJが再び日本で活動することは目障りで、徹底的に潰しに入っている」(レコード会社関係者)
その証拠に、22日の午後5時すぎの時点でデイリースポーツのサイトには、「今回の災害は日本だけの悲しみでなく、すべての人類の悲しみだと思います。私たち皆が希望を持ち、勇気を持てば、まもなく雲は消え、日が照らされるだろうと思います」というJYJの3人のコメント付きでチャリティーイベントの記事が掲載されたが、数時間後には削除されてしまった。
たとえ、横槍が入っても、6月のチャリティーイベントは開催されるだろう。JYJのファンはぜひ足を運んでほしいものだ。
閉鎖的な"村社会"をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』

洗練された都会の女性ヘウォン(チ・ソンウォン)は、
故郷の離島で幼なじみのボクナム(ソ・ヨンヒ)と再会する。ビバ、女の友情!
(c)2010 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved
韓国映画界から、また新しい才能が生まれた。『チェイサー』(08)のナ・ホンジン監督(74年生まれ)、『息もできない』(08)のヤン・イクチュン監督(75年生まれ)ら韓流映画の型にハマらない骨太な新人監督たちが世界的な注目を集めた。サバイバル・サスペンス『ビー・デビル』でデビューを果たしたチャン・チョルス監督(74年生まれ)も振り切った演出で、2010年のカンヌ映画祭を賑わした存在だ。『ビー・デビル』の韓国での公開タイトルは、『キム・ボクナム殺人事件の顛末』。韓国で実際に起きた複数の性的虐待事件を組み合わせたもの。閉鎖的な社会の中で、SOSを発しながらも周囲から黙殺されてしまうヒロインの悲しみが描かれる。
青い海に囲まれた美しい孤島が舞台。島民は全員合わせて9人という、とても静かな環境だ。ソウルの銀行に勤めるOL・ヘウォン(チ・ソンウォン)は都会の煩わしい人間関係を忘れるため、少女時代を過ごした懐かしい島で休暇を過ごすことに。島では幼なじみだったキム・ボクナム(ソ・ヨンヒ)が、ヘウォンとの再会を喜び、歓迎してくれた。ボクナムは島で結婚し、島から出ることなくずっと暮らしていたのだ。単調な島の暮らしの中で、ひとり娘の成長だけがボクナムの生き甲斐だった。

島での虐待生活に耐え続けてきたボクナムだっ
たが、"命より大切なもの"を奪われたこと
から大逆襲に出る!
ボクナムと旧交を温めるヘウォンだったが、次第にこの島はどこか異常なことに気づく。ヘウォンの前では明るく振る舞っているボクナムだが、家に戻ると毎晩のように夫のDVに遭い、姑からは奴隷同然にこき使われ、さらには義弟の性欲処理までさせられていたのだ。他の島民たちは、そんな光景はもう見慣れてしまったらしく、誰もボクナムを助けようとはしない。ボクナムは親友のヘウォンに「私と娘をソウルに連れて行って」と懇願するが、束の間の休暇を過ごしに来たヘウォンには、気が重い頼みだった。ボクナムと距離を置こうとする。もう誰も助けてくれない。精神的に追い詰められたボクナムの心の中のストッパーが外れた。ついにボクナムの逆襲が始まる。
チャン・チョルス監督は、韓国の鬼才キム・ギドク監督の代表作『春夏秋冬そして春』(03)、『サマリア』(04)で助監督を務めることでキャリアを磨いてきた。師匠であるギドク監督からは「観客の目をスクリーンから逸らさせないこと」「劇中の会話は、実際の日常会話よりもテンポを早くすること」などを学んだそうだ。そして、本作では何よりも師匠譲りの"痛い"描写をふんだんに見せてくれる。ボクナムの逆襲シーンがあまりに過激な描写となったため、日韓でR18指定になってしまったほど。また、主人公である島育ちの女・ボクナムを演じたのは、『チェイサー』で快楽殺人鬼のターゲットとなる美人風俗嬢に扮したソ・ヨンヒ。出資会社はもっと知名度の高い女優の起用をチョルス監督に求めたそうだが、有名女優たちが作品内容を知って尻込みしたため、ソ・ヨンヒに主演の座が回ってきた。ひとり娘を愛するあまり、"逆・鬼子母神"と化すボクナム役を全身全霊で熱演してみせた。

『チェイサー』とは180度異なるブチ切れ演技
を見せたソ・ヨンヒ。「包丁を舐めるシーンは
側で見てててゾッとした」とチョルス監督。
2010年11月の東京フィルメックスで来日したチャン・チョルス監督に話を聞く機会があった。チョルス監督自身が6歳のときにようやく電気が通じたという田舎で育ち、男尊女卑の風潮の強い村の中で母親が理不尽な目に遭うのを子どもの頃に度々見ていたという。「海外では『この島のようなことが韓国ではありうるのか?』とよく質問されます。でも、韓国ではそのことは、まったく尋ねられません。あちこちで頻繁に起きているわけではなくても、今でもありえない話ではないということなんです」と説明する。多分、韓国の田舎に限らず、ボクナムのようなスケープゴートはどこの国でも、どこの社会でも存在するはずだ。そして、ボクナムの救いを求める視線に気づかないふりをする島民やヘウォンも。
"復讐バイオレンス"というジャンルをデビュー作に選んだ理由についても聞いてみた。チョルス監督によると、韓国映画界はブームが去った現在では実績のない新人監督が商業デビューを果たすのは非常に困難な状態にあるそうだ。映画監督志望の若者は大勢いるものの、出資会社がなかなか見つからないという状況の中で、1人消え、2人消え......と段々と減っていき、チャンスを狙って待ち続ける人間の心の中に、次第に澱が積もっていくらしい。このまま自分は、永遠に監督デビューできないままなのか? 社会の中で、誰にも知られずに埋もれて一生を終えるのか? いや、何としても自分の映画を撮り上げたい。そして、一本だけ監督したものの、誰にも見向きもされずには終わりたくない。映画界に自分の爪痕を残したい。映画監督として、ちゃんと社会と関わって生きていきたい。そんな閉塞的な現状を打破するために選んだ題材が、『キム・ボクナム殺人事件の顛末』だった。映画の中のボクナムと同様に、チョルス監督も精神的に追い詰められ、突破口を見出すために懸命だったのだ。
平穏なときに変わらぬ友情を誓い合ったヘウォンとボクナムだったが、島で起きた事件をきっかけに、2人の間には埋めがたい深い溝があることが露呈する。結局、島の環境が閉鎖的だったのではなく、ボクナムに対する周囲の人間の心が閉鎖的だったのだ。だが、心のストッパーを外したボクナムは、そんな溝さえもビョーンと飛び越えて、島から逃げ出そうとするヘウォンのもとへと迫ってくる。善悪の彼岸を飛び越えたボクナムは、悲しいほどにタフでワイルドだ。実績を持たないチャン・チョルス監督と地味な演技派女優というイメージの強かったソ・ヨンヒは、本作でもって韓国映画界にしっかりと爪痕を残した。映画監督として、女優として、映画界できっちりとサバイバルするために。
(文=長野辰次)
●『ビー・デビル』
監督/チャン・チョルス 出演/ソ・ヨンヒ、チ・ソンウォン 配給/キングレコード R18+ 3月26日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次公開 <http://www.kingrecords.co.jp/bedevil>
「ランキングにJYJがいない!?」韓国SM社の止まらない権勢とオリコンの苦しい言い分

『Memories in 2010』(rhythm zone)
東方神起や少女時代、SHINeeらを擁する韓国の芸能プロダクション、SMエンターテインメント(以下SM社)の日本における存在感が増している。先日、東方神起の元メンバーで、SM社と係争中の「JUNSU/JEJUNG/YUCHUN」(以下JYJ)のDVDがエイベックスより発売されたが、オリコンチャートに記載されないという珍事も発生した。
「これは、発売元のエイベックスがSM社に配慮した結果にほかなりません。エイベックス社はJYJにつぎ込んだ宣伝費や制作費をまだ回収できていないし、決算期末も近いため、ビジネス上はどうしても出したい。また、韓国ではSM社に対してJYJの活動を妨害してはならないという判決も出ており、表向きはSM社もDVDを出すなとはいえないが、本音は発売に大反対です。そこで出された苦肉の策が、DVDを発売するものの、オリコンに頭を下げてランキングから除外してもらうことだったのです」(他のレーベル関係者)
オリコン側は7日、エイベックスの「アーティスト活動を休止させたことからランキング公開を含む一切の宣伝・販促活動を行わない」との意向を汲んだ処置であった旨を公表した。そもそもランキングは発売元の意向とは無関係に集計されるべきものであり、いかにも苦しい言い分というほかないが、エイベックスがこうした無理を通した背景には、SM社との力関係の変化があるという。
「エイベックスとSM社は長年資本関係もあり、蜜月と言っていい関係を築いてきました。しかし、東方神起の分裂騒動以降、元メンバーの帰属をめぐるすれ違いに加え、エイベックスのSM社株売却などもあり、両者の関係は冷え込みました。ところが、ユニバーサルミュージックに取られる形となった少女時代のブレイクで危機感を深めたエイベックスは、昨年末にSM社の歌手・グループを担当する専門部署を立ち上げるなど、SM社に尽くす姿勢に転じています。今回のオリコンの件も、その延長上にあるのでしょう」(前出・関係者)
もっとも、SM社はエイベックスだけをビジネスの相手とするつもりはないようだ。今後も、少女時代はユニバーサルミュージックに所属し続けるほか、期待のSHINeeはEMIミュージックからデビューした。各社がSM社に過剰に配慮した結果、今回のオリコンの件のようなことが繰り返されないと良いのだが......。
(文=端下義人)
「キムチ臭の被害も」ヨン様の高級韓国料理店閉店の裏に住民トラブルか
韓国の人気俳優ぺ・ヨンジュンがプロデュースした東京・白金の韓国伝統料理店「高矢禮(ゴシレ)」本店が2月末で閉店した。同店ホームページでは休業の理由について「設備の老朽化のため」と説明しているが、2006年8月にオープンしたばかりで老朽化とは到底考えられない。一部では同店の料理が高額で、オープン当初はにぎわっていたが、ここ数年は客足もまばらだったという報じられた。
これにヨン様サイドは「事実無根」と否定するが、一方で閉店の裏には近隣住民とのトラブルがあるという情報もある。
オープン当初を知る関係者は「実は、同店を建設するにあたり、周辺住民の許可が得られていなかったというのです。建て始めてから近隣住民の間で『何をしているんだ?』と声が挙がり、慌てて事務所側が説明に回ったとか。当然、事後報告では住民の理解が得られるはずもなく、事態は紛糾していた」と明かす。
特に同店に隣接する住宅では、工事の震動で壁にヒビが入ったり、通気口から漏れる"キムチ臭"の被害が続出。これにより「何度も住民組合とヨン様サイドで話し合いが行われていました。しかし、話はまとまらず、住民側は『建て始めちゃったものは仕方がない』と一旦は容認したものの、その後『(建物の)契約が切れたら、即刻出て行ってくれ』とヨン様サイドに訴えたようです」(同関係者)という。
結果、建物賃貸契約が満了した2月末で、ヨン様は"出て行かざるを得なかった"という。日本で爆発的人気を誇るヨン様だが、今回ばかりは完全アウェーだったようだ。
卓上 ぺ・ヨンジュン 2011年 カレンダー
ブームもすっかり。

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ついに朝鮮半島で戦争勃発か!? 半島有事で日本に求められる心構えとは?
北朝鮮が23日、黄海の南北境界水域に近い韓国の延坪島に突如砲撃を開始。韓国メディアが伝えた砲弾数は約200発、これにより韓国軍兵士2人が死亡したとしている。李明博大統領は「休戦協定違反である」として、断固たる対応を取るとの考えを示している。
先の尖閣諸島問題で、日本の国防問題がにわかに注目される中で起きた今回の"戦争"。はたして日本への影響はあるのだろうか。「月刊サイゾー」でもお馴染みの軍事アナリスト・清谷信一氏に、半島有事の日本本土への影響や我が国の現状、さらには、日本人が今考えるべきことは何かを聞いた。
――こうした「半島有事」の際に、まず日本が考えなければならないことはなんでしょうか?
清谷氏(以下、清谷) 物理的にドンパチ自体は対岸の火事ということで、とばっちりで弾道ミサイルが日本に飛んでくるという可能性はほとんどないでしょうが、韓国には2万人以上の日本人が住んでいますから、当然彼らの救出をどうするかということになりますよね。
――具体的にはどんな方法が考えられますか?
清谷 たとえば、海上自衛隊には「ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)」というのがありますが、現在の「ひゅうが」型のDDHは全通式の平らなヘリ用甲板を持っており、大規模災害の時などに大型ヘリを積んで物資や人員輸送でこれを使用することができます。また、「おおすみ」型輸送艦も全通甲板を有していますが、こちらはヘリの運用能力が限定されています。ですが、LCAC(大型ホバークラフト)2隻を搭載できるので、これを利用すれば迅速に多くの人間を運ぶことができます。また「ひゅうが」型より大きく、実質的な多目的ヘリ空母「22DDH」も今年度予算で建造が決まっていて、約4,000人の人員輸送が可能です。理論上は、これらが救出に使えるということになります。
――自衛隊の大型ヘリというとCH-47でも搭載可能な人員数は約50人ですが、相当数のピストン輸送を繰り返すということになるのでしょうか?
清谷 陸自、空自で60機以上のCH-47を保有しています。その他、海自もMCH-101という大型ヘリを有しています。その他中型ヘリ、UH-60系列のブラックホークなども多数投入できます。DDHなどを中継して燃料を給油すれば本土まで向かうことも可能でしょう。また空自が運用する政府専用機の747や、空中給油機KC767に座席を搭載すれば、かなりの人数を運べます。その他戦術輸送機のC-1、C-130Jなども利用できます。
――能力としては、半島有事でも邦人救出は可能と考えていいのでしょうか?
清谷 問題は法的な根拠です。それが一番問題でもあります。邦人救出の法的根拠がありません。どの程度の状態で自衛隊を出すのか。救出の最中に攻撃されたら戦っていいのか。輸送機やヘリの護衛に戦闘機を使用できるのか、といえば、現状ではできないでしょう。つまり、法律を忠実に守れば自衛隊は出動できません。
――たしかに自衛隊が海外へ出動する恒久的な法的根拠はありません。
清谷 いままでの海外派遣はその場しのぎで、時限立法で乗り切ってきたわけです。イラクに陸自を派遣したときも、あそこは戦闘地域ではない、というのが派遣の根拠でした。今回、もし延坪島に日本人がたくさん住んでいた場合、救助へ向かうかどうかを国会で慌てて審議するのか、法を無視してとにかく行くのか、そういう法整備が平時からまるでできていません。もしできないなら日本人を見殺しにするのかという話ですが、実は現行法では見殺しにするしかないんですよ。あとは韓国や米軍のお情けにすがるしかない。
――救出の際に民間航空会社の大型旅客機を活用する方法は?
清谷 外国ではどこもそれができるんですけどね。たとえば、アメリカでは軍の予備役のパイロットが民間会社にいますし、有事の際は召集して、自国民の救出のために飛ばすことができるんです。そのために国が平時から航空会社にお金を拠出しています。フランスも国営のエアフランスが有事の際に動くことが前提ですし。
――日本でそれができない理由は?
清谷 まず法的な根拠がない。しかも日本の航空会社は労働組合が「戦争協力はしません」と反対していますから。こういうのは戦争協力とは普通は言いませんが。1985年のイラン・イラク戦争のときに、イラクのフセイン大統領(当時)が「48時間の猶予期限以降にイラン上空を飛ぶ航空機はすべて攻撃する」と宣言し、各国はイランから自国民を救助するために、民間機や軍を使って救出しましたが、JALについては労働組合が大反対してチャーター機が飛ばなかった。結局、土壇場でトルコ政府がチャーターを2便増やしてくれ、残されていた約200人の邦人が脱出できた。JALはその後、安全なトルコ空港まで行って「我々が助けに来ました」なんてシレっと言ってるんだから、あきれますよね。
――労働組合が反対するのはイデオロギー的なことで?
清谷 当然、そういう部分があるでしょう。軍服を着た自衛隊員を運ぶのを拒否した、なんてこともありましたし。「迷彩服を着ている軍人は運べません」とかね。ですから、本当になんかあったときに、日本は自衛隊機も民間旅客機も使えないというのが現状なんですよ。
――仮に法律をクリアして飛行機や護衛艦で韓国へ到着したとして、その後の問題は?
清谷 まず、日本の「軍隊」が上陸することを、反日思想が強い韓国人がどう受け止めるかってことがありますよね。それに、上陸したとしても、どんな流れで誘導して助けるかというシナリオは、実は日本にまったくない。本格的な戦争の場合、邦人の救出だと言っても、韓国人でも海外に逃れたいでしょうから、「飛行機に乗せろ、乗せない」で大混乱になる可能性もある。そうしたときに、暴動を抑えて治安をコントロールする部隊も必要になる。ところが治安維持のための装備、たとえば催涙弾やゴム弾なんかですが、そういうのを自衛隊は持っていないんです。
――ゴム弾がなければ、最悪、実弾を撃つしかないと?
清谷 極端に言えばそうなります。今回、北朝鮮が砲撃した場所は民間人が多い地域ですから、まさにそういうことが起こる可能性があるわけです。また弾道ミサイルも無視できない。救助作業中に弾道ミサイルがどんどん振ってくる、ではどうするか。場合によってはミサイルを迎撃可能なパトリオット3を現地に展開したり、対弾道弾迎撃用のイージス艦を海上に展開しなければならない。つまり、国外で北朝鮮と交戦することになります。
――もうそうなると、ほとんど戦争ですね。救助と戦争の間にボーダーはない?
清谷 「救助は必要、でも軍事行動はダメ」は両立しませんから。単に旅客機や船を確保すればいいという話ではなく、弾道ミサイルが飛んでくる中で邦人を救出するために、自衛隊を出すのか出せないのか。出すならどういうときなのか。現行法では出せませんから、勝手に逃げてきてくださいということになっている。ただ、それを世論は認めないですよね。では、どうすればいいのか。国民一人ひとりが考えないといけない時期は、とっくにきていますよ。
――清谷さんが海外で戦争に巻き込まれたら自己防衛のためにどうしますか?
清谷 軍事を専門とする人間の間では、「紛争があったらアメリカ大使館や他国の大使館に逃げ込め」が常識です(笑)。日本大使館はあてにならない。彼らは邦人保護が自分たちの仕事である認識がないし、危機管理能力もやる気もないから、門前払いの可能性さえある。もちろん、アメリカだって自国民を最優先させるけど、余裕があれば「じゃ、あんたも」ってなる可能性もあるわけで、少なくとも日本大使館よりははるかにあてになります(笑)。
(文=浮島さとし)

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アイドルだけじゃない! 韓国発・超ド級ディザスター映画『TSUNAMI-ツナミ-』

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CJ Entertainment Japan/パラマウント ピクチャーズ ジャパン共同配給
9月25日(土)新宿バルト9ほか全国"メガ"ロードショー
この秋、韓国発のとてつもないビッグウェーブが日本を襲う。『TSUNAMI-ツナミ-』は、数々のディザスター・ムービーを手がけたハリウッドのCG制作チームと作劇に定評のある韓国のキャスト・スタッフがタッグを組み、高さ100メートル時速800キロという"メガ津波"の恐怖と、未曾有の天災に翻弄される人々の運命をダイナミックに描き出す超一級の娯楽作だ。
韓国最大のリゾート地・海雲台(ヘウンデ)で生まれ育ったマンシク。2004年、スマトラ島沖地震に伴い22万人以上の命を奪った観測史上最悪のインドネシア大津波が発生したとき、遠洋漁船に乗りインド洋上にいたところを津波に巻き込まれ、密かに想いを寄せるヨニの父親を失う。事故以来ヨニへの愛を隠してきたマンシクだったが、葛藤の末ついにプロポーズを決意する。
そのころ地質学者のキム・フィは、ヘウンデ一帯の不穏な地殻の動きを察知。国際会議の仕事で娘を連れ当地を訪れていた元妻のユジンらに大津波の発生を警告し、避難を求めるが取り合ってもらえない。ヘウンデの美しいビーチには100万人の行楽客。そこにキムの予告通り超大型津波が発生、高層ビルをも飲み込む高さの大波がジェット機並みのスピードで迫ってきた......。
『シルミド SILMIDO』『力道山』のソル・ギョングがマンシク役、テレビドラマ「ファン・ジニ」のハ・ジウォンがヨニ役で共演。監督は『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のユン・ジェギュン。映画の前半では、男女の愛、親子の絆、日常の喜びや人生の苦悩が丁寧に描かれ、登場人物たちへの自然な感情移入が促される。それゆえ、津波がヘウンデを襲う後半で、逃げまどい、命を落とし、あるいは愛する者のために懸命の行動を起こす人々の心情が、自分自身がその場で体験しているかのように共感できる。
映画後半の"主役"となるメガ津波を創造したのは、『デイ・アフター・トゥモロー』『パーフェクト ストーム』などのハリウッド超大作のCGを手がけたハンス・ウーリックを擁するポリゴン・エンタテインメント。巨大なスケールを保ちながら激しく動き反応するリアルな津波を、最新の流体シミュレーション技術で生み出した。
情感たっぷりに描かれる群像劇と、圧倒的なリアリティーで迫る怒濤のディザスター場面。この組み合わせによって生まれた"アジアならではのパニック映画"を、ぜひ映画館で体験していただきたい。
(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)
『TSUNAMI ツナミ』作品情報
<http://eiga.com/movie/55567/>
デイ・アフター・トゥモロー 正直、どうにもならんよね。
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「首相談話」は反日感情再燃が狙い!? 日韓併合100周年に考える「本当の中韓関係」
かつて大日本帝国が朝鮮半島を領有した「日韓併合」。その併合条約は明治43(1910)年8月22日に調印され、29日に公布・施行された。それから100周年を迎える今年の8月29日に先立ち、菅直人総理は植民地支配への「痛切な反省と心からのおわび」を表明する首相談話を10日に発表した。
特に注目されたのは「当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました」との表現。日韓併合をめぐる日本の立場は、昭和40年の佐藤栄作首相の「両者の完全な意思、平等な立場において(条約が)締結された」との答弁を歴代政権が引き継いできた経過がある。野党からは「意に反してという表現は併合条約の無効性さえ認めかねない。95年の村山談話より大きく踏み込んだ内容で極めて遺憾」(自民党議員)との声もある。
舌鋒の鋭さでおなじみの保守系論客はこれをどう見るのか? 元外交官で、現在は外交評論家である、NPO法人「岡崎研究所」所長の岡崎久彦氏に聞いた。
――「日韓併合100周年」へ向けた今回の政府談話についてご意見をお聞かせください。
岡崎久彦氏(以下、岡崎) 寝た子を起こしたような話で、おさまっていた問題をわざわざ政府が蒸し返しているんですよ。日韓関係は今、民間のほうが進んでいる。韓国のアイドルグループが日本で人気を集めたり、非常に仲がいいですよね。若い人は抵抗なくお互いの文化を受け入れることができる。戦後の「朝鮮人蔑視」なんていう意識を持っている人は少ないですよ。そういう時流が生まれると、必ず今回みたいに反日感情を再燃させようという勢力が動く。
――その「勢力」とは具体的にどういう人たちですか。
岡崎 70年安保で挫折した人たちです。彼らは学生運動を終えて卒業しても就職できなかった。辛うじてもぐりこめたのが、役所であり、学校であり、新聞社だった。それが10年経って文部省や日教組で役職がついて、全共闘世代がようやく社会で発言力をもったのが80年代です。日韓問題が蒸し返されたのが、82年の教科書問題と85年の中曽根首相の靖国参拝ですが、どちらも日本のメディアが中国や韓国へご注進し、わざわざ反日コメントを引き出した。日本発信なんですよ。
――A級戦犯の靖国神社への合祀が発表されたのが79年ですが、それまで一度も靖国批判をしてこなかった中韓が、85年の中曽根首相の参拝で唐突に批判の声をあげました。
岡崎 あれは朝日新聞発信です。ある日の紙面で「中国政府内部で中曽根総理の靖国参拝に批判的な声がある」と書いた。"政府内部"なんて言われても誰だかわからない。その直後に中国の「人民日報」が「日本の代表的メディアの一つである朝日新聞が参拝を批判している」と書き、今度はそれを朝日が拾って、「人民日報が日本を批判してる」と書く。さらに中韓の広報部へ行って「靖国問題が起こってるがどう思うか?」なんて聞くから、広報部だって立場があるから批判的なコメントを出す。すると「中国、韓国が厳しく反応」なんて書いて、それが国民世論として定着する。そんなことばかりやっていたんです。
――日本のメディアが中国、韓国へマッチポンプ的に御用聞きに回っていた?
岡崎 正しくいえば中韓に限らず東南アジア全域ですね。私はタイの大使を88年から92年までしていましが、その時代は特にひどかった。日本の防衛費が上がると、日本のすべての新聞が東南アジア各国の広報へ行き、「日本の軍国主義再興は脅威ですか?」と聞きにいく。軍国主義の再興が怖いかと聞かれたら、怖いと答えますよね。そうすると「アジア各国は厳しく反応」なんて一面に見出しが躍る。それが毎年でした。私のところにも聞きにきたので、「タイは大丈夫ですよ」と答えたんですけどね(笑)
――戦後処理をあいまいにしてきたツケだという声もあります。
岡崎 日本の戦争の過去の問題は決して未解決で放置してきたわけではなく、日韓基本条約ですでに解決済です。あとは人々に残る記憶の問題ですが、戦争の記憶というのはだいたい一世代、年数でいえば30年くらいで消えて、それからは歴史家の手に委ねられるものなんです。アメリカの独立運動でもイギリスによる圧制がありましたが、それをアメリカはいつまでも恨んでいるわけではないし、イギリスだって謝りもしない。また、1815年にワーテルローで敗れたナポレオンは島流しにまでされて叩かれたわけですが、一世代後にはその評価も消え、ナポレオンはフランスの栄光を輝かしたという評価で定着している。戦争の評価というのは、ある一定期間を過ぎたら歴史家の手に委ねられるものなんです。
――歴史家に委ねるべき日本の戦後評価を、日本メディアが自ら人為的に蒸し返した?
岡崎 そういうことです。人工的に作ったムーブメントだから、いずれ消えますよ。中国も韓国も政策的には未来志向というスタンスですし。ただ、困ったことに、消えそうになると火をつける人がいる。それに乗っかるメディアもいる。その例が今回の菅総理の「談話」ですよ。たしかに反日教育は存在するし、それに反発する日本人の感情もありますが、本質的には民間レベルの中韓関係は非常に良好です。だから若い方々に申し上げたいのは、メディアに騙されてせっかくの友好関係を崩さないでほしいということ。政府がおかしな「談話」を出せばメディアも書くわけで、そんなものは無視すればいい。たとえ朝日新聞の一面に載っても無視すると(笑)。
(文=浮島さとし)
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「全共闘世代が問題を蒸し返している」
と岡崎氏。
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