Amazonプライム会員向け新サービス「Prime Reading」の日本での提供が始まり、話題を集めている。 すでに多くの人がプライム会員に登録して、映画やドラマなどの見放題「プライム・ビデオ」を利用しているハズである。映画見放題の時点で「あなどれないサービス」であることを実感した人は多いだろう。 何しろ、最新作だけでなく「見たいとは思っていたけど機会がなかった」とか「もう一度見たいとは思っていた」作品を絶妙に突いてきている。『トラック野郎』シリーズは全作品があるし『男はつらいよ』も投入された。アニメも、見逃した最新作だけでなく『重戦機エルガイム』とか『戦闘メカザブングル』とか、これぞをいう作品をうまーく投入しているのだ。 そこに新たに投入された「Prime Reading」。これ以前から、Amazonは定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」を実施している。 現段階では「Prime Reading」は「Kindle Unlimited」に比べると、読むことのできる本の数は少ない。ただ、利用方法にもよるだろうが「Prime Reading」はタダだからと決して手を抜いていない。 とりわけ雑誌は「AERA」(朝日新聞出版)や「DIME」(小学館)などをはじめ「山と渓谷」(山と溪谷社)まで入っていたり。単行本も含め「買うとなると考えるけど、タダなら読んでおこうか」と思わせるラインナップになっているのである。 年間数千円の対価としては、オトク感の強いプライム会員。とはいえ、出版業界に身を置いていると、いまだAmazonに対する忌避感は根強い。地方都市や、街場の書店が減っていくことへの危機感はよく話されるのだが「Amazonが便利!!」という話はまず表立って聞かれない。 先日、出版労連が毎年行っている催し・出版研究集会で講師の一人だった永江朗さんが「毎日、Kindleストアで、その日のバーゲン(割引)本をチェックしている」と話していた。するとなぜか、けっこうな数の人がギョッとした顔をしていた。 決してAmazonが万能かつ聖人君子ばりの企業とはいえない。けれども便利かつ安価なサービスを利用しないばかりで、忌避感だけを抱いているのはどうかと思う。筆者もKindleを利用しているが、万能とは言い難いものの紙の本を持ち歩くよりも軽くて便利である。 おそらく出版業界では、多くの人が「Prime Reading」によって、より本が売れなくなることへの恐怖を抱いているのではなかろうか。けれども、むしろこれによって紙の本に触れる機会も増えるのではないか。 というのは、電子化され読み放題になっているのは一部だけ。同じ作者の作品を読もうと思ったら、有料で紙の本を買うしかなかったりするのだ。そして、クリックだけで本が届くというシステムは、財布からお金を取り出すよりもハードルが低いのも事実。 膨大なまだ見ぬ本にアクセスする機会を提供しているくれるAmazon。それは、書店の店頭での「偶然の出会い」よりも頻度が高い。賛否があろうとも「これは便利だ!!」とサービスに耽溺してみないと、対抗策だって思いつかない。 (文=昼間たかし)Amazon「Prime Reading」より
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書店に並ぶ本の40%が「返品」されている! 数値から見る出版不況
書店に並ぶ本のうち約40%が「返品」されている――出版不況と言葉では聞くが、数で見ると改めて驚くものがある。思えば90年代にはよく聞いた『ミリオンセラー(100万部突破本)』という言葉も聞かなくなった。出版販促コンサルタントの山本豊氏に、前編に続き、移りゆく書店の姿について話を聞いた。 ■問屋が最強――「取次無双」な出版業界 ――出版業界は独特ですよね。出版社という本を作るメーカーがあり、書店という小売があり、取次という問屋がある。メーカー、小売、問屋という構造は他業種でも一緒ですが、出版業界は問屋である取次の権限がとても強いですよね。出版社が取次にそれはそれは気を使っているのを見聞きして、取次とはそんなに恐ろしいのかと思ったほどです。日本出版販売株式会社、株式会社トーハンが日本二大取次ですが、ここまで取次が強い背景には何があるのでしょう。 山本 取次は流通を抑えていますからね。例えば出版社が3000部取次に預けると、取次でこの書店には何冊、あの書店は売れるから何冊、と書店に卸す冊数を取次が決めていたんです。出版社にしてみても自力でやるより取次にお願いした方が、取次が長年の実績に基づいたルート、冊数で配本してくれますから。ですが、最近では出版社が書店から受注をして取次を経由して配本する方向へ変わってきています。 また、最近の傾向として取次が出版社から受け取る本の冊数が減っているというのはありますね。かつては3000部引き受けていたのが、今は2000部になるというような。取次からの受注が少ないと、出版社には在庫が残ることになります。 ――なぜ、取次が出版社から受け取る冊数は減っているのでしょうか? 山本 一番大きな理由は返品です。書店からの返品率は上がっており41%とも言われています。 ――書店にある本の半分弱が返品されているとなると、気が遠くなりますね。 山本 返送時の郵送コストは取次が負担しますから、取次にしてみたら返品率の上昇は死活問題です。 ■読書離れの実態を数字で追う~電車で見かけなくなった雑誌を読む人 ――出版不況は、読者側の読書離れもあるのでしょうか。 山本 実際あると思いますね。文化庁の平成25年の調査では1カ月に一冊も本を読まない人が47.5%でした。およそ10年前の平成14年度では37.6%でしたので、年々増えているんです。 ――この文化庁の『国語に関する世論調査』は毎年行われていますが、平成25年度を最後に、1カ月に読んだ本の冊数を聞く質問そのものがなくなってしまっていますね。電子書籍に移っているのでしょうか? 山本 電子書籍というより、ゲームや動画など「本ではない娯楽」へ流出していると思いますね。特に雑誌は厳しいです。電車の中で紙の雑誌を読む人をずいぶん見かけなくなりました。マンガそのものは好調ですが、マンガをスマホで読む人が増え、紙のマンガ雑誌も発行部数を落としています。 ――聞けば聞くほど出版業界に明るい兆しを感じにくいですが、それでも明るいジャンルを上げるとしたら何でしょう? 山本 「児童書」は手堅いと思います。少子化なので、意外なように聞こえるかもしれませんが、子供の数が減り、親が一人の子供にかけられるお金はむしろ増えていますから。 ――確かに、親は子供の未来に対しては切実ですしね。前編で「萌え」が強いとありましたが、「児童書」「萌え」はどちらも「金を出そうと読者(もしくは読者の親)が切実に思える」点がずば抜けているのでしょうね。 山本 一方で、苦しいジャンルはマニュアル系の書籍でしょう。 ――特にIT系だと内容がすぐ陳腐化してしまいますし、ネットでいくらでも丁寧に解説したサイトが今はありますからね。 ■「ウェブ発ベストセラー」はあれど、「電子書籍発ベストセラー」はない ――今は電子書籍のプラットフォームが整って、誰でも電子書籍を発表できるようになりましたよね。こういった電子書籍の状況はどうでしょうか? 山本 電子書籍(※ここでは、紙の媒体で先に出た書籍が電子化したものでなく、電子のみで出版されているもの)は売れていませんね。100冊売れればいい方とも聞きます。そもそも、「大人気電子書籍、(紙の)書籍化!」という話はあまり聞きませんよね。 ――確かに、「人気ウェブサイトのコラム、(紙の)書籍化!」は聞きますけど、「人気電子書籍、(紙の)書籍化!」は聞かないですね。 山本 もともと紙媒体でヒットしたマンガの電子化作品などは伸びていますが、これも、紙の書籍の大幅減少分を補うほどではありません。出版業界は1996年には2兆6千億の市場規模がありましたが、15年には1兆5千億まで下がっているんです。 ――驚きの下がり具合です。書店が減るわけですね。 山本 なかなかベストセラーは出ていないですよね。ビジネス書において最近のミリオンセラー(100万部突破)は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)くらいですね。 ――考えてみれば本も音楽も、ネットの一般普及が進む前の90年代は「ミリオンセラー」が結構頻繁に出ていましたよね。 山本 そうですね。出版点数自体は増えていますから、何を読んでいいのかわからない、という人も増えているはずです。他の娯楽により読書離れが進み、また、出版点数が増え選択肢が増す中で、ベストセラーは以前より出しにくくなっているとは思いますね。 ――ありがとうございました。 * * * 私自身、著者として本を出している。一冊目は14年に出したので、書店での取り扱いはかなり少なくなってしまっている。よって、いつでも自著を販売してくれるAmazonにはとても感謝している。しかし、Amazonばかりが大きくなる状況には危機感や違和感も覚える。さらに、宅配便の再配達問題に関わる取材をして配送業者の厳しい状況を知り、私は都市部に住んでいて、小さな子供がいるなど買い物に苦労するような事情もないのだから、そもそも通販自体をあまり使わないようにしようと個人的には思っている。なかなか難しくはあるが。 そのため利用しているのが「e-hon」という、オンラインで本を注文し、それを指定した書店で受け取れるサービスだ(書店の売り上げになる)。正直、Amazonで買うよりも手間だ。しかし「あの書店つぶれちゃったんだ、残念」などと、数年間買い物しなかったであろう書店の閉店をつぶれてから惜しむ人を見るとカッコ悪いと思うので、できる範囲で続けていきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/]) ■山本豊氏 出版販促サポートサイト 出版SPプラス:http://booksales.jp
書店に並ぶ本の40%が「返品」されている! 数値から見る出版不況
書店に並ぶ本のうち約40%が「返品」されている――出版不況と言葉では聞くが、数で見ると改めて驚くものがある。思えば90年代にはよく聞いた『ミリオンセラー(100万部突破本)』という言葉も聞かなくなった。出版販促コンサルタントの山本豊氏に、前編に続き、移りゆく書店の姿について話を聞いた。 ■問屋が最強――「取次無双」な出版業界 ――出版業界は独特ですよね。出版社という本を作るメーカーがあり、書店という小売があり、取次という問屋がある。メーカー、小売、問屋という構造は他業種でも一緒ですが、出版業界は問屋である取次の権限がとても強いですよね。出版社が取次にそれはそれは気を使っているのを見聞きして、取次とはそんなに恐ろしいのかと思ったほどです。日本出版販売株式会社、株式会社トーハンが日本二大取次ですが、ここまで取次が強い背景には何があるのでしょう。 山本 取次は流通を抑えていますからね。例えば出版社が3000部取次に預けると、取次でこの書店には何冊、あの書店は売れるから何冊、と書店に卸す冊数を取次が決めていたんです。出版社にしてみても自力でやるより取次にお願いした方が、取次が長年の実績に基づいたルート、冊数で配本してくれますから。ですが、最近では出版社が書店から受注をして取次を経由して配本する方向へ変わってきています。 また、最近の傾向として取次が出版社から受け取る本の冊数が減っているというのはありますね。かつては3000部引き受けていたのが、今は2000部になるというような。取次からの受注が少ないと、出版社には在庫が残ることになります。 ――なぜ、取次が出版社から受け取る冊数は減っているのでしょうか? 山本 一番大きな理由は返品です。書店からの返品率は上がっており41%とも言われています。 ――書店にある本の半分弱が返品されているとなると、気が遠くなりますね。 山本 返送時の郵送コストは取次が負担しますから、取次にしてみたら返品率の上昇は死活問題です。 ■読書離れの実態を数字で追う~電車で見かけなくなった雑誌を読む人 ――出版不況は、読者側の読書離れもあるのでしょうか。 山本 実際あると思いますね。文化庁の平成25年の調査では1カ月に一冊も本を読まない人が47.5%でした。およそ10年前の平成14年度では37.6%でしたので、年々増えているんです。 ――この文化庁の『国語に関する世論調査』は毎年行われていますが、平成25年度を最後に、1カ月に読んだ本の冊数を聞く質問そのものがなくなってしまっていますね。電子書籍に移っているのでしょうか? 山本 電子書籍というより、ゲームや動画など「本ではない娯楽」へ流出していると思いますね。特に雑誌は厳しいです。電車の中で紙の雑誌を読む人をずいぶん見かけなくなりました。マンガそのものは好調ですが、マンガをスマホで読む人が増え、紙のマンガ雑誌も発行部数を落としています。 ――聞けば聞くほど出版業界に明るい兆しを感じにくいですが、それでも明るいジャンルを上げるとしたら何でしょう? 山本 「児童書」は手堅いと思います。少子化なので、意外なように聞こえるかもしれませんが、子供の数が減り、親が一人の子供にかけられるお金はむしろ増えていますから。 ――確かに、親は子供の未来に対しては切実ですしね。前編で「萌え」が強いとありましたが、「児童書」「萌え」はどちらも「金を出そうと読者(もしくは読者の親)が切実に思える」点がずば抜けているのでしょうね。 山本 一方で、苦しいジャンルはマニュアル系の書籍でしょう。 ――特にIT系だと内容がすぐ陳腐化してしまいますし、ネットでいくらでも丁寧に解説したサイトが今はありますからね。 ■「ウェブ発ベストセラー」はあれど、「電子書籍発ベストセラー」はない ――今は電子書籍のプラットフォームが整って、誰でも電子書籍を発表できるようになりましたよね。こういった電子書籍の状況はどうでしょうか? 山本 電子書籍(※ここでは、紙の媒体で先に出た書籍が電子化したものでなく、電子のみで出版されているもの)は売れていませんね。100冊売れればいい方とも聞きます。そもそも、「大人気電子書籍、(紙の)書籍化!」という話はあまり聞きませんよね。 ――確かに、「人気ウェブサイトのコラム、(紙の)書籍化!」は聞きますけど、「人気電子書籍、(紙の)書籍化!」は聞かないですね。 山本 もともと紙媒体でヒットしたマンガの電子化作品などは伸びていますが、これも、紙の書籍の大幅減少分を補うほどではありません。出版業界は1996年には2兆6千億の市場規模がありましたが、15年には1兆5千億まで下がっているんです。 ――驚きの下がり具合です。書店が減るわけですね。 山本 なかなかベストセラーは出ていないですよね。ビジネス書において最近のミリオンセラー(100万部突破)は『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)くらいですね。 ――考えてみれば本も音楽も、ネットの一般普及が進む前の90年代は「ミリオンセラー」が結構頻繁に出ていましたよね。 山本 そうですね。出版点数自体は増えていますから、何を読んでいいのかわからない、という人も増えているはずです。他の娯楽により読書離れが進み、また、出版点数が増え選択肢が増す中で、ベストセラーは以前より出しにくくなっているとは思いますね。 ――ありがとうございました。 * * * 私自身、著者として本を出している。一冊目は14年に出したので、書店での取り扱いはかなり少なくなってしまっている。よって、いつでも自著を販売してくれるAmazonにはとても感謝している。しかし、Amazonばかりが大きくなる状況には危機感や違和感も覚える。さらに、宅配便の再配達問題に関わる取材をして配送業者の厳しい状況を知り、私は都市部に住んでいて、小さな子供がいるなど買い物に苦労するような事情もないのだから、そもそも通販自体をあまり使わないようにしようと個人的には思っている。なかなか難しくはあるが。 そのため利用しているのが「e-hon」という、オンラインで本を注文し、それを指定した書店で受け取れるサービスだ(書店の売り上げになる)。正直、Amazonで買うよりも手間だ。しかし「あの書店つぶれちゃったんだ、残念」などと、数年間買い物しなかったであろう書店の閉店をつぶれてから惜しむ人を見るとカッコ悪いと思うので、できる範囲で続けていきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/]) ■山本豊氏 出版販促サポートサイト 出版SPプラス:http://booksales.jp
書店が6000店も減少している! 懐かしの「ロードサイド書店」をつぶしたのはAmazonか?
2000年には2万店以上あった書店が16年には1万4000店まで減っている――近所の町の書店の閉店などを目にし「書店が前よりも減っている感覚」は多くの人にあるだろう。しかし、こうして数で見ると驚くものがある。そしてこれはいわゆる町の本屋さんだけでなく、紀伊國屋書店新宿南店など、都心の大型書店も含まれているのだ。その要因の一つに当然あるのはAmazonだろう。出版販促コンサルタントの山本豊氏に、移りゆく書店の姿について話を聞いた。 ■2000年時点では、Amazonはまったく脅威だと思われていなかった。 ――00年には2万店以上あった書店が16年には1万4000店まで減っている、というのは衝撃ですね。 山本豊氏(以下、山本) そうですね、後継者不足もありますが、Amazonの影響も大きいですね。 ――Amazonは00年に日本でのサービスを開始し、今や書籍に限らずEC市場を牽引する存在になりましたが、サービス開始時点の段階で、Amazonは書店にどう認識されていたのでしょうか? 山本 Amazonは赤字覚悟で本の送料無料を続けていました。当初は出版社も書店も、このやり方ではもたないと見ていましたね。また、Amazonは外資ですから、出版社にしろ書店にしろ「敵対」とまではいかずとも、「自分たちの土壌に土足で……」のような雰囲気はありましたね。 ただ、その後Amazonが拡大を続けたのはご存知の通りです。書店にとってAmazonはライバルですが、出版社にとってAmazonは販路を広げてくれる存在でもあります。ですが、出版社にしてみればそれまでずっと本を販売してくれた書店への恩義も当然あります。 なので、出版社は表立ってAmazonと何かをすることはせず「書店さんの味方ですよ」というスタンスを取っていました。ですが、そのスタンスも最近そうとも言えなくなってきていますね。 ――書店さんを大事にしていますよ、という出版社の建前もいよいよ崩れつつあるんですね。 ■「Amazonランキング1位」は操作されている? ――山本さんから見て、Amazonのいい点はどこにあると思いますか? 山本 利用者にしてみればいいサービスですよね。品切れはなく、届くのも早いですし。マーケットプレイスでの古本の販売も充実していますよね。 ――マーケットプレイスで、1円で販売されている本はどうやって利益を確保しているのでしょうか。 山本 あちらは送料が一律で257円ですよね。安い配送サービスを利用し、その差額を得ているのでしょう。ただ、当然Amazonも手数料を取るでしょうから、1円本の利益は相当薄いでしょうね。 ――Amazonは本別に売り上げのランキングがついていますが、1位を取ると「ベストセラー1位」のタグが付きます。そのタグやランキング上位の実績欲しさに著者が本を買い占め、ランキングを操作することもあるとも聞きますが……。 山本 一人の方が100冊買っても1カウントにしかならないようですね。「操作」するなら相当大掛かりにやらないといけないでしょう。 ――この「ベストセラー1位」は効力のあるものなのでしょうか? 山本 かつては効力があったと思いますが、今はさほど、という感じですね。内情をわかっている消費者も増えてきましたから。 ■90年代の日本の郊外の風景「ロードサイド書店」は絶滅する? ――書店は上場企業もありますが、最新年度の決算を見ると文教堂が赤字、三洋堂も前年よりも営業利益を落としています。 山本 三洋堂さんは愛知に本社のある書店さんで、いわゆる「ロードサイド書店」の走りですね。 ――東京など車なしでも生活できる都市圏の人にはピンとこないかもしれませんが、私は地方の郊外出身なので「ロードサイド書店」にはグッとくるものがあります。90年代くらいから、地方の郊外にはロードサイドに大型の書店が増えましたね。ネットも普及していなかった時代に、地方でも「文化」を感じる空間でした。 山本 ロードサイド書店は減ってきてしまいましたね。文教堂さんもかつては神奈川近郊でロードサイド店を多く展開していましたが、今は「アニメガ」という店舗形態に力を入れています。アニメガではアニメや関連グッズに注力しており、場所もロードサイドではなく、駅チカだったり、駅ビルのテナントに入っていたりと、路線転換しています。 ――出版不況でも、信者を抱える「萌え」は強いのですね。ロードサイド書店を駆逐したのはAmazonなのでしょうか? 山本 Amazonも当然ありますが、昨今増えたワンストップモールの影響もあるかと思います。それこそイオンのような、一店舗だけですべての買い物が完結するような超大型ショッピングモールの存在ですね。そういった店舗には大型書店も入っていますので。 ――書店という切り口だけで見ても、この20年で随分流通の姿は変わっているのですね。 * * * なお、Amazonは「法人税を日本に払っていない疑惑」がある。Amazonの16年における日本事業の売上高は1兆1660億(1ドル108円で算出)になる。ちなみに日本経済新聞社のサイトのランキングで調べると、ユニクロのファストリテーリングの16年の売上高は1兆7778億円になり、これは全上場企業中73位になる。 ユニクロを小さくしたくらいの超大企業が日本に法人税を納めていないのは問題だ。しかしAmazonは、そもそも米国にも売上規模の割には法人税をさほど払っていない。Amazonの営業利益率は、16年は3%、15年は2%、14年は0.2%だ。ちなみに楽天の営業利益率は16年は9.9%、15年は13.2%、14年は17.2%になる。Amazonの投資家向け資料を見ると、「短期的な利益よりも中長期的なマーケットでの主導権をつかむための投資を続ける」といった趣旨の記載があり、利益は、徹底的にさらなる拡大のための投資に回す方針なのだ。 利用者にしてみればAmazonは確かに便利なサービスだが、宅配業者の再配達問題などAmazonと利用者「以外」の関係者の疲弊は大きいし、街の書店は6000店が消えて風景も変わった。最後はAmazon以外、草一本も生えてないのかもしれない。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/]) ■山本豊氏 出版販促サポートサイト 出版SPプラス:http://booksales.jp
書店が6000店も減少している! 懐かしの「ロードサイド書店」をつぶしたのはAmazonか?
2000年には2万店以上あった書店が16年には1万4000店まで減っている――近所の町の書店の閉店などを目にし「書店が前よりも減っている感覚」は多くの人にあるだろう。しかし、こうして数で見ると驚くものがある。そしてこれはいわゆる町の本屋さんだけでなく、紀伊國屋書店新宿南店など、都心の大型書店も含まれているのだ。その要因の一つに当然あるのはAmazonだろう。出版販促コンサルタントの山本豊氏に、移りゆく書店の姿について話を聞いた。 ■2000年時点では、Amazonはまったく脅威だと思われていなかった。 ――00年には2万店以上あった書店が16年には1万4000店まで減っている、というのは衝撃ですね。 山本豊氏(以下、山本) そうですね、後継者不足もありますが、Amazonの影響も大きいですね。 ――Amazonは00年に日本でのサービスを開始し、今や書籍に限らずEC市場を牽引する存在になりましたが、サービス開始時点の段階で、Amazonは書店にどう認識されていたのでしょうか? 山本 Amazonは赤字覚悟で本の送料無料を続けていました。当初は出版社も書店も、このやり方ではもたないと見ていましたね。また、Amazonは外資ですから、出版社にしろ書店にしろ「敵対」とまではいかずとも、「自分たちの土壌に土足で……」のような雰囲気はありましたね。 ただ、その後Amazonが拡大を続けたのはご存知の通りです。書店にとってAmazonはライバルですが、出版社にとってAmazonは販路を広げてくれる存在でもあります。ですが、出版社にしてみればそれまでずっと本を販売してくれた書店への恩義も当然あります。 なので、出版社は表立ってAmazonと何かをすることはせず「書店さんの味方ですよ」というスタンスを取っていました。ですが、そのスタンスも最近そうとも言えなくなってきていますね。 ――書店さんを大事にしていますよ、という出版社の建前もいよいよ崩れつつあるんですね。 ■「Amazonランキング1位」は操作されている? ――山本さんから見て、Amazonのいい点はどこにあると思いますか? 山本 利用者にしてみればいいサービスですよね。品切れはなく、届くのも早いですし。マーケットプレイスでの古本の販売も充実していますよね。 ――マーケットプレイスで、1円で販売されている本はどうやって利益を確保しているのでしょうか。 山本 あちらは送料が一律で257円ですよね。安い配送サービスを利用し、その差額を得ているのでしょう。ただ、当然Amazonも手数料を取るでしょうから、1円本の利益は相当薄いでしょうね。 ――Amazonは本別に売り上げのランキングがついていますが、1位を取ると「ベストセラー1位」のタグが付きます。そのタグやランキング上位の実績欲しさに著者が本を買い占め、ランキングを操作することもあるとも聞きますが……。 山本 一人の方が100冊買っても1カウントにしかならないようですね。「操作」するなら相当大掛かりにやらないといけないでしょう。 ――この「ベストセラー1位」は効力のあるものなのでしょうか? 山本 かつては効力があったと思いますが、今はさほど、という感じですね。内情をわかっている消費者も増えてきましたから。 ■90年代の日本の郊外の風景「ロードサイド書店」は絶滅する? ――書店は上場企業もありますが、最新年度の決算を見ると文教堂が赤字、三洋堂も前年よりも営業利益を落としています。 山本 三洋堂さんは愛知に本社のある書店さんで、いわゆる「ロードサイド書店」の走りですね。 ――東京など車なしでも生活できる都市圏の人にはピンとこないかもしれませんが、私は地方の郊外出身なので「ロードサイド書店」にはグッとくるものがあります。90年代くらいから、地方の郊外にはロードサイドに大型の書店が増えましたね。ネットも普及していなかった時代に、地方でも「文化」を感じる空間でした。 山本 ロードサイド書店は減ってきてしまいましたね。文教堂さんもかつては神奈川近郊でロードサイド店を多く展開していましたが、今は「アニメガ」という店舗形態に力を入れています。アニメガではアニメや関連グッズに注力しており、場所もロードサイドではなく、駅チカだったり、駅ビルのテナントに入っていたりと、路線転換しています。 ――出版不況でも、信者を抱える「萌え」は強いのですね。ロードサイド書店を駆逐したのはAmazonなのでしょうか? 山本 Amazonも当然ありますが、昨今増えたワンストップモールの影響もあるかと思います。それこそイオンのような、一店舗だけですべての買い物が完結するような超大型ショッピングモールの存在ですね。そういった店舗には大型書店も入っていますので。 ――書店という切り口だけで見ても、この20年で随分流通の姿は変わっているのですね。 * * * なお、Amazonは「法人税を日本に払っていない疑惑」がある。Amazonの16年における日本事業の売上高は1兆1660億(1ドル108円で算出)になる。ちなみに日本経済新聞社のサイトのランキングで調べると、ユニクロのファストリテーリングの16年の売上高は1兆7778億円になり、これは全上場企業中73位になる。 ユニクロを小さくしたくらいの超大企業が日本に法人税を納めていないのは問題だ。しかしAmazonは、そもそも米国にも売上規模の割には法人税をさほど払っていない。Amazonの営業利益率は、16年は3%、15年は2%、14年は0.2%だ。ちなみに楽天の営業利益率は16年は9.9%、15年は13.2%、14年は17.2%になる。Amazonの投資家向け資料を見ると、「短期的な利益よりも中長期的なマーケットでの主導権をつかむための投資を続ける」といった趣旨の記載があり、利益は、徹底的にさらなる拡大のための投資に回す方針なのだ。 利用者にしてみればAmazonは確かに便利なサービスだが、宅配業者の再配達問題などAmazonと利用者「以外」の関係者の疲弊は大きいし、街の書店は6000店が消えて風景も変わった。最後はAmazon以外、草一本も生えてないのかもしれない。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/]) ■山本豊氏 出版販促サポートサイト 出版SPプラス:http://booksales.jp
大公開! 13年7月度「日刊サイゾー」Amazonで売れたものランキング!!
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●本のTOP5
第1位
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関東連合強し! 先月トップだったこの暴露本が、今月も1位に輝きました。サイゾー読者は黒いネタがお好きなのですね、ふふふ。
【関連記事】「伊勢谷に続き岡沢も……!」関東連合暴露本で広末涼子 vs 長澤まさみの“一触即発バトル”が勃発!?
第2位 ホームレス大博覧会 [単行本(ソフトカバー)] 「何を食べてるの?」「なぜホームレスになったのかしら?」そんなギモンが分かっちゃう♪ 西は大阪・西成、東は東京・山谷、テント村からドヤ街まで、ホームレス取材の集大成! 【関連記事】「発禁になる前に読んでおけ!」底辺で生きるホームレスを14年追いかけたルポ漫画『ホームレス大博覧会』
第3位 サイゾー 2013年 08月号 [雑誌] [雑誌] 雑誌版サイゾーが3位! 日頃のご愛顧、ありがとうございます! 今月は音楽業界のタブーに切り込んでまーす。 【関連記事】「安室奈美恵はアーティストではない」「エイベックスは音楽業界を舐めてる」話題のMVをふかわりょうが痛烈批判
第4位 珍島巡礼 (イカロス・ムック) [ムック] 日本の離島の数は、ざっと1000以上もあるんだそうですよ。全体が石油備蓄基地の島、「一人相撲」という伝統行事がある島、謎の「レオタード漁」など、面白い島を紹介。 【関連記事】神様相手にひとり相撲!? 日本の“ヘンな島”を訪ねる『珍島巡礼』
第5位 連続テレビ小説あまちゃん Part2 (NHKドラマ・ガイド) [ムック] 5位はファン必読の『あまちゃん』公式ガイドブック。某巨大ネット掲示板で、「公式本くらい読めよ」と一蹴されてる人をよく見かけます。 【関連記事】『あまちゃん』ツートップに明暗!“熱愛・不機嫌”で急降下の橋本愛、能年玲奈は……
●DVDのTOP5 第1位 あまちゃん 完全版 Blu-rayBOX1 トップは『あまちゃん』。芸能界をパロッたコントのような「東京編」が放送中ですが、東日本大震災がどのように描かれるのか、今からドキドキしますな。 【関連記事】能年・橋本ユニットCDデビューも? 『あまちゃん』利権貪るNHK“天下り”構造
第2位 橘梨紗 引退 [Blu-ray] 「あの国民的アイドルユニットの研究生だった、あのコでは?」とウワサが絶えない梨紗ちゃんのAV引退作が2位。はあ、梨紗ちゃん引退かぁ……、考え直してくれないかなぁ……。 【関連記事】男のオナニーを見たがる女性が急増中!? 巷でウワサの珍企画「東京オナニースタイル」ってナニ?
第3位 あまちゃん 完全版 Blu-ray BOX 2(Blu-ray Disc) AVをはさんで、三タビ『あまちゃん』です。じぇじぇじぇ! 最近、松田龍平演じる水口琢磨マネジャーに燃える「ミズタク萌え」女子が増えているとか。 【関連記事】「年末は休みたい」けど……小泉今日子『あまちゃん』挿入歌CD化で、紅白ほぼ確定か
第4位 ビーチボーイズDVD BOX 4位は90年代夏ドラマの代表格がランクイン。当時は、反町隆史と竹野内豊のダブル主演の贅沢さに、じぇじぇじぇ!と驚いたものです。 【関連記事】『ビーチボーイズ』の焼き直し!? 山下智久主演ベタドラマ『SUMMER NUDE』に「もうええわ!」の声
第5位 リーガル・ハイ Blu-ray BOX (2012) 5位には、堺雅人と、ガッキーによる連ドラがイン! それにしても、堺主演『半沢直樹』の視聴率は上がる一方。どこまで上昇するか見ものです。 【関連記事】「もっと長いセリフを……!」TBS『半沢直樹』堺雅人の飽くなき要求に脚本家困惑中!?
●【番外編】高額商品TOP5 販売実数にかかわらず、温かい気持ちにさせてくれた高額商品のランキングです。 第1位 EPSON dreamio ホームプロジェクター 2,300lm 3D対応 Full HD(1080p) スピーカー(10W×2)搭載 ワイヤレス対応 EH-TW6100W 185,163円。奮発しましたね! このモテアイテムさえあれば、あらゆる女の子がイチコロです。
第2位 ハセガワ 多機能専用脚立セレクトステップ LG-15125 27,090円。こんなに多機能な脚立を見たのは初めてです。
第3位 送料無料 「黄色ちゃんちゃんこ(綸子柄・シルク)米寿3点セット」 ちゃんちゃんこ・頭巾・扇子 代引発送OK 16,500円。おじいちゃん(もしくはおばあちゃん)、米寿おめでとうございます! 長生きしてくださいね。
第4位 超像Artコレクション 「ジョジョの奇妙な冒険」 石仮面 [原型・彩色監修/荒木飛呂彦] 14,784円。人間やめるなら、これ!
第5位 熊撃退スプレー 8,900円。「アメリカのイエローストーン国立公園のSteve Braun氏が最も推奨している熊撃退スプレー」だそうです。
えっ、それだけ!? 海兵隊マンガ『まりんこゆみ』が原因不明の販売停止も、実は……
すわ「新たな表現規制か?」と情報を知った者は、みな戦々恐々とした。 現在、マンガ家・野上武志氏の単行本『まりんこゆみ』(企画・原案 アナステーシア・モレノ/星海社発行)が、Amazonのサイトで販売停止になっているのだ。 この作品は、ウェブ連載をまとめたもので、世界最強の海兵隊に日本の女子高生が入隊するというギャグテイストの作品。現在も連載は継続中で、単行本は今月10日に発売になったばかり。現在、Amazonの同作品のページでは <調査中の商品 本商品に問題があるとのご指摘をお客様からいただいたため、現在一部の販売を一時的に休止しています。問題が解決され次第、販売を再開いたします> と表示され、注文ができない状態になっている。ほかのネット書店では平常通り販売が継続されており、Amazonが独自の判断で販売を停止していることは明らかだ。 いったい、原因はなんなのか? 本日午前に、出版元の星海社に取材したところ 「当社でも原因がわからず調査中の状態で、何もお話しできないんです」 と、同社も困惑している様子。Amazonのサイトに記された文面からは、なんらかのクレームが寄せられたのではないかと予測される。だが、作者の野上氏の元にも、これまでクレームや嫌がらせめいたメールなどは届いていないという。 作品内で扱っているのは、明らかにアメリカの海兵隊と分かる集団(作中では「アメリゴ合衆国」と表記)。内容紹介で「機密スレスレなまでのリアルさに全世界の現役・OB海兵隊員が騒然」と煽っているだけに、CIAの工作か、はたまたコミンテルンの陰謀か、謎は深まるばかりだ。 この販売停止が注目を集めたのには理由がある。Amazonでは昨年3月、ひとりの女性が「児童ポルノを一切売らないよう、アマゾン社長に直接メールを送りましょう」と呼びかけたことをきっかけとして、ロリコン漫画誌「COMIC LO」(茜新社)が販売停止にされた一件もあるからだ。それゆえ、今回も「表現の自由」にかかわるなんらかの問題ではないかと注目されたのである。 ところが……実際はまったく違った。 本日、夕方に星海社にあったAmazonの返答によれば 「購入者から“本に折れがあった”とクレームがあったため、倉庫の在庫をすべて検品中だそうなんです」(野上氏・談) 大山鳴動して鼠一匹。 (取材・文=昼間たかし)『まりんこゆみ』(星海社)
大公開! 13年5月度「日刊サイゾー」Amazonで売れたものランキング!!
今や書籍のみならず、あらゆる分野の商品をそろえるネット上のマーケット空間「Amazon」。日刊サイゾーからも、記事の関連商品や人気の商品にリンクを貼り、ちょびっとだけアフィリエイト収入を頂いて、サーバー代やおやつ代をまかなっております。
日刊サイゾーからのリンクで購入されたAmazon商品をランキング形式で毎月発表! 売れ筋商品から、日刊サイゾーという媒体の特性だけでなく、時代の流れまで見えてくるとかこないとか……。
●本のTOP5
第1位
ハダカの美奈子 [単行本(ソフトカバー)]
絶賛フィーバー中のビッグダディ元嫁による、衝撃の告白本がトップ。何やら日刊サイゾーでも、彼女に単独インタビューを行ったというウワサが……。乞うご期待!
【関連記事】ビッグダディ告白本対決は「元妻」の勝利! 『ハダカの美奈子』売り切れ店続出の理由
第2位 ビッグダディの流儀 [単行本] ここに清志さんの本が飛び込み、元夫婦がワンツーフィニッシュ! 夏フェスの出演も決まったようですが、奥田民生の「さすらい」でも歌うのでしょうか? 【関連記事】ビッグダディ「夏には復縁特番も?」2冊のベストセラーを生んだ“離婚劇”に疑問符
第3位 おかしなジパング図版帖 -モンタヌスが描いた驚異の王国- [単行本(ソフトカバー)] 大航海時代後のヨーロッパ人が、少ない情報を元に描いた日本の絵図を集めた1冊。カッパ風にハゲ散らかした日本人など、驚きの世界が広がっています。 【関連記事】日本だけど日本じゃない!?『モンタヌスが描いた驚異の王国 おかしなジパング図版帖』
第4位 懺悔~ゴマキの弟と呼ばれて~ [単行本(ソフトカバー)] モー娘。ゴマキの弟・後藤祐樹の本がランクイン。インタビューでは、中1で○○をブン殴ったお話など、過去の悪事の数々を告白をしていただきました。 【関連記事】小5で学校に放火、小6でバイク泥棒、中1で校長をブン殴る……“ゴマキの弟” 後藤祐樹の告白
第5位 愛しのインチキ・ガチャガチャ大全ーコスモスのすべてー [単行本(ソフトカバー)] 1988年に倒産したガチャガチャ玩具メーカー「コスモス」のすべてが詰まった一冊です。流行り物をテキトーにパクったグッズの数々は必見! 【関連記事】“赤い海賊”コスモスとはなんだったのか『愛しのインチキガチャガチャ大全』
●DVDのTOP5 第1位 Fragment(フラグメント) [DVD] トップに輝いたのは、佐々木誠監督が911以後の世界を生きる僧侶を被写体にしたドキュメンタリー作品。最新作『INNERVISION』もアツい! 【関連記事】生まれながら目が見えない人が映画を撮ったら、こうなった──『INNERVISION』
第2位 ももいろクリスマス2012 LIVE Blu-ray BOX【初回限定版 (2013) 2位は、衣装パクリ疑惑にリーダーの自宅差し押さえ騒動など、最近スキャンダルが怒涛の如く押し寄せたももクロちゃんのライブDVD。逆境こそがチャンスだぜぃ♪ 【関連記事】「スターダストの脇の甘さが……」ももクロ危うし!? 次々と騒動が持ち上がるワケ
第3位 【数量限定】芸能人 白石茉莉奈 AV Debut スペシャル特典ホール付 [DVD] 日刊サイゾーに2度も登場してくれた子持ちAV女優“まりりん”の、限定オナホール付きデビュー作。AVデビューすること、旦那にはナイショなんだって。 【関連記事】「飛ばすだけなら、乗らないでね♪」ママドルAV女優・白石茉莉奈が男性の“スピード違反”を注意!?
第4位 Nympho Diver: G-String Festival [DVD] [Import] なんと、1981年公開の日活ロマンポルノ『色情海女 ふんどし祭り』の、海外逆輸入版がランクイン(びっくり!)。『あまちゃん』のスピンオフ作品として見てみてはいかがでしょうか?(違うけど) 【関連記事】宮藤官九郎が描くアイドルドラマ『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ!」な魅力
第5位 碧空の狂詩曲 ~お市の方外伝~ [DVD] お騒がせ女優・のりピーの復帰舞台が滑り込みイン! あんまりチケット売れなかったみたいですが、芸能界でしか生きられない人ってやっぱいるんですね。 【関連記事】酒井法子の復帰舞台で“ギャラ未払い”騒動が発生中「チケットは、さっぱり売れていなかった……」
●【番外編】高額商品TOP5 販売実数にかかわらず、温かい気持ちにさせてくれた高額商品のランキングです。 第1位 APPLE MacBook Pro 13.3/2.9GHz Core i7/8GB/750GB/8xSuperDrive DL MD102J/A 117,798円。パソコンのご購入ありがとうございます! 日刊サイゾー読者は、おしゃれなクリエイター気質のアップル派も多いのかもしれませんね。
第2位 GARMIN(ガーミン) ForAthlete 910XTJ 日本版 74126 40,299円。これ、時計ですかね……? ちょっと分からなかったんですが、トライアスロンに最適で、約100種類のデータが見られるそうです。
第3位 浄水器 C1 SLIM CW-401 39,900円。これは分かります! スリムサイズで、単身生活や小家族にぴったりの浄水器です。
第4位 【ショップジャパン正規品】低反発マットレス トゥルースリーパー プレミアム (シングルサイズ) TRSPSAMJ 22,800円。愛用者120万人突破の快眠マットレスだそうです。シングルサイズということは、ご購入者様は独身の方でしょうか? ご結婚されたら、ダブルサイズに買い換えるんでしょうね。
第5位 白いわんぱくジム 13,700円。自宅にジャングルジムを置くなんて、ブルジョアの読者様に違いませんね。すべり台の女児の表情がなんともいえません。
電子書籍業界に殴り込み!? 中二病炸裂「架空の歴史ノート」著者を直撃!
昨年の発売から順調にユーザーを増やしている電子書籍リーダー・Kindleだが、これにトンデモないコンテンツが登場した。“中二病全開”だと話題になっているのは、「架空の歴史ノート―1 帝国史 分裂大戦編」(304円)。コクヨのキャンパスノートに手書きされたものをそのままスキャンしただけという斬新な体裁で、全132ページの大ボリューム。人類史上最初で最後の世界帝国「人類帝国」の歴史が事細かに解説され、さらに敵国の侵略ルートや勢力が描かれた地図やイラストも掲載。また、帝国の民の生活ぶりなど文化についても記されているなど、世界観もしっかりと作り込まれている。単なる“子どもの妄想”では片づけられないこの力作に、「本気すぎる」「これだけの設定を考えた作者には脱帽」「電子書籍の新しい可能性だ」などと、称賛の声が上がっているのだ。 著者・設楽陸氏は、名古屋で活躍するアーティスト。この「架空の歴史ノート」は、彼が小中学生の頃に描いていたものが原案だという。 歴史が大好きで、学校の図書館で歴史書や歴史漫画を読んでは家に帰ってノートに架空の歴史年表を描いていました。友達と見せ合いっこしたり交換して遊んでいましたが、だんだんとみんなサッカーや野球、勉強などほかのことに興味を持ちだし、この遊びは黒歴史扱いとなってしまった。自分もそんな周りに合わせようと、架空の歴史ノートはすべて処分してしまいました」
それから十数年後、美大に進学した設楽さんはふいにこのノートの存在を思い出し、再びノートを描き始めた。その後、美術館の企画展で展示したところ、まさかの大反響。「多くの人が僕と同じようにノートを描いていて、それが共感を呼んだようです」 このノートは「分裂大戦編」のほか、「分裂大戦後の帝国の解体と軍事裁判の歴史」「世界分裂後の歴史」「新しい勢力の台頭の歴史」「モンゴル帝国をモチーフにした騎馬民族の歴史」「アネッサンスと呼ばれる芸術運動の歴史」「中華文明をモチーフにした帝国の栄華の歴史」「サムライの国の歴史」など10冊がある。また、「架空の歴史ノート」の一時代の出来事を漫画化した「漫画ノート」なるものも3冊あるそうだ。
「“小中学生が妄想してノートに夢中になって描く”というテーマがあるので、なるべくうまく描かないようにしています。それに、ノートを描いていると、当時の自分が乗り移ってくるというのもありますね。もともと美大でも絵がうまいほうではなかったというのもありますが……」 今回の大反響ぶりに「こうなるとは思いもしなかった」という設楽さんだが、なぜ、Kindleで出版しようと思ったのだろうか? 「1年ほど前から電子書籍に興味を持ち、電子書籍講座を受けたり、5つくらい電子書籍配信プラットフォームを渡り歩き配信を試みたのですが、自分の画像編集技術の未熟さと電子書籍の黎明期ということもありノウハウ本も少なく、詳しい知人もいなかったので失敗を繰り返していました。今年に入り、配信できそうなのはKindleしかないと思い、独学で勉強し直して配信までたどり着きました」 このノート以外にも、設楽さんの作品にはやはり中二病的な要素が出ているそうだが、今後の展望についてこう語る。 「『架空の歴史ノート』は、現在並行して描いているのが3冊あります。『漫画ノート』も含め、アマゾンで少しずつ発表していきたいですね。また、紙での出版も夢です。いつかノートと絵画、彫刻作品を合わせて展示した“大帝国展”をやってみたいです。あくまで妄想ですけど……」 利便性だけでなく、これまでの紙メディアでは考えられないような自由な発想で作品が発表できるのも電子書籍の魅力。今後も「架空の歴史ノート」のようなユニークな作品が登場することを期待したい。 (取材・文=編集部) ●設楽陸WEB <http://wwwbakudanrobocom.blogspot.jp/> ●「架空の歴史ノート」 <http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00CP7Y9IK/>
巨人Amazonの牙城に挑む、国内量販店の逆襲
近年、ネット通販の雄Amazonは日を追うごとに巨大化し、小売りを殲滅するかのような状態だった。しかし、ここにきて新しい局面を迎えている。ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店が、Amazonに対抗したサービスをスタートさせたのだ。 今年1月、ヨドバシカメラはショッピングサイト「ヨドバシ・ドット・コム」にてコミックを取り扱うようになった。オンライン注文の場合は、全品送料は無料。今では、小説から実用書、ゲームの攻略本まで品揃えが充実している。しかも、ポイント還元が大きいのも魅力だ。Amazonの場合は、ポイントが付く商品と付かない商品があるが、ヨドバシカメラの書籍は一律3%。通常、割引のない書籍でこのポイント還元はうれしいところだ。さらに、当日配送や翌日配送など、スピーディに届けられるのも見逃せない。 送料無料でポイント還元も付ければ、ヨドバシカメラ側の利益は少ない。膨大なアクセスが集中するショッピングサイトの構築・運営を考えれば、ヨドバシカメラ副社長の藤沢和則氏が「なんとか商売にはなるかなというレベル」と言うように、ビジネスになるぎりぎりのところだろう。公式にはサービスを開始した理由は語られていないが、筆者は、Amazonの寡占状態にメスを入れる目的が大きいと見ている。 書籍を買ってもらえるようになれば、ついでということで、ほかの商品もまとめ買いしてもらえるかもしれない。ポイントが付くので、囲い込みにもなる。それらのメリットの代わりに、配達スピードとポイント還元に力を入れたのだ。具体的な数字はまだ公開されていないが、注目度は抜群。ラインナップはどんどん充実していくことだろう。 売り上げ日本一の量販店、ヤマダ電機はAmazonと「価格」で真っ向勝負する。そのコストは、経営の合理化によって捻出している。日本の技術と根性は効果を上げ、ライバルと比べても高い利益率を叩き出しているのだ。 ビックカメラはAmazonが苦手な医薬品の取り扱いを開始した。処方箋のいらない第3類医薬品ではあるものの、ネットで購入できるのはありがたいところ。医薬品通販サイト「ケンコーコム」のように、第1類・第2類の販売が可能になれば、大きなアドバンテージとなるだろう。 このように、Amazon包囲網は着実に狭まってきている。筆者としても、売り上げ全体にかかる税金を日本に納めてくれる企業で買い物したいという気持ちもある。今はまだ劇的な変化はないが、今後ユーザーが流れることは確実。その時に、Amazonはどう迎え撃つのだろうか。顧客第一主義のAmazonのことだから、ユーザーが飛びつくようなサービスを打ち出してくるに違いない。 (文=柳谷智宣)「ビックカメラ.com」より






































