
誰もがAKB48になれるわけではなく……。

かつては「ダサい」の代名詞だったユニクロやしまむら。しかし、ここ数年のイメージ戦略が功を奏し、現在では日本を代表するファストファッションチェーンの座を磐石のものとしている。 H&M、FOREVER21、OLD NAVYなど数々の外国勢が日本上陸に成功し、本格的に展開を続ける昨今。はたして国内チェーンはどのように立ち向かうのか? 秋冬モノが店頭に並び始める季節に向けて、各陣営の動向を追ったニュースを集めてみた。 駅前一等地のユニクロ大型出店でどう変わる? 新宿東口エリア変革の時代 - Fashionsnap.com(7月29日) 東京・新宿の三越アルコット跡地にこの秋、新宿で6店舗目となるユニクロのグローバル旗艦店「ユニクロ新宿東口店」が開店する。売り場面積約1250坪の超巨大ユニクロとビッグカメラが力を合わせることによって、新宿エリア全体の人の流れにも大きな影響を及ぼしそうだ。今年7月の既存店売上高は4カ月連続のマイナスとなる前年比2%減と伸び悩みをみせるユニクロだが、日本最大の繁華街を抑えることによって、復調への弾みをつけたい考えだ。 週末ヒロインがしまラーに!! ももいろクローバーZをしまむらがコーディネート - ガジェット通信(7月14日) 今回しまむらが手を組んだのは、大人気アイドルの「ももいろクローバーZ」。彼女たちが「LAリゾートStyle」「ポップStyle」「ガーリーStyle」の3パターンで、夏〜秋にかけてのコーディネートを提案した。「安かろう悪かろう」で知られていた一昔前ならば絶対にありえない「アイドルとしまむら」という組み合わせ。しかし現在では、メンバーのかなこが「見るだけで楽しくなるしワクワクする」と話す通り、気軽にファッションを楽しめるお店にイメージチェンジを遂げているようだ。 すでに商品紹介企画は終了してしまったが、コレ以外にも益若つばさや、フジテレビのイベント・お台場合衆国とのコラボなど、ほかのファストファッションブランドとは一線を画す企画がしまむらならでは。来シーズンも期待したいところだ。 ファッションサイトがなぜリアルイベントを開催? ZOZOTOWNが提案する、新たな成長戦略 - ダイヤモンドオンライン(8月6日) 約400に及ぶブランドの商品を取り扱う日本最大級のファッション販売サイト「ZOZOTOWN」。9月15、16日に初のリアルイベントとなる「ZOZOCOLLE」を幕張メッセで開催する。気になるその内容は、秋・冬のシーズンに発売されるファッションアイテムの展示会。一般客も入場料1000円で参加することができ、その場で洋服の予約購入も可能だ。 2004年のサイト開設から8年、破竹の勢いで急成長を遂げてきたZOZOTOWN。前澤友作社長のインタビューによれば、現在の5倍となる1000万人程度にまでユーザーの拡大ができるだろうと成長のポテンシャルを予測している。 「男子の勝負服は女子が選ぶべき!」なファッション代行サイト「bemool」で読モに服を選んでもらった - ねとらぼ(8月2日) ファッションに自信のない男性諸氏に向け、女の子が洋服をコーディネートしてくれるサービス「bemool」。7月にリリースされて以来、SNSなどでその情報は拡散され、サイトがダウンしてしまうまでの注目を集めた。もちろん、限定100人の募集枠もあっという間に締切に。本記事は、そんなbemoolを実際に体験したレポートだ。 まず、web上でいくつかの質問に答え、スタイリストを指名。しばらくすると、全身コーディネートされた服一式が自宅に送られてくる。さらに、袋にはコーディネーターの女の子から手紙が同封されている(しかも手書きで!)というから非モテ男子にはたまらない。8月には50人限定で追加オーダーの受付を行い、またもや瞬殺で募集は締切。IT男子がおしゃれメンズに変貌を遂げるためには、秋までじっくりと待たなければならないようだ……。 (文=萩原雄太/かもめマシーン) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 自殺者量産!? 遺伝子組み換え種“キケンな”企業が日本へ? 永井に山口、次世代日本人選手を海外に移籍させる“代理人”の存在 「ポイントアップ」「年会費無料」に乗せられ、大損してませんか? ユニクロ、トヨタも参戦! ドコモが野菜宅配会社を買収した狙い 原発停止で注目シェールガス採掘が、地震やがんを誘発!? フェイスブックに10年先駆け!?日本版SNSがダメだったワケ テルモに続き富士フイルムも オリンパス争奪戦激化現在は終了してしまったももくろ×しまむら企画。「しまむら」HPより。

新橋駅でガッツだぜ!

慣れてきた。

さわやかな笑顔で。

しっかり働きました。
従業員のひとりに話を聞いた。相当重要な部品を扱っているようで業務内容について多くを語ることはできないが「日本でしか、ここでしか削っていない部品がある」と言う。それではここが水没したら、タイの洪水後にHDDが値上がりしたように供給が止まる製品があるのかと聞くと、その通りだと答えられた。
湾岸の倉庫で芸術だ音楽だといっていたバブルの時代とはわけが違う。いま、アイドルが工場でライブをすることについては、「いいですよね。この場違いな感じが、それ故に面白い」と実感を込めて話してくれた。何か普通とは違うぞ、ということは十分に伝わっているように見えた。
全国各地に散らばっていた百田以外のメンバーが急ぎ帰京、集合してのイベント。歌い終えたももクロメンバーは半袖半ズボンスーツと、株式会社マテリアルの作業服を着てフォトセッションに応じた。
囲み取材では、メンバー5人が工場でライブを行った感想と、ティッシュ配りへの感想を述べていく。
名古屋でティッシュ配りをした高城は「路上時代にビラ配りをしたときに、全然もらってもらえないという苦い経験をしているので、すごく不安でした。でも、みなさんすごく優しくて、ティッシュを受け取ってくれて。頑張ってと言ってくれて、すごくうれしかった」と語る。勤労経験の乏しさからくる不安とは別種の、アイドルとしての不安もある。対人ストレスがのしかかるキャンペーンを、5人はそれぞれに乗り越えたようだった。

ライブを終えた5人、リラックスムード。

「労働讃歌」(キングレコード)
新世代アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(以下、ももクロ)の勢いが止まらない。多くのCMで活躍し、CSテレ朝チャンネルでレギュラー番組が決定。今月15日には老舗メタルフェス「LOUD PARK11」に出演するなど、その名はコアなアイドルファン以外にも広く広まっている。
所属事務所のスターダストといえば、柴咲コウや北川景子など人気女優を多く抱える芸能事務所。正当派女優のイメージが強い同事務所芸能3部の、アイドルユニット展開として誕生したももクロは、大方の予想を裏切る活躍を見せた。当初はさほど期待されておらず、担当スタッフも手薄であったが、それが成功の要因だと見る向きもある。
「ももクロは、これまでの大手プロダクションのように莫大な広告費を使ってPRする売り出し方ではなく、ネット上での口コミ、サブカル文化人のアナウンスによって広く認知を得ました。遠い存在になっていくAKB48へのカウンターとして、身近でまったく新しい現場があるという、アイドルヲタの声によってここまで大きくなったといえます」(芸能雑誌関係者)
また、中高年のファン層を狙った点も成功の要因だという。
「1980年代にもアイドルは大きなブームとなりました。そのころに夢中だった現在の中高年を、今またアイドルに向けるための仕掛けを用意したのが、ももクロの運営の特徴です。さらにプロレスやメタルが好きなサブカル中年の現在の受け皿としても機能しています。実際ライブには若者よりも中高年の姿が多く見られます」(同関係者)
もっとも、急激な人気上昇によって、スケジュールが過密化。メンバーの健康状態を心配する声もある。
「ももクロは、静岡の学校に通うメンバーもいる中、連日過密スケジュールで動いています。パフォーマンスの激しさが彼女たちのウリですから、レッスンもステージも相当過酷。車移動で日本中を回るツアーを行ったインディーズ時代から、ももクロのメンバーはハードな生活を強いられてきました。11月に発売されるシングル名が『労働讃歌』(キングレコード)というのも皮肉な話です」(同関係者)
さらに、メンバーの高城れには、去年の公開体重測定イベントの後より痩せ続けており、多くのファンを心配させている。
「彼女はももクロのメンバーの中でも"汚れ役"的なポジションで、ライブでは一人だけジャビットの格好をしたり、バカボンのパパの格好をしたりしていました。先の『LOUD PARK11』出演時のメイクも、メンバー内で一番濃くて過激だったのは彼女。担当スタッフを名指しで嫌いだと言ったというウワサがネットで流れるなど、スタッフとの不和を心配する声も出ているようです」(同関係者)
いくつか不安の種を抱えているとはいえ、彼女たちには風が吹いている。トントン拍子でトップアイドルになれるほど甘い業界ではないが、苦難を乗り越え、デビュー時から掲げる「下克上」を果たして欲しいものだ。
(文=佐々木智花)
アニメタルUSAの白塗り道化風メイク&ファンタジー調のコスチュームに合わせたと思しき、ラウドパーク仕様のメタルメイク&コスチュームで、ももいろクローバーZの5人が参上したのである! ももクロメンバーはもちろん『マジンガーZ』で「ゼェエーット!」を披露。ここに、水木一郎からアニソン魂を継承したアニメタルUSAと、Z魂を継承したももいろクローバーZの、奇跡のコラボレーションが実現した。
一曲だけのサプライズゲストではあるが、メタルファンの前で英語の歌を歌うという難題を成し遂げた。以下は嵐のように去っていったももクロメンバーのコメント。
・百田夏菜子
「ふだんとは衣装もちがうし、曲も全部英語で歌ったのですごい緊張しましたが、とても楽しかったです」
・玉井詩織
「私たちは、いつ何時(なんどき)、誰の挑戦も受けようと思っていたので。また呼ばれたらいつでも来ます」
・佐々木彩夏
「すごい貴重な体験をさせていただきました。ももクロは、常日頃から言葉の壁を乗り越えようと努力しているので、その結果が今日のステージに表れたのだと思います」
・有安杏果
「こんなすごいバンドと一緒に歌わせていただいて、ほんとうにいい体験ができたなと思います。メタルも演歌もロックもパンクも全部、ももいろクローバーZだと思います」
・高城れに
「きょうはすごい楽しかったので、またいっしょにできたらいいなと思います」
この出演は「ももクロメンバーと共演してみたい」というアニメタルUSAからのオファーで実現したという。マイク・ヴェセーラは「いっしょにできてすごく楽しかった。とてもかわいらしい女の子たちなので、また機会があったらぜひ共演してみたい」とのコメントを残している。
年末には今年通算三回目となるさいたまスーパーアリーナが、今度は単独公演として待ち受けている。それまでにあといくつ、どんな驚きを提供してくれるのか!? 興味は尽きない。

『バトル アンド ロマンス』(キングレコード)
チャートだけにとどまらず、テレビ番組でもAKB48の席巻が続く。その一方で、AKB48系以外の女性アイドルグループも、テレビで目にする機会が増えてきている。ももいろクローバーZ、スマイレージ、Fairies、Berryz工房、bump.y......。
『HEY! HEY! HEY!』(フジテレビ系)や『カミスン!』(TBS系)といった音楽番組では、こういったアイドルグループを集結させた特集が組まれ、9月に放送された『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)でも、「AKB48以外」とわざわざ銘打った上でアイドル運動会が開催され盛り上がるなど、バラエティー番組の登場頻度も増えてきている。
アイドル事情に詳しい雑誌編集者が言う。
「モー娘。登場前夜の90年代前半、いわゆる"アイドル冬の時代"に、グループアイドルが続々と台頭していたのを彷彿させますね」
90年代は、三浦理恵子が在籍したCoCo、永作博美のribbon、篠原涼子の東京パフォーマンスドールほか、Qlair、Cotton、制服向上委員会など、大きなブレークこそしなかったものの、人気アイドルグループが乱立した時期が確かにあった。その時代に似た、群雄割拠状態が訪れているというが、
「大きく違うのは、AKB48という、大きな軸となるグループがいるというところですね」(同編集者)
しかし、テレビ界でグループアイドルが多く見られるようになったのも、AKB48がいてこその側面もあると、あるテレビ関係者は語る。
「AKB48もそうですし、KARAや少女時代といった韓国のガールズグループが次々ブレークしたことで、女の子グループの需要が全体的に高まった感はありますね。歌番組なんかはそんな流れに乗っているため、各事務所が力を入れています。クイズやバラエティーの場合にも基本的に女の子枠は必要なんですが、2000年代は、どちらかというと単独のグラドルが主流でした。それが、AKB48やKARAによって、女の子が集団でいるという空気に好感が持たれるようになってきているところはあります」
意地悪な見方をすれば、本音を言えばAKB48に出てもらいたいけれど、忙しくてなかなか出てもらえない。それで代わりに同じような若い世代のアイドルグループに出てもらっているということはないのだろうか。前出の関係者は言う。
「それはないとは思います。ただAKB48も、やっぱり人気メンバーが誰もいない状態で出されると、『これじゃない』感が途端に出てしまうところがありますしね。そこそこのAKB48メンバーよりも売り出し中のグループの方が、新鮮さは感じるかもしれませんね。さらに、ドラマやバラエティーも、AKB48が出れば必ず視聴率に結びつくというわけではないところもありますし、いろんなパターンを試すということはあると思います。MCとのからみ方やトークの力があったりしたら、この中からAKB48や少女時代に並ぶグループが抜け出てくるかもしれないですね」
そして、次の時代の篠原涼子や永作博美も、この中にいたりするのかもしれない。
8月20日、よみうりランド・オープンシアターEASTでももいろクローバーZがおよそ6,000人のファンを集め、単独ライブを行った。その名も「ももいろクローバーZ サマーダイブ2011~極楽門からこんにちは~」。
アリーナ後方の芝生立見席だけで昨年の日本青年館に等しい人数が集まったというから、その賑わいたるや筆舌に尽くしがたい。
いつものイントロダクション......と思いきや、SEは途絶。謎のテーマとともにパンダ的な頭部のリーダーに導かれてモノクローム衣裳(縞々)の一団が登場する。
「ものクロ帝国」は、週末、色とりどりのTシャツを来てももクロZのライブに馳せ参じ、大いにはしゃぐ「ダメなおとな」を成敗しようと、3人の男をステージに上げてシャツを黒く「シックな装いに」染めてしまう。そして憤りがおさまらないものクロ帝国が会場中をモノクロにしようとの企みを発動させたとき、ついにももクロメンバーが参上! タイトルどおりに「極楽門からこんにちは」してしまったわけである。
ももクロメンバー5人はなぜかクレーンで最高地点まで到達したあと下に降り、アリーナの通路をしゃがみポーズで進み、ステージ上で直接対決。必殺技が炸裂、ものクロ帝国を改心させてライブが始まった。
もともと戦隊ものコンセプトで再起動しただけに、よみうりランドでのヒーローショー/ヒロインショー仕立ての寸劇とは相性抜群! 会場のムードを適度に熱したところでZ以降のテーマ曲とでも言うべき「Z伝説 ~終わりなき革命~」でしょっぱなからテンションが上がっている。
大会場ということで、歌詞の印象的な部分や自己紹介MCの決まり文句がディスプレイに映し出される豪華仕様。その装置のおかげだけではなく、お約束を飲み込めていたほうが楽しいライブを、一見さんであっても参加しやすい開かれた雰囲気に持っていく辺りはさすが。派手でわかりやすい踊り、ダイナミックな楽曲、かわいらしいMC、クレーン車に乗るなどのサービス過剰な演出、それらを成り立たせるメンバーのフレンドリーさ。閉じて先鋭化するよりは、むしろウェルカムな方向に開放することで、ファンを増殖させてきた結果の一端がこの日のライブではよく表現されていた。水分補給を真夏の部活よろしく「大きなやかん」でやってしまう細部に到るまで、ももクロらしさが行き渡っている。
加えて、「髪の毛をばっさり切ってがんばります!」と、ショートヘアに変身した玉井詩織がひとつのアクセントになっていた。
ファーストアルバム『バトル アンド ロマンス』が1位にならなかったら髪を切る、1位になってもご褒美で髪を切る、との公約どおり!? 髪の毛を短くした玉井詩織の可憐さは確実にオーディエンスの眼を惹いていた。
ライブ中のサプライズ発表は大きく分けて2件。
一度めの衣裳替えのタイミングでは、女性限定の「ももクロ秋の2大企画~女祭り2011~」(10月30日/東京・SHIBUYA O-EAST)、男性限定の「ももクロ秋の2大企画~男祭り2011~」(11月6日/東京・品川ステラボールで)、2週連続「秋の2大まつりイベント」の開催決定。
もうひとつは今年もクリスマスコンサート、「ももクリ2011」開催決定の報せ。12月25日にももクロ史上最大規模となる、さいたまスーパーアリーナでの単独コンサートを行うというのだ! 昨年の日本青年館と比較するとその差に目が眩む。実際のところファンはすごい勢いで増えており、しかも女性の比率が半々に感じられるほど高まっているという現状を踏まえれば、各性別限定ライブ、特大ホールでの単独ライブも、開催を考えるだけの根拠はあるが、それにしても驚きである。
告知Vのなかでも「まだ早いんじゃないか」と危惧する声があったが、年末にさいたまで会うまでにグループがどのくらい成長できるかが、今年後半戦のテーマとなるだろう。
全力パフォーマンスという基本は変えずに表現の幅を広げた結果、特に全力という部分が目立たなくなってきたのも最近の特徴かもしれない。オーディエンスが感心、感動よりも速く楽しさを受け取っているということなのか、ともかくグループが経験を重ねて熟成してきていることはまちがいない。
最後のMCでは口々に、日が落ちてからのサイリウムが美しく輝いていたこと、一年後もそうした時間を過ごしたいことに言及したももクロメンバー。
アンコールが終わったあとのアンコールに「アンコールはすごく嬉しいし、私たちも出たんですけど、きょうは時間の都合で出ることができません。さいたまスーパーアリーナで会いましょう。きょうはほんとうにありがとうございました」と、リーダーの百田夏菜子が予定になかったであろう返事をするほどに事態は加熱しているが、はたしてももクロZ現象はどこまで拡大するのか。
ここから先は未知の領域。彼女らがどう踏破していくかを観てみたい。
(取材・文・写真=後藤勝)
<セットリスト>
M.0 ももいろクローバーZ 対 ものクロ帝国 最後の戦い
M.1 Z伝説 ~終わりなき革命~
M.2 CONTRADICTION
M.3 D'の純情
M.4 ピンキージョーンズ
《MC》
M.5 天手力男
M.6 ミライボウル
《VTR》※秋の2大まつりイベント告知
M.7 ワニとシャンプー
M.8 キミとセカイ
M.9 気分はSuperGirl!
《MC》
M.10 ももクロのニッポン万歳!
M.11 Believe
M.12 キミノアト
M.13 全力少女
《VTR》※さいたまスーパーアリーナ告知
M.14 Chai Maxx
M.15 行くぜっ!怪盗少女
M.16 ココ☆ナツ
《MC》
M.17 スターダストセレナーデ
M.18 オレンジノート
【ENCORE】
《MC》
M.19 走れ!
M.20 コノウタ
M.21 ツヨクツヨク
競演アーティストはSUPER☆GiRLS、CODE-V、U-KISS、2PMの四組。出演の前後をU-KISSと2PMふた組のK-POPボーイズグループに挟まれ、その女性ファン、そして花火目当ての一般客が多数を占めていたが、フェスティバル独特の雰囲気からくる圧力などどこ吹く風。むしろ大きなステージを楽しむかのように、ももクロメンバーはダイナミックに踊り、歌いまくった。
18時20分過ぎから登場したももクロZに与えられた時間は25分。しかもファン以外のオーディエンスも多く、だからだろう、いつもの自己紹介はカット、MCもほとんどなしに全5曲を歌いきった。
夏のお祭りムードを意識してか、1曲目「Z伝説 ~終わりなき革命~」のあとは「みんなでいっしょに盛り上がっていきますよー!」とシンプルに煽り、「ワニとシャンプー」「ココ☆ナツ」と立てつづけに熱唱。特にステージ前方に進出しての「ココ☆ナツ」のサビではももクロファンが座席を離れて集結、モッシュのような状態を醸し出して「ももクロホーム」の雰囲気づくりをサポートしていた。
さらに「座ってる人いっしょに踊ってくれるかなー!」「Chai Maxx行っちゃいMaxxー!」で「Chai Maxx」に突入するに到りパワー全開。ラストは「行くぜっ!怪盗少女」でド派手なアクロバットを披露、未見だったはずの一般客層にも強烈な印象を残し、ステージを後にした。
終わってみれば、神聖かまってちゃんとの対バンで披露した激しい曲中心のストロングスタイル+夏風味+スタジアム対応版という新しいモードを示す結果に。終演後のアリーナ、スタンドから巻き起こる拍手と歓声は本物だった。
ももクロZ史上最大級の会場での熱演は、未来に訪れるドーム、スタジアムライブへの布石となったのかもしれない。
●ももクロメンバーコメント
百田夏菜子:「地元(静岡県)の花火大会にはよく行っていたので、きょうの花火大会を楽しみにしていました。今回のステージはめちゃ大きくて、四方八方にお客さんがたくさんいて盛り上がりましたが、ももクロを知らない人も立ち上がって見てくれたときはすごいうれしかった」
玉井詩織:「いままででいちばん多くの人の前で歌わせていただいてうれしかったです。いつかこのラグビー場でワンマンライブを開いてみたい」
佐々木彩夏:「会場がすごい大きくて、いつも以上に大きく踊って歌うことに心がけました。だんだん暗くなるにつれテンションが上がって楽しかった」
有安杏果:「こんな大きな会場で歌うのはももクロとしては初めてですが、たくさんの人に私たちの歌を聴いてもらえてよかったし、とにかく楽しかった」
高城れに:「ももクロを知らない人もいっしょに盛り上がってくれてうれしかった」
(取材・文=後藤勝)
結成3年、満を持して1stアルバム『バトル アンド ロマンス』(キングレコード)を発売した、ももいろクローバーZ。発売日の7月27日、この日は当人たちにもファンにとってもまさに"ももクロ祭り"。それほどの一大事に、何も起きないはずがない! ももクロメンバーがやってくれたのは、なんと事前告知なしのフリーライブ&東京都内街宣だった!
新宿駅東口の新宿ステーションスクエアでは12時から30分間のフリーライブを行ったが、「フリーライブをやるとしたら、あそことあそこだろう」という読みもあり、またネット上での情報を丹念に追った結果、催行の情報を得たファンがなんと4,000人も殺到した。
鉄柵も倒れんばかりの盛況。暴動寸前の熱気も漂うが、もちろんめでたい日の祝祭ムードをファンが自ら壊すはずがなく、ライブは無事完遂された。
それでもライブを見逃したファンはいたようで、フリーライブ後、ももクロメンバーが乗る街宣車を追ったファンは何度か巻かれ、街宣も含めて"ゲリラ活動"のすべてをキャッチすることはなかなか難しかったようだ。とは言うものの、朝8時に出発した恵比寿から追い続けた強者もいるとか。やはりももクロファンの熱心さ、粘り強さは尋常ではない。
この日の順路は以下の通り。
・恵比寿→新橋、銀座、日本橋、秋葉原、神田など都内各所を「ももクロ選挙カー」にメンバー全員が乗っての街宣PR
・新宿東口でのフリーライブ
・原宿、渋谷、青山など都内各所を再び街宣
・東京タワーでプレス向け所信表明演説
最後のイベントはプレス向けと言いつつも、自力で辿り着いたファン(300人)が弾き出されることはなく、発売日の喜びを分かち合っていた。
先週涼しかった東京都内はすっかり暑さがぶり返し、この日は完全に真夏日。ファンも報道陣も汗だくで待機する中、ももクロメンバーが街宣車に乗って新宿ステーションスクエアの裏手に到着すると野太い歓声が上がる!
そして聞こえてきたのは「Z伝説 ~終わりなき革命~」のイントロ! いきなり楽曲に入る辺り、通常のライブではない非日常感が漂う。
一曲を終えた後は「みなさーん! こーんにーちはー!」と、お昼のあいさつに始まるMCタイム。
リーダーの百田夏菜子が「こんなにもたくさん(の方に来ていただいて)ありがとうございます。本日7月27日は、私たちももいろクローバーZにとって記念すべき日となりました。なんと! 今日はファーストアルバムの発売日でーす!」とあらためて告げると、あーりんこと佐々木彩夏が「ということで、今日は本当に突然なんですけど、この『バトル アンド ロマンス』の発売を記念して、ここ新宿ステーションスクエアにて、フリーライブを行いたいと思いまーす! 平日の真っ昼間なんですけど、いつも通り盛り上がっていくのでよろしくお願いしまーす!」と後を継いだ。
短縮型ライブとあって、いつもの自己紹介はなし。「このまま次の曲に行きたいんですが、みなさん大丈夫ですかー!」「いいかおまえらー! 私たちがももいろクローバーZだー! ここが! この場所が! アイドル界のど真ん中だー!」「いいかおまえらー! ついてこーい!」「絶対倒れるなよー!」と言うやいなや、「D'の純情」「コノウタ」「行くぜっ!怪盗少女」の3曲を熱唱。嵐のように去っていった。
夕刻の東京タワー(午後4時)も、まだまだ炎天下。しかし陽の光をものともせず、セミがミンミンとうるさい駐車場にて、上に登るとギッコンバッタンと揺れの激しい選挙カーのその上にももクロメンバーは乗り、演説を行った。全員タスキを肩から下げての国政選挙仕様である。当然、コメントも選挙演説風になっていた。
「私たち、いま会えるアイドル、週末ヒロイン、ももいろクローバーZ"でございます"」
「ありがとうございます、ありがとうございます」と2度フレーズを繰り返すなど、選挙っぽいトークをかなり研究してきた様子。
玉井詩織にいたっては「国民のみなさまの笑顔のために、アルバムづくりに誠心誠意を、身を尽くしてまいりました。我々の思いが詰まった渾身の1枚、何卒ご静聴いただけますよう切に願っております」と、堂々たる大人のあいさつっぷり。
もっとも、有安杏果は「自信を持ってオススメできまーす」と、くだけた感じ。これはこれでよい。
高城れにが「みなさまのご支援、ご支持で、このアルバムをヒットチャートの一番上に連れていってあげてください。みなさまの清き1枚をよろしくお願いします」と言い、応援弁士を買って出た南海キャンディーズの山里亮太も「みなさまの清き1枚、清き1枚を、どうかよろしくお願いいたします」と頭を下げる中、もし1位にならなかったらどうするか、という質問が。
百田夏菜子すら「難しい質問ですね」と答えに窮する事態に立ち上がったのは、玉井詩織。
「もし1位になれなかったら髪を切ります」
えええぇぇぇえええー! 自慢の長髪をばっさり落としてしまっていいものなのか? そもそも、そんなこと言っちゃって事務所的に大丈夫なのか? と誰しもが疑問に思ったが、「自分が切りたいだけではないか?」というツッコミの声が上がると、どうやらそういうことらしい、という空気が辺りを支配。
玉井詩織も「1位になったら、ご褒美で髪を切ります。1位にならなかったら、ケジメとして、これから頑張るぞという意味で髪を切ります」と、どっちにしても切るんやんけ的なオチを付ける。しかし、マネジャー氏の顔は曇っていたようだ......。
ゲストと言いつつ、ほとんど「帰れ」コールとブーイングでいじられている山ちゃんだったが、「山里さんはいかがでしたか?」という、ももクロメンバーへの質問が飛び、ようやく見せどころが到来。
百田夏菜子が、自身に似たコスチュームに身を包んだ山里亮太に対して「いいかげんにしてくんない? 本当に」「どっちが本物か分かんないじゃん」とクレームを付けた末、自己紹介MCをすることになったのだ。
「はち、はち、はち、はち、でこっぱちー!」(ここまでは百田夏菜子オリジナルと同じ)
「東中野のシンデレラと言えば」→「山ちゃ↑↑ん」
「ありがとうございます。東中野商店街すぐ横に住んでいる、ちょっぴりメタボな34歳、山里亮太です。よろしくお願いします!」
これにはファンも拍手喝采。
その後もお祝いムードに包まれた夏の東京タワーで、ももクロメンバーとファンの集いはしばらく続いていた。
選挙活動の結果がどう出るかが楽しみである。
(取材・文・写真=後藤勝)

テレビでの露出も増え、好調な仕事ぶりのももいろクローバーZ。7月16日から関東エリアでオンエアされている東京ジョイポリスのCFで念願のテレビCM初出演も果たし、その勢いはとどまるところを知らない。
その東京ジョイポリス(東京都港区お台場)で19日、記者発表会が行われ、ももいろクローバーZが参加、というよりも主役として登場した。内容は「逆転検事 in ジョイポリス」第2話、「生き人形 蒼の間」など今夏の新アトラクションについてプロモーションするもの。
「逆転検事 in ジョイポリス」は法廷を舞台としたカプコンのゲーム「逆転検事」の館内回遊型推理アトラクション化。ゲストは主人公・御剣怜侍となり、館内を歩いて捜査する。検事室の再現に加え、オリジナルのストーリーも人気の要因で、第2話「逆転のメッセージ」が7月15日にオープンしたばかりだ。
「生き人形 蒼の間」はヘッドフォンを用いた3Dサウンドホラー。ゲストが闇の通路を通り抜けると、そこは蒼の間。居並ぶ人形たちの、無数の眼に見つめられる中、少女人形「百合子」を供養する。やがてある娘の魂がこの世への怨念とともに「百合子」の身に宿り、戦慄のお医者さまごっこを始める。蒼の間に到達してからの立体音響による恐怖体験がこのアトラクションの肝だ。
今回、ももクロメンバーが挑んだのはこの「生き人形 蒼の間」。記者発表会の半分はその体験に費やされたが、先に前半戦の模様をお伝えしよう。
ステージ前は報道陣がぎっしり詰まっていたが、周囲はファンゾーン。いつものイントロBGMに乗って「Oi! Oi!」と、ももクロファンがあおり、司会の女性までが拳を突き上げる中、さっそうと登壇する5人。あらためて15秒バージョンと90秒バージョンのCFを見た百田夏菜子は「夢みたい」「一つの目標でもあった」と感無量の様子。さらにタイアップ曲に選ばれた「Z伝説 ~終わりなき革命~」について聞かれると、「ももいろクローバーからももいろクローバーZになって初めてのシングルで、自己紹介みたいな曲。最初ははっちゃけているけど、歌詞が深くて、今のこういう時期にみなさんに聴いていただきたい曲」と説明した。
この日は「Z伝説 ~終わりなき革命~」「D'の純情」のニューシングル2曲を熱唱。百田夏菜子が「自己紹介」と言っていたように、ももクロZ期突入時における「行くぜっ!怪盗少女」とも言える前者と、同じく「Chai Maxx」的な位置づけの後者はかなりノリがよく、会場が温まったところでライブが終了といった印象。実際、歌い終えた佐々木彩夏は「2曲しか歌えないのが残念なくらい楽しかったです」と話していたが、この熱い汗を冷まそうと用意されたのが、前述の「生き人形 蒼の間」体験コーナーだった。
頑なに抵抗する百田夏菜子は、自らドSと称する司会の女性の強引な指名で真っ先に参加決定。同行するもう一人はくじ引きの結果、高城れにに決まった。
怖い話に一番耐性がありそうな反面、霊感もありそうなのが高城れに。百田夏菜子はその辺りを察してか「絶対に(何か)見えても言わないでよ!」と予防線を張っていた。しかし、結局はヘッドフォンから聴こえてくる痛そうな生々しい音声に絶叫。ステージに残り、2人の様子を映像と音声でモニターしていた玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果の3人まで座り込んで恐怖に怯える始末だった。
2人が戻って5人でのトークになり、ほっとしたのも束の間、玉井詩織は背後からマネジャーにタオルをかけられ、また恐れおののく羽目に。肝を冷やしたかと思われた百田夏菜子は「むしろ暑くなった」と意外な感想。衝撃のあまり、よほど血流がよくなってしまったようだ。
最後はプレス向けのフォトセッション。報道陣が撮影を終えると、高城れにはステージの前につかつかと歩み出て「今日、私が怖いお化け屋敷に入れたのも、すべてなでしこジャパンに勇気をもらえたからです。なでしこジャパンバンザーイ!」と万才三唱。究極のかわいい便乗(?)MCで締めた。
7月27日のファーストアルバム『バトル アンド ロマンス』発売に向けて、ももクロZらしさを示す記者発表会となった。
(取材・文・写真=後藤勝)
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