
今年の主役はやっぱり……

今年の主役はやっぱり……
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。
「『らしく、ぶらず』ですよ」
笑福亭鶴瓶は「一流」について、そう語る。たとえば、アイドルならば「アイドルらしく、アイドルぶらず」だ。
11月10日、日曜お昼の『サンバリュ』枠で放送された『THE Q』(日本テレビ系)は、鶴瓶と桝太一アナをMCに、徹底した取材で現代を描く新型番組というコンセプト。その最初の取材対象は「ももいろクローバーZ」で、「なぜ、ももクロにハマる大人が増えたんですか?」がテーマだった。
鶴瓶は自身のラジオにももクロがゲスト出演した際、「会ったらみんな好きになる」とその魅力を感じ、主催するイベント「無学の会」にも彼女たちを呼んだ。そんな経緯もあり、彼女たちをほとんど知らない桝に教え諭すように「こんないい娘たちが出てきたのかって思う」「スレてない」と絶賛していた。
番組では「10の扉」に分けて、ももクロの魅力の秘密を探っていく。「徹底取材」を掲げるだけあって、非常に丁寧で、さまざまな角度から証言を集めて立体的に検証。まず、路上ライブからNHK『紅白歌合戦』出場までの軌跡を紹介、ファンに「なぜハマったのか」をインタビューする。そのキーワードになるのは、やはり「一生懸命」だ。
「全力で一生懸命」なところが魅力だと、ファンは口を揃える。「そんな姿に、自然と涙が出てくる」と。それについて本人たちに直撃すると、有安杏果は「一生懸命な人、いっぱいほかにもいるもんね」と言う。それにうなずき、玉井詩織は「とくに全力でやろうって意識してやってるわけじゃないし、“全力でやれ”って言われてるわけでもないし」と補足した。そう、彼女たちが言う通り、「一生懸命」なアイドルはほかにもいる。というより、むしろ「一生懸命」ではないアイドルを探すほうが難しい。ではなぜ、ももクロは「一生懸命」という部分が強調されて支持を集めるのだろうか?
結成3年目、若手アーティストの登竜門ともいわれる、日本青年館大ホールでのライブを成功させたももクロ。それがブレークの兆しだった。そのきっかけは、HMVの店頭に飾られたパネルだったと、番組は検証する。飾ったのは当時、店員だった佐藤守道(現ももクロスタッフ)。彼は「すごいものを見た」「メーターが振り切れていた」と、早くからももクロに衝撃を受けていた。いまや、ももクロの代名詞となった百田夏菜子のエビ反りジャンプを写した写真に添えた「このジャンプがアイドル史を更新する。」というコピーが躍ったのだ。
当時、ももクロの所属事務所はアイドルがいなかった。だから、誰もやり方がわからなかった。だが、それが逆に奏功した。
「アイドルだからこうしなくちゃいけないとか、アイドルだからこれをやっちゃいけないというのが一切なかったんですよね。(エビ反り)ジャンプも『ダイナミックだからいいじゃん』くらいの感じで(始めた)」
と百田は証言する。アイドルらしからぬその過剰なライブパフォーマンスは、いつしか「ももクロらしい」としか言いようのない、新たなアイドル像を作り上げた。そして過剰な彼女たちを、ファンが過剰に後押ししていったのだ。
この番組のつくりはとても丁寧だったが、ももクロの大きなトピックスの中で、“あえて”なのかわからないが、なぜか触れられなかったのが「早見あかりの脱退」だ。それが、偶然にも同じ日に放送された『夏目と右腕』(テレビ朝日系)で取り上げられていた。ももクロの“右腕”である、振付師の石川ゆみがゲストだった。
そこで、早見が女優を目指すことを決断し、会議室でメンバーに直接脱退することを伝える映像が放送された。ももクロがブレークの兆しを見せ、いよいよ大きく飛躍しようという矢先だった。
「ずっとずっと考えてたんだけど…やっぱり私は…ももいろクローバーを4月10日に脱退します……」
涙ながらにそう宣言する早見に、メンバーは「わけわかんない」「なんで?」と号泣した。早見はももクロのサブリーダーで、精神的支柱だった。そんな彼女の脱退は、早見に頼りがちだったももクロの一人ひとりを強くした。
そして2012年――。ももクロは早見を含めた「6人」の夢だった『紅白歌合戦』に出場。そこで早見のカラーである青い光を胸に輝かせながら「アカリ」と名前が歌詞に入った「6人」バージョンの「行くぜっ!怪盗少女」を歌い上げるのだった。
「ももクロやってから、行動すれば絶対かなうって思うようになった」(高城れに)、「とりあえずやってみようと思うよね、できなかったら、その時また考えようって」(佐々木彩夏)、「不可能は存在しないって、たまに思うよね」(有安)、「やる前にあきらめることはあんまりない」(玉井)、「だって、ムリと思ったら目指せないですもん」(百田)と5人は見事なまでに同じことをそれぞれの言葉で語る。それは、観客がわずか数人の路上ライブからはい上がり、『紅白』という「夢」にたどり着いた彼女たちだからこその説得力を帯びている。
そして夢は更新される。百田は「今」の夢を語る。
「オリンピックが東京で開催されることが決まって、(新しい)国立競技場に初めて立つ時がオリンピックの開会式だったらいいなぁとか……。その時の、ももいろクローバーZの集大成のものを見せたい」
“そんなの絶対ムリだよ”と笑えるだろうか? 彼女たちは、「絶対ムリ」を何度も覆してきたのだ。
佐々木は「一生懸命やるのってカッコいいよね」と言う。
「学校とかで『ちょ、ダリィ』とか言う人いるじゃないですか。絶対一生懸命やってると楽しいのにって、ももクロやってるとすごい思う」と。
これこそが、ももいろクローバーZだ。「一生懸命」だからいいわけじゃない。「楽しむこと」に一生懸命だからいいのだ。多くの場合、「一生懸命」にはある種の悲壮感が漂う。けれど彼女たちには、それをほとんど感じることはない。なぜなら「一生懸命」を心底楽しんでいるからだ。だから見てるほうも、その楽しさに溺れることができるのだ。
ライブ前、メンバーやスタッフたちと円陣を組んで、百田が叫ぶ。
「楽しむ準備はできてるか!」
(文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>)
◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから
久本雅美、いとうあさこがMCを務める番組『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に、10月5日(土)放送回より、“マーサ”こと高橋真麻が新MCとして加入する。高橋がフジテレビ以外のレギュラー番組MCとなるのは、この番組が初めて。その高橋の代わりに降板したのが、ももいろクローバーZのリーダー百田夏菜子だ。
「百田さんが番組に加入したのは昨年の4月からでしたが、その時点で相当多忙だったはずです。明らかに顔が疲れていましたし、ウワサではずっと降板させてくれって言っていたみたいですよ。終盤は、彼女のスケジュール調整が大変だったと聞いています」(日テレ関係者)
今の“ももクロ”人気は説明するまでもないが、同様に高橋も負けず劣らずの多忙さを極めているというから、日テレとしては気が気でない。
「何しろ、彼女は来た仕事はほとんど断ってないそうですよ。だから、番組がダメ元で声を掛けたらOKが出たというのが実情だそうです。7月には暴風雨の中、びしょ濡れになりながら隅田川花火大会をリポートし、“根性中継”として視聴者から称賛を浴びていましたしね。素直で明るい人柄で、現場スタッフの評判もいいので、バラエティー番組のゲストやイベントなど引く手あまたですよ。ただ、レギュラー番組が増えたことで、高橋さんは今よりももっと忙しくなるでしょうね」(芸能事務所関係者)
多忙を極める“マーサ”が、ダウンしないことを祈るばかりである。
チーム創設9年目にして初のリーグ優勝も射程圏内としているプロ野球・楽天イーグルス。悲願のV実現に向け、シーズン終盤の9月3日に人気アイドルグループ・ももいろクローバーZが本拠地・Kスタ宮城の始球式に登場する。ももクロといえば、今シーズンいまだ負けなしの絶対的エース・田中将大が大ファンであることはよく知られている。終盤のモチベーション上昇に「ももクロ投入」が一役買うか注目だ。 目下、昨年から23連勝中のマー君といえば、ももクロはもちろんのこと、かつてはAKB48が大好きだったことは有名。 「それでいて、妻は元カントリー娘。の里田まい。これほど“ヲタの夢”をかなえた人もなかなかいません」(芸能関係者) これまでは、ももクロの各メンバーに定められている5色に合わせた練習用グローブをWBC前に作って使ったり、チームが田中の登板試合に5色の応援ボードを配布するなど、完全に“田中発信”の話題が多かったが、優勝に向けていよいよ真打ち登場ということになる。 また、最近の田中の登板は主に金曜日が多く、「ももクロが来場する火曜日、田中は練習後に体のケアをすると、そのまま自宅やホテルに直帰することも多い。向こうのスケジュールもあったのでしょうが、これは完全に田中に配慮した日程。この日は、彼女たちの投球練習につきっきりになるでしょう。集客を上げる要素にもなりますし、まさに一石三鳥の状況です」(プロ野球番記者)。 そもそも、楽天といえば球団公式応援歌にモーニング娘。が起用され、球場で歌を披露。7月には、東京ドームでの主催試合に乃木坂46が始球式に登板するなど、何かとアイドルと縁が深い。「アイドルファンを野球ファンとして囲い込む方針が、より色濃く出た」(同)という今回のイベント。喜んでいるのは、マー君だけじゃなさそうだ。『ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo 公式ブック「うーぶろん・ら・ぽるとー! 」』(扶桑社)
今月15日で、日本は68年目の終戦記念日を迎える。原爆が広島に投下された6日、同じく長崎に落とされた9日と、8月は日本人があらためて先の太平洋戦争を振り返る時期となっているが、そんな中、あのビッグアイドルが戦争について語った。そう、先日、日産スタジアムでのライブを成功させたばかりの、ももいろクローバーZである。 ももクロが“戦争認識”を披露しているのは、『とくダネ!』(フジテレビ系)にもコメンテーターとして出演中の若手社会学者・古市憲寿の新刊『誰も戦争を教えてくれなかった』(講談社)に収録された巻末対談。古市はももクロと仕事で一緒になった際に「彼女たちが憲法改正に興味を持っていて、それに対して『戦争は絶対にしたくない』と心配そうに言っていたこと」が印象的で、今回の対談をオファーしたという。ももクロが憲法や戦争に関心があったというのは驚きだが、この対談を読んでみると、彼女たちは予想以上に本質的な論議に踏み込み、それこそネトウヨが激怒しそうな戦争否定発言を連発しているのだ。 といっても、ももクロのメンバーが歴史に詳しいというわけではない。同書では最初に、彼女たちの戦争の知識をチェックするためのテストを行っているが、その回答は、古市も驚くほどの「予想を超えるカオス」となっていた。 例えば、「日本が終戦を迎えた日はいつか?」という問いに、有安杏果の回答は「1038年11月」、高城れには「1975年か1973年?」。「当時、日本と同盟関係にあった国はどこか?」という問題に対し、百田夏菜子と佐々木彩夏、高城は「アメリカ」と回答。百田は「アメリカとは仲良かったんじゃないの?」「なんかアメリカが日本にご飯をくれるイメージがあるんですよ」と、この段階ですでに、反米保守のオジサンたちが怒り狂わずにはいられない発言を口にしている。 その一方で、「戦争が終わったときの宣言の名前」については、「ポツダム宣言」と百田を除く全員が正解。だがこれも、佐々木に言わせると「なんか宣言っていうと、逆にポツダム宣言しか出てこなかった」そう。日清戦争、日露戦争、第二次世界大戦も、有安いわく「時系列が全然わからない」。玉井詩織にいたっては、伊藤博文が「老中みたいな人に殺された」とタイムマシン的回答をするほど。一方で「高床式倉庫」については、メンバーたちは戦争認識がウソのように事細かに解説をほどこしている。 これは玉井が「戦国時代が終わったくらいから駆け足だった」と話しているように、今の学校教育で近・現代史がおざなりになっていることが原因かもしれない。 ただ、一方で原爆ドームにはメンバー全員で訪れたというし、高城と佐々木は、ひめゆり平和祈念資料館にも行ったことがある。映画『火垂るの墓』はもちろん、百田は731部隊の人体実験のビデオまで授業で見ており、高城の場合は「小学校にあがる前くらいまで生きてた」というひいおじいちゃんから戦争の話を直接聞き、身体に残る銃弾の傷を見た記憶もあるという。それでも終戦日を1038年だったり1975年だったりと答えてしまうのは、彼女たちにしてみれば平安時代も昭和も同じように“遠い昔”でしかないからなのだろう。 このほかにも、「疎開」のことを「移住」(百田)、「過疎化」(玉井)と答えるなど、珍回答を連発しているももクロメンバーたち。だが、彼女たちは単にオバカで無知なだけではない。知識テストが終わって、戦争の是非そのものに話が及んでくると、一転。今度は、福島瑞穂センセイに爪の垢でも飲ませたいくらいの反戦論客ぶりを見せつけ始めるのだ。 例えば、本書の中ではメンバー全員が一貫して「戦争はいやだ」と声を揃えているのだが、これに対して、古市から「昔みたいに国同士が総力を挙げて戦うような戦争はどんどん減ってて、局所的な戦争が最近では増えているんだ」「(今は)戦争であまり人が死ななくなっている」と突っ込みが入る。しかし、彼女たちはまったくひるむことなく、こう反論するのだ。 「いくら被害がちっちゃくなるとはいえ、誰かは死んだり、自然が破壊されちゃうんでしょ」(高城) 「だけど昔みたいなのもちょっと。徴兵制みたいな紙が家に来ても困るよね。自分の命も大切に思ったほうがいいと思う」(玉井) 「パパにも戦いに行って欲しくないと思っちゃう」「戦争するメリットが、あんまりピンとこない。デメリットばっかり出てきちゃう」(佐々木) 太平洋戦争についても、高城が「日本が強くて、島をどんどん拡げようとしてたから、アメリカがそんな自分勝手なことするなって言って、戦争勃発みたいな感じじゃなかったっけ?」と意外と外していない分析をしたかと思えば、百田と玉井は当時の日本の支配地域を示した地図を見て、「まじで!? これ全部?」(百田)、「そりゃ、もっともっとってなるね」(玉井)と、拡張が止まらない帝国主義の宿命を突くような発言をする。 歴史に無知な彼女たちが、古市の挑発にもまったくブレることなく戦争否定の姿勢を貫いているのは、彼女たちが“戦争は人が死ぬだけの不幸な出来事”という本質をきちんとわかっているからだろう。 しかも、発言の内容以上に感心させられるのが、その度胸だ。少しでもリベラルな発言をするとネット上で「在日」とレッテル貼りをされ炎上してしまう風潮に、最近は芸能人だけでなく、評論家やジャーナリストまでが怯え、口をつぐむようになっている。そんな中、ももクロはネトウヨのことなんかな~んにも気にせずに、あっさり核心に踏み込むのだ。 例えば、高城は最近の嫌韓の風潮について聞かれ、こう答えている。 「日本でも、韓国にいいイメージを持たない人もいるのと同じで、韓国には韓国の言い分があるじゃん。それが喧嘩のきっかけになっちゃうんだったら、もっとちゃんと韓国の言い分も知りたい。歴史のこととか」 さすがはももクロ、かっこよすぎるではないか。しかも、その意見は至極真っ当だ。 もちろん、こんな発言を繰り返していたら、この先、ネトウヨから「在日」とディスられ、炎上するような事態が起きるかもしれない。だが、そうなったとしても、ももクロにはぜひ、ブレることなく今の姿勢を貫いていただきたい。同書の中で古市も指摘していたように、あなたたちは、日本のかすかな希望なのだから。 (文=エンジョウトオル)『「ももクロChan」Presents ももいろクローバーZ 試練の七番勝負2012』(太田出版)
ももいろクローバーZが4日、神奈川・日産スタジアムでワンマンライブ『ももいろクローバーZ ももクロ夏のバカ騒ぎ WORLD SUMMER DIVE 2013 8・4日産スタジアム大会』を行った。 ももクロ史上最大規模の単独ライブとなった今回は、約6万人のモノノフ(ファン)が会場に集結。さらに全国55カ所の映画館やライブ会場でライブビューイングも実施され、約2万5,000人が同時生中継を楽しんだ。 ライブは布袋寅泰や猫ひろし、武井壮らも登場するハチャメチャぶり。約4時間半のライブを終えた百田夏菜子は「今日は私たち、楽しませていただきました。みなさんのこの声援があれば、きっとこれからもずっとずっと、ももクロはこうやってみなさんの前に立ててるんじゃないかなと思います。国立(競技場)につなぐあの火(聖火)がまだ消えてないので、このまま国立競技場に持っていけるように私たちも精いっぱい頑張っていきたいと思います」と挨拶した。 関係者によれば「一般チケットは完売で、ネットオークションには定価の倍以上の金額で出品されていた。マスコミやスポンサーに配る招待券も無制限というわけではなく、厳選されていた」といい、そのほかグッズも飛ぶように売れていたという。 一方、現在5大ドームツアー中のAKB48は苦戦が続いている。 ツアーは先月20・21日の福岡ヤフオクドームを皮切りに、同31日に札幌ドーム、今月7・8日に京セラドーム大阪、16・17日にナゴヤドーム、そして22~25日に東京ドーム公演を行う。 「福岡と札幌に行った人によると、会場は7割ほどしか入っていなかったそうです。しかも、彼女たちのコンサートはマスコミやスポンサーにタダ券を配りまくることで有名。一説には全ツアーで数億円の赤字は確実だとか。まぁ、これまでボロ儲けしてきたAKBにとっては、痛くもかゆくもないでしょうけどね」(音楽関係者) AKBからももクロに“主役”が移る日が、ついに来たのか!? どちらにしても高笑いが止まらないのは、両グループが所属する「キングレコード」であることだけは間違いない。『クイック・ジャパン Special Issue ももいろクローバーZ ~The Legend~ 2008-2013』(太田出版)
いまやAKB48に迫る人気アイドルとなったももいろクローバーZに、トラブル報道が相次いでいる。リーダー・百田夏菜子の実家の税金滞納問題を「FLASH」(光文社)が報じたほか、最新アルバム『5TH DIMENSION』(キングレコード)のビジュアルコンセプトが海外の新進デザイナー作品の“パクリ”ではないかとの疑惑が持ち上がり、マスクデザインを手がけた柘植伊佐夫氏がブログ上で「自身が担当した時点でコンセプトは決まっていた」(主旨)と釈明する事態に発展している。 あるレコード会社関係者は、一連の出来事を「ももクロが人気者になったゆえの洗礼」とした上で、所属事務所のスターダストプロモーションの“脇の甘さ”を指摘する。 「スターダストは芸能プロダクションの大手の一角に数えられ、音楽界でも長年の実績があります。しかし、売れっ子タレントをじっくり育て上げる芸能班に比べ、音楽系ではトラブルが多いのも事実。度重なる活動休止騒動を起こしてきたYUIがそうですし、業務提携アーティストで、実質上のマネジメントを行ってきたオレンジレンジもメンバー脱退などが相次ぎ、人気が尻すぼみになってしまいました。同社は社風として現場スタッフや本人の意向を重視する傾向があり、それが強みでもありますが、今回のももクロのビジュアル問題のように、トラブルの火種を適切に処理できていない面もあるのでは」 スターダストの場合、所属タレントや歌手の騒動やスキャンダルがメディアで報じられた際の対応も、同業他社に比べて穏便であるという。 「バーニング系やアミューズ、ジャニーズあたりは、多少のスキャンダルでも過剰ともいえる反応を見せます。特に今一番勢いのあるアミューズは、ちょっとした恋愛記事でも猛烈に抗議を仕掛けてきて、『御社とのお付き合いはしばらく控えます』と伝えてくる。それに比べると、YUIの恋愛問題は書き放題ですし、今回出た百田夏菜子の実家の件も、所属が仮にアミューズだったら『この程度のネタでケンカはやめよう』と判断され、掲載を見送られた可能性が高いでしょう」(週刊誌記者) 実際、アミューズ所属のPerfumeの場合、現場写真を押さえた恋愛報道こそ何度か出たものの、イメージを損ねるようなトラブルはこれまでに浮上していない。メンバー本人が品行方正である証拠といえるが、「ネタレベルでは派手な交際情報もたびたび上がっていた」(前出記者)との証言もあり、事務所の“睨み”が功を奏した面はありそうだ。 メンバーの熱意や、スタッフの創意工夫で人気者となったももいろクローバーZだけに、一連の“洗礼”を乗り越えてほしいものだ。 (文=市場葵)『5TH DIMENTION』(キングレコード)

大ヒット公開中の映画『シュガー・ラッシュ』をめぐって、アイドルファン同士が一触即発の事態となっている。同作のヒロインであるヴァネロペ・フォン・シュウィーツとそれぞれのメンバーが「似ている」と言われており、互いに「こっちのほうが似ている」と大論争を巻き起こしているのだ。 ももクロこと、ももいろクローバーZのメンバー・有安杏果が自らのブログでヴァネロペの話題を取り上げたのが、2月21日のこと。 「なんか緑のパーカー着てて/ポニーテールしてて/ちょっと私に似てるとか?!(*・Θ・*)/昨日メンバーからも言われたし/ちらほら他でもそんな話聞くし」 と明かし、自らが緑のジャンパーを着ている写真をアップ。有安のメンバー内でのイメージカラーが緑であることもあって、ファンの間では「有安をモデルにしたのでは?」「いよいよ、ももクロも世界進出か!?」「お前ら劇場で緑のサイリウム振るなよ!」などと盛り上がっていた。 一方、AKB48側では「前田亜美とヴァネロペが似ている」という声が上がっていたのだという。ネット上の掲示板などには、太く黒い眉とつぶらな瞳が特徴の前田とヴァネロペの比較画像が掲載され、「なにこれソックリすげえ」「眉毛以上に目の形がそっくりだな。なかなかない目の形や」といった意見が寄せられている。 また、日本テレビ『ZIP!』でも「AKB48の前田亜美とヴァネロペが似ている」という話題を取り上げ、ウォルト・ディズニー・ジャパンの宣伝プロデューサー百合草太郎氏がテレビ出演して「AKB48の前田さんに似ているということが、興行に影響しているという可能性が十分にあります」と語るなど、“ヴァネロペ=前田亜美”説を、これでもかと強調した。 これに、ももクロファンは「露骨なももクロ潰しだ」と猛反発。有安がブログで『シュガー・ラッシュ』から記念品が届いていたと明かしていたことからも「杏果はハシゴを外された」と憤る。 だが、もともとディズニーとのつながりが強いのはAKB48の方。昨年7月に公開されたディズニー/ピクサー作品『メリダとおそろしの森』でもメンバーの大島優子が主人公メリダの日本語吹き替えを担当しており、同作の宣伝を担当したのも今回『ZIP!』に出演した百合草氏だった。 「このとき、主人公の吹き替えに大島が起用されたことに対して映画ファンから非難が殺到し、興収50億円を目指していた『メリダ~』は結局10億円にも満たない“大コケ”となりました。今作でもAKB48はエンディングテーマ曲の提供という形で参加していますが、作曲家はディズニーのプロデューサーですし、作品そのものからはAKB色は排除されていますね」(映画ライター) ファン同士の“抗争”はまだまだ収まりそうもないが、こうした話題が過熱するのは作品にとっては追い風そのもの。ちなみに今回のヴァネロペの吹き替えは、13歳にして映画・アニメで豊富な吹き替え経験を持つ声優の諸星すみれが担当しており、純粋な映画ファンも安心して楽しめそうだ。「ももいろクローバーZ A4クリアファイル【有安杏果】」
(ももいろクローバーZ応援委員会)
先頃発表された、5月11日~12日に幕張メッセで開催されるヘヴィメタルの祭典「OZZFEST JAPAN 2013」へのももいろクローバーZの出演だが、ネット上では賛否両論が噴出している。ネット掲示板への書き込みだけでなく、同フェスの公式Facebook上のコメント欄にはプロモーター側への批判や、ももクロに対する辛辣なコメントが殺到している。 「OZZFEST JAPAN 2013」は通称「オズフェスト」とも呼ばれ、ヘヴィメタル界の大物アーティスト、オジー・オズボーンが1996年から主催するロックフェス。当初はアメリカで開催されていたが、98年からはイギリスをはじめアメリカ以外でも開催されるようになり、今年は初の日本開催で日本のメタルファンを喜ばせていた。 「メタルの祭典に場違いのアイドルが参戦するだけに、ある程度の反発は予想されていました。ヘヴィメタルというのは、今の日本のメジャーな音楽シーンでは、どちらかというとマニアックでコアなジャンル。ファンも純粋で熱狂的な“信者”のような人たちが多いんです。それだけに、ももクロの出演に、自分たちの“聖域”が侵されたような気持ちになったのではないでしょうか。某メタル専門誌の編集長なんて『オズフェストでは、ももクロなんて取材しない』と、今から宣言しているほどですから(笑)。2ちゃんねるのような匿名で書き込む掲示板が荒れるのはわかりますが、実名登録が原則のFacebookで炎上するなんて異例だし、メタルファンの反発は相当のものだということでしょうね」(音楽ライター) 同フェスの公式Facebookページには、ももクロを擁護する声やメタルファンの狭量さに対する批判もないわけではないが、「メタルファンの一部は、ペットボトルを投げよう、卵を投げようと声高々に言ってる」「なんでオズフェストにアイドルなんだ?(怒)。神聖なるメタルのステージを汚すな!」「ももクロマジ無理!」「今回に限っては、ももクロ出るなら行くの辞めるって人には払い戻しをするべきだろうね」「メタルなめてんの?」といった具合に、ももクロのオズフェスト参戦に否定的な意見が多数。 ただ、昨今は音楽のジャンルにとらわれず、アイドルがロックフェスに出演するのは、さほど珍しいことではない。Perfumeは「SUMMER SONIC」(サマソニ)や「ROCK IN JAPAN」といったフェスの常連だし、K-POPグループの少女時代ですら2011年にはサマソニに出演しているほど。ももクロにしてもサマソニへの出演歴があり、世界的なメタルバンドのメガデスの元ギタリストであるマーティ・フリードマンと共演したり、かつてオジー・オズボーンが所属していたバンド、ブラック・サバスの曲を元ネタにした楽曲をリリースしたりするなど、ヘヴィメタルとの親和性も高い。それほど、目くじらを立てるような話ではないような気もするのだが……。 「Perfumeとは事情が違います。彼女たちの楽曲は、プロデューサーの中田ヤスタカの先鋭的なサウンドプロダクションによって、音楽性自体の評価が高い。だからこそ、ロックフェス参戦に対しても反発が少ないんです。その証拠に、少女時代が出演したサマソニのステージでは、ほとんどの観客がシラケていましたからね。確かに、ももクロの楽曲も一般的なアイドルのそれと違って、こだわりや独創性が感じられるのは事実ですが、それでもジャンル的にはアイドルポップスの域を出ない。一般的なロックフェスだったら“ジャンルレス”のようなところもあるので、出演が批判されるようなこともないのでしょうが、オズフェストはヘヴィメタルというジャンル限定的なところがあるので厳しいのでしょう」(同) ももクロはアイドルらしからぬ凝った楽曲やメンバーによる全力投球のライブパフォーマンスなどで、アイドルファン以外からの支持も高い。例えば、アイドルの頂点に君臨するAKB48は人気が高い分、アンチも多いだけに、好感度という点では、ももクロはAKBを上回るだろう。これまで順調に人気を積み上げてきたももクロにとって、今回のオズフェスト参戦は、初めての“逆風”といっていいかもしれない。『入口のない出口』(スターダストレコーズ)
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