【PR まこプロ】めぐりあいアキバ! 2/28(日) ベルサール秋葉原でガンダムラストシューティングを目撃せよ!

フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-
 ※この記事はまこプロによるPR記事です。  実寸大のリアルなガンダムをお台場で見たことがある人は多いと思うが、大破寸前のリアルなガンダムを見たことある人はそうそういないだろう。ガンオタではなくても、一度は目にしたことがありそうなガンダム最後の雄姿「ラストシューティング」を、パチンコ業界を牽引するSANKYOが2月28日のベルサール秋葉原にて開催される、「フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-」試打会にて完全再現する。  実はこのガンダム像は、1月の「フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-」の新機種発表会でお披露目されたものだ。被弾したボディの細部までを完全に再現した完成度のあまりの高さにSANKYO の「-LAST SHOOTING-」にかける熱い思いがこめられている。  この試打会では前述のガンダムが見られるのと他に、ガンダム芸人でおなじみの土田晃之氏のゲスト出演が予定されていて、パチンコファンのみならずガンダムファンも楽しめるイベントとなっている。ちなみにプロモーションムービーもあるのだが、こちらは完全新作画でギレンの名演である「立てよ!国民」のシーンを「打てよ!国民!」に変えて制作されている。言うまでもなくギレンの声は銀河万丈氏ご本人だ。 ●フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-が示すニュータイプパチンコ
フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-
 2015年11月からパチンコの大当たり確率が1/400に近いMAX機と呼ばれる台の開発が、「差玉が10万発(等価で40万円)を越えるデータが見受けられ、とても娯楽とは言えない」という警察庁の判断で出来なくなった。  では「フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-」はどうか? 同機は2015年11月以降に検定を通過した新内規のパチンコ機であり、大当たり確率は現行開発できる1/320ギリギリを攻めた1/319.7 (確率変動中:1/56.9) となっている。一見、現行MAX機に対して弱体化している印象を受けるが、ST状態(100回転の確変状態)の継続率は83%を誇っている。ということはメビウスの輪から抜け出せないくらい連チャンする可能性を秘めていて、まさにパチンコ界のニュータイプといえる存在だ。  なお「フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-」の最新情報は公式ツイッターで順次配信中だ。そこではなぜか「赤い彗星」のシャアにかけたカニのプレゼントなど、ユニークなキャンペーンも展開中である。  Good luck.Good life.をスローガンに掲げ、新内規に変わっても前向きに業界を牽引するSANKYOの「フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-」の試打会を見逃すな! 打てよ国民! (まこプロ) 【フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-
フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-
日時:2016年2月28日12:00-16:00(予定) 場所:ベルサール秋葉原 ※入場無料公式HP公式Twitter公式PVギレン演説『ジャンジャンバリバリ』篇

フィリピン「ニセガンダム」騒動の裏に日本人の影……仕掛けられた“炎上商法”の罠

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リゾートの公式FBに掲載されていた写真
 ニセガンダムで話題のフィリピンにあるプールリゾート施設「ジェズ・アイランド・リゾート」で、日本のアニメキャラクターの“パクリ”製作に日本人の協力者がいたことが分かった。都内在住の自営業男性の強い勧めにより実現したと、現地の施工関係者が語っているのだ。  中国のニュースサイトで紹介されたことで広まったフィリピンのリゾート施設は、首都マニラ近郊にあり、24時間営業のプールが売りとなっていて、コテージなど宿泊施設もある。園内には人気アニメ『機動戦士ガンダム』にそっくりの巨大ロボット像ほか、現地で人気の『超電磁マシーン ボルテスV』や『グレートマジンガー』、『ドラゴンボール』『ワンピース』といった、日本アニメキャラクターを盗作したと思われるアトラクションを多数設置。一部のアトラクションの建設に関わったという施工関係者によると「施設自体は1990年代から営業していて、10年くらい前まではアニメキャラクターはなく、複数のプールとイベントステージがある程度だった」という。 「そのうちに『ボルテスV』などフィリピンで人気のあるアニメのものが、2つか3つ設置されていきました。こういうのは、ほかでも同じようにあるので珍しくはなかったんですが、3年ほど前にここを訪れた日本人が“もっと派手にやれば、大きな話題になる”と経営者に勧め、設計図まで用意してきていた」(同)  この関係者が後になって施設のスタッフに聞いたところでは、この日本人は都内でフィリピン雑貨店を経営する50代くらいの男性で、首都圏のフィリピン雑貨店に商品の卸売りをしている人物。 「小太りでヒゲを生やした『スーパーマリオ』みたいな外見で、フィリピン人の奥さんを連れ歩き、タガログ語を流暢に話していたが、アニメに詳しい様子はなく『ボルテスV』のことも知らなかったほど。ただ、“日本の人気アニメに似たアトラクションを作れば、正式な許可を取らないでやると逆に大きな話題になる。日本からも観光客が押し寄せる”と話し、中国でパクリキャラが話題になったときのネット記事を印刷したものを見せてきたそうです」(同)  これに経営者が乗り気になって次々にパクリアニメキャラ像が建設されたというわけだが、施設側に電話してみると、応答した男性スタッフはキャラクターについて「ウチのデザイナーが考案したオリジナル」と言い張った。「そのデザイナーは日本人か」と聞くと「イエス」と英語で答え、日本人協力者がいることは認めたが、それ以上の質問には答えてもらえなかった。  ニセキャラクターたちはガンダムはじめ容貌が貧相だが、前出の施工関係者によると「こういうものは大半は“安く早く”というオーダーで、精巧に作ることはない」という。くだんの日本人が、無許可のパクリキャラクターを話題作りに利用したとすれば、これは一種の炎上商法だったのかもしれない。 (文=ハイセーヤスダ)

『ガンダム』『ヤマト』に『鉄人28号』……往年の名作アニメが続々リメイク

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『宇宙戦艦ヤマト2199』
 アニメブーム黎明期を盛り上げた、往年の名作アニメのリメイクが続いている。  まずは4月からTBS系列の日曜夕方5時枠、通称「日5枠」で『宇宙戦艦ヤマト』初代TVシリーズのリメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』がスタートする。1974年に読売テレビ制作・日本テレビ系列で放送され、社会現象を引き起こした歴史的ヒット作のリメイクとなる本作は、『ヤマト』でアニメに興味を持ったという出渕裕監督や、OP映像の絵コンテを担当をする庵野秀明をはじめとする、ファースト『ヤマト』世代がスタッフとして数多く参加し、大きな話題を呼んでいる。  原典(この場合、ベースとなった初代TVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』のこと)のエピソードをベースに、現代風に換骨奪胎し再構成。さらに想像力に幅を持たせるというか、わりとテキトーというか、その場の勢いまかせで作られていた原典の設定(青色と肌色が入り乱れるガミラス人とか)にしっかりとした考証を加え、設定上の矛盾点を解消。また、メカ描写や作戦についても限りなくリアルな理由付けが行われたほか、キャラクターも原典のイメージを残しつつ現代風にアップデートされたデザインとなっている。そればかりか、艦橋のマドンナ・森雪以外の女性キャラも追加(おまけにアホ毛、巨乳、ツインテールなどなど強烈なキャラ立ち!)されているのも特徴だ。  ちなみに本作は、TV放送に先駆けて2012年より順次劇場で先行上映されているほか、すでにBlu-ray&DVDも4巻(14話まで収録)リリースされており、TV放映がメディア展開としては最後発となる。TV放映後にソフト化され、その売り上げや話題から劇場版制作が決定するという従来のアニメとは逆の展開をみせる本作は、単純に往年の名作アニメがリメイクされた、という話題性のみならず、新たなビジネスモデルを構築しうる可能性を秘めているといえる。  『ガンダム』のリメイクも控えている。ロボットアニメを「プロレス」から「戦争ドラマ」へと大転換させた1979年の大ヒット作『機動戦士ガンダム』をベースに、大幅なアレンジを加えたリメイク作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメ制作が決定している。  本作は、『初代ガンダム』のキャラクターデザインを手掛けた安彦良和自身が、『初代ガンダム』を再解釈。設定やストーリーを再構築した漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を原作にしたアニメ化作品という位置付けとなる。そのため、アニメ版は、厳密には『初代ガンダム』のリメイクではないものの、オリジナルスタッフの手によって『初代ガンダム』が復活する、ということで大きな注目を集めるのは必至。ただ、現時点では2014年に公開されるという噂が流れている程度で、どういう形式で全貌が明らかになるかは不明だ。  どんなに素晴らしいシナリオやキャラクターでヒットを飛ばしたかつての名作アニメも、HDクオリティに合わせて制作される現在の映像や緻密な設定を下敷きにした作品を見慣れた今からすると、どうしても見劣りしてしまうものである。そこで、物語の核になるテーマや大筋は変えずに作品全体をアップデートしていくという形で、旧作を蘇らせようというこの試みは、これまでのアニメ業界にはほとんどなかった流れだ(例えば『マジンガーZ』 『ゲッターロボ』『勇者ライディーン』など、70年代初頭のロボットアニメがゼロ年代に多数復活したが、それらは基本的に続編やスピンアウト的な新作だった)。  ちなみに原典をベースに新作を作る、という従来のリメイク路線は今後も続く模様で、4月からはポップな世界観で新たな鉄人の活躍が描かれる『鉄人28号ガオ!』が『鉄人28号』50周年記念作品としてスタートするほか、80年代を盛り上げた人気アニメの続編『聖闘士星矢Ω』第2期の放送が決定。また、90年代に一時代を築き上げた『美少女戦士セーラームーン』の新作アニメが、『ももいろクローバーZ』の主題歌で今夏公開されることも決定している(媒体は未定)。  さらに70年代に一世を風靡し、90年代にもリメイクされたことのある某変身ヒーローアニメが、原典をベースに女性向けにアレンジされて復活する、という噂も業界内でまことしやかにささやかれている。女性ファンに受けた変身ヒーローアニメといえば、『TIGER & BUNNY』のヒットが記憶に新しいが、今回はその路線を踏襲するらしい。  思い出は美化される、とはよく言われるが、その思い出を裏切らない形で幼い頃に見ていたアニメが復活するなら、オールドタイプなアニメファンも喜ばしい限り。そして、生まれ変わった古典アニメを見た若いアニメファンがシリーズに興味を持ち、幅広い世代が作品のファンになればコンテンツの展開も活発になり、今後も新作が作られていくことだろう。このように世代を超えて愛される作品が増えていけば、アニメが本当の意味で「文化」として定着していくのではないだろうか。 (文=龍崎珠樹) 「週刊アニメ時評」過去記事はこちらから

「プラモもすぐ半額、福袋に」キッズ層を取り損ねた『ガンダムAGE』に未来はあるか


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機動戦士ガンダムAGE』公式サイトより
 約2年半ぶりのテレビシリーズ新作として注目を集めていた『機動戦士ガンダムAGE』(MBS、TBS系)。昨年秋に放送がスタートし、2クール目に突入しているが、今のところ、思ったような人気が獲得できていないようである。あるアニメ関係者が言う。 「日曜の夕方という時間帯もあるのかもしれませんが、まず視聴率がよくないです。2~3%台のことも何度かありますね。裏番組が高視聴率番組の『笑点』(日本テレビ系)ですが、もともと視聴者層はかぶらないでしょうし、同じ枠で、倍ぐらいは取る作品もあります。ガンダムという鉄板のコンテンツということを考えると、ちょっと意外ですよね」  今回の作品はとくに、従来よりも低年齢層、キッズ層に向けたアピールを強化していたはずだが、 「その肝心のキッズ層に、あまり関心を持たれていないようなんですね。今回の作品は、小学生男子に人気の『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』(ともにテレビ東京系)のレベルファイブが手がけ、『コロコロコミック』(小学館)でも連動企画をやったりとかしているんですが、今のところはまだ厳しそうです。今、OVAや劇場版で展開している『ガンダムUC』は『ファースト』や『Z』といった、宇宙世紀の軸に乗った"正当派"とでもいえるようなものなので、コアな層はそっちに行ってしまっている。また、近年のテレビ版ガンダムは美形のキャラクターがたくさん出てきて、そこに女性ファンが大量に付いたりしていたのですが、その層も今回はちょっと付いてなさそう。結果的に、どの層にもいまひとつ響いていないというのが現状なんじゃないでしょうか」(同アニメ関係者)  たとえ視聴率が奮わなくても、DVDやブルーレイでの売り上げ、ましてやガンダムには、「ガンプラ」という超優良な商材がある。しかし、 「ガンプラも、今回は苦戦しているみたいなんですよ」  と言うのは、ホビー系のライター。 「番組が始まってまだ3カ月なんですが、年末にはすでに、半額以下の特価で販売されていたのをショップの店頭でよく見ました。お正月のホビーショップの福袋にも、あちこちでこの『AGE』関連のグッズが詰め込まれていたようです。最初に出たときは出足が好調だったようなんですが、その後、息切れしちゃったんでしょうか。プラモとしての出来そのものは相当いいだけに、もったいないというか、不良在庫化していないかとちょっと心配ですね」  2クール目に突入した番組では、主人公がいきなり代替わりし、最初の主人公の息子が新たな主人公となる(最終的には3世代目までを予定)という、スピード感ある展開。搭乗するガンダムも新世代のものに変更、イメージも一新されるかと思われるが、状況も変わってくるだろうか。前出のアニメ関係者は言う。 「1作目のガンダムだって、視聴率がふるわなくて打ち切りになってますしね(笑)。90年代の『Gガンダム』だって、1クール目はかなりヤバかったらしいんですが、途中から登場した主人公の師匠が起爆剤になって、一気に人気作になったというパターンもあります。『ガンダムAGE』も、2代目主人公のピンチに、最初の主人公が旧型のガンダムに乗って颯爽と現れるとか、カッコいいお父さんとして活躍する姿なんかに燃えることもあったりするかもしれませんしね」  まだまだ序盤が終わったばかりともいえる新作ガンダム。女性ファンのために再びアピールするために、3世代目のキャラクターはみんな美形ぞろいに、なんてこともあるかもしれない。今後の展開に、いろいろ期待したい。
機動戦士ガンダムAGE 第1巻 【豪華版】 買う人いるのかな。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・"ガンオタ"騒然! ガンダム新シリーズは低年齢層がターゲット!?冷戦と高度経済成長が生んだ、『機動戦士ガンダム』という賜物ガンダムUC狂騒曲! 限定グッズバカ売れで転売屋は薄利にとどまる!?

「プラモもすぐ半額、福袋に」キッズ層を取り損ねた『ガンダムAGE』に未来はあるか


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機動戦士ガンダムAGE』公式サイトより
 約2年半ぶりのテレビシリーズ新作として注目を集めていた『機動戦士ガンダムAGE』(MBS、TBS系)。昨年秋に放送がスタートし、2クール目に突入しているが、今のところ、思ったような人気が獲得できていないようである。あるアニメ関係者が言う。 「日曜の夕方という時間帯もあるのかもしれませんが、まず視聴率がよくないです。2~3%台のことも何度かありますね。裏番組が高視聴率番組の『笑点』(日本テレビ系)ですが、もともと視聴者層はかぶらないでしょうし、同じ枠で、倍ぐらいは取る作品もあります。ガンダムという鉄板のコンテンツということを考えると、ちょっと意外ですよね」  今回の作品はとくに、従来よりも低年齢層、キッズ層に向けたアピールを強化していたはずだが、 「その肝心のキッズ層に、あまり関心を持たれていないようなんですね。今回の作品は、小学生男子に人気の『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』(ともにテレビ東京系)のレベルファイブが手がけ、『コロコロコミック』(小学館)でも連動企画をやったりとかしているんですが、今のところはまだ厳しそうです。今、OVAや劇場版で展開している『ガンダムUC』は『ファースト』や『Z』といった、宇宙世紀の軸に乗った"正当派"とでもいえるようなものなので、コアな層はそっちに行ってしまっている。また、近年のテレビ版ガンダムは美形のキャラクターがたくさん出てきて、そこに女性ファンが大量に付いたりしていたのですが、その層も今回はちょっと付いてなさそう。結果的に、どの層にもいまひとつ響いていないというのが現状なんじゃないでしょうか」(同アニメ関係者)  たとえ視聴率が奮わなくても、DVDやブルーレイでの売り上げ、ましてやガンダムには、「ガンプラ」という超優良な商材がある。しかし、 「ガンプラも、今回は苦戦しているみたいなんですよ」  と言うのは、ホビー系のライター。 「番組が始まってまだ3カ月なんですが、年末にはすでに、半額以下の特価で販売されていたのをショップの店頭でよく見ました。お正月のホビーショップの福袋にも、あちこちでこの『AGE』関連のグッズが詰め込まれていたようです。最初に出たときは出足が好調だったようなんですが、その後、息切れしちゃったんでしょうか。プラモとしての出来そのものは相当いいだけに、もったいないというか、不良在庫化していないかとちょっと心配ですね」  2クール目に突入した番組では、主人公がいきなり代替わりし、最初の主人公の息子が新たな主人公となる(最終的には3世代目までを予定)という、スピード感ある展開。搭乗するガンダムも新世代のものに変更、イメージも一新されるかと思われるが、状況も変わってくるだろうか。前出のアニメ関係者は言う。 「1作目のガンダムだって、視聴率がふるわなくて打ち切りになってますしね(笑)。90年代の『Gガンダム』だって、1クール目はかなりヤバかったらしいんですが、途中から登場した主人公の師匠が起爆剤になって、一気に人気作になったというパターンもあります。『ガンダムAGE』も、2代目主人公のピンチに、最初の主人公が旧型のガンダムに乗って颯爽と現れるとか、カッコいいお父さんとして活躍する姿なんかに燃えることもあったりするかもしれませんしね」  まだまだ序盤が終わったばかりともいえる新作ガンダム。女性ファンのために再びアピールするために、3世代目のキャラクターはみんな美形ぞろいに、なんてこともあるかもしれない。今後の展開に、いろいろ期待したい。
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ガンダムの新作で小学館と角川書店が激突──角川帝国を支えた"ビジネス"の未来

【プレミアサイゾーより】 ──アニメ界に君臨するガンダムシリーズ。その関連ビジネスは幅広いが、中でも紙媒体での展開で近年深く結びついてきたのが角川書店だ。しかし今期放映が始まった『ガンダムAGE』では、そのお株を小学館に奪われている。角川のガンダムビジネスに何があったのか?三大出版社を追い上げる、オタク系の雄の未来を考える。
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(絵/都築潤)
2011年10月より、ガンダムの最新テレビシリーズ『機動戦士ガンダムAGE』(TBS系/以下、AGE)が、満を持してスタートした。『機動戦士ガンダム00』から4年ぶりのテレビシリーズということで、制作サイドも気合が入っているようだ。『レイトン教授』シリーズや『イナズマイレブン』など子ども人気の高い作品を多く手がけるゲーム会社・レベルファイブを企画協力に、ストーリー&シリーズ構成・脚本に同社の社長・日野晃博氏を迎え、ガンダムシリーズ史上初となる、ゲーム化を前提としたメディアミックスの形で企画が始動。同じ血脈の3世代の主人公を据えてストーリーが展開し、1年間放送される予定だ。主人公のフリット・アスノが14歳であることや、キャラクターデザインがずいぶん子ども向けであることを見てもわかるように、コアなターゲットを従来の年齢層からグッと下げて、ガンダムシリーズに触れたことがない小中学生に焦点を絞っているのが特徴といえる。従来のガンダムファンからは、「キャラが子どもっぽすぎる」「世界観がこれまでと違いすぎる」など、放送開始前から否定的な声が大きく、案の定1話放映後は日野氏のツイッターに作品に対する批判が殺到し、炎上寸前になった。  前途多難な出だしとなった『AGE』だが、放送前からマンガ版が展開されていた点も要注目だ。いち早くコミカライズ作品を掲載したのが、小学館の少年誌「月刊コロコロコミック」(『機動戦士ガンダムAGE トレジャースター』【1】)。前述の『イナズマイレブン』などのコミカライズで前例があり、レベルファイブとのかかわりが強いことから今回初めてガンダムシリーズと小学館がタッグを組んだと思われるが、ガンダム作品のコミカライズといえば、「ガンダムエース」というガンダムマンガ専門誌を持っている角川書店がお決まりのコースとなっていたはずである。  同誌はもともと『機動戦士ガンダム』(以下、1stガンダム)の再構成を主とした『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』【2】(作画は『1stガンダム』のキャラデザを手がけた安彦良和。11年8月号で連載終了)のために創刊された。そのほかにも、現在OVA(オリジナルビデオアニメ)でシリーズ発売され、アラフォー世代のガンダムファンの間で人気を博している『機動戦士ガンダムUC』の原作小説(作・福井晴敏)やそのマンガ版『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』【3】が連載されるなど、ガンダムシリーズの要となるような作品のコミカライズ版やアナザーストーリーが多数掲載されている(なお、『AGE』の別バージョンのコミカライズは同誌にも掲載されている)。また、『機動戦士ガンダムさん』【4】『トニーたけざきのガンダム漫画』【5】など、アニメ制作会社・サンライズのお墨付きならではのギャグマンガやパロディマンガも掲載されている。このように、"ガンダムビジネスの出版部門を担うのは角川書店"という印象が強いわけだが、そもそも、角川書店とガンダム、ひいてはサンライズ社の蜜月は、いつから始まったのだろうか? ■「ニュータイプ」創刊がすべての始まりだった  当特集の年表を読んでいただければわかるように、『1stガンダム』の、富野由悠季監督による小説版は朝日ソノラマから、マンガ版は秋田書店から刊行されるなど、ガンダムシリーズは始動当初から、角川書店とタッグを組んでいたわけではない。むしろ、「SDガンダム」シリーズやガンプラ人気を盛り上げたのは講談社の少年誌「コミックボンボン」掲載作『プラモ狂四郎』(クラフト団・やまと虹一)や『SD武者ガンダム』シリーズなどであり、この頃は同社との関係が深かったことが伺える。角川書店とサンライズが深くかかわるようになり始めたのは、「角川書店の現取締役社長の井上伸一郎氏と、『ファイブスター物語』【6】などで有名なメカニックデザイナーでマンガ家の永野護との付き合いが発端ではないか」と、アニメ史に詳しいライターは言う。
「プレミアサイゾー」で続きを読む
■プレミアサイゾーとは? 雑誌サイゾーのほぼ全記事が、月額525円で読み放題!(バックナンバー含む)

「フレーム右側の人物は強い」"ガンダム"富野由悠季の『映像の原則』とは?

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『映像の原則 新装版 ビギナーから
プロまでのコンテ主義』(キネマ旬報社)
「認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものを」  やや引き気味・アオリのアングルで、下から見上げるようにシャアが登場し、間を大きく取りながらしゃべる。言わずと知れたガンダム屈指の名場面だ。  誰もが知っているこのシーンも、ただ監督のセンスによったものではなく、ある法則に従って作られたものだった。『映像の原則 新装版 ビギナーからプロまでのコンテ主義』(キネマ旬報社)は、ガンダムの生みの親・富野由悠季氏が、映像作品の作り方と、映像百般に関わる"原則"を記した本だ。シナリオの書き方からカメラの撮り方、音響、照明、デジタル技術などについて、アニメ界指折りの名匠である富野氏が、独特の語り口もそのままに、全12章・300ページ超にわたって解説している。左開き・横書きと、どこか教科書を思わせる硬派な1冊となっている。  原則とは、共通に適用される基本的な決まりごとのこと。音楽の五線譜と同じように、映像制作においても流れのルールが存在する。たとえば人物の進行方向ひとつでも、観客の心理的効果に大きく作用するという。心臓に近い下手(左)は、防御しなければならない側で、弱い側。したがって、左から右に移動する場合は、弱者の上昇を示す"強い動き"となる。反対に、上手(右)は強者のポジションで、右からの移動は、自然な、受け容れやすい動きという印象を受ける。「ガンダム」第1話でも、ザクは左から、ガンダムは右から向かい合っていて、この原則に則った構図となっていることが分かる。  もちろん、上記のような技術論だけにとどまらず、「ビジュアル世代は」「(動くスピードが)速すぎてなにも見えないカットは問題外です」「病人が作るような作品を世に出したくない」など、他のアニメに対する批判もにおわせており、興味深い。  メディアツールの発達により、誰もが簡単に映像編集ができる時代となった昨今。どうせなら人とサをつけた映像編集をしてみたいもの。動画投稿サイトにアップするなら、最低限の原理原則は押さえておきたい。「認めたくないものだな......」なんて視聴者の失笑を買う前に、御大富野の技術・思想をふんだんに盛り込んだ「映像の教科書」で基本をさらっておこう。ガンダムのワンシーンを思い浮かべながら読むと、難解な理論もするする頭に入ってゆくから不思議だ。 (文=平野遼) ●とみの・よしゆき 1941年11月5日生まれ。神奈川県小田原出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、64年に虫プロダクションへ入社。65年に日本初の連続テレビアニメ『鉄腕アトム』で、初の脚本・演出を担当。67年に同社を退社後フリーとなり、"コンテ千本切り"の異名を取るほど多数の作品に参加。79~80年に総監督および原作を務めたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』が、放映終了後に社会現象的なヒット作品となり、一躍脚光を浴びる。以降も、数々のアニメーション作品を手掛け、その監督・原作のみならず、小説やエッセーの執筆、作詞、また、金沢工業大学や京都精華大学などの客員教授を務めるほか、幅広い分野で活躍している。
映像の原則 なるほどね。 amazon_associate_logo.jpg
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"ガンオタ"騒然! ガンダム新シリーズは低年齢層がターゲット!?

機動戦士ガンダムAGE 公式サイトより
 先日、『機動戦士ガンダム』シリーズのテレビでの最新作『機動戦士ガンダムAGE』(TBS系)が今秋から放送されることが発表された。テレビでは2年半ぶりの新作ということで話題を集めているようだが、 「キャラクターデザインや商品展開など、今回は児童層、低年齢層を対象にした色合いが強いそうです。そこにガンダムの濃いファン、"ガンオタ"、"ガノタ"などと呼ばれるような層が衝撃を受けているようですね」  と言うのは、あるアニメ業界の関係者。  現段階で発表されている本作の内容は、成長型のコンピューターを搭載したガンダムが、宇宙からやってくる正体不明の敵と戦っていくというもので、最初の主人公の孫の世代まで、3代にわたって展開するのだとか。 「『もうガンダムじゃなくてもいいんじゃないか』と言われているみたいですが、実はガンダムの新作のストーリーやデザインが発表されるたびにこういった声は出てくるので、ある意味、お約束ですね。仮面ライダーのシリーズも同じような感じです。それと、平成に入ってからはテレビでの新作に関しては、むしろ新規のファンを開拓するための作品として展開し、ファーストガンダムやゼータ時代からの熱心なファンに対してはOVAで新作を、という両軸で動いてきていた面もあります。ですから、今回は子どもたちの新規ガンダムファンを獲得したいというところなんでしょうね」(同関係者)  今回ストーリーとシリーズ構成を担当するのは、ゲームの『レイトン教授』シリーズや、『イナズマイレブン』シリーズを手掛けるゲーム会社・レベルファイブ代表の日野晃博氏。 「『イナズマイレブン』は、ゲームとアニメのメディアミックスが功を奏し、男子小学生にかなり人気があります。今放送している『ダンボール戦記』(テレビ東京系)というアニメも同じようにレベルファイブがかかわっているんですが、ゲーム、アニメ、そしてバンダイから出ているプラモデルをからめた展開をしていて、売れ行きも好調のようです。子ども層の食い付きを作るのがうまいところが、起用の理由のひとつなんじゃないでしょうか」(ゲーム誌編集者)  今回のガンダムでは、初めて児童向けコミック誌「コロコロコミック」(小学館)でもメディア展開を行うほか、ゲームセンターやショッピングセンターのゲームコーナーなどで展開予定の同作品のゲーム機に、発売される新ガンダムのフィギュアに埋め込まれたチップと連動して遊ぶことができるシステムを導入するなど、確かに明確に低年齢層を意識した展開が目立つ。前出のアニメ関係者は言う。 「メインスポンサーのバンダイが、ガンダムを本格的に世代を超えたコンテンツとして根付かせたいというところが一番の狙いでしょう。20年ほど前のSDガンダムのブームのころには子どもたちにガンダムブームが来ていましたが、近年はロボットアニメのジャンル自体が子どもにあまりアピールしないことや、メインの商材であるプラモ自体に触れる子どもが減っていることなどもあって、今までとは違うアプローチを試みたいところはあると思います」  他にバンダイがスポンサーをつとめる人気のロングランシリーズとして、ウルトラマンや仮面ライダー、戦隊シリーズ、プリキュアシリーズなどがあるが、確かにガンダムシリーズに関しては児童層よりはハイエイジ層のファンが多い印象がある。前出のゲーム誌編集者が言う。 「そこで、今回稼働するゲーセンなんかでのゲームなんだと思います。ウルトラマンやライダーのカードゲームが大ヒットしましたからね。このゲームでの利益は相当大きいんです。ガンダムもここに参入しない理由はないでしょう。また、近年は歴代戦隊、歴代ライダーを集結させるストーリーや商品展開が人気を集めているので、ガンダムも低年齢層向けのゲームで過去のガンダムを登場させたりして、あらためてその層に過去のガンダムを刷り込んでいくということも十分考えられますね」  放送開始までまだ3カ月以上もあるが、テレビでの新作の制作が発表されただけでここまで話題になるガンダムシリーズだけに、その仕上がりにも期待したいところだ。
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冷戦と高度経済成長が生んだ、『機動戦士ガンダム』という賜物

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著者でフリーライターの多根清史氏。
 11月に刊行された多根清史『ガンダムと日本人』(文春新書)。大東亜共栄圏や、高度経済成長、55年体制と小沢一郎など、日本の政治・戦争をテキストに、アニメ『機動戦士ガンダム』はなぜ生まれ、なぜ愛されるのかに迫る一冊だ。国際政治学の大家・高坂正堯に師事した政治史通にして、雑誌「オトナアニメ」(洋泉社)のスーパーバイザーを務める名うてのアニメライターは、ガンダムの向こうにどんな日本人像を見たのだろう。 ――そもそも、なぜ、ガンダム本を? 多根清史氏(以下、多根) 去年、1/1スケール等身大ガンダムが立ったことが一番大きな理由ですかねぇ。1/1ガンダムを作るとなれば、技術も予算も必要だし、「景観を壊す」って声があがることも考えられた。ところが、ちゃんとコンセンサスを得て「ガンダム、お台場に立つ」が実現できた上に、オタクだけでなく、多くの人がこぞって見に行っていた。そんなガンダムの姿が、新しい日本のイコン(聖像)、ちょっと大げさな言い方をしてしまえば、大仏にも似た信仰の対象のようにも見えたんです。そんなことをつらつらと考えてたら「日本の歩みのいろんな局面をガンダムの中に見出せるんじゃないか」と思えてきて、執筆に至った、と。 ――しかし、「ガンダムと日本人」って大きなテーマですよね。何がふたつを結びつけたんですか? 多根 「量産」ですね。それまではワンオフもの(専用機)の主役メカが、毎回、ワンオフものの敵メカを倒すアニメが主流だったけど、ガンダムの世界では、ザクやジムという量産兵器がどんどん工場からロールアウトされていた。つまり、地球連邦とジオンの戦いとは、技術の粋を結集して作り上げた兵器をいかに効率よく量産できるかという工業国同士の戦いだった。で、この文脈がどこから出てきたかと言えば、高度経済成長期の日本の姿からでしょう。あと、戦前と戦後の日本の関係や、戦中の日米関係とも似ている。スペースノイド(宇宙居住者)の団結を掲げて連邦=大国に反旗を翻したものの、結局負けた小国のジオンは、戦前・戦中の日本の似姿だろうし、奇襲攻撃によって開戦当初こそ劣勢を強いられたものの、ガンダム開発後の物量作戦で巻き返した連邦は、真珠湾攻撃を受けながらも、フォーディズム(大量生産)によって第二次大戦に勝利したアメリカや、戦後の復興を成し遂げた日本のようですよね。 ――富野(由悠季)監督は、ガンダム制作当時、そのような政治史、産業史を研究していたんでしょうか? 多根 時事問題が好きな人ではあるものの、深くは掘り下げてないでしょうね。ただ、だからこそ、ガンダムは信頼できるとも言える。 ――信頼できる? 多根 戦争に対する変な先入観がないんですよ。戦争作品というと、得てして悲惨で貧乏くさいものになりがちだし、確かに「ひもじいからイヤだ」という感覚は、戦争に対するブレーキにはなるけど、そればかりが声高に叫ばれると、戦争観は歪んでしまう。だって、アメリカはひもじい戦争なんてしたことないし、外交において軍事力に頼らざるを得ない局面は残念ながら存在しますから。その点、1941年生まれの富野さんは、実質的には最初の戦後世代。戦争の記憶はほとんどなく、三種の神器に代表される家電製品や工業製品が身の回りに揃い始めた高度経済成長期を生きてきた人です。その生活感覚をストレートに投影したからこそ、「戦争万歳!」とは言わないけど、ダメとも言わず、ひもじくない、物量による戦争をニュートラルに描けたんだと思いますよ。 ――それが戦後育ちなら信用できるはずだ、と。 多根 で、もうひとつ、ガンダムは70年代後半に構想されたからこそ生まれた作品でもある。日本が貧しい時代なら、工業力に裏打ちされた物量作戦なんて思いつかなかっただろうし、単に技術力の高いほう=ジオンが勝つわけではない物語にはベトナム戦争の影響も見て取れる。あと、制作当時、ソ連のアフガン侵攻によって米ソが新冷戦に突入する直前だったことも影響を与えているんじゃないですか。 ――ふたつの大国が激突するわけですしね。 多根 その一方で、冷戦って、日本人にとってはスゴく絵空ごとっぽいんですよ。まず、自分たちのあまり知らないところで二大勢力が対立している。そして、どちらも最終兵器を持っている。でも、どちらかが最終兵器を一発撃てば、みんな死んじゃうから、結局、戦争は起きない。この『人類の滅亡と隣り合わせなんだけど、ある意味平和』という気の狂った大状況が、富野さんたちのSF的想像力を刺激した面もあるんじゃないですか(笑)。そして、当時の視聴者も『リアルだよね』と受け入れた、と。 ――では、今も愛される理由はなんなんでしょう。 多根 群像劇だからでしょうね。主人公はアムロなんだけど、ホワイトベースのクルーや、連邦のお歴々、そして、ジオン側についてもシャアのようなエリートから一兵卒まで、大勢の内面にかなり深く踏み込むから、視聴者はいくつになっても、物語のなかに自分を見つけられるんですよ。たいていの子はアムロやシャアに思い入れるんだろうけど、跳ねっ返りの子ならカイ・シデンに感情移入できるし、年齢が長じてきたらブライトさんにもハマれるし、左遷でもされようものなら、ランバ・ラルに涙できるかもしれない(笑)。ガンダムって「このキャラが物語の中心になる回はこの人が書く」というふうに、脚本家ごとに持ちキャラがあって、だから、いろんな人格のキャラクターが生まれたらしいんです。つまり、アニメならではの共同作業によって多彩なアイデアを盛り込みつつ、物語の骨子・大筋は富野さんがきちんと監督していた。そんな映像作品ならではの利点が最大限発揮されているところも魅力なんですよね。 (構成=成松哲)
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◆お知らせ 『ガンダムと日本人』(文春新書)と、弊社発行『別冊サイゾーvol.1 タブー破りの本300冊』フェアが、あおい書店町田店にて同時開催中! 同店で『ガンダムと日本人』をお買い上げの方には、特製フリーペーパーがついてくるとのこと。<あおい書店 町田店 東京都町田市原町田6-2-6 町田モディ8階>
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『機動戦士ガンダムUC』オフィシャルサイトより
 10月30日、『機動戦士ガンダムUC episode2 赤い彗星』のイベント上映とネット配信が全国で始まった。  劇場先行上映+ネット配信+Blu-ray販売という展開がハマり、クオリティーの高さが口コミで伝わってepisode1のBlu-rayが爆発的に売れた『ガンダムUC』だが、今回話題となったのもBlu-ray。実は、5,000枚限定でepisode1、2のシナリオブックがついた劇場限定版を発売したのである。このロットの少なさにファンは吃驚。「買えないのでは!?」とビビる声がネット界隈に溢れかえった。  上映館の中核とみられる新宿ピカデリーでは大量のグッズ購入希望者への対策を立て、その日の座席指定券を購入権として1枚あたり劇場限定Blu-rayを1枚、同じく劇場限定のプラモデル「HGUC 1/144 ユニコーンガンダム デストロイモード 劇場限定 NT-Dパールクリアver.」を3個まで購入可能という制限をつけた。  つまり、公開初日に限定グッズを買いたいなら、座席指定券を買わなければならなくなったのだ。  新宿ピカデリーの場合、座席指定券の販売は10月26日からだった。舞台挨拶がある午前の回が店頭販売のみだったため、劇場窓口には行列ができたほどだった。  しかし、"30日の座席指定券ならばどの回でも購入権として有効"ということが知れ渡ると、早い回のみならず、夕方の回までが爆発的に売れていった。制限は「1人につきBlu-ray1枚」ではなく、あくまでも「座席指定券1枚ごとにBlu-ray1枚」。転売屋と見られる人々も大量に購入したようだ。  その結果、転売屋とファンの別を問わず、グッズを買いたいだけの人々が上映を欠席するケースが続出。舞台挨拶回を含め、売り切れなのに空席が目立つという異常事態となってしまった。  オークションサイトでは定価7,000円のBlu-rayに約1万5,000円、1,900円のプラモデルに約4,000円の高値が付いているが、はたして転売屋はこの値段で売り抜けられるのだろうか。  ある来場者のひとりは「ちょっと値段が下がるかもしれませんね」と言う。 「六本木など他の上映館では瞬く間に売り切れてしまったようですが、新宿はプラモデルもBlu-rayも大量に入荷していたんです」  新宿ピカデリーの夜中の待機列は前日の終電まででおよそ50名。これが始発でどどっと増えて数百人の行列ができ、大混雑したのだが、行列がはけると並ばずとも買えたというのである。 「私は19時30分の回を見終えてからグッズ売り場に行ったのですが、Blu-rayを普通に売っていましたからね(笑)。プラモデルは確かめていませんが、少なくとも上映前にはあったはずです。新宿に限っては、前日の終電や始発で並ばなくても夜だったら苦もなく買うことができたんです」(前述の来場者)  念入りに劇場に問い合わせたファンによれば、初日の座席指定券総数の分のBlu-rayは確保している、との答えが返ってきたそうである。一部には2,000枚という説もある。購入希望者にある程度行き渡れば、転売屋が涙目になるという事態もありうるのだ。 「ちょっと新宿に集中しすぎたかもしれないですね(笑)。まあしかし座席指定券がただの購入権になり、空券として買われ、空席ができてしまうのも困ったものです」(アニメライター)  オークションを責めたい気分にもなるが、しかし一方で、自力で買いに行けないためオークションが頼り、という人々がいることもたしかだ。  限定グッズの販売方法を変えたほうがいいという意見もネットにはちらほら。次回はグッズの限定そのものを見直したりするのだろうか?  「全国で限定5,000枚」という呪文に振り回された一日だった。
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 2 通常版は11月12日発売です。 amazon_associate_logo.jpg
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