目指すは「あいちゃん104歳」!? 父性を刺激されまくる話題の最年少アイドル・あいちゃん7さいに突撃!

目指すは「あいちゃん104歳」!? 父性を刺激されまくる話題の最年少アイドル・あいちゃん7さいに突撃!の画像1
撮影=荻窪番長
「最年少アイドル」というキャッチフレーズでテレビ番組にも取り上げられるなど、色んな意味で話題となっている「あいちゃん6さい」。  初めて存在を知ったときには「アイドル業界も行くとこまで行ったな……」と思ったものだが、実際にライブを見てみると「幼稚園児に群がるロリコン集団」というよりは、姪っ子の学芸会を見守るおじさんたちといった雰囲気で、アットホームな空気が流れている現場だった。  そんな「あいちゃん」が今年小学校に入学し、7月には誕生日も迎えて「あいちゃん7さい」に進化した!? ……ということで、「日刊サイゾー」最年少インタビュー(たぶん)を敢行しました! ***
目指すは「あいちゃん104歳」!? 父性を刺激されまくる話題の最年少アイドル・あいちゃん7さいに突撃!の画像2
8月5日、池袋ルイードK3で開催された「太陽さんさん!夏祭りスペシャル」にて。
■将来の夢は……「ペットショップ」!? ――4歳からアイドルをやってるんだよね? その前から歌ったり踊ったりするのが好きだったの? あいちゃん うん、好きだったよ。「さんぽ」(『となりのトトロ』のテーマ曲)とか。 ――他に好きな歌は? あいちゃん アニメの歌は好き! 『アイカツ!』とか『プリパラ』!(ともにテレビ東京系) ――ああ、アイドルのアニメを観て、アイドルになりたいって思ったのかな。はじめてやったライブは覚えてる? あいちゃん ウクレレ! 大隈秀徳(あいちゃん6さいのプロデューサー) ウクレレを演奏しながら「カエルの歌」と「さんぽ」を歌ってたよね。 ――緊張しなかった? あいちゃん わすれちゃった。 ――今、歌っている歌はあいちゃんが決めてるの? 大隈 あ、ボクです。 ――難しい曲が増えているけど、歌詞を覚えるのは大変じゃない? あいちゃん 大変! 「メランコリック」とか。メランコリックって……メロンジュース? ――7歳で「メランコリック」なんて言葉知らないよね(笑)。これから、自分で曲を作ったりしたいと思う? あいちゃん あんまり思わない。
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ハイタッチをしようとファンに駆け寄るあいちゃん。ファンサービスも忘れません!
――お父さんやお母さんより年上のお客さんもいると思うけど、そういうおじさんたちと話すのは大丈夫? あいちゃん 大丈夫! 仲良くできる! ――アイドルはずっと続けていきたいと思ってるの? あいちゃん うん。 ――じゃあ、将来の夢は? あいちゃん ペットショップ! ――あ、そうなんだ(笑)。 あいちゃん ケーキ屋さんも! 動物とお料理が好きなんで、だからそういうお店。 ――得意な料理は? あいちゃん オムライス! ――これからアイドルとしてテレビに出たり、ドラマに出たりとかも興味あるのかな? あいちゃん 演技? やりたい! テレビにも出たい! ――それじゃ最後に、お客さんへのメッセージを。 あいちゃん いつも応援してくれてありがとう!
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ライブ後の物販では、チェキを撮ったりサインを書いたり、ファンのみなさんと楽しそうに交流していました
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■目標は「あいちゃん104歳」  さすがに、あいちゃんに話を聞くだけだと細かい情報を聞き出せなかったので、プロデューサーの大隈秀徳と、あいちゃんママ26さい(!)にも話を聞きました。 ――もともと、あいちゃんは大隈さんの教室へ、レッスンに来ていたんですよね。 大隈 もともとの話で言うと、あいちゃんママが12歳の頃からボクの生徒だったんですよ。それで14歳の時に「12.ヒトエ」というガールズバンドでメジャーデビューして。まあ、そのバンドはあまり売れなくて解散しちゃうんですが。それから19歳であいちゃんを産んで、「この子が大きくなったら何かやらせようね」っていう話はしていたので、3歳の時に「そろそろ楽器をやらせてみようか」ということで、ギターは大きくてまだムリなのでウクレレを始めたんです。
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――その頃はアイドルというより、アーティスト的な方向性で考えていたんですか? 大隈 特にどっちと決めていたわけではないですね。その頃、ボクが小学生アイドルバンドをプロデュースしていたので、そういうアイドルのライブに行くことも多かったんです。その子たちは小学5年生だったから、最年少かなと思っていたら、共演するアイドルの子たちに小学校1年生の子がいて。アイドルが低年齢化しているんですよね。だったらもう、あいちゃんを出しちゃってもいいのかなって。その頃、ちょうど誕生日がきて4歳になったので「あいちゃん4さい」としてライブに初出演したんです。 ――名前に年齢を入れたというのは、そこが売りになると思ったからですか? 大隈 それはまったく考えてなかったですね。ボク的には修行じゃないけど、舞台慣れさせようくらいの気持ちだったので。でも、いざステージに出てみたら“4歳”っていうことがすごい騒がれて。最初はみんな「あいちゃん4さい」なんてふざけた名前だなと思ってたみたいなんだけど。 ――大人がネタとしてそういう芸名をつけてるんじゃないかと。 大隈 そうしたら、本物の4歳が出てきて衝撃を受けたみたいですね。「ガチの4歳出てきた」ってTwitterで騒がれていましたよ。
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――ライブでは最初からちゃんと歌えていたんですか? 大隈 そうですね、意外と度胸があるんですよ。普通、4歳の子ってなかなかママから離れられないと思うので、お客さんがいっぱい待っているステージに出ていくなんてできるのかなって思っていたら、堂々と出ていって「こんにちは、あいちゃん4さいです」ってあいさつして。この調子で成長していけば、10年経っても14歳だからスゴイぞと思いました。 ――14歳で芸歴10年ですからねー! 大隈 だから、長期計画で育てていこうと思っていたんですけど、思いのほか人気が出ちゃって。でも、普通のアイドルの年齢になるまでに色んな楽器をやらせて、踊りとかも本格的に踊れるようになってもらいたいんですけどね。 ――芸名は、たとえば20歳になっても「あいちゃん20さい」でいくんですか? 大隈 とりあえずはこの路線で行こうと。「あいちゃん○さい」というのがブランドみたいになってるんで。あいちゃんが104歳になって「芸歴100年のあいちゃん104さいです」って言うのが夢ですね。ボクは生きていないでしょうけど(笑)。 ――プロデューサーとしてのこれからの目標は? 大隈 先のことを考えないで始めちゃったんで、まだ「こういう風にやっていこう」とは考えていないですね。 ――初期は「幼稚園で歌ってるんだろうな」という感じの童謡が多かったですけど、最近はボカロ曲や「ももいろクローバーZ」の曲など、難しい曲が増えていますよね。 大隈 そうですね、さすがに小学1年生になって童謡もないだろうと思って。本当はオリジナル曲をやりたいんですけど、経済的な問題で……。今は1曲、ボクが作った「ハイパーランドセル」という曲を歌っていますが、本当は著名な作曲家さんに頼みたいんですけどね。 ――クラウドファンディングで支援者を募ったら、みんな親戚のおじさん気分でお金を出してくれるんじゃないですかね。 大隈 そういうこともやりたいんですけど、ボクがネットに弱くって……そういうことに詳しいスタッフが来てくれるといいんですけど。
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アンコールではピアニカの演奏も
――あいちゃんママは過去に芸能活動をされていましたが、娘にもやらせるというのは、芸能活動はいい思い出だったということでしょうか? あいちゃんママ いや、辛い思い出がいっぱいありますよ。でも、もともとの性格が「人と会話ができない」「人と目を合わせるのも苦手」「人前に出るのも大嫌い」……そんな感じだったので、自分を変えるためには辛い思いをするのなんて当たり前じゃないですか。いろんなことを努力してやってきたからこそ、自分が変われたって思っているんで。 ――確かに、お話をしていて、すごくコミュニケーション能力高そうだなと。 あいちゃんママ だから、娘にもそういう経験をしてもらいたいんですよね。おかげで、レッスンを休んだこともないし、仕事がいっぱい入っていても「疲れた」の一言も言ったことがないんで。そういう姿を見ているから、ウチの子は絶対大丈夫だなと。 ――そういう経験をしていれば、将来的にアイドルにならなくても意味があると。 あいちゃんママ うん。何事にも一生懸命がんばることができれば、意味がありますよね。 ***  7歳にして芸歴3年という「あいちゃん7さい」。このくらいの年齢だと、ちょっと目を離したスキにメチャクチャ成長しちゃうので、今すぐ会いに行くしかないぞ!? (取材・文=北村ヂン)
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■あいちゃん7さい 2014年10月よりライブ活動を開始。「アキバ・アイドルフェスティバル」にて最年少アイドルとしてライブデビューを果たし、イベント初のアンコールが起きて話題となる。 ライブ活動以外にもテレビやラジオ番組、舞台に出演するほか、モデルとしても活躍中。 http://rainbowmusic-production.com/ai_profile.html Twitter @aichan20100725

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撮影=荻窪番長
「最年少アイドル」というキャッチフレーズでテレビ番組にも取り上げられるなど、色んな意味で話題となっている「あいちゃん6さい」。  初めて存在を知ったときには「アイドル業界も行くとこまで行ったな……」と思ったものだが、実際にライブを見てみると「幼稚園児に群がるロリコン集団」というよりは、姪っ子の学芸会を見守るおじさんたちといった雰囲気で、アットホームな空気が流れている現場だった。  そんな「あいちゃん」が今年小学校に入学し、7月には誕生日も迎えて「あいちゃん7さい」に進化した!? ……ということで、「日刊サイゾー」最年少インタビュー(たぶん)を敢行しました! ***
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8月5日、池袋ルイードK3で開催された「太陽さんさん!夏祭りスペシャル」にて。
■将来の夢は……「ペットショップ」!? ――4歳からアイドルをやってるんだよね? その前から歌ったり踊ったりするのが好きだったの? あいちゃん うん、好きだったよ。「さんぽ」(『となりのトトロ』のテーマ曲)とか。 ――他に好きな歌は? あいちゃん アニメの歌は好き! 『アイカツ!』とか『プリパラ』!(ともにテレビ東京系) ――ああ、アイドルのアニメを観て、アイドルになりたいって思ったのかな。はじめてやったライブは覚えてる? あいちゃん ウクレレ! 大隈秀徳(あいちゃん6さいのプロデューサー) ウクレレを演奏しながら「カエルの歌」と「さんぽ」を歌ってたよね。 ――緊張しなかった? あいちゃん わすれちゃった。 ――今、歌っている歌はあいちゃんが決めてるの? 大隈 あ、ボクです。 ――難しい曲が増えているけど、歌詞を覚えるのは大変じゃない? あいちゃん 大変! 「メランコリック」とか。メランコリックって……メロンジュース? ――7歳で「メランコリック」なんて言葉知らないよね(笑)。これから、自分で曲を作ったりしたいと思う? あいちゃん あんまり思わない。
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ハイタッチをしようとファンに駆け寄るあいちゃん。ファンサービスも忘れません!
――お父さんやお母さんより年上のお客さんもいると思うけど、そういうおじさんたちと話すのは大丈夫? あいちゃん 大丈夫! 仲良くできる! ――アイドルはずっと続けていきたいと思ってるの? あいちゃん うん。 ――じゃあ、将来の夢は? あいちゃん ペットショップ! ――あ、そうなんだ(笑)。 あいちゃん ケーキ屋さんも! 動物とお料理が好きなんで、だからそういうお店。 ――得意な料理は? あいちゃん オムライス! ――これからアイドルとしてテレビに出たり、ドラマに出たりとかも興味あるのかな? あいちゃん 演技? やりたい! テレビにも出たい! ――それじゃ最後に、お客さんへのメッセージを。 あいちゃん いつも応援してくれてありがとう!
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ライブ後の物販では、チェキを撮ったりサインを書いたり、ファンのみなさんと楽しそうに交流していました
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■目標は「あいちゃん104歳」  さすがに、あいちゃんに話を聞くだけだと細かい情報を聞き出せなかったので、プロデューサーの大隈秀徳と、あいちゃんママ26さい(!)にも話を聞きました。 ――もともと、あいちゃんは大隈さんの教室へ、レッスンに来ていたんですよね。 大隈 もともとの話で言うと、あいちゃんママが12歳の頃からボクの生徒だったんですよ。それで14歳の時に「12.ヒトエ」というガールズバンドでメジャーデビューして。まあ、そのバンドはあまり売れなくて解散しちゃうんですが。それから19歳であいちゃんを産んで、「この子が大きくなったら何かやらせようね」っていう話はしていたので、3歳の時に「そろそろ楽器をやらせてみようか」ということで、ギターは大きくてまだムリなのでウクレレを始めたんです。
目指すは「あいちゃん104歳」!? 父性を刺激されまくる話題の最年少アイドル・あいちゃん7さいに突撃!の画像6
――その頃はアイドルというより、アーティスト的な方向性で考えていたんですか? 大隈 特にどっちと決めていたわけではないですね。その頃、ボクが小学生アイドルバンドをプロデュースしていたので、そういうアイドルのライブに行くことも多かったんです。その子たちは小学5年生だったから、最年少かなと思っていたら、共演するアイドルの子たちに小学校1年生の子がいて。アイドルが低年齢化しているんですよね。だったらもう、あいちゃんを出しちゃってもいいのかなって。その頃、ちょうど誕生日がきて4歳になったので「あいちゃん4さい」としてライブに初出演したんです。 ――名前に年齢を入れたというのは、そこが売りになると思ったからですか? 大隈 それはまったく考えてなかったですね。ボク的には修行じゃないけど、舞台慣れさせようくらいの気持ちだったので。でも、いざステージに出てみたら“4歳”っていうことがすごい騒がれて。最初はみんな「あいちゃん4さい」なんてふざけた名前だなと思ってたみたいなんだけど。 ――大人がネタとしてそういう芸名をつけてるんじゃないかと。 大隈 そうしたら、本物の4歳が出てきて衝撃を受けたみたいですね。「ガチの4歳出てきた」ってTwitterで騒がれていましたよ。
目指すは「あいちゃん104歳」!? 父性を刺激されまくる話題の最年少アイドル・あいちゃん7さいに突撃!の画像7
――ライブでは最初からちゃんと歌えていたんですか? 大隈 そうですね、意外と度胸があるんですよ。普通、4歳の子ってなかなかママから離れられないと思うので、お客さんがいっぱい待っているステージに出ていくなんてできるのかなって思っていたら、堂々と出ていって「こんにちは、あいちゃん4さいです」ってあいさつして。この調子で成長していけば、10年経っても14歳だからスゴイぞと思いました。 ――14歳で芸歴10年ですからねー! 大隈 だから、長期計画で育てていこうと思っていたんですけど、思いのほか人気が出ちゃって。でも、普通のアイドルの年齢になるまでに色んな楽器をやらせて、踊りとかも本格的に踊れるようになってもらいたいんですけどね。 ――芸名は、たとえば20歳になっても「あいちゃん20さい」でいくんですか? 大隈 とりあえずはこの路線で行こうと。「あいちゃん○さい」というのがブランドみたいになってるんで。あいちゃんが104歳になって「芸歴100年のあいちゃん104さいです」って言うのが夢ですね。ボクは生きていないでしょうけど(笑)。 ――プロデューサーとしてのこれからの目標は? 大隈 先のことを考えないで始めちゃったんで、まだ「こういう風にやっていこう」とは考えていないですね。 ――初期は「幼稚園で歌ってるんだろうな」という感じの童謡が多かったですけど、最近はボカロ曲や「ももいろクローバーZ」の曲など、難しい曲が増えていますよね。 大隈 そうですね、さすがに小学1年生になって童謡もないだろうと思って。本当はオリジナル曲をやりたいんですけど、経済的な問題で……。今は1曲、ボクが作った「ハイパーランドセル」という曲を歌っていますが、本当は著名な作曲家さんに頼みたいんですけどね。 ――クラウドファンディングで支援者を募ったら、みんな親戚のおじさん気分でお金を出してくれるんじゃないですかね。 大隈 そういうこともやりたいんですけど、ボクがネットに弱くって……そういうことに詳しいスタッフが来てくれるといいんですけど。
目指すは「あいちゃん104歳」!? 父性を刺激されまくる話題の最年少アイドル・あいちゃん7さいに突撃!の画像8
アンコールではピアニカの演奏も
――あいちゃんママは過去に芸能活動をされていましたが、娘にもやらせるというのは、芸能活動はいい思い出だったということでしょうか? あいちゃんママ いや、辛い思い出がいっぱいありますよ。でも、もともとの性格が「人と会話ができない」「人と目を合わせるのも苦手」「人前に出るのも大嫌い」……そんな感じだったので、自分を変えるためには辛い思いをするのなんて当たり前じゃないですか。いろんなことを努力してやってきたからこそ、自分が変われたって思っているんで。 ――確かに、お話をしていて、すごくコミュニケーション能力高そうだなと。 あいちゃんママ だから、娘にもそういう経験をしてもらいたいんですよね。おかげで、レッスンを休んだこともないし、仕事がいっぱい入っていても「疲れた」の一言も言ったことがないんで。そういう姿を見ているから、ウチの子は絶対大丈夫だなと。 ――そういう経験をしていれば、将来的にアイドルにならなくても意味があると。 あいちゃんママ うん。何事にも一生懸命がんばることができれば、意味がありますよね。 ***  7歳にして芸歴3年という「あいちゃん7さい」。このくらいの年齢だと、ちょっと目を離したスキにメチャクチャ成長しちゃうので、今すぐ会いに行くしかないぞ!? (取材・文=北村ヂン)
目指すは「あいちゃん104歳」!? 父性を刺激されまくる話題の最年少アイドル・あいちゃん7さいに突撃!の画像9
■あいちゃん7さい 2014年10月よりライブ活動を開始。「アキバ・アイドルフェスティバル」にて最年少アイドルとしてライブデビューを果たし、イベント初のアンコールが起きて話題となる。 ライブ活動以外にもテレビやラジオ番組、舞台に出演するほか、モデルとしても活躍中。 http://rainbowmusic-production.com/ai_profile.html Twitter @aichan20100725

美少女たちの心は“闇”だらけ!? 「ミスiD 2017」受賞者が本音ぶっちゃける!

やっぱりみんな闇を抱えてる!? 「ミスiD 2017」受賞者が本音ぶっちゃける!の画像1
撮影=尾藤能暢
 8月19日(土)~9月1日(金)にキネカ大森で開催される毎年恒例の「夏のホラー秘宝まつり2017」で、梅沢壮一監督の映画『血を吸う粘土』が上映される。  ドラマ『妖怪人間ベム』や映画『桐島、部活やめるってよ』などなど、数々の作品で特殊造型&特殊メイクを手がけてきた梅沢監督だけに、悪魔の粘土「カカメ」がみんなに取り憑いていって……という、造型&メイクにこだわりまくったこの作品。  主演は「ミスiD 2017」グランプリの武田杏香。さらに「ミスiD 2017」を受賞した杉本桃花、藤田恵名、牧原ゆゆが出演する。 ……ということで「ミスiD」の4人に、『血を吸う粘土』&「ミスiD」への思いを語ってもらった。 ■頭ぶっ飛んでるな、この人(監督)
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武田杏香
――今回の『血を吸う粘土』は「夏のホラー秘宝祭り2017」というイベントの一環として作られた映画ですけど、みなさんホラー映画は大丈夫なんですか? 武田 キライです! 昔、怖い話を聞かされて、しばらくお風呂にもひとりで入れなくなったくらいなんで……。 藤田 私も怖いのは本当にダメで……。台本を読んで「どういうこと?」って思いました(笑)。すごいことがいっぱい書いてあるんですよ。やっぱり監督さんが特殊造型出身の方だから、そういうところにはすごくこだわっていて……。「頭ぶっ飛んでるな、この人」と。 杉本 私は大丈夫です。好きでもないですけど、ホラー映画は日本のも海外のも見ていて『saw』みたいなグロいのも平気なんで、台本を読んで「楽しそうだな」って思いました(笑)。
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牧原ゆゆ
――牧原さんは、ホラー映画大好きなんですよね? 牧原 毎日見ています! 本当にホラー映画が好きで、この作品は襲われるだけじゃなくて、自分が怪物に取り憑かれて他人を襲えるというのが楽しみでしたね。いつも見ながら「私だったら、こう演じたいな」なんて考えていたので、今回はサイコパスっぽい感じで演じました。 ――撮影もハードそうでしたけど、大変だったことは? 武田 特殊メイクをして焼かれるシーンがあるんですけど、焼かれる気持ちってわからないじゃないですか。 ――……まあ、そうですね。 武田 監督から「とりあえず苦しんでください」って言われたんで、自分の中で一番低い声を出してうめいたんですけど、なかなかカットかからなくて大変でした。 杉本 私は自分に近い性格の役だったので、演技自体はやりやすかったんですけど、最後まで残って叫んでいるキャラクターだったんで、それが苦しくて……。酸欠になって頭クラクラになっちゃいましたよ。 藤田 撮影に入る前まで髪が明るかったんですけど、「役柄が10代だから、黒くしてくれ」って言われて。せっかくブリーチしてたのに、黒く染めたんですよ……。それがつらかったですね。 ――そこ!? ハムスターを口に入れられたり、いろいろやらされてましたけど。 藤田 もちろん本物のハムスターじゃないですけど、ゴムなのか粘土なのかよくわからない素材のものを口の中に入れられるとは……。「ウソだろー!?」って思ってました(笑)。まあ、普段から「NGなしです」って言ってる手前、「イヤです」とも言えないですから。 牧原 私は男の子の顔についた血をなめるシーンがあったんですけど、人の顔をなめたことがなかったから、どうなめたらいいかわからなくって。それが難しかったです。
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藤田恵名
■「ミスiD」を受けるような子たちは、何かしら闇を抱えていそう ――みなさんの共通点として、「ミスiD」というのがあります。アイドルオーディションとしてはかなり特殊なオーディションだと思いますが、なんで受けようと思ったんですか? 武田 オーディションを受ける1年くらい前に、実行委員長の小林司さんにイベントで呼んでいただいたことがあったので「ミスiD」の存在は知ってたんですが、コネとかがまったくないオーディションだと聞いていたので受けてみたいと思ったんですね。私、オーディションでちゃんと受かったことがないという意識があって、そういうコネがない場所で自分がどう評価されるのか知りたかったんです。 杉本 私はオーディションを受けたのが人生初めてだったんですが、なんで受けたのかって聞かれると……。当時、高校2年生で、将来の話とかで親や先生たちとぶつかることが多くて、「大人は、こんなに話が通じないのか」と悩んでいたんです。そんな時、「ミスiD」の募集要項を読んだら、「なんでもありで、かわいくなくても、スタイルがよくなくてもOKな、固定概念のないオーディションだ」って書いてあったんです。「ここなら自分の中身をちゃんと見てもらえるのかな」と思って応募しました。結果的に、ひねくれている審査員のみなさんをはじめとして、自分のことを理解してくれる人たちと出会えて、いい居場所ができたなと思いました。 ――オーディションの動画では、かなり挙動不審でしたけど、今日はだいぶ普通にしゃべれていますね。 杉本 最近まで本当に家から出られなくて……。こういう仕事をしようと決めてから、「頑張らなくちゃ」って、Twitterとかを頻繁に書くようにしているんですが、まだリハビリの真っ最中です。 ――藤田さんは、「ミスiD」にかなり思い入れがあったようですが。 藤田 「ミスiD」に携わっている、カルチャーに精通した人たちに自分の存在を届けたいって思ったんですよね。昔から女の子の集団って苦手で、いじめられて転校した経験もあるんですけど、「ミスiD」を受けるような子たちは何かしら闇を抱えていそうだから、この人たちの中だったらやっていけるんじゃないかなって。だから「ミスiD獲って、一花咲かせるぞ」とかじゃなくて、「ミスiD」という仲間に入りたかったんです。 牧原 私は以前、AKB48のオーディションを受けてメンバーに選ばれたんですけど、直後に元カレが私との写真を流出させて炎上してしまって、メンバーになれなくて……。その後、別のアイドルグループにも入ったんですけど、体が弱くてそこでやっていくのもキツイということになり、いったん夢をあきらめたんです。その結果、すごくネガティブな情報だけがネットに残ってしまい、挑戦したことがすべてマイナスになってしまったんですね。こんなことなら最初からこの世界に入らなければよかったって思っていたんですけど、「ミスiD」はそんなふうに失敗しても頑張っている姿を見てもらえるオーディションだと感じたので、そこに賭けてみようかなと思いました。 ――オーディションでは自分の病気のことなど、思い切ったカミングアウトもしていましたね。 牧原 そうです。自分にあるものは、いいものも悪いものも全部告白して……。すごく勇気がいったんですけど、その結果、周りの人たちが応援してくれたり、同じような境遇にある人が共感してくれたり。私が失敗してきたことも無駄じゃなかったな、と思えました。
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杉本桃花
■オーディション中、審査員全員、敵にしか見えなかった ――「ミスiD」界隈には変わった大人がたくさんいると思いますが、その人たちの印象は? 杉本 ホント、みなさんクセしかないですよね。Twitterを見ててもわかるじゃないですか、大森靖子ちゃんとか……。でも、こういう変な人たちだからこそ、モデルや女優に求められる外見的なものとか、そういうのは関係なく審査してくれるだろうなって感じました。過去に受賞した人たちも、そんな固定概念をぶっ壊してきた人だからこそ魅力的だと思えるし、可能性を感じますね。 藤田 私も、もともとは王道な歌手しか聴いてこなかったんですけど、今はサブカルな審査員のみなさんに影響されて、みうらじゅんさんやリリー・フランキーさんみたいになりたいと思っています。 ――だいぶ変な影響受けましたね! 藤田 正直、自分でもどこに行きたいのかわからないんですけど。私の新しい扉を開いてくれるサブカルな人たちは、すごく素敵で……。仕事相手としてはどうなの? って思うところもあるけど、大好きです。 ――武田さんは、サブカルとは縁のなさそうな世界で活動してきた人ですが、どうでしたか? 武田 私は、サブカルはキライですから。なんかジメジメしているイメージ。だからといって、私がキラキラしているというわけではないんですけど、オーディション中も審査員全員、敵にしか見えなかったですね。でも、だからこそ、「信頼できる人たちだな」って思いました。私は、芸能界芸能界しているのが苦手だったので。 ――「ミスiD」を受賞して最初の仕事が今回の映画でしたが、今後はどんな活動をしていきたいですか? 武田 今回の映画のようなお芝居もいいですけど、基本的には音楽を中心に活動していきたいなと思って準備中です。普段、童顔なので幼く見られがちなんですが、性格的にはそんなことは全然ないので。そういう、自分の内面を含めた部分を生かして活動していきたいなと思っています。 杉本 こういう人になりたいというのは今のところなくて、ふんわりしているんですけど、演技をやってみたら楽しかったし、芸能に携わることは今後もやっていきたいですね。 藤田 ずっと音楽をやってきたので、引き続きやっていきたいです。わりと何を言われても断れなくって、ラップをやってみたり、パチスロや麻雀の仕事をやってみたり……。でも、ここまできたら、求められることは自分なりになんでもやっていきたいなと思っています。そして、いつかはコラムとかを書いてみたいです。 ――ああ、やっぱり目標は、みうらさんとリリーさんなんですね。 牧原 私はこの4月に「永遠少女症候群ゆゆ」というソロアイドルとして活動を始めたばっかりで、ソロでやっていくのは本当に難しいなと思っている最中なんです。いろいろと悩んでいることも多いですが、やっぱり芸能は続けていきたいなと思っているんで、頑張りたいです! (取材・文=北村ヂン) ●『夏のホラー秘宝まつり2017』 開催概要 期間:8月19日(土)~9月1日(金) 場所:キネカ大森 料金:新作1500 円、旧作1100 円 公式サイト http://horror-hiho.com Twitter @horror_hiho 提供:キングレコード 配給・宣伝:ブラウニー

相方に触発され……“ピン芸人”又吉直樹の新たなる挑戦! 文章とお笑いを融合させた「朗読会」とは?

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撮影=尾藤能暢
 物書きであれば誰もが憧れる「芥川賞作家」という肩書を手に入れてもなお、この人の「芸人」「コント」そして「ピース」への熱が冷めることはない。相方である綾部祐二が単身ニューヨークへ、その時期に又吉直樹もまた芸人としての原点ともいえるユニットコントライブ『さよなら、絶景雑技団』の再演と、又吉自身の新たな挑戦となる『「やぁ」、朗読会』の開催を決めた。淡々と話すその言葉一つ一つに、大きな野望が垣間見えるスペシャルインタビュー。 *** ――『さよなら、絶景雑技団』のリリースのコメント(「今、自分が思いつくことを全部やってみようとおもいます。今、こうしてるあいだにも何か思いつきそうな気配を感じています。毎秒、何かを思いつきそうな予感が増しています。まだ何も思いついていないことが不思議なほど、何か思いつきそうな雰囲気が溢れています」)が、とても面白かったんですけど、これ、要するにまだ何も決まってないということですよね(笑)。 又吉 そういうことですね(笑)。 ――2009年、11年、そして今回で3回目の公演。 又吉 だいぶ期間が空いてしまいました。 ――11年から今回まで、確かにいろいろなことがありました。 又吉 僕らがピースとしてテレビによく出るようになったのは10年くらいだったんで、1回目、2回目当時はまだメディアへの露出もそんなになくて。あれから6年かぁ……。 ――ファンにとっては、まさしく「待ってました!」だと思います。 又吉 「待ってました」ってなってくれる人がいたらいいですけど。待たせすぎて、もうみんなどっか行ってしまったかもしれない。 ――プレッシャーは感じてらっしゃいますか? 又吉 う~ん、そうですね。僕が作るものなので、根本のところは前回と似てると思うんですけど、新しいものもできるだけお見せしたいなと。いわゆる「絶景」って、日常的な一瞬だったりするんですけど、その一瞬を「あぁ、こういうものを見せたかったんやな」っていう風景や場面みたいなものがあるコントにしたいなと思っています。 ――日常の中の絶景。 又吉 お客さんからしたら「これのどこが絶景?」って思うものがあるかもしれませんが、この人たちはこれを絶景と思ってるんだな、というのを楽しんでもらえたらいいですね。 ――『「やぁ」、朗読会』も、とても気になります。 又吉 朗読会だけをするのは初めてです。ライブの中で10分、20分朗読をすることは、これまでもあったんですけど。今のところ、僕とあと芸人2人(グランジ・五明拓弥、しずる・村上純)、今回の「絶景」メンバーですが、それぞれが自分で書いたものを読みたいなと。ただ、まだ書いてないんで(笑)。 ――すごい、朗読会のためだけの書き下ろし! 又吉 難しさは感じてます。そもそもよみうりホールは、かなり広いので朗読に適した小屋ではないと思うので、何かしらの演出はあったほうがいいかなとも思います。でも、いわゆる朗読に向いた狭い空間以外でもやってみたかったんです。今後を見据えて。『「やぁ」、朗読会』も、絶景雑技団と同じように継続してやっていきたいと考えています。
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――絶景雑技団のメンバーは、どのように集めたのですか? 又吉 09年に初めてやった頃は……情けない話なんですが、全然世に出れてなくて。ライブばっかりやってまして。みんな劇場でネタをやって、営業に行って、それをずっと繰り返している日々の中で、「ほんまにオレたち面白いことできてんのかな?」みたいな焦りがあったんだと思います。そんな中で、親しい後輩たちが「又吉さん、もっと面白いことやりたいですよね」って言ってきてくれて。でも、僕から見たらみんなすごい面白いから、こいつらの言う「もっと面白いこと」ってなんなんやろ? って、実はすごい怖かったんですよ。 ――(笑)。 又吉 「やりましょうよ」って言われて「そうやな」って答えたんですけど、内心「怖っ」って(笑)。みんな現状に納得していなくて、「又吉さん、このままじゃダメですよね?」って言われても「なんでみんな俺に言ってくるの?」みたいなことが最初にあって。だから濁していたんです。「せやな、いつかやろな」って、トーンを合わせながら。ちょうどそんなときに、会社の人から「又吉君、劇場が空いてるから、後輩たちとトークライブやってくれへん?」って話があったんですよ。 ――ついにその時が来てしまった(笑)。 又吉 もう逃げられない(笑)。それで「コントも何本かやっていいですか?」って了承もらって。メンバーに話したらみんなすごい盛り上がってもうて、「やりましょう!!」って。もうこれは腹をくくるしかない、自分を信じてやるしかないと思って必死でいろいろ考えましたね。とにかく、そういう始まり方なんです。 ――ほかのメンバーとの温度差が。 又吉 いざ作り始めたらコントがいっぱいできて、結局トークをすることなく全部コントで通しました。あの時のメンバーがね、みんなその後、有名になってしまって。ライスは『キングオブコント』で優勝したし、パンサー向井も世に出て、しずるも順調で、 井下好井の好井も『(人志松本の)すべらない話』(フジテレビ系)で活躍してる。囲碁将棋も『THE MANZAI』で決勝まで行きました。それなのに、会うたびに「又吉さん忙しそうですけど、来年あたり『絶景』どうですか?」って言ってくる。これ以上時間が空くともうできなくなるなと思いました、恐怖で。 ――恐怖ですか? 又吉 後輩のみんなとは違う戦いが、僕の中であるんですよ。お客さんの期待にも応えたいし、後輩の期待にも応えたいという。メンバーは気心も知れている分、僕にとっては緊張感がある。 ―― なるほど。 又吉 ……ライスの『キングオブコント』優勝が、僕に緊張感をもたらしているんですよ!! ――ああ(笑)。 又吉 ライスは本当に面白いんですけど、なかなか思うような結果が出てなくて。小説の新作を描き上げたらまた「絶景」をやろうって決めてたので、ライスに「『絶景』またやりたいんだけど」って相談したら、めちゃめちゃ喜んでくれて。「こんな状況なのに、又吉さんはまだ僕らのことを見捨てないでいてくれる」って。そしたら、優勝しちゃったんですよ。僕はチャンピオンとコントしなきゃいけなくなったんです(笑)。
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――日刊サイゾーのインタビューでも、ライスさん、「又吉さんに、とてもお世話になった」と話されていました(参照記事)。 又吉 うれしいですね。あの頃ってまだみんな20代だったので、それぞれのコンビの活動も大事じゃないですか。あくまでユニットなんで、「絶景」は。だからメンバーには「コンビやトリオの活動のほうが大事だから、そっち優先してもらってええねんけど、もしも相方に了承してもらえるんだったら、一緒にやってほしい」って伝えました。それでもみんな『やりたい』って言ってくれて。ただね、一番先輩なんですけど、本来僕はそういうみんなをまとめるリーダー的タイプじゃないんですよ。いろいろ考えちゃうんですよ。「俺の言う通りにしろ」みたいなことは言えない……。 ――「自分がこれを言ったら、相手はこういうふうに考えちゃうんじゃないか」ということを考えてしまう……。 又吉 そうなんです。「絶景」のグループLINEがあるんですけど、誰かがそこにネタを出して僕が『面白い』って返すじゃないですか。「あれ、こいつのネタを“面白い”って言っちゃったら、ここから全部に俺、“面白い”って言わなきゃバランス取られへんわ」とか思ってしまう(笑)。 ――気遣い(笑)。 又吉 今回、みんなが思うそれぞれの“絶景”を舞台でやるんですよ。そのネタが面白いから、いま自分のネタを出すタイミングを完全に見失ってます。 ――小説を書くことと、コントを書くこと、やはりギアは違うんですか? 又吉 そうですね。小説はやっぱり長いですからね。途中でやめられないというか、いったん書き始めたら書き終えないといけないじゃないですか。そこが大変ですね。一日で終わるものではないんで、体調が悪い時もあったり、精神的に今やらんほうがええなという時もあったり、その中で仕上げていくので。でも、コントはこれでええんかな? と疑問に感じたら突き詰めて考えてもいいですし、思い切って違うものに変えてもいい。そのへんが違うかもしれないですね。 ――小説を書きながら合間にコントを書くとか、逆にコントを書きながら合間に小説を書くとか、そういう同時進行は難しそうですね。 又吉 小説を書きながら合間にコントはできるかもしれませんが、コントを考えてる時に合間に小説は……できないかなぁ。コントは僕にとって日常ですが、小説はやっぱり体力がいるので。仕事部屋として借りているアパートの書斎でずっと新作を書いてたんですけど、書き終わってからその書斎にまだ2回しか行ってないですもん。小説書いてた時期のこと思い出して憂鬱になるから(笑)。 カツアゲされたことのある駅に大人になっても行かれへんのと一緒です。 ――(笑)。コントの場合は演じる人ありき……みたいなところもありそうです。 又吉 それがですね……僕が作っているのに、僕が出ないコントができてしまったんですよ。 ――そうなんですか! 又吉  これだけ達者なメンバーがいるんで、ほんまは出たいんですよ、出たいんですけど……。コントの配役をメンバーに伝えるとき、「又吉さんも出たほうがいいんじゃないですか?」って誰か言ってくれるかなと、かすかに期待していたんですけど、見事に誰も言ってくれなかった(笑)。僕が出ないコントが生まれてしまいました。 ――先ほど又吉さんは「20代はコンビとしての活動が一番大事」とおっしゃっていましたが、コンビとしての活動をお休みしている今、あらためて考えることはありますか? 又吉  これは相方もそうだと思いますが、今まではコンビの仕事をとにかく優先していたんですよ。コンビの仕事と個人の仕事がかぶっていたら、コンビの仕事を優先する。ただ今はそういうのがなくなったので、どれを優先するかは自分で決めなければいけない。コンビのときネタは僕が作るんですけど、どんな仕事をやるとかそういうことは綾部が決めていたんですよ。 ――コンビとしてのプロデュースみたいな。 又吉 プロデュースって、めちゃめちゃ難しいなと思います。今でもコンビ優先という気持ちは変わってませんし、できればこの『絶景雑技団』を本公演という形で、年1くらいでやっていきたい。さらにこの本公演を母体として、それぞれのコンビに負担がかからない形で、どんどん派生させていきたいですね。 ――その時の又吉さんは、プロデューサー的立ち位置ですね。 又吉 そうかもしれません。これからももちろんテレビに出たいですし、綾部がスターになって帰ってきてくれたら、また一緒にやりたい。今までピースとしてルミネで月に10本ぐらいはネタをやっていて、営業もあって、そういうのがなくなるわけで、お笑いの仕事を一人でやらないとダメじゃないですか。それで考えたんです。たとえば朗読会を定期的に続ければ、ライブで読むことを目的として書かれたテキストもたまっていくわけで、今までそういうことをやった人はあまりいないじゃないですか。自分の書いたものを持っていろいろな場所へ行って朗読をする。それなら文章とお笑いを融合させられるというか、60越えても歯が残ってる限り本は読めるので、そういうのはずっとやっていきたいなと。 ――ピン芸人として何ができるか……。 又吉 ピン芸人の人が漫談でお客さんを楽しませているとか、ミュージシャンが一人でギターだけ持って弾き語りしてるとか、ああいうのを見ると本当にすごいなと思うんです。僕は「一人でなんかやれ」って言われても、何もできないから。たとえ屋根がある劇場がなくても、道行く人に何かをやって収入を得ることができるタイプの芸人とそれができないタイプの芸人がいて、僕はそれができる芸人さんに対する憧れがすごくあります。「漫談やれ」って言われても、声もちっさいしちょっと暗めやし、でも朗読やったら、みんな「何話してるんやろう」って、耳を傾けてくれるかもしれない。だから、この朗読会は文学的なアプローチというよりは、ピン芸人の人の漫談とか、手品師やミュージシャンの感覚に近いものだと僕は思ってます。綾部は一人でアメリカで挑戦している。だったら僕も一人でお客さんの前で、自分で作ったもので勝負したいと。……と言いながら、最初の朗読会は3人でやるんですけど。 ――あ……確かに(笑) 又吉  綾部がニューヨークに行くタイミングで自分もチャレンジしようと意気込んで、「9月にやります」とか言ってしまったけど……でも……正直もうちょっとゆっくりでも良かったかな……張り切ってもうた(笑)。 (取材・文=西澤千央) ●『さよなら、絶景雑技団』 【会場】よみうりホール(東京都千代田区有楽町1−11−1 読売会館) 【日時】9月 9日(土)開演 18:30 9月10日(日)開演 18:00 【出演】ピース・又吉直樹 グランジ・五明拓弥、しずる、ライス、サルゴリラ、 囲碁将棋・根建太一、ゆったり感・中村英将、 井下好井・好井まさお、パンサー・向井慧、スパイク・小川暖奈 【料金】前売6,000円/当日6,500円(税込・全席指定) ●『「やぁ」、朗読会』 【会場】よみうりホール 【日時】2017年9月10日(日)開演 13:30 【出演】ピース・又吉直樹 グランジ・五明拓弥、しずる・村上純 【料金】前売3,000円/当日3,500円(税込・全席指定)

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が、髪の毛を銀に染めて『銀魂』を見に行った結果……

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“元アウトローのカリスマ”こと作家の瓜田純士(37)が、森羅万象を批評する不定期連載。今回のお題は、大ヒット中の映画『銀魂』だ。「少年ジャンプ」(集英社)の元愛読者であり、主演の小栗旬のことも好きだという瓜田。作品のタイトルに合わせて、わざわざ髪の毛を銀色に染めて劇場入りしたが、鑑賞を終えるなり、「これはヒドい!」と吐き捨てた。  2004年より少年ジャンプで連載が続く超人気漫画を、小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、長澤まさみら豪華キャストで実写化した映画『銀魂』(福田雄一監督)。鑑賞当日、映画.comの注目作品ランキングで「1位」となっていたが、瓜田はこの作品のことをほぼ未知の状態で劇場に現れた。 「テレビのCMで何度か見たことあるけど、内容は全然知らないし、原作を読んだこともないですね。『少年ジャンプ』は愛読してましたけど、それも小学生までの話ですから」  とはいえ、この日を楽しみにしていたようだ。同伴者の奥様と共に、「サカゼン新宿店で買った」というおそろいのTシャツを着て来館。髪の毛の色が先月と変わっていることを指摘すると、瓜田は得意げにこう語った。 「『銀魂』というタイトルにちなんで、昨日、銀色に染めたんですよ。気分はすっかり小栗旬です」  作品のことをよく知らずに、ここまで入れ込む男も珍しい。 【宇宙一バカな“侍映画”だ、このヤロー!!】【笑って、泣いて、アツくなる、天下無敵の痛快アクション・エンターテインメント!】そんなキャッチコピーが踊るポスターを見つめながら、瓜田はこう続ける。 「こういうアホくさい映画は案外、面白いかも。というか、せっかく2時間以上の時間を費やすんだから、面白くあってほしいですね」  しかし、完全なる期待外れに終わったようだ。以下は、鑑賞後の瓜田夫妻へのインタビューである。 ――いかがでしたでしょう? 瓜田純士(以下/純士) なんだ、これは……。あまりにもヒドいな。筆舌に尽くし難いヒドさです。 ――序盤、奥様の笑い声がたびたび聞こえてきたので、瓜田さんも一緒に楽しんでいるのかと思ったのですが。 純士 ウチの嫁はどんな状況でも最後まで楽しもうという性格なんですよ。でも、俺は途中で何度も眠りそうになった。その都度、嫁に揺り起こされて、なんとか最後まで耐えましたが、いやぁ、今回ばかりはキツかったです。マジで……。 ――何がキツかったですか? 純士 いろいろあるけど、まずギャグですね。なんの前情報もなしに来たから違ってたらすいませんが、たぶんこれ、原作がギャグ漫画タッチだと思うんですよ。ギャグって、文化や世代が違うとまったく理解できないもんじゃないですか。たとえば、アキラ100%みたいなのは万国共通でわかるけど、こういうギャグって、そうじゃない。ちょっと前にマレーシアへ行ったときにホテルでテレビを見たら、向こうのダチョウ倶楽部みたいなやつらが出てきて、何をしてるんだかさっぱりわからないことをやって客が大爆笑してて、それを俺は冷めた目でジーッと見てた。そのときと同じ心境ですね。まったくわからないんですよ。一緒になって楽しみたいのに、ついていけないんですよ。
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――でも、場内のあちこちから笑い声が聞こえてきました。 純士 イケメン好きのバカどもは、お目当ての俳優が何をやっても笑うんですよ。だけど、俺はノンケの野郎じゃないですか。キツいっすよ、正直。たとえば超絶イケメンの、まぁ俺以外の、瓜田純士以外の超絶スタイルよくて超絶イケメンのやつらが3人集まっておでん芸をやって、「アチー!」なんて言ったって、まったく面白くないでしょう。あれ、腹が出ててブサイクなダチョウ倶楽部がやるから超面白いんですよ。 ――確かに。 純士 でも、出てる演者さんたちには、まったくもって非はないです。心の中では「つまんねえ」と思いつつも、彼ら彼女らは渡された台本通りに頑張って仕事をこなしてるわけじゃないですか。立派なもんだと思います。 ――それは皮肉ですか? 純士 いや、本音です。普通、こんな仕事を依頼されたら、原作のファンでもない限り、逃げ出したくなりますよ。それを引き受けたプロの俳優陣は、本当に立派。昔の俺なら、開始1分で帰ったでしょうが、今は違う。仕事だから仕方なく100パーセントの力で演じ切ったあの人たちは、超すごい人たちじゃないですか。生き方として格好いい。嫌なことでもああやって甘んじて受け入れて、それを「面白い」に変えて楽しんでる人たちを尊敬できるし、こっちもそれに対して失礼がないように最後まで見届けないといけない。 ――なるほど……。 純士 それは、嫁から学んだ精神です。でも今回ばかりは、その精神が崩壊しそうになりました。せっかく見てるんだから理解したいんですよ。でも悔しいことに、理解しようがない。たぶん書き手のセンスみたいなもんが、俺とはまったく違うんでしょう。 ――奥様は、けっこう笑っていましたよね。 瓜田麗子(以下/麗子) 私は小洒落たギャグが好きやし、橋本環奈もかわいかったので、ストーリーはわからなくてもそこそこ楽しめました。でも、お金を払ってまで見るようなもんでもないかな、というのが正直な感想ですね。 純士 間(ま)が、あれに近いよな。俺の嫌いな『おそ松さん』に(記事参照)。あと、auのCMにも近い。あの三太郎が出てくるCMが今、一番人気あるらしいじゃないですか。今の子たちは、ああいう間が好きなんでしょう。何が面白いのか俺にはさっぱりだけど。 ――ギャグ以外の不満点は? 純士 役者陣のボディですね。菜々緒なんかテレビで見る限り、一流モデル扱いでチヤホヤされてるけど、あれで「スタイルがいい」っていうんなら、ヴィクシーのモデルたちはどうなるんだ、と言いたいです。世界基準で見たら、菜々緒はただの東洋人です。東洋人で本当にスタイルいいのは、冨永愛かウチの嫁ぐらいのもんですよ。 麗子 えっ!?(と言って、顔を赤らめる) 純士 俺みたいなリアルフィギュア、俺みたいな歩くマネキンから言わせてもらうと、菜々緒は背が高くて細いだけ。小6女子のおなかですよ。あんな上野の膝枕耳かき嬢みたいな、腹出し衣装を着るほどの腹筋じゃない。もっともっと鍛えてから出てこないと。
元アウトローのカリスマ瓜田純士が、髪の毛を銀に染めて『銀魂』を見に行った結果……の画像3
――あれ以上、絞りようがないと思いますが……。 純士 いや、もっと割らないと。16パックとまでは言いませんが、6パックが見えるまで腹筋を割らないと。俺はスタローンのような高みを目指してますから、ボディメイクには滅法厳しいんですよ。スタイルという観点から見て、全体的にキャスティングミスも目立ちましたね。チビな橋本環奈に対し、菜々緒の背が高すぎるから、バトルシーンなのに、子どもと大人が遊んでるようにしか見えない。男もそう。小栗旬は背が高くてスラッとしてるのに、堂本剛がちっちゃすぎて、好敵手に見えないんですよ。 麗子 堂本剛って演技力あるから好きやけど、ちょっとゲイっぽいな。終盤、小栗旬と揉みくちゃになって倒れたとき、小栗はずっとガニ股でのたうち回っとったけど、剛は内股で「いやんっ(ハート)」みたいな感じでうごめいてて、2人はまるでコトを終えたばかりのカップルみたいやったな。 純士 そんなところに目がいくってことは、真剣なバトルとして成立してない証拠でしょ。以前、佐藤健主演の『るろうに剣心』って映画を見たんですけど、あれはキャスティングが成功してたと思うんです。どの登場人物も違和感なかったし、世界観がちゃんとできてた。作品の世界観を保つためには、背格好だったり、出てる人たちの年齢層も重要になってくると思う。その点、『銀魂』は真選組も、小栗を基準にするとみんなちっちゃいから子どもに見えるし、学芸会みたいになっちゃう。だったらいっそのこと、主人公をちっちゃいやつにすりゃよかったのに。そうすりゃ周りが脅威的な敵に見えるのに。そんなことを思いながら見てました。 ――小栗旬って、身長はどれくらいあるんですかね? 純士 184cmですね。俺より1cm高いです。 ――詳しいですね。なぜそんなことを知っているんですか? 純士 俺、小栗旬のこと、好きなんですよ。テレビで公安のドラマ(『CRISIS』)を見て、「こいつ、めちゃくちゃ格好いいな。誰だ?」と思って調べたら、小栗旬だった。それまでは、チビのくせにイキって不良役とかやってる大根役者だと思ってたんだけど、そのドラマを見て好きになり、正しい身長も調べて知ったんです。だから今日も他の役者にはあんまり目がいかず、小栗だけを見てた感じでした。 ――小栗旬のどこが好きなんですか? 純士 まず、声ですね。いい男の声なんですよ。あとはスタイルと雰囲気もいい。独特の色気を放ってますね。 麗子 ちょっと純士の声にも似てるな。 純士 そう。背が高いイケメン特有の声。反町隆史、藤原竜也、江口洋介、阿部寛なんかも同類かな。 ――奥様は、小栗旬を格好いいと思いますか? 麗子 う~ん……私にとっては旦那の純士がズバ抜けて格好いい存在やから、他の男を見てもなんとも思わへんなぁ。 純士 (誇らしげな顔で)キング・オブ・イケメンは俺ですから。申し訳ないけど、小栗くんでは勝ち目がない。それは仕方がない。 ――夫婦で褒め合って気持ちよくなるのはいい加減にして、他の役者陣の評価をお聞かせください。菅田将暉はどうでしたか? 純士 吉野家のキャンペーンボーイですよね。いつになったら出てくるんだと思ってたんですけど、最後のクレジットを見て、やっとわかったんですよ。ああ、あのメガネか、と。最初、芸人の小宮かと思いましたよ(笑)。まぁそれだけ俺の目を欺いたんだから、役者としては一流なのかもしれないけど、イケメンかどうかは評価が分かれるところでしょう。 麗子 今どきの男前、流行りの男前、って感じやな。 純士 CMとかに出続けると、それが一番格好いい男になっちゃうという好例なんじゃないでしょうか。 ――奥様は気に入ったという橋本環奈。旦那様はどう思いましたか? 純士 あの子の芝居はよかったです。あの子が殴ったり蹴ったりすると決まる。菜々緒が大根に見えましたから。 ――さっきから菜々緒に厳しいですが、もしかして瓜田さん、菜々緒のことが逆に好きなんじゃないですか? 純士 ふっ、そんなんじゃありませんよ。ただ、同じフォースを感じるんですよ。ボディメイクのライバルでもありますからね。 ――長澤まさみはいかがでしょう? 太ももを披露していましたが。 麗子 えっ? 出てました? 純士 小栗旬の看病をしながら、少年ジャンプを読み上げてた子いるじゃん。あれが長澤まさみだよ。 麗子 誰この色っぽい人? と思ってたんやけど、長澤まさみやとは気ぃつけへんかった。えらい雰囲気が変わったなぁ。
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――漫画の実写化が相次いでいますが、それについて思うことは? 純士 原作を知らなくても楽しめる内容であれば、どんどん実写化すればいいんじゃないですか? ただ、今作みたいに、犬だか猫だかよくわかんない巨大キャラ(定春)とか、Q太郎みたいな着ぐるみキャラ(エリザベス)が、実写の人物と混在すると、どうしたって違和感は出ますよね。その違和感を作中では開き直ってギャグにしてましたけど、それにしたって苦しいですよ。 ――ああいう謎のキャラクターが、ファンにはたまらないんですかね? 純士 俺にもオタクの友人や知人がいるんですよ。その人たちの話を聞いてると、オタクが面白いと思う漫画とかって、必ずポケモンみたいに人物とキャラみたいなのがニコイチで出てくるんですって。今日みたいな変な犬猫とか、でかいカブト虫とか、ナウシカでいうと肩に乗ってるリスみないなやつ(テト)とか。そういう違和感のある演出がオタクは好きで、ああいうキャラを待ち受け画面にしたりするんです。その層でしょうね、『銀魂』が狙ってるのは。そんなことは重々承知の上で、今日はイチゲンなりに楽しもうと思ったのに、まったく楽しめませんでした。CGもただただウザいだけだったし。 ――CG、ダメだったですか? 純士 俺ね、行きすぎたCGが嫌いなんですよ。CGなのかどうなのか一瞬わからないものは「おっ、今のすごくない!?」となるけど、実写なのに光線が飛び交ったりするのは興醒めなんですよ。それが『銀魂』は多すぎた。今日見た予告編の『東京喰種 トーキョーグール』も『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』もそうでした。漫画を実写化するってのはそういうことなんだろうし、これから先の映像作品はそれがエスカレートしてく一方なんでしょうね……。ここらでいっぺん、誰かが歯止めをかけてくれよ! と願います。『ウルトラマン』や『スパイダーマン』のCGは迫力あって好きだけど、生身の人間の貧弱なアクションをCGで誤魔化すのは、そろそろナシにしていただきたい。それよりも体をバキバキに鍛えてくれよ、と。 ――今作の中で、気に入った点はありましたか? 純士 冒頭の江戸時代のデニーズみたいなところのシーンはよかったです。お、このまま面白くなるのか? と期待しましたが、残念ながらあそこがピークでした。 ――それでは最後に、今作を総括してください。 純士 小学生のとき俺、『ドラゴンボール』がすごい好きで、近所のコンビニに行ったら、『ドラゴンボール』の悟空とかが表紙になってるファミカセが売ってたんですよ。しかも確か2,000円台という信じられない安さだったから、飛びついて買ったわけです。そしたらそれね、「ファミコンジャンプ」って商品で、少年ジャンプに出てくる主要なキャラ全員集合みたいな、ゲーム会社が遊び心で作ったものだったんです。それを知ったときのガッカリ感が、今回の映画とものすごく似てるな、と思いました。 ――と、申しますと? 純士 全部の売れてるキャラがごちゃ混ぜになって、妙なウケ狙いをしてる商品だったんですよ。悟空やブルマが出てきたのはいいけど、『キャプテン翼』とか『キン肉マン』とか、ついでにとんちんかんの抜作とかまで出てきて、変なギャグを言ったりして。『ドラゴンボール』を純粋に楽しみにしてた俺としては、そんなお祭りみたいにいろんなもんを詰め込まれてハシャがれても、なんにも面白くない。『銀魂』はまさに、「ファミコンジャンプ」ですよ。 ――瓜田さんにも、そんなかわいいらしい時代があったんですね。 純士 ありましたよ。ファミカセに息を「フーッ」とかやってましたもん(笑)。 (取材・文=岡林敬太/撮影=おひよ) ※日刊サイゾーでは瓜田純士の最新情報をほぼ月イチペースでお届けしています。 http://www.cyzo.com/cat8/outlaw_charisma/ ※瓜田純士公式ブログ http://junshiurita.com ※瓜田純士&麗子Instagram https://www.instagram.com/junshi.reiko/

アイドル枠で歌がウマいのはこの人!&自宅で歌わずにできるカラオケ練習法をプロに聞く!【後編】

アイドル枠で歌が上手いのはこの人!&自宅で歌わずにできるカラオケ練習法をプロに聞く!【後編】の画像1
『LIVEDAM精密採点DX徹底攻略!!ボイストレーナーとカラオケチャンピオンが教える カラオケ上達最強テクニック これであなたも10点UP!!』(コスミック出版)
 アイドルで「歌ウマ」は誰なのか? 「歌がウマい、ヘタとはどういうことか」を、ボイストレーナー、ソプラノ歌手であり『LIVEDAM精密採点DX徹底攻略!!ボイストレーナーとカラオケチャンピオンが教える カラオケ上達最強テクニック これであなたも10点UP!!』(コスミック出版)著者・菅原久美子氏に前編、中編と伺ってきた「ヘタの研究」。最終回となる今回は、集合住宅に住む人もできる「静かなるカラオケ練習法」も聞いている。読めばすぐにカラオケに行きたくなるはずだ。 ■プロも行っている「歌わない歌の練習」 ――前編中編で、カラオケ屋での事前練習の重要性を感じましたが、一方で家でも練習できると助かりますよね。集合住宅に暮らしていて大声を出して歌えないという人に向けて、おすすめの練習方法はありますか? 菅原久美子氏(以下菅原) 歌わずにできる歌の練習方法は、たくさんありますよ。まずは、音程をハミング(鼻歌)でメロディを取ることですね。ハミングは、しっかり発声をしないと音が出ないんです。 ――確かに、ハミングで歌ってみると「フンフンフン♪」なので、歌詞を歌っている時と違い、上手に歌えていない箇所がはっきり自覚できますね。ハミングなら、隣の家から苦情が出るような音量にはならないでしょうし。 菅原 呼吸も大切なので、さしすせその「す」の口で、8拍呼吸を伸ばしてみたり、遠くに飛ばしてみたりなどを繰り返し、筋トレのように体で覚えていくのもとても重要です。呼吸法なら通勤の車の中でもできますよね。マスクをすれば、電車の中でもできますよ。通勤時間を暗譜(楽譜の内容を覚えること)の時間にするのもいいですね。  プロは最初から歌わないんです。まず音楽を聴きながら楽譜とにらめっこをします。そのあとは「言葉」「メロディ」「リズム」を分割して練習するんです。  例えば「さくらさくら」なら、まず「歌詞」で「さーくーらー、さーくーらー」と歌いながら「ここは言いにくいな」とか「ここは大事な歌詞だから大切に歌いたい」とか「ここは次に入るところが早いから、ここの発音は早めにしておこう、など徹底的に歌詞だけをチェックします。 「メロディ」の練習は、楽譜があるとやりやすいですね。ひたすら音程に注目する。「ここは急に上がるな」とか。こちらの練習は歌わずにハミングでもいいので、静かに練習できますよ。  最後の「リズム」は歌詞を使わずに「タカタカタン」と刻みます。例えば「さくらさくら」なら「ターカーターン、ターカーターン」という感じですね。そうしてみて、歌いにくいところはどこか確認する。速い歌なら「ここはすばやく刻むとかっこいいな」なども、歌詞で歌うとと気づきにくいですが、「タカタカタン」と刻めば気がつきやすくなります。  それぞれ練習した後で、音楽を流しようやく歌います。遠回りに見えますが、3つを別に練習した後で歌えば、行き当たりばったりで「さあ歌おう」とした場合よりも、いい結果になりますよ。 ――プロは「歌う」ことを細かく分割して取り組んでいるんですね。 菅原 分割練習は「理解を深める」以外に「消耗させない」意味もあります。喉は歌うほど消耗してしまいますので。 ■アイドル界の「歌ウマ」はこの人! ――前編では歌がウマい男性、女性歌手を菅原さんに挙げてもらいましたが、いわゆる「アイドル界」において歌がウマい人は男性、女性でそれぞれどなたでしょう? 菅原 男性アイドルなら「NEWS」の手越祐也さんはダントツで歌唱力があると思います。NEWSの歌はもちろん、ジャニーズアイドルの曲以外も上手に歌われています。女性アイドルですと、「ハロー!プロジェクト」の皆さんです。選抜オーディションの段階で歌がウマい人しか残らないんですよね。その中で、さらにトレーニングを積んでいます。ハロプロは、ほかのアイドルとトレーニングの仕方が違うなと思います。 ――すっかりカラオケに行きたくなりました。ありがとうございました! (文=石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

中居正広は歌がヘタなのか? その検証と、誰でも得点を出しやすい歌をプロに聞く!【中編】

中居正広は歌が下手なのか? その検証と、誰でも得点を出しやすい歌をプロに聞く!【中編】の画像1
『LIVEDAM精密採点DX徹底攻略!!ボイストレーナーとカラオケチャンピオンが教える カラオケ上達最強テクニック これであなたも10点UP!!』(コスミック出版)
「歌ベタ」を個性にしている中居正広の歌唱力は、プロから見てどうなのか? 物事のウマい、ヘタを研究する「ヘタの研究」。前回に引き続き「歌がウマい、ヘタとはどういうことか」を、ボイストレーナー、ソプラノ歌手であり『LIVEDAM精密採点DX徹底攻略!!ボイストレーナーとカラオケチャンピオンが教える カラオケ上達最強テクニック これであなたも10点UP!!』(コスミック出版)著者・菅原久美子氏に話を伺った。カラオケのキーを半音上げたり下げたりでパニックになる人への攻略法も聞いている。読めばすぐにカラオケに行きたくなるはずだ。 ■中居正広は歌がヘタなのか? ――歌がヘタな有名人となると、中居正広さんが本人も周囲もそれをネタにしている節はありますよね。『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』のCMでは、調子が外れた歌を生き生きと披露していました。 菅原久美子氏(以下菅原) 中居さんは歌がヘタと言われていますが、私はウマいと思います。というのも、まず中居さんは2015年に喉の腫瘍摘出の手術をされていますよね。長らく違和感はあったと思うんです。  生放送で中居さんが歌うのを聞きましたが、お上手でした。歌がヘタだと言われているのは、喉の違和感がある中で歌おうとしたのを、「歌がヘタ」というブランディングと合わせて行われたのかなという印象です。音楽の仕事をしている別の知人も「ウマい」と言っていました。体の不調を「歌がヘタ」というブランディングに変え、“アイドル”という仕事につなげられたことは素晴らしいと思います。 ――中居さんのような「ヘタも愛嬌にする」タイプと違い、カラオケでそれまで盛り上がっていた場を一気に静かにさせる凄腕のヘタもたまに見かけますが、こういった「つまらなさ」は何によってもたらされるのでしょうか? 菅原 ヘタでも、場を沸かす人はいますよね。ですので、歌のウマいヘタでなく、本人が楽しく歌っているかだと思います。「嫌だな」と思いながら歌えば声も消極的になり、音も外れ、遅れがちになり、ますますヘタになる。そして聞いている人も「かわいそう」と思ってしまうんですね。 ――自分が歌っていて、聞いている人に「かわいそう」と思われたらつらいですね。 菅原 ジャイアンみたいに自信満々に歌えば、楽しいと思う人はいると思うんですね。「順番が来たから、仕方なくいやいや歌う」という消極性では周囲の空気も冷えてしまいます。 ――仕方なく歌うくらいなら歌わなかったり、そもそもカラオケに行かない勇気も大切ですね。 ■カラオケで高得点を出しやすいとっておきの3曲 ――採点において、どういった曲が得点を出しやすいのでしょうか? 菅原 バラードが出しやすいです。速い曲は言葉が多く、やらなければいけないこと、こなさないといけないことも増えます。遅い曲だと、歌いながら次の音程を考えることもできますし。 ――ちょっと意外ですね。バラードだと「しっかり歌わないといけない」から難易度が高いのかと思っていました。 菅原 そう思ってしまいがちですが、バラードのほうがやることは少ないので、得点を出しやすいんですよ。おすすめは、男性ボーカルならスキマスイッチの「奏(かなで)」。女性ボーカルなら一青窈さんの「ハナミズキ」も鉄板ですが、中島みゆきさんの「糸」もいいですね。いま挙げた3曲は、カラオケの年間ランキングで上位に入る曲でもあります。 ――年間ランキング上位ということは、これらの歌だと高得点が取れる! と気づいている人が多いんでしょうかね。 菅原 それもあると思いますが、どんな年代の方が目の前にいても受け入れられやすい楽曲自体の魅力もあると思いますね。 ――確かに、自分以外は同席者のだれも知らないような、攻めたオタクソングは会社の飲み会だと歌いにくいですね。 ■カラオケのキーの上げ下げを途中でやってはいけない!!! ――カラオケでキーの上げ下げをするとパニックになってしまい、あわてふためいたあと結局原キーで歌うという恥ずかしいことをよくやってしまうのですが、どうすればいいでしょうか? 菅原 まず、歌っている途中でキーの上げ下げをしないことですね。この曲ならどのくらいキーを上げる(下げる)を事前に決めておき、それをセットした上で歌うことですね。途中で上げ下げするとパニックになってしまうので。  男性が女性ボーカル、女性が男性ボーカルの歌を歌いたいときもキーの問題になるので、こちらも事前練習がとても大切です。どのキーなら歌えるか試してみて、覚えておきましょう。 ――事前準備が大切なんですね。 菅原 はい。ボイストレーニングの生徒さんの中にはカラオケのためのノートを作られている方もいますよ。「曲名」、「曲を配信している会社やブランド名(LIVEDAMなど)」、「曲の番号」、そして、「そこにキーを何個上げる(下げる)」をメモします。スマホなどのメモ帳機能を活用してもいいと思いますよ。 ――「カラオケの楽曲提供会社やブランド名」までを控えておくというのは、なんのためでしょうか? 菅原 今ですと、カラオケはたいていデンモクで、一つの曲で検索すると、多くのバージョンがずらりと出てきます。ただ、曲の番号は変わらないので、番号を控えておけばデンモクから出る一覧から探す必要もありません。 ――確かにデンモクはハモリ、本人出演映像、ライブ版、振りつきなど、同じ曲でもさまざまな種類があります。どれにしようと考えるのは楽しいですが、得点を狙う場合は決まった番号の、このバージョン、と決め打ったほうがいいのでしょうね。 菅原 はい。そしてただ歌うのではなく、歌声をICレコーダ―やスマホで録音して確認することがとても大切ですね。 ◆◆  カラオケは事前の準備で決まる――。キーの練習はカラオケボックスにいかないと無理だが、家で自主トレーニングできればさらにいいはずだ。しかし、集合住宅住まいなど、ノリノリで家で歌えない人に向け、次回の後編では菅原氏から自宅でできる「歌わない」カラオケ練習法について伺う。 (文=石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

日本で一番歌がウマい歌手は誰なのか? プロボイストレーナーに聞く!【前編】

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『LIVEDAM精密採点DX徹底攻略!!ボイストレーナーとカラオケチャンピオンが教える カラオケ上達最強テクニック これであなたも10点UP!!』(コスミック出版)
「ヘタにはパターンがある」。私の中でこんな実感がある。何事も「ウマい」と言われるものには、教科書的なウマさもあるが、規制のルールや概念を根こそぎぶっこわすような、はじけた、飛び抜けたウマさもある。ウマければ、何をしたっていいのだ。  一方で「ヘタくそ」にはパターンがあると思えてならない。100人ヘタがいたら、そのヘタはいくつかのパターンに分類できる。そして、ウマい人を見習う以外に、ヘタな人が踏みがちなパターンを避けるということも、上達の助けになるのではないだろうか――?  物事のウマい、ヘタを研究する「ヘタの研究」、今回は「歌がウマい、ヘタとはどういうことか」を、ボイストレーナー、ソプラノ歌手であり『LIVEDAM精密採点DX徹底攻略!!ボイストレーナーとカラオケチャンピオンが教える カラオケ上達最強テクニック これであなたも10点UP!!』(コスミック出版)著者、菅原久美子氏に伺った。いったい、日本で一番「歌ウマ」な歌手は誰なのか――? 歌がヘタな人がやりがちなことも触れているので、音痴な人も、自分が音痴だと気づいていない隠れ音痴の人も必見だ。 ■楽譜に忠実であること~余計な「俺アレンジ」を入れない~ ――プロの菅原さんから見て「歌がウマい」と思う歌手は誰でしょうか? 菅原久美子氏(以下菅原) まず男性ですが、技術が長けてかつ音楽性があるのは久保田利伸さんだと思います。生番組で見た時の発声が安定していて、クラシック歌手に似ています。地声で歌っているではなく、クラシック歌手が歌うように突き詰めた発声で歌っていますね。  昔のヒット曲を同じ歌手が十年以上たったあとで歌うことがありますが、私たちがかつて聴いていたものよりも崩して歌う傾向があるんですね。久保田さんはそのようなことがなく、常にキーに忠実に歌っています。聴いた人に、当時の思い出ごと蘇るような歌い方です。 ――「楽譜に忠実であること」が求められるんですね。 菅原 はい。「歌う人の気持ち」もありますが、作った作詞者や作曲者の世界観が込められている譜面に忠実に歌った方が、私は世界観を表現できるし、楽譜を踏まえることが大切だと考えています。 ――こちらは、一部の歌がヘタな人が大きく間違えていそうなポイントでもありますね。基礎がまったくできていないのにオリジナリティとか個性とかを入れて恥ずかしいことになっている人は、久保田利伸さんの姿勢から学ばないといけないことは多そうです。女性歌手ではいかがでしょう? 菅原 ちあきなおみさんと、石川さゆりさんですね。亡くなられましたが美空ひばりさんも、ウマいです。 ――今名前があがった方はすべて、「CDで聞くとウマいけど、歌番組だと聴いてるほうが恥ずかしくなってしまいチャンネルを変えてしまうほどヘタ」というのは絶対にないと確信できる抜群の安定感や地力がありますね。 菅原 このクラスでウマい方は、J-POPですと、なかなかいらっしゃらないですね。あと、坂本冬美さんがJ-POPのカバーをいくつか歌われていますが、こちらも大変お上手です。演歌の方たちのボイストレーニングは、とてもハイレベルだと思います。 ■音楽経験がなくても、「楽譜」から得られることはたくさんある ――楽譜の重要性についてお話がありました。カラオケによっては楽譜が表示されるものもありますが、それだとぶっつけ本番になってしまいますよね。どうやって事前に楽譜を見ることができますか? 菅原 ボイストレーニング教室の生徒さんにおすすめしているのが、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスが提供している楽譜ダウンロード販売サイト「ぷりんと楽譜」です。一つの曲でメロディ譜、伴奏譜、合唱譜やギター譜があったりもしますよ。歌う場合は、メロディ譜(歌の部分を楽譜に起こしたもの)が安く入手できておすすめです。 ――音楽の部活や習い事をしていた人でないと、楽譜を見ても「?」となってしまいそうですが。 菅原 難しく考えなくて大丈夫ですよ。楽譜は地図みたいなものです。Aメロ、Bメロ、サビ、またAメロ……、という流れもわかりますし、また、楽譜があれば音の高低差がわかります。音程が上がってる、下がってるかをわかった上で歌うことがとても大切なんです。 ――確かに楽譜が読めなくても、音程が前から上がっているか下がっているかは楽譜を見れば一目瞭然ですよね。 菅原 そうなんです。心電図の上がり下がりぐらいに考えれば大丈夫です。楽譜で把握しておけば「ここは急に音が高くなるからおなかに力を入れないといけないな」とか、「ここは長いからしっかり息継ぎをしておかないといけないな」とか、計画を持って歌うことができるんですね。  プロの歌手は歌う前に楽譜を開きまずは読み込みます。遠回りのように見えますが、アマチュアの方も同じようにやってみると、発見が多いはずですよ。 ◆◆  次回も引き続き菅原氏に、「中居正広は歌がヘタなのか?」や「得点を出しやすい歌」について伺っていく。読めばカラオケに行きたくなること請け合いだ。 (文=石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

日本で一番歌がウマい歌手は誰なのか? プロボイストレーナーに聞く!【前編】

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『LIVEDAM精密採点DX徹底攻略!!ボイストレーナーとカラオケチャンピオンが教える カラオケ上達最強テクニック これであなたも10点UP!!』(コスミック出版)
「ヘタにはパターンがある」。私の中でこんな実感がある。何事も「ウマい」と言われるものには、教科書的なウマさもあるが、規制のルールや概念を根こそぎぶっこわすような、はじけた、飛び抜けたウマさもある。ウマければ、何をしたっていいのだ。  一方で「ヘタくそ」にはパターンがあると思えてならない。100人ヘタがいたら、そのヘタはいくつかのパターンに分類できる。そして、ウマい人を見習う以外に、ヘタな人が踏みがちなパターンを避けるということも、上達の助けになるのではないだろうか――?  物事のウマい、ヘタを研究する「ヘタの研究」、今回は「歌がウマい、ヘタとはどういうことか」を、ボイストレーナー、ソプラノ歌手であり『LIVEDAM精密採点DX徹底攻略!!ボイストレーナーとカラオケチャンピオンが教える カラオケ上達最強テクニック これであなたも10点UP!!』(コスミック出版)著者、菅原久美子氏に伺った。いったい、日本で一番「歌ウマ」な歌手は誰なのか――? 歌がヘタな人がやりがちなことも触れているので、音痴な人も、自分が音痴だと気づいていない隠れ音痴の人も必見だ。 ■楽譜に忠実であること~余計な「俺アレンジ」を入れない~ ――プロの菅原さんから見て「歌がウマい」と思う歌手は誰でしょうか? 菅原久美子氏(以下菅原) まず男性ですが、技術が長けてかつ音楽性があるのは久保田利伸さんだと思います。生番組で見た時の発声が安定していて、クラシック歌手に似ています。地声で歌っているではなく、クラシック歌手が歌うように突き詰めた発声で歌っていますね。  昔のヒット曲を同じ歌手が十年以上たったあとで歌うことがありますが、私たちがかつて聴いていたものよりも崩して歌う傾向があるんですね。久保田さんはそのようなことがなく、常にキーに忠実に歌っています。聴いた人に、当時の思い出ごと蘇るような歌い方です。 ――「楽譜に忠実であること」が求められるんですね。 菅原 はい。「歌う人の気持ち」もありますが、作った作詞者や作曲者の世界観が込められている譜面に忠実に歌った方が、私は世界観を表現できるし、楽譜を踏まえることが大切だと考えています。 ――こちらは、一部の歌がヘタな人が大きく間違えていそうなポイントでもありますね。基礎がまったくできていないのにオリジナリティとか個性とかを入れて恥ずかしいことになっている人は、久保田利伸さんの姿勢から学ばないといけないことは多そうです。女性歌手ではいかがでしょう? 菅原 ちあきなおみさんと、石川さゆりさんですね。亡くなられましたが美空ひばりさんも、ウマいです。 ――今名前があがった方はすべて、「CDで聞くとウマいけど、歌番組だと聴いてるほうが恥ずかしくなってしまいチャンネルを変えてしまうほどヘタ」というのは絶対にないと確信できる抜群の安定感や地力がありますね。 菅原 このクラスでウマい方は、J-POPですと、なかなかいらっしゃらないですね。あと、坂本冬美さんがJ-POPのカバーをいくつか歌われていますが、こちらも大変お上手です。演歌の方たちのボイストレーニングは、とてもハイレベルだと思います。 ■音楽経験がなくても、「楽譜」から得られることはたくさんある ――楽譜の重要性についてお話がありました。カラオケによっては楽譜が表示されるものもありますが、それだとぶっつけ本番になってしまいますよね。どうやって事前に楽譜を見ることができますか? 菅原 ボイストレーニング教室の生徒さんにおすすめしているのが、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスが提供している楽譜ダウンロード販売サイト「ぷりんと楽譜」です。一つの曲でメロディ譜、伴奏譜、合唱譜やギター譜があったりもしますよ。歌う場合は、メロディ譜(歌の部分を楽譜に起こしたもの)が安く入手できておすすめです。 ――音楽の部活や習い事をしていた人でないと、楽譜を見ても「?」となってしまいそうですが。 菅原 難しく考えなくて大丈夫ですよ。楽譜は地図みたいなものです。Aメロ、Bメロ、サビ、またAメロ……、という流れもわかりますし、また、楽譜があれば音の高低差がわかります。音程が上がってる、下がってるかをわかった上で歌うことがとても大切なんです。 ――確かに楽譜が読めなくても、音程が前から上がっているか下がっているかは楽譜を見れば一目瞭然ですよね。 菅原 そうなんです。心電図の上がり下がりぐらいに考えれば大丈夫です。楽譜で把握しておけば「ここは急に音が高くなるからおなかに力を入れないといけないな」とか、「ここは長いからしっかり息継ぎをしておかないといけないな」とか、計画を持って歌うことができるんですね。  プロの歌手は歌う前に楽譜を開きまずは読み込みます。遠回りのように見えますが、アマチュアの方も同じようにやってみると、発見が多いはずですよ。 ◆◆  次回も引き続き菅原氏に、「中居正広は歌がヘタなのか?」や「得点を出しやすい歌」について伺っていく。読めばカラオケに行きたくなること請け合いだ。 (文=石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

日本映画のポスターがダサいのは原因があった!? 『獣道』プロデューサー、アダム・トレルが大放談

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 日本映画ってポスターやフライヤーがダサい。そう感じたことはないだろうか? ネットなどで海外の映画のポスタービジュアルを見ていると、すごくオシャレでかっこいいのに、なんでこうも違うのか。そんな疑問に答えてくれたのは、英国出身の映画プロデューサーであるアダム・トレル氏。日本のインディペンデント映画の秀作を海外へ配給する一方、現代版“男はつらいよ”の世界を描いた藤田容介監督の『福福荘の福ちゃん』(14)や原発問題に真正面から斬り込んだ園子温監督の『希望の国』(12)といった話題作をプロデュースしている。単館系でロングランヒットを記録した『下衆の愛』(16)の内田英治監督と再びタッグを組んだ最新プロデュース作『獣道』は、7月15日より東京での公開が始まったばかり。日本映画をこよなく愛するがゆえに辛辣な意見も口から飛び出すアダム氏に、日本映画界のいい面とダメな面について語ってもらった。  東京で暮らし始めたのは2014年からだが、独学で学んだという日本語は流暢で気っ風がいい。まずは日本映画界の“いい面”について。 アダム・トレル「日本人は、みんな映画は映画館へ観に行く。これは素晴しいこと。映画はまず映画館で公開され、半年後にDVD化され、さらにその後にオンデマンド化されるようになっています。日本では昔からのルールが今も守られている。でも、欧米ではNetflixが大きな力を持ち、映画の公開とネットでの配信が同時になっています。みんな自宅で映画を観るようになり、DVDレンタル店はすっかり減り、街から映画館もどんどん消えています。その点、日本では映画館で映画を楽しむという文化が守られている。しかも、日本はインドやハリウッドに次ぐ映画製作本数を誇り、まぁこれは多すぎだと思うけど、『下衆の愛』や今回の『獣道』のような低予算の映画でも、面白い作品は2~3週間やそれ以上上映してくれる。映画館に通って、インディーズ映画を応援する日本の映画ファンは本当に素晴しい」
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映画プロデューサーのアダム・トレル氏。12~13歳で深作欣二や鈴木清順にハマり、日本映画に魅了されたという。
 ゼロ年代の個性豊かな日本映画を英国で配給してきたアダム氏は、園監督が資金集めに苦戦した『希望の国』をきっかけにプロデューサーとして日本映画の製作現場に足を踏み入れるようになった。だが、そこで驚いたのが“製作委員会方式”という日本映画界ならではのシステム。映画会社だけでなくテレビ局、出版社、ビデオメーカーなど様々な企業が製作費を分担し、興行リスクを減らすために編み出されたものだが、映画の内容に興味のない人たちが委員会に参加していることには違和感を覚えたという。 アダム「人気アイドル事務所の誰々が出演すればファンを動員できるとか、製作委員会の参加者はお金のことしか関心がない。クリエイティヴィティなことには興味を持っていない。映画への愛情が感じられない。何十億円も投じた大作映画なら分かるけれど、2,000万~3,000万円規模のインディペンデント作品でも製作委員会方式になっていることにはびっくりした。製作委員会ではA、B、C、D……とフォーミュラ(慣習的やり方)で仕事が進んでいく。製作委員会方式では面白い映画はつくれないと思う。もし、面白い映画ができたとしたら、それは単なる偶然。製作委員会方式が嫌で、内田監督の『下衆の愛』は自主映画として作った。製作費は5万ドル以下で、俺の家や行きつけの居酒屋で撮影した。お金はなかったけど、愛とパッションで撮った映画。海外の映画祭で上映されたし、米国、ドイツ、台湾、香港、中国、韓国へ配給でき、イタリアでのリメイクも決まった。映画が面白いかどうかは、製作費がどれだけあるかではなく、愛とパッションがあるかどうかだよ」 ■日本人も知らない日本文化を伝えたい  内田監督との2度目のタッグ作『獣道』は、愛とパッションに加え、映画的な面白さが溢れた作品だ。地方都市を舞台に、カルト教団で育った少女・愛依(伊藤沙莉)が自分の居場所を求めて、ヤンキーコミュニティーに溶け込こんでいく姿が描かれる。カルト教団や崩壊した家庭といった要素は、園監督の大ブレイク作『愛のむきだし』(08)を彷彿させる。また、英国人プロデューサーのアダム氏がヤンキーカルチャーを題材にした映画を製作するというのもユニークだ。
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現在公開中の『獣道』。どこにも居場所のない愛依(伊藤沙莉)は髪を金髪にして、ヤンキー一家の一員となる。
アダム「園監督の『愛のむきだし』を海外で配給したところ、大変な人気になった。それまでの園監督は『自殺サークル』(02)などエクストリーム系の監督のひとりくらいにしか欧州では認識されていなかったけど、『愛のむきだし』が大ヒットし、『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』(11)も当たった。内田監督から『獣道』の内容を最初に聞いたとき、俺も『愛のむきだし』と似ているなと感じた。海外ではカルト宗教は人気の題材なので、すごくいいと思った。『獣道』の英題は『Love and Other Cults』。ヤンキー文化に関しては、俺は素養があった。『ビー・バップ・ハイスクール』(85)や『スケバン刑事』(フジテレビ系)を子どもの頃に観ていたしね。海外の不良はギャングっぽくて怖いけど、日本のヤンキーはどこか可愛げがある。それにヤンキー文化は英国のモッズカルチャーと通じるところがある。どちらも労働者階級の文化で、彼らは月曜から金曜まで一生懸命働いて、週末は稼いだお金でバイクを改造したりファッションに使って、みんなでツーリングする。モッズは黒人音楽が好きで、ヤンキーは永ちゃんが好き。音楽が重要なのも一緒(笑)。すごく通じるところがある。俺、70~80年代の日本のアイドルグループも大好きで、ピンクレディやキャンディーズのグッズをコレクションしていた。メジャーなアイドルだけじゃなくて、キャンディーズの妹分だったトライアングル、フィーバー、キャンキャンまで集めてた。日本人も知らない日本の文化をみんなに伝えたい。自分でもおかしいと思うよ。ヤバいよね(笑)」
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元人気子役の伊藤沙莉と須賀健太がそのポテンシャルを遺憾なく発揮。閉塞的な社会に喘ぐ若者像をリアルに演じている。
 上映時間237分だった『愛のむきだし』に対し、『獣道』は94分で家族や社会に翻弄されながら生きていくヒロイン・愛依の過酷な青春が濃密に描かれていく。愛依を演じた伊藤沙莉はテレビドラマで活躍した人気子役出身だが、『獣道』では金髪に染めてのヤンキーファッション、清純そうな中流家庭風ファッションなど自分を受けいれてくれる環境に応じて次々と擬態していく。自分の居場所を失いたくないために上半身裸になるシーンもあり、まさに体当たりの熱演で『獣道』を完走してみせた。 アダム「伊藤沙莉は本当にヤバいよ(笑)。彼女は女優としてもちろん人気もあるけど、大事なのは人気よりも演技ができるということ。彼女が脱ぐシーンは、脱ぐことで自分の心を見せる重要な場面だった。逆にSEXシーンでは脱いでない。彼女はちゃんとそのことを理解してくれて演じてくれた。彼女の所属事務所は、タレントではなく俳優をマネージメントしている、映画に対して理解のある会社でよかった。これが製作委員会方式だったら、『もっと有名なアイドルを使え』とか言ってきて、その結果このシーンもなくなっていたかもしれない。もしくはセールスのためにヌードシーンを増やすよう言われたかもしれない。内田監督は女優の演出がうまいし、キャスティングのセンスもいい。今回もすごくいいキャストが集まった。ヤンキー役の吉村界人もいいし、演技は初めてのアントニーも悪くない。子役時代も含めて長いキャリアのある須賀健太は安定していて、もう何も言うことがない(笑)。最初の編集段階での『獣道』はすごく長かったけど、俺は編集に関しては厳しい。最近の日本映画はダラダラしたのが多すぎる。映画は映像と音も大事だけど、テンポをよくしないと海外では観てもらえない。最初から最後まで監督と一緒になって映画をよくするための努力を惜しまない、それがプロデューサー」
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ヤンキー映画をプロデュースしたアダム氏に「ヤンキー座り、お願いします」と頼んだところ、こんな感じに……。
■日本のコメディは海外にも需要がある  これまで海外では、日本映画といえば三池崇史監督の『オーディション』(00)をはじめとするエクストリーム系か中田秀夫監督の『リング』(98)のようなホラー作品しか知られていなかったが、日本のインディペンデント系のコメディ作品には個性的な作品が多く、海外でも需要があると話す。 アダム「藤田監督の前作『全然大丈夫』(08)はロンドンで劇場公開されるほど人気が高かったから、『福福荘の福ちゃん』もつくった。三木聡監督も英国で人気がある。三木監督の『亀は意外と速く泳ぐ』(05)、『転々』(07)、『インスタント沼』(09)をDVD-BOXにしたら、すごく売れた。三木監督も藤田監督もモンティパイソンを見て育った世代で、彼らのちょっとブラックな笑いは英国人も大好き。日本のインディペンデント系監督のコメディはとても個性的で、海外でもっと売れる可能性がある。藤田監督や三木監督のオリジナル作品を求めているファンは海外に多い。日本には才能のある監督が他にもたくさんいる」  最後になったが、冒頭で触れた「日本映画のポスターがダサいのはなぜか」という問題について。アダム氏が運営する配給会社「Third Window Films」のwebサイトには日本のポスターとは異なる、オシャレな英語版のポスタービジュアルが並んでいる。日本と海外とでポスターがこうも違うのはどうしてなのか? アダム「日本の映画のポスターやフライヤーはすごく説明的。出演者は誰々で、どんなストーリーかも文字でびっしり説明されている。予告編もそう。日本のフライヤーと予告編を見たら、内容がだいたい分かってしまう。『これはどんな映画なんだろう』と見た人がもっとミステリアスに感じ、興味を持たせるようなものにしないとダメ。海外では日本の出演者が誰かということには興味が持たれないので、日本版のポスターをそのままは使えない。今後はますますオンデマンドが主流化していくから、キービジュアルはより重要になってくる。それに映画はアートなんだから、ポスターやフライヤーもアートじゃないとね。日本映画のポスターやフライヤーがダサいのはデザイナーの責任ではなく、ディレクションしている映画会社の宣伝担当者の問題であり、ポスターやフライヤーにまで口を出してくる芸能事務所が大きな問題。主人公だけ映ったポスターを予定していたら、『うちの俳優もポスターに入れろ』『斜めじゃなくて、正面から顔が映ったものにしろ』とか文句を言ってくる。日本映画のポスターがどれもこれも同じように、出演者の顔だらけなのはそのため。映画のクリエイティヴな面にまで口を挟んでくる日本の芸能事務所はおかしい。まぁ、『獣道』のポスターはやり過ぎかもしれないけどね(笑)」  前作『下衆の愛』の上映期間中は、都内の上映館のエントランスにアダム氏が立ち、手作りのポストカードを入場者にひとりずつ配る姿が連日続いた。お客さんと話すことが楽しいし、お客さんから映画の感想や意見を聞いて、次回作はよりよいものにしたいという想いからだった。『獣道』でも都内での上映期間中は基本、映画館でお客さんを出迎え、見送るつもりだという。『獣道』をスクリーンで楽しんだ後は、ぜひアダム氏の生トークにも触れてみてほしい。 (取材・文=長野辰次/撮影=尾藤能暢)
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『獣道』 監督・脚本/内田英治 プロデューサー/アダム・トレル 主題歌/餓鬼連合(餓鬼レンジャーwith伊藤沙莉) 出演/伊藤沙莉、須賀健太、アントニー、吉村界人、韓英恵、冨手麻妙、松本花奈、川上奈々美、毎熊克哉、マシュー・チョジック、矢部太郎、でんでん、広田レオナ、近藤芳正、篠原篤、日高七海、大島葉子、アベラヒデノブ、川籠石駿平、根矢涼香、衣緒菜、森本のぶ、水澤紳吾、松井薫平 配給/スタイルジャム 7月15日よりシネマート新宿ほか全国順次公開中 (c)third window films http://www.kemono-michi.com ●アダム・トレル 1982年英国ロンドン生まれ。22歳のときに配給会社「Third Window Films」を立ち上げる。園子温監督の『愛のむきだし』(08)、『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』(11)、『ラブ&ピース』(15)などを英国で配給し、園監督の海外での人気を高めた。資金集めが難航した園監督の『希望の国』(12)には共同プロデューサーとして参加。2014年より日本に来日しての映画製作も始め、『福福荘の福ちゃん』(14)や『下衆の愛』(16)をプロデュースしている。