このところ、ウッチャンナンチャン・内村光良の株が急上昇している。 日刊ゲンダイでは内村の“コント師”としての才能を絶賛。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)など、司会を務める8本のレギュラー番組は軒並み高視聴率を記録し、10月からは新たに2本のレギュラーが加わると報じた。その人柄についても「出しゃばらず、スタッフの面倒見もいい」とベタボメ。さまぁ~ずやくりぃむしちゅー、有吉弘行、イモトアヤコの復活を呼び込んだプロデュース力も特筆モノと報じている。 また夕刊フジでは、レギュラー番組のゴールデンのギャラは1本180万円で、特番なども加えれば「年収3億円は下らない」と予想。その裏には、内村の人柄とともに、事務所の次期社長といわれる敏腕マネジャーの気配りがあるとしている。 確かに内村人気はすさまじく、オファーが殺到していることは間違いない。その一方で、一抹の不安もある。 「取り巻きですよ。マネジャーなのかな、内村さんのイベント会場では巨体のコワモテ男性がいつも目を光らせているんです」(スポーツ紙記者) 2013年10月に不慮の事故で亡くなった桜塚やっくんについて、ある制作会見でマスコミが内村にコメントを求めたところ、イベント終了後にコワモテ男性が「何聞いとるんや!」と激怒。質問した記者を吊るし上げたのは有名な話だ。 「内村さんの人柄とは対照的に、所属するマセキ芸能社は複数のスポーツ紙と揉め、いまだに取材NGが解けていないところもある。普通、時がたてばお互いに歩み寄るはずなのですが……」(同) 13年3月に公開された監督映画『ボクたちの交換日記』の関連イベントでも、取り巻きのコワモテ男性が、イベント後も内村に質問を浴びせたスポーツ紙記者にブチ切れ「どこの社だ。ルール守れよ! ゴラァ!」と恫喝したという。 現場を目撃した記者いわく「内村さんも一部始終を見ていたはずなんですがね。そそくさと控え室に帰り、コワモテ男性の言葉遣いを注意することもありませんでした」。 マスコミにも落ち度はあろうが、恫喝じみた物言いをする取り巻きがいるのは、いかがなものか。快進撃を続ける内村の、思わぬブレーキにならなければいいが……。「クイック・ジャパン 106」(太田出版)
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マモー・ミモー復活!『LIFE!~人生に捧げるコント~』が起こした“奇跡”の意味
「恐怖のズンドコ……」 「ちがーう!」 30代半ば以上の人たちにとって、懐かしさで震えるであろう光景が映し出された。90年代、フジテレビ系の『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』で一世を風靡した人気コントキャラクター「マモー・ミモー」が、四半世紀の時を超え、“復活”したのだ。 それも局の垣根も越え、NHKの『LIFE!~人生に捧げるコント~』で、だ。同じ内村光良がメインを務める番組とはいえ、それは「奇跡」と呼ぶにふさわしい瞬間だった。 『LIFE!』は2012年にNHK BSプレミアムで放送され好評を博すと、その後、不定期ながら断続的に放送され、地上波進出。14年4月からはレギュラー放送された。そして15年4月からは「シーズン3」として再びレギュラー放送をしている。 この「シーズン3」は、これまでにも増して特に挑戦的だ。シーズンの初回となった4月9日は生放送。スタジオのトーク部分が生というのはよくあるが、なんとコント自体を生で演じたのだ。 そのコントとは、番組の人気コント「宇宙人総理」。いつもなら、国会の議会を舞台にしたワンシチュエーションコント。だからあまり動きがなく、確かに生のコントをするなら一番やりやすいだろう。そう思っていたが、番組はどこまでも挑戦的。普段と違い、総理官邸などを動き回るコントだったのだ。、 さらに今シーズンでは、この「宇宙人総理」と「解散総選挙」をめぐる連続ドラマ仕立てのコントとして、ほぼ毎回放送するという新たな試みにも挑戦している。そしてその「宇宙人総理」の中で、遊びまくっている。 たとえば、5月7日の朝ドラ『まれ』とのコラボでは、宇宙人総理の運転手役に『まれ』に出演中の田中泯を起用。硬派な世界的ダンサーである田中泯に、“宇宙人”の風貌をさせた。さらに翌週には、「政見放送」をパロディ。さすがNHK。本家「政見放送」とまったく同じセットで完璧にコピーしていた。 さらにさらにその翌週には、なんと田原総一朗をゲストに迎え、テレビ朝日の『朝まで生テレビ!』をパロディ。「問題の『コグレイズム』、よく分からない!」と、本家さながらの迫力で田原が宇宙人総理に迫り、一瞬テレ朝の深夜と錯覚するほどの完コピぶりだった。その翌週には、「選挙演説」を描いたオールロケコント。多数のエキストラもコントに参加した。そんなやりたい放題の果ての、マモー・ミモー復活だったのだ。 この復活劇は、まったくの偶然が生んだものだったと内村は証言している。『まれ』とのコラボコントでダブルのスーツを探していた衣装担当のスタッフが、衣装リース会社の倉庫で見覚えのあるスーツを発見した。 「あれ、もしかしてこれは!」 それこそが、まさにマモーの衣装だったのだ。25年の長い時を経て、めぐりめぐってマモーの衣装がNHKの手に渡ったのだ。 「私も震えました」と内村が言うように、それは「奇跡」としか呼びようのないものだった。そこから急遽、復活のプランが練られていったのだ。 マモー・ミモーは、90~93年に放送された『やるならやらねば』に登場した、内村とちはるが演じた悪役コントキャラ。世界征服を企むマモーと、その愛人ミモーという設定だ。主役であるはずの南原清隆演じる「ナン魔くん」をしのぐ人気で、「マモー・ミモー 野望のテーマ」でCDデビューまで果たした。さらに、千葉マリンスタジアムでイベントを開催すると、3,000人を超える観客が詰めかけた。 「マモー・ミモーでこんなに人を集められるんだと思った時、確かに(人生の)ピークを感じた」(吉田正樹『人生で大切なことは全部フジテレビで学んだ』収録の対談より) と、内村自身も振り返る人気ぶりだった。 だが、『やるならやらねば』は不幸な死亡事故が起き、志半ばで終了を余儀なくされる。それに呼応するように、一時ウッチャンナンチャンは低迷した。けれど、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!』(日本テレビ系)で人気復活を果たすと、その勢いのまま、内村はコント番組『笑う犬の生活』(フジテレビ系)を立ち上げた。そのタイトルには『やるやら』の意思を継ぐように、「YARANEVA!!」という副題が添えられていた。 20代の終わり29歳の頃『やるやら』を失った内村は、やはり30代の終わり39歳で『笑う犬』シリーズも終了する。そして40代に突入した。 「40代でコントって難しい」「正直、テレビでコントをやることに、かなり臆病になってる」(「Quick Japan」Vol.63) と語っていた内村だが、40代の終わり48歳で、『LIFE!』を立ち上げたのだ。 コント番組全盛だった90年代前半に『やるやら』で天下を獲り、「コント冬の時代」といわれた90年代終盤に『笑う犬』でコント番組を復活させた。そしてコント番組不毛の時代ともいえる今、『LIFE!』で孤軍奮闘している。内村は、テレビの中でコントがどのような状況にあろうとも、一貫してコントに芸人人生を捧げてきたのだ。だからこそ、点と点が線でつながり、時と局を超えた「奇跡」が実現したのだ。「奇跡」は積み重ねられた長い軌跡があって初めて、真の意味で「奇跡」と呼べる。そして25年の時を経た内村とちはるが演じるマモー・ミモーは、その時間分、魅力を増しているように見えた。そこにただ「懐かしい」だけではない、“現役感”があったからだろう。内村が刻んできたコント人生の軌跡が詰まっていたのだ。 コントを撮り終えたちはるは、充実した表情で言った。 「人生楽しいですね!」 そして内村は汗をびっしょりかきながらも、やはり充実感いっぱいの笑顔で振り返った。 「楽しかった。幸せでした」 まさにそれは、「人生」という名のコントだった。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらからNHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』
安藤美姫が“自己中”発言連発、内村光良の的確すぎるツッコミに大喝采「ウッチャン、よく言った!」
8日、『歌唱王~歌唱力日本一決定戦~』(日本テレビ系)にゲストとして生出演した安藤美姫に、批判が相次いでいる。 現役引退以降、日本テレビのプロデューサーだったマネジャーのバックアップにより、同局を中心にテレビ出演が続いている安藤。この日は、全国から勝ち抜いた“歌うま”自慢の素人に対し、感想を述べる役回りであった。 審査員の湯川れい子や小室哲哉、ゲストの平愛梨らが「サビの張り方がすごい」「声が力強い」「スケールの大きさに感動」などと歌声についてコメントする中、安藤は自分の話を連発。 「出産したばかり」という27歳の主婦がKiroroの「未来へ」を歌うと、「私も母になったので」と切り出し、「私は歌がすごくヘタなんですけど、私も子どもにスケートの表現で何か伝えたいなと思って、『マイ・ウェイ』って曲で滑らせてもらって……」と、自身の思い出話を披露。 この後、偶然にも31歳のボイストレーナーの男性が『マイ・ウェイ』を披露すると、「『マイ・ウェイ』は私も踊らせていただいて、実はシナトラさんのボーカルでも滑らせていただいたことがあって。またそれとは違う『マイ・ウェイ』を聞かせてもらって、ちょっと、私のためのステージとか思っちゃって……」と笑顔。すると、司会のウッチャンナンチャン・内村光良がすかさず「全部、自分自分に置き換えるんですね」とツッコミを入れた。 このほかにも、安藤は「これすごい好きな曲だったので、鳥肌立っちゃいました」などと、評価とはいえないコメントが目立ち、ネット上では「なんでこの人、呼ばれたの?」「自分中心的でイタい」といった書き込みが相次いだ。 安藤は先月26日、インスタグラムに「今日は私達にとってとても大切な日です。 私達の気持ちを皆様にお伝えしたいと思いましたので聞いて下さい。 私達はお互い【愛】と【家族】を築きあげていきたいと思いました。 まだお付き合いさせて頂いたばかりですがあたたかく見守っていただけると幸いです。美姫とハビエルより」というメッセージと共に、スペインの男子フィギュアスケーターのハビエル・フェルナンデスとのラブラブ写真を投稿。多くの「おめでとう」コメントが寄せられたものの、今月4日に出席した「第7回ペアレンティングアワード」授賞式では、「全然そんなんではないです」と“結婚前提”交際を否定した。 「現役引退後、私生活の切り売りが目立つ安藤ですが、発言や行動の自分勝手さが世間から反感を買い、『注目されたいだけ』『子どもより、自分』『行動がいちいち理解できない』などとバッシングを浴びている。そんな中、内村の『全部、自分』発言が、視聴者のもやもやにピタッとはまったのでしょう。ネット上では、『ウッチャン、よく言った!』『ウッチャン、的確すぎ!』と盛り上がりを見せています」(芸能ライター) たびたび好感度の低さが明るみとなってしまう安藤。今後も、ちょっとした発言が炎上の火種となりそうだ。インスタグラムより
さんま、ナイナイ、ウッチャンのバラエティ終了へ……ドラマ全滅のTBS、小ネタ番組で“家族”を取り込めるか?
TBSが4日、10月の番組改編に伴う説明会を開き、ゴールデン・プライム帯のバラエティ3番組を改編すると発表した。 終了するのは、4月にスタートしたばかりのナインティナインが司会を務める『「それってどんなヒト?」捜査バラエティ Gメン99』(火曜19時台)、ウッチャンナンチャン・内村光良が司会を務める女性向けバラエティ『内村とザワつく夜』(火曜21時台)、言わずと知れた明石家さんまの長寿番組『さんまのSUPERからくりTV』(日曜19時台)。 10月からはそれぞれ、所ジョージが司会の『所さんのニッポンの出番!』、マツコ・デラックスが司会の『マツコの知らない世界』、今田耕司とブラックマヨネーズが司会を務める『不思議探求バラエティー ザ・世界ワンダーX』がスタート。TBSは、「家族で楽しめる」をコンセプトに改編したと説明している。 「『所さんのニッポンの出番!』と『マツコの知らない世界』は、過去に単発や深夜帯で放送され、好評だったため昇格。『ザ・世界ワンダーX』は、世界から集めた“おもしろ映像”を紹介する不思議探求・リアリティエンターテインメント番組だとか。TBSは、芸人があらゆる“説”を検証するバラエティ『水曜日のダウンタウン』が好評。一つのテーマを掘り下げる番組よりも、今は小ネタVTRを複数扱うほうが、幅広い層からウケると踏んだのでは?」(芸能ライター) 『水曜日のダウンタウン』は今月、平均視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。裏で『若者たち2014』(フジテレビ系)や『ST赤と白の捜査ファイル』(日本テレビ系)といった連ドラが放送されている激戦区において、リードしている。 「TBSはしばらく、『日曜劇場』枠を除く連ドラ枠が大不振に陥っている。しかし、唯一期待できる『日曜劇場』枠も、放送中の『おやじの背中』が7%台にまで落ち込み、全滅状態。ドラマが何をやっても振るわない分、バラエティでカバーしたいという気持ちもあるようです」(同) とはいえ、フジテレビも大幅な改編を打ち出すなど、各局過熱を見せているバラエティ戦争。22年続いた『さんまのSUPERからくりTV』を終了させてまで実施した改編だけに、新番組に注目したい。TBS『さんまのSUPERからくりTV』番組サイトより
「ウッチャン?」「創価?」……『いいとも』フィナーレに“17年半レギュラー”久本雅美がいなかったワケ
31日放送の特別番組『笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号』(フジテレビ系)に、17年半にわたりレギュラーを務めたタレントの久本雅美が不在だったことが、話題になっている。
同番組では、新旧レギュラー約150人がスタジオに集結。ダウンタウンやウッチャンナンチャンなど冠番組を持つタレントから、オスマン・サンコン、マリエ、あさりど、ランディ・マッスルなど懐かしい顔ぶれまで勢ぞろいした。
だが、番組32年間の歴史の中で、レギュラー出演したタレントは優に300人以上。半数以上のタレントが、なんらかの理由でスタジオに来ていなかったということだ。
「グランドフィナーレには、東野幸治、ココリコ、山田花子、山口智充、ふかわりょう、オリエンタルラジオなどが不在。さらに、1993年から2010年までレギュラーを務め、女性レギュラーの中で“最長記録”を持つ久本の姿もなかった。あれだけ『いいとも』に長く関わりながら最後を見届けなかったことに、どうしても違和感が残りました」(芸能記者)
その理由について、記者は「ウッチャンナンチャンの内村光良が出演していたから」だと推測する。
「05年9月まで放送されていたバラエティ番組『内村プロデュース』(テレビ朝日系)に出演していたおさるが、ほかの共演者を創価学会に勧誘しまくり、司会の内村が『お前、いいかげんにしろ!』とマジギレ。すると、おさるは芸能人の中でも代表的な学会員として知られる久本に泣きつき、久本は『内村を潰す!』と激怒。ゴタゴタを起こし、番組終了に追い込んだといいます。内村と久本は、業界でも“絶対共演NG”として有名ですから、『いいとも』は17年半レギュラーを務めた久本よりも、それぞれが番組を持ち、勢いのあるウッチャンナンチャンを選んだということでしょう」(同)
スタジオには、当のおさるや、久本の盟友で創価信者の柴田理恵の姿はあっただけに真偽は不明だが、久本の不可解な欠席は、今後も波紋を呼びそうだ。
「やってみよう」内村光良が『LIFE!人生に捧げるコント』に捧げた芸人の矜持
「どうしてその道に足を踏み入れたんだ? お前それで良かったのか? もっと違う選択肢があったんじゃないのか?」 ガウン姿の内村光良が、楽屋でテレビを見ながらセリフの練習をしている。 これは『LIFE!人生に捧げるコント』(NHK総合)で、3月18日に放送されたコント「やってみよう」の一幕だ。 『LIFE!』は、2012年9月にNHK BSプレミアムで放送が開始され、翌年6月から不定期レギュラー化。今年4月からは、毎週のレギュラー化が決まったコント番組である。 出演は、座長のウッチャンナンチャン・内村光良のほか、ココリコ・田中直樹、ドランクドラゴン・塚地武雅、我が家・坪倉由幸、しずる・池田一真の中堅から若手のお笑い芸人勢に加え、西田尚美、塚本高史、星野源、ムロツヨシ、石橋杏奈といった俳優勢が名を連ねている。 作家陣も、内村の盟友である内村宏幸や平松政俊、劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」の倉持裕、そして今年に入ってからは「シベリア少女鉄道」の土屋亮一も加わった。出演者も作家陣も、実にバランスのとれた布陣はNHKらしい。 NHKのお笑い番組といえば、数年前までは『爆笑オンエアバトル』を除けば、いわゆる“演芸”番組以外は見当たらなかった。 そんな中で誕生したのが、『LIFE!』の内村宏幸や平松も参加した『サラリーマンNEO』だった。『サラリーマンNEO』は、後に『あまちゃん』でも演出した吉田照幸が監督を務め、生瀬勝久、沢村一樹、中越典子、入江雅人、平泉成、原史奈といった俳優陣が演じたコント番組。04年にスタートすると、現在までSeason 6を放送。11年には『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』として、映画公開までされる人気番組となった。 当時、NHKにはコント番組のノウハウがまったくなく、コント番組を多く手がけた作家の内村宏幸らが“先生”のようになって、その方法論を一から学んでいった。それこそ、スタッフの笑い声を入れるのか入れないのかで、激論が交わされたほどだったという。当時を振り返って、内村宏幸は「未開の地に野球を教えに行くみたい」だったと語っている。 この番組を通じてコント番組のノウハウを学んだNHKは、ダウンタウンの松本人志を招いて『松本人志のコントMHK』を作ったり、BSプレミアムでは『七人のコント侍』を不定期で放送し、コント番組の血脈を継承している。『LIFE!』もそのひとつだ。 今、民放では、定期的に放送されるコント番組はほとんどなくなった。作るのに時間がかかり、セットにもお金がかかる上、視聴率も獲りにくい。コントをやる場がなくなるから、コントを作るスタッフも育たない。 しかし、NHKは違う。 民放のように、毎分の視聴率にとらわれる必要はない。また、ドラマの歴史が深く、それらのセットを保存しているので、あらゆるシチュエーションのセットがスタジオのどこかで眠っている。だから、セットにほとんどお金がかからないというわけだ。 逆に、民放のように多くの芸人がひな壇に座るバラエティ番組はやりにくい。同様に、多くのタレントを使ったゲームのような企画も、NHKの雰囲気には合わない。だが、お笑いを“作品”のように作るコントなら、NHK的な価値観を保持しつつ、思いっきりふざけられるのだ。実は、コントこそ、NHKらしいお笑いの形だったのだ。 冒頭のコントは、内村光良による書き下ろしだ。 セリフの練習をしている楽屋のテレビには、次々と刑事ドラマの予告が流れていく。塚本高史の熱血刑事もの、星野源の鑑識もの、西田尚美のインターポールの女刑事もの……。 さらに「50歳と45歳がタッグを組んで難事件に挑む」という塚地と田中の『独身刑事』。予告には「独身(ひとりみ)しか裁けない悪がある―」というコピーが躍っている。そして、ムロツヨシによる『ニューハーフ刑事』。そんな数々の刑事ドラマの予告を見ながら、もう一度男は台本を見つめる。そのタイトルは『全裸刑事』。内村は一瞬迷いの表情を浮かべながら、「やってみよう」と全裸になるのだった。 実はこのコント、もともとは『全裸刑事』ではなく、『大家族刑事』だったという。 撮影時は、まだテレビで流れてくる刑事ドラマの予告はできていなかったので、内村はそれを見ている体(てい)で『大家族刑事』を演じた。ところが、いざ予告ができ上がり、内村のパートとつなげて見ると、『大家族刑事』が『独身刑事』や『ニューハーフ刑事』に「負けている」と感じたのだ。 「仕上がったのを見たら、あまりにも(他が)強烈すぎてこれは『大家族刑事』が霞んじゃう、と。そこで俺が忙しいさなかに考えついたのが『全裸刑事』(笑)。ニューハーフまで行った時に、これを超えるのはなんだろうって考えたのよ。『侍刑事』とか……。でも『全裸』にかなうやつがない(笑)」(内村/スタジオトークより) そうして、最初からすべて撮り直したのだ。 デビュー当時からずっとスタジオコントにこだわり続けた、内村光良のコント職人としての矜持を感じさせる“全裸”だった。 「どうしてその道に足を踏み入れたんだ? お前それで良かったのか? もっと違う選択肢があったんじゃないのか?」 今、テレビを主戦場にする芸人にとって、コント番組は茨の道だ。もっと楽な選択肢はあるかもしれない。それでも内村は「やってみよう」と、スタジオコントをやり続けた。コントができない時期は、挑戦ものの企画などでキャラクターになりきったりして、擬似コントを演じ続けた。自身にとって『笑う犬』(フジテレビ系)シリーズ以来約9年ぶりとなるコント番組『LIFE!人生に捧げるコント』では、いつしか内村の醸し出す“哀愁”が武器になった。 「今、この年になったからこそ、その味わいが表現できるようになったと思うんです。そういう意味では、これから50代、60代と年齢を重ねていくと新たなキャラクターが生まれるんじゃないかと思っていて。この先、それがすごく楽しみですね」(『NHKウィークリースコラ(2013年8/16・23号)』) 内村光良は、コントに芸人人生を捧げている。そして、その人生は続いていくのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらからNHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』- NHKオンライン
開局60周年・日本テレビの超大型特番企画『日本一テレビ』が「全く浸透していない!?」
日本テレビ系列で9日に生放送された『「歌唱王」歌唱力日本一決定戦!』が、平均視聴率13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。 ウッチャンナンチャンが司会を務めた同番組では、応募総数6,604件から選ばれた、のど自慢の素人17名が登場。優勝賞金200万円をかけて約3時間にわたり戦いが行われ、優勝は徳島県の14歳・アナリンさんに決定した。 『歌唱王』は、日テレ開局60年を記念して行っている大型企画「日本一テレビ」の4部門のうちの一つ。同局は、歌・笑い・頭脳・テクノロジーの4部門の日本一を決定するため、1年間にわたり予選を行ってきた。だが、そんなコンセプトを知らずに、なんとなく見ていた視聴者が多かったようだ。 「とにかく『日本一テレビ』という言葉が世間に浸透しなかったと、番組プロデューサーも頭を抱えていました。企画立ち上げ当初は、テレビ史に残るような大会を目指していたようですが、今や一般的な特番と変わらない印象。これなら、1年間もかけて大規模にやらなくてもよかったのでは? と思ってしまいます」(テレビ関係者) 「日本一テレビ」はこれまで、予選の模様を何度も放送し、さらに今年頭から「年末に、各ジャンルの王者が決定する!」などとCMで煽ってきた。しかし、世間の興味をなかなか引くことができず、狙い程の盛り上がりは見せていない。 今後は、11日にタカアンドトシが司会を務めるお笑い部門『「ワラチャン」U-20のお笑い日本一決定戦!』が、13日に福澤朗が司会の頭脳部門『「頭脳王」最強の頭脳 日本一決定戦!』と、北野武と所ジョージが司会のテクノロジー部門『「リアルロボットバトル」ロボット日本一決定戦!』が、それぞれ約2時間にわたりゴールデンタイムに放送される。司会陣の豪華さから、同局の力の入れようが感じられるが、こちらも普通の特番という認識で終わりそうだ。 「今は“歌うま番組”がブームですから、『歌唱王』の本選はそこそこの数字を取りましたが、ほかの部門の数字が心配ですね。特に、20歳以下の芸人8組がネタで争う『ワラチャン』は、現在お笑い氷河期である上に、とにかく大会の知名度がない。2月から開始した『ワラチャン』の公式Twitterを見ても、677人のフォローに対し、521人のフォロワー(10日現在)に留まっており、寂しい現状がうかがえます」(同) 日テレにとって、今年一番の目玉企画となるはずだった「日本一テレビ」。寂しい末路となってしまうのだろうか?日本テレビ「日本一テレビ」公式サイト
「みのもんた長男Pに同情の声も……」『内村とザワつく夜』初回4.0%で打ち切り検討か
22日にスタートしたウッチャンナンチャン・内村光良がMCを務める『内村とザワつく夜』(TBS系/火曜21時~)が、初回平均視聴率4.0%を記録し、局内に衝撃が走っているという。 同番組は、「世の中の女性を応援する女性のための番組」をコンセプトに4月に深夜枠でスタートし、今月からゴールデン枠へ移行。初回では、石原さとみ、中村アン、ダレノガレ明美、いとうあさこなどが出演し、「私の隣の嫌な女に一言言ってやりたいこと」をテーマに、再現VTRを見ながらトークを繰り広げた。 この時間、他局では『ニュースウォッチ9』(NHK)、『ロンドンハーツ3時間スペシャル』(テレビ朝日系)、『ミス・パイロット』(フジテレビ系)、『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)、『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)が放送されていたが、1ケタを記録したのはTBSのみ。さらに、視聴率低迷により打ち切りとなった同枠前クールの音楽番組『火曜曲!』でも、ここまでの低視聴率を出す回は少なかったことから、言い訳もしづらい状況だ。 視聴者の感想をうかがうと、「飲み会レベルのエピソードを、タレントたちが必死で広げようとしているのが、見ていてツライ」「ウッチャンも内容に興味なさそうにしてる」「ウッチャンの無駄遣い」といった酷評が目立つため、今後の大幅な回復は期待できなさそうだ。 「あの内村光良を使ってこの数字ですから、バラエティ班はお通夜ムード。さらに内容への評判もよくないため、テコ入れが行われるのは必至でしょう」(番組制作会社関係者) さらに、こんな話も……。 「実はこの番組のプロデューサーは、みのもんたさんの長男である御法川隼斗さん。2010年に制作局に配属され、バラエティ番組をいくつか手掛けていますが、ここまでダイナミックにコケたのは初めて。彼は、学生時代はワルだったようですが、入社後は真面目な仕事ぶりが評価され、局内での評判はいい。父親と次男が大変な今、『災難続きでかわいそう』『悪いことは重なるんだな』と、局内では同情の声も上がっているとか」(同) 弟が逮捕され日テレを離職、父親が猛烈なバッシングに合っている最中での担当番組の失敗……。今、一番心が“ザワついて”いるのは、踏んだり蹴ったりの長男かもしれない。TBS『内村とザワつく夜』番組サイトより
不倫略奪のバッシングから10年、不死鳥のように復活した内村光良
女性向けWebサイト【messy】からとって出し!
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先日、ウッチャンナンチャンの内村光良(49)夫人の徳永有美(38)が、第二子を懐妊したというおめでたいニュースが伝えられた。夫妻は2005年に結婚、09年に長女に恵まれている。 内村はウッチャンナンチャンとして90年代に大ブレイク。『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』(フジテレビ系)、『笑う犬シリーズ』(同)、『ウンナン世界征服宣言』(日本テレビ系)、『投稿!特ホウ王国』(同)、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(同)、『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーこれができたら100万円!!』(テレビ朝日系)、『ウンナンの気分は上々。』(TBS系)、『ウンナンのホントコ!』(同)など、数々の冠番組を大ヒットさせてきた。 しかし2000年代初頭、その人気に陰りが見え始める。冠番組は視聴率低迷などの理由で続々終了し、内村が単独出演し若手芸人との絡みが面白いと評判だった『内村プロデュース』(テレビ朝日系)も、05年に幕を閉じた。その背景に、信仰熱心な創価学…… つづきを読む
(『TV Bros 8月17日号』東京ニュース通信社)
「来春以降も!?」ナンチャンの低視聴率番組『ヒルナンデス!』が終わらない裏事情

日本テレビ『ヒルナンデス!!』公式サイトより
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
ウッチャンナンチャンの南原清隆が司会を務める日本テレビ系昼の情報番組『ヒルナンデス!』は、視聴率低迷で以前から打切り説が流れている。だが、日テレ系列の親しいプロデューサーから「来年の4月以降も続けるみたいよ」という意外な情報を入手した。
『ヒルナンデス!』は中山秀征が司会を務めていた『おもいッきりDON!』の後番組として今年3月末からスタートしたが、司会が南原だと聞いて、「ウッチャンではなく、大丈夫かいな」という印象を抱いた。案の定、視聴率は低迷。スタート直後の4月には、直前に放送されている『キューピー3分クッキング』よりひどい、3.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したというニュースが話題になった。その後も、3~5%をさまよっているというのだから、頻繁に"打ち切り説"が流れるのも頷ける。ところが、直近の打ち切りはないどころか、来年4月以降も続行がほぼ決まっているという。
その理由として、一部報道では「スポンサーがターゲットにしている女性層の視聴率に限ると悪くなく、番組で紹介した商品がバカ売れするなど、訴求力も高い。CM枠が空くのを待っている企業がいるほど」などと報じられた。だが、理由はそれだけではないようだ。
ある芸能関係者は「南原の事務所と日本テレビとの力関係だ」と言う。実は、南原の相方である内村光良はいまや日テレの看板タレント。同局では『世界の果てまでイッテQ!』と『スクール革命!』という人気番組の司会を務めるほか、10月21日に日テレで放送された内村司会の金曜スーパープライム『ザ・トリックハンター』の平均視聴率は14.7%、瞬間視聴率は19%台を記録。この数字は、金曜スーパープライムでは歴代最高視聴率だという。
日テレとしては当然、今後シリーズ化やレギュラー化を図りたいところだろう。そんな、"数字を持っている男"内村のスケジュールを確保するためにも、南原の『ヒルナンデス!』を切るに切れない状態だという。事実だとすると、南原にとっては屈辱的な話だ。
さらに、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の来年3月打ち切り説も『ヒルナンデス!』継続を後押ししているそうだ。5%台の視聴率も珍しくなくなり、タモリの高額なギャラがネックになっているなどとして、これまでもたびたび打ち切り説が流れてきた『笑っていいとも!』だが、来年で30周年を迎える。これを節目に番組は終了し、高島彩をキャスターに据えた社会情報番組の企画が極秘で進んでいるともいわれる。
そんな情報が日テレにも届き、同番組さえ終了すれば、視聴率アップを見込めると踏んでいるようなのだ。確かに、『ヒルナンデス!』は、芸人+女性タレント+ジャニーズなどといった、『笑っていいとも!』と似たようなタレントの布陣が出演するバラエティー色の強い生活情報番組で、『笑っていいとも!』が終了すれば、その視聴者が流れてくるかもしれない。そうなれば、同時間帯のトップに出ることも不可能ではない。しかし、その狙いが本当ならば、なんとも情けない状況だ。
「視聴率が悪くても、スポンサー受けがよければいい」「ウッチャンをつなぎ留めておきたい」「ライバル番組が終わってくれる」......。『ヒルナンデス!』の番組継続が、このような後ろ向きな理由ばかりで決まるのだとしたら、それはそれで、低迷するテレビ界を象徴している状況といえるのだろう。番組制作者には、本当に面白い番組を作って視聴率を奪い返す、という奮起を促したい。
(文=本多圭)



