【ハピズムより】
――占い好きを悩ませるのがお金の問題。高けりゃいいってもんじゃない、でも安いと妙に不安になる......。そうやって、占いジプシーになってしまった人も多いはず。筋金入りの占いジプシーの話を反面教師に、上手な付き合い方を学びましょう。

たしかに、はずれてはいないんだけどさあ......
前回お話したように、私が10年にも渡る占いジプシー生活をはじめたきっかけは、恋に落ちたからでした。あれはそう、小雨降る中央線駅前、地元の小さなライブハウスでした。
「群馬出身の伝説バンドは、BOØWY! BUCK-TICK! そして俺たちNENETSだぜ! ドリームズカムトゥルー!!」
と、伝説になってもないのに訳の分からないことをステージ上で叫んでいた男・茂木君。そのパンクバンドのボーカルで通称「モグ」でした。100均の黄色い合羽を着て真剣に飛んだり跳ねたりシャウトする姿がおかしくもかわいくて、なぜか輝いて見えてしまい、彼にクギ付け。さらに、ライブ後にスタッフから演奏のまずさを指摘され、悔しくて泣き暴れるモグを見て、「こんな純粋なやつ、今まで見たことない!!!」とハートをぐわしとつかまれちゃったんです。モグ19歳、私22歳、出会いの瞬間でした。
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