「山口組分裂騒動は“チャンス”だった」異色の社会学者が語る、暴排条例の“穴”とヤクザの苦境

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『ヤクザになる理由』(新潮新書)
 昨夏に勃発した山口組分裂騒動から、1年の月日が経過した。この間、ヤクザに対する世間の注目は高まり、多くのヤクザ関連書籍が書店をにぎわせている。一方、2011年の暴力団排除条例の施行に伴い、一般人と暴力団組員との交際は厳しく禁止され、銀行口座の開設や保険の加入ができなくなり、賃貸契約も結べないなど、ヤクザたちは、かつてないほどの窮地に追い込まれている。一般社会から見れば、反社会的な勢力が弱体化することは健全だ。しかし、ヤクザの生活を奪い、人権を侵害するこの条例に対しては、憲法違反を指摘する専門家も少なくない。  犯罪社会学者・廣末登による著書『ヤクザになる理由』(新潮新書)は、元ヤクザ組員たちと寝食を共にしながら、彼らがヤクザになった理由を追い求めた1冊だ。本書によれば、家庭、学校、地域などにおける、さまざまな理由が重なって、若者たちはヤクザの世界へと足を踏み入れているという。ヤクザは今、どんな状況に置かれているのだろうか? そして、彼らの真の姿とは、どのようなものなのか? 廣末氏に話を聞いた ――まず、今回『ヤクザになる理由』を執筆されたきっかけを教えてください。 廣末登(以下、廣末) 2014年に研究書として出版した『若者はなぜヤクザになったのか』(ハーベスト社)を、一般向けにわかりやすく書き直したのが本書です。以前から、自分の研究に対して、一般の方からも「ヤクザに対する見方が変わった」「ヤクザって、こういう人間だったんだ!」といった驚きの声があり、さまざまな人に伝えていく必要を感じていました。 ――社会学の世界では、廣末さんのようなヤクザ研究者は多いのでしょうか? 廣末 かつてはヤクザから聞き取り調査をしたり、追跡調査をしながら、論文がいくつも書かれていました。しかし、1991年の暴対法(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)の施行以降、ヤクザ研究も難しくなり、だんだんと刑務所の中だけでの調査になっていきます。その結果、ヤクザの実態がつかめず、統計上の数字ばかりになってしまった。そこで、自分の足で調査をしなければいけないと思い、フィールドワークを始めたんです。 ――本書では、10年にわたってフィールドワークを行い、廣末さんが耳にした元ヤクザの人々の生い立ちがまとめられていますね。 廣末 元ヤクザの人々を支援する教会に住み込み、調査を行いました。時間をかけて付き合い、誠実に向き合って、信頼関係をつくる。それによって、等身大のヤクザに触れることができ、「生の声」が集まるんです。そのように接していると、彼らが「違和感のない人間」であることが理解できるんです。 ――「違和感のない」とは? 廣末 人間と人間が腹を割って付き合ったら、たとえ元ヤクザでも、普通の人とほとんど変わりません。彼らにも、カタギの友達がいるし、家族もいる、ひとりの人間なんですよ。 ――「人間としてのヤクザ」が見えてきた、と。 廣末 そう。ある親分が妻の出産を契機にカタギに転身し、まじめに働いていたんですが、ある日、妻が子どもを連れて出て行ってしまった。そんな彼から「おれには子どもしか残されとらん。子どもがおったからこそ、カタギになった」と、泣きながら相談を受けました。 ――「男」であることを美徳とし、決して弱さを見せないヤクザが、泣きながら相談してくるのは意外です(笑)。 廣末 現役の人からも、よく「どうやって子どもを育てればいいのか?」という相談を受けます。自分の子どもには、カタギの道で成功してほしいという気持ちが強いんですね。もちろん、出会った当初は怒鳴られたりすることもしょっちゅうですが、根気強く人間関係を構築していくと、そんな話もできるようになっていくんです。 ――全体的な状況に目を移すと、11年に全国で制定された暴排条例以降、ヤクザをめぐる状況は厳しくなる一方です。 廣末 ヤクザをやめてからも、5年間は元組員と見なされ、排除の対象になります。その間は、条例の利益の供与等の禁止規定に基づき、家も借りられない、預金口座もつくれない、葬儀法要も挙げることができない……。これでは、憲法が保障する基本的人権の尊重が著しく制約される状況が生じており、看過できない問題です。 ――しかし、ヤクザ組織は、これまで長年にわたって社会に迷惑をかけてきました。そんなヤクザに加入したのは自業自得ではないか? という声は少なからず耳にします。 廣末 それは、悪しき「自己責任論」と同じ構図です。かつては、非正規雇用の問題も自己責任で片付けられたことがありますが、同様に「ヤクザも自己責任だから、離脱者の支援なんか必要ない」という声を耳にすることはしばしばです。けれども、彼らがヤクザになった背景をひもといていくと、生まれた家庭に問題があったり、子ども時代にネグレクトや家庭内暴力を受けるといった境遇に置かれているケースが非常に多い。それらは、「自己責任」とはいえませんよね。そんな環境を一顧だにせずに「自己責任」と切り捨てるのは、おかしいのではないかと思います。 ――本書でも「いつも暴力を振るわれていた」「まともな食事が用意されていなかった」などと証言されているように、個人的な理由だけではなく、家庭環境から非行に走り、ヤクザ組織に加入する人は少なくありません。 廣末 また今、この時期にヤクザの問題を考えておかなければ、今後取り返しがつかなくなってしまいます。暴排条例によって追い込まれたヤクザたちは、組をやめても、社会に生きる場所がなければ、アウトローになったり、半グレとつるんだりして生きていかざるを得ません。すると、暴対法や暴排条例の対象外になり、取り締まりが難しくなる。その結果、やりたい放題になってしまうんです……。例えば、ヤクザの場合、覚せい剤の売買は建前上ご法度という掟があります。ましてや、組員が未成年に覚せい剤を売ったら、間違いなく破門になる。でも、アウトローや半グレには、ヤクザの掟は関係ありません。 ――では、アウトロー化を防ぐためには、どのような方法が必要なのでしょうか? 廣末 本来、ヤクザを叩くのであれば、「プッシュ」と「プル」、2つの政策が必要なんです。暴対法や暴排条例で、ヤクザのしのぎをやりにくくして追い込む「プッシュ」と、そこから「社会の受け皿をつくる」「カタギになってもしっかりやれる」という支援をする「プル」の政策。両輪があって初めて成立するはずです。ようやく今年4月から、福岡県では元ヤクザを雇った企業に対して補助金を支給するようになりました。本来であれば、暴排条例と同時に、これをすべきでした。もしもそれがなされていたら、山口組分裂騒動は“チャンス”だったと考えます。 ――チャンスとは? 廣末 山口組分裂騒動によって、ヤクザに見切りをつけた人々が、大量にやめたかもしれません。けれども、実際に起こったのは、その逆です。弘道会も山健組も、抗争を予見し、勢力拡大のためにこれまで破門にした組員を復帰させています。その中には「赤字破門」と呼ばれ、通常では絶対に復縁できなかった人々も含まれている。実際に、私の調査に協力してくれた元組幹部も復縁してしまったんです。そういった人々は、もし社会が受け入れていれば、今さら極道をする必要はなかったでしょうね。 ――排除だけでなく、ヤクザをやめた人を支援し、居場所をつくることもまた、ヤクザ対策である、と。 廣末 いま必要なのは、ヤクザをやめて成功した人々の例を共有し、ヤクザをやめてからも希望を持てる社会をつくり出すこと。ヤクザでも「未来がある」という気持ちを持てる社会をつくらなければなりません。「一億総活躍」といわれる時代であり、そこに「ヤクザは除く」とは書いていないわけですからね。 ――ヤクザを含んだ「一億総活躍社会」(笑)。その意味でも、やはり暴排条例は問題が多いですね。 廣末 以前、福岡で「おにぎり会事件」というものがありました。ヤクザとカタギとのゴルフコンペ「おにぎり会」に参加したカタギの会社が“密接交際者”と見なされ、県のホームページに実名で掲載されました。その結果、このうち2社が倒産してしまったんです。これは、「ヤクザと付き合うとこうなるぞ」という行政側からの見せしめであり、到底納得がいきません。ジャーナリスト・溝口敦さんも指摘していましたが、暴排条例は、これまでの警察vs暴力団という構図を、市民vs暴力団に置き換えています。暴力団との関係を断つことは、「県および県民の責務」とされているんです。 ――まさに、市民に「自己責任」が押し付けられているんですね。では今後、ヤクザはどうなっていくのでしょうか? 廣末 今後は、法の締め付けによって、ヤクザはますます厳しくなるでしょう。そしてヤクザ組織は、フロント企業を持ちながら、合法的に稼ぐ方向に進んでいくでしょうね。昔はヤクザも格好でわかりましたが、今のヤクザはサラリーマンと同じ格好をしているから、見分けがつきにくい。それと同様に、組織自体も、おそらく一般企業に紛れながら生きていくのではないかと思います。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])

バツイチもバレた! “元・セレブ女医”脇坂英理子被告、初公判の舞台裏

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脇坂容疑者が経営していた、Ricoクリニック
 診療報酬詐欺事件で逮捕、起訴されたタレント医師の脇坂英理子被告の初公判11日、東京地裁で開かれた。  法廷に現れた同被告にかつての「セレブ女医」の面影はなく、ノーメイクで上下スウェット姿。金髪の根元部分は黒く、ポニーテールのように後ろに束ねていた。  起訴状などによると、脇坂被告は2003年に医師国家試験に合格し、大学病院に勤務。12年に千葉県内でクリニックを開き、タレントとしても活動を始めたが、資金繰りに困り、数千万円の負債を抱えた。  このため、詐欺の指南役である会社役員・早川和男被告(詐欺罪で公判中)らと共謀し、12年11月~14年9月の間に自身経営のクリニックで患者14人を何度も診察したように装い、8自治体から診療報酬約154万円をだまし取った疑いが持たれている。  異様なのは、その金銭感覚。クリニックの開業資金などで計6,500万円の融資を受けながら、ホストクラブ4店舗で1,300万円以上を散財。ブランド品のバックや靴なども買い漁っていたという。  この日は、詐欺罪で一緒に逮捕されたビジネスパートナーの永島ジェームス史也被告の初公判も並行して開かれ、一時、脇坂被告の金を管理していたジェームス被告は「ホストクラブやタクシー、美容室の領収書をまとめて渡されるが、少ない時で30万円、多い時で数百万円あった」と浪費グセを証言した。  そんな脇坂被告の情状証人として出廷したのが、母親だった。娘を叱責し「今後、二度このようなことが起きないよう、私が監督します!」と宣言したが、一方で、娘から金を無心され「4,000万円ほど工面しました」と証言した。  傍聴した一般紙記者は「ポンと4,000万円出す親がいるとは……。これでは、甘やかしてきたと思われても仕方がない。脇坂被告には不正に手にした154万円の弁済が求められているが、これについても母親が『私が支払います』と宣言。本来ならば、娘が汗水流して働いて返すのが筋だと思うが……。本当に更生させる気があるのが疑問だ」と話す。  また、法廷では脇坂被告がバツイチであることも明かされた。結婚時期については不明だが、母親によると11年に夫と離婚しているという。 「ホストクラブに通いだしたのは、夫と離婚後。婚姻中に彼女の人格が変わってしまうほどの“何か”があったのかもしれない。この点については、母親も『覚えていません』と繰り返し、言葉を濁していた」(同)  次回公判は6月23日で、脇坂被告の被告人質問などが行われる。

故・プリンスが監修した「幻のアニメ映像」!? “1口30万円”の便乗詐欺疑惑が浮上中!

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 4月22日に57歳で急死した、世界的な人気アーティスト・プリンスの名前を悪用した詐欺疑惑が浮上している。音楽プロデューサーを自称する人物が、「お蔵入りとなったプリンス監修のアニメ映像」の商品化を各所に持ちかけ、ファンド形式で1口30万円の売り込みをかけているのだ。  話を持ちかけられた音楽関係者によると、「そのアニメは、プリンスが秘密裏にイギリスのアニメーターと組んで制作した60分ほどの作品という触れ込みで、タイトルは『ALL OR NOTHING』。中身は、主人公のプリンスが子どもたちを大スターに育てようとしたところ、その子どもはエイリアンで、音楽を通じて地球を征服しようとするもので、音楽バトルが軸となるそうです。すでに200人以上が出資を決めたとかいう話でしたが……」という。  しかし、プリンスの作品をリリースしている日本のユニバーサル・ミュージックの関係者に聞いても「聞いたことがない」とし、これはプリンスの熱狂的ファンで関連グッズコレクターのプリンス後藤氏も同様の回答だった。 「プリンスは、かつてのヒット映画『バットマン』(1989)のサントラを担当したとき、制作発表で物語の舞台になるゴッサムシティに住んでみたいとか言ってコミック原作を賛美していたこともありましたが、一番入れ込んでいたのは、作品よりもヒロインの女優キム・ベイシンガーで、交際にも発展したんです。アニメやコミックに強い関心があった人ではないですね」(後藤氏)  もっとも、話を持ちかけられたという前出の音楽関係者は、「幻のアニメがあるかないか以前に、その自称プロデューサーがうさん臭いので話に乗らなかった」ともいう。 「彼はかつて、小室哲哉の名前を使って資金を集めたことが詐欺ではないかって疑われたこともあるトラブルメーカーですからね。最近は韓国のアイドルグループ・JYJ絡みで金を集ていたようですが、その周辺には元関東連合を自称する不良っぽい連中もいたりで、とても近づきたくなかったんです」(同)  その自称プロデューサーは、プリンスのサインが入ったとする今年2月付の委任状のようなものを持ちながらも、「権利関係の書類は確認しているが、俺はそのアニメはまだ見ていない」などと話していたというから、なお怪しい話ではある。 「ウワサでは、この投資話の背後には音楽業界に出入りする九州の暴力団組織や神戸山口組などの裏社会関係者がいて、自称プロデューサーは強引に窓口役にさせられているともいわれていますが……」(同)  もともと音楽業界では大物アーティストの死後、未発表作品が各所から噴出する便乗商法が出てくるのは毎度のことでもある。 「7年前にマイケル・ジャクソンが死んだときは、生前のマイケルと撮った写真を武器に、ある格闘技団体の役員が、ネットオークションなどで出回っている海賊盤のコピーを『幻のマスター音源だ』として高値で売りつけようとしたこともあった」(同)  プリンスは死後、過去のアルバムなどが続々と売れて、死後2週では5作品が全英ヒットチャートのトップ10入り。海外ではプリンス自宅の「Vault」と名付けられた保管庫が開けられ、未発表曲の音源が多数確認されたというニュースも報じられ、その行方を左右する遺族、6人の兄弟姉妹たちの遺産分与に注目が集まっている。  当然ながらそこでも、日本発の怪しいアニメ話はまったく話題になっていない。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

野球賭博問題に“無責任すぎる”原辰徳前監督 新たな「黒いスキャンダル」が浮上中?

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『原点―勝ち続ける組織作り』(中央公論新社)
 プロ野球の巨人・高橋由伸新監督の初陣となる開幕のヤクルト戦、25日の東京ドームで、原辰徳前監督が、OBの松井秀喜氏と共に日本テレビのゲスト解説を務めたが、野球賭博問題については「心を痛めている」とする、他人事のような姿勢に批判が集まっている。 「『高橋に謝らせるな』というファンからの苦情も多いんですが、実は不快感を持っている人間は球団内にもいて、裏で週刊誌記者と連絡を取ったりもしているので、もしかすると原さんに関するネガティブな話を密告しようとしているんじゃないか」と球団関係者。  今後、原前監督に関するネガティブな記事が出てくるのかもしれないが、通常は内部告発に否定的なこの関係者も「正直、球団批判が原批判に変わってほしいぐらい」と言う。  何しろ今回の問題では、試合を中継する日テレにまで原前監督への苦情が殺到しているという話だ。「試合のこと以外で苦情が来るなんて、珍しいそうだ。日テレの人と話しても『原さんも、もう少し責任を感じているといったニュアンスのコメントを出したほうがいいし、知らぬ存ぜぬだけじゃ世間に通用しない』と言っていた」と関係者。  開幕戦のドーム内では、賭博に絡めた巨人への野次がかなり飛んでいた。相手チームの応援団からは「賭博を謝罪せよ」と書いたボードまで掲げられ、「中継スタッフが映像や音声にそういったものを拾わないよう、かなり神経を使っていた」というから、局側でも原前監督への不快感が広がっているようだ。  確かに一連の不祥事は、すべて原監督時代に起こったこと。本人が賭博に関わっていなくても、当時の現場のトップとして説明する責任があることは識者からも指摘されている。原前監督は4年ほど前に報じられた不倫の1億円もみ消し問題も、責任を取るどころか、記事を掲載した「週刊文春」(文藝春秋)を名誉毀損で訴えて敗訴しており、「あのときも個人的な問題なのに球団に尻拭いさせていた原さんに、ムカついていた人は結構いた」と関係者。  しかし、身内にも積もった不満が新たなスキャンダルの告発につながるというのは、少々飛躍しすぎではないだろうか? 「いやいや、この世界の裏側ではよくあること。最近、あるマスコミ関係者から聞いた話なんだけど、原さんの●●(非常に近い親族)に違法なギャンブルに関わった疑いが持ち上がったことがあるそうで、そういうのも出てきたらマズいことになるんじゃないかな」(同)  問題の親族は、日頃から100万円の札束を自慢げに持ち歩きながら六本木で遊んでいるのが有名な男で、素行不良でジャニーズを去ったタレントと親しく、一時期は闇カジノに出入りしていたウワサがあったという。闇カジノといえば、運営者が野球賭博に関わることも多い世界。この話が事実かどうかはわからないが、こうした余計な疑惑がメディアで伝えられたら、たとえ“シロ”でも原前監督に対する視線はさらに厳しくなりそうだ。  日本テレビに原前監督宛てのクレームがどのぐらい届いたのか聞いてみたところ「個別の案件についてはお答えしていません」と回答してもらえなかったが、原前監督自身がメディアの前でもう少し説明するなり対応しなければ、怒りが収まらない人たちもいるだろう。 (文=ハイセーヤスダ)

野球賭博問題に“無責任すぎる”原辰徳前監督 新たな「黒いスキャンダル」が浮上中?

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『原点―勝ち続ける組織作り』(中央公論新社)
 プロ野球の巨人・高橋由伸新監督の初陣となる開幕のヤクルト戦、25日の東京ドームで、原辰徳前監督が、OBの松井秀喜氏と共に日本テレビのゲスト解説を務めたが、野球賭博問題については「心を痛めている」とする、他人事のような姿勢に批判が集まっている。 「『高橋に謝らせるな』というファンからの苦情も多いんですが、実は不快感を持っている人間は球団内にもいて、裏で週刊誌記者と連絡を取ったりもしているので、もしかすると原さんに関するネガティブな話を密告しようとしているんじゃないか」と球団関係者。  今後、原前監督に関するネガティブな記事が出てくるのかもしれないが、通常は内部告発に否定的なこの関係者も「正直、球団批判が原批判に変わってほしいぐらい」と言う。  何しろ今回の問題では、試合を中継する日テレにまで原前監督への苦情が殺到しているという話だ。「試合のこと以外で苦情が来るなんて、珍しいそうだ。日テレの人と話しても『原さんも、もう少し責任を感じているといったニュアンスのコメントを出したほうがいいし、知らぬ存ぜぬだけじゃ世間に通用しない』と言っていた」と関係者。  開幕戦のドーム内では、賭博に絡めた巨人への野次がかなり飛んでいた。相手チームの応援団からは「賭博を謝罪せよ」と書いたボードまで掲げられ、「中継スタッフが映像や音声にそういったものを拾わないよう、かなり神経を使っていた」というから、局側でも原前監督への不快感が広がっているようだ。  確かに一連の不祥事は、すべて原監督時代に起こったこと。本人が賭博に関わっていなくても、当時の現場のトップとして説明する責任があることは識者からも指摘されている。原前監督は4年ほど前に報じられた不倫の1億円もみ消し問題も、責任を取るどころか、記事を掲載した「週刊文春」(文藝春秋)を名誉毀損で訴えて敗訴しており、「あのときも個人的な問題なのに球団に尻拭いさせていた原さんに、ムカついていた人は結構いた」と関係者。  しかし、身内にも積もった不満が新たなスキャンダルの告発につながるというのは、少々飛躍しすぎではないだろうか? 「いやいや、この世界の裏側ではよくあること。最近、あるマスコミ関係者から聞いた話なんだけど、原さんの●●(非常に近い親族)に違法なギャンブルに関わった疑いが持ち上がったことがあるそうで、そういうのも出てきたらマズいことになるんじゃないかな」(同)  問題の親族は、日頃から100万円の札束を自慢げに持ち歩きながら六本木で遊んでいるのが有名な男で、素行不良でジャニーズを去ったタレントと親しく、一時期は闇カジノに出入りしていたウワサがあったという。闇カジノといえば、運営者が野球賭博に関わることも多い世界。この話が事実かどうかはわからないが、こうした余計な疑惑がメディアで伝えられたら、たとえ“シロ”でも原前監督に対する視線はさらに厳しくなりそうだ。  日本テレビに原前監督宛てのクレームがどのぐらい届いたのか聞いてみたところ「個別の案件についてはお答えしていません」と回答してもらえなかったが、原前監督自身がメディアの前でもう少し説明するなり対応しなければ、怒りが収まらない人たちもいるだろう。 (文=ハイセーヤスダ)

暴力団が狙うのは「1.5軍」選手……頻発する不祥事の裏側『黒い人脈と野球選手』

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『黒い人脈と野球選手』(宝島社)
 25日から開幕したプロ野球ペナントレース。しかし、今年はまだ野球を楽しむという気持ちになれないファンも少なくないだろう。  今月、読売ジャイアンツ・高木京介投手が野球賭博に関与していたとして、 1年間の失格処分となった。さらに、これに関連して調査を行ったところ、現金を賭けた麻雀、トランプ、高校野球賭博などが一部で恒常的に行われていたことが発覚する。この問題を受けて、渡辺恒雄最高顧問が辞任することとなった。ジャイアンツでは、昨年10月に福田聡志、笠原将生、松本竜也の3投手が野球賭博に手を染めていたとして無期失格処分となったが、まだまだその膿は出し切れていないようだ。  昨年の野球賭博発覚、今年 2月の清原和博の覚せい剤取締法違反による逮捕と、球界と暴力団との関係を匂わせる不祥事が頻発している。いったい、どうして球界と暴力団がつながってしまうのだろうか……。マンガ『クロサギ』(小学館)の原作者として知られる夏原武氏の著書『黒い人脈と野球選手』(宝島社)を読むと、そこには構造的な問題が見え隠れしている。  2015年10月、読売ジャイアンツは、野球賭博に手を関与していたとして福田聡志、笠原将生、松本竜也の3投手を解雇した。賭博そのものももちろん違法だが、野球賭博に野球選手自らが手を染めていたという事実は、球界を激震させた。しかも、誰も知らないような無名選手ではなく、 1軍登板実績やドラフト1位指名など華々しいキャリアを持つ選手たちによるスキャンダルだったのだ。  この事件に対して、コミッショナーは球団側への制裁金1,000万円、さらに渡辺恒雄最高顧問(当時)に対して取締役報酬の2カ月間全額返上などの処分が科せられている。しかし、夏原は「暴力団とのつながりを断ち切るとした球界ならば、この大甘の処分でよしとしてはダメだろう。徹底的な調査を第三者機関に委託してやるべきだ」と、対応策の甘さを激しく非難する。真相解明よりも、事件を3人の問題のみで終わらせたいという球団側の意図は明らか。その結果、半年後に再び問題が頻発するという事態に陥っているのだ。  では、なぜ野球選手と反社会的勢力との間にはつながりが生まれてしまうのだろうか? 夏原の取材によれば、黒い勢力が近づくのは「1.5軍クラス」の選手が多いという。  年俸や知名度はそこまで高くないが、 1軍選手とも交流のある1.5軍選手を狙って、さまざまな人間が近寄ってくる。暴力団員らは、タニマチとの食事会や飲み会で親しくなった1.5軍選手から主力選手の情報を引き出そうとする。もちろん、熱心なファンだからというわけではない。野球賭博にとって、何よりも重要なのは選手の体調などのインサイダー情報であり、その情報を摑んでいれば、より予想は立てやすくなる。 1.5軍選手が持っている情報は、野球賭博にとって何よりも貴重な情報なのだ。  また、プロ野球引退後、現役選手とネットワークを持ったOBが、反社会的勢力と現役選手をつなげる仲介役になることも少なくない。体育会系の野球界では、先輩からの誘いは断りにくい。そんな「先輩」からの食事の誘いだけでなく、裏カジノや風俗といった場所に連れられて、反社勢力と蜜月の関係に陥ってしまう選手が少なくないのだ。  3月23日、開幕を目前に、12球団が「球界の浄化に全力で取り組み、ファンの皆様の信頼回復に最善の努力を尽くす」との共同声明を発表し、幕引きを図った。しかし、これが本当の終わりとなるのだろうか? それとも、まだまだ新たな問題が明らかになっていくのだろうか? 疑心暗鬼のままでは、野球ファンも晴れ晴れとした気持ちで選手たちを応援することはできないだろう。

詐欺逮捕のセレブ女医・脇坂英理子に“ぼったくり共謀”疑惑「知り合いの安く飲める店」で、32万円請求!

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脇坂英理子オフィシャルブログ「おしえてRicoにゃん先生」より
 診療報酬をだまし取った詐欺事件で、3月9日に逮捕されたタレント女医・脇坂英理子容疑者に、“ぼったくりバー”への協力疑惑が持ち上がっている。逮捕前、脇坂容疑者に誘われて行った飲食店で高額な料金を支払わされたという知人が、続々と出てきているのだ。 「2年前くらいに銀座で食事した後、彼女に『知り合いの店なら安く飲めるから』と言われて行ったところが、雑居ビルにある看板も出てない小さな会員制バー。店員は男性2人で、共に元ホストだと言っていました。店に入れるのは知り合いだけだそうですが、2時間ほどビールとウーロンハイを5~6杯飲んだだけなのに、会計は32万円。彼女にワリカンにすると言われ、渋々クレジットカードを出して16万円を支払ったんです。そのときは芸能人の遊ぶ相場なのかと思いましたが、いま思えば彼女が店と組んで、私からお金をだまし取ったのかもしれません」  こう話す30代女性は以降、脇坂容疑者からの誘いはすべて断ったため関係は断絶したが、逮捕の報道に仰天している。 「だって彼女は私に、年寄りのセレブ患者を診療すると、治療費は5,000円でも御礼に50万円くれるとか、映画に出資したら自分に主演女優のオファーがあったとか、景気のいいことを言っていたので、本当に稼いでいるとばかり思っていました」(同)  苦情が出ているのは、ここだけではない。ほかの知人男性たちからは、同じように「知り合いの店」と言って連れていかれた先がホストクラブだったとして、30代男性が70万円、40代男性が110万円を支払わされたという話をしているのだ。40代男性は「これしか支払えない」と110万円の請求のうち30万円を支払ったが、後日、会社に残りの請求書が送られてきたという。 「勤務先の住所は教えていなかったのに、どうやって調べたんだろう? もともと脇坂と知り合ったのは合コンだったんですけど、そこでは、飲んで20分もしないうちに電話番号を渡してきた。振り返ってみれば、ホスト客をつかまえるための合コンだったのかも」と男性。  歌舞伎町のぼったくり被害では、女性がナンパされるふりをしてぼったくり店に連れて行く美人局まがいの事件が続発しており、ひょっとすると脇坂容疑者も店側と組んでの客寄せに協力していた可能性がある。  その脇坂容疑者は「年収5,000万円」を自称していたが、実際には診療をしていない患者への診療報酬として、経営していたクリニックで合計約6,900万円を不正に受給する詐欺師だった。犯行は暴力団組長の関与した組織的なもので、被害総額は3億円に迫るものだといわれる。  3月7日、別の被告の公判では、暴力団関係者とみられる人物が複数、傍聴に訪れていたが、主に暴力団の動向を扱う月刊誌「実話ドキュメント」(マイウェイ出版)のライターによると「組織的犯罪だと、法廷証言で仲間を売るようなことがないか、にらまれる。おきてに反すれば、社会に戻ってからもあらゆる手段で追い詰められるのが、よくあるパターン」だという。  これから脇坂容疑者が仮釈放されても、暴力団やぼったくり被害者から追われることになりそうだ。 (文=片岡亮)

石坂浩二のBS新『なんでも鑑定団』に「島田紳助ゲスト出演」プラン浮上!

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『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)での、石坂浩二の“発言カット”騒動を経て、4月からBSジャパンで石坂司会の『開運!なんでも鑑定団・極上!お宝サロン』がスタートする。  お宝コレクターが持ち込んだ自慢の品をテーマに、石坂とコンシェルジュ役の松丸友紀アナ、コレクター、鑑定士らで討論し、進行していく内容になるという。 「『鑑定団』と同じ制作会社ですが、石坂とぶつかったプロデューサーは参加していません。これまでのように、発言をカットされる心配はないはずです」(テレビ誌記者)  3月12日に行われた記者会見で石坂は、「けっこう乗り気でやったので、少し長めになったかもしれませんが、僕は楽しめました。テレビは楽しくやったほうがいい」と上機嫌。自身のライフワークにしていく、と意気込みを語った。  騒動があっただけに新番組の注目度は高いが、実は水面下ではある極秘プロジェクトが進んでいるという。テレビ関係者が声を潜めて明かす。 「実は、島田紳助のゲスト出演が検討されています。もともと『鑑定団』は、司会の紳助たっての願いで石坂がキャスティングされた経緯がある。石坂の発言カット騒動の際も、石坂の重要性を説く異例のコメントを出すほど、2人の絆は強い。紳助本人も『ひと肌脱ぐ』と言っているようです。BSならスポンサー面のハードルも下がりますし、新番組が盛り上がることは間違いない。吉本興業の大崎洋社長は、かねてから紳助復帰を熱望しています。特別ゲストとして数回出演することで、“ミソギ”にしたいと考えているようです。ただ、タイミングが悪いことに、山口組が分裂し、当局が事実上の抗争状態と認定してしまった。紳助の引退は山口組幹部との交遊が原因でしたから、いったん様子見とならざるを得ない状況になっています」  果たして、紳助復帰プランは実現するのだろうか?

石坂浩二のBS新『なんでも鑑定団』に「島田紳助ゲスト出演」プラン浮上!

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『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)での、石坂浩二の“発言カット”騒動を経て、4月からBSジャパンで石坂司会の『開運!なんでも鑑定団・極上!お宝サロン』がスタートする。  お宝コレクターが持ち込んだ自慢の品をテーマに、石坂とコンシェルジュ役の松丸友紀アナ、コレクター、鑑定士らで討論し、進行していく内容になるという。 「『鑑定団』と同じ制作会社ですが、石坂とぶつかったプロデューサーは参加していません。これまでのように、発言をカットされる心配はないはずです」(テレビ誌記者)  3月12日に行われた記者会見で石坂は、「けっこう乗り気でやったので、少し長めになったかもしれませんが、僕は楽しめました。テレビは楽しくやったほうがいい」と上機嫌。自身のライフワークにしていく、と意気込みを語った。  騒動があっただけに新番組の注目度は高いが、実は水面下ではある極秘プロジェクトが進んでいるという。テレビ関係者が声を潜めて明かす。 「実は、島田紳助のゲスト出演が検討されています。もともと『鑑定団』は、司会の紳助たっての願いで石坂がキャスティングされた経緯がある。石坂の発言カット騒動の際も、石坂の重要性を説く異例のコメントを出すほど、2人の絆は強い。紳助本人も『ひと肌脱ぐ』と言っているようです。BSならスポンサー面のハードルも下がりますし、新番組が盛り上がることは間違いない。吉本興業の大崎洋社長は、かねてから紳助復帰を熱望しています。特別ゲストとして数回出演することで、“ミソギ”にしたいと考えているようです。ただ、タイミングが悪いことに、山口組が分裂し、当局が事実上の抗争状態と認定してしまった。紳助の引退は山口組幹部との交遊が原因でしたから、いったん様子見とならざるを得ない状況になっています」  果たして、紳助復帰プランは実現するのだろうか?

まるで別人! 脇坂英理子容疑者、最近の奇行ぶり「ブチ切れた直後、急にニヤニヤ……」

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脇坂容疑者が経営していた、Ricoクリニック
 悪質な手口よりも、その容姿に驚きの声が上がっている。女医タレントの脇坂英理子容疑者(37)が9日、診療報酬の不正請求による詐欺容疑で警視庁に逮捕された。  警視庁によると、同容疑者は2012年11月から14年9月まで、会社役員・早川和男被告(詐欺罪で公判中)らと共謀し、経営するクリニックの患者の治療回数を水増しした虚偽の診療報酬明細書を、都内などの8自治体に提出するなどし、診療報酬約155万円をだまし取った疑いが持たれている。  およそ2年間で不正請求した総額は6,900万円。一連の診療報酬詐欺事件で警視庁組織犯罪対策4課は昨年11月以降、住吉会系組長の三戸慶太郎被告や歯科医師の重松武被告ら20人超を逮捕している。  脇坂容疑者は取り調べに「犯罪者と私は関係ない」と容疑を否認。だが、捜査関係者は「先に逮捕・起訴された歯科医師の重松被告が『(詐欺の)指示役の人物を脇坂容疑者に紹介した』と供述するなど、完オチしている。立件に支障はない」と話す。  そんな中、ネット上で話題になっているのが、脇坂容疑者の逮捕時の容姿だ。「年収は5,000万円」「ホストクラブで、ひと晩900万円使った」と豪語しテレビで話題となった際は、ギャルメークに推定Fカップの胸の谷間を強調した衣装で「セクシー美人女医」という扱いだった。  それが9日午前、東京・世田谷区の自宅で逮捕された時は、髪はボサボサ、顔はノーメーク。右の頬には大きなシミがあり、以前テレビ番組で見せていた姿とは、まるで別人だった。  美容クリニックが本業なのに、この調子では「まず自分をメンテナンスすべき」「女のメークは怖い」とネット上で指摘されるのも当然。週刊誌記者は「ここ半年、彼女は心身ともにボロボロのようでした。経営していた目黒のクリニックには昨春に当局のガサが入り、彼女は逮捕におびえる毎日。金欠のため、食事はファストフードやコンビニ弁当がほとんどで、たまに知人らと食事に出掛けても、支払いは知人まかせでした。彼女は食事よりも、ひたすら飲んでいましたね」と明かす。  逮捕時、脇坂容疑者は時折笑みを浮かべていた。 「最近はテンションもおかしかった。直撃取材したマスコミにブチ切れて絶叫したかと思えば、急にニヤニヤして『で、なんなのよ~?』と話し掛けることもあった」(同)  まさに“金は人を狂わせる”ということか……。