苦難乗り越え……東京03・豊本明長との結婚&妊娠を報告した女子プロレスラーのミス・モンゴルが独白

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 まさに苦難を乗り越えた……というべきか。女子プロレスラーのミス・モンゴル(上林愛貴=41)が25日、自身のブログで、お笑いトリオの東京03・豊本明長との連名で、“初夏の良き日”に婚姻届を提出し、現在妊娠中であることを報告した。  今後、モンゴルは師匠である大仁田厚の引退興行(10月31日=後楽園ホール)まで、裏方やセコンド業務をこなし、同月いっぱいでプロレスの仕事は産休に入る。ただ、11月以降も、現在行っている子宮頸がん啓発キャンペーン、ペットの殺処分ゼロの活動については、体に負担のない範囲で続けるという。  モンゴルは2014年12月27日、自ら主宰する「世界プロレス協会」の東京・新木場1stRING大会のリング上で、かねて交際中だった豊本に逆プロポーズ。豊本もそれを快諾し、婚約。その後は事実婚状態が続いていた。婚姻届を提出しようとしたこともあったが、書類の不備で受理されなかったこともあり、未婚のままだった。  そんな中、2人にピンチが訪れたのは、今年3月下旬のこと。写真週刊誌「FLASH」(光文社)で、豊本と女優・モデルの濱松恵との親密交際が報じられ、2人がやりとりしたLINEの一部が流出したのだ。同誌によれば、豊本と濱松は昨年11月、知人の紹介で知り合い、男女の関係に発展したという。報道を受けて、豊本は騒動を謝罪し、「モンゴルを大事にしていく」と表明していた。  諸々の事情により、結婚の日を明らかにできないようだが、初夏というからには、6月から7月上旬頃とみられる。  結婚に関して、モンゴルは筆者の取材に対し、「騒動の前から、『今年の良き日に籍を入れよう』と話し合っていました。そんなとき、あの報道があったんですが、私はすでに知っていました。これが初犯というわけでもなかったんです(笑)。ただ、あの件で彼が痛い目に遭って、“いい薬”になったようです。それで当初の予定通り、籍を入れることになりました。よく芸人さんの遊びは、“芸の肥やし”とか言われるけど、私はそれを容認するつもりはなく、『次にやったら、今度はどうなるかわからない』って思ってます」とコメント。  モンゴルは20代のときに、子宮頸部高度異形成を発症し、手術を受けた経験がある。その後も、排卵しない高プロラクチン血症と診断されたこともあり、病気を克服しての妊娠に感慨もひとしおのようだ。  騒動を乗り越えて結ばれたモンゴルと豊本。「雨降って地固まる」ではないが、幸せな結婚生活を送ってほしいものだ。  なお、モンゴルは「引退の意向はありません。出産後もできるだけ早く復帰したい」と、現役続行を宣言した。今年前半、かつて「カタモミ女子」や、「info.m@te」のメンバーとして活動していた元アイドルレスラー・中野たむとの“ブス対カワイイ”抗争でプロレス界の話題をかっさらったモンゴルだけに、ママさんレスラーとしての活躍に期待したい。 (文=ミカエル・コバタ)

森三中・黒沢をネタに壮大な前フリ! テッパン企画に甘んじない『ゴッドタン』の攻めの姿勢

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『ゴッドタン』テレビ東京
 最近、『ゴッドタン』(テレビ東京系)が、以前にも増して飛ばしている。遠慮なく、コアな部分に迫っている印象だ。  こうなると、喜ぶのは視聴者だけではない。心に闇を、そして腹に一物を持つ報われない芸人たちが、がぜんイキイキしてきた。 ■「お笑い風」に憤る、報われない芸人たちが続々登場  始まりは、ハライチ・岩井勇気の開き直りだった。8月26日に放送された『ゴッドタン ゴールデン3時間半スペシャル!』の「芸人マジ歌ラブソングSP」に出場した岩井は「OWA LIAR(オワライアー)」なる曲を披露。この曲の歌詞は、彼の心の叫びだ。 「小さい頃から夢見てた 憧れの世界ゴールデン それが今、好きになれない」 「芸能人が笑ってる ゲラゲラ奇妙に笑ってる 全く面白くないことで」 「番宣役者を持ち上げて 芸人たちがそれっぽく 笑いに変えて見せている そんなものお笑いじゃない お笑い風……俺はそう呼ぶ」  この日を契機に、『ゴッドタン』はホップ・ステップ・ジャンプ! 9月16日の放送では、岩井と共にインパルス・板倉俊之、平成ノブシコブシ・徳井健太が出演し、現在のテレビ界への憤りを隠さなかった。 「結局、自分より藤田ニコルのほうが稼いでいる。飯食って『うまい』、犬を見て『かわいい』、それを言うために芸人になったわけじゃないので、そんな芸人を見ると『あぁコイツ、ヤッてんなぁ』と思って笑ってしまう」 「(ノブコブ吉村に向かって)偉いなって思うよ。スタッフさんと飲みに行って仕事増やしてたりするじゃん。俺、できないもん」(どちらも板倉の発言) ■割り切って「お笑い風」の仕事をこなす劇団ひとりに訴える、森三中・黒沢の激情  今のテレビに憤りを持つ人材が、とうとう女芸人からも現れた。9月24日放送分にて行われたのは、LINE未読スルーをきっかけに仲たがいした森三中・黒沢かずことアイドルの小池美由を対峙させる特別企画「黒沢と小池に友達になってほしい」であった。  ここで、満を持して黒沢がブチまける。標的になったのは、劇団ひとりだ。黒沢は、ひとりのことを「奇才」と捉え、最大限に評価している。なのに、以下のような辛辣な言葉を彼に向けたのだ。 「岩井君が言っていた“お笑い風”という言葉に共感しましたが、今は(ひとりが)それで食べてるんで微妙な感じです。あんな天才な劇団さんが心をどうコントロールして“おい風”をやってるのか知りたいです」 「本当にすごいと思って。だって奇才な方なのに、なんでゴールデンタイムであんなことできるのか、私は不思議でしょうがないです!」  そういえば、『ゴッドタンSP』でも、ひとりは同じ理由で攻撃されている。おぎやはぎから放たれた「ゴールデンに出てる劇団ひとりは全然面白くない」「『ボンビーガール』で、すげぇ手抜いてる」という指摘は、多くの芸人が抱く歯がゆさなのかもしれない。 ■なぜか、黒沢の“良いところ”を挙げられる人が現れない  話を24日放送分に戻そう。この日は黒沢と小池を仲直りさせることが、企画上の最大の目的。「お互いを理解することが友達になることの近道」と考えた番組側は、2人が事前に回答したアンケートにどんなことが書かれているのか当てるクイズを行う。  この中で、「黒沢が『最近吐いている弱音』は?」というクエスチョンが小池に出題される。果たして、本人による回答は「こんなババアで力がない大喜利もネタも出来ない人間の人気なんてあるわけねーし、この仕事いつまでやってんだろー」であった。  多くの視聴者にとって、黒沢の自己評価に対し異論があるはずだ。彼女のセンスと舞台度胸に関しては、多くのウォッチャーが“一級品”だと認めている。  おぎやはぎと劇団ひとりも、黒沢のことを高く評価する。「大喜利ができない」と自虐する黒沢に対し、「芸人には得意、不得意がある。黒沢は歌ネタが面白い」と言葉をかけるひとり。「歌ネタに代表的なものはない」とまだ抗い続ける黒沢であったが、「毎回、(ネタを)変えるから。志が高いから」と理詰めでフォローするひとりの言葉に、とうとう半泣きになってしまう。  仲直りするとしたら、こんな絶好の流れはない。「そんなに卑屈になる必要は絶対にない!」と涙ながらに黒沢を慰める小池であったが、「どんなところが(黒沢は)芸人として魅力的だと思う?」と問われるや、何も思い浮かばずに無言になってしまう。ついには、「それは自分で考えてよ!」と逆ギレする始末だ。  また、黒沢と小池の“友達候補”として登場したタレント・エヴァンス未希に、ひとりが「(黒沢に)良いところ言ってあげて」と促すと、彼女も黒沢を見つめたまま無言に……。  誰もが実力を認める黒沢であるが、具体的な長所を挙げるまでには至らない不思議な状況が続いてしまう。  この不穏な空気のスタジオに現れたのは、昨今、話題を呼んでいる「いかちゃん」であった。コップと手拍子を駆使し、リズムに乗せて人を褒めるネタを得意とする若手女芸人だ。  彼女は即座に「黒沢さん、人見知りだけどダンス上手♪」と、難なく黒沢のことを絶賛。この芸を見た黒沢のほんわかした表情は、あまりにも印象的だ。 ■25分番組に詰め込まれた、恐ろしい情報量  ここで、ふと気づく。黒沢に対し“良いところ”がまったく言えなかった小池とエヴァンスのくだりが、いかちゃん登場へのフリとして完全に機能しているではないか。  おぎやはぎと劇団ひとりのリアクションも含め、一丸の演技力ゆえに、こちらはみじんも気づくことができなかった。  正攻法で行くのなら、「お笑い風」を主軸に引っ張るだけで、この日は十分イケる。この日どころか、数週にわたり大丈夫なはずだ。しかし、フタを開ければ、1本分を丸々費やしてのロングコントのテイを成していたという。私は、完全に兜を脱いだ。 『ゴッドタン』は25分番組である。CMを外せば、正味20分にも達しない。その中で、この情報量。脱帽だ。  定番企画を発明すれば、それはバラエティ番組にとって強力な武器となる。『ゴッドタン』でいえば、「キス我慢選手権」や「マジ歌選手権」がそれに当たるだろう。今回の「お笑い風」いじりも、定番になり得る金脈だ。  しかし、金脈を手にしつつ、そこだけに定住しない『ゴッドタン』のドライな姿勢が恐ろしい。グラフィックデザイナーからなんの気負いもなく画家へ転身した横尾忠則の思い切りのよさを思い出した。 (文=寺西ジャジューカ)

「芸人に乱暴された!」女性からの苦情が芸能事務所に殺到中? 毎月慰謝料を払う若手芸人も……

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イメージ画像(Thinkstockより)
 ピン芸人日本一を決定する『R-1ぐらんぷり』の2009年王者である中山功太が、元キャバクラ嬢の女性に提訴されたと「週刊新潮」(新潮社)9月14日号が報じた。記事では女性側の主張を掲載。中山は女性と肉体関係を持ったことで自分の彼女だと思い込み、その後、ストーカーじみた行為に及んだ末、話し合いの場で女性に暴力を働いたという。女性は弁護士に相談し、示談を持ちかけたが、中山が暴力行為を否定したことで現在裁判となっている。 「中山の事件は、決して珍しいケースではない」と語るのは、お笑い事務所の関係者。個々の事例はさまざまだが、芸人と関係を持った女性から苦情が寄せられることが増えているというのだ。 「最近では、大物芸人だけでなく、そこまで売れていない芸人でも不倫や浮気も報じられている。たとえば、トータルテンボス・大村朋宏、COWCOW・善し、8.6秒バズーカー・はまやねんなどの不倫が週刊誌に報じられている。その背景には、芸人に遊ばれた女性から週刊誌への情報リークが増えているということがあるようです。芸人に対する復讐もあるだろうし、謝礼が目的のケースもあるみたいです」(同)  ある程度有名な芸人であれば週刊誌も記事にするだろうが、無名の芸人ともなれば、ニュースバリューが低いためスルーされることも多い。そういった場合は、芸人の所属事務所に情報が回ってくるという。 「いくら売れない芸人が相手だからといって、泣き寝入りするわけにはいかないということで、被害に遭った女性たちは、芸人の所属事務所に苦情を入れてくるというわけです。単なる色恋沙汰であれば事務所もスルーしますが、たとえば“お酒を大量に飲まされて関係を持った”とか、“同時に複数の芸人の相手をさせられた”という行為であれば、犯罪行為になりかねない。最近の芸能事務所はコンプライアンス順守を最優先に考えるので、慰謝料などの形で女性に対するフォローを行うことも多いです。実際、事務所を通じて毎月数万円の慰謝料を払っている若手芸人もいますね」(同)  しかし、芸人が暴行したという証拠がなければ、わざわざ慰謝料を払う必要もないのでは……。 「スマホで簡単に撮影ができるし、行為の最中の映像や音声が残されている可能性もある。交渉の場でそれらの証拠が提示されなくても、実は隠し持っていて、後からマスコミやネットに流されてしまうというケースもあり得る。もちろん、数百万円、数千万円といった多額の要求には事務所も簡単に応じたりしないでしょうが、数十万円くらいの少額の慰謝料なら、突き放して後からヤバい証拠が出てくるよりも、ひとまず認めてしまったほうがリスクは低いわけです。こじれるよりは、“即解決”を選択するということですね」(同)  かつては、芸人にひどいことをされた女性が事務所にクレームを入れたとしても、なかなか取り合ってもらえなかったというが、その状況もかなり変わってきたようだ。もはや、芸人の派手な女遊びが許される時代は終わったのだ。
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「芸人に乱暴された!」女性からの苦情が芸能事務所に殺到中? 毎月慰謝料を払う若手芸人も……

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 ピン芸人日本一を決定する『R-1ぐらんぷり』の2009年王者である中山功太が、元キャバクラ嬢の女性に提訴されたと「週刊新潮」(新潮社)9月14日号が報じた。記事では女性側の主張を掲載。中山は女性と肉体関係を持ったことで自分の彼女だと思い込み、その後、ストーカーじみた行為に及んだ末、話し合いの場で女性に暴力を働いたという。女性は弁護士に相談し、示談を持ちかけたが、中山が暴力行為を否定したことで現在裁判となっている。 「中山の事件は、決して珍しいケースではない」と語るのは、お笑い事務所の関係者。個々の事例はさまざまだが、芸人と関係を持った女性から苦情が寄せられることが増えているというのだ。 「最近では、大物芸人だけでなく、そこまで売れていない芸人でも不倫や浮気も報じられている。たとえば、トータルテンボス・大村朋宏、COWCOW・善し、8.6秒バズーカー・はまやねんなどの不倫が週刊誌に報じられている。その背景には、芸人に遊ばれた女性から週刊誌への情報リークが増えているということがあるようです。芸人に対する復讐もあるだろうし、謝礼が目的のケースもあるみたいです」(同)  ある程度有名な芸人であれば週刊誌も記事にするだろうが、無名の芸人ともなれば、ニュースバリューが低いためスルーされることも多い。そういった場合は、芸人の所属事務所に情報が回ってくるという。 「いくら売れない芸人が相手だからといって、泣き寝入りするわけにはいかないということで、被害に遭った女性たちは、芸人の所属事務所に苦情を入れてくるというわけです。単なる色恋沙汰であれば事務所もスルーしますが、たとえば“お酒を大量に飲まされて関係を持った”とか、“同時に複数の芸人の相手をさせられた”という行為であれば、犯罪行為になりかねない。最近の芸能事務所はコンプライアンス順守を最優先に考えるので、慰謝料などの形で女性に対するフォローを行うことも多いです。実際、事務所を通じて毎月数万円の慰謝料を払っている若手芸人もいますね」(同)  しかし、芸人が暴行したという証拠がなければ、わざわざ慰謝料を払う必要もないのでは……。 「スマホで簡単に撮影ができるし、行為の最中の映像や音声が残されている可能性もある。交渉の場でそれらの証拠が提示されなくても、実は隠し持っていて、後からマスコミやネットに流されてしまうというケースもあり得る。もちろん、数百万円、数千万円といった多額の要求には事務所も簡単に応じたりしないでしょうが、数十万円くらいの少額の慰謝料なら、突き放して後からヤバい証拠が出てくるよりも、ひとまず認めてしまったほうがリスクは低いわけです。こじれるよりは、“即解決”を選択するということですね」(同)  かつては、芸人にひどいことをされた女性が事務所にクレームを入れたとしても、なかなか取り合ってもらえなかったというが、その状況もかなり変わってきたようだ。もはや、芸人の派手な女遊びが許される時代は終わったのだ。
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“不要芸人”はwith Bだけじゃない!? 爆笑問題・田中、海老一染太郎……「要らないのでは?」と言われた芸人たち

不要芸人はwithBだけじゃない!? 爆笑問題・田中、海老一染太郎……「いらないのでは?」と言われた芸人たちの画像1
 木下優樹菜が7日放送の『PON!』(日本テレビ系)で、ブルゾンちえみの後ろに並ぶwiht Bことブリリアンに“クビ切り”を宣告し、話題となっている。番組では缶コーヒーのCM撮影現場に密着するも、何もしないwith Bに、木下が「もう、おつかれ!」と引退を促したのだ。  ある意味では、誰もが思っている本音を代弁したともいえるが、お笑い芸人には、こうした関係性は珍しくない。 「若手芸人の新人時代は、ギャラは折半するのが通例です。ある程度、コンビ格差が開くと調整されるのですが、そのまま折半を続けるコンビもいます。先日、ウーマンラッシュアワーの中川パラダイスは『何もしなくても月100万円入ってくる』と、ネット番組で暴露し話題となりました。ブルゾンちえみの場合は、3等分とはいかないでしょうが、ブルゾン単体の仕事でも、彼らに一定のギャラが流れているのではないでしょうか」(放送作家)  芸人の不要説は、どの時代にも存在する。いまや大物クラスになったあの芸人たちにも。 「若手時代の爆笑問題は、太田光の頭のキレの早さが注目され、ツッコミの田中裕二は『要らないのでは?』と、たびたびイジられていました。しかし、立川談志が太田に『田中は絶対に切るな』とアドバイスしていたのは有名な話です。傘の上で物を回す芸で広く知られていた“お染ブラザーズ”こと海老一染之助・染太郎は、弟の染之助が傘を回し、兄の染太郎が盛り上げ役を行い『これでもギャラは一緒です』が決めゼリフでした。実際は、マネジメントを染太郎が担っており、分業体制が確立されていたといえます」(同)  お笑い芸人には、見えないところでの活躍や、当人たちにしかわかりえない絆も存在するようだ。 (文=平田宏利)

「お笑い」と「お笑い風」は地続き――『ゴッドタン』が開拓した、ハライチ岩井の“腐り芸”

「お笑い」と「お笑い風」は地続き――『ゴッドタン』で見せるハライチ岩井の腐り芸の画像1
 8月26日、『24時間テレビ』(日本テレビ)の真裏で放送された『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「最初でたぶん最後のゴールデン3時間半スペシャル」。ゴールデンで放送されたのも「まさか」の出来事だったが、このたび、ギャラクシー賞の8月度月間賞を受賞した。  10年以上続く『ゴッドタン』が同賞を受賞するのは初めて。この手の賞は、いわゆる「お笑い」を軽視しがちだが、ギャラクシー賞に関してはそうとは言えない。そのため、初めてというのは少し意外な感じはするが、それでも快挙だ。  スペシャルではさまざまな名物企画が放送されたが、中でも印象的だったのは「マジ歌選手権」でのハライチ岩井勇気のパフォーマンスだ。 「マジ歌選手権」は『ゴッドタン』初期から続き、今年は日本武道館ライブも成功させたほどの看板企画。芸人が「マジ」でオリジナル曲を作り歌うというものだ。  岩井は相方の澤部佑を従え、「OWA LIAR」という歌を披露。キーボードを弾きながら、「今日もテレビを見てたんだ 小さい頃から夢見てた 憧れの世界ゴールデン それがいま好きになれない♪」と歌い始めると、澤部が「どうした?」とツッコミを入れる。 「芸能人が笑ってる ゲラゲラ奇妙に笑ってる まったく面白くないことでバカみたいに笑ってるよ インスタで話題……どうでもいい 大御所の自慢 聞き飽きた 番宣役者を持ち上げて 芸人たちがそれっぽく 笑いに変えて見せている そんなもの……お笑いじゃない」  澤部が「岩井!」と制す中、岩井はおもむろに立ち上がる。 「『お笑い風』……俺はそう呼ぶ!」  こんな歌詞をゴールデンタイムで歌うのだから痛快だ。  この後、岩井は踊りだし、「ヘドが出そうなこの世界でたったひとつだけ見つけた 僕が好きになれたモノ」を歌い始め、オチがつく。つまり、この「お笑い風」批判は壮大な前フリなのだが、当然、いくばくかの本音も凝縮されているだろう。  それを番組では「腐り」と形容し、キャラ付けした。  そんな「腐り芸人」を集めて行われたのが、9月16日放送の「かぶりタレントキャラ統一マッチ」第2弾だ。キャラがかぶっている芸人たちを集め、誰がNo.1なのかを決めるというもの。  集まったのは、相方との格差に「ねたむでもひがむでもなく、腐るという新ジャンルを生み出した腐り芸人のパイオニア」岩井と、相方の不祥事により「足引っ張られ腐り芸人」インパルス板倉俊之、そして「ナチュラルボーン腐り芸人」の平成ノブシコブシ・徳井健太の3人。番組では、それぞれの腐りエピソードを紹介していく。  たとえば、岩井が澤部を評し、こんなことを言ったという。 「あんな奴、1を増やすのが得意なだけで、ゼロから1を作れないからね。ゼロから1を作れない奴は、芸人じゃなくて“芸人風”なだけ」  ゼロから1を作れない奴はいわば「下請け」なのだ、と。  それに呼応し、板倉は自身の体験を元に話をつなげていく。例えば、番組の初回はコンビで呼ばれる。そこでは、板倉が相方・堤下敦を徹底的にイジり、大きな笑いを生む。しかし、次回以降、MCがそのイジり方をそのまま踏襲するのだ。すると、板倉の役割が失われ、番組には堤下だけが呼ばれることになってしまう。 「作った人に対する敬意みたいなものが一切ない」  これを受け、岩井の腐りがさらに加速していく。 「俺らの思う100点の笑いってあるじゃないですか。でも、ゴールデンの笑いって、30点出せばいい。それがちょうどいい。でも、その30点を100点だと思ってる芸人が売れるんです」  一方で板倉は、自分は今、「悟り期」なのだという。「飯食って『うまい!』、犬見て『かわいい!』、アトラクション乗って『怖かった!』と言うために芸人をやっているわけではない」と先輩の小籔千豊に相談したところ、こんな答えが返ってきた。 「お前がたとえば映画を1本撮る。警察官の役をやってほしくて呼んだ役者がいる。その役者が、『殺人鬼の役をやりたいんですよ』って言うのをやってるようなもんやで」  わかりやすいと思った。自分はスタッフのことを何も考えていなかった。何もわかっていなかったんだと思った。  しかし――。  それでもなお、自分は「かわいい!」と言いたくないと思った。 「2択を突きつけられたときに『そうだ、やろう』と思える人は売れる。でも、俺みたいに意味はわかるけど、それでもお笑いだけをやりたいって人は淘汰される。で、淘汰されることに対して抵抗してないんです」  岩井の言う「お笑い」と「お笑い風」は、確かに違うかもしれない。どちらが好きか嫌いかは、人それぞれだろう。だが、そこに優劣をつけようとするとおかしくなる。いみじくも、岩井はこうつぶやいた。 「この番組では腐りキャラなんですけど、ほかの番組では、ただの腐ってる奴なんですよ」  キャラ立てし、わかりやすくするのは、実は「お笑い風」の常套手段でもある。「お笑い」と「お笑い風」は地続きなのだ。この「お笑い」番組でのキャラ立てが“取扱説明書”になり、ほかの「お笑い風」番組に波及し、ブレークした例はいくつもある。そうなったときに、それに抗う姿も魅力的だし、ギリギリのラインを探りながら順応していくのも悪くない。その葛藤と覚悟と変化を見ることが、「お笑い風」の楽しみのひとつだ。  最後に、岩井は自嘲して言った。 「この番組で視聴者から『面白い』とか言われるんですけど、一向にほかのバラエティに呼ばれないんですよ。それってなんでかわかります? 腐ってるからです」 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

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 8月26日、『24時間テレビ』(日本テレビ)の真裏で放送された『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「最初でたぶん最後のゴールデン3時間半スペシャル」。ゴールデンで放送されたのも「まさか」の出来事だったが、このたび、ギャラクシー賞の8月度月間賞を受賞した。  10年以上続く『ゴッドタン』が同賞を受賞するのは初めて。この手の賞は、いわゆる「お笑い」を軽視しがちだが、ギャラクシー賞に関してはそうとは言えない。そのため、初めてというのは少し意外な感じはするが、それでも快挙だ。  スペシャルではさまざまな名物企画が放送されたが、中でも印象的だったのは「マジ歌選手権」でのハライチ岩井勇気のパフォーマンスだ。 「マジ歌選手権」は『ゴッドタン』初期から続き、今年は日本武道館ライブも成功させたほどの看板企画。芸人が「マジ」でオリジナル曲を作り歌うというものだ。  岩井は相方の澤部佑を従え、「OWA LIAR」という歌を披露。キーボードを弾きながら、「今日もテレビを見てたんだ 小さい頃から夢見てた 憧れの世界ゴールデン それがいま好きになれない♪」と歌い始めると、澤部が「どうした?」とツッコミを入れる。 「芸能人が笑ってる ゲラゲラ奇妙に笑ってる まったく面白くないことでバカみたいに笑ってるよ インスタで話題……どうでもいい 大御所の自慢 聞き飽きた 番宣役者を持ち上げて 芸人たちがそれっぽく 笑いに変えて見せている そんなもの……お笑いじゃない」  澤部が「岩井!」と制す中、岩井はおもむろに立ち上がる。 「『お笑い風』……俺はそう呼ぶ!」  こんな歌詞をゴールデンタイムで歌うのだから痛快だ。  この後、岩井は踊りだし、「ヘドが出そうなこの世界でたったひとつだけ見つけた 僕が好きになれたモノ」を歌い始め、オチがつく。つまり、この「お笑い風」批判は壮大な前フリなのだが、当然、いくばくかの本音も凝縮されているだろう。  それを番組では「腐り」と形容し、キャラ付けした。  そんな「腐り芸人」を集めて行われたのが、9月16日放送の「かぶりタレントキャラ統一マッチ」第2弾だ。キャラがかぶっている芸人たちを集め、誰がNo.1なのかを決めるというもの。  集まったのは、相方との格差に「ねたむでもひがむでもなく、腐るという新ジャンルを生み出した腐り芸人のパイオニア」岩井と、相方の不祥事により「足引っ張られ腐り芸人」インパルス板倉俊之、そして「ナチュラルボーン腐り芸人」の平成ノブシコブシ・徳井健太の3人。番組では、それぞれの腐りエピソードを紹介していく。  たとえば、岩井が澤部を評し、こんなことを言ったという。 「あんな奴、1を増やすのが得意なだけで、ゼロから1を作れないからね。ゼロから1を作れない奴は、芸人じゃなくて“芸人風”なだけ」  ゼロから1を作れない奴はいわば「下請け」なのだ、と。  それに呼応し、板倉は自身の体験を元に話をつなげていく。例えば、番組の初回はコンビで呼ばれる。そこでは、板倉が相方・堤下敦を徹底的にイジり、大きな笑いを生む。しかし、次回以降、MCがそのイジり方をそのまま踏襲するのだ。すると、板倉の役割が失われ、番組には堤下だけが呼ばれることになってしまう。 「作った人に対する敬意みたいなものが一切ない」  これを受け、岩井の腐りがさらに加速していく。 「俺らの思う100点の笑いってあるじゃないですか。でも、ゴールデンの笑いって、30点出せばいい。それがちょうどいい。でも、その30点を100点だと思ってる芸人が売れるんです」  一方で板倉は、自分は今、「悟り期」なのだという。「飯食って『うまい!』、犬見て『かわいい!』、アトラクション乗って『怖かった!』と言うために芸人をやっているわけではない」と先輩の小籔千豊に相談したところ、こんな答えが返ってきた。 「お前がたとえば映画を1本撮る。警察官の役をやってほしくて呼んだ役者がいる。その役者が、『殺人鬼の役をやりたいんですよ』って言うのをやってるようなもんやで」  わかりやすいと思った。自分はスタッフのことを何も考えていなかった。何もわかっていなかったんだと思った。  しかし――。  それでもなお、自分は「かわいい!」と言いたくないと思った。 「2択を突きつけられたときに『そうだ、やろう』と思える人は売れる。でも、俺みたいに意味はわかるけど、それでもお笑いだけをやりたいって人は淘汰される。で、淘汰されることに対して抵抗してないんです」  岩井の言う「お笑い」と「お笑い風」は、確かに違うかもしれない。どちらが好きか嫌いかは、人それぞれだろう。だが、そこに優劣をつけようとするとおかしくなる。いみじくも、岩井はこうつぶやいた。 「この番組では腐りキャラなんですけど、ほかの番組では、ただの腐ってる奴なんですよ」  キャラ立てし、わかりやすくするのは、実は「お笑い風」の常套手段でもある。「お笑い」と「お笑い風」は地続きなのだ。この「お笑い」番組でのキャラ立てが“取扱説明書”になり、ほかの「お笑い風」番組に波及し、ブレークした例はいくつもある。そうなったときに、それに抗う姿も魅力的だし、ギリギリのラインを探りながら順応していくのも悪くない。その葛藤と覚悟と変化を見ることが、「お笑い風」の楽しみのひとつだ。  最後に、岩井は自嘲して言った。 「この番組で視聴者から『面白い』とか言われるんですけど、一向にほかのバラエティに呼ばれないんですよ。それってなんでかわかります? 腐ってるからです」 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

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長男出演番組でもハシャぎまくる「ますだおかだ」岡田圭右の嫁・祐佳に、現場からも“冷ややか目線”

長男出演番組でもハシャぎまくる「ますだおかだ」岡田圭右の嫁・祐佳に、現場からも冷ややか目線の画像1
松竹芸能公式サイトより
 芸能界のスポーツマンNO.1を決定する改編期恒例の大型特番『究極の男は誰だ!? 最強スポーツ男子頂上決戦2017秋』(TBS系)が、28日午後7時から放送される。ブルソンちえみ with Bのブリリアン・徳田浩至や、BOYS AND MENの辻本達規、ジャングルポケット・太田博久らが出演する。  その収録現場で注目されたのが、ますだおかだ・岡田圭右の長男で、俳優の岡田隆之介だったという。 「収録には母・祐佳さんも応援に来ていましたが、あまりにもオーバーアクションで声援を送っていたので、非常に目立っていましたよ」(番組関係者)  祐佳といえば、元お笑いコンビ「-4℃」として活動し、1995年に同期の圭右と結婚。このほど芸能生活復帰を果たした。  一方で、8月には一部週刊誌に、圭右と別居していることが報じられた。圭右は「夫婦間のいろいろ積み重なったものがある。ちょっと離れて、前向きに話し合おうとなった。子どもたちも立派になってきたんで一度、距離を置いてということですね」と報道を認めている。  前出の芸能関係者は「長男、長女の活躍を見て、やはり祐佳さん本人も、表に出たいという思いが出てきたのでしょう。収録で隆之介くんを応援する姿も、『見られてる、目立たなきゃ』というオーラが全開で、視線を集めたいんだなというのが誰の目にも明らかなハシャぎっぷり。現場では、冷ややかな目線を送るスタッフも少なくありませんでしたよ。とはいえ、とても40歳を超えているとは思えない美貌で、まさに美魔女。昨今の熟女ブームからして、もしかしたら、芸能界でも需要が出てくるのかもしれません」と語る。  岡田家の家族4人は今後、芸能界でどのような活動をしていくのか? いずれにしろ、家族はバラバラになってしまいそうだが……。

相方、ママタレ、モデル……全方位に向けられる“腐り芸人”ハライチ・岩井の狂気

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 BOØWY在籍時、あの氷室京介は「ユーミンとかだって、じゃああれが本当にやりたい音楽なのかなあって考えたら、きっと違うかもしれないし。(中略)無理をしない程度の一種のサービスっていうか。宿命だよね」という発言を残している。 “世間”という最大公約数に対し、どのように自分をすり合わせていくか。これは、“芸能”という世界に携わる者にとって永遠のテーマだ。含むところは多いが、言えない本音もあるだろう。  しかし、心に茨を持っていたならば話は別。村八分にされることもいとわず、芸能人が本音をブチまける貴重なテレビを目撃してしまった。9月16日放送『ゴッドタン』(テレビ東京系)が、すごかったのだ。  この日の企画は「かぶりタレント統一マッチ」なるもの。同じキャラの芸能人が集まり、その中で誰が最もキャラが濃いかを決定する内容である。  さて、どんなキャラの芸能人が招集されたのか? それは“腐り芸人”だ。スタジオに登場したのはハライチ・岩井勇気、インパルス・板倉俊之、平成ノブシコブシ・徳井健太の3人であった。さすが『ゴッドタン』、納得の人選だ。見事に全員腐ってる。 ■ロケのスキルにのっとった芸人を冷笑する板倉、TENGAを食卓に置く徳井  まず、板倉の腐りっぷりについて。彼は、多くの芸人を見て「こいつ、ヤッてんなぁ」と感じているという。  例えば、飲食店でのロケ。通常は一斉に食事を始め、各々が感想を言っていくだろう。だが、ある1人が食べて感想を言っていると、カメラが来るまでおあずけを食らったかのようにずっと待っている芸人がいるのだ。 「『待ってんなぁ、こいつ』と思って見てて。で、結局『これ、青葉が効いてて』ってコメント。ヤッてんなぁ、こいつって(笑)。青葉のくだり言いたいがために待ってたんだ」(板倉)  芸能界の正道を行く者にとって、この行動はれっきとしたスキルだろう。しかし、その臭さを板倉は冷笑する。  こんな態度で売れることができるのか他人事ながら心配してしまうが、彼は「淘汰されることに抵抗してない」と断言する。  一方の徳井の場合、芸人として以前に、人として腐っている。彼は妻と2人の子持ちだが、自分が何回も使ったTENGAを食卓に置きっぱなしにしているらしいのだ。遠慮せず、サラダの横にTENGAを置く徳井。さすがの板倉も「ドレッシングみたい!」と驚きの表情を見せ、「おぎやはぎ」小木博明は「かけちゃうよ、知らない人は!」と指摘する。  しかし「もともとTENGAって、そういうコンセプトでしたよね?」と、まるで悪びれない徳井。確かにポップでおしゃれなデザインゆえ、TENGAをインテリアのように扱っても違和感はないだろう。しかし、なぜ食卓に置く必要があるのか? その問いに「食べる前に使ったんでしょうね」と、サラッと説明する徳井。完全にどうかしている。 ■ゴールデンを“30点の笑い”と評し、売れる芸人の条件に挙げる岩井  板倉、徳井もハンパじゃなかったが、岩井は2人の上を行く。まず、彼の口撃の矛先は、相方・澤部佑に向けられた。  ある日、パンサー・向井慧との会話中に「俺らの世代では澤部が一歩抜けてる」という話題になったところ、岩井は「あんな奴、1を増やすのが得意なだけで、ゼロから1を作れないからね」「ゼロから1を作れない奴は、芸人じゃなくて芸人風なだけ」と、全否定したらしい。何もそんな、実の相方を……。  だが、このエピソードが披露されても岩井は決して慌てない。それどころか「ゼロから笑いを作れない人間って、下請けじゃないですか」「ゼロから1にしないと、そいつら存在できない」と、追撃の手を緩めない。  芸人には、いろいろなタイプがいる。皆がゼロから1を創造できるわけではない。では、どうすればいいのか? 岩井には、真意があるらしい。彼の言い分は「もっと感謝しろよ。感謝して引き上げろよ」であった。“ゼロから1を作れる者”から“ゼロから1を作れない者”への心の叫びだ。  ほかにもある。岩井の言い分は、とにかく全部すごい。 「ママタレ、イクメンのブログには『以下の文章を使い、お金稼ぎをさせてもらうために書きました』と頭につけろ。子どもを食いものにしてるだけだ」 「モデルなんか、足にクリーム塗ってるだけの職業」 「ゴルファーなんて、お金がないとできない職業。だったら、もっとうまくなれる奴いるだろうな。ヘヘッ(笑)」  正直、どの意見も一理ある。しかし、ある部分で妥協しないと芸能界での成功は難しいと思うのだ。もちろん鋭い岩井にとって、そんなことは百も承知なのだが。 「俺らが思う100点の笑いってあるじゃないですか。でも、ゴールデンって、30点くらいの笑いがちょうどいいんですよ。その30点を100点だと思ってる芸人が売れるんです」(岩井)  わかる。うなずける。もしかしたら、口には出さずとも多くの芸能人が抱いている本音かもしれない。しかし、このマインドを胸に芸人生活を送っていたら、制作側からすると使い勝手は決してよくはないはずだ。  おぎやはぎも劇団ひとりも、どこかで折り合いをつけてゴールデンに出演している。8月26日に放送された『ゴッドタン ゴールデン3時間半スペシャル!』にて、おぎやはぎは「ゴールデンに出てる劇団ひとりは全然面白くない」「『ボンビーガール』ですげぇ手抜いてる」と、ひとりに指摘。「こっちはゴールデンで仕事してるんだよ!」と激高する劇団ひとりの姿は印象的であった。  今のところ、おぎやはぎと劇団ひとりがレギュラーを務める『ゴッドタン』が、今回の3人の持ち味が許容される唯一の場だ。その腐れっぷりを、うまくタレント力へ昇華させる手法があるといいのだが……。芸能界は世知辛い。 (文=寺西ジャジューカ)

斉藤由貴はスリムクラブ・真栄田に学ぶべき!? 不倫スキャンダルの正しい対処法とは

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吉本興業公式サイトより
 昨今の芸能人にとって、“ワキの甘さ”は厳禁だ。例えば、斉藤由貴。当初、50代医師との不倫疑惑をキッパリと否定していたものの、「キス写真」「パンツかぶり写真」が流出してしまい、ついに彼女は窮地に陥ってしまった。  この流れについて「最初の会見で本当のことを言っていれば、マスコミから“二の矢”“三の矢”が飛ぶことはなかったのではないか?」という声が聞こえてきている。事後にどんな対応を取るかで、その後の芸能生活は残酷なまでに変わってくるということだろう。 ■ハニートラップだと知りつつ、やることはやっていた真栄田  9月14日放送『じっくり聞いタロウ』(テレビ東京系)に、スリムクラブの真栄田賢が出演した。実は彼、今までにいくつもの不倫スキャンダルをやらかしている。その数々の詳細を、今回は自らあけすけに暴露したのだ。  まず、スリムクラブが「M-1グランプリ」で準優勝した直後の頃の話。西麻布のクラブで“北川景子似”の女性をお持ち帰りした場面を、写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)に激写された。この件について、今になって「ハニートラップだった」と主張する真栄田。彼いわく、クラブに入店するや、その女性から「一緒に踊りましょう」「私の部屋で飲みましょう」と声を掛けられたという。そしてタクシーを降りた瞬間、女性宅の前でカメラマンが待ち構えていたそうだ。  しかし、カメラマンの存在に気づいた真栄田は、なぜかそのまま女性の自宅へ立ち寄り、そして“一線”を越えてしまったと告白している。その時にUターンしていれば「シロだ」と言い訳できそうな気もするのだが、真栄田は「どっちにしろ、『ヤッちゃった』と載るわけです」「めっちゃヤリたかったんです」と、悪びれもせずに主張する。  もはや、ハニートラップでもなんでもない。結局のところ、ただの浮気ではないか。雨上がり決死隊・宮迫博之は「オフホワイトです」と自虐しているが、真栄田に関しては「真っ黒」以外に適当な色はない。 ■嫁に浮気の事実を打ち明け、逆にエールを送られる  なんと真栄田、ほかの芸能人に先駆けて“文春砲”の餌食にもなっている。話は2011年にさかのぼる。ある晩、大阪で一人で飲んでいた真栄田に、「大ファンなんです」と女性が声を掛けてきた。そして「宿がないんです。一晩泊めてほしい」と懇願。当然、真栄田は女性を部屋に泊め、やはり一線を越えてしまう。そしてその後、くだんの女性は「週刊文春」(文藝春秋)に真栄田との不倫ネタを売ってしまった。  まだある。一時期、浮気していた女性にフラれそうになったという真栄田。彼は既婚者でありながら、自宅で落ち込む態度を隠そうとしなかった。そんな様子に気づいた嫁から「最近どうしたの?」と問われた真栄田は、自分が落ち込んでいる理由(浮気)を全部話してしまったという。  この行動に「えーっ!?」と驚くMC陣であったが、一方で「後悔しないように、追いかけたいなら追いかけたほうがいいと思う」と真栄田にエールを送る嫁は、かなり一筋縄ではいかない。 ■斉藤由貴が犯したミス “ゲス不倫”の渦中にいる芸能人は、マスコミに対し、どのような対応をするべきか? 万人に当てはまる正解は、恐らくないだろう。しかし、今回の真栄田が取った態度は、もしかしたら選択肢のひとつになり得る。  週刊誌が誌面で不倫疑惑を大々的に展開した場合、かなりの確率で“二の矢”“三の矢”が控えていると考えておいたほうがいい。斉藤由貴の件でいえば、不倫相手の「パンツかぶり写真」のことだ。あれほどのクリティカルな物証が公開されると、芸能生活も重大なピンチに陥ってしまう。  しかし最初から認めておけば、次の矢を飛ばす必然性が薄れる。もし矢を放たれたとしても、事前に認めていれば、イメージの下降度はいくらか和らぐはずだ。事実、自らの不貞を暴露した真栄田にガチギレする共演者は皆無であった。  何を思ったか、率先して人柱となり、貴重な対処法を披露して見せた真栄田。その勇気には拍手を送りたい。しかしなぜ、とうにほとぼりの冷めたかつての不倫騒動を自ら掘り起こしに行ったのかだけは不明だ。