フジテレビの“起爆剤”にならず! あまりにも“はやる要素”がなさすぎたBリーグの惨状……

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フジテレビ番組サイトより
 22日にフジテレビ系列で生中継された、男子バスケットボールの新プロリーグ「Bリーグ」の開幕戦「A東京vs琉球」の平均視聴率が5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だった。  開幕前、NBLとbjリーグの2リーグを統一し、Bリーグを作り上げた川淵三郎エグゼクティブアドバイザーは、メディアの取材に対し、開幕戦の視聴率について「初日の視聴率はとにかく2ケタほしいよ。15%だな。スタートが一番大事なんだ」と話していたが、フタを開けて見ると、最も視聴率が期待できるプライムタイムの放送としては大惨敗。同時間帯では、18年間続いた長寿番組『いきなり!黄金伝説』(テレビ朝日系)の最終回スペシャルが14.9%で有終の美を飾った。 「もともと、フジテレビはBS局でbjリーグの中継に力を入れていた流れで、歴史的な開幕戦を放送することになった。慢性化した視聴率の低迷を一向に打開できないフジだけに、幹部としてはなんとか“起爆剤”的なコンテンツになることを期待。生中継の番組MCにジョン・カビラとカトパンこと加藤綾子アナを投入。応援キャラクターにバスケ経験者の広瀬アリス・すず姉妹を起用して番宣させ、試合前にはE-girlsの藤井萩花・夏恋の姉妹ユニット・ShuuKaRenが、公式テーマソング『Take-A-Shot! feat. PKCZ(R)』を、史上初の全面床面LEDコートでショーアップされた光のパフォーマンスの中で披露したが、結局、E-girlsの所属事務所・LDHに近々CDデビューするShuuKaRenの売り出しにうまく使われただけで、視聴率アップにはまったくつながらなかった」(広告代理店関係者)  ちなみに、93年5月15日に開幕した国内初のプロサッカーリーグ・Jリーグの開幕戦「ヴェルディ川崎 vs 横浜マリノス」はNHKで生中継され、それまでのサッカー中継史上最高視聴率となる32.4%を記録。以後、現在までしっかりと人気が根付き、かつてはアジア予選突破もままならなかったサッカー日本代表は、すっかりW杯の常連国となった。  Jリーグと比べ、Bリーグはあまりにも盛り上がりに欠けてしまったかたちだが、理由はどこにあるのだろうか? 「Jリーグの開幕当時のほうが、全体的にテレビの視聴率が高かったので、同じ土俵で視聴率を比べるわけにはいかないが、一般的にBリーグの知名度がまったくと言っていいほど浸透していなかったのは明らか。Jリーグ開幕時、日本人ではカズやラモスら、すでに日本代表の主力としてある程度、知名度があった選手がそろっており、それに加え、開幕に合わせジーコ、リネカー、リトバルスキーらW杯で活躍したレジェンドプレーヤーを続々と日本に連れてきた。それに比べ、Bリーグは国内を1リーグに統一しないと五輪に出場できなくなったため、いわば応急措置的に統一された新リーグ。NBLは実業団が母体のチーム中心だったが、ろくにテレビ中継もなく選手の知名度はほぼ皆無。一方、bjリーグは演出こそ本場アメリカのNBAに近い感じだったが、主力選手はNBAのレベルに達しない黒人選手たちが中心。おまけに、バスケの男子代表は76年のモントリオール以降、五輪から遠ざかり、Bリーグ開幕前で絶大なPRになるはずだったリオ五輪も予選落ち。まったく日本ではやる要素が見当たらない」(スポーツ紙のベテラン記者)  お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明はパーソナリティーを務めるラジオ番組で、Bリーグについて「はやらない」とバッサリ。Bリーグの関係者と選手には、小木の予想を裏切る結果を目指し、奮起してほしいものだが……。

レスリング・吉田沙保里に日テレ『Going!』が熱視線? ALSOK退社でテレビ進出に暗雲も……

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「目を覚ませ」(avex trax)
 リオ五輪で惜しくも4連覇を逃し、銀メダルとなった女子レスリング・吉田沙保里の去就を最も気にしていたのはテレビ関係者だといわれる。  実際、凱旋帰国後の会見でも、真っ先にその質問が飛んでいた。「まだ帰ったばかりなので」と返答を濁した吉田だが、局がこの件にこだわるのは、引退する場合にスポーツキャスターなどのオファーをかけたいからだ。 「吉田は明るいキャラクターで、好感度も高い。東京五輪に向けて長期契約を狙っている番組もある。ウワサでは、くりぃむしちゅーの上田晋也がMCを務める日本テレビ系の『Going!Sports&NEWS』が、早くも水面下で吉田にコンタクトを取っているとか。吉田は上田と別の番組を通じて意気投合して個人的に付き合いがあるようで、そこは一歩リードかもしれませんね」(テレビプロデューサー)  一方、吉田の起用に慎重になる関係者もいる。吉田は昨年末に所属のALSOKを退社。これは、最後になるかもしれない五輪出場を前に、あらゆる活動支援やメディア、CM出演などで生まれる報酬を100%、懐に入れるためだとみられている。  実際、それまで無償で受けていたスポーツ紙などの直撃取材も「今後は3万円」とした話などを週刊誌で報じられ、さらには五輪前に資金集めのパーティーを大々的に開催。しかし、その露骨なフリー転身は、それまで支えてきたALSOK側をかなり怒らせたものだというウワサもあるのだ。 「五輪直前まで支援してもらっていながらの退社は、恩知らずと見る向きも多かったようですが、ALSOKは各テレビ局のCMで大口スポンサーとなっているので、極端に吉田を大きく起用するのには気が引けるというテレビマンもいるみたいですよ。そこは、今後のマネジメント次第ですが」(芸能関係者)  起用が浮上する『Going!』は江川卓(野球評論家)や亀梨和也(KAT-TUN)など華がある出演者がそろうが、女性は局アナ中心で、ビッグネームを欲しがっている事情もある。番組サイドに起用の可能性があるのか聞いてみたところ「担当者不在」で回答はもらえなかったが、いずれにせよ、吉田と接触したがるテレビ関係者は少なくなさそうだ。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

レスリング・吉田沙保里に日テレ『Going!』が熱視線? ALSOK退社でテレビ進出に暗雲も……

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「目を覚ませ」(avex trax)
 リオ五輪で惜しくも4連覇を逃し、銀メダルとなった女子レスリング・吉田沙保里の去就を最も気にしていたのはテレビ関係者だといわれる。  実際、凱旋帰国後の会見でも、真っ先にその質問が飛んでいた。「まだ帰ったばかりなので」と返答を濁した吉田だが、局がこの件にこだわるのは、引退する場合にスポーツキャスターなどのオファーをかけたいからだ。 「吉田は明るいキャラクターで、好感度も高い。東京五輪に向けて長期契約を狙っている番組もある。ウワサでは、くりぃむしちゅーの上田晋也がMCを務める日本テレビ系の『Going!Sports&NEWS』が、早くも水面下で吉田にコンタクトを取っているとか。吉田は上田と別の番組を通じて意気投合して個人的に付き合いがあるようで、そこは一歩リードかもしれませんね」(テレビプロデューサー)  一方、吉田の起用に慎重になる関係者もいる。吉田は昨年末に所属のALSOKを退社。これは、最後になるかもしれない五輪出場を前に、あらゆる活動支援やメディア、CM出演などで生まれる報酬を100%、懐に入れるためだとみられている。  実際、それまで無償で受けていたスポーツ紙などの直撃取材も「今後は3万円」とした話などを週刊誌で報じられ、さらには五輪前に資金集めのパーティーを大々的に開催。しかし、その露骨なフリー転身は、それまで支えてきたALSOK側をかなり怒らせたものだというウワサもあるのだ。 「五輪直前まで支援してもらっていながらの退社は、恩知らずと見る向きも多かったようですが、ALSOKは各テレビ局のCMで大口スポンサーとなっているので、極端に吉田を大きく起用するのには気が引けるというテレビマンもいるみたいですよ。そこは、今後のマネジメント次第ですが」(芸能関係者)  起用が浮上する『Going!』は江川卓(野球評論家)や亀梨和也(KAT-TUN)など華がある出演者がそろうが、女性は局アナ中心で、ビッグネームを欲しがっている事情もある。番組サイドに起用の可能性があるのか聞いてみたところ「担当者不在」で回答はもらえなかったが、いずれにせよ、吉田と接触したがるテレビ関係者は少なくなさそうだ。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

『アメトーーク!』だけじゃない! “継続は力なり”で人気をつかんだ「高校野球大好き芸人」たち

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『渡部・ザキヤマの高校野球研究部』より
「スポーツを語る」番組は年々増えている。だが、熱狂的なマニアやファンも多いだけに、ときに大きなバッシングを受ける。  12日深夜に放送された日本テレビ系『ナカイの窓』の「野球 VSサッカー企画」が、その顕著な例だ。  SMAP・中居正広を筆頭とする野球好き、ペナルティ・ヒデをはじめとするサッカー好きの芸能人、アスリートに分かれて「それぞれの競技の魅力」を語り合うというこの企画。いいとこ取りをしようとして内容が薄くなったばかりか、結果的に相手競技をけなす方向に走ってしまい、双方のファンから反感を買った。  中居は、芸能界きっての野球好きであるし、深い知識があるのは間違いない。今年からは「週刊ベースボール」(ベースボール・マガジン社)で連載コラムも始まった。披露すべきは、その深い野球愛と知識のはず。これは、中居の問題というよりも企画の問題ではあるのだが、実にもったいなかった。  一方、ネットを中心に好評だったのが、16日に放送されたテレビ朝日系『アメトーーク!』の「高校野球大好き芸人SP」。筆者は野球媒体での仕事もしているが、野球ライター、編集者といった専門の人間からも評価する声が多かった。  ひな壇に座ったのは、アンジャッシュ・渡部建、大友康平、長島三奈、TIM・レッド吉田、山崎弘也、いけだてつや、トータルテンボス・藤田憲右、バブルズマンション・池田和希、かみじょうたけし。  彼らが語る高校野球の話がなぜ面白いかといえば、普段から、そして何年も前からこの「高校野球トーク」に磨きをかけていたからだ。そして、世の高校野球マニアに負けず劣らず、芸人たちのマニア度、高校野球愛はすさまじい。その愛情をストレートに、出し惜しみすることなく披露するから、「高校野球大好き芸人」企画は毎回、好評を博している。 『アメトーーク!』で高校野球企画がスタートしたのは2014年。だが、彼らはそれ以前、10年頃から、どうすれば高校野球の魅力が伝わるのか、舞台や雑誌を中心に挑戦し続けてきた。だから、年期も違うし、必死さも違う。  今回の「高校野球大好き芸人SP」で彼らの話術に興味が湧いたとすれば、普段から続けている「高校野球トーク」にも目を向けてもらいたい。  たとえば、「芸人×高校野球」の旗印のような存在になった渡部は先月、『ワタベ高校野球の味方です。』(KADOKAWA/角川マガジンズ)を上梓。Amazonレビューは、驚くほどの高評価ばかりだ。  この渡部を筆頭に、いけだなどのプロダクション人力舎の面々が手弁当で始めたトークイベント「人力高校野球観戦部 高校野球大好き!!ナイト」はもう5年以上続く人気企画。今月のイベントはすでに終了しているが、甲子園大会終了後の8月26日には大会振り返りイベントが予定されている。  このイベント、来場者の半数が女性。しかも、しっかりと知識を備えたファンが多い。そんな来場者を満足させるため、渡部は忙しい今も地方大会を追いかけるし、いけだは甲子園期間中、球場そばで野宿をしながらベストポジションでの観戦を続ける。  トータルテンボス藤田は今月、『ハンパねぇ!高校野球』(小学館よしもと新書)を上梓。これを記念して、7月30日からの1週間、東京・神保町花月で高校野球がテーマのミュージカルやトークイベントを実施。また、今年公開された高校野球の伝説的監督にまつわるドキュメント映画『蔦監督』をプライベートで応援するなど、公私にわたっての高校野球漬けだ。  彼らの高校野球への深い知識量と愛情に目を向けたのが、夏の甲子園大会主催者である朝日新聞と、『熱闘甲子園』を制作する朝日放送。『渡部・ザキヤマの高校野球研究部』なる無料動画を、両社が手がける高校野球情報専門サイト「バーチャル高校野球」で公開。渡部と山崎、いけだの3人がAKB48・入山杏奈も交えて、高校野球のディープな話題を饒舌に紹介する。この企画は甲子園開幕の前日、8月6日にもABCテレビで放映予定だという。  高校野球の映像は、これまでバラエティで使用するのは御法度だった。それがここ数年、高野連の対応が急に軟化。テレビ朝日・ABC系列を中心に使用許可が下りるようになってきた。昨年の「高校野球100年」、さらには2年後に控える「第100回 記念大会」を前に、高校野球人気をより盛り上げようという狙いがあるのは明白。そこに、芸人たちの長年の努力がピタッとハマった形だ。  彼らを見ていると、「継続は力なり」という言葉を素直に実感することができる。それが、芸事の本来あるべき姿でもあるはずだ。 (文=オグマナオト)

『アメトーーク!』だけじゃない! “継続は力なり”で人気をつかんだ「高校野球大好き芸人」たち

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『渡部・ザキヤマの高校野球研究部』より
「スポーツを語る」番組は年々増えている。だが、熱狂的なマニアやファンも多いだけに、ときに大きなバッシングを受ける。  12日深夜に放送された日本テレビ系『ナカイの窓』の「野球 VSサッカー企画」が、その顕著な例だ。  SMAP・中居正広を筆頭とする野球好き、ペナルティ・ヒデをはじめとするサッカー好きの芸能人、アスリートに分かれて「それぞれの競技の魅力」を語り合うというこの企画。いいとこ取りをしようとして内容が薄くなったばかりか、結果的に相手競技をけなす方向に走ってしまい、双方のファンから反感を買った。  中居は、芸能界きっての野球好きであるし、深い知識があるのは間違いない。今年からは「週刊ベースボール」(ベースボール・マガジン社)で連載コラムも始まった。披露すべきは、その深い野球愛と知識のはず。これは、中居の問題というよりも企画の問題ではあるのだが、実にもったいなかった。  一方、ネットを中心に好評だったのが、16日に放送されたテレビ朝日系『アメトーーク!』の「高校野球大好き芸人SP」。筆者は野球媒体での仕事もしているが、野球ライター、編集者といった専門の人間からも評価する声が多かった。  ひな壇に座ったのは、アンジャッシュ・渡部建、大友康平、長島三奈、TIM・レッド吉田、山崎弘也、いけだてつや、トータルテンボス・藤田憲右、バブルズマンション・池田和希、かみじょうたけし。  彼らが語る高校野球の話がなぜ面白いかといえば、普段から、そして何年も前からこの「高校野球トーク」に磨きをかけていたからだ。そして、世の高校野球マニアに負けず劣らず、芸人たちのマニア度、高校野球愛はすさまじい。その愛情をストレートに、出し惜しみすることなく披露するから、「高校野球大好き芸人」企画は毎回、好評を博している。 『アメトーーク!』で高校野球企画がスタートしたのは2014年。だが、彼らはそれ以前、10年頃から、どうすれば高校野球の魅力が伝わるのか、舞台や雑誌を中心に挑戦し続けてきた。だから、年期も違うし、必死さも違う。  今回の「高校野球大好き芸人SP」で彼らの話術に興味が湧いたとすれば、普段から続けている「高校野球トーク」にも目を向けてもらいたい。  たとえば、「芸人×高校野球」の旗印のような存在になった渡部は先月、『ワタベ高校野球の味方です。』(KADOKAWA/角川マガジンズ)を上梓。Amazonレビューは、驚くほどの高評価ばかりだ。  この渡部を筆頭に、いけだなどのプロダクション人力舎の面々が手弁当で始めたトークイベント「人力高校野球観戦部 高校野球大好き!!ナイト」はもう5年以上続く人気企画。今月のイベントはすでに終了しているが、甲子園大会終了後の8月26日には大会振り返りイベントが予定されている。  このイベント、来場者の半数が女性。しかも、しっかりと知識を備えたファンが多い。そんな来場者を満足させるため、渡部は忙しい今も地方大会を追いかけるし、いけだは甲子園期間中、球場そばで野宿をしながらベストポジションでの観戦を続ける。  トータルテンボス藤田は今月、『ハンパねぇ!高校野球』(小学館よしもと新書)を上梓。これを記念して、7月30日からの1週間、東京・神保町花月で高校野球がテーマのミュージカルやトークイベントを実施。また、今年公開された高校野球の伝説的監督にまつわるドキュメント映画『蔦監督』をプライベートで応援するなど、公私にわたっての高校野球漬けだ。  彼らの高校野球への深い知識量と愛情に目を向けたのが、夏の甲子園大会主催者である朝日新聞と、『熱闘甲子園』を制作する朝日放送。『渡部・ザキヤマの高校野球研究部』なる無料動画を、両社が手がける高校野球情報専門サイト「バーチャル高校野球」で公開。渡部と山崎、いけだの3人がAKB48・入山杏奈も交えて、高校野球のディープな話題を饒舌に紹介する。この企画は甲子園開幕の前日、8月6日にもABCテレビで放映予定だという。  高校野球の映像は、これまでバラエティで使用するのは御法度だった。それがここ数年、高野連の対応が急に軟化。テレビ朝日・ABC系列を中心に使用許可が下りるようになってきた。昨年の「高校野球100年」、さらには2年後に控える「第100回 記念大会」を前に、高校野球人気をより盛り上げようという狙いがあるのは明白。そこに、芸人たちの長年の努力がピタッとハマった形だ。  彼らを見ていると、「継続は力なり」という言葉を素直に実感することができる。それが、芸事の本来あるべき姿でもあるはずだ。 (文=オグマナオト)

韓国プロ野球選手が“車内オナニー”で逮捕!「道行く女子大生をオカズにシコシコ……」

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キム・サンヒョン選手(韓国・毎日新聞より)
 韓国のプロ野球選手が、前代未聞のスキャンダルを起こした。渦中の人物は、KTウィズのキム・サンヒョン選手。なんと彼は、通りかかった女性を眺めながら、自分の車の中でオナニーするという公然わいせつ行為で警察に逮捕されたのだ。  全羅北道(チョルラプクト)の警察署によると、この“車中オナニー事件”が起こったのは6月16日午後4時50分頃。とある建物の前に駐車したキム選手は、道行く女子大生(20歳)を見つけると、運転席の窓を開けて自慰を開始したという。オナニーに熱中するキム選手だったが、その女子大生と目が合うと逃走。しかし、彼女に車両ナンバーを覚えられ、あえなく身元発覚となってしまったわけだ。キム選手は警察の取り調べに対し「性的衝動を感じてやってしまった」と話していたという。 “車中オナニー事件”が明るみになったのは、事件から1カ月ほどたった7月12日のこと。この日も7番バッターとして試合に出場していたが、韓国メディアの報道で事件が明るみになった4回以降に交代している。世間やファンはもちろん、監督や選手たちも、まったく事件を知らなかったという。    キム選手は2009年に韓国プロ野球のMVPを受賞した経歴を持つ、KTウィズの主力選手だ。しかし、今回のスキャンダルの衝撃は大きかった。KTウィズは公然わいせつ行為で警察に立件されたキム選手に対して、翌13日、任意脱退を決定したという。この処分を受けた選手は少なくとも1年以上、球団の同意なしに復帰することができない。球団が選手の所有権を保有するが、練習にも参加できず、年俸も支給されないそうだ。  韓国野球ファンの失望も大きい。「こんな人だとは思わなかった」「妻子を持つ人間が何をやっているんだ……」「道行く人を見てそんな行為をするんだから、精神的な治療も必要だろ」「奥さんが一番かわいそう」「野球人生も、人としての人生も終わったな」などのコメントが書き込まれている。     ちなみにKTウィズでは、以前にも所属選手が物議を醸したことがある。昨年、レギュラー捕手であったチャン・ソンウ選手が、元彼女である韓国No.1チアリーダーのパク・キリャンさんを、SNSを通じて誹謗中傷していたのだ。クさん側はチャン選手を名誉毀損で告訴、チャン選手は裁判所に罰金700万ウォン(約70万円)の支払いを命じられている 。  つい先日には、メジャーリーガー、カン・ジョンホの性的暴行疑惑も発覚したばかりだが、韓国プロ野球選手たちは、“バット”の振り方を改める必要があるようだ。 (文=S-KOREA編集部<http://s-korea.jp>)

“感動押し売り系”スポーツ番組に一石を投じる、浜田雅功『スポーツジャングル』の媚びない姿勢

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 ひっそりと、でもしっかりと、ダウンタウン浜田雅功がスポーツメディアに戻ってきた。  舞台は『スポーツジャングル』(フジテレビ系)。かつて日曜ゴールデンで人気を博した『ジャンクSPORTS』の後継番組だ。深夜枠、しかも関東ローカルではあるのだが、今年4月から大きな番宣もなく、しれっと放送が始まった。  今さらながら振り返っておくと、『ジャンクSPORTS』は2000年4月から10年3月まで、10年続いたフジテレビの看板スポーツバラエティ。レギュラー放送終了後も何度か特番として復活するほど、根強い人気を誇った番組だ。アスリートの素の部分を掘り下げるとともに、マイナースポーツでも積極的に取り上げたことから、スポーツファンからの評価も高かった。  いまやバラエティ番組で引っ張りだこの篠原信一だが、そのキャラクターに初めてスポットを当てたのは10年以上前の『ジャンク』だったし、なぜか今、「フジテレビスポーツの顔」のように振る舞う石井一久が台頭したのも、間違いなく『ジャンク』の影響が大きい。 『スポーツジャングル』も、番組スタイルはほぼ『ジャンク』のまま。「スポーツの未知なる世界を探検」をコンセプトに、浜田の話術によってアスリートと競技の魅力・奥深さを引き出していく。むしろ、低予算の深夜枠になったことで、『ジャンク』時代の無駄なもの(ひな壇中央にあった謎の俳優枠など)がスッキリ削ぎ落とされた感じだ。  また、好き嫌いの分かれる浜田のアスリートいじりも健在。世界で活躍するアスリートであっても、浜田は遠慮なく手と口でツッコミを入れる。  先日の放送でも、オランダで活躍するサッカー・太田宏介に「この番組、アスリートが自慢しに来る番組じゃないぞ」と一喝し、柔道の金メダル候補・高藤直寿には「お前も、めんどくさいなぁ」と機先を制していた。  浜田の良さは、徹底的に「自分はスポーツのことは知らない」というスタンスを貫いていること。小倉智昭しかり、明石家さんましかり、メディアには「俺ほどスポーツに詳しい人間はいない」とアピールする人物は多い。そして、ほとんどの場合、それは視聴者にいい印象は与えていない。  浜田だって『ジャンク』を10年も続けたのだから、いっぱしのご意見番のように振る舞ったっておかしくはない。だが浜田は今でも、スポーツとアスリートに対して一定の距離を置く。それがあるからこそ、アスリートいじりも決して馴れ合いにはならないのだ。なんでもかんでも「感動をありがとう」に持ち込みがちな昨今のスポーツメディアにおいては、むしろこの浜田のスタンスのほうがストレスはない。  浜田とアスリートの関係性でいえば、今年2月、イチローが浜田直筆のイラスト入りTシャツを着てキャンプインしたことが話題になった。添えられていたメッセージは「人生は42歳から始まるんやて」。そのメッセージの通り、42歳イチローの今季の活躍はすばらしい。  また、14年には、浜田がMCを務める関西のローカル番組『ごぶごぶ』(毎日放送)にイチローがサプライズ出演。キー局の報道番組であっても、めったに出演することがないイチローがノーギャラ(といわれている)で出演したのも、アスリートを決して腫れ物のように扱わない浜田だからできた偉業といえる。  フジテレビでは『すぽると!』が今年3月に終了し、代わって『スポーツLIFE HERO'S』が始まったが、この番組のコンセプトは「感動」だ。先ほども述べたが、スポーツを感動で訴求するのは、もうおなかいっぱい。だからこそ、『スポーツジャングル』のような番組があることで、アスリートも視聴者もガス抜きができるのだ。 『スポーツジャングル』が『ジャンク』時代と大きく変わった点があるとすれば、制作がスポーツ局からバラエティ制作センターになったこと。チーフプロデューサーは『さんまのお笑い向上委員会』『ホンマでっか!?TV』『ワイドナショー』などを手がける中嶋優一だ。  今のところ、バラエティ制作センターになった利点も弊害も、どちらも見えてきてはいない。中嶋プロデューサーは慶応大学ラグビー部出身として知られているだけに、今後もスポーツへのリスペクトを失わずに番組を続けてほしいと願うばかりだ。  また今後は、『ジャンク』時代同様、「アスリートの奥様」や「スポーツマスコミ」など、よりスポーツのマニアックでコアな部分を取り上げてほしい。なんなら、もっとマニアックでもよい。「スポーツの未知なる世界を探検」と掲げるからには、そこまで突き抜けるべき。浜田がいれば、視聴者もアスリートも迷うことはないはずだ。 (文=オグマナオト)

“感動押し売り系”スポーツ番組に一石を投じる、浜田雅功『スポーツジャングル』の媚びない姿勢

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 ひっそりと、でもしっかりと、ダウンタウン浜田雅功がスポーツメディアに戻ってきた。  舞台は『スポーツジャングル』(フジテレビ系)。かつて日曜ゴールデンで人気を博した『ジャンクSPORTS』の後継番組だ。深夜枠、しかも関東ローカルではあるのだが、今年4月から大きな番宣もなく、しれっと放送が始まった。  今さらながら振り返っておくと、『ジャンクSPORTS』は2000年4月から10年3月まで、10年続いたフジテレビの看板スポーツバラエティ。レギュラー放送終了後も何度か特番として復活するほど、根強い人気を誇った番組だ。アスリートの素の部分を掘り下げるとともに、マイナースポーツでも積極的に取り上げたことから、スポーツファンからの評価も高かった。  いまやバラエティ番組で引っ張りだこの篠原信一だが、そのキャラクターに初めてスポットを当てたのは10年以上前の『ジャンク』だったし、なぜか今、「フジテレビスポーツの顔」のように振る舞う石井一久が台頭したのも、間違いなく『ジャンク』の影響が大きい。 『スポーツジャングル』も、番組スタイルはほぼ『ジャンク』のまま。「スポーツの未知なる世界を探検」をコンセプトに、浜田の話術によってアスリートと競技の魅力・奥深さを引き出していく。むしろ、低予算の深夜枠になったことで、『ジャンク』時代の無駄なもの(ひな壇中央にあった謎の俳優枠など)がスッキリ削ぎ落とされた感じだ。  また、好き嫌いの分かれる浜田のアスリートいじりも健在。世界で活躍するアスリートであっても、浜田は遠慮なく手と口でツッコミを入れる。  先日の放送でも、オランダで活躍するサッカー・太田宏介に「この番組、アスリートが自慢しに来る番組じゃないぞ」と一喝し、柔道の金メダル候補・高藤直寿には「お前も、めんどくさいなぁ」と機先を制していた。  浜田の良さは、徹底的に「自分はスポーツのことは知らない」というスタンスを貫いていること。小倉智昭しかり、明石家さんましかり、メディアには「俺ほどスポーツに詳しい人間はいない」とアピールする人物は多い。そして、ほとんどの場合、それは視聴者にいい印象は与えていない。  浜田だって『ジャンク』を10年も続けたのだから、いっぱしのご意見番のように振る舞ったっておかしくはない。だが浜田は今でも、スポーツとアスリートに対して一定の距離を置く。それがあるからこそ、アスリートいじりも決して馴れ合いにはならないのだ。なんでもかんでも「感動をありがとう」に持ち込みがちな昨今のスポーツメディアにおいては、むしろこの浜田のスタンスのほうがストレスはない。  浜田とアスリートの関係性でいえば、今年2月、イチローが浜田直筆のイラスト入りTシャツを着てキャンプインしたことが話題になった。添えられていたメッセージは「人生は42歳から始まるんやて」。そのメッセージの通り、42歳イチローの今季の活躍はすばらしい。  また、14年には、浜田がMCを務める関西のローカル番組『ごぶごぶ』(毎日放送)にイチローがサプライズ出演。キー局の報道番組であっても、めったに出演することがないイチローがノーギャラ(といわれている)で出演したのも、アスリートを決して腫れ物のように扱わない浜田だからできた偉業といえる。  フジテレビでは『すぽると!』が今年3月に終了し、代わって『スポーツLIFE HERO'S』が始まったが、この番組のコンセプトは「感動」だ。先ほども述べたが、スポーツを感動で訴求するのは、もうおなかいっぱい。だからこそ、『スポーツジャングル』のような番組があることで、アスリートも視聴者もガス抜きができるのだ。 『スポーツジャングル』が『ジャンク』時代と大きく変わった点があるとすれば、制作がスポーツ局からバラエティ制作センターになったこと。チーフプロデューサーは『さんまのお笑い向上委員会』『ホンマでっか!?TV』『ワイドナショー』などを手がける中嶋優一だ。  今のところ、バラエティ制作センターになった利点も弊害も、どちらも見えてきてはいない。中嶋プロデューサーは慶応大学ラグビー部出身として知られているだけに、今後もスポーツへのリスペクトを失わずに番組を続けてほしいと願うばかりだ。  また今後は、『ジャンク』時代同様、「アスリートの奥様」や「スポーツマスコミ」など、よりスポーツのマニアックでコアな部分を取り上げてほしい。なんなら、もっとマニアックでもよい。「スポーツの未知なる世界を探検」と掲げるからには、そこまで突き抜けるべき。浜田がいれば、視聴者もアスリートも迷うことはないはずだ。 (文=オグマナオト)

桃田賢斗の「闇カジノ問題」で人気凋落のバドミントン“救世主”川淵三郎氏を招へいか?

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イメージ画像 Photo By llee_wu from Flickr.
 近年、「子どもにやらせたくないスポーツ」のアンケートで上位に入るのが野球。以前からプロ選手選手の風紀が乱れているのは知られたことだが、最近は賭博や覚せい剤の事件で、その傾向がさらに強まっている。ほかに薬物問題が持ち上がったスノーボードや、肉体的な危険度の高いボクシング、格闘技なども挙げられているのだが、ここに新たに加わりそうなのがバドミントンで、SNSでも「あまりやらせたくない」という声が散見されるようになってきた。  それは暴力団の資金源となる闇カジノに出入りしていたとして、世界ランキング2位の桃田賢斗らが処分を受けたことによるイメージダウンが大きかった。もともと野球やサッカーよりも競技人口が多いとされる親しみあるスポーツだが、「それは娯楽としての数。選手を目指す競技の世界では、人気低迷が課題となっていて、試合の観戦者は減少傾向にある」と競技関係者。 「試合観戦していた400人にアンケートをとったら、370人くらいが選手の関係者だったことがあるんです。一般のファンを集めるのが課題で、その看板となるはずだったのが桃田でした」(同)  桃田は日頃から「バドミントンもプロ野球やサッカーみたいに稼げるスポーツにしたい。まずは自分が派手な生活をして、子どもたちの憧れになる」と公言し、派手な振る舞いをするスター選手だった。高級車を乗り回し、茶髪でギラギラしたアクセサリーも身に着けていたが、今回の事件で「バドミントン人気のため」という大義名分は崩れ、ただのチャラ男と見られてしまった。バドミントンで成功して大金を手にしても、その果ては街の不良……そんなイメージでは「子どもにやらせたくない」と敬遠する人たちもいるだろう。  皮肉にもバドミントンの最大のライバル、テニスはこれに反して錦織圭の人気から、子どもたちのスクール通いが急増中。テニスの競技人口は約400万人で、これはバドミントンの半分以下であるのだが、本格的なテニス漫画『ベイビーステップ』(勝木光)の人気も追い風になって上り調子。対してバドミントンは、かつて女性コンビの「オグシオ」こと小椋久美子、潮田玲子が人気でイメージアップしたこともあったが、その後はロンドン五輪の銀メダルを獲得した藤井瑞希、垣岩令佳の2人組が「生意気伝説」と週刊誌に悪態を報じられるなどして、スター人気は継続せず。東京五輪を前にイメージアップに努めたいところだったが、それは今回の事態でその道は閉ざされた。  そんな中、関係者から聞かれたのが日本バスケ界を立て直したといわれる日本バスケットボール協会の川淵三郎会長の役員起用案だ。川淵会長は元サッカー日本代表選手・監督で、日本サッカー協会の会長も務め、Jリーグを立ち上げた功労者だが、2つのプロリーグに分裂して国際連盟から無期限の国際試合出場停止に追い込まれた日本バスケ界に、利害関係のない外部の助っ人として昨年、協会トップに電撃就任。改革を断行して男子リーグの統一を実現させた。ただ、もともと1年間の就任で今年勇退が決まっているため、バドミントンからは「次はウチへ」の声が上がっているわけだ。 「川淵さんはマイナースポーツをメジャーにする手腕にも長けてますから、この上ない適任者です。ハンドボールからも声がかかっているようで、79歳という高齢から、本人が引き受けてくれるかどうかわかりませんが……」(関係者)  ただ、川淵会長はバドミントンの賭博問題が起きた際、バスケのイベント上なのに「選手教育をジュニア時代からどうしっかりやっていくかが重要」と意見したほどバドミントンの問題に関心を寄せており、関係者が選手の生活態度に指導の責任を持つ提案までしている。  一方、川淵起用案を否定する別の関係者もいる。 「外部からの有力者を受け入れることに、バドミントン側の関係者に抵抗や反発がある。五輪前の重要な時期にポジションを奪われたくない役員も多い」というのがその理由。しかし、東京五輪まで残り時間は少ない。スポーツ庁の鈴木大地長官は昨年度のバドミントン強化費約1.1億円から割り当てを減らすことを示唆しており、背に腹は代えられないだろう。頭を下げるなら早いところで決断したほうがよさそうだ。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

スノーボード選手の大麻問題、組織ぐるみの隠ぺいか? 問われる全日本スキー連盟の判断

騒動を報じる動画(ANNnewsCH/Youtube)より

 スノーボードの大麻問題は、組織ぐるみの隠ぺいが疑われている。未成年男子2選手が、昨年のアメリカ遠征中に大麻を吸引、全日本スキー連盟から競技者登録の無期限停止などの処分を受けたが、連盟が事態を把握したのは今年1月のこと。日本アンチ・ドーピング機構などへの報告はなく、これには遠藤利明・五輪担当相が「隠しておこうという意図があったなら、猛省を促したい」と厳しく言い放った。

 連盟は1月に情報を受けて、選手、コーチらに事情聴取。1人が「遠征中のパーティーで、外国人から勧められて吸引した」と認め、もう1人は事情聴取を2度拒否したことから毛髪検査を行って使用と判断。しかし、公にしなかったのは「未成年だったから」と連盟の関係者が明かす。

「これは公式見解ではないものとして聞いてほしいんですが、吸った場所が、娯楽用大麻の吸引が合法となっているコロラド州でのことで、警察に相談したところ海外での使用は刑事処分に問えないとの回答もありました。2年後の平昌五輪で活躍する可能性のある選手だけに、慎重になった部分はあります」

 しかし、そのコロラド州で認められているのは「21歳以上の使用」であり、そもそも大麻は世界アンチ・ドーピング機関が定める禁止薬物で、その吸引は連盟も厳格に禁じている規則違反。刑事処分になるかどうかは、関係先に報告しなかった理由にはならない。

 このあたり、「厳格にやりだしたら他にも摘発しなくちゃいけない選手が出てくるからじゃないのか」という人もいる。

 あるスノーボード選手は「海外遠征で大麻をやっている人はたくさんいて、処分を受けた2人のうちひとりも『なんで俺だけ』と不満を漏らしている」と打ち明ける。

「日本のスノーボーダーで大麻をやったことがある人はいっぱいいますよ。海外に頻繁に行く選手だと、日本ではダメでも海外でやればいいって感じになっていますし、日本では大きな大会前でもなければドーピング検査もないから、時期を見て吸っている人はたくさんいる。そういうのが全部明るみに出ることを、連盟は恐れているんでしょう?」(同選手)

 実際に大麻をやっている選手がいるかどうかはともかく、スノーボードと大麻は文化的に密接だ。スノーボーダーにはレゲエ好きが多く、たとえばソチ五輪の銀メダリスト・平野歩夢もそのひとり。彼が好きなアーティストだとする俳優・窪塚洋介のバンド「卍LINE」やリョー・ザ・スカイウォーカーは大麻賛美発言をしており、レゲエで崇拝される大麻に興味を流れがある。

 1998年の長野五輪でスノーボード初の金メダリストとなったロス・レバグリアティ(カナダ)が競技後の大麻検出でメダルをはく奪(後に処分撤回)されたこともある。競技の発祥の地とされるアメリカ・ロッキー山脈がある西海岸の周辺では、大麻カルチャーが盛んで、高校生の4割が経験者というデータがあるほどで、スノボ文化にはレゲエやアメリカ西海岸との親和性から大麻に入りやすい環境があるわけだ。

 前出の選手は「今、抜き打ちですべてのスノーボード選手に薬物検査をしたら、びっくりするぐらい引っかかる人がいると思う」という。そのあたりを関係者に聞いてみると「実は情報だけなら数名、届いているものがある」と衝撃の話を打ち明けた。

「具体的な証拠に欠ける話なので怪情報みたいに扱っていますが、名前の挙がった選手には内心、やってるんじゃないかって疑いの目で見てしまうのは事実です。それを聞いたコーチも、さりげなく『薬物とかやるなよ』って意識的に声をかけたりしています。今回の件で、大麻を遠ざける選手が増えることを願うばかり」(同関係者)

 もちろんスノーボードは健全に競技に打ち込んでいる者が大半で、レゲエ好き=大麻使用者と決めつけるのは誤りだ。処分された選手のひとりは、レゲエではなく女性アイドルグループの大ファンだという。

「怖いのは選手が五輪に興味を示さなくなることです。今回のようなケースで処分に該当するのは、連盟の管理下で大会出場を目指す選手に限られます。損得でいえば『Winter X Games』などの海外ビッグイベントで活躍した方が、賞金やスポンサー料で稼げる世界なので、『五輪を無視してプロ活動に専念すれば、大麻もやれる』なんて誤解して、はなから海外に行く選手が出てきてもおかしくない」(関係者)

 連盟は「チッ、うっせーな」発言で批判に晒された國母和宏の騒動以降、イメージ回復に努めてきたというが、今回の隠ぺい疑惑では問題の対処には後ろ向きであることが露呈した。スノーボードはソチ五輪ではメダル総数8個中3個を獲得した有望種目である一方、ファッションやカウンターカルチャー的な側面と一体になっており、そうした根源的なところからくる問題が、2選手の処分のみで解決につながるのかは疑問だ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)