『はじめまして、愛しています。』善人・江口洋介の“ウソっぽさ”の正体とは

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テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
 前回、衝撃の“出産ごっこ”で視聴者の度肝を抜きつつ血涙を搾り取った『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)。脚本の遊川和彦の番組公式サイトでの発言によれば「4話までは取材したことをそのまま」「5話以降は、この家族がどうなっていくか、ドラマとして自分で描いていかなければならない」だそうですが、今回がその第5話です。  前回までで、里子になった子どもたちのほとんどに現れるという“試し行動”や“赤ちゃん返り”といった典型的な問題行動の時期は終わりました。つまり、今後は養子として引き取られたハジメ(横山歩)がどんな行動に出るのか、誰にもわからないということです。  信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)にとって、初めての育児。信ちゃんは、とにかくハジメを甘やかします。丸めた新聞紙でブッ叩かれても怒りません。ちょっと「いただきます」とか言おうものなら、ライオンをホメるムツゴロウさんのようにハジメをホメまくります。  一方、美奈ちゃんはなかなかハジメをホメることができません。野菜も食べなきゃ「ダメ」、箸の持ち方がそれじゃ「ダメ」、「ダメよ~ダメダメ」と、とにかくダメ出ししまくりです。公園デビューを飾っても、すべり台の「じゅんばんをまもりましょう」という看板を無視して別の子の順番を抜かしたハジメに「ダメ!」です。  ところがハジメくん、字が読めなかったんですね。ならば字を教えるのも美奈ちゃんの役目です。普遍的な子育ての負担が、ストレスとなって美奈ちゃんを追い詰めていきます。  ハジメはハジメで、ストレスをため込んでいきます。信ちゃんだけでなく、美奈ちゃんにもホメられたくて自主的に字の練習をしたり、お豆で箸の練習をしたりしますが、一向にホメてくれません。  ピアノ教室の生徒のことはめっちゃホメるのに!  というわけで、ハジメは授業中のピアノ教室に乱入。「ボクが弾く!」と言い放ち、生徒さんをイスの上から突き飛ばします。なかなかの問題行動です。  当然、美奈ちゃん激怒。 「謝りなさい!」 「ボク悪くないもん!」 「いいかげんにしなさい!」  思わず振り上げた手をなんとか止めた美奈ちゃんでしたが、「どうするのが正解なんだろう」と自問するしかありません。  今回描かれたのは、子育てにおける「正解のなさ」でした。突然、成り行きでハジメの親になった美奈ちゃんは、「ハジメにどんな人間になってもらいたいか」を一生懸命考えます。信ちゃんの妹(子持ち)に相談して「普通はそんなふうに考えないんじゃないかな」「子どもに幸せになってほしいだけ」と言われても、どこかピンときません。  児童相談所の堂本(余貴美子)は、子育てには2パターンしかないと言います。 「自分が親にされたのと同じようなことをしたいと思うか、親にしてもらえなかったことをしたいと思うか」  美奈ちゃんは自分を全然かわいがってくれなかった父親に、信ちゃんはアル中になって家族生活を放棄した母親に、それぞれ「どんな人になってほしかったか」と聞いてみますが、やはり腑に落ちるような答えを得ることはできません。  そんなある日、ハジメが夫婦に問います。 「愛って、何?」 「幸せって、何?」  なんとなく口先だけで答えを取り繕う美奈ちゃんと、美奈ちゃんにピアノを弾かせて「どうだ幸せだろう」と悦に入る信ちゃんでしたが、これは甘かった。  ハジメはピアノを弾いている美奈ちゃんに割り込むと、鍵盤を乱暴に叩いて咆哮します。 「幸せじゃない! お母さんのピアノ聞いても幸せじゃない! お母さん嫌い! 大っ嫌い!」  本当の母親ではない美奈ちゃんを「お母さん」と呼びながら「大っ嫌い!」と叫ぶしかないハジメの複雑な心理が描かれますが、信ちゃんにはそのへんの機微は伝わりません。おもむろにハジメを抱え上げると庭に放り出してしまいます。 「だったら出て行け! 施設に戻ればいいだろ!」  絵に描いたようなネグレクトです。ほとんど殺人行為と言っていいでしょう。これもう、お話終わっちゃうじゃん、と思いました。  ところが、意外なハジメの機転によってドラマは感動の展開を迎えます。家を閉め出されたハジメは児童相談所に堂本を訪ね、「手紙を書きたいから字を教えろ」と言い、「おとうさんとおかあさんへ」の手紙をしたためるのでした。  その手紙には、たった2行、こうありました。 「ごめんなさい」 「すてないでください」  堂本によれば、ハジメはもう一言、書きたかったそうです。でもその一言は、直接伝えることにしたんだそうです。  ハジメは、信ちゃんと美奈ちゃんをしっかりと見つめ、口を開きます。 「愛しています」  そう、はっきりとした口調で。  いや、あのね、泣けるんです。実に泣ける展開なんですけど、なんかすごく不穏な空気がドラマ全体を包んでいる気がするんですよね。特に今回、「愛」とか「幸せ」とか、そういう言葉が言葉として乱発されすぎてる。どんどん意味が希薄になってきてる。というか、今回はハジメの行動が混乱と解決の両方を担っているので、夫婦の発する言葉が上滑りして聞こえるし、行動がことごとくバカに見えるんです。  タクミ(速水もこみち)が、信ちゃんを評して「ウソっぽいまでに家族を大切にするノリ」となじった場面がありました。  こっちのほうが、しっくりくる見え方なんですよね。ドラマ全体が、愛と幸せを語るフリをしながら、のちのちこの夫婦を断罪しようとしているんじゃないかと邪推してしまうんです。  だって、あの遊川が言うんだもん。「5話以降は、この家族がどうなっていくか、ドラマとして自分で描いていかなければならない」って。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

尾野真千子の“推定Dカップ”をモミッ! 『はじめまして、愛しています。』がファン必見だったワケ

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テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
 特別養子縁組の制度によって、見知らぬ男の子を実の家族として迎えようとする『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)は第4話。視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、ふたたび2ケタに回復しそうです。今季は日本テレビ系の『家売るオンナ』とTBS系『仰げば尊し』以外、3話を終えてすべて1ケタという低調なクールにあって、目立つ存在になりつつありますね。  前回、男の子(横山歩)を「一(ハジメ)」と名付け、家に迎え入れた不動産屋の信ちゃん(江口洋介)とピアノ教師の美奈ちゃん(尾野真千子)夫婦。飲み物をブチまけたり腕を噛んだりといった“試し行動”の時期はようやく終わりましたが、今回は“赤ちゃん返り”が始まりました。  ハジメはとにかく1日中美奈ちゃんに抱きついて、決して離れません。トイレも一緒。服の上からですが、乳を吸ったりもします。ちなみに某一流実話誌によれば、オノマチの乳は推定Dカップだそうです。モミッとされてました。モミッ。ああ~。ファン必見ですね。  話を戻します。こうした行動は、親に愛されずに育った子どものほとんどに見られるそうで、特に5歳までという長い期間にわたって虐待されたハジメの場合、赤ちゃん返りの時期は長くなることもあると、児童相談所の堂本(余貴美子)は言います。  その負担は、すべて“母親”である美奈ちゃんにかかってきます。肉体的にも精神的にも、美奈ちゃんは爆発寸前。そんな美奈ちゃんに信ちゃんは、「一緒にピアノを弾いてみたら」と提案します。ここまで一言も発さず、表情もほとんど変えないハジメでしたが、ピアノにだけは反応するのでした。  美奈ちゃんがピアノの前にハジメを座らせようとすると、スルッと離れました。やっぱり、ハジメにとってピアノだけは特別なようです。  第1話でハジメと夫婦の運命を決定づけた「ドレミの歌」を一緒に弾こうという美奈ちゃん。するとハジメは、教えてもいないのに「ミーはみんなのミー」以降をスラスラと弾いてみせるのでした。リトルピアノマン! 耳で聞いた音を、どの鍵盤が鳴らすかを本能的に知っている天才か、もしくは経験者のどちらかでしょう。ピアノをちゃんと練習していた時期(普通に暮らしていた時期)があったのかもしれませんね。それなら、ピアノにだけ反応することにも説明がつきますし。  で、ハジメがピアノに気を取られているうちに、美奈ちゃんはずっとガマンしていたトイレへ。用を足している間、どうやらハジメはおとなしくしているようでしたが、出てきたらピアノの横でおもらししてました。「リベンジされた」と美奈ちゃんの心の声。“試し行動”の名残りですね。  とりあえずピアノを弾かせておけば背負ったり抱き上げたりし続ける必要はないことを学習したはずの美奈ちゃんでしたが、その後もなぜか背負い続け、ストレスをため続けます。旦那の信ちゃんもわかってくれないし、どうしたらいいかわからず、それでもハジメは1日中ベッタリくっついているし、美奈ちゃんの悩みは深まるばかりです。  そんな折、堂本が家庭訪問に訪れました。悩みを吐露し、涙を流す美奈ちゃんに、堂本は言うのです。美奈ちゃんも堂本も好きだという、ミュージカル『アニー』のセリフを引用して。 「ノーと言うのは、イエスというのが怖いからよ」  ハジメは、信じる勇気が湧かないのだと堂本は説明します。自分が愛されていると信じることが怖いのだと。  美奈ちゃんは、ハジメを産むことにしました。ハジメが「母さん、もう一度僕を妊娠してください」とか言ったわけではありませんが、とにかくそうすることにしたのです。ちょっと何言ってるかわからないと思いますが、里親研修のときに“出産ごっこ”をしたという夫婦のエピソードを聞いていたんだそうです。 「ハジメを産んでよ、美奈ちゃん!」  信ちゃんはあいかわらず能天気なものです。  3人は寝室に移動し、美奈ちゃんのお腹の上に、頭を下にしてハジメが乗っかります。信ちゃんが、ハジメを包み込むように毛布をかけます。そして、必死にいきみ始める美奈ちゃん。馬乗りの5歳児は、微動だにしません。  下から毛布をめくり、信ちゃんがハジメに語りかけます。 「生まれてきて大丈夫だから」 「この世界はつらいことだけじゃないから」  のそのそと、ハジメは美奈ちゃんの股の間から這い出すのでした。と、こうやって文章で書くとバカみたいですけど、第4話までで一番の泣きどころです。 「よーし、ハジメが生まれたぞー! お母さん、こんな元気な子が生まれたぞ!」と信ちゃん。美奈ちゃんはハジメをじっと見つめ、「はじめまして、愛しています。」と告げるのでした。ここでタイトルを美奈ちゃんに言わせるあたり、完全に尾野真千子のドラマだなーと思いました。同時に、養子を取るということは母親側の問題なんだよというメッセージも込められた、ニクイ演出です。「泣いていいんだよ」と美奈ちゃんに促され、初めて、ハジメは夫婦の前で泣き出しました。  ハジメはその後、日に日に赤ちゃんから普通の5歳児へと成長していきます。そしてある日、夫婦を「お母さん」「お父さん」と呼ぶ日がやってきたのでした。というところで第4話おしまい。  ハジメが夫婦を両親と認めたことで、今後は児童相談所も頼りになりません。信ちゃんと美奈ちゃんが、ハジメをどんな子に育てたいか、本当の育児が始まるわけです。 『はじめまして、愛しています。』では、ここまで毎話必ず、信ちゃんと実母、美奈ちゃんと実父の不仲についてのエピソードが挟み込まれています。とにかく信ちゃんも美奈ちゃんも、親が大っ嫌いなのです。しかし、自分たちがハジメを「どう育てるか」を考えるうえで、自分が「どう育ったか」という問題は避けて通れません。人を育てるのは親の教育方針ではなく生活環境ですからね。たとえば、美奈ちゃんが「愛する信ちゃんのように、明るく楽しく育ってほしい」と願うことは「信ちゃんのように母親(つまり自分)を激しく嫌うかも」ということですし、その逆もまた然り。なんとなく見ていた夫婦の親子間不和ですが、実は練られた設定だったんですねー。気付かなかった。バカなのかな。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

米倉涼子『ドクターX』vs天海祐希『緊急取調室』に風雲急!? テレ朝ドラマ“脚本家代理戦争”の行方

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「当たり前といえば当たり前なのですが、やはりドラマは脚本ありきなんですよ。いくら話題の人が主演をしたところで、脚本がつまらなければ、数字はついてこないですからね。福山雅治主演の月9『ラヴソング』(フジテレビ系)がいい例ですよね。今の視聴者は目が肥えていますよ。そういう意味でいうと、やはりテレビ朝日の戦略は正しいんでしょうね」(芸能事務所関係者)  先日放送された米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル』(テレビ朝日系)。平均で22.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という数字を叩き出し、その人気の健在ぶりをアピールした。 「10月クールも、平均で25%くらいは取る可能性がありますよね。テレ朝は女性ものでは、来年には天海祐希さん主演の『緊急取調室』を放送することが決定しています。こちらも昨年放送されたスペシャルでは、平均視聴率14.6%と高い数字を取りましたからね。テレ朝としては脚本家を競わせて、さらに数字がアップするように仕向けていますよ」(テレビ局関係者) 『ドクターX』の脚本家を務めるのは、女性を描かせたら右に出る者はいないといわれている中園ミホ。そして『緊急取調室』は、人間の細かい心情描写を得意とする井上由美子。 「どちらも業界ではトップクラスの脚本家だけに、今回先陣を切る中園さんがどれだけ数字を残すか、そして、それを受けた来年の井上さんがどう出るか、業界関係者はかなり注目していますよ。もちろん、米倉さんと天海さんの女優対決も見ものですけどね」(ドラマスタッフ)  いずれにせよ、一番ウハウハなのはテレビ朝日に違いない。

堺雅人の後釜に!? ブレーク前夜の名バイプレイヤー・高橋一生に注目せよ!

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テレビ朝日系『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』番組サイトより
「ようやく日の目を見ることになったといった感じでしょうか。今までは名バイプレーヤーとしての評価が高かったのですが、今後は主役の話も出てきそうですよ。キャラ的にも、堺雅人さんの後釜になりそうですね」(ドラマスタッフ)  剛力彩芽が主演するテレビ朝日系ドラマ『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』で、主人公のライバル役を演じている高橋一生。 「デビューは今から26年前と、芸歴はかなりのものです。昔は連ドラでもチョイ役ばかりでしたが、舞台などで実力をつけて、30代の俳優をキャスティングをするときには、なくてはならない存在になってきましたね。昔は仕事を選べる立場ではなかったようですが、ようやく最近になって選べるようになってきたようです。同年代のライバルという意味では、田中圭さんや大東駿介さんらですが、彼らに比べてもギャラは高くないので、毎クール引っ張りだこのようですよ」(テレビ局関係者)  声優から舞台、ドラマと幅広く仕事をこなしている高橋だが、現在出演中のドラマ『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』のエンディングで見せるダンスにも注目が集まっている。 「それだけではなくて、実は歌の実力もかなりのものなんです。本人も本業はあくまで俳優ですが、歌手にも興味があるみたいなので、歌って踊れる俳優という路線も今後はあるかもしれませんよ」(芸能事務所関係者)  そのうち、大河だけでなく、『紅白歌合戦』にも出場するかもしれない。

堺雅人の後釜に!? ブレーク前夜の名バイプレイヤー・高橋一生に注目せよ!

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テレビ朝日系『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』番組サイトより
「ようやく日の目を見ることになったといった感じでしょうか。今までは名バイプレーヤーとしての評価が高かったのですが、今後は主役の話も出てきそうですよ。キャラ的にも、堺雅人さんの後釜になりそうですね」(ドラマスタッフ)  剛力彩芽が主演するテレビ朝日系ドラマ『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』で、主人公のライバル役を演じている高橋一生。 「デビューは今から26年前と、芸歴はかなりのものです。昔は連ドラでもチョイ役ばかりでしたが、舞台などで実力をつけて、30代の俳優をキャスティングをするときには、なくてはならない存在になってきましたね。昔は仕事を選べる立場ではなかったようですが、ようやく最近になって選べるようになってきたようです。同年代のライバルという意味では、田中圭さんや大東駿介さんらですが、彼らに比べてもギャラは高くないので、毎クール引っ張りだこのようですよ」(テレビ局関係者)  声優から舞台、ドラマと幅広く仕事をこなしている高橋だが、現在出演中のドラマ『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』のエンディングで見せるダンスにも注目が集まっている。 「それだけではなくて、実は歌の実力もかなりのものなんです。本人も本業はあくまで俳優ですが、歌手にも興味があるみたいなので、歌って踊れる俳優という路線も今後はあるかもしれませんよ」(芸能事務所関係者)  そのうち、大河だけでなく、『紅白歌合戦』にも出場するかもしれない。

これも『報ステ』古舘伊知郎切りの効果!? 米倉涼子“大幅ギャラアップ”で『ドクターX』25%超えへ

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「さすがに、スペシャルであれだけの数字を取られたら、他局も白旗を揚げるしかないでしょう。すでに、10月クールを担当する他局のドラマプロデューサーは、戦々恐々としているみたいですよ」(芸能事務所関係者)  7月3日に放送された主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル』(テレビ朝日系)が平均視聴率22.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を叩き出し、大成功を収めた米倉涼子。 「現在も離婚問題が長引いてはいますが、まったく問題ありませんね。それを補って余りある数字でしたからね。この結果を受けて、テレ朝の上層部は『10月クールは、最低でも平均で25%は欲しい』と、現場にハッパをかけているようですよ」(テレビ局関係者)  第1期の平均視聴率が19.1%、第2期の平均視聴率が23.0%と、放送を追うごとに数字が上がっているだけに、25%も決して届かない数字ではなさそうだ。 「それだけに、テレ朝としては離婚して再婚されたり、産休にでも入られたら頭を抱えることになるんです。ほかのドラマで、これだけの数字を見込める作品は少ないですからね。ギャラも、前回より大幅にアップしていると、もっぱらですよ。何せ『報道ステーション』で古舘伊知郎さんに年間何億円も支払っていたお金が、浮いたわけですからね」(テレビ誌記者)  果たして、今作の数字はいかに――。

無表情の子役怖すぎ! 尻を痛がる尾野真千子がエロすぎ!『はじめまして、愛しています。』

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テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
 遊川和彦脚本のテレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』は第3話。前回、里親として登録された信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)の夫婦が、男の子(横山歩)を引き取る場面からスタートです。  いまだもって、どうしてそんなに養子がほしいのかよくわからない信ちゃんですが、相変わらず能天気に施設に向かいます。ここで子どもを引き取って、里親委託という形で同居し、親子関係が築けていると裁判所が判断したら、戸籍上も本当の家族になることができるんだそうです。  信ちゃんはその場で、男の子を「ハジメ」と名付けました。「一」と書いてハジメです。「俺たちの一番愛する存在になるから」というのが、その理由だそうです。ここで引き取っても、何年か後に弟や妹をつくるつもりは一切ないようですね。「絶対に実子をつくらない」という信ちゃんの人生設計が、さらりと挟み込まれました。やっぱり、「この子に運命を感じた」だけじゃない何かがあるみたい。  児童相談所の堂本(余貴美子)は、夫婦に念を押します。この子は必ず、“試し行動”をする。短ければ1週間、長い子では6カ月も、極端な偏食や過食、暴れる、飲み物をまき散らす、噛みつくなどなど、親の愛を試す行動をするものだと。そのときに、叱ってはいけない。すべてを受け入れなければいけない。叱ってやめさせたりしたら、不満や怒りをため込んで爆発する。非行に走ったり、自殺する子もいると。  ハジメを引き取って3日後、いよいよ恐れていた“試し行動”が始まりました。手始めに夫婦の寝室の床にオレンジジュースをたれ流すと、あとはやりたい放題です。 「できれば、そういうことはやめたほうがいいんじゃないかなー」  と、やんわり忠告する信ちゃんを尻目に、ハジメは床にケチャップ、ソース、卵、しょうゆなどを分量関係なしにまき散らし、片っ端から引き出しの中身を放り投げ、風呂場ではシャワーを振り回して暴れます。パンと海苔しか食べなくなり、買い物に行けばバナナをカゴいっぱいに詰め込みます。  信ちゃんは仕事があるので、後始末をするのは全部美奈ちゃん。ストレスがたまって、痔が悪化してしまいました。  ようやく信ちゃんが休みの日、気が休まると思った美奈ちゃんでしたが、さらにストレスをためることに。信ちゃんが勝手に、美奈ちゃんと仲が悪いお義父さん・追川(藤竜也)を家に呼んでしまったのでした。  追川は、かつて美奈ちゃんにそうしてあげたように、ハジメにピアノを弾いて聞かせます。そして「音楽って美しいだろう、たくさん教えてやるからな」と優しく語りかけますが、美奈ちゃんはこれが気に食わない。「どうせ忙しくて教えてなんかくれないくせに!」と積年の恨みをぶつけ、追川を追い出してしまいました。 “試し行動”が始まってからというもの、信ちゃんは「美奈ちゃんならできるよ」「がんばろう」「気持ちわかるよ」「大丈夫だよ」と貼り付いた笑顔で励ましていましたが、それも美奈ちゃんのストレスを加速させることに。地獄への道は善意で舗装されているといいますが、美奈ちゃんだけが、すべてを抱え込んで、さらに痔が悪化していくのでした。尻を痛がるオノマチは妙にエロいので、今後、どんどん悪化してほしいところではあります。  それはそうと、他人が来ている間は“試し行動”をしなかったハジメですが、3人になるとナイフとフォークでソファをザックザクに。さすがに止めに入った美奈ちゃんの腕に噛みついてきました。手はピアニストの命ですし、さすがにブチ切れた美奈ちゃん、ハジメを突き飛ばしました。  この、突き飛ばされたハジメの芝居がスゴかった。床に倒れ込んだままの姿勢で、美奈ちゃんを見つめます。にらみつけるでもなく、悲しみをたたえるでもなく、ただ無表情に、見てる。見てる。見てる。そしてゆっくりと立ち上がると、その場でおもらしをして見せるのでした。  この期に及び、美奈ちゃん、ついにギブアップです。信ちゃんに「ハジメを養子にするなら離婚」宣言。さすがの信ちゃんも折れて、翌日、施設にハジメを返しに行くことにしました。  ハジメを返すと、美奈ちゃんは児相の堂本を相手に、自身の弱さを吐露します。 「覚悟はしていたけど、限界なんです」 「夫にもわかってもらえないし」 「突き飛ばしたとき、思ったんです。自分も虐待をする可能性があるんだって」 「そしたら、もう怖くて……」  たぶん、慰めてほしかったんでしょうね。美奈ちゃんは堂本に「経験上、わかりますよ。どうかご自分を責めないで」とでも言ってほしかったんでしょう。  しかし堂本は「もういいですか、忙しいので」と極めて冷たく言い放ちます。あくまで里親は子どものための制度。あんたの泣き言に付き合うより前に、次の里親候補を探さなければいけない。一番大切なのは、子どもの命だから、と。  美奈ちゃんは、信ちゃんと仲の悪いアル中の信ちゃんママ(浅茅陽子)をホームに訪ね、“母親失格”の実例を目の当たりにしたり、家に帰ってピアノに触りながらハジメとのひとときを思い出したりしているうちに、完全復活。もう一度ハジメを迎えに行くことにしたのでした。  信ちゃんと一緒に施設を訪ねると、ポツンとしているハジメがいます。 「ハジメ! 帰るよ、ハジメ」  ハジメは名前を呼ぶ声に反応し、駆けてきました。抱き合う美奈ちゃんとハジメ。信ちゃんは、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系/1993)のあんちゃんがよくやってたあの泣き顔で、2人を見つめるのでした。  そうしてハジメの“試し行動”は終わり、3人の里親委託生活は続いていくことになりました。  というところまでで第3話。公式サイトで遊川氏が「4話までは取材したことをそのまま」と話している通り、痛々しいまでのリアリティで描かれた“試し行動”。何より、ハジメ役の横山歩が超怖い。無表情で意味不明の行動を繰り返す様は、ほとんどホラーと言っていいほどです(ほめてます)。  前半部分で、この夫婦が里親になることを、堂本が強く推薦していたことが明かされました。面談を通して、堂本はこの夫婦が里親に「向いている」と判断していたということです。それでも、音を上げればすぐにあきらめて次へ……と「大人の都合は関係ない」という養子制度の本質を、視聴者にちゃんとわからせようという意図も感じる回だったと思います。  そして、考えちゃうのはやっぱり、相模原の事件のことなんですよね。ハジメの“試し行動”は長くても半年で終わるものでしたが、あのような行動を死ぬまで何十年も、24時間体制で、大人のフルパワーで行使し続け、決して終わる見込みのない人たちというのが、実際にいるんですもんね。福祉に携わる方々には、ホントに頭が下がる思いです。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

無表情の子役怖すぎ! 尻を痛がる尾野真千子がエロすぎ!『はじめまして、愛しています。』

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テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
 遊川和彦脚本のテレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』は第3話。前回、里親として登録された信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)の夫婦が、男の子(横山歩)を引き取る場面からスタートです。  いまだもって、どうしてそんなに養子がほしいのかよくわからない信ちゃんですが、相変わらず能天気に施設に向かいます。ここで子どもを引き取って、里親委託という形で同居し、親子関係が築けていると裁判所が判断したら、戸籍上も本当の家族になることができるんだそうです。  信ちゃんはその場で、男の子を「ハジメ」と名付けました。「一」と書いてハジメです。「俺たちの一番愛する存在になるから」というのが、その理由だそうです。ここで引き取っても、何年か後に弟や妹をつくるつもりは一切ないようですね。「絶対に実子をつくらない」という信ちゃんの人生設計が、さらりと挟み込まれました。やっぱり、「この子に運命を感じた」だけじゃない何かがあるみたい。  児童相談所の堂本(余貴美子)は、夫婦に念を押します。この子は必ず、“試し行動”をする。短ければ1週間、長い子では6カ月も、極端な偏食や過食、暴れる、飲み物をまき散らす、噛みつくなどなど、親の愛を試す行動をするものだと。そのときに、叱ってはいけない。すべてを受け入れなければいけない。叱ってやめさせたりしたら、不満や怒りをため込んで爆発する。非行に走ったり、自殺する子もいると。  ハジメを引き取って3日後、いよいよ恐れていた“試し行動”が始まりました。手始めに夫婦の寝室の床にオレンジジュースをたれ流すと、あとはやりたい放題です。 「できれば、そういうことはやめたほうがいいんじゃないかなー」  と、やんわり忠告する信ちゃんを尻目に、ハジメは床にケチャップ、ソース、卵、しょうゆなどを分量関係なしにまき散らし、片っ端から引き出しの中身を放り投げ、風呂場ではシャワーを振り回して暴れます。パンと海苔しか食べなくなり、買い物に行けばバナナをカゴいっぱいに詰め込みます。  信ちゃんは仕事があるので、後始末をするのは全部美奈ちゃん。ストレスがたまって、痔が悪化してしまいました。  ようやく信ちゃんが休みの日、気が休まると思った美奈ちゃんでしたが、さらにストレスをためることに。信ちゃんが勝手に、美奈ちゃんと仲が悪いお義父さん・追川(藤竜也)を家に呼んでしまったのでした。  追川は、かつて美奈ちゃんにそうしてあげたように、ハジメにピアノを弾いて聞かせます。そして「音楽って美しいだろう、たくさん教えてやるからな」と優しく語りかけますが、美奈ちゃんはこれが気に食わない。「どうせ忙しくて教えてなんかくれないくせに!」と積年の恨みをぶつけ、追川を追い出してしまいました。 “試し行動”が始まってからというもの、信ちゃんは「美奈ちゃんならできるよ」「がんばろう」「気持ちわかるよ」「大丈夫だよ」と貼り付いた笑顔で励ましていましたが、それも美奈ちゃんのストレスを加速させることに。地獄への道は善意で舗装されているといいますが、美奈ちゃんだけが、すべてを抱え込んで、さらに痔が悪化していくのでした。尻を痛がるオノマチは妙にエロいので、今後、どんどん悪化してほしいところではあります。  それはそうと、他人が来ている間は“試し行動”をしなかったハジメですが、3人になるとナイフとフォークでソファをザックザクに。さすがに止めに入った美奈ちゃんの腕に噛みついてきました。手はピアニストの命ですし、さすがにブチ切れた美奈ちゃん、ハジメを突き飛ばしました。  この、突き飛ばされたハジメの芝居がスゴかった。床に倒れ込んだままの姿勢で、美奈ちゃんを見つめます。にらみつけるでもなく、悲しみをたたえるでもなく、ただ無表情に、見てる。見てる。見てる。そしてゆっくりと立ち上がると、その場でおもらしをして見せるのでした。  この期に及び、美奈ちゃん、ついにギブアップです。信ちゃんに「ハジメを養子にするなら離婚」宣言。さすがの信ちゃんも折れて、翌日、施設にハジメを返しに行くことにしました。  ハジメを返すと、美奈ちゃんは児相の堂本を相手に、自身の弱さを吐露します。 「覚悟はしていたけど、限界なんです」 「夫にもわかってもらえないし」 「突き飛ばしたとき、思ったんです。自分も虐待をする可能性があるんだって」 「そしたら、もう怖くて……」  たぶん、慰めてほしかったんでしょうね。美奈ちゃんは堂本に「経験上、わかりますよ。どうかご自分を責めないで」とでも言ってほしかったんでしょう。  しかし堂本は「もういいですか、忙しいので」と極めて冷たく言い放ちます。あくまで里親は子どものための制度。あんたの泣き言に付き合うより前に、次の里親候補を探さなければいけない。一番大切なのは、子どもの命だから、と。  美奈ちゃんは、信ちゃんと仲の悪いアル中の信ちゃんママ(浅茅陽子)をホームに訪ね、“母親失格”の実例を目の当たりにしたり、家に帰ってピアノに触りながらハジメとのひとときを思い出したりしているうちに、完全復活。もう一度ハジメを迎えに行くことにしたのでした。  信ちゃんと一緒に施設を訪ねると、ポツンとしているハジメがいます。 「ハジメ! 帰るよ、ハジメ」  ハジメは名前を呼ぶ声に反応し、駆けてきました。抱き合う美奈ちゃんとハジメ。信ちゃんは、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系/1993)のあんちゃんがよくやってたあの泣き顔で、2人を見つめるのでした。  そうしてハジメの“試し行動”は終わり、3人の里親委託生活は続いていくことになりました。  というところまでで第3話。公式サイトで遊川氏が「4話までは取材したことをそのまま」と話している通り、痛々しいまでのリアリティで描かれた“試し行動”。何より、ハジメ役の横山歩が超怖い。無表情で意味不明の行動を繰り返す様は、ほとんどホラーと言っていいほどです(ほめてます)。  前半部分で、この夫婦が里親になることを、堂本が強く推薦していたことが明かされました。面談を通して、堂本はこの夫婦が里親に「向いている」と判断していたということです。それでも、音を上げればすぐにあきらめて次へ……と「大人の都合は関係ない」という養子制度の本質を、視聴者にちゃんとわからせようという意図も感じる回だったと思います。  そして、考えちゃうのはやっぱり、相模原の事件のことなんですよね。ハジメの“試し行動”は長くても半年で終わるものでしたが、あのような行動を死ぬまで何十年も、24時間体制で、大人のフルパワーで行使し続け、決して終わる見込みのない人たちというのが、実際にいるんですもんね。福祉に携わる方々には、ホントに頭が下がる思いです。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

テレ朝『ビフォーアフター』がまた裁判沙汰! リフォーム費の“捏造”疑惑で、ついに打ち切りか

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 テレビ朝日系のドキュメンタリー番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』でリフォーム工事を請け負った愛知県東海市の建設会社が26日、制作を手掛ける朝日放送や番組制作会社などに対し、追加発生した工費など約2,900万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。  訴状によれば、改修したのは2014年7月に「孫がハイハイできない家」というタイトルで放送された岐阜市の住宅。当初の改修費は約2,200万円だったが、建築士や制作会社から追加工事を指示されたため、約2,700万円が加算。制作会社と交わした覚書では、予算を超える恐れが生じた場合には制作会社などと話し合うことになっていたが、いまだに協議されておらず、追加費用も支払われていないという。  さらに、建設会社社長は、「番組では予算2,500万円と表示されたが、事実と異なる。視聴者をだましている」として、放送倫理・番組向上機構(BPO)にも申し立てる意向を示した。  対して朝日放送は「追加工事の多くは、建設会社の現場管理に問題があった」と主張。「金額の根拠には多くの疑義がある。請求の法的根拠も明らかにされていない」と真っ向から反論している。  所ジョージが司会を務める『劇的ビフォーアフター』は、2002年4月にスタート。建築士を“匠”と称するなど、ドラマチックな演出が話題を呼んだが、05年11月頃に発覚した構造計算書偽造問題の数カ月後にレギュラー放送が終了。その後、09年4月に「SEASON II」として復活した。  今回の騒動に対し、ネット上では「またか」という声が相次いでいる。同番組は、「SEASON II」開始から約半年後に放送された「アキレス腱を切る家」の依頼者である東京・中野区のラーメン店主が、「欠陥住宅にされた」「絶対に許さない」と「週刊文春」(文藝春秋)で告発。裁判沙汰にまで発展した。 「同店主は、家にある70センチもの段差のせいで『妻がアキレス腱を切ってしまった』として、番組にリフォームを依頼。しかし、匠が“あえて段差を残す”という意味不明な設計をしたため、視聴者から同情の声が相次いだ。この時、依頼者は匠やテレ朝に抗議したものの、ほとんど取り合ってもらえなかったため、『文春』での告発と、裁判に踏み切っている。今回も、放送からすでに2年が経過しており、局と建設会社の間で、相当ゴタゴタがあったようだ」(制作会社関係者)  また、同番組は以前からトラブルが尽きないという。 「表沙汰になっていないだけで、揉め事が多いというウワサはよく聞きます。番組側は、常に何件ものリフォームを並行して追っており、過去の放送に関するトラブルは、なあなあに対処したいというのが本音でしょう。しかし、コンプライアンスへの意識が高まっている今、多くの素人を巻き込んだ番組制作は限界がある。とりわけ最近は、平均視聴率6~7%台とイマイチの状況が続いていますから、打ち切りも検討されるでしょう」(同)  そろそろ番組もリフォーム、いや、解体するべきか!?

“善人夫婦”は、どう壊れていくか……『はじめまして、愛しています。』の残酷な世界

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テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
「前半は丁寧に作りこんで、後半グダグダにして最終回でドーンと壊す」でおなじみの脚本家・遊川和彦にとって初めてのテレビ朝日系ドラマとなる『はじめまして、愛しています。』は第2話。視聴率は初回の10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から11.4%と、けっこう上がりました。初回の再放送やネット配信を見た人が2話目を“待って見た”ということですので、高評価なのでしょう。  特別養子縁組についての物語、前回は信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)の梅田夫婦が、見知らぬ男の子を引き取る決意を固めるところまでが描かれました。  信ちゃんは、とことんポジティブな熱血漢。突然、家に現れた男の子を引き取る理由を「運命だ」「運命だ」「運命なんだ」と言い張り、強引に物事を進めてしまいました。美奈ちゃんは当然、戸惑いを見せるものの、信ちゃんへの絶対的な信頼感でもって、話に乗ることにしました。  ここまで、夫婦の人物像は“善き人”としか描かれていません。どうやら経済的にも安定しているし、地域にも溶け込んでいるし(主に信ちゃんの性格によるものですが)、ケンカもなさそうで、平和そのものの家庭です。いかにも「養子を取るのに向いている夫婦」という描かれ方でした。  第2話では、そんな夫婦に闇が差してきます。特別養子縁組を前提に、まず里親になるための研修を受ける必要がありました。児童相談所の堂本(余貴美子)による遠慮のない「面接」によって、夫婦が互いに「秘密にしてきたこと」「別に言う必要がないと思っていたこと」が次々に暴かれます。 「ご家族のことを教えていただけますか?」  信ちゃんは8歳のときに兄と父を交通事故で亡くし、それ以来、母はアルコールに溺れてしまったこと。美奈ちゃんは5歳のときに、母が入水自殺してしまったこと。そのとき、美奈ちゃんも「2人で海に入っちゃおっか」と誘われたことを告白します。それは互いに、10年の結婚生活の中で話していなかったことでした。 「どうして話してくれなかったのか」  2人の間で、ピキピキと緊張感が走ります。そこに堂本の冷静な言葉が降ってきます。 「なんなら(養子縁組を)やめても構いませんよ」  こうして面接をしていくうちに、互いの知らなかった面を知り、大ゲンカして別れた夫婦もあるそうです。  その後も堂本は、チクチクと夫婦の「話したくないこと」ばかりを聞いてきます。  夫婦はともに片親で、信ちゃんはアル中の母に、美奈ちゃんは父親の愛人に育てられました。そして2人とも大人になった今、その遺された親との関係がよくありません。一見、子どもがいないだけの“普通の家庭”に見えた梅田家でしたが、“普通の家庭”で育った人間は、この家にはいないのでした。  そうした人間が里親に向いているのかどうか、おそらく堂本には経験上、ひとつの推論が働いているように見えます。だからまるで、信ちゃんと美奈ちゃんの関係を破壊し、再構築しようとしているかのようです。知らない子と「本当の家族になる」ためには、まずは夫婦が「本当の家族」かどうかを試す必要があるということでしょう。養子を取るために必要な覚悟が、リアリティをもって描かれていきます。  児相によるテストが終わり、夫婦は都の児童福祉審議会で「里親認定」の審議を受けることになりました。その結果を待つ間、2人は「あの子に会いたい」と施設を訪ねます。施設の職員も堂本も「話しかけても無駄だ」「あの子は何も答えない」とあきらめムードですが、男の子は美奈ちゃんをしっかりと見つめ、立ち上がるのでした。男の子にとっても、2人が他の大人とは違う特別な存在であることが明らかになりました。  まるで家族のように手をつなぎ合って動物園に向かった3人でしたが、ここで男の子が迷子になってしまいました。園内放送をかけようにも、男の子には名前がありません。必死で探す中、また2人は、面接で互いに打ち明けた過去について言い争いになります。美奈ちゃんは「やっぱりやめよう、養子なんか。こんなんじゃ無理だよ、あの子を育てるなんて」「あの子がうちにきたのも、ただの思い込み」とまで言い出してしまいました。  そこに現れたのが、またピアノでした。広場にあったピアノを係員さんに頼み込んで弾かせてもらうと、男の子が引き寄せられてくるのでした。  また手をつないで、3人は施設に戻ります。来るときは信ちゃんから強引につないだ手でしたが、帰るときには、手を差し伸べようとする信ちゃんを、美奈ちゃんが制しました。 「そっちから、ちゃんと手をつなぎなさい」 「この人はあんたを裏切らない。そんな人の手は絶対離しちゃダメ」  美奈ちゃんの脳裏に、手を離してしまった母が海に入っていくシーンがよぎるのでした。  信ちゃんと美奈ちゃんは里親認定を受け、里親になる資格があると登録されました。今後は、里親委託という形で、男の子と同居することになります。  しかし、2人の間で明らかになったわだかまりは、何ひとつ解決されていません。互いに不満を飲み込んだまま、男の子を家に招き入れることになるのです。  特別養子縁組という制度は、子どものための福祉制度だそうです。つまり、親になる側が「ほしい」とか「愛してる」とか言っても、基本的にはその希望が叶えられるものではありません。その「ほしい」「愛してる」が、決してひとりよがりの感情や一時の欲望ではなく、子どもにとって最適な環境を作りえると裁判所に判断されたときにだけ、認められるのです。  だから、この2人にどんな過去や、どんな家族とのトラブルや、どんなトラウマがあったとしても、まったく関係ありません。信ちゃんが養子に固執する理由が、まだ明かされていないその過去にあったとしても、その過去を克服しようとどれだけ頑張っても、その行為が子どもにとって「ちょっとあんまりよろしくないね」ということになれば、認められないわけです。この子のために、自分の歴史と未来を犠牲にすることが強いられるわけです。自分の幸せより、この見知らぬ子どもの幸せを優先しなければならないということです。この先、ずっと。  筆者の知り合いにも、児童障害者福祉に身を投じた人間がいます。その人は、「施設の子のことを考えると、自分の子どもが運動会なんかで走り回っているのを見るのが忍びない」と言って、子どもの学校行事などに一切参加しませんでした。そして、その子が18歳になるのを待って、一家は離散しました。  福祉の世界は、「与える側」の頑丈な心も、容赦なく壊す世界です。普通の人も、普通じゃいられなくなる世界です。あんまり頑丈そうじゃない過去を持った夫婦がどのように壊れていくのか……いよいよ、今回はいつもより早く、遊川らしい残酷な世界が描かれそうで楽しみですね☆ (文=どらまっ子AKIちゃん)