プロレスファン必見の小ネタ満載! AKB48の“本物”がここにある『豆腐プロレス』

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テレビ朝日系『豆腐プロレス』番組サイトより
 18日深夜放送の『豆腐プロレス』(テレビ朝日系)では、ついに錦糸町道場と白金ジムによる試合が始まった。VTRで登場した矢崎英一郎(渡辺いっけい)より対戦カードが発表される。パッパラー木﨑(木﨑ゆりあ)vsオクトパス須田(須田亜香里)、キューティーレナッチ(加藤玲奈)・ストロベリー向井地(向井地美音)・サックス古畑(古畑奈和)vsバトンかとみな(加藤美南)・MAX中井(中井りか)・ボイス山田(山田野絵)、チェリー宮脇(宮脇咲良)vsコマネチ湯本(湯本亜美)、ロングスピーチ横山(横山由依)vsバード高柳(高柳明音)となった。  早速第一試合目、パッパラー木﨑vsオクトパス須田からスタート。ゴングが鳴る前からパッパラー木﨑が仕掛けるが、オクトパス須田が木﨑の足をとると、一気に弓矢固めを仕掛けようとする。なんとか木﨑は抜け出し、喧嘩で培った持ち前の負けん気の強さを発揮して須田にタックルしていく。しかし、須田に翻弄され、首四の字固めを食らい、顔面を何度も地面に叩きつけられてしまう。その後もオクトパス須田の名にふさわしい体の柔軟性を活かした「オクトパスダイヤル」「オクトパスホールド」と立て続けにくらい、最後はシャイニングウィザードで木﨑は敗れてしまう。  続いては、3対3のタッグマッチ。だが、錦糸町道場チームは、サックス古畑が不在。すでに劣勢でありながら、数的にも追い込まれた錦糸町道場チーム。やりづらい状況のなか、まずはストロベリー向井地とバトンかとみながリングに上がる。しかし、バトンかとみなの迫力に圧倒された向井地は、なかなかロックアップさえできない。対照的にバトンかとみなは得意とするアクロバティックな動きを披露。向井地は、バトンかとみなの背中側に回り込んでチョップをかます。だが、バトンかとみなは向井地の顔面にエルボーを食らわす。  次は、キューティーレナッチとボイス山田のマッチ。山田はキューティーレナッチにスリーパーホールドをかける。いきなりのギブアップかと思われた瞬間、『徹子の部屋』(同)のテーマが流れ出す。サックス古畑の演奏だ。遅れて登場したサックス古畑の演奏に注目が集まった一瞬の隙に、なんとかキューティーレナッチは山田のスリーパーホールドから抜け出した。しかし、サックスを持ってリングに入ることは「凶器の持ち込み」と同じ扱いに。話の本筋とはまったく関係ないが、プロレスについてあまり知らないのだが「へえ、サックスって凶器なんだ……」と一つ新しいことを知ることができた。しかし善戦も虚しく、二試合目も錦糸町道場チームは敗れてしまった。  いよいよ、あとがなくなった錦糸町道場チームというところで、今回はおしまい。残る試合は宮脇vs湯本、横山vs高柳。同ドラマの主人公のプロレスシーンの披露は、次週に持ち越しとなった。  いままでも何度かプロレスシーンは登場したが、ここまでドラマの放送時間のほとんどがプロレスシーンだけで構成された回は、今回が初めて。しかも、試合は違和感なく観ることができた。  特に、第一試合目のオクトパス須田を演じる須田亜香里は、自身の身体能力を遺憾なく発揮して、弓矢固め、首四の字固め、オクトパスダイヤル、オクトパスホールド、シャイニングウィザード……と数多くの技を披露している。その技の華やかさは、どれも観ていてまったく違和感ないレベルになっているのがすごい。「オクトパスホールド」は、オクトパス須田の名からきた、同ドラマ内のオリジナル技かとも勘違いしてしまうが、これは、実際のプロレスにおける「卍固め」の別名。決め技となった「シャイニングウィザード」は、プロレスを知らない人も一度はその名前を聞いたことがあろう、武藤敬司が開発した飛び蹴りだ。これらの数多くの技を、ほんの10分もない試合のシーンのなかですべて披露している。クオリティの高さに驚かざるをえない。  おそらくこのドラマを観ている人のなかには、ただAKB48グループが好きで、プロレスに関しては疎いという人も多いだろう。筆者もそうであったが、試合は「所詮アイドルがやっているもの」と斜に構えた目線で見るには、もったいないほどのクオリティ。特に、第一試合目は須田のおかげもあってか、まったく気にならず、むしろ「すごいな……」と思わされるくらいであった。気になった方は、技の名前で検索をかけて、実際の試合の動画などを見てみてほしい。確かに、アイドルのプロレス技は“本物”とは違うかもしれないが、それでもそれに追いつこうと練習を重ねた跡が見えるはずだ。  ほかにも、本話はプロレスにまつわる小ネタが多い。実況の神宮寺一馬を演じるのは、テレビ朝日のプロレス実況ではおなじみの、テレビ朝日・野上慎平アナウンサーである。野上アナは入社してすぐにプロレスの実況をはじめ、もう10年近いプロレスアナウンサーとしてのキャリアがある。実際に試合に巻き込まれシャツを引き裂かれるなど、修羅場をくぐり抜けてきた“本物”だ。3対3タッグマッチで人数が不足している錦糸町道場チームに対し「あたしが出ようか」と助けを提案したのは、なんとジャガー横田。一瞬のチョイ役にも往年の名選手を起用するという細かな演出。こういったところにはおそらく制作陣のプロレスへの大きなリスペクトがあるのだろう。こんなに細かなネタが数多く散りばめられていたのだな……と驚いた。  最近では『プロレス総選挙』(同)が放送されるなど、プロレスもまたメディア上で大きな盛り上がりを見せているが、この「総選挙」という形態はAKB48によって一般化したと言ってもいいだろう。そして今回の『豆腐プロレス』もまた、そうしたプロレス文化に大きな意味をもたらしていることも間違いない。これからプロレスファンがAKB48も好きになり、AKB48ファンはプロレスも好きになり……といった現象が起こるのではないだろうか? 見ていてそんなことを考えた。 (文=MC内郷丸)

ゴールデン→深夜に繰り下げが功を奏した! テレ朝『プロレス総選挙』が大健闘

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 12日深夜0時13分からオンエアされた『現役・OBレスラー200人&ファン1万人が選ぶプロレス総選挙』(テレビ朝日系)が平均視聴率4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。この時間帯では大健闘した。  もともと同番組は、午後8時58分からの放送が予定されていた。ところが、前番組『2017 WBC第2次ラウンド 日本対オランダ』が4時間46分に及ぶ死闘を繰り広げ、今大会最高の25.2%の高視聴率を獲得。『プロレス総選挙』は3時間15分も繰り下げての放送という異常事態になったが、そのままチャンネルを替えない視聴者も多かったようで、深夜番組としては上々の視聴率を記録した。  かつてはゴールデンで放送されていたプロレス中継も、いまや深夜やCSでの放送に“降格”。試合中継ではないとはいえ、久しぶりにゴールデンでプロレス番組がオンエアされるとあって、プロレスファンの大いなる期待を集めていた。  日曜の午後9時台は激戦区。同日、“強敵”WBCを裏に回して、木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)は14.7%と健闘。『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)は前週より3.3ポイント下げたが、それでも12.3%と踏ん張った。そのあおりを食って、『大貧乏』(フジテレビ系)は最終回ながら4.4%と爆死した。  では、『プロレス総選挙』が予定通り放送されていたらどうだったか? 『A LIFE』や『行列』の裏で苦戦したであろうことは明白。ヘタをすれば、『大貧乏』に負けて、赤っ恥をかいていたかもしれない。その意味では、深夜に繰り下がって、かえって幸いしたといえそう。  ところで、この『プロレス総選挙』をめぐっては、テレ朝の編成に大いなる疑問が持たれている。WBCオランダ戦の開始時間は午後7時。つまり、2時間弱で試合が終わらなければ、予定時間にスタートできない設定になっていたのだ。プロ野球公式戦の平均試合時間は3時間を超える。ましてや、WBCの場合、球数制限があるため、投手交代の回数も多く、試合時間は公式戦より必然的に長くなる。それがわかっていながら「午後8時58分開始」は、ある意味、「ゴールデンでの放送」をうたって、プロレスファンを引きつけるための“詐欺行為”だ。  また、番組内容、総選挙集計方法や結果についても、視聴者から疑問や不満が噴出した。現役・OBレスラー200人とファン1万人が「あなたが凄いと思うプロレスラーは誰?」とのアンケートにガチ投票したというが、投票したレスラー200人は誰なのか、アンケートはどのような形で実施され、公正に集計されたのかも甚だ疑問。  発表された「プロレス総選挙ベスト20」の結果は、1位=アントニオ猪木、2位=ジャイアント馬場、3位=初代タイガーマスク、4位=オカダ・カズチカ(現・新日本プロレス)、5位=力道山、6位=棚橋弘至(同)、7位=ジャンボ鶴田、8位=獣神サンダー・ライガー(同)、9位=三沢光晴、10位=スタン・ハンセン、11位=長州力、12位=武藤敬司、13位=小橋建太、14位=天龍源一郎、15位=ケニー・オメガ(同)、16位=橋本真也、17位=蝶野正洋、18位=ハルク・ホーガン、19位=真壁刀義(同)、20位=アンドレ・ザ・ジャイアント。  このうち、馬場、力道山、鶴田、三沢、小橋、天龍以外の14人は、新日本の現役及びOB、そして新日本で活躍した外国人。新日本の中継『ワールド・プロレスリング』をオンエアするテレ朝が新日本の試合会場を中心に調査すれば、このような投票結果になるのは当然のこと。全日本プロレス、プロレスリング・ノア、その他の団体のファンにとっては、まるで納得がいかない結果となった。  プロレス中継がゴールデンから消えて久しいとはいえ、まだまだプロレスファンは潜在的に多く、プロレス人気が上昇気配にある今、「プ女子」をはじめ、新たなファンも増えている。これでは「現在の“新日ブーム”を喧伝したかっただけ」と言われても仕方あるまい。テレ朝が『プロレス総選挙』第2弾を放送することがあれば、次回は“公正な”形での調査をしてほしいものだ。 (文=田中七男)

ゴールデン→深夜に繰り下げが功を奏した! テレ朝『プロレス総選挙』が大健闘

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 12日深夜0時13分からオンエアされた『現役・OBレスラー200人&ファン1万人が選ぶプロレス総選挙』(テレビ朝日系)が平均視聴率4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。この時間帯では大健闘した。  もともと同番組は、午後8時58分からの放送が予定されていた。ところが、前番組『2017 WBC第2次ラウンド 日本対オランダ』が4時間46分に及ぶ死闘を繰り広げ、今大会最高の25.2%の高視聴率を獲得。『プロレス総選挙』は3時間15分も繰り下げての放送という異常事態になったが、そのままチャンネルを替えない視聴者も多かったようで、深夜番組としては上々の視聴率を記録した。  かつてはゴールデンで放送されていたプロレス中継も、いまや深夜やCSでの放送に“降格”。試合中継ではないとはいえ、久しぶりにゴールデンでプロレス番組がオンエアされるとあって、プロレスファンの大いなる期待を集めていた。  日曜の午後9時台は激戦区。同日、“強敵”WBCを裏に回して、木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)は14.7%と健闘。『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)は前週より3.3ポイント下げたが、それでも12.3%と踏ん張った。そのあおりを食って、『大貧乏』(フジテレビ系)は最終回ながら4.4%と爆死した。  では、『プロレス総選挙』が予定通り放送されていたらどうだったか? 『A LIFE』や『行列』の裏で苦戦したであろうことは明白。ヘタをすれば、『大貧乏』に負けて、赤っ恥をかいていたかもしれない。その意味では、深夜に繰り下がって、かえって幸いしたといえそう。  ところで、この『プロレス総選挙』をめぐっては、テレ朝の編成に大いなる疑問が持たれている。WBCオランダ戦の開始時間は午後7時。つまり、2時間弱で試合が終わらなければ、予定時間にスタートできない設定になっていたのだ。プロ野球公式戦の平均試合時間は3時間を超える。ましてや、WBCの場合、球数制限があるため、投手交代の回数も多く、試合時間は公式戦より必然的に長くなる。それがわかっていながら「午後8時58分開始」は、ある意味、「ゴールデンでの放送」をうたって、プロレスファンを引きつけるための“詐欺行為”だ。  また、番組内容、総選挙集計方法や結果についても、視聴者から疑問や不満が噴出した。現役・OBレスラー200人とファン1万人が「あなたが凄いと思うプロレスラーは誰?」とのアンケートにガチ投票したというが、投票したレスラー200人は誰なのか、アンケートはどのような形で実施され、公正に集計されたのかも甚だ疑問。  発表された「プロレス総選挙ベスト20」の結果は、1位=アントニオ猪木、2位=ジャイアント馬場、3位=初代タイガーマスク、4位=オカダ・カズチカ(現・新日本プロレス)、5位=力道山、6位=棚橋弘至(同)、7位=ジャンボ鶴田、8位=獣神サンダー・ライガー(同)、9位=三沢光晴、10位=スタン・ハンセン、11位=長州力、12位=武藤敬司、13位=小橋建太、14位=天龍源一郎、15位=ケニー・オメガ(同)、16位=橋本真也、17位=蝶野正洋、18位=ハルク・ホーガン、19位=真壁刀義(同)、20位=アンドレ・ザ・ジャイアント。  このうち、馬場、力道山、鶴田、三沢、小橋、天龍以外の14人は、新日本の現役及びOB、そして新日本で活躍した外国人。新日本の中継『ワールド・プロレスリング』をオンエアするテレ朝が新日本の試合会場を中心に調査すれば、このような投票結果になるのは当然のこと。全日本プロレス、プロレスリング・ノア、その他の団体のファンにとっては、まるで納得がいかない結果となった。  プロレス中継がゴールデンから消えて久しいとはいえ、まだまだプロレスファンは潜在的に多く、プロレス人気が上昇気配にある今、「プ女子」をはじめ、新たなファンも増えている。これでは「現在の“新日ブーム”を喧伝したかっただけ」と言われても仕方あるまい。テレ朝が『プロレス総選挙』第2弾を放送することがあれば、次回は“公正な”形での調査をしてほしいものだ。 (文=田中七男)

HKT48兒玉遥に恋人発覚か!? いよいよ登板するAKB48の“プロレス”を目撃せよ『豆腐プロレス』

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テレビ朝日系『豆腐プロレス』番組サイトより
 11日深夜放送の『豆腐プロレス』(テレビ朝日系)第8話。サブタイトルは「ゴングまでまてない」だ。矢崎英一郎(渡辺いっけい)により興行される「錦糸町道場マッチ」まであと一週間と迫り、テレビで対戦相手が白金ジムだと知り、不安を抱きつつも気合を入れて練習に励む宮脇咲良(役名同じ)らメンバーたち。  そんな錦糸町道場にテレビの取材がやってくる。レポーターはなんと小嶋陽菜(役名同じ)。演じるのはもちろん、小嶋陽菜本人だ。メンバーたちは「タレントのこじはるだよね!?」と驚くが、錦糸町道場の門下生だった横山由依(役名同じ)は、「やっぱり! 昔ここにおった人や!」と言う。小嶋は、錦糸町道場出身のWIP初代チャンピオンだったことが判明する。  小嶋は、先月代々木第一体育館での卒業コンサートを行ったばかり。そして誕生日の4月19日にAKB48劇場にて卒業公演を控えている。『豆腐プロレス』のオープニングテーマ「シュートサイン」(キングレコード)も、小嶋がセンターを務めており、CMで流れるMVも、プロレスをモチーフとして扱いながら小嶋の卒業を描いた作品となっている。  錦糸町道場に久々に来た小嶋は、ウロボロス洋平(菅原大吉)の遺影を見るや「え~! 洋平さん死んでる~!」と、かつての師匠の死にもふわふわした反応。しかし、小嶋の出演は、このテレビの取材のシーンのみ。卒業を予定した人気メンバーの登場だけに、どのような重要な役どころかと期待して見ていたが、正直がっかりしてしまった。  ドラマの外まで広げて考えてみると、今回の配役だけでなく、秋元康氏は、なぜ「シュートサイン」を小嶋の卒業前最後のシングルに決めたのか、正直なところ理解に苦しむ。若手が中心に活躍するドラマの内容と直接リンクした内容の歌詞やMV、そしてこの『豆腐プロレス』というドラマの存在と、小嶋の卒業という要素がごちゃ混ぜになってしまっている。卒業を前に“花を持たせる”なら、もっと綺麗な花があったのではないか……!?  と言いつつも、マイペースでなんでもありの小嶋のキャラクターならでは、と言ってしまえばそれまでかもしれない。一方で、“レジェンド級メンバーたち”の卒業のはじまりとなった、2013年の前田敦子の卒業と比べると、かなりグダグダしている。人気の低下よりも、提供されるストーリーに面白さを感じなくなってしまったということが「AKB凋落」を象徴しているような気がして、なんとなく見ていて悲しくなった。  さて、小嶋の出演については不満をこぼしてしまったが、正直なところ、本編のドラマの内容はかなり面白い。続きを見ていこう。  試合の宣伝をしようとポスターをつくってきた横山に対し、加藤は「プロレスは好きだけど、プロレスをやっているというのは知られたくない」と言い出す。なんでここに来て急にそんなこと言うんだよ! と思うが、アリゲート流司(今野浩喜)は「マスクマンになれ」とマスクを手渡した。加藤がマスクキャラになるためのきっかけだったのだ。  試合前夜、アリゲート流司(今野浩喜)からのリングネームを言い渡されるメンバーたち。宮脇咲良は「チェリー宮脇」、向井地美音(役名同じ)は「ストロベリー向井地」、横山由依は「ロングスピーチ横山」、木﨑ゆりあは「パラッパー木﨑」、加藤玲奈(役名同じ)は「キューティーレナッチ」、そして古畑奈和は「サックス古畑」。横山が総選挙のスピーチが長かったことから「ロングスピーチ横山」となったのだろう。それぞれがファンに持たれているイメージをそのまま使ったリングネームになっている。  試合当日の朝には、ついに白金ジムのメンバーたちが錦糸町道場入り。控室に案内する宮脇に対して「ここって、倉庫かなにかですか?」「試合会場ってここから近いんですか?」と投げかける。普段もっと大きく華やかなリングで戦っている白金ジムのメンバーたちからのこの言葉は相当なイヤミだ。バチバチな試合を予感させる白金ジムメンバーからの牽制。さあ、ここから試合だ! というところで番組は終了する。しかも次回予告には、ジャガー横田の姿も。まさに「ゴングまで待てない!!」となるような、次回が楽しみな回だった。  もうひとつ、このドラマとAKB48をめぐり、気になる話があったので簡単にまとめておきたい。「錦糸町道場マッチ」の直前とはいえ、今回もフォーカスされるのは錦糸町道場メンバーだけではなかった。前回タッグの解消が決まり、ハリウッドJURINA(松井珠理奈)は新たなパートナーの道頓堀白間(白間美瑠)との練習のシーンがある。  道頓堀白間は矢崎から「チャンスの波は誰にでもやって来る。だがその波を捕らえ、トップに立つことができるのは一握りの人間だ」と叱咤されたせいもあってか、気合が入っている様子だ。そんななか、タッグを解消したハリウッドJURINAの元相方で、メキシコに修行に行くことになったエメラルドHARUKAが荷物をとりに練習場に入ってくる。ハリウッドJURINAは一度練習を止め、エメラルドHARUKAと握手を交わす。このシーンを見たハリウッドJURINAを演じる松井珠理奈は、「感動のシーン。涙が出そうだった」とツイートしている。  実は、エメラルドHARUKAを演じる兒玉遥は、第6話が放送された2月末ごろから体調不良でほとんどの活動をキャンセルして休養している。おそらく、エメラルドHARUKAがメキシコに修行に行くという展開も、兒玉の体調不良を考慮して決められたのではないだろうか。  そろそろこの記事も締めたいと思っていたのだが、これが放送されたのは奇しくも3月11日の深夜。放送の少し前に、兒玉はGoogle+に東日本大震災から6年ということで文章を投稿している。実はこの投稿が思わぬ波紋を呼んでいる。  心のこもったメッセージの合間に、恋愛禁止のAKB48グループに所属していながら「私は心に決めている人がいます」という一文が入っていたからだ。ちょうど兒玉が休養期間であるだけに、ファンの間ではさまざまな臆測が飛び交ってしまっている。このままドラマだけでなく活動もフェードアウト……なんてことにならなければよいが。また兒玉がエメラルドHARUKAとして、戻ってくることを期待したい。 (文=MC内郷丸)

HKT48兒玉遥に恋人発覚か!? いよいよ登板するAKB48の“プロレス”を目撃せよ『豆腐プロレス』

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テレビ朝日系『豆腐プロレス』番組サイトより
 11日深夜放送の『豆腐プロレス』(テレビ朝日系)第8話。サブタイトルは「ゴングまでまてない」だ。矢崎英一郎(渡辺いっけい)により興行される「錦糸町道場マッチ」まであと一週間と迫り、テレビで対戦相手が白金ジムだと知り、不安を抱きつつも気合を入れて練習に励む宮脇咲良(役名同じ)らメンバーたち。  そんな錦糸町道場にテレビの取材がやってくる。レポーターはなんと小嶋陽菜(役名同じ)。演じるのはもちろん、小嶋陽菜本人だ。メンバーたちは「タレントのこじはるだよね!?」と驚くが、錦糸町道場の門下生だった横山由依(役名同じ)は、「やっぱり! 昔ここにおった人や!」と言う。小嶋は、錦糸町道場出身のWIP初代チャンピオンだったことが判明する。  小嶋は、先月代々木第一体育館での卒業コンサートを行ったばかり。そして誕生日の4月19日にAKB48劇場にて卒業公演を控えている。『豆腐プロレス』のオープニングテーマ「シュートサイン」(キングレコード)も、小嶋がセンターを務めており、CMで流れるMVも、プロレスをモチーフとして扱いながら小嶋の卒業を描いた作品となっている。  錦糸町道場に久々に来た小嶋は、ウロボロス洋平(菅原大吉)の遺影を見るや「え~! 洋平さん死んでる~!」と、かつての師匠の死にもふわふわした反応。しかし、小嶋の出演は、このテレビの取材のシーンのみ。卒業を予定した人気メンバーの登場だけに、どのような重要な役どころかと期待して見ていたが、正直がっかりしてしまった。  ドラマの外まで広げて考えてみると、今回の配役だけでなく、秋元康氏は、なぜ「シュートサイン」を小嶋の卒業前最後のシングルに決めたのか、正直なところ理解に苦しむ。若手が中心に活躍するドラマの内容と直接リンクした内容の歌詞やMV、そしてこの『豆腐プロレス』というドラマの存在と、小嶋の卒業という要素がごちゃ混ぜになってしまっている。卒業を前に“花を持たせる”なら、もっと綺麗な花があったのではないか……!?  と言いつつも、マイペースでなんでもありの小嶋のキャラクターならでは、と言ってしまえばそれまでかもしれない。一方で、“レジェンド級メンバーたち”の卒業のはじまりとなった、2013年の前田敦子の卒業と比べると、かなりグダグダしている。人気の低下よりも、提供されるストーリーに面白さを感じなくなってしまったということが「AKB凋落」を象徴しているような気がして、なんとなく見ていて悲しくなった。  さて、小嶋の出演については不満をこぼしてしまったが、正直なところ、本編のドラマの内容はかなり面白い。続きを見ていこう。  試合の宣伝をしようとポスターをつくってきた横山に対し、加藤は「プロレスは好きだけど、プロレスをやっているというのは知られたくない」と言い出す。なんでここに来て急にそんなこと言うんだよ! と思うが、アリゲート流司(今野浩喜)は「マスクマンになれ」とマスクを手渡した。加藤がマスクキャラになるためのきっかけだったのだ。  試合前夜、アリゲート流司(今野浩喜)からのリングネームを言い渡されるメンバーたち。宮脇咲良は「チェリー宮脇」、向井地美音(役名同じ)は「ストロベリー向井地」、横山由依は「ロングスピーチ横山」、木﨑ゆりあは「パラッパー木﨑」、加藤玲奈(役名同じ)は「キューティーレナッチ」、そして古畑奈和は「サックス古畑」。横山が総選挙のスピーチが長かったことから「ロングスピーチ横山」となったのだろう。それぞれがファンに持たれているイメージをそのまま使ったリングネームになっている。  試合当日の朝には、ついに白金ジムのメンバーたちが錦糸町道場入り。控室に案内する宮脇に対して「ここって、倉庫かなにかですか?」「試合会場ってここから近いんですか?」と投げかける。普段もっと大きく華やかなリングで戦っている白金ジムのメンバーたちからのこの言葉は相当なイヤミだ。バチバチな試合を予感させる白金ジムメンバーからの牽制。さあ、ここから試合だ! というところで番組は終了する。しかも次回予告には、ジャガー横田の姿も。まさに「ゴングまで待てない!!」となるような、次回が楽しみな回だった。  もうひとつ、このドラマとAKB48をめぐり、気になる話があったので簡単にまとめておきたい。「錦糸町道場マッチ」の直前とはいえ、今回もフォーカスされるのは錦糸町道場メンバーだけではなかった。前回タッグの解消が決まり、ハリウッドJURINA(松井珠理奈)は新たなパートナーの道頓堀白間(白間美瑠)との練習のシーンがある。  道頓堀白間は矢崎から「チャンスの波は誰にでもやって来る。だがその波を捕らえ、トップに立つことができるのは一握りの人間だ」と叱咤されたせいもあってか、気合が入っている様子だ。そんななか、タッグを解消したハリウッドJURINAの元相方で、メキシコに修行に行くことになったエメラルドHARUKAが荷物をとりに練習場に入ってくる。ハリウッドJURINAは一度練習を止め、エメラルドHARUKAと握手を交わす。このシーンを見たハリウッドJURINAを演じる松井珠理奈は、「感動のシーン。涙が出そうだった」とツイートしている。  実は、エメラルドHARUKAを演じる兒玉遥は、第6話が放送された2月末ごろから体調不良でほとんどの活動をキャンセルして休養している。おそらく、エメラルドHARUKAがメキシコに修行に行くという展開も、兒玉の体調不良を考慮して決められたのではないだろうか。  そろそろこの記事も締めたいと思っていたのだが、これが放送されたのは奇しくも3月11日の深夜。放送の少し前に、兒玉はGoogle+に東日本大震災から6年ということで文章を投稿している。実はこの投稿が思わぬ波紋を呼んでいる。  心のこもったメッセージの合間に、恋愛禁止のAKB48グループに所属していながら「私は心に決めている人がいます」という一文が入っていたからだ。ちょうど兒玉が休養期間であるだけに、ファンの間ではさまざまな臆測が飛び交ってしまっている。このままドラマだけでなく活動もフェードアウト……なんてことにならなければよいが。また兒玉がエメラルドHARUKAとして、戻ってくることを期待したい。 (文=MC内郷丸)

テレ東を丸パクリした徳光和夫のテレ朝『路線バス』も終了危機? 視聴率は及第点も、やはり「体力が……」

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 テレビ東京系の人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の“パクリ番組”と揶揄されながらも安定した人気を誇ってきた、徳光和夫の『路線バスで寄り道の旅』(テレビ朝日系)。  2013年に特番がスタートし、15年からレギュラー放送となった同番組だが、今年初めごろから打ち切りがウワサされ始めた。視聴率こそ及第点のようだが、徳光の肉体的限界が近づいているようなのだ。確かに、番組の売りになっている徳光の居眠りを見るたびに、そろそろ限界かなと感じてしまう。  テレ東の『ローカル路線バス』は、太川陽介と蛭子能収のコンビで、07年の春から不定期特番としてスタート。番組の制作費は1本あたり800万円と、通常のバラエティ番組の約半分という安さで、10%前後の視聴率を取っていることから、それを見たテレ朝は、徳光とタレントの田中律子のコンビを中心に据え、ゲストの女性タレントを加えて進行する『路線バスで寄り道の旅』をスタートさせた。  徳光自身も「テレ東のパクリ番組だ」と自虐していたというが、その節操のなさが功を奏し、レギュラー化。徳光にとって、テレ朝での初レギュラー番組となった。  徳光は、いまだにお小遣い制だという。昔のように、大きな番組の司会のオファーは来なくなったが、かといって、結婚式の司会の依頼も、そうしょっちゅうあるわけでもない。周囲に「働かないと大好きな競馬ができないんだよ」漏らしていたというが、それだけに、老体にむち打ってでも『路線バスで寄り道の旅』は続けたいらしいが、寄る年波には勝てないようだ。  番組では、道中徳光がバスの中でこっくりこっくりと仮眠する姿が売りになっている。その姿を女性陣たちにいじられるシーンは、視聴者にはほほえましく映っているようだが、実際には、徳光は番組の収録が終わるとぐったりしているという。徳光にとって収録中の居眠りは、どうにも避けることができない大事な休息なのだ。だが、それはプロとしてどうなのだろう? 徳光にもその葛藤はあるはずだ。  今年1月、テレ東の『ローカル路線バス』のレギュラーだった蛭子が、「この年で3泊4日のロケはきつい」と言って降板した。降板の真相は、太川と比べて自分のギャラが安かったことに蛭子が不満を持っていたという情報もあるが、体力的に限界だったことも確かなようだ。  69歳の蛭子の降板を受けて、徳光も「こっちもいいんじゃない」と言い始めたという。3月10日で76歳を迎えた徳光。蛭子より7歳も上なのだから、例え1日でも、朝から夜まで動き回るロケは相当つらいのだろう。『ローカル路線バス』を追うように始まった『路線バスで寄り道の旅』、その終わりも“先輩”に近づいているのかもしれない。 (文=本多圭)

テレビ朝日、突然の『土曜ワイド劇場』打ち切りは“下請けイジメ”!? 制作会社が連鎖倒産の恐れ

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『土曜ワイド劇場』テレビ朝日
 テレビ朝日が4月の番組改編で、歴史ある『土曜ワイド劇場』を打ち切って、情報番組『サタデーステーション』をスタートさせる。それに伴い、ドラマ制作を請け負っていた制作会社が経営危機に陥り、何社か倒産するのではないかといわれている。 『土曜ワイド』は1977年にスタート。『西村京太郎トラベルミステリー』や『家政婦は見た!』などの人気シリーズが生まれた。現在、水曜夜9時から放送されているテレ朝の人気ドラマシリーズ『相棒』も、当初は土曜ワイドの単発でスタートした作品。ドラマの制作はテレ朝と系列の朝日放送が分担して行っているが、実態は、下請けのドラマ制作会社に丸投げしている状況だ。  現在も継続しているシリーズは、テレ朝が高橋英樹主演の『西村京太郎トラベルミステリー』をはじめ27本。朝日放送は三浦友和主演の『はみだし弁護士・巽志郎』をはじめ14本。計41本もあった。それが、いきなり『土曜ワイド』枠ごと打ち切られるのだ。  シリーズをアテにしていたレギュラーの俳優や女優は、大きな収入源が絶たれる。さらに、これまでも制作費のコストダウンを強いられ、さんざん泣かされてきた制作会社が経営危機に陥るのは目に見えている。 『土曜ワイド』1本あたりの制作費は、当初は6,000~8,000万円だったが、最近は1本あたり3,000万円、高くて5,000万円だという。この制作費だと、ちょっとでも撮影の予定が狂えば、赤字になることもしばしば。出演者のギャラも遅配するほどの、自転車操業の制作会社が大半を占めているという。  制作会社関係者によると「『土曜ワイド』がなくなって、すでに何社かの倒産がウワサされています。そうした制作会社は今後、ネットオリジナルドラマなどの制作にも手を広げていかないと食い扶持を確保できませんが、いずれにせよ、圧迫されたコストの中、ギリギリの経営を強いられるのは間違いありません」と嘆く。 『サタデーステーション』の初ネタが、「土曜ワイド劇場の制作会社、倒産」になったら、シャレにならない。 (文=本多圭)

視聴率上昇! テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』が示した“家族像”

視聴率上昇! テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』で見る、世間を覆う不幸の正体の画像1
テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』番組サイトより
 大団円を迎えたテレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』。9日放送の最終回の視聴率は、11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、有終の美を飾る数字として申し分ないでしょう。  転落劇を続ける富川一家。しかし、逆境の中、懸命に社会に再チャレンジする姿に、強い家族愛を感じ、涙がポロリ……。そんな同ドラマの術中にハマってしまった筆者ですが、最終回もきっちりレビューしていきますよ。  前回、離婚が決定的となった富川洋輔(三浦友和)と、妻の水希(黒木瞳)を引き合わせ、離婚を回避させようとする栞(前田敦子)と、光(工藤阿須加)は、家族で食事をしようと誘います。しかし、自らを社会復帰に導いた“唯一の友人”天谷五郎(段田安則)への恩を返そうと引き受けた仕事と重なり、洋輔は結局食事の場へ顔を出すことはなく、離婚は決定的かと思わせたまま放送は終了。  さて、今回は家族それぞれが最後まで抱える問題を、インドでの社長就任の打診を受けたことで誇りを取り戻し、“無敵の中年“となった洋輔が鮮やかに解決していきます。  娘・栞と真壁雄斗(渡辺大)との結婚話は、進展がないままです。栞が真壁を連れて自宅にやってきたとき、価値観の違いなどから、洋輔と真壁は言い争いになります。その後、真壁が栞とは別の女性といるところを洋輔は目撃。その女性に駆け寄り、汗はダラダラ、鼻息荒く「あの男性は、あなたとはどういった関係なんでしょうか?」と洋輔は詰め寄ります。怖すぎ。  かくして、真壁の浮気が白日の下に。真壁は悪びれる様子もありません。「そんな男にすがる自分は、なんて情けない」と、栞は真壁と別れることを決めました。  国原耕太(新井浩文)の長年の夢である福祉事業に誘われていた光。一方で洋輔は国原に資金の援助を迫られています。国原から提供してもらった家で生活している光ですが、アルバイトをしている経済誌の編集部で、就活塾の特集を組むことが決定し、恩師でもある国原の悪事を洗い出すことに。  この嘘だらけの国原にひとつだけ真実がありました。国原が福祉事業を始める理由です。「妹に障害があったから」という、その理由を洋輔は、作り話だと思っていました。しかし、国原から借りている家から出てきた写真に、幼いころの国原と妹の姿がありました。そこには、車椅子に座る妹と国原の姿が。国原の妹は、軽度の障害であったために施設に入れず、片親の母親が世話をしながら仕事をし、一家を養っていたそう。無理がたたり、母親は病死。その後、国原は妹も亡くしています。 光は、苦悩します。取材により国原の悪事を把握しつつも、感謝の気持ちがあるからです。取材記事が出れば、憧れの編集部での正社員雇用が待っています。しかし、恩師の夢を潰してしまう。この2つに1つの選択の答えを導いたのは、またもや洋輔でした。  光の書いた記事は掲載され、国原の悪事が世間の注目を集めます。国原が逮捕されるその日、光は国原に会いに行きます。そこで、洋輔が紹介した議員が、国原の福祉事業を引き継ぐことが決定したことを伝え、出所後の国原を手伝うと言いますが、国原は「お前はお前の道を進めばいい。もう俺みたいのに騙されるなよ」と言って連行されていきました。  そして、洋輔自身の問題でもある、水希との離婚。ところで、水希が洋輔に一番不満を持っていた点ってどこでしょう? 「いつも仕事、仕事で……」と水希が言うように、長い間家族との時間を持たなかったことです。  失業から一抜けした水希は、勤め先の生花店でトントン拍子で仕事を任されます。上記の問題で悩んでいた光と栞の話を聞く時間を作れませんでした。この状況に見覚えはないでしょうか? まさに、ドラマ冒頭の洋輔です。失業から再就職を経て、水希が担っていた家庭の立場を洋輔が体験し、洋輔が担っていた会社での立場を水希が体験したことで、この夫婦は初めて互いを理解できたともいえます。  子ども2人が抱える最大の問題を解決したのが洋輔だと知り、水希の中で気持ちが変わり、洋輔と水希は夫婦を続けることを決めるのでした。  インドでの社長の座を蹴り、洋輔が選んだのは、清掃業のアルバイト。かつてエリート社員だった洋輔からは、想像もできない仕事です。  そして、ローンで購入し、悩みの種だったマイホームで、再び家族として新たに生活を始める……というところでこのドラマはおしまい。  さて、前回のレビューでは「家族はいずれバラバラになるものよ」という言葉から、水希は”新しい家族観”の代弁者であるとしました。でも結局最後は、洋輔のような”旧来の家族観”に取り込まれていくという構図で終わります。一方で、ラストのシーンで家族が集結し、そこで洋輔が「じゃあ、またここで家族で……」と遠慮がちに再び一家4人で生活することを確認する場面があって、これは“旧来の家族観”が“新しい家族観”を許容するシーンでしょう。世代間によって、家族のあり方があり、「これが正しい家族だ!」と明白な言及を避け、視聴者それぞれの「家族像」に寄り添う結末だと言えそうです。  就活、就職難、貧困、格差、性差など昨今の数多ある社会問題を取り扱い、その上で家庭、家というシステムを使ったすばらしい作品だったと思います。 (文=どらまっ子HAYAちゃん)

視聴率上昇! テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』が示した“家族像”

視聴率上昇! テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』で見る、世間を覆う不幸の正体の画像1
テレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』番組サイトより
 大団円を迎えたテレビ朝日系『就活家族~きっと、うまくいく~』。9日放送の最終回の視聴率は、11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、有終の美を飾る数字として申し分ないでしょう。  転落劇を続ける富川一家。しかし、逆境の中、懸命に社会に再チャレンジする姿に、強い家族愛を感じ、涙がポロリ……。そんな同ドラマの術中にハマってしまった筆者ですが、最終回もきっちりレビューしていきますよ。  前回、離婚が決定的となった富川洋輔(三浦友和)と、妻の水希(黒木瞳)を引き合わせ、離婚を回避させようとする栞(前田敦子)と、光(工藤阿須加)は、家族で食事をしようと誘います。しかし、自らを社会復帰に導いた“唯一の友人”天谷五郎(段田安則)への恩を返そうと引き受けた仕事と重なり、洋輔は結局食事の場へ顔を出すことはなく、離婚は決定的かと思わせたまま放送は終了。  さて、今回は家族それぞれが最後まで抱える問題を、インドでの社長就任の打診を受けたことで誇りを取り戻し、“無敵の中年“となった洋輔が鮮やかに解決していきます。  娘・栞と真壁雄斗(渡辺大)との結婚話は、進展がないままです。栞が真壁を連れて自宅にやってきたとき、価値観の違いなどから、洋輔と真壁は言い争いになります。その後、真壁が栞とは別の女性といるところを洋輔は目撃。その女性に駆け寄り、汗はダラダラ、鼻息荒く「あの男性は、あなたとはどういった関係なんでしょうか?」と洋輔は詰め寄ります。怖すぎ。  かくして、真壁の浮気が白日の下に。真壁は悪びれる様子もありません。「そんな男にすがる自分は、なんて情けない」と、栞は真壁と別れることを決めました。  国原耕太(新井浩文)の長年の夢である福祉事業に誘われていた光。一方で洋輔は国原に資金の援助を迫られています。国原から提供してもらった家で生活している光ですが、アルバイトをしている経済誌の編集部で、就活塾の特集を組むことが決定し、恩師でもある国原の悪事を洗い出すことに。  この嘘だらけの国原にひとつだけ真実がありました。国原が福祉事業を始める理由です。「妹に障害があったから」という、その理由を洋輔は、作り話だと思っていました。しかし、国原から借りている家から出てきた写真に、幼いころの国原と妹の姿がありました。そこには、車椅子に座る妹と国原の姿が。国原の妹は、軽度の障害であったために施設に入れず、片親の母親が世話をしながら仕事をし、一家を養っていたそう。無理がたたり、母親は病死。その後、国原は妹も亡くしています。 光は、苦悩します。取材により国原の悪事を把握しつつも、感謝の気持ちがあるからです。取材記事が出れば、憧れの編集部での正社員雇用が待っています。しかし、恩師の夢を潰してしまう。この2つに1つの選択の答えを導いたのは、またもや洋輔でした。  光の書いた記事は掲載され、国原の悪事が世間の注目を集めます。国原が逮捕されるその日、光は国原に会いに行きます。そこで、洋輔が紹介した議員が、国原の福祉事業を引き継ぐことが決定したことを伝え、出所後の国原を手伝うと言いますが、国原は「お前はお前の道を進めばいい。もう俺みたいのに騙されるなよ」と言って連行されていきました。  そして、洋輔自身の問題でもある、水希との離婚。ところで、水希が洋輔に一番不満を持っていた点ってどこでしょう? 「いつも仕事、仕事で……」と水希が言うように、長い間家族との時間を持たなかったことです。  失業から一抜けした水希は、勤め先の生花店でトントン拍子で仕事を任されます。上記の問題で悩んでいた光と栞の話を聞く時間を作れませんでした。この状況に見覚えはないでしょうか? まさに、ドラマ冒頭の洋輔です。失業から再就職を経て、水希が担っていた家庭の立場を洋輔が体験し、洋輔が担っていた会社での立場を水希が体験したことで、この夫婦は初めて互いを理解できたともいえます。  子ども2人が抱える最大の問題を解決したのが洋輔だと知り、水希の中で気持ちが変わり、洋輔と水希は夫婦を続けることを決めるのでした。  インドでの社長の座を蹴り、洋輔が選んだのは、清掃業のアルバイト。かつてエリート社員だった洋輔からは、想像もできない仕事です。  そして、ローンで購入し、悩みの種だったマイホームで、再び家族として新たに生活を始める……というところでこのドラマはおしまい。  さて、前回のレビューでは「家族はいずれバラバラになるものよ」という言葉から、水希は”新しい家族観”の代弁者であるとしました。でも結局最後は、洋輔のような”旧来の家族観”に取り込まれていくという構図で終わります。一方で、ラストのシーンで家族が集結し、そこで洋輔が「じゃあ、またここで家族で……」と遠慮がちに再び一家4人で生活することを確認する場面があって、これは“旧来の家族観”が“新しい家族観”を許容するシーンでしょう。世代間によって、家族のあり方があり、「これが正しい家族だ!」と明白な言及を避け、視聴者それぞれの「家族像」に寄り添う結末だと言えそうです。  就活、就職難、貧困、格差、性差など昨今の数多ある社会問題を取り扱い、その上で家庭、家というシステムを使ったすばらしい作品だったと思います。 (文=どらまっ子HAYAちゃん)

テレ朝『サヨナラ、きりたんぽ』騒動、「テレビでも“ちんこ”はいいけど“ちんぽ”はNG」

秋元康原作『サヨナラ、きりたんぽ』に秋田県が激怒! 一因は「ぽ」に「テカっている印象」かの画像1
 テレビ朝日が4月から放送を予定しているAKB48・渡辺麻友主演連続ドラマ『サヨナラ、きりたんぽ』が秋田県から抗議を受け、タイトルを撤回した。  同ドラマの企画・原作は、AKB48総合プロデューサーの秋元康氏が担当。脚本は映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)の喜安浩平氏。  テレ朝のホームページに当初掲載されていた紹介文によれば、渡辺が演じるのは、竹細工の製造販売をしている桐山さおり。婚活に精を出すも、そこで出会う男性は妻がいたり、酒乱やDV男など、ダメ男ばかり。裏切られたさおりは、復讐のためそんな男たちの下腹部を切断する狂気の女と変貌するという。  さらに、「1936年、日本中を震撼させた女がいた…!愛するがゆえに、男の下腹部を切断した“阿部定”。その衝撃から、約80年。まゆゆが、第二の“阿部定”となる…!?」との告知文も(現在は削除)。女性が男性器を切断する理由は全く違えど、どうやら1936年に起きた“阿部定事件”がモチーフのようだ。  この内容から、タイトルの「きりたんぽ」が、秋田県の郷土料理であるきりたんぽを男性器に見立てているのは明白。案の定、秋田県は「きりたんぽの印象を損なう恐れがある」として、タイトルの変更と、劇中できりたんぽを男性器に見立て使用しないよう申し入れ、テレ朝側がこれを了承。併せて「放送前とはいえ、秋田県の皆様に、ご不快な思いを与えてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪した。  この騒動に、ネット上では「そりゃ怒るわ」「下品で無礼」「テレ朝もよくこのタイトルでGOだしたな」といった声が上が相次いでいる。また、新たなタイトルを検討中の同作に対し、「『サヨナラ、いぶりがっこ』はどうか」「もう『サヨナラ、ちんぽ』でいいよ」など、新タイトルを出し合う大喜利状態に発展している。  なお、2008年には、きりたんぽをモチーフとした「きりちんぽ」なるマスコットに批判が相次ぎ、携帯ストラップなどのグッズが発売中止となる騒動が起きている。  一方、沖縄銘菓・ちんすこうをモチーフにした菓子「ちんこすこう」は、2006年の発売以来、大ヒット。当時、メーカー開発者は、「きりちんぽ」の失敗について「名前が独り歩きしてしまい、キャラのかわいらしさやユーモアが伝わらなかったんでしょうね。名前の末尾も、ウチが使っている『こ』ならかわいいけど、『ぽ』ではテカっているような、リアルな感じがありますし……」と分析していた。 「確かに、『こ』はいいけど、『ぽ』は下品すぎるという風潮があります。テレビ業界でも、『ちんこ』はそのまま放送していますが、『ちんぽ』は規制音を入れるという暗黙のルールが。今回、『サヨナラ、きりたんぽ』が、秋田県民以外からも『悪ふざけが過ぎる』『下品』などと批判された背景には、『ぽ』の作用も少なからずありそう。ちなみに昨年まで、秋田出身の元AV女優・瀬奈まおが考案した『きりたんぽん』というゆるキャラも活動していましたが、これに秋田県から抗議が寄せられたという話は聞きません」(芸能記者)  NHKのニュースでも騒動が報じられるなど、放送前から大きな話題となっている同ドラマ。もしや、秋元氏がしかけた炎上商法……?