賞味期限10年オーバーでも腐らない月餅が日本にも流入中? 中国に潜伏する“ゾンビ食品”たち

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方さん宅で発見された10年前の月餅
 30~40年間にわって冷凍保存された食肉が流通していた「ゾンビ肉事件」が起こったばかりの中国で(参照記事)、新たなゾンビ食品が登場した。  中国では「中秋節」に月餅を食べる習慣があるのだが、今年はこんなニュースが話題となった。
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製造年月日は2005年9月3日。賞味期限は30日と記載されている
 9月下旬、「浙江交通之声」などが伝えたところによると、浙江省杭州市の方さんは、自宅の物置で古い月餅を発見した。箱に貼ってあるラベルを見ると、製造年月日は2005年9月3日で、賞味期限は同30日と記載されている。10年以上も経過しているので、当然腐敗しているだろうと思い、開封してみると、月餅にはカビひとつない。腐臭もなく、最近購入したものとなんら変わりなかった。中身はどうだろうと切ってみると、やはりなんの傷みもない。明らかに、不自然である。  これについて記者が製造元に問い合わせたが、回答は得られなかったという。一方、専門家は「防腐剤の使いすぎが原因の可能性が高い」と指摘している。業界の内部資料によると、一部の月餅には、基準値を超えた防腐剤だけでなく、使用が禁止されている漂白剤や着色料まで使用されていることもあるという。こうした危険を踏まえ、世界35カ国以上で中国産月餅の輸入に規制を設けている。ちなみに日本には、中国産月餅に対する規制は存在しない。  一連の記事に対し、ネット民からは「これまで、いったいどれだけの防腐剤を摂取してきたんだろう」「もし死んでも、死体が腐らないかも」といった自虐的なコメントも。中国ではおちおち月見もしていられない状況となっているのだ。
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防腐剤が餡? 見た目からは、とても10年前の月餅とは思えない
 ところ変わって北京市。付さん宅では、1999年もののキャラメルが発見された。「中国法治」(9月19日付)が伝えたところによると、賞味期限は2001年6月。14年以上も過ぎているが、見た目は賞味期限内のものと変わらない。試しにかじってみたが、味も変わらず「製造年月日を知らなければ、賞味期限が10年以上も過ぎたものだとは絶対気づかない」と感想を述べている。  なぜ、こんなことが立て続けに起きるのだろうか? 食品工場を経営する日本人経営者(40歳)は、こう指摘する。 「ここ数年、相次ぐ食に関する不祥事により、最近でこそ当局の管理が厳しくなっていますが、以前は立ち入り検査があってもカネを渡せばすぐに帰っていったので、製造業者はやりたい放題でした。そうした負の遺産は、まだあちこちの家庭に残っているはずです」
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16年前のキャラメル。これを口に入れる勇気に敬意を表したい
 家庭で発見され、すみやかに処分されるならまだいいが、食品業者の倉庫で大量に発見されて販売される……なんてことは、想像したもくない。 (取材・文=中山介石)

工事ミスか、ラブホの組織的犯行か……「ドアスコープ逆装着盗撮」が中国で流行中?

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逆向きに取り付けられていたドアスコープ。部屋の中の情事が丸見えだ……
 中国・杭州にある人気ラブホテル。そのドアののぞき窓は、本来は内側からドアの外が見えるべきところ逆に取り付けられており、外から部屋が丸見え! それに気づいて怒った客とホテルがモメて、ネット上で炎上する事態になった。「捜狐」(9月24日付)などが伝えた。  舞台は、中国のネット上のラブホランキングで第5位にランクインする、杭州のある人気ホテル。紫色の妖しいライトの廊下を通って部屋に入ると、大きなダブルベッドに、ベッドから丸見えの透明のバスタブ、いろいろな体位が楽しめるラブチェアも置かれている。  午後4時頃、20代の男性が、恋人とそのホテルにチェックインした。9時頃、ドアの外で物音がしたのでドアスコープ、いわゆるのぞき窓から外をのぞいてみるが、まったく何も見えない。不審に思い調べてみると、ドアスコープが逆に取り付けられており、ドアの外から部屋の中が丸見えだった。  すぐにホテルのフロントへ連絡するも、ホテル側は「内装工事の際に、付け間違えただけでしょう。気になるなら、紙でも貼っておけば?」といい加減な返答。  憤慨した男性は警察に通報するとともに、すぐにチェックアウトをし、さらに自分が受けた精神的苦痛に対して損害賠償を要求した。それに対してホテル側は「そこまでの事態ではない」と拒否。その後、男性がこの件についてネット上に書き込み、炎上したというのが騒動の経緯だ。さらに杭州の地元メディア「銭江晩報」の記者が後日、ホテルの責任者に真偽のほどを確認したところ、「複数の部屋のドアスコープは、確かに逆に取り付けられていた。しかし私たちが故意にやったのではなく、何者かが悪意をもって行ったに違いない」と回答したという。  果たしてホテル側がやったのか、従業員がやったのか、それとも第三者が故意に行ったのか――。謎は深まるばかりだ。一方、ドアスコープのみならず、はっきりと盗撮目的の小型カメラが部屋から発見された例もある。
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中国ネット上に出回っているホテル盗撮の画像(本文とは関係ありません)
「華東在銭」などが7月に伝えたところによると、23歳の男性が4月、安徽省のあるホテルに妻と宿泊したところ、部屋の壁に小型カメラが仕掛けられているのを発見した。夫婦はシャワーを浴びてそれぞれ裸でくつろいでいたが、男性が携帯を充電しようとコンセントに近寄ると、小指の爪ほどの小さな穴があり、そこから赤く発光するものが見えた。穴を広げてみると、出てきたのは小型カメラだったのだ。夫婦はホテルに説明を求めたが返答はなく、謝罪さえなかったという。  上海在住10年以上になる日本人は言う。 「1990年代の中国では、男女がホテルに宿泊するには、まだ『結婚証』が必要だった。しかし2000年くらいからホテルの競争が激しくなってチェックがおろそかになり、10年以降はラブホにくら替えすることも珍しくなくなった。盗撮も日本並みに増えているようだし、ホテルのドアスコープは必ずチェックします。先日も、温州の女子学生宿舎のドアスコープが逆に取り付けられていたことが発覚しましたが、学生が訴えたところ『学校側の管理のため必要』という回答だったとか」  中国のホテルの管理能力の低さはもちろんのこと、中国人のプライバシーに対する意識の低さも明らかとなった今回の事件。中国でホテルに宿泊する際には、まずは自分自身で部屋の中を綿密に調べ尽くすのが賢明なようだ。 (取材・文=ルーシー市野)

工事ミスか、ラブホの組織的犯行か……「ドアスコープ逆装着盗撮」が中国で流行中?

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逆向きに取り付けられていたドアスコープ。部屋の中の情事が丸見えだ……
 中国・杭州にある人気ラブホテル。そのドアののぞき窓は、本来は内側からドアの外が見えるべきところ逆に取り付けられており、外から部屋が丸見え! それに気づいて怒った客とホテルがモメて、ネット上で炎上する事態になった。「捜狐」(9月24日付)などが伝えた。  舞台は、中国のネット上のラブホランキングで第5位にランクインする、杭州のある人気ホテル。紫色の妖しいライトの廊下を通って部屋に入ると、大きなダブルベッドに、ベッドから丸見えの透明のバスタブ、いろいろな体位が楽しめるラブチェアも置かれている。  午後4時頃、20代の男性が、恋人とそのホテルにチェックインした。9時頃、ドアの外で物音がしたのでドアスコープ、いわゆるのぞき窓から外をのぞいてみるが、まったく何も見えない。不審に思い調べてみると、ドアスコープが逆に取り付けられており、ドアの外から部屋の中が丸見えだった。  すぐにホテルのフロントへ連絡するも、ホテル側は「内装工事の際に、付け間違えただけでしょう。気になるなら、紙でも貼っておけば?」といい加減な返答。  憤慨した男性は警察に通報するとともに、すぐにチェックアウトをし、さらに自分が受けた精神的苦痛に対して損害賠償を要求した。それに対してホテル側は「そこまでの事態ではない」と拒否。その後、男性がこの件についてネット上に書き込み、炎上したというのが騒動の経緯だ。さらに杭州の地元メディア「銭江晩報」の記者が後日、ホテルの責任者に真偽のほどを確認したところ、「複数の部屋のドアスコープは、確かに逆に取り付けられていた。しかし私たちが故意にやったのではなく、何者かが悪意をもって行ったに違いない」と回答したという。  果たしてホテル側がやったのか、従業員がやったのか、それとも第三者が故意に行ったのか――。謎は深まるばかりだ。一方、ドアスコープのみならず、はっきりと盗撮目的の小型カメラが部屋から発見された例もある。
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中国ネット上に出回っているホテル盗撮の画像(本文とは関係ありません)
「華東在銭」などが7月に伝えたところによると、23歳の男性が4月、安徽省のあるホテルに妻と宿泊したところ、部屋の壁に小型カメラが仕掛けられているのを発見した。夫婦はシャワーを浴びてそれぞれ裸でくつろいでいたが、男性が携帯を充電しようとコンセントに近寄ると、小指の爪ほどの小さな穴があり、そこから赤く発光するものが見えた。穴を広げてみると、出てきたのは小型カメラだったのだ。夫婦はホテルに説明を求めたが返答はなく、謝罪さえなかったという。  上海在住10年以上になる日本人は言う。 「1990年代の中国では、男女がホテルに宿泊するには、まだ『結婚証』が必要だった。しかし2000年くらいからホテルの競争が激しくなってチェックがおろそかになり、10年以降はラブホにくら替えすることも珍しくなくなった。盗撮も日本並みに増えているようだし、ホテルのドアスコープは必ずチェックします。先日も、温州の女子学生宿舎のドアスコープが逆に取り付けられていたことが発覚しましたが、学生が訴えたところ『学校側の管理のため必要』という回答だったとか」  中国のホテルの管理能力の低さはもちろんのこと、中国人のプライバシーに対する意識の低さも明らかとなった今回の事件。中国でホテルに宿泊する際には、まずは自分自身で部屋の中を綿密に調べ尽くすのが賢明なようだ。 (取材・文=ルーシー市野)

中国製毒飲料が原因か!?  毎日コーラだけを飲み続けた5歳児、乳歯14本が抜け落ち「まるで老人」に

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中国の検索エンジンで「コーラ歯」と入力すると、こうした写真が山のようにヒットする。
 湖北省の南、咸寧市崇陽県に住む5歳の男児が、水を飲まず毎日3本以上のコーラを飲むという生活を続けた結果、14本もの乳歯を失ったことが話題となっている。男児は目下治療中だが、食事が困難なだけでなく、話すこともままならない状態だという。治療を担当した武漢大学付属病院の歯科医師は「まるで老人のような歯だった。歯医者になって30年だが、ここまでひどい歯は見たことがない」と驚いている。  正常な5歳児には20本の乳歯が生えているが、この男児は根元だけが残っている歯が8本、根こそぎ腐食して抜け落ち、歯茎と同じ高さになった歯が6本の計14本が失われていた。残りの6本も半分以上が欠損しており、どの歯も根元は虫歯で黒ずんでいた。  9月20日付の「武漢晩報」によると、男児の両親は都市部へ出稼ぎに出ており、祖父母に育てられている。2歳の時にコーラの味を知って以来、水は一切飲まなくなり、毎日少なくともコーラ3本を飲むようになった。加えて就寝前にはコップ1杯の牛乳を飲むが、歯を磨く習慣がなかったという。  医師は根元だけを残した8本についてはすべて抜歯し、入れ歯(小児義歯)で対処することに。根元から砕けた歯6本については永久歯が生えるまでインプラントにし、残った歯はそのままにしておくことにした。乳歯が抜ければ永久歯が生えてくるが、早く生えることでかみ合わせや歯の位置に乱れが生じるため、入れ歯は咀嚼機能を回復させるほか、永久歯が生えるまでの保隙(ほげき)装置として使用するという。  コーラなど炭酸飲料によって歯の硬組織が侵食された酸蝕歯(さんしょくし)を、中国では俗語で「コーラ歯(可楽牙)」と呼ぶ。医師によるとコーラ歯を避けるためには、炭酸飲料摂取を控えることに加え、酸性の飲料を摂取した後30分は強く歯を磨かない、水でうがいした後で歯を磨くなどといった予防法があるという。  今年5月には、25歳の男性が3~4歳からコーラを習慣的に飲み続けたことが原因で酸蝕歯が進行し、現在までに10本の歯を失ったと報道された。男性は販売側がコーラを飲み続けるリスクを明言していないとして、飲料メーカー大手2社を相手取り、医療費と慰謝料合わせて1万7,000元(約34万円)の支払いを求める裁判を起こした。ネット上では、「メーカーに責任転嫁するな」との批判も巻き起こっているが、中国ではコーラをはじめとした炭酸飲料による健康被害が広がりつつあるのも事実だ。  中国在住フリーライター・吉井透氏は、続発するコーラ歯についてこう話す。 「いずれの記事にもコーラのメーカー名は書かれていませんが、その消費量からしてコカ・コーラやペプシの半額ほどで売られている中国ブランドでは。中国ブランドのコーラは、飲んだ後に歯がやたらキュッキュしてくるのが特徴。糖分も世界的ブランドのものよりもさらに高いので、飲んだらすぐに口をゆすがないとヤバイでしょう。もちろん、飲まないのが一番ですが……」  歯を溶かすほどの強烈な成分が含まれているとすれば、体のほかの部位にもに有害である可能性が高いだろう。

「予想だにしない光景に、思考が完全停止?」中国・レイプ現場を傍観する人々に非難の声

監視カメラの映像
 9月21日、オフィスビルのエレベーターの前で男が女性をレイプしようとした様子を映した監視カメラの映像がネット上に公開され、傍観するだけで助けようとしなかった周囲の人間に対し、ユーザーたちから批判の声が上がっている。  同映像には、男がエレベーターの前で急に女性に襲い掛かる様子が一部始終収められている。女性は抵抗したものの、力でかなわず、男に上から覆いかぶさるように押さえつけられた。  動画の冒頭、男がズボンを下ろし女性の服に手を付けようとした際、エレベーターが開き、最初の目撃者が現れた。しかし、台車を押していたこの男性は、目の前に広がる予想だにしなかった光景に思考が停止してしまったのか、助けもせずにそのままエレベーターを閉じてしまった。その隙に女性は男を振りほどこうと抵抗、声を聞いた人々が集まってきた。しかし群衆は事態をのみ込めないのか、誰もが傍観しているだけだった。人が集まり始めたのを見た男は、下ろしていたズボンを履き直すと女性にひざまずき謝罪したが、女性の怒りが収まるはずもなく、男は数回にわたり女性に殴られた。  現場がどこであるのかは明らかにされていないが、ポータルサイト「新浪」などの報道によれば、驚くべきことに男女はこのオフィスビルにある会社に勤める同僚で、成り行きを傍観していた群衆の多くも彼らの同僚だったようだ。  ネット上では同僚たちを責め、「これが自国民だと思うと情けない」「道徳も何もあったもんじゃない」と批判の声が上がる一方、「見ろ、カラオケやサウナを取り締まった結果がこれだ。最近、強姦事件が多発している!」と、今回の事件の背景に、政府の売春取り締まりにより男性が性欲のはけ口をなくしたことがあると指摘する声も。  女性からすれば、男の身勝手極まりないロジックであるが、事実、昨年から続く売春取り締まりの裏側で、痴漢行為やセクハラ、のぞきなどといった性犯罪が以前にも増して頻発しており、その因果関係は簡単には否定できない。

中朝国境に架かる“貿易の大動脈”が大事故で使用不能も、新国境橋が「無期限開通延期」のワケ

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事故が起きた鴨緑江大橋
 10月10日に労働党創建70周年を迎える北朝鮮。ミサイル発射を含め、国を挙げた一大イベントで何かと物入りの時期だが、喉元を絞めるような事態が発生した。9月28日、中国・丹東と北朝鮮・新義州を結ぶ鴨緑江大橋で大型トラックが横転、車道と鉄道線路をふさぎ、物流がストップしているというのだ。中朝貿易の7割を占める大動脈だが、橋は日本統治時代に建設されたもの。しかも、新しい国境橋は完成しているが、使用不能という。中朝国境は、いつになく不穏な空気が流れている。  中国の画像サイトに投稿された事故現場の写真によると、橋の上で大型トレーラーが線路側に横転して、車道と線路ともに通行不能になっている。29日に通行止めは解除になったとの情報もあるが、路面の一部が陥没した画像も投稿されている。韓国メディアによると、中朝貿易の7割がこの鴨緑江大橋を通じて取引されているという。
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すでに完成している新鴨緑江大橋
 1943年に完成した橋は幅が狭く、車道1車線、鉄道は単線しか走れない。このため、車両や鉄道の行き来は、時間を決めて一方通行にせざるを得ない。  老朽化して輸送力に限界がある橋に、物流の多くを依存するリスクは極めて高く、今回の事故について民間の北朝鮮研究者は「起こるべくして起きた。10日の祝典で必要な資材、幹部へのプレゼントや食料が滞ることになれば、金正恩第一書記への忠誠度も下がる」と予想する。  こうしたリスクは前々からあり、それらを打開すべく、中朝はすでに故・金正日総書記時代に手を打っていた。2009年、中国の温家宝前首相が訪朝した際、両国は新橋建設で合意していた。  中国が建設費用をすべて負担し、現在の橋から10キロほど下流に、横浜ベイブリッジに似た白い「新鴨緑江大橋」が14年10月に完成。中国側は、税関や出入国管理所も新築して開通を待つ状態だが、先の研究者は「北朝鮮側の橋のたもとから先の工事が、まったく進んでいない」と指摘する。
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橋のたもとで途切れている、新鴨緑江大橋の北朝鮮側
 実際、完成後に撮影された写真を見ると、橋の先にある北朝鮮領には家屋や畑が広がり、ロクに用地買収も進んでいないようだ。中朝貿易に詳しい中国人貿易商によると、「北朝鮮は『橋から先の道路も中国のカネで造ってほしい』と駄々をこねているため、せっかく完成した橋も、その先が途絶えたままの状態になっている」というのだ。  また、金正恩第一書記の叔父で、党行政部長というナンバー2の地位まで上り詰めていた張成沢氏が13年12月に処刑された影響があるとの見方もある。「橋の完成で、物資や人、投資が北朝鮮にどっと流れ込み、中国の植民地のようになることを北朝鮮は恐れている」(同)というのだ。だが、実質的に北朝鮮の指導者層の生活を支えているのは、中国からの輸入品だ。  9月初旬に北京であった軍事パレードでも韓国の朴槿惠大統領が優遇され、北朝鮮の使節は冷遇気味の扱いだった。北朝鮮が弾道ミサイル発射に踏み切れば、中国政府は北朝鮮と距離を置くことは間違いない。  新鴨緑江大橋の開通は、さらに延びそうな気配だ。

ある日突然、産んでいないはずの“息子”が出現! 中国・体外受精をめぐるミステリー

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体外受精で2人の娘と1人の息子を授かった王さん
 中国出身で香港在住の大金持ちのおばちゃん・王さんは今、あることに悩んでいる。自分では産んでいない「息子」がある日突然、目の前に現れたが、その子どもには戸籍がないため、学校に通えないのだ。上海の地元紙「澎湃新聞」(9月4日付)が伝えた。  王さん本人が同メディアに伝えたところによると、彼女は深センの病院に勤務する張医師と同意の下、体外受精によって2人の娘をもうけた。その後2人は別れたが、5年たったある日、王さんは知らない女性から突然、おかしな電話を受ける。 「生後8カ月になる、あなたの息子が、私のところにいる。10万元(約200万円)払って、引き取ってほしい」  その女性が送ってきた子どもの画像を見ると、確かに自分の親戚の子どもにそっくりだった。自分の息子だと確信した王さんは、子どもを引き取ることにした。念のためDNA鑑定をしてみると、99.99%で母子の関係という結果が出た。  王さんは「自分の卵子は張医師との間にしか受精させていない。子どもが自分と母子の関係であるならば、父親は張医師のはずだ」と主張。しかし、相手の張医師は一貫して認めない。そのため、王さんは張医師を訴えたが、裁判所は張医師が男児の父親である証明となるものがないと、王さんの訴えを棄却した。  しかし、なぜこんな複雑なことが起こったのか?  2人の出会いは2000年、王さんは不妊症を疑って病院に通院していた。そんな中、不妊治療の専門医である張医師と知り合う。王さんいわく、「当時、私はかなりの美人だったし、億を超える資産を持っていたの。病院を出る時、張医師は視線で私を誘惑してきたわ」。検査の結果、王さんには先天的な不妊原因があり、卵細胞は正常であるが、受精しても着床しないことが判明した。  王さんはその後、張医師から自分と子どもを持たないかと提案され、同意。同棲を開始し、豪邸を購入した。ほどなく2人は体外受精のプロセスに入り、01年には代理母が無事に長女を出産。2年後の03年には受精卵を王さんの体に戻し、自ら次女を出産した。  しかし、次女が誕生してから張医師との関係は悪化。すると、しばらくして張医師は失踪してしまう。
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右が王さんの若かりし頃の写真だというが……。まるで別人のようだ
 そんな紆余曲折を経て5年後、自分が産んでいないはずの「息子」が突然、目の前に現れたのであった。  12年、王さんは張医師に男児を認知するよう再度訴えるとともに、DNA鑑定を受けるよう裁判所に提訴。しかし、資料が不十分であると棄却された。中国の規定では受精卵は永久保存されなければならないため、王さんは自分が体外受精を受けた、すなわち張医師が勤務していた病院で証明を受けようとした。しかし病院側は「王さんが自分ですべて持ち出したと記録されている」と回答。王さんは、息子は張医師が勝手に受精卵を持ち出し、代理母に産ませた子どもであると考えているが、それを証明するものが何もないのだ。  息子はすでに7歳になった。張医師が財産目当てで王さんに近づいたことは明白だが、なぜ体外受精で3人の子を産ませ、うち1人の男児については王さんに隠さなければいけなかったのか、真相は藪の中だ。 (取材・文=ルーシー市野)

越境EC愛好家に激震……海外からおもちゃの銃を購入した中国人少年が、武器密輸容疑で無期懲役に

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逮捕時、自らが購入したモデルガンを指さす少年。
 日本製品をはじめ、海外で販売されている製品をネットで購入する「越境EC(Electronic Commerce)」が普及する中国。昨年、越境ECによって海外から中国に持ち込まれた製品の総額は、日本円にして1兆円以上に達している。  そんな中、越境ECで台湾からある玩具を購入した四川省に住む19歳の少年が、武器密輸を行ったとして一審で無期懲役の実刑判決を受け、高等裁判所が上訴を退けたことから刑が確定した。  9月21日付の「南方都市報」などによると、少年が購入したのはモデルガン24丁。2013年8月にQQチャット(中国語圏の人々のためのチャット)を通じて台湾人から購入したという。14年8月、福建省厦門の税関からやってきた職員に逮捕、連行されていた。  少年は幼い頃から玩具の銃が好きで、18歳で軍に入ることを夢見ていた。数学で校内1位になるなど成績も良かったが、いじめに遭い、中学2年生の時に退学を余儀なくされた。  父親は「昔から私らの世代は、狩猟用の空気銃で鳥や動物を撃っては捕まえて食べていた。息子がモデルガンでやることといえば、サバイバルゲームもどきの遊びか、家に置いてコレクションするぐらいのものだ」と、無実を訴えている。  少年の弁護士も、過去に広州でモデルガンを販売していた男が10年の実刑判決を受けたものの、5年にわたって無実を訴え続け、6回に及ぶ再審を経て、最終的に検察側が証拠不十分で起訴を取り下げたことを先例として挙げている。  だが、24丁のモデルガンのうち、20丁は人の生命に危険を及ぼす威力がある空気銃だったとされている。1丁は威力の有無の判定ができず、残りの3丁のみが人にほとんど障害を与えないエアソフトガンの範疇であるとして、玩具と判定された。「本人に自覚があったかどうかにかかわらず、その威力からすれば武器の密輸と疑われても仕方がない」というのが、司法の見方のようだ。
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「趣味」というには購入量も金額も大きすぎたことが、嫌疑の一因となったようだ。
 また、24丁のモデルガンはウォーターサーバーの中に隠して送られてきており、台湾、厦門、泉州、金門などを転々とした後、14年7月15日に通関手続きが取られた。同22日に税関職員によってモデルガンが発見され、翌8月31日に少年を逮捕するに至ったが、経路や送り方の不自然さも疑われる要因となったようだ。さらに、商品価格と諸費用は合わせて3万540元(約57万円)に及んでいる。少年の父親は1日150元(約3,000円)の日雇い労働者で、母親も1日80元(約1,600円)の清掃員だ。生活水準を考えても簡単に支払える金額ではないため、少年もしくは両親がどのように支払いを行ったのかにも疑惑の目が向けられている。  中国は二審制だが、今月初旬、高等裁判所に当たる福建省高級法院は上訴を退け、一審判決が確定した。  越境ECをめぐっては、モデルガン以外にも中国で禁止されている薬物や有害図書を海外から個人輸入して処罰されるケースが増えている。同時に、中国税関は、9月1日より海外から旅客によって持ち込まれる手荷物や、郵送品の開封検査を厳格化しており、ネット上で繰り広げられてきた中国人の海外製品爆買いにも、影響を及ぼすことになりそうだ。

現代人の闇が浮き彫りに……? 中国人OLが始めた「おやすみメッセージ」送信サービスが話題

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「おやすみメッセージ」サービスを行っている玖さん
 斬新なビジネスが次々誕生する中国で、ある女性が手掛けるサービスが話題となっている。  9月17日付の「新快報」によれば、広東省広州市で4年前から都会生活者に「おやすみ」という携帯メッセージを送ることを副業としているOLがいるという。  市内在住の玖さんは、都会での生活がだんだん物質主義になってきて、生活の中の細かい習慣がなくなってきていると感じ、ネットショップで「もし、おやすみを言う人が見つからなかったら」というキャッチフレーズで「おやすみ」を売ることを始めた。  料金は1通当たり1元(約19円)。料金は前払いで、1通分から7通分、30通分とまとめて購入することもでき、中には毎回60通分購入している人もいるという。  これまで200人以上が彼女の「おやすみメッセージ」を買い、売り上げは3,000元(約6万円)以上になったという。「おやすみメッセージ」を送るだけの簡単な作業だが、4年間の稼ぎとしては決して多いとはいえない。  いったい、どんな人が彼女の「おやすみメッセージ」を買っているのか? 「(自分以外の)誰かに送ってほしいという依頼のほうが多いです。片思いの人に内緒で送ってほしいという学生や、会話がなくなった夫婦の奥さんが、旦那さんに送ってほしいと依頼してきたり。自分自身向けには、毎日夜遅くまで残業している深センの男性が、毎晩午前2時に『おやすみ』を送ってほしいと依頼してきたことがあります。でも、両親に送ってほしいという依頼は、まだひとつもないですね」  これについて、上海在住の日本人自営業者はこう語る。 「北京や上海、広州、深センといった中国の大都市での生活は、意外に孤独。特に地方から出て会社勤めをしている人などは、一人暮らしで会社とアパートを往復するだけというケースも多い。そういう人にとって、夜の『おやすみメッセージ』は唯一、人間的な温かみを感じられるものなのでしょう」  そういう意味では、この「おやすみメッセージ」サービスはなかなかいい話のように思えるが、よく考えてみたら、物質社会に潤いを与えるものが携帯メッセージというところが、現代的というか皮肉というか。しかも、自分で送ることも簡単にできるのに、なぜ人に頼んで恋人や夫に「おやすみメッセージ」を送るのか。その時点でもう、人間性が失われているような気がしてならない。 (取材・文=佐久間賢三)

体中を這い、鼻からは白い卵が……! 謎の寄生虫が原因で、家族も仕事も失った中国人の悲劇

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自身に巣食う謎の虫の写真を掲げる曾さん。まさか、一家離散になるとは……
 湿気が多くなる6~8月はダニにとって過ごしやすい環境が整うため、日本ではダニ被害が多く報告される。マダニなどダニの種類によっては感染症を引き起こし、命を落とすこともあるため、ダニ被害は決して侮れない。  一方、中国でも最近、謎の虫に人生を狂わされた女性の話が話題となっている。「現代金報」(9月19日付)によると、浙江省寧波市に住む40代の女性・曾さんは4年間にわたり、謎の虫に体を蝕まれ、仕事も家族も失ったという。  きっかけは、舅が病気を理由に老人ホームから曾さん宅にやってきたことだ。しばらくして舅は亡くなり、舅が使用していた布団などは洗わずに押し入れにしまわれることになった。ある日、彼女は風邪をひいてしまい、寒気を感じた。押し入れに舅が使っていた布団があったことを思い出し、それを使うことにした。それが、悲劇の始まりになるとは知らずに……。  舅の布団を使ってしばらくすると体中にかゆみを感じ、さらにはチクチクと刺されるような痛みも感じた。翌日、この布団を干そうと外で広げると、衝撃的な光景が目に入った。布団の表面にびっしりと黒い小さな虫が張り付き、モゾモゾと動いているのだ。手で払うと、雨のようにパラパラと落ちてくる。よく見ると、布団は所々虫に食われているためか、穴が開いていた。この日から体中をどんなに洗っても、かゆみや痛みがやむことはなくなった。その後4年間、曾さんは中国全土の病院を駆け回り、治療を施してくれる病院を探したが、どの病院でも治療法は見つからなかった。この謎の虫を専門の研究機関にも見てもらったが、これまで見たことがないと言われ、途方に暮れてしまった。曾さんは同紙の記者に、現在の生活について語った。 「自宅には、常に大量のハンドクリームと粘着テープがあります。謎の虫から少しでも皮膚を守るため、ハンドクリームを常に体中に塗っておきます。体の上に現れたら、すぐにこの粘着テープを使って体から引きはがします。耳の穴は、常に綿でふさいでいます。これまで体内に入ってしまった謎の虫を体から追い出すため、白酒(中国焼酎)を入れたアルコール風呂に浸かったり、殺虫剤を部屋中にまいたりしましたが、逆に体調が悪くなりました。この前は胸部に痛みを感じたため、肺にも侵入したと思い、たばこを大量に吸って肺から追い出そうと試みました。全部失敗です。頭皮にいる謎の虫を払い落とすため丸坊主にしたこともありますが、駄目でした」  曾さんの夫も、これまで彼女からこの謎の虫をもらってしまったことがあるが、その時は硫黄せっけんで体を洗い“感染”を逃れたという。現在、夫婦はこの虫が原因で離婚することが決まっている。子どもたちも感染を恐れ、自立後はほとんど自宅に帰ってこなくなってしまったという。
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謎の黒い虫は、ダニの一種なのだろうか?(写真はダニのイメージ)
 中国版Twitter「微博」では、多くの中国人ネットユーザーからコメントが寄せられている。 「新種の寄生虫なんじゃないのか? 研究機関も病院も放置するなんてひどい。だから中国の医療レベルは日本や欧米に追いつけないんだ」 「肉眼でも見えるこの謎の虫が体内でも動き回ってると思うと気持ち悪い。それにしても、この人の家族はみんな薄情だな」 「この記事見て、すぐに布団干した」 「謎の虫なんて存在しないんじゃないか? 妄想症だろ」  曾さんは現在も、この謎の虫に悩まされている。鼻からはこの虫のものと思われる白い卵が出てきたり、頭部からは白い卵と黒い成虫も落ちてくるという。本サイト既報の「寄生ゴキブリ」の次は正体不明の寄生虫と、害虫ネタが尽きない中国。中国へ旅行に行って体にかゆみを感じたら、要注意だ。 (文=青山大樹)