おばちゃんがセクシー衣装で……公害化する中国“広場ダンス”に大ブーイング

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大会に参加したご婦人方
 広場や公園に中高年女性が数十人~数百人も集まり、巨大スピーカーからダンスミュージックを爆音で流して踊る「広場舞(広場ダンス)」が数年前から社会問題化している中国で、あるイベントが行われて注目を集めている。  江蘇省のテーマパーク内で10月17日に行われたのは「全国広場ダンス選手権大会」。中国各省から広場ダンスの“精鋭”が集結し、歌と踊りを披露した。しかし、当然ながら、出場するのは中年のおばちゃんばかり。しかも、コンテストで目立とうという意図があったのか、露出度の高いドレスや衣装で踊りまくる姿が報じられた。これには中国人も辟易しているようで、SNS上では以下のような発言が飛び交った。
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なぜわざわざフラダンスを選ぶのか、理解に苦しむ
「広場の騒音ババァを助長させるだけだ。コンテストなんかするな」 「いい年してミニスカートはいたり、へそ出してるんじゃねぇ!」 「熟女マニアにとっては、たまらない映像だな」 「当局はポルノを規制するより、こっちを規制しろ。青少年にとって、よほど有害だ!」  早朝や夜、中国各地で行われている広場ダンスは騒音やマナー問題もあり、賛否両論が渦巻く。アメリカのメディアも以前、広場ダンス問題に関する記事を掲載し「2020年に中国の中高年女性の人口は2億人を突破する。中国に行く際は耳栓を忘れずに」と報じており、今後も広場ダンスは拡大していくとみられている。
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ミニスカート姿で踊る中高年。太ももを見せないで……
「5年ほど前、緑の多い公園の近くに新築マンションを買ったんです。しかし、2年くらい前から広場ダンスの規模が徐々に大きくなり、今では毎日朝と夜、大轟音が僕の住む11階にも聞こえてくるようになった。引っ越してきた当初はおとなしいフォークダンス曲だったのに、今ではワケのわからない4つ打ちの中国歌謡のテクノアレンジが鳴り響いています。おかげで不動産価値も2割ほど下がりました。まさに悪夢ですよ」(広州市在住の日本人経営者)  複数の専門家が中国メディアに語ったところでは、広場ダンスを楽しむおばちゃんたちは、改革開放以前に青春期を過ごした人が多く、文化大革命など全体主義体制化の影響を受けているので、集団で何かをすることに快感を覚えているのだという。
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中国中の広場で、このような高齢の女性が日夜、踊っている
 今回の全国大会開催でいっそう市民権を得る中、広場ダンスという“公害”を排除するのは、ますます難しくなるのかもしれない。 (取材・文=棟方笙子)

月6億円を売り上げた“膣圧アップ”ニセ薬摘発の背後に、SEXに溺れる中国・中年女性たちの実態

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裸の女性が映った広告を展開していた「BOBO」。完全にアダルトグッズだ
 浙江省の警察が、北京市内にある会社の工場および社長宅を家宅捜索し、その寝室から現金410万元(約8,200万円)と71本の金の延べ棒60kgあまり(約2億8,000万円相当)を押収したと報じられた。容疑はニセ薬の生産と販売で、ネット経由で女性向けに販売していたという。10月15日付の「京華網」ほかが伝えた。  この会社が販売していたのは米国製「BOBO」というニセ薬で、「女性ホルモンの分泌を促し、陰道(膣)内のデトックスを促進。締めつけ効果抜群」「婦人科系の病気を防ぎ、少女のような体に戻って夫婦生活も円満、赤ちゃんが欲しい人にも最適」などとうたっていた。  1箱に1錠のみで、価格は468元(約9,360円)。筆者が見た特設サイトでは「3つ買えば3つプレゼント」で、すでに4万6,410人が購入した、とある。  さらに、商品説明として「WHO(世界保健機関)が特別支援するプロジェクト」「米ハーバルエキス技術研究センターがロイヤルファミリーのために研究・生産していたものを、21世紀の女性向けに開発」「膣の締めつけ効果で、日本、韓国、シンガポールなどで大ヒット。世界で1日に60万箱が売れている」などと、もっともらしく記載されている。  しかしながら実際は、わずか数元相当の消毒薬を北京市内の地下室で詰めて包装しただけのもので、65元(約1,300円)の卸値で代理店に販売されていた。  逮捕された社長は今年3月にメディアの取材に対し「毎月の売り上げは3,000万元(約6億円)」と答えていたが、それほどまでに売れていたのは、その販売方法と口コミによるところが大きい。  多数の代理店を通してネット上で販売されていたこの薬は、販売員が購入希望者と中国版LINE「微信」で個々にやりとりし、コンサルティングしていた。また使用者の反応として「ダンナがめっちゃ喜んだ」「3カ月で妊娠できた~」などの感想もネット上に多数散見される。また、包装が比較的上品で、類似品防止のシールや真偽を確認する専門サイトなどもあり、怪しい雰囲気が払拭されていた。
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「少女時代のように若返る」というコピーも虚しい……
 製造元とされるアメリカ本社の住所が存在しないことなどから、芋づる式にニセ薬(というより、むしろ詐欺)が判明したが、この事件について、20年近く上海に在住する日本人はこう解説する。 「イマドキの中国では、お金持ちでなくても外に不倫相手がいたりして、女性が性に対して開放的になってきているのかもしれません。中国人専門の素人ハメ撮り投稿サイトには、目を疑うような腹のたるみきった中年女性や激デブが、喜々としてセックスを楽しんでいる動画がゴマンとある。老いも若きも肉欲に溺れる中、こうした商品にだまされてしまう女性が多いのもうなずけますよ(苦笑)」  昨今、中国人による日本での爆買いターゲットの本命は薬品で、その理由は「ニセモノがないこと」と言われる。一昔前のニセ薬といえば本物より安いコピー品というわかりやすいものだったが、今回はオリジナル商品を装った高価なものだった。こうしたコンプレックスをくすぐるようなニセ薬は、今後も登場するのかもしれない。 (取材・文=ルーシー市野)

「1週間3万8,000円で心の平穏を……」“意識高い系”上海OLの間でプチ出家ブーム到来!?

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108人のプチ出家者が集まり、仏堂で僧侶の話を聞く
「宗教は民衆のアヘンである」と説いたのは社会主義思想を確立したマルクスだが、その流れをくむ社会主義国家・中国では、実際のところ、仏教が比較的盛んに信仰されている。中国でお寺などに行くと、日本人よりもずっと熱心にお祈りしている中国人の姿をよく見かける。とはいえ、たいていの人は「商売繁盛」を願っているらしいが……。  そんな中、中国で最もビジネスが繁栄した上海にある玉佛禅寺で、10月15日から21日にかけて、一般市民向けに7日間の短期出家、いわゆる“プチ出家”のコースが開催されたと、上海紙「ホウハイ新聞」が伝えた。
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若い女性の出家者もいる。みなスッピンで、メガネ姿の出家者も多い。日々のハードワークに疲れた?
 このコースは期間中に僧侶の生活を体験し、修行の機会を得ようというもので、募集人員は108人。10月3日からネットで募集したところ、ホリデーシーズンでないにもかかわらず応募者が殺到、たった1週間で定員に。応募者は女性が多く、しかも企業で働くOLが目立ったという。  なぜ上海OLの間で、プチ出家が注目を集めているのだろうか? 「理由のひとつとして、中国は激しい競争社会であることが挙げられます。特に上海のような全国から優秀な人間が集まっている都市では、会社内で息を抜くヒマがない。若くて優秀な女性ほど、仕事に真面目に取り組むあまり、精神的に疲れ切ってしまうのです。そこで、仕事を離れて短期間出家することにより、精神的な安定を得ようとしているのだと考えられます」(上海事情に詳しい、ライターの佐賀沼譲二氏)  今回プチ出家コースを開催した玉佛禅寺は上海の中心部にあり、約100年の歴史を持っている。これまでも夜間に寺を開放して一般市民向けに読経や座禅などを行って好評を博したため、今回、プチ出家コースを開催することにしたのだという。
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「止語」の札。出家中は読経以外、口を利くことはできない
 全7日間のうちの5日間は朝5時半に活動が始まり、夜8時半に終了。寺院にいる150人の僧侶たちの指導の下、朝晩の読経、労働、写経、座禅、托鉢などが行われる。寺院内の宿舎に寝泊まりし、出家中は特別な事情で許可を得ない限り、寺の外に出ることは許されず、ひとりでの活動も禁止。寺が支給する修行服を着用し、無言を貫かなければならない。  このプチ出家に参加する費用は、7日間で2,000元(約3万8,000円)。これは、修行する気もない人たちに寺を無料の宿泊・食事施設として悪用されないための措置で、集まったお金は慈善事業に寄付されるという。予想以上の人気ぶりで、応募締め切りに間に合わなかった人が多かったため、玉佛禅寺では定期的にこのプチ出家コースを開催することにしたという。  経済の成長スピードが減速し、先行きが見えにくくなっている現在の中国。精神的な安定を宗教に求める人が、これからもっと増えてくるかもしれない。 (取材・文=佐久間賢三)

「人命より利益優先?」移植用臓器を持った医師団の搭乗を拒否した中国航空会社のあきれた“言い訳”

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広州の空港で飛行機遅延に怒る乗客たち(写真と本文は関係ありません)
 10月4日、広西チワン族自治区でドナーから肺を摘出した江蘇省の移植チームが航空会社から搭乗拒否され、「搬送許容時間」を超えた臓器を移植せざるを得なくなるという騒動が起こった。特殊なケースにもかかわらず、しゃくし定規に搭乗を拒否した中国・南方航空を非難する声が上がっている。「京華時報」(10月6日付)などが報じた。  移植に使われる臓器には、臓器の血流が停止してから患者に移植されて血流が再開されるまでの「虚血許容時間」が存在する。肺は8時間以内に移植されなくてはならず、搬送許容時間は6時間が限界だといわれている。  江蘇省無錫市の人民医院に所属する移植チームは2日、移植センターから遠く離れた広西チワン族自治区岑渓市に脳死したドナーがおり、肺が提供可能であると連絡を受けた。チームは当日中に自治区へ到着し、4日午前3時に順調に2つの肺を受け取って、無錫行きの便が出ている広東省広州市の白雲空港へと向かった。自治区から広州までの距離は約290kmで、通常であれば3時間ほどで到着する。ところが、1日から始まった国慶節(建国記念日)の大型連休の影響で高速道路は渋滞しており、大幅な遅れが出た。道路の両側にある救急車両や警察車両が利用する緊急用の「応急車道」を利用し、空港に着いたのは午前8時5分だった。  予約していた便は南方航空午前8時20分発の便だったが、すでに搭乗手続きは終了しており、「45分前搭乗」という規則に従い、搭乗を拒否されてしまった。同便は連休に加え、台風の影響もあり、出発時刻が午前9時10分と1時間近く遅れが出ていた。加えて移植チームは事前に南方航空へ事情説明の連絡をしており「こちらもできる限り対応します」と回答を得ていた。にもかかわらず、同社の地上職員は頑として移植チームを受け入れなかったという。  その後、深セン航空が手を差し伸べてくれたため、午前9時50分発の便で無錫へ移動し、到着後午後12時40分から患者への移植手術が開始された。肺は血流停止からすでに9時間余りが経過しており、虚血許容時間を大幅に過ぎていた。  午後4時過ぎに移植手術は終了。臓器に影響があると思われたが、奇跡的に術後の経過は順調で、6日には患者が人工呼吸器を脱して自発呼吸を始めた。  南方航空は批判を受け、「移植チームが空港に着いた時には、飛行機はすでにドアロックまで済ませており、そこからターミナルに戻れば全員を再搭乗手続きしなくてはならず、後の便よりさらに遅れる可能性があった」と言い訳をしたが、ネット上では非難の声がやまず、企業イメージが著しく悪化しているという。
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人命より利益を優先する南方航空に批判殺到(写真は移植手術のイメージ)
 中国の国内線をよく利用するという、大連市在住の日本人ビジネスマンは言う。 「中国の国内線はとにかく遅延が多く、2時間以内の遅延はみな、遅延だとも思わない。世界的にも『定時離陸率ワーストワン』という烙印を押された結果、2014年5月から当局は遅延に対し、乗客への賠償を怠った場合、多額の罰金を航空会社に科すようになった。今回、南方航空が搭乗拒否をしたのは、再搭乗手続きによる遅延で乗客に賠償金を払うのを避けたかったからではないか」  中国SNS上には「南方航空は、もう二度と利用しない」「人の命よりも利益優先」など批判の声が相次いでいる。 (取材・文=棟方笙子)

才色兼備で語学堪能! 習近平を取り巻く、中国共産党「美しすぎる通訳」に熱視線

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習近平訪米に同行した際の周宇さん(右から2番目)
 9月22日から28日にかけて中国共産党の習近平主席が訪米し、中国の官製マスコミはこぞって「訪米は成功裏に終わった」「成果を収めた」とはやし立てていたが、一方の人民たちは、まったく別のところを見ていたようだ。  それが、習主席に同行していた女性通訳者の周宇さんである。彼女が常に習主席の近くに付き従っている写真がネット民たちの目に留まり、美人通訳としてネット上で一気に話題に。中国のマスコミが、彼女に関する特別記事を組んだほどだ。
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フツーのおばさんにしか見えないのだが……
 実は彼女、2年ほど前から美人通訳として一部で注目されていたのだが、今回の訪米同行により、その人気が大きく広まったというわけだ。  その美貌については、賛否が分かれるところであろうが、1995年に外国語専門の高校としては名門の武漢外国語学校を卒業、99年に北京外国語大学を卒業し、外交部(日本の外務省に当たる)に入ったというから、推定年齢は39歳で、かなりの才女であることがわかる。  この周宇さん人気に便乗してか、人民日報社の「環球人物網」が、「美人通訳はほかにも」とばかりに特集を組んでいる。  そのひとりが張★(★は弓へんに路)さん。1977年生まれで、中国でもトップクラスの大学である外交学院国際法科を卒業し、現在は外交部通訳室英文所の副所長を務めている。かつては、胡錦濤前主席や温家宝前首相の首席通訳も務めていたという。
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張★(★は弓へんに路)さん
 続いて張蕾さん。彼女は、今年3月に開かれた中国人民政治協商会議の記者会見に登場してから人気が高まった。席上でスポークスマンが官僚腐敗問題についての質問に対して「(官僚は)みんなワガママなのだ」と答えた時、その「ワガママ」という言葉を「capricious」(気まぐれな、移り気な)という、極めて難しい単語に通訳したことが話題になった。
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張蕾さん
 3人目が姚夢瑤さん。2007年に北京外国語大学英語科を卒業後、外交部に入った。ネット民の間では「さわやか通訳」と呼ばれているという。
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姚夢瑤さん
 そして最後が、張京さん。03年に杭州外国語学校を卒業後、外交学院で英語を専攻。07年に外交部に入った。13年の全国人民代表大会での記者会見で記者たちからの注目を集め、彼女にレンズを向けるカメラマンも続出。以来、「最も美しい通訳」「最もクールビューティな通訳」「趙薇(ヴィッキー・チャオ、中国の有名女優)似の通訳」などと呼ばれている。
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張京さん
 次はぜひ、美人日本語通訳も見てみたいものである。 (文=佐久間賢三)

ユネスコ記憶遺産登録も、捏造と誇張で塗り固められた「南京大虐殺」の真実

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 こんにちは。中国人漫画家の孫向文です。    2015年10月10日、ユネスコは、旧日本軍が中国の南京市において一般人を大量に虐殺したとされる、いわゆる「南京大虐殺」に関する資料を世界記憶遺産に登録しました。これに対し日本政府は抗議を行い、ユネスコに対する分担金支払いの凍結をほのめかしましたが、南京大虐殺は中国国民にとって旧日本軍の侵略行為を象徴するものとなっているため、今後日本側の対応を受け、反日感情が高まることが懸念されます。  日本の保守派の中には、南京大虐殺自体を捏造された事件と訴える人もいますが、ほぼすべての中国人は、虐殺行為があったことは事実だと捉えています。ただ、「30万人」という中国政府が発表する犠牲者数がプロパガンダのために誇張されたものであることは、中国人の中にも気づいている人は多いのです。先日の天津大爆発にしてもそうですが、災害時の犠牲者数の捏造や事実隠蔽は中国政府の常套手段ですので、大半の国民は政府の公式発表など信用していません。そのため、中国においても日本と同様、「実際の犠牲者は何人か?」という話題がネット上で頻繁に出ています。    今回の件でも、さまざまな世論が飛び交っています。ネット上の掲示板を閲覧してみると「日本に武力行使をしろ!」と過激な論調も飛び出す一方、少数派ながら「中国政府側の指示により、事実が捏造された可能性がある」と冷静な分析を求める声もありました。こうしたごく数名の分析派が「中国の歴史教科書には、1982年まで南京大虐殺に関する記述は一切なかった」という書き込みを行いましたが、その意見に対して「売国奴」などと批判が殺到し、激しい論争が繰り広げられています。  さらに詳しくこの分析派の意見をご紹介すると、中国の歴史教科書を調べた結果、虐殺行為に関する記述はまったくなかったというものと、「中国で日本軍による虐殺があった」程度の簡単な記述はあったという、2種類の証言がありました。ちなみに、中国の教科書は日本とは違い、国定による1種類のみです。ただ「犠牲者が30万人以上」など南京大虐殺に関する詳細は、82年以前はまったく記述がなかったのは事実のようです。「教科書に記述がなくても、南京大虐殺がなかったという証拠にはならない」という批判も起こっていますが、こうした事実を見る限り、南京「大」虐殺は82年に捏造された可能性もありそうです。 ■南京大虐殺は、なぜ生まれた?  南京大虐殺が捏造されたことを示す、有力な証拠があります。82年、当時旧日本社会党の委員長に就任した田邊誠氏は、旧日本軍が南京市で行った虐殺に関する記念館の設立を求めて当時の中国政府に交渉を行いました。中国政府側は資金難を理由に提案を断りましたが、旧社会党から3,000万円程度の寄付金が贈呈されたことにより、記念館が設立されたのです。その直後から写真や資料など、南京大虐殺に関するさまざまな証拠が中国政府から開示されるようになりました。ですが、この「売国」的な旧社会党の行為は中国国内で発表されていません。なぜなら反日政策を掲げる中国政府にとって、日本の政党が中国側に加担したという事実は都合の悪い情報だからです。  こうして82年に突如として浮かび上がった南京大虐殺ですが、現在でも多くの国民が日本に対して反感を持つ大きな要因となっています。これは僕の大学時代のエピソードですが、クラスメイトに日本のサブカルチャーに興味を持つ中国人(L君)がいました。L君は日本人の友達を作ろうと多くの日本人留学生に声をかけましたが、彼が留学生たちに行った質問というのが「南京大虐殺を認めるか?」というものでした。日本の文化に興味を持ちながらも、政治的には反日派だったL君は、南京大虐殺を肯定することを交流の条件としたのです。当然、留学生たちはL君を敬遠します。 L君は僕に助言を求めてきましたが、その際、僕は「日本人は君に復讐心があると思っている」と答えました。すると、L君は「もし日本人が再び中国に侵略して、孫君の家族を強姦して殺したらどうする?」と質問してくるに至り、僕はL君とその問題について話すことをあきらめました。彼をここまで意固地な反日にしてしまったのは、ひとえに教育にほかなりません。  中国の歴史教科書には南京大虐殺の証拠として、数々の残虐な写真が掲載されており、その写真を見た子どもたちは反日感情を強めます。僕自身も子どものころは写真を見て強い衝撃を感じ、それが本当にあったことだと信じていました。日中関係を良くするのであれば、今後、日本としては、絶対に中国に真偽不明で売国的な情報を伝えてはいけないのは言うまでもありませんが、中国の歴史における捏造や誇張にも、しっかりと中国、ならびに世界に対しても真実を伝えていかなければならないでしょう。
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>

「蒸発した妻の捜索資金のため……」3歳の実娘を38万円で売りに出した非道男を逮捕=中国

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誘拐された子どもの情報を求める母親。人身売買される子どもには、誘拐されて売られるケースと、親族によって売られるケースがある。
 人身売買が社会問題となっている中国で、実の父親に売りに出された女児が無事保護され、話題となっている。  父親である男は雲南省出身で、広州へ出稼ぎに出て、定職に就かずフリーターとして生計を立てていた。その一方で、男は妻との間に4人も子どもをもうけており、逼迫する生活に耐えられなくなった妻はある日、子ども4人を残して蒸発した。  そこで男は何を思ったのか、妻を探す資金を確保するため娘を売りに出すという暴挙に出たのだった。  男はオンラインチャットで、4人の子どものうち、一番幼い3歳の女児の里親募集を行った。まもなく貴州省に住む、不妊症で悩む夫婦が書き込みを見つけた。今年1月、夫婦の元へ女児を連れて行った男は、夫婦から2万元(約38万円)を受け取り、娘を置いて広州へ戻った。  しかし数カ月たち、女児がいないことに気づいた男の母親が問い詰めると、男は事実を告白。母親は男に、警察に自首して孫娘の捜索を頼むよう説得した。  男の自首を受け、警察は複数の捜査員を動員。9月25日、女児を買った夫婦を割り出し、無事保護した。夫婦は女児を返すことをためらったが、警察にその犯罪性を指摘されると、最終的には同意した。  この一件に関し、中国版Twitter「微博」には「貧しい家に連れ戻されて、女児は幸せなのか。父親は牢屋に入っているだけ。里親のところにいれば、少なくとも寒くてひもじい思いをすることはないだろうに」と、現実的な声が多く寄せられた。  また「この男は、金は返したのか?」と、2万元の行方が報道されないことへの不信感をにじませる声や、「産めば産むほど貧しくなるのに、貧しくなればなるほど産む。これが中国の農民。子どもが多ければ繁栄すると思っている。しかも、男しか欲しがらない」と、農村部の習慣を問題視する書き込みもみられる。  農村部や地方都市では、育てられない子どもを売りに出す親は後を絶たない。同30日には、5月に2人の子どもを8万8,000元(約170万円)で売ろうとして雲南省の夫婦が逮捕された事件の裁判が開廷したことも報道された。   また、今回の一件でもそうであったように、売ろうと思えばすぐに買い手がついて取引が成立してしまう社会にも驚かずにはいられない。

現代版の公開処刑!? 中国で相次ぐ「死刑囚の最期」密着報道、当局の狙いとは……

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顔を覆われ、後ろ手に縛られて刑場へと連行される楊死刑囚
 今年6月、中国で違法薬物の売買に関わったとされる60代の日本人男性に、死刑が執行されたことは記憶に新しい。1972年の日中国交正常化以降、中国で処刑された6人目の日本人となった。しかし、年間数千件という世界一の死刑執行件数を誇るこの国にとって、ひとりの死刑囚の死など、注目に値しないありふれた出来事なのかもしれない。中国で死刑囚が注目されるのは、ネットやテレビで、死刑執行直前の様子が報じられるときくらいである。  9月25日付の「中国新聞網」が、ある死刑囚の刑執行前の15時間に密着した記事を掲載した。
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執行直前、両親に面会すると大声を上げて泣いたという楊死刑囚。格子越しに最期の言葉を交わす
 2013年4月、当時37歳だった楊朝全死刑囚は窃盗目的で侵入した家の住人に見つかり、その住人を果物ナイフで殺害する事件を起こした。その後、最高人民法院(最高裁判所)にて強盗殺人の罪で死刑判決が下された。楊死刑囚がこの家から盗み出した物は、わずか200元(4,000円)の現金と、電動ひげ剃りだった。  死刑執行前日の9月17日、楊死刑囚はいつもと変わらない様子で本を読んだり、ほかの囚人とトランプを楽しんだという。翌日の死刑執行日18日午前9時、最後の面会に楊死刑囚の家族がやってきた。楊死刑囚は痩せこけた白髪の両親の姿を見るなり大声で泣き始め、両親に謝罪した。兄には、年老いた両親の面倒を見るよう伝えた。面会時間が終わり、面会室を去る両親の後ろ姿を見るや楊死刑囚は泣き崩れ、「もし生まれ変わったら、真人間になる」と何度もつぶやいた。    正午に提供された昼食に一口だけ手を付けて終えると、記者に最期の言葉を語った。 「後悔するのが遅すぎた。後悔することが多すぎた。小さいころから勉強もせず、万引ばかりしていた自分が悔しい。結婚して家庭を持ちたかった。あの日、強盗して殺してしまったおじいさんに申し訳ない」  その後、楊死刑囚は、同室だった囚人たちと最後に面会したいと刑務官に申し入れるも、却下。この日の午後1時、死刑は執行された。執行方法は不明だが、銃殺か薬殺のいずれかである。
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刑務官に刑の執行を宣言される
 中国では、死刑執行直前の囚人の様子が、メディアによって公開されることが少なくない。タイのメコン川で中国の輸送船を襲い、乗組員13人を射殺して13年に死刑となったタイ国籍の主犯格4人のケースでは、死刑執行前に各テレビ局が特別番組を編成し、執行時刻のカウントダウンが行われたほどだ。死刑執行が事後公表される日本とは、対照的である。    中国当局が、死刑囚の最期の瞬間をメディアに報道させる思惑について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏はこう話す。 「当局は、『司法の透明性を高めるための情報開示のひとつ』などとしていますが、本当の狙いは見せしめによる犯罪抑止効果です。中国では08年の北京五輪直前に、対外イメージ改善のために廃止されるまで、公開処刑が行われていた。いまメディアによって死刑囚の最期を報道させるのは、まさに公開処刑の代わりなんです」  ちなみに中国では、冤罪と疑われる死刑執行も数多い。無実でありながら死刑に処される上、そのさまをさらされたのでは、たまったものではない……。

上海在住美女の“男性同居人”募集に応募殺到!? 条件は「私と週3回ヤルこと」!

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口元が隠れているのでよく見えないが、かなり美女のようにも見える
 中国では賃貸アパートを探す際、不動産屋を回ったりせず、専用サイトで検索して見つける人も多い。特に部屋の大家が直接募集している場合は不動産仲介料が不要になるので、人気も高い。  中には、マンションの1室を借りている人がルームメイトを募集するケースもある。先日、「赶集網」という不動産や中古品の売買、求人情報などが集まった中国の大手サイトの「ルームメイト」募集ページで、上海市内に住む若い女性が写真付きでマンションのルームメイトを募集していることが判明。その“条件”を見た世の男たちが狂喜乱舞したことは言うまでもない。台湾のニュースサイト「東森新聞雲」(9月24日付)などが伝えた。
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男性ルームメイト募集のページ。家具、エアコン、ブロードバンド、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、給湯器と、生活に必要なものはすべてそろっているようだ
 その条件とはズバリ、「男性限定、毎週必ず私と3回以上関係を持つこと」。募集ページを見ると、そのマンションは上海の中心地からほど近いところにあり、2ベッドルームで、家賃は8,500元(16万円強)というから、そこそこ高級な物件のようだ。  この女性によると「もともとは友達と一緒に住んでいたんだけど、その友達が故郷に帰って結婚しちゃったから、余ったベッドルームを貸し出すことにしたの」だという。  ベッドルーム1室の家賃は4,000元(約7万6,000円)。条件は男性限定以外に、昼間の会社勤務ということも挙げている。「夜間勤務の人は電話してこないで」「仕事の収入は安定していることが必須」「借りるお金がないなら寄ってこないで」「不動産屋も寄ってこないで」「見た目がよくない人も寄ってこないで」という、かなり上から目線だ。  とはいえ、写真で見る限りは、若くてそこそこキレイな女性のようだ。こんなコと週3回もヤレるなら、4,000元は高くない。条件が合うなら、思わず電話してしまいそうだ。
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こちらがベッドルーム。黄色っぽい照明が、なんとも思わせぶり
 この衝撃的募集が中国版Twitter「微博」で広まると、話が一気に盛り上がり、「すぐ電話する!」などと言いだす人も。とはいえ、さすがに話ができすぎているので、「“釣り”じゃなければ詐欺だ」という人もおり、「色に惑わされて金を騙し取られるな!」と警告する人も。  この募集ページ、もう借り主が決まってしまったのか、はたまた釣り広告で、それが大きく取り上げられてしまったためか、数日後には削除されてしまい、現在は見ることができない。 「詐欺でも釣りでもないとしたら、この女性は結婚相手を探しているだけなのかも。応募者を面接して、収入の安定したイケメンをふるいにかけ、あわよくば妊娠でもすれば男は責任を取ってくれる……。頭のいい女性じゃないかと思いましたよ」(上海市に住む日本人留学生)  ただし、筆者の経験からすると、掲載されている携帯電話番号にかけても「この物件はもう決まりましたので、ほかの物件をご紹介しますよ」とか言われるのがオチだろう。募集をよく見ると、連絡先の名前の後ろに経紀人(仲介業者)と書かれているのが証拠だ。  とはいえ、もしこれが釣りでも詐欺でもない本当の話だったとしても、相手はおそらく高ビーで性格のキツい上海女性。夜のお相手だけにとどまるはずもなく、食事の用意から皿洗い、掃除までやらされるのがオチであることは間違いない。 (文=佐久間賢三)

合理的な中国人に“超大型お見合いパーティー”大ウケも、ビンボー男に用はなし!?

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9月に山東省で行われたお見合いパーティー。婚活者よりも家族のほうが多い気が……。
 富豪男性による、大掛かりな“花嫁オーディション”から、結婚適齢期の子どもを持つ親が毎週日曜日に公園に集まって行われる「代理お見合い」まで、さまざまな形態の婚活イベントが開催されている中国。そんな婚活業界に、新たな潮流が巻き起こっている。  だだっ広い広場に設けられたステージの前に集う、大勢の老若男女。一見すると祭りか何かのようだが、これは9月に山東省★沢市(★=草かんむりに河)で行われ、数千人が参加したという超大型お見合いパーティーの模様だ。もともとは、20代の男女が参加するパーティーであったはずだが、実際には参加者の親や家族も駆けつけ、会場の座席やテーブルは彼らに占領されてしまった(「新浪新聞網」より)。
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浙江省で8月に行われた婚活パーティーでは、女性がメイクを落とし、スッピンを披露するというコーナーも。
 同様のイベントは、浙江省杭州市や江蘇省南京市などでも開催されており、お見合いパーティーの巨大化はひとつのムーブメントとなりつつある。  その背景について、中国在住フリーライターの吉井透氏はこう話す。 「婚活においても、中国人はどこまでも合理的。ヘタな鉄砲じゃないですが、できるだけ多くの人と一度に会ったほうが、理想に近い人物とマッチングできる可能性が高いと、男女ともに考えています。大型お見合いパーティーは、そんなニーズをくみ取って流行している」
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こちらは南京市で行われた婚活パーティーの様子。女性がいかにもサクラ風だ。後ろのロボットヒーローは、いったい……。
 しかし、現在も婚活中という北京市在住の30代の男性は、こう切り捨てる。 「中国では、女性より男性のほうが結婚は難しいですよ。人口から見ても、男性のほうが女性より圧倒的に多いですから。特にこうしたお見合いパーティーに参加するような女性は、男性の外見よりも資産を重要視している。最近では、プロフィール用紙に、所有する車の車種まで書いて金持ちアピールする男もいますよ。条件的に下位に属する男は、お見合いパーティーでどんなに多くの女性に会っても、結婚することはできない」  逆にいえば、経済的条件にこだわらなければ、イイ男が売れ残っている可能性もあるということか……。日本で理想の相手が見つからない女性は、海を越えて参戦してみるのもアリ!?