中国人は金持ちに弱い!? アウディを乗り回し、携帯800台を“借りパク”した男

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犯人が使用していたアウディA4と、盗まれた携帯電話の一部。
 12月11日、広東省で、半年間で800台以上の携帯電話などを盗み、転売していた37歳の男が逮捕された。被害の大きさと同時に注目されているのが、その手口だ。  男は、ドイツ車のアウディA4を犯行の小道具として使用。運転席から道行く人に「電話をかけたいが、自分のiPhoneはバッテリーが切れてしまったので貸してくれないか」と声をかけ、携帯電話を借りるとそのまま逃走していたのだった。男は盗んだ携帯電話を、中古携帯ショップを経営する知人のツテを使って転売しており、日本円で200万円以上の利益を上げていたとみられている。  男はガソリン代などのコストから計算し、1日6台の窃盗を目標としていたという。さらに「女が金を稼ぐのは簡単じゃない」として、女性はターゲットにしないという妙な信念を持ち合わせていたという。    金持ちを装っての犯罪といえば、当サイトでは「「拝金主義の“愛人志望女”に天罰!?」富豪を装い、美女をヤリ逃げした肉体労働者に称賛の声」(参照記事)を報じたばかりだが、カモにされるのは金に目がない女性ばかりではないようだ。  11月末には同省東莞市の工業区内で、停車中の貨物車からガソリンを盗んでいた男が逮捕されている。男は「怪しまれないように」との理由で、BMWで犯行現場に乗り付けていたという。  さらに今年4月には、福建省廈門市で香港の富豪を装い、宝くじ販売店から掛け買いで約400万円分の宝くじを購入した上、支払いをせずに逃亡しようとした男も逮捕されている。  さまざまな詐欺が横行し、他人に対する警戒心も強い中国だが、金持ちを装うだけで人を簡単にだますことができるのはなぜか? 中国事情に詳しい吉井透氏は話す。 「『金持ちなら、コソ泥のようなマネをしないだろう』と考える人も多い。しかしそれ以上に、格差社会が広がる中、庶民にはどうにかして金持ちとお近づきになり、おこぼれにあずかろうという意識がある。そうした一種の下心につけ込む犯罪が増えている」   格差社会をはい上がろうとする庶民をカモにする手口は、卑劣というしかない。

「1体72万円!?」 中国“水死体引き揚げ”ビジネスで一攫千金を狙う漁師たち

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川に浮かぶ死体を見て、泣くことしかできない家族
 中国の四川省攀枝花市で、25歳の青年が川に飛び込んで自殺した。数日後、死体を発見した漁師が警察に通報。現場へ確認に行った両親を待ち受けていたのは、漁師による死体引き揚げ手間賃の値段交渉だった。12月8日付の「法制晩報」などが伝えた。  3万6,000元(約72万円)から始まり、数時間の交渉末、8,000元(約16万元)に。だが、年収1万元(20万円)ほどの農民夫婦には、とても支払える額ではない。交渉は決裂し、両親は金の工面に村へ戻り、青年の死体は、そのまま水面を漂うことに……。
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黄河に浮かぶ水死体を引き揚げる、地元の漁師(イメージ画像)
 漁師のリーダーは「30年あまり漁師をやってきて、今まで200体ほどの死体を引き揚げてきた。値段で揉めたのは今回が初めて」と同メディアに語る。通常は漁師をしているが、頻繁に死体が上がるので20年前からチームを結成し、行方不明者の捜索から死体引き揚げまで行っているという。  3日後、たまたま川に遊びに来ていた子どもが青年につないであったロープを引っ張って、水面に浮く死体を発見、再度通報される。警察の協力の下、価格交渉は5万400元(約10万8,000円)に落ち着き、青年はようやく埋葬されたのだった。  高額の手間賃をふっかけた漁師に対し、「貧しい農民夫婦が、そんな大金持っているはずがない。強欲すぎる!」「水死体をそのまま放置するなんてひどい」と、ネットでは大ブーイングが巻き起こった。  中国では2009年にも似たような事件が起きている。湖北省荊州市内を流れる長江で水遊びしていた子ども2名が溺れ、それを助けようとした大学生3人も次々と溺れて戻ってこられなくなった水難事故にまつわるものだ。そこは水深が急に深くなっており、川底の水流が複雑に流れる、危険なエリアだった。引き揚げ業者は死体の捜索に、3人分で3万6,000元(約72万円)を前金で要求。大学生たちは、もともと教授を含めた15人の団体だったため、ほかの学生たちが土下座して引き揚げをお願いするも、無視。教授が手持ちの4,000元(約8万円)を支払うと、しぶしぶ1人目の捜索を開始。10分後、発見し、再度残りの金額を要求した。結局、大学の経理担当者がポケットマネーを現場に届け、なんとか2人目、3人目の捜索を行った。この現場写真が中国報道写真の最高栄誉賞などを授賞したこともあり、引き揚げ会社に対して「国民の恥」と大批判が巻き起こった。
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川の岸壁に書かれた「水死体を見つけたら連絡を」の“広告”
 しかしながら、同様の事件は今なお綿々と続いている。12月13日付「京華時報」によれば、陝西省のダムで17歳の少女の水死体が見つかった。発見したダムの従業員はすぐに通報せず、死体にロープをかけて水面に浮かせたまま、両親に連絡。両親が確認に駆けつけると、引き揚げ代として、6,000元(約12万円)を要求したという。交渉の下、両親は1,500元(約3万円)を支払ったが、法的に問題視されている。  これらの事件に対し、上海市に住む中国在住歴20年の日本人は言う。 「09年の事件では、引き揚げ会社の船頭は60代の元清掃員。対して、亡くなったのは大学生。徹底した前金を要求するあたり、単に拝金主義だけでなく、世知辛い環境で生きてきた人たちの“社会への報復”という感じ。漁師にしても、ダムの従業員にしても、一攫千金のビジネスチャンスという認識でしかないのです」  水死体の引き揚げがビジネスになってしまうことに驚くが、それよりも現場の警察や消防がなぜ動かないのか、という疑問も湧いてくる。いったい、この国はどうなっているのか? (取材・文=ルーシー市野)

「1体72万円!?」 中国“水死体引き揚げ”ビジネスで一攫千金を狙う漁師たち

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川に浮かぶ死体を見て、泣くことしかできない家族
 中国の四川省攀枝花市で、25歳の青年が川に飛び込んで自殺した。数日後、死体を発見した漁師が警察に通報。現場へ確認に行った両親を待ち受けていたのは、漁師による死体引き揚げ手間賃の値段交渉だった。12月8日付の「法制晩報」などが伝えた。  3万6,000元(約72万円)から始まり、数時間の交渉末、8,000元(約16万元)に。だが、年収1万元(20万円)ほどの農民夫婦には、とても支払える額ではない。交渉は決裂し、両親は金の工面に村へ戻り、青年の死体は、そのまま水面を漂うことに……。
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黄河に浮かぶ水死体を引き揚げる、地元の漁師(イメージ画像)
 漁師のリーダーは「30年あまり漁師をやってきて、今まで200体ほどの死体を引き揚げてきた。値段で揉めたのは今回が初めて」と同メディアに語る。通常は漁師をしているが、頻繁に死体が上がるので20年前からチームを結成し、行方不明者の捜索から死体引き揚げまで行っているという。  3日後、たまたま川に遊びに来ていた子どもが青年につないであったロープを引っ張って、水面に浮く死体を発見、再度通報される。警察の協力の下、価格交渉は5万400元(約10万8,000円)に落ち着き、青年はようやく埋葬されたのだった。  高額の手間賃をふっかけた漁師に対し、「貧しい農民夫婦が、そんな大金持っているはずがない。強欲すぎる!」「水死体をそのまま放置するなんてひどい」と、ネットでは大ブーイングが巻き起こった。  中国では2009年にも似たような事件が起きている。湖北省荊州市内を流れる長江で水遊びしていた子ども2名が溺れ、それを助けようとした大学生3人も次々と溺れて戻ってこられなくなった水難事故にまつわるものだ。そこは水深が急に深くなっており、川底の水流が複雑に流れる、危険なエリアだった。引き揚げ業者は死体の捜索に、3人分で3万6,000元(約72万円)を前金で要求。大学生たちは、もともと教授を含めた15人の団体だったため、ほかの学生たちが土下座して引き揚げをお願いするも、無視。教授が手持ちの4,000元(約8万円)を支払うと、しぶしぶ1人目の捜索を開始。10分後、発見し、再度残りの金額を要求した。結局、大学の経理担当者がポケットマネーを現場に届け、なんとか2人目、3人目の捜索を行った。この現場写真が中国報道写真の最高栄誉賞などを授賞したこともあり、引き揚げ会社に対して「国民の恥」と大批判が巻き起こった。
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川の岸壁に書かれた「水死体を見つけたら連絡を」の“広告”
 しかしながら、同様の事件は今なお綿々と続いている。12月13日付「京華時報」によれば、陝西省のダムで17歳の少女の水死体が見つかった。発見したダムの従業員はすぐに通報せず、死体にロープをかけて水面に浮かせたまま、両親に連絡。両親が確認に駆けつけると、引き揚げ代として、6,000元(約12万円)を要求したという。交渉の下、両親は1,500元(約3万円)を支払ったが、法的に問題視されている。  これらの事件に対し、上海市に住む中国在住歴20年の日本人は言う。 「09年の事件では、引き揚げ会社の船頭は60代の元清掃員。対して、亡くなったのは大学生。徹底した前金を要求するあたり、単に拝金主義だけでなく、世知辛い環境で生きてきた人たちの“社会への報復”という感じ。漁師にしても、ダムの従業員にしても、一攫千金のビジネスチャンスという認識でしかないのです」  水死体の引き揚げがビジネスになってしまうことに驚くが、それよりも現場の警察や消防がなぜ動かないのか、という疑問も湧いてくる。いったい、この国はどうなっているのか? (取材・文=ルーシー市野)

女性の性欲から夫婦の性生活まで……中国で“性教育のエキスパート”を養成する学部が創設

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講義で使われるという人形。なんとなく安っぽい……
 中国で、HIV感染者の増加が問題となっている。医療機関から報告されたHIV感染者の数は昨年50万人を超えたが、中でも顕著なのが10~20代の若者への感染拡大だ。  その一因として指摘されているのが、性教育の不備だ。  そんな中、四川省の成都大学に創設された、性教育のエキスパートを養成するための「性教育学部」を、ポータルサイト「新浪」が取材している。 「男性と女性の性欲が強まる年齢は、反比例している。男性が20代なのに対し、女性は30代でオオカミのごとく、40代は虎のごとく性欲が強まっていく。特に出産をした後から、女性の性欲は強くなる」  女性講師による熱のこもった講義に聞き入る学生たち。これは「性と生殖健康」という講座の一幕だ。性的衝動・セックス・性欲・浮気・不倫などをテーマとして扱うという。開講当初は30名ほどの学生しか集まらなかったが、現在では立ち見が出るほど人気の講座となった。  学生からも、矢継ぎ早に質問が上がる。 「女性は閉経後に、女性らしさを失っていくと聞きました。ホルモン注射などは有効ですか?」 「20代男性と30代女性が結婚すれば良好な性生活を送れると思いますが、なぜ男性は若い女性を好むんですか?」 「なぜ結婚後は、女性の浮気より男性の浮気のほうが多いのですか?」
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人気の講座となると、教室の外にも学生があふれるほどだという
 第一期生として性教育学部で学ぶ学生は約160名。その95%は女子学生だという。卒業後は、全国の教育機関で講師として性教育を行っていくことになる。  同記事に対し、ネット上では多くの反響が巻き起こっている。中国版Twitter「微博」には、 「小学校や中学校でも、早期に性教育を行うべきだ」 「俺の性教育の教科書は、日本のAVだった。中国の男は独学で学んでいくのだ」 「海外の学校では、性教育の際に避妊具を配布すると聞いている。中国でもそんな時代がやってくるのか」 といった、賛否両論が寄せられている。  (文=青山大樹)

被害総額数千万円! 20兆円規模の中国電子マネー市場を狙う、“悪質ハッカー”の正体とは

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中国の警察が公開した、サイバー犯罪者と部屋の様子(イメージ画像)
 スマホの映画チケット予約アプリのセキュリティホールを悪用し、ユーザーが送信する情報を盗み取って6,000枚近いチケットを詐取したグループが逮捕された。詐取したチケットを第三者に転売し、利益を得ていたという。犯人は上海を拠点に犯行を重ねていた3人の男たちだった。「新浪新聞」などが12月10日付で報じた。  しかし、逮捕されると余罪が明らかに。このグループは同様の方法で、スマホで購入できる宝くじアプリからチャージされた金額を盗み取り、少なくとも100万元以上(2,000万円以上)の利益を得ていたという。  主犯格の男は、スマホで映画のチケットを予約した際、処理済みの内容に不正アクセスできることを発見。通常通り数十元で購入した後、価格を0.01元(約0.2円)、0.1元(約2円)などに変更して、不正取得を繰り返した。2014年10~11月の間、広州の映画会社が運営する映画チケット予約サイトから不正に得た交換コードは5,600枚余りで、通常の価格に換算すると35万元(約700万円)に上る。チケットはすべて転売していた。  味を占めた男が次の目標としたのは、ある宝くじの購入サイトだった。男は犯罪方法をチャットやメールなどを通してほかの2人に伝え、グループによる犯行が始まった。11月19日、宝くじサイトのチャージシステムのセキュリティホールを利用して、購入価格を変更。サービスセンターに「チャージしたのに、金額が表示されない」とクレームを入れ、5,000元(約1万円)分チャージしてもらうことに成功した。この方法で、計5万元(約10万円)分のチャージを詐取。うち1.5万元(3万円)を宝くじ購入に充てていた。その後、3人はそれぞれ単独で犯行を繰り返し、被害額は100万元(2,000万円)に上ったという。  主犯格の男は窃盗罪、詐欺罪、教唆の罪で懲役13年と罰金8万元(約160万円)の刑に処された。残る2人も、それぞれ詐欺罪で有罪判決となった。  中国では、こうしたセキュリティホールを利用した不正取引や詐取が相次いでいる。「揚子晩報」(12月9日付)によると、江蘇省揚州市で、ゲーム商品をネット販売する会社のシステムにセキュリティホールが存在することを、大学生カップルが発見。同サイトが販売している1枚10元(約200円)のカードを100元(約2,000円)で返品する不正操作を行い、差額を詐取して総額29万元(約580万円)を得ていたことが判明。警察に逮捕されている。  中国は、日本以上に電子マネーや電子決済が普及しているが、不正や犯罪はなぜ起こるのか? 中国在住経験のあるITライターは言う。 「中国の電子マネー市場は20兆円といわれていて、スマホのオンライン決済だけでも14兆円あります。これだけの市場規模になれば、犯罪が増えるのも仕方ない。またロシアやナイジェリアと同じ構図で、悪質ハッカーが生まれやすい土壌もある。すなわち、就職できない大卒者が多く、彼らは知識と時間とパソコンだけがある。サイバー犯罪に手を染めやすい環境にあるということです。景気減退で就職難となり、理系の大卒者でも職にあぶれる時代です。今後も、こうした犯罪は増えていくでしょう」  とにかく、日本の市場に害が及ぶことだけは阻止したいところだが……。 (文=棟方笙子)

被害総額数千万円! 20兆円規模の中国電子マネー市場を狙う、“悪質ハッカー”の正体とは

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中国の警察が公開した、サイバー犯罪者と部屋の様子(イメージ画像)
 スマホの映画チケット予約アプリのセキュリティホールを悪用し、ユーザーが送信する情報を盗み取って6,000枚近いチケットを詐取したグループが逮捕された。詐取したチケットを第三者に転売し、利益を得ていたという。犯人は上海を拠点に犯行を重ねていた3人の男たちだった。「新浪新聞」などが12月10日付で報じた。  しかし、逮捕されると余罪が明らかに。このグループは同様の方法で、スマホで購入できる宝くじアプリからチャージされた金額を盗み取り、少なくとも100万元以上(2,000万円以上)の利益を得ていたという。  主犯格の男は、スマホで映画のチケットを予約した際、処理済みの内容に不正アクセスできることを発見。通常通り数十元で購入した後、価格を0.01元(約0.2円)、0.1元(約2円)などに変更して、不正取得を繰り返した。2014年10~11月の間、広州の映画会社が運営する映画チケット予約サイトから不正に得た交換コードは5,600枚余りで、通常の価格に換算すると35万元(約700万円)に上る。チケットはすべて転売していた。  味を占めた男が次の目標としたのは、ある宝くじの購入サイトだった。男は犯罪方法をチャットやメールなどを通してほかの2人に伝え、グループによる犯行が始まった。11月19日、宝くじサイトのチャージシステムのセキュリティホールを利用して、購入価格を変更。サービスセンターに「チャージしたのに、金額が表示されない」とクレームを入れ、5,000元(約1万円)分チャージしてもらうことに成功した。この方法で、計5万元(約10万円)分のチャージを詐取。うち1.5万元(3万円)を宝くじ購入に充てていた。その後、3人はそれぞれ単独で犯行を繰り返し、被害額は100万元(2,000万円)に上ったという。  主犯格の男は窃盗罪、詐欺罪、教唆の罪で懲役13年と罰金8万元(約160万円)の刑に処された。残る2人も、それぞれ詐欺罪で有罪判決となった。  中国では、こうしたセキュリティホールを利用した不正取引や詐取が相次いでいる。「揚子晩報」(12月9日付)によると、江蘇省揚州市で、ゲーム商品をネット販売する会社のシステムにセキュリティホールが存在することを、大学生カップルが発見。同サイトが販売している1枚10元(約200円)のカードを100元(約2,000円)で返品する不正操作を行い、差額を詐取して総額29万元(約580万円)を得ていたことが判明。警察に逮捕されている。  中国は、日本以上に電子マネーや電子決済が普及しているが、不正や犯罪はなぜ起こるのか? 中国在住経験のあるITライターは言う。 「中国の電子マネー市場は20兆円といわれていて、スマホのオンライン決済だけでも14兆円あります。これだけの市場規模になれば、犯罪が増えるのも仕方ない。またロシアやナイジェリアと同じ構図で、悪質ハッカーが生まれやすい土壌もある。すなわち、就職できない大卒者が多く、彼らは知識と時間とパソコンだけがある。サイバー犯罪に手を染めやすい環境にあるということです。景気減退で就職難となり、理系の大卒者でも職にあぶれる時代です。今後も、こうした犯罪は増えていくでしょう」  とにかく、日本の市場に害が及ぶことだけは阻止したいところだが……。 (文=棟方笙子)

「1発3万円超!」強気すぎる中国JD援交、ネット売春の隆盛で相場高騰中

jd001
女子大生が援交あっせんサイトに掲載している写真
 中国から日本に伝わった漢字文化だが、日本で作られた単語が中国に逆輸入されることもある。そんな言葉のひとつが「援助交際」だ。中国ではスマホやSNSが普及し、援助交際を行う女性が急増している。 「中国青年網」(12月8日付)は、中国で援助交際を行っている女子大生の模様をレポートしている。記事はまず、広州市内に住む20歳の女子大生のインタビューを掲載。援交あっせんサイトに、ベッドの上で自撮りしたセクシーな写真を掲載していたこの女子大生は、「1発1,600元(約3万2,000円)、お泊まりは3,600元(約7万2,000円)」という強気な値段設定だ。彼女は自慢の巨乳を武器に相手を募集しているが、記者のインタビューに対し、イマドキの援交事情を赤裸々に語った。
jd002
「写真を載せるときに気を付けていることは、モザイクのかけ方ね。特に、顔にかけるモザイクが一番大事。自分の素顔を隠すのが目的だけど、神秘的な印象を与える効果もあるのよ。あと“この業界”の女の子は、みんな美白注射やヒアルロン注射している。私は唇と鼻に注射したわ」  女子大生は記者の質問に答えている間も、ずっと顔にファンデーションを塗っていたという。 「私が援交を始めたきっかけは、友達の紹介だった。もちろん家族や同級生には、このバイトのことは話してないわ。最近は援交する女の子も、客も、どんどん低年齢化している。特に、20代前半の客が本当に増えた。最初はもちろん、このバイトに抵抗はあったけど、お金の誘惑には勝てなかった。多い時で、週に一度のペースで援交してる」  この女子大生は援交の条件として、「部屋は必ず3つ星以上の高級ホテル」「避妊具の使用」「大人のおもちゃ不可」などを挙げている。キスは全身どこにしてもOKだが、「唇だけにはしない」という条件も相手に求めている。中国で急増する女子大生の援助交際に関して、中国版Twitter「微博」には多くのコメントが寄せられた。
jd003
援助交際の価格と条件についてのメールの内容。「一緒にシャワー可」「前支払い」など条件が書かれている
「最近の女子大生はたくましい。学生時代は体で稼ぎ、卒業したら結婚か」 「さすが広州の女は質がいいから、1発の値段も高いな。俺の地元じゃ、800元(約1万6,000円だ」 「中国の物価高騰の波は、この業界にまで来てるぞ!」
appli004
援交あっせんサイトに掲載された別の女子大生。胸元を強調する写真を掲載している
 広州市在住の日本人ビジネスマンは、中国で急増する援助交際について以下のように話す。 「習近平政権で、エロマッサージやKTV(カラオケ付きの個室キャバクラ)、置屋など店舗型の風俗が一掃される中、みんな地下に潜ってしまって、ネットでの売買春が最高潮に盛り上がっている感じはしますね。デリヘル、SNS個人間売春、『伴遊』と呼ばれる売春マッチングサイトなどなど、多種多様です。私もたまに利用していますが、価格と容姿、条件が十人十色なのがまた面白いんです。かわいい子が平日だけ安かったり、ブサイクなのに高かったり……。宝探しのような感覚も、盛り上がっている原因じゃないでしょうか」  本サイトでも既報の「伴遊」(参照記事)は、当局の一斉摘発によってほとんどサイト閉鎖に追い込まれたようだが、援交がなくなることはないだろう。 (取材・文=青山大樹)

「1発3万円超!」強気すぎる中国JD援交、ネット売春の隆盛で相場高騰中

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女子大生が援交あっせんサイトに掲載している写真
 中国から日本に伝わった漢字文化だが、日本で作られた単語が中国に逆輸入されることもある。そんな言葉のひとつが「援助交際」だ。中国ではスマホやSNSが普及し、援助交際を行う女性が急増している。 「中国青年網」(12月8日付)は、中国で援助交際を行っている女子大生の模様をレポートしている。記事はまず、広州市内に住む20歳の女子大生のインタビューを掲載。援交あっせんサイトに、ベッドの上で自撮りしたセクシーな写真を掲載していたこの女子大生は、「1発1,600元(約3万2,000円)、お泊まりは3,600元(約7万2,000円)」という強気な値段設定だ。彼女は自慢の巨乳を武器に相手を募集しているが、記者のインタビューに対し、イマドキの援交事情を赤裸々に語った。
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「写真を載せるときに気を付けていることは、モザイクのかけ方ね。特に、顔にかけるモザイクが一番大事。自分の素顔を隠すのが目的だけど、神秘的な印象を与える効果もあるのよ。あと“この業界”の女の子は、みんな美白注射やヒアルロン注射している。私は唇と鼻に注射したわ」  女子大生は記者の質問に答えている間も、ずっと顔にファンデーションを塗っていたという。 「私が援交を始めたきっかけは、友達の紹介だった。もちろん家族や同級生には、このバイトのことは話してないわ。最近は援交する女の子も、客も、どんどん低年齢化している。特に、20代前半の客が本当に増えた。最初はもちろん、このバイトに抵抗はあったけど、お金の誘惑には勝てなかった。多い時で、週に一度のペースで援交してる」  この女子大生は援交の条件として、「部屋は必ず3つ星以上の高級ホテル」「避妊具の使用」「大人のおもちゃ不可」などを挙げている。キスは全身どこにしてもOKだが、「唇だけにはしない」という条件も相手に求めている。中国で急増する女子大生の援助交際に関して、中国版Twitter「微博」には多くのコメントが寄せられた。
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援助交際の価格と条件についてのメールの内容。「一緒にシャワー可」「前支払い」など条件が書かれている
「最近の女子大生はたくましい。学生時代は体で稼ぎ、卒業したら結婚か」 「さすが広州の女は質がいいから、1発の値段も高いな。俺の地元じゃ、800元(約1万6,000円だ」 「中国の物価高騰の波は、この業界にまで来てるぞ!」
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援交あっせんサイトに掲載された別の女子大生。胸元を強調する写真を掲載している
 広州市在住の日本人ビジネスマンは、中国で急増する援助交際について以下のように話す。 「習近平政権で、エロマッサージやKTV(カラオケ付きの個室キャバクラ)、置屋など店舗型の風俗が一掃される中、みんな地下に潜ってしまって、ネットでの売買春が最高潮に盛り上がっている感じはしますね。デリヘル、SNS個人間売春、『伴遊』と呼ばれる売春マッチングサイトなどなど、多種多様です。私もたまに利用していますが、価格と容姿、条件が十人十色なのがまた面白いんです。かわいい子が平日だけ安かったり、ブサイクなのに高かったり……。宝探しのような感覚も、盛り上がっている原因じゃないでしょうか」  本サイトでも既報の「伴遊」(参照記事)は、当局の一斉摘発によってほとんどサイト閉鎖に追い込まれたようだが、援交がなくなることはないだろう。 (取材・文=青山大樹)

原価は1本10円! 中国キャバクラ「毒ワイン」まん延で、緑色のウンコが……

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中国のKTVで、毒ワインや詰め替えワインがまん延しているという(イメージ画像)
 中国では、KTV(カラオケ付きの個室キャバクラ)などに行くと、サービスとして無料のワインが出されたりする。カラオケボックスも過当競争になっており、このようなサービスで客を引き寄せようとしているわけだ。  しかし、この無料ワイン、実は1本当たりの原価が0.4元(約10円)という、トンデモない粗悪品だったことが判明し、カラオケ好きの人民たちに大きな衝撃を与えている。  吉林省の地元紙「新文化報」(12月9日付)が伝えたところによると、同省吉林市の公安局(警察)がこれから迎えるクリスマスや元旦の宴会シーズンを前に、ニセモノ摘発を目的にKTVやサウナを検査したところ、ある店が客に提供していたワインの仕入れ値が異常に安いことを発見したという。  その仕入れ値は、なんと1本1.5元(約30円)。あまりの安さに疑いを抱いた警察が店のオーナーに話を聞くと、くだんのワインはある男が店に直接届けにきて、しばらくすると空き瓶を回収しに来る。注文をするわけでもないので、連絡先はわからないという。ほかの店でも聞き込みをすると、やはり同じような話が出てきた。  そこで、警察はさらなる調査を開始。夜間、KTVの前に張り込み、怪しい男と車を発見。車による尾行を行い、ついに密造現場を突き止めた。そして中に踏み込むと、製造設備や原材料とともに、ワイン12本入りの箱150個あまりを発見。現場にいた夫婦ら3人を逮捕した。  調べによると、そこで作られていたワインは、乳酸やブドウ味のエッセンス、カラメル、食品添加物などを混ぜ合わせ、最後に水をブレンドして調整してから瓶に詰められていたという。つまり、アルコール分は一切含まれておらず、ワインでもなんでもなかったわけだ。偽ワインが詰められていた瓶にしても、回収していた瓶のほかに、廃品回収業者から購入していたものも使っており、消毒などせず、水ですすいでいただけだった。  その原価が1本当たり0.4元。それを1.5元でKTV店などに卸していたのだが、購入した店側はそれをサービスとして無料で客に提供したり、1本数十元(数百円)で販売していた。犯人はすでに10万元以上(約200万円)を稼いでおり、吉林省内の100軒以上の店に6万超を販売したとみられている。
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摘発された毒ワイン工場。衛生環境も最悪だ……
 警察では、この偽ワインが体に悪いのは確実で、具体的にどのような悪影響を与えるのかは調査中だとしているが、広州市に駐在経験のある日本人はこう証言する。 「中国でワインは最近になってブーム化したので、一般人はほとんど味がわからない。それをいいことに、偽者も多く流通している。フランスやイタリアの高級ワインの空き瓶を売る専門業者もいて、そこに中国産の激安偽ワインを詰め替える。日本人駐在員なら一発でわかりますよ。そんなワインを飲んで、翌朝に緑色のウンコが出たり、謎の湿疹が出たこともあります。偽酒の中で、白酒やウイスキーよりワインが今、一番ヤバいといわれています」  偽ワインを作るほうも作るほうだが、買うほうも買うほうで、1本30円もしないワインがまともなものではないことくらい、一目瞭然だ。  やはり中国では、“無料”“サービス”“格安”などというものには、決して手を出してはいけないようだ。 (文=佐久間賢三)

原価は1本10円! 中国キャバクラ「毒ワイン」まん延で、緑色のウンコが……

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中国のKTVで、毒ワインや詰め替えワインがまん延しているという(イメージ画像)
 中国では、KTV(カラオケ付きの個室キャバクラ)などに行くと、サービスとして無料のワインが出されたりする。カラオケボックスも過当競争になっており、このようなサービスで客を引き寄せようとしているわけだ。  しかし、この無料ワイン、実は1本当たりの原価が0.4元(約10円)という、トンデモない粗悪品だったことが判明し、カラオケ好きの人民たちに大きな衝撃を与えている。  吉林省の地元紙「新文化報」(12月9日付)が伝えたところによると、同省吉林市の公安局(警察)がこれから迎えるクリスマスや元旦の宴会シーズンを前に、ニセモノ摘発を目的にKTVやサウナを検査したところ、ある店が客に提供していたワインの仕入れ値が異常に安いことを発見したという。  その仕入れ値は、なんと1本1.5元(約30円)。あまりの安さに疑いを抱いた警察が店のオーナーに話を聞くと、くだんのワインはある男が店に直接届けにきて、しばらくすると空き瓶を回収しに来る。注文をするわけでもないので、連絡先はわからないという。ほかの店でも聞き込みをすると、やはり同じような話が出てきた。  そこで、警察はさらなる調査を開始。夜間、KTVの前に張り込み、怪しい男と車を発見。車による尾行を行い、ついに密造現場を突き止めた。そして中に踏み込むと、製造設備や原材料とともに、ワイン12本入りの箱150個あまりを発見。現場にいた夫婦ら3人を逮捕した。  調べによると、そこで作られていたワインは、乳酸やブドウ味のエッセンス、カラメル、食品添加物などを混ぜ合わせ、最後に水をブレンドして調整してから瓶に詰められていたという。つまり、アルコール分は一切含まれておらず、ワインでもなんでもなかったわけだ。偽ワインが詰められていた瓶にしても、回収していた瓶のほかに、廃品回収業者から購入していたものも使っており、消毒などせず、水ですすいでいただけだった。  その原価が1本当たり0.4元。それを1.5元でKTV店などに卸していたのだが、購入した店側はそれをサービスとして無料で客に提供したり、1本数十元(数百円)で販売していた。犯人はすでに10万元以上(約200万円)を稼いでおり、吉林省内の100軒以上の店に6万超を販売したとみられている。
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摘発された毒ワイン工場。衛生環境も最悪だ……
 警察では、この偽ワインが体に悪いのは確実で、具体的にどのような悪影響を与えるのかは調査中だとしているが、広州市に駐在経験のある日本人はこう証言する。 「中国でワインは最近になってブーム化したので、一般人はほとんど味がわからない。それをいいことに、偽者も多く流通している。フランスやイタリアの高級ワインの空き瓶を売る専門業者もいて、そこに中国産の激安偽ワインを詰め替える。日本人駐在員なら一発でわかりますよ。そんなワインを飲んで、翌朝に緑色のウンコが出たり、謎の湿疹が出たこともあります。偽酒の中で、白酒やウイスキーよりワインが今、一番ヤバいといわれています」  偽ワインを作るほうも作るほうだが、買うほうも買うほうで、1本30円もしないワインがまともなものではないことくらい、一目瞭然だ。  やはり中国では、“無料”“サービス”“格安”などというものには、決して手を出してはいけないようだ。 (文=佐久間賢三)