「敵にトドメを刺さないのはなぜ?」中国人が違和感を覚える、日本アニメのヒーロー像

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『ドラゴンボール フルカラー フリーザ編 1』(集英社)
 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。  以前より、中国国内では日本の漫画やアニメ作品が人気を博しており、いわゆる「オタク」や「コスプレイヤー」は大勢存在します。しかし、彼らの多くが、日本の作品のとある傾向に対して疑問を抱いています。  4月28日、中国のメディアサイト「騰訊網」は、「どうして日本アニメの主人公は、敵に対してあまりに優しいのか?」というテーマの記事を掲載しました。記事内では、日本の作品のヒーローが多くの苦しみを味わったにもかかわらず、敵の命を奪わない例をいくつか紹介し、「ときどき日本のヒーローたちの気持ちが理解できない」「ヒーローの優しさや勝者のバイタリティーを強調するためだ」「暴力や殺害を好まない、今の時代の特色だ」という中国のファンの考察が紹介されていました。  当初、僕は日本のヒーローが敵にトドメを刺さない理由は「憲法9条の効果」だと推測していました。憲法9条により、戦後の日本に蔓延した非戦、武力放棄の思想が作品に影響を与えていると思ったのです。しかし、これをTwitterにアップしたところ、あるフォロワーから、日本人の精神には「武士の情け」という考えが根付いているためだというリプライが返ってきました。  これに対し、僕が「侍は必ず敵の首を取るじゃない?」というリプライを行ったところ、彼は人気漫画『ドラゴンボール』の主人公孫悟空が敵キャラのフリーザを見逃そうとする場面、その後、悟空が不意打ちを行ったフリーザにトドメを刺した時に哀れみのような表情を浮かべる場面をTwitterにアップしたのです。  後日、僕がその話を漫画やアニメに詳しい日本の知人に話したところ、「武士の情け」とは「敵にトドメを刺す」という意味ではなく、「敵の気持ちも尊重するべき」という考えであること、日本には太古から恨みを持って死亡した人物は後日、怨霊となって祟りをもたらすという「御霊信仰」があるため、たとえどんな悪人でも、むやみに殺してはならないという思想があることを教えてもらいました。  それ以外にも日本の知人からは、現在の日本の人気作品は女性や子どもを意識したものが多いため、ヒーローがあまりに残虐な行為を繰り返すと読者からの反発を招くからではないか? という推測を聞きました。確かに日本の漫画・アニメを見返すと、少年、少女向け作品の場合は敵にトドメを刺さないキャラが多い一方、青年や中高年向け作品、さらにいうと『子連れ狼』や『必殺仕事人』などの時代劇には、容赦なく敵を殺害するキャラが多いと感じました。 ■『ドラゴンボール』と『西遊記』に見る、日中の思想の違い  僕は今回の件を機に『桃太郎』や『一寸法師』など日本の昔話をインターネットで調べてみたのですが、物語の主人公たちは悪者である鬼を「殺した」のではなく、「こらしめた」という表現にとどまっていること、鬼たちが改心し、悪事をやめたという脚色が施されている場合もあることを知りました。  対して中国の昔話『西遊記』では、悪事を行った妖怪たちを必ず孫悟空たちが殺害しようとするのですが、そのたびに三蔵法師が阻止します。三蔵法師の慈悲深い行為は日本人なら共感する方が多いでしょうが、多くの中国人にとっては納得がいかない、後味が悪い場面なのです。さらに、現代の中国作品でも、悪役は抹殺される例がほとんどです。『ドラゴンボール』は『西遊記』をモチーフにした作品ですが、両作品の主人公の行動が、日中の思想の違いを明確に表していると思います。  敵にトドメを刺さない日本のヒーローたちは、日本人の「優しさ」を象徴しているのかもしれません。憲法の影響もあるとはいえ、近隣諸国からどれだけ挑発行為を受けても決して報復活動を行わない日本側の態度は「むやみに人を殺してはならない」という精神の賜物でしょう。しかし、敵を見逃すことが認められるのは、あくまでも「フィクション」の世界だけです。  仮に有事が発生した場合、日本側が侵略勢力に対し無抵抗を貫いたら、一方的に国土を侵略されます。また逆に、敗北し、逃走する敵兵に同情し追撃を行わなかったら、彼らは再び武装し日本を攻撃するでしょう。仏教用語に「一殺多生」(一人を殺すことで多数を生かす)という言葉があります。現実世界では防衛行為を実行すれば、相手側には犠牲者が発生します。  『ドラゴンボール』の作中、「武士の情け」をかけた悟空は、結局フリーザに裏切られました。僕は日本のみなさんには、フィクションと現実の「正義」は違うものであることを認識してほしいと思います。
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun> 

DQN夫婦がネットで生活費を無心して大炎上! 10代の妊娠・出産が急増する、中国農村「留守児童」の闇

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今回ネットで生活費の無心を行った、18歳の父親
 育児放棄や虐待のの果てに子どもを死なせたりする非道な親による悲惨な事件が相次いでいるが、お隣中国でも同じような事例は数多く起こっている。今回お伝えする中国のDQN夫婦も、中国版Twitte「微博」に投稿したメッセージが大炎上し、多くの批判にさらされた。 「Leeis大魔王」と名乗る男性が5月9日、「微博」にこんな書き込みをした。 「僕の名前は李越興。安徽省出身の18歳。妻は19歳で、僕らの間には2歳の子どもがいる。最近失業しちゃって、友達にも借金を断られて困ってるんだよね。誰か僕の口座にお金振り込んでくれねーかな? この投稿は、ぜひ多くの人に拡散してほしい」  ネット上で金を無心する夫婦に対し、多くのネットユーザーからは辛口コメントが寄せられた。 「新時代の乞食登場だな。18歳なら、肉体労働でもなんでもできるだろ! 子作りする元気はあるけど、働く元気はありませんってか? ふざけんな!」 「投稿する暇あるなら、求人紹介所に行け! 18歳なら、仕事なんていくらでもあるわ!」 「両親そろってアホ面してて、見てるとイラッとする。こいつらに金を振り込んだら、一生ネットで無心し続けるぞ」  こうした世論の厳しい声に対し、男性は「今の時代、学歴や技術がなければ人生終わりなんだよ!」と反論すると、コメント欄はさらに炎上。現在も2人に対して、厳しい声が浴びせ続けられている。
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3人の家族写真
 彼らのように貧困状態の中で子どもを作り、生活が破綻してしまう若者が中国で急増しているという。北京市在住の日本人大学講師は言う。 「中国農村部には、両親が都会に出稼ぎに行き、祖父母と暮らす『留守児童』が6,000万人以上存在するといわれています。中には、兄弟姉妹だけで生活している児童もいます。彼らは両親から、また学校から性教育も受けていないため、性に対して本能的で奔放な傾向があります。10代半ばで思いがけず妊娠し、出産する若者が急増しているんです。先日も、15歳の少女が妊娠し、大きくなったおなかをネット上で公開し、大きな話題となりました。この少女も、農村部で育った留守児童とみられています」  経済的な事情により親の愛を知らずに育った農村部の子どもは、今回の夫婦のように就職機会にも恵まれず、貧困状態の中で子どもが子どもを産み育てるという悲惨な状況に陥っている。彼らの子どもたちもまた、同じ運命をたどってしまうのだろうか? (文=広瀬賢)

DQN夫婦がネットで生活費を無心して大炎上! 10代の妊娠・出産が急増する、中国農村「留守児童」の闇

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今回ネットで生活費の無心を行った、18歳の父親
 育児放棄や虐待のの果てに子どもを死なせたりする非道な親による悲惨な事件が相次いでいるが、お隣中国でも同じような事例は数多く起こっている。今回お伝えする中国のDQN夫婦も、中国版Twitte「微博」に投稿したメッセージが大炎上し、多くの批判にさらされた。 「Leeis大魔王」と名乗る男性が5月9日、「微博」にこんな書き込みをした。 「僕の名前は李越興。安徽省出身の18歳。妻は19歳で、僕らの間には2歳の子どもがいる。最近失業しちゃって、友達にも借金を断られて困ってるんだよね。誰か僕の口座にお金振り込んでくれねーかな? この投稿は、ぜひ多くの人に拡散してほしい」  ネット上で金を無心する夫婦に対し、多くのネットユーザーからは辛口コメントが寄せられた。 「新時代の乞食登場だな。18歳なら、肉体労働でもなんでもできるだろ! 子作りする元気はあるけど、働く元気はありませんってか? ふざけんな!」 「投稿する暇あるなら、求人紹介所に行け! 18歳なら、仕事なんていくらでもあるわ!」 「両親そろってアホ面してて、見てるとイラッとする。こいつらに金を振り込んだら、一生ネットで無心し続けるぞ」  こうした世論の厳しい声に対し、男性は「今の時代、学歴や技術がなければ人生終わりなんだよ!」と反論すると、コメント欄はさらに炎上。現在も2人に対して、厳しい声が浴びせ続けられている。
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3人の家族写真
 彼らのように貧困状態の中で子どもを作り、生活が破綻してしまう若者が中国で急増しているという。北京市在住の日本人大学講師は言う。 「中国農村部には、両親が都会に出稼ぎに行き、祖父母と暮らす『留守児童』が6,000万人以上存在するといわれています。中には、兄弟姉妹だけで生活している児童もいます。彼らは両親から、また学校から性教育も受けていないため、性に対して本能的で奔放な傾向があります。10代半ばで思いがけず妊娠し、出産する若者が急増しているんです。先日も、15歳の少女が妊娠し、大きくなったおなかをネット上で公開し、大きな話題となりました。この少女も、農村部で育った留守児童とみられています」  経済的な事情により親の愛を知らずに育った農村部の子どもは、今回の夫婦のように就職機会にも恵まれず、貧困状態の中で子どもが子どもを産み育てるという悲惨な状況に陥っている。彼らの子どもたちもまた、同じ運命をたどってしまうのだろうか? (文=広瀬賢)

自主規制広がる中国・エロ生配信サイト、ついに“バナナ禁止”で「オレの青春オワタ……」

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バナナを使うのは、全世界共通のようで……
 先日、素人女性による過激なエロで人気を博していた中国の生配信サイトが、当局の規制を恐れて自主規制するというニュース「中国『エロ生配信』サイト絶滅へ!」(参照記事)をお伝えしたが、その努力もむなしく、ついにさらなる厳しい規制が入ることが決定したようだ。  中国メディアの報道によると、広東省広州市にある生配信サイト運営会社では、約80人の職員を3班に分けて、24時間体制で内容を監視。1人の職員が1時間当たり約6万もの動画をチェック。そして問題のある中継を発見すると、即座に“処理”しているのだという。
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生配信サイトの会社による映像監視画面
 ある監視係の話によると、裸や明らかにエロと判断されるもの以外に、見る者を挑発するようにバナナを食べたり、細いストラップの服、つまりキャミソール状の服を着ることも禁止されているのだという。  この規制に、男性ユーザーたちは茫然自失。「オレの青春オワタ」「毎日いいことないけど、これだけが楽しみだったのに」「誰にも迷惑かけてないのに、こんな規制をして何になるんだ?」と、嘆きの声が上がっている。
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キャミソールだからこそできる、ギリギリのお色気が人気だったのだが……
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相変わらず韓国女性が大人気。新たな規制で彼女たちの稼ぎ場所もなくなる?
 2015年12月時点で同国のネット人口は7億人超。また、生配信サイトの会員の60%以上は22歳以下、うち70%を男性が占め、1人当たりの視聴時間は一日平均135分に上るという。  また、こういったエロ生配信をしている若い女性の「主播」(ジューボー)たちのうち、学生が30~40%を占め、専業の主播が40%、残りは本業以外のアルバイト。配信による収入は、月に数千~数万元(数万~数十万円)も得ており、中には100万元(約1,700万円)、1,000万元(約1億7,000万円)稼いでいる者もいるという。  中国でのエロ生配信の人気ぶりについて、現地在住のフリーライターはこう説明する。 「若者たちは社会に閉塞感を感じており、それをネットでウサ晴らししてきた面があります。ネットでのエロも、そのひとつ。中国ではソフトが手に入らないAVを多くの若い男性がネットで見たからこそ、蒼井そらがあそこまで人気になった。そして最近は、AVほど過激ではないものの、素人女性によるお色気がナマで見られるエロ生配信サイトに人気が集まっていました」  つまり、ネットのエロは社会への不満に対するガス抜きでもあったわけだが、今回の新たな規制によって、その手段が、またひとつ奪われてしまったことになる。中国の若者たちの鬱憤がどこに向かっていくのか、心配である。 (取材・文=佐久間賢三)

中国・幼稚園教諭が園内で「幼児ポルノ」撮影? 3歳児にペッティングを強要し……

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教諭の命令で互いに胸をまさぐり合う幼稚園児。幼児モノのAVでも撮ろうというのか?
 幼稚園職員らによる園児への虐待事件が続発している中国で、またまた耳を疑うような事件が起きた。とある幼稚園の教諭が、担任する3歳児に「ペッティング」を強要させ、その動画を撮影していたのだ。 「楚天都市報」(5月10日付)などが伝えたところによると、湖北省武漢市の幼稚園に3歳の娘を通わせている劉さんは昨年、スマホで数枚の画像を受け取り、唖然とした。服をはだけさせた娘と男児が、互いに胸をまさぐり合っているのだ。しかも男児は、娘にキスしようとしている。  この画像は、担任教諭が送ってきたものだった。教諭の説明によれば、2人の遊びが面白くて撮影したのだという。しかし、普段からAVでも見ていれば別だが、幼児が自主的にこんな遊びをするとは到底考えられない。  また先月には、娘が幼稚園から帰宅すると、腕の痛みを訴えてきた。教諭が押さえつけたのだという。劉さんが問いただすと教諭は否認したが、別の教諭は、この教諭が2人の腕をつかみ、無理やり胸をまさぐらせていたことを認めたという。  劉さんはすぐにこのことを幼稚園側に知らせたが、現在に至るまで回答はない。この事実が発覚すると、くだんの教諭は幼稚園に来なくなり、連絡も取れなくなってしまったという。しかしその後、劉さんは、教諭の義母とコンタクトを取ることに成功。義母は以前、幼稚園の園長をしていたというが、「子どもたちが楽しんでいたのは間違いない。保護者に画像を送ったのは、安心させるため」と、開き直っていたという。  同紙記者があらためてその義母を訪ね、子どもへの影響について聞くと「3歳児は男女の区別がついていないので、それはないはずだ。トイレだって男女同じなんだから」と、まったく悪びれる様子もない。  この件に関し、ネット上では教諭への非難や幼児教育現場の荒廃を嘆く声が高まっているが、中には「日本のAVをマネて教諭がやらせたんだろう」などと責任転嫁する声も出ている。 (文=中山介石)

当局もマークする“いわくつき”動画サイトで、台湾人巨乳タレントが自殺未遂をネット生配信

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睡眠薬を服用し、朦朧とする台湾人タレント・柔宝宝
 中華圏で過激なネット生配信がブームとなる中、台湾のタレントが自殺未遂を生配信して話題になっている。女性の名は柔宝宝。86センチEカップの爆乳の持ち主だ。彼女は無名ながら人気番組に出演したことがあり、Facebookのアカウントは、4万6,000近いフォロワーを抱える。 「聯合新聞網」(5月6日付)などによると、柔宝宝は同日午前11時頃、動画配信アプリ「17直播」による生配信中、泣きながら自殺すると宣言。21錠の睡眠薬を飲み、リストカットしようとした。視聴していたファンからは「どうしたんだ」「泣くな、この社会にはどんな人間だっている。生きていることが重要だ」といった励ましの声が殺到したが、彼女はやがて意識を失った。
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86センチEカップはダテじゃない。Facebookより
 柔宝宝はここ数日、ふさぎ込んでいたようで、4日にはFacebookに「宝ちゃんはストレスが大きいけど、何も言わない」「ずっと頭を下げるのに疲れる一日。ずっと何かを察知するのに、徹底して気持ちを押し殺す一日」と、意味深な投稿をしていた。  しかし、幸いにも自殺は未遂に終わった。「17直播」の運営会社からの通報を受けた消防隊が彼女の家に急行すると、知人から知らせを受けた彼女の親戚が一足早く駆けつけていたのだ。彼女はすぐに病院に運ばれ、一命を取り留めた。
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交流型動画配信アプリ「17直播」は、わいせつ動画の投稿横行で社会問題にもなっている
「17直播」をめぐっては昨年、わいせつ動画の投稿横行から経営陣が当局に聴取されるなど、社会問題化している。中天新聞台のニュースで精神科医の楊聡財氏は「ネット上では自傷行為や他人に危害を加える動画が多く、それらは模倣によって生み出されている」と指摘。今回の事件に関しては、「つらい、イライラするというのをみんなに知らしめたいだけでなく、大勢から関心を引きたかったのではないか」と分析した。  そういった意味では、今回の配信は成功している。その関心は、中国からも寄せられているからだ。中国のサイトの書き込みでは「死にたければ死ねばいい」「死にたいのではなく、有名になりたいだけだろう」「死ぬ前にキミの裸を見せてくれないか」といった、いかにも中国人らしい心ないコメントが並んだが、彼女としては、これだけたくさんの人に注目されて本望だったのだろうか? (文=中山介石)

当局もマークする“いわくつき”動画サイトで、台湾人巨乳タレントが自殺未遂をネット生配信

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睡眠薬を服用し、朦朧とする台湾人タレント・柔宝宝
 中華圏で過激なネット生配信がブームとなる中、台湾のタレントが自殺未遂を生配信して話題になっている。女性の名は柔宝宝。86センチEカップの爆乳の持ち主だ。彼女は無名ながら人気番組に出演したことがあり、Facebookのアカウントは、4万6,000近いフォロワーを抱える。 「聯合新聞網」(5月6日付)などによると、柔宝宝は同日午前11時頃、動画配信アプリ「17直播」による生配信中、泣きながら自殺すると宣言。21錠の睡眠薬を飲み、リストカットしようとした。視聴していたファンからは「どうしたんだ」「泣くな、この社会にはどんな人間だっている。生きていることが重要だ」といった励ましの声が殺到したが、彼女はやがて意識を失った。
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86センチEカップはダテじゃない。Facebookより
 柔宝宝はここ数日、ふさぎ込んでいたようで、4日にはFacebookに「宝ちゃんはストレスが大きいけど、何も言わない」「ずっと頭を下げるのに疲れる一日。ずっと何かを察知するのに、徹底して気持ちを押し殺す一日」と、意味深な投稿をしていた。  しかし、幸いにも自殺は未遂に終わった。「17直播」の運営会社からの通報を受けた消防隊が彼女の家に急行すると、知人から知らせを受けた彼女の親戚が一足早く駆けつけていたのだ。彼女はすぐに病院に運ばれ、一命を取り留めた。
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交流型動画配信アプリ「17直播」は、わいせつ動画の投稿横行で社会問題にもなっている
「17直播」をめぐっては昨年、わいせつ動画の投稿横行から経営陣が当局に聴取されるなど、社会問題化している。中天新聞台のニュースで精神科医の楊聡財氏は「ネット上では自傷行為や他人に危害を加える動画が多く、それらは模倣によって生み出されている」と指摘。今回の事件に関しては、「つらい、イライラするというのをみんなに知らしめたいだけでなく、大勢から関心を引きたかったのではないか」と分析した。  そういった意味では、今回の配信は成功している。その関心は、中国からも寄せられているからだ。中国のサイトの書き込みでは「死にたければ死ねばいい」「死にたいのではなく、有名になりたいだけだろう」「死ぬ前にキミの裸を見せてくれないか」といった、いかにも中国人らしい心ないコメントが並んだが、彼女としては、これだけたくさんの人に注目されて本望だったのだろうか? (文=中山介石)

中国スッチーの卵たちが「おっぱい解放運動」に立ち上がる! ブラを投げ捨て、金太郎ルックに

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 5月4日、四川省成都市にある観光地に、若い女性十数人が、ショートパンツに上半身は金太郎ルックで登場。手にしていた色とりどりのブラジャーを空に向かって放り投げ、「ブラジャーを外して、おっぱいを解放しよう!」と訴えた。  中国でこの日は、1919年に北京で起こった学生たちによる抗日・反帝国主義デモを記念する「青年節」となっている。彼女たちはそんな日になぜか、おっぱいの健康を訴える行動に出たのだ。 この女性たちは、成都にある客室乗務員養成学校の学生たち。つまり、スッチーの卵というわけだ。成都のスッチー学校といえば、昨年5月にもスッチーの卵たちが制服姿で田植えをした「いったいなぜ……? 中国スッチーの卵たちが制服姿で“セクシー”田植え」をお伝えしている。そのときと同じ学校である。  このパフォーマンスには、ネット民たちからも、さまざまな声が上がっている。 「おっぱい解放バンザイ! オレにも解放してくれ!」 「飛行機の中でもその姿でサービスしてくたら、近場に行くのも飛行機に乗るよ」 「やっぱり住むなら成都だな」(成都は美人の産地としても有名) と、いった好意的なものから、
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「また成都のスッチー学校か。宣伝のためならなんでもやるんだな」 「この手のものって、たいていは女性用下着メーカーの宣伝だろ?」 「そもそもブラジャーを外すと、おっぱいが健康になるのか?」 と、冷静に分析する声も。  この金太郎ルックの腹掛けは中国語で「肚兜」といい、伝統的な下着のひとつなのだが、中国で「おっぱいの健康」というと、なぜかいつもこれが出てくる。昨年6月には、とある企業が「ピンクリボン活動」(乳がん予防の啓蒙活動)の一環として女性従業員に金太郎ルックをさせた「『おっぱいにも休日を!』中国OLに“金太郎ルック”がブームの兆し!?」をお伝えしている。  女性のおっぱいの健康のためにも、ぜひとも金太郎ルックがブームになってもらいたいものである。 (文=佐久間賢三)

「10人に4人はプロ」中国人売春婦が人気出会い系アプリに進出! “オプションサービス”であんなこと、こんなこと……

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かつてはネットショッピングサイトでも、若い女性が自分をレンタルに“出品”していた
 ネットを通じた男女の出会いといえば、かつて日本では出会い系サイトが花盛りだった。ところが、売買春や性犯罪事件が頻発すると、一般の女性ユーザー離れが深刻となり、やがて落ち目に。しかしスマホが普及した現在は、出会い系アプリが台頭している。  それは中国も同じで、最近現れた「閃電租人」という出会い系アプリが中国の若者たちの間で人気を博している。これは、男女問わず自分の暇な時間を利用して、誰か知らない人と一緒にお茶したり、食事したり、映画を見たりすることでお金をもらうというもので、いわば人をレンタルするためのマッチングアプリだ。  ところが、最近ではこういったマッチングアプリを使った売春行為が頻発していると、ニュースサイト「ホウハイ新聞」(4月27日付)が伝えた。それによると、ここでレンタル登録している女性の10人に4人が、高い料金で性的サービスを提供しているという。
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レンタル彼女の画面
 取材を受けた28歳の女性は売春婦で、同じ業界の“お姉さん”から「客がいっぱい見つかる」と教えられて始めたのだという。そこで彼女は言われた通りに、思わせぶりなハンドルネームで登録し、セクシーな写真を数多くアップ。1時間当たり98元(約1,650円)という料金設定にして、「ご飯、カラオケ、映画のお付き合い、ビジネス同伴」などのサービス内容を書き込んだ。  マッチングアプリを通じて客が接触してくると、彼女は“オプションサービス”も提供できることを暗示。その料金は、1日2,000元(約3万3,000円)だという。
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「閃電租人」では、このようにセクシーな写真を女性が自らアップ
 ホウハイ新聞の記者が覆面取材を行い、こうしたマッチングアプリに登録する複数の女性に接触したところ、10人中4人が性的サービスを提供することをほのめかしたという。その料金は2,000~3,000元(4~5万円弱)。中には、別の女性を紹介して、仲介料を取るという者もいたという。  マッチングアプリを利用した売買春について、中国事情に詳しいライターの吉井透氏はこう話す。 「以前から“レンタル彼女”というサービスがあり、派遣業者のサイトがいくつも存在した。彼女がいない独身男性が郷里に錦を飾るため、春節などで帰省する際に若い女性を同伴させるのに利用するというのが建前でしたが、実態は形を変えた売春だった。しかし、習近平政権下で売春撲滅運動が展開される中、当局に目を付けられ始めたことで、業者たちが集客の場を自社サイトからマッチングアプリに変えてきている。一見、個人で客を探しているように見える登録女性にも、背後に業者がいることがほとんどです」  当局と売春業者のイタチごっこは、まだまだ続きそうだ。 (取材・文=佐久間賢三)

執刀医はブローカーだった!? 病院で手術を受けた患者の右腎臓が行方不明に!

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痛々しい傷跡を記者に見せる劉さん(出典:新安晩報)
 ニセ救急車や病院で診察予約券に群がるダフ屋など、日本では考えられないことが当たり前となっている中国の医療業界だが、またしても信じられないニュースが飛び込んできた。 「新浪新聞」(5月5日付)によると、病院で胸部の手術を受けた男性が腎臓を勝手に摘出された上、その事実を病院側が隠蔽していたとして警察に被害届を提出したという。  江蘇省徐州市の病院で昨年6月に胸部の手術を受けた劉永偉さんは、手術後しばらく体調不良が続いていた。そこでセカンドオピニオンとして、複数の医療機関で診察を受けたところ、右腎臓が欠如している事実が判明したのだ。  劉さんは手術を受けた時の様子を、地元紙に次のように語っている。 「昨年の6月12日、トラクターを運転しているときに事故に遭い、地元の病院に緊急搬送されました。CTスキャンの画像から、担当医師は『外傷性横隔膜ヘルニア・右肺挫傷・右腎臓損傷などの状態で緊急手術が必要』と診断。総合病院での手術と治療を勧められ、19日に徐州医学院附属病院に転院し、そこで手術を受けました。術後、執刀医は『右腎臓を一度取り出して観察したところ、状態が良かったので、再び体内に戻した』と私に説明していました。ところが、8月に退院した後も体調が良くならなかったので公立病院で診察をしてもらうと『右の腎臓がなくなっている』と診断されたんです」  劉さんはその後、手術をした病院などに説明を求めたものの、相手にされない日々が続いたという。  今年4月、地元メディアや警察の立会いの下、ようやく口を開いた病院の関係者も、劉さんの腎臓は、執刀医によって体内に戻されたと主張している。もしCTスキャンで確認できないのだとすれば、腎臓がなんらかの原因で萎縮し小さくなり、CTに映らなかった可能性を指摘したという。
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レントゲン写真。右腎臓が欠如していることがわかる
 しかし、中国版Twitter「微博」では、病院に対し、疑惑の目が向けられている。 「思ったより右の腎臓が軽傷だったから、摘出してブローカーに売ったんだろう」 「もし萎縮していたとしても、2カ月で、CT使って見えなくなるくらいまで小さくなるものなのか? なんだかこの病院には、ものすごい深い闇を感じる」 「もしかして取り出した腎臓を入れ忘れて、処理に困って捨ててしまったんじゃないのか? それに総合病院なら、手術中の様子が映像に残されているはずだ」    それにしても劉さんの腎臓は、一体どこにいってしまったのだろうか? 劉さんの腎臓探しの旅は続く……。 (文=広瀬賢)