チビッ子はトラウマ必至!? 中国「偽ポケモンGO」の古典妖怪がキモすぎる!!

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中国で「偽ポケモンGO」として最も人気のある「城市精霊GO」。世界中のメディアに報じられて有名になり、本家からの訴訟を恐れたためか、「城市精霊」と名前を変えた
 連日「ポケモンGO」報道に沸く日本だが、まだ配信されていない中国では早速「偽ポケモンGO」が複数登場し、話題となっている。 「捜狐網」(7月23日付)によると、中国では米国で「ポケモンGO」がリリースされた約1週間後に偽物と思われるアプリ「城市精霊GO(都会でモンスターGO)」が公開され、多くの中国の  若者がダウンロードしてプレイしているという。実際にプレイしたユーザーからは「モンスターの絵のタッチは日本のポケモンに似ているが、モンスター自体はオリジナリティーがあり、『ポケモンGO』と同じようにGPS機能を駆使してゲットできるので面白い」と評価の声が寄せられている。
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中国で話題となっている「山海経GO」。
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「山海経GO」の蛇女出現の様子。チビッ子はトラウマになりそうだ
 ここまでならよくあるパチモンアプリなのだが、中国ではそのクオリティーの低さから逆に話題となっている「偽ポケモンGO」も存在する。中国国内でのみダウンロードが可能なアプリ「山海経GO」だ。同アプリは「ポケモンGO」同様、GPS機能を使い、歩いてターゲットをゲットしていくのだが、オリジナルとの大きな違いは、捕まえる対象が妖怪だということだ。妖怪といっても、『妖怪ウォッチ』のようなアニメ画ではない。中国の古代書物に描かれた妖怪の絵が元になっている。モンスターボールの代わりに描かれているのは、孫悟空が頭にはめている金の輪「緊箍児(きんこじ)」だ……。
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やはりゲームになじんでいない中国の妖怪……
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思わず手で払いのけてしまいそうだ
 パチモンアプリの氾濫に関して、中国版Twitter「微博」には中国人ネットユーザーからさまざまな意見は寄せられたが、特に「山海経GO」に関しては、みんなあきれ返っているようだ。 「絵が気持ち悪い! こんな気持ち悪いモンスターいらない!」 「逆にここまでオリジナルからかけ離れていれば、任天堂も訴える気をなくすよ」 「俺は蛇女と首なし巨人をゲットしたぜ。蛇女は、あまりの気持ち悪さにスマホを落としそうになった」 「伝説のポケモンのようなレア妖怪もいるのかな。いずれにしても、こんなダサいアプリが世界に出回らなくてよかった」 「山海経」とはもともと中国古代の地理書で、中国各地に伝わる神話や妖怪の物語が記されている。数千年の時を超え、アプリゲームとして現代によみがえった山海経の妖怪たちだが、ここまで現代の中国人にけなされるとは思ってもみなかっただろう……。 (文=青山大樹)

KFCへの抗議活動にネズミの虐待、呪術攻撃まで……南シナ海問題めぐり、中国人が狂気化

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KFCでシュプレヒコールを上げる小学生。中国では、こうして洗脳教育が行われる
 ハーグ仲裁裁判所に南シナ海の領有権を否定された中国では、人民による判決への抗議活動が広がっている。主なターゲットは、フィリピンを後押しするアメリカ企業だ。  最前線となっているのは、ケンタッキーフライドチキン(KFC)。暴動こそ起きていないものの、各地のKFCの店舗前では、群衆が横断幕を掲げて抗議活動を展開している。  山東省滕州市では、子どもまで動員された模様だ。台湾紙「自由時報」(7月20日付)などの報道によれば、デモ隊が小学生に「中国万歳、米国製品排斥、中国(の領土)は少しも減らすな」とシュプレヒコールを上げさせていたという。
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ネズミを虐待する男は広東語を話している
 ネット上では、男が「フィリピン」「米国」「日本」と書いた紙の貼られたレンガに3匹のネズミをはりつけにし、抗議という名の虐待をしている動画が投稿され、話題となっている。男は棒切れでネズミの頭を叩きながら「中国に逆らうとは身の程知らず」と威圧。米国ネズミに対しては特に執拗で、「一番悪いのはおまえ」「今日がなんの日かわかるか? おまえの最期の日だ」といびると、米国ネズミは恐怖からか失禁しており、批判が相次いだ。
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日米比の不幸を天に祈る男。ギャグのように見えるが、本気でやっているとしたら正気の沙汰ではない
 さらに、アメリカや日本、フィリピンに「呪い」をかける男の動画も登場している。登場する上半身裸の男はひざまずいて「米国で震度50の地震を起こしてください。日本は水没し、フィリピンには25kgのひょうを降らせて、それが頭に当たって死んでほしい」と、線香を手向けながら天に訴えるという謎の儀式を執り行っていた。これに対し、ネット上では「でもはいているのは、米国で発明されたジーパン」というツッコミも飛び交っている。  こうした不条理な行動を取るのは今のところ一部の人間だけだが、2012年の大規模な反日デモの前例もある。ネット上では米国だけでなく、日本や韓国の製品のボイコットを呼びかけるコメントも見受けられ、不穏な空気が流れていることは確かである。 (文=中山介石)

危険ドラッグよりトべる!? 北京の盛り場で“笑気ガス”が流行中!

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風船片手に笑気ガスを吸ってハイになっている外国の若者
 脱法ドラッグとのいたちごっこが日本以上に激化している中国で、新たな動きが出ている。  近頃、北京にある盛り場で「笑気ガス」が流行している。おしゃれなレストランやバーが建ち並び、外国人の姿も数多く見られる北京の六本木ともいえる三里屯(サンリートン)などでは、風船に入れた笑気ガスを吸い込み、ハイになっているのだという。  この笑気ガス、正式名称は「亜酸化窒素」といい、化学記号で表すと「N2O」、つまりは一酸化二窒素のことである。これを吸うと多幸感が得られ、いきなり笑いだしたり、顔がにやけたりすることから笑気ガスとも呼ばれている。  鎮痛効果も強いことから、主に歯科麻酔としても使われているのだが、欧米では合法的なパーティドラッグとして以前より用いられてきた。  以前、アメリカで、この笑気ガスを吸ったことのあるライター氏は言う。 「アメリカでは、30年以上前から大学生たちの間に出回っています。吸った途端、体の下のほうから振動が湧き上がってきて、それが頭まで来ると、なんともいえぬ面白おかしさを感じます。時には一瞬だけ気を失って、床に倒れ込んでしまうことも。なので、床に座って吸わないと危険です。ただ、このハイな気分は30秒程度しか続かず、すぐにシラフに戻ります。なので、仲間と何度も回し吸いしながら楽しむことになります」
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「淘宝(タオバオ)」などのネットショップでは、「笑気」をキーワードに検索すると、さまざまな製品が出てくる
 最近では日本でも出回るようになり、乱用する若者が後を絶たなくなったことから、今年2月に厚生労働省は「亜酸化窒素」を指定薬物に指定。医療などの目的以外では製造や販売、使用が禁止されている。  中国では4年ほど前から出回るようになり、笑気ガスが入った風船1個が10元(現在のレートで約160円)程度で売られているという。  中国に長く住む日本人経営者は、同国のドラッグ事情についてこう語る。 「以前は、いわゆるクラブなどで“揺頭丸(ヤオトウワン)”という、日本でいうエクスタシーが流行していましたが、これは完全な麻薬。最近は人気が下火になりました。それに比べて、笑気ガスは医療にも使われるほどなので、体に悪影響がない。そういったことから、これから各地で人気が出てくるかも。ただ、そうなる前に、当局が規制をかけてくる可能性は高いですが……」  経済停滞や政府の締め付けなどにより、中国の若者の間には閉塞感が漂っているというが、笑気ガスのようなものを使って無理やり笑ってでもいないと、やっていられないということなのだろうか……。 (文=佐久間賢三)

中国・夫の浮気相手に妻が報復! 路上で服を引き裂き「おっぱい丸出し刑」に

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スポーツウエアと黒い下着を無理やり引っ張る
 中国では、夫の浮気が発覚すると、妻が相手の女性に対して殴る蹴るの暴行を働く事件がしばしば発生する。つい2カ月ほど前にも、「逆上した妻が母親と共謀してツープラトン攻撃! 夫の不倫相手を路上で丸裸に」という事件をお伝えしたばかりだが、今回はそれ以上の修羅場が演じられた。  この第一報を報じたのは、なぜかイギリスのタブロイド紙「デイリー・メール」のオンライン版。それを後追いする形で、中国語系のニュースサイトが事件の一部始終を伝えている。
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路上に倒れたところへ、3人がかりで殴りかかる
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おっぱいが丸出しになり、下のショーツも危うく……
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仲裁に入る男性の脇から、蹴りを入れる足が
 記事にアップされた動画を見ると、グレーのスポーツウエアを着た若い女性を、3~4人の女性がいきなり引きずり倒すシーンから始まる。若い女性は必死に両手で自分の服を押さえるが、多勢に無勢。  攻撃者たちは「この泥棒猫!」「脱がせ、脱がせ!」などと口々に叫びながら、情け容赦なく服を引きはがしにかかる。彼女たちの言葉からすると、どうやらこの若い女性は、誰かの夫の浮気相手のようだ。  若い女性は軽装のスポーツウェアということもあって、ブラが引っ張りはがされて、ついにはおっぱいが丸出しに。さらに、下のショーツにも攻撃者たちの手が伸びる。  すんでのところで“ご開帳”は免れたが、攻撃者は手を緩めることなく、若い女性の髪の毛を持って引きずり、路上に倒れた彼女の顔面に殴る蹴るの暴行を加えていく。  ようやく一人の男性が止めに入ったが、防ぎ切ることができず、攻撃者たちは隙を見て頭部に蹴りを入れていく。もはや若い女性は泣き叫ぶことしかできない。動画はここで終わる。  中国では、浮気をされた妻は、夫から放り出されて今の生活を失うことを恐れ、相手の女性に対して報復することが多いという。それにしても「別れろ」と迫るのではなく、服を脱がせて屈辱を与える手段を取るというのは、さすがにやりすぎだろう。  中国の女性、あな恐ろしや。 (文=佐久間賢三)

中国・夫の浮気相手に妻が報復! 路上で服を引き裂き「おっぱい丸出し刑」に

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スポーツウエアと黒い下着を無理やり引っ張る
 中国では、夫の浮気が発覚すると、妻が相手の女性に対して殴る蹴るの暴行を働く事件がしばしば発生する。つい2カ月ほど前にも、「逆上した妻が母親と共謀してツープラトン攻撃! 夫の不倫相手を路上で丸裸に」という事件をお伝えしたばかりだが、今回はそれ以上の修羅場が演じられた。  この第一報を報じたのは、なぜかイギリスのタブロイド紙「デイリー・メール」のオンライン版。それを後追いする形で、中国語系のニュースサイトが事件の一部始終を伝えている。
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路上に倒れたところへ、3人がかりで殴りかかる
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おっぱいが丸出しになり、下のショーツも危うく……
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仲裁に入る男性の脇から、蹴りを入れる足が
 記事にアップされた動画を見ると、グレーのスポーツウエアを着た若い女性を、3~4人の女性がいきなり引きずり倒すシーンから始まる。若い女性は必死に両手で自分の服を押さえるが、多勢に無勢。  攻撃者たちは「この泥棒猫!」「脱がせ、脱がせ!」などと口々に叫びながら、情け容赦なく服を引きはがしにかかる。彼女たちの言葉からすると、どうやらこの若い女性は、誰かの夫の浮気相手のようだ。  若い女性は軽装のスポーツウェアということもあって、ブラが引っ張りはがされて、ついにはおっぱいが丸出しに。さらに、下のショーツにも攻撃者たちの手が伸びる。  すんでのところで“ご開帳”は免れたが、攻撃者は手を緩めることなく、若い女性の髪の毛を持って引きずり、路上に倒れた彼女の顔面に殴る蹴るの暴行を加えていく。  ようやく一人の男性が止めに入ったが、防ぎ切ることができず、攻撃者たちは隙を見て頭部に蹴りを入れていく。もはや若い女性は泣き叫ぶことしかできない。動画はここで終わる。  中国では、浮気をされた妻は、夫から放り出されて今の生活を失うことを恐れ、相手の女性に対して報復することが多いという。それにしても「別れろ」と迫るのではなく、服を脱がせて屈辱を与える手段を取るというのは、さすがにやりすぎだろう。  中国の女性、あな恐ろしや。 (文=佐久間賢三)

「ナイキ履く奴は売国奴!」南シナ海問題に憤る中国人が“敵国製品”を次々破壊!

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iPhoneを壊すのはいいが、パチもんばかりの国産スマホで満足できるのだろうか?
 中国が主張する南シナ海の領有権を真っ向否定したハーグ仲裁裁判所の判決に対し、中国政府は「仲裁人選定に日本人が関与しており、不公正」「何があろうが、南シナ海の島々は中国古来の領土」と、怒りで頭のてっぺんから湯気を出しながら、自分たちの主張を押し通そうと必死の様子だ。  そんな中、人民の中には判決に対する憤りに震えるあまり、「敵国製品」の破壊という行動に出る者が出始めている。  判決後、ネット上に米国製品の象徴ともいえるiPhoneを破壊した写真が複数アップされた。
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地下鉄での大乱闘。文句をつける赤シャツの男に、白シャツの男性が反撃!
 自分の持ち物を壊すだけなら、まだいい。中国東北部の都市・大連の地下鉄では、ナイキのスポーツシューズを履いていた男性に、別の男が「この売国奴! ナイキなんか履きやがって」とイチャモンをつけたことから、車内で大乱闘に。その模様の映像がネット上にアップされると、たちまち大きな話題となった。 「そもそもさ、ナイキもiPhoneも、ほとんどは中国で作ってるんだぜ」 「ナイキがダメなら、パソコンだって使えない。中のCPUはアメリカ製だからな」 「これがネットで世界中に広まるなんて……。大連人の恥さらしだよ」 と、多くのネット民は文句をつけた男の行為に対してあきれ顔。  それだけではなく、イチャモンをつけられた男性の連れの女性が周囲に助けを求めたにもかかわらず、車内の乗客の誰一人として動こうとしなかったことにも、ネット民たちは衝撃を受けた。 「大都市の人間っていうのは冷たいんだな」 「中国人は永遠に傍観するだけ。ホント、民度が低い」 「ま、そういう奴がビデオに撮るから、こうやって映像を見られるんだけどな」    皮肉なことに、人民の歪んだ愛国心の発露は、自国が抱える問題点ついてネット民が思いをめぐらすきっかけとなったようだ。 (文=佐久間賢三)

中国のカンフーキックに、韓国の後頭部ローキック! アジアのサッカーが世界で嫌われている!?

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イメージ画像(「足成」より)
 莫大な資金力で世界中からスター選手をかき集めている中国スーパーリーグ。山東魯能へ移籍したイタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレは、約20億円と、一気に世界の年俸ランキング上位に躍り出た。“金を稼ぐなら中国へ”は、世界の常識になっている。  そんな中、今季上海申花に移籍した元チェルシーでセネガル代表FWのデンバ・バが負ったケガが話題になっている。17日の試合で上海上港のDFスン・シャンから受けたタックルにより、足があり得ない方向に90度以上曲がるというショッキングな映像は、Twitterなどで世界中に拡散された。  他にも今季からロシア・プレミアリーグのゼニトから中国の上海上港へ移籍したブラジル代表FWフッキも、デビューわずか20分で負傷退場している。5月には中国FAカップで、カンフーキックや単純に殴り合うなどの乱闘騒ぎがあり、非紳士的行為が目立つ中国サッカー。過去には、顔面に蹴りを入れられてアフリカ人選手が失明したという事件も起きている。 「普通サッカーって乱闘は起こらないんですけど、中国ではちょくちょく起こっていて、そのたびにケガ人が続出しています。日本のプロ野球なんかでも乱闘はありましたが、あれはちょっとしたサービス精神も含めてのものですから、中国のものとはまるで違います。このせいで中国への移籍を目論んでいた選手たちが一斉に手を引く可能性もありますね。それと、お隣の韓国もかなり評判が悪いです。日韓W杯でイタリアのマルディーニに与えた後頭部ローキックや、ココを大流血させた肘打ちは、多くのサッカーファンの記憶に強く残っています。この二つは総合格闘技ですら禁止されている反則技ですから本当にヤバイですよ。ブラジル代表FWネイマールも韓国のラフプレーを受けて、以後、対戦を嫌がっています。ヨーロッパのサッカーファンが集まるサイトでも『東に行ったらサッカー生命はもうない』『代表戦って拒否できるものなのか?アザールやデブライネが怪我させられたらやってられないぞ』『アジアのW杯出場枠は0にしよう』と東アジアは本当に世界で嫌われています。この先、親善試合が組めなくなってもおかしくないですよ」(スポーツライター)  日本代表のフェアプレー精神は世界的にも一定の評価を受けている。しかし、まだまだ東アジアのイメージをひとくくりにしている人も少なくない。せっかく世界との差が少しずつ縮まってきている日本代表だが、こんなことでつまずいてしまうことだけはどうしても避けたいものだ。 (文=沢野奈津夫)

「お前のモノは俺のモノ?」南シナ海問題で中国の“ジャイアニズム”が止まらない!

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中国共産党の機関紙「人民日報」は判決後、南シナ海の領海範囲を主張するキャンペーンを展開中。
 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。  7月12日、南シナ海の領有権を訴える中国に対し、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は中国の主張は認められないという判決を下しました。しかし、中国側はこの判決を不服とし、問題を提起したフィリピンや裁判に関わったとされる日本を非難し、その状況を受け、アメリカが抗議声明を発表するという一触即発の状態になっています。  中国側が主張する南シナ海の領海範囲は、9つの断続的な線で表示されることから「九段線」と呼ばれているのですが、僕が中学生のころに使っていた地理の教科書には「九段線以内全域中国領土」といった記述はありませんでした。しかし、軍事基地を建設するなど、中国が南シナ海沖を埋め立て開発した後の2015年ごろから、国内では突如九段線という言葉が使われ始めたのです。教科書はまだその発表に追いついておらず、現在、地理の教科書には九段線に関する記述はありません。  昨年9月、中共政府は九段線を記載した「新しい中国地図」を発表し、パスポートにも九段線の範囲はすべて中国領海とするイラストを掲載しました。さらに中共政府は現在、1972年に発行した地図には、すでに「尖閣諸島は中国領」と記載されていたと発表しています。つまり、自分たちにとって都合のいい事実を国民に吹き込むために、歴史を捏造・改ざんしているのです。  この「大国ジャイアニズム」とでもいうべき中国の横暴な姿勢は、すでに多くの国民にも浸透しています。現在の中国では「祖国がこんなに野蛮で安心しました」という言葉が流行しています。これは、強引に領土を拡大しようとする自国の態度を称賛するという意味で、「他国と争議している領土、領海はすべて中国のもの」という考えです。  南シナ海問題に対する国民の反応をネットで検索してみると、案の定、大国ジャイアニズムに感化された書き込みが殺到しており、「フィリピン産のバナナ購入をボイコットせよ!」「南シナ海の魚は一尾も譲れない!」といった冗談めいたものから、「開戦せよ!俺は軍資金を払う」「もう戦争しかない、俺は命を投げ出す」「釣魚島(尖閣諸島)といい、周辺国がそろって中国を非難しやがって! 東風ミサイルを撃ってやる!」といった開戦を促す声、中には「南シナ海は中国のもの、フィリピンも中国のもの」「たとえ中国領じゃなくても奪ってしまえ!(帝国時代、周辺諸国に侵略行為を繰り返した)ロシアを見習え!」といった意見すらありました。 ■中国に蔓延するジャイアニズム  一方、中国側を批判するような意見は、ネット上では確認できませんでした。その理由は13年に出版した拙著『中国のヤバい正体』(大洋図書)にも記載したのですが、中国国内で「尖閣諸島は日本領」などといった自国に批判的な意見を述べると「売国奴」と弾圧され、すぐさま謝罪を要求されたり、ネット上に記した意見が削除されるという言論弾圧が行われます。以前見かけた「確かに釣魚島が日本領だという証拠は数多くある一方、中国側の証拠は少ない。だが、そんなことはどうでもいい。中国が欲している限り、釣魚島は我々のものだ」というネット上の書き込みが、現在の中国の姿勢を明確に表しています。  そして、中共政府は南シナ海問題の判決を受け「今回の裁判は日本人裁判官が主導している」と吹聴しています。その言葉に、早速中国国内では「日本製品ボイコット」などといった意見が浮上しています。今後は在中日本人がなんらかのトラブルに巻き込まれることも懸念されます。国際問題が発生するたびに反日プロパガンダに結びつけるのは、中共政府の常套手段です。そのような現状となったのは、日本側の憲法9条による交戦権の否認や諸外国に対する弱気な外交姿勢が大きな要因となのは間違いないでしょう。憲法改正は、今後の日本が中国の大国ジャイアニズムに屈しないためにも必要なことであると思います。 ◆「チャイナめった斬り」過去記事はこちらから
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>  

「お前のモノは俺のモノ?」南シナ海問題で中国の“ジャイアニズム”が止まらない!

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中国共産党の機関紙「人民日報」は判決後、南シナ海の領海範囲を主張するキャンペーンを展開中。
 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。  7月12日、南シナ海の領有権を訴える中国に対し、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は中国の主張は認められないという判決を下しました。しかし、中国側はこの判決を不服とし、問題を提起したフィリピンや裁判に関わったとされる日本を非難し、その状況を受け、アメリカが抗議声明を発表するという一触即発の状態になっています。  中国側が主張する南シナ海の領海範囲は、9つの断続的な線で表示されることから「九段線」と呼ばれているのですが、僕が中学生のころに使っていた地理の教科書には「九段線以内全域中国領土」といった記述はありませんでした。しかし、軍事基地を建設するなど、中国が南シナ海沖を埋め立て開発した後の2015年ごろから、国内では突如九段線という言葉が使われ始めたのです。教科書はまだその発表に追いついておらず、現在、地理の教科書には九段線に関する記述はありません。  昨年9月、中共政府は九段線を記載した「新しい中国地図」を発表し、パスポートにも九段線の範囲はすべて中国領海とするイラストを掲載しました。さらに中共政府は現在、1972年に発行した地図には、すでに「尖閣諸島は中国領」と記載されていたと発表しています。つまり、自分たちにとって都合のいい事実を国民に吹き込むために、歴史を捏造・改ざんしているのです。  この「大国ジャイアニズム」とでもいうべき中国の横暴な姿勢は、すでに多くの国民にも浸透しています。現在の中国では「祖国がこんなに野蛮で安心しました」という言葉が流行しています。これは、強引に領土を拡大しようとする自国の態度を称賛するという意味で、「他国と争議している領土、領海はすべて中国のもの」という考えです。  南シナ海問題に対する国民の反応をネットで検索してみると、案の定、大国ジャイアニズムに感化された書き込みが殺到しており、「フィリピン産のバナナ購入をボイコットせよ!」「南シナ海の魚は一尾も譲れない!」といった冗談めいたものから、「開戦せよ!俺は軍資金を払う」「もう戦争しかない、俺は命を投げ出す」「釣魚島(尖閣諸島)といい、周辺国がそろって中国を非難しやがって! 東風ミサイルを撃ってやる!」といった開戦を促す声、中には「南シナ海は中国のもの、フィリピンも中国のもの」「たとえ中国領じゃなくても奪ってしまえ!(帝国時代、周辺諸国に侵略行為を繰り返した)ロシアを見習え!」といった意見すらありました。 ■中国に蔓延するジャイアニズム  一方、中国側を批判するような意見は、ネット上では確認できませんでした。その理由は13年に出版した拙著『中国のヤバい正体』(大洋図書)にも記載したのですが、中国国内で「尖閣諸島は日本領」などといった自国に批判的な意見を述べると「売国奴」と弾圧され、すぐさま謝罪を要求されたり、ネット上に記した意見が削除されるという言論弾圧が行われます。以前見かけた「確かに釣魚島が日本領だという証拠は数多くある一方、中国側の証拠は少ない。だが、そんなことはどうでもいい。中国が欲している限り、釣魚島は我々のものだ」というネット上の書き込みが、現在の中国の姿勢を明確に表しています。  そして、中共政府は南シナ海問題の判決を受け「今回の裁判は日本人裁判官が主導している」と吹聴しています。その言葉に、早速中国国内では「日本製品ボイコット」などといった意見が浮上しています。今後は在中日本人がなんらかのトラブルに巻き込まれることも懸念されます。国際問題が発生するたびに反日プロパガンダに結びつけるのは、中共政府の常套手段です。そのような現状となったのは、日本側の憲法9条による交戦権の否認や諸外国に対する弱気な外交姿勢が大きな要因となのは間違いないでしょう。憲法改正は、今後の日本が中国の大国ジャイアニズムに屈しないためにも必要なことであると思います。 ◆「チャイナめった斬り」過去記事はこちらから
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>  

“炎上上等”の水原希子に、いったい何が――? 中国で「公開謝罪」のワケ

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くだんの釈明動画(出典:網易新聞)
 2010年に村上春樹『ノルウェイの森』の映画版に出演したことがきっかけで、中国でも活動している水原希子。そんな彼女が、中国人の国民感情を傷つけたとメディアが大きく報じたことで、公開謝罪する事態となった。  問題となったのは、ネット上で彼女が靖国神社に参拝しているとされている写真が出回っていることと、3年前、中国の芸術家であるアイ・ウェイウェイの、天安門広場で中指を立てている写真にFacebook上で「いいね!」を押したことだ。
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水原がSNS上で「いいね!」をした写真。 (出典:倍可親)
「網易新聞」(7月15日付)によると、水原は7月15日夜、中国版Twitter「微博」を通し、中国人ファンへ向け、約5分にわたる釈明動画をアップした。そこで水原はまず、靖国参拝写真について、写っている女性は自分ではないと断言。また、天安門広場での中指写真に「いいね!」したことについては、「決して悪気はなかった」と謝罪した。  今回の釈明動画についてネット上では、 「動画見たけど、誠意は伝わってきた。もうこれ以上、彼女を攻撃するのは間違っている」 と、彼女を擁護する声がある一方、 「わざわざこんな動画公開するなんて、中国の芸能市場で、まだ稼ぎたいんだろうな」 「この人、韓国でもウロウロしてるよね。好きになれない」 などといったバッシングも続いている。  また釈明動画の冒頭、「オードリー・ダニエル・キコ」という本名を名乗り「現在は日本に住んでいるけど、アメリカ出身です」と話している点について、「日本人として活動してきたくせに、今さら『日本人じゃない』は都合がよすぎる」といった批判もある。
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『没有別的愛』のポスター。右下が水原
 水原には、女性の股間をアップした写真をインスタグラムに投稿して炎上させた過去もある。その際は、「これはアートです。コンビニに並んでいるエロ本は下品です」と強弁したが、今回の素早い謝罪の背景について、中国で芸能ビジネスを手掛ける日本人男性はこう話す。 「彼女は、中国人女優のヴィッキー・チャオがメガホンを取った新作で『没有別的愛(ほかに愛はないの意)』に出演していますが、主演を務める台湾人俳優のレオン・ダイが、台湾独立派であると中国ネット上で批判され、すでにクランクアップしているにもかかわらず、降板させられる事態となった。こうした流れの中、同じ大陸外出身者である水原のアラ探しが行われたわけです。作品は、主役の降板により代役を立ててそのほとんどを撮り直すことになったのですが、火種となりうる水原も降板させられる可能性がある。この作品への出演を、中国でのさらなる活動につなげたかった水原と事務所は、なんとかそれを避けるため、素早い対応をしたようです」  クールなイメージで売っている彼女だが、中国マーケットでのチャンスは、頭を下げてでも手放したくなかったというわけか。 (文=広瀬賢)