ハリウッドセクシー女優の“愛国ドラマ”出演に、中国ネトウヨ大発狂「歴史的功績が台無しだ!」

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マスコミの前では、いつも半裸状態(「自由時報」より)
 今年、中国は紅軍(人民解放軍の前身)による「長征80周年」にあたり、愛国的な記念行事やイベントが各地で行われている。長征とは、1930年代に国共内戦で劣勢だった紅軍が、拠点を捨てて1万キロ以上を交戦しながら集団移動した軍事作戦のこと。現在の中国共産党は、長征を「歴史的転換点」と定義し、さまざまなプロパガンダに利用してきた。  そんな中、国営の中国中央テレビが記念ドラマ『世界を震撼させた長征』の制作を開始したのだが、キャストをめぐって今、大きな波乱が起きている。主要キャストの中に、中国出身のハリウッド女優バイ・リンが起用されたからだ。バイ・リンといえば、ハリウッドではお騒がせ女優として有名で、「PLAYBOY」誌でヌードになったことで『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の出演シーンが公開前にカットされたり、バイセクシャルであることをカミングアウトした過去がある。映画のPRの場には、露出度の高い半裸姿でたびたび登場し、決して“品の良い”女優といえないのが実情だ。  このキャスト発表に、共産党系「環球時報」は中国版Twitter「微博」で「低俗路線で注目を浴びようとする人物」「解放軍の名誉をけがす」と、バイ・リンを批判。中国のネトウヨも一斉に反応し、微博上では彼女に対する罵詈雑言が飛び交っている。 「長征の功績を台無しにするドラマだ」 「ハリウッドの三流女優が出演するのはおかしい」 「彼女の“下着(セクシー路線)”は中国人の名誉を傷つけた!」 「革命映画にポルノ女優が出演するのは絶対反対だ」  騒動の広がりを受け、バイ・リンは10月25日に公式HP上で「私のせいでドラマに影響を与え、お騒がせしてすみません」と公式謝罪した。 「彼女はもとも四川省の生まれで、10代の頃に人民解放軍の演劇部隊に所属していました。その後、アメリカに移住し、女優としてデビュー。1997年に主演したハリウッド映画『北京のふたり』は、中国共産党に批判的な作品だったこともあり、中国内では“売国奴”というレッテルが貼られました。最近では、解放軍時代に、軍幹部から性的関係を3年間にわたって強要され、妊娠・堕胎していたことを暴露。この話に、当時の政府は『作り話だ』と反論し、ネトウヨからも総攻撃を受けたのです。中国では、彼女は“反華艶星(反中セクシー女優)”と呼ばれています」(中国のエンタメ事情に詳しい上海在住の日本人)  国営テレビが総力を挙げて制作する革命ドラマが初っぱなからつまずいたようだが、果たしてどんな作品に仕上がるのだろうか? (取材・文=五月花子)

葬儀場に侵入し、遺体をレイプ! 中国農村にはびこる「死姦マニア」と「遺体売買ブローカー」

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事件が起こった葬儀場
 中国遼寧省瀋陽市内の葬儀場に安置されていた女性の遺体が、何者かに犯されるという事件が発生した。「新浪新聞」(10月20日付)によると、出棺当日の早朝、遺族が遺体を見に行くと、着せていた服がめくれ上がり、下半身が露出した状態になっているのに気づいたという。  また、化粧の一部もはげ落ちてしまっており、何者かによって荒らされた形跡があった。当初、遺族は棺桶の中に入っていた金目のものや、遺体の内臓などの器官を狙った窃盗犯の仕業と考え、警察へ通報。その後、現場検証が行われると、信じられない事実が判明した。遺体を解剖したところ、女性の遺体には犯された痕跡が見つかったというのだ。
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地元メディアに対し、遺族が棺桶の様子について実際の写真を見せて説明している
 館内に設置された監視カメラを確認すると、若い男が深夜に窓から安置所に侵入、15分ほど滞在して出ていく様子が収められていた。警察はこの防犯カメラの映像と女性の体内に残されたDNAから、付近に住む22歳の男を逮捕。警察の取り調べによると、この男は過去にも同様の行為をしていたことを認めたという。  中国版Twitter「微博」では、多くのネットユーザーから、 「こいつは精神病で死体としかセックスできないのか、お金がなくてエッチな遊びができなくて死体とやっちまったのか、一体どっちなんだろう?」 「こういうやつは、そのうち新しい墓を掘り起こして死姦するぞ。死んでからも男に犯されるって、あの世でも平和に暮らせないよな」 「すぐに強制的に入院させろ。遺族にとっては、亡くなった遺体が犯されるなんて二重の苦しみだ」 などと、常軌を逸した男の行為に、非難のコメントが数多く寄せられている。
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売買目的なのか、女性の遺体を墓から掘り起そうとする業者
 中国の死姦事情に対して、上海在住の日本人ジャーナリストは、こう解説する。 「中国の一部では、たびたび死姦事件が発生しています。特に土葬文化が残る農村では、若い女性の墓が掘り返され、何者かによって遺体ごと盗まれたり、その場で犯されるという事件が起こっている。対象がすでに故人なので、警察もあまり積極的に動くことはなく、大きく報道されることもないので実態を把握しづらい。最近では、死姦常習者のために若い女性の遺体をネットで売買するブローカーも出現している」  死者への最低最悪の冒涜ともいえる今回の事件、遺族の悲しみと怒りが収まることはないだろう。 (文=青山大樹)

閲覧数稼ぎのために、整形手術を生配信! 過激化する中国“生主”たち

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整形手術当日の様子を生中継している (出典:quuer)
日本でも子どもの憧れの職業としてユーチューバーがランクインする時代となったが、中国では動画配信業がビッグビジネスとなっている。  例えば、2,000万人ものファンを持つ大人気動画配信者Papi醤は、企業からの広告費や投資などで年間2,200万元(約3億5,000万円)を稼いでいるといわれている。  そんな成功例に刺激され、体を張った危険な動画を配信する者が後を絶たない。
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手術室に入り整形手術の様子を撮影している。撮影しているスマホをよく見ると、視聴者から多くのコメントが寄せられている
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手術室に第三者が入り込むことなど、日本では考えられないが病院側も宣伝になると思って許可したのだろうか……
香港系メディアサイト「東網」(10月19日付)によると、四川省成都市の女性が整形手術の様子を生配信したことで、大きな話題となっているという。この女性は動画配信者として、さらに多くのファンを獲得するため整形手術を決意。自らの動画チャンネルに登録するファンたちと真摯に向き合いたいという考えから、整形手術の生配信を敢行したのだ。撮影は、女性の友人が担当。生配信は普段よりも多くの閲覧数を獲得したようだが、撮影を許可する病院側も理解があるというかなんというか……。
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蜂に37カ所刺され、病院に運ばれた男性動画配信者(出典:東網)
 さらに別の動画配信者は、アクセス数アップのため蜂の巣に突撃し、重傷を負ったという。この配信者は友人3人と動画配信番組を制作しており、「蜂の巣をつついてみよう」「蜂を食べてみよう」というテーマで動画撮影を行っていた。結果、ひとりの男性が37カ所を刺され、病院に緊急搬送されるという事態に発展してしまったのだ。  ちなみに肝心の閲覧数だが、今までのところ1万回ほどと、命を懸けたわりには中途半端な結果となっている。  閲覧数によっては、一夜にして大金を獲得することも可能な中国の動画配信だが、命を失ってしまっては元も子もない……。 (文=青山大樹)

中国のゴミ捨て場は宝の山!? 企業が廃棄した期限切れ食品が、翌朝には市場で“新品同然”に! 

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大量に捨てられた期限切れ食品の前に座り、袋を開けて貪り食う人の姿があちこちに
 中国のニュースサイト「ホウハイ新聞」によると、10月の初めごろ、湖北省武漢市で、食品会社が賞味期限切れの在庫食品をゴミ捨て場に大量廃棄したところ、それを目ざとく見つけた人たちが蟻のごとく群がり、われ先に、まだ食べられそうな食品をあさった。  集まった人々は、鶏の足や卵、スナック菓子、缶詰など、片っ端から拾い集めていったが、中には拾った食べ物をそのまま口に入れながら、次の獲物を探す人もいたという。
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目ぼしい食べ物を探して、ゴミをあさっていく
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バンの荷台に大量に詰められた、期限切れ食品。よくここまで集めたものだと感心してしまう
 そうこうしているうちに、ゴミ捨て場の周りに、次々とバンや人力の荷車が次々と集まってきた。車から降りてきた人たちは、集めた食品をバンの荷台に載せていく。荷台に大量に食品を載せて立ち去ろうとしていた女性に記者が「そんなに取って食べきれるのか?」と聞いたところ、「何軒かの家で分けて食べるのさ。食べきれないわけないわよ」と答えたという。  また、「家に持って帰って、豚のエサにする」と答えた人も多かったというが、こんな都会で豚を飼っている人がそんなにたくさんいるはずもなく、記者が取材を進めたところ、驚くべきことがわかった。
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記者が朝の市場で発見した、前日に拾われた期限切れ食品
 持って帰った期限切れの食品は、いったんは彼らの家に収められたものの、翌朝、それらの食品を町の市場に持っていき、何も知らない武漢市民たちに売り始めた。彼らは、市場の物売りだったのだ。  先進国による大量の食品廃棄が世界的な問題になっているが、世界一人口が多い国である中国の人たちは、少しでも自国の食品廃棄量を少なくするために、期限切れの食品も無駄にすることなく、効率よく市場で再利用しているというわけだ。この“もったいない精神”は、日本人もぜひ見習うべき……なわけはない。  ゴミ捨て場からどれだけの期限切れ食品が持ち出され、それが市場に回ったのかは知る由もないが、いずれにしても、中国でものを食べるのはかなりの勇気が必要なことは間違いない。 (文=佐久間賢三)

「映画館でゴミを持ち帰らないのは未開な国民性の表れ」!? ポイ捨てをめぐり、韓国のネットが大荒れ

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中国人観光客が捨てた、済州島のゴミ
 韓国のインターネットコミュニティーで今、ひとつの論争が起きている。  そのテーマは「「映画館でゴミを持ち帰らないのは、未開な国民性の表れだ」というもの。これについて韓国ネット民の間では、「清掃員が回収するんだから、出しゃばるな」「チケット代に清掃費が含まれている」「お前らは、部屋にゴミをポイ捨てするのか?」「ゴミを道路に捨てるのと同じ、非常識な行為」などといった、賛否両論の意見が飛び交っている。  モラルをめぐるネット民の対立は一進一退の様相を見せているが、どうやらゴミ問題が深刻なのは、映画館だけではないようだ。  10月9日、汝矣島(ヨイド)の漢江(ハンガン)市民公園で花火大会が開かれ、100万人が集まる盛り上がりを見せた。しかし、当日の盛り上がりとは裏腹に、翌日の光景は悲惨だった。公園の周囲には飲み残しのビールやジュース、中身が残ったカップラーメンなどのゴミが散乱。トイレでは、便器内に食べ残しを捨てた人も多く、マスクなしには入れないほどの異臭騒動となった。  結局、清掃作業には、従来の30人を大幅に上回る80人が動員され、12時間以上が費やされた。清掃員たちが回収したゴミの量は、毎週末に回収する10トンの3倍にもなったという。    この花火大会は毎年、ゴミ問題が運営側を悩ませていた。そのため今回は、運営側やボランティアの多くがSNSや街頭での指導を通じてゴミの持ち帰りを訴えたのだが、結果はこのありさまだったという。  そんな韓国人のゴミ問題をさらにややこしくしているのが、中国人観光客によるゴミの不法投棄だ。特に、重大な被害を受けているのは済州島(チェジュド)だ。海に囲まれた美しい景観を持つ済州島だが、中国人観光客の増加に伴って、済州島の至るところで、ゴミの急増が深刻な問題となっている。  その結果、観光地として知られる城山日出峯(ソンサンイルチュルボン)などでは、不法投棄対策として中国人観光客専用の通路を作るなど、これ以上の景観の破壊を食い止めようと対策が取られている。近年、済州島の観光産業は回復傾向にあるが、ゴミが散乱するような状況が続けば、観光地としての価値は下がる一方だ。  ゴミ問題に頭を悩ませている韓国だが、「映画館のゴミに関する討論」が盛り上がるところに“民度”が表れているようだ。

「映画館でゴミを持ち帰らないのは未開な国民性の表れ」!? ポイ捨てをめぐり、韓国のネットが大荒れ

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中国人観光客が捨てた、済州島のゴミ
 韓国のインターネットコミュニティーで今、ひとつの論争が起きている。  そのテーマは「「映画館でゴミを持ち帰らないのは、未開な国民性の表れだ」というもの。これについて韓国ネット民の間では、「清掃員が回収するんだから、出しゃばるな」「チケット代に清掃費が含まれている」「お前らは、部屋にゴミをポイ捨てするのか?」「ゴミを道路に捨てるのと同じ、非常識な行為」などといった、賛否両論の意見が飛び交っている。  モラルをめぐるネット民の対立は一進一退の様相を見せているが、どうやらゴミ問題が深刻なのは、映画館だけではないようだ。  10月9日、汝矣島(ヨイド)の漢江(ハンガン)市民公園で花火大会が開かれ、100万人が集まる盛り上がりを見せた。しかし、当日の盛り上がりとは裏腹に、翌日の光景は悲惨だった。公園の周囲には飲み残しのビールやジュース、中身が残ったカップラーメンなどのゴミが散乱。トイレでは、便器内に食べ残しを捨てた人も多く、マスクなしには入れないほどの異臭騒動となった。  結局、清掃作業には、従来の30人を大幅に上回る80人が動員され、12時間以上が費やされた。清掃員たちが回収したゴミの量は、毎週末に回収する10トンの3倍にもなったという。    この花火大会は毎年、ゴミ問題が運営側を悩ませていた。そのため今回は、運営側やボランティアの多くがSNSや街頭での指導を通じてゴミの持ち帰りを訴えたのだが、結果はこのありさまだったという。  そんな韓国人のゴミ問題をさらにややこしくしているのが、中国人観光客によるゴミの不法投棄だ。特に、重大な被害を受けているのは済州島(チェジュド)だ。海に囲まれた美しい景観を持つ済州島だが、中国人観光客の増加に伴って、済州島の至るところで、ゴミの急増が深刻な問題となっている。  その結果、観光地として知られる城山日出峯(ソンサンイルチュルボン)などでは、不法投棄対策として中国人観光客専用の通路を作るなど、これ以上の景観の破壊を食い止めようと対策が取られている。近年、済州島の観光産業は回復傾向にあるが、ゴミが散乱するような状況が続けば、観光地としての価値は下がる一方だ。  ゴミ問題に頭を悩ませている韓国だが、「映画館のゴミに関する討論」が盛り上がるところに“民度”が表れているようだ。

「客の良心を信じたのがバカだった……」中国レストランが奇抜な開店記念サービス実施も、大赤字!

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イメージ画像(Thinkstockより)
 中国南西部の貴州省の省都・貴陽市で10月初め、一軒のレストランがオープンした。開店記念として、オープンから1週間、料金は客が自分で自由に決められるというサービスを行った。大損する可能性もあったが、レストランのオーナーは「たとえ儲けは出なくても、さすがに原価以上の料金は払ってくれるだろう」と、人民たちの善意に期待したわけである。  国慶節の連休中ということもあり、開店初日から店は大にぎわい。最初の客が定価のほぼ半額を出してくれたので幸先良しと喜んでいたが、それも束の間だった。  ある客は800元(約1万2,000円)以上も食べたのに、会計で払ったのはたったの50元(750円)と、1割にも満たない金額だったとか、600元(約9,000円)以上分食べたのに、支払ったのは30数元(約500円)という客も出てきた。100~200元(約1,500~3,000円)分食べて、支払ったのは10~20元(約150~300円)といった客も少なくなかったという。中には、料理1皿に1元(約15円)しか出さなかったという、とんでもない客も。  何度も来る客もいて、近くにあるレストランの社長などは、1回目は友人を連れて来店。400元(約6,000円)分食べて88元(約1,300円)だけ支払い、翌日には店の従業員10数人を連れて来店し、1,400元(約2万1,000円)分も頼んで、支払ったのは200元(約3,000円)ちょっとだった。もうこうなると、嫌がらせとしか思えない。  結局、1週間のサービス期間中、かかった原価が11万元(約165万円)だったのに対し、売り上げは1万元ちょっと(約15万円)。約150万円の大赤字となった。店のオーナーはこれに対し「せめて原価分くらいは払うのが普通でしょう。でも、みんなタダ飯としか思っていなかった」とため息をつくばかり。  サービス期間以降も客が店に来てくれれば、宣伝費と考えることもできるが、そこは現金な人民たち、サービスが終わった翌日に地元紙の記者が取材に訪れたところ、開店休業状態で、店員たちはスマホをいじって遊んでいたという。  人民相手に性善説など通用しないことを、身をもって立証する結果となった。 (文=佐久間賢三)

「12歳の花嫁」は誘拐された少女だった!? 中国農村で急増するベトナム人少女花嫁

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中国のネットに掲載されている、ベトナム人女性との結婚を斡旋する業者の広告
 これまで本サイトでも何度か報じてきた通り、中国の農村部ではいまだに男尊女卑の文化が根強く残っており、その弊害として、一部地域では極端な嫁不足に直面している。そんな中、香港メディア「東網」(10月10日付)は、非人道的な手段で婚姻関係を結び、子どもを産ませようとした、ある男の事件について報じた。  記事によると10月4日、江蘇省にある病院に、小学生くらいの少女が中年男性に付き添われ、妊娠検査にやってきたという。病院側は、この少女が妊娠12週を迎えており、その上、中国語がほとんど話せなかったことなどを不審に思い、すぐに警察へ通報。その後、警察が2人を取り調べた結果、驚愕の事実が判明したのだ。  少女はなんとまだ12歳で、ベトナム国籍。同国内で誘拐された後、中国の嫁不足に悩む地域の人身売買ブローカーに引き渡されたことがわかったのだ。事件の約半年前、男はこの少女をブローカーから3万元(約50万円)で買い取り、自分の妻として迎え入れたという。  今回の一件に対して、中国版Twitter「微博」には、多くのユーザーからコメントが寄せられている。 「これまで農村のヤツらは、女の子を身ごもった女性に、中絶を強要してきた。結果、嫁不足になって、外国の少女にまで手を出すなんて……。地獄に落ちればいいのに」 「ただの誘拐事件じゃない。人身売買、強姦、監禁、児童買春と、いろいろな犯罪が組み合わさっている」 「バカ男のせいで、ベトナム人の対中感情が、また悪くなる。この女の子には、国同士で相談して賠償してあげてほしい」  中国の農村部で急激に増加する外国人花嫁について、香港在住のジャーナリストは次のように話す。
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保護された、12歳のベトナム人少女。病院には20歳と告げ、妊娠検査を受けさせられていたという
「中国南部の農村部では、10年以上前から、嫁不足を解消するため、ベトナム人女性を花嫁として迎え入れています。ベトナム人女性と合法的に結婚する場合、仲介業者への支払いなどで5万元(約80万円)はかかるといわれていますが、貧しい農村部では費用を安く抑えようと、3万元程度で済む、非合法なブローカーに仲介を頼むケースも多々あるようです。近年、中越関係の悪化や、ベトナム人花嫁に対する悪待遇のウワサが広まったこともあり、嫁ぎにくるベトナム人女性が激減しています。そこで考えられたのが、誘拐です。低年齢であるほど抵抗されずに誘拐できるので、10~15歳くらいの少女がターゲットにされる。放っておくと、中越間の新たな“火種”になるでしょう」  今年8月、ベトナムで人身売買を行っていた組織が摘発され、主犯格の女に死刑判決が下った。10代で突然誘拐され、無理やり子どもを産まされるという地獄のような苦しみを味わったベトナム人少女にとって、たとえ犯人が死刑となっても、その傷が癒えることはないだろう。 (文=青山大樹)

中国「卵子ビジネス」の闇 卵子を大量採取された17歳少女が一時重体に……

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卵子提供を希望し、面接に臨む少女たち
 一人っ子政策が廃止され、「産めよ増やせよ」の風潮が高まっている中国で、卵子ビジネスが興隆している。妊娠を望む不妊症の女性に対し、有償で卵子を提供するものだが、その卵子の集め方が問題となっているのだ。  中国南部・広州市の病院で、17歳の少女が卵子採取手術を受けたところ、病院側が一気に多くの卵子を取りすぎたために、少女の容体が急変。別の救急病院に搬送されるという事件が起こった。一歩間違えれば、命の危険もあったという。  地元のテレビ局の報道によると、卵子の販売は中国の法律で禁止されているが、実際は闇の販売ルートが存在し、未成年の女性にとっては、手っ取り早くお金を稼げる手段になっているのだという。  少女は、町中にある個人病院に行き、謝礼の1万元(約15万円)をもらうために、この違法な卵子採取の手術を受けることになった。排卵を促すため、6日間毎日ホルモン剤注射を受け、その後、数回にわたって手術を受けて卵子を取り出したという。  ところが、病院側が1回の手術で20数個の卵子を取り出したことから、少女の容体が急変。卵巣が腫れ上がって内出血を起こしたという。
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卵子提供者を求める張り紙。条件として、体が健康で見た目がよく、年齢は20~27歳、身長160センチ以上で、まともな職業に就いている社会人か学生であること。報酬は1~3万元(約15~45万円)とされている
 医師によると、卵巣は通常、鶏の卵程度の大きさだが、ホルモン剤の注射を受けたことにより肥大し、少女の卵巣は豚の心臓ほどの大きさになっていたという。豚の心臓がどれほどの大きさなのかはよくわからないが、豚の臓物の各部位が市場で普通に売られている中国らしい表現である。  少女の家族は、どうして娘がこのような手術を受けたのか理解できないとしているが、すでに警察に通報し、手術をした病院や卵子販売ルートについての徹底的な捜査を求めているという。  体を傷つけることもいとわず、気軽に卵子を売る少女と、まだ体が未成熟な少女から無理やり20数個の卵子を取り出す病院。中国の生命に対する倫理が問われる事件である。 (文=佐久間賢三)

悲報! 暇を持て余した老人たちが、上海イケアを占拠「150円のパン1個で、一日中……」

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まるで我が家にいるかのようにベッドでくつろぐ老人。孫まで連れている
 中国のイケアといえば、人民たちがまるで我が家のように振る舞い、展示してあるベッドやソファの上に寝転ぶどころか、そのまま昼寝を決め込む輩まで出てくるワンダーランド。  当の中国人でさえ、自国民のこのような行為に眉をひそめる人も少なくないのだが、上海にあるイケアでは別の問題が勃発しており、イケア側が新たな対抗措置を取ったことが話題になっている。
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イケア内のレストラン。確かに、中年以上の男女の姿が数多い
 上海イケアは午前10時オープンだが、店内にあるレストランだけは9時にオープンする。そして、それと同時に、老人たちが大挙して押し寄せ、フードやドリンクを買うこともなく、持参した飲食物をテーブルの上に広げ、おしゃべりに花を咲かせる。中には、夕方までそのまま居座る者もいるというから、もうほとんど老人ホームの談話室のような状態だ。  しかし、大声でしゃべったり、あたりかまわずタンを吐いたり、中にはケンカを始める者も出ていることから、このままでは普通の顧客に迷惑がかかると、イケア側はこの10月から、フードを買った人でないとレストランの中に入れないという措置を取った。
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イケアのレストランの入り口。「食べ物を買ってから席に座るシステムを始めました」の文字が
 これで問題解決……というわけにはいかなかった。「上に政策あれば、下に対策あり」の中国、老人たちはレストランで一番安い10元(約150円)のパンを買って中に入り、そのパンには手をつけず、やはり持参した飲食物を手に、集まった友人たちと長々とおしゃべりを続けるのだ。  地元紙の取材を受けた老人のひとりは「このパンか? 食べちゃったら、出ていかなくちゃいけないだろ。これをテーブルに置いておけば、いつまでいても、店のヤツは何も言えないからな」と、あっけらかんと答えている。  さらに、今回のイケア側の措置に、彼ら老人たちは不満を持っているという。 「もう5年も、こうやって仲間たちとここに集まっていたのに、いきなり『食べ物を買わないとダメだ』と店は言いだした。確かに、ここで出会ったじいさんとばあさんが付き合いだして、それから嫉妬やらなんやらでケンカが起こったこともあったが、そんなことでわれわれを締め出さなくてもいいだろ? 強制的に食べ物を買わせるなんて、不公平だ」  ここは公共空間でないにもかかわらず、この言い草……。“盗人猛々しい”とは、まさにこのことをいうのだろう。外国企業が中国でビジネスをするのは、かように難しいことなのである。 (文=佐久間賢三)