
上がニセモノで、下がホンモノ。
中国山東省濱州にある小学校付近の商店内で販売されている、驚くほど精巧な人民元のオモチャ紙幣が話題を呼んでいる。
4月17日付けの「揚州時報」によると、このオモチャ紙幣は、色はもちろん、毛沢東の肖像に通し番号からホログラム、視覚障害者用の浮き文字まで、本物の人民元紙幣を忠実に再現しており、 コピー精度はもはや、偽札レベルといっても過言ではない。本物と違う点といえば、サイズが若干小さいことと、「中国人民銀行」のところが「児童玩具銀行」となっている点くらいで、バスの運賃箱などに入れられた場合、判別は難しいという。
このオモチャ紙幣を販売している商店の店主によると、小学校の授業でお札の金額の大小を教えるための教材としても採用されているもので、小学校の1、2年生は全員1セットを購入するように決まっているのだという。
ところが、多くの児童は1セット以上購入しているといい、互いに資産の大きさを競い合っているようである。さらに、子ども同士のさまざまな取引や、使役関係による金銭授受にも使用されており、通貨として価値を持って流通しているというのだ。
ちなみに中国の「人民元管理条例」によれば、人民元のコピーを制作、販売することは禁止されており、このオモチャ紙幣は違法である疑いも残るというが、拝金主義が幅をきかせる中国で生き抜く術を学ぶためには、子ども用といえ、このくらいのリアリティーが必要ということなのだろうか……。
(文=牧野源)
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台湾で小澤マリアの陰毛が1本80万円で取引されている!?

台湾で今、日本のある商品がブームになっているという。それは、「ジューシーハニー」と呼ばれるAV女優のトレーディングカードで、国内では8枚入りで税込み525円で販売されているものだ。
ところが、香港系のニュースサイト「鳳凰網」の4月16日付け報道によると、台湾ではカードの希少性や女優の人気度によってプレミアが付き、高額取引されるカードも少なくないのだという。
とくに人気がすさまじいのは、AV女優のキスマークやパイタクが付けられた「キスマークカード」「ニップルスタンプカード」、ブラジャーのホック部分やパンツの一部を付録した「ブラホックカード」「ジャージカード」など、一般のカードに比べて出現率の低い付録カードだ。
例えば、小澤マリアの陰毛付き「体毛カード」には、かつて約80万円の値が付いたこともあったという。そのほか、米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手と浮名を流した明日花キララや、タレント活動も盛んな麻美ゆまの付録カードもトップクラスの人気を誇っているという。
記事によると、5年前からこのトレーディングカードを収集し始め、今までに少なくとも50万円以上を使ったという男性は、「触りたかったのに触ることがかなわなかった女優の服や髪の毛などをネタに、より深い妄想と欲望を満足させることができるんだ」と満足げに語ったという。
ちなみに、日本で販売を開始して7年が経過しているこのトレーディングカードは、マニアたちが日本からハンドキャリーで持ち込み市場が形成されたというが、2年ほど前からは正規輸入品が手に入るようになったという。ソニーやパナソニックなど、日本の主要電機メーカーが国際市場で不振に陥る中、このトレーディングカードが新たな輸出産業となるか!?
(文=牧野源)
東京スカイツリー入場券が中国人に26万円で転売されている!?

『東京スカイツリー』(ポニーキャニオン)
5月22日に開業する東京スカイツリーの展望台入場券の第1期抽選の当選者が30日、発表された。開業初日正午入場のネット販売分入場券の当選倍率は、335倍だったという。
そんなプラチナチケットに、なんと隣国中国で高値が付いているという。
東京スカイツリーは当初、中国名として採用された「東京天空樹」が、中国大陸で何者かによって商標登録されていることが判明するなど、中国流の歓迎も受けているが……。
「世界一の高さの電波塔である東京スカイツリーは、何事も一番が大好きな中国人にも注目されています。中でも世界一のタワーに一番乗りできるのなら、金に糸目はつけないという人も多い。第1展望台は大人2,500円(日時指定券)、第2展望台はプラス1,000円の追加料金がかかりますが、中国の旅行会社からは『1万元(約13万円)払うから、なんとか開業入場券が手に入らないか』という問い合わせが内密に来ています。彼らは、旅行客にはその倍近くの価格で販売するはずですよ」
そう話すのは、中国の旅行会社から委託を受け、中国人団体ツアーの運営などを行う、いわゆるインバウンド業界関係者だ。しかし、抽選販売の個人入場券は実名制で、転売はできないはずだが……。
「ネットの抽選分では、1枚のクレジットカードで、最大8人分の入場券が応募できます。つまり、当選者自らはガイドとして同行すれば、7人まで引率できるというわけです」(業界関係者)
1枚13万円で販売したとすれば、社員一人で数時間のうちに90万円近くの収益を上げられる計算になる。まさに濡れ手で粟である。
「このところ、日本への団体ツアーは価格競争にさらされていて、インバウンド業務の利ざやも減っている中、こんなおいしい話はない。社員全員に命じて応募させた会社もあると聞いています。当選したかどうかはわかりませんが」(業界関係者)
日本の首都の新しいシンボルとして、歴史に名を刻まれることとなる東京スカイツリー。しかし、開業日にふたを開けてみれば、「東京を見下ろす展望台は中国人で埋め尽くされていた」などという事態になるかもしれない!?
(文=牧田源)
東京スカイツリー入場券が中国人に26万円で転売されている!?

『東京スカイツリー』(ポニーキャニオン)
5月22日に開業する東京スカイツリーの展望台入場券の第1期抽選の当選者が30日、発表された。開業初日正午入場のネット販売分入場券の当選倍率は、335倍だったという。
そんなプラチナチケットに、なんと隣国中国で高値が付いているという。
東京スカイツリーは当初、中国名として採用された「東京天空樹」が、中国大陸で何者かによって商標登録されていることが判明するなど、中国流の歓迎も受けているが……。
「世界一の高さの電波塔である東京スカイツリーは、何事も一番が大好きな中国人にも注目されています。中でも世界一のタワーに一番乗りできるのなら、金に糸目はつけないという人も多い。第1展望台は大人2,500円(日時指定券)、第2展望台はプラス1,000円の追加料金がかかりますが、中国の旅行会社からは『1万元(約13万円)払うから、なんとか開業入場券が手に入らないか』という問い合わせが内密に来ています。彼らは、旅行客にはその倍近くの価格で販売するはずですよ」
そう話すのは、中国の旅行会社から委託を受け、中国人団体ツアーの運営などを行う、いわゆるインバウンド業界関係者だ。しかし、抽選販売の個人入場券は実名制で、転売はできないはずだが……。
「ネットの抽選分では、1枚のクレジットカードで、最大8人分の入場券が応募できます。つまり、当選者自らはガイドとして同行すれば、7人まで引率できるというわけです」(業界関係者)
1枚13万円で販売したとすれば、社員一人で数時間のうちに90万円近くの収益を上げられる計算になる。まさに濡れ手で粟である。
「このところ、日本への団体ツアーは価格競争にさらされていて、インバウンド業務の利ざやも減っている中、こんなおいしい話はない。社員全員に命じて応募させた会社もあると聞いています。当選したかどうかはわかりませんが」(業界関係者)
日本の首都の新しいシンボルとして、歴史に名を刻まれることとなる東京スカイツリー。しかし、開業日にふたを開けてみれば、「東京を見下ろす展望台は中国人で埋め尽くされていた」などという事態になるかもしれない!?
(文=牧田源)
アップル社ティム・クックCEO訪中も……連続飛び降り騒動以降も変わらない労働環境

アップル公式サイトより
iPadの商標権横取りなど、中国でさまざまな問題を抱える米アップルのティム・クックCEOが3月末に訪中し、次期首相就任もウワサされる李克強副首相と会談した。さらに、北京市内のアップルストアや、アップル製品を受託生産するフォックスコンの河北省内の生産工場を視察するなどのパフォーマンスも忘れなかった。
その一方、時を同じくして、米独立調査機関 「Fair Labor Association(FLA)」によるフォックスコンの労働環境に関するレポートが発表された。
世界的な話題となった、フォックスコン深セン工場における従業員連続飛び降り自殺騒動から2年経とうとする中、同レポートには依然として改善されない複数の「重大な問題」が浮かび上がった。
まずは、超過労働に関する問題だ。レポートによると、中国内の3カ所ある生産拠点のすべてで、労働法で定められている時間外労働の上限を超えていたが、残業代の算出は30分単位で、29分まではサービス残業となる計算となっていたという。
また同レポートでは、従業員の安全に関する問題も指摘されている。フォックスコンの生産拠点では、避難経路の確保と周知が徹底されていなかったり、安全設備が未整備だったりといった箇所が確認されたという。ちなみに昨年5月には、フォックスコンの成都工場で爆発事故が発生。従業員3人が死亡している。
また、労働組合の形骸化も問題視されている。組合の委員の多くは経営陣の操り人形であり、従業員が要求する権利を主張することは困難だというのだ。
いまや、アップル製品を目にしない日はないといっても過言ではないが、それらの製品がこうした中国人労働者の犠牲のもとに成り立っていると思うと、穏やかではない。商標権や知的財産の保護を中国に求めるのもいいが、まずは自分の頭のハエを追うべきでは……。
広がり続ける貧富の差……同性愛者相手のウリで生計を立てる中国の“農民二世”
経済成長の陰で貧富の差が広がり続けている中国では、官僚の子息である「官二代」や富豪の子息である「富二代」たちによる、親の権力や財力に物を言わせ、庶民相手に横暴を働く事件が多発している。
他方、社会的弱者の代表格ともいえる農民の子息である「農二代」たちの壮絶な境遇を、3月30日付けの「南方農村報」が伝えている。なんと、両親の出稼ぎ先の都市部で生活する農二代の男性の間で、同性愛者を相手にしたウリがひそかに流行しているというのだ。
彼らの多くは“90後”と呼ばれる、1990年代生まれの若い農二代。広東省広州市のナイトクラブで「売春夫」として働いているある農二代男性によると、客層は自分の父親にも近い世代の富裕層で、一晩のサービスで約1,500元(約1万9,000円)というのが相場なのだという。
ちなみに3月には、大陸から中国人男性が香港に大挙し、同性愛者相手に売春を行っている実態が報じられたばかりだ。
これまでも、貧困から売春婦に転落する女性は数多くいた。ところが、男性までもがウリに手を染めるようになった背景について、中国在住ジャーナリストはこう語る。
「かつて、農村からの出稼ぎ労働者は、都会に出てきて汗にまみれて一定期間働くと貯金を持って農村に帰り、家を建てていた。しかし、彼らの出稼ぎ先で生まれた農二代は、両親が農村に帰っても都会での生活の継続を希望する場合が多く、さらに農地収用などで両親ともども帰る場所を失った者も多い。しかし、親のコネも学歴も都市部での戸籍すらない彼らにとって、まともな職に就くことは難しい。物価高騰が続く都会で生計を立てる手段として身体を売ることを選ぶ者も多いんです」
特権階級者の下に生まれてきたというだけで横暴が許される者たちと、社会的弱者の下に生まれてきたというだけで、身体を売らなければならない者たち。運という言葉で片付けるには、残酷すぎる現実だ。
(文=牧田源)
愛と欲望の中国四〇〇〇年史
一筋縄ではいきませぬ。

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トラック横転で瀕死の運転手に警官が反則切符 そのまま退散で運転手死亡……

警察の追跡を受け、横転したトラック。
中国安徽省の村で、暴漢に襲われて意識不明となっていた被害者の女子高生が、通報を受けて駆けつけた警官よって凍死したホームレスと判断され、用水路に放置された。女子高生は、通りかかった村人に発見され一命を取り留めたが、警察官による人命軽視とも見られる対応に非難が殺到した。
そんな中国で、再び人命を軽んじた警察官の行動が、やり玉に挙げられている。3月28日の早朝、湖南省の幹線道路で、警察の追跡を受けた大型トラックが逃走の末に横転し、運転手の男性が死亡する事件が発生した。ところが、トラックに同乗していた乗務員の証言によると、横転の原因は警察官が車両を停止させるためパトカーで並走しながらカギ形の金属棒を、トラックのエンジン部に挿入したためだという。
さらに警察官は、事故直後にはまだ息があった可能性のある運転手や、負傷して流血する乗務員に対し、救急車を呼ぶなどの処置を行うこともなく、反則切符を記入してだけを手渡すと、颯爽とその場を立ち去ったというのだ。
その後、負傷した乗務員の自力の通報によって救急車が駆けつけた際には、すでに運転手の男性は死亡していたという。しかし、警察官がなんらかの救援措置を迅速に行っていれば、一命を取り留めることができたかもしれなかっただけに、ネット上では非難の声が上がっている。
中国では、救急の電話番号は120番。間違って警察にかけたとしてもなんら応急措置はしてもらえないようなので、くれぐれもおかけ間違いのないように……。
(文=牧野源)
トラック横転で瀕死の運転手に警官が反則切符 そのまま退散で運転手死亡……

警察の追跡を受け、横転したトラック。
中国安徽省の村で、暴漢に襲われて意識不明となっていた被害者の女子高生が、通報を受けて駆けつけた警官よって凍死したホームレスと判断され、用水路に放置された。女子高生は、通りかかった村人に発見され一命を取り留めたが、警察官による人命軽視とも見られる対応に非難が殺到した。
そんな中国で、再び人命を軽んじた警察官の行動が、やり玉に挙げられている。3月28日の早朝、湖南省の幹線道路で、警察の追跡を受けた大型トラックが逃走の末に横転し、運転手の男性が死亡する事件が発生した。ところが、トラックに同乗していた乗務員の証言によると、横転の原因は警察官が車両を停止させるためパトカーで並走しながらカギ形の金属棒を、トラックのエンジン部に挿入したためだという。
さらに警察官は、事故直後にはまだ息があった可能性のある運転手や、負傷して流血する乗務員に対し、救急車を呼ぶなどの処置を行うこともなく、反則切符を記入してだけを手渡すと、颯爽とその場を立ち去ったというのだ。
その後、負傷した乗務員の自力の通報によって救急車が駆けつけた際には、すでに運転手の男性は死亡していたという。しかし、警察官がなんらかの救援措置を迅速に行っていれば、一命を取り留めることができたかもしれなかっただけに、ネット上では非難の声が上がっている。
中国では、救急の電話番号は120番。間違って警察にかけたとしてもなんら応急措置はしてもらえないようなので、くれぐれもおかけ間違いのないように……。
(文=牧野源)
「髪形で温首相に敬意の日本人記者」は人民日報のねつ造か!?
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ちなみにこのカメラマンは2010年と2011年の「両会」の期間中にも、共産主義のシンボル「鎌と槌」や中国の国旗「五星紅旗」を刈り込んだ髪型で記者会見に登場しているという。
この報道を受け、中国版Twitter「微博」上は、「日本人記者も温首相に敬意」「髪形は気持ちの表れだ」などといった書き込みにあふれた。
しかし日本人から見ると、このカメラマンの表情や服装はどことなく中国人風に見える。また、記事では「日本人」とも明言されておらず、あくまで「日本の記者」との表記にとどまっており、実際は日本のテレビ局と契約している中国人カメラマンなのかもしれない。
ただ記事では、日本のどこの局のカメラマンなのかについては触れておらず、彼が持つカメラにも局の名前やロゴは確認できない。いずれにしろ、意図的なものを感じずにはいられない今回の記事。「人民日報」の真意はいかに!?
(文=牧野源)
EXH SPECIAL EXILE ATSUSHI PREMIUM LIVE SOLO
ATSUSHI、ではない。

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お見事!
3月14日、中国の全国人民代表大会(全人代)が閉幕した。今回の全人代で温家宝首相は、政治成長優先だった従来路線を修正し、経済や社会の安定を重視する新路線を表明。今年の経済成長率の目標を、前年の8%から7.5%に引き下げる方針が採択されるなど、変化の兆しを印象づけるものとなった。
また、閉幕後に行われた記者会見で温首相は、重慶市の王立軍副市長による、米総領事館駆け込み事件について触れ、重慶市トップの薄熙来党委書記を批判したことでも注目を集めた。
そんな話題づくしの全人代に関し、中国共産党の機関紙である「人民日報」がフォーカスしたのは、ある男性カメラマンの髪形だ。同紙は、全人代の記者会見の取材に、短髪の頭を「温」の字を刈り込んで臨んだカメラマンの姿を写真入りで報じており、しかも記事では彼を「日本の記者」であるとしている……。
ちなみにこのカメラマンは2010年と2011年の「両会」の期間中にも、共産主義のシンボル「鎌と槌」や中国の国旗「五星紅旗」を刈り込んだ髪型で記者会見に登場しているという。
この報道を受け、中国版Twitter「微博」上は、「日本人記者も温首相に敬意」「髪形は気持ちの表れだ」などといった書き込みにあふれた。
しかし日本人から見ると、このカメラマンの表情や服装はどことなく中国人風に見える。また、記事では「日本人」とも明言されておらず、あくまで「日本の記者」との表記にとどまっており、実際は日本のテレビ局と契約している中国人カメラマンなのかもしれない。
ただ記事では、日本のどこの局のカメラマンなのかについては触れておらず、彼が持つカメラにも局の名前やロゴは確認できない。いずれにしろ、意図的なものを感じずにはいられない今回の記事。「人民日報」の真意はいかに!?
(文=牧野源)
「髪形で温首相に敬意の日本人記者」は人民日報のねつ造か!?

お見事!
3月14日、中国の全国人民代表大会(全人代)が閉幕した。今回の全人代で温家宝首相は、政治成長優先だった従来路線を修正し、経済や社会の安定を重視する新路線を表明。今年の経済成長率の目標を、前年の8%から7.5%に引き下げる方針が採択されるなど、変化の兆しを印象づけるものとなった。
また、閉幕後に行われた記者会見で温首相は、重慶市の王立軍副市長による、米総領事館駆け込み事件について触れ、重慶市トップの薄熙来党委書記を批判したことでも注目を集めた。
そんな話題づくしの全人代に関し、中国共産党の機関紙である「人民日報」がフォーカスしたのは、ある男性カメラマンの髪形だ。同紙は、全人代の記者会見の取材に、短髪の頭を「温」の字を刈り込んで臨んだカメラマンの姿を写真入りで報じており、しかも記事では彼を「日本の記者」であるとしている……。
ちなみにこのカメラマンは2010年と2011年の「両会」の期間中にも、共産主義のシンボル「鎌と槌」や中国の国旗「五星紅旗」を刈り込んだ髪型で記者会見に登場しているという。
この報道を受け、中国版Twitter「微博」上は、「日本人記者も温首相に敬意」「髪形は気持ちの表れだ」などといった書き込みにあふれた。
しかし日本人から見ると、このカメラマンの表情や服装はどことなく中国人風に見える。また、記事では「日本人」とも明言されておらず、あくまで「日本の記者」との表記にとどまっており、実際は日本のテレビ局と契約している中国人カメラマンなのかもしれない。
ただ記事では、日本のどこの局のカメラマンなのかについては触れておらず、彼が持つカメラにも局の名前やロゴは確認できない。いずれにしろ、意図的なものを感じずにはいられない今回の記事。「人民日報」の真意はいかに!?
(文=牧野源)




