「広東連合」に「湖南爆走族」も!? マッドマックス化する中国“通り魔”暴走族

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防犯カメラに写った、くだんの暴走族
 中国広東省掲陽市で、刀を手にバイクに乗った数十人の若者グループが、夜中に道行く人を無差別に襲い切りつけるという事件が頻発。カメラの映像には、はやりのファッションに身を包んだ若者たちが手にナタなどを持っている姿が映し出されており、地元住民たちは不安に包まれた。  同市の警察によれば、彼らの暴走行為が始まったのは昨年6月ごろ。初めは3~5人程度だったのが、すぐに30人ほどの集団へと成長。夜11時から朝4時の間に、人通りの少ない公園や村道で、通り魔的犯行を繰り返すようになったという。  ターゲットがバイクや車で逃げた場合は集団で追いかけ、取り囲んだら動かなくなるまで車両を叩き壊すという凶悪ぶりで、暴行により重篤な障害が残った被害者も出ている。  凶器は刃渡り50㎝を超えるナタや斧、さらに九環刀という峰の部分に9つの鉄環が取り付けられ、振り回すたびに音が鳴るという『マッドマックス』的な武器も使用されていたという。
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押収された武器。こんなものを振り回しながら暴走するとは、『マッドマックス』か『北斗の拳』の世界である
 地元警察は4月29日までに、犯行に関わったと思われる容疑者のうち7人を連行。  リーダー格と思われる一人は1996年生まれの19歳。卑劣な事件の容疑者には見えず、中学生のような幼い顔立ちをしていたという。もともと深セン市で出稼ぎをしていたが、仕事が嫌になって掲陽市に戻ってきてグループを結成。「臆病な仲間に度胸をつけさせるため」という名目で犯行を繰り返すようになったという。構成員の多くも17、8歳の未成年で、都市への出稼ぎのために両親が家庭不在となっている、いわゆる留守児童であったという。  同様の暴走族による危険運転や犯罪行為は、中国全土で社会問題となりつつある。昨年以来、北京市や広東省従化市、河北省石家荘市などでの暴走族による迷惑行為がメディアに取り上げられている。日本では暴走族が廃れ始めて久しいが、「広東連合」や「湖南爆走族」といったどこかで聞いたようなグループも存在するかもしれない!? (文=牧野源)

中国モーターショーから追い出された半裸美女 今度は不動産展示場で活躍中!

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 2年に一度開催されている“車の祭典”上海モーターショーに今年、異変が起こった。モーターショーに付き物だった、車の脇でニッコリ笑ってポーズを取るコンパニオンたちの起用が一切禁止になってしまったのだ。  原因は、コンパニオンたちの行きすぎたセクシーな衣装。注目を集めるためにコンパニオンたちの衣装が年々過激になっていき、中には乳首と下を隠しただけでほとんど裸のコンパニオンまで現れる始末。カメラ小僧ならぬカメラ親父たちが、車そっちのけでコンパニオンの周りに群がって写真を撮るようになっていた。
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モーターショーではもう過激な光景は見られないのか?
 これには「なんのための展示会かわからない」「子どもを連れていくことができない」などの声が上がり、今回のモーターショーはお色気自粛で開催されたのだった。  嘆いたのは、2年に一度の“裸の祭典”を楽しみにしていた男性たちだけではない。このモーターショーでお色気を振りまいて荒稼ぎしていたコンパニオンたちも、おまんまの食い上げというやつだ。上海市の路上では、モーターショーの元コンパニオンたちが物乞いに扮し、「コンパニオン禁止令」に対する抗議活動を行っている。
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稼ぎの場を失い、物乞いに扮して抗議をするモデルたち
 コンパニオン起用を禁止された自動車メーカー各社も知恵を絞り、受付嬢や販売コンサルタントと称して美形のモデルたちを雇ってはいたものの、給料はコンパニオンの半分以下。「こんなのやってられないわ」と、さっさと辞めてしまう者もいたとか。  そんな“脱いでナンボ”の彼女たちが、新たに見つけた主戦場が不動産販売。山東省のエキシビションセンターで開催された春季不動産販売展に、モーターショーもびっくりのセクシーコンパニオンが登場したのだ。
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不動産展示場で写真撮影に応じるコンパニオンたち
 車に寄り添ってニッコリほほえむモーターショーとは違い、自分たちの体をキャンバスにしてマンションの間取り図を描き、それを見せて歩くのがお仕事だ。
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背中に部屋の間取りを描いていく。下の文字は「3ベッドルーム、2リビング、1バスルーム」の意味
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おなか側にはエッフェル塔? このあたりの趣味は理解不能
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「お姉ちゃん、変な格好」とばかりに見つめる子どもも
 マンション販売とコンパニオンという組み合わせにはかなり違和感があるが、アピール度は満点。しかし妻と一緒の男性は、じっくり間取り図が見られないかもしれないが……。ちなみに、この会場でどれだけの額を売り上げることができたのかは不明である。 (文=佐久間賢三)

おっぱい好き夫のために……豊胸手術でシリコン600ccを注入した中国人妻は大丈夫か

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術前の女性。すでに一度豊胸手術を受けていることもあり、そのままでも小さくはなさそうだ
 中国で「辣媽(ラーマー)」という新語が浸透しつつある。英語でいうところの「ホットママ」の意味で、「出産してもファッションや美容に妥協しない女性」を意味している。  ポータルサイト「騰訊」に配信された4月24日付の記事によると、上海市で80年代生まれの辣媽が、母の日の自分へのプレゼントとして豊胸手術に挑んだ。注目を集めているのは、600ccという注入したシリコンの量。中国国内で行われた豊胸手術としては、最大の注入量になるという。  豊胸手術では、通常約50~70㏄のシリコン注入量で、カップがワンサイズ大きくなるといわれている。600㏄となると、少なくとも8サイズアップとなり、AでもIカップになる計算だ。もともとのブラサイズは明らかにされていないが、彼女にとってこれは2回目の豊胸手術であるといい、ネット上では「中国で一番大きな胸を持つ辣媽」として話題となっている。  彼女によると、独身時代に1回目の豊胸手術を行っていたが、出産後は以前より太ったのに胸は小さくなり、スタイルが悪くなった。また、夫がグラマラスな女性が好みといういこともあって今回の手術を決意したという。
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術後の女性。包帯が巻かれているが、それでもかなりの大きさになっていることがうかがえる。
 執刀医の話によれば、新型のシリコンジェルは乳房の形態をしており、術後の触覚も非常に自然で、見た目も「白鳥の首筋のように美しい」とのこと。おっぱい好きの夫も、満足するに違いない。  中国版Twitter「微博」では、このニュースに関し、賛否両論が巻き起こっており、 「豊胸手術で夫婦円満になるなら安いものだ」 「本当に妻を愛している夫なら、絶対豊胸手術なんかさせない」 「俺は妻に受けさせるなら、豊胸よりも膣縮小手術のほうがいいな」 「夫はペニス増大手術を受けるべき。それがギブアンドテイクというものだろう」 といった書き込みが見られる。  ただ、豊胸をはじめとする中国の美容整形手術には、医療過誤もつきもの。夜の営みの最中に爆発しないことを祈るばかりだ……。

西郷さん逃げて!? 銅像のおっぱい&股間を触りまくる“爆揉み”中国人観光客が日本上陸へ

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ネット上で問題になった、女性兵士像の上での記念写真。なかなか器用に乗っかっている
 世界各地でマナーや振る舞いが非難されている中国人観光客たち。日本でも春節の“爆買い”は今さら説明するまでもなく、桜の季節に花見の名所に大挙して押し寄せた“爆花見”、さらには宿という宿が中国人観光客に占拠され、日本人の泊まる場所がなくなってしまった“爆宿”と、新たな現象を次々と引き起こしている。  ただ、そういった中国人観光客たちの狼藉ぶりは、なにも海外だけで起こっているのではない。中国国内でも、数多くの問題が発生している。  中国の観光地に行くと、よく目にする光景がある。なぜかそこで中国人は、やたらと何かにまたがりたがるのだ。大砲、動物の銅像、狛犬のような石像など、目についた手頃な大きさのものならなんでも乗っかってまたがる。そして、嬉々として記念写真を撮るのである。すぐにまたがってしまうのは、騎馬民族だった名残なのだろうか。  そんな中、先日、ある観光地で女性兵士像の頭の上に乗っかってポーズを取った男性の写真がネットにアップされた。本人は得意げな表情だったが、さすがにこれを見た中国人ネット民たちは激怒した。 「品がないにもほどがある」 「これだから中国人は“素養がない”と言われるのだ」 「海外でなくてよかった。外国人にこんな姿を見られたら、またなんと言われることか」  さらに、この写真の人物が「人肉」、つまりはネット上での個人情報捜索が行われ、身元がバレた本人はネット上で全国人民に向けた謝罪文を公開する事態にまで至っている。
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こちらは石像のポーズともぴったりマッチ
しかし、中国人観光客の銅像に対する無体な所業は、これだけではなかった。最近では、銅像に乗っかるだけでは収まらず、女性像のおっぱいに触りまくる“爆揉み”という事態まで発生していたのだ。
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上から下から、触られまくる楊貴妃の像。なぜ楊貴妃が上半身裸なのかはよく分からないが……
 観光客の人数が多いだけに、触る人の数もハンパなものではないのだろう。みんなに触られまくっているものだから、おっぱいの部分だけ色が剥げてテカテカに。触られすぎて足の裏がヘコんでしまった通天閣のビリケン像のように、このままではおっぱい部分がヘコんでしまいそうだ。
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触られすぎてテカテカに。なぜかどちらも触られているのは左胸
 女性像のおっぱいを触るのはおそらく男性のほうが多いだろうが、女性観光客だって負けてはいない。レプリカのダビデ像の下半身に手を伸ばしてパチリ。この女性の顔はボカされて見えないが、ポーズからしてものすごくうれしそうだ。
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いや、お嬢さん、さすがにそれは……
 日本にも、巨大な男根のご神体に女性がまたがったり、なでたりする風習があり、外国人からは奇異の目で見られたりしているが、あれは子宝祈願や子孫繁栄を願う立派な神事。ビリケンの足の裏だって、撫でるとご利益があると言われているからみんな触るのである。観光地でお戯れに乗っかったり触ったりして記念写真を撮るのとはワケが違う。  日本にたくさんお金を落としていってくれる“爆買い”は大歓迎だが、“爆揉み”の流行を日本に持ち込むのはご勘弁願いたいものだ。 (文=佐久間賢三)

「合格したければ俺と寝ろ!」セックス強要・賄賂要求も当然!? 中国の自動車学校がヤバすぎる!!

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中国の自動車学校の様子(写真はイメージです)
 四川省の省都・成都から北に120kmに位置する地方都市・綿陽市の自動車学校の教官を名乗る男性が、同校に通う女性にチャットを通じて「俺と寝なければ、第三科試験に受からせない」「昼にちょっと俺と寝るだけでいいぜ」などと露骨なメッセージを送ったことが話題となっている。  中国では、日本でいう第一種普通免許の試験は第一科~四科まであり、第一科は筆記試験、二、三科は学校内での実技試験で、四科は路上試験となっている。  男性教官は、この女性が第一科に一度落ちていることもつかんでおり、同校教官であることは明らかだったという。彼女は恐ろしくなり1週間外出することができず、同じ自動車学校に通う夫と、このメッセージをめぐって口論になってしまったという。  あり得ない提案をしてきた教官に対し、彼女は夫と共に同学校の校長に直訴。この男性は、第三科の試験官であることが判明したという。学内にウワサが広がると、男性教官のチャットユーザー名と顔写真が変更されたため、これが決定的な証拠となった。
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被害に遭った女性。結婚している人妻だ
 被害に遭った女性は、さっそく同市の交通運輸局に訴えを起こし、警察は捜査を開始。学校側は一部学費を返金するか、続けて学校に在籍するかの選択を彼女に委ねたが、夫が在学中ということもあり、残ることを決意した。現在は女性教官の元で、引き続き運転技術を学んでいるとか。  微博(中国版Twitter)では、以下のような声が飛び交っている。 「アメリカは35ドル(約4,100円)で試験が受けられるのに、中国では農民は贈り物をし、女性は体を捧げなくてはならない。悪徳教官に弱みを握られるなよ」 「教官をなりわいにしている連中をたくさん知っているが、皆贈り物をしないと車にすら触れられないよ。厳しく管理されるべきだ」 「俺も四川だが、ほかの学校では二科の試験で320元(約6,100円)、三科の試験で400元(約7,700円)支払った。払わなければ卒業予定日を引き延ばされるのさ。このカネがどこにいくか。もちろん教官どものところだ」 「私は実際教官と寝た女を知ってる」 「こっちは20歳の学生を誘惑してたぜ」 などなど他国との比較から自身の経験談を語る者もおり、しまいにはニュースから離れて学校名を暴露するユーザーが相次いだ。  2014年の夏に中国で運転免許を取得したという、広東省在住の日本人留学生(27)は言う。 「こっちの自動車学校は腐ってますよ。料金もMT車でだいたい10万円と物価にしては高いのに、当然のように賄賂を要求してきます。表向きは『予約が満杯だから、優先的に講習を受けるために必要』と言ってます。これがバカにならないんです。1回につき3,000円とか5,000円払っていくと、終わるころには4~5万円になる。アホらしいですよ」  一方で、自動車の台数が急増している中国では激しい渋滞で経済活動に悪影響を与えているため、当局はナンバープレートの発行を制限するなどしているが、自動車学校の値段を吊り上げたり、取得しにくくする方策も取られているという。そんなこともあり、不良教官の数が減らないというわけか!? (取材・文/棟方笙子)

「ここで汚職役人たちの酒池肉林が……!?」中国“腐敗レストラン”に潜入してみた

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ハイソサエティーな客層。安い食堂でよく見る、「カーッ、ペッ!」と魚の骨を床に吐き出すような者は誰一人いない。
 中国南部の都市・広東省広州市に、通称「腐敗レストラン」と呼ばれる店がある。といっても、腐ったものを出すわけではない。かつては官僚にしか扉を開かず、酒池肉林や黒い交際の舞台となったとされる高級飲食店だ。  ところが、習近平政権が「虎もハエも叩く」として展開する反腐敗運動により、それまでの得意客だった官僚たちも利用を手控えざるを得なくなった。そこで最近、一般客の利用も認めるようになったという。  お得なランチタイムも設けられ、庶民にも手が届く価格設定だというので、筆者も潜入してみた。  店の名前は「Li Chateu(茘雅図)」。市内中心部にある4ツ星ホテル、広州マリオット・ホテル天河と同じ建物にある。しかし店へはホテルの玄関脇にある、独立した隠し扉のような入口からアクセスする。
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店の入口。看板こそ建てられているが、今でも目立たない。
 現地在住の日本人によると、このレストランが一般開放されたのは、去年の6月頃のこと。それまでは固く閉ざされていた扉が開かれ、店の看板が出ていたのだという。  扉をくぐり、地下へと続く階段を進む。すでに十分「秘密の場所」といった感じである。階段を下りきると、そこにはモノトーンベースのインテリアに間接照明を多用した重厚な雰囲気が漂っていた。中国の飲食店にありがちな、古びた油のにおいや喧騒とは無縁である……。
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かつてはこの長卓で、「黒い交際」が夜な夜な繰り広げられたのだろうか……。
 モデルのような美人案内係の誘導で席に通される。その後、メニューを持ってきたウェイトレスは「ニーハオ。ようこそいらっしゃいました」と、深々と一礼した。これほどのサービスは、この国ではなかなかお目にかかれない。  周囲のテーブルでは、身なりのいい人々が優雅な所作で食事をしていた。自分が浮いているような気がして、心なしか緊張してくる。  注文したのは「仔羊のパッパルデッレ」。中国のフレンチやイタリアンでは、「本物喰ったことないだろ!」と言いたくなる料理が出てくることも多いが、この店は違っていた。  ラム肉はふんわりと柔らかく、臭みもない。パスタの茹で加減も完璧だ。普段、ランチで舌が肥えていそうな青山OLに食べさせても恥ずかしくない一品だった。  今回はランチタイムであったため、2,800円(サラダ、デザート、ドリンク付き)ほどの会計で済んだが、ディナーのメニューを見ると、メインの価格帯は5,000円前後。さらにワインリストには、1~5万円といったボトルが列挙されていた。
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仔羊のパッパルデッレと、サラダ、デザートで約2,800円也。ランチタイムとはいえ、それなりの値段だ。
 こんなところで毎日食事していたら、庶民の暮らしぶりなど分かるはずもないだろう。  中国在住フリーライターの吉井透氏によると、「飲食店のほかにも、ホテルの特別室やスパ、スポーツジムなど、かつては党幹部専用の施設が多数あった。反腐敗運動が本格化して以降は、やはり一般開放されたり、閉鎖されたりしている」という。  店を出る前、馬にまたがった肥満体型の武将のオブジェが目に入った。それはまるで、人民にのしかかって私腹を肥やす、汚職官僚を象徴しているかのようだった。
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馬にまたがる太った武将。このほかにも、店内には高そうな壺やオブジェが多数鎮座していた。

被害女性は自業自得? “毒パック”で140万円を荒稼ぎしたカリスマ美人バイヤーが失踪

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毒パックで顔中が腫れ上がった被害者の写真
 健康食品や美容グッズなどを個人で大量に仕入れたり、海外から輸入してネットで販売することを、中国語で「代購」という。この代購をめぐり、ひとりの美人カリスマバイヤーに注目が集まっている。  香港紙「アップルデイリー」(4月21日付)によると、22歳の女性が販売した美容パックを使用した多数の女性が、顔に異常を訴えたという。パックを使用した購入者たちは、顔面が赤く腫れ上がった様子をネットに次々とアップ。中には、パックを使用した直後、なぜか顔から毛が生えてしまった人もいたという。  このパックは蚕糸を原料にしており、定価19元(約380円)で販売されていた。製品の包装には、製造年月日が記載されているだけで、製造会社や生産工場などの情報は一切、示されていなかった。  この“毒パック”を販売していた女性は、河南省商丘市に住む22歳の周夢★(★は女へんに「韋」)という人物。オーストリアに留学経験があり、帰国後、海外から商品を輸入してネット上で販売していた。外見はアイドルのような美しいルックスで、彼女の微博(中国版Twitter)は10万人を超えるフォロワーがおり、ファッション・美容界のカリスマとして人気だったという。彼女は微博上で、そのフォロワーに対し商品を販売していた。「この美容パックのお陰で、美しい肌を手に入れることができた!」と商品を派手に宣伝、それを信じた若い女性たちがこぞって購入したのだ。  肌に異常を感じた女性たちが病院で診断したところ、過敏性皮膚炎を引き起こしていたという。少なくともこれまでに39人が、彼女から合計で7万元(約140万円)分のパックを購入していたことが判明している。責任から逃れるためか、周は事件発覚から3カ月後の今年2月、突然姿を消し、行方不明となっている。  現在、被害に遭った女性たちは法的手段を検討中だという。今回の事件に関して、微博にはコメントが多数寄せられているが、購入者も「自業自得」と指摘する声が多い。
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“毒パック”を販売していた美女バイヤーの周。タレント並みの美貌で有名に。カネを持って逃げたのだろうか?
「この女は商売人としても、人間としても失格だ」 「こんな危ない商品を販売した女も悪いが、安さに負けて成分もわからないようなものを使う奴もバカだ」 「道徳心のない人間が商売やると、こうなるんだよ」 「正直、被害者には同情できないよ。自業自得だ」  「こうした代購によるトラブルは多い」と話すのは、中国のeコマースに詳しい上海在住の商社マンだ。 「代購は数年前から流行しています。物を仕入れて売るだけなので参入障壁が低く、いまや中国のネット副業の代名詞となっています。そんな中、過当競争になってライバルも増えているので、利ざやを手っ取り早く稼ごうとすると、安く仕入れられる怪しい商品を引っ張ってくるしかない。偽ブランドや毒製品を避けたい人が、目利きのカリスマバイヤーから購入するのが代購なのですが、本末転倒な状況になっています。カネ欲しさに、業者の誘いにのってしまうカリスマバイヤーもいます」(同)  中国で大ブームとなっている代購だが、製品に対する責任の所在が曖昧なままマーケットは日々、巨大化しているようだ。 (取材・文=青山大樹)

「第2の文化大革命」が起こる可能性も!? “毛沢東信仰”深まる中国は大丈夫か

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 今回は、中国の各メディアが「レーニン誕生145周年記念日」の模様を報道していたので、これについて書いてみたいと思います。一見、中国とは関係なさそうなニュースですが、実は、中国国民にとっては他人事ではない話でした。  2015年4月22日は、レーニン誕生145周年記念日。ロシア政府は、モスクワにあるレーニンの墓を一般市民に公開しました。レーニンの遺体は、死亡してから91年たった現在も、まるで生きているかのように水晶の棺桶の中で保存されています。室温は16度に保たれ、定期的に化粧が施されています。体内の内臓と血液と体液はすべて抜き取られ、代わりに化学物質が注入され、漂白剤や防腐剤が大量に使用されています。そのメンテナンス料はバカにならないでしょう。  遺体を維持するなんて、考えただけでもゾッとする話ですが、それと同じことをやっている国があります。それは、中国(毛沢東)、ベトナム(ホー・チ・ミン)、北朝鮮(金日成、金正日)です。  これらの国に共通するのは、共産主義(社会主義)国家であること、そして、保存されている遺体は独裁者か、独裁者にまつわる家系の人物であることです。つまり、いまだに過去の独裁者を崇め、その独裁者の価値観に縛られている国なのです。ロシアの場合、ソ連体制が崩壊後、資本主義体制に移り変わりましたが、今も社会主義の名残が残っているという点で、ほかの3国と大差ありません。 ■“毛沢東信仰”を深めている中国人  ここ2年ほど、中国においては、“毛沢東信仰”が日増しに強まっているのを感じています。昨年12月26日、毛沢東の生誕祭の際には、「毛沢東の生誕を祝おう」という書き込みが中国のネット上で渦巻きました。中には「毛沢東の遺体から遺伝子を取り出し、クローン毛沢東を作ろう!」といった、本気なのか冗談なのかわからないような書き込みもありました。  毛沢東時代は、文化大革命や、大躍進政策の失敗による大飢饉が起こり、6,000万人もの中国人が亡くなりました。毛沢東は間違いなく、世界でもワースト5に入る独裁者でしょう。  ですが、格差社会やら大気汚染やら、少数民族の反乱やら、さまざまな問題を抱えている現代の中国において、多くの国民がこの悪魔のような毛沢東の再来を望んでいるのです。毛沢東のような強い指導者であれば、この最悪な事態を打開してくれるのではないかという期待を抱いているのです。  現中国のトップである習近平も、毛沢東への憧れを隠そうともせず、「毛沢東語録」を真似て習近平語録(『習近平の治国と理政』)を作ったり、毛沢東を真似て文化人を集めて文芸講話を行っています。  そして、13年の毛沢東生誕祭の折、習近平は、毛沢東のご神体(遺体)を崇めにいきました。この日は奇しくも安倍総理の靖国参拝と日にちが重なったのですが、中国の良識ある人の中には「自国民を大量虐殺した毛沢東を弔う習近平よりも、敵国(中国人)を殺した日本兵を弔う安倍のほうがまとも」という皮肉を漏らす人もいました。  今、中国はかつてないほど不穏な方向へと進んでいるようにも思えます。ネットもエンタテインメントも規制に次ぐ規制。このままだと、「第2の文化大革命」が起こるのではないかと危惧する声も国民の間から上がっています。  それを食い止める最も有効な手立ては、ご神体として祀られている毛沢東の遺体を焼き払い、毛沢東の呪縛から国民を解き放つことでしょう。学校教育で幼いころから毛沢東の素晴らしさを叩き込まれてきた僕ら中国人は、「毛沢東教」を信仰している民族だと言っても過言ではありません。  なお、今回のレーニンの報道に関しては、ネット上でこんな声が上がっていました。 「独裁者の遺体を保存している国家の国民は、まず幸せになれない」 「死体のメンテナンス費用は国民の税金の無駄遣いだ」 「なるほど、これが独裁を維持する手口なんだな。ロシアと中国は全く同じ手を使っている!」 「ネクロフィリアだ、気持ち悪い!」  いやはや、本当に気持ち悪いですね。
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>

男女共用、1,000人収容、盗撮推奨も!? 知る人ぞ知る、中国「へんなトイレ」の街

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 中国・重慶市は、知る人ぞ知る「ヘンなトイレ」の街。毎年、新しいトイレが公開されて話題になっているが、今年も物議を醸すトイレが登場した。  4月15日、重慶市内に出現したトイレは、なんと男女共用。同トイレは繁華街の要望を受けて設計されたという。中国の商業施設では女性がトイレの前に長い列を作って混雑しているのに対して、男性トイレはガラガラという光景をよく目にする。そこで、男女共用にすることで効率化を図り、バリアフリーも意識して新設されたという。個室には水を使用しない、移動式のエコトイレが採用されている。  男女共用トイレの登場に、中国のSNS上では、 「低俗でセンスを感じられない」 「汚くてとても使う気にならない公衆トイレをなんとかするほうが先!」 「農村部に行けば、共有トイレなんていくらでもあるだろ」 と冷めた反応が見られた。  さてさて、では重慶市で作られた変わったトイレをいくつか紹介しよう。  2014年2月に出現したのは、カメラの形をしたトイレ。シャッターボタンやフラッシュなども正確に表現され、フイルムを入れる部分がトイレの入り口になっている。道行く人は、最初はトイレとは思わなかったという。盗撮を推奨するトイレなのだろうか……。
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 10年5月にお披露目されたのは、5人が座って休憩できるソファーが設置されているトイレ。「星付きトイレ」と評され調子に乗ったのか、同年9月には同じく重慶市中心部から東に位置する南河公園に「5つ星トイレ」と称する豪華トイレも出現。24時間エアコンで室温調整されており、夏は20度、冬は26度に保たれている。ロビーにはシャンデリアが飾られ、液晶テレビを見ながら休憩できるようになっている。金をかけるところが間違っている気がするが……。
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 08年に重慶市内のアミューズメントパーク「洋人街」に登場したのは、スフィンクスを模した自称「世界で一番大きいトイレ」。山の形状に合わせて作られ、200の和式と洋式便器を要し、一度に1,000人近くが用を足すことができるという。  ほかにもこの洋人街には、露天トイレやペット専用トイレなどもあり、ヘンなトイレだらけだ。
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 ヘンなトイレが注目を集める中、4月16日にビックリするようニュースが飛び込んできた。安徽省の新橋国際空港で、用を足している途中で便器が突然崩壊。割れた陶器が尻を切り刺き、病院へ緊急搬送される事故が起こったのだ。トイレを豪華にしたり、奇抜なデザインにするのはけっこうだが、まずは安全第一で設計してほしいものだ。
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(文=棟方笙子)

“ヘビ女”は、なぜ生まれたか……中国・若年化する美容整形と「美人とブスの経済格差」問題

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ネットで「ヘビ女」と笑われても自信満々の、15歳の整形少女。
 美容整形手術を受けた15歳の少女がSNSにアップした自らの写真が、「妖怪のようだ」と話題になっている。そのシャープな輪郭、白い肌、大きな目と真っ赤な唇という様態から、「ヘビ女」というあだ名まで付けられている始末だ。中国版Twitter「微博」には、 「はっきり言って顔、気持ち悪いわ」 「見るに堪えない! これが美女だって? もし夜中に見かけたら、ビックリしちゃうよ」 「この子は、親や家族はいないのかな? 親がいたら、絶対こんなことさせないよね」 などといった、辛辣なコメントが寄せられている。  ところが当の彼女に、そんな雑音を気にするそぶりはないようだ。 「私は本当に15歳よ。あなたたちが15歳のとき、誰かにブランドの香水もらったことがある? あなたたちが15歳のとき、高級車で迎えに来てもらったことがある? あなたたちが15歳のとき、毎月50万元(約1,000万円)のお小遣いをもらったことがある? そんな経験すらしたことがないなら、誰も私を批判する資格はないわ」と強弁している。  美容整形手術が一般化している中国では、患者の低年齢化が進んでいる。上海のある美容整形クリニックでは、夏休みのシーズンになると、手術を希望する大学生で混雑するという(「中国青年報」4月13日付)。  また、2月11日付の「渤海新聞網」によると、親に無断で手術を受ける未成年が増加しており、親とクリニック側のトラブルが頻発している。その一方で、勉強を頑張ったご褒美として、親が子どもに美容整形手術を受けさせる例もある。河北省唐山市のあるクリニックによると、親に連れられてやって来る10歳未満の子どもも増えているという。
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中国の至るところで目にする、美容整形クリニックの広告。これって、もしかして板野友美!?
 中国在住フリーライターの吉井透氏は、子どもにまで広がる美容整形手術の背景についてこう話す。 「この国では、美人とブスとの間には、歴然とした経済格差がある。美人のほうが金持ちと結婚できる確率が高く、会社で出世する可能性も高いからです。手術費用は親からしてみれば、『子どもが将来、いい生活を送れるように』と支払う教育費と同じで、数百万円くらいなら躊躇なく投資する。わざわざ借金して、子どもに手術を受けさせる親もいるほどです」  ネット上で「ヘビ女」とあだ名を付けられた少女も、こうした歪んだ社会の被害者なのだろう……。 (文=青山大樹)