最後の破滅型? 音楽界でささやかれる「武闘派・布袋寅泰」最強伝説とは

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『PROMISE』EMIミュージックジャパン
 今年7月30日に、震災復興支援のために吉川晃司とのCOMPLEXを21年ぶりに復活させる布袋寅泰。「BOφWY復活騒動」では氷室京介との関係が再び取りざたされるなど、このところ脚光を浴びる機会が増えている。  しかし、音楽業界での布袋の評価は必ずしも定まっていないという。ギタリスト布袋の実力は誰もが認めており、1980年代から90年代にかけて大きな功績を残しているが、人間性にいささかエキセントリックな面があるというのだ。 「布袋さんは普段は穏やかな紳士なんです。けれどいったん怒り始めると手が付けられない......というよりも、手が出てしまう(苦笑)。COMPLEXの解散の原因が、打ち上げの席で吉川の一言にキレた布袋が殴りかかったから、というのは有名な話です。他のミュージシャンとの暴力沙汰の話もいくつかあり、スタッフから怖がられているのは事実です」(音楽関係者)  実際、2007年に布袋は、友人関係にあった作家・ミュージシャンの町田康に暴行を働き、後に書類送検されている。こちらは「音楽活動方針をめぐってケンカになった」と布袋は説明したが、キレた布袋が一方的に暴行を加えたのが真相と言われている。 「その後、09年には宮崎県で頭蓋骨骨折の重傷を負いました。こちらは『酒に酔って自分で転倒した』と釈明していましたが、いくら長身とはいえ、滑って転んで頭蓋骨が折れるとは考えにくい。酒場でケンカを吹っ掛けたものの、返り討ちに合った結果ではないか? と業界内ではささやかれていました。実際、この事件については語るのもタブーでした」(前出関係者)  数々の武勇伝も手伝ってか、布袋がスタジオやレコード会社に姿を現す際には、各スタッフが直立不動で出迎えるのが慣例だという。 「ロックスターと呼ばれる人は、実際にはおとなしい人が多いんです。矢沢永吉やGACKTあたりが典型で、カメラが回ってないと物静かで、大げさな出迎えなども好まない。そんな中、今の邦楽界で歩いているだけで威圧感を与えるのはX JAPANのYOSHIKIと布袋、長渕剛くらいですね。YOSHIKIは日本にいませんし、最近は長渕も丸くなりましたから、布袋が今日本で一番怖いミュージシャンかもしれません」(イベント関係者)  先日は、東日本大震災の被災地域に赴いて支援活動を行うなど、セレブらしい責任行動も見せている布袋寅泰。「酒を飲まなければ知的な紳士」とも言われる布袋、イベント続きの夏のさなかに暴発しなければいいが......。 (文=水島雄太)
PROMISE 身長187cm。 amazon_associate_logo.jpg
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「サウンドより商才?」低迷Jポップ界を救う"ポスト秋元康"は誰だ

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"金満体質"なんて陰口たたかれちゃう
こともある秋元先生ですが......。
 AKB48の大ブレークであらためて注目を集めているのが、総合プロデューサー秋元康の存在だ。秋元康といえば、作詞家として30年近い経歴を持ち、ヒット曲も多数世に送ってきた大御所。しかし、1990年代から2000年代半ばまでは、音楽業界で「ひと昔前の大物」とも言われていたという。 「Jポップという言葉が定着した90年代半ばくらいから、バンドや歌手が自分たちで歌詞や曲を作るスタイルが主流となり、秋元さんのような職業作詞家の出番はどんどん減っていきました。また、小室哲哉やつんく♂のような歌詞と曲を両方作れるタイプの音楽プロデューサーが台頭してきたことも、秋元さんのような作詞家の仕事を奪っていました。実際、当時の秋元さんの仕事は今ほど人気のなかったアニソンや、売れなくなった歌謡歌手への作詞提供がほとんどでしたね」(音楽関係者)  現在では、Jポップ系のバンドや歌手のCD売り上げが伸び悩む一方、CDやコンサートチケットを売るための仕掛けを満載した秋元ワークは絶好調。音楽ビジネスのキーマンであるプロデューサーの世界でも、秋元康は一人勝ちの様相であるが、彼のライバルとなる人物はいないのか。 「Perfumeを手掛けている中田ヤスタカ、EXILEに曲を提供しているJin Nakamuraなど、売れっ子のサウンドプロデューサーはいます。しかし彼らはあくまでサウンド職人で、ユニットの方向性やコンセプトについてアイデアを出すタイプじゃない。今は映像との連動はもちろん、イベントや物販でいかに利益を上げるかが大切な時代ですから、サウンドプロデューサーだけでは音楽界のキーマンとなり得ないのです」(前出の関係者)  そんな中で再び脚光を浴びているのが、現在執行猶予中の身でもある小室哲哉。彼は作詞・作曲からコンセプト立案まですべてをこなす万能型で、音楽配信など流通の変化についても関心が深い。 「エイベックスが小室哲哉の再ブレークに向けて本腰を入れ始めましたね。豪華ゲストを集めてソロアルバムを作らせる一方、AKB48の新ユニットDiVAへの曲提供と、大きな仕事が増えてきました。彼の強みはあらゆるタイプの歌手、パフォーマーに対応できること。いずれは東方神起などのKポップアーティストのプロデューサーへの就任も検討されているといいます」(前出の関係者)  ポスト秋元康は小室哲哉――。二人とも50代の大ベテランという点が、人材難のJポップ界を表しているのかもしれない。 (文=外場林太郎)
TK BEST SELECTION IN EPIC DAYS もう一花咲かせちゃう? amazon_associate_logo.jpg
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パッケージ不況に挑むタワレコでPANDA 1/2が「CD出してないのにインストアライブ」決行!

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 タワーレコードといえばCDやDVDなどパッケージ商品の販売をビジネスモデルとする音楽専門チェーン店だが、そんなタワーレコードの中の主要店舗の一つである新宿店で、「CDを発売していないアーティスト」PANDA 1/2のインストアイベントが開催され、業界関係者を驚かせている。 「先日タワーレコード新宿店でインストアイベントをおこなったPANDA 1/2は、ビクターという大手メジャーレコード会社からのリリースにも関わらず音楽配信を主軸に展開していて、これまでCDを一枚も発売していません。そんな『配信だけアーティスト』がタワーレコードでイベントを行うのは常識的には考えられませんが、今回はショップ側からの大プッシュがあったという話です」(音楽業界関係者) panda1202.jpg  音楽CDやDVDなどの販売をビジネスモデルとするタワーレコードがこのようなイベントを行うことは、単純に考えれば店側にとっては一円の得にもならないはずである。にも関わらずなぜCDを発売していない配信アーティストのインストアイベントを実施することに至ったのだろうか。前述の業界関係者はこのように続ける。 「日本のCD市場は年々落ち込んでおり、多くのCDショップは苦境に立たされています。タワーレコードをはじめ、かつて人が大勢集まっていた外資系CDショップも今は当時のように盛り上がっているとはお世辞にも言いがたく、様々なショップがビジネスモデルを模索しているのが現状です。そんな中、CDショップにとって今後はどうしても音楽配信との共存共栄が命題となってくるわけですが、前述のような試みは『従来のパッケージ販売主体のビジネスモデル』から、ヒットの兆しのある人気アーティストはその発売形態にこだわらずむしろ積極的に紹介し集客するという『情報発信源としてのブランドを主軸とするビジネスモデル』への切り替えを計っている、という見方も出来るのではないでしょうか。言わば未来への投資と言えるわけですが、実際、前述のイベントには売り場に入りきらないほど大勢のPANDA 1/2ファンがつめかけ大盛況だった様子であり、惨憺たるCD不況の現状を鑑みると決して間違ったアプローチではないとも考えられます」(前出関係者)  出口の見えない音楽不況の中、CDショップにとって新たなビジネスモデルの構築は急務となっているのが現状だ。今回のような新しい取り組みは今後もっと増えていくのかもしれない。 ●PANDA 1/2公式サイト http://panda2bunno1.com/
[PANDA 1/2]ジェームズパンダJr.ぬいぐるみパペット この人がプロデューサー。 amazon_associate_logo.jpg
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「チケットが売れない!」苦境にあえぐコンサートビジネスに未来はあるのか

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『ファンキーモンキーベイビーズBEST』
(ドリーミュージック)
 ファンキーモンキーベイビーズが7月20日に予定していた東京ドーム公演の中止を発表。その理由として「(東日本大震災で)被災された方々を思うとき、まだまだ自分たちの中に迷いやためらいがある事に気づき、初の東京ドームという大きなステージへの挑戦は、万全な態勢の中臨むべきだという結論に達しました」とコメントを出したが、業界からは異論も出ている。 「確かに、冷房需要が高まる7月には電力供給の問題もあり、大型公演をためらう気持ちも分かります。しかし、それだけで多大な費用が掛かる公演中止に踏み切るのは不自然で、チケット販売に不安が残るから、やむを得ず中止にしたのが真相ですよ。チケット発売前で、会場のキャンセル料が安いうちに決断したということです」(イベント関係者)  実際、Jポップ界ではチケットの売れ行きが恐ろしいほど落ち込んでいる。前出の関係者によれば、普段であれば即日完売になる人気グループのチケットも売れ残るケースが続出。チケットの平均実売率は50~60%程度という。そんな中、バンドや歌手の間では東京ドームなどの大型会場でのコンサート開催に二の足を踏む動きが広がっており、「ファンキーモンキーベイビーズの東京ドーム公演中止もその一つ」(前出関係者)。  そして、早くも心配されているのが夏のイベントへの集客だ。夏の野外フェスティバルの多くは開催こそするものの、イベント各社はチケットの売れ行きに戦々恐々の状態だという。 「エイベックスが主催するa-nationに、同社とは何の関係もないAKB48が出演することに決まり、業界関係者を驚かせました。これまでもエイベックス所属以外のバンドが登場したことがありましたが、ここまでの大物は初めてですからね。固定ファンを持つ"鉄板"出演者を囲み込むという、なりふり構わない集客対策です」(レーベル関係者)  他方、今回のAKB48のa-nation出演には別の見方もあるようだ。 「エイベックスはここ数年、CD販売中心の業務から、タレントのマネジメントから興行まで広く手掛ける総合音楽ビジネスへと転換を図ってきました。a-nationは興行部門の強化を担うグループの中核事業で、そこに他社のAKB48が登場する意味は大きいですよ。今後、自社以外のバンドや歌手の興行を手掛けていく戦略なのではないでしょうか」(音楽事務所関係者)  東日本大震災によってビジネス的基盤を大きく揺さぶられた音楽業界。収益の大きな柱であったコンサートの不振で、レコード会社、出演者ともに緊急の対応を迫られている。 (文=外場林太郎)
ファンキーモンキーベイビーズBEST 笑えねぇ。 amazon_associate_logo.jpg
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髪が伸びたICONIQ 突然"青森のりんご農家の娘"にキャラ変更は吉と出るのか

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誰?
 今年で10周年を迎えるエイベックス主催のライブイベント「a-nation 10th Anniversary for Life」の記者会見が4月21日に行われた。TRF、倖田來未、後藤真希といった有名アーティストが続々登壇する中、同イベント2度目の出演となるICONIQが登場。頭部には、すっかり伸びた茶髪をサラサラとなびかせていた......。  ICONIQといえば、端正な顔立ちに坊主頭という奇抜なルックスで2009年にデビュー。EXILEのATSUSHIをフィーチャリングに迎えた「「I'm lovin' you」」で配信デビューし、レコチョクウィークリーチャート1位を獲得した。さらに同時期、「JJ」(光文社)「ViVi」(講談社)など12誌の表紙に一斉に登場したほか、ANA、スターバックスコーヒーなど7社が参加した合同企業CMに出演。当時は「新人にして大物アーティストの誕生!」と各メディアがこぞって取り上げていた。  無名の新人にとって、この上ない演出でデビューを飾ったICONIQ。しかし、莫大な宣伝費に見合った人気が獲得できたとは言い難く、10年9月に発売された3枚目のCD「Light Ahead」を最後に、目立った活動は見られない。本人はブログとTwitterの更新を続けているものの、そのTwitterもフォロワーは2,500人程度(2011年4月現在)。同じくエイベックスのゴリ押しでデビューしたGIRL NEXT DOORの千紗には2万人を超えるフォロワーがいるだけに、世間からの注目度の低さが露呈してしまった。ICONIQの現在について、エイベックス関係者は次のように話す。 「エイベックス社内は、ICONIQのブレークにはあきらめモードです。本人には実力もあるし、要求したことはきちんとこなしてくれるので、目標が達成できないとなると、どうしても責任がスタッフに向いてしまう。一部の現場スタッフの間では、もはや『触らぬ神にたたりなし』という思いもあると思いますよ」  そんな彼女が、4月24日放送のドラマ『どんど晴れスペシャル』(NHK BSプレミアム)に、"青森のりんご農家の娘"という驚きの役で出演するという。確かに以前(伊藤ゆみ名義時代)は、女優としてドラマ『貧乏男子 ボンビーメン』(日本テレビ系)などに出演していたが、ICONIQとしてあれだけ神秘性の漂うキャラを作り込んでいたというのに、これは一体どういうことなのだろうか。 「今回のドラマ出演は、デビューから守ってきたICONIQのキャラを"捨てた"ということでしょう。本人も演技が好きなようですから、今後も女優活動は続けていくと思いますよ。また、普段の彼女は典型的なB型キャラで、あびる優を彷彿とさせるかなり砕けたトークをしますから、バラエティー番組なんかも向いてるんじゃないでしょうか」(前出の関係者)  あびる優といえば、05年にテレビ番組で「集団強盗でお店をつぶしたことがある」と発言したことで非難を浴び、一時芸能界から干されてしまったタレント。一方、ICONIQもアイドル時代(アユミ名義時代)、韓国文化放送(MBC)の番組内で「同級生に復讐するために、その子の家にピザを50枚配達させた」「学校の電話からダイヤルQ2を利用して、学校あてに30万円の請求が来た」といったやんちゃエピソードを披露していたというから、"あびる優を彷彿とさせる"というのもうなずける。  「わたしが変わる」というキャッチコピーで華々しくデビューしたICONIQ。当初のキャラ設定を捨て、再び生まれ変わろうとしている彼女が、今後どの路線を歩んでいくのか注目したい。
CHANGE MYSELF チェンジしすぎ。 amazon_associate_logo.jpg
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地方系J-POPの旗手「GReeeeN」が事務所との金銭トラブル浮上で、すでに独立?

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『AB DEST!? TOUR!? 2010 SUPPORTED BY 
HUDSON×GReeeeN LIVE!? DeeeeS!?』
(NAYUTAWAVE RECORDS)
 人気4人組音楽グループ「GReeeeN」が所属事務所に反旗を翻し、すでに"独立"したという。  「愛唄」や「キセキ」など、出せば必ず大ヒットを記録していた同グループだが、数年前から"解散説"が浮上するなど、周辺は常に騒がしかった。舞台裏を知る関係者は「グループの大ブレークで所属事務所はボロもうけしましたが、お金の管理をしていたのは社長のX氏。その金がどこに使われたかなど、詳しいことまではメンバーも聞かされていなかった。その矢先、X氏の流用疑惑が持ち上がったんです」と証言する。  X氏はグループのヒットとともに、所属事務所のある宮城県仙台市内の不動産や土地の購入を増やしていったとされる。こうした購入資金の出どころにメンバーが疑問を持ち始めていったという。 「結果、一度疑念を抱いたメンバーの心はどんどん離れていくことになってしまった」(同関係者)  昨年後半ごろにはメンバーのHIDEの実兄で、グループの楽曲プロデュースも行っているJIN氏に"独立"を相談。JIN氏は個人事務所を立ち上げ、今春までにGReeeeNのメンバーもそこに移ったと言われている。  「すでにグループの窓口はJIN氏の事務所になっています」とは最近GReeeeNと一緒に仕事をしたスタイリストの話。前出の音楽業界関係者も続ける。 「所属レコード会社の『ユニバーサルミュージック』とも以前の事務所は金銭面でもめていた。ユニバーサルはX氏のことを疎ましく思っており、実際に"解散説"もユニバーサルがけん制の意味で自ら流したともウワサされているんです。今回の独立劇も同社が後方支援していた可能性は否定できません」  これまでの業界の慣習からいって、事務所トラブルの末の独立を"強行"したアーティストは総じてその後もいわれなき醜聞に悩まされてきた。GReeeeNもその道も歩んでしまわないか、ファンも心配している――。
AB DEST!? TOUR!? 2010 SUPPORTED BY HUDSON×GReeeeN LIVE!? DeeeeS!? ファンモンとの区別がつかない。 amazon_associate_logo.jpg
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「再評価される歌の力」震災で浮き彫りになった"演歌の強み"とは

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『千昌夫全曲集~感謝!45周年』
(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
 甚大な被害を及ぼした東日本大震災。被災地では歌手の避難所慰問が続いているが、レコード会社によって明暗がくっきり分かれる事態になっている。意外にも光が当たったのは人気低迷が叫ばれる演歌界だ。  一時は演歌には「波」「海」「別れ」など、震災の悲しみを増幅させるようなフレーズが度々登場することから、テレビ、ラジオでは"NGリスト"を作成する局もあったほど。例えば『NHKのど自慢』に出演した細川たかしは、北の海をイメージさせる最新曲「北岬」を歌えず。「海が割れるのよ~」で知られる天童よしみに至っては「珍島物語」は今後5年以上歌えないと言われている。  だが、代表曲が歌えないだけで、被災地では演歌歌手は大人気だ。 「やはり避難所にお年寄りが多いことが大きい。岩手県の陸前高田市出身の千昌夫が地元を訪問した時は、感動で涙する人もいたほど。最近メディアへの露出が減っていた千ですが、震災を機に代表曲の『北国の春』にも注目が集まり、すでに暮れの『NHK紅白歌合戦』に内定したとも言われています。同じく更年期障害で露出の減っていた森昌子も被災地では大人気だった。このほか水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』を復興ソングに推す声もある」(音楽関係者)  一方で苦戦を強いられているのが、浜崎あゆみや倖田來未、EXILEなど若手アーティストが数多く所属するエイベックスだ。テレビ関係者は「若者人気はすごいですが、避難所にいるお年寄りにはまったく響かない。やはりこういった事態になると、"歌"というものといかに真剣に向き合ってきたかということが問われるんでしょう。イメージ戦略による一時的な人気やセールスの数字ばかりに傾倒してきたエイベックスが受け入れられないのは当然ですよ」と語る。  さらに、同社の"核"と言うべき宣伝部が震災により壊滅状態という。 「エイベックスがここまで大きくなった背景には、マスコミとの蜜月関係がある。しかし、今は各社とも震災に絡めた話でないと記事を大きくしない傾向にあり、新人を売り出そうにもスペースがないという現象が起きている。宣伝部の社員は泣いていましたよ」(スポーツ紙デスク)  現在、同社の宣伝部は電話ではなく自らの足でマスコミ各社を回り、紙面掲載のお願いをしているというが......。震災は音楽業界の勢力図も塗り替えることになりそうだ。
千昌夫全曲集~感謝!45周年 日本のソウルミュージックですから。 amazon_associate_logo.jpg
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「あれはいったい誰?」ACジャパン出演のVERBALにイメージダウンの危機

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YouTubeより
 何かと話題を呼んでいるACジャパン(旧公共広告機構)の震災関連CM。Jポップ界からはトータス松本、EXILEのHIRO、m-floのVERBALが「日本の力を、信じてる。」編に出演したが、いずれも評判が芳しくない。 「全国民にアピールすべきCMに、なぜこの3人なんでしょうか。同じCMに出たSMAPはともかく、EXILEのHIROはまるでVシネ俳優のようでしたし、スーツを着込んだm-floのVERBALなんて、ファンでも誰だか分からないほど(苦笑)。トータス松本は実績があるけど、Jポップ界の顔というほどの人気はありません。公共性の高いCMにふさわしい人選かどうか疑問です」(雑誌編集者)  CM関係者によれば、「日本の力を、信じてる。」編を制作したのは博報堂。同社のコネクションの中で、3名の出演が決まったというが、エイベックス所属のアーティストが2組含まれているのは注目に値する。 「エイベックスからは、『HIROが出るならVERBALもぜひ......』とのプッシュがあったようです。VERBALは熱心なクリスチャンで、社会貢献活動にも積極的ということも起用理由の一つですが、3月にソロアルバムを発表したばかりという点も見逃せません。m-floは実質活動休止状態ですから、ノーギャラのAC出演とはいえ、彼の社会派キャラをアピールするいい機会と考えたのではないでしょうか」(レーベル関係者)  もっとも、VERBALのCMについては「公務員かと思った」「スーツが変」と、普段のスタイリッシュなイメージとは違うとの声も多い。世間的には「あの謎の男はラッパーらしい」程度の認知にとどまっており、現時点ではソロアルバムのセールスも苦戦している。  トータス松本についても、イメージダウンを懸念する声が聞こえてくる。 「オンエア数が多くて話題になりましたが、その分、『出過ぎだ』『またか』とウンザリ感が広まってしまったのも事実です。矢沢永吉や坂本龍一らが大挙出演して『上を向いて歩こう』を歌ったサントリーのメッセージCMが好意的に迎えられたのとは対照的で、演出上の違いが明暗を分けましたね」(前出関係者)  ノーギャラで応援CMへの出演を決めた各人の心意気には誰もが拍手を送るところ。混乱期という事情もあるが、アーティストと呼ばれる人々のメディア露出の難しさが浮き彫りになった形だ。 (文=柴田道也)
VISIONAIR マシ・オカさんかと思ってました。 amazon_associate_logo.jpg
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長渕剛と恵比寿マスカッツの「夢の共演」で支援の輪を広げろ!

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ユニバーサルミュージック公式サイトより
 東日本大震災は芸能界にも大きな影響を与えている。  歌手勢では「北国の春」でおなじみの"歌う借金王"千昌夫や、「みちのくひとり旅」の山本譲二、明るく前向きになれるヒット曲「三百六十五歩のマーチ」で知られる水前寺清子らに東北地方のテレビ&ラジオ局からオファーが殺到している。「ぜひ被災地で生で歌ってほしい」といった依頼は数限りない。  が、ここでひとつ問題が発生した。ギャラだ。被災者や被災地域の組織相手にキャッシュをもらうわけにはいかず、結局ボランティアの域を出ない、タダ働きになってしまう。これには千も「つくづくこういう運命なんだな......金に縁がありません! でも、がんばる頑張るよ」と半ば開き直っているという。   大手レコード会社のユニバーサルミュージックも、被災地支援を始めた。同社は、4月2日からネット配信限定で、所属する邦楽アーティスト約80組を包括的にまとめたチャリティー・コンピレーションアルバム『アイのうた~東日本大震災チャリティ・アルバム』を発売。売り上げは義援金として日本赤十字社を通じて被災地に寄付されるというが、そこには長渕剛や福山雅治ら大物アーティストのヒット曲と一緒に、AV女優などで結成された「恵比寿マスカッツ」の曲も同列に扱われている。これには社内でも「快挙というかあり得ないというか......」と何とも言えない空気に包まれているという。  芸能界では序列というものがあって、通常時ならプライドの高い長渕や福山の横並びもなければ、彼らと恵比寿マスカッツの曲を一緒に目にするなんて光景もお目にかかれない。今回が最初で最後だろう。これもそれも被災者支援の企画だから許されたことで、今後、他のレコード会社も同様の企画を実践するかもしれない。  芸能人にスポットを当ててみると、神田うのが阪神大震災の際、死者の数を賭けていたという話がネット上に出回り、袋叩きに遭った。これは1997年に発売された女性誌「uno!」(朝日出版社)に掲載された落語家・春風亭小朝との対談の中での一節だったが、本人は軽率な行動を今でも悔んでいるという話につながるものだった。うのは当時、40~50万円ほどを寄付しており、さらに今回の震災でも日本赤十字に1,000万円を寄付している。  ACの広告に出演した仁科亜季子がバッシングに遭ったかと思えば、タレントのマリエが震災発生後に自身のブログやTwitterに、チャリティーや義援金のあり方に疑問を呈した内容をつづったところ、バッシングの雨あられ......。マリエからすれば、被災地への支援を真剣に考えていない人が、寄付だの義援金だのと口走ることに嫌気が差していただけだろうが、世間はそうは見なかった。「冷たい女」扱いされたマリエはここ2~3週間ほど、出演予定の番組をドタキャンしたり、番組収録中に気分が悪くなったとの理由でその場を立ち去ったりしているという。「どうも心に余裕がなくなっている。ネットの炎上が原因でノイローゼ気味なんじゃないか」(テレビ関係者)と心配する声もあり、あるテレビ局では、しばらくは出演オファーNGタレントのリストに入れられることになったとか。最新のブログを見ると、立ち直りの気配を見せているのでなによりだが、震災ショックは、さまざまなところに影響を及ぼしていたようだ。 (文=大手スポーツ紙記者X)
長渕剛 YAMATO大和魂 頼むよ、長渕。 amazon_associate_logo.jpg
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斉藤和義の動画アップ騒動でレコード会社が右往左往する裏事情

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物議を醸している動画。
 ミュージシャンの斉藤和義による原発批判ソング「ずっとウソだった」の演奏動画がYouTube上にアップされた一件が波紋を広げている。所属のビクターエンタテインメントは、動画に映っているのが本人と認めた上で、「本人や弊社の許諾がなく動画投稿サイトに公開された。意図しない形でアーティストの映像が公にされたことは誠に遺憾」と表明しているが、実際のところはどうなのか。 「第三者が勝手に公開したというのは、ロード&スカイという老舗マネジメント事務所が付いている斉藤の場合、あり得ない話ですね。また事務所が知っていたとして、ビクター側に断りなく音源を公開した、というのも業界の慣行から見て考えにくい。斉藤はここ数年、ビクターの後押しもあって再ブレークした経緯があり、同社と事務所との関係も良好です。『公開後すぐに削除する』ことを前提に、ビクター側が一連の動きを黙認したものの、反響の大きさに慌てているというのが実情でしょう」(他の事務所関係者)  ビクターエンタテインメントといえば、ここ数年、何度も身売り説が出るなど経営難が指摘されているレコード会社。一時期パナソニックの持分法適用会社となったが、現在は外れており、政治的な思惑からミュージシャンに圧力をかける動機も乏しい。なぜ慌てているのか。 「ビクターの古い体質は業界内でも有名ですからね。一つは、ミュージシャンが政治活動を行って批判されるのを極端に恐れている。確かに、かつてRCサクセションが反原発ソングを発表しようとした際、東芝EMIの親会社だった東芝から販売中止圧力があったとされ、業界に苦い記憶として残っています。しかし、ほとんどのレコード会社が外資系か独立系となった現在、親会社の圧力は考えにくいのですが、恐怖心だけが独り歩きしている印象ですね。もう一つは、ミュージシャンが自分の判断でネット上に音源をアップすることに対する警戒心です」(レーベル関係者)  現在、Ustreamなどの動画配信サイトでは、多くの歌手やバンドが独自の番組を持ったり、音楽番組に出演したりしている。そこでレコード会社が神経質になっているのは、会社で原盤権を持つ楽曲がネット上で演奏されること。実際、プロモーション目的以外で、最近の曲がフル演奏されることはまれだ。  その点、今回の斉藤和義は昨年発表のシングル曲「ずっと好きだった」を替え歌の素材にしており、「この点にもビクターは神経をとがらせているはず」(前出のレーベル関係者)。今回の「ずっとウソだった」は、原発批判という内容以外にも多くの問題提起を含んだ楽曲発表と言えそうだ。 (文=外場林太郎)
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