フジテレビ、“過激”昼ドラ好調でも喜べないワケ…幹部は激怒?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) “不祥事量産”IBMリストラ面談の恐怖「君の妻に電話する」 ローソン社長「敵はアマゾン」…ヤフーと組み通販へ殴り込み 挙式までの5日間、抗いがたい性欲に身を任せるふたり ■特にオススメ記事はこちら! フジテレビ、“過激”昼ドラ好調でも喜べないワケ…幹部は激怒? - Business Journal(12月21日)
「幸せの時間 公式サイト」(フジテレビ)より
 日々忙しいビジネスマン&ウーマンに代わり、世に溢れるメディアの中から、知れば“絶対に”人に話したくなる報道や記事を紹介。日常でなんとなく耳にするあのニュース・情報の裏側や、テレビなどでは報じられないタブーに迫ります! 【今回ピックアップする記事】 『真昼のロマンポルノ 「幸せの時間」でカットされた問題シーン』 (週刊文春<文藝春秋/12月20日号>)  最近のテレビドラマは視聴率が振るわず、20%いけば大ヒット、15%で御の字、10%で冷や汗もの、一桁%が続くと打ち切りもあり得るという状況で、大体10〜15%の間のものが多いです。こうした現状からみると、昨年放送された『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の最終回視聴率40%超、瞬間最大では42%超えというのが、モンスター級だとわかるのではないでしょうか。  さて、そんな低視聴率に悩まされているゴールデンタイムのドラマですが、テレビ局には、もうひとつドラマが放送されている枠があるのをご存じですか?  日中普通に働いてるサラリーマンやOLだと、ほとんどリアルタイムでは見ることのできないドラマ。そう、「昼ドラ」です。昼ドラといえば、ほのぼのホームドラマ的でアットホームなドラマを想像しているみなさま、昨今の昼ドラは、基本、「エロ」軸で制作されているのですよ。  まずは、9月3日から11月2日までフジテレビ系列で放送された『赤い糸の女』、「マナカナ」の愛称で知られる双子の三倉姉妹の姉・三倉茉奈(26歳)の単独主演ドラマで、昼ドラ独特のドロドロ具合もなかなかのものですが、とにかく注目すべきはセリフの過激さ。  例えば、 「好きだ、唯美さん!やらせてくれ!」(第1話) 「あんたのことなら、大抵のことは知ってるわよ。2回くらい体験してるわね」(第2話) 「あたしはビオラ、鳴らして、鳴らして!」(第8話) 「そんなこと、二度と言えないようにしてやる……この雌ブタが!」(第17話)  ストレート過ぎて「成人向けビデオですか?」と突っ込みたくなりますが、「いやいや、それでも言わないですよ」と、反論されそうな言い回しの面白セリフ・オンパレードでもあります。脚本家が相当がんばって書いていると思われますが、がんばり過ぎです(笑)。ちなみに、このドラマ、昼ドラをつくらせたら天下一品と名高い「東海テレビ」の名物チームが制作しており、過去には『真珠夫人』(東海テレビ・フジテレビ系)や『牡丹と薔薇』(同)など手がけておりますから、大体の傾向はわかると思います(笑)。 ●深夜枠を超える過激さ  さて、フジテレビの昼ドラ枠が、これらの作品あたりからおかしなことになり始めたのですが、現在放送中の『幸せの時間』は、『赤い糸の女』を上回る過激さで、放送開始直後から(描写が過激過ぎるという)苦情が殺到するほどの盛り上がりを見せてます。  週刊文春によると、「最大のウリはなんといっても往年のロマンポルノを彷彿させる過激な濡れ場です。初回から、西村和彦演じるサラリーマンの夫が、部下の女性を(略)生々しいシーンの連続。深夜枠でも過去にここまで露骨に性を描いたドラマはありませんでした」(芸能評論家・三杉武氏)とコメントしている通り、とにかく過激です。ネット上でも、「初回10分で***(伏せ字)を達成した件」というタイトルで一気に拡散され盛り上がりました。  そんな昼ドラ『幸せの時間』、肝心の視聴率はどうかというと、初回こそ3%だったものの、以降はクチコミやネットでの盛り上がりによって4〜6%で推移してるようです。昼ドラでこの数字は、かなり良いのではないでしょうか?  ちなみに、広島地区では異例の11%超と、なぜか人気が突出してるらしいです(理由は不明)。文春によると、クランクアップ後の打ち上げ会場では、「ついにゴールデンタイムのドラマを抜いた」(ドラマスタッフ)と、大盛り上がりだったと書かれてます。  視聴率が好調だとCM枠も高く売れますし、なにより視聴率がすこぶる低迷していた、ドラマ放送後の時間帯に放送されている『知りたがり!』スタッフが喜んでるのではないかと。前の時間帯の番組が高視聴率だと、それを見ていた人たちが、チャンネルを替えずそのまま見てくれ、後続番組の視聴率は必然的に上がります。『知りたがり!』は放送時間を朝から昼に変更してから低迷し、さらには出演者ロンブー淳の不祥事もあり、1%台の日もありましたから、まさに昼ドラが救世主となったのではないかと。 ●BPOが調査へ  が、しかし、好事魔多しと申しまして、良いことばかりは続きません。  文春によりますと、11月下旬、視聴者からの指摘を受け、BPO(放送倫理・番組向上機構)が調査に動き出したようで、局側としては、結論がまだ出ていないものの、BPOの議題になったというだけで大問題だとして、対応に追われるハメになっているようです。制作サイドは、「子どもが家庭にいる夏休みや冬休みは避けた」と言い訳をしていますが、そんな話が通用するはずもなく、今月末の最終回を待たずに、濡れ場を間引きすることにしたようです。  文春によると、「本来なら過激なベッドシーンが増える予定でした。ところが、撮影済みの濃厚な(略)描写はカットされたそうです。実際の放送ではベッドに入ってすぐ行為の後に切り替わるよう編集され、スタッフは足りない尺を埋めるのに必死でした。出演者には『断腸の思いですが“大人の事情”で……』と平謝りでした」(ドラマ関係者)ということらしいです。  何ともツメの甘さを露呈しているフジテレビですが、仮に過激シーンをカットしなかったとしても、高視聴率を素直に喜べない理由が、局の上層部にはあるようです。  文春によれば、委託している主要制作会社が日テレグループのアックスオンで、演出はTBSの元社員。「なんで他局に助けられているんだ」と激怒した幹部もいたようで、自前で数字が取れないフジテレビの現状を嘆いていたとの同社社員のコメントが紹介されています。これが、フジテレビの凋落の一因なのかもしれません。  制作を担当した東海テレビは、「今回のドラマのテーマは『さまざまな出来事で家庭が崩壊していくものの、本音でぶつかり合うことで生まれる絆と再生』を描くことが主眼です」と主張してますが、取って付けた感満載です。  もしかしたら、みなさんの奥さまや彼女は、はまっているかもしれませんので、見たことあるかどうか、聞いてみてはいかがでしょう? (文=アラキコウジ/ネタックス■おすすめ記事 “不祥事量産”IBMリストラ面談の恐怖「君の妻に電話する」 ローソン社長「敵はアマゾン」…ヤフーと組み通販へ殴り込み 挙式までの5日間、抗いがたい性欲に身を任せるふたり 山口智子って誰? との声も…主演フジドラマに漂う微妙な空気の謎 古舘、嫌いなキャスター1位でも『報道ステ』高視聴率のワケ

『終の信託』大コケ、『海猿』絶縁、大みそか『鉄人』惨敗確定……フジテレビは無事に年を越せるのか!?

「今、いろいろな媒体でうちがヤバいヤバいと書かれてますが、あながち間違ってないんですよね。現場のムードは最悪ですし、社内もかなりどんよりした空気になっています。大みそかも視聴率は取れないでしょうし、社内では“転職”っていう言葉もチラホラ聞こえ出しましたね」(フジテレビ社員)  とにかく、今、フジテレビが危ないという。昨年は7年間続けていた視聴率3冠を日本テレビに奪われ、今年は「振り返れば、テレビ東京」などと長年揶揄されてきたテレビ朝日にまでも抜かれてしまった。 「韓国偏重とネットで叩かれたり、デモが行われたりと散々ですが、極めつけは『アイアンシェフ』と映画事業の失敗でしょうね。『アイアンシェフ』に至っては、大みそかに6時間特番ですからね。“和の鉄人”の道場六三郎さんが復帰ということですが、今の若い世代で道場さんを知ってる人がどれだけいるのか。お金がなくて外食さえままならない人が多いのに、そういう空気が読めなかったんでしょうね」(芸能事務所関係者)  映画事業では、先日もフジのドル箱コンテンツである『海猿』の原作者である佐藤秀峰氏から、“絶縁状”を突きつけられたことも記憶に新しい。 「また、10月末に公開された周防正行監督の『終の信託』が大惨敗に終わりました。主演の草刈民代さんを他局のバラエティ番組にまで引きずり回してプロモーションした挙句、1カ月でたった興収3億円ですからね。担当者は左遷されるんじゃないかって、もっぱらのウワサですよ。『アイアンシェフ』も、大みそかの結果次第では、番組は打ち切りになって担当者は飛ばされるでしょうね」(前出・フジテレビ社員)  果たして、フジテレビは無事に年を越すことができるだろうか。

山口智子『ゴーイング マイ ホーム』視聴率急落でも「テコ入れできない/打ち切れない」深まる苦悩

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『ゴーイング マイ ホーム』
 女優・山口智子の16年ぶりの連続ドラマ出演作『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ系)の視聴率が下げ止まらない。初回こそ13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずのスタートだったが、10月23日の第2回放送で早くも8.9%と1ケタを記録。最新の12月4日放送分では5.6%と、初回の約半分まで落ち込んでしまった。 「このドラマは山口の出演以外にも、宮崎あおいや阿部寛、YOU、阿部サダヲ、新井浩文、夏八木勲など、まるで映画のようなキャストを揃えたことが話題になりました。それもそのはず、脚本・演出を務めたのは世界中の映画祭で多くの賞を受けている是枝裕和監督。是枝監督のバリューがあったからこそ、これだけのメンバーが出演に踏み切ったんですよ」(テレビ誌記者)  当然、キャストのギャラも跳ね上がることになったが、フジにはそれなりの勝算もあったはず。ところが今となっては、こうした布陣が完全に裏目に出る格好となってしまったのだという。 「フジもこれほど落ちるとは思っていなかったので、歯噛みするしかないですよね。ビッグネームの是枝監督を起用してしまった時点で、局主導のテコ入れや打ち切りというカードは切れない。このまま指をくわえて、数字が下がっていくのを見ているしかないんです。局も現場もドラマのクオリティには自信を持っているんですが……それだけに身動きが取れなくなってしまっている」(同)  数字こそ落ちているものの、見続けている視聴者の評判は決して悪くない同作。テレビ局側には、今後も本作の失敗に懲りずに、こうした冒険企画に挑んでほしいところだが……。

ロンブー淳騒動に続き「住吉を降ろせ」コールも!? フジ『知りたがり!』で内紛勃発中

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フジテレビ『知りたがり!』
 今、何かと世間を騒がせているロンブー淳が出演する『知りたがり!』(フジテレビ系)が、出演者を一新するというウワサが業界内を駆け巡っている。 「フジテレビとしては、全国ネットの午後の情報番組として12年ぶりに復活した『知りたがり!』ですが、視聴率が1~2%の日があったりと、かなりの低空飛行を続けています。おまけに、メインの司会者である伊藤利尋アナのひき逃げ騒動や、ロンブー淳の警察罵倒騒動などで、視聴者の心も離れています。そのとばっちりか、もうひとりの司会者、住吉美紀アナにも厳しい声が寄せられているそうです」(芸能事務所関係者)  住吉アナはNHKからフリーになって初の番組ということで、当初はかなり気合が入っていたようだが、午前中に生放送の仕事を入れるなど、スタッフたちからの評判もよくないという。 「彼女は、番組開始当初、『番組に生活を捧げる覚悟で、再婚はあきらめた』と言っていたのですが、ゲストにイケメンが来たりすると、明らかに態度を変えるなど、スタッフからも『いいかげんにしろ!』という声が聞こえてきています。フジの上層部の人たちも『彼女を降ろせ、という声が多い』と愚痴をこぼしているそうです。視聴率は伸びない、出演者たちは不祥事を起こすとなると、出演者を一新するというのはあり得るでしょうね。当初は、“打倒・ミヤネ屋”とみんな言っていましたが、いまや『韓流ドラマのほうがよかったんじゃないか』って言っていますよ」(フジテレビ関係者)  視聴率競争でもテレ朝、日テレに大きく水をあけられているフジテレビに、復活の目はあるのだろうか?

今後は地上波以外で勝負!?  視聴率低迷のフジテレビが新メディア構築を模索中

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かつての視聴率「三冠王」の面影なし!?
 9月に『はねトび』が、年内には『HEY!HEY!HEY!』と、一時期フジテレビの看板だった番組が次々幕を下ろしていく。ロンドンブーツの田村淳をメインMCに据えたお昼の情報番組『知りたがり!』も8月には視聴率1%台を記録するなど、低迷が続く。  『ほこ×たて』や『ピカルの定理』など、近年のヒット番組は複数あるものの、雑誌やインターネットなどでもフジの不調が話題になることが多くなっている。その際、よく引き合いに出されるのが、『お試しかっ!』や『お願い!ランキング』などが好調のテレビ朝日だが、テレ朝とフジの現状の違いについて、人気番組を担当する放送作家に聞いてみた。 「フジに限らず、各局がテレ朝にヤラれているという印象はありますね。テレ朝は、独自のモノを作ってきたというよりは、ある意味でベタに徹してきたのが、不況の時代にちょうどマッチしたと言えますね」  上記の人気番組は、ファミレスやファストフードなどの人気メニューを取り上げることで、視聴者の親近感を獲得した。 「プライドがあまりないというのか、ダメならすぐに切り替えていくという空気がテレ朝にはあって、それがうまくいっている状態ではないでしょうか」  確かに『Qさま!!』や『いきなり!黄金伝説。』などほかのテレ朝の人気番組も、放送開始当初のフォーマットは原形をとどめていないようなものが多い気もするが、その路線の変更は、迷走ではなく成功につながっている。このテレ朝の見切りの早さ、フットワークの軽さのようなものについて、前出の作家はこう言う。 「テレ朝は、抱えているタレントの数がほかの局より少ないんです。そのため、しがらみも少ない、というのが強みになっていますね。反対にフジはタレントとの結びつきが比較的強い局で、タレントに対して作り手側の思い入れも強くなってしまう。それで、あまり視聴率が取れなくなっても番組をずるずると続けてしまい、気がつけば大変なことになってしまっているといえますね」  そんなフジにも最近、変化が見られるようになってきた。 「名物ディレクターと呼ばれるような人が、制作から別の部署に異動になるということが頻繁に起こっているようですね。このままじゃいけないという空気はあるんじゃないでしょうか」  今後、どういう方向にフジは向かっていくのだろうか? 「スカパー!でもYouTubeでも、動画コンテンツを見るというだけなら、地上波のテレビに限らずいくらでも視聴者の選択肢はあるんです。ですから、テレビのコンテンツだけでやっていくというのは、今後どこの局も難しいと思います。そういう状況ですから、フジテレビオンデマンドをはじめ、ネットやモバイルも絡めたメディアづくりを模索している状態じゃないでしょうか。正直、Twitterでいいんじゃないかと誰もが思っていそうなところ、かたくなに『イマつぶ』(フジテレビが運営するつぶやきサービス)にこだわるのも、テレビを含めた新しいメディアの形を作っていきたいという、フジの強い思いの表れなんじゃないでしょうか」  視聴率的には厳しい状況が続くが、夏恒例のイベント「お台場合衆国」には今年も多くの人が来場するなど、フジのブランド力はまだまだ健在のようだが……。 「そこはやっぱり強いです。フジも全部がダメというのではなく、たとえば『逃走中』なんかは、ゲームソフトがかなり売れたり、子どもの食いつきがすごいんです。模索によって、こういった新しい流れがいろいろ出てくれば、状況も変わってくるのではないでしょうか」  地上波の視聴率だけが重視される時代ではなくなっていく中で、フジの思惑が当たる時が来るのかもしれない。

「せっかくのドル箱を……」それでもフジテレビ内にくすぶる『踊る大捜査線』再開論

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『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』
公式サイトより
 9月7日から公開された映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が、10月16日付の集計で動員400万人、興行収入50億円を突破した。フジテレビはこの作品をシリーズ最終作と位置付け、宣伝でも「もう続編はない」と繰り返すことで盛り上げてきた。  だが、フジテレビ内外には『踊る』シリーズはまだ続くとみている関係者も少なくないのだという。 「フジテレビは視聴率競争で日テレとテレ朝に抜かれ、3位に転落するなど、台所事情が非常に悪い。『踊る』は稼げるコンテンツですから、せっかくのドル箱を捨てたくないという気持ちはあると思いますよ」(某番組制作スタッフ)  『踊る』のシリーズ終了をめぐっては、さまざまな理由が報じられているが、最終的には主演の織田裕二が「もう『踊る』を降りたい」と申し出たことが決定打になったといわれている。だが、出演者の間でも、シリーズ継続を求める声は少なくない。 「例えば、スピンオフ作品が作られたあの人は、役者として過渡期に来ているため、シリーズ終了を相当残念がっていたようですね」(同)  それでは、新しいシリーズができるとしたら、どのような作品になるのか? 「若い制作スタッフを中心に、今までのスピンオフ作品で得たノウハウを使い、まったく別の俳優を起用して世界観を変えた新シリーズを構想している、というウワサがあります。スマホ向け放送局『NOTTV』で放送されている青島を中心としたスピンオフドラマ『係長 青島俊作』は、その練習台という話も聞こえています。そもそも、フジテレビ内部では今でも強硬な“継続論”がくすぶっている。どんな形であれ、なんらかの続編が登場することは間違いなさそうですね」(同)  シリーズ開始から15年、多くの社会現象を巻き起こした『踊る』の次回作に期待したい。

「せっかくのドル箱を……」それでもフジテレビ内にくすぶる『踊る大捜査線』再開論

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『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』
公式サイトより
 9月7日から公開された映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が、10月16日付の集計で動員400万人、興行収入50億円を突破した。フジテレビはこの作品をシリーズ最終作と位置付け、宣伝でも「もう続編はない」と繰り返すことで盛り上げてきた。  だが、フジテレビ内外には『踊る』シリーズはまだ続くとみている関係者も少なくないのだという。 「フジテレビは視聴率競争で日テレとテレ朝に抜かれ、3位に転落するなど、台所事情が非常に悪い。『踊る』は稼げるコンテンツですから、せっかくのドル箱を捨てたくないという気持ちはあると思いますよ」(某番組制作スタッフ)  『踊る』のシリーズ終了をめぐっては、さまざまな理由が報じられているが、最終的には主演の織田裕二が「もう『踊る』を降りたい」と申し出たことが決定打になったといわれている。だが、出演者の間でも、シリーズ継続を求める声は少なくない。 「例えば、スピンオフ作品が作られたあの人は、役者として過渡期に来ているため、シリーズ終了を相当残念がっていたようですね」(同)  それでは、新しいシリーズができるとしたら、どのような作品になるのか? 「若い制作スタッフを中心に、今までのスピンオフ作品で得たノウハウを使い、まったく別の俳優を起用して世界観を変えた新シリーズを構想している、というウワサがあります。スマホ向け放送局『NOTTV』で放送されている青島を中心としたスピンオフドラマ『係長 青島俊作』は、その練習台という話も聞こえています。そもそも、フジテレビ内部では今でも強硬な“継続論”がくすぶっている。どんな形であれ、なんらかの続編が登場することは間違いなさそうですね」(同)  シリーズ開始から15年、多くの社会現象を巻き起こした『踊る』の次回作に期待したい。

このまま終わってしまうのか? ‟崖っぷち”『笑っていいとも!』の挑戦

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フジテレビ『森田一義アワー 笑っていいと
も!』公式サイトより
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。  『笑っていいとも!』(フジテレビ)が終了する――。  そんなウワサが改編期の風物詩になって久しい。今までであれば世間に軽く笑い飛ばされていたこの手のウワサも、次第に現実感が増してきているのは否定できない。裏番組との視聴率競争に敗れることも珍しくなくなってきた上、司会であるタモリの高齢化、レギュラーの人材難など問題は山積みで、昨今は「迷走」とも見えてしまうようなフォーマットのリニューアルが激しい。その象徴的なものは「テレフォンショッキング」の「お友達紹介」の廃止だろう。『いいとも』の「友達の輪」は、いわばひとつのアイデンティティーだった。それが失われたのだ。  いわゆる「『いいとも』の客」は独特である。自分たちのお目当ての男性アイドルたちの一挙手一投足には激しく過剰に反応するにもかかわらず、自分たちが知らないものに対しては、文字通り知らんぷり。もちろん、本当はそれが普通なのだ。芸人がお笑いファンのいつもの反応を期待してギャグをしても、世間では「なにそれ?」が当たり前だ。だって、知らないのだから。テレビっ子とそうでない世間の間には大きな隔たりがあるのだ。  10月第1週の『いいとも』は、そんな「『いいとも』の客」が「シーン」と静まり返る場面が数多くあった。月曜日の「テレフォンショッキング」のゲストはなんとビートたけし。たけしとタモリの2ショットに、お笑いファンやテレビっ子は歓喜したが、『いいとも』の客は「あ、知ってる大物ゲストが来た!」くらいの反応。さすがに『いいとも』の司会のオファーがたけしにもあったという話には「へー」という反応があったが、たけしがかつて作家・中上健次と羽田空港で一緒にバイトをしていたという驚きのエピソードには一切無反応。そして、話題がお笑いファン垂涎の『お笑いウルトラクイズ』時代の過激なロケの逸話に及ぶと、無反応どころか、観客は引き始めた。  翌日はもっと悲惨だった。ゲストは浅草キッド。「明日のゲストの紹介」でたけしは電話口で玉袋筋太郎に対し「ああ、太田光?」と“犬猿の仲”である爆笑問題の名前を出すと、玉袋は「一番嫌いです」とキッパリ宣言。客は無反応。そして翌日、浅草キッドに贈られた花の中に「親友・太田光より」の文字が。それを見つけた水道橋博士はそのボードを真っ二つに叩き割った。玉袋はそれを拾い上げると「オスプレイ並みに歓迎します」と。もちろん日をまたいだ前フリなんて関係なく、彼らの歴史を知らない客はただドン引き。  さらに翌日。ゲストのリリー・フランキーは、前日の水道橋博士のムチャぶりで“ウワサの彼女”を会場に連れてくる。車イスに乗せられた“彼女”は、リアルな等身大ラブドールのリリカ。「会場も緊張してるよ」とタモリが笑うように、客がざわめきとも言えないようなざわついた反応を示す中、とても真っ昼間とは思えないようなシュールでキケンなシーンが流されたのだ。  木曜日には、番組のエンディングに、レゲエ界の生ける伝説リー・スクラッチ・ペリーが登場。もちろん客は見知らぬ老人に冷たい反応だった―――。  『いいとも』は「『いいとも』の客」の血を入れ替えようとしているのかもしれない。この週から番組のレギュラーに抜擢されたのは武井壮、ハライチ澤部、栗原類、伊藤修子、木下優樹菜だ。木下や澤部はともかく、それ以外は「え? 誰?」と言われてもおかしくないメンバーである。しかし最近でこそ、その多くを安定感のある中堅芸人で固めてきたが、もともと『いいとも』は「え? 誰?」という人をスターにしてきた歴史でもある。  「知らない」ということを悪びれることなく、むしろ「知らねーよ!」というツッコミになってしまう時代。そんな時代に、世間的に知られていない人たちをレギュラーに添えたり、マニアックでアナーキーなネタを挟み込むのは無謀な挑戦かもしれない。それが風前のともしびとなった『いいとも』の火を消してしまう結果になるのか、一瞬の爆発を生むのか、はたまた再び新たな火をともすことになるのか、それはまだ分からない。でも、やっぱり『いいとも』とタモリのいないお昼は寂しい。もはや『いいとも』のない日常を僕は知らないし、知りたくもない。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ●【テレビ裏ガイド】INDEX 【第8回】東野幸治流の芸人賛歌? 『アメトーーク!』「どうした!?品川」に見る人間模様 【第7回】『24時間テレビ』の偽善に埋もれさせるのはもったいない!?  渾身の問題作『車イスで僕は空を飛ぶ』 【第6回】親子で一緒に見てはいけない!? トラウマ必至の昼ドラ『ぼくの夏休み』 【第5回】人見知り芸人の処世術が爆発!? 『日曜×芸人』が生み出す「ポジティブ」の正体 【第4回】大人げない大人たちの『ウレロ☆未完成少女』という夏祭り 【第3回】有吉イジリの“陰の帝王”は夏目三久? 本当は怖い『怒り新党』 【第2回】「正義は少年ジャンプの中にしかない!?」“絆”を裁く『リーガル・ハイ』の正義 【第1回】怖さと面白さが同居した新たな笑い?『テベ・コンヒーロ』の悪意

このまま終わってしまうのか? ‟崖っぷち”『笑っていいとも!』の挑戦

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フジテレビ『森田一義アワー 笑っていいと
も!』公式サイトより
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。  『笑っていいとも!』(フジテレビ)が終了する――。  そんなウワサが改編期の風物詩になって久しい。今までであれば世間に軽く笑い飛ばされていたこの手のウワサも、次第に現実感が増してきているのは否定できない。裏番組との視聴率競争に敗れることも珍しくなくなってきた上、司会であるタモリの高齢化、レギュラーの人材難など問題は山積みで、昨今は「迷走」とも見えてしまうようなフォーマットのリニューアルが激しい。その象徴的なものは「テレフォンショッキング」の「お友達紹介」の廃止だろう。『いいとも』の「友達の輪」は、いわばひとつのアイデンティティーだった。それが失われたのだ。  いわゆる「『いいとも』の客」は独特である。自分たちのお目当ての男性アイドルたちの一挙手一投足には激しく過剰に反応するにもかかわらず、自分たちが知らないものに対しては、文字通り知らんぷり。もちろん、本当はそれが普通なのだ。芸人がお笑いファンのいつもの反応を期待してギャグをしても、世間では「なにそれ?」が当たり前だ。だって、知らないのだから。テレビっ子とそうでない世間の間には大きな隔たりがあるのだ。  10月第1週の『いいとも』は、そんな「『いいとも』の客」が「シーン」と静まり返る場面が数多くあった。月曜日の「テレフォンショッキング」のゲストはなんとビートたけし。たけしとタモリの2ショットに、お笑いファンやテレビっ子は歓喜したが、『いいとも』の客は「あ、知ってる大物ゲストが来た!」くらいの反応。さすがに『いいとも』の司会のオファーがたけしにもあったという話には「へー」という反応があったが、たけしがかつて作家・中上健次と羽田空港で一緒にバイトをしていたという驚きのエピソードには一切無反応。そして、話題がお笑いファン垂涎の『お笑いウルトラクイズ』時代の過激なロケの逸話に及ぶと、無反応どころか、観客は引き始めた。  翌日はもっと悲惨だった。ゲストは浅草キッド。「明日のゲストの紹介」でたけしは電話口で玉袋筋太郎に対し「ああ、太田光?」と“犬猿の仲”である爆笑問題の名前を出すと、玉袋は「一番嫌いです」とキッパリ宣言。客は無反応。そして翌日、浅草キッドに贈られた花の中に「親友・太田光より」の文字が。それを見つけた水道橋博士はそのボードを真っ二つに叩き割った。玉袋はそれを拾い上げると「オスプレイ並みに歓迎します」と。もちろん日をまたいだ前フリなんて関係なく、彼らの歴史を知らない客はただドン引き。  さらに翌日。ゲストのリリー・フランキーは、前日の水道橋博士のムチャぶりで“ウワサの彼女”を会場に連れてくる。車イスに乗せられた“彼女”は、リアルな等身大ラブドールのリリカ。「会場も緊張してるよ」とタモリが笑うように、客がざわめきとも言えないようなざわついた反応を示す中、とても真っ昼間とは思えないようなシュールでキケンなシーンが流されたのだ。  木曜日には、番組のエンディングに、レゲエ界の生ける伝説リー・スクラッチ・ペリーが登場。もちろん客は見知らぬ老人に冷たい反応だった―――。  『いいとも』は「『いいとも』の客」の血を入れ替えようとしているのかもしれない。この週から番組のレギュラーに抜擢されたのは武井壮、ハライチ澤部、栗原類、伊藤修子、木下優樹菜だ。木下や澤部はともかく、それ以外は「え? 誰?」と言われてもおかしくないメンバーである。しかし最近でこそ、その多くを安定感のある中堅芸人で固めてきたが、もともと『いいとも』は「え? 誰?」という人をスターにしてきた歴史でもある。  「知らない」ということを悪びれることなく、むしろ「知らねーよ!」というツッコミになってしまう時代。そんな時代に、世間的に知られていない人たちをレギュラーに添えたり、マニアックでアナーキーなネタを挟み込むのは無謀な挑戦かもしれない。それが風前のともしびとなった『いいとも』の火を消してしまう結果になるのか、一瞬の爆発を生むのか、はたまた再び新たな火をともすことになるのか、それはまだ分からない。でも、やっぱり『いいとも』とタモリのいないお昼は寂しい。もはや『いいとも』のない日常を僕は知らないし、知りたくもない。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ●【テレビ裏ガイド】INDEX 【第8回】東野幸治流の芸人賛歌? 『アメトーーク!』「どうした!?品川」に見る人間模様 【第7回】『24時間テレビ』の偽善に埋もれさせるのはもったいない!?  渾身の問題作『車イスで僕は空を飛ぶ』 【第6回】親子で一緒に見てはいけない!? トラウマ必至の昼ドラ『ぼくの夏休み』 【第5回】人見知り芸人の処世術が爆発!? 『日曜×芸人』が生み出す「ポジティブ」の正体 【第4回】大人げない大人たちの『ウレロ☆未完成少女』という夏祭り 【第3回】有吉イジリの“陰の帝王”は夏目三久? 本当は怖い『怒り新党』 【第2回】「正義は少年ジャンプの中にしかない!?」“絆”を裁く『リーガル・ハイ』の正義 【第1回】怖さと面白さが同居した新たな笑い?『テベ・コンヒーロ』の悪意

「コメント力よりもコネ!」『とくダネ!』リストラされなかったコメンテーターたちの強力な“武器”

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フジテレビ『とくダネ!』
 民放各局の朝の情報番組で上半期平均視聴率トップの座を日本テレビ系『スッキリ!!』に奪われてしまったフジテレビ系『とくダネ!』。巻き返しを図るためか、10月から大幅なリニューアルが行われたはずだが、見た目にはそれほど変化がなかったようで、「セットのデザインが変わったぐらいで、以前からなくなると思っていた小倉智昭キャスターの“前説”も相変わらず残っている」(フジ関係者)。  ただ、予算的には大幅なリニューアルが行われたようで、経費削減の影響で, おなじみだったコメンテーター陣が9月いっぱいで卒業してしまったという。 「小倉キャスターのお気に入りで、中野美奈子アナの退社後はMCとしても名前が挙がっていた眞鍋かをりをはじめ、ピーコ、高木美保らが“リストラ”された。ピーコや高木は番組の中で卒業のあいさつをしたが、眞鍋は突発的ニュースが入ったため、あいさつすらなし。公式サイトのレギュラー出演情報からは『とくダネ!』の文字が消えていたが、プロフィール欄にはまだ残っているのが物悲しい」(同)  この中で高木は、10月から裏番組のテレビ朝日系『モーニングバード!』の木曜コメンテーターを務めることになった。「MC羽鳥慎一のバックにいる芸能界の大物と昵懇の出版関係者の力で、ねじ込んでもらったようだ」(テレ朝関係者)というから、リストラされてもさほど困らなかったようだが、『とくダネ!』に残留したコメンテーターたちに、もはやコメント力は求められていないようだ。 「主なところでは、他局でもコメンテーターを務めるデーブ・スペクター、芸能リポーターの前田忠明らが残留。デーブはたまにキレのあるコメントを発することもあるが、ハリウッドセレブの動向に詳しく、パパラッチが撮影した“お宝映像”をいつでも“輸入”できるコネクションがあるため重宝されている。一方、前田は得意なはずの芸能情報でもネタに乏しく、コメントもいまいちピント外れなものが多く、局内からは不要論が巻き起こっていた。しかし、リポーター歴が長いだけに、ことごとく芸能界の重鎮たちを押さえいるため、何かと役に立ち、映像使用をめぐるトラブル回避などのために必要な人材としてデーブ同様重宝されている。デーブは海外、前田は芸能界へのそれぞれの強力なコネで、コメンテーターとして生き残りを果たした」(テレビ関係者)  とはいえ、あくまでも内輪で使い勝手がいいコメンテーターばかりを残留させてしまっただけに、視聴率にどう影響を与えるかが注目される。