米倉涼子主演の医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の6日放送の第5話が平均視聴率22.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、初回から5週連続で20%超えを達成している。 「『相棒13』も安定して10%後半の数字を取っているので、ドラマに関してはなんの心配もしていませんが、バラエティの視聴率が伸びていないのが課題ですね。このままでは日テレには勝てないので、“なんとかしないと”という空気が局内には張りつめています」(テレビ朝日関係者) テレビ朝日が日本テレビと熾烈な視聴率競争を繰り広げているのは周知の事実だが、その輪に入れていないTBSとフジテレビの局員は、こう不満を漏らす。 「うちは正直、昨年『半沢直樹』で一発当てましたが、今はボロボロですね。テレ朝の同期に話を聞いたところ、うちは眼中に入ってないそうです(苦笑)。確かにドラマは低視聴率で、バラエティもオリジナリティを出せていないものばかりですからね」(TBS関係者) 一方、フジテレビも……。 「うちは、これからの季節はフィギュアなどスポーツで数字を稼ぎたいのですが、ドラマやバラエティは厳しいですね。これといった改善の兆しもないですし」(フジテレビ関係者) そんな中でもTBSはWOWOWと組んだドラマを展開したり、向井理主演のドラマ『S-最後の警官-』のように、ドラマ放送前に映画化を決めるなど、少しずつではあるが独自路線を打ち出してきている。 「日テレは過去のテレビ番組や映画がインターネットで見放題になるサービス『Hulu(フールー)』も好調ですし、ドラマ、バラエティと人気のコンテンツが多いですね。今年の視聴率戦争も、今のところ日テレに軍配が上がりそうですが、TBSにも復調の兆しは見えつつある。そんな中、相変わらず“過去の遺産”の企画を焼き直すくらいしか策のないフジテレビの下には、いよいよテレビ東京だけという状況にもなりかねない。“最下位”も見えてきますね」(広告代理店関係者) かつての視聴率王者は、もう見る影もない……。
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SMAP木村拓哉『HERO』第3弾のヒロインに吉高由里子が内定! 打倒『ドクターX』なるか!?
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす! SMAP木村拓哉主演のフジテレビ人気ドラマ『HERO』第3弾のヒロインが、キムタク指名で吉高由里子に内定したという情報が流れている。 今年7月から放送された『HERO』の第2弾は、平均視聴率21.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、夏クールのドラマ視聴率トップ。また現在までのところ、今年度のドラマ視聴率トップの座にも輝いている。これにより、キムタクが最終回後に第3弾の出演を内諾したといわれている。 昨年放送された『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)では、平均視聴率12.8%という体たらくで、“キムタク時代の終焉”が叫ばれた。そんな中、過去の栄光にすがるように取り組んだのが今夏の『HERO』だったが、11年前の第1弾の平均視聴率34.3%という驚異的な数字に比べると、足元にも及ばない結果となった。それでも、テレビ界全体が低視聴率に苦しむ中、『HERO』で今年度ドラマナンバー1の視聴率を叩き出したというのは、キムタクにとっては、大きな勲章だ。 しかし、10月にスタートした米倉涼子主演のテレビ朝日の『ドクターX~外科医・大門未知子~』が、すでに5週連続で20%の大台を突破。このままで行くと『ドクターX』が『HERO』を抜いて、年間ドラマ視聴率トップに躍り出る可能性は高い。米倉に唯一の勲章を奪われるのは、キムタクにとっては忸怩たる思いがあるだろう。 ちなみに、キムタクといえば、ドラマの撮影現場に豪華な差し入れをすることで有名。今回の『HERO』では食べ物のみならず、差し入れを保管する専用の冷蔵庫まで自腹で用意したという逸話があるほどだ。だが、『ドクターX』の米倉は、差し入れでもキムタクに負けていない。5,000円のうな重を番組関係者約110人分差し入れ、さらに1個1万2,000円もする銀座千疋屋の高級メロンを同じ数だけ用意したという。 高級メロンといえば、ドラマの中で、米倉演じる大門未知子が難手術を終えた後に、岸部一徳演じる神原名医紹介所の所長から病院に対して「メロンです。請求書です」という、お決まりのシーンがある。そのメロンを主演女優がスタッフ全員に付け届けるというシャレが利いた差し入れに一同感激。さらに制作スタッフは、毎回、超ミニをはいている米倉のパンチラを拝めるという恩恵に浴しているだけに、現場の士気は上がる一方のようだ。 まさに、押されっぱなしのキムタク&『HERO』陣営だが、それでも苦戦続きのフジにとっては数少ない鉄板作品。『HERO』の続編については、フジの亀山千広社長が、10月31日の社長定例会見で「会社的にもあってほしい」と発言したことで、第3弾は決定したようなものといわれている。 それだけに、第2弾の北川景子に代わる、次作でのヒロインが注目されていた。というのも、第1弾でヒロインだった松たか子に比べると、北川は同性や年配ウケしにくいタイプで、視聴率獲得には貢献しなかったという印象が強いからだ。そこで第3弾のヒロインは、一時は堀北真希という情報も流れたが、貪欲に視聴率確保を目指すキムタクの指名で、吉高由里子に内定したという情報が流れている。キムタクの希望ならばと、フジも吉高陣営を口説くのに必死になるだろう。 確かに米倉の『ドクターX』に勝つには、朝ドラで国民的女優に成長し、今年のNHK紅白歌合戦の司会まで務める吉高のほうが、注目度は高く、お茶の間受けもしやすい。米倉との視聴率戦争に、キムタクと吉高コンビで勝てるか? 今のフジテレビにとっては、数少ない希望のひとつだ。 (文=本多圭)
沢尻エリカ『ファーストクラス』低迷でも“バーター人事”横行するフジテレビの末期状態
初回から全話で視聴率1ケタを記録している、沢尻エリカ主演ドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)。第3話で5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録すると、5日放送の第4話を前に、なりふり構わぬ番宣が繰り広げられた。 「沢尻演じる主人公は、ファッションブランドのデザイナーに上り詰めたものの、社内のゴタゴタの影響で、第3話でブランドを買収した会社の受付嬢に格下げ。ネット限定の第4話予告動画は『沢尻エリカ 受付嬢 始めました。』で始まり、トイレ掃除をするシーンで『私も会社休みたい。(吉成ちなみ 27歳 元デザイナー)』の字幕が。ヒロインの“心の声”が、裏番組である綾瀬はるか主演の『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)を連想させるものになった。視聴率で大きく水をあけられているのを逆手にとったなかなかのアイディアだったが、注目の第4話の視聴率は7.1%。同日17.3%だった綾瀬のドラマに、またも差を付けられた」(テレビ誌記者) こうした派手な番宣が話題になる裏で、今年4月クールに放送されていた前作から見続けているファンが離れてしまわないかが危惧され始めているというのだ。 「今回の続編は沢尻以下、木村佳乃、余貴美子、シシド・カフカ、倉科カナらが演じる11人のくせ者キャラの“悪女イレブン”が売りだった。ところが、第4話には新たな悪女として知念里奈と山谷花純が登場。どちらも初登場にもかかわらず、かなりクローズアップされていたが、知念は主題歌を歌う安室奈美恵、山谷は沢尻をマネジメントするエイベックスのプロダクション部門に所属と、露骨なバーター人事。前作のファンからは、板谷由夏、菜々緒、田畑智子、佐々木希ら前作に登場した悪女たちの出番を増やしてほしいという声が上がっているだけに、いくら“大人の事情”とはいえ、せっかくの固定ファンがしらけそうな残念なキャスティングとなってしまった」(フジ関係者) いろんな“大人の事情”も大切に違いないが、視聴率が低迷する原因をもっと分析したほうがよさそうだ。
加藤綾子アナ、生放送離脱で「フリー転身の時期が早まった!?」今後は“ユミパン”にシフトか
10月27日に、体調不良のためレギュラー番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)を途中退席した加藤綾子アナ。2日後の29日には同番組に復帰し「すみません。ご迷惑、ご心配をおかけしました。今日から、また頑張りますので、よろしくお願いします」と全快をアピールしたが、フジ関係者によれば、「『めざまし』は今後、カトパンから後輩の1年目・永島優美アナにシフトする可能性が高い」という。 いまや“フジのエースアナ”と誰もが認める存在となったカトパン。 「以前より、彼女の過労や出演過多について心配する声は多く聞かれていました。また、それにより、複数の芸能事務所がフリー転身を打診する動きも出てきていた」(同) レギュラーの生放送を休むということは、視聴者だけでなくスポンサーに対しても“ご法度”だけに、今回の加藤は、よほどの緊急事態とみていいだろう。とはいえ、「11月になれば、今度は年末年始の特番収録ラッシュ。芸能人やスポンサーの中には『加藤が出演するなら協力する』という声も多く、すでに決まっているキャスティングに関しては、簡単に外せないのもまた事実」だという。 会社員の身でありながら、知名度はタレント並みの彼女。だが、生放送の穴を開けた影響は大きい。 「今回の出来事で、加藤アナがフリーに転身する時期が早まったとみる関係者は多いです。このままでは、“つぶされる”のも時間の問題。となると、フジとしては後継者を誰にするかを考えないといけない。今の状況を考えた場合、引っ張りだこになるのは永島アナでしょうね。キャラ立ちもそこそこしているし、仕事もソツなくこなす。そして何より、新人離れした度胸もあるとなると、プロデューサー陣は“ユミパン指名!”の確率がグンと高くなるでしょうね」(別の同局関係者) あとは、加藤がいつ、フリーの決断をするのかという点に注目が集まりそうだ。フジテレビ公式サイトより
フジ新人“ユミパン”永島優美アナにマスコミ熱視線「まずは彼氏との2ショットを……」
今年、フジテレビ唯一の新人女子アナとして注目されている“ユミパン”こと永島優美アナ。すでにレギュラー5本を抱えるなど、「局内の需要は日増しに高まっている」(同局関係者)という。 元サッカー日本代表・永島昭浩氏の愛娘である永島アナ。入局前にも地元・関西ではタレントとして情報番組のリポーターを務め、関西学院大学ではミスコンで優勝も果たしている。 「局内では『報道もバラエティも両方やれる人材だし、実際にそれを1年目からこなしているのだから、大したもの。とんねるずの石橋貴明さんにもかわいがられており『将来はカトパンを抜く可能性も秘めている』という声も、ちらほらあります」(同) 一方で、芸能マスコミは、違った視点で“ユミパン”の活躍を喜んでいるというのだ。 「近年、フジの女子アナで話題になるのはカトパン、ショーパンなどアラサーの女子アナばかり。しかも、ショーパンは最近、同僚の中村光宏アナと結婚しましたしね。不倫や離婚でもしない限り、人妻女子アナはあまりネタにならない(笑)。で、後輩に目をやると、地味で話題に上がる人物がいないんです。特に、ユミパンの1年上はタレント出身の内田嶺衣奈アナを含めて、華がない! それだけに、デビュー直後からこれだけ華やかな活躍を見せる永島アナであれば、どんな話題でもネタになります。今、一番欲しいのは彼氏の情報。一説には、大学時代の同級生との交際が続いているといい、彼との2ショットを押さえようと動いている媒体もあるようですよ」(在京ワイドショースタッフ) 本業以外の需要にも、ユミパンは期待を裏切らない「成果」を出してくれるのか?フジテレビ公式サイトより
フジテレビの打倒『ミヤネ屋』宣言に、系列局激怒「夕方のニュースにテコ入れしろ!」
視聴率が低迷しているフジテレビが、来春から報道・情報番組をスタートさせる方向で動いていることがわかった。今年7月、亀山千広社長も新番組立ち上げを示唆するコメントをしていたが、系列局からは「ほかにテコ入れする場所があるだろ!」と大ブーイングが起きている。
平日午後といえば、いまや『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の独走状態が続いている。
「制作費が前番組『ザ・ワイド』のおよそ半分にもかかわらず、数字も好調で、関西ローカルから段階を踏んで全国ネットになったので、制作陣の士気も高い」(日テレ関係者)
今夏、亀山社長も「ここ1年、午後に事件がいっぱいある。どことはいえませんが、ある局の総取りになってしまっている。ここで打って出ないといけない」と話すなどしていたが、過去に同枠でフジは二度も惨敗している。
「1回目は、2012年4月から1年間、午前中の放送だった『知りたがり!』を午後帯に移行し、メイン司会にロンドンブーツ1号2号の田村淳を据えて挑んだが、大惨敗。後を受けた『アゲるテレビ』は、わずか半年間で打ち切りとなった。いずれの番組も『ミヤネ屋』には太刀打ちできる状況ではありませんでした」(フジテレビ関係者)
今回、社長の大号令で始まった“再編”の動きにも、関係者の顔色はあまりよくない。
「系列各局からは、もう平日の午後はドラマの再放送枠に固定して、夕方の『スーパーニュース』に注力してほしいという声が多く上がっている。平日18時台後半は、各系列局がローカルニュースをオンエアするが『スーパーニュースの視聴率が悪すぎて、ローカル枠になっても数字が上がらない……』と嘆いている状況。『もう安藤優子を降ろして、数字の取れる若手にシフトしろ』と、怒気混じりに話す関係者もいる」(フジ系列局幹部)
フジテレビの混乱の裏で、宮根誠司の高笑いが聞こえてきそうだ。
飛ばされても「枠確保」 フジテレビ音楽敏腕プロデューサーが狙う“下克上”とは
長年、フジテレビ音楽班のチーフプロデューサーとして活躍し、今年7月に現場を離れた、きくち伸氏。同局の亀山千広社長が6月に断行した「1000人異動」の影響を真正面から受けた形となったが、閑職に飛ばされても、虎視眈々と“下克上”を狙っているという。
『HEY!HEY!HEY!』『LOVE LOVE あいしてる』『僕らの音楽』など、1990~2000年代の同局の音楽番組を牽引したきくち氏だが、左遷の原因はその制作方針にあったという。
「制作費削減が叫ばれる昨今、音楽番組において生歌や生バンドなど、クオリティの高さを求めた結果、亀山氏から“追放”されることになったんです」(フジテレビ関係者)
結果、きくち氏はフジのCSチャンネルを取り仕切る事業部のプロデューサーに異動。「基本的には非・制作職のため、番組に口出ししたりすることはあまりできない」というが、ちゃっかりと新番組を立ち上げていたのだ。
「11月から『あたしの音楽』という新番組の構成、演出を担当することが分かったんです。番組は大人女子目線で、生演奏が基本。月イチ放送で展開していきます。表向きには有料チャンネルの新規視聴者獲得のため新番組を立ち上げた、と説明されていますが、あれは完全に亀山社長に対する宣戦布告。周囲にも『いつか下剋上するために、番組だけは作っておかないと……』と漏らすなど、並々ならぬ思いで携わっているようですよ」(レコード会社関係者)
視聴率の代わりに、今度は有料加入者数が評価の判断となりそうだが、もともとアクの強い敏腕プロデューサーがどこまで持ちこたえられるか見守りたい。
「売れているものに乗らないスタンスに……」『新・週刊フジテレビ批評』に見る、フジテレビの自己改革
ほんの少し前まで、「テレビ」といえば、“フジテレビ的”なものをイメージしていた。見たことのないものを見せ、新しい価値観を生み出してきた冒険と挑戦に、幾度もワクワクさせられてきた。
そんな“黄金時代”が遠い昔のように、いまフジテレビが迷走を続けているように見える。最低限の視聴率が約束される(であろう)過去の遺産を食いつぶすように消費する一方で、新機軸の番組は視聴率が伴わなければ甲斐性なくすぐに打ち切りを決めてしまう。いわば、視聴率に踊らされているかのようだ。
そもそも、あくまでも業界内の指針だった視聴率を、今のように一般の視聴者までもが注目するきっかけを作ったのはフジである。フジ絶頂の80年代後半、自分たちの威光を示すために用いたのが、「視聴率三冠王」という概念だった。これはゴールデン、プライム、全日の各区分を制した時に自称したもので、フジは82年から12年間、民放の「三冠王」であった。しかし、その後、日テレが10年にわたりノンプライムを含めた「四冠王」を奪取。さらに、04年以降はフジが返り咲いたが、11年には再び日テレが勝利。そしてついに、テレビ朝日が躍進。フジは「三冠王」を逃すどころか、民放3位の座に降格した。自らの権威を示すために使い始めた「視聴率三冠王」の概念が、自らの失墜を如実に表してしまっているのはなんとも皮肉だ。
フジには『新・週刊フジテレビ批評』という、自局を自ら批評する“自己批評番組”が存在する。この手の番組は、『はい!テレビ朝日です』(テレビ朝日系)や『TBSレビュー』(TBS系)など各局にも存在するが、それらが月1回や隔週の放送だったり、20分など短い時間での放送だったりするのに比べ、『新・週刊フジテレビ批評』は毎週1時間放送されている。
9月20日、27日の放送では「The批評対談スペシャル」として、識者による対談が長めの時間を割いて放送された。第1弾の20日の放送では、元BPO委員の水島久光氏、放送作家の高須光聖氏、ライターの吉田潮氏、そして『ダウンタウンのごっつええ感じ』『笑う犬の冒険』『トリビアの泉』などフジを代表するバラエティ番組の数々を手掛け、現在はフジテレビ・バラエティ制作センター部長の小松純也氏が顔をそろえ、「バラエティの未来のために」と題し、特にフジテレビのバラエティ番組の今後について話し合った。続く27日の第2弾では、批評家の宇野常寛氏、ドラマ評論家の木村隆志氏、早稲田大学教授の岡室美奈子氏による「今年のドラマを振り返る」鼎談が行われた。
自局の未来を、識者が集まって討論したものが土曜早朝に放送されるという状況を「コントとの設定としてはなかなかのもの」と笑う小松氏。そんなやや引いたスタンスで参加しているかのように見えた小松氏だが、いざ討論が始まると、口調こそ静かで落ち着いていたものの、誰よりも熱かった。
まず視聴者から見た、今のフジテレビの問題点が挙げられていく。
「同じ人ばかりが出ている」「内輪受け」「飽きた」「深夜番組の面白さがなくなった」「保守的」など辛らつだが、ある意味で的確な批判が次々と寄せられていく。ライターの吉田氏も「壮大な内輪受け感がある。それについていけたら面白いが、そうでないと楽しめない。内輪受け感が他局より強い」と指摘する。元BPOの水島氏も、フジのバラエティの特徴を「スーパースター列伝」と形容し、その功罪を挙げる。
それに対し、高須氏が「フジテレビは、演者さんへの愛がすごい」から、良くも悪くもそうなってしまうとフォローすると、いよいよ小松氏が口を開く。
「フジテレビの考え方は人間中心。人間に目を向けることだと、僕らは思っています。その人間の生き様が、世の中にメッセージを発信できるのではないかと。人間中心に作って世の中にメッセージとして伝わるというのが、フジテレビの考え方なんです」
そして「売れているものに乗らないスタンスに、明確に変わろうとしています」と続ける。
視聴率が取れていた時代、フジには“黄金のラインナップ”ともいえるコンテンツがそろっていた。しかし、それは一方で、新人の出る幕がないことを意味していた。新しいことに挑戦する機会が損なわれていた状況の中で、フジは急速に視聴率を落としていった。そんな事態に追い込まれ、慌てて何か新しいことをやらねばとやったことが、小松氏の言葉を借りれば「マーケティングで番組を作る」ことだった。他局のヒット企画や他番組で活躍している人たち、それらを寄せ集めて番組を作っていった。
が、それではうまくいくはずがない。その理由を、小松氏はキッパリと語っている。
「僕らフジテレビは、あんまりそれが上手じゃない。どちらかというと、自分が面白いと思うことを世の中に問うことによって生き永らえてきたテレビ局だから」
前述の通り、90年代半ば、三冠王から陥落したフジは04年に一時的に復活した。その頃、小松氏が手がけていた番組が『笑う犬』シリーズと『トリビアの泉』だった。この2つの番組は、「一個もマーケティングからスタートしていない」と小松氏は胸を張る。
「一人の芸人が、どうしてもコントをやりたいっていうわがままから始まったのが『笑う犬』。『トリビアの泉』は、若いヤツらがこういうことが面白いと思うっていう発想からできた番組」
その熱さにこそ、フジ復活のヒントが隠されているのではないか。小松氏は続けて言う。
「そういうところに立ち返って、自分たちが面白い、世に問えるものは何か真剣に考えてみようっていうのが今の状況」だと。
今のフジの視聴率的な状況は、実は70年代に似ている。あの頃、フジは日テレ、TBSに遠く及ばず、視聴率3位の座から抜け出せなかった。しかし、その反骨精神が熱を起こし、「新しい」ものを作り続けた結果、「新しい」面白さを次々と発見し、フジに黄金時代をもたらしたのだ。今は確かに迷走しているかもしれない。けれど、それが助走ではないと、誰が言い切れるだろうか? 昔の“黄金時代”のフジテレビに戻ってほしいわけではない。僕らは、“新しい”フジテレビが見たいのだ。
(文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>)
◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから
フジテレビ生野陽子アナが社内婚も、『めざまし』降板で心配される夫・中村光宏アナとの“反転生活”
フジテレビきっての人気アナウンサー・生野陽子が、『めざましテレビ』で共演中の同期アナ・中村光宏との結婚を発表。26日の放送中に、2人そろって視聴者に報告した。 プロ野球・広島の堂林翔太選手との交際が発覚した枡田絵里奈アナ(TBS)や、同じく西武の金子侑司選手と熱愛中の三田友梨佳アナ(フジテレビ)など、人気アナとイケメンスポーツ選手との熱愛報道が相次ぐ中、“社内婚”を選んだ生野アナに対する視聴者の反応はおおむね好評のようで、ネット上の掲示板などでも「手堅いところを選んだな」「これは好印象」といった書き込みが見られる。 フジテレビでは、昨年の生田竜聖・秋元優里に続くアナウンサー同士の結婚となったが、祝福ムードの中にも、関係者の間では早くも先行きを危惧する声が出始めている。 「これまでは生野アナが月~金、中村アナが木・金で『めざまし』に入っていたので、週の半分は同じサイクルで過ごすことができました。『めざまし』出演者は、日中に仕事がなければ出勤時間が前夜の終電から未明にかけてという、非常に特殊な生活習慣になる。朝の帯番組の仕事をしていると、自然と人間関係も狭まることになり、逆に番組内での結束が強くなる傾向があるんです。ある意味で、2人の関係は『めざまし』が育んだといっていいでしょうね」(フジテレビ関係者) だが、結婚を機に、生野アナは夕方の帯番組『FNNスーパーニュース』へ移動する。この配置が、2人のこれまでの関係に微妙に影を落としそうなのだという。 「夫婦が互いに、寝食の時間がまったく逆の“反転生活”を送ることになる。2人で過ごす時間は大幅に減ることになるでしょう。『めざまし』で中村アナは、生野アナとの生活について『何をしているときも楽しい』とデレデレでしたが、こうした生活サイクルが、2人のすれ違いを生まなければいいのですが……」(同) 共にアナウンサーとしての将来も嘱望されている2人だけに、動向を見守りたいところだ。フジテレビ公式サイトより
『バイキング』ビッグダディ“ひっそり卒業”の裏に、やっぱり江角マキコ騒動の影!?
ビッグダディこと、タレントの林下清志が、火曜レギュラーを務めていた情報バラエティ『バイキング』(フジテレビ系)を“卒業”した。23日の生放送に出演した夜、自身のブログでひっそり発表した。 この手の番組では通常、生放送中にタレント本人が卒業を発表し、共演者からねぎらいの言葉のひとつでももらうものだが、ダディはこの形を取らず、まるでお払い箱のような扱いで番組を去ることになった。 「番組側の判断で、生放送中に卒業を発表しないことにしたそうです」とフジ関係者。その裏には、“落書き事件”で世間を騒がせた、同番組火曜レギュラーの女優・江角マキコの影響も指摘されている。 「生放送中にダディが卒業を発表すると、視聴者の反響が大きくなって注目を浴びる。『江角が降板しないで、なんでダディが卒業するんだ!』などとクレームが殺到する可能性もある。だから、ブログで卒業をひっそり発表してもらう形にした。ただ、ダディはまったくトークができず、いてもいなくても番組の進行には変わりなかった。貢献度も低かったので、卒業もぞんざいに扱われてしまったという面もある」(同) 昨年まで出演していた『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)で大ブレークしたダディは、今年に入って他局の番組にも進出。だが、たいして面白い話もできず、鳴かず飛ばず。実際、4月の再婚以外は注目を集められず、明らかに“賞味期限切れ”。芸能界引退の危機に直面している。 「ダディは、『痛快!ビッグダディ』シリーズが放送されていた昨年から、フジのプロデューサーの赤池洋文氏(現編成担当)に『シリーズが終わったら、ぜひウチで!』と熱心にアプローチされていた。年明け早々に同局の『笑っていいとも!』や『めちゃ2イケてるッ!』『教訓のススメ』に相次いで出演できたのは、赤池氏の尽力のお陰もある。ダディにとって初めてのレギュラーとなった『バイキング』も、彼のプッシュだったようだ。『バイキング』のギャラは1本推定30万円とささやかれたが、“地蔵”のようにジッと座っているだけだったため、現場では『ギャラ泥棒!』と陰口を叩かれていた。レギュラーにもかかわらず、本人は一視聴者気分で傍観していたフシがあるようで……。せっかく赤池氏が力を貸したのに、『恩をアダで返した』と、フジ局内からは非難ごうごうです」(同) さらにダディはこの間、出版業界も敵に回してしまった。決定打になったのは、4月に一般女性と再婚したことだった。 「去年は週刊誌にひっぱりだこで、独特な持論を展開していたダディだったが、今年に入って露出が激減。特に、4月の再婚報道をめぐる遺恨が大きな痛手になった。当初、再婚の事実をつかんでいたのは『FLASH』(光文社)。同誌はダディの3人娘のグラビアを手がけるなど、“ダディ派”として、元妻の美奈子をプッシュするライバル誌『FRIDAY』(講談社)の向こうを張っていましたから(笑)。しかし、ダディに食い込み続け、再婚をつかんで、いざスクープを打とうとした時に、ダディの関係者から、スポーツニッポンとデイリースポーツに話が流れ、この2紙にスクープされてしまった。『FLASH』のスクープが台なしになったことに、同誌はもちろん、このいきさつを聞いた他の週刊誌記者たちは『もうダディは取り上げない!』と激怒したそうです。ダディ本人がスポニチ、デイリーにリークしたわけではなさそうで、彼に非はないが、結果的に批判の的になってしまった」(出版関係者) ダディは今後、縮小する一方のタレント業と並行していたマッサージ業を本格的に再開させる可能性が出てきている。2013年の年収は1,200万円と、高給取りだったことを明かしていたダディ。お茶の間の人気、メディアからの需要のガタ落ちで、今年の収入の大幅ダウンは必至だ。林下清志オフィシャルブログより






