フジテレビ月9『ラヴソング』も、クライマックスに差し掛かって第8話。視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回前々回の6.8%からちょびっとだけ改善したものの、相変わらず月9史上最低ペースの低空飛行です。フジテレビの亀山千広社長は先週の定例会見で「まだ反省しないでいいから、今まで見てた人を大事にね」的なことを言ってましたが、ホントそう思います。大事にしてほしい! というわけで、今回はさくら(藤原さくら)の喉に悪性の腫瘍が見つかります。幸い転移はしていないそうですが、声帯を摘出する可能性もあるそうです。切開してみないとわからないって。早く手術しないと、命にかかわるって。 いや、もうね。ホントに、今まで見てた人を大事にしてほしいんですよ。 このドラマは、吃音の少女が悩みながら生きていく話だったはずでしょう。少なくとも前回までは、そうだったんです。一人の少女の「生きづらさ」の話だったんです。吃音で悩んで、他人とうまくコミュニケーションを取れなくて、頼りにしてた親友も結婚することになっちゃって、好きになった大人の男にもフラれて、それでも「生きていかなくちゃいけない」から、さくらは悩んでいたんです。苦しんでいたんです。そこをどう描くかが、このドラマのストーリーラインだったわけです。 藤原さくらは、新人だし役者でもないのに、よく応えていたと思います。キャスティングについていろいろ言われたけど、百戦錬磨の夏帆(役/真美)や、今もっとも勢いのある菅田将暉(役/空一)を向こうに回して、堂々と演じていたと思う。歌はもちろんすごくいいし、存在感もあるし、もともと翳っている表情をパッと明るく切り替える瞬発力なんか、実に女優然としてきました。 そうして、このドラマは佐野さくらというキャラクターを作り上げてきたはずでした。脚本家や演出家の仕事というのは、自らが作り上げたキャラクターと同じ方を向いて、その人生を一緒に生きて見せることです。そうして視聴者に開かれたキャラクターの人生が何を伝え、見る側に何を残すかというのがドラマという媒体の勝負なんです。 ところが今回『ラヴソング』は、ここまで2カ月かけて作ってきた佐野さくらという人物の喉元にガンを埋め込み、メスを突き立ててしまった。「どう生きていけばいい?」と問い続けてきた佐野さくらに、向き直って「いつでも殺せるぜ」と言い始めたんです。ドラマがキャラクターの生殺与奪を握ってしまった。あと何回あるか知りませんが、視聴者はこの残酷ショーを眺め続けるか、降りるかしかなくなりました。わたしは仕事だから見ますけど、普通もう見ないですよ。 最初から「いつでも殺せるぜ」と言いながら始まった『セカチュー』とか『余命1カ月がどうたら』なら別にいいんです。彼らは最初から「死」と向き合うことを表現するために、わたしたちの前に現れたんです。佐野さくらは、そうじゃなかったよね? そういうことです。『ラヴソング』は、ここで試合を放棄したんです。 そういうわけで、今回から別のドラマが始まることになりました。吃音で、歌が好きで、喉にガンがあって、1カ月後に手術が決まっていて、声を失うかもしれない少女が主人公の、まったく新しいドラマです。リニューアルです。 そのリニューアルを象徴するシーンがあります。結婚が決まってさくらとの同居を解消することになった真美が、さくらに言います。 「(結婚式の)スピーチ、よろしくね」 このセリフの意味が、まるで変わってしまったんです。 これはもともと第1話で、吃音のさくらに設けられた無理難題でした。わたしは期待したんです。真美の結婚式で、さくらはどんなスピーチをするんだろう。それまでに吃音は治るのかな? 治らなくても、堂々とスピーチできるのかな? どんなふうに、その日までを過ごして、その日を迎えるのかな? どうか、逃げ出さないでほしいな、真美もさくらも、幸せになってほしいな……そこまでの、さくらの心の動きを描くための「スピーチをしてほしい」だったはずなんです。 ところが、ガンという設定を追加したことで、スピーチの日まで声帯が残ってるかどうかの話になっちゃった。生きてるか死んでるかの話になっちゃった。 吃音もコミュ障も失恋も、死ぬよりマシです。声を失うよりずっとマシです。さくらがガンになったことで、このドラマが深刻な悩みとして提示してきた数々の問題は、別に深刻じゃなくなったんです。 だからさくらは今回、死ぬことと声を失うこと以外の悩みを、ポンポン解決していくことになります。単独ライブの開催を自ら決定し、いざこざのあった夏希(水野美紀)や、ろくに話したこともない同僚を誘いまくります。「死ぬかもしれない」「声を失うかもしれない」から、そういうことが怖くなくなったんです。 海で偶然出会った吃音に悩む女児(あまりに偶然すぎるので、たぶん妖怪か何か)に対し、さくらはド正面からド正論をぶちかまします。 「お姉ちゃんも笑われたけど、歌に出会って世界が変わった」 「自分を好きになって、前よりも強くなれた」 「怖いものが減ったの」 「私、今幸せだよ」 「強くなれば幸せになれる、絶対に」 「だから強くなりな」 それは本来、最終回にとっておくべき克己だったのでしょう。実に感動的で立派な「スピーチ」でした。 佐野さくらという人物の「ガンにならなかった未来」が描かれることは、もう二度とありません。単独ライブが無事終了した後、空一が抱きしめてキッスしたさくらは、わたしたちの知っているさくらではないんです。だから空一の「やっぱお前のこと好きだわ」の「やっぱ」が意味をなさないんです。彼らが連続した時間を生きていないから。 結局のところ、こういう迷走というのは演出家や脚本家の責任ではないのだろうなと推測するんです。そもそも藤原さくらをオーディションで大抜擢したはずの西谷弘監督はとっくにクレジットから外れていますし、ヤンシナ獲るような脚本家がこんな出鱈目な脚本書くわけないんです。フジテレビのどこかに「なんとかしろよ」と言っている人がいて、その人に誰かが「なんとか頑張ってます」と言うためだけに、こんな変な設定の追加が起こるんでしょう。悲しいことです。 第1話で、さくらが「押し扉」と「引き扉」を間違うシーンが2度出てきました。あのとき、このドラマは、こんなふうに人物を細やかにキャラクター付けしていくんだろうなと思ったんです。その後、どんどん大味になっていったんですが、前回また、1度だけそのシーンがあったんですね。あれを入れたのって、現場の最後の意地だったんじゃないのかなぁ。悲しいなぁ。 ちなみに、神代(福山雅治)はレコード会社からさくらをデビューさせるために変なアイドルの曲を作ることになって、いろいろ葛藤してるみたいですけど、生きるか死ぬか、声を失うかってときにレコードデビューがどうこうって、何言ってんのって感じですよ。はい。次回も頑張って見ます! (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
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ホントに“視聴率が取れる女優”なの!? 波瑠、7月期にフジ『ON』で民放連ドラ初主演も……
NHK連続テレビ小説『あさが来た』でブレークを果たした波瑠が、7月期のフジテレビ系連続ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(火曜午後10時~)で民放連ドラ初主演を務めることが決まった。 同ドラマの原作は、内藤了氏のホラー小説『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズ(角川ホラー文庫)の『ON』をベースにしたもので、続編の『CUT』『AID』『LEAK』、さらにオリジナルのストーリーも加えている。 脚本は、『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』『幽かな彼女』(フジテレビ系)などを手掛けた古家和尚氏が担当。 波瑠の役どころは、警視庁刑事部捜査第一課の新人刑事・藤堂比奈子。心に“ある闇”を抱え、殺人者の心理に興味を持つ比奈子は、敏腕先輩刑事やオタク鑑識官、死神と呼ばれる女性監察医など個性豊かなメンバーたちに支えられ、次々と起こる不可解な猟奇殺人事件の捜査にあたるという役柄。 06年に女優デビューした波瑠は、なかなか芽が出ず、長い下積みが続いたが、『あさが来た』でブレークを果たし、同ドラマを今世紀の朝ドラ史上最高視聴率23.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に導いた。ただ、同ドラマにはW主演的な形で宮崎あおい(姉役)が出演。夫役の玉木宏の貢献度も高く、波瑠ひとりで弾き出した高視聴率ではなかった。 朝ドラからブランクを置かずに、波瑠は現在、日本テレビ系『世界一難しい恋』にヒロイン役で出演中。主役の大野智との“強力コンビ”が実現したが、視聴率は11~13%台で思いのほか伸び悩んでいる。 その意味で、民放連ドラ初主演となる『ON』は、波瑠が真に“視聴率が取れる女優”かどうかが問われることになりそう。同ドラマの制作協力はホリプロで、波瑠は同事務所系列のホリエージェンシー所属とあって、白羽の矢が立ったもようだ。キャストはまだ発表されていないが、ホリプロ系の俳優らが大挙出演する流れが濃厚。 フジ系の「火10」ドラマといえば、現在オンエア中の『僕のヤバイ妻』(伊藤英明主演)は第6話までの平均が7.8%と苦戦。同枠ドラマで平均視聴率が2ケタに乗ったのは、昨年1月期『銭の戦争』(草なぎ剛主演)の13.4%が最後。同4月期『戦う!書店ガール』(渡辺麻友&稲森いずみ主演)は平均4.8%、同7月期『HEAT』(AKIRA主演)は平均4.1%で大爆死するなど、フジにとっては“魔の枠”となっている。 波瑠主演ドラマが同枠で1年半ぶりの視聴率2ケタ台をマークできれば、その人気もホンモノといえそうだ。 (文=森田英雄)『流れ星が消えないうちに』(KADOKAWA/角川書店)
極楽とんぼ・山本圭壱のTwitter開設で本格復帰へ!? 『めちゃイケ』電撃参戦の“実現度”は……
お笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱がTwitterアカウントを開設し、話題になっている。24日、山本は「@yama_gokuraku」という名義でTwitterを開始。25日午後までに1枚の画像と、2秒ほどの動画を投稿している。 同アカウントのトップ画像には“「DMM 山本圭壱」で検索”と書かれた紙と一緒に写る山本の写真が使用されており、プロフィールのリンクは会員制有料WEBサービス「DMM Lounge」となっている。 2006年に、当時17歳の少女に飲酒させた上で強姦したとして書類送検され、所属していた吉本興業を解雇。当時、吉本は極楽とんぼの「解散」を発表している。 以来、事実上の引退状態となっていた山本だが、15年1月には東京・下北沢の劇場で単独ライブを開催。また、同年7月には相方・加藤浩次のコントライブを訪れ、共演者のおぎやはぎ・矢作兼に促される形で舞台に上がったことも話題になった。 「吉本は公に極楽とんぼの解散を発表していますが、加藤はそれでも『解散はしていない』と言い続けています。一方の山本も、今回始めたTwitterアカウントを見てもわかるとおり、極楽とんぼのメンバーであるという主張を貫いている。本人たちは、あくまでコンビでの活動再開を望んでいますし、ロンドンブーツ1号2号の田村淳ら、かつての“軍団山本”も、かねてより2人をサポートする姿勢を見せています」(芸能デスク) こうして山本がアクションを起こすたびに浮かんでは消えているのが、レギュラーを務めていた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)での復帰ロード。吉本側も表向き静観しつつ、復帰の可能性を含めて現在も山本の素行調査を行ったこともあるというが、実現にはいたっていない。 やはり、ファンや芸人仲間たちが望む『めちゃイケ』復帰は難しいのだろうか? 「ここにきて、風向きが変わってきていることは確かです。というのも、最近の『めちゃイケ』の視聴率は壊滅的なんです。全盛期は30%を優に超えるオバケ番組でしたが、今年に入って5%を切るケースも出てきた。今年9月での打ち切り説も、にわかに真実味を帯びてきました。山本の電撃参戦が実現すれば、これ以上ないテコ入れになるはずですが……」(同) 山本の復帰が先か、打ち切りが先か。残された時間は、そう長くなさそうだ。
裏に『99.9』『行列』がなくても、視聴率6.1%しか取れないフジ『OUR HOUSE』の悲劇
芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックス主演の連続ドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ系/日曜午後9時~)第6話が5月22日に放送され、視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした。 これまで、同ドラマは初回4.8%、第2話5.0%、第3話4.0%、第4話3.8%、第5話5.4%と推移。第6話では自己最高まで上げたが、ぬか喜びはできない事情がある。 22日、フジテレビ系では午後7時から『2016リオ五輪 バレーボール世界最終予選 女子 日本×オランダ』を中継したが、1時間延長となり、同ドラマがスタートしたのは午後10時。つまり、強力な裏番組であるTBS系『99.9-刑事専門弁護士-』(松本潤主演)、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』との直接対決が避けられたにもかかわらず、6.1%しか取れなかったのだから事態は深刻だ。 その22日のバレー中継は、前日にリオ五輪出場が決まったため、いわば“消化試合”となったが、それでも12.6%を記録。その影響を受けたのか、『99.9』は前週の18.9%から13.3%に急降下し、これまでの自己最低(15.5%=初回)を更新。『行列』も前週の16.2%から大きく数字を落とし、12.3%まで下げてしまった。バレー中継が延長していなかったら、『99.9』も『行列』も、もっと高い視聴率を上げていたと思われるだけに、なんとも皮肉。 フジ系では、29日も午後7時から『2016リオ五輪 バレーボール世界最終予選 男子 日本×中国』を放送予定。『OUR HOUSE』が、第7話でもまともな視聴率を取るためには、その日もバレー中継が1時間以上延長となることを祈るしかなさそうだ。 (文=森田英雄)フジテレビ系『OUR HOUSE』番組サイトより
2話連続6.8%ショック! 月9ワーストタイの『ラヴソング』ナイナイ岡村のテコ入れも当然、実らず……
フジテレビ月9『ラヴソング』第7話は、視聴率6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前回とまったく同じ数字で、ワーストタイです。ここまでのワーストであり、単話視聴率として月9史上ワースト。前回は「と……途中でおっきい地震もあったし……みんなNHKに変えたし……(震え声)」という言い訳も立ちましたが、今回は無理だー。実質、また下げてます。 危機感もあったのでしょう、先週の『めちゃ×2イケてるッ!』で大番宣大会を繰り広げた上に、ナインティナインの岡村隆史が「E村P」として出演するかも!? なんて前フリを入れていました。このドラマって、ここまでなんとかフォローしてる視聴者は、わりと「骨太感」「本格派っぽい雰囲気」「真面目に描いてる」みたいなところで頑張ってる感じですけど、なんなんすかね、「E村P」が出るかも! って。バカなんじゃないかと思いました。 そんなわけで、視聴率5.2%の『めちゃイケ』での宣伝も、まるで実らなかった6.8%の第7話。振り返ってみましょう。ちなみに岡村さんは素顔で10秒ほど見切れてたそうですけど、ちゃんと探してなかったので気づきませんでした。 前回、神代(福山雅治)がさくら(藤原さくら)のために作った曲が、実は昔の相方のための曲だったことが判明し、その相方の妹・夏希(水野美紀)がムキーっとなっていたところで終わっていましたが、今回もその曲をライブシーンでしっかり聞かせてくれます。イイ曲だし、とりあえずさくらが歌ってる間はドラマが“もつ”感じです。 で、その曲がどれくらいイイ曲かというと、トップアーティストのシェリルさんという人が「神代に曲を書かせたい!」と思うほどなんだそうです。だいぶファンタジー入ってきました。 その曲を聞きながら、だいぶ不機嫌なのは夏希です。酔っ払って神代に「なんであの曲なの?」とからみ、「仕事思い出した」と帰ってしまいます。神代が、お姉ちゃんのための曲をさくらにあてがったことが、どうしても気に食わないようです。 一方のさくらは、幼なじみの真美(夏帆)に「(神代のこと好きなら)迫るしかなくね?」などとそそのかされ、すっかりその気に。神代を「レコーディングのお疲れ会」と称して飲みに誘い出すことに成功します。このあたり、すっかりラブコメノリで、ちょっと寒いです。その直前のライブシーンで「さくら、ノドに異変ありそう」という伏線も差し込まれていたので、余計に寒々しく映ります。「こんなに楽しそうなのに……」と思わせたい感じがアリアリ。 その飲み会には、さくらとの契約を検討中で、かつシェリルが所属しているレコード会社の弦巻(大谷亮平)も来ていました。2人のデートじゃないだけでガッカリのさくらですが、弦巻にとっての本題はさくらではなく、シェリルでした。シェリルが正式に神代に曲を依頼したいんだそうです。 神代は「シェリルに曲を書くより、さくらとの契約が先」と言い張りますが、後日、弦巻に呼び出されたさくらは「身を引け」的なことを言われて納得しちゃいます。 再び、ライブハウス。今日はマスター・ささやん(宇崎竜童)の誕生パーティー。さくらはみんなのリクエストに応えて、あの曲を歌うことになりますが、またまた水を差すのが夏希でした。神代がバンドメンバーにコードの説明などしてるスキを狙って、さくらの前に仁王立ち。 「さくらちゃん、どうしても話しておかなきゃいけないことがあるのね」 「HARUNOって知ってる? わたしのお姉ちゃんなのね」 「2人は恋人同士だったの、だけどお姉ちゃんが死んじゃって」 「あの曲ね、さくらちゃんのための曲じゃないんだ。お姉ちゃんのための曲なの」 「20年前に、こうにい(神代のこと)がお姉ちゃんのために書いた曲なの」 不穏な空気を察した神代が割って入ると、夏希は神代に「あれはお姉ちゃんの曲でしょ!?」と言い放ちます。神代もたまらず、「俺の曲だよ! あれは俺が作ったんだよ!」と応戦。ささやんの誕生日は台無しになってしまいました。 で、その後さくらが「先生(神代)が好きです、もう大好きなんです。わたしのこと、どう思ってるんですか?」とか言い出して、神代が「一緒に音楽をやりたい、そう思ってる」と返して、さくらが「わたしはHARUNOさんじゃない」みたいなやりとりがあります。 夏希が「お姉ちゃんの曲か否か」に固執するということは、さくらの歌が「どんな過去をも凌駕するほど素晴らしい」わけではないということです。さくらが「わたしはHARUNOさんじゃない」と言ってプリプリしているということは、さくらが「何を置いても、この曲だけは歌いたい」と思っているわけではないということです。2人にとって、この曲は別に「感動的」じゃなかったんです。ここまで「さくらの歌はすごい」「この曲はイイ曲」と主張し続けてきた『ラヴソング』が、この第7話にきて、「いや、そうでもねえよ?」「なんだかんだ過去の因縁のほうが重いよ?」「恋愛のほうが重いよ?」と言い出したんです。 このへんで、このドラマの根底にあったはずの価値観が裏返ってしまった感じです。ストーリー的にも演出的にも「さくらの歌はすごい」「この曲はイイ曲」というところだけはギリギリ外してなかったし、さくらも神代も、音楽を通じて人格が描かれてきたはずなんです。逆にいえば、このドラマが「素晴らしい音楽」に対するリスペクトを失ってしまえば、もうなんでもなくなってしまう。「音楽を通じて心を通わす」と堂々と謳っていたドラマで、音楽が人間関係を裂こうとしている。すごく、根っこが折れた感じがしました。 しかも、夏希と神代とHARUNOをめぐる過去の云々は雰囲気シーンと断片セリフだけでしか説明されてませんから、いくら仲間が「夏希の気持ち、わかるぜ」と言ったところで、説得力がないんです。さくらの恋心にしたって第3話あたりの「陽性転移かも?」という以外に根拠もきっかけも示されていませんので、説得力がないんです。それくらい想像しろというなら、もう願い下げですよ。あげく、神代はさくらと一緒に作った曲の譜面を破り捨ててしまいます。ちょっとでも、さくらの歌そのものに感動していた視聴者としては、裏切られた感がハンパないです。 で、案の定さくらのノドに腫瘍が見つかって、第7話終了。どうやら「声を守るか、命を守るか」みたいなことになるんですかね。じゃあもう、吃音じゃなくてもいいじゃんね。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
フジ渾身の南原清隆MC新番組『爆笑キャラパレード』が「つまらなすぎる」大惨事! 打ち切りも……?
ウッチャンナンチャンの南原清隆、陣内智則、ピース・綾部祐二の3人がMCを務めるフジテレビのお笑い番組『超ハマる!爆笑キャラパレード』。先月23日にスタートしたばかりだが、どうやら早期の打ち切りは免れなさそうだ。 同番組は、3月で終了した『有吉のニッポン元気プロジェクト おーい!ひろいき村』の後番組として、4月23日に土曜19時台でスタート。毎回、次長課長の河本準一、ココリコの遠藤章造、ロバート・秋山竜次など総勢20組の芸人がプレゼンターとして登場し、“周りにいそうな人”の形態模写を中心としたミニコントを披露している。 3月のフジの改編説明会に登場したチーフプロデューサーは、「全く新しいネタ番組。さまざまな芸人さんたちのとにかく面白いキャラクターが山のように出てきて、ゲラゲラ笑える番組になっています」とアピール。さらに、編成部長も「もう一回、僕たちが汗をかいて新しいバラエティの提案をしないといけないと強く思っている。それをやるなら19時。絶対にほかの局がやらない」と意気込んでいた。 しかし、初回2時間スペシャルは平均視聴率6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同、すべて平均視聴率)と低調スタートとなり、今月21日放送の30分拡大スペシャルも4.2%と大コケ。この日、裏で放送されていたお笑いネタ番組『エンタの神様 大爆笑の最強ネタ大大連発SP』(日本テレビ系)が12.2%と3倍近い結果を残していることからも、フジの絶望的な状況がうかがえる。 「3月に“南原がフジでコント番組をやる”と発表された際には、『久々に、コント師としてのナンチャンが見られるのでは?』と沸いたものの、フタを開けてみると、南原はスタジオで笑っているだけだった。フジは『全く新しいネタ番組』などとアピールしていますが、大半の芸人は既存の持ちネタを披露しているだけにすぎず、新しさは微塵も感じられない」(テレビ誌記者) また、ネット上では「変な演出のせいで、芸人がつまらなく見えてかわいそう」「これなら、普通にネタやらせてあげればいいのに」「スタジオいらない」と出演者に同情の声も。視聴者との感覚のズレが指摘されて久しいフジだが、得意であるはずのお笑い番組がこの惨状では、現状打破はまだまだ先になりそうだ。フジテレビ『超ハマる!爆笑キャラパレード』公式サイトより
小倉智昭の膀胱がんスクープは、フジテレビ側のリーク?「なんとしてもリストラしたかった」
膀胱がんの手術のため、MCを務める情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)を5月16日から休養していた小倉智昭キャスターが22日、公式ブログで21日に退院したことを報告。「体は元気なんですが、一カ月は禁酒、金辛、禁欲、金ゴルフ。それが辛いです」としながらも、23日からの仕事復帰に意欲を燃やした。 小倉は13日の放送で「昨年末、微量の血尿を見つけ、細胞診を受け、がんがありそうだとわかった。内視鏡を入れ、がんが見つかった」と報告していた。 しかし、その休養をめぐって、小倉とフジテレビの間で“暗闘”が繰り広げられていたようだ。 「小倉の膀胱がんは、スポーツニッポンのスクープでした。小倉は記事が掲載されることを知らされておらず、しかも記事には『芸能界を休業』と書かれていた。これに小倉は大慌て。即座に番組内で『小倉の顔を一生懸命に見ている人がいるかと思いますが、こんなに元気で休業なんかできないでしょ』と、深刻な状態でないことをアピール。休業を否定し、1週間の休養と訂正しました」(芸能ライター) 実は、このスポニチのスクープは、フジテレビ関係者によってリークされたのではないかという話が、業界内でまことしやかにウワサされているという。スポーツ紙のデスクが耳打ちする。 「フジテレビは視聴率が軒並み低迷し、赤字に苦しんでいる。社員のボーナスや給料も大幅に削減される見込みという厳しい状況です。小倉のギャラは年間2億円といわれ、当然、局サイドはなんとかして小倉を切り、同局の笠井信輔アナにすげ替えたいと以前から考えていた。しかし、視聴率を上げた功労者ということもあり、むげに首を差し替えるわけにもいかない。そこで、今回が千載一遇のチャンスだったというわけです。しかし、小倉もそれを察知して、すぐに否定。降板を回避した。小倉の中でフジテレビへの不信感が芽生えたのは間違いない」 小倉のリストラ計画は、ひとまず失敗に終わったようだが、厳しい状況が続くフジテレビだけに、小倉もしばらく安心はできないだろう。
小倉智昭の膀胱がんスクープは、フジテレビ側のリーク?「なんとしてもリストラしたかった」
膀胱がんの手術のため、MCを務める情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)を5月16日から休養していた小倉智昭キャスターが22日、公式ブログで21日に退院したことを報告。「体は元気なんですが、一カ月は禁酒、金辛、禁欲、金ゴルフ。それが辛いです」としながらも、23日からの仕事復帰に意欲を燃やした。 小倉は13日の放送で「昨年末、微量の血尿を見つけ、細胞診を受け、がんがありそうだとわかった。内視鏡を入れ、がんが見つかった」と報告していた。 しかし、その休養をめぐって、小倉とフジテレビの間で“暗闘”が繰り広げられていたようだ。 「小倉の膀胱がんは、スポーツニッポンのスクープでした。小倉は記事が掲載されることを知らされておらず、しかも記事には『芸能界を休業』と書かれていた。これに小倉は大慌て。即座に番組内で『小倉の顔を一生懸命に見ている人がいるかと思いますが、こんなに元気で休業なんかできないでしょ』と、深刻な状態でないことをアピール。休業を否定し、1週間の休養と訂正しました」(芸能ライター) 実は、このスポニチのスクープは、フジテレビ関係者によってリークされたのではないかという話が、業界内でまことしやかにウワサされているという。スポーツ紙のデスクが耳打ちする。 「フジテレビは視聴率が軒並み低迷し、赤字に苦しんでいる。社員のボーナスや給料も大幅に削減される見込みという厳しい状況です。小倉のギャラは年間2億円といわれ、当然、局サイドはなんとかして小倉を切り、同局の笠井信輔アナにすげ替えたいと以前から考えていた。しかし、視聴率を上げた功労者ということもあり、むげに首を差し替えるわけにもいかない。そこで、今回が千載一遇のチャンスだったというわけです。しかし、小倉もそれを察知して、すぐに否定。降板を回避した。小倉の中でフジテレビへの不信感が芽生えたのは間違いない」 小倉のリストラ計画は、ひとまず失敗に終わったようだが、厳しい状況が続くフジテレビだけに、小倉もしばらく安心はできないだろう。
フジ芦田愛菜『OUR HOUSE』雑すぎる“引越しオチ”に視聴者ポカーン、打ち切り決定のシワ寄せか
芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックスがダブル主演を務めるホームドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ系)の第6話。『OUR HOUSE』史上最高となる平均視聴率6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録しました。どうやら、前に放送されたバレーボール女子リオ五輪世界最終予選が12.6%と、この時間帯のフジにしては高視聴率だったため、おこぼれをもらったようです。 しかし、こんな幸運な回にかぎって、ネット上では「オチがやばすぎる」などと話題になっています。そんな第6話を振り返ってみましょう。 ■芦田愛菜が、ついにキスシーン!? 長女・桜子(芦田)が足しげく会いに行っていた引きこもりのクラスメイト・省吾(濱田龍臣)が、ついに登校することに。桜子は一瞬で彼に恋をし、省吾も「君の料理を食べてみたい」「これからも、ずっと一緒にいてくれる?」と、思わせぶりな言動を繰り返します。 現実離れした言葉づかいが多用されることでおなじみの野島伸司氏が脚本を手掛ける同作。省吾と桜子のやり取りも、まるで昭和の「別マ」のようです。 桜子「家までおくるよ」 省吾「何言ってんだよ。そしたらまた、僕が送らなきゃいけないじゃない」 桜子「そしたら、また送るもん」 省吾「行って来いで、キリがないね」 中学生が「行って来い」って……、この伊東四朗ばりに「モヤッとボール」を投げつけたくなる言い回しこそ、野島作品の醍醐味なのでしょう、たぶん。 その後、スケート場で桜子と省吾が共倒れし、「あわや、キス!?」というドキドキシーンも。現在、11歳の愛菜ちゃんですが、キスシーンはいつ解禁になるのかな? そんな2人がデートを楽しんでいる最中、アリス(シャーロット)や次男の新太郎(寺田心)は、偵察のため省吾の自宅へ。コソコソしていると、省吾の母親・百合子(矢田亜希子)に見つかり、自宅に上がることに。 実は別居中ながら、体裁を気にして離婚をしていない省吾の両親ですが、百合子はアリスに「(夫は)とても忙しい人で、あちこち飛び回って、実質、私と省吾、母子家庭のように2人きりなんです」とウソをつきます。 このセリフを、矢田に言わせるとはなんとも生々しいですね。実際、矢田の息子さんは現在8歳のようですが、お父さんの押尾学のことを、どう説明しているのでしょうかねえ? ■“寝オチ”並みに酷いラストにびっくり ある日、桜子の母親の仏壇に手を合わせた省吾ですが、そこから何かに取り憑かれたかのように、“説教キャラ”に変貌。桜子の父・奏太(山本耕史)を「(桜子の母親が)亡くなられて半年、新しい人を連れてくるなんて……」と軽蔑し、「こんなの家族じゃない。今まで頑張ってきたママ、それを継いだ桜子。それをきちんと評価できないなんて、君たちはありえないほど冷たい人間なんだよ」などと、人様の家族に説教をたれまくり、桜子には「家族なんか無意味さ。僕がいるからいいじゃないか。一緒にいるよ。約束したろ、ずっと一緒にいるって!」と、ストーカーよろしく、まくし立てる省吾。おいおい、いきなりどうした!? 往年の野島作品を思い出す狂気っぷり。これまでのほっこり路線は、いずこへ? この次の日、省吾が登校していないことに気付いた桜子。以前から転校することが決まっていたことを知り、ダッシュで省吾の家に向かいます。しかし、自宅はもぬけの空。え? 昨晩、省吾が帰宅したシーンでは、引越し準備をしている様子は微塵もありませんでしたが、徹夜で荷造りしたってこと? へ? というわけで、初回からチラチラ登場していた龍臣くんが、やっと登場したところで、突然いなくなってしまいました。さらに、夜逃げ並みに早い荷造りに驚愕。この回、一体なんだったのでしょうか……? もしや打ち切りが決まり、脚本にシワ寄せがいったのでしょうか? こんなオチでは、シャーロットも「ナンデスカ、コノキャクホン……」と呆れかえっていることでしょう。 「意味がわからない……」「脚本が雑すぎる」と物議を醸している第6話。「だんだん面白くなってきた」という声も増えていた矢先なだけに、少々残念です。また、前回、突如なくなってしまった奏太のサックスシーンですが、今回は2秒くらいプーと吹いた後、「今日は気分が乗らね~な」と言って、吹くのをやめてしまいました。フジはこのまま、山本耕史に見せ場を作らないつもりでしょうか? その点もあわせて注目していきたいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)フジテレビ公式サイトより
フジで連ドラ復帰の松嶋菜々子が“福山雅治の二の舞い”に!? ベビーシッター雇う主人公に「どこが等身大の40代だよ!」とあきれ声
また、フジテレビの悪い癖が出てしまったようだ。 フジは7月スタートの連続ドラマ『営業部長 吉良奈津子』(木曜22時~)の主演に、3年ぶりの連ドラ復帰となる女優の松嶋菜々子を起用すると発表した。 放送枠は、現在『早子先生、結婚するって本当ですか?』が苦戦中の“木曜劇場”。松嶋が演じるのは、広告代理店の売れっ子クリエーティブディレクターだった女性。育児休暇から3年ぶりに仕事復帰するも、クセのある部下に苦戦。プライベートでも、雇ったベビーシッターに窮地に追いやられ、家庭が崩壊していくという。 この主人公について松嶋は、「女性の社会進出、産後復帰、そして家庭と仕事両立など、今の時代を生きる等身大の女性。たくさんの方に共感していただけるような作品にしていきたい」とコメント。番組チーフプロデューサーの牧野正氏も、「松嶋菜々子さんだからこそ、2016年の働く女性代表として、すべての女性にエールを送るような存在になっていただけると確信しています」とPRしている。 これまで、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)や『救命病棟24時』シリーズ(フジテレビ系)などをヒットに導いてきた松嶋だけに、低迷にあえぐフジの救世主となることが期待されている同作。しかし、ネット上では「バリキャリで、ベビーシッター雇える経済状況のどこが等身大だよ」「広告代理店の売れっ子クリエーティブディレクターって、いつのトレンディドラマだよ」「今時の40代は、もっと貧乏。共感できない」など、その華やかな設定と、宣伝文句のちぐはぐさが反感を買っているようだ。 また、高視聴率が当たり前だった福山雅治が、同局で放送中の月9『ラヴソング』で主演を務めた途端、“大コケ”してしまったことから、「松嶋まで、福山の二の舞いになりそう」「なんで、復帰の場にフジを選んだ!?」「松嶋は、お台場から逃げたほうが」という声も。 「一昔前のトレンディドラマに『とりあえず最近のテーマを取ってつけました』という印象。いかにもフジらしく、嫌な予感しかしません。同局の木曜劇場といえば、昨年10月期の『オトナ女子』も、篠原涼子演じる主人公のOLが広々としたマンションに住んでいたりと、随所で『いつの時代のドラマだよ』と皮肉られ、視聴者の共感を得られずに失敗。フジの体質なんでしょうが、また同じ失敗を繰り返そうとしている。もはや、フジテレビのドラマは人気俳優の評判を落とす“デスドラマ”化しつつあります」(テレビ誌ライター) 時代感覚のズレが指摘されて久しいフジ。“デスドラマ”の魔の手により、松嶋まで道連れにならなければいいが。







