どんどん惨めになっていく桐谷健太を愛でるためのドラマになってきたフジテレビ月9『カインとアベル』は第5話。視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回より0.6ポイントアップ! とはいえ、月9史上最低ペースはキープしております。 日本有数のデベロッパー「高田総合地所」を経営するのは、主人公・優くん(山田涼介)のお父さん・貴行(高嶋政伸)、桐谷演じる優くんの兄貴・隆一は副社長です。 前回、副社長であり海外事業のプロジェクト責任者でもある隆一は、急に必要になった100億円の融資を受ける目処が立てられず、葉山の別荘に遁走。その間、優くんが怪しい投資家・クロサワ(竹中直人)から融資を取り付けると、「俺を助けたつもりか!」と激高し、優くんのアイドルフェイスを殴りつけたりしました。実に惨めです。 そんな隆一の悲しみを知ってか知らずか、今回、父・貴行は新たなプロジェクトのリーダーに優くんを指名します。アメリカの「ドレイモンドホテルズ」と一緒に行う日本国内でのリゾート開発の仕事で、会社のこの先10年を左右するビッグプロジェクトだそうです。 社長が優くんを指名した理由は、言うまでもなく100億円の融資を取り付けたこと。しかし、このことは高田家の人間以外は知りませんし、表向きは隆一がこの融資を確保したことになっています。つまり、役員会の方々にとって優くんのリーダー就任は「ヒラだけど社長の息子だから」でしかないわけですが、社長の発表にみなさん拍手喝采。「大抜擢ですなー」「楽しみですなー」と、ものすごいイエスマンぶりを発揮します。 おそらく、視聴者全員が「この会社、大丈夫なのかよ!」とツッコんだかと思われます。社員1,000人いるそうですけど……。 画面の中にも、ひとりだけ「大丈夫なのかよ!」とツッコんだ人間がいました。そう、隆一です。隆一は、会議から颯爽と出ていく社長を追いかけ、「社長の判断が間違いとは思いませんが、失敗が許されない」「もし優を試してみたいということでしたら、私が面倒を見ます」と、すごく常識的な進言をしますが、社長は「このプロジェクトは優に任せる!」と一刀両断。声がでかい! 隆一はしょんぼりするしかありません。 一方、優くんはウキウキです。茶髪も真っ黒に染め直し、リーダー特権でお気に入りの美人先輩で兄貴の彼女でもある梓(倉科カナ)をチームに引き入れ、リゾート雑誌をたくさん買い込み、夜な夜なGoogleで「リゾート」と画像検索したようなパソコンの画面に見入ったりしています。 まったく信頼していなかった弟・優くんがメキメキと出世していく中、兄の隆一は焦ります。とりあえず優くんと仲良しの梓と早く結婚しちゃおうとばかり、2人で教会を下見に。教会のステンドグラスには、旧約聖書の「カインとアベル」が描かれていました。神父さんが、この絵について説明します。 「旧約聖書に出てくる兄弟です」 「彼らはアダムとイブの息子たちで、神の愛をめぐって仲違いし、ついには悲しい運命をたどるのです」 その絵を眺めながら優くんとの関係を考えているうちにテンションが上がってきた隆一、改めて「俺たち、幸せになろう」と梓にプロポーズすると「今すぐ仕事を辞めてほしい」「できるだけ早く、家庭に入ってほしい」と告げます。 優くんに見初められてリゾート開発チームに入ったばかりの梓は戸惑いますが、隆一はさらに「俺から父さんに言って外してもらうから」とゴリ押し。そのうえ、「優にはやれない」「優にはリーダーの資質がない」とダメ押しします。 これに怒った梓は「ずいぶん決めつけた言い方なのね」と言い返し、「それにバンコクの件だって優くんがいたから!」と、わりと言っちゃいけないことを言っちゃいました。 もう取り返しがつきません。隆一の惨めが止まりません。 「梓……ホントはどっちなんだ……教えてくれ……君がこのプロジェクトにこだわるのは、家庭に入りたくないからなのか? それとも優と一緒にいたいからなのか? 俺との結婚より優と一緒に働きたいというのか!?」 うう~たまらん! エリートの嫉妬が爆発しておる! そもそもこのドラマでは「高田家の結婚」は単なる結婚ではなくビジネスであり、そこらへんの娘さんとホレタハレタで結婚しちゃダメなのよという価値観を提示しながら、なぜかヒラで普通の家の出の梓さんだけは認められちゃってるという矛盾点があったわけですが、結婚後に仕事を辞めるかどうかすら話し合ってなかったんですね。準備不足にもほどがある。そら惨めにもなりますよ、隆一さん! さらに惨めなことに、梓はこのあと会社でGoogle画像検索している優くんのところに行って、泣きながら抱きついたりしちゃいます。仕事でも追い抜かれ、婚約者も奪われることになりそうな隆一さん。次回予告では「あー!」とか言ってました。楽しみ! その一方で、もはや山田涼介は本格的にどうでもよくなってきました。この人の演じるキャラクターは失敗しないし、挫折しないし、どうあれ救われる人のようです。天真爛漫で屈託がなく、性格もすごくいい。こうなってくると、もう誰でもいいんですよね。適当な大きさのマグロか何かに化粧してそこらへんに転がしといても、あんまりドラマの心象に影響ないでしょう。まあ数字はさらに下がるでしょうけど……。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『カインとアベル』番組サイトより
「157」タグアーカイブ
『SMAP×SMAP』今年最低6.4%で、ピコ太郎に大惨敗! ゲストに“芸人の寄せ集め”連発でファン呆れ
最終回へのカウントダウンが始まった『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)だが、14日の放送分が平均視聴率6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。10月31日の7.2%を下回り、今年最低となった。 この日の「ビストロSMAP」のゲストは、小籔千豊、サバンナ、サンドウィッチマン、陣内智則、平成ノブシコブシの8人。「みんなで食べたい絶品鍋料理」をテーマにした料理対決が行われた。また、終盤のスタジオライブコーナーには、ロックバンド・back numberが登場。過去の楽曲「青い春」などを、SMAPとコラボした。 「今回のゲストは『キャリアがあるのに初来店の芸人』というくくりでしたが、要は出演を断られない芸人の寄せ集め。『ビストロSMAP』は、先月24日にも『2016年大ブレイク芸人』というくくりで、芸人6人が登場したばかり。さらに先々週、佐野瑞樹や倉田大誠といったフジの男性局アナ6人がゲスト出演した際には、内輪すぎるキャスティングにジャニーズファンが憤慨。『このタイミングで経費削減かよ』『ゲストに局アナ出すとか、フジの感覚おかしい』といった声が相次ぎました」(テレビ誌記者) 案の定、今回の芸人軍団に対しても、ネット上では「また芸人かよ!」「なんで、貴重な『スマスマ』にどこにでも出るような芸人を出すかね」「これじゃあ、視聴率獲れないの当たり前」といった批判が相次いでいる。 なお、裏番組の『しゃべくり007』(日本テレビ系)は、『スマスマ』の2倍以上の13.4%を記録。この日のトークゲストがピコ太郎だったことから、ネット上では「フジのせいで、SMAPがピコ太郎に負けた」と局側を責めるジャニーズファンも。 「最近はメンバー間の“雪解け”が報じられることも増えたSMAPですが、スタジオの変わらぬピリピリムードをうかがう限り、にわかには信じがたい。また、観客を入れなくなってからの『スマスマ』は、ギリギリまでゲストが決まらないことが多く、スタッフは『断らなさそうな有名人』をピックアップしてオファーしている状態。そんなことを繰り返しているうちに、番組がルーチン化し、見応えがなくなってしまった」(同) ピコ太郎に、まさかの大惨敗を喫した『スマスマ』。この調子だと、最終回へ向けて尻すぼみとなりそうだ。
フジテレビ秋元優里&生田竜聖の別居報道に「やっぱり」の大合唱!“同僚食い”やめられず不倫か
2012年に結婚したフジテレビ・秋元優里アナウンサー(33)との別居が報じられた同局・生田竜聖アナウンサー(28)が15日、キャスターを務める情報番組『めざましテレビ』に出演。自身の報道について、一切触れなかった。 「クリスマスに入籍した2人は、交際半年のスピード婚。結婚発表時、妊娠の有無については明かされなかったものの、秋元は翌年7月に、公表していた予定日より1カ月半も早く2,927グラムの元気な女の子を出産。以降、この夫婦には、デキ婚を隠すための“予定日サバ読み疑惑”がささやかれてきました」(芸能記者) ジャニーズ事務所の俳優・生田斗真の弟としても知られる生田。15日発売の「FLASH」(光文社)によれば、秋元は結婚当初から同局のプロデューサーの男性と不倫関係にあり、そのことが生田にバレたため、夫婦関係が破綻。現在、秋元は生田が住む都内のマンションを離れ、娘と共に横浜の実家に住んでいるという。 秋元といえば、これまでに散々“肉食系女子アナ”などと報じられてきたせいか、ネット上では「不倫相手も局内の人とか、どんだけ見境ないんだ」といったバッシングが相次いでいるほか、別居報道に対し「予想通り、早かったね~」「全く驚かない」「職場離婚って最悪だね」といった反応も。 また、生田は10月26日に更新したブログで、Hey! Say! JUMP・伊野尾慧と2人きりで焼肉に行った際、伊野尾からバラの花束を受け取ったことを写真付きで報告。同月25日に誕生日を迎えた秋元へのプレゼントと思われるが、彼女の手元に渡ったかどうか気になるところだ。 「現在、BSフジの『BSフジLIVE プライムニュース』のキャスターを務める秋元ですが、ある時から結婚指輪を外しており、これがネット上で密かに話題になっていた。一方、生田はいまだに指輪を着けており、2人の温度差が如実に現れる形に。また、生田は『ワイドナショー』でナレーションを担当しており、次の放送でどう扱われるか注目されている」(同) ネット上で「やっぱり」の大合唱が起きている同夫妻。来月のクリスマスの日に、結婚4周年を迎えられるだろうか?「燃えよ!竜聖!~Saint Dragon~(生田竜聖) - フジテレビ」より
古舘伊知郎と松本人志の急接近は「とんねるず vs ダウンタウン」完全和解の布石に?
6日、フリーアナウンサーでタレントの古舘伊知郎が『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した。 古舘は先日放送された『人志松本のすべらない話』(同)において、ダウンタウンの松本人志と初共演を果たしている。さらに11月より同局で『フルタチさん』『トーキングフルーツ』と2本のレギュラーを番組を始めており、フジテレビとの関係を深めつつある。そんな彼に期待される役目がある。 「とんねるずとダウンタウンの共演の橋渡し役ですね。両コンビは2014年の3月に放送された『笑っていいとも!』の最終回スペシャルで一緒になっていますが、これは、とんねるずのゲリラ的な乱入で実現したもので、正式な共演とはいえません」(放送作家) それでは、なぜ古舘が橋渡し役となるのだろうか。そこには彼の人脈が生きてくる。 「古舘さんは、とんねるずの石橋貴明さんと非常に親しいことで知られています。2人が酒を飲みながら語り合う『第4学区』なる深夜番組もありました。ダウンタウン松本さんと共演の機会を増やしている古舘さんの仕切りで、両者が共演する番組があったら是非とも見てみたいですね」(同) 大物芸人の意外な組み合わせには、何かしらのギミックが必要となる。ビートたけしと松本人志が共演した『たけしとひとし』(日本テレビ系)では、両者のシャイな性格に配慮し、空中のセットに座らせて、お互いの目線が合うようにした。 「古舘さんは、往年のプロレス実況でもわかるとおり、とにかく“煽る”人です。それと同時に長年のアナウンサー経験から全体を見渡せる“配慮”の人でもあります。とんねるずの暴走を抑えつつ、後輩のダウンタウンを煽り立てるといった、神業が見られるかもしれません」(同) 視聴率は低下の一途を辿り、テレビ業界は末期的状況といわれて久しい。特にフジテレビはその傾向が顕著である。バラエティの現場に本格復帰した古舘伊知郎が、閉塞した状況を打破するキーマンとなる可能性は十分にあるだろう。 (文=平田宏利)
古舘伊知郎と松本人志の急接近は「とんねるず vs ダウンタウン」完全和解の布石に?
6日、フリーアナウンサーでタレントの古舘伊知郎が『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した。 古舘は先日放送された『人志松本のすべらない話』(同)において、ダウンタウンの松本人志と初共演を果たしている。さらに11月より同局で『フルタチさん』『トーキングフルーツ』と2本のレギュラーを番組を始めており、フジテレビとの関係を深めつつある。そんな彼に期待される役目がある。 「とんねるずとダウンタウンの共演の橋渡し役ですね。両コンビは2014年の3月に放送された『笑っていいとも!』の最終回スペシャルで一緒になっていますが、これは、とんねるずのゲリラ的な乱入で実現したもので、正式な共演とはいえません」(放送作家) それでは、なぜ古舘が橋渡し役となるのだろうか。そこには彼の人脈が生きてくる。 「古舘さんは、とんねるずの石橋貴明さんと非常に親しいことで知られています。2人が酒を飲みながら語り合う『第4学区』なる深夜番組もありました。ダウンタウン松本さんと共演の機会を増やしている古舘さんの仕切りで、両者が共演する番組があったら是非とも見てみたいですね」(同) 大物芸人の意外な組み合わせには、何かしらのギミックが必要となる。ビートたけしと松本人志が共演した『たけしとひとし』(日本テレビ系)では、両者のシャイな性格に配慮し、空中のセットに座らせて、お互いの目線が合うようにした。 「古舘さんは、往年のプロレス実況でもわかるとおり、とにかく“煽る”人です。それと同時に長年のアナウンサー経験から全体を見渡せる“配慮”の人でもあります。とんねるずの暴走を抑えつつ、後輩のダウンタウンを煽り立てるといった、神業が見られるかもしれません」(同) 視聴率は低下の一途を辿り、テレビ業界は末期的状況といわれて久しい。特にフジテレビはその傾向が顕著である。バラエティの現場に本格復帰した古舘伊知郎が、閉塞した状況を打破するキーマンとなる可能性は十分にあるだろう。 (文=平田宏利)
絶望のフジテレビ「原作を勝手に変更」で、小説家・池井戸潤から“NG”が……
「もう何をやってもダメ、という空気になっていますよ。そもそも、今のトレンドは“脱・恋愛ドラマ”ですからね。そりゃ、月9も最低視聴率を更新しますよ。だから、小説でも漫画でも、人気の原作を使いたいってなるんですけど、人気小説家のひとり、池井戸潤さんからは“フジテレビNG”を出されたようなんです」(フジテレビ関係者) 今クールのドラマが、すべて1ケタスタートとなったフジテレビ。どのドラマも、平均視聴率が1ケタで終わるのは間違いなさそうだ。 「満を持して初主演となったHey!Say!JUMP山田涼介の『カインとアベル』が、初回最低を更新したのがいい例ですよね。もはや、キャストでは数字が取れないということです。逆に脚本がよければ数字はついてくると思うんですが、フジテレビは原作を勝手に変えてしまうので、原作者からの評判がよくないんです」(芸能事務所関係者) 実際、池井戸は、ある作品をきっかけに、フジテレビへ三下り半を突きつけたという。 「昨年、嵐の相葉雅紀クン主演でやった『ようこそ、わが家へ』です。原作では父親が主役だったんですが、ドラマでは無理やり息子に替えてしまった。それも、池井戸さんに事前の相談がなかったそうで、今でも池井戸さんの怒りは収まっていないようです」(同) 人気作家からも見放され、日テレ、テレ朝だけでなくテレ東にも負けるフジテレビに、起死回生の一手はあるのだろうか? 「ドラマに関しては、やはり昔のヒットドラマのリメイクの話が出ていますね。『ビーチボーイズ』や『ウォーターボーイズ』とかです。バラエティに関しては、逆に何をやっても数字が悪いので、打ち切りを意識せずに好き勝手な番組が作れているという、他局ならあり得ない状況になっています」(バラエティスタッフ) 来年のフジテレビは、どうなるのだろうか――。
いまだに「宇野ヘディング事件」頼みって……フジ『プロ野球珍プレー好プレー大賞2016』に足りないもの
2016年も残りわずかだというのに、いまだに80年代・90年代を生きる放送局がある。ご存じ、フジテレビのことだ。 11月5日、『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2016』がゴールデン帯(21時~)で放送された。が、その内容は「2016」よりも「在りし日のプロ野球」を振り返ってばかりだった。 伝説のスポーツ番組『プロ野球ニュース』の番組内コーナーだった「珍プレー好プレー」が特番化され、人気を博したのは1983年のこと。以降、年2回のペースで放送され、野球人気の下支えに貢献してきた。 ところが、球界再編騒動が起きた翌年の2005年、プロ野球が新しく生まれ変わろうというときに、まるで役目を終えたかのように終焉を迎えた。 そんな名物番組が中居正広をMCに据え、『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2015』としてゴールデンで復活を果たしたのが昨年のこと。だが、「2015」をうたいながら、その年の名場面は少なく、ただただ往年(『プロ野球ニュース』と『珍プレー好プレー大賞』が人気だった80年代中盤~90年代)のプロ野球名珍場面を振り返るばかり。 その番組構成に、多くの野球ファンは失望を覚えた。 野球はこんなにも進化しているのに、スポーツバラエティのあり方だって進化しているのに、なぜ90年代で時を止めてしまうのか? ただ、副題として「安心してください!33年分ありますよSP」と掲げていただけに、過去を振り返ることは想定内だった。だからこそ、今年の番組に期待していたのだ。 ちなみに、今年の副題は「番組史上初!プロ野球選手が投票No.1を決定」というもの。現役選手500人にアンケートを行い、「これぞ!」と思う珍プレー好プレーに投票してもらったことを“売り”としていた。 てっきり、『すぽると!』時代の名物企画、「プロ100人が選ぶ部門別トップ5 1/100」に倣ったものだと期待していたら、それは完全なる見込み違い。いや、勝手に期待したこちらが悪いのだが、それにしたって、現役選手が選ぶNo.1珍プレーが「1981年・宇野ヘディング事件」って本気だろうか? 確かに、「宇野ヘディング事件」は球史に残る“名・珍場面”であり、『珍プレー好プレー大賞』の代名詞的存在でもある。これまでにも何度もリプレイされているからこそ、現役選手が選んだ、ということは考えられる。 だが、プロ野球選手の平均年齢は27.5歳。つまり、1980年代後半生まれがボリュームゾーンだ。そんな選手たちが、自分が生まれる前の珍場面をNo.1に選ぶとは、とてもではないが、考えにくい。申し訳ないが、「宇野ヘディング事件」ありきのアンケート作り、番組作りをしていた、と疑わざるを得ない。 そもそも、「宇野ヘディング事件」と宇野勝選手については、珍プレー好プレー大賞への貢献が大きいとして、過去に「珍プレー名人」として番組で表彰したはずだ。なのに、なぜまた引っぱり出す必要があるのか? 過去の番組スタッフにも、宇野選手にも失礼だし、過去の資産に頼りすぎだ。 冒頭でも触れたが、この「宇野ヘディング事件」以外でも、今回番組で取り上げたプレーの半分近くが80年代と90年代のもの。監督コーナーで登場したのは長嶋茂雄、野村克也、星野仙一の3人だった。 2016年の今、それらを見せられてどうすればいいのだろう? 野球ファン・スポーツファンが見たい・知りたいことは、「今」の野球界のことなのに。プレーの質も、記録も、身体能力レベルも、プロ野球はこの10年で間違いなく一段階上がった。だが、番組が、そこに追いついていないのだ。 競技も観客もレベルが上がったことで、「珍」プレーが少なくなった、ということはあるかもしれない。であるならば、番組タイトルのもう一方である「好プレー」のほうを増やせばいいのだ。 今回、「好プレー」で取り上げられた選手はたったの10名のみ。圧倒的に少なすぎる。500人アンケートを行ったのであれば、「選手が選ぶ好プレー50選」くらいやってほしい。今年の日本シリーズが高視聴率を生んだように、質の高いプレーを見たい視聴者の数は少なくないはずだ。 実際、NHKでは、今年『NHKドキュメンタリー 3000本へ!見せますイチロー全安打』なる、気が狂っているとしか思えない番組をつくって、野球ファンをうならせていた。 視聴者が求めているのは、使い古した映像でも、知ったかぶりの知識で番組の流れを止めていたタレントでも、無駄な演出でもない。熱量なのだ。 「珍プレー好プレー大賞」の“生みの親”でもあり、この日も「珍の殿堂」として登場したみのもんた自身が、かつて野球報道のあり方について、こんなコメントを残していたので最後に引用したい。 《司会者と解説者とプレーヤーは三位一体。『プロ野球ニュース』はこのバランスが抜群だったと思う。それがいつしか、解説者やキャスターと呼ばれる人がメインになり始め、バランスが崩れだした。演出に走りすぎる姿勢も気になる。(中略)生感覚を大事にし、もっと誠実に、そしてシンプルに》(『野球小僧』2010年12月号「プロ野球ニュース革命」より) (文=オグマナオト)『プロ野球ニュースで綴るプロ野球黄金時代 vol.13』(ベースボールマガジン社)
『みなさん』2週連続5%割れで、とんねるず“終焉”くっきり「もう通用しない」
とんねるずの不人気ぶりが、いよいよ“危険水域”に達しようとしている。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の視聴率が、2週続けて5%以下を記録したのだ。3日放送の視聴率は4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、10月27日の放送回が4.7%と惨憺たるもの。 「3日は文化の日で祝日だったし、27日は裏のテレビ朝日でプロ野球日本シリーズ第5戦『日本ハムVS広島』が延長中継されていたし、と言い訳はあるのでしょうが……。そもそも最近の『みなさん』の視聴率は6~10%と低く、改編期のたびに打ち切りが取り沙汰されてきましたからね。これまでとんねるずがフジテレビに果たしてきた貢献度と、彼らと局上層部との親密な関係のおかげで、番組存続がなんとか首の皮一枚でつながってきたという経緯があります」(芸能ライター) 同番組が低視聴率にあえいでいるのは、言うまでもなくマンネリだから。最近のとんねるずの芸風は、後輩芸人たちに体を張らせて自分たちはそれをイジって大笑いするだけ。27日に放送された、かつての人気コーナー「モジモジくん」の特別版「生き残りをかけたバラドル戦争勃発! 今が旬 VS ちょい前」などは、その典型だろう。 「石橋貴明がピンで司会を務めた『オール芸人お笑い謝肉祭’16秋』(TBS系、10月9日放送)も、後輩芸人40人が体を張って過激にクイズ対決を繰り広げるという内容でした。同番組の収録に際して、『こうやったらまずいなって考えちゃうような閉塞感が、すべてにおいてテレビをつまんなくしている』と、石橋は勇ましいことを語っていましたが、結果は7.9%という低視聴率に終わった上、内容が下品だと放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議対象になってしまうという体たらく。もはや、とんねるずのお笑いや番組の方法論が通用しないことを露呈した格好です」(同) 一時代を築いたとんねるずも、いよいよ終焉のときを迎えつつあるということか。
カトパン離脱で大幅テコ入れも完全不発! フジ“最後の砦”『めざましテレビ』の視聴者離れが止まらない!?
フジテレビにとって最後の砦とも言われる朝の情報番組『めざましテレビ』。しかし、4月に加藤綾子アナウンサーがメインキャスターを降板してからというもの、視聴者離れが加速し、苦戦しているという。 「数年前は平均視聴率13%台を連発するなど、同時間帯の民放で独走状態だった『めざましテレビ』ですが、今年2月以降は枡太一アナの『ZIP!』(日本テレビ系)が首位に。さらに『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)を下回る日も増え、完全に抜かれるのも時間の問題。フジは6月の株主総会で『めざましテレビ』の好調ぶりをアピールしていましたが、すでに印籠としては使えないでしょう」(テレビ誌記者) 同番組は、加藤の降板を機に大幅リニューアル。それまで情報キャスターを担当していた永島優美アナがメインキャスターに昇格したほか、ジャニーズの人気タレントであるHey! Say! JUMPの伊野尾慧が曜日レギュラーに加わり、話題の関心ごとを紹介する「イノ調」や、Hey! Say! JUMPの楽屋で撮った写真などを公開する「いのおピクチャー」、白米に合うおかずを伊野尾が試食する「伊野尾慧のいのお飯」といったコーナーを担当。また、スタジオセットを4年ぶりに一新した。 さらに先月、タレントのローラが健康や美容に良いレシピを紹介する料理コーナー『ローラの休日~キレイになれる健康ごはん~』がスタート。これまで、美容に良いとされるオイル「ギー」を使ったオムライスや、ココナッツオイルを使ったグラノーラなどを紹介した。 「テコ入れを繰り返しているものの、効果は出ていない。伊野尾を猛プッシュして若者を取り込む作戦も、むしろジャニヲタに興味がない視聴者を離れさせてしまった印象。ウリであるエンタメコーナーも、最近は軽部真一アナが草なぎ剛の話題で『元SMAP』と発言して炎上するなど、評判もイマイチです。一方、『ZIP!』の速水もこみちに対抗して投入したローラも、最近は人気が下降気味。内容も『MOCO’Sキッチン』の劣化版で、女性の間で話題になっている様子は感じられない」(同) テコ入れがことごとく空回っている印象の『めざましテレビ』。打開策はあるのだろうか?
まるで“枕営業”!? Hey!Say!JUMP・山田涼介『カインとアベル』繰り返される超展開
Hey!Say!JUMP・山田涼介主演のフジテレビ月9『カインとアベル』第4話、視聴率は7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。前回より0.1ポイントアップですが、依然低調です。 このドラマ、各マスコミでは当初のリリース通り「兄へのコンプレックスと父に認められたいという思いを持った主人公の高田優が、家族や仕事、そして恋する人とのせめぎ合い、葛藤を通じ、本当に大切なものをつかもうとする姿を描く」と紹介されていますが、実際にはまったく逆の展開となっています。山田演じる優くんが、あらゆる問題を“神がかり的”な能力で解決し、マジメに生きてきた兄・隆一(桐谷健太)は弟への嫉妬に狂い、ぶっ壊れていくお話となっているのです。 優くんが勤める高田総合地所は、国内屈指のデベロッパー。父・貴行(高嶋政伸)が社長、兄・隆一は副社長です。 前回まで、優くんはそんな大企業の仕掛けるアウトレットモールのプロジェクトチームで大活躍。有名レストランの誘致、大物建築家への設計依頼、地元自然保護団体との交渉といった無理難題を成功させ、たったひとりで事業を軌道に乗せてしまいました。なぜ優くんがそんなに仕事ができるのかといえば、仕事相手の偉い人たちが、優くんに簡単に籠絡されてしまうからです。優くんがどれだけ失礼な立ち居振る舞いをしても、「おまえ、気に入った!」となってしまうのです。 なぜそんなことになってしまうのか。 たぶん、優くんのつぶらな瞳から人間の目には見えない「籠絡ビーム」みたいなものが出ているんでしょう。もしくは、アレですね。あのー、昔、別に美人でもないし仕切りもできない女性タレントが島田紳助の横でベタベタしながらアシスタントやってたことあったじゃないですか。あーゆう、アレでしょう。枕営業でしょう。顔カワイイし、フェラが超うまいんでしょう。と悪態をついてしまいたくなるくらい、何もかもがうまくいくんだなー。 今回も、そんな優くんの超籠絡パワーが炸裂です。 兄・隆一は、バンコクでの海外事業継続に必要となった100億円の融資を受ける目処が立たず、失踪してしまいます。それを知った優くん、なんと自分で100億円を用立てることを決意するのでした。 そんなとき、都合よく現れたのが謎の投資家クロサワ(竹中直人)でした。父の姉・桃子(南果歩)の婚約者として登場したクロサワは、どう見ても詐欺師のような人物。こうして都合のいい人が都合よく現れるのも、このドラマの特徴となっています。 初対面の場で、優くんはクロサワにいきなり「100億円、用立ててくれませんか?」と申し出ます。クロサワは「ふふっ」と怪しい笑みを浮かべると、「わかった、いいだろう」と投資に応じます。いつも、優くんの仕事はだいたいこんな感じです。 その後、クロサワは隆一の失踪先を訪ね、100億円の融資を確約。隆一は有頂天で会社に戻ってきます。「奇跡を呼び寄せた!」「1人でやってのけた!」「やっぱり俺は持ってる!」と自信を深めた隆一ですが、裏で優くんが手を引いていたことを知りません。それを恋人の梓(倉科カナ)に伝えられると、怒髪天。家に帰って「助けたつもりか……」とか言いながら優くんを殴り飛ばしましたとさ。 かように、山田涼介だけがオイシイ展開となっているわけですが、これ「輝いている山田涼介」を見せるための脚本というより「堕ちていく桐谷健太」をより残酷に、残酷に傷つけるための展開になってきている気がするんですね。で、激しく浮き沈みする桐谷健太が、これまた実に軽薄な人物として描かれていて、「ざまあみろ」的な快感に満ちた演出になっているんです。 この作品、4話までの平均が8%を割り込んでいまして、4月期の“史上最低月9”『ラヴソング』が記録した全話平均8.5%を下回る可能性が高くなってきました。 正直、ビジネスシーンを描いた“お仕事ドラマ”としては見るべきものはありません。真面目に追いかけるには、あまりにファンタジーすぎる。ネット上には真面目に追いかけている方々による「仕事をナメんな!」というご意見が散見されますが、まさにその通りだと思います。 今後、『カインとアベル』を見続けていく視聴者は、キラキラと恋に仕事に駆け回る山田涼介を眺めたい熱心なファンか、桐谷健太がギッタギタに打ちのめされて悶えまくる様子を楽しみたい悪趣味なごく少数か、その2種類しかいないように思うんです。 この2種類の方々には、けっこう深く刺さる作品になっていると思います。実際、わたしも後者的な視点で次回を楽しみに待つひとりです。でも、そんな視聴者、この国に何パーセントいるんでしょうね……。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『カインとアベル』番組サイトより







