もはや需要なし? 背水の陣の井上真央主演ドラマ『明日の約束』は爆死スタート!

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フジテレビ系『明日の約束』番組サイトより
 井上真央が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『明日の約束』(火曜午後9時~)の初回が17日に放送され、視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で2ケタに届かず、爆死スタートとなった。  2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演に抜擢を受けた井上だが、視聴率は歴代ワーストタイの12.0%と低調だった。その後、所属事務所をセブンス・アヴェニューからアン・ヌフに移し、まさに背水の陣での2年ぶりのドラマ出演となったが、残念ながら初回の視聴率は振るわなかった。 『明日の約束』は、高校のスクールカウンセラーである主人公の藍沢日向(井上)に、告白をしてきた男子生徒が不可解な死を遂げてしまう。原因究明をする中で、“毒親”による過干渉、不穏な交友関係が明らかになり立ちはだかる。それでも、日向があらゆる問題に向き合っていくヒューマンミステリーだ。 「ネット上では、ドラマを見た視聴者の多くが、『テーマが重い』と感じたようで、番組途中で脱落してしまった人も少なくないようです。仲間由紀恵、及川光博、工藤阿須加といった、そこそこ豪華なメンバーが脇を固めているだけに、それを生かせず、もったいない気がします。ドラマのテーマ的に、劇的に視聴率を上げることは難しいでしょうし、今後も苦戦が予想されそうです」(テレビ誌関係者)  かつては、『花より男子』シリーズ(TBS系/05年、07年)や、『ファースト・キス』(フジテレビ系/07年)といったヒット作に恵まれた井上。ヒロインを務めた11年前期のNHK連続ドラマ小説『おひさま』も平均18.8%と、まずまずだったが、『花燃ゆ』の惨敗で後がなくなってしまった。 『明日の約束』がこの先も低空飛行を続けるようなら、井上の業界内での評価は暴落することは必至。今後巻き返しを図って、それだけは、なんとか回避したいところだろう。 (文=田中七男)

フジテレビの「保毛尾田保毛男問題」に“犬猿の仲”松本人志が意味深メッセージ!

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「これまでとは、異次元の対応ですよ」  そう語るのはテレビ関係者だ。  9月28日放送のフジテレビ系『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』に登場したキャラクター「保毛尾田保毛男(ほもおだ・ほもお)」に批判が相次いだ問題を受け、同局は今月16日に公式ホームページに謝罪文を掲載した。 「保毛尾田保毛男」は1988~97年に石橋貴明が演じたコントのキャラクターで、濃い青ひげ、ピンク色の頬、おネエな態度が特徴。28日の放送では、共演者と「あんた、ホモなんでしょ?」「ホモでなくて、あくまでも噂なの」などとのやりとりを繰り広げたが、これがセクシャルマイノリティを笑いのネタにしていると猛批判を受けた。  同社の宮内正喜社長は、同29日の定例会見で「不快な面をお持ちになった方がいたことは大変遺憾なこと」と謝罪。公式サイトに掲載された謝罪文では、「このキャラクターが長年に渡り与えていた印象、子供たちへの影響、およびLGBT等をとりまく制度改正や社会状況について私共の認識が極めて不十分であったことを深く反省しております」とお詫びしている。  前出テレビ関係者は「局として正式に非を認め、謝罪した意味はとてつもなく大きい。これまでも『みなさん――』の打ち切り論は浮上していたが、今回の件で大義名分ができてしまった。宮内社長としては、そのあたりの計算もしているんじゃないかと思う」と話す。  一方、フジが公式に謝罪したタイミングで、意味深なメッセージを残したのがダウンタウンの松本人志だ。16日夜、自身のTwitterで「バラエティ番組はいわゆるスピード違反で叱られる時がある でも それはテレビを面白くしたい情熱だったりする。今のテレビを面白くなくしてるのは叱られることを恐れすぎのスピードださなすぎ違反だと思う」とコメント。今回の騒動に言及したのかは定かではないが、タイミングがタイミングだけに臆測を呼んでいる。  とんねるずとダウンタウンは長らく“犬猿の仲”とウワサされてきた間柄。お笑い関係者によると「両者が共演したのは、2014年3月の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)最終回くらい。決定的なトラブルがあったわけではなく“両雄並び立たず”ということで、テレビ界が遠慮していた。最近は互いに相手コンビについて語るなど、雪解けムードではあります」という。  松本も昨今のテレビ界の自主規制、行き過ぎたコンプライアンス順守の環境には苦言を呈してきた。今回の出来事を機に、東西の大物コンビが手を組むこともあるかもしれない――。

今度は『VS嵐』で“同性愛イジリ”……フジテレビは、まったく反省していない!

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 フジテレビは、本当に反省しているのだろうか?  9月28日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』で、石橋貴明が約30年前のキャラクター「保毛尾田保毛男」を演じ、他の出演者から「ホモでしょ?」とイジられる場面に対し、性的少数者(LGBT)を嘲笑する表現だと批判が殺到。この問題について、フジテレビは10月16日、同番組の公式サイトで「たくさんの視聴者の皆さまがご不快になったことに関し、深くおわびします」「子どもたちへの影響、LGBTなどを取り巻く制度改正や社会状況について私どもの認識が極めて不十分だった」といった謝罪文を掲載した。  ところが、その直前の12日に同局が放送した『VS嵐』でも、同性愛をイジるシーンがあったとの指摘が上がり、ネット上で物議を醸している。テレビ関係者が指摘する。 「この日は、嵐の後輩にあたるSexy Zoneのメンバー、佐藤勝利と松島聡がゲスト出演。その松島が『櫻井翔は自分のことを下の名前で呼んでくれるので、キュンとしている』と明かしました。すると相葉雅紀、大野智が松島を露骨に避け始め、相葉は『確認していい? “ソッチ”じゃないんだよね?』と、ゲイであるかどうかを質問。松島はすぐに否定したのですが、今度は二宮和也が『最初はみんな“アッチ”の人はそうやって言うの』とイジリ続けました。嵐のメンバーに差別意識があったわけではないでしょうが、“ソッチ”という言い方が差別的だと感じた視聴者も多かったようで、ネット掲示板などでは『不快に感じた』『影響力のあるタレントは差別についてもっと高い意識を持つべき』といった批判コメントが連打されています」  先の「保毛尾田保毛男」に関しては、過去にまでさかのぼって石橋だけが矢面に立たされているが、元SMAPの中居正広も2007年に放送された『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)にて同じキャラに扮して笑いを取ろうとしており、こちらは全くおとがめなし。  今回の嵐の発言も、今のところ局としては問題視していないが、「ジャニーズだからセーフ」では、謝罪がどこまで本気なのか疑わしくなってくる。番組作りには、くれぐれも細心の注意を払ってもらいたいものだ。

『バイキング』小林旭の“放送禁止用語”問題は「坂上忍が悪い!」他局から批判続々

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 俳優の小林旭が10月5日放送のフジテレビ系『バイキング』に出演した際、不適切発言についてアナウンサーが謝罪する場面があったが、これを見た他局のキャスター、アナウンサーからは「司会者の坂上忍がダメ」という声が口々に聞かれた。  番組ではラスベガスでの銃乱射による大量殺人事件について、小林が犯人について語る際、精神異常を示すような表現をしたが、それがテレビ放送上の「禁止用語」であったため、榎並大二郎アナウンサーが「精神障害の方に対する差別を助長する発言がございました。お詫びして取り消させていただきます」と謝罪をした。  小林の発言に差別の意図は感じられなかったが、その言葉は精神障害者に対する蔑称として使われる場合もあることから、誤解を招く表現として訂正された形。ただ、小林は78歳の超ベテラン俳優・歌手でありながら、情報番組のコメンテーターはこれが初。大物ならではの奔放な発言が目立ち、番組の終盤では出演の感想を問われ「あまり楽しくなかった」と語っていたほどだった。  司会の坂上が「また遊びに来ていただけますか?」と聞いても「遊び? 仕事ね。機会があれば」と終始マイペースだった。  そこで、これを見た他局の情報番組キャスターを務めるフリーアナウンサーに話を聞いてみると、「私が出身の局では、放送禁止用語についてはちゃんと研修があって、ゲストがそういう発言をした場合の対応も学んだ」と答えた。 「アナウンサー自身はそういう発言をしないよう訓練されていますけど、ゲストの方はそうじゃないから、言ってしまうことが想定できますよね。でも、ほとんどの場合は悪意なく言っているので、『それは、こういう意味ですよね』と相手に真意を確認して、さりげなくフォローするんです。そうすれば、後で取ってつけたような謝罪はしないで済みます」  放送のプロには、プロのテクニックがあるというわけだが、俳優の坂上にはそこまでのスキルがなかったともいえる。別のアナウンサーは、さらにハッキリこう言う。 「坂上さんはMCでも、ゲストをサポートできてない感じです。逆に自分が過激な発言をしてゲストにたしなめられたり、やってることはバラエティ番組のゲストみたい。アナウンサーの場合、話を人に振って進行しているというだけではダメ出しされますよ。最近はバラエティ寄りの情報番組が増えて、やたらタレントをMCに起用するので、ゲストをフォローしきれないケースも増えていますね」  坂上は先日も同番組で、他局であるTBSのバラエティ番組に出ていた高野貴裕TBSアナについて、「あのアナウンサー、なんだあれ。あの言い方が気に入らない。本当に腹立つ」などと激高していたが、逆にアナウンサーから見ると坂上の司会には“腹立つ”部分があるようだ。ネット上では、ゲストの発言について謝罪したのが、番組の顔である坂上ではなく、局のアナウンサーだったことについても批判する声が聞かれた。  坂上は懲りずに10月9日放送では、不倫した格闘家・才賀紀左衛門について「職業格闘家ですよ。脳みそ日々殴り合いのことか、エッチなことしか考えていない」と発言し、ゲストのフィフィに「その発言、問題ですよ」とたしなめられている。フジテレビは年末にも放送予定 の格闘技イベント「RIZIN」を売り出している局でもあり、さっそく格闘技界からの反発が聞こえ始めている。坂上の情報番組MCとしての資質には、さまざまな議論がありそうだ。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

“カトパン”加藤綾子アナのドラマ進出はフジテレビの接待起用?「女優開眼のきっかけにはならない」

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 2016年にフジテレビを退職し、フリーアナウンサーとなった“カトパン”こと加藤綾子が、『世にも奇妙な物語’17秋の特別編』に出演した。これまで再現ドラマやCMなどに出演したことはあったものの、ドラマは初出演となる。加藤はインスタグラムにはまるオシャレなOL役を演じている。ある意味では本人のキャラクターに沿っているとも言えよう。 「女優業に初挑戦といっても、彼女が出演するのは数分の短編作品です。本人としては『仕事の幅を広げたい』思いもあったそうですが、この作品だけで本格的な女優開眼のきっかけとはならないでしょう。むしろフジテレビの側が、同社を飛び出した“カトパン”に魅力的な仕事を用意し、接待しているかのようですね」(業界関係者)  これまた、フジテレビお得意の身内ノリが登場したといえる。加藤の演技力のなさは、CM出演などほかの仕事で実証済みである。その上での起用は話題先行との批判を受けても仕方あるまい。 「今回は、シリーズ第1回の第1話で主演した中山美穂が『フリースタイル母ちゃん』で27年ぶりに出演したほか、NHK朝ドラ『ひよっこ』で役者としてブレイクした人気ロックバンド・銀杏BOYZの峯田和伸が人気女優・吉岡里帆と共演する『寺島』、三代目 J Soul Brothers、EXILEの岩田剛典が恋に不器用な独身男性を好演した『運命探知機』などが放送されました。それぞれに固定ファンはいるでしょうが、視聴率につながる話題性としては決定打に欠ける。そこで“カトパン”が起用されたのかもしれません」(同) 『世にも奇妙な物語』は1990年にスタートした人気コンテンツの一つ。若手の脚本家やディレクターを積極的に起用し、作家性の高い作品を多く生み出してきてきた。ある意味ではフジテレビの良心ともいえるが、そうした伝統ある番組の“客寄せ”すらOGの女子アナ頼みとは、なんとも情けない。 (文=平田宏利)

“カトパン”加藤綾子アナのドラマ進出はフジテレビの接待起用?「女優開眼のきっかけにはならない」

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 2016年にフジテレビを退職し、フリーアナウンサーとなった“カトパン”こと加藤綾子が、『世にも奇妙な物語’17秋の特別編』に出演した。これまで再現ドラマやCMなどに出演したことはあったものの、ドラマは初出演となる。加藤はインスタグラムにはまるオシャレなOL役を演じている。ある意味では本人のキャラクターに沿っているとも言えよう。 「女優業に初挑戦といっても、彼女が出演するのは数分の短編作品です。本人としては『仕事の幅を広げたい』思いもあったそうですが、この作品だけで本格的な女優開眼のきっかけとはならないでしょう。むしろフジテレビの側が、同社を飛び出した“カトパン”に魅力的な仕事を用意し、接待しているかのようですね」(業界関係者)  これまた、フジテレビお得意の身内ノリが登場したといえる。加藤の演技力のなさは、CM出演などほかの仕事で実証済みである。その上での起用は話題先行との批判を受けても仕方あるまい。 「今回は、シリーズ第1回の第1話で主演した中山美穂が『フリースタイル母ちゃん』で27年ぶりに出演したほか、NHK朝ドラ『ひよっこ』で役者としてブレイクした人気ロックバンド・銀杏BOYZの峯田和伸が人気女優・吉岡里帆と共演する『寺島』、三代目 J Soul Brothers、EXILEの岩田剛典が恋に不器用な独身男性を好演した『運命探知機』などが放送されました。それぞれに固定ファンはいるでしょうが、視聴率につながる話題性としては決定打に欠ける。そこで“カトパン”が起用されたのかもしれません」(同) 『世にも奇妙な物語』は1990年にスタートした人気コンテンツの一つ。若手の脚本家やディレクターを積極的に起用し、作家性の高い作品を多く生み出してきてきた。ある意味ではフジテレビの良心ともいえるが、そうした伝統ある番組の“客寄せ”すらOGの女子アナ頼みとは、なんとも情けない。 (文=平田宏利)

“史上最低脚本家”のリベンジが始まる!?『刑事ゆがみ』初回7.6%も、高評価スタート!

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フジテレビ系『刑事ゆがみ』番組公式サイトより
 神木きゅんが大人になってる! もう神木さんじゃん! と、まず軽くびっくりしましたねえ。個人的に、ちゃんと見たのは映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)以来だったので。  というわけで、浅野忠信と神木隆之介が“バディ”を組む刑事ドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)がスタートしました。初回視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とイマイチでしたが、個人的には、かなり高評価です。高評価スタートです。  原作は、2006年に『弁護士のくず』がドラマ化されたことでも有名なマンガ家・井浦秀夫さんの同名コミック。『弁護士のくず』の主人公弁護士が九頭(くず)という名前だったのと同じく、本作で浅野が演じる主人公のベテラン刑事は弓神(ゆがみ)という名前。性格が歪んだ弓神さんは、下の名前が適当(ゆきまさ)であることからして、まあ適当な人物です。適当で歪んでいるので、言葉遣いは悪いし、行動は粗暴だし、上司には逆らうし、違法捜査もするし、でも真実に辿りついて事件を解決するのは、いつだって弓神。そういうダークヒーロー的なキャラクターとして登場します。いかにも浅野さんに似合いそうな役ですし、実際、劇中で浅野さんは実に楽しそうに演じています。  そんな弓神と“バディ”を組むのが、神木さん演じる羽生(はにゅう)刑事。こちらは原作では弓神に振り回されてホトホト困り果てるだけの役割でしたが、ドラマではしっかり人格と背景が与えられていて、より弓神との関係性の描かれ方が深まっています。この羽生というキャラクターの肉付けが、まず成功しているなぁと感じたんです。原作ではほとんど金魚のフン状態だった羽生が、弓神と“対等なバディ”として浮き立ってきている。もともとこの2人が画面に出てるだけでそこらへんのドラマよりリッチに見えて眼福なんですが、冒頭からキッチリ「対等ですよ」という主張が盛り込まれているので、緊張感が生まれていました。  なので、冒頭の取り調べシーンとその後の屋上で包丁を振り回してるおじいちゃんを捕まえるシーンあたりで、これはおもしろくなりそうだという期待感が出てきました。 ■脚本家は“最低視聴率”請負人!?  このドラマの脚本にクレジットされているのは3人。1番手は倉光泰子さんです。倉光さんといえば「フジテレビヤングシナリオ大賞」出身で、初めてメーンを張った昨年4月期の『ラヴソング』において平均視聴率8.5%を叩き出し、当時の「月9史上最低記録」を塗り替えた人物。さらに、今年1月期に再び月9に挑んだ『突然ですが、明日結婚します』で全話平均6.7%と、またまた最低記録を更新するという、そんな感じの方なのです。  そして、この2本の作品は、そんな最低な数字以上に、ドラマの出来としても最低だったと感じました。詳しくは各ドラマの最終話レビューに書きましたが(『ラヴソング』『突然ですが、明日結婚します』)、まあ2作とも見るに堪えない、時間の無駄としか言いようのない、連続ドラマとして成立してない作品です。  でも、倉光さんのことは、ずっと引っかかってたんです。たぶんこれ、倉光さんは悪くないよなぁーと、ずっと思ってた。『ラヴソング』は第4話からストーリーが迷走して破綻しましたが、おそらく主要人物が事情で出演できなくなったことがその原因でしょうし(そしてその理由はたぶん、上の最終回レビューでの推測とは別です)、『突然ですが』は、そもそも撮影が始まっていた別のドラマが中止になって、急ごしらえで見切り発車させた企画なので、全然時間がなかっただけなんじゃないかと。だから、『刑事ゆがみ』には期待していたんです。ちゃんと準備期間があれば、倉光さんは面白いものを書くんじゃないかと。  なぜなら、『ラヴソング』も第3話までは、かなり完成度が高いと感じていたからです。倉光さんの脚本は、人物のキャラクター付けがとにかく細やかで、命を吹き込むのが上手い。プロット上は不必要な、なんでもない仕草を挿入することで、その人の性格や暮らしぶりを想像させてしまう。さらに、例えばAという人物がBという人物に、最初にどう話しかけるかということにすごく気を使っていて、ファーストコンタクトの瞬間にもう関係性が明示されてしまう。そういう瞬間が、『ラヴソング』の第3話までに数多く訪れていたことが、とても印象に残っている。だからこそ、『ラヴソング』のその後の迷走や『突然ですが』の雑すぎる仕上がりに超ムカついていたわけですけど。 ■そういう倉光節とミステリーの相性が抜群でした  そうした細やかな性格の肉付けによって立ち上がった新米刑事・羽生という人物は、原作よりずっと豊かな人間性を持って画面に現れました。そして、1シーンか2シーンで、もう弓神と羽生の関係性は確かなものとして伝わってくるのです。  本作は基本的に事件の犯人を探るミステリーですし、何しろ面白いからFODとかで無料で見てもらった方がいいと思うので、ストーリーについては今回は書きません。  ただ、特筆すべきは、倉光さんが『ラヴソング』で見せた細やかなキャラクター付けという作業が、今回ミステリーの中で行われることによって、人物像を肉付けするだけでなく、事件解決の伏線として機能していることです。犯人の動機や、刑事2人の行動原理にウソっぽさがないし、どの人物にも大いに共感してしまう。共感してしまうから、罪を犯したり、捜査をしたりしている彼らの“痛み”がダイレクトに伝わってくる。 『刑事ゆがみ』には、ドラマの都合で動いている(ように見える)人物が1人もいませんでした。それぞれの人物が自分の信念で行動している(ように見える)のです。それは、脚本家がすべての登場人物に寄り添っている証拠だと思いますし、丁寧にキャラクターの心の中からウソを取り除いた結果だと思います。  本作の演出の1番手は、『ラヴソング』でもコンビを組んだ西谷弘さん。『ガリレオ』や『任侠ヘルパー』を手がけた、フジテレビでは御大ともいえる大先生です。しかし『ラヴソング』では、その第3話まででクレジットから名前が消えてしまい、最終話でようやく戻ってきたということもありました。  だからこのドラマは西谷さんと倉光さんにとって“リベンジ”の意味合いもあるんだろうなと思うし、数字的にこんだけコケてもチャンスを与えられた倉光さんが、とりあえず第1話では良い仕事をしたということが、けっこう感動的だったりするんです。  とはいえ、刑事ドラマはやっぱり事件が面白くないと、どうしようもありません。原作はまだ3巻しか出てないし、いかにも現代ドラマに採用するには古臭い設定の事件に多くのページが割かれていたりするので、いずれオリジナルで事件を構築するという、人物造形とはまるで違う脳みそを使わなければいけない段階も来ることでしょう。応援してますし、もしつまんなくなったら、それも正直に書かなきゃなーと思ってます。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

“史上最低脚本家”のリベンジが始まる!?『刑事ゆがみ』初回7.6%も、高評価スタート!

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フジテレビ系『刑事ゆがみ』番組公式サイトより
 神木きゅんが大人になってる! もう神木さんじゃん! と、まず軽くびっくりしましたねえ。個人的に、ちゃんと見たのは映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)以来だったので。  というわけで、浅野忠信と神木隆之介が“バディ”を組む刑事ドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)がスタートしました。初回視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とイマイチでしたが、個人的には、かなり高評価です。高評価スタートです。  原作は、2006年に『弁護士のくず』がドラマ化されたことでも有名なマンガ家・井浦秀夫さんの同名コミック。『弁護士のくず』の主人公弁護士が九頭(くず)という名前だったのと同じく、本作で浅野が演じる主人公のベテラン刑事は弓神(ゆがみ)という名前。性格が歪んだ弓神さんは、下の名前が適当(ゆきまさ)であることからして、まあ適当な人物です。適当で歪んでいるので、言葉遣いは悪いし、行動は粗暴だし、上司には逆らうし、違法捜査もするし、でも真実に辿りついて事件を解決するのは、いつだって弓神。そういうダークヒーロー的なキャラクターとして登場します。いかにも浅野さんに似合いそうな役ですし、実際、劇中で浅野さんは実に楽しそうに演じています。  そんな弓神と“バディ”を組むのが、神木さん演じる羽生(はにゅう)刑事。こちらは原作では弓神に振り回されてホトホト困り果てるだけの役割でしたが、ドラマではしっかり人格と背景が与えられていて、より弓神との関係性の描かれ方が深まっています。この羽生というキャラクターの肉付けが、まず成功しているなぁと感じたんです。原作ではほとんど金魚のフン状態だった羽生が、弓神と“対等なバディ”として浮き立ってきている。もともとこの2人が画面に出てるだけでそこらへんのドラマよりリッチに見えて眼福なんですが、冒頭からキッチリ「対等ですよ」という主張が盛り込まれているので、緊張感が生まれていました。  なので、冒頭の取り調べシーンとその後の屋上で包丁を振り回してるおじいちゃんを捕まえるシーンあたりで、これはおもしろくなりそうだという期待感が出てきました。 ■脚本家は“最低視聴率”請負人!?  このドラマの脚本にクレジットされているのは3人。1番手は倉光泰子さんです。倉光さんといえば「フジテレビヤングシナリオ大賞」出身で、初めてメーンを張った昨年4月期の『ラヴソング』において平均視聴率8.5%を叩き出し、当時の「月9史上最低記録」を塗り替えた人物。さらに、今年1月期に再び月9に挑んだ『突然ですが、明日結婚します』で全話平均6.7%と、またまた最低記録を更新するという、そんな感じの方なのです。  そして、この2本の作品は、そんな最低な数字以上に、ドラマの出来としても最低だったと感じました。詳しくは各ドラマの最終話レビューに書きましたが(『ラヴソング』『突然ですが、明日結婚します』)、まあ2作とも見るに堪えない、時間の無駄としか言いようのない、連続ドラマとして成立してない作品です。  でも、倉光さんのことは、ずっと引っかかってたんです。たぶんこれ、倉光さんは悪くないよなぁーと、ずっと思ってた。『ラヴソング』は第4話からストーリーが迷走して破綻しましたが、おそらく主要人物が事情で出演できなくなったことがその原因でしょうし(そしてその理由はたぶん、上の最終回レビューでの推測とは別です)、『突然ですが』は、そもそも撮影が始まっていた別のドラマが中止になって、急ごしらえで見切り発車させた企画なので、全然時間がなかっただけなんじゃないかと。だから、『刑事ゆがみ』には期待していたんです。ちゃんと準備期間があれば、倉光さんは面白いものを書くんじゃないかと。  なぜなら、『ラヴソング』も第3話までは、かなり完成度が高いと感じていたからです。倉光さんの脚本は、人物のキャラクター付けがとにかく細やかで、命を吹き込むのが上手い。プロット上は不必要な、なんでもない仕草を挿入することで、その人の性格や暮らしぶりを想像させてしまう。さらに、例えばAという人物がBという人物に、最初にどう話しかけるかということにすごく気を使っていて、ファーストコンタクトの瞬間にもう関係性が明示されてしまう。そういう瞬間が、『ラヴソング』の第3話までに数多く訪れていたことが、とても印象に残っている。だからこそ、『ラヴソング』のその後の迷走や『突然ですが』の雑すぎる仕上がりに超ムカついていたわけですけど。 ■そういう倉光節とミステリーの相性が抜群でした  そうした細やかな性格の肉付けによって立ち上がった新米刑事・羽生という人物は、原作よりずっと豊かな人間性を持って画面に現れました。そして、1シーンか2シーンで、もう弓神と羽生の関係性は確かなものとして伝わってくるのです。  本作は基本的に事件の犯人を探るミステリーですし、何しろ面白いからFODとかで無料で見てもらった方がいいと思うので、ストーリーについては今回は書きません。  ただ、特筆すべきは、倉光さんが『ラヴソング』で見せた細やかなキャラクター付けという作業が、今回ミステリーの中で行われることによって、人物像を肉付けするだけでなく、事件解決の伏線として機能していることです。犯人の動機や、刑事2人の行動原理にウソっぽさがないし、どの人物にも大いに共感してしまう。共感してしまうから、罪を犯したり、捜査をしたりしている彼らの“痛み”がダイレクトに伝わってくる。 『刑事ゆがみ』には、ドラマの都合で動いている(ように見える)人物が1人もいませんでした。それぞれの人物が自分の信念で行動している(ように見える)のです。それは、脚本家がすべての登場人物に寄り添っている証拠だと思いますし、丁寧にキャラクターの心の中からウソを取り除いた結果だと思います。  本作の演出の1番手は、『ラヴソング』でもコンビを組んだ西谷弘さん。『ガリレオ』や『任侠ヘルパー』を手がけた、フジテレビでは御大ともいえる大先生です。しかし『ラヴソング』では、その第3話まででクレジットから名前が消えてしまい、最終話でようやく戻ってきたということもありました。  だからこのドラマは西谷さんと倉光さんにとって“リベンジ”の意味合いもあるんだろうなと思うし、数字的にこんだけコケてもチャンスを与えられた倉光さんが、とりあえず第1話では良い仕事をしたということが、けっこう感動的だったりするんです。  とはいえ、刑事ドラマはやっぱり事件が面白くないと、どうしようもありません。原作はまだ3巻しか出てないし、いかにも現代ドラマに採用するには古臭い設定の事件に多くのページが割かれていたりするので、いずれオリジナルで事件を構築するという、人物造形とはまるで違う脳みそを使わなければいけない段階も来ることでしょう。応援してますし、もしつまんなくなったら、それも正直に書かなきゃなーと思ってます。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

フジ月9から逃げ出した竹野内豊 NHKドラマ『この声をきみに』で大苦戦!

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 竹野内豊が現在放送中のNHKドラマ10『この声をきみに』(金曜午後10時~)で主演を務めているが、視聴率面で苦戦が続いている。  同ドラマは9月8日にスタートしたが、同日午後10時過ぎに秋田県下で地震が発生。同10時24分より、急きょ緊急報道番組に差し替わったため、途中で打ち切りになる不運に見舞われた。15日から仕切り直しとなったが、その視聴率は初回が5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。その後、第2話は4.3%で早くも“5%割れ”すると、第3話4.0%、第4話3.8%と下降線をたどり、低迷が続いている。  竹野内が演じているのは、偏屈でさえない数学者。大学の准教授である穂波孝役は話すことが苦手で授業がつまらないため、学生からの人気がない。愛想を尽かした妻・奈緒(ミムラ)は、子どもを連れて家を出て、離婚を突きつける。そんな折、人生を変えるために訪れた朗読教室で、講師の江崎京子(麻生久美子)と出会い、成長していく姿を描いた作品。  脚本はNHK連続ドラマ小説『あさが来た』を大ヒットに導いた大森美香氏が担当。そのほかのキャストは、柴田恭兵、杉本哲太、堀内敬子、松岡充、大原櫻子、永瀬匡、趣里、戸塚祥太、平泉成、仁科亜季子、片桐はいりらで、なかなかの豪華メンバーだ。  竹野内といえば、今年1月期のフジテレビ月9ドラマの主演に内定していながら、ドタキャンしたといわれている。その結果、急ごしらえで制作された『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)は平均6.8%の大爆死で、同枠史上最低視聴率を記録する事態となった。  NHKドラマ10自体、数字をもっていないが、それでも、前作『ブランケット・キャッツ』(西島秀俊主演)は平均5.5%をマークした。だが、『この声をきみに』は、このままいけば、かなりの低視聴率で終わりそうな気配。民放ドラマではないため、さしてバッシングは受けていないが、それでも竹野内の今後の仕事に影響が出るのは避けられそうにない。この先、後半で巻き返しを図ってほしいものだが……。 (文=田中七男)

最速打ち切り! 『クジパン』久慈暁子アナが、フジテレビに潰される!?

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『クジパン - フジテレビ』より
 このところ出演する女優やタレントの商品価値をことごとく暴落させているフジテレビだが、ついに自局の女子アナまで潰してしまうのか。 “大型新人”と期待されたフジテレビの久慈暁子アナが、入社後わずか3カ月でMCを務めることになったた『クジパン』が、9月をもって終了。放送開始から3カ月足らずという、“パン”シリーズ最速での打ち切りとなった。  久慈アナは青山学院大時代にスカウトされ、芸能界入り。2014年には旭化成のキャンギャルとして活躍し、「non-no」(集英社)の専属モデルを務めている。いかにもフジテレビらしい、はっきりとした美形で“ポスト・カトパン”との声も聞かれていた。 「スター候補と言われていたわりに、正直、オーラが感じられませんでしたね。そもそも人気者になる人材なら、モデル時代にとっくにカリスマ化しているはず。番組を見ていると、敬語が使えず、ゲストを立てられていなかった。ゲストからのおいしい振りも全部スルーして、求められた答えを返せない。相手の言ったことにすべて同意するところも、薄っぺらく感じました。彼女の魅力を引き出せなかったスタッフにも問題があると思いますが、打ち切りになったことで世間や局員からの評価は急落してしまった。話題作りのために慌てて冠番組を持たせるよりも、みっちり研修して経験を積ませてから出演させるべきでしたね」(テレビ関係者)  そんな久慈アナに対しては、ネット上では女性を中心に早くも「嫌い」の大合唱が湧き起こっているという。いったいなぜか? 「彼女のインスタグラムを見た人たちから、嫌悪感を持たれているようです。確かに、アップされた画像は常に自分が中心で自己顕示欲が強そうに見える。コメントも『ご指導してくれてるスタッフ』などと言葉遣いが微妙で、アナウンサーらしく見えない。女性が集まるネット掲示板には『タレント気取り』『モデル気分が抜けていない』『かわいい私を見て感がすごい』と、批判コメントが連打されています。この勢いなら“最速”で『嫌いな女子アナランキング』入りしそうです」(芸能ライター)  早くも“しクジって”しまった久慈アナが、この先どうやって挽回していくのか見守りたい。