「吉本内で映画の話はタブー……」松本人志監督『R100』が興収5,282万円で大コケ確定か

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『R100』来場者特典のカード
 ダウンタウン・松本人志が監督を務め、全国225スクリーンで公開中の映画『R100』が、公開初日の5日と翌6日の2日間で、興収5,282万円を記録。松本映画史上、最低の客入りだったことが分かった。  公開初日からTwitter上では、「客が3人しかいない」「ガラガラ……」「貸切状態」などと上映館の状況を伝える衝撃的なツイートが相次いだが、それが数字でも証明されてしまった。  同作は、劇中劇と現実が行き来する“入れ子構造”。家具店に勤務する男(大森南朋)がSMクラブに入会。日常生活に現れる女王様たち(大地真央、片桐はいり、寺島しのぶ、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美)に、いたぶられ続ける……という映画を、100歳を迎える映画監督が製作し試写会を開くも、なかなか理解が得られない、というストーリーだ。  客の感想をうかがうと、「一切理解できず、悲しい気持ちになった」「最低限の起承転結は欲しい」「松ちゃんが何を伝えたいのか分からなかった」と理解に苦しんだ人が大半。また、「何も心に残らない作品」「『しんぼる』や『さや侍』は“命”や“誕生”といったシンプルなテーマがあったから許せたが、今回はただただつまらない」「“コント映画”なりに、もっと笑わせてほしかった」という声も。  過去の作品を振り返ると、2007年に松本が企画・監督・脚本・主演を務めた『大日本人』は、「初監督」という点が大きな話題となり、初動2億2,691万円と好スタート。10億円の製作費に対し、興収は約11億6,000万円であった。  だが、2作目から大赤字へ一転。09年に海外を意識して製作された『しんぼる』は、初動1億330万円と伸び悩み、最終的にも5億円に届かず。続いて11年の3作目『さや侍』も、主演に演技未経験の一般人・野見隆明氏を抜擢するも、初動1億2,387万円と振るわず、結果6億円あまりだった。  今回の『R100』も数億円に上る赤字は必至とみられており、ある吉本興業関係者は、「後のパッケージ売り上げを加味しても、回収は絶望的」と話す。 「不入りを受け、吉本関係者の間では『R100』の話題はタブーという空気が漂っています。ただ、『しんぼる』の時も同様の空気だったので、もう慣れましたが(笑)。よく『松本監督は、映画がコケてもめげずに作り続けるからすごい』と評価する人がいますが、そもそも本人が酷評を気にしていないので、めげようがない。長年、お笑い界をけん引してきた松本さんは、根底に『自分が本当にやりたい表現が、そう簡単に理解されるわけがない』という気持ちがあるようです」(同)  6日の初日舞台挨拶では、「1人くらい、こんなメチャクチャな監督がいてもいいと思う。機会があればまた頑張りたい」と次回作への意欲を口にした松本監督。作品が広く評価される日は来るのだろうか?

独創的な世界観は健在 松本人志、監督第4作『R100』の評価は?

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(C)吉本興業株式会社
 今週は、漫才コンビ「ダウンタウン」でお笑いの頂点を極め、映画監督としても新たな表現を開拓している松本人志と、美男俳優として人気を博し、監督デビュー作でいきなりオスカーを獲得したロバート・レッドフォード、日米2人の才人による最新作を取り上げたい(いずれも10月5日公開)。  『R100』(R15+)は、2007年のデビュー作『大日本人』以来、2年に1本のペースで長編映画を撮ってきた松本人志による監督第4作。大手家具店に勤務し、家庭では良き父親の片山(大森南朋)は、秘めたマゾ趣味を抑えきれず、謎のクラブ「ボンデージ」に入会する。それ以降、ボンデージ衣装に身を包んだ美女たちが不意に片山の日常に現れ、肉体的、精神的な責めを繰り出す。そのたびに至福のひとときを味わう片山だったが、やがて職場や自宅にまで女たちが出没し、生活を脅かすようになる。    冨永愛から唐突に回し蹴りをくらい、佐藤江梨子には握り寿司を平手で無惨につぶされるなど、さまざまな受難に大森が浮かべる恍惚の表情がたまらない。大地真央、寺島しのぶ、片桐はいりもボンデージ姿の“女王様”に扮し、松尾スズキ、渡部篤郎らが脇を固める。主人公の顔をCGでマンガ的にデフォルメする手法に戸惑うかもしれないが、後半で不条理の傾向を強めていく展開も含め、松本監督流の独創的な世界を楽しみたい。  『ランナウェイ 逃亡者』は、名優ロバート・レッドフォードが『大いなる陰謀』以来5年ぶりの監督・主演で手がけた社会派サスペンス。ベトナム戦争の時代、反戦を訴え連続爆破事件を起こした過激派グループ「ウェザーマン」の主要メンバーは、FBIに指名手配されながらも正体を隠して30年間米国各地で暮らしてきたが、その一人ソラーズ(スーザン・サランドン)が逮捕される。事件の調査を始めた新聞記者シェパード(シャイア・ラブーフ)は、模範的な市民と評判の弁護士が実は主犯格のスローン(レッドフォード)であると突き止め、スクープ記事で驚がくの事実を暴く。スローンは築き上げた生活を捨てて逃亡を開始し、FBIとシェパードに追われながら、ある目的を果たそうとする。  俳優、監督としての輝かしいキャリアはもちろん、若手映画人の発掘育成を主眼とするサンダンス映画祭の主催や、環境保護活動など、社会への積極的なコミットでもよく知られるレッドフォード。表現者として、また個人としても、「人間と社会」にこだわり続ける監督が、実在した反体制組織ウェザーマンを題材に、社会を変えるという理想と現実、過去の行いと向き合うこと、真実の追求といったテーマを盛り込んだ。緊迫感に満ちたダイナミックな逃亡劇と、激情を秘めた静かな対話場面の切り替えも絶妙で、最後まで飽きさせない。リチャード・ジェンキンス、ニック・ノルティ、クリス・クーパー、アナ・ケンドリックと共演陣も豪華だ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『R100』作品情報 <http://eiga.com/movie/78690/> 『ランナウェイ 逃亡者』作品情報 <http://eiga.com/movie/78046/>    

いよいよ1ケタ寸前……『人志松本のすべらない話』視聴率急降下のワケ

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『人志松本のすべらない話 2012 歳末大感謝祭 完全版!』(よしもとアール・アンド・シー)
 6月29日に放送された『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)の平均視聴率が11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。  同番組は2004年に深夜枠でスタート。07年6月の第10回からはゴールデンに昇格し、今回で24回目の放送となっていた。 「ゴールデンに昇格した途端コケる深夜番組が多い中、『すべらない』は昇格後も15%以上を維持していました。また、フリートークをするだけというシンプルなパッケージには業界内にファンも多く、評価の高い番組です」(テレビ誌記者)  だが、ここ数回の放送では15%を割り込むことも多く、29日放送分の11.5%は過去最低の記録。いよいよ“神話崩壊”の時も近そうだが、その原因はなんなのだろうか? 「1回目から全回出演している松本、千原ジュニア、宮川大輔の3人をはじめとして、出演回数がかさんできたメンバーが目に見えて消耗してきています。要するに、ネタ切れ状態になっている。また、『すべらない話』というストレートなコンセプトは、番組初期には出演者に適度な緊張感を与えていましたが、今では、実際にはすべっているのに『すべらない話』として扱わなければいけないという“縛り”になってしまっている。これでは視聴者との温度差は広がるばかりですよ」(同)  確かに、笑うタイミングを逃した松本が、苦し紛れに「すべらんなぁ~」とつぶやく回数が増えてきたような……。

「SM映画じゃなかったの?」“SM”がNGワードとなった松本人志監督の新作『R100』に周囲が困惑!?

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DVD『大日本人 初回限定盤』(アール・アンド・シー)
 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志の4作目となる監督作品『R100』(10月5日公開)の製作発表が13日に行われ、松本のほか主要キャストが出席した。  「未体験ファンタジー・エンタテインメント」と銘打った同作について、松本は「まだいろいろしゃべるなと言われていまして」「後で僕、大人の人たちに怒られるので、あんまりしゃべれない」などと前置きしながら、「R15とかR18をすっ飛ばしたような世界の映画を作りたいと思った」とコメント。  さらに主演の大森南朋が「撮影の半分くらい裸に近かった」ことや、大地真央、寺島しのぶ、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美といった女優陣が、セクシーコスチュームで限界露出に挑戦したことも明かした。  具体的な内容については明かされなかったが、以前からスポーツ紙などで、大森演じる平凡な男がSMの世界に溺れていく「SM映画」であることや、冨永や佐藤がボンデージ姿を披露していることなどが報じられていた。しかしこの日、製作サイドは頑として「SM映画ではない」ことを強調。  またこの日、ムチを手にした女性のシルエットがデザインされたポスターも初公開されたが、それでも「SM映画ではありません。未体験ファンタジー・エンタテインメントです」と説明し、報道陣からは「え? SM映画じゃなかったの?」という声が口々に上がっていた。  SM映画なのか、SM映画ではないのか、はっきりしないこの現状に、周辺関係者も困惑気味だという。 「ほんの先日まで、『松本さんの映画は“究極のSM映画”』だと聞かされていました。よしもとの広報スタッフもそのつもりで動いていたし、俳優陣も『SM映画』としてオファーされていたと思います。ですが、急に『SM』という言葉がNGワードになったんです。よしもとの関係者も、意味が分からず疑問を抱いていましたが、『SMという言葉は一切使うな』と御触れが出ているので、言うことを聞いている状態です」(映画関係者)  また、一部では「松本監督は、『SM』という言葉を使いたがっているが、大人の事情で使えないようだ」とのウワサも出ているとか。  「SM」がNGワードになった背景には、どんな事情があったのだろうか? 映画倫理委員会が定める「PG12」や「R18」などの指定対象となるかは、編集作業中のためまだ未定だというが、松本のこれまでの作品を上回るエンタテインメント作品であることを期待したい。

視聴率2.3%ショック! もう誰も見ていない松本人志のコント『MHK』の大惨敗

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『松本人志のコント MHK』NHK
 ダウンタウン松本人志がオリジナル長編コントを披露する『松本人志のコントMHK』(NHK)のレギュラー第1回が5日の23時30分より放送されたが、その視聴率が2.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と"大惨敗"していたことがわかった。 「『MHK』は、昨年10月にパイロット版が放送されており、今回は月1回のレギュラー放送の1回目。昨年のパイロット版は放送前には大きな話題を呼んだものの、実際の視聴率は6.2%と期待を大きく裏切りました。それでも、業界内外のコアなファンは『松本のオリジナルコント番組を放送する』というNHKの英断に敏感に反応し、一部では高い評価も得ていたんです」(テレビ局関係者)  また今回の放送に先だってNHKは、BSプレミアムで『松本人志 大文化祭』と銘打った大スペシャル番組を放送。過去の松本作品の紹介や任天堂・宮本茂との対談など、8時間15分にわたって松本人志を大特集した。 「前回、NHKは『MHK』放送直前に人気ドキュメンタリー『プロフェッショナル 仕事の流儀』で松本を取り上げるなど異例の待遇で迎えましたが、今回はそれ以上の力の入れようだった。それだけに、2.3%という数字には、現場のショックは計り知れないですよ。何しろ、同日23時台のフジテレビではピースや平成ノブシコブシなどの若手によるコント番組『ピカルの定理』が放送され、『MHK』の4倍以上となる9.4%を獲得していますから『お笑いブームの終焉が......』という言い訳も通用しない、非常に厳しい結果です」(テレビライター)  なお、『MHK』は今後も第1土曜日の深夜に計5回のシリーズとして放送される予定。果たして、松本人志はこの汚名を返上することができるだろうか。
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「毎日声をかけられるから……」『さや侍』で主役を張った"素人のおじさん"野見隆明の今

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屈託のない笑顔で取材に応えてくれた野見さん。
 監督自ら主演を務めた『大日本人』『しんぼる』から一転、3作目にして松本人志が初めて裏方に徹した映画『さや侍』。  その時、主役の座を明け渡されたのが、松本が素人をいじり倒す異色のバラエティー『働くおっさん劇場』(フジテレビ系)にレギュラー出演していた野見隆明氏。それは、繋がらない携帯電話から伸びたストラップを胸ポケットからプラプラと垂らし、足りない前歯を見せニコニコしていた素人のおじさん。  劇中では、切腹を逃れるために連日"30日の業"を行い、慌しい日々を演じていた彼だが、現実ではどんな毎日を過ごしているのだろうか。松本との出会いで人生が一変した54歳の、意外な日常がインタビューで明らかとなった。 ――野見さんこんにちは! 映画公開以降、どんな生活を送っていらっしゃるんですか? 野見隆明氏(以下、野見) 今日はね、草むしりしてから、シクラメンの根が上に出てきちゃったんで、それを土にちゃんと埋めてね。あと今は大根のあれが出てきたから、「あ、あれ出てきた」と思って。でも、かぼちゃはダメになっちゃったの......。
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『さや侍』では、主人公を見事に演じ上げた。
――大根のあれって? というか、何の話ですか? 野見 毎日、よしもとさん(東京・新宿の吉本興業東京本部)の中庭の花壇で花や野菜を育てたり、『さや侍』のポスター貼りとか、いろんなことやってます。よしもとの用務員さんです。 ――用務をしてるとはまったく知りませんでした! 野見 この前、大根ができたんだけどね、ネズミにかじられちゃったのよ。だから今度ね、ビニールハウスをちゃんと作って、本格的にやり直そうと思ってるの。実ったらみんなで食べようかなあって。 ――素敵な日常ですね。映画に出てからいろいろ変わりましたか? 野見 自分は変わってないんだけどね、周りがものすごく変わっちゃって。 ――街で声かけられたり? 野見 もう毎日。後ろから「野見さーん!」て声かけられるから、いっつもビックリする。 ――プライベートでは何をしてるんですか? 野見 映画見たり。 ――おすすめの映画を教えてください。 野見 最近はやっぱ『アバター』だよね。画像がすごく繊細で素敵なんだよね。あと『ハリー・ポッター』の最終章。魔法の使い方が面白いなって。 ――大作がお好きなんですね。音楽も聴かれるんですか? 野見 AKB48。アイドル大好き。あれ何だっけ......、あ! 「ポニーテールとシュシュ」(キングレコード)とか。 ――AKB48は誰推しですか? 野見 前田(敦子)ちゃんが。目がキレイじゃない。かわいい。 ――AKB48のライブも行ったり? 野見 行ってみたいんだけど、若い子ばっかだから。こんな年寄り行ってもしょうがないなと思って......。 ――いやいや、そんなことないですって。うわさによると、昨日はNMB48のメンバーとお仕事が一緒だったそうじゃないですか。
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吉本興業東京本部の中庭で花なども育てている。
野見 『このへん!!トラベラー』(テレビ東京他)のロケで、NMBの2人とボウリングやった。かわいいことはかわいいけど、やっぱしゃべり方がまだ幼いかなあと。 ――そ、そうですか......。11月5日には『さや侍』のDVDとBlu-rayがリリースされるそうですが、ご覧になりましたか? 野見 まだ見てないです。Blu-ray持ってないんですけど、DVDよりBlu-rayの方が画像がキレイなんでしょ? 見てみたいよねえ。どんなんかな~~。 ――Blu-ray欲しいですか? 野見 今はクーラーが欲しいな。今年暑かったもんだから、熱中症にかかっちゃった。 ――えー、気を付けてください。DVD&Blu-rayの発売を前に、今の心境を教えてください。 野見 えへへ、いろいろ頑張ったから、うれしいですね。パッケージも、人間魚拓の写真ですごくいいと思ってんだけど。 ――特典映像として、映画に使われなかった"未公開の業"が8つ収録されているそうですが、この中で印象深い業は? 野見 「釜ゆで我慢」が一番大変だった。棒にしがみついて、熱湯浴びないようにするんだけど、(熱湯の上に置いてある)板がはずれちゃったもんだから、熱くて我慢できなくなっちゃって。 ――あらら。 野見 あと覚えてるのは「ザリガニ鼻飾り」。ザリガニが元気なくてね、ちゃんと鼻をはさんでくれなかったの。 ――特典映像には他にも、野見さんが登壇された韓国の『釜山国際映画祭』や、スイスの『ロカルノ映画祭』の様子も収録されているそうですね。 野見 ロカルノすごかった! 8,000人の前であいさつして、感動して、号泣しちゃった! ――そんな野見さんの今後の目標は? 野見 できればあと1~2本映画とかやりたいな。大変だけど面白かったから。脇役でもなんでもいい。 ――ちなみに特にやってみたい役は? 野見 『ゲゲゲの鬼太郎』のぬらりひょん。 ――確かに似てますね(笑)。では最後に、野見さんにとって松本人志とはどんな存在ですか? 野見 人生を変えてくれた神様です。 (取材・文=林タモツ) ●のみ・たかあき 1957年、東京都生まれ。調理師、絵画の販売管理などの仕事を経て、後に新宿のバーでも働いている。未婚。番組観覧に来ていたところをスカウトされ、2003年、松本人志によるバラエティー番組『働くおっさん人形』、続く06年の『働くおっさん劇場』(共にフジテレビ系)に出演。『さや侍』が映画初出演にして初主演となる。
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松本人志、AKB48……アイドルと芸人のコント・シットコムが急増した背景

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NHK『松本人志のコントMHK』公式サイトより
 ネタ見せお笑いブームが終了し、地デジ化、島田紳助の引退と過渡期を迎え、テレビ局各局が大幅な改編を行った秋クール。その中で増加したのが、芸人とアイドルによるコントやシットコム(シチュエーション・コメディー)番組だ。コントでは、NHKが『松本人志のコントMHK』を月1レギュラー化させ、TBSでは、若手芸人出演の『パワー☆プリン』が放送開始。シットコムでは『SKE48のマジカル・ラジオ』(日本テレビ系)、劇団ひとり、東京03、バカリズム、早見あかりら出演の『ウレロ☆未確認少女』(テレビ東京系)がスタートした。 「『松本人志のコントMHK』は昨年10月15日に特番として放送され、視聴率6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったコント番組。今年11月5日から毎月第1土曜日の放送としてレギュラー化。第1回は浜田雅功が出演し、10年ぶりに松本とコント番組で共演することも話題。彼らが司会した『キングオブコント2011』(TBS系)で準優勝だった2700のほか、ジャングルポケット、スパイクら若手芸人出演の『パワー☆プリン』は、TBSには珍しい芸人のショートコント企画。出演は全員よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属で、ネタ見せ番組なき後の芸人の受け皿的番組です」(テレビ情報誌記者)  キャリアは大きく違うが芸人たちがコントに励む一方、アイドルが芸人とともに参加するのが、舞台設定を固定させたドラマのようなストーリー性があるシットコムだ。『SKE48のマジカル・ラジオ』は松井珠理奈、高柳明音がラジオDJ、松井玲奈、オードリーの若林正恭、佐藤二朗が番組スタッフ役。打ち切り寸前のラジオ番組制作を主軸に、アドリブも加わる。一方、『ウレロ☆未確認少女』は、劇団ひとりら演じる弱小芸能事務所の社員たちがアイドルグループ・UFIを売り出す戦略を練っていく。ももいろクローバーZがナレーションなどを担当しており、今後も何らかの形で番組に関わってくるようです」(同)  ひかりTVではAKB48のコント番組『びみょ~』が始っており、アイドルのコントやシットコムが突如急増。その理由を前出の記者は次のように分析した。 「AKB48は『AKBINGO!』(日本テレビ系)、『週刊AKB』(テレビ東京系)など数多くのバラエティー番組があり、企画も飽和状態。その中でコントは未開拓の分野であり、人気上位メンバー以外も出演しており、メンバーたちの女優修業の場にもなります。シットコムなら、セットが一つで済むのでコストも抑えられるという利点もあります」  クイズ、ネタ見せ、グルメ一辺倒だったテレビの世界に新たに吹いたコントとシットコムの風。栄枯盛衰のテレビの世界の中で、新たなブームとなっていくのか注目だ。 (文=都井ナツオ)
松本人志 仕事の流儀 最近のまっちゃんってどうなの? amazon_associate_logo.jpg
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時代の終焉……視聴率低迷で"帝王"ダウンタウンに訪れた斜陽の時

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ダウンタウンがダメなら、吉本勢は全員ダメ?
伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ギョーカイの内部情報を拾い上げ、磨きをかけた秘話&提言。  ダウンタウンの視聴率低迷がテレビ業界で話題になっている。 「現在、ダウンタウンのレギュラー番組は「『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』『ダウンタウンDX』(共に日本テレビ系)、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)など5本ですが、ほとんどの視聴率が10%を切っているんです。それだけでなく、松本人志の『人志松本の○○な話』(フジテレビ系)も10%以下です。何しろ『数字が取れない』と関係者も頭を抱える状況」(某テレビ関係者)    確かに、ここ数年ささやかれてきたことだが、4月から始まった『爆笑 大日本アカン警察』(フジテレビ系)に至っては同時間帯の最下位を記録、裏番組の『クイズ☆タレント名鑑』(TBS系)に抜かれるにあたり、本格的世代交代、転換期との見方も大きいのだ。 「『週刊文春』(文藝春秋)のゴールデンウイーク特大号にも、ダウンタウンの興味深い記事が掲載されました。『テレビの支配者・松本人志&浜田雅功「ポスト・ダウンタウン」を語る』というインタビューですが、映画や番宣などのインタビューではなく週刊誌媒体からの、しかも『ポスト・ダウンタウン』というテーマで彼らが取材を受けるのは極めて珍しい。そのため、『何かスキャンダルのバーターでは』などとウワサされたほど。しかし、実際はバーターでも何でもなく、取材がOKになったと聞いています。取材時間はほんの短時間だったようですが、これも自身が『ポスト・ダウンタウン』を余裕で語る姿勢を見せることで、逆に彼らの影響力を堅持しようとしたかにも見える」(お笑いに詳しい芸能関係者)  それ以外でも、これまでだったら引き受けなかったような小さな仕事も"拾っていく"という傾向にあり、松本に至っては子どもの話を積極的にするなどの視聴者への"松本らしからぬサービス"も顕著になっているという。  さらに6月5日には『大日本アカン警察』の2時間特番の放映が予定されているが、そこにナインティナインが出演することが発表され、そのことも関係者を驚かせた。 「かつてナイナイの岡村隆史がラジオで松本人志を揶揄する発言をしたことで、松本が激怒。ナイナイを遠ざけた。彼らの確執はマスメディアでも取り上げられたほど有名です。それが14年ぶりに共演するというのですからね」(同関係者)  それほどまで数字の取れないダウンタウンが危機感を抱き、そのことが逆説的に世代交代が迫っている証拠を示している、というのが業界関係者の一致した意見だというが......。 (文=神林広恵)
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!(祝)放送1000回突破記念DVD 永久保存版16(罰)絶対に笑ってはいけないホテルマン24時 そうは言っても、ダウンタウン世代ですから。 amazon_associate_logo.jpg
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「松本人志『MHK』は布石だった!?」"お笑い帝国"吉本興業にNHKジャック計画か

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『MHK』の視聴率は散々だったけど、
吉本的には悪くない話だった?
 お笑い王国の吉本興業が、"NHKジャック"を狙っているという情報が、番組制作会社プロデューサーから寄せられた。 「お笑いバブルが弾けはじめており、4月以降、吉本の中堅・若手芸人の民放での露出は減少する。仕事にあぶれた彼らをNHKの番組に入れようと、吉本は水面下でNHKの番組スタッフへ懸命に働きかけています」  一昨年から昨年にかけて、『エンタの神様!』(日本テレビ系)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)など、新人の発掘・育成の意味合いが強かった番組が次々に終了。極めつけに、昨年末で『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)も終了となった。 「これらの番組終了は番組自体の視聴率が落ちたという理由ではあるのですが、そこで育った若手の受け皿がなくなってきたということも関係しているんです。せっかく人気が出ても、吉本側にそれをマネジメントする体制やキャスティングする番組が足りない。この春も『ミリオンダイス』(日本テレビ系)や『天才をつくる! ガリレオ脳研』(テレビ朝日)などが終了します。新番組も始まりますが、芸人の出演枠は確実に減っています。そこで吉本が開拓に必死なのが、NHKなんです」(前出の制作会社プロデューサー)  その布石となっているのが、昨年10月15、16日に放送されたダウンタウンの松本人志を起用した特別番組だという。 「『松本人志のコントMHK』と『プロフェッショナル仕事の流儀 松本人志スペシャル』が放送されたんですが、ギャラが民放の半分以下であるNHKに松本ほどの大物が出演したのも、吉本が同局とのパイプを強固にしておきたかったから。今頃は、吉本は若手をノーギャラでもいいから出演させてくれと交渉しているはずですよ」(同)  お笑いに詳しいテレビ関係者も「NHKは全国区だから、ノーギャラで出演させても若手の宣伝になる。知名度を得たところで、地方の営業で稼がせれば十分に元が取れるという寸法ですよ。昔、ギャラが安い演歌歌手が地方営業で稼ぎまくったというのと図式です」と言う。  さすが、天下の吉本興業、転んでもタダでは起きない。
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【関連記事】 視聴率は大惨敗 松本人志9年ぶりのコント『MHK』とは何だったのか とばっちり!? 松本人志が「フラッシュ」を名誉毀損で提訴した舞台裏とは ざわめく吉本興業の暗部......「コメディNo.1」前田五郎の1億2,000万円訴訟に和解勧告

とばっちり!? 松本人志が「フラッシュ」を名誉毀損で提訴した舞台裏とは

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パパだって、たまには息抜きしたい
んです。
 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が写真週刊誌「フラッシュ」(光文社)の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の同社などに対し、1,100万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め、東京地裁に提訴した。  問題となっているのは、昨年9月7日号の記事。左股関節唇損傷の手術を受け、休養中だった松本が「夜遊び」していたという内容だった。松本が所属する吉本興業は「仕事の打ち合わせで、当日『夜遊び』していた事実は一切なく、光文社の取材も非常にずさんであったため、訴訟提起しました」とコメント。  お笑い関係者は「松本さんはテレビで見るイメージと違って、どうしても許せないことは徹底的に争うタイプ。過去にもレンタルビデオ店でアダルトビデオを物色する姿を同誌に撮られ、激怒。プライバシーの侵害だ! と訴え、勝利しています。今回の訴訟も本当に許せなかったのでしょう」と語る。  だが、半年近く前の記事に今頃"噛み付いた"点については、一部で疑問の声も上がっている。  そんななか、ある人物は松本の強硬姿勢の裏には、「フライデー」(講談社)の存在があると指摘する。同誌は2月4日号で「雨上がり決死隊」の宮迫博之と松本人志が福岡・中州で美女を"お持ち帰り"していたと報じた。その前号でも宮迫の"不倫疑惑"が報じられていたため、世間的には懲りない宮迫に注目が集まったが、何を隠そう吉本興業が本気で焦ったのは、宮迫と同席していたという松本の"火遊び"の方だった。  松本は2009年5月に元お天気キャスターの伊原凛さんと結婚。同年10月には待望の女児が誕生し、自らの番組で"親バカ"ぶりを話すこともあった。前出の人物は、「結婚、出産とともにたしかに彼は夜遊びを控えるようになった。子どもがかわいくてしょうがないようだね。奥さんも理想の父親だと周囲に話していたほど。それが『フライデー』の記事のせいで、地方の仕事の時にハメを外しているのがバレてしまった。松本はショックを受け、松本を巻き込んでしまった宮迫は顔面蒼白で土下座謝罪したそうだ」と語る。  吉本興業の現社長はダウンタウンの元マネジャーの大崎洋氏。吉本にとって松本は、島田紳助と並ぶ"宝"である。「フライデー」の記事が出る前日、マスコミ各社に電話をかけ、「絶対に(フライデー記事の)後追いをしないで欲しい」とお願いしたのもそのためだ。某スポーツ紙デスクは、「とにかくあの記事で松本と伊原さんの間に少なからず亀裂が走ったことは間違いない。疑心暗鬼になっている伊原さんを納得させるためにも、フラッシュの"夜遊び記事"に噛み付いたんじゃないかな」と推測する。   だとしたら、「フラッシュ」が少し気の毒な気もしないでもないが......。
松本人志の怒り 赤版 プンプンだよ! amazon_associate_logo.jpg
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