もう何度もいわれていることですが、いよいよ“キムタク神話崩壊”が現実味を帯びてきたようです。日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)第4話の視聴率は、12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と過去最低を更新。いちおうまだ今期の連ドラではトップを走っていますが、草なぎ剛主演の『嘘の戦争』(フジテレビ系)、好評を得ている『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の足音が聞こえてきました。 とはいえ今回は、本来なら21時台にかぶってこない『世界の果てまでイッテQ!10周年アワード イモトWT99か国の奇跡2時間SP』(日本テレビ系)がスペシャルで裏に入り、しかも22.5%という番組史上2位の高視聴率を残していることを見れば、健闘といえるのかもしれません。 実際、内容的には今回の『A LIFE』は充実していたと思います。 第4話でフィーチャーされたのは、壇上記念病院のオペナース・柴田(木村文乃)。外科手術について熟知し、常に先回りして器械出し(メスなどを執刀医に手渡す役割)を行う技術には、主人公・沖田(木村)をはじめとする壇上記念病院の外科医たちも全幅の信頼を寄せています。 しかし、今回はそんな柴田の“有能ぶり”がアダとなることに。 副院長の壇上壮大(浅野忠信)は、片山関東病院という中規模医院との提携を画策中。まずは挨拶代わりに世界的な実績のある沖田を送り込み、壇上のレベルの高さを見せつけてやることになりました。 その沖田に、オペナースとして同行することになった柴田。しかし、手術中に前立ち(助手のこと)を務めていた片山の院長の息子である外科医・孝行(忍成修吾)に背き、指定されたものとは別の器械を差し出します。 「サテンスキーのほうが、いいと思いますよ(キッパリ)」 その場こそ、沖田が柴田の判断を支持したため手術は滞りなく終わりますが、孝行は当然ブチ切れ。院長パパ(鶴見辰吾)に告げ口し、パパは壇上との提携話を白紙に戻そうとします。 これに慌てたのが壮大でした。片山での手術を見学に行っていた井川(松山ケンイチ)から事情を聞き出すと、柴田をオペから外すことに。ちなみに井川は副院長に告げ口したのではなく、柴田のことが大好きなので「柴田さんが優秀すぎるんですよー」と、手柄として報告したのでした。 柴田の言い分はシンプルです。 「沖田先生が執刀医だったので、いつも使ってるものをと出しました」 そして、オペから外されることを告げられると「辞めます」と踵を返して部屋を出て行きました。ちなみに壮大は沖田からは何も話を聞いていませんが、このとき柴田に「沖田は何も言ってなかった」と言います。聞いてないんだから何も言ってないに決まっているんですが、沖田がフォローしてくれなかったと思い込んだ柴田は、深く傷つきました。 実は柴田は、医者になりたかったのだそうです。親が医者で、自分も当たり前に医者を目指したのに、ひとつの医療ミスで実家の医院が潰れてしまい、高額な医学部の学費を払えず、奨学金をもらって看護学校に行くしかなかった。そうした過去を、ヤケクソでOKした井川との砂浜デートでぶちまけます。 井川も医者の息子で、親は今も大病院の院長で、親の金で当たり前に医者になった人間です。だから柴田は井川に、ずっとムカついていました。でも、気持ちを全部吐きだしたことで楽になったようです。突然の告白にうろたえる井川に背を向けて、 「おなかすいた!」 と、今の素直な気持ちを、もうひとつ吐きだすのでした。 今回、主役はほとんど井川と柴田でした。同じ医者の家の生まれなのに、片や医者、片やナース。柴田には、どうしたって拭えないコンプレックスがある。一方の井川は柴田の知識や技量にほれ込んでいるし、たぶん性格や顔にも惚れ込んでいる。 そういう2人を、木村文乃は徹底的に仏頂面に、松山ケンイチはコロコロと表情を変えながら、2人とも感情表現を全面に出して演じていました。環境が変わる、心持ちが変わる、関係性が変わる、そうすると人間というのは、顔が変わるんだということが、実に丁寧に演出されていたし、演じられていました。 さらに表情の芝居といえば、孝行を演じた忍成修吾もすごかった。登場シーンは少ないし、手術中はほとんど顔が見えないのに、一瞬で視聴者に「イヤな奴ですよ」という主張を伝えてくる。 この3人の演技合戦が、第4話を1本のお芝居として見応えあるものにしたと思います。 一方、沖田を演じる木村拓哉はといえば、キャラ設定として「芯が通っている」ので、特に変化はありません。なんか、壁打ちの壁みたいな感じです。そういう役だからそういう芝居をしているのか、そういう芝居しかできないからそういう役を与えられるのか、それはまあ、とりあえず置いておきます。 というか、実は4話になって沖田にも小さな変化が与えられました。壮大の妻で壇上院長の娘である深冬(竹内結子)と10年前に付き合っていたわけですが、「お互いにフラれた」と思い込んでいたことが明らかになったのです。 深冬は脳腫瘍を患っていて、沖田が執刀予定。なんか面倒なことにもなりそうですが、これってどうなんですかね。柴田の抱えていた深い挫折と劣等感に比べれば、いかにも軽く映ってしまいます。このドラマに登場するいろいろな事情の中で、「沖田が深冬に未練があるかも?」って、もっともどうでもいいことに見えてしまう。ここまでの沖田なら、そんなことでブレが生じるとは思えないし、ブレが生じたらキャラ矛盾だし、ブレが生じないなら無駄な設定ということになるし……。 ともあれ、柴田はいろいろあってオペナースとして壇上での仕事を続けることになり、深冬は沖田の目の前でブッ倒れて、今回はおしまい。 あ、あと、いちおう言っときますけど、今回も浅野忠信は最高でしたよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)TBS系『A LIFE~愛しき人~』番組サイトより
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「もっとセットを豪華にして!」木村拓哉が『ドクターX』を意識しまくりで、スタッフ大困惑
15%に届かないビミョ~な視聴率となっている木村拓哉主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。手術シーンも木村自ら演じる気合の入れようで、『白熱ライブ ビビット』(同)に木村が番宣出演した際には、ドラマの手術シーンを技術指導した順天堂医院の医師も「木村さんの努力がすごい。(本当に目指せば)すごい外科医になる」と持ち上げた。 1話あたり1億円ともいわれる巨額の制作費が投じられているだけあって、TBSとしては物足りない数字だろうが、序盤は今期のドラマではNo.1。しかし、木村が意識しているのは、視聴率20%超えの人気医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)だという。 「もともと『A LIFE』は昨年10月期に予定されていましたが、TBSサイドが『ドクターX』とのガチンコ対決を避けて、後ろに延ばしたといわれています。そのときも、キムタクは『勝てばいいんでしょ、勝てば!』と、プライドをにじませていたそうです。確かに、『ドクターX』を打ち負かしてこそ、世間から『やっぱりキムタク』『さすが視聴率男』との評価を得ることができますからね」(テレビ誌ライター) そんな木村の鼻息に、早くも現場スタッフが吹き飛ばされそうになっているという。TBS関係者が困惑して明かす。 「1話目が終わった時点で、キムタクは『ドクターX』の映像を用意させ、美術セットを比べ始めた。そして『A LIFE』のセットに不満を漏らしながら、もっと豪華にすることを要求。スタッフができないと告げると、露骨に不機嫌になったといいます。そもそも向こうは大学病院で、こっちは個人病院の話ですからね」 ドラマの2話目では、深刻な状態の脳腫瘍と診断された小児外科医役の竹内結子が普通にオペをする場面があり、視聴者から「こんな病院行きたくない」の声が上がったが、美術セット以前に「脚本」を見直したほうがいいかも!?
「もっとセットを豪華にして!」木村拓哉が『ドクターX』を意識しまくりで、スタッフ大困惑
15%に届かないビミョ~な視聴率となっている木村拓哉主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。手術シーンも木村自ら演じる気合の入れようで、『白熱ライブ ビビット』(同)に木村が番宣出演した際には、ドラマの手術シーンを技術指導した順天堂医院の医師も「木村さんの努力がすごい。(本当に目指せば)すごい外科医になる」と持ち上げた。 1話あたり1億円ともいわれる巨額の制作費が投じられているだけあって、TBSとしては物足りない数字だろうが、序盤は今期のドラマではNo.1。しかし、木村が意識しているのは、視聴率20%超えの人気医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)だという。 「もともと『A LIFE』は昨年10月期に予定されていましたが、TBSサイドが『ドクターX』とのガチンコ対決を避けて、後ろに延ばしたといわれています。そのときも、キムタクは『勝てばいいんでしょ、勝てば!』と、プライドをにじませていたそうです。確かに、『ドクターX』を打ち負かしてこそ、世間から『やっぱりキムタク』『さすが視聴率男』との評価を得ることができますからね」(テレビ誌ライター) そんな木村の鼻息に、早くも現場スタッフが吹き飛ばされそうになっているという。TBS関係者が困惑して明かす。 「1話目が終わった時点で、キムタクは『ドクターX』の映像を用意させ、美術セットを比べ始めた。そして『A LIFE』のセットに不満を漏らしながら、もっと豪華にすることを要求。スタッフができないと告げると、露骨に不機嫌になったといいます。そもそも向こうは大学病院で、こっちは個人病院の話ですからね」 ドラマの2話目では、深刻な状態の脳腫瘍と診断された小児外科医役の竹内結子が普通にオペをする場面があり、視聴者から「こんな病院行きたくない」の声が上がったが、美術セット以前に「脚本」を見直したほうがいいかも!?
過去最低の13.9%……木村拓哉『A LIFE~愛しき人~』ドラマの根幹を揺るがす、院長の“キャラ変更”
木村拓哉が、手術の腕に絶対の自信を持つ“職人外科医”を演じている日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。キムタクにとってSMAP解散後初のピン仕事ということもあって注目が集まっていますが、第3話の視聴率は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、過去最低に。ガッツリ予算をつぎ込んでいるTBSさんの心中お察しするばかりであります。 今回のゲスト患者は、謎の腹痛に苦しむ小学生・友梨佳ちゃん(石井小咲)。お母さんの実家に預けられているときだけお腹が痛くなるので、どうやら原因は心因性らしいということでしたが、その診断に納得ができないお母さんがセカンドオピニオンを取りに来院しました。 何を隠そう、沖田(木村)の専門は小児外科。今回も、院長の娘である小児科医・深冬(竹内結子)とともにサクっと原因を突き止め、さっそく手術の準備を進めます。 しかし、ここで問題が。 友梨佳ちゃんの腹痛を「心因性」と判断した以前の担当医が、小児外科治療学会の重鎮である蒲生教授なる人物だったのです。この病院で友梨佳ちゃんのお腹を開くということは、蒲生教授に逆らうということ。蒲生教授に逆らうと小児外科治療学会に居場所がなくなるのだそうです。深冬が小児科の指導医を目指していることもあって、沖田が所属する壇上記念病院では、友梨佳ちゃんの手術ができないという結論に。ひどい話です。 ひどい話なので、沖田は「だったら俺はここを辞める」と言い出しました。別の病院で、自分が友梨佳ちゃんの手術をすると。 しかし、沖田が病院を辞めると困るのが、副院長で深冬の入り婿でもある壮大(浅野忠信)です。深冬の脳には腫瘍があり、その手術ができるのは沖田しかいない。院長の娘であり副院長の妻である深冬を、壇上以外の病院で手術させるわけにもいきません。 そこで、副院長・壮大は独断で、沖田に友梨佳ちゃんの手術を許可します。ただし、小児科医としての将来がある深冬を手術に参加させないことを条件としました。 一度は深冬自身、「手術ができない」という結論を飲みこんでいましたので、沖田にとっては、なんの問題もない条件です。しかし、一本気な沖田の医師魂に心を打たれた深冬は直前になって翻意。「医者として一番大切なこと忘れてた」「目の前の命を救うことに一生懸命の医者でありたい」と言って手術への参加を沖田に直訴し、メスを握ります。ちなみにここまで、深冬が脳腫瘍による激しい頭痛に襲われて動きが鈍くなるシーンがたびたび描かれていますが、術中はなぜか大丈夫なようです。脳内麻薬が出てるとか、そういう理屈なんでしょうか。わかりません。 ところでこの病院の院長室と副院長室には、外科手術を生中継しているモニターがあります。院長・虎之介(柄本明)と副院長・壮大はそれぞれの部屋でモニターを眺めていましたが、友梨佳ちゃんの手術が行われていることを知らされていなかった院長は、沖田が執刀している姿を見て激昂! しかも…… 「深冬までいるじゃないかー!」 勢い込んで手術室に乗り込み「すぐに(腹を)閉じるんだ!」と怒鳴りつけるのでした。 今回、最初から最後まで蒲生教授に気を使って、友梨佳ちゃんの命を危険にさらしたのは、院長・虎之介でした。もともと「ビジネスよりも医療の本質を追及せよ」というキャラクターとして登場した院長でしたが、3話にして、もう「人の命」を蔑ろにしてしまった。これ、ドラマの根幹を揺るがすキャラ変更だと思うんですよね。 結果、友梨佳ちゃんの手術は成功します。院長が小学生の命を犠牲にしてまで守ろうとした「小児外科治療学会での娘・深冬の立場」も、電話一本でどうにでもなる問題でした。 「目の前の命を救う」ことが絶対的信念の沖田にとって、今回の院長の判断は、心の底から軽蔑すべきものだったはずです。今後、どれだけこの院長がいいことを言おうが、医師として正しい判断をしようが、「あのとき、友梨佳ちゃんを見殺しにしようとした」という事実は消えません。つまり、この序盤の段階で『A LIFE』は、院長という“理想の医師”を1人、殺してしまったということです。 まともに辻褄を合わせていくなら、もうこの病院の経営陣に沖田が信頼すべき人物はひとりもいません。院長と副院長のソリが合わないことも語られましたが、どちらも「患者の命が最優先」の医者ではないので、沖田が同調すれば矛盾が生じることになります。よって、ひとつの大きな流れになるはずだった「院内の派閥争い」に、沖田が積極的に関係することはできなくなったわけです。まあ、今回の院長のアレを気の迷いだったことにして、強引に進めるのかもしれませんが。 一方、もうひとつの流れである「深冬の脳腫瘍」については、壮大の沖田に対する嫉妬に火が付き始めていて、苦虫をかみ潰しながら「まだ好きなのか、深冬のこと……」とか言い出しました。もう絵に描いたようなメロドラマですが、こちらは浅野忠信のテンション芝居に見応えがあるので、まだまだ楽しめそうです。今回はそんなところで! (文=どらまっ子AKIちゃん)TBS系『A LIFE~愛しき人~』番組サイトより
過去最低の13.9%……木村拓哉『A LIFE~愛しき人~』ドラマの根幹を揺るがす、院長の“キャラ変更”
木村拓哉が、手術の腕に絶対の自信を持つ“職人外科医”を演じている日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。キムタクにとってSMAP解散後初のピン仕事ということもあって注目が集まっていますが、第3話の視聴率は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、過去最低に。ガッツリ予算をつぎ込んでいるTBSさんの心中お察しするばかりであります。 今回のゲスト患者は、謎の腹痛に苦しむ小学生・友梨佳ちゃん(石井小咲)。お母さんの実家に預けられているときだけお腹が痛くなるので、どうやら原因は心因性らしいということでしたが、その診断に納得ができないお母さんがセカンドオピニオンを取りに来院しました。 何を隠そう、沖田(木村)の専門は小児外科。今回も、院長の娘である小児科医・深冬(竹内結子)とともにサクっと原因を突き止め、さっそく手術の準備を進めます。 しかし、ここで問題が。 友梨佳ちゃんの腹痛を「心因性」と判断した以前の担当医が、小児外科治療学会の重鎮である蒲生教授なる人物だったのです。この病院で友梨佳ちゃんのお腹を開くということは、蒲生教授に逆らうということ。蒲生教授に逆らうと小児外科治療学会に居場所がなくなるのだそうです。深冬が小児科の指導医を目指していることもあって、沖田が所属する壇上記念病院では、友梨佳ちゃんの手術ができないという結論に。ひどい話です。 ひどい話なので、沖田は「だったら俺はここを辞める」と言い出しました。別の病院で、自分が友梨佳ちゃんの手術をすると。 しかし、沖田が病院を辞めると困るのが、副院長で深冬の入り婿でもある壮大(浅野忠信)です。深冬の脳には腫瘍があり、その手術ができるのは沖田しかいない。院長の娘であり副院長の妻である深冬を、壇上以外の病院で手術させるわけにもいきません。 そこで、副院長・壮大は独断で、沖田に友梨佳ちゃんの手術を許可します。ただし、小児科医としての将来がある深冬を手術に参加させないことを条件としました。 一度は深冬自身、「手術ができない」という結論を飲みこんでいましたので、沖田にとっては、なんの問題もない条件です。しかし、一本気な沖田の医師魂に心を打たれた深冬は直前になって翻意。「医者として一番大切なこと忘れてた」「目の前の命を救うことに一生懸命の医者でありたい」と言って手術への参加を沖田に直訴し、メスを握ります。ちなみにここまで、深冬が脳腫瘍による激しい頭痛に襲われて動きが鈍くなるシーンがたびたび描かれていますが、術中はなぜか大丈夫なようです。脳内麻薬が出てるとか、そういう理屈なんでしょうか。わかりません。 ところでこの病院の院長室と副院長室には、外科手術を生中継しているモニターがあります。院長・虎之介(柄本明)と副院長・壮大はそれぞれの部屋でモニターを眺めていましたが、友梨佳ちゃんの手術が行われていることを知らされていなかった院長は、沖田が執刀している姿を見て激昂! しかも…… 「深冬までいるじゃないかー!」 勢い込んで手術室に乗り込み「すぐに(腹を)閉じるんだ!」と怒鳴りつけるのでした。 今回、最初から最後まで蒲生教授に気を使って、友梨佳ちゃんの命を危険にさらしたのは、院長・虎之介でした。もともと「ビジネスよりも医療の本質を追及せよ」というキャラクターとして登場した院長でしたが、3話にして、もう「人の命」を蔑ろにしてしまった。これ、ドラマの根幹を揺るがすキャラ変更だと思うんですよね。 結果、友梨佳ちゃんの手術は成功します。院長が小学生の命を犠牲にしてまで守ろうとした「小児外科治療学会での娘・深冬の立場」も、電話一本でどうにでもなる問題でした。 「目の前の命を救う」ことが絶対的信念の沖田にとって、今回の院長の判断は、心の底から軽蔑すべきものだったはずです。今後、どれだけこの院長がいいことを言おうが、医師として正しい判断をしようが、「あのとき、友梨佳ちゃんを見殺しにしようとした」という事実は消えません。つまり、この序盤の段階で『A LIFE』は、院長という“理想の医師”を1人、殺してしまったということです。 まともに辻褄を合わせていくなら、もうこの病院の経営陣に沖田が信頼すべき人物はひとりもいません。院長と副院長のソリが合わないことも語られましたが、どちらも「患者の命が最優先」の医者ではないので、沖田が同調すれば矛盾が生じることになります。よって、ひとつの大きな流れになるはずだった「院内の派閥争い」に、沖田が積極的に関係することはできなくなったわけです。まあ、今回の院長のアレを気の迷いだったことにして、強引に進めるのかもしれませんが。 一方、もうひとつの流れである「深冬の脳腫瘍」については、壮大の沖田に対する嫉妬に火が付き始めていて、苦虫をかみ潰しながら「まだ好きなのか、深冬のこと……」とか言い出しました。もう絵に描いたようなメロドラマですが、こちらは浅野忠信のテンション芝居に見応えがあるので、まだまだ楽しめそうです。今回はそんなところで! (文=どらまっ子AKIちゃん)TBS系『A LIFE~愛しき人~』番組サイトより
木村拓哉から草なぎ剛への“誕生日プレゼント”がヤフオクに出現……「剛くん最低!」批判相次ぐ
元SMAPの木村拓哉が草なぎ剛に贈ったとされるギターのピックが、オークションサイト「ヤフオク!」に出品され、ファンの間で物議を醸している。 バラエティ番組『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)の企画「ギターマンへの道」で、TRICERATOPS・和田唱の指導の下、ギターの練習に励んできた草なぎ。ギターを始めて約1年がたった2014年7月には、TRICERATOPSのライブにサプライズで登場。和田がSMAPに提供した楽曲「ココカラ」と井上陽水の「夢の中へ」を披露した。 今回、出品されたのは、このライブで草なぎが使っていたというピック。出品者はTRICERATOPSのファンだといい、最前列で鑑賞していたところ、演奏後に草なぎから手渡されたのだという。 なお、出品価格は50万円と超高額。その理由は、このピックが、草なぎの40歳の誕生日プレゼントとして、木村が贈った世界に1つだけのオーダーメイド品だからのようだ。 「木村は、『草』『なぎ』『剛』と書かれた3種類のピックをプレゼント。『草』から『剛』に向かい難易度が上がるとか。出品されているのは『草』のピックで、使用感もある。出品者は、ファンが“SMAPロス”に陥るタイミングを見計らって出品したのかもしれません」(芸能記者) 貴重な品にファンが喜んでいるかと思いきや、ネット上では「つよぽんに大切に持っていてほしかった」「剛くん最低」「せめて木村くんの耳に入らないでほしい」「人にもらったものを、簡単に他人にあげるとか……」「木村くんの想いがつまったピックなのに」と、草なぎの行動にショックを受けるファンが続出している。 「草なぎが、メンバーからの誕生日プレゼントを人にあげてしまったという落札者の説明に、ファンは困惑。一方で、ミュージシャンにとって『ピックとは、そういうもの』という意見も。木村の孤立ぶりが取り沙汰されている今、ファンがこの手の話に敏感になっているのは確かです」(同) 30日現在、落札者はまだ現れていないものの、草なぎへの批判をもたらしている同ピック。草なぎの言い分を聞いてみたいものだが……。「ヤフオク!」より
木村拓哉から草なぎ剛への“誕生日プレゼント”がヤフオクに出現……「剛くん最低!」批判相次ぐ
元SMAPの木村拓哉が草なぎ剛に贈ったとされるギターのピックが、オークションサイト「ヤフオク!」に出品され、ファンの間で物議を醸している。 バラエティ番組『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)の企画「ギターマンへの道」で、TRICERATOPS・和田唱の指導の下、ギターの練習に励んできた草なぎ。ギターを始めて約1年がたった2014年7月には、TRICERATOPSのライブにサプライズで登場。和田がSMAPに提供した楽曲「ココカラ」と井上陽水の「夢の中へ」を披露した。 今回、出品されたのは、このライブで草なぎが使っていたというピック。出品者はTRICERATOPSのファンだといい、最前列で鑑賞していたところ、演奏後に草なぎから手渡されたのだという。 なお、出品価格は50万円と超高額。その理由は、このピックが、草なぎの40歳の誕生日プレゼントとして、木村が贈った世界に1つだけのオーダーメイド品だからのようだ。 「木村は、『草』『なぎ』『剛』と書かれた3種類のピックをプレゼント。『草』から『剛』に向かい難易度が上がるとか。出品されているのは『草』のピックで、使用感もある。出品者は、ファンが“SMAPロス”に陥るタイミングを見計らって出品したのかもしれません」(芸能記者) 貴重な品にファンが喜んでいるかと思いきや、ネット上では「つよぽんに大切に持っていてほしかった」「剛くん最低」「せめて木村くんの耳に入らないでほしい」「人にもらったものを、簡単に他人にあげるとか……」「木村くんの想いがつまったピックなのに」と、草なぎの行動にショックを受けるファンが続出している。 「草なぎが、メンバーからの誕生日プレゼントを人にあげてしまったという落札者の説明に、ファンは困惑。一方で、ミュージシャンにとって『ピックとは、そういうもの』という意見も。木村の孤立ぶりが取り沙汰されている今、ファンがこの手の話に敏感になっているのは確かです」(同) 30日現在、落札者はまだ現れていないものの、草なぎへの批判をもたらしている同ピック。草なぎの言い分を聞いてみたいものだが……。「ヤフオク!」より
低迷中の明石家さんまに“引退説”再燃! SMAP解散時の「キムタク擁護」引き金に?
ビートたけし、タモリと並んでお笑い界の頂点に君臨する明石家さんまに、“引退説”が再燃するのではないかとの声があるようだ。 2年前に「60歳になったら、引退する」と公言して、「笑えない冗談?」とテレビ界を騒然とさせたが、本人は本気モードだった。ところが、さんまに収益の多くを依存していた吉本興業からの慰留に加えて、後輩である爆笑問題の太田光が「今、辞めたらカッコ良すぎる。落ちていくところをわれわれ我々後輩に見せる義務がある」と叱咤されたことから、引退を思いとどまったという過去がある。 ところが、60歳になって迎えた昨年1月に持ち上がったSMAPの独立・解散騒動で、さんまは「俺は木村派だ」と公言。ファンの多くから“裏切り者”のレッテルを貼られたキムタクを擁護したことで、中居正広からも敬遠され、同時に世間の好感度も落ちてしまった。 その発言に一定の影響力があるさんまが、メンバー同士がトラブっていることをわかっていながら、一人に肩入れしたのは、バランス感覚を欠いていたとしか言いようがない。『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演し、大団円を演出しようとしてみせたタモリとは対照的だ。その世間の空気の読めなさは、最近のさんまの評価にも直結しているのではなかろうか? 現に昨年9月には、31年間続いた関西テレビ制作の『さんまのまんま』が打ち切りになった。さらに、13年間続いたキムタクとの正月特番『さんタク』(フジテレビ系)も今年は放送されなかった。年々番組の視聴率が下がってきたための打ち切りという見方もあるが、さんまも“木村離れ”をしないとまずいと判断したようで、最近はさんまの口からキムタクの話は聞かれなくなった。 さんまの低迷ぶりは、それだけではない。一昨年4月からフジでスタートした冠番組『さんまのお笑い向上委員会』の視聴率が、スタート直後から低迷を続けている。1月14日に放送された同番組の視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。この数字は、テレビ東京を除く民放キー局の同時間帯最低視聴率だった。この番組は、さんまがいま一番、力を入れている番組だというが、内容は若手・中堅の芸人を集めて、内輪ウケで盛り上がるという目新しさのないもの。若手・中堅芸人たちも、さんまに気を使ってか、本来の持ち味を発揮できているとはいえず、視聴者からも支持を得られていない。さんまのトークも企画力も、もはや限界ということかもしれない。 くしくも爆笑問題の太田が言った「落ちていくところを、われわれ後輩に見せる義務がある」という言葉が現実味を帯びてきた。今、本人が再び引退宣言をしても、それを止める人間は以前ほど多くないのではないだろうか? ある吉本興業関係者も「さんまさんがいなくなっても、その枠を埋める中堅芸人が育ってきた。ギャラの高さもネックになって、テレビ局側も年々使いづらくなってきているでしょう。もし引退となったら、売り上げ的には痛手ですが、上層部は以前ほど強い慰留はしないと思います」と冷静だ。 さんまと親しいビートたけしは「おいらたちの仕事は、飽きられたら自然に仕事が来なくなる。引退なんて言う必要はない。仕事がある間は、図々しくやっていればいいんだよ」と言っていた。 さんまもオファーがある以上、芸能界で生き続けてほしいが、果たして引退願望が強かったさんま自身は、どう考えているのだろうか? (文=本多圭)明石家さんま
草なぎ剛『嘘の戦争』にキムタクが出演中!? たった14分で“上げて落とす”天才詐欺師に感服
元SMAP・草なぎ剛が男の色気ムンムンで詐欺師を好演している『嘘の戦争』の第3話。平均視聴率は前回から0.7%ダウンの11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。 30年前に家族を殺された主人公が、事件に関わった人物を次々と懲らしめていく同作ですが、今回のターゲットは、六平直政演じる三輪警部補。三輪は、9歳の浩一(草なぎ)に「犯人は父」と偽証させた張本人ですから、浩一の恨みは相当のものでしょう。それより、30年前の回想シーンにも登場する六平ですが、まんまのルックスで29歳と言い張るとは、なんとも潔いですね。さて、あらすじを振り返りましょう。
たった14分でエグイ復讐!
今回の復讐は、三輪をヒーローに仕立て上げるところからスタート。三輪は、浩一が公園に仕掛けた爆弾を発見。身を挺して市民を守ったことで、マスコミに囃し立てられます。浩一いわく、「人は、褒めた後に叩くの好きだから……」だそう。共感しきりです。 これまでのターゲットは、買春に明け暮れていたり、不正な金を受け取っていたりと、欲深い悪者たちでしたが、三輪はいたって真面目な刑事。それでも「みじめに泣き叫ぶ姿をこの目で見たい!」と復讐心に燃える浩一は、三輪の“心の隙間”を探るため、三輪家の墓へ。浩一が「超アナログだけど、墓には意外な情報が埋もれていることがある」と言う通り、墓石に刻まれた情報から、三輪の娘が1歳で亡くなっていることを突き止めます。 ここからは、畳み掛けるように三輪を転落させていく浩一。“ファミレスの店長をクビになった一色祐一”という架空の男になりすまし、三輪の懐にスルスル~。三輪の携帯電話に少年が着替えている写真のデータを入れ、盗撮犯に仕立て上げます。ドラマ開始14分で、三輪は一度持ち上げられて、落とされてしまいました。三輪が超いい人なだけに、かわいそうです。 さらに、味方のフリをしながら、三輪を寝不足の“ぼんやりさん”にしてしまう浩一。いわく「人から判断力を奪う方法は、何日も寝させない状態を作ること」だそうです。鬼畜! その結果、三輪は週刊誌記者(ISSA似)をブン殴ってしまいます。 その後も、ハルカ(水原希子)のスカートの中を盗撮した犯人にされるなど、踏んだり蹴ったりの三輪。そこで、はたと浩一が30年前の少年であることに気付きます。それでも、浩一を責めるどころか、“報いを受け入れる”ことを選び、涙を流しながら謝罪する三輪。もう、見も心もボロボロです。マンネリ知らずの脚本
生まれつき心臓に問題のある娘がいた三輪は、30年前に二科興三から「アメリカで移植手術の手配をするよ」と持ちかけられ、事件の隠蔽に加担したのだとか。しかし、結局、娘は手術前に亡くなってしまいました。三輪は罪を犯しながらも、何ひとつ得しなかったということですね。 これまで、「悪者を懲らしめる」という話が続いていましたが、ここにきて「30年前に一度だけ罪を犯した。けど、超いい人」が出てきました。これには、やられたって感じです。脚本が高く評価されている『嘘の戦争』ですが、第3話にしてさらに「マンネリ化することはない」と確信しましたよ、ええ。 それにしても、ニシナコーポレーション社長・隆(藤木直人)の疑り深さが底なしでいいですね。第3話で、ついに浩一の写真を内ポケットに忍ばせ始めた隆に、愛おしささえ感じてしまいました。最初は敵だと思っていたのに、浩一にしてやられることが目に見えているためか、今はほっこりキャラに見えます。 そんな、仕事そっちのけで浩一のことばかり考えている隆ですが、だからこそ、今回は三輪の自殺未遂現場に駆けつけることができました。隆の疑り深さが、命を救ったわけです。いい話ですねえ。鳥の声はキムタク?
ネット上では、不倫していない方のマギー演じるユウジが経営するバー「800」で飼われている、おしゃべりオウム(インコ説あり)の声の主について、予想合戦が繰り広げられています。 大方の予想は、「元SMAPの誰かでは?」というもので、中でも木村拓哉と香取慎吾が有力視されているようです。 木村かもしれない理由は、2000年に草なぎが主演を務めた連ドラ『フードファイト』(日本テレビ系)で、木村が九官鳥の声を務めていたから。この時は、最終回のエンドロールで、初めて木村だったことが明かされました。 確かに、『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)で主演中の木村がオウムの声を務めていたら「なんて面白いんだ!」と話題になるでしょうし、「本当はSMAPって仲いいんだよ~」とアピールできますから、一石二鳥かもしれません。 ただ、元SMAPのメンバーは、ラジオ番組をやっている草なぎと香取以外、“共演NG”とのウワサも。ただ、中居正広や稲垣吾郎の可能性だってありますし、「実は、草なぎが主役とオウムの2役やっていた! 詐欺師として、視聴者を騙していたのだ!」なんて線も捨てきれません。 でも、普通に山寺宏一とかだったらどうしましょう……。その時は、歴史に残るジャニヲタのズッコケぶりが見られそうですね。 いろいろな復讐のパターンだけでなく、復讐される側にもドラマがあることを見せてくれた第3話。そして、次回のターゲットは、ジュディ・オング演じる代議士だそうです。ジュディ・オングといえば、シリーズ前作『銭の戦争』でも金貸し役で出ていましたね。何かリンクしている部分でもあるのでしょうか? 放送を楽しみに待ちたいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)視聴率アップのTBS『A LIFE~愛しき人~』 この“キムタクのためのご都合主義”は許されるか
元SMAP・木村拓哉主演の日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)も第2話を迎えました。視聴率は14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回より0.5ポイント上昇。莫大な予算を使って主役級を集めたTBSとしては物足りない数字かもしれませんが、「やっぱり、ちゃんと作ってるドラマはそこそこ獲るなー」という印象です。 シアトル帰りの主人公・沖田(木村)は、論文を書いて評価されることなんかにはまるで興味がなく、腕一本で勝負する“職人”外科医。第1話では、その天才的な手技で、大動脈弁狭窄に倒れた壇上記念病院の院長・虎之介(柄本明)の命を救いました。 その後、シアトルに帰るつもりでしたが、10年前に付き合っていた元カノ・深冬(竹内結子)の脳に腫瘍があることを知り、現在の夫であり同院副院長の壮大(浅野忠信)から深冬の手術を頼まれたこともあって、しばらくこの病院で勤めることにしました。脳外科手術は壮大の専門ですが、壮大いわく「家族の手術はできない」とのこと。「深冬のことを、もうなんとも思ってないなら、おまえが切れ」と迫られ、沖田は了承したのでした。 壮大と沖田の見立てでは、深冬が危険な状態になるまで「何もしなければ、半年」。しかし壮大も沖田も、深冬にはまだ自覚症状が出ていないと推察していますが、実際にはもう深冬は「最近、頭痛がひどい」状態です。進行は、2人の医師が思っているより早そう。悲劇の匂いがしますね。 『A LIFE』は、この「深冬の脳腫瘍」を下敷きにしながら、どうやら毎回ゲスト患者が登場する1話完結型のドラマとして進んでいくようです。 今回のゲストは、老和菓子職人の森本(平泉成)。院長の紹介で入院してきた森本は、大動脈瘤の手術を受けることになります。担当するのは、若手のエース外科医・井川(松山ケンイチ)。院長の紹介であるうえ、森本が宮内庁御用達の職人であると聞かされていた井川は、張り切り勇んで診察に臨みます。 交通事故の後遺症で通常の術式が採用できず、TEVERという難しい手術になりましたが、井川はこれを完璧に成功させます。さすがエース! 満天橋(名門だそうです)の御曹司! 森本は術前、井川に念を押していました。和菓子職人にとって、右手は命。右手に後遺症が残るようなことはないのかと。 井川は、理論上ありえないと告げていましたが、案の定、森本の右手に痺れと痛みが出てしまいます。 自分の手術に自信を持っている井川は、その痛みを「心因性」と判断。過剰なほどの外科的な検査を受けさせ、異常がないことを確認した上で、森本を「クレーマー」「モンスターペイシェント」と結論付けました。 しばらく病院に顔を出さなくなった森本に対し、井川も医局のみんなも「終わったこと」としていましたが、ある日、森本が自殺未遂を起こして担ぎ込まれてきました。幸い、命には別状がないものの、ともに和菓子屋を営む森本の息子は怒り心頭。壇上記念病院を訴えると息巻きます。 これに対し、副院長・壮大は「1億円の見舞金」をドーン! 医療ミスを認めずに森本一家を丸め込むことに成功しました。 これにて、一件落着……とはいきません。 この結論に納得いかないのが、沖田です。寿司職人を父に持つ沖田は、右手が使えなくなった森本の気持ちが痛いほどわかります。 そして沖田は、森本の右手の痛みが心因性などではなく、井川のミスであることを突き止めます。「クレーマーを相手にするのか」と食い下がる井川に「医師失格」の烙印を突きつけ、いざ手術へ。天才なので、治してしまうのでした。 まあ、沖田を立たせるための、「いかにも」なご都合主義です。実際、心因性でそういう痛みが出ることだってあるだろうし、一定の検査で見つからなかった痛みの原因を「探し出せなかった方が悪い」とするのは、超天才じゃない(主人公じゃない)医師たちにとっては酷な話です。 じゃあ、そのご都合主義がよくないのかというと、そうでもないんですよね。そこに説得力があれば、ぜんぜんいいと思う。で、今回の井川のミスの原因は森本に先天的な奇形があって血管のつながり方が普通じゃなかったことで、その奇形は幼少時じゃないと症状が出ないものだったんだそうです。 つまり、井川がこれを見落としてミスを犯しても「仕方がない」ものであり、これを見落としても、なお井川が“若手のエース”たる力量を持っていることが、しっかりと語られている。そして、こうした沖田の振る舞いを見た井川に、「すいませんでした!」と謝らせたうえで「でも俺、沖田先生を超えて見せますから」と言わせている。 現状、ドラマでいうところの4番手、5番手あたりに位置する井川にも「成長の余地」が振られているあたり、今後の展開にも期待が持てるところなんですよね。 というのも、「深冬の脳腫瘍」とは別にもうひとつ、ドラマの下敷きになっていきそうなのが、「院長派 vs 副院長派」の権力争いなんです。外科部長・羽村(及川光博)は、井川の医療ミスをマスコミにリークし、副院長と一緒になって院長を引責辞任させようとたくらんでいました。その羽村は第1話で井川に「沖田のような外科医になるな、潰れるから」と助言していたりもします。 今後、沖田が「理想の医療」を旗印に、ビジネスライクな副院長派を駆逐していくことになれば、その協力者となるのは井川に他ならない。 キムタク演じる沖田は設定的に、もう悟りきっちゃってるというか、考えることもやることも「目の前の人を治す」ということからブレようがないので(ブレたらおもしろいけど、無理でしょう)、井川たち脇役がどんなふうに変化していくかでドラマが転がっていくことになるのでしょう。「システムと理想」とか「金儲けと人の命」とか、確かに既視感のある構図ではありますが、松ケン/井川の意識の変化と、竹内結子/深冬の体調の変化が、いい具合にドラマを引っ張っていけそうな雰囲気です。要するに、3話以降も面白そうってことです。はい。 (文=どらまっ子AKIちゃん)TBS系『A LIFE~愛しき人~』番組サイトより





