プライム帯(午後7~11時)の冬ドラマの初回放送が、すべて終了した。 前クールは、14番組中、『相棒season14』(テレビ朝日系/水谷豊主演)、『下町ロケット』(TBS系/阿部寛主演)など12番組が2ケタ台での好スタートを切ったものの、今クールは12番組中、5番組しか2ケタを取れない低調な出足となった。そこで本項では、ランキング形式で冬ドラマの初回を振り返りたい。 ☆2016年1月期民放プライム帯連続ドラマ初回視聴率ランキング(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同) 1位 『スペシャリスト』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)17.1% 2位 『怪盗 山猫』(日本テレビ系/土曜午後9時~)14.3% 3位 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系/月曜午後9時~)11.6% 4位 『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(日本テレビ系/水曜午後10時~)11.2% 5位 『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(日本テレビ系/日曜午後10時半~)11.1% 6位タイ 『フラジャイル』(フジテレビ系/水曜午後10時~)9.6% 6位タイ 『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系/火曜午後10時~)9.6% 8位 『家族ノカタチ』(TBS系/日曜午後9時~)9.3% 9位 『ダメな私に恋してください』(TBS系/火曜午後10時~)9.0% 10位 『ナオミとカナコ』(フジテレビ系/木曜午後10時~)7.9% 11位 『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』(テレビ東京系/金曜午後8時~)7.0% 12位 『わたしを離さないで』(TBS系/金曜午後10時~)6.2% ※参考1 主な深夜帯連続ドラマ初回視聴率 ◎『マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!~』(日本テレビ系/木曜午後11時59分~)3.8% ※参考2 NHK総合連続ドラマ初回視聴率 ◎『逃げる女』(土曜午後10時~)2.4% ◎『愛おしくて』(火曜午後10時~)6.2% ◎木曜時代劇『ちかえもん』(木曜午後8時~)5.3% 昨年10月期は、人気シリーズモノの『相棒season14』を除けば、『下町ロケット』が16.1%で文字通りロケットスタートを切ったが、今クールはSMAP草なぎ剛主演『スペシャリスト』が17.1%でぶっちぎりのトップ。同ドラマは、これまで「土曜ワイド劇場」枠で4回スペシャル版が放送され、好視聴率を取っていただけに当然の結果ともいえる。ただ、初回放送の前日に、SMAP解散・分裂問題が報じられたため、“実力”以上の視聴率をマークした可能性もありそう。今後の推移が気になるところだ。 一方ここ最近、主演ドラマが不振続きだったKAT-TUN亀梨和也。今回と同枠の『東京バンドワゴン~下町大家族物語』(13年10月期)では平均7.1%と大爆死したが、『怪盗 山猫』は、パートナー役の成宮寛貴の好アシストもあり、14.3%の好発進。 初回で、“好視聴率”を取ったといえるのは上記2作のみ。『いつ恋』『ヒガンバナ』『火村英生の推理』は11%台のスタート。『いつ恋』はブレーク中の若手、有村架純&高良健吾による王道の青春ラブストーリー。視聴者はどうしても若年層になりがちだが、脚本がしっかりしているだけに、どこまで中高年層を取り込めるかがポイントになりそう。 結婚後、初の連ドラ主演となった堀北真希の『ヒガンバナ』は11.2%と、いまひとつ伸び悩んだ。枠を考えると、もっと高い数字が望まれるだけに、堀北も踏ん張りどころ。 斎藤工主演『火村英生の推理』は、日曜午後10時半という難しい時間帯を思えば、健闘したほうか……。いま最も旬な俳優・窪田正孝が持つ潜在視聴率が貢献しているようだが、今後も2ケタ台をキープし続けられるか? フジの長瀬智也主演『フラジャイル』、遠藤憲一&渡部篤郎主演『お義父さんと呼ばせて』は、ともに9.6%でスタート。『フラジャイル』は、「水10」対決で裏の日テレに負け続けている枠だけに、大きな期待はできそうにない。『お義父さんと呼ばせて』は実力派俳優である遠藤、渡部の演技力が出色。ヒロインの蓮佛美沙子もいい味を出しており、一度ドラマを見てもらうチャンスがあれば、もっと数字が上がるはずだが……。 『下町ロケット』の後枠であるSMAP香取慎吾主演『家族ノカタチ』は9.3%の1ケタ発進で期待外れに終わり、草なぎとは明暗を分けた。ここから、どこまで巻き返すことができるか? なんとか2ケタ台には乗せてほしいものだが……。 広末涼子&内田有紀主演『ナオミとカナコ』は、テーマがDVとあって、どうしても暗いドラマになってしまい、いきなり7.9%と苦しいスタート。ドラマの性質を考えると、今後も高い視聴率を望むのは難しそうだ。 小泉孝太郎主演『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』は7.0%で、テレ東ドラマとしては健闘といってよさそう。前クールの同枠は話題作『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』(濱田岳主演)で、初回10.8%だった。それと比べれば低い数字だが、テレ東だけに上々。小泉はこれまで主演ドラマでなかなか結果を残せていなかったが、前クールは『下町ロケット』で“悪役”を演じ、演技の幅を広げた。2ケタ台は期待薄だが、同枠ドラマとしては好成績を残せそうな雰囲気。 今クールの注目ドラマのひとつだった、綾瀬はるか主演『わたしを離さないで』は6.2%で、まさかのビリでスタート。これがどこまでひどいかというと、伝説的低視聴率となった『HEAT』(フジテレビ系/15年7月期/AKIRA主演/平均4.1%)でさえ、初回は6.6%。初回は延々と子役の演技が続き、主役の綾瀬らの登場シーンがほとんどなかったのが響いたと思われる。この先、どこまで数字を上げられるか推測は難しいが、厳しいことに変わりはなさそう。 局別に見ると、日テレは3ドラマともオール2ケタ台、TBSはすべて1ケタ台で全滅。フジは毎クール同じで、月9だけは2ケタ台だったが、ほか3作は1ケタ台。TBSとフジは苦戦を強いられそうで、好発進の日テレ、金曜ナイトドラマ『スミカスミレ 45歳若返った女』(桐谷美玲主演)が2月5日にスタートするテレ朝が、どこまで数字を上げられるか注目されるところだ。 (文=森田英雄)テレビ朝日系『スペシャリスト』公式サイトより
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クズすぎる川栄李奈に、“ノーパン”堀北真希! 男性をクギ付けにする『ヒガンバナ』の演出
ここ数日になってぐっと寒くなり、遅まきながら冬本番といったところ。こんな日は、あったかい家でのんびりドラマを鑑賞するのも一興でございます。 20日に放送された、堀北真希さん主演の『ヒガンバナ』(日本テレビ系)は2話目。前回は船の爆破予告と女性の殺人事件を絡めつつ、警視庁捜査一課だった雪乃(檀れい)が、来宮(堀北)や伊東(高梨臨)らの所属する女性の関わる犯罪の捜査チーム・警視庁捜査七課(通称ヒガンバナ)に配属されるところまでが描かれました。 第2話は、テレビにも出演する大物弁護士が、朝のマラソン中に誘拐されるところからスタート。その後、家族に身代金を求める電話が入り、捜査一課は誘拐事件として捜査を開始します。犯人側の要求のひとつが「弁護士の娘に身代金を持ってこさせる」というもの。娘である女子高生の可南(川栄李奈)を危険にさらすわけにはいかないということで、警察は背格好などから来宮に“身代わり”を指示するのです。 と、ここまではドラマの序盤の説明なんですが、ここから日本テレビが打ち出した「男性視聴者ゲット」の策略が見て取れるわけです。 女子高生の代わり、ということで、堀北さんがなんと女子高の制服を着るんですね。これがまた、27歳にもかかわらず全然問題なし! はっきりいってかわいいです(ため息)。日テレの意図通りに動かされるのはシャクな気もしますが、かわいいものはかわいい。本当に結婚してしまったのかと思うと、ちょっと悲しいですね。 日テレの策略はこれで終わりません。都内のショッピングモールに呼び出された来宮は、犯人からメールされる「万引きしろ」「本を破れ」というなんとも幼稚な要求に応えていくんですが、挙げ句に、指定した女子トイレで「下着を脱げ」というとんでもない要求まで出てくるんです。来宮は、その場で下着を脱ぐ(ような仕草をする)んですが、その後も制服で走るので、「おいおい、ノーパンかよ」とドキドキを提供してくれるのです(もちろんこの要求は適当ではなく、後々意味を持ってくるのですが……)。 最終的に、古びたビルに呼び出された来宮ですが、そのビルの中で、彼女の特殊能力である、その場で起きた過去の出来事に“シンクロ”する力が発動。「もう限界です。許してください」という言葉を残して、気絶。身代金も奪われてしまうのです。 彼女の能力が発動するのは、何かしら犯罪が起こった場所のみ。このビルの中には何かがあると、ヒガンバナのメンバーは疑うことになります。 一方、誘拐された弁護士宅に訪れていた雪乃も、可南を警察から無理やり遠ざけようとする母親(山本未来)の態度に不信感を感じ、何か秘密があると“刑事のカン”を働かせるんですね。 そして、来宮と雪乃は、受験失敗をキッカケに可南の生活が毎晩大人たちとパーティに興じるなど、荒れに荒れていた事実を突き止めます。そして、可南が行った“いじめ”、パーティーで知り合ったチンピラ、来宮が倒れたビルで起きた自殺など、多くの事実が絡み合い、真相に近づいていくのです。 元AKB48の川栄さんが演技しているところは、恥ずかしながら初めて見たんですが、舞台『あずみ』で高評価を得たのも、まあ納得できるかなといったところ。役どころがなかなかのクズなので、それにしてはちょっと顔立ちが純情一途すぎるかなあと思いましたが……。ファンからすれば、うれしい出演だったでしょう。 ストーリーもひとひねりあって面白く、堀北さんと檀さんもそれぞれのテンポでリズムよく演じているように思います。謎のフリージャーナリストを演じるDAIGOさんの演技も、第1話よりだいぶよくなっていました(笑)。 気になるのは、来宮の“シンクロ”の力が、事件解決にそこまで役立っていないような……という点と、高梨臨さんや大地真央さん、YOUさんに知英さんという主要キャストが事件解決に絡まず、出番が捜査本部での「井戸端会議」になっているところですかね。それぞれ得意な分野があるので、今後どれだけ物語とうまく絡めるかで、評価も変わってくると思います。
日本テレビ大困惑!? 杏の双子妊娠で『花咲舞』第3弾が白紙に「おめでたい話だけど……」
SMAPの解散騒動に紛れて目立たなくなった感があるが、女優・杏(29)が第1子・第2子となる双子を妊娠中であることを、所属事務所のトップコートが1月13日に発表した。今夏に出産予定という。 杏は自身がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(13年9月~14年3月)で、夫婦役を演じた俳優・東出昌大(27)と、15年1月1日に入籍し、子作りに励んでいた。 今年は『星ガ丘ワンダーランド』(3月5日公開)、『オケ老人』(今秋公開予定)と2本の映画への出演が決まっているが、すでに撮影済みで、当面、ドラマや映画の予定はない。女性ファッション雑誌「Precious」(小学館)の表紙モデルは続けるが、「双子の場合、安定期といえる時期がない」(所属事務所)とのことで、実質的に産休に入るとみられる。 杏の妊娠自体は、おめでたい話なのだが、素直に祝福してもいられない人たちがいるようだ。それは、杏を起用しようと思っていたテレビ局の制作関係者で、特に日本テレビ関係者は頭を抱えているという。 日テレと杏といえば、主演ドラマ『花咲舞が黙ってない』を切り離しては語れない。同ドラマは、『ごちそうさん』と並ぶ杏の代表作になったからだ。朝ドラ終了直後にオンエアされた第1シリーズ(14年4月期)は、平均視聴率16.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の大ヒット。15年7月期放送の第2シリーズは、前作ほどではなかったが、14.5%の好視聴率をマーク。しかも、最低視聴率は12.9%(第2話)で、抜群の安定感を見せた。 「これだけの人気作ですから、当然、日テレは『花咲舞』のシリーズ化を検討しており、今年7月期あたりで第3弾をやりたかったようです。ところが、出産時期と重なるため、難しくなった。今のうちに撮影しておけば可能ではありますが、キャストのスケジュール調整もありますし、なにより、『今は休みたい』との杏の意向があります。出産後となると、双子ですから、手がかかるでしょうし、復帰時期はまったく未定。ヘタをすると、数年間は家庭に入ることも考えられます。従って、第3弾は白紙となってしまいそう」(テレビ関係者) フジテレビも、15年1月期に連ドラ、同年9月28日にスペシャルを放送した『デート~恋とはどんなものかしら~』の続編放送をプランしていたようで、軌道修正を余儀なくされそうだ。 そうはいっても、こればかりは、おめでたなので、いかんともしがたい。杏には無事出産したあかつきには、早期に復帰してくれることを願うばかりだが……。 (文=森田英雄)
“香里奈未満”の衝撃! 綾瀬はるか主演『わたしを離さないで』をフルボッコにした日テレの「怪物」
15日、綾瀬はるか主演『わたしを離さないで』(TBS系)の第1話が放送された。共演に三浦春馬、水川あさみを迎え、各メディアで「今期イチの注目作」とうたわれた本作だったが、初回視聴率はなんと6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)という、言葉通りの“大爆死”に終わってしまった。 どれだけ大爆死かというと、あの“大股開き写真”で芸能界から姿を消した香里奈の復帰作にして、昨年秋に最もコケたとされる『結婚式の前日に』(同)の初回視聴率(7.7%)にすら及ばないほどである。こりゃマズいぞ。 この『わたしを離さないで』は、日本生まれのイギリス人作家、カズオ・イシグロ氏が書いた長編小説が原作。近未来、「臓器提供」という特殊な使命をもって集められた少年たちの人生と成長を通して、「生きる」ことのn意味を問う作品である。筆者は原作をすでに読んでいるが、まごうことなき「大傑作」であり、イシグロ氏が世界であの村上春樹氏を超える評価を得ていることにも納得である。それなのに……。 主演の綾瀬はるかは、昨年の映画『ギャラクシー街道』でヒロインを務めたが、その評価は散々なものだった。加えて三浦春馬も映画『進撃の巨人』が酷評の嵐に終わっている。水川あさみもまた、主演をして突き抜けた数字を取れる女優ではない……。とまあ、ネット上では不安要素も多いと指摘されていたのだが、その予測どおりの数字になってしまった。 「作品、物語に対しての文句はネット上ではほとんどありません。人類普遍の問題に深く切り込む内容は、非常に見ごたえがあります。しかし、この作品はあくまでも『イギリス』をイメージした舞台設定の、“静謐(せいひつ)”という言葉が似合う作品であり、日本人が日本を舞台に置き換えて演じるとどうしても『違和感』『陳腐さ』が出てしまうんです。外国人が侍のドラマをやれば違和感があるのと同じでしょう。さらに、主演の綾瀬はここ数年『コメディエンヌ』のイメージが染み付いてしまい、いきなりここまでシリアスなドラマをやられると、役がマッチしていないようにも……。第1話は三浦と水川の出番はほぼありませんでしたから、今後フォローできるかどうか、ですね」(芸能記者) 「ここまで重い内容、連続ドラマにするな」という意見も見られるなど、企画自体が間違っているという声もある。確かにそんな気もするが……。 それにしても、6.2%という数字はさすがに「低すぎ」ではなかろうか。綾瀬はこれまで、少なくともドラマでは一定の視聴率を取り続けてきた。なぜ今回、ここまで数字が取れなかったのだろうか。 「同時間帯、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送された、宮崎駿監督の映画『天空の城ラピュタ』のせいでしょうね。『ラピュタ』は先週でテレビ放送15回目ながら、平均視聴率17.9%というテレビ界最強クラスの“オバケ”コンテンツ。ネット上でも『バルス』でサーバーをダウンさせるのが恒例となっているほど。『わたしを離さないで』にはさすがに分が悪かった。ぶつけてくる日テレも容赦がないですね(笑)」(同) ちなみに、来週の同時間帯には、『ラピュタ』と同格の超人気ジブリ作品『魔女の宅急便』が放送される(本当に容赦がない)。『わたしを離さないで』としては辛い日々が続くが、せめて名作に泥を塗らない程度の視聴率を確保してほしいと、原作ファンとしては願ってしまう。『わたしを離さないで』公式サイト(TBS)
「笑ってはいけない」で笑いをこらえる芸人が「すっぱい顔」か「口をダラーッ」なのは、なぜ!?
いまや大みそかの恒例となっている『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の特別番組「笑ってはいけない」シリーズ。 いつも見るたび不思議に思うのは、「笑ってはいけない」メンバーたちが笑いをこらえる表情が、口をすぼめてすっぱそうな表情をするか、逆に口をダラーッと開けるかのどちらかが多いということだ。 一般的に笑ってはいけない場面では、唇をギュッとかんだり、歯を食いしばったりしそうなものだが、「笑いをこらえる」訓練を重ねてきた彼らは、おそらく経験による無意識で「すっぱい顔」か「口をダラーッ」の表情を選ぶ。 いったいなぜなのか? 心安らげるクリニックとして評判が高い「ゆうメンタルクリニック」総院長で、精神科医のゆうきゆう先生に聞いた。 「口をすぼめる場合、少し口の中の空気を減らすというか、吸って頬を凹ませている状態だと思います。この状態はやってみるとわかるのですが、口は少し縦に開けます。笑うときには目の下の筋肉に力が入り、縮まりますし、口は横に広がるので、そういった筋肉の動きと垂直や逆の方向に力を加えることによって、笑ってしまうのを防いでいるのではないでしょうか」 「すっぱい顔」に見えるのは、笑うときの筋肉の動きと逆方向の動きだったのか……。 では、口を開けるのは? 「口を開けるのも少し似ていて、横に広げるよりは縦に開けていますから、縦の筋肉を使うことで横に広がろうとしている口を少し抑える役目があると思います。フラットな真顔から笑顔になるよりも、少し別の方向に力が加わっているので『笑いそうだけど、笑わなくて済む』という状態をキープしやすいのだと思いますよ」 また、もともと口を開けていると、少しくらい笑ってしまっても目立ちにくいため、カモフラージュの意味もあるのではないか、という推測があった。 ところで、このような罰ゲームを伴うテレビ番組の企画ではなく、日常生活でも、「絶対笑ってはいけないとき」はあるものだ。でも、「笑ってはいけない」と思うときに限って、笑いたくなってしまうこともある。なぜなのだろうか? 「『失笑恐怖症』というものがあります。これは『絶対に笑ってはいけない』という緊張感や、その時に生じるストレスがピークに達すると、それを和らげようと自然に笑いが込み上げてくるという症状を指します」 バラエティで「笑ってはいけない」とされるのは緊張感がそれほどあるわけではないが、実生活では本当に「絶対にここでは失敗できない」「笑ってはいけない」「ここで笑ったら大変なことになる」という、精神的な負荷がかかる状態が意外にも少なくないもの。 「そういった絶対に笑ってはいけない場面で笑ってしまい、失敗をした・つらい経験をした場合、そのことが原因で過度に緊張が高まったり、精神的ストレスが強くなったりしてしまうことがあります。『笑う』ことは、そういったストレスから逃れるための、身体と心を緩める、いわゆる自己防衛反応のようなものなのです」 また、そこまではいかなくとも、人は困ったことがあったり自分の立場が悪くなったりすると、照れ笑いをすることで、その場の空気や自分自身の追い詰められた心理状態を緩和しようとするもの。恐怖や困難・緊張感などのストレスにさらされることで笑ってしまうというのは、それほど珍しいことではないという。 「失笑恐怖症は対人恐怖症のひとつとして考えられていて、実際には本人も笑いたくない、笑ってはいけないとわかっているのですが、肉体的に勝手に笑いがこみ上げてしまうという症状なので、困っている人も多いですね」 笑ってはいけない場面では、「笑ってはいけない」と自ら緊張を高めるのではなく、逆に少し緩めてあげるほうが症状は緩和されやすくなるそうだ。 「ちなみに、もし一度や二度ではなく、そういう時に限って笑ってしまう場合には、一度クリニックでの受診をお勧めします」と、ゆうきゆう先生は言う。 「笑ってはいけないときに笑ってしまう」症状に悩んでいる人は、ぜひ一度専門家に相談してみては? ●ゆうきゆう 精神科医。ゆうメンタルクリニック総院長。著書多数。 (上野院 http://yucl.net/ 03-6663-8813 上野駅0分)。(池袋東口院 http://yuik.net/ 03-5944-8883 池袋駅東口1分)。(新宿院 http://yusn.net/ 03-3342-6777 新宿駅0分)。(渋谷院 http://yusb.net/ 03-5459-8885 渋谷駅0分)。(秋葉原院 http://yakb.net/ 03-3863-8882 秋葉原駅0分)。(池袋西口院 http://yuk2.net/ 03-5944-9995 池袋駅西口0分)。(ゆうスキンクリニック池袋西口院 http://yuk2.net/about 03-6914-0003 池袋駅西口0分)
堀北真希「暴力刑事」がソソる! 女の園『ヒガンバナ』の“超オメデタキャスト”に注目
2016年の冬ドラマが続々とスタートを控える今日この頃ですが、13日夜10時にスタートしたのが、堀北真希主演の『ヒガンバナ~警視庁捜査七課』(日本テレビ系)です。堀北真希の1年ぶりの連ドラ主演ということで、筆者としても期待大。テレビの前で、正座させていただきました。 この『ヒガンバナ』ですが、女性が被害者・加害者となる事件を担当する架空の新設部署「警視庁捜査七課(通称ヒガンバナ)」の女性警察官軍団を軸にしたミステリー。堀北さんが演じるのは、亡くなった被害者、または疑わしい人物の感情に「シンクロ」することができる特殊な力を持った刑事・来宮渚(きのみやなぎさ)です。「おいおい、ミステリーで超能力じゃ、なんでもありなのかよ」と思われるかもしれませんが、そういったところはすべて「ご愛嬌」で華麗にスルーするのが、楽しいドラマ観賞法と考えております。 「ヒガンバナ」には、来宮の相棒となる元捜査一課の峰岸雪乃(檀れい)に監察医の長見薫子(知英・元KARA)、鑑識の伊東凛(高梨臨)、プロファイリングのプロ・柳幸子(YOU)と個性的なメンバーがそろっており、彼女らを束ねる課長が瀬川すみれ(大地真央)。若手美女から熟女、KPOP出身まで幅広くレギュラー出演しているので、男性陣としては「この人目当て」なんて観賞もアリかも。 第1話は、東京オリンピックの視察に訪れた海外のお偉いさんたちを警察が護衛するんですが、彼らを乗せて出航した豪華客船に、とんでもない「爆弾」が仕掛けられたという話から始まります。船が出航した直後、一見関係ないビルの屋上で殺害された女性・千鶴(関めぐみ)の遺体が発見され、「ヒガンバナ」の女性たちはこちらの殺人事件を捜査することとなるのですが、この殺人事件が思わぬ形で爆弾事件とリンクし、真相に近づいていく……という流れ。 序盤、堀北さん演じる来宮は、千鶴の殺害現場に立ち、彼女と「シンクロ」することで「ウソツキ」という言葉を口走り、そのまま意識を失います。「シンクロ」が強すぎると気絶してしまい、口走った言葉を忘れてしまう設定の様子。どうやら、彼女の能力は父親が殺害された20年前の事件が関係しているらしい……。それにしても、全編を通しての堀北さんのクールな表情と、「うぜえ!」とか「消えろ」の暴力的なセリフ、はっきりいってソソります。必見。 オリンピックに絡む政治家の秘書である唐島新之助(山中崇)、その妻で妊婦の珠美(ともさかりえ)、被害者の同級生・絢香(小野ゆり子)に、フリーターの大山(矢本悠馬)など容疑者が浮上するものの、どの人物にもアリバイがある。その中で大きなヒントとなるのが、来宮が「シンクロ」によって発した「ウソツキ」という言葉であり、事件解明の決定打にもなるのでした。 筆者も「超能力でバーっと解決ならやだなー」と思っていたのですが、来宮の能力はあくまでも「付属的」なもの。地道な捜査やヒントの収集によって事件が解明されていく形式で、十分ミステリーとして成立していたように思います。 またこのドラマ、来宮の父の事件の関係者らしいフリージャーナリスト・菊池謙人をDAIGOさんが演じているんですが、DAIGOさんといえば、11日に女優の北川景子さんと結婚発表をしたばかり。堀北さんも昨年、俳優の山本耕史さんと結婚していますので、非常にオメデタイお2人が出演しているドラマでもあります。今のところ、チャラく近づく菊池を来宮が護身術で手痛く振り払っていますが、幸せがにじみ出ていて険悪感が足りないかな(笑)。 基本的に1話完結の作品なので、2話からでも十分間に合います。クールでアクションもイケる堀北さんを楽しみましょう。ちなみに、平均視聴率は11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、同時間帯の『フラジャイル』(フジテレビ系)の9.6%に快勝したようです。 (文=どらまっ子KYOちゃん)『ヒガンバナ』公式サイト(日本テレビ)
加藤浩次司会の日テレ『スッキリ!!』3月で打ち切り濃厚……後釜はジャニーズか!?
ついに、加藤浩次が司会を務める朝の情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)の3月打ち切りが濃厚になったようだ。 朝の情報番組戦線は、NHKの『あさイチ』が頭ひとつ抜きんでており、民放では『とくダネ!』(フジテレビ系)と『スッキリ!!』の2強時代が長らく続いていた。 ところが、昨年10月にリニューアルされた『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が予想以上の健闘ぶりを見せ、『スッキリ!!』が視聴率で後塵を拝す状況に追い込まれている。 「原因は、スポンサーから利益供与を受けていた上重聡アナへの根強い嫌悪感、そして加藤の不人気ぶりです。フジテレビの番組で加藤がいきなり頭を丸めた際には、局の上層部の不評を買い、また、言葉遣いが荒いため主婦層からのウケも悪い。さらにギャラもスタート時から3倍に跳ね上がっているため、日テレとしても、今が切り時と判断したようです」(テレビ関係者) 現在、局内では「加藤外し」にとどめるか、「新番組」にするかが検討されているという。 「後釜には、理想は中居正広、ダメならSMAP、最悪でもジャニーズの誰かという方向で話し合われているとか。また、“変化球”として、芥川賞作家の羽田圭介の名前も浮上しているようです」(同) 朝の情報番組バトル、今年笑うのは果たしてどの局か?日本テレビ『スッキリ!!』公式サイトより
攻めまくる大暴走アニメ「ママモコモてれび」は大丈夫? スポンサーの森永乳業に聞いてみた
いま、世間一般にはあまり知られず、ごく一部のターゲットに向けてひっそりと、しかしながらかなり大胆に攻め続けているアニメ番組がある。『PON!』(日本テレビ系)の1コーナー「ママモコモてれび」だ。 公式サイトには「『ママモコモてれび』は、今どき親子のリアルな思いをもとに作ったオリジナル『アニメ』に生まれ変わりました!」とある。また、主な登場人物は、ママとパパ、7歳の「モコたろう」と、その幼なじみ「ココモちゃん」、モコたろう家に居候しているママの父「おじじ」。 この情報だけ見ると、ごく普通の母子向けほのぼのアニメかと思うが、まず驚かされるのは、キャラクターの顔がことごとくちょっとブサイクでニクタラシイこと。しかも、パパは変な錠前みたいな見た目だと思ったら、「なぜか姿がカバンになってしまった」という設定らしい。 極めつきは、「ママ」の声を友近、「パパ」の声をレイザーラモンRGが担当していること(ちなみに、「おじじ」は具志堅用高)。ここに椿鬼奴あたりが加わったら、完全に悪ふざけだと思っていたら、本当に鬼奴が来てモノマネをする回があったし、友近のキャラ「水谷千重子」が来る回も何度かあった。 また、親子の会話は「女子アナは、なぜ野球選手と結婚しがちなのか」「なんで女優はインスタグラムで素を見せるの?」「なんでそんなにパワースポットが好きなの?」「新しい国立競技場のデザインを考えよう」などなど、ほのぼのからは程遠く、ことごとくブラック。 なんの縛りもなく、友近ワールドがいま最も全開となっている番組「ママモコモてれび」。あまりにやりたい放題すぎて、もしかして友近の買い取り枠なのではないかと思うほどだが、スポンサーは森永乳業とかんぽ生命保険の2社だ。この暴走ぶりをどう見ているのか、森永乳業に聞いてみた。 「弊社では、粉ミルクや幼児向け食品を提供していることもあり、『お母さんもお子さんも元気付ける番組を作りたい』という意向に賛同し、2012年4月の番組開始当初から提供させていただいております。イベントも1カ月に1度企画されており、弊社でもブースを出店し、商品をお渡ししたり、育児に役立つ情報を提供したりしています」 実は開始初期は独立した番組で、複数の企業がスポンサーに入っていたようだが、『PON!』内の1コーナーに変わり、そこから森永乳業とかんぽ生命保険2社の提供となったそうだ。 視聴者ターゲットはおそらく乳幼児~低学年くらいの児童と、若いお母さんだろうに、「こんなネタ、アラフォーくらいの世代じゃないと通じないだろ!」と思うものも多々ある。このやりたい放題ぶりをどう見ているのか? 「制作は日テレさんで、弊社は内容については特に関わっていないのですが、『ママも子も元気付ける』というコンセプト通り、楽しい内容で良いと思っています(笑)」 ブラックなネタ満載でなんでもアリの親子向け番組「ママモコモてれび」。今後も、その暴走ぶりに期待したい。日本テレビ「ママモコモてれび」公式サイトより
徹底分析! 視聴率2年連続3冠の日本テレビは、なぜ強い!? そして4位転落のフジは……
2015年の年間視聴率(対象は14年12月29日~16年1月3日)が明らかになり、日本テレビが全日帯(午前6時~翌日午前0時)=8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、ゴールデン帯(午後7~10時)=12.5%、プライム帯(午後7~11時)=12.6%で、いずれもトップに立ち、2年連続で視聴率3冠を達成した。 13年には、ゴールデン帯、プライム帯で首位となり、年間王者となったテレビ朝日は2位で、2年連続無冠に終わった。 日テレの強さはなんといっても、バラエティ番組の好調ぶりだ。特に顕著なのは、日曜の『笑点』『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』『おしゃれイズム』の黄金リレーで、全体の視聴率アップに大きく貢献している。 そのほか、『有吉ゼミ』『しゃべくり007』『火曜サプライズ』『踊る!さんま御殿!!』『解決!ナイナイアンサー』『幸せ!ボンビーガール』『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』『ザ!世界仰天ニュース』『ぐるぐるナインティナイン』『秘密のケンミンSHOW』『天才!志村どうぶつ園』なども好視聴率をキープ。 情報・報道部門も、『ZIP!』『情報ライブ ミヤネ屋』『news every.』『NEWS ZERO』が堅調。 ドラマ部門では飛び抜けて高い視聴率を取った番組こそなかったが、『◯◯妻』『Dr.倫太郎』『花咲舞が黙ってない』『デスノート』『偽装の夫婦』などが安定した数字をマーク。4月から新設した日曜ドラマ枠も、午後10時30分からという難しい時間帯ながら、まずまずの健闘ぶりだ。 地上波独占中継となったラグビーW杯も、サモア戦(19.3%)などで好視聴率を記録し、全体の底上げにひと役買った。 このように、どの部門でもバランス良く好視聴率を取った日テレが、3冠を達成するのは当然のこと。その牙城は、そう簡単には崩れそうにない。 そんな中、絶好調の日テレを尻目に惨状を迎えているのがフジテレビだ。フジはゴールデン帯、プライム帯で、TBSに抜かれて民放4位に転落した。 フジについては、すべての部門において不振を極めた。ドラマでは、『HEAT』や『戦う!書店ガール』が全話平均で5%にも満たない低視聴率を記録するなど、看板の月9以外は、軒並み1ケタ台を連発。 テコ入れのため、4月改編でスタートした情報番組『直撃LIVEグッディ!』、報道番組『みんなのニュース』は低空飛行が続き、かえって足を引っ張る形になった。 04~10年には、7年連続で視聴率3冠を獲得し、“我が世の春”だったフジだが、気がつけば、「振り向けばテレビ東京」状態。11月23~29日のゴールデン帯の週間視聴率では、そのテレ東にまで負けてしまった。 ヘタをすれば、テレ東に抜かれて民放最下位に落ちかねないフジに、現状これといった光明は見いだせていない。 (文=森田英雄)(左)フジテレビ/(右)日本テレビ
徹底分析! 視聴率2年連続3冠の日本テレビは、なぜ強い!? そして4位転落のフジは……
2015年の年間視聴率(対象は14年12月29日~16年1月3日)が明らかになり、日本テレビが全日帯(午前6時~翌日午前0時)=8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、ゴールデン帯(午後7~10時)=12.5%、プライム帯(午後7~11時)=12.6%で、いずれもトップに立ち、2年連続で視聴率3冠を達成した。 13年には、ゴールデン帯、プライム帯で首位となり、年間王者となったテレビ朝日は2位で、2年連続無冠に終わった。 日テレの強さはなんといっても、バラエティ番組の好調ぶりだ。特に顕著なのは、日曜の『笑点』『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』『おしゃれイズム』の黄金リレーで、全体の視聴率アップに大きく貢献している。 そのほか、『有吉ゼミ』『しゃべくり007』『火曜サプライズ』『踊る!さんま御殿!!』『解決!ナイナイアンサー』『幸せ!ボンビーガール』『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』『ザ!世界仰天ニュース』『ぐるぐるナインティナイン』『秘密のケンミンSHOW』『天才!志村どうぶつ園』なども好視聴率をキープ。 情報・報道部門も、『ZIP!』『情報ライブ ミヤネ屋』『news every.』『NEWS ZERO』が堅調。 ドラマ部門では飛び抜けて高い視聴率を取った番組こそなかったが、『◯◯妻』『Dr.倫太郎』『花咲舞が黙ってない』『デスノート』『偽装の夫婦』などが安定した数字をマーク。4月から新設した日曜ドラマ枠も、午後10時30分からという難しい時間帯ながら、まずまずの健闘ぶりだ。 地上波独占中継となったラグビーW杯も、サモア戦(19.3%)などで好視聴率を記録し、全体の底上げにひと役買った。 このように、どの部門でもバランス良く好視聴率を取った日テレが、3冠を達成するのは当然のこと。その牙城は、そう簡単には崩れそうにない。 そんな中、絶好調の日テレを尻目に惨状を迎えているのがフジテレビだ。フジはゴールデン帯、プライム帯で、TBSに抜かれて民放4位に転落した。 フジについては、すべての部門において不振を極めた。ドラマでは、『HEAT』や『戦う!書店ガール』が全話平均で5%にも満たない低視聴率を記録するなど、看板の月9以外は、軒並み1ケタ台を連発。 テコ入れのため、4月改編でスタートした情報番組『直撃LIVEグッディ!』、報道番組『みんなのニュース』は低空飛行が続き、かえって足を引っ張る形になった。 04~10年には、7年連続で視聴率3冠を獲得し、“我が世の春”だったフジだが、気がつけば、「振り向けばテレビ東京」状態。11月23~29日のゴールデン帯の週間視聴率では、そのテレ東にまで負けてしまった。 ヘタをすれば、テレ東に抜かれて民放最下位に落ちかねないフジに、現状これといった光明は見いだせていない。 (文=森田英雄)(左)フジテレビ/(右)日本テレビ








