今月2日、日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、ホームででユベントスとコッパイタリア準決勝2ndレグを戦った。アウェーの1stレグで0-3と大敗を喫し、少なくとも3点差以上で勝たなければならないという厳しい条件で始まったこの一戦だったが、インテルは奇跡的な追い上げを見せ、見事ユベントスを3-0で撃破した。これにより2戦合計3-3となり、そのまま延長戦を戦い抜いたものの、惜しくもインテルはPK戦でユベントスに敗れる結果となった。 長友も先発フル出場を果たし、レギュラーセンターバック2人を欠く最終ラインを牽引、攻守に大活躍を見せた。しかし、インテルでも最古参になり、チームの主力であるはずの長友であったが、“あるプレイ”においては、いまだにファンの信頼を勝ち得ていないようだった。 「PK戦4番手で登場した長友でしたが、明らかにスタンドからどよめきが聞こえてきました。そもそもキックの精度が弱点と言われている長友なだけに、キッカーとして選ばれたのはサポーターとしても意外だったのでしょうね。目を覆っているサポーターもいましたよ。結果はキーパーの逆を突き、見事に成功させているのですが、インテルで長友が唯一信頼されていない部分が見えましたね(笑)。まぁ、日本のファンでさえ『長友蹴るのかよ!』『怖くて目つぶっちゃったよ!』『W杯の時の駒野がダブった』との声が多かったですけど」(スポーツライター) 地元の情報サイト「カルチョメルカート・コム」の試合後採点では6.5点と高評価を得ているが、内容に触れているのはPKのことのみと、よほど意外だったことがわかる。しかし、なぜインテルのマンチーニ監督はそんな長友をキッカーに指名したのだろうか? 「驚くことに、長友自らが志願したみたいですね。あの大一番で自らキッカーを名乗り出るなんて、なかなかできませんよ。本田のメンタルの強さはいろいろなところで言われていますが、長友も相当ですよね。決めても評価を得れず、外すと戦犯扱いされるのがPKですから」(同) 当の長友本人も、自分が蹴ることでファンが不安を覚えることは知っていたように思える。それでも強い意志でペナルティスポットに悠然と向い、確実に決める長友には感動を覚えたファンも少なくないだろう。インテルというビッグクラブの中で、最古参選手という責任を負って戦う覚悟が、垣間見えた瞬間だったのではないだろうか。 (文=沢野奈津夫)『日本男児』(ポプラ社)
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「こういう上司いるよなぁ」本田圭佑がせっかく立て直したミランを、元首相がブチ壊す!?
一昨年シーズンは8位、昨シーズンは10位と、かつてイタリア・セリエAで隆盛を誇ったACミランが、近年信じられない凋落ぶりを見せていた。イタリア国内の不況により、グッズやチケット収入の減少、オーナーである元イタリア首相のシルヴィオ・ベルルスコーニの個人資産に頼れなくなったことが主な原因だ。しかし、そのミランが長い低迷期を経て、ようやく復活の兆しを見せている。 マルコ・ファン・バステン、フランコ・バレージ、パオロ・マルディーニ、カカなど、ミランの歴史上には数えきれないほどのスーパースターが存在する。だが、今のミランにワールドクラスと呼べる選手は一人もいない。残念ながらヨーロッパ全体で見たら、中堅規模のクラブになってしまっているのが現状だ。 それでも、レンタルや移籍金フリーで集めた選手たちと若手の積極起用などで調子を取り戻し、残り11試合で、ようやくセリエA5位にまで浮上してきた。チャンピオンズリーグ出場も現実的な目標になってきたのではないだろうか。そのミランの復活の中心人物が、監督であるミハイロビッチと、日本人のひいき目抜きに本田圭佑の2人だろう。しかし、そんなミランに新たな不安材料が生まれているという。 「イタリア元首相ベルルスコーニの存在です。黄金期を自らの資産で支えたこの名物オーナーは、当時の栄光が忘れられないみたいなんですよ。周りから見れば、崩壊していたミランを見事に立て直したミハイロビッチですが、ベルルスコーニからすれば優勝できない無能な監督に思えるらしく、なんと後任の監督を探しているんです。以前から現場に口を出してはチームに混乱をもたらしてきたベルルスコーニですが、今回ばかりは関係者もあきれていますよ。ファンからも『現状がまったく見えていない!』『何もわからないで口出してるんだろうなぁ』『こういう上司いるよなぁ』と、批判の声が相次いでいます」(スポーツライター) せっかくいい方向に向かっていても、トップの発言ですべてが台無しになるということは、サッカー界のみならずよくあることだ。ミランが本当に生まれ変わるには、監督ではなく、会長を交代することが一番なのかもしれない。 (文=沢野奈津夫)ACミラン国内オフィシャルサイト
「こういう上司いるよなぁ」本田圭佑がせっかく立て直したミランを、元首相がブチ壊す!?
一昨年シーズンは8位、昨シーズンは10位と、かつてイタリア・セリエAで隆盛を誇ったACミランが、近年信じられない凋落ぶりを見せていた。イタリア国内の不況により、グッズやチケット収入の減少、オーナーである元イタリア首相のシルヴィオ・ベルルスコーニの個人資産に頼れなくなったことが主な原因だ。しかし、そのミランが長い低迷期を経て、ようやく復活の兆しを見せている。 マルコ・ファン・バステン、フランコ・バレージ、パオロ・マルディーニ、カカなど、ミランの歴史上には数えきれないほどのスーパースターが存在する。だが、今のミランにワールドクラスと呼べる選手は一人もいない。残念ながらヨーロッパ全体で見たら、中堅規模のクラブになってしまっているのが現状だ。 それでも、レンタルや移籍金フリーで集めた選手たちと若手の積極起用などで調子を取り戻し、残り11試合で、ようやくセリエA5位にまで浮上してきた。チャンピオンズリーグ出場も現実的な目標になってきたのではないだろうか。そのミランの復活の中心人物が、監督であるミハイロビッチと、日本人のひいき目抜きに本田圭佑の2人だろう。しかし、そんなミランに新たな不安材料が生まれているという。 「イタリア元首相ベルルスコーニの存在です。黄金期を自らの資産で支えたこの名物オーナーは、当時の栄光が忘れられないみたいなんですよ。周りから見れば、崩壊していたミランを見事に立て直したミハイロビッチですが、ベルルスコーニからすれば優勝できない無能な監督に思えるらしく、なんと後任の監督を探しているんです。以前から現場に口を出してはチームに混乱をもたらしてきたベルルスコーニですが、今回ばかりは関係者もあきれていますよ。ファンからも『現状がまったく見えていない!』『何もわからないで口出してるんだろうなぁ』『こういう上司いるよなぁ』と、批判の声が相次いでいます」(スポーツライター) せっかくいい方向に向かっていても、トップの発言ですべてが台無しになるということは、サッカー界のみならずよくあることだ。ミランが本当に生まれ変わるには、監督ではなく、会長を交代することが一番なのかもしれない。 (文=沢野奈津夫)ACミラン国内オフィシャルサイト
マンUとリバプールのオファーを蹴ったインテル・長友佑都のもくろみとは?
セリエAインテル所属、日本代表DF長友佑都の代理人が、英プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドとリバプールからオファーがあったことを、クラブの公式サイトで明かした。しかし、当の長友本人はインテル残留を希望しており、これを断ったという。 今、世界一のお金持ちリーグはプレミアリーグといわれている。インテルの選手の総年俸は、100億円そこそこだが、なんとリバプールは約250億円、マンチェスターユナイテッドに至っては400億円近いともいわれている。どういった内容でのオファーかまでは明かされていないが、今インテルで長友がもらっている4億円の倍近くはもらえていたかもしれない。では、なぜ長友はこんな高額オファーを蹴ってしまったのだろうか? 「今のインテルが、全盛期ほどの財政力を持っていないのは間違いないです。そして、プレミアリーグの年俸事情が異常ともいえるインフレ状態にあるのも、誰の目にも明らか。では、なぜ長友がインテルにこだわるのか? それは、引退後のことを考えての行動だと思います。今、長友はインテルに在籍6年目、日本人にしてクラブ最古参の選手です。おそらくあと数年インテルでプレーして、フロント入りを狙っているんじゃないですかね? 地元でも愛されていますし、引退後もインテルにお世話になる可能性は十分にあると思います。全盛期を過ぎて、Jに戻るなり、中国やアメリカに移籍しても、インテルとしては“裏切り”とは捉えないでしょうけど、今の状態で他のビッグクラブに行くと、この先のインテルとの付き合いはどうしても難しくなってしまうでしょうから」(スポーツライター) インテルに長友が所属した時、日本のオールドファンに衝撃が走った。まさか、セリエAのビッグクラブに日本人選手が所属するなんて夢にも思わなかったからだ。それが今ではチーム最古参の重要なプレーヤーになり、フロント入りまでウワサされている。日本代表が少しうまくいかないからといってネガティブな感情になってしまっているファンは、日本サッカーの急成長ぶりをあらためて噛み締めてもよいのではないかと思う。 (文=沢野奈津夫)
マンUとリバプールのオファーを蹴ったインテル・長友佑都のもくろみとは?
セリエAインテル所属、日本代表DF長友佑都の代理人が、英プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドとリバプールからオファーがあったことを、クラブの公式サイトで明かした。しかし、当の長友本人はインテル残留を希望しており、これを断ったという。 今、世界一のお金持ちリーグはプレミアリーグといわれている。インテルの選手の総年俸は、100億円そこそこだが、なんとリバプールは約250億円、マンチェスターユナイテッドに至っては400億円近いともいわれている。どういった内容でのオファーかまでは明かされていないが、今インテルで長友がもらっている4億円の倍近くはもらえていたかもしれない。では、なぜ長友はこんな高額オファーを蹴ってしまったのだろうか? 「今のインテルが、全盛期ほどの財政力を持っていないのは間違いないです。そして、プレミアリーグの年俸事情が異常ともいえるインフレ状態にあるのも、誰の目にも明らか。では、なぜ長友がインテルにこだわるのか? それは、引退後のことを考えての行動だと思います。今、長友はインテルに在籍6年目、日本人にしてクラブ最古参の選手です。おそらくあと数年インテルでプレーして、フロント入りを狙っているんじゃないですかね? 地元でも愛されていますし、引退後もインテルにお世話になる可能性は十分にあると思います。全盛期を過ぎて、Jに戻るなり、中国やアメリカに移籍しても、インテルとしては“裏切り”とは捉えないでしょうけど、今の状態で他のビッグクラブに行くと、この先のインテルとの付き合いはどうしても難しくなってしまうでしょうから」(スポーツライター) インテルに長友が所属した時、日本のオールドファンに衝撃が走った。まさか、セリエAのビッグクラブに日本人選手が所属するなんて夢にも思わなかったからだ。それが今ではチーム最古参の重要なプレーヤーになり、フロント入りまでウワサされている。日本代表が少しうまくいかないからといってネガティブな感情になってしまっているファンは、日本サッカーの急成長ぶりをあらためて噛み締めてもよいのではないかと思う。 (文=沢野奈津夫)『世界の左サイドバック 長友佑都―蒼きSAMURAI〈2〉』(汐文社)
本田ミランが睡眠妨害の被害に! 凶悪すぎるナポリサポーターは、乗った電車を壊して帰る?
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランが、敵地ナポリのホテルで、相手サポーターによる睡眠妨害を受けていたことを、現地テレビ局が伝えている。 選手たちが寝静まった真夜中に、200人を超えるナポリサポーターがホテルの外に集まり、ミランを侮辱する歌を大合唱。怒り狂ったミランの悪童マリオ・バロテッリは窓から身を乗り出し、これに応酬。200人のサポーターとバロテッリ1人の罵り合いが始まったという。駆けつけた地元警察により事なきを得たが、一歩間違えれば、どんな事件に発展していたかわからない。イタリアで最も凶暴と恐れられるナポリサポーターは、過去にもさまざまな事件を起こしている。 「睡眠妨害は、よくやっているイメージがありますね。今回が特別ではありません。スタジアムでの暴動もしょっちゅうで、何もしていない敵サポーター相手に瓶や爆竹を投げつけたりで、手がつけられません。時には、味方選手でも出来が悪いと車のガラスを割ったりしますからね。今までで一番有名になった事件だと、2008-2009シーズンの開幕戦にあわせて、ローマへと向かった3,000人のナポリサポーターが、乗っていた電車の座席やトイレや窓ガラスを破壊し、到着したローマの駅もメチャクチャにしたのが有名ですね。そのシーズンのナポリサポーターは、アウェイでのすべての試合で入場禁止。ホームも3カ月間、ゴール裏での観戦が禁止になりました。全部ひっくるめると、被害総額は日本円で数十億に上るとみられています」(スポーツライター) 昔と比べると、ヨーロッパでのこういったサポーターの暴動はずいぶん減ったように思える。しかし、欧州主要リーグがあるスペイン、イングランド、ドイツの中で、イタリアだけが一向に変わらない。かつては世界最強リーグとうたわれたセリエAの衰退は、こういった治安の悪さも関係しているのかもしれない。 (文=沢野奈津夫)
ブチ切れロナウド、記者会見途中退席も、質問にはプレーで回答!「スター性がエグイ」と話題に
今月16日、レアルマドリードのクリスティアーノ・ロナウドは、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1stレグのローマ戦に向け、記者会見に臨んだ。しかし、ある記者からの失礼な質問に対し、怒りを露わに途中退席してしまっていた。 今回の相手であるローマとは関係のないバルセロナに関しての質問が連続し、ロナウドは終始イライラしていた。不仲説が唱えられるレアルの3トップBBC(ベンゼマ、ベイル、ロナウド)を引き合いに、バルセロナのMSN(メッシ、スアレス、ネイマール)はピッチの外でも仲が良いが、友情は必要か? の質問に「キスやハグをする必要もなければ、食事に行く必要もない」と回答。また、物議を醸しているメッシのトリックPKについて聞かれても「やった理由は知っているが、答えるつもりはない」と答え、ロナウドがイラついていることは、誰の目にも明らかだった。 そしてついに、ロナウドのイライラが頂点に達した。記者からここ3カ月間アウェーでゴールを決めることができていない理由について聞かれると、次のように答え、その場を後にしてしまった。 「スペインに来てから、アウェーで俺よりもゴールを決めている選手の名前を言ってみてくれないか? 一人でもいいから。(記者が答えられずにいると)いないだろ? それじゃあ、また」 この記者会見が話題となり、ロナウドの態度に関してファンの間では「キレるのは図星だから」「記者が失礼過ぎる」など、賛否両論の議論が巻き起こっていた。しかし、次の日行われたアウェーでのローマ戦、ロナウドは記者の質問に対して完璧な回答を見せた。 「0-0で迎えた後半11分でした。マルセロの縦パスに抜け出したロナウドは、左サイドから猛スピードで相手ゴールに向かい突進。追いついた相手DFを完璧な切り返しでかわし、見事なシュートを決めました。これは誰もが認めるアウェーでのスーパーゴールですよ。昨日の記者に対して完璧な答えを出せた形ですね。これには地元ファンから『誰だアウェーで決められないと抜かしていたのは!?』『ロナウド怒らせると、これだから怖い』『スター性がエグイ』と、称賛の声が飛び交っていましたよ」(スポーツライター) その後も何度もローマのゴールを脅かしたロナウド。31歳を迎え、全盛期を過ぎたと言われているが、まだまだロナウドの快進撃は終わりそうにない。 (文=沢野奈津夫)『クリスティアーノ・ロナウド』(汐文社)
本田圭佑の大活躍にレジェンドたちが態度を一変! その中で唯一、評価を変えない選手とは?
今、ACミランを牽引しているのは間違いなく本田圭佑だ。昨年の不調がウソのような大活躍を見せ、マン・オブ・ザマッチを連発、落ち目といわれたセリエAの名門を復活へと導いている。過去に、サッカー後進国から来たこの日本人を、ミランのレジェンドたちは酷評してきた。しかし、今では手のひらを返さざるを得ないようだ。 「本田嫌いで有名だったミランの元10番ボバンは、過去に『ベンチにも入れないレベルの選手、永久にうまくなれない』と、さんざんな評価を下していました。しかし、先日のインテルとのミラノダービーでは『今夜のベストプレーヤー。褒めないわけにはいかない』と、本田の活躍を認めています。鉄壁といわれるミランの守備を20年も支え続けてきたコスタクルタは『ミランどころか、セリエAの水準にすら達していない』と辛口でしたが、今では『ゴールを決めるだけでなく、ボールを軽快に扱うことができる選手』と評しています。さらに、ミラン元主将のアンブロジーニも『私だったら代役を探す』との酷評から『最高に信頼のおける選手』と、態度を一変させました。このほかにも、さまざまなレジェンドたちが、本田への見方を変えています」(スポーツライター) 文句のない活躍に、ミラン内部だけでなく、いまやイタリア中で本田の評価が高まっている。そんな中、唯一、元ミランのレジェンドであるガットゥーゾだけが、その態度をまったく変えていないという。 「闘犬と呼ばれるほど気持ちを全面に押し出したプレーで有名だったガットゥーゾは、ずっと本田を評価してきました。入った当初でチームになじめなかった時も『(入ってすぐに活躍したマラドーナと比較して)この本田っていう選手は超一流でもなければ二流でもない。要するに“もうちょっと待ってあげようぜ”と俺はファンのヤツらにも言いたいわけよ』と、男前なセリフを発しました。さらに『(10番を背負ったのは)恐れを知らない勇敢な証し』と、擁護。それからも、たびたび本田の名前を出しては褒めていたんです。おそらく、本田の一切手を抜かない真面目なプレーに、ガットゥーゾも共感したんでしょうね」(同) イタリアでは、良ければ評価され、悪ければけなされる。たったの一試合で、評価が一変するのもよくある話だ。それなのに、イタリアを代表するレジェンドにずっと目をかけてもらえるというのは、本田にとってこの上なくありがたい話だろう。 (文=沢野奈津夫)
本田圭佑の大活躍にレジェンドたちが態度を一変! その中で唯一、評価を変えない選手とは?
今、ACミランを牽引しているのは間違いなく本田圭佑だ。昨年の不調がウソのような大活躍を見せ、マン・オブ・ザマッチを連発、落ち目といわれたセリエAの名門を復活へと導いている。過去に、サッカー後進国から来たこの日本人を、ミランのレジェンドたちは酷評してきた。しかし、今では手のひらを返さざるを得ないようだ。 「本田嫌いで有名だったミランの元10番ボバンは、過去に『ベンチにも入れないレベルの選手、永久にうまくなれない』と、さんざんな評価を下していました。しかし、先日のインテルとのミラノダービーでは『今夜のベストプレーヤー。褒めないわけにはいかない』と、本田の活躍を認めています。鉄壁といわれるミランの守備を20年も支え続けてきたコスタクルタは『ミランどころか、セリエAの水準にすら達していない』と辛口でしたが、今では『ゴールを決めるだけでなく、ボールを軽快に扱うことができる選手』と評しています。さらに、ミラン元主将のアンブロジーニも『私だったら代役を探す』との酷評から『最高に信頼のおける選手』と、態度を一変させました。このほかにも、さまざまなレジェンドたちが、本田への見方を変えています」(スポーツライター) 文句のない活躍に、ミラン内部だけでなく、いまやイタリア中で本田の評価が高まっている。そんな中、唯一、元ミランのレジェンドであるガットゥーゾだけが、その態度をまったく変えていないという。 「闘犬と呼ばれるほど気持ちを全面に押し出したプレーで有名だったガットゥーゾは、ずっと本田を評価してきました。入った当初でチームになじめなかった時も『(入ってすぐに活躍したマラドーナと比較して)この本田っていう選手は超一流でもなければ二流でもない。要するに“もうちょっと待ってあげようぜ”と俺はファンのヤツらにも言いたいわけよ』と、男前なセリフを発しました。さらに『(10番を背負ったのは)恐れを知らない勇敢な証し』と、擁護。それからも、たびたび本田の名前を出しては褒めていたんです。おそらく、本田の一切手を抜かない真面目なプレーに、ガットゥーゾも共感したんでしょうね」(同) イタリアでは、良ければ評価され、悪ければけなされる。たったの一試合で、評価が一変するのもよくある話だ。それなのに、イタリアを代表するレジェンドにずっと目をかけてもらえるというのは、本田にとってこの上なくありがたい話だろう。 (文=沢野奈津夫)
メッシのPKでスアレスがハットトリック? 世にも珍しい“トリックPK”が復活!
14日に行われたリーガエスパニョーラ第24節、首位バルセロナは7位セルタをホームに迎えた。試合は、ルイス・スアレスのハットトリックなどで6-1とバルセロナがセルタを圧倒し、リーグ戦は6連勝、公式戦無敗記録は30試合へと到達した。ハイライトが目白押しだったこの試合、中でも後半36分、リオネル・メッシがPKキッカーを務め、スアレスがゴールを決めた“トリックPK”が話題になっている。 「3-1でリードしている後半36分、メッシがエリア内で倒されPKを獲得しました。そのまま当たり前のようにメッシがボールをセットし、助走をつけてシュートモーションに入ったのですが、なんとここでシュートを打たず、チョコンと横に出したんです。そこにスアレスが走り込んで右隅にシュート、見事にゴールしました。これをやられたら、キーパーとしてはたまらないですよ。リプレイを振り返ると、PK獲得をねぎらいにきたスアレスに、メッシはそっと耳打ちをしているんです。おそらくここで示し合わせたのだと思います。得点王とハットトリックがかかったスアレスへの、メッシからのプレゼントだったんでしょうね。バルセロナというチームの仲の良さを垣間見るシーンでした」(スポーツライター) PKにおいて、ドリブルなどキッカーが続けて2度ボールに触ったり、キックフェイントをすることは禁止されているが、味方にパスを出すのはルール的には問題ない。古いファンの間では、オランダのレジェンドであるヨハン・クライフが最初に行ったプレイとして有名だ。近年では、2010年のアジアチャンピオンズリーグで、サンフレッチェ広島の佐藤寿人が槙野智章(現浦和レッズ)にパスを出し、韓国の浦項スティーラーズからゴールを奪っている。 PKはキーパーとキッカーの心理戦が結果を大きく左右する。しかし、このように確実にキーパーの裏をかくことができるトリックプレイが、なぜ滅多に行われないのだろうか? 「約10年前にアーセナルのロベール・ピレスとティエリ・アンリが、マンチェスターシティ相手にこのトリックを行ったのですが、キッカーであるピレスがガチガチに緊張して空振り、さらには2度続けてボールにタッチしてしまい失敗したんです。試合は1-0でアーセナルが勝ち、ことなきを得ましたが、奇抜なことをしようとするためプレッシャーもかかるので、意外と難しいんでしょうね。試合後にピレスは何もしていないアンリのせいにしてましたよ(笑)。普通に蹴ったほうがゴールの確率が高いので、あまり誰もやらないのだと思います。メッシも佐藤も試合を盛り上げるためにやったんでしょうね」(同) ケガもあり、24節終了時点で13ゴールは、例年に比べると少ないと言わざるを得ない今シーズンのメッシ。そんな中でも焦って自分のゴール数を増やそうとせず、仲間にお膳立てをする器の大きさは、さすがはバロンドールといったところだろうか。 (文=沢野奈津夫)『メッシ日記』(ベースボール・マガジン社)







