山里亮太の攻撃力が爆発「ヒルナンデスのタチ悪いモデル」disやくわばたりえdisが止まらない!!

10月3日の深夜に放送されたマツコ・デラックス企画の特別番組『毒出しバラエティ 山里&マツコ・デトックス』(TBS系)で、南海キャンディーズの山里亮太が、毒を吐きまくった。 「メディアやSNSで言えないこと」をノートに書き留めて続けてきた山里が、その“毒”を吐き出し心のデトックスを行うという主旨の企画だ。ゲストが気になった“毒”を、山里が詳細に説明。どんどんヒートアップし、一時間早口で喋りっぱなしの山里だった。 ゲストは山里が希望したそうで、大女優・松たか子、レプロ所属の女優でモデル・飯豊まりえ、レギュラーじゃないのに週4日『ヒルナンデス』に出演したこともあるレジェンドバラエティ・井森美幸の3人が出演。井森が注目したワードは「ヒルナンデスでやる気がないモデル」で、これについてネットの反響が非常に大きくなっている。  山里は『ヒルナンデス!』で「3色ショッピング」のコーナーなどに出演。こんな人がこの企画に出てくれるんだ~というほど大物の芸能人は驕りを見せず態度も良いことが多いが、「あれ、こいつ最近モデル仕事の比率が高くなってきたな」と感じる“奴ら”が「すっげータチが悪い。一番タチ悪い!」と熱弁をふるい、どんどん高濃度の悪口が飛び出した。 『ヒルナンデス!』の「3色ショッピング」では、ショッピングモールなどへロケに行き、モデルやタレント数名が売り物の洋服を選んでコーディネイトを組み対決する。しかし、とある「最近、路線変更してモデル仕事の比率が高くなってきた」出演者はやる気がなく、自分がカメラに映らない場面で「すぐ座る」そうで、ロケ進行などおかまいなしに「自分のスタイリストやメイクさんと一緒にダラダラしゃべっている」という。大先輩である井森は店内を走り回り積極的に仕事に臨んでいるにもかかわらず、まだ若いはずのモデルのそんな態度を見るにつけ、山里は「お前の大好きなスムージーに井森姉さんのツメの垢を煎じて入れてやりたい」と思うそうである。さらに対決に負けても悔しがるなどのリアクションをしない点にも「ちゃんと仕事しろこの野郎」。 実際にはそんな穏やかな口調ではなく、「洋服について聞かれても何も喋れねえ」「さっきロケ車の中ではオーダー家具について、ずいぶん具体的に喋れてたじゃねえか、この野郎!」「俺がキャスティングなら一生出さねえ!」と、どんどん怒りをあらわにしていく山里。件のモデルのオーダー家具の素材が高級な大理石だったそうで、「お前そんなに金をもらってて、今日こんな(ひどい態度で)仕事しかできねえのか。まじか」「ロケ車ではすげえ喋ってたのに本番では何も喋んねえなスイッチ馬鹿になってんのか」「押しつぶされろ大理石にこの野郎」と、もう止まらない。 マツコが「あんたそれ、今、一人を想定して言ってるんでしょう?」と突っ込むと、山里は静かにうなずいた。仕事の路線変更をしてモデル業が増えた若い女性で、「3色ショッピング」に出演して負けた経験があり、オーダー家具をつくるほど稼いでいるそこそこ売れっ子。さらに海外にいた経験もあり(帰国子女ではなくパリコレ出演経験もない)とのヒントも与えられた。一体ダレなのか。こうしたトークがバラエティ番組で繰り広げられれば視聴者が「ダレだダレだ」となるのはお約束で、ネット上では様々な女性タレントの名前が上がっている。 他にも、「たまにバラエティに来て、帰る場所があるくせに今のテレビぬるいとかめっちゃくちゃヌルい作家は汚い」と、著書が売れてそっちで大金を稼いでいるのにテレビで毒づくタイプの作家・文化人(ネットでは羽田圭介との予想多数)や、「急に神社仏閣好きをアピールするくせに全然知識のないアイドル」、「ママ代表気取りでペラペラと子育ての話をするメガネの女芸人」にも山里の口撃は及んだ。最後のものは関西弁というヒントまで加わり、どう考えてもクワバタオハラのくわばたりえであることが丸分かりだった。山里の良いところが最大限引き出された攻撃的なつくりの番組であるが、レギュラー化は難しいかもしれない。

芸能関係者が驚いた! 「実は離婚危機」なおしどり夫婦と、「実はラブラブ」な不仲疑惑夫婦

 船越英一郎と松居一代、渡辺謙と南果歩など、“おしどり夫婦”といわれてきた芸能人たちのその関係が、次々と破綻している。そこで今回は、世間のイメージや報道とはまるで正反対だという、芸能人夫婦の“真の評判”を調査した。  2005年に電撃婚を果たした篠原涼子と市村正親は、24歳の年の差はあるものの、仲の良い夫婦として知られている。 「市村は番組出演時など、よく篠原の話をするため、夫婦仲はかねてから良好と思われていました。しかし一方で、篠原にはここ数年もの間、男性の影が見え隠れしているのも事実で、たびたび週刊誌が取材に動いています」(週刊誌記者)  昨年には篠原が江口洋介と、深夜の焼肉デートを楽しんでいたと、一部週刊誌に報じられたことがあった。 「この記事は、ちょっとした夜遊び場面がキャッチされた程度の話でしたが、もともと両者は男女の関係だった、という説もある。篠原と市村は、今のところ、表面化はしていないものの、先行きが最も不安視されている夫婦といえるでしょう」(同)  一方で、「スピード離婚説」がささやかれていたものの、周囲が驚くほどの円満関係が続いている年の差芸能人夫婦もいる。 「染谷将太と菊地凛子です。結婚が発表されたのは15年の元日で、当時染谷は22歳。11歳差の役者カップルの突然すぎる入籍報告には、業界関係者も驚かされたものです。当時は、『菊地が染谷に結婚を迫った』などと報じられ、ネット上では『まだ遊びたい盛りの染谷にとっては、早まった決断だった』という声が出ていましたね」(芸能プロ関係者)  染谷は10代の頃から、夜遊び好きの俳優として有名だったとか。 「まだ世の中も、そこまでコンプライアンスにうるさくなかった時期だけに、年の近い俳優仲間と夜な夜なドンチャン騒ぎを繰り広げていたものです。しかし、特に昨年、第一子が誕生して以降、染谷はまったくと言っていいほど夜遊びに参加しなくなったそう。仲の良かった芸能人が、いくら誘っても『今日は無理』と断られてしまうほど、家族最優先の私生活を送っているようです」(同)  染谷の激変ぶりには、周囲も困惑しているというが、これも夫婦仲がなせる業なのだろうか。

芸能関係者が驚いた! 「実は離婚危機」なおしどり夫婦と、「実はラブラブ」な不仲疑惑夫婦

 船越英一郎と松居一代、渡辺謙と南果歩など、“おしどり夫婦”といわれてきた芸能人たちのその関係が、次々と破綻している。そこで今回は、世間のイメージや報道とはまるで正反対だという、芸能人夫婦の“真の評判”を調査した。  2005年に電撃婚を果たした篠原涼子と市村正親は、24歳の年の差はあるものの、仲の良い夫婦として知られている。 「市村は番組出演時など、よく篠原の話をするため、夫婦仲はかねてから良好と思われていました。しかし一方で、篠原にはここ数年もの間、男性の影が見え隠れしているのも事実で、たびたび週刊誌が取材に動いています」(週刊誌記者)  昨年には篠原が江口洋介と、深夜の焼肉デートを楽しんでいたと、一部週刊誌に報じられたことがあった。 「この記事は、ちょっとした夜遊び場面がキャッチされた程度の話でしたが、もともと両者は男女の関係だった、という説もある。篠原と市村は、今のところ、表面化はしていないものの、先行きが最も不安視されている夫婦といえるでしょう」(同)  一方で、「スピード離婚説」がささやかれていたものの、周囲が驚くほどの円満関係が続いている年の差芸能人夫婦もいる。 「染谷将太と菊地凛子です。結婚が発表されたのは15年の元日で、当時染谷は22歳。11歳差の役者カップルの突然すぎる入籍報告には、業界関係者も驚かされたものです。当時は、『菊地が染谷に結婚を迫った』などと報じられ、ネット上では『まだ遊びたい盛りの染谷にとっては、早まった決断だった』という声が出ていましたね」(芸能プロ関係者)  染谷は10代の頃から、夜遊び好きの俳優として有名だったとか。 「まだ世の中も、そこまでコンプライアンスにうるさくなかった時期だけに、年の近い俳優仲間と夜な夜なドンチャン騒ぎを繰り広げていたものです。しかし、特に昨年、第一子が誕生して以降、染谷はまったくと言っていいほど夜遊びに参加しなくなったそう。仲の良かった芸能人が、いくら誘っても『今日は無理』と断られてしまうほど、家族最優先の私生活を送っているようです」(同)  染谷の激変ぶりには、周囲も困惑しているというが、これも夫婦仲がなせる業なのだろうか。

フジテレビによる定型謝罪は、メディアの差別問題を放置するのと同じ。とんねるず「保毛尾田保毛男」が不快だからダメなわけじゃないということ

 9月28日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP【タモリたけし&みやぞん】』(フジテレビ系)で、28年ぶりにとんねるず・石橋貴明ふんする「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」を復活させたことに対し批判が殺到した件は、フジテレビ・宮内正喜社長による迅速な謝罪によって、事態は収束しつつあるように見える。  本件については各種媒体で取り上げられた。wezzyでも「とんねるず“保毛尾田保毛男”が深刻な差別を孕んでいると気付かないフジテレビの愚行」を放送翌日に掲載している。  以前「出川哲朗が『最も辛かった』と振り返る20年前のゲイ差別ロケを、いまだ笑い話にする日本テレビの変わらなさ」という記事で、1995年に放送された『解禁テレビ』(日本テレビ系)でゲイへの偏見を助長する差別的な番組企画が取り上げられ、抗議が起きていたことを紹介した。日本テレビ側は、抗議を行ってきた団体に対して、放送からおよそ3カ月後に事実上の謝罪をしている。そのことを考えると、フジテレビの対応は驚くほど迅速だったといえる。なお『とんねるずのみなさんのおかげでした』のFacebookやInstagramでは、本件について何の言及もされていない。  しかし単純に「20年の間にこれだけの進歩があったのだ」と言えるようなものではない。20年の間に進歩したのは、「迅速な謝罪」という火消し対応マニュアルでしかなかったのではないか。  他誌報道によれば、宮内社長は定例会見において以下のように発言をしていたそうだ。 「30周年スペシャルということで、30年間のキャラクターに(ビート)たけしさんが加わって展開した。もしこの時代と違っていて、見た人が不快な面をお持ちであれば、テレビ局として大変遺憾でおわびしなければならない」  またフジテレビの広報が「差別の意図はなかった」とも回答したという報道もある。  「時代と違っていて」「不快な面をお持ちであれば」「差別の意図はない」といった言葉は、企業が読者や消費者、視聴者に対して謝罪を行う際に頻出する言葉だ。これらは近年使われるようになった言葉ではない。先に紹介した『解禁テレビ』の事例でも、まさに「不安感を与えた」「配慮が欠けていた」「差別の意図はなかった」と言葉を入り混ぜながら謝罪を行っている。  「時代が違う」と言うが、いまようやく長い間声をあげ続けてきた人びとの声に社会が耳を傾けるようになってきたのであって、当時もこうしたキャラクターに傷ついてきた人がいた。「昔はよかったけれど、今はダメ」ではなく、「今も昔もダメ」なのだ。そもそも「時代は違う」と認識しているはずなのに、差別的な企画は様々な番組で流されているのはどういうことなのだろう。 改ページ フジテレビはスタートラインにも立っていない  また差別は「意図の有無」が問題ではない。どちらであっても差別は差別に変わりないのだ。フジテレビが行うべきは「意図が無かった」ことで弁明をするのではなく、批判されている企画が差別的であったかどうか、そしてなぜ差別であるのか、意図しない差別を行ってしまった原因を検証することだ。  そして差別を「快/不快」の問題に矮小化させてはいけない。多くの人にとって「快」であったら問題ない、誰か一人でも「不快」にさせてしまったから問題という話ではないのだ。  フジテレビがいう「不快な思い」の先には、差別があり、そして差別による排除や不当な扱いが存在する。快/不快を超えた、ときに直接的に生存に関わる重大な問題になり得るのだ。お決まりの定型文で謝罪をすることで済ませられるような話ではない(企業の「不快な思い」という言葉を使った謝罪については、ライター・マサキチトセ氏の記事「『不快な思い』とは何か 日本マクドナルドの対応から考えるメディアと差別の関係」を参照されたい)。  フジテレビ報道局社員で元アナウンサー・阿部知代は、ツイッターにて以下のように発言している(阿部は、フジテレビの社屋をレインボーカラー照らす企画を行った『ホウドウキョク』に出演している)。 社長が謝罪して終わりではない。これをきっかけにもっと学び声を上げてゆかなければ。社内のアライを増やさなければ。同じことを繰り返さないために。 迅速に連携し抗議文を送ってくださったみなさまに感謝します。 何より、傷つけてしまった方、不愉快な思いをされた方すべてに心からお詫びします。 — Chiyo Abe (@abechiyo_Ho) 2017年9月30日  定型文の謝罪を行うことで「手打ち」とされてしまえば、今後も類似の企画が行われ続けることになるだろう。また「なぜ問題なのか」を検証することなく、「口うるさく批判されるから」を理由に企画が行われなくなることは、差別問題が解決することにもならない。問題を解決するためのスタートラインにすら立てていないのが現状なのではないだろうか。  レインボーカラーを掲げるだけなら、口だけの謝罪を行うだけなら、誰にだってできる。「今後の番組作りに生かしていく」と回答しているフジテレビは、どのように生かしていこうと考えているのだろう。問題が起きるたびに、批判が殺到し、迅速な謝罪が行われるという段階からいい加減抜け出さなければならない。 (wezzy編集部:カネコアキラ)

浜崎あゆみのインスタ写真に異変!? 写真修整のやりすぎかナチュラルか…鎖骨と谷間が行方不明!

 Instagramを更新するたびにネットニュースが賑わう浜崎あゆみ(38)。10月1日の夜に開催された、エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長・松浦勝人氏の誕生日を祝う会での一枚を投稿した際も、すぐさま「セクシー」「可愛い」「なんだか下品」「水商売の匂いしかしない」などと話題になった(というネットニュースが出た)。  しかし最近の浜崎あゆみのインスタ投稿写真を見てどうしても拭えない違和感がある。豊満な胸をお持ちのはずなのに、胸元が大胆すぎるほど豪快に開いた洋服を着用していても、どこにも豊かな乳房の気配がないのだ。  上記のパーティーでは、素肌に丈の短いオールインワンを着用しているように見える浜崎あゆみ。あまりに上半身の露出度が高く、乳房がぽろりしかねない。ヌーブラまたはニップレスで対応しているのか、はたまた見えても構わない方針なのか。どちらにしろ本人がそれでいいならいいだろう。しかし不思議なのは、あの存在感満点だった迫力谷間がさっぱり見えないということだ。  さらに先月UPした、そば屋のメニューを見ている写真はもっと驚きだった。前開きの黒いパーカを羽織っている浜崎あゆみだが、ジッパーを深くおろしているにもかかわらず、どこまでいっても谷間はなく、胸元が平坦すぎるのである。乳房の小さい女性ならすんなり理解できる現象だが、彼女の場合は違うはず。一体なぜこんな不思議な画像が出来上がってしまうのか?  考えられるのは、肌が滑らかに見えるよう修整をかけたら、あったはずの陰影がつるりと消えた可能性。ただ、チャーミングなセクシーをウリのひとつにしている彼女が、わざわざ谷間を消した状態の画像をUPするとも考えづらい。あるいは肌と一体化したベージュのインナーを実は着ているとか……?  もうひとつの可能性は、プライベートシーンでの浜崎あゆみは、下着などで寄せて上げて締め付けることを好まず、リラックス状態で過ごすことを望んでいるのではないか、ということである。ライブなどでドレスやボディラインのグラマラスぶりを強調する衣装を着用する際は、ウエストをぐっと締めて乳房にあらゆる贅肉を集めているのかもしれない。しかし一転、プライベートモードの際はあらゆる締め付けから解放されて、流れるままの開放感を重視していると考えられる。胸が流れていくのは普通のことで、そう考えればそば屋ショットもそこまでおかしくはない。 (犬咲マコト)

川島海荷、“既婚者テレビマン”と手つなぎデート!! 「酔っていた」という釈明に疑問の声も

 川島海荷の“手つなぎ写真”を、10月3日発売の「フラッシュ」(光文社)がスクープした。お相手は40代のTBS局員で、川島は「(先方に)どうやったら迷惑がかからないようになりますか…?」と、反省しきりだったというが、初の写真誌スキャンダルのお相手が、一回りも年上の業界人ということで、川島の将来に傷がつきかねない騒動になりそうだ。  同誌によると、川島と男性は、都内の飲食店をハシゴし、その移動中、手をつないでいたとのこと。その様子を同誌に撮影されたものの、川島は直撃取材に対して交際を否定している。 「関係者によれば、男性は、川島が『兄のように慕っている人』だそう。川島本人も、現在は恋人がいないことを告白しています。記事には書かれていませんが、この男性・T氏は既婚者だけに、関係を否定するのは当然でしょう」(TBS関係者)  川島はT氏について「たまに相談に乗ってもらったりとか」と語り、手をつないでいたことは「ちょっと私が酔っ払っていて、フラフラだったんです」などと釈明している。 「T氏は、ドラマの編成マンとして活躍している人物。川島とは、2013年のKis‐My‐Ft2・玉森裕太主演ドラマ『ぴんとこな』などで関わりがありましたが、どれも数年前の作品ばかり。現在でも深く交流があるのは、少々違和感がありますね。実は局内でも『あの2人は怪しい』といった声が出回っていました」(同)  今回の「フラッシュ」の記事については、メディア関係者からも疑惑を唱える声が聞こえてくる。 「川島所属のレプロエンタテインメントは、1月にマギーがHi‐STANDARD・横山健との不倫を報じられた際、テレビや新聞など大手メディアに圧力をかけ、後追い報道を封殺させた“前科”がある。今回の川島にしても、週刊誌の直撃にここまでベラベラしゃべるとは考えにくいだけに、レプロが『フラッシュ』側に対し、『直撃に答えさせるから、事を荒立てないで』などと取り引きを行った可能性もありますよ。まぁ、川島が、ひたすら相手の立場を気遣う優等生的なコメントに終始しているのは、本人の真面目な性格がゆえとも考えられますが」(週刊誌デスク)  昨年10月から『ZIP!』(日本テレビ系)の総合司会を務めている川島。以前には、レプロから干されてしまった能年玲奈(現・のん)と比較され、「事務所からひいきされすぎている」と批判されることもあっただけに、こうした“スキャンダル”は大きな痛手になるはず。今後は、仕事に専念してほしいものだ。

殺人シッター公判/実妹の剃毛をした息子を見て見ぬ振りした父・乳児殺害事件を「事故だった」と言う母

 2014年3月に埼玉県富士見市で発生したベビーシッターによる2歳男児殺害事件。逮捕された物袋(もって)勇治は同月14日、山田龍琥(りく)君(2)とその弟を預かり、龍琥君を殺害したとして殺人罪に問われている。しかし物袋が問われている罪はこれだけではなく、多くの乳幼児に対する児童ポルノ禁止法違反や強制わいせつ等でも起訴されていた。昨年6月に横浜地裁で開かれていた物袋に対する裁判員裁判の様子を、連続しリポートしていく。 ※本記事は、小児の性被害および、児童ポルノに関係するwebサイトの被告の閲覧履歴について詳細な記述を含んでおります。  2016年7月4日の公判では引き続き物袋の両親に対する尋問が行われた。物袋という男を家族はどう見ていたのか、どんな子供時代を送っていたのか、実妹への性的虐待を知っていたのか、そして事件については、物袋と同じように、彼がやっていないと信じているのか。知りたいことはたくさんある。 妹への性的虐待を、父は問題視しなかった  まず証言台の前に立った物袋の実父は、紺色のスーツにメガネをかけた普通のおじさんだった。会社員だというが、確かに着慣れた感じのスーツはくたびれている。声はこもっていて、かなり聞き取りづらい。子供時代の物袋について弁護人から尋ねられ「え〜、気が小さく、おとなしい子でした」と答えた。小学校時代は「コミュニケーション能力が低く落ち着きがない」と先生から言われたことがあり、勉強はあまりできる方ではなかった。そしてこの事件の引き金だと物袋が話す“中学校時代のいじめ”の話に移る。 弁護人「息子さん、少年時代にいじめを受けていたのは事実ですか?」 実父「知りませんでした」 弁護人「どんなこときっかけで知りましたか?」 実父「事件が発覚して、記者がうちに来て、そう言う話を聞かれたので……」 弁護人「息子さんからはいじめのことを聞いたことは?」 実父「なかったです」 弁護人「どうして言わなかったんだと思いますか?」 実父「心配かけたくなかったんではないかと思います」  当時、いじめに気づいていなかったという実父。いじめの存否がまた疑わしく感じられるが、弁護人は、いじめはあったものとして話を進める。次には、物袋が小さな子供に性的興味を抱いていることについても質問が飛んだ。 弁護人「思い起こす出来事はありますか?」 実父「仕事から帰った時、布団から男の子と一緒に出て来たことがありました。小学校……3年生の頃じゃなかったかと思います。同じ年の男の子です。何やってんの、というぐらいで声をかけました」  質問は、もうひとつの大きな事件の引き金である実妹についても及んだ。かつて、物袋を実妹とのことでひどく叱ったことがあるのだという。 実父「妹の下の毛を剃ったということがありまして、怒りました。娘が20歳前後の頃です」  実妹が20歳前後となると物袋はすでに成人している。実妹が自ら、父親に被害を申告したのだろうか。かなり深刻な事態だと思われるが、実父は淡々と語る。 実父「息子はやってないとは言ってた。娘を問い詰めたところ、お兄ちゃんにやられた、と言ってました」  この実妹への性的虐待についての質問はサラッと切り上げられた。また物袋が実妹の着替えを覗いていたことに関しては「脱衣所とトイレが同じ場所にある、アコーディオンカーテンを置いていましたが壊れて開けっ放し。息子の部屋は脱衣所の目の前で開けるとすぐに見えるんです」と、間取りを理由に物袋をかばうかのような弁解をした。そんな娘にとって困る状態が長く続いていたわけだが実父は「子供は2人だしそんな気にしたことなかったです」などと語っていた。また、物袋が一時期保育園で働いていたこと、実家を出てさいたまのマンションでシッターをやっていたことは知らなかったという。老後の積立金を、被害者の一部の方におわびとして支払ったことも明かされた。  質問者が交代し、検察官が実父に質問を始めた。やはり、物袋が妹の陰毛を剃ったことについて質問が飛ぶ。 検察官「家の中で息子が娘の陰毛剃ったんですよね。何かあなたはしましたか?」 実父「怒って殴りました」 検察官「いつからしてたのか聞きましたか?」 実父「聞いてないです。それ以降、声をかけましたが娘は話さなかった」 検察官「なぜ、いつからしてたのかと聞かなかったんですか?」 実父「思ってもみなかったです」  頼りない父親である。実妹は一度家を出たのち、さらに引越しをして、家族から姿を消したのだというが、それについてもこんな調子だった。 実父「うちを出たのは、まあ、息子と一緒にいたくないというのはあったんですが、朝早くて時間に間に合わないというのありました。当時は引越しの手伝いをしたりしてました」 検察官「でもなぜそれ以降の居場所が分からないんですか?」 実父「そこも出て行ったんです」 検察官「その後なぜ分からなくなったんですか?」 実父「私にもわかりません」  普通の身なりで淡々と答えながらも異様な家族の形が浮かび上がる。家族は物袋が妹に性的虐待を加えていることを知っていたが大きな問題とは捉えていなかった。それが最も異様である。さらに休廷をはさみ、実母の尋問が始まった。ここから、実父の尋問以上に異様な問答が繰り広げられてゆくことになる。 改ページ 実母もまた、異様に見えた  実母は誰の目から見てもおそらく物袋の母親だと分かるほどに物袋と瓜二つであり、常に傍聴席で息子の裁判を見守っていた。だがその様子を時折うかがうと、終始熱心に傍聴しているというわけではなく、何か手遊びをしたりといった風で、息子が大きな事件で裁判員裁判に付されているという雰囲気ではないのである。真剣な顔をしても笑っているように見える損なタイプの人間がいるが、実母はつねに薄笑いを浮かべてるような表情で傍聴席に座っていた。損なタイプなのか、本当に薄笑いをうかべていたのかは、分からない。この日はオレンジのスーツで尋問に臨んでいた。先ほどの気の弱そうな実父とは打って変わって、早口でハキハキと答える。 弁護人「仕事は?」 実母「無職です!」 と、堂々とした様子だ。  尋問ではまず物袋が保育の仕事をするようになった経緯が語られた。もともと実母が自宅でシッターをやっており、それを見た物袋が「僕もしたい」と言ってきたのだという。その後物袋は、某保育施設で働き始めるのだが「ちょっと難しいかなという感じはしました。子育てもしてないし、保育の経験ないし、簡単にできる仕事ではないと思っているからです。私が経験した中でも大変なことなので、息子の性格上、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなる。小さい子を預かる仕事、怪我させてはいけない、そういうことあってはいけない、ちょっと無理ではと思いました」と、物袋が保育の仕事に適していないことを感じていたという。  だが、物袋がその後、自宅でシッターを始めたとき、強く止めてはいない。「大丈夫なの?」と聞いただけで、物袋に「大丈夫」と返されたのちは反対することもなかった。代わりに送迎を頼まれるうちに、物袋の仕事を手伝うようになったという。 実母「通信でチャイルドマインダーの勉強をしていると言っていました。わからないことがあったら、チャイルドマインダーのほうで相談に乗ってくれると息子から聞いていた、だったら大丈夫かなって思いました」  とはいえ、間近で見た物袋の仕事ぶりは「十分ではない」と感じていた。オムツの替え時に気づかなかったり、子供を預かっている間に目を離し事務作業を続けていたりした姿を目の当たりにしたという。その都度注意をしていたとも語っていた。  実母はこのように物袋の保育の仕事スキルが十分でないと認識し、注意をしたりもしていたが、一方で、物袋が起こした大きな事故については寛大な姿勢を見せ、実父と同様の異様さをまとっていた。例えば、物袋は一連の事件を起こす前、預かっていたお子さんにポットのお湯をこぼし大火傷を負わせるという“事故”を起こしていたのだが、それについてはこんな調子だ。 実母「事故が起きたことは知ってます。昼寝から起きてオムツが濡れてるから替えようと外して、そしたらイヤイヤといって履かないで部屋をかけずり回った時、流しのところに置いてたポットのコンセントがひっかかり、ひっくり返ってお湯を浴びて大火傷を負いました」  こんな話を、最初と同じようにハツラツと語るのである。さらには、龍琥君の殺人について、こう言及した。 実母「私は、えと、故意にやったアレではなく、事故だったと思ってます」  物袋の言い分を信じているようだ。ちなみに、いじめについては父親と同じく「聞いたことはなかった」、実妹の裸を覗き見していたことについては「しちゃいけないことをしているなとは思ってました」などと語った。  物袋の味方をしている母親だが、保育に関しては心配していたという主張だ。だがこれがポーズだったことが、検察官からの質問で明らかになる。 検察官「あなた被告人がシッターをすること自体が難しいと思っていたと、保育の仕事も難しいと、それ警察にも同じ話しましたか?」 実母「はい」 検察官「被告人が『シッターズネット』という既存のサイトと同じ名前のサイトを立ち上げたからそれを注意したんではないですか?」 実母「おぼえてないです」  どうやら物袋の逮捕直後は、物袋の保育能力を心配していたとは言っていなかった様子だ。また、母親が先ほどの父親と違ったのは、物袋の性癖に関することについてだった。 検察官「あなたは被告人の性的趣味は知っていますか?」 実母「知らないです」 検察官「男の子に性的な趣味が向いているとは?」 実母「思いませんでした」 検察官「中学校の頃、男の子に性的興味向いていると思わせる出来事は?」 実母「ありませんでした」 検察官「中学校の頃、小学校4~5年生の男の子と裸でいたことがありますね?」 実母「たまたま早く帰ってきたときにありました」 検察官「小さな男の子に性的興味が向いているとは?」 実母「思わなかったです」 検察官「なぜ裸でいると思ったんですか?」 実母「暑かったんでぇ〜、裸でなく〜、上は裸だったですけど下は履いてたんでぇ〜、その点は暑いのでぇ〜〜〜」  と、物袋が小児に性的興味が向いていると思わせる出来事があったにもかかわらず頑なにそれを否定し、追及が続くと語尾を伸ばしながら同じことを繰り返し始めた。暑いから不自然に思わなかったという言い訳は、自分がそう思いたいからか、それとも物袋が小児性愛者であることを否定したうえで起訴事実を否認しているため、それに合わせるという歪んだ親心からか。  物袋の実妹に対する暴力や陰毛を燃やすなどの行為についても、同じように“大したことではなかった”感を醸し出そうとする。 検察官「被告人の妹への暴力は知ってますか?」 実母「きょうだい喧嘩で叩かれたことは知っています」 検察官「カッとなると被告人はいつも暴力を振るっていたんじゃないですか?」 実母「なかったです」 検察官「あなた以前そう言ってませんでした?」 実母「娘からは、お兄ちゃんと喧嘩したと聞いたので、息子に聞くと、喧嘩両成敗なので注意しました」 検察官「被告人の逮捕直後の調書であなたは『カッとなるといつも妹に暴力を振るう』と言ってなかったですか?」 実母「言ってないです、振るったことはある、と言いました」 検察官「被告人の妹さんへの暴力はあくまでもきょうだい喧嘩の範疇?」 実母「はい、そうですね」 検察官「陰毛を剃ることもきょうだい喧嘩の範疇なんですか?」 実母「それはやっちゃいけないとは思いますが……えーと……主人に、主人が話してるので私からは話してません」 検察官「被告人の妹は、あなたの娘でもあるんじゃないですか?どうして話をしなかったんですか?」 実母「私の両親が、2人で怒ると逃げ場がないからどっちかが言えばいい、と言ってたので、そうやって私も育てたので、主人に任せました」  このように関係者が、事件直後と公判時で話を変えることはよくある。それ自体は珍しくはない。公判の主張に沿うように話を変えたり、気持ちが変わって話をしたくなくなったりなど、いろいろな事情があるが、いずれにしても、物袋の母親は、物袋の主張に沿って彼をかばうことに決めたようだ。 検察官「被告人が妹さんにした性的なイタズラで、陰毛を燃やした以外のことは聞いてない?」 実母「なかったと思います」 検察官「あなたの妹さん、つまり被告人の叔母から、被告人とその妹を離れさせるため、親戚のところで働かせた方がいい、と言われてなかった?」 実母「言われてないです」 検察官「本当に言われてなかった?」 実母「言われてないです!!!!」 検察官「なぜ妹さんは家を出たんですか?」 実母「わかんないです、実際に聞いたわけじゃないんで」 検察官「関心はないんですか?」 実母「というよりも、いなくなる直前には会ってないし話もしてない、主人がたまたま連絡が取れなくて、何回かアパートに行ったとき、たまたまいて、連絡するように伝えて、その日を……その日に…んと……待ってたんですが、連絡取れなくて、私が職場に行ってみたら、娘はいなかったです」  公判で物袋は実妹への暴力や性的虐待について、殴る蹴る、ということと、着替えを覗くこと、そして陰毛を剃ることのみ認めている。両親は法廷で、これらのことが、さほど大きなことではなかったように語った。だが、検察官が匂わせてくる当時の親類の話などから、物袋の実妹への行為は、家族の中で相当大きな問題になっていた可能性がうかがえる。妹は両親にも行き先を告げず失踪して、今も行方が分からない。これが問題の重大さを物語っている。だが家族は物袋を攻めるでもなく、問題を放置し続けた。両親が物袋の暴力を恐れて強く言えなかった、という可能性もゼロではないだろう。実の妹に対して性的な興味をむき出しにし、ときに暴力をふるい、欲望のままに振る舞う男に、両親は何も手を打てなかったのだ。そして何より、小児性愛の片鱗を見つけていたのに、乳幼児相手にシッターをすることを知りながらそれを止めなかった。無力な親の前に家族は崩壊し、事件は起こってしまった。

殺人シッター公判/実妹の剃毛をした息子を見て見ぬ振りした父・乳児殺害事件を「事故だった」と言う母

 2014年3月に埼玉県富士見市で発生したベビーシッターによる2歳男児殺害事件。逮捕された物袋(もって)勇治は同月14日、山田龍琥(りく)君(2)とその弟を預かり、龍琥君を殺害したとして殺人罪に問われている。しかし物袋が問われている罪はこれだけではなく、多くの乳幼児に対する児童ポルノ禁止法違反や強制わいせつ等でも起訴されていた。昨年6月に横浜地裁で開かれていた物袋に対する裁判員裁判の様子を、連続しリポートしていく。 ※本記事は、小児の性被害および、児童ポルノに関係するwebサイトの被告の閲覧履歴について詳細な記述を含んでおります。  2016年7月4日の公判では引き続き物袋の両親に対する尋問が行われた。物袋という男を家族はどう見ていたのか、どんな子供時代を送っていたのか、実妹への性的虐待を知っていたのか、そして事件については、物袋と同じように、彼がやっていないと信じているのか。知りたいことはたくさんある。 妹への性的虐待を、父は問題視しなかった  まず証言台の前に立った物袋の実父は、紺色のスーツにメガネをかけた普通のおじさんだった。会社員だというが、確かに着慣れた感じのスーツはくたびれている。声はこもっていて、かなり聞き取りづらい。子供時代の物袋について弁護人から尋ねられ「え〜、気が小さく、おとなしい子でした」と答えた。小学校時代は「コミュニケーション能力が低く落ち着きがない」と先生から言われたことがあり、勉強はあまりできる方ではなかった。そしてこの事件の引き金だと物袋が話す“中学校時代のいじめ”の話に移る。 弁護人「息子さん、少年時代にいじめを受けていたのは事実ですか?」 実父「知りませんでした」 弁護人「どんなこときっかけで知りましたか?」 実父「事件が発覚して、記者がうちに来て、そう言う話を聞かれたので……」 弁護人「息子さんからはいじめのことを聞いたことは?」 実父「なかったです」 弁護人「どうして言わなかったんだと思いますか?」 実父「心配かけたくなかったんではないかと思います」  当時、いじめに気づいていなかったという実父。いじめの存否がまた疑わしく感じられるが、弁護人は、いじめはあったものとして話を進める。次には、物袋が小さな子供に性的興味を抱いていることについても質問が飛んだ。 弁護人「思い起こす出来事はありますか?」 実父「仕事から帰った時、布団から男の子と一緒に出て来たことがありました。小学校……3年生の頃じゃなかったかと思います。同じ年の男の子です。何やってんの、というぐらいで声をかけました」  質問は、もうひとつの大きな事件の引き金である実妹についても及んだ。かつて、物袋を実妹とのことでひどく叱ったことがあるのだという。 実父「妹の下の毛を剃ったということがありまして、怒りました。娘が20歳前後の頃です」  実妹が20歳前後となると物袋はすでに成人している。実妹が自ら、父親に被害を申告したのだろうか。かなり深刻な事態だと思われるが、実父は淡々と語る。 実父「息子はやってないとは言ってた。娘を問い詰めたところ、お兄ちゃんにやられた、と言ってました」  この実妹への性的虐待についての質問はサラッと切り上げられた。また物袋が実妹の着替えを覗いていたことに関しては「脱衣所とトイレが同じ場所にある、アコーディオンカーテンを置いていましたが壊れて開けっ放し。息子の部屋は脱衣所の目の前で開けるとすぐに見えるんです」と、間取りを理由に物袋をかばうかのような弁解をした。そんな娘にとって困る状態が長く続いていたわけだが実父は「子供は2人だしそんな気にしたことなかったです」などと語っていた。また、物袋が一時期保育園で働いていたこと、実家を出てさいたまのマンションでシッターをやっていたことは知らなかったという。老後の積立金を、被害者の一部の方におわびとして支払ったことも明かされた。  質問者が交代し、検察官が実父に質問を始めた。やはり、物袋が妹の陰毛を剃ったことについて質問が飛ぶ。 検察官「家の中で息子が娘の陰毛剃ったんですよね。何かあなたはしましたか?」 実父「怒って殴りました」 検察官「いつからしてたのか聞きましたか?」 実父「聞いてないです。それ以降、声をかけましたが娘は話さなかった」 検察官「なぜ、いつからしてたのかと聞かなかったんですか?」 実父「思ってもみなかったです」  頼りない父親である。実妹は一度家を出たのち、さらに引越しをして、家族から姿を消したのだというが、それについてもこんな調子だった。 実父「うちを出たのは、まあ、息子と一緒にいたくないというのはあったんですが、朝早くて時間に間に合わないというのありました。当時は引越しの手伝いをしたりしてました」 検察官「でもなぜそれ以降の居場所が分からないんですか?」 実父「そこも出て行ったんです」 検察官「その後なぜ分からなくなったんですか?」 実父「私にもわかりません」  普通の身なりで淡々と答えながらも異様な家族の形が浮かび上がる。家族は物袋が妹に性的虐待を加えていることを知っていたが大きな問題とは捉えていなかった。それが最も異様である。さらに休廷をはさみ、実母の尋問が始まった。ここから、実父の尋問以上に異様な問答が繰り広げられてゆくことになる。 改ページ 実母もまた、異様に見えた  実母は誰の目から見てもおそらく物袋の母親だと分かるほどに物袋と瓜二つであり、常に傍聴席で息子の裁判を見守っていた。だがその様子を時折うかがうと、終始熱心に傍聴しているというわけではなく、何か手遊びをしたりといった風で、息子が大きな事件で裁判員裁判に付されているという雰囲気ではないのである。真剣な顔をしても笑っているように見える損なタイプの人間がいるが、実母はつねに薄笑いを浮かべてるような表情で傍聴席に座っていた。損なタイプなのか、本当に薄笑いをうかべていたのかは、分からない。この日はオレンジのスーツで尋問に臨んでいた。先ほどの気の弱そうな実父とは打って変わって、早口でハキハキと答える。 弁護人「仕事は?」 実母「無職です!」 と、堂々とした様子だ。  尋問ではまず物袋が保育の仕事をするようになった経緯が語られた。もともと実母が自宅でシッターをやっており、それを見た物袋が「僕もしたい」と言ってきたのだという。その後物袋は、某保育施設で働き始めるのだが「ちょっと難しいかなという感じはしました。子育てもしてないし、保育の経験ないし、簡単にできる仕事ではないと思っているからです。私が経験した中でも大変なことなので、息子の性格上、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなる。小さい子を預かる仕事、怪我させてはいけない、そういうことあってはいけない、ちょっと無理ではと思いました」と、物袋が保育の仕事に適していないことを感じていたという。  だが、物袋がその後、自宅でシッターを始めたとき、強く止めてはいない。「大丈夫なの?」と聞いただけで、物袋に「大丈夫」と返されたのちは反対することもなかった。代わりに送迎を頼まれるうちに、物袋の仕事を手伝うようになったという。 実母「通信でチャイルドマインダーの勉強をしていると言っていました。わからないことがあったら、チャイルドマインダーのほうで相談に乗ってくれると息子から聞いていた、だったら大丈夫かなって思いました」  とはいえ、間近で見た物袋の仕事ぶりは「十分ではない」と感じていた。オムツの替え時に気づかなかったり、子供を預かっている間に目を離し事務作業を続けていたりした姿を目の当たりにしたという。その都度注意をしていたとも語っていた。  実母はこのように物袋の保育の仕事スキルが十分でないと認識し、注意をしたりもしていたが、一方で、物袋が起こした大きな事故については寛大な姿勢を見せ、実父と同様の異様さをまとっていた。例えば、物袋は一連の事件を起こす前、預かっていたお子さんにポットのお湯をこぼし大火傷を負わせるという“事故”を起こしていたのだが、それについてはこんな調子だ。 実母「事故が起きたことは知ってます。昼寝から起きてオムツが濡れてるから替えようと外して、そしたらイヤイヤといって履かないで部屋をかけずり回った時、流しのところに置いてたポットのコンセントがひっかかり、ひっくり返ってお湯を浴びて大火傷を負いました」  こんな話を、最初と同じようにハツラツと語るのである。さらには、龍琥君の殺人について、こう言及した。 実母「私は、えと、故意にやったアレではなく、事故だったと思ってます」  物袋の言い分を信じているようだ。ちなみに、いじめについては父親と同じく「聞いたことはなかった」、実妹の裸を覗き見していたことについては「しちゃいけないことをしているなとは思ってました」などと語った。  物袋の味方をしている母親だが、保育に関しては心配していたという主張だ。だがこれがポーズだったことが、検察官からの質問で明らかになる。 検察官「あなた被告人がシッターをすること自体が難しいと思っていたと、保育の仕事も難しいと、それ警察にも同じ話しましたか?」 実母「はい」 検察官「被告人が『シッターズネット』という既存のサイトと同じ名前のサイトを立ち上げたからそれを注意したんではないですか?」 実母「おぼえてないです」  どうやら物袋の逮捕直後は、物袋の保育能力を心配していたとは言っていなかった様子だ。また、母親が先ほどの父親と違ったのは、物袋の性癖に関することについてだった。 検察官「あなたは被告人の性的趣味は知っていますか?」 実母「知らないです」 検察官「男の子に性的な趣味が向いているとは?」 実母「思いませんでした」 検察官「中学校の頃、男の子に性的興味向いていると思わせる出来事は?」 実母「ありませんでした」 検察官「中学校の頃、小学校4~5年生の男の子と裸でいたことがありますね?」 実母「たまたま早く帰ってきたときにありました」 検察官「小さな男の子に性的興味が向いているとは?」 実母「思わなかったです」 検察官「なぜ裸でいると思ったんですか?」 実母「暑かったんでぇ〜、裸でなく〜、上は裸だったですけど下は履いてたんでぇ〜、その点は暑いのでぇ〜〜〜」  と、物袋が小児に性的興味が向いていると思わせる出来事があったにもかかわらず頑なにそれを否定し、追及が続くと語尾を伸ばしながら同じことを繰り返し始めた。暑いから不自然に思わなかったという言い訳は、自分がそう思いたいからか、それとも物袋が小児性愛者であることを否定したうえで起訴事実を否認しているため、それに合わせるという歪んだ親心からか。  物袋の実妹に対する暴力や陰毛を燃やすなどの行為についても、同じように“大したことではなかった”感を醸し出そうとする。 検察官「被告人の妹への暴力は知ってますか?」 実母「きょうだい喧嘩で叩かれたことは知っています」 検察官「カッとなると被告人はいつも暴力を振るっていたんじゃないですか?」 実母「なかったです」 検察官「あなた以前そう言ってませんでした?」 実母「娘からは、お兄ちゃんと喧嘩したと聞いたので、息子に聞くと、喧嘩両成敗なので注意しました」 検察官「被告人の逮捕直後の調書であなたは『カッとなるといつも妹に暴力を振るう』と言ってなかったですか?」 実母「言ってないです、振るったことはある、と言いました」 検察官「被告人の妹さんへの暴力はあくまでもきょうだい喧嘩の範疇?」 実母「はい、そうですね」 検察官「陰毛を剃ることもきょうだい喧嘩の範疇なんですか?」 実母「それはやっちゃいけないとは思いますが……えーと……主人に、主人が話してるので私からは話してません」 検察官「被告人の妹は、あなたの娘でもあるんじゃないですか?どうして話をしなかったんですか?」 実母「私の両親が、2人で怒ると逃げ場がないからどっちかが言えばいい、と言ってたので、そうやって私も育てたので、主人に任せました」  このように関係者が、事件直後と公判時で話を変えることはよくある。それ自体は珍しくはない。公判の主張に沿うように話を変えたり、気持ちが変わって話をしたくなくなったりなど、いろいろな事情があるが、いずれにしても、物袋の母親は、物袋の主張に沿って彼をかばうことに決めたようだ。 検察官「被告人が妹さんにした性的なイタズラで、陰毛を燃やした以外のことは聞いてない?」 実母「なかったと思います」 検察官「あなたの妹さん、つまり被告人の叔母から、被告人とその妹を離れさせるため、親戚のところで働かせた方がいい、と言われてなかった?」 実母「言われてないです」 検察官「本当に言われてなかった?」 実母「言われてないです!!!!」 検察官「なぜ妹さんは家を出たんですか?」 実母「わかんないです、実際に聞いたわけじゃないんで」 検察官「関心はないんですか?」 実母「というよりも、いなくなる直前には会ってないし話もしてない、主人がたまたま連絡が取れなくて、何回かアパートに行ったとき、たまたまいて、連絡するように伝えて、その日を……その日に…んと……待ってたんですが、連絡取れなくて、私が職場に行ってみたら、娘はいなかったです」  公判で物袋は実妹への暴力や性的虐待について、殴る蹴る、ということと、着替えを覗くこと、そして陰毛を剃ることのみ認めている。両親は法廷で、これらのことが、さほど大きなことではなかったように語った。だが、検察官が匂わせてくる当時の親類の話などから、物袋の実妹への行為は、家族の中で相当大きな問題になっていた可能性がうかがえる。妹は両親にも行き先を告げず失踪して、今も行方が分からない。これが問題の重大さを物語っている。だが家族は物袋を攻めるでもなく、問題を放置し続けた。両親が物袋の暴力を恐れて強く言えなかった、という可能性もゼロではないだろう。実の妹に対して性的な興味をむき出しにし、ときに暴力をふるい、欲望のままに振る舞う男に、両親は何も手を打てなかったのだ。そして何より、小児性愛の片鱗を見つけていたのに、乳幼児相手にシッターをすることを知りながらそれを止めなかった。無力な親の前に家族は崩壊し、事件は起こってしまった。

殺人シッター公判/実妹の剃毛をした息子を見て見ぬ振りした父・乳児殺害事件を「事故だった」と言う母

 2014年3月に埼玉県富士見市で発生したベビーシッターによる2歳男児殺害事件。逮捕された物袋(もって)勇治は同月14日、山田龍琥(りく)君(2)とその弟を預かり、龍琥君を殺害したとして殺人罪に問われている。しかし物袋が問われている罪はこれだけではなく、多くの乳幼児に対する児童ポルノ禁止法違反や強制わいせつ等でも起訴されていた。昨年6月に横浜地裁で開かれていた物袋に対する裁判員裁判の様子を、連続しリポートしていく。 ※本記事は、小児の性被害および、児童ポルノに関係するwebサイトの被告の閲覧履歴について詳細な記述を含んでおります。  2016年7月4日の公判では引き続き物袋の両親に対する尋問が行われた。物袋という男を家族はどう見ていたのか、どんな子供時代を送っていたのか、実妹への性的虐待を知っていたのか、そして事件については、物袋と同じように、彼がやっていないと信じているのか。知りたいことはたくさんある。 妹への性的虐待を、父は問題視しなかった  まず証言台の前に立った物袋の実父は、紺色のスーツにメガネをかけた普通のおじさんだった。会社員だというが、確かに着慣れた感じのスーツはくたびれている。声はこもっていて、かなり聞き取りづらい。子供時代の物袋について弁護人から尋ねられ「え〜、気が小さく、おとなしい子でした」と答えた。小学校時代は「コミュニケーション能力が低く落ち着きがない」と先生から言われたことがあり、勉強はあまりできる方ではなかった。そしてこの事件の引き金だと物袋が話す“中学校時代のいじめ”の話に移る。 弁護人「息子さん、少年時代にいじめを受けていたのは事実ですか?」 実父「知りませんでした」 弁護人「どんなこときっかけで知りましたか?」 実父「事件が発覚して、記者がうちに来て、そう言う話を聞かれたので……」 弁護人「息子さんからはいじめのことを聞いたことは?」 実父「なかったです」 弁護人「どうして言わなかったんだと思いますか?」 実父「心配かけたくなかったんではないかと思います」  当時、いじめに気づいていなかったという実父。いじめの存否がまた疑わしく感じられるが、弁護人は、いじめはあったものとして話を進める。次には、物袋が小さな子供に性的興味を抱いていることについても質問が飛んだ。 弁護人「思い起こす出来事はありますか?」 実父「仕事から帰った時、布団から男の子と一緒に出て来たことがありました。小学校……3年生の頃じゃなかったかと思います。同じ年の男の子です。何やってんの、というぐらいで声をかけました」  質問は、もうひとつの大きな事件の引き金である実妹についても及んだ。かつて、物袋を実妹とのことでひどく叱ったことがあるのだという。 実父「妹の下の毛を剃ったということがありまして、怒りました。娘が20歳前後の頃です」  実妹が20歳前後となると物袋はすでに成人している。実妹が自ら、父親に被害を申告したのだろうか。かなり深刻な事態だと思われるが、実父は淡々と語る。 実父「息子はやってないとは言ってた。娘を問い詰めたところ、お兄ちゃんにやられた、と言ってました」  この実妹への性的虐待についての質問はサラッと切り上げられた。また物袋が実妹の着替えを覗いていたことに関しては「脱衣所とトイレが同じ場所にある、アコーディオンカーテンを置いていましたが壊れて開けっ放し。息子の部屋は脱衣所の目の前で開けるとすぐに見えるんです」と、間取りを理由に物袋をかばうかのような弁解をした。そんな娘にとって困る状態が長く続いていたわけだが実父は「子供は2人だしそんな気にしたことなかったです」などと語っていた。また、物袋が一時期保育園で働いていたこと、実家を出てさいたまのマンションでシッターをやっていたことは知らなかったという。老後の積立金を、被害者の一部の方におわびとして支払ったことも明かされた。  質問者が交代し、検察官が実父に質問を始めた。やはり、物袋が妹の陰毛を剃ったことについて質問が飛ぶ。 検察官「家の中で息子が娘の陰毛剃ったんですよね。何かあなたはしましたか?」 実父「怒って殴りました」 検察官「いつからしてたのか聞きましたか?」 実父「聞いてないです。それ以降、声をかけましたが娘は話さなかった」 検察官「なぜ、いつからしてたのかと聞かなかったんですか?」 実父「思ってもみなかったです」  頼りない父親である。実妹は一度家を出たのち、さらに引越しをして、家族から姿を消したのだというが、それについてもこんな調子だった。 実父「うちを出たのは、まあ、息子と一緒にいたくないというのはあったんですが、朝早くて時間に間に合わないというのありました。当時は引越しの手伝いをしたりしてました」 検察官「でもなぜそれ以降の居場所が分からないんですか?」 実父「そこも出て行ったんです」 検察官「その後なぜ分からなくなったんですか?」 実父「私にもわかりません」  普通の身なりで淡々と答えながらも異様な家族の形が浮かび上がる。家族は物袋が妹に性的虐待を加えていることを知っていたが大きな問題とは捉えていなかった。それが最も異様である。さらに休廷をはさみ、実母の尋問が始まった。ここから、実父の尋問以上に異様な問答が繰り広げられてゆくことになる。 改ページ 実母もまた、異様に見えた  実母は誰の目から見てもおそらく物袋の母親だと分かるほどに物袋と瓜二つであり、常に傍聴席で息子の裁判を見守っていた。だがその様子を時折うかがうと、終始熱心に傍聴しているというわけではなく、何か手遊びをしたりといった風で、息子が大きな事件で裁判員裁判に付されているという雰囲気ではないのである。真剣な顔をしても笑っているように見える損なタイプの人間がいるが、実母はつねに薄笑いを浮かべてるような表情で傍聴席に座っていた。損なタイプなのか、本当に薄笑いをうかべていたのかは、分からない。この日はオレンジのスーツで尋問に臨んでいた。先ほどの気の弱そうな実父とは打って変わって、早口でハキハキと答える。 弁護人「仕事は?」 実母「無職です!」 と、堂々とした様子だ。  尋問ではまず物袋が保育の仕事をするようになった経緯が語られた。もともと実母が自宅でシッターをやっており、それを見た物袋が「僕もしたい」と言ってきたのだという。その後物袋は、某保育施設で働き始めるのだが「ちょっと難しいかなという感じはしました。子育てもしてないし、保育の経験ないし、簡単にできる仕事ではないと思っているからです。私が経験した中でも大変なことなので、息子の性格上、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなる。小さい子を預かる仕事、怪我させてはいけない、そういうことあってはいけない、ちょっと無理ではと思いました」と、物袋が保育の仕事に適していないことを感じていたという。  だが、物袋がその後、自宅でシッターを始めたとき、強く止めてはいない。「大丈夫なの?」と聞いただけで、物袋に「大丈夫」と返されたのちは反対することもなかった。代わりに送迎を頼まれるうちに、物袋の仕事を手伝うようになったという。 実母「通信でチャイルドマインダーの勉強をしていると言っていました。わからないことがあったら、チャイルドマインダーのほうで相談に乗ってくれると息子から聞いていた、だったら大丈夫かなって思いました」  とはいえ、間近で見た物袋の仕事ぶりは「十分ではない」と感じていた。オムツの替え時に気づかなかったり、子供を預かっている間に目を離し事務作業を続けていたりした姿を目の当たりにしたという。その都度注意をしていたとも語っていた。  実母はこのように物袋の保育の仕事スキルが十分でないと認識し、注意をしたりもしていたが、一方で、物袋が起こした大きな事故については寛大な姿勢を見せ、実父と同様の異様さをまとっていた。例えば、物袋は一連の事件を起こす前、預かっていたお子さんにポットのお湯をこぼし大火傷を負わせるという“事故”を起こしていたのだが、それについてはこんな調子だ。 実母「事故が起きたことは知ってます。昼寝から起きてオムツが濡れてるから替えようと外して、そしたらイヤイヤといって履かないで部屋をかけずり回った時、流しのところに置いてたポットのコンセントがひっかかり、ひっくり返ってお湯を浴びて大火傷を負いました」  こんな話を、最初と同じようにハツラツと語るのである。さらには、龍琥君の殺人について、こう言及した。 実母「私は、えと、故意にやったアレではなく、事故だったと思ってます」  物袋の言い分を信じているようだ。ちなみに、いじめについては父親と同じく「聞いたことはなかった」、実妹の裸を覗き見していたことについては「しちゃいけないことをしているなとは思ってました」などと語った。  物袋の味方をしている母親だが、保育に関しては心配していたという主張だ。だがこれがポーズだったことが、検察官からの質問で明らかになる。 検察官「あなた被告人がシッターをすること自体が難しいと思っていたと、保育の仕事も難しいと、それ警察にも同じ話しましたか?」 実母「はい」 検察官「被告人が『シッターズネット』という既存のサイトと同じ名前のサイトを立ち上げたからそれを注意したんではないですか?」 実母「おぼえてないです」  どうやら物袋の逮捕直後は、物袋の保育能力を心配していたとは言っていなかった様子だ。また、母親が先ほどの父親と違ったのは、物袋の性癖に関することについてだった。 検察官「あなたは被告人の性的趣味は知っていますか?」 実母「知らないです」 検察官「男の子に性的な趣味が向いているとは?」 実母「思いませんでした」 検察官「中学校の頃、男の子に性的興味向いていると思わせる出来事は?」 実母「ありませんでした」 検察官「中学校の頃、小学校4~5年生の男の子と裸でいたことがありますね?」 実母「たまたま早く帰ってきたときにありました」 検察官「小さな男の子に性的興味が向いているとは?」 実母「思わなかったです」 検察官「なぜ裸でいると思ったんですか?」 実母「暑かったんでぇ〜、裸でなく〜、上は裸だったですけど下は履いてたんでぇ〜、その点は暑いのでぇ〜〜〜」  と、物袋が小児に性的興味が向いていると思わせる出来事があったにもかかわらず頑なにそれを否定し、追及が続くと語尾を伸ばしながら同じことを繰り返し始めた。暑いから不自然に思わなかったという言い訳は、自分がそう思いたいからか、それとも物袋が小児性愛者であることを否定したうえで起訴事実を否認しているため、それに合わせるという歪んだ親心からか。  物袋の実妹に対する暴力や陰毛を燃やすなどの行為についても、同じように“大したことではなかった”感を醸し出そうとする。 検察官「被告人の妹への暴力は知ってますか?」 実母「きょうだい喧嘩で叩かれたことは知っています」 検察官「カッとなると被告人はいつも暴力を振るっていたんじゃないですか?」 実母「なかったです」 検察官「あなた以前そう言ってませんでした?」 実母「娘からは、お兄ちゃんと喧嘩したと聞いたので、息子に聞くと、喧嘩両成敗なので注意しました」 検察官「被告人の逮捕直後の調書であなたは『カッとなるといつも妹に暴力を振るう』と言ってなかったですか?」 実母「言ってないです、振るったことはある、と言いました」 検察官「被告人の妹さんへの暴力はあくまでもきょうだい喧嘩の範疇?」 実母「はい、そうですね」 検察官「陰毛を剃ることもきょうだい喧嘩の範疇なんですか?」 実母「それはやっちゃいけないとは思いますが……えーと……主人に、主人が話してるので私からは話してません」 検察官「被告人の妹は、あなたの娘でもあるんじゃないですか?どうして話をしなかったんですか?」 実母「私の両親が、2人で怒ると逃げ場がないからどっちかが言えばいい、と言ってたので、そうやって私も育てたので、主人に任せました」  このように関係者が、事件直後と公判時で話を変えることはよくある。それ自体は珍しくはない。公判の主張に沿うように話を変えたり、気持ちが変わって話をしたくなくなったりなど、いろいろな事情があるが、いずれにしても、物袋の母親は、物袋の主張に沿って彼をかばうことに決めたようだ。 検察官「被告人が妹さんにした性的なイタズラで、陰毛を燃やした以外のことは聞いてない?」 実母「なかったと思います」 検察官「あなたの妹さん、つまり被告人の叔母から、被告人とその妹を離れさせるため、親戚のところで働かせた方がいい、と言われてなかった?」 実母「言われてないです」 検察官「本当に言われてなかった?」 実母「言われてないです!!!!」 検察官「なぜ妹さんは家を出たんですか?」 実母「わかんないです、実際に聞いたわけじゃないんで」 検察官「関心はないんですか?」 実母「というよりも、いなくなる直前には会ってないし話もしてない、主人がたまたま連絡が取れなくて、何回かアパートに行ったとき、たまたまいて、連絡するように伝えて、その日を……その日に…んと……待ってたんですが、連絡取れなくて、私が職場に行ってみたら、娘はいなかったです」  公判で物袋は実妹への暴力や性的虐待について、殴る蹴る、ということと、着替えを覗くこと、そして陰毛を剃ることのみ認めている。両親は法廷で、これらのことが、さほど大きなことではなかったように語った。だが、検察官が匂わせてくる当時の親類の話などから、物袋の実妹への行為は、家族の中で相当大きな問題になっていた可能性がうかがえる。妹は両親にも行き先を告げず失踪して、今も行方が分からない。これが問題の重大さを物語っている。だが家族は物袋を攻めるでもなく、問題を放置し続けた。両親が物袋の暴力を恐れて強く言えなかった、という可能性もゼロではないだろう。実の妹に対して性的な興味をむき出しにし、ときに暴力をふるい、欲望のままに振る舞う男に、両親は何も手を打てなかったのだ。そして何より、小児性愛の片鱗を見つけていたのに、乳幼児相手にシッターをすることを知りながらそれを止めなかった。無力な親の前に家族は崩壊し、事件は起こってしまった。

男性も生理で情緒不安定になる!「睾丸周期」を知っていますか?

女性は「閉経」を迎えるまで月に1度、数日間、膣からの出血期間「生理(月経)」を繰り返します。痛みやら、眠気、イライラなどの倦怠感に襲われる女性は多いですし、PMS(月経前症候群)で一カ月のうち一週間しか快調な時期がないという女性もいます。私も数カ月に1度は、生理でベッドから起き上がれなくなるほどの痛みに苦しめられています。 ◎出血する?男性の生理  男性には生理のつらさはわからないと言われます。でも実は、男性にも生理はあるとご存知ですか? 女性の場合、生理になると成熟して剥がれ落ちた子宮内膜を体外へ排出するわけですが、男性の生理は女性のように出血するわけではありません。女性の生理と同じように一定の周期(28日周期)で骨盤の開閉が行われる「睾丸周期(骨盤周期)」があります(骨盤は約2週間かけてゆっくりと開き、およそ2週間かけてゆっくりと閉じる)。  女性は10代で生理周期が安定することが多いですが、男性の睾丸周期が安定するのは20代半ばのことが多いといわれています。そのため「睾丸周期」では、女性と同じようにカラダへの影響があるものの(稀にペニスから出血する人もいるようですが)、ほとんどの男性に“サイン”がなく、「社会人になったし、ストレスが原因かなぁ」と、男性自身も気付いていないことが多いようです。  「せっかく一緒にいるのに感じ悪くない?」「今日は私からセックスに誘ったのに、ヤル気ないってどうゆうこと~?」と気を揉む女性も、男性にも生理があるということを理解しておくことは必要なことかもしれません。そして何より、男性自身が、自らの生理を知っておくべきです。 ◎睾丸周期の症状は? 睾丸周期には、「高潮期」と「低潮期」があります。骨盤が閉じている「高潮期」は、精子がどんどん作られる時期で、快活に過ごせます。反対に骨盤が開いている「低潮期」は、心身ともに休息が必要な時期になります。代表的な症状は…… ◆体調不良:生理中の女性はカラダがダルくなるのと同じく、個人差はあれど、男性もカラダが重く感じる。 ◆無気力:全て面倒くさくなったり、ひとりになりたい、とにかく家で休みたいなど、気持ちが沈みがち。 ◆性欲減退:カラダを休める時期なので性欲が減退する。それに伴い、イライラすることも。 ◎睾丸周期・チェック方法 男性は出血という目に見えるサインがありません。骨盤が開いているか・閉じているかの「睾丸周期」を把握する方法なんてあるのでしょうか。 ◆睾丸のハリをチェック 睾丸にハリや重さを感じれば元気なとき(骨盤が閉じている)。反対に睾丸にハリがなく、いつもより軽いと感じれば男性の生理期間(骨盤が開いている)状態だとされています。 ◆誘われる日をチェック セックスした日を手帳に記している女性は、プラス「彼から積極的にセックスに誘ってくる日」をマークしてみましょう。これを3カ月ほど続けていれば、睾丸周期が見えてくるかもしれません。365日いつでも元気いっぱいでセックスばかり、という男性も稀にいるかもしれませんが、実際は「いつだってやりたい」男ばかりではないということです。「男はオオカミ」といったような男性の性欲にまつわる神話、さらに「女性は生理があるから感情的、男性は生理がないから理性的」なんて都市伝説的なストーリーがまかりとおっていますが、そんなことはないのでしょう。男性も情緒不安定になるものなのです。 女性が「今日はしたくない」「ひとりでゆっくり休みたい」という時と同じようなことが起きるということですね。お互いの骨盤周期が合致していればバッチリですが……、お互いの心やカラダに変化が起きる期間を把握して、労わり合おうよ、ってことですね。