『バイキング!』高視聴率達成に沸くも…坂上忍、高橋真麻に「おっぱいでっかいねえ」

 昨年は悲惨な低視聴率番組を量産してしまったフジテレビだが、今年に入って多少、盛り返しの兆しを見せているらしい。まず10日にスタートした草なぎ剛主演の新ドラマ『嘘の戦争』の初回視聴率が、関東で11.8%、関西で15.5%を記録(ビデオリサーチ調べ)。昨年10~12月期のフジ連続ドラマ(プライムタイム)は4本だったが、そのいずれも、二桁の視聴率を獲得することさえないまま終了していた。そのことを鑑みれば、非常に幸先の良いスタートだと言えるだろう。  さらに、1月5日に放送された昼帯の情報番組『バイキング』の平均視聴率が7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが発表された。同番組は2014年4月にスタート、メインMCの坂上忍と日替わりMC、ゲストタレントらがテーマに沿ってトークしていくゆるい内容で、『笑っていいとも!』の後継番組だ。これまで同番組の最高視聴率は昨年8月26日の6.8%だったが、それを今回更新したという。同時間帯のトップは5年連続で『ひるおび!』(TBS系)が独走中だが、5日の放送は両者タイだったそうである。  にわかに浮かれムードが漂っているかもしれないフジだが、『バイキング』にはたびたび看過できない場面がある。つい先日、10日の放送でも問題シーンがあった。火曜の日替わりMCは柳原可奈子と高橋真麻だが、番組後半、「20歳の自分へのアドバイス」ランキングを紹介するコーナーの最後で、坂上が高橋の胸元を指さし、脈絡なく「全然関係ないけどさ……おっぱいでっかいねえ」と感心したような口ぶりで発言。それまでまったく女性の胸に関するトークはなく、まさに唐突な発言だった。「はははは」と大きく笑いかわす高橋に「いや目の前で見たことないからさ」と返す坂上。そこで画面はLIONのCMに切り替わった。  坂上としては「思ったことをそのまま口にしただけ」、あるいはただのコミュニケーションで、悪意は見えない。つまり高橋を傷つけようとか嫌な思いにさせてやろうとかの意図がないということである。ナチュラルな公開セクハラである。ただ、テレビで「おっぱい」について発言することが不適切だ、ということではなく、「おっぱい大きいですね」と女性にきくのもコミュニケーションだ、という誤解を広めるという点で罪深いと考えられるが、そうした意識は坂上にはおそらくない。この場面について「スポーツ報知」がネットニュースを出しているが、そこには「これには高橋も体をくねらせて照れ笑い」とあった。照れ笑いか苦笑か、認識はそれぞれなのだな。  ちなみにそれこそ「全然関係」ないかもしれないが、その直後に流れた“LIONのCM”は、女子児童の生理痛および生理痛薬について、女性が坂上にグラフを使って説明したうえで商品を紹介し、「女心に鈍感な坂上さん、少しは女心がわかりました?」と言うもの。坂上はかしこまって「(受験の)本番の日にお腹が痛くなったら大変ですもんねえ」「(生理痛で苦しむ女子は)そんなに多いんですか!?」「(娘の生理痛に)気付いているお母さんも、自分が飲んでいる薬はあげられないですよね」等とセリフを言い、小児用生理痛薬の紹介をアシストする内容だ。<女子児童を持つ女親>である視聴者層を狙ったCMである。好んで『バイキング』にチャンネルを合わせる層には有効なCMなのかもしれないが、筆者にはしらじらしい演技が目について仕方がなかった。 (清水美早紀)

『東京フレンドパーク』で木村拓哉が犯した失態にドン引き、ブーイング吹き荒れ中

「おっしゃーーーー!」  昨年末、ひっそり静かに解散してしまった、国民的アイドルグループ・SMAP。メンバーのうち、リーダーの中居正広(44)、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(39)の4人は解散日である12月31日に都内にあるタレントの堺正章プロデュースの焼肉店に集結して慰労会を開いたようだ。木村拓哉(44)の姿はないのに、そこには元メンバーでオートレーサーの森且行(42)も加わっていて、5人は年をまたいで2時まで語らっていたという。  この夜この場所にSMAPメンバーが集結するという情報はどこからかマスコミに伝わっていたのだろう。元旦早々、「週刊新潮」(新潮社)のネット版「デイリー新潮」がこの現場をスクープしたと告知し、あとを追うように「女性セブン」(小学館)も慰労会の様子を掲載している。ファッションチェックが容易なほど克明な各々の全身写真が掲載されていたこともあり、複数人の週刊誌カメラマンがしっかり張り込んでいたことは明らか。情報のリーク元はジャニーズ事務所ではないかと噂されているが、だとしたらわざわざ「木村のみが除け者」の構図を大きく報じさせる意図がわからない。木村以外の4人が、幼稚な感情的理由でSMAP解散を引き起こした……という図式を強く印象づけるため? 今さらそんなことをする理由があるだろうか。  <木村も誘われたけれど、家族で過ごすからと断った説><木村だけが誘われず、木村は家族と共に紅白を見ていた説>など、報道もファンの認識も分かれているが、とにもかくにも木村が慰労会の席にいなかったことだけは間違いない。長年苦楽を共にした仲間との関係に、本当に亀裂が入ってしまったのか。彼らから完全に遮断されてしまっているのか、はたまた自分からもう二度とほかのメンバーと行動を共にすることはないと決意したのか――。木村の心情はわからないが、そんな木村の主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)が、いよいよ1月15日からスタートする。  数々の主演ドラマで、組織や権力に逆らってでも正義を通し仲間を守るタイプのヒーローキャラを演じ、高視聴率を獲得してきた木村拓哉。今回も例に漏れず、凄腕の外科医を演じるようであるが、黙っていても出演者次第で視聴者がついてくる時代ではないため、TBSも番宣に余念がない。新しいドラマのスタート時期ともなると、各ドラマの出演者たちは番組宣伝のために同じ局内の様々な番組に出演して、宣伝を行わなければならない。1月9日に、あの『東京フレンドパーク』が一夜限りの特番復活をし、間もなく始まる冬ドラマの主要メンバーたちが勢ぞろい、体を張ったゲームで得点を競いあった。当然、木村拓哉もそこに参加、『A LIFE』チームのメンバーは木村、竹内結子(36)、松山ケンイチ(31)、木村文乃(29)であった。  昨年9月、首のあたりに老いの兆しが見えるような一枚の写真があっという間にネット上で拡散され激ヤセを囁かれた木村であったが、『フレンドパーク』で溌剌とゲームに興じる姿はこれまでと変わらず若々しいイメージだった。医者、しかも外科医役ということで、髪を短く切り手術着を着用しているため首元もガッツリと見えていたが、そこにあの拡散写真のような老齢感はない。木村独特の誰に対しても少し斜に構えたような喋り方や俺様的態度も健在で、要所要所での決め顔や決めポーズも忘れない。見た目にはつっこみどころのない、SMAP解散前と変わらぬいつもの、いつも通りすぎるぐらいの<キムタク>だった。  しかし一点、やらかしてしまった。番組終盤に行われた<ハイパーホッケー>での木村の態度に、web上では視聴者からのブーイングが吹き荒れている。  同コーナーにはお笑いコンビ・ホンジャマカのふたりが酉年にちなみ鳥の扮装で登場。このふたりが(対戦相手が女子ふたりの場合は、コンビのどちらかが)ゲストチーム相手にエアホッケーで得点を競うというお馴染みのゲームだ。『A LIFE』チームはまず竹内・文乃ペアが対戦し、苦戦したところで満を持して木村・松山ペアに交替。このゲームに勝つと、それまでトップを走っていた俳優の阿部サダヲ率いる『下剋上受験』チームを逆転して優勝することができ、さらには最後のダーツにチャレンジできる権利を獲得するという、番組内のクライマックスシーンであった。  さっそうとラケットを持って登場した木村は、当然のように松山の立ち位置を指示した(キーパー扱い)。そして関口宏支配人が投じる最初のパスをいったん手元で止めてから強烈なスマッシュを打ち込み、ゴールを決めて点を取る、という手法を繰り返し、得点を重ねたのである。このやり方にネットでは非難ごうごう。 「ハイパーホッケーでは、暗黙の了解で、支配人からの最初の1球目はみんなとめないで打つのに、なんでキムタク止めて打ってんだ? ふざけてる。これやったらみんな勝つでしょ」 「これはキムタク、しょっぱすぎ」 「もうちょっと松山ケンイチに場を譲ってあげても良かったと思う」  筆者も視聴していたのだが、たしかに松山ケンイチの存在感がこのゲームではほぼゼロ。自分ひとりで試合しているように振る舞う木村の態度は見ていて気分のよいものではなかった。「キムタクの協調性のなさが全面に出たハイパーホッケーだった」との意見には激しく同意したいところである。  今後の俳優人生の命運を賭けたといっても過言ではない主演ドラマの番宣で出たはずが、逆に残念なイメージを視聴者に与えてしまった木村拓哉。TBS内でもっとも高視聴率獲得の可能性が高い日曜劇場、しかもキムタク主演というスペシャル枠の『A LIFE』が逆転優勝ということで、「出来レース」を疑う声も多い。あるネットユーザーの意見に「もう阿部サダヲが優勝でいいよ」というものがあったが、筆者も同意見である。どのゲームも全力で頑張り、きっちり笑いも取ってサダヲはホントによく頑張った。いち視聴者として筆者の心の中では、MVPは間違いなくサダヲなのである。  放送直後にブーイングの嵐が吹き荒れようとは知る由もない木村は、番組終了間際にはとても満足げでやり切った感ある笑顔を浮かべていたが、テレビ画面のこちら側にいる者としては虚しさを感じた回であった。『A LIFE~愛しき人~』制作チームにとって、これが吉と出るか凶と出るか。1月15日、初回の評判が楽しみである。 (エリザベス松本)

ケンドーコバヤシ×紗倉まな・気持ち悪さの共鳴対談!「まなちゃんが男に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマン」

 トップAV女優として第一線を走りつつ、映画にラジオ、執筆活動と、多方面にて才能を遺憾なく発揮している紗倉まな。“AV女優”という男性をターゲットにした職業でありながら、女性ファンも多いという稀有な存在です。一体、紗倉まなの何か多くの女性を魅了するのでしょうか。  その答えを探るべく、紗倉まなの素顔を紐解いたスタイルブック『MANA』(小社刊)。紗倉まなの私服&下着スナップ&ヘアメイク解説や、ファンの間で話題を呼んだ直筆絵画、芸人・ケンドーコバヤシとの「僕たちのめんどくささを確かめ合う」対談や、プロインタビュアー吉田豪が“紗倉まな”の本質に迫るロングインタビューなど盛りだくさんの構成に、カメラマン・米原康正&佐野方美が本書のために録り下ろした全47ページにも及ぶグラビアなど……まだ知られていない、新しい紗倉まなの魅力が詰まった一冊です。  その中から、ラジオ番組で長く共演し、旧知の仲である芸人・ケンドーコバヤシとの対談をほんの少しだけ、ご紹介します。紗倉まなから見たケンコバさんは「頼れる大先輩兄貴」ですが、ケンコバさんから見た紗倉まなは「えらくめんどくさい女」だったそうで……。 ケンコバ 会うの、2週間ぶりくらい? 紗倉 すごい会う頻度が高くなってきましたね。 ケンコバ まだ会いたくなかったんだけどね、俺は。 紗倉 えっ、なんでですか!? ケンコバ 個人的な問題。 紗倉 ??? ケンコバ このあいだ、仕事の都合でヒゲ剃ったって言ったやん? 3日前くらいか、その仕事が終わって、やっと今ヒゲを伸ばし始めてるんやけど、まだやっぱちょっと、自分では人前に出るコンディションじゃないというか。 紗倉 (笑)そうか、気にされてましたもんね。 ケンコバ 気にしてる。ちゃんとヒゲ生えてから会いたいのよ。 紗倉 よっほどヒゲに対しての思い入れが強いんですね。 ケンコバ いや、思い入れないねん、別に。ポリシーもないし思い入れもないんやけど、ただ単にヒゲない顔がホンマに「カリ無しペニス顔」なのよ。 紗倉 カリのない亀頭って! めっちゃ名言。 ケンコバ ほんまそういう顔してるやろ? 紗倉 いや~、でも、無くても幼い感じで可愛いですけどね。 ケンコバ そんなことない。俺、世の中で唯一って言われてるのよ、「ヒゲある方が幼くなる男」。ヒゲ生やした方が可愛い顔になるという、変わった人なのよ。 紗倉 ヒゲがチャームポイントみたいな。 ケンコバ 可愛く思われたいっていうのが、どうしてもあるから。 紗倉 カッコいいより可愛いって言われたいんですもんね、コバさんは。私も実はヒゲ生えるんですけど。 ケンコバ まなちゃんのヒゲなんて、産毛でしょ? 午前中の太陽光線浴びたら金色に光るやつでしょ? 紗倉 ふふふふふ、光るかな? ケンコバ 俺は午前中の女子の顔見るの好きやったけどね、学生時代。午前中ってまだ太陽に角度あるやんか、横打ちの太陽。だから女の子の顔が金色に光っているのよ。それを見て俺はいつも笑ってたね。 紗倉 そこ見てる人、多分コバさんくらいしかいない(笑)。 ケンコバ そう、「何で笑ってんの?」ってみんな。通信簿には「いつも笑っている子でいいですね」って書いてもらってたよ。 紗倉 何でも笑いを見出せるのは、コバさんの素晴らしいところ。コバさんの青春時代ってなんか濃そうですよね。私なんか特に何も気にせず生きてきたから、コバさんと話してると「そんなところ気にしてる人いるんだー」ってビックリしますもん、毎回。 ケンコバ 確かに、人より気にしぃかもしれんね。まなちゃんは最近、気になる人とかおらんの? 公私関係なく。 紗倉 最近、マネージャーをすごい見ちゃうんですけど。この業界のマネージャーさんてすぐ辞める人多いじゃないですか。3日とか1週間で辞める人もいて……それを試すのがすごく好きで。 ケンコバ 試す!? 紗倉 いつ辞めるんだろう、と思って・・・…。 ケンコバ 今でしょ、って? 紗倉 うふふ。それで、最近入ってきた新しいマネージャーがいるんですけど、すっごい変な人で、その人に対しては興味深々でめっちゃ見てます。 ケンコバ 辞めると睨んでんの? 紗倉 辞めると睨んじゃってる。 ケンコバ いつごろやろうな、っていうのを予測立てながら観察してるっていうことやね。わかるわかる、好き好き、俺もそういうの。 紗倉 この人、どこで嫌がるのかなとか、何を考えてるのかなとか。昨日、移動車に乗ってた時に、私が後部座席左側で、助手席にそのマネージャー、もう長く一緒にいるマネージャーが運転してたんですけど、すごい、助手席の椅子がめっちゃ後ろに下がってたんで、「もし良かったら、少し前にいっていただけるとありがたいです」ってお願いしたんです。「わかりました」って椅子が前にいった後、また思いっきりガンって後ろに戻ってきたんですよ。それで、うわぁーやばーいと思って、ちょっとどうしようみたいな、そういう発見を楽しんでます。 ケンコバ イスのあれは、わかるけどね。ロックする場所がわからんというか、うまいことロックできないんよ。前に戻してロックかけたつもりで背もたれに寄りかかると、ロックできてないからまた後ろにガンッて戻るっていう……まあ気まずいやつやね。俺もね、気になる人おって、近所のおばちゃんなんやけど。自主的に近所の掃除をしてるのよ。掃除するってすごいいいことだけど、汚れてもないのにホウキとちり取り持って立ってて、汚れを待ってるみたいな。そのおばちゃんが、道を通る中学生とかにめちゃくちゃイライラしてんねん、見てたらわかるのよ。 紗倉 怖くないですか? ケンコバ その人が爆発するのを待ってんの。導火線の音はいつも聞こえているから。でも得てして、爆発の瞬間ってのは見られへんねんな。見れたらいいなぁーと思ってるんやけど。 ケンコバ「まなちゃんの第一印象は、高円寺のバンドマン」 ――2人の出会いは3年前。ケンコバさんのラジオ番組に、まなちゃんがゲスト出演して「気持ち悪い妄想話」を語ったことにある。 ケンコバ この人はほんまに・・・・ある意味不器用というか。すごく共感できる女の子だなって思った。たとえ敵を増やすことになっても、嫌われることがあっても、何か言いたいことを言っちゃう人なんやろうなぁ、みたいな。他の女優さんたちと大きく違うのは、そこ。まなちゃんには、自分をよく見せることを恥ずかしいと思ってる、荒削りのミュージシャンみたいな印象がある。この子はこのままだったら、大きな損をするかもしれないと心配した覚えはありますね。ちょっと危うい子やなって。 紗倉 私そんなに危うかったですか? ケンコバ そうよ。これが男の子に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマンやったんやろうなと思うね。 紗倉 えええ。バンドの担当パートは? ケンコバ ボーカルで拡声器持って歌うような。 紗倉 待ってください、それ完全にセカオワと被りました。 ケンコバ いやいや結構昔からおるのよ、パンクバンドとかで拡声器振り回すようなの。僕だって本当に、そういう節ありましたからね。調和を嫌うというか、今は調和しか愛さないですけど。 紗倉 だいぶ変わりましたね(笑)。すごい、ラブ&ピース。その尖ってたコバさんを見てみたいなって思う。 ケンコバ 見てみたい? 見ない方がいいと思うよ、ほんまに尖ってたから。目つきも悪かったし。 紗倉 丸くなったキッカケは? ケンコバ まぁ、仕事がゼロになったからかなぁ。 紗倉 え!? そんな事あったんですか? 信じられないです。尖りすぎたせいで? ケンコバ 色んな要素はもちろんね、ありましたけど、まぁ、一番は尖ってたからやね。 紗倉 それはどれくらい前の話なんですか? ケンコバ 20年近く前かな。 紗倉 コバさんが20代の頃ってことですか? ケンコバ そうそう、20代の時の自分を今見たらもう、怒りしか覚えないね。だから、そんな俺がまなちゃんに共感を覚えてるっていう(笑)。まなちゃんは、20代で仕事失う芸人と似てるってことやね。 紗倉 やばい、やばい、これはちょっとだいぶ改善しないと。 ケンコバ ラジオのレギュラーを一緒にやるようになってからさ、まなちゃんが「チンカス舐め取る」話をして、スタジオがドン引きしたの覚えてる? 紗倉 ああ~覚えてます。私が「溜まったチンカスが好きだ」って話をして。そういうの全然大丈夫な場だと思ってたんですけど、空気が一気に冷たくなったので、あ、失敗したなって。その後リスナーの人からも「あれまじで気持ち悪かったよ」ってすっごい言われて、「わ~過ちー!」って。そういう私にコバさんは……共感? ケンコバ 共感というか、まなちゃんはものすごくチンカスのことを援護してる節があるけど、あんなもんただの老廃物やからね。老廃物を好きっていうなんて、ダニとかと一緒やから。 紗倉 えーやだー。 ケンコバ でもさ、まなちゃんはガス抜きを見つけて良かったと思ってる。物を書く仕事が増えてるやろ。だいぶガス抜いてんちゃうかなと思って、あれ。 紗倉 そうですね、やっぱり闇深い時とか、何も発散しないと…… ケンコバ そう、ダウンな日はね、ペン持って机に向かってほしいわ、もう。  この後2人は、恋愛、セックス、結婚、離婚とテーマが深くなるに連れ、面倒臭さを包み隠すことなく赤裸々に打ち明けていきます。お互いを「サイコパス」と呼び合う2人が目指す終着点とは……。ぜひ『MANA』にてお楽しみください。 ■『MANA』の詳細はこちら☆ 【AV女優・紗倉まなのサイン会開催決定! 彼女はなぜ女性人気が高くて、どうしてそんなに頑張れるのか】

ケンドーコバヤシ×紗倉まな・気持ち悪さの共鳴対談!「まなちゃんが男に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマン」

 トップAV女優として第一線を走りつつ、映画にラジオ、執筆活動と、多方面にて才能を遺憾なく発揮している紗倉まな。“AV女優”という男性をターゲットにした職業でありながら、女性ファンも多いという稀有な存在です。一体、紗倉まなの何か多くの女性を魅了するのでしょうか。  その答えを探るべく、紗倉まなの素顔を紐解いたスタイルブック『MANA』(小社刊)。紗倉まなの私服&下着スナップ&ヘアメイク解説や、ファンの間で話題を呼んだ直筆絵画、芸人・ケンドーコバヤシとの「僕たちのめんどくささを確かめ合う」対談や、プロインタビュアー吉田豪が“紗倉まな”の本質に迫るロングインタビューなど盛りだくさんの構成に、カメラマン・米原康正&佐野方美が本書のために録り下ろした全47ページにも及ぶグラビアなど……まだ知られていない、新しい紗倉まなの魅力が詰まった一冊です。  その中から、ラジオ番組で長く共演し、旧知の仲である芸人・ケンドーコバヤシとの対談をほんの少しだけ、ご紹介します。紗倉まなから見たケンコバさんは「頼れる大先輩兄貴」ですが、ケンコバさんから見た紗倉まなは「えらくめんどくさい女」だったそうで……。 ケンコバ 会うの、2週間ぶりくらい? 紗倉 すごい会う頻度が高くなってきましたね。 ケンコバ まだ会いたくなかったんだけどね、俺は。 紗倉 えっ、なんでですか!? ケンコバ 個人的な問題。 紗倉 ??? ケンコバ このあいだ、仕事の都合でヒゲ剃ったって言ったやん? 3日前くらいか、その仕事が終わって、やっと今ヒゲを伸ばし始めてるんやけど、まだやっぱちょっと、自分では人前に出るコンディションじゃないというか。 紗倉 (笑)そうか、気にされてましたもんね。 ケンコバ 気にしてる。ちゃんとヒゲ生えてから会いたいのよ。 紗倉 よっほどヒゲに対しての思い入れが強いんですね。 ケンコバ いや、思い入れないねん、別に。ポリシーもないし思い入れもないんやけど、ただ単にヒゲない顔がホンマに「カリ無しペニス顔」なのよ。 紗倉 カリのない亀頭って! めっちゃ名言。 ケンコバ ほんまそういう顔してるやろ? 紗倉 いや~、でも、無くても幼い感じで可愛いですけどね。 ケンコバ そんなことない。俺、世の中で唯一って言われてるのよ、「ヒゲある方が幼くなる男」。ヒゲ生やした方が可愛い顔になるという、変わった人なのよ。 紗倉 ヒゲがチャームポイントみたいな。 ケンコバ 可愛く思われたいっていうのが、どうしてもあるから。 紗倉 カッコいいより可愛いって言われたいんですもんね、コバさんは。私も実はヒゲ生えるんですけど。 ケンコバ まなちゃんのヒゲなんて、産毛でしょ? 午前中の太陽光線浴びたら金色に光るやつでしょ? 紗倉 ふふふふふ、光るかな? ケンコバ 俺は午前中の女子の顔見るの好きやったけどね、学生時代。午前中ってまだ太陽に角度あるやんか、横打ちの太陽。だから女の子の顔が金色に光っているのよ。それを見て俺はいつも笑ってたね。 紗倉 そこ見てる人、多分コバさんくらいしかいない(笑)。 ケンコバ そう、「何で笑ってんの?」ってみんな。通信簿には「いつも笑っている子でいいですね」って書いてもらってたよ。 紗倉 何でも笑いを見出せるのは、コバさんの素晴らしいところ。コバさんの青春時代ってなんか濃そうですよね。私なんか特に何も気にせず生きてきたから、コバさんと話してると「そんなところ気にしてる人いるんだー」ってビックリしますもん、毎回。 ケンコバ 確かに、人より気にしぃかもしれんね。まなちゃんは最近、気になる人とかおらんの? 公私関係なく。 紗倉 最近、マネージャーをすごい見ちゃうんですけど。この業界のマネージャーさんてすぐ辞める人多いじゃないですか。3日とか1週間で辞める人もいて……それを試すのがすごく好きで。 ケンコバ 試す!? 紗倉 いつ辞めるんだろう、と思って・・・…。 ケンコバ 今でしょ、って? 紗倉 うふふ。それで、最近入ってきた新しいマネージャーがいるんですけど、すっごい変な人で、その人に対しては興味深々でめっちゃ見てます。 ケンコバ 辞めると睨んでんの? 紗倉 辞めると睨んじゃってる。 ケンコバ いつごろやろうな、っていうのを予測立てながら観察してるっていうことやね。わかるわかる、好き好き、俺もそういうの。 紗倉 この人、どこで嫌がるのかなとか、何を考えてるのかなとか。昨日、移動車に乗ってた時に、私が後部座席左側で、助手席にそのマネージャー、もう長く一緒にいるマネージャーが運転してたんですけど、すごい、助手席の椅子がめっちゃ後ろに下がってたんで、「もし良かったら、少し前にいっていただけるとありがたいです」ってお願いしたんです。「わかりました」って椅子が前にいった後、また思いっきりガンって後ろに戻ってきたんですよ。それで、うわぁーやばーいと思って、ちょっとどうしようみたいな、そういう発見を楽しんでます。 ケンコバ イスのあれは、わかるけどね。ロックする場所がわからんというか、うまいことロックできないんよ。前に戻してロックかけたつもりで背もたれに寄りかかると、ロックできてないからまた後ろにガンッて戻るっていう……まあ気まずいやつやね。俺もね、気になる人おって、近所のおばちゃんなんやけど。自主的に近所の掃除をしてるのよ。掃除するってすごいいいことだけど、汚れてもないのにホウキとちり取り持って立ってて、汚れを待ってるみたいな。そのおばちゃんが、道を通る中学生とかにめちゃくちゃイライラしてんねん、見てたらわかるのよ。 紗倉 怖くないですか? ケンコバ その人が爆発するのを待ってんの。導火線の音はいつも聞こえているから。でも得てして、爆発の瞬間ってのは見られへんねんな。見れたらいいなぁーと思ってるんやけど。 ケンコバ「まなちゃんの第一印象は、高円寺のバンドマン」 ――2人の出会いは3年前。ケンコバさんのラジオ番組に、まなちゃんがゲスト出演して「気持ち悪い妄想話」を語ったことにある。 ケンコバ この人はほんまに・・・・ある意味不器用というか。すごく共感できる女の子だなって思った。たとえ敵を増やすことになっても、嫌われることがあっても、何か言いたいことを言っちゃう人なんやろうなぁ、みたいな。他の女優さんたちと大きく違うのは、そこ。まなちゃんには、自分をよく見せることを恥ずかしいと思ってる、荒削りのミュージシャンみたいな印象がある。この子はこのままだったら、大きな損をするかもしれないと心配した覚えはありますね。ちょっと危うい子やなって。 紗倉 私そんなに危うかったですか? ケンコバ そうよ。これが男の子に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマンやったんやろうなと思うね。 紗倉 えええ。バンドの担当パートは? ケンコバ ボーカルで拡声器持って歌うような。 紗倉 待ってください、それ完全にセカオワと被りました。 ケンコバ いやいや結構昔からおるのよ、パンクバンドとかで拡声器振り回すようなの。僕だって本当に、そういう節ありましたからね。調和を嫌うというか、今は調和しか愛さないですけど。 紗倉 だいぶ変わりましたね(笑)。すごい、ラブ&ピース。その尖ってたコバさんを見てみたいなって思う。 ケンコバ 見てみたい? 見ない方がいいと思うよ、ほんまに尖ってたから。目つきも悪かったし。 紗倉 丸くなったキッカケは? ケンコバ まぁ、仕事がゼロになったからかなぁ。 紗倉 え!? そんな事あったんですか? 信じられないです。尖りすぎたせいで? ケンコバ 色んな要素はもちろんね、ありましたけど、まぁ、一番は尖ってたからやね。 紗倉 それはどれくらい前の話なんですか? ケンコバ 20年近く前かな。 紗倉 コバさんが20代の頃ってことですか? ケンコバ そうそう、20代の時の自分を今見たらもう、怒りしか覚えないね。だから、そんな俺がまなちゃんに共感を覚えてるっていう(笑)。まなちゃんは、20代で仕事失う芸人と似てるってことやね。 紗倉 やばい、やばい、これはちょっとだいぶ改善しないと。 ケンコバ ラジオのレギュラーを一緒にやるようになってからさ、まなちゃんが「チンカス舐め取る」話をして、スタジオがドン引きしたの覚えてる? 紗倉 ああ~覚えてます。私が「溜まったチンカスが好きだ」って話をして。そういうの全然大丈夫な場だと思ってたんですけど、空気が一気に冷たくなったので、あ、失敗したなって。その後リスナーの人からも「あれまじで気持ち悪かったよ」ってすっごい言われて、「わ~過ちー!」って。そういう私にコバさんは……共感? ケンコバ 共感というか、まなちゃんはものすごくチンカスのことを援護してる節があるけど、あんなもんただの老廃物やからね。老廃物を好きっていうなんて、ダニとかと一緒やから。 紗倉 えーやだー。 ケンコバ でもさ、まなちゃんはガス抜きを見つけて良かったと思ってる。物を書く仕事が増えてるやろ。だいぶガス抜いてんちゃうかなと思って、あれ。 紗倉 そうですね、やっぱり闇深い時とか、何も発散しないと…… ケンコバ そう、ダウンな日はね、ペン持って机に向かってほしいわ、もう。  この後2人は、恋愛、セックス、結婚、離婚とテーマが深くなるに連れ、面倒臭さを包み隠すことなく赤裸々に打ち明けていきます。お互いを「サイコパス」と呼び合う2人が目指す終着点とは……。ぜひ『MANA』にてお楽しみください。 ■『MANA』の詳細はこちら☆ 【AV女優・紗倉まなのサイン会開催決定! 彼女はなぜ女性人気が高くて、どうしてそんなに頑張れるのか】

男の生殖―男が女をセックスに誘って、女が妊娠出産を決断してくれないと、生殖が叶わない。/ジュンペイさんvol.3

家族観インタビューCASE2・ジュンペイさんの第3話です。初回は、「男と女が惹かれあい、告白して付き合って愛し合う」現象がさも自明のこととされ、規範として強制されている社会への違和感について。第2話では、そのヘテロ社会(強制異性愛社会)を破壊し、男性の存在を脅かす装置になり得る無性生殖を、ジュンペイさんが「良いことだ」と前向きに捉えている理由を話してきました。最終話となる本稿では、「産まない」性である男性が、生殖をどう捉えているのか考えます。 「Family? CASE2 セックスをしなくても生殖はできる。レズビアンカップルに精子提供を試みるジュンペイさん」~最終章~(取材日:2013年10月) ▼前編/「“異性”を好きになって当然だ、お前はどの“異性”が好きなのだ」と当然のように問う社会のおかしさ ▼中編/「性愛の結果」ではない生殖は、強制異性愛社会からの解放だ 性の三角形(セックス・ジェンダー・セクシュアリティ)からの解放のその先 ――セックスと生殖が切り離されるのを目の当たりにすることで、ジュンペイさんの中でヘテロのセックスが今までの社会的な意味を失う、という話をここまでしてきました。社会的な意味を失い、友愛としてのそれが可能になるかもしれない。言い換えると、それこそが“解放”であり、そうなることで、性愛やセックスに対してさらに別の意味合いが出てくるかもしれないというのがジュンペイさんの見立てでしょうか。 J うん。そうだね。今はあまり元気がなくて、なんか受動的で、性的なことに欲望を燃やせないっていうか、楽しめてないなって思う。それが精子提供という行為によって「生殖」に自分が関われるかもしれないとなった今、少し前向きな感覚になってきたような気がする。だけど、これで解決するような気がするっていうのも確信ではなくて、なんとなくの感覚というか、なんとなく突き動かされてやってるだけだから、そんなに上手く説明とかもできなくて、あとあとになって辻褄が合うとか説明ができればいいなって思ってやってる。でもさぁ、ヒラマツさんは元々あまり恋愛体質じゃないみたいだけど、「生殖」じゃなくて「恋愛」(好きな人を愛すること/愛されること)を生きるモチベーションにする人だっているわけじゃん。恋愛に欲望を燃やしたり生きる意味を見出したりしてる人を、ヒラマツさんはどう見てるの? ――どう見てるって……なんか上からな感じですね(笑)。別に対象が違うだけだな、って思ってます。「愛されたい」とかはよく分からないけれど、「守りたい他者」みたいな存在が生に覇気を与えるというのは非常に意味が分かる。ただ、私は恋人やパートナーがその「大切な、守りたい、寄り添う他者」に当てはまるような経験は今のところなくて、その対象となるのは子供って存在しかイメージできなかったというか。それもさっき話したみたいに、“大きな意味での次世代”の中に、特に自分に責任感や活力をもたらす存在としての“子供”がいたらいいなぁっていう考え。私にとって恋人やパートナーみたいな存在は、生きる原動力としては説得力に欠けるんですよね、今のところ。そもそも、そういう特定の相手を作ろうって気もあまりないわけですし。友人たちがカップルになっていくのを、いつもただ見てるだけって感じ。自分はそっち側に行くことってないんだろうなぁって。自分が「誰かとつがいになりたい」と思えないことに、寂しさみたいな感情はあるんだけど、羨ましいとは思わないんです。 まあ、今現在の私の恋愛観が、自分にとっての完成形ってこともないんだろうと思っているので、むしろ、ようやく自分が欲しかった生活(子供)を手に入れたから、これから私の恋愛観というのは作られるのかもしれない。そういう意味で、ジュンペイさんの言っていたことにはすごく共感します。生殖を叶えたから、やっと落ち着いて性愛に向き合えるっていうか。私の場合、まだ性愛についてはそんなに積極的に考えるつもりはないけど、そういう可能性は感じていなくもないです。 “生殖”に対峙する男性の立場の弱さ。産物として立ちはだかる“責任” J 僕は初めてヒラマツさんと話したとき、「同じようなこと考えてる人いた! しかも、もうすでに実現しかけてるし!」って思ったんだよね(笑)。でも、「パートナーは欲しくない、子供だけ産みたい」という欲望を叶えることのハードルは、女性のほうが低くて実現しやすい。僕が男として生きてきて感じるのは、やっぱり男が女をセックスに誘って、女が妊娠出産を決断してくれないと、生殖が叶わないのがヘテロ社会の文化であり仕組みだということ。それだと、僕が触発されるような女の人が妊娠出産をする気になってくれない限り、僕にとって生殖が遠い存在のままなんだよね。それに、鬱になってから、誘うのがしんどいと思うようになった。誘うってすごいエネルギーが要る。 ――そうですよね。私も妊娠してから、生殖に向き合う立場としての男の人ってすごく可哀想だなと思ってしまう場面がありました。というのも、私の場合、タイミングは不意だったにしても、結果として念願の子供ができたわけで、でもこの子の生物学上の父親にとってはすべてが不意でしかない。だから彼はすごい罪悪感に打ちひしがれていて、「全部僕の責任だ」って言ってたの。でも、絶対そんなわけないじゃないですか? 全部なわけない。普通に考えて私にも絶対に責任がある。ただ、私はこの子を産んで育てることで責任を果たすという風に考えることもできるけど、彼は結婚もできなくて、お金が出せなかったら責任をどうすることもできないって感じているんだと思う。それで、「責任の話をするなら、二人ともに責任があるのだから、全部だなんて言わないで」ってことと、「そもそも責任うんぬんはさて置いて、現実的にあなたにできることやあなたがしたいことをすればいい。それは何なのかを考えてほしい」という2つのことを私は彼に話しているつもりなんだけど、なかなか伝わっていない感覚があるんです。今は「全部自分が悪いんだ」フィルターがかかってしまっているのかな。だから、とにかくなるべく責めないように、「あなたは悪くないよ」オーラを出して話してるつもりなんですけど、まぁそこまでするのもよく考えたらおかしいですね(笑)。けど、そうしないことには話が進まないから。で、どんなに「あなたは悪くないよ」オーラで接しても、それでも彼の「僕のせいだ」フィルターは無くならない。それくらい、男の人にとっては、生殖というシーンでの女の人に対する引け目が大きいのかなぁって思った。その一方で、はなから責任を一切負おうとしない男性もいるんだろうけど。 J 今の異性愛社会で男性が抱いている主流な幻想や責任感では、男性にとっての生殖への献身の内実というのは、夫として妻や子供を経済的に支えることや、一家の大黒柱として仕事に差し障りのない範囲で育児を手伝う、ということになっているんだよね。妊娠に至るセックスだけで生殖への関わりが終わり、とはならなくて、むしろセックスが生殖への献身の始まりとしてイメージされてる。だからヒラマツさんの子供の父親の人は、経済的にも家族制度的にもその負債を返済できそうになくて、罪責感にさいなまれているのかもね。 生殖・出産・育児に対する社会保障が、やはり手薄なのでは? J 今回の僕が精子提供したカップルの場合は、僕は基本的には精子提供だけ、という関わりになっている。そのカップルは経済力があるから。でも、先ほどの「夫が大黒柱」という観念に基づいて社会が設計されていて、産後の女性が労働力として軽んじられたり、女性が経済的に自立しにくいという土台があるから、シングルマザーの貧困なんかの問題が絶えないよね。離婚や未婚や精子提供によるシングルマザーは、社会全体でしっかり支えるべきだと思う。ましてや、子供を増やしたいなら、そこに税金ももっと投入していいと思う。シングルファザーの事例については詳しくないけれど、そもそも見聞きする機会が少ないのは、やはり労働に関するこのジェンダー差が大きく関わっていると思う。もしかしたら、それが更には、祖母(シングルファザーの母親)の助けを手厚く借りやすいというところまで、関係しているかもしれないね。男女の平均賃金格差とかも、同じく問題なんだけどね……。 ――うーん。精子提供の場合は、何かしら経済的な目途が立っていないと踏み切れないような気はするけど。でもほんとにその通りで、基本的には、孕んだ人がその意思で「産める」「産みたい」と決断可能な保障があってしかるべきだと私も思います。私は幸い、産前産後は実家に少しの間世話になることができるけど、それがなかったら仕事とか選べないし、「なんとか生きるだけ」みたいなギリギリの生活で精一杯というのが現実だっただろうと。それすら、「できる」と言い切れない感じだよね、やる前の私には。 でも、よく考えたら、「産んでもなんとかなる!」「子供と一緒に、最低限人間らしい生活を送れることは保証されてる」と思えたら、産むことに専念できるっていうか、かなりあらゆるプレッシャーやストレスから解放されるし、そういう社会こそが「産みやすい」社会だよね。しかし、現実は、私のような「子供は産みたい。でも子供の父親と結婚や同居をしたいとは思わない」みたいなヤツには、国や社会は厳しい。既に言われたこともあるけど、この先も間違いなく「そういうことは稼いでから言え」ってなる。けど、私自身も、今の世の中ではそれが当然というか、限界というか……(苦笑)だと思うし、世話になっている両親へもショックを与えたことや、自慢の娘になりきれなかった後ろめたさみたいな、申し訳ない思いがあるから、恥ずかしいこととは思わないけどシングルであることは大手を振っては言えない。私がシングルになりたくてなったのは私の“わがまま”ということにする以外の選択肢がない。 ただ、それでも私に稼ぎがちゃんとある状況でこういう事態になっていたら、理解はされなくても文句を言われることはないですよね。本当はそれが理想だったなぁ。でも、順序が逆転しても何でも、子供を授かった人が「産んでも育てられる」と思える制度や保障が無いのは、よく考えたら絶対おかしい。あと、少し状況は違うけど、夫婦じゃないと里親になれないのとかも変だよね。新たな子供の誕生を阻むどころか、既に生まれている子供の成長や生活さえ阻んでいる印象を持ってしまう。なんでそこに「まずは結婚」「家族の形成は夫婦が前提」みたいなオカシなハードルを設けるのか……。人身売買防止とか、色んな問題が絡んでいるのは察するけど、でも逆に夫婦だったらそういう非人道的なことしにくいと思われてるってのも、理解不能だわぁ。あー、怖い。何が少子化対策だよ……。「まずは結婚」「結婚してから、子供」「結婚せずに(or離婚して)子供育てて、お金に困るのは自業自得」って。少なくともこの国には、子供を増やす気なんて1ミリもないね(笑)。 J 「そういうことは稼いでから言え」と言う人がいるって話だけど、妊娠・出産・子育ては社会のために働いているのに等しいという議論もあるよね。妊娠・出産・子育ては、人類社会の根本を支える営みなので、それに相応しい敬意と対価を社会は支払うべきだと思うね。

タワマンパーティにリベンジするも、あわや強姦!! 餌は「等身大フィギュア見た?」

みなさんこんにちは、みほたんです。いやぁ、2017年がスタートしましたね。お正月は気になる男の子からのあけおめメール・LINEなんて一通も来なくて、来るのは全く嬉しくないあけおめザオラルメッセージのみ。女友達ですら、クリスマスに一緒に合コンしたメンバーからしか来ませんでしたよ……! 「今年こそ幸せになりましょうね」とみんなで誓いを立てました。 さて、新年早々友人に誘われて六本木のタワーマンションで行われるパーティに参加してきました。タワマンパーティは二度目ですが、前回のお部屋を上回る豪華さで、カラオケはあるわDJブースはあるわ……お店みたいな部屋でした! ご飯もケータリングではなくカウンターに座ってキッチンから出てくる料理をいただきました。カウンター内には鉄板があって、メインは目の前で焼かれたお肉でしたからね……! 炎あがってましたよ……! 同行した友人からは、マンションに着く前に「ほぼ全員が独身で、みんな30代~40代で結婚相手探してるから頑張ってね!」と言われ、「うお~! このタワマンに住むぞ~!」とか意気込んできました。が、実際始まってみると、男性陣は出会った瞬間にハグ、ことあるごとに肩に手を回してきたりと基本的な距離が近すぎるし、まともそうな人はひとりもいませんでした。名前もプロフィールも何回言っても覚えてもらえないし、まともな人がいないというより、まともに見てくれる人がいなかったんでしょうね。 始まって数時間経ち、各自でカラオケしたりカウンターやキッチンでお喋りしたりとバラバラになって楽しみ始めた頃、ひとりの男性が「あっちの部屋に等身大のフィギュアあるの見た?」と話しかけてきました。手をひかれてリビングから離れて他の部屋に行くと、ホテル並みの洗面台の横に私と同じ背丈の美少女フィギュアが鎮座していました。せっかくなので記念撮影などしていると、誘ってきた男性が飛びついてきました。はいはい。まぁここまでは想定内。 しかし、いくらリビング並みに広いとはいえ、あくまで洗面所。鍵が付いてるわけですよ。閉められる鍵! まさぐられる乳! そして「可愛いよ~あきちゃん~可愛いよ~」と相変わらず名前を間違えたままAV男優ばりに囁いてくる! うおおおおお!! 嫌じゃあー!!! こんなところで姫始めしてられっか!! と「え、無理です、無理無理!!」と抵抗すると、「そっかー、じゃあ先に部屋戻っといて」と特にごねられることなく解放されました。 そのあっさりさも遊び慣れている感……。この後、友達とこそこそと部屋を抜け出して、深夜の六本木の街に繰り出しましたが、特に収穫なし。虚しい夜となりました。いや私、なんか六本木来るたび虚しい思いしてる!! ◎さらに複雑な気持ちになった“神頼み” そんな感じで年明けから幸先悪く、そもそも2016年も元彼の言動に振り回されたり、好きな人にLINEブロックされたり、推してるバンドマンとは全然繋がれなかったり……いや、もうここには書けないようなことも色々あったんですけど! お正月からテンションだだ下がりになっている私に心優しい友人が素敵な情報を教えてくれました。 「東京大神宮は縁結びに行ったら本当にご利益あるよ!」 いやいや、これまで京都の地主神社も島根の出雲大社も行ったことあるし、そんな話山ほどあるじゃないですか……。と疑っていたのですが、友人いわく「恋人と大喧嘩した翌日に『新しい人に切り替えよう』と御守りを買いに行って携帯に付けた瞬間、謝罪の連絡が来て仲直りしたっていう嘘みたいな話だけど本当なんだって!」と。そもそも恋人おる人の話やんけ……。と思ったのですが、他にも「女4人で東京大神宮に参拝に行ったら、それまでみんな男運が全然なかったのに全員彼氏ができた!」なんて話も聞いたので、これだけ身の回りに実例があるなら行ってみて損はない! とりあえずやっとけ神頼み! というわけで行ってきました。 東京大神宮は、東京でも伊勢神宮にお参りが出来るように、と明治13年に創設された「遥拝殿」です。もともとは日比谷にあり「日比谷大神宮」と呼ばれていた神社ですが、戦後から「東京大神宮」と名前を変えて現在に至るそうです。 伊勢神宮といえば内宮の天照皇大神と外宮の豊受大神ですが、東京大神宮にはさらに造化の三神と呼ばれる天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神が祀られていて、この造化の三神が「結び」に強い働きがあるとされていることと、一般向けの神前結婚式を最初に行った神社であることから、縁結びにご利益のある神社といえばココ! と言われているそうです。 仕事始めのサラリーマンのおじさまたちもちらほらいましたが、やはり圧倒的に女子が多い! 特に御守りの列は女子女子女子。鈴蘭の御守りが可愛いことで有名で、中には10個くらいまとめ買いしていく女の子も!! たまに男性が並んでいてもお土産用らしく「どれを買えば……」と悩んでいる姿も見受けられました。 御守りの他にも、神様に手紙を書く「願い文」や、2つ1組の木札に名前を書いてひとつは納めてひとつは御守りとして持ち帰る「結び札」などがあり、一言で表わすと「女子が喜びそうなポイントが盛りだくさん!」でした。 参拝して御守りを無事ゲットして、少し怖い気もするけどおみくじを……! これまた縁結びのおみくじも可愛らしく、花の絵と香り付きです! 小吉という微妙な結果でしたが「想っている相手に会える」という嬉しい内容だったので良しです。 さらに、縁結びのおみくじだけでは物足りず、恋のお相手となる人の血液型や方角が書かれているという「恋みくじ」も引いたのですが、結果は末吉……! いやいや、まぁ確かに今は残念だから……まぁ後に良くなるならいいよね……? ね? 信じていいよね? しかし気になるのは、渡される時に助勤巫女さんの手からするんっと私のおみくじが床に落ちていったのを目撃してしまったこと……。もちろん新しいものを渡してくれましたが、何だかあの手からこぼれ落ちる感じが自分の行く末を見ているかのようで……! パッとしない結果でしたが、運命は自分の手で切り開くものでございます(結局)。今年も頑張りますので、応援よろしくお願いします!

タワマンパーティにリベンジするも、あわや強姦!! 餌は「等身大フィギュア見た?」

みなさんこんにちは、みほたんです。いやぁ、2017年がスタートしましたね。お正月は気になる男の子からのあけおめメール・LINEなんて一通も来なくて、来るのは全く嬉しくないあけおめザオラルメッセージのみ。女友達ですら、クリスマスに一緒に合コンしたメンバーからしか来ませんでしたよ……! 「今年こそ幸せになりましょうね」とみんなで誓いを立てました。 さて、新年早々友人に誘われて六本木のタワーマンションで行われるパーティに参加してきました。タワマンパーティは二度目ですが、前回のお部屋を上回る豪華さで、カラオケはあるわDJブースはあるわ……お店みたいな部屋でした! ご飯もケータリングではなくカウンターに座ってキッチンから出てくる料理をいただきました。カウンター内には鉄板があって、メインは目の前で焼かれたお肉でしたからね……! 炎あがってましたよ……! 同行した友人からは、マンションに着く前に「ほぼ全員が独身で、みんな30代~40代で結婚相手探してるから頑張ってね!」と言われ、「うお~! このタワマンに住むぞ~!」とか意気込んできました。が、実際始まってみると、男性陣は出会った瞬間にハグ、ことあるごとに肩に手を回してきたりと基本的な距離が近すぎるし、まともそうな人はひとりもいませんでした。名前もプロフィールも何回言っても覚えてもらえないし、まともな人がいないというより、まともに見てくれる人がいなかったんでしょうね。 始まって数時間経ち、各自でカラオケしたりカウンターやキッチンでお喋りしたりとバラバラになって楽しみ始めた頃、ひとりの男性が「あっちの部屋に等身大のフィギュアあるの見た?」と話しかけてきました。手をひかれてリビングから離れて他の部屋に行くと、ホテル並みの洗面台の横に私と同じ背丈の美少女フィギュアが鎮座していました。せっかくなので記念撮影などしていると、誘ってきた男性が飛びついてきました。はいはい。まぁここまでは想定内。 しかし、いくらリビング並みに広いとはいえ、あくまで洗面所。鍵が付いてるわけですよ。閉められる鍵! まさぐられる乳! そして「可愛いよ~あきちゃん~可愛いよ~」と相変わらず名前を間違えたままAV男優ばりに囁いてくる! うおおおおお!! 嫌じゃあー!!! こんなところで姫始めしてられっか!! と「え、無理です、無理無理!!」と抵抗すると、「そっかー、じゃあ先に部屋戻っといて」と特にごねられることなく解放されました。 そのあっさりさも遊び慣れている感……。この後、友達とこそこそと部屋を抜け出して、深夜の六本木の街に繰り出しましたが、特に収穫なし。虚しい夜となりました。いや私、なんか六本木来るたび虚しい思いしてる!! ◎さらに複雑な気持ちになった“神頼み” そんな感じで年明けから幸先悪く、そもそも2016年も元彼の言動に振り回されたり、好きな人にLINEブロックされたり、推してるバンドマンとは全然繋がれなかったり……いや、もうここには書けないようなことも色々あったんですけど! お正月からテンションだだ下がりになっている私に心優しい友人が素敵な情報を教えてくれました。 「東京大神宮は縁結びに行ったら本当にご利益あるよ!」 いやいや、これまで京都の地主神社も島根の出雲大社も行ったことあるし、そんな話山ほどあるじゃないですか……。と疑っていたのですが、友人いわく「恋人と大喧嘩した翌日に『新しい人に切り替えよう』と御守りを買いに行って携帯に付けた瞬間、謝罪の連絡が来て仲直りしたっていう嘘みたいな話だけど本当なんだって!」と。そもそも恋人おる人の話やんけ……。と思ったのですが、他にも「女4人で東京大神宮に参拝に行ったら、それまでみんな男運が全然なかったのに全員彼氏ができた!」なんて話も聞いたので、これだけ身の回りに実例があるなら行ってみて損はない! とりあえずやっとけ神頼み! というわけで行ってきました。 東京大神宮は、東京でも伊勢神宮にお参りが出来るように、と明治13年に創設された「遥拝殿」です。もともとは日比谷にあり「日比谷大神宮」と呼ばれていた神社ですが、戦後から「東京大神宮」と名前を変えて現在に至るそうです。 伊勢神宮といえば内宮の天照皇大神と外宮の豊受大神ですが、東京大神宮にはさらに造化の三神と呼ばれる天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神が祀られていて、この造化の三神が「結び」に強い働きがあるとされていることと、一般向けの神前結婚式を最初に行った神社であることから、縁結びにご利益のある神社といえばココ! と言われているそうです。 仕事始めのサラリーマンのおじさまたちもちらほらいましたが、やはり圧倒的に女子が多い! 特に御守りの列は女子女子女子。鈴蘭の御守りが可愛いことで有名で、中には10個くらいまとめ買いしていく女の子も!! たまに男性が並んでいてもお土産用らしく「どれを買えば……」と悩んでいる姿も見受けられました。 御守りの他にも、神様に手紙を書く「願い文」や、2つ1組の木札に名前を書いてひとつは納めてひとつは御守りとして持ち帰る「結び札」などがあり、一言で表わすと「女子が喜びそうなポイントが盛りだくさん!」でした。 参拝して御守りを無事ゲットして、少し怖い気もするけどおみくじを……! これまた縁結びのおみくじも可愛らしく、花の絵と香り付きです! 小吉という微妙な結果でしたが「想っている相手に会える」という嬉しい内容だったので良しです。 さらに、縁結びのおみくじだけでは物足りず、恋のお相手となる人の血液型や方角が書かれているという「恋みくじ」も引いたのですが、結果は末吉……! いやいや、まぁ確かに今は残念だから……まぁ後に良くなるならいいよね……? ね? 信じていいよね? しかし気になるのは、渡される時に助勤巫女さんの手からするんっと私のおみくじが床に落ちていったのを目撃してしまったこと……。もちろん新しいものを渡してくれましたが、何だかあの手からこぼれ落ちる感じが自分の行く末を見ているかのようで……! パッとしない結果でしたが、運命は自分の手で切り開くものでございます(結局)。今年も頑張りますので、応援よろしくお願いします!

2017年はモーニング娘。が来る? 更新し続けるモー娘。の強み

 今年20周年を迎えたモーニング娘。'17(以下、モー娘。)。AKBグループやももいろクローバーZ、BABY METALなど複数のアイドルグループが次々に売れ、アイドル戦国時代と呼ばれる様相を呈していた頃も踏みとどまり、新陳代謝を繰り返しながら20年にわたりグループを存続させてきた強さに、あらためて注目が集まっている。  モー娘。は現在13名。リーダーの譜久村聖が20歳、サブリーダーの飯窪春菜が22歳で他は全員10代と、一般的に知名度のあるアイドルグループとしてはかなり若い。20代前半でグループを卒業、というスタンスを一貫してとり続けているのだ。  AKB48では指原莉乃が24歳、柏木由紀が25歳、渡辺麻友が22歳で、ももいろクローバーZは20~23歳で構成。オリコン年間ランキング2016の音楽ソフト(シングル、アルバム、DVD、ブルーレイディスク)の売上を競うアーティストトータルセールス部門で、ついにAKB48を抜き、今一番人気のある女性アイドルグループといっても過言ではなくなった乃木坂46は白石麻衣が24歳、西野七瀬が22歳、生駒里奈が21歳で、選抜メンバーにはほぼ2期性が入れず、未だ1期生が独占している状況。  しかしモー娘。では27歳までグループに在籍していた中澤裕子がこれまでの最年長記録だが、彼女は24歳で加入(グループ結成)したためこれは少し特例で、高橋愛・道重さゆみが25歳まで加入していたのが最長といってもいい。加護亜依は16歳で卒業、後藤真希、辻希美は17歳で、石川梨華が20歳、そして保田圭、安倍なつみ、矢口真里、吉澤ひとみ、藤本美貴が22歳で卒業と、今の人気アイドルグループと比べて彼女たちの卒業時期はかなり早かった。AKBグループは、たとえ恋愛関係のスキャンダルが露見しても、人気メンバーであれば卒業させない。だがモー娘。は特定の人気メンバーにグループとして依存せず、矢口や藤本は恋愛スキャンダルであっさり脱退。常に新陳代謝を繰り返している。良くも悪くも、いつも新鮮な顔ぶれで変化を続けているといえる。  欅坂46のようなまだ若く勢いのあるアイドルグループを「グループごと」次々に送り出すのがAKBシステムとすれば、ハロプロも同様に新しいグループを生んではいるものの、現れたが、他のグループはピークを迎え下がってくる中で、常に新しくなり続けるモー娘。に再び注目が集まるはず。歌や踊りのパフォーマンスに関しては常々言われているが、小さい頃から徹底的にしごかれているだけあってAKB系のグループより遙かに上だ。  マツコ・デラックスはモー娘。とAKBの違いについて、著書『デラックスじゃない』(双葉社)で次のように綴っている。マツコは昔からモー娘。ファンを公言しているが、魅力の1つにメンバーのキャラの濃さがあるようで、昔からのメンバーはもちろん、現メンバーの佐藤優樹や生田衣梨奈の濃さもなかなかのもの、と褒めている。マツコは歌詞にも注目し、AKBは「報われない男が自己投影するような歌詞」ばかりでそうでない属性の消費者には理解ができないそうだが、モー娘。の歌詞は「なぜかちょっと日本を背負っている感のある歌詞」で一般の人にも響くのではないかと評する。  つまり新陳代謝を繰り返しながら成長を続けるモー娘。には、楽曲にもグループとしての存在感にも普遍性がある。昨年末、13期となる新メンバー・加賀楓と横山玲奈が加入し、さらなるパワー増強をしたモー娘。。今年の飛躍に期待したい。 (ボンゾ)

2017年はモーニング娘。が来る? 更新し続けるモー娘。の強み

 今年20周年を迎えたモーニング娘。'17(以下、モー娘。)。AKBグループやももいろクローバーZ、BABY METALなど複数のアイドルグループが次々に売れ、アイドル戦国時代と呼ばれる様相を呈していた頃も踏みとどまり、新陳代謝を繰り返しながら20年にわたりグループを存続させてきた強さに、あらためて注目が集まっている。  モー娘。は現在13名。リーダーの譜久村聖が20歳、サブリーダーの飯窪春菜が22歳で他は全員10代と、一般的に知名度のあるアイドルグループとしてはかなり若い。20代前半でグループを卒業、というスタンスを一貫してとり続けているのだ。  AKB48では指原莉乃が24歳、柏木由紀が25歳、渡辺麻友が22歳で、ももいろクローバーZは20~23歳で構成。オリコン年間ランキング2016の音楽ソフト(シングル、アルバム、DVD、ブルーレイディスク)の売上を競うアーティストトータルセールス部門で、ついにAKB48を抜き、今一番人気のある女性アイドルグループといっても過言ではなくなった乃木坂46は白石麻衣が24歳、西野七瀬が22歳、生駒里奈が21歳で、選抜メンバーにはほぼ2期性が入れず、未だ1期生が独占している状況。  しかしモー娘。では27歳までグループに在籍していた中澤裕子がこれまでの最年長記録だが、彼女は24歳で加入(グループ結成)したためこれは少し特例で、高橋愛・道重さゆみが25歳まで加入していたのが最長といってもいい。加護亜依は16歳で卒業、後藤真希、辻希美は17歳で、石川梨華が20歳、そして保田圭、安倍なつみ、矢口真里、吉澤ひとみ、藤本美貴が22歳で卒業と、今の人気アイドルグループと比べて彼女たちの卒業時期はかなり早かった。AKBグループは、たとえ恋愛関係のスキャンダルが露見しても、人気メンバーであれば卒業させない。だがモー娘。は特定の人気メンバーにグループとして依存せず、矢口や藤本は恋愛スキャンダルであっさり脱退。常に新陳代謝を繰り返している。良くも悪くも、いつも新鮮な顔ぶれで変化を続けているといえる。  欅坂46のようなまだ若く勢いのあるアイドルグループを「グループごと」次々に送り出すのがAKBシステムとすれば、ハロプロも同様に新しいグループを生んではいるものの、現れたが、他のグループはピークを迎え下がってくる中で、常に新しくなり続けるモー娘。に再び注目が集まるはず。歌や踊りのパフォーマンスに関しては常々言われているが、小さい頃から徹底的にしごかれているだけあってAKB系のグループより遙かに上だ。  マツコ・デラックスはモー娘。とAKBの違いについて、著書『デラックスじゃない』(双葉社)で次のように綴っている。マツコは昔からモー娘。ファンを公言しているが、魅力の1つにメンバーのキャラの濃さがあるようで、昔からのメンバーはもちろん、現メンバーの佐藤優樹や生田衣梨奈の濃さもなかなかのもの、と褒めている。マツコは歌詞にも注目し、AKBは「報われない男が自己投影するような歌詞」ばかりでそうでない属性の消費者には理解ができないそうだが、モー娘。の歌詞は「なぜかちょっと日本を背負っている感のある歌詞」で一般の人にも響くのではないかと評する。  つまり新陳代謝を繰り返しながら成長を続けるモー娘。には、楽曲にもグループとしての存在感にも普遍性がある。昨年末、13期となる新メンバー・加賀楓と横山玲奈が加入し、さらなるパワー増強をしたモー娘。。今年の飛躍に期待したい。 (ボンゾ)

恋愛体質を認めたベッキー「皆さんに応援される恋愛がしたい」という言葉の虚しさ

 昨年正月に、ゲスの極み乙女。川谷絵音との不倫実家旅行や不倫愛LINEを「週刊文春」(文藝春秋)に記事化され、すべてのレギュラー番組から姿を消していたベッキー。川谷がその後、別の不祥事(未成年飲酒事件)により活動自粛に入ったのと入れ替わるように、この年末年始にかけて、ようやくテレビ露出を本格的に再開させることが出来たようだ。  やはり女優やミュージシャンとして活動の場を新たに構築するのではなく、バラエティに復帰したい意向のようで(歌手活動は一時期行っていたがセールスは振るわなかった)、1月2日深夜に放送された『又吉大吉の眠れない夜を乗り越えて』(ABCテレビ)では、MCを務めるピース又吉と博多大吉に「バラエティで生きている以上は(不倫騒動のことを聞かれれば)お話しします」と言い切った。ベッキーとしては不倫についてタブーにするつもりはなく、「(自分から)あの話やめてください、とか言わないから、(スタッフや共演者が)みんな逆に戸惑ってます。どこまで触れていいのって」という状態だそうだ。とはいえ、笑いのネタにすることは当面なさそうだが。  昨年末に発売された女性ファッション誌「with」(講談社)2月号で、ベッキーは不倫騒動と活動休止時期の心境について、1万字インタビューに応じて語っていた。「すみません、たくさん泣いちゃって」と最後に言うほどの、号泣インタビューだったようである。  川谷が結婚していると聞いたときは「神様がダメって言ってるんだな」と思ったが、「そこでブレーキをかけようと思ったんですけど……スタートダッシュしてしまった気持ちにブレーキが利かなくて、誘われると会いに行ってしまう自分がいました」と、本気の恋愛だったため離れることが出来なかった。それ以前も恋愛をすると「恋愛が一番になっちゃう」体質のため、いつからルールを設けたのかは定かでないが、「20代後半までは、自分で“恋愛禁止”ってルールを」作り、「できるだけ恋をせずに、とにかく一分一秒でも、長く、多く仕事をしたい」と仕事に邁進してきたという。「(サイボーグと言われるくらい)仕事でのプロ意識はあるつもりです。ただ、そのプロ意識を恋愛の世界にも持たなきゃいけないのに、できなかった」と振り返り、恋愛経験が少なかったため、久々の“両想い”に舞い上がってしまった……と反省する。  20代後半から「お仕事も増えて安定してきたので」「ちょこちょこ恋愛はし」たし、「私の中では全部が大恋愛。小さい恋愛はないです」「幼稚な表現だけど、両想いの人がいるという事実は本当に幸せでした。こんな幸せ、地球上にあったんだ!? みたいな」「(恋愛中は)その人の人生を応援したいって思うし、入りこんじゃうし、尽くしちゃいます」とのことで、恋をすると乙女モード全開になってしまう恋愛体質であることは確かなようだ。そんなベッキーだが、秘密の不倫愛が全国にバレ、LINEトーク画面までさらされるという目に遭ったものの、いまひとつ成長していないように見える。インタビュアーに「今後はどんな恋愛をしていきたいか」と問われると、「皆さんに応援される恋愛。それしかないですね」ときっぱり答えているのだ。それは結局、<視聴者に必要とされるベッキー像>を再び構築したい、ということである。自ら築き上げたその<ベッキー像>があるがゆえに、自分ルールを作って恋愛をセーブしたり、発覚した際に今回のようなおおごとになってしまったわけだが……。一方で「これからは等身大のありのままのベッキーでいたい」とも言うが、ありのままの等身大の姿で、“皆さん”から応援される恋愛をしたいという願いは、無謀ではないだろうか。  そもそも彼女のタレント好感度が地に落ちてしまったのは、ラブラブで幸せいっぱいのLINEトーク内容や、川谷に離婚を促すLINEを送っていたこと、既婚者と知りながら川谷の実家への正月帰省に同行したこと、「文春」記事が出るとわかってからの「かえって関係をオープンにできるかも」「友達で押し通す予定!」等のLINEなどなど、不倫関係そのものというより、略奪愛を画策していたことがあからさまに漏れてしまったことにある。もちろん恋愛体質の彼女だから、そのときは本当に恋に夢中で結婚も考えていたのだろうし、また、川谷と妻との関係はもう終焉だと信じ切っていたのかもしれない。それこそが等身大の、恋に突っ走るベッキーの姿だったわけである。そもそも恋愛において、誰かに応援されるもされないも関係ないのではないか。たとえば女性ファンの多いジャニーズアイドルやEXILE系グループのアーティストと今後、交際するとなったら、彼女は何ら悪いことをしていないにもかかわらず、また別角度から攻撃されまくるだろう。他人からどう見られるかに重心を置きすぎると、身動きがとれなくなる。その生き方は、ツラくないのだろうか?  ベッキーと同じように、本気で恋をした相手に配偶者がいて、それがスキャンダルとして報じられても、“干され”ることなく今も芸能界で活躍する女性は少なくない。彼女ほど赤裸々に相手とのやりとり(LINEやホテルでの写真や旅行現場など)がさらされなかったから、ということもあるだろうが、やはり「他人がどう言おうと、私はこうです」と貫き通すことが出来る人は強い。 (天秋あゆみ)