「ますおか岡田圭右の妻・岡田結実の母」として出しゃばる岡田祐佳に、アノとんでもマザーの臭い

 お笑いコンビ「ますだおかだ」岡田圭右(48)の娘・岡田結実(16)が2世タレントとして完全にブレイクしている。子役として活動していた頃は岡田の娘であることを公表せず美少女タレント枠だったが、公表後は多数のバラエティに出演しひょうきんな性格で業界ウケを獲得。年末年始のテレビ出演本数はなんと女性タレント第一位! 複数のCM契約を抱え、春のセンバツ高校野球・ポスターイメージキャラクター就任など、同世代の女性タレントから頭ひとつ抜けた活躍ぶりだ。  そんな娘のブレイクに乗っかり、結実の母で圭右の妻である岡田祐佳(41)が本格的にテレビバラエティに進出中である。彼女はかつてお笑いコンビを組みツッコミを担当していた女性で、岡田との結婚を機に27歳で芸能界を引退していた。だが昨年10月に娘とセットでバラエティに出演、反響があったのか、この春から様々なトーク番組に登場している。しかしあくまでも「結実の母・圭右の妻」という点しかウリがなく、強引にも見えるセット出演に、早くも視聴者はうんざりしている模様だ。  たとえば4月1日放送の『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)。MCの久本雅美は最初こそ「お母さんよく出てくれたありがとね~。すごい若くてキレイなお母さん、元芸人なんですよね」と歓迎モードを示したが、家族紹介のVTRには「ヤンキーかよ」と毒を吐いた。ちなみに母娘そろって「閉店ガラガラ出たっワァオ!」を披露したが、父・圭右の写真や動画はなぜか登場しない。圭右は“ライバル心”から娘の出演番組は見ないらしい。  母・祐佳がなぜテレビ出演を始めたのかというと、本人いわく「最初は静かに部屋にこもってようと思ったんだけど、みんなが出ろ出ろっていうから」。そのうえで長男が「ママの人生なんだから、人生一回しかないんだからやってみれば」と後押ししてくれたそうで、彼女は同番組で“芸能界復帰宣言”をした。家庭では娘に「私はそこそこモテてた。キレイだったんだ」と過去の水着写真を見せるなどしていたそうで、容姿に自信もあるのだろう。ナンパされた経験などのモテ自慢も散りばめつつ、夫との馴れ初めを披露するなど、喋り倒した。  しかし一方で、4月3日放送の『しゃべくり007 SP』(日本テレビ系)では、ゲストのヒロミに「イジってもらいたい人」として登場し、20年ぶりの芸能界復帰で「岡田の嫁でいくのか、結実のお母さんでいくのか」方向性に悩んでいると明かした。夫に内緒で番組の収録に参加したという祐佳に、ヒロミは「ダンナが出てきて、娘が出てきて、負けじと母親が出てくる。珍しいパターンだね~」「娘さんの良き母、っていう方向性で良いんじゃないの?」と皮肉まじりのコメント。「お母さんが問題を起こさないようにね!」と、しゃべくりメンバーから注意されてもいた。  「××の▲▲」という肩書きありきの芸能活動には視聴者からも疑問の声が噴出。特に多いのが「安達祐実のお母さんを彷彿させる」という危惧だ。0歳から芸能活動をしている安達祐実の母・安達有里といえば、娘の知名度を傘にセクシー写真集を発売、タレント活動をいきなり開始して世間を騒がせた。その勢いはとどまることを知らず、2008年には総工費600万超をかけて全身美容整形手術を施ししたことを発表し、翌年AV女優デビューまで果たしている。そうした破天荒ぶりから一時期は祐実との親子仲が破綻し、絶縁状態に陥っていた。現在は関係を修復しているようだが、このように家族の出方次第では本人のタレントイメージに悪い影響を与えてしまいかねないことは、懸念事項として考えられるだろう。  岡田圭右は娘の芸能界デビューにも反対していたというが、今や長男も芸能界入りを済ませており、妻も復帰。期せずして完全なる芸能一家になってしまったことを圭右はどう思っているのだろうか。

「パフェを食べるっていうのは、性的な行為ですよね」/パフェ評論家・斧屋さんインタビュー【前編】

日本で唯一の“パフェ評論家”である斧屋(おのや)さん。著書『東京パフェ学』(文化出版局)では「パフェは究極のエンターテイメント」という言葉を掲げながら、東京近郊のパフェ店のガイドとともに「パフェ」という文化事象についての考察を綴っています。ブログ『斧屋のパフェ道』をはじめ、雑誌やテレビなどの各メディアでパフェの魅力を紹介し続けている斧屋さんが、パフェ以前に専門としていたのは「アイドル」でした。 斧屋さんは、パフェとアイドルを結びつけて語ることも多く、『東京パフェ学』の中でも、能町みね子さんとの対談で「フルーツパフェとアイドルは等価のもの」と熱弁されています。パフェとアイドルには、どちらも甘くてフレッシュでかわいらしい、少女的なイメージがあります。「アイドルを消費することと、パフェを食べることには同じエロティシズムがある」と語る斧屋さん。「食べる」ことも「消費」することも、ある意味では暴力的なものです。しかし、パフェとアイドルを関連づける斧屋さんのパフェ論は、両者に向けられるこうした男性的な権力を手放すところから始まっています。パフェもアイドルも「食べられる」だけのものなのでしょうか? アイドルとファン、パフェと食べ手の間にあるものとは? パフェによって自己を揺るがされる快感とは? パフェとアイドル、二つの文化を通して考える「性」について、語っていただきました。 パフェを食べることのエロティシズム ――斧屋さんご自身が、アイドルとパフェに共通していると考えている部分を教えてください。 斧屋 どちらも日本独特の文化ですよね。パフェもアイドルも、みんな知っているはずなのに、どこか遠い感じがする。歴史自体はかなり浅いものなのに、興味がない人からしたらいつまでも昔懐かしいイメージというか、「過ぎ去った感」のあるものとして受け取られてしまう。そういう表象としてはものすごく似ているんですよね。パフェもアイドルも、まず一度は見た目で判断されてしまう。そして、マニアになればなるほど「見た目じゃねえよ」と言い出す(笑)。容姿や歌のうまさではなく、もっと別の何かがあるんだ、と。 ――アイドルのファンは「頑張ってきた物語が」とか、よく言いますよね。パフェの中にも、パティスリーが作るものと、フルーツパーラーが作る、新鮮なフルーツがメインになったものがありますが、果物のフレッシュさもまた、若さを売りにするアイドルらしさが感じられます。 斧屋 フルーツパフェはまさにアイドルですね。これもまた、日本独特の進化を遂げた食べ物です。パフェという食べ物は海外にもあるけど、日本のフルーツパフェのようなものはおそらく存在しない。海外では、果物は基本的にシロップ漬けにしたり「加工して甘くするもの」という扱いで、生食用のフルーツっていうのはそんなにないんですね。日本だと、生の果物を甘くするために品種改良を重ねたり、ものすごく手をかけるじゃないですか。そして、その生の果物がパフェの中で主役になる。 フルーツもアイドルも、食べられる(消費される)ためにものすごく手をかけて育てられているんですね。なのに、本質的な生殖からは切り離されている。アイドルなんて、あれだけ性的な魅力を振りまいているのに、本人は恋愛禁止、スキャンダルはご法度じゃないですか。ものすごく手をかけられて、「魅力あるよ〜」と言われながら育つんですけど、彼女たちの魅力が増せば増すほど、生殖からは切り離されてしまう。果物だって、生殖に必要な種子を品種改良で取り除かれていますよね。それもすべて、食べられやすくするため。だからフルーツを食べるときって、暴力的な感覚や罪悪感があるんですよ。 ――二つの間にある違いはなんでしょう。 斧屋 やはりアイドルと違って、パフェの場合は「食べられる」ということじゃないでしょうか。食べられるということは、嗅げるし舐められる。五感のうちで、視覚と聴覚の二つは複製しやすいから、メディア的な広い商売も可能なんですが、それが触覚になると、アイドルなら握手会とか、ちょっと限定性が高まってくる。でも、嗅ぐとか舐めるとかはアウトですよね。この感覚の距離感によって、エロス度が高まってくるのではないか。だから「食べる」という行為は、エロいと言わざるを得ない。パフェの方が優れているという部分を挙げるとするならば、その感覚が投入できるところだと思います。 パフェに翻弄されるよろこび ――パフェには、どうしても女性的なイメージが付きまといます。男性よりも女性のほうが多くパフェを食べているでしょうし、甘い食べ物や果物はしばしば女性の肉体に結びつけられたり、「女を食う」という表現が女性を犯すことの隠喩になっているように、「男性=食べる側」「女性=食べられる側」という図式もあるように感じられます。斧屋さんはパフェを食べているときに、どういう意識を持っているのでしょうか? 斧屋 僕がパフェやアイドルと相対するときは、二つの立場を意識します。ひとつは他者として見ている、もうひとつが自分自身のように見ている。つまり、ある意味暴力的な部分も含みつつ、対象とセックスをしているような感じになっているのか、パフェを食べることが自分自身との対話になっているのか、ということです。 たとえばフルーツの持つ力が強いフルーツパフェを食べていると、自分の方が女性性を帯びたような感じになって、受動的な方に回ってしまう。僕は精神性の中で「アイドルになりたい」とか「かわいい自分でありたい」と思うことがかなりあるんです。先日あるトークイベントで「パフェを食べているときは自分もかわいいと思え」という話をしたのですが、「かわいい自分」になったり、パフェに翻弄されたいと思う方が楽しいんですよね。そういう受け身になる感覚の方を大事にしています。「食べてやるぞ」みたいな「自分が消費をしている」という意識は極力排した食べ方をしているつもりです。 それに、パフェって構造的にも食べにくいですよね。これは悪い意味ではなく、「どうやって食べたらいいのかな」と自然に思わされて、パフェの都合に自分を合わせていこうという気持ちになる。僕はこれも大事なことだなと思っています。パフェや食べている自分が男性的か女性的かっていうよりは、能動的か受動的かっていう感覚に意識を置いているんだと思います。 ソースやシロップなどが別添になっている「かける」タイプのパフェは、食べる側の自由度が高いので、能動的かつ暴力的な営みになりますね。でも、それを食べて「おいしい」という経験をしたときの感覚って、ある意味では受動的なものじゃないですか。自分じゃないものが体の中に入ってきて、刺激を与えてくる。しかも、どうしようもなくおいしいときって、「もう死んじゃうんじゃないか」って思いませんか? 「イキそう」っていうのとかなり近いんですけど、感覚が鋭敏になればなるほど、「はたしてそれは本当に快楽なのか」ということがわからなくなってくる。逆に殺されてしまうんじゃないか、みたいな。そういうとき、「男性的」とか「女性的」ってすごくどうでもいい。なぜ男性の方が消費する側で、女性がされる側なのか。そこにこだわる必要もないのだと思います。 「食べる」権力を手放すことの快楽 ――『東京パフェ学』にも「超越的な存在であるパフェと、有限な存在である自分」という言葉がありましたが、斧屋さんは「食べる」側が本来持っているはずの権力を、自ら手放してパフェと向かい合っているような感じがするな、と思いました。 斧屋 その方が気持ちいいんですよね。自分でコントロールすると、自分の予想の範疇を超えない。僕はなるべく「自分」を超えたいし、驚きたいんです。パフェグラスを掴んで食べてるんだけど、僕は掴んでいるというよりは、セックスのときにベッドのシーツをぎゅっと掴んでいるようなイメージなんですよね。どちらかといえば食べている自分が犯されているような。そこがまた「自分かわいい」みたいなところもあって。だから、自分の中の力みたいなものをあえて全部放り出してしまって、パフェに身を委ねているんだけど、それがやっぱり自由な感じがするんですよね。自分が能動的なのか受動的なのかがわからなくなって、トランス的な深みに入るというか。だからパフェを食べるっていうのは、普通に性的な行為ですよね。 ――自分の足場を崩すというか、自分の感覚や常識が揺らがされる体験を受け入れて楽しめる人って、実はそれほどいないんじゃないかと思います。 斧屋 驚くこと自体を不快に感じる人っていますよね。「驚かされたら負け」みたいな。でも僕はやっぱり揺らぎたいし、揺らがされることが好きなんですよね。自分が定まっていないっていうことに価値を見出している。そう思えるのは、根本的なところで自分に自信があって、「自分は揺らいでも大丈夫だ」と思っているということなのかもしれませんが。 パフェと相対しているときも、なるべくパフェの声を内側に取り込みつつ、場合によっては今まで「まずい」と思っていたものを、「それって本当に“まずい”でいいのか?」というのを問い直していくように、つねに暫定的な答えを出しながら更新させていく。その方がおもしろいなと思います。 ――口にしたものが変な味だと感じたときに、多くの人は食べ物の方に異常があるんだと考えてしまいますよね。もしかしたら、自分の味覚がおかしくなっているかもしれないのに。 斧屋 僕は基本的に「まずい」って言う自信がないんですよね。そこまで自分の感覚・感情を信じられてしまうのって、すごく怖いことだと思います。それに、自分と対象の相互作用のことを考えないと、アイドルの現場で問題が起こったときも、アイドル側に全ての責任を負わせることになったりします。パフェだって、どうやっておいしく味わえるかを考えながら食べますよね。だから食べる人のコンディションがすごく悪かったり、嫌な気持ちのままで食べたりするときって、おいしいパフェは完成しないんです。 ――やはりお互いのことを考えて、対話をしないといけない。性的なことにしてもそうですよね。 斧屋 「対象との相互作用を考える視点はつねに持たなければならない」というのが、僕の評論のテーマなんだと思っています。ただ性的な問題でもそうだと思いますが、難しいのは、相手が本音や要望をはっきり言ってくれないかもしれないということ。だからこそ、かなり繊細な相互作用になると思うんですよ。アイドルだって「みんなのこと見てるよ」って言うけど、「本当にそうなのかな」って思っちゃいますよね。人と人との間には、絶対にそういうことが起こってくる。 アイドルの現場はファンとの相互作用でおもしろくなっていくもので、パフェにもその姿勢は絶対に必要です。ソースをかけたり、手を加えたり、そういう体験でパフェが全然変わるっていうことも重視しないといけない。パフェもまた、声を出さないからね。「声なき声を聴きながら気持ちいいところを探って、そして自分も気持ちよくなる」という感じではないでしょうか。 (聞き手・構成/餅井アンナ)

渡辺謙は「もともと変な人」。南果歩家族との同居、模範的な良き夫イメージこそ虚像だった?

 すでにこっそり日本に帰国しているのか。はたまたアメリカで念入りに今後の対応策を練っているのか。3月末に21歳年下の元ホステスとの不倫愛が明るみになった俳優の渡辺謙(57)の動向が見えない。一時は、3末に日本に戻ってくるのでは? とも言われていたようだが、4月4日時点では帰国の一報は聞こえてこない。3月23日を最後にツイッターの更新はなく、妻で女優の南果歩(53)のツイッターも3月15日を最後に投稿が途絶えている。  渡辺が自身の口で今回の騒動を語らないものだから、不倫愛が報道されてからというもの巷ではいろんな説が飛び交っている。<不倫相手の女性にリークされた>説や<南とは仮面夫婦だった>説、そして4月4日発売の「女性自身」(光文社)が掲載している<献身夫は名演技だった>説や、同じく4日発売の「FLASH」(光文社)では<マスオさん状態が息苦しくて不倫>説などなど……。  「FLASH」は、渡辺の不倫愛を大々的に報じた「週刊文春」(文藝春秋)の関係者から聞いた話だとして「今回のツーショット写真は不倫相手であるAさんサイドから持ち込まれた。渡辺とAさんの間にトラブルが起きているよう」と穏やかではない背景を匂わす。さらに同誌は現在の渡辺の生活を、南の家族とともに暮らすマスオさん状態であるとし、その暮らしに息が詰まった渡辺が次第にAさんにのめりこんでいった、と見立てている。渡辺は東京都内に建設した総工費6億円の大豪邸に、南の母・姉を含む4人で暮らしているそうなのだ。  夫婦間のケンカも多かったようで、南はケンカのたびに「家出する、と宣言して家を飛び出すのはしょっちゅう」と自ら2013年の週刊誌のインタビューで話してもいる。マスオさん状態で気を遣わざるを得ないこと、南の家出にいっそう肩身の狭い思いをしていることなどが、渡辺をAさんとの恋に走らせたと見て、「FLASH」は渡辺をおもんぱかるような書き方をしているのだが、筆者としては、そのせいで渡辺がAさんとの不倫にのめり込んでいったとはとうてい考えられない。南自らの発言によると、家出といってもほんの数時間の出来事のようであるからして、その程度でいちいち渡辺が同居する南の家族の顔色をうかがい、家の中で息が詰まる思いで身を縮めているとは言えないのではないか。だいたい渡辺は年の半分は海外で暮らしているのだし、日本の家ではマスオさんだからといって彼のメンタルに大きな影響を与えるとは思えない。日本で暮らす半年の間は常に南の実母と実姉とべったり一緒、というのもまた考えにくい。たまたま生活スタイルとしてはマスオさんであるかもしれないが、それが不倫の原因だと単純化して良いものだろうか?  一方で「女性自身」は、Aさんとは最初は軽い遊びのつもりだった、と渡辺の胸中を推測している。それが次第に彼女にのめり込んでいったのは、おととし渡辺がニューヨークで主演したミュージカル『王様と私』がきっかけではないかというのだ。日本では「ミュージカルの本場で日本人が主演を務めた!」「トニー賞にノミネート!」と華々しくメディアが取り上げたあのミュージカルである。渡辺が成し遂げた快挙に日本中が惜しみない賛辞を贈ったものだった。だが、アメリカの日本人社会では「渡辺の英語がなにを言っているのかがわからない」「国辱ものだ」と厳しい批判があったという。そして渡辺はこの頃からAさんにのめり込んでいったのだというのだが……。  渡辺の所属事務所・ケイダッシュの川村龍夫会長は、同誌に「離婚の可能性はゼロ」とコメントしており、夫妻の知人も「南さんは、渡辺さんを許す(中略)渡辺さんが心の底からの謝罪をすれば収まると思います」と見ている。ただ、渡辺は、南が乳がん手術を終えた後、「果歩のすべてを一生愛す」という文面のメールを寄越したそうで、そうした“献身愛”があったとすれば、それを南が信じていたとすれば、今回の不倫報道で彼女が受けるダメージはむしろいっそう強まるだろう。すでに仮面夫婦であったなら問題はなくとも、信じていればいるほど、裏切られたことへの失望は大きいからだ。  と、ここまで書いて筆者はあるひとつの渡辺に関するエピソードを思い出した。それは、2016年5月に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんの告別式に渡辺が参列したときの出来事である。俳優の平幹二郎が弔辞を読んでいる間中、渡辺は隣に座っていた歌手の森進一に、自分と蜷川氏との思い出、そしていかに蜷川氏に恩があるかを延々と語っていたのだという。渡辺は劇団「円」の研究所に入所していた頃、アルバイト先で知り合った猪俣公章氏の紹介で蜷川氏演出の舞台のオーディションを受け、主演の青年役に大抜擢されている。これをきっかけにしてスターの階段をあがっていくことになるわけだから、蜷川氏に対して特別な思いがあることはよくわかる。森は猪股氏が作曲した「おふくろさん」を歌唱しているため、告別式で森を見かけて縁を感じその思いの丈をぶつけずにはいられなかったのだろうが……。  森はこのエピソードを自身のコンサートMCで披露しているのだが、そのコンサートの客席にいた森ファンである知人は「人の縁を感じるいい話でしょ」と感激していた。しかし筆者はこれを「いい話」というよりは、変な話だと受け止めた。渡辺はテレビカメラも入っている告別式の席で、しかも大先輩である平幹二郎が弔辞を読んでいる場で、森に延々と話しかけていたということになる。下手をすると不謹慎ととられかねない行動ではないか。森もコンサートではこれをいい話として披露しているものの、内心は喋りかけられて困惑気味だったのではないだろうか。だってテレビカメラが入っているのだ、弔辞そっちのけでおしゃべりする2人の姿をいつ抜かれるかもわからないではないか。そんな場面がお茶の間に流れてしまうと、渡辺だけではなく話しかけられていた森も「まあお葬式の場で不謹慎な人たちね」と視聴者に思われかねない。このエピソードひとつとっても、渡辺が少々“空気の読めない男”であることが滲み出ている。  今回の不倫でこのエピソードを思い出した筆者は、つまり渡辺謙という人は、あまり周囲に細かな気を配るようなことなどできないタイプ、そしてひとつのことに熱中すると周りの目なんて全く気にならなくなるタイプではなかろうかと想像している。だからAさんに夢中になったのも、家がどうとか演技酷評がどうとかそんな言い訳めいたものはなく、ただ「好きになっちゃったから」それだけではないだろうかと思うのだ。妻はいるけれど、Aさんが大好きになっちゃったから、SNOWアプリでニャンコにも変身しちゃうし、電話を切る時は「おやすみチュッチュッ」とも言っちゃう。だって好きなんだもん。  さて、では南は先述のように「失意のどん底」にいるのかというと、それもまた違うように思う。妻である南は渡辺のこの熱くなりやすく周りが見えない性格などおそらく承知のうえだろうし、今回の不倫では夫婦の仲はびくともしないのかもしれない。なんらかのお仕置きはするのかもしれないが、今後もおしどり夫婦として渡辺の尻を叩きながら強くたくましく芸能界を生き抜いていくのではないだろうか。 (エリザベス松本)

菅田将暉、本田翼は“セフレ”説! 事務所は「共演者キラー」隠蔽にピリピリムード?

 一部スポーツ紙で、菅田将暉と本田翼の熱愛が報じられた。共演歴はあるものの、確たる証拠がないこの報道に対して、ファンや他メディアは戸惑い気味の反応を見せているが、芸能プロ関係者は、「記事は半分正解。そのため、双方事務所ともハッキリとしたコメントが出せない状況」と話す。その理由とは?  4月1日付の「デイリースポーツ」は、昨年10月期の連続ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)撮影後、菅田と本田は関係を深め、交際に発展したと報じている。 「菅田の所属事務所トップコートは、『共演者のひとり』、一方、本田の所属事務所スター出すとプロモーションも『友人のひとりと聞いている』とコメントを発表。『デイリー』のライバルスポーツ紙は一様に『交際否定』と報じているものの、ほかのメディアは『否定せず』とも伝えています」(芸能ライター)  この報道に対して、特に火消しに躍起になっているのは菅田側で、「昨年、同事務所の成宮寛貴が、突然引退を発表した際と同じくらい、事務所内はピリピリしています」(芸能プロ関係者)という。 「正確に言うと、2人は正式に交際しているワケではないものの、“友人以上”の関係になっているとみてほぼ間違いない。『デイリー』だけでなく、ほかのマスコミもその情報はキャッチしていて、第一報がたまたまスポーツ紙だったという話です。ただ、双方ともに真剣交際という考えではないだけに、否定も肯定も難しい状況のようですが……」(同)  トップコートが、交際報道に対して煮え切らないコメントをし、かつウラで火消しに躍起になっている理由は、菅田の“共演者キラー”ぶりを世間に広めたくないという思いからのようだ。 「過去には二階堂ふみ、小松菜奈ともウワサになっていますが、いずれも“真剣交際”ではなかったそうです。ただ、“深い関係”ではあったと業界内でいわれています。今回の本田も同様で、真っ向から交際を否定してしまうと、今後いざ週刊誌などに撮られてしまった場合、言い訳がつかなくなってしまいます。また、菅田がほかの女性と撮られてしまったとすれば、『本田は単なるセフレだった』となってしまう。本人はそれを『別に悪いことではない』と思っているようで、むしろ神経質になりすぎている事務所に対して、不満を抱いている様子ですが」(同)  現段階では、世間的に「美男美女のフレッシュカップル」となっている菅田と本田。果たして2人は今後、どのような関係を築いていくのだろうか。

菅田将暉、本田翼は“セフレ”説! 事務所は「共演者キラー」隠蔽にピリピリムード?

 一部スポーツ紙で、菅田将暉と本田翼の熱愛が報じられた。共演歴はあるものの、確たる証拠がないこの報道に対して、ファンや他メディアは戸惑い気味の反応を見せているが、芸能プロ関係者は、「記事は半分正解。そのため、双方事務所ともハッキリとしたコメントが出せない状況」と話す。その理由とは?  4月1日付の「デイリースポーツ」は、昨年10月期の連続ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)撮影後、菅田と本田は関係を深め、交際に発展したと報じている。 「菅田の所属事務所トップコートは、『共演者のひとり』、一方、本田の所属事務所スター出すとプロモーションも『友人のひとりと聞いている』とコメントを発表。『デイリー』のライバルスポーツ紙は一様に『交際否定』と報じているものの、ほかのメディアは『否定せず』とも伝えています」(芸能ライター)  この報道に対して、特に火消しに躍起になっているのは菅田側で、「昨年、同事務所の成宮寛貴が、突然引退を発表した際と同じくらい、事務所内はピリピリしています」(芸能プロ関係者)という。 「正確に言うと、2人は正式に交際しているワケではないものの、“友人以上”の関係になっているとみてほぼ間違いない。『デイリー』だけでなく、ほかのマスコミもその情報はキャッチしていて、第一報がたまたまスポーツ紙だったという話です。ただ、双方ともに真剣交際という考えではないだけに、否定も肯定も難しい状況のようですが……」(同)  トップコートが、交際報道に対して煮え切らないコメントをし、かつウラで火消しに躍起になっている理由は、菅田の“共演者キラー”ぶりを世間に広めたくないという思いからのようだ。 「過去には二階堂ふみ、小松菜奈ともウワサになっていますが、いずれも“真剣交際”ではなかったそうです。ただ、“深い関係”ではあったと業界内でいわれています。今回の本田も同様で、真っ向から交際を否定してしまうと、今後いざ週刊誌などに撮られてしまった場合、言い訳がつかなくなってしまいます。また、菅田がほかの女性と撮られてしまったとすれば、『本田は単なるセフレだった』となってしまう。本人はそれを『別に悪いことではない』と思っているようで、むしろ神経質になりすぎている事務所に対して、不満を抱いている様子ですが」(同)  現段階では、世間的に「美男美女のフレッシュカップル」となっている菅田と本田。果たして2人は今後、どのような関係を築いていくのだろうか。

ブルゾンちえみの“気遣い”にジャニーズファン感嘆! ネタパクり疑惑は未だスルー

 4月2日に放送されたスペシャル番組『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦 2017春』(日本テレビ系)は、4時間に及ぶ長尺でありながら平均視聴率16.8%を獲得した。TOKIO、内村光良、雨上がり決死隊、くりぃむしちゅー、ネプチューンら同局の高視聴率番組を支えるMCが交代で回し、人気番組のレギュラー出演者と新ドラマのメイン出演者らが代わる代わる登場する構成で視聴者を飽きさせることなく進行することが出来たと言えるだろう。TOKIOをはじめ、嵐、NEWS、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、ジャニーズWESTらジャニーズグループのタレントが数多く出演していたことも特徴的だった。  その番組終了間際、『しゃべくり007』のターンにて、雛壇に呼ばれていたブルゾンちえみが「withBにも飽きてきたのでwithJをやってみたい」と告白したことから、珍妙な組み合わせでのネタ合わせが実現した。ブルゾンが両脇にHey! Say! JUMP中島裕翔、NEWS小山慶一郎をそれぞれ従え、定番化している「35億(地球上に男は35億人以上いる、の意)」というネタを披露したのである。高身長でスレンダーなイケメン2人はサマになっており、特に小山はスーツ姿であったため、視聴者の「萌え心」をかっさらった様子。ネクタイをゆるめ投げ捨てる瞬間や、ブルゾンをバックハグする姿は視聴者のTwitterタイムラインを「キャー!」と悲鳴が流れていくほどであった。  最後も本家withBと同じく、片膝を立てて座るwithJの脚にブルゾンが腰掛ける姿勢出フィニッシュ。なかなか密着度が高く、ジャニーズファンとしては複雑な心境なのでは……と思いきや、荒れるどころかむしろ、ブルゾンの“気遣い”に感心の声が寄せられている。その“気遣い”とは、ブルゾンが中島・小山の膝に直接お尻をつけて座らず、手を彼らの太ももに軽く添える程度の空気椅子状態でポーズをとっていることを指す。  飛び入りで「withJ」になってくれた中島・小山に体重(肉体的負担)をかけまいという気遣いか、彼らのファン女性をやきもきさせないよう考えているのか、あるいはその両方か。いずれにしろ、このブルゾンの振る舞いに、多くのジャニーズファンが“さすがデキる女だ”と感心している。ジャニーズとの絡み方次第ではバッシング対象となってしまうこともよくあるが、ブルゾンの判断は見事だったといえるだろう。  しかしそんな“デキる女”ブルゾンだが、目下、ネタの“パクり疑惑”で揺れているところでもある。彼女は今年1月、キャリアウーマンネタがウケて一気にブレイクしたが、そのネタで使われるセリフの多くが、ソウルメイト研究家のKeiko氏の著作『Keiko的、本物の愛を手に入れるバイブル 「出会うべき人」に、まだ出会えていないあなたへ』(大和出版/2015)に収録されている文面と同じで、盗用疑惑がかかっているのだ。  たとえばブルゾンのキャリアウーマンネタにある「花は、自分からミツバチを探しに行きますか? 探さない、待つの」「もし、その彼が本物の運命の相手なんだったら、あなたの細胞ひとつひとつが喜びのサインを出してるはずよ。細胞レベルで恋、してる?」。これとそっくりな文章が、Keiko氏の著作にある。「女性は、自分からオトコを探しに行っちゃダメ。探すんじゃない、準備するの。花は自分からミツバチを探しに行ったりはしないでしょ?」「その人がホンモノであれば、あなたの60兆個の細胞がこぞってこう叫ぶはず。『YES, he is!!』」。パクり疑惑が騒がれ出して5日ほど経過したが、ブルゾン側からこの件について釈明する様子は見られない。  ジャニーズとの絡み力で、女性支持を厚くしたブルゾン。このような展開で失速するにはまだ早い。4月からは連ドラ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)にもメインキャストとして出演、いっそう忙しくなるだろうが、次に新ネタを披露する際には、パクり疑惑など出ようもないオリジナルな内容で観客を魅了してもらいたい。

加藤鷹「“男どもが悪くて、女性は悪くない”という単純な認識は持たないでほしい」/インタビュー

1988年にデビューし、2013年に引退するまで実に25年間AV業界で活躍し続けた加藤鷹さん(57)。今年で業界生活30周年という節目に、最新ちんぽ事情から知られざるエロメンの悩み、そして業界が抱える問題について、聞いてきました! 前半はコチラ⇒レジェンド・加藤鷹が語る、AVを真に受ける男としょぼいセックスをする女たち 俺は、早漏でドM ――鷹さんご自身の性癖って、プレーンなんですか? 加藤 はっきり言って、同業の人で俺より普通だと思った人はいないからね。それくらい、俺はすごく普通。 ――変態だと思う男優さんはいますか? 加藤 しみけんだね。あいつは公言しているしね。しみけんのそういう、包み隠さないところが好きだよね。俺は現役時代から、エロ業界にいたわりにはエロに固執したことはないんだよね。ビジネス以上でも以下でもない。だから「みんな性癖とか持ってて、いいなあ」と思うもん。しいて言うなら、おばあちゃんも対象になる、くらいかな。というか、すべての女性が性的対象。ルールとして「18歳未満はダメ」という認識はあるけど、対象じゃない女性はいないよ。面白いよね、セックスは。俺が今でも元気なのは、セックスを否定していないからだろうね。大体、「あんなババアじゃ勃たねぇよ」って奴、いるでしょう? そういう奴こそビンビンになるんだよな。 ――なぜでしょう? 加藤 ババアを否定するのは自分のちっぽけなプライドでしょ? 「こんなババアで勃つわけがない」という。俺はそういうのがないからさ、「気持よくて勃っちゃうとき、あるんじゃないの?」と思うもん。自分のことを知らないんだよね、男って意外と。俺が元々この業界に入ったのも、男としてどうあるべきか、というのをテーマに「勉強になるかも」と思ったからであって、「イイ女とヤリたい」というのではなかったから。ひびやん(日比野正明監督)が、いつも俺に言っていたんだよね。「鷹さんはすごいブスのとき、一生懸命だよねぇ」って。それは、他の男優がブスとそうじゃない女優に差をつけているだけじゃないですか? と思う。俺は可愛い子だろうがデブだろうが、ブチャイクだろうが、いつも常に100%でしかヤラない。「この子はブスだから適当にヤッちゃおう」と思う奴がいたら、それはプロではない、と思うんだよね。 ――常に100%でヤれるものですか? 加藤 そもそも、人間は容姿ではないと思っているから。美人のマグロとブスのドスケベだったら、どっちがいいか、確実に後者がいいよね、という話。ただ、お尻の大きい女性は、ギュッとしたくなる。だから女王様とか好きなんだよなぁ。あとは性癖じゃないけど、意外に思われるかもしれないのが、俺は早漏ってこと。というか、男優って、早漏の人が多いんだよ。 ――そうなんですか? 意外です! 加藤 遅漏の人に男優の仕事は無理だと思う。イカないといけない仕事だからね。 ――早すぎても困りませんか? 加藤 単純に、仕事としてやらなければいけないことがあれば遅くできるし、プライベートに戻ると早漏、というのはあるよね。ちなみに吉村卓が早漏の記録を持っているけどさ。 ――いかほどですか? 加藤 ふたこすり半で射精したって記録があるから。でもそれって思考次第でさ。俺だって、人生初のセックスを今振り返ると、相当早かったんだろうなと思うよ。俺たち男優は、仕事で行わなきゃいけない、という認識でやっているから、長くやっているように見えるだけかもしれない。よく、「どうやってコントロールするんですか?」と聞かれるけど、コントロールしているという認識がないんだよ。 ――でも、たとえば監督さんに「今、発射してください!」と合図されたら? 加藤 イケる。「1分後、鷹さんお願いします」と言われたら、イケる。 ――逆に、「ちょっと待ってください!」も? 加藤 できる。こういう調節を、遅漏はできないだろうから、やっぱり早漏は男優向きかもしれないね。 ――勃起させながら発射も我慢できるってことですね。さすがプロの技はすごいです。 57歳の今が、1番ビンビン 加藤 言葉は悪いけど、実は100%ギンギンに勃起して仕事をしている男優って、ほぼいないのよ。俺はゼロか100しかないタイプだったんだけど。俺の場合、40半ばの頃かなぁ。いつも100で仕事をしていたんだけど、70%くらいの感覚が続いていた時期があったんだ。傍からみると遜色ないと言われるけど、自分では「100じゃないな」という感覚ってわかるんだよね。そういう時期が結構続いたの。 ――それはスランプだった、ということですか? 加藤 そうなんだよ。でも、「まぁまぁまぁ、俺も年だしね。ロボットじゃないし、ダメだったらしょうがないか」と開き直った瞬間、戻ったんだ。男ってさ、エッチするときは、「相手のことを気持よくしなきゃいけない」とか、「そうするべきだ」とか、色んなことを勝手に考えるんだけど、そんなことは二の次だったな。スランプのとき、神の声……というか、俺は死んだばあさんの声だと思っているんだけど、「元気で仕事できてりゃいいじゃねぇか」と聞こえたんだ。でも、最初はそれが受け入れられなかったんだ。「加藤鷹たるもの、こうなるべきではない」と、自分と戦ったりもしていたんだけど、まぁでも「若返ることはないし、ダメなときはスパッと辞めればいいんだから」と受け入れた50歳頃から、逆に若い頃よりも元気になったんだよね。で、AVを辞めてから今、さらに元気になった。 ――57歳の今の方が、ですか。 加藤 現役時代は、自分では気づかないストレスみたいなものがすごくたくさんあったんだと思うよ。今は風俗レポの仕事で、「おっさん、本当にスケベだな。いい歳こいて、ちんこビンビンにしちゃって恥ずかしくないの~?」というもうひとりの自分がいるんだけどね。 ――でも、本当に体力仕事ですよね。 加藤 それは思ったことはないなぁ。そもそも体力を消耗する行為だと思っていない。癒やされて幸せになったり気分がよくなる行為だと思ったことはあるけどね。 ――プライベートのセックスはそうかもしれませんが、仕事だと、“鷹さんらしいセックス”とはかけ離れたものを求められることもあるわけじゃないですか。 加藤 昔はあったね。「駅弁、やってもらっていいですか?」みたいな。「え〜! そんなのチョコ(※チョコボール向井)に頼んでよ〜」と言いつつ、一応できる範囲でやったけど、「あ〜無理! やっぱ俺、無理!」ってすぐに降ろしちゃう。だって、出来ないもんは出来ないじゃーん。 ――90年代は、鷹さんとチョコさんが男優の二大巨頭でした。 加藤 単純に、俺とチョコが、何も気にせずメディアに出て行ったからそう認知されているだけなんだよね。俺たち以外は、メディア出演を断っていた男優が多かったと思う。ちなみに、今は男優も女優もメディアに出ることが多くなってきたけど、メディアに出る=作品が売れる、というわけでもないんだよね。 加藤鷹「男どもが悪くて、女性は悪くないという単純な認識は持たないでほしい」/インタビューの画像2 今、イチバン元気ですが? “ゴールドフィンガー”という“虚像”と闘ってた 加藤 今、この業界は上がっていくことはないかもしれないけど、下降していくのを止めるために、業界人がどうすべきか、その方法を考えていくことは大事だよね。 ――AVから離れたからこそ、鷹さんは客観的にアドバイスできる立ち位置にいるかもしれないですよね。 加藤 気にはなるんですよ。一徹とか、若い男優のことも。 ――エロメンの一徹さんですね。 加藤 もしかしたら、彼らからすると、そう呼ばれること自体が悩みかもしれないよね。俺、いつも思うんだけどさ、男優も女優も、“虚像”だから。俺みたいなおっさんになったら割りきって出来るかもしれないけど、今の若い男優は色々と悩んでいるかもね。これは俺の想像だけどさ。 ――でも、鷹さん自身も結構キャラクターをつけられていたと思いますが、現役当時はどうでしたか? 加藤 “カリスマ”とか、“ゴールドフィンガー”とか言われるって、嬉しくないもん。やっぱり、そういう“虚像”と自分自身が闘う時期があるんですよ。だから、若い奴らもそうなのかなぁ、と。甘んじて受けている時期もあるかもしれないけど、やっぱり人間だから、詰まってくるときもあるだろうしね。 ――自分自身との闘いなんですね。 加藤 俺は、みなさんが思っている「加藤鷹」を壊さないことしか考えていない。それはしんどいことですよ。だから、それが壊れる前に、AVから離れただけ。さっきも言ったように、俺だって早漏のときもあるし、SかMかでいえば、間違いなくドMだし。好きな相手とヤッたらすぐにイッちゃうかもしれないし。プライベートでは手マンなんてやったことないし。……というのが、本当の自分。でもみなさんの知っている「加藤鷹」は、それでもないわけじゃない? それにしても、「加藤鷹」も30年か……再来年、還暦だよ。 女性はAVを観ることに“テイ”が必要なのかな ――先程の話にも出ましたが、最近では“エロメン”による女性向けAVも、いちジャンルとして成立しています。鷹さんは観たことはありますか? 加藤 観たことはあるよ。でも、「女性向け」とか「男性向け」とか、境目なく作っていけるようになるのが理想だよね。無理にソフトに作る必要性ってあるのかな。男性向けだろうが、女性でも観る人は観るし。男性向けAVひとつとっても、男性の場合、俺を通して「鷹、いけー!」という目線で観て、女性の場合、女優の表情とかから、「気持ちよさそうだな」と同調する目線で観る。同じ作品でも観う目線が違う、それでいいじゃないかと思うんだけどね。悪い言い方をすると、女性向けAVって偽善的な感じがしちゃうんだよね。それは、女性がAVを観ることに“テイ”が必要だからかな、と思うんだけど。 ――女性がひとりでAVを観ることへの言い訳ですか? 加藤 たとえば、90年代のニッセンやディノスなんかのぶ厚い通販カタログには、最後の方のページに、コンドームやエロビデオも載ってたんだ。で、すっごい売れたんだよ。そこに載るにはテーマが必要でさ、「セックスレスを解消するためのDVD」とか、「マンネリ化した夫婦の関係を良好にするためのDVD」とか。俺もそういうの、3本くらい作ったことがあるよ。それと同じような“テイ”が、今の女性向けAVにあると思う。女性も、照れなくぶっちゃけていいと思うんだけど、「違うんです! 私は◯◯のために観てるんです」というのが、やっぱり女性には必要なのかなぁ。 ――今はAV作品を購入するのも、動画もネットで観られる時代になりましたが。 加藤 そうだね。当時は通販雑誌一番の売れ線商品がコンドームだったっていうんだからすごいよね。普通、カラーボックスだと思うよね? ――カラーボックスだとは思わないですけど(笑)。 加藤 980円のカラーボックスが一番売れるかと思いきや、コンドームなんだよ! 薬局だと恥ずかしくて買えなかったんだね、当時の女性は。女性も、生理現象としてエッチしたいときってあるよね。 ――もちろんありますよ。 加藤 そういうことを認めない女性、「彼氏がいないと全然ないんですよ」とか言い張る女性、すごいイヤなんだよね。セックスもしますし、小便もクソもしますよ! ってノリの方がいいよね、女性は。女性向けAVについて色々言ったけど、そもそも俺、AVをあんまり観たことないんだけどね。自分のももちろん観たことない。 ――観たいと思わないんですか? 加藤 残業じゃん、それ。自分の出てる作品を観て、笑えたりモチベーションが上がるなら観るけど、おそらく男優って、テンションが下がるよ。 ――反省になるんでしょうか? 加藤 そうなの。でも、終わったことに反省してもしょうがないから、だから観ないほうがいいよね。一般の業務なら、「ここを改善しよう」と反省が生きるけど、俺の場合は、明日は違う女性と絡むわけだし、その繰り返しだし。“前例”が通用しないんだよ。常に毎日、ゼロからのスタート。その“初心”を忘れてなぁなぁになると、イラつきに変わっちゃうんだよね。「この女優さん、女優ならもっと声出すべきじゃない?」とか。でも、それは自分のエゴじゃないですか。「AV女優はカメラが回ったら、声を出すものだ」という間違った認識なんだよ。 ――鷹さんもそういう認識を持ったことがあるんですね。 加藤 俺は、森下(くるみ)にコテンパンにされたおかげで、“ゼロ”に戻れたんだ。デビュー作で、「なんで気持ちよくないのに、声を出さなきゃいけないんですか? 気持よくないのに声を出さなきゃいけないって、誰が決めたんですか?」と、男優やスタッフに言う人だったから。そんな子が売れるわけないだろう、と思っていたけど、デビュー作『うぶ』(SOD)はバカ売れ。「ああ、単純に“エロい”じゃなく、その子の存在感やリアリティが知れたら、それで満足なのか」と、今までのAVに対する幻想が壊れた。森下が教えてくれたんだよね。 ――森下さんきっかけで、変わった、と。 加藤 俺、2000年前後に一度、「AVを辞めようかな」と思っていたんだ。そこに登場したのが、98年にデビューした森下。彼女がいたから、2013年まで辞めるのが延びた。2000年で辞めていたら、どこかにうぬぼれが残っていたと思う。森下がああいう風に言ってくれたから、「確かに、おっしゃる通りです」となって、精進しなきゃ! 声を出させるまでガチでいかなきゃ! と思えるようになったんだ。 セックスは、永遠に素晴らしい行為 ――もはや”AV女優”の枠を超えた影響力です。一方で最近は、「AV出演強要問題」が表沙汰になっています。鷹さんはどう思われますか? 加藤 強要しているかしていないかは、その現場を見ていないから何とも言えないけど、「強要があっても不思議ではないな」と思うし、「全部が全部、そうではないな」とも思う。「AV出演強要被害をなくす」活動を掲げているNPOヒューマンライツ・ナウの人たちは、AVを固定概念を持って見ないでほしい。「男どもが悪くて、女性は悪くない」という単純な認識は持たないでほしい。エロにだけ目をつけなくても、色々な問題があると思うんですよ。世界中を見渡しても、エロがない国はないわけじゃない。表も裏も。中国はダメだというけど、あくまでそれは表の話でしょう。裏を見たら、日本より酷いよ。表が薄い分、裏が深いんだよ。トータルで100なんだよ。……と、俺は、色んな国の事情を聞いて思う。 ――風俗事情を見ても、日本の表風俗は優良らしいですね。 加藤 そう。そこにもホスピタリティがあるし。世界一素晴らしいと思うよ。色々と言う人には、「あなたちだってセックスして子どもがいるんだから、もうちょっとセックスや性欲を肯定的に見たらいいんじゃない? 卵で産んだって言わないでしょ?」と思うよ。昔、PTAが集まる講演に参加したことがあるんだけど、そのときも「セックスは汚い!」と言う女性がいてさ。俺は「あなた子どもいるんだよね? じゃあ、汚いことをして子どもを産んだの?」と言ったことがある。俺は、セックスは素晴らしいことだと思っているし、否定すべきではないんですよ。逆に言うと、永遠に素晴らしい行為でなければいけないんです、セックスは。じゃあどうやるか。俺はこれからも、それを唱えていきますよ。 【加藤鷹さん情報】 *公式HP加藤鷹商店 *Facebook *Twitter ★加藤鷹カウンセリングルーム開設! 詳しくは5月頃、公式HP「加藤鷹商店」に掲載予定。「人生相談を開設します。男女問わず、『自分はどうしたいのか?』『どうなりたいのか?』を聞くことから始めるから、興味のある人はそれを用意しておいてね」 加藤鷹「男どもが悪くて、女性は悪くないという単純な認識は持たないでほしい」/インタビューの画像3 人生相談、受け付けるよ。

加藤鷹「“男どもが悪くて、女性は悪くない”という単純な認識は持たないでほしい」/インタビュー

1988年にデビューし、2013年に引退するまで実に25年間AV業界で活躍し続けた加藤鷹さん(57)。今年で業界生活30周年という節目に、最新ちんぽ事情から知られざるエロメンの悩み、そして業界が抱える問題について、聞いてきました! 前半はコチラ⇒レジェンド・加藤鷹が語る、AVを真に受ける男としょぼいセックスをする女たち 俺は、早漏でドM ――鷹さんご自身の性癖って、プレーンなんですか? 加藤 はっきり言って、同業の人で俺より普通だと思った人はいないからね。それくらい、俺はすごく普通。 ――変態だと思う男優さんはいますか? 加藤 しみけんだね。あいつは公言しているしね。しみけんのそういう、包み隠さないところが好きだよね。俺は現役時代から、エロ業界にいたわりにはエロに固執したことはないんだよね。ビジネス以上でも以下でもない。だから「みんな性癖とか持ってて、いいなあ」と思うもん。しいて言うなら、おばあちゃんも対象になる、くらいかな。というか、すべての女性が性的対象。ルールとして「18歳未満はダメ」という認識はあるけど、対象じゃない女性はいないよ。面白いよね、セックスは。俺が今でも元気なのは、セックスを否定していないからだろうね。大体、「あんなババアじゃ勃たねぇよ」って奴、いるでしょう? そういう奴こそビンビンになるんだよな。 ――なぜでしょう? 加藤 ババアを否定するのは自分のちっぽけなプライドでしょ? 「こんなババアで勃つわけがない」という。俺はそういうのがないからさ、「気持よくて勃っちゃうとき、あるんじゃないの?」と思うもん。自分のことを知らないんだよね、男って意外と。俺が元々この業界に入ったのも、男としてどうあるべきか、というのをテーマに「勉強になるかも」と思ったからであって、「イイ女とヤリたい」というのではなかったから。ひびやん(日比野正明監督)が、いつも俺に言っていたんだよね。「鷹さんはすごいブスのとき、一生懸命だよねぇ」って。それは、他の男優がブスとそうじゃない女優に差をつけているだけじゃないですか? と思う。俺は可愛い子だろうがデブだろうが、ブチャイクだろうが、いつも常に100%でしかヤラない。「この子はブスだから適当にヤッちゃおう」と思う奴がいたら、それはプロではない、と思うんだよね。 ――常に100%でヤれるものですか? 加藤 そもそも、人間は容姿ではないと思っているから。美人のマグロとブスのドスケベだったら、どっちがいいか、確実に後者がいいよね、という話。ただ、お尻の大きい女性は、ギュッとしたくなる。だから女王様とか好きなんだよなぁ。あとは性癖じゃないけど、意外に思われるかもしれないのが、俺は早漏ってこと。というか、男優って、早漏の人が多いんだよ。 ――そうなんですか? 意外です! 加藤 遅漏の人に男優の仕事は無理だと思う。イカないといけない仕事だからね。 ――早すぎても困りませんか? 加藤 単純に、仕事としてやらなければいけないことがあれば遅くできるし、プライベートに戻ると早漏、というのはあるよね。ちなみに吉村卓が早漏の記録を持っているけどさ。 ――いかほどですか? 加藤 ふたこすり半で射精したって記録があるから。でもそれって思考次第でさ。俺だって、人生初のセックスを今振り返ると、相当早かったんだろうなと思うよ。俺たち男優は、仕事で行わなきゃいけない、という認識でやっているから、長くやっているように見えるだけかもしれない。よく、「どうやってコントロールするんですか?」と聞かれるけど、コントロールしているという認識がないんだよ。 ――でも、たとえば監督さんに「今、発射してください!」と合図されたら? 加藤 イケる。「1分後、鷹さんお願いします」と言われたら、イケる。 ――逆に、「ちょっと待ってください!」も? 加藤 できる。こういう調節を、遅漏はできないだろうから、やっぱり早漏は男優向きかもしれないね。 ――勃起させながら発射も我慢できるってことですね。さすがプロの技はすごいです。 57歳の今が、1番ビンビン 加藤 言葉は悪いけど、実は100%ギンギンに勃起して仕事をしている男優って、ほぼいないのよ。俺はゼロか100しかないタイプだったんだけど。俺の場合、40半ばの頃かなぁ。いつも100で仕事をしていたんだけど、70%くらいの感覚が続いていた時期があったんだ。傍からみると遜色ないと言われるけど、自分では「100じゃないな」という感覚ってわかるんだよね。そういう時期が結構続いたの。 ――それはスランプだった、ということですか? 加藤 そうなんだよ。でも、「まぁまぁまぁ、俺も年だしね。ロボットじゃないし、ダメだったらしょうがないか」と開き直った瞬間、戻ったんだ。男ってさ、エッチするときは、「相手のことを気持よくしなきゃいけない」とか、「そうするべきだ」とか、色んなことを勝手に考えるんだけど、そんなことは二の次だったな。スランプのとき、神の声……というか、俺は死んだばあさんの声だと思っているんだけど、「元気で仕事できてりゃいいじゃねぇか」と聞こえたんだ。でも、最初はそれが受け入れられなかったんだ。「加藤鷹たるもの、こうなるべきではない」と、自分と戦ったりもしていたんだけど、まぁでも「若返ることはないし、ダメなときはスパッと辞めればいいんだから」と受け入れた50歳頃から、逆に若い頃よりも元気になったんだよね。で、AVを辞めてから今、さらに元気になった。 ――57歳の今の方が、ですか。 加藤 現役時代は、自分では気づかないストレスみたいなものがすごくたくさんあったんだと思うよ。今は風俗レポの仕事で、「おっさん、本当にスケベだな。いい歳こいて、ちんこビンビンにしちゃって恥ずかしくないの~?」というもうひとりの自分がいるんだけどね。 ――でも、本当に体力仕事ですよね。 加藤 それは思ったことはないなぁ。そもそも体力を消耗する行為だと思っていない。癒やされて幸せになったり気分がよくなる行為だと思ったことはあるけどね。 ――プライベートのセックスはそうかもしれませんが、仕事だと、“鷹さんらしいセックス”とはかけ離れたものを求められることもあるわけじゃないですか。 加藤 昔はあったね。「駅弁、やってもらっていいですか?」みたいな。「え〜! そんなのチョコ(※チョコボール向井)に頼んでよ〜」と言いつつ、一応できる範囲でやったけど、「あ〜無理! やっぱ俺、無理!」ってすぐに降ろしちゃう。だって、出来ないもんは出来ないじゃーん。 ――90年代は、鷹さんとチョコさんが男優の二大巨頭でした。 加藤 単純に、俺とチョコが、何も気にせずメディアに出て行ったからそう認知されているだけなんだよね。俺たち以外は、メディア出演を断っていた男優が多かったと思う。ちなみに、今は男優も女優もメディアに出ることが多くなってきたけど、メディアに出る=作品が売れる、というわけでもないんだよね。 加藤鷹「男どもが悪くて、女性は悪くないという単純な認識は持たないでほしい」/インタビューの画像2 今、イチバン元気ですが? “ゴールドフィンガー”という“虚像”と闘ってた 加藤 今、この業界は上がっていくことはないかもしれないけど、下降していくのを止めるために、業界人がどうすべきか、その方法を考えていくことは大事だよね。 ――AVから離れたからこそ、鷹さんは客観的にアドバイスできる立ち位置にいるかもしれないですよね。 加藤 気にはなるんですよ。一徹とか、若い男優のことも。 ――エロメンの一徹さんですね。 加藤 もしかしたら、彼らからすると、そう呼ばれること自体が悩みかもしれないよね。俺、いつも思うんだけどさ、男優も女優も、“虚像”だから。俺みたいなおっさんになったら割りきって出来るかもしれないけど、今の若い男優は色々と悩んでいるかもね。これは俺の想像だけどさ。 ――でも、鷹さん自身も結構キャラクターをつけられていたと思いますが、現役当時はどうでしたか? 加藤 “カリスマ”とか、“ゴールドフィンガー”とか言われるって、嬉しくないもん。やっぱり、そういう“虚像”と自分自身が闘う時期があるんですよ。だから、若い奴らもそうなのかなぁ、と。甘んじて受けている時期もあるかもしれないけど、やっぱり人間だから、詰まってくるときもあるだろうしね。 ――自分自身との闘いなんですね。 加藤 俺は、みなさんが思っている「加藤鷹」を壊さないことしか考えていない。それはしんどいことですよ。だから、それが壊れる前に、AVから離れただけ。さっきも言ったように、俺だって早漏のときもあるし、SかMかでいえば、間違いなくドMだし。好きな相手とヤッたらすぐにイッちゃうかもしれないし。プライベートでは手マンなんてやったことないし。……というのが、本当の自分。でもみなさんの知っている「加藤鷹」は、それでもないわけじゃない? それにしても、「加藤鷹」も30年か……再来年、還暦だよ。 女性はAVを観ることに“テイ”が必要なのかな ――先程の話にも出ましたが、最近では“エロメン”による女性向けAVも、いちジャンルとして成立しています。鷹さんは観たことはありますか? 加藤 観たことはあるよ。でも、「女性向け」とか「男性向け」とか、境目なく作っていけるようになるのが理想だよね。無理にソフトに作る必要性ってあるのかな。男性向けだろうが、女性でも観る人は観るし。男性向けAVひとつとっても、男性の場合、俺を通して「鷹、いけー!」という目線で観て、女性の場合、女優の表情とかから、「気持ちよさそうだな」と同調する目線で観る。同じ作品でも観う目線が違う、それでいいじゃないかと思うんだけどね。悪い言い方をすると、女性向けAVって偽善的な感じがしちゃうんだよね。それは、女性がAVを観ることに“テイ”が必要だからかな、と思うんだけど。 ――女性がひとりでAVを観ることへの言い訳ですか? 加藤 たとえば、90年代のニッセンやディノスなんかのぶ厚い通販カタログには、最後の方のページに、コンドームやエロビデオも載ってたんだ。で、すっごい売れたんだよ。そこに載るにはテーマが必要でさ、「セックスレスを解消するためのDVD」とか、「マンネリ化した夫婦の関係を良好にするためのDVD」とか。俺もそういうの、3本くらい作ったことがあるよ。それと同じような“テイ”が、今の女性向けAVにあると思う。女性も、照れなくぶっちゃけていいと思うんだけど、「違うんです! 私は◯◯のために観てるんです」というのが、やっぱり女性には必要なのかなぁ。 ――今はAV作品を購入するのも、動画もネットで観られる時代になりましたが。 加藤 そうだね。当時は通販雑誌一番の売れ線商品がコンドームだったっていうんだからすごいよね。普通、カラーボックスだと思うよね? ――カラーボックスだとは思わないですけど(笑)。 加藤 980円のカラーボックスが一番売れるかと思いきや、コンドームなんだよ! 薬局だと恥ずかしくて買えなかったんだね、当時の女性は。女性も、生理現象としてエッチしたいときってあるよね。 ――もちろんありますよ。 加藤 そういうことを認めない女性、「彼氏がいないと全然ないんですよ」とか言い張る女性、すごいイヤなんだよね。セックスもしますし、小便もクソもしますよ! ってノリの方がいいよね、女性は。女性向けAVについて色々言ったけど、そもそも俺、AVをあんまり観たことないんだけどね。自分のももちろん観たことない。 ――観たいと思わないんですか? 加藤 残業じゃん、それ。自分の出てる作品を観て、笑えたりモチベーションが上がるなら観るけど、おそらく男優って、テンションが下がるよ。 ――反省になるんでしょうか? 加藤 そうなの。でも、終わったことに反省してもしょうがないから、だから観ないほうがいいよね。一般の業務なら、「ここを改善しよう」と反省が生きるけど、俺の場合は、明日は違う女性と絡むわけだし、その繰り返しだし。“前例”が通用しないんだよ。常に毎日、ゼロからのスタート。その“初心”を忘れてなぁなぁになると、イラつきに変わっちゃうんだよね。「この女優さん、女優ならもっと声出すべきじゃない?」とか。でも、それは自分のエゴじゃないですか。「AV女優はカメラが回ったら、声を出すものだ」という間違った認識なんだよ。 ――鷹さんもそういう認識を持ったことがあるんですね。 加藤 俺は、森下(くるみ)にコテンパンにされたおかげで、“ゼロ”に戻れたんだ。デビュー作で、「なんで気持ちよくないのに、声を出さなきゃいけないんですか? 気持よくないのに声を出さなきゃいけないって、誰が決めたんですか?」と、男優やスタッフに言う人だったから。そんな子が売れるわけないだろう、と思っていたけど、デビュー作『うぶ』(SOD)はバカ売れ。「ああ、単純に“エロい”じゃなく、その子の存在感やリアリティが知れたら、それで満足なのか」と、今までのAVに対する幻想が壊れた。森下が教えてくれたんだよね。 ――森下さんきっかけで、変わった、と。 加藤 俺、2000年前後に一度、「AVを辞めようかな」と思っていたんだ。そこに登場したのが、98年にデビューした森下。彼女がいたから、2013年まで辞めるのが延びた。2000年で辞めていたら、どこかにうぬぼれが残っていたと思う。森下がああいう風に言ってくれたから、「確かに、おっしゃる通りです」となって、精進しなきゃ! 声を出させるまでガチでいかなきゃ! と思えるようになったんだ。 セックスは、永遠に素晴らしい行為 ――もはや”AV女優”の枠を超えた影響力です。一方で最近は、「AV出演強要問題」が表沙汰になっています。鷹さんはどう思われますか? 加藤 強要しているかしていないかは、その現場を見ていないから何とも言えないけど、「強要があっても不思議ではないな」と思うし、「全部が全部、そうではないな」とも思う。「AV出演強要被害をなくす」活動を掲げているNPOヒューマンライツ・ナウの人たちは、AVを固定概念を持って見ないでほしい。「男どもが悪くて、女性は悪くない」という単純な認識は持たないでほしい。エロにだけ目をつけなくても、色々な問題があると思うんですよ。世界中を見渡しても、エロがない国はないわけじゃない。表も裏も。中国はダメだというけど、あくまでそれは表の話でしょう。裏を見たら、日本より酷いよ。表が薄い分、裏が深いんだよ。トータルで100なんだよ。……と、俺は、色んな国の事情を聞いて思う。 ――風俗事情を見ても、日本の表風俗は優良らしいですね。 加藤 そう。そこにもホスピタリティがあるし。世界一素晴らしいと思うよ。色々と言う人には、「あなたちだってセックスして子どもがいるんだから、もうちょっとセックスや性欲を肯定的に見たらいいんじゃない? 卵で産んだって言わないでしょ?」と思うよ。昔、PTAが集まる講演に参加したことがあるんだけど、そのときも「セックスは汚い!」と言う女性がいてさ。俺は「あなた子どもいるんだよね? じゃあ、汚いことをして子どもを産んだの?」と言ったことがある。俺は、セックスは素晴らしいことだと思っているし、否定すべきではないんですよ。逆に言うと、永遠に素晴らしい行為でなければいけないんです、セックスは。じゃあどうやるか。俺はこれからも、それを唱えていきますよ。 【加藤鷹さん情報】 *公式HP加藤鷹商店 *Facebook *Twitter ★加藤鷹カウンセリングルーム開設! 詳しくは5月頃、公式HP「加藤鷹商店」に掲載予定。「人生相談を開設します。男女問わず、『自分はどうしたいのか?』『どうなりたいのか?』を聞くことから始めるから、興味のある人はそれを用意しておいてね」 加藤鷹「男どもが悪くて、女性は悪くないという単純な認識は持たないでほしい」/インタビューの画像3 人生相談、受け付けるよ。

レジェンド・加藤鷹が語る、AVを真に受ける男としょぼいセックスをする女たち/インタビュー

 “エロメン”が世を、そして膣を沸かせている昨今。AV男優がブランド化したきっかけと言えば、彼を語らないわけにはいきません。1988年にデビューし、2013年に引退するまで実に25年間第一線で活躍し続けたあの男、加藤鷹(57)。今年で業界生活30周年という節目に、最新ちんぽ事情やイッたことがない女性へのアドバイス、そしてAVを真に受ける勘違い男子への警鐘まで、あますことなく聞いてきました。 日本では「ゴッドフィンガー」 中国では「神」 ――業界に入られてから、今年で30年なんですよね。 加藤鷹(以下、加藤) そう。だから周りは「30周年記念で何かやりましょう」と言ってくれるんだけど、俺はAV男優は辞めているからさ。だから、関係者だけで、趣味も兼ねてゴルフコンペでもやろうか、と話しているんだ。女性も呼びたいんだけど、いざとなると、女性の知り合いって少ないんだよねえ~。気づくと、プライベートで付き合いのある女性がいないんだよ。 ――呼べば来る人はたくさんいそうですが。 加藤 いや、呼ぶ術がないのよね。ぶっちゃけ、ここ30年で個人的に連絡先を聞いたことがあるのは、森下くるみとハセマン(長谷川瞳)くらいだもん。(及川)奈央ちゃんは結婚したから、電話するのもはばかられるしね。 ――AV男優を辞めて3年ですが、今はどんな活動をされているんですか? 加藤 男優は辞めたけど、今でもパンツは脱いでる。定期的にすすきのの風俗取材に行って、ちゃんと射精して帰ってくるよ。だいたい2カ月に1回。半日で2人。おそらくいちばん若いやつら(男優)よりも、まだまだちゃんと元気よく絡めると思いますよ(笑)。 ――射精は余裕ですか? 加藤 2回くらいはね。もともと射精なんてこだわっていないから。イクときはイクし、イカないときはイカない。他には、台湾や中国でも仕事があるよ。向こうは規制があるから映像は見られないけど、中国だとウェイボ、台湾だと個人ブログで、口コミでAV情報が広がるんだよ。 ――完全に口コミなんですね。 加藤 そう。日本国内ってもう、AVに伸びる要素がないじゃないですか。DVDも売れなくなっているし。でも、中国や台湾は伸び盛り。それに、中国は人口13億人でしょう? 分母が違うから。蒼井そらちゃんが中国での人気の先駆けだと思うけど、俺も認知されているらしいんだ。なにせ日本人より伝わりやすいんだよ。日本だと「ゴールドフィンガー」とか呼ばれているけど、中国だとなぜか「神」だからね。香港では、「おじいちゃんもおばあちゃんも加藤鷹を知っている」と聞いたよ。90年代に俺の『秘技伝授』(SOD)という作品の海賊版が出回って、知らない人は1割しかいないんだって。 ――ワールドワイドですね。 加藤 海外は、日本のようなエロへの垣根がない気がする。それも、俺のことをみんなが知ってくれて、「神」扱いしてくれる理由のひとつじゃないかな。蒼井そらも、彼女がなぜ中国で売れるかというと、普通の人ができない「裸になる」ということをやっている人=「リスペクト」なんだよね。 ――鷹さんの場合は、日本でも「加藤鷹」というブランド力があります。 加藤 日本人は、俺がこういう仕事をしていて、セックスに対する経験値がある、という目線で「加藤鷹」を見てくれているけど、中国人はそういうレベルじゃないんだろうね。さっきの『秘技伝授』は日本では20~30万本売れたんだけど、中国では何百万本も売れたっていうんだ。実は、中国のセックスの悩みが、「痛いから、痛みをなくしたい」とか、そのレベルなんだよ。 AVや官能的な映画を見て、「こういう風にするんだろうな」と頭のなかで描くことは出来ても、実際に男女が行為に至るのは別物じゃない? 中国では、実戦が圧倒的に少ないんだと思うよ。 ――キスして、胸を愛撫して……というステップが、日本とは大きく違うんですかね。 加藤 そうだと思う。俺が聞いたのは、キスをしながらズボンを下ろして、すぐに挿れようとするみたいよ。まさに「2.5秒で合体」みたいな世界だよ。AVはコント的な観点でやっているけど、それがガチだとね……。 ――中国の女性は、それが普通だと思っているんでしょうか。 加藤 だろうね。逆に、女性も男性を気持ちよくする術を知らないみたい。5月の連休明けに中国に行くんだけど、そのときに、そういうセックスをする人たちとディスカッションをする場を設けてもらえるんだけど……そのとき、「え! 乳首って舐めるんですか!?」という質問が来そうな気がする。おそらく、「乳首、舐めてください。気持ちいから」というところから教えなきゃダメな気がするよね。 ――そこから指導しなきゃいけないとは、大変です。 イカないのは、男がしょぼいセックスしてるから 加藤 いやいや、日本人だって悩み深いよ? たとえばさ、90年代のAV女優が「私、イケないんです」と言うと、「その背景に幼少期のトラウマがあるのでは」と深読みしていたし、実際にそういう子が結構いたんだけど、00年代をすぎると逆なんだよ。「私、イケないんです」と言うから深読みすると、なにもないんだ。で、絡むと、「イクーー!」と、普通にイクんだよ。「え? 今までと何が違ったの?」と聞くと、「プライベートでは、トイレでハメたりとか……」って。なんだよ、ただしょぼいセックスをしていただけかよ! っていう人が増えた。俺らの時代って、バイト代がラブホテル代に消えたりしたけど、それって男として当たり前のことだったんだけどね。2000年をすぎた頃から、若者に聞くと、「デパートのトイレでする」とか、「ビルの外階段」とか、「カラオケで」とかさ。 ――そりゃあイケないわけですね。 加藤 もうイク、イカない以前の問題だよね。あとさ、女優さんで、「私、正常位でしかイカないんです」ということを言う人もいるんだけど、そういう女優さんに俺は、絶対、正常位はしないんだよ。 ――どうしてですか? 加藤 イク、イカないのは、メンタルの問題で、体位の問題じゃないと思ってる。その人が学習するには、「正常位じゃなくても、私、イケるんだ」という体験をするしかないわけだよ。体感学習させるために、あえて正常位をヤラない。 ――そういう思い込みってありますよね。 加藤 そうなんだ。仕事をしていると、「それって思い込みなんだけどなぁ~」と思うことが結構ある。でも、「それは思い込みだよ」と指摘するのは簡単だけど、結局は体感しないとわからないからね。怖いのよ、思い込みって。会って2秒でいきなり、「鷹さん、私、潮吹かないんです」と言われたこともあったけど、それは何? 防御の言葉? みたいなね。 ――潮吹きが嫌いだと伝えたかったんでしょうか? どれだけやっても吹かないですからね、私! と。 加藤 だろうね。だから俺は、仕事だから一応はするけど、「痛かったり気持ちよくなかったら、すぐにストップかけていいから」と相手に預けるわけですよ。でも、止められたことはないな。そういう人こそ、あり得ないくらい吹いちゃったりするんだよね。 ――男性も、イケない人が増えているらしいですが、なぜでしょう。 加藤 それは「イカない」と思っているからじゃない? 女性も「そろそろイッてあげないと」と思っているよね。それで演技なんかしちゃったら、自分でどんどんイカない方向に持ってっているってことだけど、それは男も同じなんだ。相手に気持ちいいことをして、体感だけをひたすらしていると自然にイケるけど、意識しはじめたら絶対にイケないからね。どんどん冷めていくだけ。 ――勝手にプレッシャーを課しているということですか? 加藤 うん。それは男女とも一緒。 ――「私がイマイチだから、彼がイケなかったのかな……」と思いがちです。 加藤 それには声を大にして言いたいね。「あなたのせいではない」って。前に17歳の女子高生が「イッたことない」と言っていたんだけど、びっくりしちゃって。おまえ、何回ヤッてそんなこと言ってるの? と。バカな男がさ、AVとかを見て、「セックスするとこうなっちゃうのかぁ~」と思って、2、3回ヤッて彼女がイカないと、「なんかおまえ、カラダおかしいんじゃないの?」みたいな言い方をするから、彼女は悩む。いやいや、イカないのは男のおまえが下手くそだからイカないんだよって話だよね。 ――「彼にこう言われちゃって」と悩む女性、多いですよね。 加藤 その相手の男、しょぼいくせに何を偉そうなことを言っているんだよってね。俺だって「加藤鷹、もっとお勉強させていただきます」の日々ですよ。 セックスは論じることじゃない ――潮吹きなど、鷹さんの真似をしてドヤ顔でやる男にも聞いてもらいたいですね。 加藤 実は俺たちの世代って、プライベートでは手マンもしたことがないんだよ。もちろん舐めるのはしてたけど、性器に指を突っ込むのって、いけないことだという認識だったんだよね。実際、俺が10代のときは、自分の彼女に手マンなんかしてないなあ。 ――世代的にそうなんですね。 加藤 これはぜひ記事にしてほしいんだけど、元々AVで行われている行為は、色々なルールがあった上で行われているの。たとえば、なぜAVで手マンが生まれたのかというと、「本番はしません」という女優さんが半数以上いた時代があるんです。「擬似セックス」が主流だったんだ。ちんこを挿れちゃダメとなると、挿れてもいいものは……指! と。それが手マンのはじまり。 「擬似セックス」は、ぐにゃぐにゃのちんこと土手が、パチパチとぶつかっているだけの行為でしょう? リアリティがないし、長持ちしないよね。で、リアリティを出すなら、前戯で盛り上げるしかなかったわけ。 ――手マンは本番行為NGで生まれた演出だったんですね。 加藤 そう。「ちんこを挿れられない。じゃあ何だったら入れられるか。指やおもちゃならOKか」と。「指を突っ込みたいから手マンした」という思考じゃないんだ。 ――本番NG女優さんは、指を挿れる行為はOKだったんですか? 加藤 ソープランドの女性が言う、「挿れるのはいいけど、キスはしない」というのと似ているのかな(笑)。 ――潮吹きもその延長ですか? 加藤 俺の場合は、潮吹きは偶然の産物。女優さんが「なんか出ちゃう」って、ビュッと出ちゃったんだ。そういうハウツーがあったわけでもないし。俺は怖がりだから、「ここはどう?」「気持ちいい?」「痛くない?」と聞きながら手マンしていて。俺も経験がないわけじゃないですか、手マン歴がないから。いきなり監督から「指で愛撫して」と言われるけど、10代の頃に不貞行為だと思って、したことがないんだからさ……。 ――その、恐る恐る、探るように、という手つきがよかったのかもしれないですね。 加藤 そうかもね。「ここ?」「そう、それそれ」「こっち?」「そうそう」なんてやりとりしながらでさ。で、なんか出ちゃった、という感じ。知らない行為を模索している中で起こったんだ。そんなもんだよ。 あと、「顔に射精する」というのも、俺が業界に入った頃はなかったんだ。村西とおるがやりはじめたって言われているけど。当時、なぜ顔に出したかというと、お腹に出すとお腹しか映らないじゃないですか。女の子が、最後にどんな顔をしているのかわからない。でも、顔だけ映していても、男がイッたかどうかわからない。そこで、両方をフォローする方法として考えられたのが……? ――顔射ですね。 加藤 正解! それが気持ちいいから、とかじゃないんだよね。だからその辺を、観ている人は勘違いしないでほしい。AVの映像の世界というのは、あくまでも出来る範囲で何ができるか、ということを突き詰めた世界のことだから。相手が気持ちいい・悪い、は関係ないのよ。 ――顔射も、やりたい願望がある男性は多いですよね。 加藤 ヤル方だって大変なのにね。イキそうになっているちんこを顔まで持っていくなんて、地獄の我慢なわけだよ。今のAVを見ると、コンドームを外して顔の近くまで持っていってかけているけどさ、男優にしか出来ない技だと思う。素人がやったら途中で漏れるよ。それってダサいよね。そのダサさを、男はよく考えた方がいいよ、欲望を優先するよりも。 レジェンド・加藤鷹が語る、AVを真に受ける男としょぼいセックスをする女たち/インタビューの画像2 欲望を優先しちゃダメ 加藤 顔射ができる前は、「女優の陰毛にもモザイクがかかっているのに、そこに射精しても精子が映らないじゃないか」って怒られている男優がいたなあ。そういうこともあって、模索して色んな演出ができるんだよね。 ――おっぱいに射精して、おっぱい越しの顔を映す、というのはダメなんですか? 加藤 そのパターンもあるけど、顔射はおっぱいに射精したらたまたま顔にかかって、それがエロく見えたんだろうねえ。本当にね、AVって、たまたまの積み重ねで今の形ができているんだよ。射精したあとにおちんぽを食べに来る子もそれだね。 ――お掃除フェラですか? 加藤 そういうのって、制作側の演出や強制ではなく最初は偶然で起こっていることなんだよね。元々、吸い取っちゃう癖がある子だとか、射精をするときに口からちんこを離さないから、監督が「見えないだろ!」と怒るんだけど、「だって、飲みたいんですもん」って子がいたり。「そんな子がいるのか!」と、日々勉強ですよ。 そういうAVの映像を見て、単純に「あ、こういうことをやっていいんだ」と思う男はバカなんだよな。潮吹きだって、ヤル相手によって吹くポイントが全然違うしね。俺はいつも、セックスは体感学習しかないと思っているよ。論じることじゃないんだ。 ◆続く後編は……25年間、AV男優として生きてきた「神」が、女性向けAVについて、AV女優の「AV出演強要問題」についても切り込んでいきます。

「相葉雅紀と心中する覚悟」を決めたフジテレビ月9陣が犯したミス

 皆さん、ごきげんよう。アツこと、秘密のアツコちゃんです!  桜は咲いたのに粉雪が舞ったり冷たい雨が降ったり、嵐か花冷えかと震えていたら、今度は急に温かくなったりと最近のお天気は本当に気まぐれ。まったく予想のつかない天候だけど「お花見、ど~する?」なんて友達とノンキに話していた矢先、事情通の先輩からこんなお知らせが……。「フジテレビの人から聞いたんだけど、月9スタッフが『相葉雅紀と心中する覚悟で挑みます』って悲壮感たっぷりに話していて痛々しかったって。局内でも『可哀相だけど、どう考えても始まる前から答えは出てる。桜は咲かないよ』ってウワサされてて、どんよりムードなんだって」と、早くも“桜、散る”便りが届いてしまったの。  4月17日から始まる相葉雅紀くんの主演ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)。“月9の30周年記念作品”と銘打っていて、初回は30分拡大の大盤振る舞いと何だかちょっと仰々しい感じは否めないわ。とってつけた感がしないでもないしね。主題歌はもちろん嵐で、早々に披露されたけど「I'll be there」という曲。相葉くんをセンターにした斬新クールな楽曲で、しっかり脳内に残る感じ!思わず口ずさみたくなっちゃうぐらい。ダンスも意味深&印象的で、歌詞もドラマのテイストにドンピシャ。4月19日に嵐の51枚目のシングルとしてリリースされることが決定しているわ。  主題歌情報のほか、何が早かったかって、番組ホームページの立ち上げよ。ポスタービジュアルやスポットもじゃんじゃん披露されたわ。プロモーション活動が活発なのはいいことだけど「まだドラマの内容をキャスト陣さえちゃんと把握してないのに、番宣だけされてもついていけない」という声が聞こえてきちゃうのも事実。制作サイドの気持ちはわかるのよ。同枠前クール『突然ですが、明日結婚します』の爆死の悪夢は避けたいところだろうしね。でも、派手な番宣が逆に“月9の焦り”を表しているようで心配になっちゃうのよね。だって普通はスタート日や初回の枠拡情報なんかは後出しにするのが常で、キャストや主題歌情報も小出しにして、他局をけん制するっていうのが定番なんだもの。なのに今回は、聞いてもいないのにどんどん情報が出てきて(ファンや記者は嬉しいしありがたいけど)、な~んかちょっと違和感アリアリなのよね~。  ドラマの内容をちょっと紹介しておくと、相葉くんが演じるのはプライベートが謎に包まれている貴族探偵。年齢も生まれ育ちも、本名までナイショなんですって。で、探偵は探偵でも、それはあくまで趣味であって、実際に事件を捜査&推理するのは彼の周りにいるワケありの超個性的な召使たち……なんだとか。そう、ドラマの最大の売りは“主人公が推理をしない異色のミステリー”ってこと。  原作は麻耶雄嵩氏の本格推理小説で、麻耶作品が映像化されるのは初めてなんだって。手厳しい原作ファンをどう納得させるのか? まずはお手並み拝見よね。まぁ原作を読んでない人たちからは、昨年放送された織田裕二さん主演作『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)を彷彿とさせるとか、櫻井翔くんが執事に扮して名推理を繰り広げた『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)を思い出しちゃうとか、いろんな意見が飛び交っているけど、こと嵐ファンの心中はかなり複雑のよう。2015年OAの『ようこそ、わが家へ』以来、2年ぶりの月9主演だからもちろん楽しみにしているものの「相葉ちゃんの名を傷つけないで!」って、みんなすご~く心配しているみたいなの。うんうん、御意! アツもそう。  だってね、相葉くんといえば今や「落花生、TDL、相葉くん」と呼ばれるほどの千葉の三大特産品のひとりだし(笑)、ホント、その名前や経歴に傷なんかつけたらタダじゃ済まされないわよね。  かつては誰もが「月9に出たい!」と憧れていたのに、最近じゃ「泥船枠」。そりゃファンの皆さんも気が気じゃないわよ。ま、一番、焦りまくっているのは制作陣なんだろうけど……。主演に相葉くん、主題歌に嵐を使って、共演者に武井咲ちゃん、生瀬勝久さん、木南晴夏さん、田中道子さん、井川遥さん、仲間由紀恵さん、滝藤賢一さん、中山美穂さん、松重豊さんと錚々たるメンバーが顏を揃えちゃってさ。お久しぶりのミポリンのメイド服が拝めることが男性ファンにとっては垂涎ものだとフジは読んでるんだろうけど、ミポリンだってフジテレビにとって『眠れる森』などで大ヒットを飛ばしたお宝女優さんだしね。マジで失敗は……絶対に許されないわ。  ただね、こ~ゆ~あっちもこっちも隅々まで豪華な幕の内弁当のようなキャスティングを配したドラマは、見栄えはいいし「よく集めたなぁ」と感心はするけど、人間、どこかに箸休めがないと食べ続けるのは難しいものでしょ? とくに今は「テレビはながら見」の人が多いし、1時間ずっと視聴者の目を画面に張り付けておくことなんて、よっぽどのことがない限りムリ! 当初は自信満々だった制作スタッフも徐々に現実を見始めたのか、最初は「視聴率15%超え」を目標としていたのに、いつの間にか「10%は取ろう。とにかく2ケタに乗せよう!」と少しずつ目標が下がっていくあたり、これも何ともちょっと寂しいわ。初めの自信はどこへ行ったの~? それでも応援したくなる相葉雅紀  あれこれ勝手なことを言われて(アツも言ってるけど)、本当は誰より責任を覚えプレッシャーを感じているであろう座長の相葉くんが、絶対に弱音を吐かず、黙々と頑張っている姿を見ると、やっぱり応援したくなっちゃうのよね。  相葉くんって嵐の中ではどちらかと言うと“ほんわかゆるりん”なイメージだけど、役作りはきっちり行うタイプだし。今回は貴族役だから「知り合いにいないし、会ったことないから実態はわからないけど」と笑わせつつも「貴族についていろいろ調べたよ。僕の中で貴族は常に冷静で物事に動じず、無駄な動きはしなさそうなイメージだから所作はどうしようかなってまず考えた。でも貴族の衣装を身に着けたら、何となく自然にイメージが固まってきた。それにレディーファーストという設定なんだけど、僕自身いつもそうしているから大丈夫そう。多分(笑)」とホッとした様子。  の~んびりしてそうに見えて実は陰で努力をする男・相葉くん。そりゃKinki Kids主演の1997年放送のドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』(日本テレビ系)に松本潤くんと出演していたころは、まだ嵐じゃなかったし、ただただワイワイ楽しそうだったけどね。まだジャニーズJr.の一員でマネージャーさんもついていなかったから、遠いロケ地にも自分で電車を乗り継いで来てたっけ。でもロケ地が姉ヶ崎や木更津、千葉のあたりだったから、千葉県出身の相葉くんは比較的土地勘があって、都会生まれの潤くんをしっかりエスコートしていたわ。早朝の五井駅あたりで潤くんと2人、心細そうにスタッフを待ってる姿なんて今じゃ想像もつかないけど、たまに思い出すと笑っちゃうわ。お子ちゃまだったなぁって。  あれから嵐になってさまざまな経験を積んで、いつの間にやらドラマで主演を張るようになってね。2009年の初主演ドラマ『マイガール』(テレビ朝日系)ではいきなりパパ役で、舞台裏では自分も大変なのに子役ちゃんを抱っこしたりおんぶしたり、大サービスの毎日だったわ。眠い朝でも子供たちは元気だから、新米パパも全力で頑張る上に、コメントもしっかりしてきちゃって、置いていかれた感じがしたわ~。  2011年の主演ドラマ『バーテンダー』(テレビ朝日系)の時は、忙しい合間を縫ってこっそりバーテンダー修行をして、ドラマが始まる頃にはカクテルを作れるまでに成長。「かなり手こずったよ。お酒を作るテクニックも学んだけど、バーテンダーは何よりすべての立ち居振る舞いが美しくないといけないから、撮影の3カ月ぐらい前から練習してたんだ」って言ってたっけ。ドラマに限らずだけど、どの番組のスタッフも相葉くんの“コソ練”にはいつも感動してるもの。20歳になった時に大野智くんと2人でバーに行った話をしてた時には「リーダーに特製カクテルを作ってあげたい」なんて言っていて、大野くんも「相葉ちゃんを雇いたい」って嬉しそうに話してたわ。  2012年の主演ドラマ『三毛猫ホームズの推理』(日本テレビ系)の時はとにかく推理劇だったため、説明セリフや難解な謎解きの膨大なセリフを覚えなくちゃいけなくて、休み時間もずっと藤木直人さんたちとセリフ合わせをしていて「もう頭がおかしくなりそうだよ~」なんて時に泣き言を言いつつも、本番ではよどみなくセリフを言っていて、本当に関心しちゃったわ。やっぱりやる時はやる男ね。  2013年の主演ドラマ『ラストホープ』(フジテレビ系)ではクールな医者役で、とんでもなくむずかしい医療用語が満載……。でもね、悩みながらも一生懸命に取り組んでる相葉くんの姿を見た櫻井翔くんが映画『神様のカルテ』で医師役をやってたこともあって、ある日こんなことを言い出したの。「俺さ、マイ聴診器を持ってるんだけど、貸そうか? 役に立つかどうかはわからないけど、イメトレの一環として心音とか聞いてみる?」って、唐突に話し出したの。  相葉くんはキョトンとして、一瞬ちょっとした沈黙があったんだけど、すぐに大爆笑! さらにそこに潤くんや大野くん、二宮和也くんが集まってきて「俺の心音も聞かせてあげるよ。俺も、俺も。じゃみんなで聞きあう? 面白そうじゃない?」なんて言い始めて……。 “嵐のお医者さんごっこ”なんてイケナイ妄想をしそうだけど(!?)、相葉くんの心を軽くしてあげようとする嵐メンバーのさりげない気遣いには、本当に感動しちゃったわよ。ホント、嵐ってサイコ~よね!  おっと、話がちょっと脱線しちゃったけど、2015年の主演ドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)の時には、もう十二分に安心して見れるほど演技も成長していたし、潤くんやニノと一緒に相葉くんも“有村架純ちゃんネタ”でかなり盛り上がってたわ。ま、今回の『貴族探偵』はその時のスタッフが再集結して作っているドラマだから、本当なら心配はないんだけど、なんだか最近のなりふり構わない番宣を見ていると「今の月9は、相葉くんをもってしてもかなりヤバイんじゃないだろうか?」と勘繰っちゃったりしちゃうのよね。不安だわ~。  しかも、相葉くんの次は山下智久くん主演の『コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―』を放送することがこれまた早々に発表されちゃって、「あのね、まだ相葉くんのドラマも始まってないのに、何焦ってんの?」って感じちゃったわよ。だいたい山Pは4月15日から亀梨和也くんと『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)に出演するし、まずはそっちでしょ。しかも昨年から聞いてた話では、7月クールの月9は「木村拓哉さんの主演作」だったハズなんだけど、それはどうしちゃったの? スケジュール調整がつかなかったとか? もしや断られた? まさか流れちゃったってことはないよね?  あ~あ、亀山千広社長がまだドラマプロデューサーだった頃に『あすなろ白書』に木村さんを出して、一躍スターダムに押し上げたワケだけど、当時の月9の輝きはどこへやら。早めの活発な情報解禁で先手を打ったつもりかもしれないけど、見事に逆効果になってると思うんだけどな。スタート前にもうお腹いっぱいで、すでに飽きちゃってる人が出てきてるし、制作側と視聴者の温度差がありすぎて、チグハグ感が何とも残念。  とにかくファンの皆さんが心配せず、心から楽しめるようなドラマになるよう願わずにはいられないわ。全力投球中の相葉くんの月曜からの貴族っぷり、たっぷり堪能しちゃいましょ!