「男性はクリをチンコサイズで考えている」!? クンニのプロに聞いた“不満解決法”

 皆さまは、クンニしたことはありますか? って、レズビアンかバイセクシュアルか女性込みの複数プレイ経験者以外、なかなかいないと思います。  そのため、「どこをどう舐めたら気持ち良くなるか」なんて事細かに説明できないし、そもそも自分の女性器がどんな形状なのかもしっかりとは把握していなかったり、どれが平均的な形なのかもわからないですよね。自分のも他人のも、女性器をまじまじと見つめる機会なんて滅多にありませんから。クンニって、多くの女性にとっては、かなり未知の世界なのではないでしょうか。  そこで、読者の皆さまのクンニへの不満が爆発していたmessy「クンニ」調査の結果を片手に、クンニを生業とする舐め師・クンニクマンさんのもとへお話を伺いに行ってきました!  クンニクマンさんとは、これまで3800人超のクンニ経験を活かし、「クンニ道場」なるマンツーマンでクンニを教える教室を主催し、2000人超にクンニを指導してきたという、いわばクンニのプロ。かつて、伝説の深夜番組『トゥナイト』『トゥナイト2』(テレビ朝日系)の風俗レポーターでお馴染みの山本晋也監督が「世界で一番いいところ」と太鼓判を押した変態バー「No,Where」の店長さんです。  今では、女性への癒しを提供する「リラ“クンニ”ゼーション」を始めたり、クンニ日本一を競う「全日本クンニ選手権」、クンニ世界一を決める「クンニワールドカップ」などを主催する、クンニの第一人者と行っても過言ではない方なのです。 男性は「クンニを型にはめたがる」問題 ――messy調査によると、「クンニでイったことのある方」は71.4%いらっしゃいました。でも、「パートナーのクンニに不満のある方」は68.3%、「不満や要望をパートナーに伝えたことのある方」は40.9%と、半分以上の方がパートナーのクンニに不満を持ち、4割の方は伝えることさえ出来ずにいるんです。 「4割も伝えている方がなんて多いほうだと思いますよ」 ――でも、「伝えた」とはいえ、パートナーにしっかりと伝わってない可能性もあって。やっぱり女性って、男性を傷つけないように柔らかく伝えるじゃないですか。 「そうですね。クンニ道場では、クンニを受けた女性から男性にダメ出しをすることにしているんでが、『ダメな所だけを指摘しましょう』って趣旨でやってるんですけど、女の子たちは『さすがにダメなとこだけ言うのは可哀相だから』って気を遣って、良い部分も言うことがあるんです。そうすると、次に来た時には、良いことだけ覚えてダメな所は忘れちゃってるんですよね。 なので、最近は点数をつけることにしたんです。そうすると、細かい指摘は忘れても、点数が悪かったっていうことは覚えてるんです」 ――細かく指摘できない人は、数値化してあげると響きやすいってことですね。 「人によりますけどね。道場は4回でワンセットなんですが、どんなに点数が悪くても、2回目以降も通い続ける人って少ないんですよ。問い合わせが来て、実際に道場に来る人が1割くらい、その1割の中でも継続して来る人はさらに1割くらいしかいません。とにかく皆さん簡単に上手くなりたいっていうか型にはめたがるんですけど、それがまず間違いで。女性が複雑だってことがまずわかってないから。そう簡単に上手くなれないのに……。カップルで一緒に来てくれれば、相手女性を気持ち良くさせる方法とかは簡単に教えられるんですけどね」 ――カップルで参加される人もいるんですか? 「少ないですけどいますよ。あとは、彼女に言われてひとりで来る人もいます。ただ、カップルで来る場合は、彼のクンニに女性がどこまで本当の反応ができるかにかかってますけどね。道場に参加してもしなくても、セックスの話をざっくばらんに言い合える関係になってないとダメなんです。 セックスって構造的にも女性が受け身ですし、いまだに男尊女卑みたいな流れがあるじゃないですか。男性のほうが言いたいこと言って、やりたいことやって、それを女性が受け止めているっていうマインドが根付いていて。それだといつまで経っても変わらないので、せっかく社会では男女雇用機会均等法とか女性の管理職とかも増えてきたことですし、性の部分でも女性が男性と対等にならないと。女性に押し付けるのも良くないですけど、女性が勇気を出して言っていかなきゃいけないと思うんですよね」 ――私も同感です。今回は、その具体的な勇気の出し方の道標になるようなヒントをお伺いしたいと思っております♪ 男性のほぼ半分が「クンニしない」問題 ――まず、「そもそも滅多にクンニをしてくれない。フェラチオは毎回するのに」なんて不満はどう解消すれば良いのでしょうか? 「その不満が一番多いんですよ。男性のほぼ半分がクンニしないんです。する側からしたら『ほぼ全員してる』、しない男性は『ほぼ全員がしてない』と思ってるんです。お互いに自分の味方のほうが多いと思ってるから。 しない男性のほとんどの理由が『汚い』なんですけど、男性だって排泄器を口の中に入れるフェラが大好きなんだから、考え方を変えて自分もやってあげれば良いのに……。でも、中には『今までクンニしてなかったけど、今度の彼女が好きだから』と言って習いに来る人もいます」 ――その男性は、どうやって彼女がクンニ好きだって気づいたんですか? 「彼女が『私クンニ好きなんだ』って言ったからですよ」 ――本末転倒な話ですが、私の場合、セックスする女の子にはあんまり言ってほしくないんです。求めてないのに責められてる姿が可愛くて、「やめて」「ダメダメ」って言われたいんです。 「そういう方もいますよね。そういう人たちに好かれるために『求めてない自分を演じ切る女性』もいますから。いずれにせよ、根本的に『女性はクンニをほぼ全員されたがっていること』を男性側に広めたら良いんだと思いますよ」 男性は「クリをチンコサイズで考えている」問題 ――では、クンニテクに問題がある「ポイントに上手くあたってないとイライラする」「イく寸前で止められる」「全然的外れ」「遠慮しすぎ」などの不満はどうしたら良いのでしょうか? 「男性は大きく分けて3つの勘違いをしてるんです。まず『クンニは舐め方だと思っている』こと。肝心なのは舐め方じゃなくて、どこを舐めるかなんですよ。 例えば、クリが感じる人でも、クリのてっぺん、右側、左側、下側、上側と感じる場所は違います。でも女性って『どこ感じるの?』って聞いても『クリ』とか『中』しか言わないじゃないですか。女性も場所の詳細はわかってないんですよ。とはいえ、舐められてみると『クリはクリでもそこじゃない』っていうのはわかるんです。そういう場合の男性は、性感帯周辺を舐めてるだけ。少し気持ち良かったとしてもあくまで周辺だから、イクまでの気持ち良さにはならないんです。 男性ってクリをチンコサイズで考えるんで、5mm~1cm単位で捉えているんですよ。でも、クリって3mm~4mmしかないから、実際には0.1mm単位で動かないといけないわけで。 フェラだって、一度に全部口に入れるのは大変だから、何度かにわけて舐めたり、口の中から出し入れするじゃないですか。それが女性器にとっても正しい舐め方なんです。でも、マンコ全体って幅3cm長さ8cmくらいだから、ひと舐めで済ますことも出来ちゃうじゃないですか。 とはいえ、全体をずっと舐められても気持ち良くない人がほとんどだから、気持ち良い場所を探してそこだけを舐めてほしいわけで。そういうことをわかってない男性がほとんどだから、『そこじゃない』って不満が出て来るんですよね」 ――じゃあ「0.1mm単位でゆっくり動かしてみて」と言ってみたら良いんですかね? 「そうですね。フェラだって早ければ良いわけではないので、お互いに『徐行』を心がけたら良いと思います。『そこ!』って言われたらピタって止まれるくらいのスピードです。 あと男性って、女性が気持ち良さそうにしていると、女性のいろんなところを舐めたくなる人が多いんですよ。それもダメじゃないですか。気持ち良いところを、ずっと同じ舐め方で舐められたほうが気持ち良かったりするわけで。男性だって、フェラ中に気持ち良いポイントを見つけたら、しばらく同じ舐め方で同じ所を舐められたいのに、自分がする時だけ違うことしちゃう。彼に『今はそこだけ舐めて』と伝えれば、『あ、フェラと同じなんだな』って気づいて、一点集中で舐めるようになると思いますよ。 3つ目は、リズム問題。男性って女性が気持ち良さそうにすると、強く早く舐め始めるんですよ。それは男性の本能的な動きで、自分が発射する時には強くて早い刺激がほしいから。オナニーでも強く早く擦りますしね。でも女性って、一定の刺激のほうがイキやすい人が多いのです。 徐々に早くするにしても、舐める力が強すぎたり、まだそのタイミングじゃなかったり。だから、望んでいない時に男性が勝手に興奮して、愛撫が早くなればなるほど、女性は冷めてしまうから『イく寸前で止められる』という悲しい結果に繋がっちゃうんですよ」  舌を徐行で動かしてポイントを見つけ「今はそこだけ舐めてっ」、強く&早くなっちゃったら「さっきまでのテンポのほうか好きっ」と伝える、と。伝えることは女性側が勇気を出せば出来ますが、気持ち良いポイントを見つけるまでが大変そうですね。男性器のようにすべてが目に見えるわけではないですし。  しかし、その「クンニ=舐めている部分が見えない」という価値観こそが、クンニ下手な男性と、クンニで気持ち良くなれない女性を増加させているのでした。次回は、そんな間違った価値観を払拭する「舌の正しい使い方」、「女性器の臭いや味」について迫ります! お楽しみに☆

西川史子、木村郁美に続き……大林素子の近影に「激ヤセ」「健康的に見えない」と心配の声

 “激ヤセ”により、ネット上で波紋を呼ぶ芸能人は少なくない。現在、業界内では、大林素子に対して激ヤセ説がささやかれ、心配の声が飛び交っているという。  先頃から、激ヤセ報道が多発しているのは、昨年2回、急性胃腸炎で入院している西川史子だろう。今年も7月頃から、レギュラー番組に出演する西川の写真がネット上で拡散され、「痩せすぎでは?」「休養した方がいい」などと話題になっていた。 「2014年に一般人男性と離婚している西川は、その後別の一般男性と“友達以上恋人未満”の関係を築いていたそうですが、結局すぐに別れてしまったとのこと。ちょうど、昨年の激ヤセ時期とも一致するだけに、原因は体調不良だけでなく、男性関係もあるのでは……とささやかれていたものです」(週刊誌記者)  また、09年に離婚した前夫の連帯保証人になっていたことから、数億円の借金を肩代わりしたといわれていたTBSアナウンサー・木村郁美も、激ヤセで騒がれた人物の1人だ。 「木村の激ヤセは、ネット上で何度も話題に。6月27日放送の『友達だから初公開!芸能界(秘)人脈大図鑑』(TBS系)では、『鏡を見るのも嫌なくらい、気持ち悪いくらい痩せて』と、本人自ら当時を振り返っていました」(芸能ライター)  そして現在、原因は不明ながら「SNS上にアップした写真が痩せすぎている」といわれているのが大林だという。 「以前に比べて露出は減っているものの、単発の番組出演や舞台、イベントと精力的に芸能活動を行っています。しかし8月11日、また14日にアップしている近影は、夏服で肌の露出が多く、痩せこけた頬だけでなく血管が浮き上がった腕も確認できる。とても健康的には見えない姿で、業界関係者から心配の声が漏れています。一般人フォロワーからも『大丈夫ですか?』といった声が出ています」(テレビ局関係者)  大林の私生活といえば、12年にホテル勤務の年下男性との熱愛が報道されているが、翌年には破局していたといわれている。 「当時出演していた『嵐を呼ぶあぶない熟女』(同)では、破局原因について、自身の『長身コンプレックス』を挙げていましたが、その後、浮いた話は聞こえてきません」(同)  業界関係者からは、病気を疑う声も出ているというが、取り越し苦労であることを祈りたい。

西川史子、木村郁美に続き……大林素子の近影に「激ヤセ」「健康的に見えない」と心配の声

 “激ヤセ”により、ネット上で波紋を呼ぶ芸能人は少なくない。現在、業界内では、大林素子に対して激ヤセ説がささやかれ、心配の声が飛び交っているという。  先頃から、激ヤセ報道が多発しているのは、昨年2回、急性胃腸炎で入院している西川史子だろう。今年も7月頃から、レギュラー番組に出演する西川の写真がネット上で拡散され、「痩せすぎでは?」「休養した方がいい」などと話題になっていた。 「2014年に一般人男性と離婚している西川は、その後別の一般男性と“友達以上恋人未満”の関係を築いていたそうですが、結局すぐに別れてしまったとのこと。ちょうど、昨年の激ヤセ時期とも一致するだけに、原因は体調不良だけでなく、男性関係もあるのでは……とささやかれていたものです」(週刊誌記者)  また、09年に離婚した前夫の連帯保証人になっていたことから、数億円の借金を肩代わりしたといわれていたTBSアナウンサー・木村郁美も、激ヤセで騒がれた人物の1人だ。 「木村の激ヤセは、ネット上で何度も話題に。6月27日放送の『友達だから初公開!芸能界(秘)人脈大図鑑』(TBS系)では、『鏡を見るのも嫌なくらい、気持ち悪いくらい痩せて』と、本人自ら当時を振り返っていました」(芸能ライター)  そして現在、原因は不明ながら「SNS上にアップした写真が痩せすぎている」といわれているのが大林だという。 「以前に比べて露出は減っているものの、単発の番組出演や舞台、イベントと精力的に芸能活動を行っています。しかし8月11日、また14日にアップしている近影は、夏服で肌の露出が多く、痩せこけた頬だけでなく血管が浮き上がった腕も確認できる。とても健康的には見えない姿で、業界関係者から心配の声が漏れています。一般人フォロワーからも『大丈夫ですか?』といった声が出ています」(テレビ局関係者)  大林の私生活といえば、12年にホテル勤務の年下男性との熱愛が報道されているが、翌年には破局していたといわれている。 「当時出演していた『嵐を呼ぶあぶない熟女』(同)では、破局原因について、自身の『長身コンプレックス』を挙げていましたが、その後、浮いた話は聞こえてきません」(同)  業界関係者からは、病気を疑う声も出ているというが、取り越し苦労であることを祈りたい。

死んだ友人から受け取った『寄木細工の秘密箱』に隠されていた恨みの正体

 不倫、不妊、婚活、嫁姑問題…小町は日々色々な相談が投稿されるが、友人間のトラブルもけっこう目にする。今回は暑い夏に少しひんやりとする友人もののトピを紹介したい。 友人の死とその後の不幸  先日、トピ主(女性・年齢不明)の友人が癌で亡くなった。まだ30代後半ということもあり、お通夜も葬儀も憔悴しきったご主人やご両親の姿が本当に痛ましく、何と言葉をかけてよいのかわからなかったという。  そんなトピ主のもとに、先日その友人のご主人から『友人からトピ主に』と残されていた、綺麗な寄木細工の秘密箱が届いた。トピ主と友人はミステリーおたくで、学生時代から推理遊びをしていたため、トピ主は「友人らしい最後のプレゼントに懐かしさと悲しさが込み上げて涙が止ま」らなかった。  さてその秘密箱、かなり難しいもので、仕掛けが20回くらいはあったのだが、なんとか開けたところ中には手紙が入っていた。だがその手紙はトピ主との思い出話などが書かれているわけではなかったのだ。 「手紙の内容は全て私への恨み事でした。  経済的理由で友人があきらめた私立大学に私が学校推薦で入ったこと  友人があきらめた仕事に就いたのに妊娠を期にあっさり退職したこと  友人が何度も流産し子供をあきらめたのに私には二人の子供がいること  資格があるため正社員として再就職出来たこと  自分には何もないのに許せない、私と家族の不幸を願って死ぬと書いてありました」  その後、トピ主の母親に癌が見つかったり、夫が怪我をしたりと不幸が続いているのだという。この手紙の存在を一人で抱え込まず周囲に相談しても良いか? という相談だ。  仲が良いと思っていた友人からこんな手紙をもらうこと自体、ショックの大きいものだが、すでに亡くなっている友人が最期に残したもの、がこれならば重みはまた格段に違ってくる。コメントには様々な意見が並ぶ。 「その箱は神社やお寺でお炊き上げをしてもらいましょう。そして不幸が続かないようにシッカリお祓いをしてもらってください。理不尽な恨みに負けてはなりません! 故人には申し訳ないけど、そういう卑怯な人は大嫌いです。死を盾にすれば何でも許されると思ってるのでしょうか!?」 「手紙のことは、周囲の人に相談してはいけません。手紙の内容は、トピ主さんが酷いことをしたということではなくて、友人が劣等感を感じて嫉妬したということなので、相談をすれば、友人の心の狭さを晒すことになってしまいます」 「呪われているとでもお思いですか? 亡くなった人にそんなことはできません。そんな超能力や魔力みたいなことは、できるはずがないんです。不幸続きとおっしゃいますが、30代後半の方のお母様といえば、60~70代くらいですね? ご存知のように、2人に1人は癌になる時代なので、それは呪いのせいじゃありません」 「例え亡くなった方でも人を逆恨みして呪いの手紙を残すなんて許しません。トピ主さん、貴女は何も悪くないのです。間違ってもこの元友人の事を悲しんじゃダメですよ。仏壇や墓前に手を合わせるなんてまっぴらごめんです。むしろ戦うべきです。 相手が仏さんだからって性格の悪い霊もいる。元友人がそうです。信頼出来る檀家のお寺は有りますか? もしあるなら事情を話してその頂いた箱と手紙をお焚き上げしてもらいましょう」 「信頼できる霊能者にお願いしたほうがいいです」 「私なら、喫茶店等、外で、渡してくれたご主人に話します。 →お互い感情的になることをさけるため。知って渡したかも知りたいし、友人に残念な思いをさせたことを一言自分の気持ちを伝えます。 →自分の謝罪でなく『いやだと思うことに気づかなかった』お詫び。くらいで」 「あなたが友人に何か意地悪をしたわけではない。大学へ推薦で入学できたのも、希望の仕事につけたのも、貴方がそれだけの努力をして能力を持っていたからであって、友人を蹴落としたわけではありません。子供の事も、あなたには何の責任もない。仕事を辞める、再就職できたというのも、友人には関係のない事です。それを『許せない』とか、『不幸を願って死ぬ』とか、全くの言いがかりのホラーです。亡くなられた方とはいえ、人間性を疑います」  小町のコメントはトピによってけっこうパターンが決まってくるものなのだが、う~ん今回のトピは実に色々な意見が並んでいる。  確かに不幸続きをこの友人の一件と絡めるのは無理があるが、亡くなった人が最期に残したものであるゆえにトピ主も色々と思い悩んでいるのはわかる。さて、すぐにトピ主レスが追加された。  ここ数年の友人との関係は、トピ主が再就職し育児と仕事に追われ余裕がなくなったことで、メールでの連絡だったり、他の友人も交えての食事会でたまに会うぐらいになっていたのだという。とはいっても、やはり仲の良かった(とトピ主は思っていた)友人にずっと恨まれていたとわかったことは辛いし寂しいようだ。また、 「私は霊的なことや呪い等はあまり信じていませんでしたが母の病気や夫の怪我 他にもいろいろな不幸が重なってしまいもしかして本当に友人の恨みがと悩んでいますが誰にも相談出来ずにいます。 最近自宅に嫌がらせをされるようになったこともあって常に気を張っている状態です。(自転車の前カゴを壊される、雨でもないのに郵便物がずぶ濡れ等) 私はいろいろありすぎて不安定になっているだけなのでしょうか?」  家族の病気や怪我に加えて自宅の嫌がらせも続き、トピ主は恐怖を感じているようだ。レスではトピ文の手紙に関するものが多いが、中にこんなものがあった。 「>自転車の前カゴを壊される、雨でもないのに郵便物がずぶ濡れ いやいやいや、これは事件ですよ! 呪いだの気の迷いではありません。ひょっとすると夫氏の怪我も偶発的な事故ではないかも知れません。 安易に容疑者を推定する愚は犯したくありませんが、亡くなった友人のそうした恨みつらみを知っている(聞かされていた)人が、恵まれないまま他界した故人に同情するあまりの仕業である可能性は無いとはいえません。 万一、そういうことであるならば、遺品『綺麗な寄木細工の秘密箱』だって本当に友人からのメッセージではない筈です。ならば『事件』の大事な『証拠物』です。きちんと保管しておかなくてはなりません。 供養だかお炊き上げだか知りませんが、燃やしてしまえのレスが幾つもあって吃驚仰天。真犯人が呪い云々を多少なりとも信じる心情によるこうした処理=証拠隠滅を狙っていたとしたら本当に恐ろしいことです」  なんだかコメントもミステリーっぽくなってきた。この手紙は友人のメッセージではないのでは? と根本からの疑問である。筆者もそれちょっと思った。なんだか変な話だもん。  時間がたつほどに同じようなコメントも増えてきた。もし誰かが故意にトピ主にイヤガラセをしているとしたら、寄木細工の箱や手紙をお焚き上げしてしまうことは証拠を燃やしてしまうことになる。ちょっと待て、という内容だ。  トピ主レスでは、家族でお参りに行ってお守りをもらってきたこと、手紙と秘密箱は職場の誰も使わないロッカーにしまってあることが報告された。周囲への相談はやめておく、とのこと。そしてコメントへのお礼が書かれていた。完全にトピが閉まる流れだが、そうはならなかった。 「たくさんの御意見ありがとうございます。  自宅の嫌がらせの犯人がわかりました。  こちらの御意見でもあったように友人の御主人でした。 (皆様の御意見を参考に防犯カメラを設置してすぐに判明しました)  御主人は言い訳はせず自分がやったと認めました。  そして秘密箱のこともわかりました。  あれは私に渡してほしいと頼まれたのではなく死ぬ前に自分の中の醜い気持ちを  秘密箱に封印したので自分が死んだら開けずに神社かお寺でお焚き上げしてほしいと  頼まれていたのだそうです。  病気や醜い気持ちから解放されてきれいな心で旅立ちたいというのが  友人の最期の願いだったと御主人は言いました。  御主人は友人の悩みや苦しみを知りたくて約束を破って秘密箱を開けて  手紙を読んでしまい私を許せなくて秘密箱を渡すことにしたそうです。  御主人は自営(士業です)で時間的に自由がきくため我が家が全員不在な平日の日中に  自宅への嫌がらせを繰り返していたのだそうです。  夫も私も御主人の気持ちを思うと責めることができませんでした。  ただ証拠もあるので今後同じことがあった場合は然るべきところに相談するとだけ  伝えて話し合いを終えました」  士業のダンナがこっそり他人の自宅に嫌がらせを繰り返す……ってそれ自体がホラー。コメントにもあったけどやはり生きている人間が一番怖い。てか友人もその手紙見せるつもりなかったんじゃん。友人夫、余計なことしてくれたよなぁ。 「友人はとても優秀で綺麗な人で私の自慢の友人でした。  友人は倍率もレベルもかなり高い地元の国立大に合格し私だけでなく周囲の誰もが  友人を祝福し羨ましがっていたと思います。  在学中に地元のミスコンで優勝し、その後のイベント活動で知り合った男性(御主人)と  卒業後すぐ結婚しましたが御主人が地元の名士の次男ということで  結婚式もとても華やかで結婚後も夫婦仲が良くとても幸せそうでした。  そんな友人が私を羨むなんて考えたこともありませんでした。  でも友人には友人の悩みがあり辛いこともあったのだと理解しました」  客観的に見たら、むしろ友人のほうが羨ましがられたり妬まれたりするスペックなのではという印象も抱くが、人には色々な悩みやコンプレックスがあるものなのだろう。真相が分かり友人への困惑した思いも整理されたトピ主はようやく吹っ切れたようだ。 「母の状況ですが進行性の癌でステージ3という楽観できない状況です。  もう恨みや呪いなどということは考えず母のためにもしっかりと前向きに頑張ります。  職場のほうは御家族の入院や本人の怪我で休職中の人が多いので多忙ですが  明日から今まで以上に頑張っていきます」  小町でスッキリと解決したトピを久しぶりに見た。

「板前さんの姿が浮かびます」!? 紗倉まなのAV観賞術と、エロ屋のヤリ甲斐

 隊長っ!! 近年、AVの進化が止まりませんっ!!!(敬礼)  昨年末あたりから、AVのVR作品が勢いよくリリースされ続けております。日進月歩している最先端技術にエロがものすごい角度で喰らいついていく姿を眺めながら、私もその流れに乗っかって腰を振り続ける日々であります……(白目)。  AVといえど、いまや男性だけが観るものではなく、女性用AVが人気なのはすでに周知の事実でしょう。女性用AVを制作し続けているアダルトメーカーのSILK LABOさんや、エロメンさんなども有名ですよね。  最近は、イケメンハメ撮り監督も増えてきたような気がします。私が専属契約を結んでいるソフトオンデマンドというAVメーカーの代表取締役社長になった野本ダイトリも、昔は監督としてハメ撮り作品をたくさんリリースしていました。  顔立ちが綺麗な方で、繊細な雰囲気を纏っていて、女性ファンがとても多い。何より、心優しくて穏やかな方なので(女性への扱いもすごく丁寧。趣味は神社巡り。渋っ!)、セックス中の激しさと人間的な優しさとの緩急にどきりとしてハマってしまう感覚も、何だか納得です。  今では一緒にラジオの仕事をしているので興奮することはまったくありませんが、もしイチ女性として野本ダイトリのAVを観ていたら、安心感と心地良さを与えてくれる作品に虜になっていたかもしれないです。 「恋人の携帯の閲覧履歴にエロ動画が……」と喧嘩へ発展するケースもよく聞きますが(私も高校生の時はAVきっかけで恋人とよく大喧嘩していました)、イケメンだったり、渋くてダンディな男優さんも多く、「彼氏が観ているなら私だって……あ、男優さん元カレに似ているな……ちょっと好きなタイプだな……ボイスが良くて濡れる~」「……ヘビロテするか(悟)」という流れも大アリだと思います。  先日、知り合いの既婚女性が旦那様とセックスレスになり、ムラムラして動画を観ていたところ、それに気付いた旦那様が「妻がエロい動画を見ている……!」という状況が興奮材料になり、久々に営みに発展した、なんて朗報も聞きました。  男性は“抜きどころ”と言うけれど、女性も“イキどころ”のあるAVを見つけ、気晴らしや息抜きに観ていただいて、それが新たな欲情材に繋がれば良いな~と心から願うばかりです。AVよ、君はLOVE&PEACEの先駆者になれ……。  女性の股間も少しずつ潤いつつある今日この頃。とはいえ、AVの作品量で言えば、男性用AVと比べると圧倒的に少ないのはたしか……。私も一女性としてAVを観ることはよくありますが、股間もおったまげるような作品って、なかなか巡り合わないのが現状でもあります。 ◎出演作は「観られたくないようで観られたい」  私がAVを鑑賞する時は、いつもアダルトサイトの上位に君臨している“ザ・王道AV”を観ては、「世の男性の多くはこれを観て今興奮しているのだな」「もしかしたら私が気になっているあの人やこの人もこれを観てシコっているのでは……!!!」という視点でえらく興奮します。  「元カレはフェラやオナニーの動画が好きって言ってたけど、こういうのを見て抜いてたのだろうか……」と過去を振り返ってみたり、「巨乳ってエロいのね……でも微乳女優さんの、あの乳首の立体感のエロさは何にも代えがたい美学……」と女優さんにも興奮できるんです。  あ、ここまで言ってようやく気づいたぞ。私が興奮しているのは主に男性目線が多い……!!もちろん、「こんなことされたら気持ちいいだろうな」と女優さんに自分を投影させる女性視点でも大いに興奮できますが……。あれ? 意外とAV鑑賞を楽しむいろいろな術を身につけ始めている……! ダーリン、ダーーーリン、いろーんな角度かーらAVをー観てきた~(byミス○ル様)になっているぅ……!!!  そういえば、よく「自分の作品を見ることはありますか?」と質問されることがあるのですが、こちらについては完全否定です。 毎月、新作が発売されるタイミングには、サンプル動画で映り具合をチェックすることはあれど、改めて見返すことは殆どありません。それは、どこか恥ずかしさ……そうですね、例えるなら、写りの悪い卒業アルバムの写真をドアップで数時間におよび見させられているような感覚に近しいような……。「もういいよ! これ以上!! わかったよ!!!」と叫びたくなる心境に似ています。何より興奮材料としては萎えるのですよね……。下からカメラで煽られた時の顎、やばえな。網タイツ履いてるけど、この時の私ボンレスハムみたいやん、などと呆然としては、静かにブラウザを閉じてしまう……。  とは言いつつも、女性ファンの方が「ラブホで知って好きになりました~!」と伝えてくださる時は、素直にめちゃくちゃ嬉しいもんでして。何ともありがたい。女性って、やはり男性以上に身体や表情に関して審査に厳しい所もあると思うのですが、すべてを曝け出している作品で自分のことを知って好きになってもらえるというのは、心を見せて好きになってもらえているのと同等の喜びがあるのです……。「観られたくないようで観られたい」という複雑な感情でAVを売り出しているのが本音でもあります。  私が最近はまっているAVは、先程もお話ししましたが、アダルトサイトで上位を獲得している作品です。「上位にランクインしている」ということは、つまり、このアダルトサイトを見ている世の男性の多くが、この動画を購入して抜いている、ということじゃないですか。その事実に、なぜか異常に興奮するんですよね。 ふと多くの人がこれを観てハッピーな股間になっているのだな、という思いが湧き上がり、なぜか「みんなの喜ぶ顔が見たくて……」と笑顔で寿司を握ってくれる板前さんの姿がふわっと脳裡に過るのだけど、これはもしかして、私だけでしょか……?(ごくり)。ひとりでも多くの人が抜けるAVをリリースすることがエロ屋のヤリ甲斐でもあるのだなと、抜き終わり後の賢者タイムでひっそりと実感します。  ちなみに、私がリリースした作品の中で、「最もくだらないNO.1」になったAV作品は『都立しゃぶりながら○校』。学校の壁や椅子や机から“ちんこ”が飛び出すといった世にも奇妙すぎる設定に股間もおったまげ~なのですが、あまりにもファンタジーでファンキーな世界観なので、心が荒んだ時にはぜひおすすめです……。

引き渡し時、子供は「いやだー」「こわいー」涙をボロボロ流して泣いた/殺人シッター公判

 2014年3月に埼玉県富士見市で発生したベビーシッターによる2歳男児殺害事件。逮捕された物袋(もって)勇治は同月14日、山田龍琥(りく)君(2)とその弟を預かり、龍琥君を殺害したとして殺人罪に問われている。しかし物袋が問われている罪はこれだけではなく、多くの乳幼児に対する児童ポルノ禁止法違反や強制わいせつ等でも起訴されていた。昨年6月に横浜地裁で開かれていた物袋に対する裁判員裁判の様子を、連続しリポートしていく。 ▼第一回:『殺人シッター』と呼ばれた男の長い起訴状 ▼第二回:2歳男児はなぜ死亡したか 真っ向対立した検察側・被告側の主張 ▼第三回:乳幼児を預かるために被告人が画策した計画と、母親が夜間保育を必要としていた事情  第3回公判では龍琥君とその弟B君へのわいせつ誘拐、B君への保護責任者遺棄致傷についての審理が行われた。先述の通り、龍琥君とB君は2014年3月14日、埼玉県富士見市にあった物袋宅に預けられ、そのときに龍琥君は死亡し、B君は適切な保育を受けることができず重度の低血糖に陥った。これについて物袋は、龍琥君を殺害してはいないと否認し、B君についても保護はしていたと主張している。  龍琥君とB君の母親(以下、母親とする)の尋問は続いた。母親は、事件当日に子供を引き渡した「つなぎのシッター」Xに過去、一泊で兄弟2人のシッティングをお願いしたことがあった。 母親「Xはすごくよかった、事細かく報告してくれて写真を送ってくれたりしました。契約の時も、保育園で働いているなど資格を持っていることを電話で説明受けたうえ、会った時もきちんと話してくれた。(X宅から)子供達はすごく楽しそうに帰ってきました」  すごく良いと思ったシッターには継続してお願いしたいと思うものだが、母親はそうしなかった。できない事情があったのである。 母親「Xさんに預けたのは一度だけです。次男の夜泣きがうるさいと(Xさん宅の)近所の人に言われて預けられなくなりました。次男は預かれないと言われました。実際夜泣きはひどく、声は大きくて、2時間おきに泣いたりしていました」  そして事件当日、物袋がなりすました別人のシッター(女性だと偽っていた)に子供を引き渡すために駅で待つ母親は、Xに会った。Xは「他のシッターの依頼を受けている。山本さんという人」と言っていた。だが母親とXが駅で30分待っても、“山本さん”は来ない。  母親が別人のシッター(本当は物袋ということをこのときまだ知らない)にメールを送ると電話番号が送られてきたので、その番号にかけると、目の前でXにつながった。ここで母親はこう勘違いをする。「私が依頼したのは、Xに依頼してきた山本さんの奥さんなのだ。奥さんが仕事で忙しいから、旦那さんである山本さんがXに預けた子供達を引き取って自宅に連れて行くのだ」……分かりづらいが母親はまさか物袋が関与しているとは思わないので、母親が預けを頼んだ人物と、Xに依頼した人物は夫婦であると思い込んでしまったのだ。 検察官「預ける相手は被告人でもよかったんですか?」 母親「それはないです。料金トラブルもあり、もう子供を預けたいとは思っていなかった。サイト上では名字も変えて、メールアドレスも変えていた。そのぐらいしたので相手に預けることはありません」 検察官「当日、Xが子供を引き渡す相手が被告人だと知っていたら引き渡しをしていましたか?」 母親「していません」 検察官「しかしそのころ、仕事の時間が迫っていましたね、普通ならば預けないけど、仕事が迫っていれば被告人でも預けてたんじゃないですか?」 母親「(もし物袋とわかっていれば)店に連絡して休みました」  また、母親は、どのシッターに対しても、預ける時は龍琥君とB君の体調やその日食べたものなど、細かく記したメモをそれぞれ作成して渡していた。龍琥君には衣類やおもちゃ、オムツが入ったバッグを、B君にはオムツや衣類、ミルク缶、哺乳瓶2本が入ったバッグを用意して、それも渡していた。 検察官「3月16日に、その別人のシッターと連絡が取れなくなったとき、どんな気持ちになりました?」 母親「いてもたってもいられなかった……最悪な事態を予測してしまい、無事を祈ることしかできませんでした」 検察官「龍琥君が亡くなっていると知った時は?」 母親「なぜ亡くなったのか……もう頭が真っ白でした」 検察官「裸にされて写真を撮られていると知った時は?」 母親「……衝撃が大きすぎて、なんでこんなことをされているのかわからなくて許せなくなりました」 検察官「龍琥君が亡くなった以外に、家族に変化はありました?」 母親「実母が亡くなりました。長男の死がきっかけだと思いますが、遺書には『大切なものを失った、あいつが憎い、恨む』と長男のことを書いてあって……本当に許せない」 検察官「裁判で知りたいことは?」 母親「全て知りたいです。あの日何をしたのか、長男は何をされたのか……。最後の姿を私は見たわけじゃないので、少しでも長男のことを知りたいです」 検察官「被告人に望むことは?」 母親「……長男にあんなにひどいことをして、次男にも、あんなひどいことをして、同じ苦しみを味わってほしいし、簡単に死んでほしくない。大きな罪を背負って生きて欲しい」  母親への尋問は引き続き行われ、裁判長は、物袋の保育についての質問がなされた。 裁判長「被告人にこれまで20回以上預けてる。戻ってきた子供たちの様子をみて、シッターはどんな人だと思いました?」 母親「最初は……そうですね、穏やかそうな人だったので遊んでくれてるんだろうなという思いです」 裁判長「それが繰り返し頼んだ理由なんですね。で、1月11日は、龍琥君とB君の様子が変だったと」 母親「はい」 裁判長「どのように?」 母親「断定できなかったんですが背中にアザがあったり頬が腫れていたり……でも家庭でも起きることなので、あなたがやったでしょ、とは言えず……。服やオムツが替わってなくてオムツがパンパンだったり、お弁当を何回か持たせてたんですが、食べさせてなかったのかなという弁当箱が返ってきたり、全体含めて、やめようと」 裁判長「それが1月11日までに何回かあって不信感が溜まった?」 母親「はい」 裁判長「1月11日に限って、何か決め手になることはあったんですか?」 母親「ん~、長男、好き嫌いがはっきりしてて、やんちゃな子だったので、まさかそういうことをされていると気づいてなかったんですが、被告人を見るたびにすごく泣いて怖がっていました」 裁判長「1月11日にあなたの家にB君を被告人が返しにきた時?」 母親「長男が被告人を見ています。大泣きして……。そういうことが何回かありました」  2歳の龍琥君が具体的に物袋に何をされたか話すのはまだ難しかっただろう。だが母親は物袋を見て大泣きしていた龍琥君を目の当たりにし、物袋に預けることをやめる決心をした。龍琥君はこれまで物袋になんども怖い目にあわされてきたのだろう。母親の尋問が終わった後に、Xの調書が読み上げられたが、Xから物袋に引き渡される時の龍琥君の様子は、実の母親でなくても、聞いていると涙が出てきて困ってしまった。 「お母様からお子さんを預かり横浜駅へ移動し、壁画の前で龍琥君を遊ばせて待っていると、小走りで近づいてきた男がいたので、この人が迎えにきたのだと思いました。私は、ふたりのお父さんの山本という人と契約してその人が迎えに来ると思っていたのですが、来れなくなり、同僚が代わりに迎えにきたのだと思ったのです。身なりもちゃんとしていて、疑うことはありませんでした。ベビーカーを持っていたのも、信じた理由です。 ところが二人を引き渡す時になり、それまで機嫌よくしていた龍琥君が泣き出し、『いやだー』『こわいー』とボロボロと涙を流して泣き出したのです。泣き方は激しく、以前お預かりした時もこのように泣くのを見たことがなかったので、驚きながらも龍琥君に『大丈夫だよ』と言いました。B君も目を覚まして泣き出しました。 今でも物袋の顔を見るなり激しく泣き出した龍琥君のことが忘れられない。後悔しています」(Xの調書)  次に傍聴できたのは第5回公判。龍琥君とB君に対する事件についての検察側の被告人質問が行われた。 ▼第一回:『殺人シッター』と呼ばれた男の長い起訴状 ▼第二回:2歳男児はなぜ死亡したか 真っ向対立した検察側・被告側の主張 ▼第三回:乳幼児を預かるために被告人が画策した計画と、母親が夜間保育を必要としていた事情

引き渡し時、子供は「いやだー」「こわいー」涙をボロボロ流して泣いた/殺人シッター公判

 2014年3月に埼玉県富士見市で発生したベビーシッターによる2歳男児殺害事件。逮捕された物袋(もって)勇治は同月14日、山田龍琥(りく)君(2)とその弟を預かり、龍琥君を殺害したとして殺人罪に問われている。しかし物袋が問われている罪はこれだけではなく、多くの乳幼児に対する児童ポルノ禁止法違反や強制わいせつ等でも起訴されていた。昨年6月に横浜地裁で開かれていた物袋に対する裁判員裁判の様子を、連続しリポートしていく。 ▼第一回:『殺人シッター』と呼ばれた男の長い起訴状 ▼第二回:2歳男児はなぜ死亡したか 真っ向対立した検察側・被告側の主張 ▼第三回:乳幼児を預かるために被告人が画策した計画と、母親が夜間保育を必要としていた事情  第3回公判では龍琥君とその弟B君へのわいせつ誘拐、B君への保護責任者遺棄致傷についての審理が行われた。先述の通り、龍琥君とB君は2014年3月14日、埼玉県富士見市にあった物袋宅に預けられ、そのときに龍琥君は死亡し、B君は適切な保育を受けることができず重度の低血糖に陥った。これについて物袋は、龍琥君を殺害してはいないと否認し、B君についても保護はしていたと主張している。  龍琥君とB君の母親(以下、母親とする)の尋問は続いた。母親は、事件当日に子供を引き渡した「つなぎのシッター」Xに過去、一泊で兄弟2人のシッティングをお願いしたことがあった。 母親「Xはすごくよかった、事細かく報告してくれて写真を送ってくれたりしました。契約の時も、保育園で働いているなど資格を持っていることを電話で説明受けたうえ、会った時もきちんと話してくれた。(X宅から)子供達はすごく楽しそうに帰ってきました」  すごく良いと思ったシッターには継続してお願いしたいと思うものだが、母親はそうしなかった。できない事情があったのである。 母親「Xさんに預けたのは一度だけです。次男の夜泣きがうるさいと(Xさん宅の)近所の人に言われて預けられなくなりました。次男は預かれないと言われました。実際夜泣きはひどく、声は大きくて、2時間おきに泣いたりしていました」  そして事件当日、物袋がなりすました別人のシッター(女性だと偽っていた)に子供を引き渡すために駅で待つ母親は、Xに会った。Xは「他のシッターの依頼を受けている。山本さんという人」と言っていた。だが母親とXが駅で30分待っても、“山本さん”は来ない。  母親が別人のシッター(本当は物袋ということをこのときまだ知らない)にメールを送ると電話番号が送られてきたので、その番号にかけると、目の前でXにつながった。ここで母親はこう勘違いをする。「私が依頼したのは、Xに依頼してきた山本さんの奥さんなのだ。奥さんが仕事で忙しいから、旦那さんである山本さんがXに預けた子供達を引き取って自宅に連れて行くのだ」……分かりづらいが母親はまさか物袋が関与しているとは思わないので、母親が預けを頼んだ人物と、Xに依頼した人物は夫婦であると思い込んでしまったのだ。 検察官「預ける相手は被告人でもよかったんですか?」 母親「それはないです。料金トラブルもあり、もう子供を預けたいとは思っていなかった。サイト上では名字も変えて、メールアドレスも変えていた。そのぐらいしたので相手に預けることはありません」 検察官「当日、Xが子供を引き渡す相手が被告人だと知っていたら引き渡しをしていましたか?」 母親「していません」 検察官「しかしそのころ、仕事の時間が迫っていましたね、普通ならば預けないけど、仕事が迫っていれば被告人でも預けてたんじゃないですか?」 母親「(もし物袋とわかっていれば)店に連絡して休みました」  また、母親は、どのシッターに対しても、預ける時は龍琥君とB君の体調やその日食べたものなど、細かく記したメモをそれぞれ作成して渡していた。龍琥君には衣類やおもちゃ、オムツが入ったバッグを、B君にはオムツや衣類、ミルク缶、哺乳瓶2本が入ったバッグを用意して、それも渡していた。 検察官「3月16日に、その別人のシッターと連絡が取れなくなったとき、どんな気持ちになりました?」 母親「いてもたってもいられなかった……最悪な事態を予測してしまい、無事を祈ることしかできませんでした」 検察官「龍琥君が亡くなっていると知った時は?」 母親「なぜ亡くなったのか……もう頭が真っ白でした」 検察官「裸にされて写真を撮られていると知った時は?」 母親「……衝撃が大きすぎて、なんでこんなことをされているのかわからなくて許せなくなりました」 検察官「龍琥君が亡くなった以外に、家族に変化はありました?」 母親「実母が亡くなりました。長男の死がきっかけだと思いますが、遺書には『大切なものを失った、あいつが憎い、恨む』と長男のことを書いてあって……本当に許せない」 検察官「裁判で知りたいことは?」 母親「全て知りたいです。あの日何をしたのか、長男は何をされたのか……。最後の姿を私は見たわけじゃないので、少しでも長男のことを知りたいです」 検察官「被告人に望むことは?」 母親「……長男にあんなにひどいことをして、次男にも、あんなひどいことをして、同じ苦しみを味わってほしいし、簡単に死んでほしくない。大きな罪を背負って生きて欲しい」  母親への尋問は引き続き行われ、裁判長は、物袋の保育についての質問がなされた。 裁判長「被告人にこれまで20回以上預けてる。戻ってきた子供たちの様子をみて、シッターはどんな人だと思いました?」 母親「最初は……そうですね、穏やかそうな人だったので遊んでくれてるんだろうなという思いです」 裁判長「それが繰り返し頼んだ理由なんですね。で、1月11日は、龍琥君とB君の様子が変だったと」 母親「はい」 裁判長「どのように?」 母親「断定できなかったんですが背中にアザがあったり頬が腫れていたり……でも家庭でも起きることなので、あなたがやったでしょ、とは言えず……。服やオムツが替わってなくてオムツがパンパンだったり、お弁当を何回か持たせてたんですが、食べさせてなかったのかなという弁当箱が返ってきたり、全体含めて、やめようと」 裁判長「それが1月11日までに何回かあって不信感が溜まった?」 母親「はい」 裁判長「1月11日に限って、何か決め手になることはあったんですか?」 母親「ん~、長男、好き嫌いがはっきりしてて、やんちゃな子だったので、まさかそういうことをされていると気づいてなかったんですが、被告人を見るたびにすごく泣いて怖がっていました」 裁判長「1月11日にあなたの家にB君を被告人が返しにきた時?」 母親「長男が被告人を見ています。大泣きして……。そういうことが何回かありました」  2歳の龍琥君が具体的に物袋に何をされたか話すのはまだ難しかっただろう。だが母親は物袋を見て大泣きしていた龍琥君を目の当たりにし、物袋に預けることをやめる決心をした。龍琥君はこれまで物袋になんども怖い目にあわされてきたのだろう。母親の尋問が終わった後に、Xの調書が読み上げられたが、Xから物袋に引き渡される時の龍琥君の様子は、実の母親でなくても、聞いていると涙が出てきて困ってしまった。 「お母様からお子さんを預かり横浜駅へ移動し、壁画の前で龍琥君を遊ばせて待っていると、小走りで近づいてきた男がいたので、この人が迎えにきたのだと思いました。私は、ふたりのお父さんの山本という人と契約してその人が迎えに来ると思っていたのですが、来れなくなり、同僚が代わりに迎えにきたのだと思ったのです。身なりもちゃんとしていて、疑うことはありませんでした。ベビーカーを持っていたのも、信じた理由です。 ところが二人を引き渡す時になり、それまで機嫌よくしていた龍琥君が泣き出し、『いやだー』『こわいー』とボロボロと涙を流して泣き出したのです。泣き方は激しく、以前お預かりした時もこのように泣くのを見たことがなかったので、驚きながらも龍琥君に『大丈夫だよ』と言いました。B君も目を覚まして泣き出しました。 今でも物袋の顔を見るなり激しく泣き出した龍琥君のことが忘れられない。後悔しています」(Xの調書)  次に傍聴できたのは第5回公判。龍琥君とB君に対する事件についての検察側の被告人質問が行われた。 ▼第一回:『殺人シッター』と呼ばれた男の長い起訴状 ▼第二回:2歳男児はなぜ死亡したか 真っ向対立した検察側・被告側の主張 ▼第三回:乳幼児を預かるために被告人が画策した計画と、母親が夜間保育を必要としていた事情

00年代のU15ジュニアアイドル・着エロ現場を振り返る~少女の我慢、良心の呵責

 7月28日、当時13歳だった娘(16)を、児童ポルノビデオに出演させたとして、父親(46)らが逮捕される事件が発生しました。容疑は児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で、他にもフリーカメラマンとDVDメーカー社長らが逮捕されています。  少女は8歳から13歳までの間、12本の映像作品に出演したといいますが、おそらく「U15アイドル(またはジュニアアイドル)イメージDVD」といわれるジャンルのものでしょう。その名の通り、「15歳以下の少女」が出演するDVDです。  少女の8歳当時――2009年といえば、2月にU15界隈で一大ムーブメントを築いていた芸能事務所P(所属アイドル全員の芸名に”F”がついていたことから“F軍団”と呼ばれた)の社長らが逮捕され、7月には同じくU15界隈でDVDが爆売れしていた映像制作会社Rの社長らも逮捕された年でした。それぞれ逮捕容疑は児童買春・児童ポルノ禁止法違反。なお、Pの社長はその前年に、所属タレント50人との“枕ハメ撮り”を告白してもいました。  逮捕により、U15業界の二大巨塔が相次いで業界から身を引いたことで、それまで無法地帯とかしていた界隈が、じゃっかん“マイルド”になり始めていたのが、2009年でした。ーーというのが、U15界隈の動向を常に追っていた私が持った、同年の印象です。 ◎U15アイドルとして売っているのに電マ  私がこの界隈に興味を持ったのは、2002年頃のこと。自薦か、スカウトされた素人女性のコスプレ写真を販売していたサイト『Mっ娘ネット』を知ったことから始まります。そこには、決して美人ではない女性たちの、ビジネスホテルで撮られたであろうコスプレ写真がズラリと並んでいました。アングルすら気にしていない、ただフラッシュを焚いただけのスナップ写真が、妙な生々しさを醸し出していました。  なかでも飛び抜けて“ちょいブス”な子の写真に、高値がついている……。なぜ? その疑問はすぐに解けました。彼女は中学生で、その画像はコスプレ衣装から乳首が浮いていたり、陰毛がはみ出ているなど過激なものだったからです。  中には“ちょいブス”ではない子もいましたが、そうした女性もパンチラはもちろん、回を重ねるごとにその衣装やポージングは過激になってゆきました。『Mっ娘ネット』にAという名前で写真をUPしていた、比較的可愛らしいルックスの少女を再び見たのは、2006年頃。U15アイドルとしてデビューし、Fという芸名をつけられ、”F軍団”入りしていたのです。高校生の年齢だったAは、しょっぱなから飛ばしました。  溶けたバニラアイスを胸元に垂らしながら舐めるとか、M時開脚、Tバックは序の口。乳首と股間だけが隠れるほどの極小水着を着て、バランスボールに座り上下に弾んだり、縄を股間に食い込まされたり、電マを全身に当てられたり、あげく、水着の隙間から乳首を“うっかり”はみ出させた状態でオイルマッサージをされたり、特製アナルパール下着(!)を着せられもはや大陰唇を見せたり。その“はみ出た”瞬間は、好事家の間で”お宝”とされ、キャプチャーを撮られ出回りました。  こうした内容のDVDは「着エロ」と呼ばれていますが、U15アイドル(または年齢詐称した上で、中学生や高校生の記号をつけ)の冠がついた着エロが主流になったのは、この頃でした。  この無法地帯が、前述の通り業界の有名人たちの逮捕、さらに何度かの「“都条例”が強化されて一網打尽にされるらしい」といった噂を元にした各々の自主規制により、それまでのようなとんでもない演出がなくなってきたのが、2009年頃であり、翌年にはAもアイドル業を引退、風の噂で「出産した」という便りがありました。以降、音沙汰はありません。 ◎普通がわからなくなる現場と、良心の呵責  さて、U15から「着エロ」が一掃されたといっても、好事家たちの目線は相変わらず同じ。少年漫画誌に載るグラビアレベルの露出度や演出でも、血眼で”チラリ”を探すし、水着の向こう側を想像する。いくらそうした行為がキモといっても、それが性癖ですからどうしようもないようです。  好事家が変わらないのと同じように、現場もそう簡単にはかわりません。というのは、私はU15から「着エロ」が排除されたある時期、現場の手伝いをするなかで、見たのです。 ・毎現場に娘の付き添いで来ていたお母さんが、どんどん派手になってゆく様子。 ・AKB全盛期、「うちの子もアイドルになれた!!」と、ローアングラーたちが集う撮影会に参加した娘の勇姿を見て、感涙した両親。 ・中学生アイドルのグラビア撮影中、カメラマンの横から、まるでランボーのような傭兵STYLEでマシンガンぶっぱなすようにシャッターを切り続けるから、「熱心なマネージャーさんだなあ」と思って彼のカメラのモニターを覗くと、彼女の股間のアップばかりを撮っていたマネージャー。 ・「準備体操」と称して毎シーンごとに入念なストレッチをしていたマネージャー(背中合わせで体外に体重をかけ合うアレ)。 ・中学生所属タレントとの“真剣交際”を周囲に自慢していたマネージャー(と同時期に彼女はブログで謎の引退を発表)。  もちろん、U15業界といえど、法律に抵触せず“普通”に“きちんと“を仕事をしているマネージャー、編集者、ヘアメイク、スタイリスト、カメラマン、アイドル、親御さんのほうが多数派です。ですがふと、そんなランボーたちがいる現場で“普通”ってなんなのか我に返り、良心の呵責が堰を切ります。  レオタード姿の中学生に「かわいいー! いいよー!」と言いながら猫耳をつけさせてお尻上げて「にゃん☆」ってポーズさせてオフショットを撮る私は、セーフ? だって電マ当ててるわけじゃないし……。  シズル感が足りないから、スクール水着姿の女子高生の胸元にシャワーを浴びせる私は、セーフ? だって乳房をマッサージしているわけじゃないし……。  冒頭の、父親に児童ポルノに出演させられていた少女は、「生活のために我慢していた」と話していたそう。私がシャワーの湯を浴びせた少女たちは、我慢をしていなかったか。もし我慢をしていたとしたら、それは報われたのか。それとも、飲み込んだまま後ろ暗い過去になってしまったのか。  70年代、“芸術”とされ市販されていた少女の裸体が時代を経て“猥褻物”となり、2000年代には猥褻の目をかいくぐるようにU15着エロが生まれ、滅び、数年前には宮沢りえ写真集『Santa Fe』を所持しているだけで逮捕されるかもなんてまことしやかな噂が飛び交い、同時期に中学生や高校生を可愛くセクシーに撮るための仕事に、“時代”が後ろめたさを植え付ける……なんて、時代のせいにしてはいけませんね。  昨年、2006年頃から「Tバック小学生」として活躍していたグラビアアイドルの三花愛良さんが、21歳にして芸能界を引退しました。彼女はブログに、こう綴っています。 「小学生の時から働き続け、いろんな事を学びました。楽しかったり、辛かったり、辛い時の方が多かったです。(中略)失った物はたくさんあったけど、これからは前に進んで前を向いて自分の人生を歩みたいと思います」  かつてU15界隈で私が手伝っていた制作者たちは続々と足を洗い、それは業界全体の流れなのか、好事家たちがネット上で「今年は新作がほんとに全然出ない」「冬の時代到来」「形を変えて復活するのを気長に待ちたい」とぼやいている2017年現在。おまえらはいいよ、もう我慢汁だらだら流して我慢していればいいじゃん。ただもう、少女に我慢はさせるなよ。もういいじゃん。諦めてくれよ。そう切に、思わずにはいられないのです。

00年代のU15ジュニアアイドル・着エロ現場を振り返る~少女の我慢、良心の呵責

 7月28日、当時13歳だった娘(16)を、児童ポルノビデオに出演させたとして、父親(46)らが逮捕される事件が発生しました。容疑は児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で、他にもフリーカメラマンとDVDメーカー社長らが逮捕されています。  少女は8歳から13歳までの間、12本の映像作品に出演したといいますが、おそらく「U15アイドル(またはジュニアアイドル)イメージDVD」といわれるジャンルのものでしょう。その名の通り、「15歳以下の少女」が出演するDVDです。  少女の8歳当時――2009年といえば、2月にU15界隈で一大ムーブメントを築いていた芸能事務所P(所属アイドル全員の芸名に”F”がついていたことから“F軍団”と呼ばれた)の社長らが逮捕され、7月には同じくU15界隈でDVDが爆売れしていた映像制作会社Rの社長らも逮捕された年でした。それぞれ逮捕容疑は児童買春・児童ポルノ禁止法違反。なお、Pの社長はその前年に、所属タレント50人との“枕ハメ撮り”を告白してもいました。  逮捕により、U15業界の二大巨塔が相次いで業界から身を引いたことで、それまで無法地帯とかしていた界隈が、じゃっかん“マイルド”になり始めていたのが、2009年でした。ーーというのが、U15界隈の動向を常に追っていた私が持った、同年の印象です。 ◎U15アイドルとして売っているのに電マ  私がこの界隈に興味を持ったのは、2002年頃のこと。自薦か、スカウトされた素人女性のコスプレ写真を販売していたサイト『Mっ娘ネット』を知ったことから始まります。そこには、決して美人ではない女性たちの、ビジネスホテルで撮られたであろうコスプレ写真がズラリと並んでいました。アングルすら気にしていない、ただフラッシュを焚いただけのスナップ写真が、妙な生々しさを醸し出していました。  なかでも飛び抜けて“ちょいブス”な子の写真に、高値がついている……。なぜ? その疑問はすぐに解けました。彼女は中学生で、その画像はコスプレ衣装から乳首が浮いていたり、陰毛がはみ出ているなど過激なものだったからです。  中には“ちょいブス”ではない子もいましたが、そうした女性もパンチラはもちろん、回を重ねるごとにその衣装やポージングは過激になってゆきました。『Mっ娘ネット』にAという名前で写真をUPしていた、比較的可愛らしいルックスの少女を再び見たのは、2006年頃。U15アイドルとしてデビューし、Fという芸名をつけられ、”F軍団”入りしていたのです。高校生の年齢だったAは、しょっぱなから飛ばしました。  溶けたバニラアイスを胸元に垂らしながら舐めるとか、M時開脚、Tバックは序の口。乳首と股間だけが隠れるほどの極小水着を着て、バランスボールに座り上下に弾んだり、縄を股間に食い込まされたり、電マを全身に当てられたり、あげく、水着の隙間から乳首を“うっかり”はみ出させた状態でオイルマッサージをされたり、特製アナルパール下着(!)を着せられもはや大陰唇を見せたり。その“はみ出た”瞬間は、好事家の間で”お宝”とされ、キャプチャーを撮られ出回りました。  こうした内容のDVDは「着エロ」と呼ばれていますが、U15アイドル(または年齢詐称した上で、中学生や高校生の記号をつけ)の冠がついた着エロが主流になったのは、この頃でした。  この無法地帯が、前述の通り業界の有名人たちの逮捕、さらに何度かの「“都条例”が強化されて一網打尽にされるらしい」といった噂を元にした各々の自主規制により、それまでのようなとんでもない演出がなくなってきたのが、2009年頃であり、翌年にはAもアイドル業を引退、風の噂で「出産した」という便りがありました。以降、音沙汰はありません。 ◎普通がわからなくなる現場と、良心の呵責  さて、U15から「着エロ」が一掃されたといっても、好事家たちの目線は相変わらず同じ。少年漫画誌に載るグラビアレベルの露出度や演出でも、血眼で”チラリ”を探すし、水着の向こう側を想像する。いくらそうした行為がキモといっても、それが性癖ですからどうしようもないようです。  好事家が変わらないのと同じように、現場もそう簡単にはかわりません。というのは、私はU15から「着エロ」が排除されたある時期、現場の手伝いをするなかで、見たのです。 ・毎現場に娘の付き添いで来ていたお母さんが、どんどん派手になってゆく様子。 ・AKB全盛期、「うちの子もアイドルになれた!!」と、ローアングラーたちが集う撮影会に参加した娘の勇姿を見て、感涙した両親。 ・中学生アイドルのグラビア撮影中、カメラマンの横から、まるでランボーのような傭兵STYLEでマシンガンぶっぱなすようにシャッターを切り続けるから、「熱心なマネージャーさんだなあ」と思って彼のカメラのモニターを覗くと、彼女の股間のアップばかりを撮っていたマネージャー。 ・「準備体操」と称して毎シーンごとに入念なストレッチをしていたマネージャー(背中合わせで体外に体重をかけ合うアレ)。 ・中学生所属タレントとの“真剣交際”を周囲に自慢していたマネージャー(と同時期に彼女はブログで謎の引退を発表)。  もちろん、U15業界といえど、法律に抵触せず“普通”に“きちんと“を仕事をしているマネージャー、編集者、ヘアメイク、スタイリスト、カメラマン、アイドル、親御さんのほうが多数派です。ですがふと、そんなランボーたちがいる現場で“普通”ってなんなのか我に返り、良心の呵責が堰を切ります。  レオタード姿の中学生に「かわいいー! いいよー!」と言いながら猫耳をつけさせてお尻上げて「にゃん☆」ってポーズさせてオフショットを撮る私は、セーフ? だって電マ当ててるわけじゃないし……。  シズル感が足りないから、スクール水着姿の女子高生の胸元にシャワーを浴びせる私は、セーフ? だって乳房をマッサージしているわけじゃないし……。  冒頭の、父親に児童ポルノに出演させられていた少女は、「生活のために我慢していた」と話していたそう。私がシャワーの湯を浴びせた少女たちは、我慢をしていなかったか。もし我慢をしていたとしたら、それは報われたのか。それとも、飲み込んだまま後ろ暗い過去になってしまったのか。  70年代、“芸術”とされ市販されていた少女の裸体が時代を経て“猥褻物”となり、2000年代には猥褻の目をかいくぐるようにU15着エロが生まれ、滅び、数年前には宮沢りえ写真集『Santa Fe』を所持しているだけで逮捕されるかもなんてまことしやかな噂が飛び交い、同時期に中学生や高校生を可愛くセクシーに撮るための仕事に、“時代”が後ろめたさを植え付ける……なんて、時代のせいにしてはいけませんね。  昨年、2006年頃から「Tバック小学生」として活躍していたグラビアアイドルの三花愛良さんが、21歳にして芸能界を引退しました。彼女はブログに、こう綴っています。 「小学生の時から働き続け、いろんな事を学びました。楽しかったり、辛かったり、辛い時の方が多かったです。(中略)失った物はたくさんあったけど、これからは前に進んで前を向いて自分の人生を歩みたいと思います」  かつてU15界隈で私が手伝っていた制作者たちは続々と足を洗い、それは業界全体の流れなのか、好事家たちがネット上で「今年は新作がほんとに全然出ない」「冬の時代到来」「形を変えて復活するのを気長に待ちたい」とぼやいている2017年現在。おまえらはいいよ、もう我慢汁だらだら流して我慢していればいいじゃん。ただもう、少女に我慢はさせるなよ。もういいじゃん。諦めてくれよ。そう切に、思わずにはいられないのです。

サポート体制が万全でもアウティングは起きてしまう。LGBTサークルの公認は「表立った活動の基盤」

 7月26日、東京福祉大学で性的少数者の居場所づくりとして活動を行っていたLGBTサークルによる公認申請が大学に認められなかったという報道がありました(LGBTサークル公認 認めず 東京福祉大「準備不足」)。  我々は、筑波大学で、大学生や大学院生を中心に誰もが安心して心地よく過ごすことのできる大学を目指して活動する公認LGBTQAサークル「にじひろ」です。「筑波大学LGBTQAサークルにじひろ」は、有志でおこなったLGBTに関するイベントを発端として公認サークルとなりました。当時は、LGBTの流れが現在ほど激しくありませんでした。LGBTという語の認知度も高いとは言えない中で、大学内での講演会や学外でのイベントで力を入れ、周知をはかってきました。企画・立案する際にいつも入念に話し合うのが、アウティング(故意かどうかに関わらず、本人の許可なく第三者にセクシュアリティをはじめとする情報を公開すること)の問題で、その度にリスクをゼロにするよう心掛けてきました。他に非公認のサークルはありましたが、公認サークルになることの意味があると考え、認可申請をおこないました。  申請自体の時間は長くかかってはいませんが、申請にいたるまでの期間、他団体とのつながりを重視するなど、申請に向けて様々な準備を行ってきました。こうした道のりを経て公認を受けた団体として、今回の報道は、仕方がないと感じる反面、やはり残念に思います。 公認サークルにおけるアウティングのリスク  報道によれば、不認可の理由として大学は「秘密を口外される恐れなど、リスクマネジメントの部分でまだ準備が不足している」ことを挙げているそうです。主にセクシュアリティに関する情報の扱いが、LGBTにおいてリスクをはらんだ重大な問題であるのは言うまでもありません。  残念なことに、どんなに大学側のサポート体制がしっかりしていてもアウティングのリスクをゼロにすることはできません。つまり「公認サークルとして活動する」ことは、むしろアウティングのリスクを背負いながらも、積極的に情報発信や交流をしていくことを表すのではないかと思います。  少なくとも、我々にじひろはそのような共通理解のもと、大学や教員からサポートしてもらい活動にいそしんでいます。人手が必要なイベントや、大学との共同企画を実施する際には、沢山の支援と協力を頂きながら、学内での講演会やイベントを催しつつ、裾野を広げていきました。他にも公認のLGBTサークルとして認可されるまで、積極的にアクションを起こしている団体は数多いと認識しています。 改ページ 大学とのかかわり  今年の4月に筑波大学は「LGBT等に関する筑波大学の基本理念と対応ガイドライン」を公にしました。この文書は大学がLGBT等を支援・協力することを宣言し、セクシュアリティの面でLGBT支援に必要となる事項が明言化されています。今後改善の必要な点は出て来ると思いますが、こうしたガイドラインが発表されただけでも当事者や支援者は安心感を得られます。  また、大学に求めることに関してはにじひろでも度々話し合っています。具体例を挙げるとすれば、一つは「教職科目や教養科目(1・2年次必修)においてジェンダーあるいはセクシュアリティを扱ってほしい」ことです。  小学校や中学校教員の、LGBTに関する知識不足を問題視する意見は一定数あり、息苦しい思いをして悩む子どもや家族は少なくありません。その原因のひとつは、児童・生徒・家族と教員の間で生じるLGBTへの理解の齟齬であると推察しています。知識の不足した教員が、生徒の感じていること・親の伝えたいことを誤って理解してしまう場合がある現状を少しずつ改善する為に、教員を養成する「大学」に対して「講義内でLGBT等を扱う」ことを求めるのです。  二つ目は、「目的に適った性別欄を作成してほしい」ことです。配布される提出物や授業用アンケートなどで、性別の記入を必須事項としないでほしいという声は、サークル内外問わず多く挙げられています。これは何も、全ての書類で性別記入を不要とするべきという意見ではありません。性別情報が必要でないものに関して変更を求める意見です。筑波大学では、ガイドラインの制定以前から性別欄を極力外すようにされていますが、そこには性のあり方が男女二元論ではないということだけではなく、性別・セクシュアリティは個人を形成する要素のひとつに過ぎないのだという考え方が含まれています。 認可のメリット  2015年に一橋大学で痛ましい事件が起こってしまいました。今後同様の事件が起こる可能性を少しでも減らすことができるよう、セクシュアリティに関する面で分かち合える・相談できる公認の居場所を大学に増やしてほしいと思います。  大学に存在する「自分の居場所」はこころのバランサーという役割をもちます。居心地のよい「自分の居場所」は、ささくれだった感情や浮き沈みする気持ちの振れ幅を小さくし、心に余裕を持たせてくれる、精神衛生を保つことのできる環境になります。  同じ講義を履修する学生からLGBTに対する差別発言を耳にしたり、好きな人との関係で悩んでいたり、自分の気持ちを言葉にして表すことで冷静になれたり、反省したりすることができます。また他者の意見や悩みを聞くことで、共感したり新たな解決策や選択肢を見つけたりすることもできます。LGBTサークルは当事者にとってのそうした「自分の居場所」になりえるものです。  また、公認サークルとして認可されることで、団体が活動する幅は縦にも横にも大きく広がります。また、共感や相談の面だけでなく、どのような活動をしているかという信頼性や、長くアクションを起こしていく継続の面でも、「公認」という要素は大きな役割を果たします。大学のLGBT団体は自分たちだけで活動を完結しようとは思っていないはずです。社会において支援者を増やすこと、また他大学や地域などへのアウトリーチも考えていると思います。  我々は、東京福祉大学のサークルの起こしたささやかなアクションが、結果として大学に大きな意味をもたらす可能性は高いと考えています。大学と公認サークルの二人三脚によって、これから入学する学生や勤務する教職員を支えてほしいと心より願っています。 (筑波大学LGBTQAサークル代表:もちょ)