「不倫くらい許そう」!? 香港カップ勝利・武豊騎手の勝利コメントがオシャレすぎて感動の嵐

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Sports Graphic Number(文藝春秋)
 13日に香港で行われた『ロンジン香港国際競走』。香港競馬界最大のイベントとして、1日に4つの国際G1レースを開催。例年世界中から強豪が集うわけだが、今年は日本馬が4つのG1のうち2勝(香港カップ・エイシンヒカリ、香港マイル・モーリス)し、日本競馬の実力を示した。  そのうちの1頭、エイシンヒカリに騎乗していたのは、日本競馬の“顔役”である武豊騎手。日本の芝G1では近年なかなか勝利できないでいるが、海外の地でその手腕を見せつけた。スタートから先頭に立ったエイシンヒカリを絶妙の折り合いで導き、最後は突き放しての完勝。かつて非業の死を遂げたサイレンススズカと武豊の姿を思い出した人も多かったのではないか。  ただ、この勝利以上に注目されたのが、レース勝利後の武のインタビューである。常にウイットに富んだキャッチーな表現で競馬ファンを感嘆させる武騎手だが、今回の発言も、多くのファンの心を揺さぶったと話題になっている。  武の騎乗したエイシンヒカリの馬主は「栄進堂」となっている。ジオラマを主力商品としたおもちゃ製造販売の会社なのだが、この会社の元会長である故・平井豊光氏が1978年に栄進牧場を設立し、オーナーブリーダーとなったのが、この会社の馬主業の最初である。以降、エイシンフラッシュやエイシンデピュティ、エイシンプレストンなどのG1馬を筆頭に重賞勝利馬を多数所有。その相馬眼(馬を見る目)の確かさには定評があるのだが……。  2013年、豊光氏は入院先の病院で死去。エイシンフラッシュで天皇賞を制した翌年のことだった。現在は彼の息子たちが馬主業を引き継いでいる。そんな中、エイシンヒカリが香港カップを勝利。武豊はインタビューで、今回の勝利をこう語った。 「先代の平井豊光オーナーは香港競馬に力を入れていた方で、僕が“豊”で馬名が“光”。喜んでくれると思った」  事前に用意していたのかは定かではないが、競馬界の有名人だった平井氏のエピソードを知るファンからすれば、「さすがは武豊」といった絶妙なスピーチといえる。ネット上でも「コメントが洒落てるなあ」「まだまだ第一線だね」など、その仕事っぷりと達弁ぶりを称える声が多かった。 「競馬での見事な騎乗や頂上での活躍と同等のレベルで、その『口の上手さ』は武豊の人気を不動にした要因の一つ。ダウンタウンやとんねるず、明石家さんまら、芸人とテレビ番組で対峙してもテンポよく会話でき、発言のユーモアもタレント顔負け。競馬の勝利インタビューでも、G1競走100勝を達成した際『来週101勝目を取りたい』と、記者が喜ぶようなコメントをポンポンと出せる。そして見た目や雰囲気にも華がある。競馬技術や成績はもちろんですが、これほど圧倒的なタレント性を持つ騎手はいません。武が引退すれば、競馬人気がガクッと落ちるのは想像するまでもないですね」(記者)  最近ではフリーアナとの不倫疑惑も報じられた武だが、稀代の名ジョッキーでトークも超一流となれば「お前がモテずに誰がモテる」というレベルだ。今回のコメントの鮮やかさに「武なら不倫くらい許す」と考えてしまう人も、多いかもしれない。

五郎丸は驚愕、武豊は脱帽……海外からの出稼ぎ軍団に、日本人はもはや虫の息

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C.ルメール騎手(JRA公式サイト)
 相撲、野球、ラグビーなど、今や日本のスポーツにおいて外国人選手の影響は強まるばかりだ。大相撲は横綱をモンゴル人が独占し、プロ野球はアレックス・ラミレスがDeNAベイスターズの監督に就任。ラグビーも多くの外国人選手が帰化して日本代表として出場し、ワールドカップで勝利の原動力となった。  これらの傾向は、競馬も例外ではない。  日本の高額賞金を求めて、例年多くの外国人騎手が単騎免許で来日し、2~3カ月ほどの滞在で数百万円を稼いで帰るのだが、今年は3月から、史上初となるJRA所属の外国人騎手が2名誕生した。  その2名、ミルコ・デムーロとクリストフ・ルメールはさっそく勝利を積み重ね、日本人騎手を圧倒する勝率で年間100勝をあっさり達成。1月から騎乗している武豊騎手とほぼ同じ勝利数を、デムーロは3月から、ルメールは4月からの騎乗で成し遂げたのだから恐れ入る。さらにデムーロは、初年度から皐月賞と日本ダービーを制しているのだから、いかにその力が圧倒的であるかわかるというもの。  先日、東京競馬場で第35回ジャパンカップが行われたが、この日はルメールとデムーロに加え、単騎免許で来日していたムーア、シュタルケ、ベリーといった外国人騎手が騎乗したが、驚くことにこの日行われた全11レース中5レースで、外国人騎手のワンツーフィニッシュという出来事があった。特に後半6レースのうち6R、7R、9R、10Rの4レースを勝利と圧倒的内容だったが、極めつけはメインのジャパンカップだ。  勝利したショウナンパンドラは日本人の池添騎手が騎乗したが、多くの競馬ファンは、勝った馬よりも2着ラストインパクトに気を取られただろう。昨年12月以降5戦して1着どころか2着もなく、前走の天皇賞(秋)も12着、今回も7番人気の低評価だった同馬が2着に飛び込む波乱となったからだ。  しかし、誰もが騎手の名前を見て納得する。この馬は今まで日本人しか騎乗していなかったが、今回初めて外国人騎手のムーアに乗り替わっていたからだ。  ムーアは、この日行われた3R、6R、9R、10Rを勝利しており、ジャパンカップまでに8戦4勝と見事な成績をおさめていた。 「やはり外国人騎手は別格」「今まで乗せていなかった厩舎がバカだった」「ずっとムーアだったらさらに3億円は稼いでいる」「今まで乗っていた日本人が下手だっただけ」などネット上には厳しいコメントが並んでいたが、ラストインパクトの調教師である松田博資氏が「騎手が違いすぎる」とコメントしていたことから、関係者の視点から見ても同じ意見なのだろう。  5名の外国人騎手に対して、数倍の日本人騎手がいながらこれだけ圧倒的な差を付けられるのは、やはり「腕」が違うと考えざるを得ない。  いずれにしても、この日は外国人騎手と日本人騎手のレベルの差をまざまざと見せつけられた一日で、ジャパンカップのプレゼンターとして来場した、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手も驚いたに違いない。  外国人騎手の活躍は今に始まったことではなく、過去にはオリビエ・ペリエが6連敗中だったゼンノロブロイに騎乗して天皇賞(秋)~ジャパンカップ~有馬記念で三連勝を成し遂げるなど、その実績、存在感は以前より知られていた。そのペリエは、日本の税務署と所得税の見解に相違があって対立し(結果1000万円ほどの所得税を日本の某馬主が立て替えたという)、日本で騎乗することはなくなってしまったが…  海外にはまだまだ凄腕の外国人騎手がいるようで、賞金が高いにも関わらず騎手のレベルが低い日本を目指して今後も「出稼ぎ」は止まらないだろう。日本人騎手には、どうにか意地を見せてもらいたい。

22億円荒稼ぎ・Dr.コパの影で涙する「芸能人馬主」の悲喜こもごも

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Dr.コパ公式ブログ
 人気風水師Dr.コパ氏の愛馬・コパノリッキーに注目が集まっている。  週末の12月6日(日)は、中京競馬場で第16回チャンピオンズカップが行われるが、その中で特に注目を集めているのがコパノリッキーだ。コパノリッキーは今年2月に行われたダートG1レースのフェブラリーステークス、11月に行われたJBCクラシックを優勝しており、このチャンピオンズカップを勝てば、最優秀ダート馬の称号を手中に収めることはほぼ確実。加えて1着賞金9400万円も手に入るわけだから、関係者の意気込みたるや相当なものだろう。  コパ氏のように、芸能人や著名人でありながら馬主として成功する例は希だ。コパ氏は2001年からの馬主人生で、これまで22億円以上を稼ぐ勝ち組の一人。今まで所有した160頭以上の中で、約6億円の賞金を稼いでいるコパノリッキー以外にも、コパノリチャードが高松宮記念などを勝利して3億円、ラブイズブーシェが2億円、引退したが地方競馬では300万円で購入したラブミーチャンが重賞5勝を含む18勝で、2億5000万円以上も稼いでいる。  このコパ氏以外にG1レースを勝った芸能人馬主を調べると、今年11月に行われた、第76回菊花賞を優勝したキタサンブラックの馬主・北島三郎氏の存在が大きい。キタサンブラックは、年末の有馬記念に出走する意向を示しており、大きな盛り上がりを見せるだろう。  他には、2007年第2回ヴィクトリアマイルを優勝したコイウタ。同馬は歌手の前川清が馬主で、生産者社台ファーム代表の吉田照哉氏との共同所有だがれっきとした前川氏の所有馬だ。  さらに、大魔神こと元メジャーリーガー佐々木主浩氏は、ヴィルシーナでヴィクトリアマイル連覇を達成。  また、俳優の小林薫は愛馬ブルーリッジリバーが桜花賞2着に好走したが、G1優勝には手が届かず。現在は2頭を所有しているが、現3歳馬のテルメディカラカラはちょっとした評判馬で、来年は飛躍の年になるかもしれない。  以上のように、表舞台で活躍する馬主もいれば、ホリエモンや元プロ野球選手・新庄剛志のように中途半端な成績で馬主を撤退する著名人、3000万円で買った馬がまったく走らない俳優の伊藤英明といったダメ馬主もいる。芸能界やビジネスで成功をおさめても、馬主で成功するとは限らないのが競馬の世界なのだ。

「実兄が覚醒剤所持で逮捕、親戚は惨殺…」武豊、スター騎手の知られざる闇とは

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Sports Graphic Number 888号(文藝春秋)
 日本を代表するトップジョッキー、武豊騎手。競馬での獲得賞金の総額は770億円以上であり、年収は2億とも3億とも言われている。  また、メジャーリーガーのイチロー、ダウンタウンの浜田雅功、SMAPの木村拓哉、とんねるずの木梨憲武といったスポーツ界、芸能界など各ジャンルの大物と交流があり、奥さんは元アイドルの佐野量子で、京都に豪邸を所有するなど、まごうことなき「セレブ」の一人と言えるだろう。  常に“競馬界の顔”として、華々しくスポットライトを浴びてきた武豊。だが、決して明るい側面だけではない。彼が過去に、身内に関する様々な“事件”に巻き込まれていることをご存じだろうか。  武豊は4人兄弟の三男として生まれ、父武邦彦は騎手から調教師となり、弟幸四郎は現役のJRA騎手として活躍している。親族には牧場経営者もいるなど、まさに「競馬一族」の中で育ってきた。だが、この親族こそが、スターである武に影を落とす要因となってしまっている。  まず、2000年に実兄である長男の武伸氏が覚せい剤取締法違反で逮捕。伸氏はフリーライターとして毎日新聞にコラムを掲載するなど活動していたが、「超がつく勝ち組である弟・武豊に対する妬み」を理由に覚せい剤に手を出してしまった。その後は寺にこもったと言われているが、詳細は不明。  さらに03年、武豊騎手の父邦彦氏のいとこである武勇氏が経営する北海道の武牧場で、その武勇氏が惨殺される事件が起きた。犯人はいまだ見つかっておらず、事件は迷宮入りとなっている。  そして11年には、弟である武幸四郎騎手が京都市内の飲食店で客と口論になり傷害事件へと発展。頬骨を骨折して4カ月の休養となった。事件性はないにしても、一般人とトラブルになることはアスリートとしてはあってはならないことだろう。  武豊本人は直接事件を起こしていないものの、ここまで身近な人間が事件に関与することはまれだ。稀代のトップジョッキーにすら、こうした不遇があるということか……。  ちなみに、武自身にウワサされるのは“女性スキャンダル”のみ。10月には、武がフリーキャスターの美馬玲子と不倫しているという報道で世間が大騒ぎしたが、過去にはダルビッシュ有の元夫人である紗栄子や吉高由里子、さとう珠緒といった芸能人、元体操選手の田中理恵やモデルなど、数多くの女性との関係がささやかれてきたが、親族に起こったトラブルに比べたらかわいいものかもしれない。  現在、武豊騎手は芝のG1レースで2013年以降未勝利、なんと35連敗中だという。女性関係で話題になるのもいいが、トップジョッキーとして、そろそろ大観衆を湧かせてほしいものだ。

「実兄が覚醒剤所持で逮捕、親戚は惨殺…」武豊、スター騎手の知られざる闇とは

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Sports Graphic Number 888号(文藝春秋)
 日本を代表するトップジョッキー、武豊騎手。競馬での獲得賞金の総額は770億円以上であり、年収は2億とも3億とも言われている。  また、メジャーリーガーのイチロー、ダウンタウンの浜田雅功、SMAPの木村拓哉、とんねるずの木梨憲武といったスポーツ界、芸能界など各ジャンルの大物と交流があり、奥さんは元アイドルの佐野量子で、京都に豪邸を所有するなど、まごうことなき「セレブ」の一人と言えるだろう。  常に“競馬界の顔”として、華々しくスポットライトを浴びてきた武豊。だが、決して明るい側面だけではない。彼が過去に、身内に関する様々な“事件”に巻き込まれていることをご存じだろうか。  武豊は4人兄弟の三男として生まれ、父武邦彦は騎手から調教師となり、弟幸四郎は現役のJRA騎手として活躍している。親族には牧場経営者もいるなど、まさに「競馬一族」の中で育ってきた。だが、この親族こそが、スターである武に影を落とす要因となってしまっている。  まず、2000年に実兄である長男の武伸氏が覚せい剤取締法違反で逮捕。伸氏はフリーライターとして毎日新聞にコラムを掲載するなど活動していたが、「超がつく勝ち組である弟・武豊に対する妬み」を理由に覚せい剤に手を出してしまった。その後は寺にこもったと言われているが、詳細は不明。  さらに03年、武豊騎手の父邦彦氏のいとこである武勇氏が経営する北海道の武牧場で、その武勇氏が惨殺される事件が起きた。犯人はいまだ見つかっておらず、事件は迷宮入りとなっている。  そして11年には、弟である武幸四郎騎手が京都市内の飲食店で客と口論になり傷害事件へと発展。頬骨を骨折して4カ月の休養となった。事件性はないにしても、一般人とトラブルになることはアスリートとしてはあってはならないことだろう。  武豊本人は直接事件を起こしていないものの、ここまで身近な人間が事件に関与することはまれだ。稀代のトップジョッキーにすら、こうした不遇があるということか……。  ちなみに、武自身にウワサされるのは“女性スキャンダル”のみ。10月には、武がフリーキャスターの美馬玲子と不倫しているという報道で世間が大騒ぎしたが、過去にはダルビッシュ有の元夫人である紗栄子や吉高由里子、さとう珠緒といった芸能人、元体操選手の田中理恵やモデルなど、数多くの女性との関係がささやかれてきたが、親族に起こったトラブルに比べたらかわいいものかもしれない。  現在、武豊騎手は芝のG1レースで2013年以降未勝利、なんと35連敗中だという。女性関係で話題になるのもいいが、トップジョッキーとして、そろそろ大観衆を湧かせてほしいものだ。

20年たっても「後継馬なし」 “マイルの怪物”タイキシャトルが残した壮絶記録と、その可能性

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JRA公式ホームページ
 今週末に中央競馬で開催されるマイルチャンピオンシップ(G1)。中央G1の中でも特に波乱が多い印象のある、京都競馬場のマイル(1600m)競走だ。  過去5年で1番人気を背負って勝利した馬はなし。過去10年で見ても3度(ダイワメジャーの2連覇)と、人気どおりにはなかなか収まってくれない同レース。  ダイワメジャー以外にも、デュランダルが2003,04年と連覇しているように、マイル戦を何より得意として強さを発揮する馬がいないわけではない。ただ、近年のスピード主体の日本競馬の構造上、マイルという“速さ”を競う部類のレースで圧倒的な強さを保持するのはなかなか難しい。上記の2頭も、絶対的な信頼を置かれたわけではないのだ。  1984年のグレード制導入に合わせて新設以降、絶対的ともいえる信頼を置かれた馬は、たった2頭しかいない。1頭は、日本がスピード競馬に突入する前の1980年代を代表する「マイルの皇帝」ニホンピロウイナー。そして、90年代に現れたマイルチャンピオンであり、いまだ「史上最強のマイラー」としての呼び声が高い外国産馬、タイキシャトルである。  栗毛というよりは“金色”の馬体とタテ髪を身にまとったタイキシャトルは、外国産馬らしく筋肉隆々で、いかにも短距離向きな体格だった。デビュー前は3回もゲート試験に落ち、デビューは97年、3歳の4月と最後のほうだったが、デビューすると芝とダートを3戦ずつして6戦5勝2着1回。大差こそつけないが、危なげないレース振りを続けて、初のG1であるマイルチャンピオンシップに挑んだ。  当日は2番人気だったものの、レースでは中団前目から逃げるキョウエイマーチをあっさりと捕らえ、2馬身半差の完勝。あまりにもあっさりとG1馬の地位についてしまった。このレースを見た誰もが「マイルは引退までタイキシャトル」と思っただろう。完全にエンジンが違う走りであった。その後、当時年末に開催されていたスプリンターズS(G1)も楽々圧勝。その年のJRA賞最優秀短距離馬に選出された。  海外遠征も視野に入れた明けて4歳になってからもその強さに変わりはなく、前哨戦をレコード勝ちした後、超不良馬場での開催となったマイルG1・安田記念も外から力強く抜け出して完勝。実況はゴールの瞬間、「夢は世界へ飛び立つか」と叫んでいる。競馬ファンの誰もが、この馬なら海外でも通用すると確信していた。  陣営は海外遠征を決断。選ばれたレースは、フランスの古馬マイルG1の最高峰であるジャック・ル・マロワ賞。欧州の強豪の中でも圧倒的1番人気に推されたタイキシャトルは、並み入るライバルをクビ差抑え込んで勝利。騎乗した岡部幸雄は涙し、前週のシーキングザパールに続く2週連続での日本馬のフランスG1制覇を達成したことも合わせて、日本競馬史上初めて、世界を驚かせた立役者となる。  帰国後のマイルチャンピオンシップでは、他馬が白熱の「2着争い」をする中で、5馬身というマイル戦らしからぬとんでもない着差で圧勝。まさに、開いた口が塞がらない強さだった。  最後のレースとなったスプリンターズSは、明らかな調整不足で3着に敗れたものの、同年の鬼神のごとき活躍が評価され、短距離馬としては史上初のJRA年度代表馬に輝き、日本馬としては史上初のフランスエルメス賞の最優秀古馬にも選出。さらに、1999年には史上25頭目となる顕彰馬に選出されて「殿堂入り」を果たすなど、日本の競馬界にとてつもなく大きな功績を残した。  とにかく、これだけの成績を残しても「もっともっとすごい記録を作れる」と思わずにはいられない、底知れぬ可能性を感じさせる馬だった。血統的にはアメリカのダートでも活躍が可能だったのではないか……。マイル以上の距離でも十分に勝負になったのではないか……。  タイキシャトルを超えるマイラーは、20年近く経ってもいまだに出ていない。その評価は上がる一方である。今年のマイルチャンピオンシップ、新たなスター誕生となるのか。

20年たっても「後継馬なし」 “マイルの怪物”タイキシャトルが残した壮絶記録と、その可能性

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JRA公式ホームページ
 今週末に中央競馬で開催されるマイルチャンピオンシップ(G1)。中央G1の中でも特に波乱が多い印象のある、京都競馬場のマイル(1600m)競走だ。  過去5年で1番人気を背負って勝利した馬はなし。過去10年で見ても3度(ダイワメジャーの2連覇)と、人気どおりにはなかなか収まってくれない同レース。  ダイワメジャー以外にも、デュランダルが2003,04年と連覇しているように、マイル戦を何より得意として強さを発揮する馬がいないわけではない。ただ、近年のスピード主体の日本競馬の構造上、マイルという“速さ”を競う部類のレースで圧倒的な強さを保持するのはなかなか難しい。上記の2頭も、絶対的な信頼を置かれたわけではないのだ。  1984年のグレード制導入に合わせて新設以降、絶対的ともいえる信頼を置かれた馬は、たった2頭しかいない。1頭は、日本がスピード競馬に突入する前の1980年代を代表する「マイルの皇帝」ニホンピロウイナー。そして、90年代に現れたマイルチャンピオンであり、いまだ「史上最強のマイラー」としての呼び声が高い外国産馬、タイキシャトルである。  栗毛というよりは“金色”の馬体とタテ髪を身にまとったタイキシャトルは、外国産馬らしく筋肉隆々で、いかにも短距離向きな体格だった。デビュー前は3回もゲート試験に落ち、デビューは97年、3歳の4月と最後のほうだったが、デビューすると芝とダートを3戦ずつして6戦5勝2着1回。大差こそつけないが、危なげないレース振りを続けて、初のG1であるマイルチャンピオンシップに挑んだ。  当日は2番人気だったものの、レースでは中団前目から逃げるキョウエイマーチをあっさりと捕らえ、2馬身半差の完勝。あまりにもあっさりとG1馬の地位についてしまった。このレースを見た誰もが「マイルは引退までタイキシャトル」と思っただろう。完全にエンジンが違う走りであった。その後、当時年末に開催されていたスプリンターズS(G1)も楽々圧勝。その年のJRA賞最優秀短距離馬に選出された。  海外遠征も視野に入れた明けて4歳になってからもその強さに変わりはなく、前哨戦をレコード勝ちした後、超不良馬場での開催となったマイルG1・安田記念も外から力強く抜け出して完勝。実況はゴールの瞬間、「夢は世界へ飛び立つか」と叫んでいる。競馬ファンの誰もが、この馬なら海外でも通用すると確信していた。  陣営は海外遠征を決断。選ばれたレースは、フランスの古馬マイルG1の最高峰であるジャック・ル・マロワ賞。欧州の強豪の中でも圧倒的1番人気に推されたタイキシャトルは、並み入るライバルをクビ差抑え込んで勝利。騎乗した岡部幸雄は涙し、前週のシーキングザパールに続く2週連続での日本馬のフランスG1制覇を達成したことも合わせて、日本競馬史上初めて、世界を驚かせた立役者となる。  帰国後のマイルチャンピオンシップでは、他馬が白熱の「2着争い」をする中で、5馬身というマイル戦らしからぬとんでもない着差で圧勝。まさに、開いた口が塞がらない強さだった。  最後のレースとなったスプリンターズSは、明らかな調整不足で3着に敗れたものの、同年の鬼神のごとき活躍が評価され、短距離馬としては史上初のJRA年度代表馬に輝き、日本馬としては史上初のフランスエルメス賞の最優秀古馬にも選出。さらに、1999年には史上25頭目となる顕彰馬に選出されて「殿堂入り」を果たすなど、日本の競馬界にとてつもなく大きな功績を残した。  とにかく、これだけの成績を残しても「もっともっとすごい記録を作れる」と思わずにはいられない、底知れぬ可能性を感じさせる馬だった。血統的にはアメリカのダートでも活躍が可能だったのではないか……。マイル以上の距離でも十分に勝負になったのではないか……。  タイキシャトルを超えるマイラーは、20年近く経ってもいまだに出ていない。その評価は上がる一方である。今年のマイルチャンピオンシップ、新たなスター誕生となるのか。

AV王・加藤鷹もブッ飛ぶ“一発2,500万円”で年間62億5,000万稼ぐ「オトコ」とは

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種付1回2,500万円のディープインパクト
 人間界にはAV男優という、男の野望をそのまま形にした夢のような職業があるが、その待遇は決して恵まれたものではない。過酷な条件と制約の中でその“作業”は行われ、しかも生涯稼ぎ続けることは不可能といえるからだ。そしてその報酬も、女性側と比較して雲泥の差といえる。  しかし世の中には、誰もがうらやむリッチな「オス」がいることをご存じだろうか?  それが、競馬における種牡馬だ。種牡馬は書いて文字の通り、繁殖牝馬に種付けをするための馬で、一流の血統、一流の成績を残した「男の中の男」だけがなれる貴重な存在である。  年間7000頭近いサラブレッドが生産され、その中からデビューしてG1を勝てるのはほんのわずかであり、さらに種牡馬になれるのはさらに一部なのだから、極めて厳しい世界といえるだろう。  現在、日本ではキングカメハメハやオルフェーヴルといった歴代の名馬を筆頭に、海外の良血馬など160頭以上の種牡馬が管理されている。その中でダントツの種付け料が設定されているのが、「一発2,500万円」のディープインパクトだ。  種付け料とは、その種牡馬が繁殖牝馬に交尾をするための費用。牧場は好みの種牡馬を選び、種付け料を払って自前の繁殖牝馬に種付けを依頼するのだ。  しかし、これは牧場にとって大きなギャンブル。種付けを終えても、無事に受精するかどうか、健康な子どもが生まれるかどうか、牡馬(男馬)が生まれるかどうかで、牧場によっては死活問題になるからだ。  ディープインパクトの産駒は、牡馬なら1億円から3億円で売れる場合があるが、牝馬は3,000万円から5,000万円程度におさまる場合も多く、商品価値の差は歴然。牧場側としては、牡馬が誕生するよう神頼みをするほどだ。  ディープインパクトは、無敗でクラシック三冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を制するなど国内で13戦12勝の実績を誇り、日本最強馬の呼び声も高い。引退レースの有馬記念を優勝した引退直後の種付け料は1,200万円に設定されていた。その後産駒がG1レースを勝ちまくり、種牡馬としての価値が急上昇。2015年の種付け料は過去最高となる2,500万円になったのだ。  同年の種付け頭数は250頭なので、ディープインパクトが種付けで稼いだ総額はなんと62億5,000万円。今年も代表産駒のミッキークイーンがオークスと秋華賞を優勝するなど絶好調と、この勢いはまだまだ収まりそうもない。  日本で1,000万円を超える種付け料はディープインパクトのみだが、海外に目を向ければ、1,000万円以上は当たり前。代表的なのは、イギリスで生産された14戦14勝の無敗馬・フランケルの12万5,000ポンド(約2,347万円)。過去には、アメリカのストームキャットに50万ドル(当時のレートで日本円にして約6,000万円)という破格の種付け料が設定された例もあるのだから驚きだ。  まさに、人間とは「一発」の重みも価値も違う競馬の世界。競馬の裏側にはこんな事情があることを知ると、さらに面白くなるだろう。

AV王・加藤鷹もブッ飛ぶ“一発2,500万円”で年間62億5,000万稼ぐ「オトコ」とは

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種付1回2,500万円のディープインパクト
 人間界にはAV男優という、男の野望をそのまま形にした夢のような職業があるが、その待遇は決して恵まれたものではない。過酷な条件と制約の中でその“作業”は行われ、しかも生涯稼ぎ続けることは不可能といえるからだ。そしてその報酬も、女性側と比較して雲泥の差といえる。  しかし世の中には、誰もがうらやむリッチな「オス」がいることをご存じだろうか?  それが、競馬における種牡馬だ。種牡馬は書いて文字の通り、繁殖牝馬に種付けをするための馬で、一流の血統、一流の成績を残した「男の中の男」だけがなれる貴重な存在である。  年間7000頭近いサラブレッドが生産され、その中からデビューしてG1を勝てるのはほんのわずかであり、さらに種牡馬になれるのはさらに一部なのだから、極めて厳しい世界といえるだろう。  現在、日本ではキングカメハメハやオルフェーヴルといった歴代の名馬を筆頭に、海外の良血馬など160頭以上の種牡馬が管理されている。その中でダントツの種付け料が設定されているのが、「一発2,500万円」のディープインパクトだ。  種付け料とは、その種牡馬が繁殖牝馬に交尾をするための費用。牧場は好みの種牡馬を選び、種付け料を払って自前の繁殖牝馬に種付けを依頼するのだ。  しかし、これは牧場にとって大きなギャンブル。種付けを終えても、無事に受精するかどうか、健康な子どもが生まれるかどうか、牡馬(男馬)が生まれるかどうかで、牧場によっては死活問題になるからだ。  ディープインパクトの産駒は、牡馬なら1億円から3億円で売れる場合があるが、牝馬は3,000万円から5,000万円程度におさまる場合も多く、商品価値の差は歴然。牧場側としては、牡馬が誕生するよう神頼みをするほどだ。  ディープインパクトは、無敗でクラシック三冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を制するなど国内で13戦12勝の実績を誇り、日本最強馬の呼び声も高い。引退レースの有馬記念を優勝した引退直後の種付け料は1,200万円に設定されていた。その後産駒がG1レースを勝ちまくり、種牡馬としての価値が急上昇。2015年の種付け料は過去最高となる2,500万円になったのだ。  同年の種付け頭数は250頭なので、ディープインパクトが種付けで稼いだ総額はなんと62億5,000万円。今年も代表産駒のミッキークイーンがオークスと秋華賞を優勝するなど絶好調と、この勢いはまだまだ収まりそうもない。  日本で1,000万円を超える種付け料はディープインパクトのみだが、海外に目を向ければ、1,000万円以上は当たり前。代表的なのは、イギリスで生産された14戦14勝の無敗馬・フランケルの12万5,000ポンド(約2,347万円)。過去には、アメリカのストームキャットに50万ドル(当時のレートで日本円にして約6,000万円)という破格の種付け料が設定された例もあるのだから驚きだ。  まさに、人間とは「一発」の重みも価値も違う競馬の世界。競馬の裏側にはこんな事情があることを知ると、さらに面白くなるだろう。

「落馬多い」「勝負弱い」「私生活ユルすぎ」落馬負傷の福永祐一騎手“本当の評判”とは?

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福永祐一公式サイト
 10月31日、京都競馬場で行われたスワンステークスで落馬した福永祐一騎手。「右肩鎖関節脱臼、右鎖骨剥離骨折、右肩の靱帯断裂、右胸骨骨折」という全治4カ月の重傷を負い、現在まで独走状態だった2年ぶりのリーディングジョッキーも、厳しい状況となってしまった。  父は元祖天才ジョッキーと呼ばれた福永洋一氏。落馬負傷で引退を余儀なくされたが、父の背中を見て育った福永祐一は自然と騎手を目指すようになったという。デビューから順調に勝ちを伸ばし、今や競馬界のトップランナーにまで成長したのだが……。  そもそも、福永騎手は“落馬が多いジョッキー”と競馬ファンから揶揄され、大手ポータルサイトの検索で「福永祐一」と書き込むと、落馬関連の表記がズラッと並ぶほどだ。9月に引退した藤田伸二元JRA騎手は、著書の中で「強い馬に乗せてもらっているから勝っている」と騎乗技術を評価していなかったり、勝ち星の数のわりにG1などビッグレースではなかなか結果を残せないことでもよく知られる。 「2年前、エピファネイアで菊花賞を勝つまで、牡馬クラシック競走(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)は1996年のデビュー以来未勝利でした。デビュー当初のキングヘイローにはじまり、最近もワールドエースやリアルスティールなど世代きっての素質馬に乗り続ける福永としては、物足りなさすぎる数字です。特にG1ではあと一歩、ほんの少しの差で2着に甘んじる姿も目立つことから、勝負弱いともいわれていますね。武豊との最大の違いはそこでは?」(競馬記者)  大舞台での勝負強さが、10年前にトップの座をキープしていた武豊とは大きく異なるらしい。さらに、福永は私生活でもその“ユルさ”を露呈しているという。  福永が当時フジテレビアナウンサーの松尾翠との婚約を発表したのは2013年。学生時代に不倫騒ぎで相手の家庭を壊したという逸話を持つ松尾を伴侶に選んだ福永。結婚翌年の14年は、エピファネイアで菊花賞、ジャスタウェイで天皇賞・秋を勝利したものの、前年の勝利数を大幅に落とし、この15年は落馬負傷で長期休養とまさに踏んだり蹴ったり。一部では“サゲマン”ともささやかれているが……。  福永と松尾の出会いはフジテレビの競馬番組の取材で、親密になったのは若手騎手と女子アナの「合コン」といわれている。  福永は、武豊の弟である武幸四郎騎手など、関西の若手騎手とともに多くの合コンに参加していた遊び人で知られる。松尾アナと出会う前はモデルの松田樹里、交際当時タレントの若槻千夏、仲根かすみ、グラビアアイドルの森下悠里、手島優といった、多くの芸能人と浮き名を流していたことも知られている。オンナ関係の尻尾をなかなかつかませなかった武とは対照的に、福永の恋愛事情はアケスケだったようだ。 「かなりの女好きで有名でしたからね。それにイケメンで金持ちの福永騎手が来れば、女の子も集まったので、他の騎手も美味しい思いをしたようですよ。今は子供も産まれておとなしいようですが、またそのうち遊びだすんじゃないかと言われていますよ」(同)  福永騎手は結婚を機に合コンは控えているようだが、競馬に乗れない4カ月をどう過ごすのか? お金はたっぷりあるようなので、遊び人の血が騒ぎ出すのではないかと周囲は危惧している。ファンとしては、まずトップジョッキーらしくG1を勝利しまくってほしいものだが……。